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面接官「採用面接を始めます」潤滑油「よろしく」


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1:
― 面接会場 ―
面接官「これより採用面接を始めます」
潤滑油「よろしく」
就活娘「よろしくお願いしますっ!」
面接官「えー……本日は集団面接ということで、お二人を面接するということになるわけですが」
3:
よし続けろ
4:
イイネ!
5:
早くしろ
面接官「採用面接を始めます」潤滑油「よろしく」
引用元:http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1470660355
7:
面接官「私は人事一筋20年のベテランですが……」
面接官「学生が自分を潤滑油にたとえることは珍しくありませんが」
面接官「潤滑油そのものが面接を受けにくるというのは初めてです」
潤滑油「そうか」
面接官「見た目は……黄色いバブルスライムって感じですね」
潤滑油「バブルス・ライム? 聞いたことのない果物だな」
面接官「あ、いえドラクエに出てくるモンスターなんですが……」
潤滑油「あいにく俺はファイファン派でね。ドラクエは現実味がなさすぎて好きになれないのさ」
面接官「油がしゃべるのも十分現実味がないと思いますがね」
8:
潤滑油偉そうだなおい
9:
潤滑油だったのか
10:
面接来たならもっと低姿勢になれよ
11:
面接官「ま、いいでしょう……まずは自己PRをお願いします」
面接官「潤滑油さんからどうぞ」
潤滑油「俺は決して老いることがない……オイルだけにね。ただし劣化はするがな。HAHAHA!」
面接官「はい、ありがとうございます」
面接官「では、女性の方、どうぞ」
就活娘「は、はいっ!」
12:
「老いる」なんだから老いるんじゃねーの
15:
ちょっとワロタ
16:
就活娘「幼い頃、父が私と母を置いて家を出ていってしまったので、私は母と二人暮らしです」
就活娘「そのため、とても母親思いです!」
面接官「ふむふむ」
就活娘「あと……梅干しが大好きです!」
面接官「ほう……」ピクッ
潤滑油「知ってるかい、お嬢ちゃん? 梅干しにオリーブオイルをかけると最高にウマいんだぜ!」
就活娘「そうなんですか! 今度試してみます!」
面接官「潤滑油さん、人の発言中に割り込まないように」
潤滑油「おっとすまねえ! 油紙に火の付いたようにしゃべるのは、俺の悪いクセだ!」
17:
一瞬で燃え尽きるwww
19:
HAHAHA!
20:
するめのような歯車
21:
面接官「続いて、なにか特技があればお話し下さい。就活娘さんからどうぞ」
就活娘「はいっ! 私はコソコソと情報を集めたりするのが得意です!」
面接官「なるほど、なるほど……」
面接官「潤滑油さん、なにか特技はありますか?」
潤滑油「ない!」
22:
スポンジのようにスカスカの頭
23:
まあ就活する前は油売ってただけだしな
24:
>>23
身を売って生活か……
25:
潤滑油が染み込んだスポンジ状のスルメでできた歯車
26:
面接官「なんでもいいんですよ。たとえば潤滑油らしく、人間関係を滑らかにするとか……」
潤滑油「ハッ、あいにく俺は人間関係なんてのはギスギスしてるぐらいがちょうどいいってのが信条でね」
潤滑油「あんまりベタベタした人間関係はいい仕事を生まないもんさ」
潤滑油「もっとも可愛い子猫ちゃんとはベタベタしたいがね! HAHAHA!」
面接官「はい、もう結構です」
面接官「では続いて、志望動機についてお話し下さい。潤滑油さんからどうぞ」
28:
潤滑油としての用途は特技に入らないのか…
29:
潤滑油「志望動機……そんなものはサウジにある油田の彼方に置いてきちまったよ!」
面接官「はい、分かりました」
潤滑油「オイオイ、もっと突っ込んでくれてもいいんじゃないか?」
面接官「あなたにはもうお祈りメールを送ることが決定してますから」
潤滑油「シット! 俺とあんたはまさに水と油だな!」
面接官「そうですね。この面接が終わったら二度と会うことはないでしょう」
面接官「では就活娘さん、志望動機をお願いします」
就活娘「はいっ!」
30:
就活娘「私の志望動機は……御社の事業にとても興味を持ったからです!」
就活娘「ですから、志望いたしました!」
面接官「……本当ですか?」ジロッ
就活娘「え」ドキッ
面接官「あなたは嘘をついている。私には分かります」
面接官「さあ……本当のことを話してごらんなさい。悪いようにはしませんから」
就活娘「は、はい……」
32:
パンツたたんで投げた
33:
就活娘「実は私……御社に入社して、情報を流す産業スパイになれって脅されているんです!」
面接官「やはりそうでしたか……あなたを脅しているのは?」
就活娘「御社のライバル会社の……社長です」
就活娘「少し前に、私のお母さんが社長に誘拐されて、命令に逆らえばお母さんの命はないって……」
面接官「なるほど……」
潤滑油「すごいなアンタ! どうしてこの子がスパイだって分かったんだい?」
面接官「簡単なことですよ」フッ
35:
面接官「まず、この子は“梅干しが好物”だといいました。これはスパイによくある特徴です」
面接官「それに加えて、特技がコソコソ情報を集めること、とくれば答えは見えてきます」
潤滑油「HAHAHA! やるじゃねえか、まるでシャーロック・ホームズだ」
面接官「あなたこそ、人をおだてるのがなかなか上手ですね。さすが潤滑油だ」
潤滑油「HA!」
就活娘「あの……私はどうすれば……」
面接官「心配はいりません。あなたのお母さん、この私が必ず取り戻してみせましょう!」
36:
面接とはなんだったのか
38:
梅干しだけに酸っぱいってか
39:
結構伏線があったのか
40:
もりあがってきた
41:
潤滑油「――待てよ」
面接官「!」
潤滑油「あんた……一人で行くつもりかい?」
面接官「危険な任務になりますよ?」
潤滑油「危険を恐れてちゃ、油で天ぷらは揚げられない……そうだろ?」
面接官「フッ……なるほど」
潤滑油「決まりだな」
面接官「行きましょう、就活娘さんのお母さんを助けに!」
就活娘「あ……ありがとうございますっ!」
42:
やだ…かっこいい…
44:
潤滑油「だけどここでライバル社に向かったら、アンタは確実にクビだぜ?」
潤滑油「採用面接を途中で放り出すなんて、人事が最もやっちゃいけない行為だ」
面接官「むろん、クビは覚悟の上ですよ」
人事部長「聞き捨てならんなァ?、今の言葉」ガチャッ
45:
ズボンカチャカチャしながら言ってそう
46:
面接官「部長!?」
人事部長「仕事をサボって人質救出だと? 君はいつから警官になった? ふざけるのも大概にしたまえ」
面接官「しかし……私は行かねばならないのです!」
人事部長「……おや?」
人事部長「こんなところに休暇届けが落ちているぞ。どれどれ……」ピラッ
人事部長「そういえば……今日、君は“有給休暇”を取っていたんだっけな」
人事部長「なのに間違えて、今日は出勤してきてしまったのか。だったら今すぐ帰りたまえ」
面接官「ぶ、部長……!」
人事部長「行きたまえ」
面接官「は……はいっ!」
47:
潤滑油「あのオッサン、なかなかいい上司じゃねえか!」ジュルジュル…
面接官「ええ、顔は仁王像ですが、心は大仏様ですよ」タッタッタ…
就活娘「ライバル社へは、私が案内します! ついてきて下さい!」タッタッタ…
48:
走る度で蠢く黄色いゲル
モンスターパニックホラーかな
49:
― ライバル社 ―
受付嬢「いらっしゃいませ」ニコッ
面接官「社長に会いたいのですが」
受付嬢「アポイントメントはお取りですか?」
面接官「ありませんが……」
受付嬢「ではお通しできませんね。おととい来やがれ、です」ビッ
面接官「くっ……! 中指を立てられた!」
潤滑油「いきなり足止めかよ!」
就活娘「そんな……!」
面接官「こうなれば……私の“面接術”を披露するしかなさそうですね」
50:
面接官「なぜあなたは受付嬢になったのですか?」
受付嬢「え? それはもちろん、お客様に笑顔を振りまきたいから……ですわ」
面接官「そんなことは受付嬢じゃなくても、他の職業でもできることですよね」
面接官「どうしても受付嬢である必要はありませんよね?」
受付嬢「それは、その……」
面接官「笑顔を振りまきたいといいますが、たとえば自分が笑えない心境の時はどうするのですか?」
受付嬢「頑張って笑いますけど……」
面接官「そんな無理して作った営業スマイルで、お客様に満足を与えられると思いますか?」
受付嬢「うっ……」
面接官「さぁ答えて下さい!」
受付嬢「いっ、いやぁぁぁぁぁっ!!!」
 圧 迫 完 了
51:
潤滑油「あの受付嬢、質問に答えられずハンカチ噛んでたぜ! やるもんだな!」ジュルルルッ
面接官「伊達に20年間、面接官をやっていませんよ」タタタッ
就活娘「だけど気をつけて下さい! ライバル社の社員たちが襲いかかってきますよ!」タタタッ
会社員A「侵入者だ!」
会社員B「やっちまえ!」
会社員C「ぐへへへ、あの世まで応接してやるぜえっ!」
52:
たのしい
53:
会社員A「俺のチャカで仕留めてやるぜ!」チャッ
面接官「まず、あなたがピストルを持つようになった理由をお聞かせ下さい」
会社員A「へ? そりゃもちろん、遠くに飛ぶからだよ!」
面接官「遠くに飛ぶのなら、なにも銃じゃなくてもかまいませんよね?」
面接官「弓矢や投石でもかまわないはず」
会社員A「引き金を引くだけで弾が飛ぶ、その手軽さで選んだんだよ!」
面接官「つまり、あなたはより楽な方へ手軽な方へ、と物事を選択する人間だということですね?」
会社員A「あ、いや……そういうわけじゃ……」
面接官「さあ、ハッキリ答えて下さい!」
会社員A「ぐっ……ぐおおおぉぉぉぉぉっ!」
 圧 迫 完 了
54:
会社員B「日本刀で切り裂いてやる!」ズバッズバッ
潤滑油「HA! 油である俺を斬ることはできねーぜ」
会社員B「そっ、そんなっ!?」
潤滑油「俺のボディで滑っちまいな! オイルショック!」ジュルルッ
会社員B「す、滑るっ!」ズルッ
会社員B「がはっ!」ゴンッ
潤滑油「トイレットペーパー……買いだめすんじゃねーぞ」
55:
かっこいい
56:
会社員C「ぐへへ、追い詰めたぜ……」バチバチッ
就活娘「スタンガン……!」
会社員C「この50万ボルトであの世に送ってやるぜ」バチバチッ
就活娘「ねえ……ESってなんの略か知ってる?」
会社員C「“Entry Sheet(エントリー・シート)”の略だろ?」
就活娘「違うわ……“Electric Sheet(エレクトリック・シート)”よ!」バチバチッ
バチバチバチッ!
会社員C「がはっ……! 俺以上の電気の使い手、だとは……」ドサッ…
58:
今北産業
60:
>>58
面接
酸っぱい
潤滑油
59:
― ライバル社 社長室 ―
社長「騒がしいな……なにごとだ?」
専務「どうやら、社内に三匹ほどネズミが入り込んだもようです」
社長「三匹の特徴は?」
専務「面接が得意なネズミ、油っぽいネズミ、そしてリクルートスーツを着たメスネズミです」
社長「ふむ……ならばメスネズミは生け捕りにせよ」
専務「残り二匹は?」
社長「“デッドオアアライブ(生死問わず)”だ」
専務「御意」シャッ
61:
潤滑油頑張れ
62:
――
――
営業忍者「名刺手裏剣!」シュシュシュッ
経理忍者「領収書手裏剣!」シュシュシュッ
総務忍者「備品手裏剣!」シュシュシュッ
潤滑油「HAHA、俺に物理攻撃は通じねえよォ! 全部受け流してやる!」ヌルルルッ
潤滑油「今だっ!」
面接官「名刺や領収書、備品は投げるものではありませんよ」
忍者軍団「返す言葉もないでござるっ!」
 圧 迫 完 了
63:
圧迫完了がじわじわくる
64:
潤滑油「ふーい、今の奴らは手強かったな……」ジュルッ
就活娘「さっきの人達は、専務直属のサラリー忍者部隊です」
就活娘「彼らは一人一人が中小企業一社に匹敵する精鋭なのに、さすがですねお二人とも!」
面接官「しかし……敵の数が多い。このままではキリがありませんね」
面接官「早く社長室を見つけ出さないと――」
専務「待っていたよ、侵入者諸君」ザッ
65:
>彼らは一人一人が中小企業一社に匹敵する
なるほどわからんwww
66:
潤滑油「なんだアイツは!? 半袖のワイシャツ、ノーネクタイ!」
潤滑油「完全なるクール・ビズじゃねえか!」
専務「その通り」
専務「我が社では私のような重役が、率先してクール・ビスを実践しているのだよ」
面接官「くっ……! 素晴らしい……!」
就活娘「あれなら夏でも快適に働けるわ……!」
67:
専務「そして、これは一般的には知られてないが、完全なるクール・ビズを成し遂げた社員は――」
専務「冷気をも操れる!」キッ
ビュゴォォォォォ……!
潤滑油「うおおおっ!?」
面接官「ぐっ!?」
就活娘「きゃああっ!」
68:
クール・ビズすげえ
69:
専務「液体窒素をも上回……いや下回る絶対零度の冷気で、凍りつくがいい……!」
ビュゴォォォォォ……!
潤滑油「ガッデム! 体が凍りついてきやがった……!」ピシピシ…
面接官「私もです……」ピシピシ…
就活娘「さ、寒い……!」ピシピシ…
潤滑油(このままじゃみんな凍って、来年のさっぽろ雪まつりに展示されちまう……!)ピシピシ…
70:
潤滑油「面接官さんよぉ、頼みがある!」
面接官「な……なんですか?」
潤滑油「俺を……圧迫してくれ!」
面接官「あなたを……? そうか、なるほど!」
ビュゴォォォォォ……!
専務「無駄なことを……」
専務(三人が凍りついたら、あの娘だけ命令通り解凍して、残り二人は札幌支社に送ってやる……)
71:
面接官「潤滑油さん、あなたの趣味はなんですか?」
潤滑油「油を売ることかな……オイルだけに」
面接官「油を売る……社会人としては相応しくない行為ですが、どうお考えですか?」
潤滑油「ぐっ……!」
面接官「面接に来る前に、自分のツラを鏡で見るべきなのではないですか?」
潤滑油「ちくしょおおおおおおお!!!」ボワァァァッ
 圧 迫 完 了
専務「な、なんだと!? 潤滑油が……怒りと焦りで燃え始めたーっ!」
72:
潤滑油は犠牲になったのだ...
73:
ファイヤー潤滑油「いくぜ、専務!」ゴォッ
ファイヤー潤滑油「これが絶対零度をも凌駕する、灼熱地獄だぜええええええ!!!」ゴォォォォッ
ボワァァァァァッ!!!
専務「ぐおおおっ……! 私の絶対零度が……呑み込まれてゆくぅ……!」
74:
頭おかC
75:
専務「…………」プスプス…
専務「やれやれ、服を焼かれて全裸になってしまった……」
専務「これではクール・ビズとはいえないな。ただの露出魔だ」
専務「先へ進むがいい……社長室はこの先だ!」
面接官「……いよいよ社長面接ですね」
潤滑油「ああ、必ずお嬢ちゃんの母ちゃんを救い出してやろうぜ!」
就活娘「待っててね……お母さん!」
76:
― ライバル社 社長室 ―
バンッ!
潤滑油「どりゃああああっ!」
就活娘「お母さんっ!」
面接官「助けに来ましたよ」
社長「ようこそ。まさかあの専務を退けるとは、大したものだ」
母「ああっ……」
78:
潤滑油「社長……あんた、こんな女子大生をスパイに仕立て上げようなんて、ちょいと外道が過ぎるんじゃないか?」
社長「たしかに……ただの女子大生なら、ね」
潤滑油「どういうことだ!?」
母「もうやめて……あなた……」グスッ…
面接官&潤滑油&就活娘「!!!」
就活娘「ま、まさか……まさか! あなたは……!」
社長「そのまさかだ……。私はお前の実の父親だったのだよ!」
就活娘「そ、そんな……」
79:
な、なんだってー!?
80:
社長「かつて、金儲けに魅せられた私は、商売に専念すべくお前たち母娘を捨てた……」
社長「だが! 今の私は一部上場企業の社長として、お前たちを迎え入れる準備が整った!」
社長「さぁ、娘よ……私のもとに来い! 私のもとで産業スパイとなって、さらなる繁栄を築くのだ!」
就活娘「イ……イヤよ!」
社長「私なら、お前に好きなだけ梅干しを買ってやれるぞ……?」
就活娘「…………!」ゴクッ
潤滑油「買収だと!? なんて汚いヤツだ!」ジュルルッ
面接官「いえ、M&A(合併と買収)は大企業の常套手段……責めることはできません!」
潤滑油「くっ!」
81:
就活娘「ダメ! やっぱり私、スパイだなんて卑怯なマネはできない!」
就活娘「私はあなたからお母さんを取り戻す! たとえあなたがお父さんだとしても!」
社長「ならば仕方ない……母娘ともども監禁して、たっぷりと研修してくれるわ!」
面接官「お待ち下さい!」ババッ
社長「!」
潤滑油「HA! 二人に手を出すってんなら、まず俺たちが相手だ!」ジュルッ
社長「面白い……社長の恐ろしさをとくと思い知るがいい!」
83:
面接官「まずは、娘さんを監禁する動機をお答え下さい」
社長「む……この圧力! ハァッ!」パキィンッ
面接官「私の圧迫面接が弾かれた!?」
社長「社長に面接が通じると思っているのかね?」
潤滑油「オイルショック!」シュルルッ
社長「うおっ!?」ズルッ
社長「とっとっ……」
潤滑油「こらえやがった!?」
社長「この程度でこけていては、大企業の社長は務まらんよ」ニヤッ
84:
社長「ちょうどいい。君たち平社員と油に、社長の“真の意味”を教えよう」
面接官「真の意味……!?」
社長「社長という肩書きには、昭和30年代までは“射長”という字が使われていた」
社長「これがどういう意味が分かるかね?」ゴゴゴゴゴ…
面接官「ぐっ……分からん! この私が……圧迫されている!?」
社長「すなわち、私は“ビームを放てる”ということだッ!」キィィィン…
バシュッ!
ズガァァァンッ!
面接官「ぐああっ……!」
潤滑油「シット……!」
85:
油はビーム食らっても平気だろ
86:
社長「はああああああああああああっ!!!」バシュシュシュッ
ドゴォンッ!
ズガァンッ!
バゴォンッ!
面接官「なんという連射性能! これはまさに……“射撃の長”だ!」
潤滑油「ちくしょう、油を売るヒマもないってのはこのことだな!」
87:
オイルショックでワロタ
88:
社長「三倍のさのビームをお見舞いしてくれよう……」キィィィン…
社長「シャアッ!」バシュッ
ズガァァァァァンッ!!!
面接官「ぐああああっ……!」
潤滑油「アウチッ……!」
就活娘「面接官さん! 潤滑油さん!」
就活娘「“Electric Sheet(エレクトリック・シート)”!」バチバチッ
社長「無駄だ……お前如きの攻撃では、私になんのダメージも与えられんよ」
就活娘「ううっ……!」
89:
社長「抵抗もここまでのようだな……」
社長「ズタボロになった貴様らの姿は見せしめとして、来月の社内報に掲載してやろう」
面接官「くっ……さすが社長、専務よりもさらに強い!」
潤滑油「まともにやってたら……到底この石油危機は乗り越えられないぜ……!」
面接官「こうなれば、力を合わせるしかありませんね!」
潤滑油「ああ!」ジュルッ
91:
潤滑油「俺があんたの体に入り込んで!」ジュルルルッ
潤滑油「あんたの体を“潤滑”させる!」ギュルルルルッ
面接官「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」ウィンウィンウィン
社長「な、なにっ!? ……なんだこの凄まじいパワーは!?」
社長「シャアッ!」バシュッ
ズガァァァンッ!
社長「――かわしただとォ!?」
92:
面接官「ウオオオオオオオオオオッ!!!」ドガガガガガッ
社長「ぐおおおっ!」
社長「なんというスピード! リーマンショックにも対応したこの私が対応しきれんとはっ!」
社長「だが……“遮”!」パキーンッ
面接官「バリアー!?」
社長「ふふふ、社長とは“射長”であり“遮長”でもあるのだよ! 攻守ともに完璧なのだ!」
面接官「ぐっ!」
潤滑油『これじゃいくらあんたの体を潤滑しても、勝ち目はねえ!』
面接官「だったら……私の体だけでなく、精神を潤滑してみてくれないか!」
潤滑油『精神を!?』
面接官「ああ、これから私は全力で祈る……!」
95:
面白いいい匂いだし
96:
面接官「私はこれまで、何人、何十人、いや何百何千何万もの就活生に対して“祈り”を捧げてきた……」
面接官「これにより就活生たちが私に抱いた怨念は、全て私の体内に蓄積されている……」
面接官「その怨念を祈りによって操り、あの社長にぶつける!」
面接官「潤滑油さんに、体内のあらゆる能力を潤滑された今の私なら、それが出来るはず……!」
面接官「この禁断のエネルギーなら、たとえ社長といえど倒せるはず……!」ズゴゴゴゴ…
社長「な、なんだ……!? この巨大などす黒いエネルギーは!?」
面接官「今後の貴殿のご活躍をお祈り申し上げますッ!!!」ズオッ
ドゴォォォォォォォォォォンッ!!!
97:
……
……
社長「ふ、ふふ……完敗だ……」
社長「大企業のトップであるこの私が、よもや就活生のパワーで敗れ去ろうとはな……皮肉なものだ……」
就活娘「お父さん、しっかりして!」
母「お父さん!」
社長「娘よ、妻よ……私を父さんと呼んでくれるのか……」
社長「ならば……敗れ去った私もいさぎよく、この会社を倒産させることにしよう……」
面接官「お待ち下さい」
98:
面接官「今の時代、多くの若者が就職活動に苦労しています」
面接官「彼らには、より多くの受け皿が必要なのです」
面接官「どうかこれからは、スパイなど使わないクリーンな企業として、就活生たちの受け皿となって下さい」
面接官「同じ社会人として、面接官として、心よりお願い申し上げます」
潤滑油「油からもお願いするよ!」ジュルッ
社長「うむ、そうだな……」
社長「これから我が社はクリーンな企業として、さらに発展していくことを誓う」
社長「君たちの会社の社長にも、そう伝えてくれたまえ」
面接官「ありがとうございます」
99:
就活娘「面接官さん、潤滑油さん、本当にありがとうございましたっ!」
母「おかげで、家族三人仲良く暮らしていけそうです……」
潤滑油「お嬢ちゃんも、父ちゃんの会社で頑張りなよ!」
就活娘「あ、いえ……私、やっぱり梅干しメーカーに就職するつもりですので!」
潤滑油「HAHAHA、そうかい!」ジュルルッ
面接官「皆さん、どうかお元気で!」
100:
カオスwww
101:
イイハナシダナー( ;∀;)
102:
――
――
潤滑油「ふぅ?、終わったな。じゃ、俺たちも解散するか!」ジュルルッ
面接官「お待ち下さい」
潤滑油「ん?」
面接官「どうです? 私の会社で働いてみる気はありませんか?」
面接官「私、あなたとならば、よりよい求人活動を行えるような気がするのです」
面接官「私はこれまで自分の会社のためだけに、面接を行ってきましたが……」
面接官「あなたとなら、たとえ内定を与えることができない若者に対しても希望や活力を与えられるような……」
面接官「そんな面接ができると思うのです!」
潤滑油「縁があったにせよなかったにせよ、面接した相手に油を差してやりたいってことか」
潤滑油「……いいのかい? 俺なんかで」
面接官「実はついさっき、社長と人事部長には電話しておきました。あなたさえよければオーケーだそうです」
103:
潤滑油「HA! んじゃあ……ちょっくら世話になるとするかな!」
潤滑油「ただし、ベタベタした人間関係はゴメンだぜ」
面接官「ええ、もちろんです」
潤滑油「さっき俺は、あんたと俺のことを“水と油”と表現したが――」
潤滑油「どうやらあんたと俺は“火と油”なコンビになりそうだな」ニヤッ
― おわり ―
104:
HAHAHA
乙だぜ!
105:
こうしてNNTの集まるゴミ会社ができたのか
106:

107:
イイハナシダナー
108:

11

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