渋谷凛「一人で走る覚悟?」back

渋谷凛「一人で走る覚悟?」


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1:
P「唐突だったな。経緯から説明する」
凛「うん」
P「事務所から数人、CDデビューさせようという話がある」
凛「!」
P「うちの事務所はまだ立ち上がったばかりで実績があまり無い。
 だが最近レッスンが進むにつれ、幾人かはだいぶ実力も付いてきた。
 そこで今回、満を持してCDを出そうという話になったんだ」
凛「へぇ……。それで?」
P「候補は5人。双葉杏、三村かな子、高垣楓、城ヶ崎莉嘉、そして渋谷凛、お前だ」
凛「……っ」
P「理解が早くて助かる。今回の候補に島村卯月、本田未央の両名は含まれていない」
凛「……」
P「結果として、あくまでも結果としてだが
 この話を受ければお前は二人を出し抜くことになる」
凛「出し、抜く……」
P「もう一度聞く。渋谷凛、一人で走る覚悟はあるか?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396616304
2:
――――
――
未央「お、しぶりんおかえりー」
卯月「おかえり、凛ちゃん。プロデューサーさんなんだって?」
凛「うん、ちょっとね。まだしゃべっちゃダメみたい」
未央「なんだそれー。まぁいいや、帰ろう!」
卯月「うん!」
3:
――――
――
― 自宅:風呂 ―
凛「CD、デビューか……」
凛「……あ?♪」?♪
凛「確かに、前よりは声が出るようになったかな」
凛「頑張ってきたもんね」
凛(じゃあ卯月や未央は頑張ってなかった? そんなことない)
凛(なんでだろう、こういうイベントは3人一緒だと思ってた。思い込んでた)
凛「チャンス……」
凛(っ、違う! 出し抜くチャンスじゃなくって、私が先へ進むためのっ!)
凛「誰に言い訳してるんだろう」
凛「二人には相談できないし……自分で決めなくちゃ」
凛「一人で走る覚悟、か……」
4:
――――
――
凛「プロデューサー」
P「ん、凛か。"決まった"か?」
凛「はい、"決めました"」
P「いい表情(かお)だ。
 先にミーティングルームに行っててくれ。ここ片付けてから行く」
5:
― ミーティングルーム ―
P「さて、これから凛にはボーカルを重点的にトレーニングして貰う事になる」
凛「うん」
P「そしてその後にダンスとビジュアルだな。
 まだどんな楽曲になるかは分からないが、販促の為ステージに立つことになる」
凛「うん」
P「ちなみに局はもう以来してある。765プロの我那覇響さんてわかるか?」
凛「動物番組とかに出てるよね」
P「ああ。そういえば凛は犬飼ってたっけ」
凛「ハナコだよ」
P「そうだったな。で、我那覇さんの代表曲とも言える"Next Life"を書いた方に
 今回凛の曲を依頼してある」
凛「依頼してあるんだ」
P「あー。たぶん凛ならこの話をうけてくれるだろうと踏んで先に依頼した」
凛「ふうん。まぁ、いいけど」
6:
P「この人はトランスなんかの格好いい曲を多く手がけてる人だ。
 "Next Life"のようなダンサブルなナンバーが来ることも考えられる」
凛「それでダンス。なかなか大変だね」
P「ああ、大変だ。我が事務所の第一弾だからな。
 ちなみにその中でもお前は1番にナンバリングされる」
凛「……責任重大だ」
P「この第一弾の、いうなればお前の出来如何によって今後第二弾三弾のCDが
 出るかが決まると言っても過言ではない」
凛「……本当に、責任重大だね」
P「でもそんなに不安にならなくてもいいぞ。俺も全力でサポートする」
凛「ありがとう」
P「がんばろうな。そんで卯月や未央のデビューまでこぎ着けよう」
凛「うん、そうだね」
P「今までと比べれば卯月、未央と一緒に居ることは少なくなるだろうし、
 何か辛いことがあるかもしれない。そのときには遠慮無く相談してくれ」
凛「わかったよ。それじゃ、よろしくねプロデューサー」
P「こちらこそ。ああ、一旦"Next Life"のCDとライブのBDを貸しておくから
 見聞きしてみるといい」
7:
――――――
――――
――
― 川沿い:散歩道 ―
凛「?♪」シャカシャカ
凛「……かっこいい」
ハナコ < ワンワン
凛「ハナコ、静かにね」
凛(我那覇さん、ダンスが得意っていうのは知ってたけど歌もこんなにすごいんだ)
凛(動物たちと遊んでるときはあんなに可愛い人なのに)
凛『忘れはしない君の温もりと 偽り無い真剣な 眼差しを ずっと』?♪
凛「……難しい」
凛『永久に続く生命の鎖が 絡み合って運命の地へ続いていく』?♪
凛「動き、こんな感じかな……?」
?「んー、もうちょっと緩急をつけた方がかっこよく見えると思うぞ」
凛「!?」
8:
響「あ、ごめん」
ハナコ < ワンワン
響「お? なんだキミはー可愛いやつだなーうりうり?♪」
凛「が、我那覇さん!?」
響「ん? 知ってるのか? はいさい! 我那覇響だぞ!」
凛「知ってます!」
ハナコ < ワンワンワンワンペロ
響「あはははは、くすぐったいよ」
凛「ちょっと、ハナコ!」
響「そっかー、キミはハナコって言うのかー」
凛「すみません我那覇さん……」
響「自分の方こそ、急に声かけちゃってごめんな」
凛「いえ、私こそその、勝手に歌って……」
響「ううん、すっごく嬉しかったぞ。ちなみにさっきの部分のダンスは――こう!」
凛「……すごい……」
響「えへへ、面と向かって言われると照れちゃうなぁ」///
凛「こう、――こう、ですか?」
響「そうそう。で、指先はこっちで視線はこっちね。
 そのときつま先から腰まで、そこから脇腹の線の意識して」
凛「なるほど」
9:
響「ってごめん。自分ダンスのことになるとつい熱くなっちゃって」
凛「いえ、とても勉強になります。あの、私もアイドルをしていて……」
響「そうなの!? うわ、得意げに教えちゃってなんだか恥ずかしいぞ」
凛「いえ、アイドルと言ってもまだCDデビュー前の新人なんです。
 それで今度CDを出させて貰えることになったんですけど、
 その曲を我那覇さんと同じ人に書いて貰えるらしくて……」
響「へぇ……! おめでとうだぞ!」
凛「ありがとうございます。なので、さっきのダンスのお話とても勉強になりました」
響「そ、そう? あのさ、もしまた何かあったら聞いてよ」
凛「いいんですか?」
響「うん。嬉しかったからさ」
凛「ありがとうございます」
響「それで、一つだけ聞いてもいい?」
凛「はい」
響「名前なんて言うんだ?」
凛「!」
10:
――――――
――――
――
― ミーティングルーム ―
凛「失礼します」
P「おう。来たか」
凛「はい」
P「まぁ座れ。依頼していた曲が上がってきた」
凛「!」ゴクリ
P「そんな緊張するな。とりあえず聞いてみよう。
 当然、お前がまだ歌ってないんだから仮歌ってやつだけどな。
 タイトルは "Never say never" だ」
――
ずっと強く そう強く あの場所へ 走り出そう
 ?
 どこまでも走ってゆくよ いつか辿り着けるその日まで
――
P「どうだ?」
凛「これを、私が歌うんだ……」
P「ああ」
凛「"Never say never"か。私も頑張るよ」
P「期待してるぞ。そういえば卯月と未央ももう凛のデビューの話は知ってるよな?」
凛「事務所のみんなが知ってるからね。"おめでとう""がんばって"って言われたよ」
P「そうか。あいつら、心から喜んでただろ?」
凛「そうだね」
P「ちゃんと、あいつらに繋げてやろうな」
凛「うん」
11:
――――――
――――
――
『To:我那覇響
 Subject:こんばんは
 ――――
 お疲れ様です。
 無事、ではないけどデビューイベント終了しました。
 とても緊張しました。
 プロデューサーや、一緒にステージに立ったみんなに助けて貰ったと思います。
 たくさんアドバイス頂いて、本当にありがとうございました。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:こんばんは
 ――――
 お疲れ様!
 改めてCDデビューおめでとう!
 自分も凛のCD買ったぞ! いい歌だね。
 上手く言えなくてあんまり役には立たなかったかもしれないけど、
 そう言って貰えるとうれしいな。
 今日はゆっくり休んでね!

『To:我那覇響
 Subject:Re:Re:こんばんは
 ――――
 CD買ってくださったんですか!?
 ありがとうございます。我那覇さんには貰って欲しかったんですけど……。
 長めにお風呂に浸かってしっかり疲れを取ろうと思います。
 お休みなさい。

12:
――――――
――――
――
― 事務所 ―
卯月「ただいまー。あ、凛ちゃん」
未央「たっだいまー! お?」
凛「卯月、未央。おかえり」
未央「おー、しぶりんだ。久しぶりだね」
凛「そうだね、最近ちょっと忙しかったから」
卯月「疲れてない? 大丈夫?」
凛「大丈夫だよ。ありがとう」
13:
未央「あ、この後時間あったりする? 卯月とケーキでも食べに――」
P「凛! 居るか?」
凛・卯月・未央「!」
凛「はい、プロデューサー」
P「おし。そんじゃ言ってあったようにこれからグラビアの撮影だ。もう出られるな?」
凛「はい」
P「じゃあ車で待ってるから。卯月と未央もまたな」
卯月「あ、はい。お疲れ様です」
未央「お疲れ様でーす」
14:
凛「……ごめん」
卯月「ううん! がんばってね」
未央「そうそう。いい写真撮って貰っておいで」
凛「うん、行ってきます」
< クッソー,アタシモ早クCDデビューシタイナァ
< 一緒ニ頑張ロウネ
凛(一緒、か……)
15:
――
『To:我那覇響
 Subject:お疲れ様です。
 ――――
 今日はグラビアの撮影がありました。
 写真を撮られるのはまだ慣れないです。
 撮影の前にちょっとしたことがあって、上手く笑顔を作れませんでした。
 でもそれが返って評判が良くて……複雑な気持ちです。

『To:我那覇響
 Subject:
 ――――
 ごめんなさい。ただの愚痴ですね。

16:
『To:渋谷凛
 Subject:Re:
 ――――
 お疲れ様!
 どうしたんだ? 何かあったのか?
 相談くらいいつでものるからな!

『To:我那覇響
 Subject:Re:Re:
 ――――
 ありがとうございます。でも本当に些細なことなので、大丈夫です。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:Re:Re:
 ――――
 そう? それならいいんだけど。
 やな事があったときはハナコと散歩するといいぞ!
 自分も犬美と散歩して体動かしてすっきりするんだ!

凛「お母さーん。ちょっとハナコの散歩行ってくるー」
17:
――――――
――――
――
『To:我那覇響
 Subject:こんにちは。
 ――――
 今日、卯月のCDデビューが決まりました。
 卯月はずっと泣きながら嬉しそうにしていました。
 私と未央でおめでとうっていうと、何度も"ありがとう"って言ってました。
 ちゃんと"次"に繋ぐことが出来たんだなって、少しほっとしています。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:こんにちは。
 ――――
 おめでとう!
 そっかー、卯月デビューかー。
 これであとは未央だね!
 早く三人で一緒に歌えるといいね。
 自分も貴音と美希と歌ってるときはすごく楽しいぞ!

18:
――――――
――――
――
P「凛! 卯月! もう下に車来てるから出るぞ!」
卯月「っふぎゅ!?」
凛「っ、ほら卯月、お茶飲んで」
未央「プロデューサーいきなり大声出さないでよー。今おやつ食べてたんだからー」
P「ん? ああすまん。卯月大丈夫か?」
卯月「んっんっくっぷはっ。大丈夫です」
P「そうか。今日は向こうさんに車出して貰ってるから待たせられないんだ。
 すぐ出られるか?」
凛「うん、大丈夫だよ」
P「おしじゃあ行くぞ!」
卯月「行ってくるね、未央ちゃん」
凛「行ってくるよ」
未央「行ってらっしゃーい」
19:
凛「あ。テーブルに目薬忘れてきたみたい」
卯月「取ってくる?」
凛「うん。先行ってて」
卯月「わかった」
20:
凛「未――」
未央「すぅぅぅぅぅぅはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。……顔洗ってこよっと」
凛「未央?」
未央「うわ!? え、どうしたの?」
凜「目薬忘れて。それより未央の方こそどうしたの」
未央「えっと、そう昨日マンガ読んで徹夜しちゃってさー! あくびしてたんだ」
凛「目、赤くなってるよ?」
未央「うそ!? 充血しちゃったのかな、私も目薬買おうかなー! なんて……」
凛「目薬買うんだったら、あまりスーッとしないタイプがいいよ」
未央「そうなんだ」
凛「じゃあ今度こそ、行くね」
未央「行ってらっしゃーい」
凛「未央……」
21:
――――――
――――
――
『To:我那覇響
 Subject:こんばんは。
 ――――
 今日、ついに未央のCDデビューが決まりました。
 CDを出すのは未央なのに、ずっと卯月が泣いていました。
 途中からつられて未央も泣いてたっけ。
 でも泣きながら二人ともずっと笑ってました。
 私も一緒に笑いながら、おめでとうって言いました。
 以前我那覇さんが言っていたように、一緒に歌う夢に近づきました。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:こんばんは。
 ――――
 やったな! おめでとう!
 凛のデビューが決ってから一年かちょっと短いくらいかな。
 凛もずっと心配してたもんな。
 本当におめでとう。

22:
――――――
――――
――
『To:渋谷凛
 Subject:はいさーい!
 ――――
 自分たちアリーナライブが決ったんだ!
 よかったら凛も見に来ないか?
 卯月と未央も一緒に!
 自分、プロデューサーにチケット頼んでみるぞ!

『To:我那覇響
 Subject:Re:はいさーい!
 ――――
 アリーナですか! おめでとうございます。
 ライブ是非伺いたいですが、ご迷惑じゃないでしょうか……。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:Re:はいさーい!
 ――――
 迷惑なんかじゃないぞ!
 自分、凛達にステージを見て欲しいんだ。

23:
『To:我那覇響
 Subject:Re:Re:Re:はいさーい!
 ――――
 じゃあ、プロデューサーにスケジュール聞いてみます。
 もし大丈夫そうなら改めてお願いします。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:Re:Re:Re:はいさーい!
 ――――
 わかったぞ!
 あ、でも自分もプロデューサーにお願いしてみるけど、
 もしもダメだったらゴメン……。

『To:我那覇響
 Subject:Re:Re:Re:Re:Re:はいさーい!
 ――――
 はい、大丈夫です。

24:
――――――
――――
――
『To:我那覇響
 Subject:こんばんは
 ――――
 先日誘って頂いたアリーナライブの件なのですが、
 ちょうど他のアーティストの方と合同のライブがあり
 行けなくなってしまいました。
 せっかく誘って頂いたのに、申し訳ありません。
 そのライブなんですが、初めて武道館に立つことになりました。
 精一杯歌ってこようと思います。

『To:渋谷凛
 Subject:Re:こんばんは
 ――――
 武道館おめでとう!
 重なっちゃったのは残念だけど、楽しんで来てね!
 でもそっかー、同じ日ってことは自分も凛達のステージ見に行けないんだなー。
 でもお互い頑張るさっ!

25:
――――――
――――
――
trrrrrr
真「電話鳴ってるよ?」
千早「我那覇さんのじゃない?」
響「うん? 本当だ。えーっと、凛からだ。もしもし?」
凛『もしもし、渋谷です。今大丈夫ですか?』
響「大丈夫だぞ。どうかしたのか?」
26:
――――――
――――
――
trrrrrr
真「電話鳴ってるよ?」
千早「我那覇さんのじゃない?」
響「うん? 本当だ。えーっと、凛からだ。もしもし?」
凛『もしもし、渋谷です。今大丈夫ですか?』
響「大丈夫だぞ。どうかしたのか?」
27:
多重投稿してしまった。。
28:
千早「凛って渋谷さんかしら」
真「そうじゃない? 時々連絡とってるみたいだよ」
千早「そうなの?」
真「この間もボクらのアリーナライブBDのCMを渋谷の交差点で見たとかメールしてた」
千早「渋谷さんが渋谷で!?」ブフッ
真「あー、そこなんだ……」
29:
凛『単独ライブが決りました。
 以前合同ライブとかで立ったことのあるステージよりは小さいですけど、
 私たちだけでライブです』
響「本当か!? おめでとう!」
凛『ありがとうございます』
響「よかったなー」
凛『はい』
響「これから練習とか大変だと思うケド、けがしないようにな!」
凛『気を付けて頑張ります。それじゃ……』
響「うん、わざわざありがとう!」
30:
――――――
――――
――
凛「いよいよだね」
卯月「うん」
未央「ついにって感じだね」
凛「楓さん達は?」
卯月「スタッフさんと段取りの話し合いしてる」
未央「私たちは行かなくていいのかな?」
卯月「私たちはもうちょっと後だって」
未央「そっか」
31:
凛「――ずっと二人に言いたかったことがあるんだ。聞いてくれる?」
卯月「?」
未央「なに?」
凛「私さ、二人より先にCDデビューして、アイドルとしても先に忙しくなって」
未央「そうだったねぇ」
卯月「うん。凛ちゃん頑張ってたよね」
凛「それでね。正直ちょっと不安だったんだ。
 あのとき一歩進む事を選んだのは私のはずなのに、
 どこか私が置いてけぼりにされたような気持ちもあったんだ」
卯月「凛ちゃん……」
凛「今、一緒に居てくれてありがとう。ずっと一緒に走って来てくれて、ありがとう」
32:
未央「――あたしもね、二人が先にどんどん進んでいって、
 一人ぼっちになっちゃった気がしてたんだ。
 正直もう無理なのかなって思った事もある。
 でもしぶりんがずっと頑張ってるのを見て、頑張れって言われてる気がした。
 しまむーの楽しそうな姿を見て、私も早くああなりたいって思ったんだ」
凛「……」
未央「二人とも、私の友達でいてくれてありがとう」
卯月「わ、私も! 凛ちゃんがすっごく頑張ってたの知ってるよ!
 プロデューサーさんがね"凛達が活躍すれば他の娘達にも繋がる"って言ってたの。
 だから私も頑張って、凛ちゃんも未央ちゃんも応援しようって……」
凛「うん、知ってる」
未央「ちゃんと届いてた」
卯月「えへへ……よかった。私、二人と一緒でよかった」
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