【前編】最低最悪な俺の今の状況を聞いてくれback

【前編】最低最悪な俺の今の状況を聞いてくれ


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1:
自分は大学生で、性格も普通(だと思う)
普通の家庭に育った。普通の男。
最初の最悪な状況だけど、大学を2年留年することが決まった。
留年の理由がこれまた最悪で、なんだか意欲がなくなったっていうか
大学に行く意味がよくわからなくなって、ずっと家でパソコンいじってた。
親には学校に行ってるって嘘をついている。ほんと最低。
バイトも最近行きだしたって言ってるけど、ほんとはしてない。
そんな最悪で最低な生活をしているときに
親からの連絡があったんだ。
2:
親父が入院することになって大変だから帰ってきてほしい
2年も留年したんだから、これからのことをちゃんと聞かせてほしい
そんな連絡だった。
親父は透析っていうのを受けていて
健康状態はかなりよくない。ちなみに身体障害者1級っていうのになるらしい。
それでも、2ヶ月前に会ったときには入院するほどでもなかったと思う。
親父のことはかなり好きだし、普通に心配だった。
それにこれからのこともちゃんと話さなきゃとも思った。
だから連絡があった次の日に家に帰ることにしたんだ。
3:
そんなに急ぐわけでもなく
いつもどおりに家に帰ったきたけど、最初かあちゃんの姿をみたら
(あれ?かなり疲れてるな)って思ったんだ。
見ただけで思うんだから、本人はかなり疲れてたんだと思う。
どうしたの?って聞くと、親父の容態がかなり悪くてずっと看病してたそうだ。
親父は、熱が出て、意識がモウロウとしていて、おまけに眠れないっていうかなりひどい状態だった。
その状態が2日間も続いて、それを寝ずにずっと看病してたんだって。
そして、いまからまた病院に行くってかあちゃんが言ったから
今晩は俺が看病するよ。って言ったんだ。
4:
俺はよく言ったあとに後悔する人間で
(あ、やっぱりめんどくさいかも)って思った。んー最低。
でも、一度言ったことだし、しょうがないかって看病することにした。
かあちゃんは「そりゃ助かるわ!」ってうれしそうな顔してた。
「やっぱめんどくさい」とか言わなくてよかったって思ったね。
一度言ったことは最後まで責任持てる人間になりたいもんだよね。
5:
すぐに家を出て、親父が入院している病院に向かった。
夜の10時くらいだったかなぁ・・・
病院に着いたら、なんとなく行きたくない感じがあったんだけど
たぶん、親父の弱った姿を見たくないからだったと思う
まぁ、そんなこと言ってられずに親父の部屋に向かった。
聞かされたとおり、かなり弱ってて、かなりきつそうだった。
俺は「とおちゃん帰ってきたよ。大丈夫?」ってありきたりな感じで言った
親父は一言「おう」って感じだったとおもう。
なんかその一言のトーンだけで、めちゃくちゃやばい状態だなって感じたね。
6:
かあちゃんが親父に「今日○○が泊まるって言うんだけどいい?」聞いた
親父は「いいよ」って少し声を張って言った。
いやだとか言われなくて安心したね。ちょっとうれしかったしね。
かあちゃんが帰る前に、妹が卒業写真を見せにきた。
親父は目もあんまり見えてないみたいで、軽く相槌うつ感じだった。
俺もみたけど、あんまりかわいくない妹が満面の笑みで写ってた。
まぁかわいんだけどね(笑)
そして母ちゃんと妹はさきに帰っていった。
7:
親父と二人きりになってかなりの時間、沈黙が続いた。
それは変な沈黙じゃなくて、俺と親父はいつもこんなかんじ。
親父はきつそうだったし、俺はなにもせずに親父を見てた。
正直、なーんにも考えてなかった。ただぼーっと見てただけ。
そのうち親父から水がほしいとかの声がかかったくらいで
とくになにもすることもなく時間が過ぎていった。
俺は麻雀を覚え始めようかなってとこだったから、
携帯の麻雀ゲームをダウンロードしてピコピコやってた
8:
となり空いているベッドがあったからそこで1時間くらい寝て
あとは親父のそばで携帯いじりながら座ってた。
眠かったけど、看病だからこんなもんかってがんばって起きてた。
そしてあっという間に朝になった。
親父はやっぱり眠れなかったみたいだったけど「おはよう」って言ってた。
朝だしなんかしゃべろうと思ったけど、親父は呂律が回らない感じだった。
なんか唾液が出にくくなってるらしく、口があまり回らないらしい。
だったら水を飲めって話なんだけど、透析の人はあまり水分を取っちゃだめで
水を口に含んで「くちゅくちゅ、ぺっ」ってするようにしてたみたい。
9:
この日は、いまいる病院からでっかい病院に移る日だった
親父は「かわいい看護士がいっぱいいるぞ」なんてこと言ってたな
俺は「そんなんどーでもいいよ」なんて言いながらちょっと期待してたのは秘密。
ちょい寝まs
11:
どんな展開になるんだろ
続きが気になる
12:
>>11
誰も見てなくても続けるつもりだったけど
やっぱ見てくれてるとうれしいもんだね。ありがと
朝食の時間がきた。さっきも言ったとおり、唾液が出にくくなってるから
ご飯があまりうまく食べられないみたいで、いままであまり食べてなかったらしい。
でも俺が「ご飯食べる?」って聞くと、「がんばる」って一言つぶやいた。
言ったとおり親父はご飯を食べた。
すべて食べるとまではいかなかったけど、8割は食べたと思う。
ほんとにがんばってた。
13:
一番きついことが血圧があがらないこと。
誰もが血圧測ったことがあるとおもうけど、大体
上が(100〜140) 下が(60〜90)くらいかな?
でもこのときの親父は上が 40 しかなかった。
起き上がると一気に血圧が下がって目の前が真っ白になるらしい。
意識がモウロウとしているのもここからきてるが一番おおきいとおもう。
でも親父は、がんばって起き上がって食べたんだ。言ったとおりに。
そして食べ終わると「○○(俺)がいると元気がでる」て言った。
14:
なんだか、うれしいような。悲しいような。
こんな大学サボってて、嘘ついてた馬鹿息子でも元気がでるの?
もっとちゃんとしてればよかった。とかいろいろ思った。
でも、俺がいるだけで元気が出るって言うんだから、そのくらいならいくらでもしてやる。
いまこれ書いてるとこ、姉ちゃんに見られて焦ったw
15:
ご飯を食べた親父に、病院の看護士は「大丈夫?」って言った。
心配するくらいすごいことをしたんだと思う。
母ちゃんは「おぉ!すごいやん!」ってとってもうれしそうな顔してた。
俺が「ぐっすり眠れた?」って聞くと「うん!おかげさまで!」って元気に答えた。
ちょっと後ろめたさはあったけど、帰ってきてよかったって思ったね。
最低だけど、役に立ってんじゃん とか 馬鹿なこと思ってた。
そして救急車みたいな、患者を運ぶやつに親父と一緒に乗って大きな病院に向かった。
16:
親父は「せっかく救急車乗れると思ったのに」って笑って言った。
「残念やねw」って俺も笑って答えた。
移動ってのは患者にとってかなり体力を使うみたいでちょっときつそうだった。
何回か口に水を入れて「くちゅくちゅ、ぺっ」ってしてあげた。
(俺看護してるぅ〜♪)なんてちょっと親孝行した気分になった。
それよか早く大学卒業して、働けって感じだよなw
17:
病院に着くとまず大部屋に連れていかれた。4人部屋、ほかの患者もいる部屋ね。
この部屋は入院費は無料で、親父には悪いけど、我が家もお金があまりないし(俺のせい)
ちょっと我慢してもらおうと思ってた。
だけど親父が母ちゃんに「ねぇ、一人部屋がいい。一人部屋にしようよ」って小声で言った。
母ちゃんは「一人部屋は、一日五千円かかるんよ?それでも一人部屋がいいの?」
親父「一生の願いや」笑いながら言ってたな。
こんとき俺は(えぇー・・・もったいない)なんて今からこのときの俺をぶん殴ってやりたいような
ほんと最低なこと思ってた。
んー。俺どうしてこんな馬鹿なの・・・
18:
それに大部屋だと付き添いで何時までもそばにいられるんだけど
大部屋だと夜の七時が面会できる時間だった。
親父、一人はさびしかったんだと思う。それに眠れないし。不安だったんだと思う。
母ちゃんは「わかったわ。じゃあ一人部屋にしようね」って結構すぐ決断した。
入院期間は2週間って予定だったし、7万円かな。
俺働かないとって思ったのも事実。はよバイトしとけ俺。
19:
お医者さんは、血圧40で生きていられるのが不思議、どちらにせよ危険な状態って言われた。
今日と明日で検査をして、それから治療を考えますってことだった。
親父は笑って「ちゃんと生きてますよ」って答えてた。呂律が回ってない弱弱しい声で
それでも俺は安心したんだ。頭はハッキリしてるじゃんって。
ご飯も食べれたし、なんとかなるだろうって。
親父のことだから、なんの心配もいらないって。
俺のもっとも尊敬する人だからね。よくなってもらわないと困るって感じだった。
21:
VIPでやれ
22:
>>21
初めて立てたからどこに立てていいかわからんかった^^;
携帯からテスト
23:
大きい病院に移動した初日はWBCの決勝戦だった。
みんな知ってると思うけどイチローが活躍したやつね
それを見て俺が「やっぱイチローはすごいなぁ!」って言ったら
「やっぱりな」って少し上から目線だったな。
いつもどおりの親父で笑ったw
イチローが打ったら親父は元気になるなんていうしょうもない賭けをしてた
しょうもないけど勝ってよかったよ(笑)
24:
これで終わり?
25:
>>24
まだ続くよ。ちょっとドタバタしてた
その日の夜、親父は眠れないだろうから漫画とかiPodとかいろいろ準備して、寝ない気満々だった。
でも、親父のイビキが聞こえてきたんだ
寝れたんだな、俺も寝ようかなって思ったけどなんとなく起きてた
27:
その夜はわりと何事もなく過ぎたね。
途中少し起きた親父の口すすいであげたくらいで、特に会話もなかった
朝になった。
たぶん本人にとってはかなりきつい食事だ。
俺が「ご飯食べれる」って聞くと「がんばる」って小さな声で答えた
なんだかその言葉が やけにせつなかった
28:
親父は昔よく食べる人だった
暴飲暴食。この言葉がしっくりくる。
このせいで肝臓を悪くして透析するようになったのだから
自業自得といえば自業自得だ。
お酒も飲めなくなったし、ご飯もあまり食べなくなった
俺がお酒飲めるようになったら一緒にたくさん飲もうと思ってただけに残念。
29:
朝の食事。
食べれらるように体を起こす。
起こすと血圧が急激に下がる。親父は我慢強い人で弱音を吐くなんてことめったにないけど
起こしたときは「あ゛ああああ!」って声をあげる
目の前が真っ白になるらしい。
俺も貧血のときに目の前が真っ白になるが
なるっていっても十秒程度。だけど親父は一分から五分、悪いときはずっと真っ白らしい。
寝たきりだったから肩こりでサロンパスをはっていた。
見るからにボロボロの状態だった
30:
それでも親父はご飯を食べた。
唾液が出にくいから食べやすいお粥。ゆっくりだけど少しずつ食べていった
途中また目の前が真っ白になり、頭が痛くなって「あああああ!」って声上げながら
普通はこういう光景を見ると可哀想という気持ちになると思ってた。
だけどそのときの俺は(がんばれ!もうちょっとだ)って応援する励ますことしか頭になかった
どんどん食べて元気になってほしい
だから少し無理してでもご飯を食べてもらいたかったんだ
31:
見てます。
自分も2留したわ
33:
>>31
下手な文だけど、読んでくれてありがと。
この食事もがんばって8割は食ったと思う。
俺は(全然大丈夫じゃないか、こんなにがんばってる。きっと良くなる)って信じてた。
それでも、ときおり見せる親父のきつそうな表情が俺を不安にさせた。
たぶん、俺の想像以上、いや、もう考えられないくらいきつかったんだと思う。
でも親父はつらい表情をあまりみせなかった。
つらさなんて本人にしかわからない。つらかったらつらいって言ってもいいんだよ親父。
34:
この日は昼から検査があった。検査の時間まで親父とたくさんしゃべったな。
しゃべると口が渇くから、何回も何回も口を水ですすいでやりながら話した。
でもこのときからだったかな。親父が少し変なこと言い出したんだ。
親父「あのな、あれはなんだろうなぁ・・・エジプト・・・シンガポール・・・
 いやちがう、アラブだ」
俺「なにそれ?」
親父「いやな、いろいろな世界の景色の絵が見えるんだよ。目をつぶると自分がその景色に
 飛んでいけるんだ。そして目をあけると現実にもどる。
 そしてまた目をつぶると別の世界の景色の絵に変わってるんだ」
俺は親父が嘘をついているようには感じなかった。おかしくなったとも感じなかった。
ちょっとは変なこというなぁとは思ったけど。親父の話を真剣に聞いた。
35:
俺「すごいなwいろいろな景色が見れていいじゃんw」
親父「はは、そうかも」
旗から見たら、ほんとおかしな会話だと思う。実際書いてる今の俺もそう思う。
でもこのときの俺は楽しかった。やたら変な会話がとっても楽しかったな。
しばらくすると検査の時間がやってきた。
俺「いってらっしゃい」
親父「うん」
1時間もしないうちに親父は帰ってきた。母もこのとき病院に来た。
俺「どやった?」
親父「うーん・・・」
38:
はやくかけ!気になる
39:
ごめん。引越しとかしてて時間がなかった^^;
見てくれてありがと。
この日は俺が人暮らししてるところに帰る日だったんだ。
親父が心配でも大学に行かなくちゃいけないし。
そろそろ卒業しないとほんとにやばいからね。今も十分やばいけど。。。
母「ちゃんとがんばって卒業するんで!」
俺「うん。がんばる。」
なんか一年前も同じ会話したような気がする・・・
母「パパ、ムー(めんどいから俺の仮名)帰るってよ!」
父「おぅ。世話になったな・・・」
40:
八波むと志?
42:
>>40
八波むと志 ってなんだ??
41:
なんだかこの言葉が妙に切なかったなぁ。
俺は首を縦に振るだけで何も言わずに病院を出た。出てから気持ちは変わっていた。
今まで自分は何をしてたんだと、なぜ意味もない時間を過ごしてきたんだと。
後悔しながら、それとこれからのこと考えながら電車で帰った。
はやく気合いれなおせって話だよな・・・w
でも確かに親父が入院したことで気持ちは前向きになったんだ。
遅かろうが、なんだろうが、親父が入院することがきっかけになった。
ほんと・・・追い詰められないとなにも気づかないというか、最悪だよな。。。
42:
これからほんとにがんばろう。気持ち入れ替えて。
親孝行もしたいし。お金もちゃんと稼げるようになって自立しなきゃ。
今までにないくらい色々なことを考えた。
そして気合を入れなおして電車を降りたそのとき、携帯が鳴ったんだ。
43:
電話は母ちゃんからだった。
俺「もしもし?」
母「いますぐ帰ってきよ!パパが急変した!」
俺「え?」
母「パパが透析してるときに急変したんよ!いますぐ帰ってきよ!
それと休学の手続きもしといで!」
こういうときよく状況がわからなくなるって聞くけど、俺は意外と冷静だった。
(そっか。親父死んじゃうのか・・・) もうちょっと焦ってもいいよね俺。
俺「わかった。手続きしてすぐ帰るから」
44:
俺は少しおかしいのかもしれない。
まず、一人の自分がいる。この自分は社会で生きていくために作られた自分みたいな感じの自分
そしてもう一人がその自分を客観的に見る自分。
どっちが本当の自分かなんてよくわからない。たぶん両方とも自分なんだと思う。
このとき客観的に見てるほうの自分が
(こういうときは走るべきじゃないか?)ってなことを思った。
(そうだよね。走るべきだ。走ろう!)そして俺は走りだすんだ。
衝動的に体が動くなんてことは俺にはない。そういうのを聞くと憧れる。
一度頭で考えてそれから世間的にその行動がOKなのか否か、考えてしまうんだ。
みんなどうなんだろ?
45:
あるある
46:
うん、妙に冷静なもう一人の自分なんてふつうにいるよ
47:
三年前の俺みたいな話だな
俺なんて3留だ
それでも今年晴れて就活
こんな俺に大学院まで行かせてくれた両親、そして生きてくれている親父に感謝
やばいなんだこれ目から塩水が…
48:
いい話だが焦らしすぎだw
はよ書いてくれ
50:
>>48
焦らしているわけではないんだw
なるべく早く書くようにはしているつもりなんだが・・・
やはりもう一人の自分が自分を客観的に見ているなんてのは結構普通のことなんだね。
なんだか安心したよ。みんなありがと。
51:
そしてこのとき言うんだ、もう一人の自分が
※(ここは走るべきじゃない?)
(そうだな、走ろう。)
こんなこと思ってる時点でなんか自分が情けない。何も考えずに突っ走れよ!って言いたい。
走ってるとき、少し重たいショルダーバッグが邪魔だった。
(投げ捨てようか?いやまてよ・・・中には財布も携帯も入ってるし・・・)
こんなどーでもいいこと考えながら走ってたなぁ。泣きながらだけどね。
今自分が泣いてることにも
※(今泣いてる。周りからどんなふうに思われてるんだろ。泣きながら走るとかちょっとかっこいい?)
とか言ってるもう一人。なんか書きながら悲しくなってるな・・・
52:
泣きながら走って家まで着いた。
邪魔だったショルダーバックを少し軽くして、自転車で大学までいった。
休学の手続きをしてから、また家まで戻って、着替えとか、必要なものをショルダーバッグに詰め込む。
また少し重たくなって邪魔。でも今度は自転車で駅まで向かうからそこまで気にしない。
電車が来る時間帯は1時間ごとと決まっていて、いつ駅に電車が来るかわかっていた。
いまから自転車で駅まで行くと確実に30分は待つことになる。
自転車を置く場所もないけど、なんとかなるさって自転車で駅までかっ飛ばした。
53:
自転車で駅まで向かう最中も俺は冷静だった。と思う。
そしてこのとき不意に親父の言葉を思い出したんだ。
親父「世話になったな」
この言葉を思い出したときに、なんていうか今までとはちがう涙が出た気がした。
どういえばいいんだろ・・・んー・・・心から、心の奥底から涙が出たっていうか
世話になったな が俺への最後の言葉かよ!ってやりきれない気持ちだったなぁ
涙が止まらないってこういうことを言うのかなって思った。
55:
駅まで着くと案の定かなり待つことになった。
自転車は鍵が一個しかないし、はいどうぞ持っていってください的なところに置いていた。
なんだか急に自転車取られるといやだなって思ったんだ。そんなことどうでもいいだろうにね
そしてまだ時間もあるし、一度家まで戻って、自転車を置いて歩いて駅までもどってくることにした。
運動は適度にしてたほうがいいよ。もうね、ペダルを踏む力が出ないでやんの俺w
息もちょー切れちゃって、坂道とか自転車押して歩いてんのwもうダメダメw
結局家まで戻ってきたんだけど、歩いて駅まで行ったら電車に乗り遅れちゃうからまた自転車で駅まで向かった。
なんでこんなことしてたんだろうねぇ・・・いま思うとテンパってたのかもしれないね。
56:
俺は、自転車乗るときでも、ちょっとそこまでコンビニ行くにも、iPodを聞くんだけど
このときはどーするべきなんだろうって迷った。迷う時点でおかしいと思うけどね^;
※(ここは聴いちゃいけないだろ?親父が急変だぜ?そんな音楽なんて聴いている場合じゃない)
(でもいつも聴いてるし・・・電車は2時間もあるし・・・)
かなり迷ったけど聴くことにしたよ。たしか初音ミクの曲だった気がする。
その曲聴きながら、いろいろなこと考えてた。
親父どーなんのかなとか、これから俺どーしようとか、母ちゃん大丈夫かなとか、いろいろ。
57:
でもなんか考えるてるとやっぱり最後に、俺この2年間なにしてたんだろってことにぶち当たる。
親父透析してたのに、バイトもしないで、家にこもって、母ちゃんに心配かけて
なんて俺最低最悪なんだろって、そればっか思ってた。
いまさら思ったって遅いんだよな。時間は待ってはくれないってことをなんだか初めて実感したよ
そう、なーんにもしなくても時は勝手に流れていっちゃう。
そのことを後悔してるときも流れていっちゃう。
なんて残酷なんだって思ったけど、そう思わせたのは俺なんだよね。俺まじしっかりしろ。
58:
板が板なだけに、スレタイ見て>>1だけ読んだ時点では「チラシの裏に書け」って思ったけど、
読み進めていくと気持ち変わったわ。続けてくれ。
60:
>>58
チラシの裏wたしかにそうかも^^;
59:
自分は家族の不幸とかでないシチュエーションだけど、テンパった時にズボンのウエストの紐の結び方がわからなくなった事がある
腹が太いからベルト使うの嫌で紐を使ってんだが頭真っ白になってたからw
紐結べないてww
60:
>>59
テンパってるときの自分を後から見直すと面白いよねw
61:
電車で帰っている途中で母ちゃんから電話があった。
もちろんデッキで電話を取る。
俺「もしもし?」
母「妹が病院に向かってるから、それに乗せてもらってきな」
俺「わかった」
嫌な電話じゃなくて安心したよ。結構ドキドキだった。
ドキドキしてたのはしてたけど、なんていうか。顔が真っ青になるみたいな感じではなかった。
妙に実感がわかないというか、親父が死ぬなんてこと、想像できなかったんだと思う。
62:
ほんとにやさしい父で、まじめに怒られたことは1回しかない。
いつも穏やかで、でもちょっと天然でw そこにだまっているだけでも場が和む。そんな人だった。
尊敬してたし、いままで大きな病気になってかかったこともなかった。透析を始める4年前までは。
透析をし始めたときでも、親父ならなんとかなるだろうって勝手に思ってた。
透析は週3回、全身の血を入れ替えるんだけど、これをやってる人はたくさんいる。
30年間透析で生きている人、透析しながら仕事をしている人。 透析によって助けられてる人は確かにいるんだ。
親父もそうなんだと思ってた。きつそうな感じなんて全然見せなかったしね。今思うとずっと我慢してたんだね。
63:
親父は半年前から仕事に行かなくなっていた。
ちょっと具合を悪くしただけだろう。また仕事に行けるさって思ってた。
そのときの少し弱った親父を俺は直視できなかった。見てたんだけど、見てみぬふりをしてた。
誰だって、大好きな人の弱った姿なんて見たくないだろ?
だけど、ここで俺は見ておかなくちゃいけなかったんだ。現実を受け入れて、今の親父の状況を。
目を逸らしちゃしけなかったんだ。 俺、なにやってたんだろ。
67:
駅に着いたら妹に電話をした。姉も一緒に向かいに来てくれていた。
俺「おう」
姉、妹「おかえりー」
姉「とんぼ帰りで大変やったねw」
俺「うん。ちょい疲れた」
姉「あははw」
いつもどおりの会話、親父のことについてはあえて触れないような会話。
俺たち兄弟は仲が良い。たぶんものすごく仲が良いと思う。
68:
たくさんしゃべるし、たくさん遊ぶ。だけどまじめな会話はあまりしたことがなかった。
暗い話とか、つらい話とかはなぜかあまりしない。だからことときもそうだった。
お互いに暗くしないように、沈黙を作らないようにしゃべってる感じがした。
特に姉がそうだ。あまり頼りない姉だけど、いるだけで楽しくなる姉だった。
いつも家が暗いと、しゃべりまくって元気付けてくれる。 いい姉だ。
69:
妹は逆に冷静なタイプ。いつもぼーっとしているように見えて
いざいうときに力をはっきする。 意外と頼もしい妹。
2人とも俺を好いてくれている。俺も2人が好きだ。
ここで俺がしっかりなきゃいけなかった。2人を、家族を支えなきゃいけなかった。
俺は男なのだから。長男なのだから。
男だからしっかりしなくちゃとか今時はやらない?今時そんなことない?
俺もそう思ったこともある。前はそうかもしれない。
でもやっぱり男ってのはそういうもんなんだと思う。これは男に生まれてきた宿命だと。
ちょっと大げさかもしれないけど、今はそう思っている。
70:
見てるよ。頑張って続き書いてくれ
71:
俺も昨日からみてる
親父は既に居ないし母親は元気(と思う)だし別段変わった事は無いが
俺も最低最悪だ、本当何やってんだろなって振り替えれたよ、ありがとう
72:
見てるよー
なん実Uはほっといても数ヶ月スレ持つし、ゆっくりしてもらったら
73:
みんな見てくれてありがと。コメントとてもうれしいです。ほんとペース遅いけど最後まで書きます。
書きながら俺も少しずつ変わっていけてる、気がしないこともないです。
書き終えるころにはちょっとでも成長してたいなぁ・・・なんて。
74:
病院に着くと親父のいる部屋に向かった。
以前は5階の個室だったが、今親父がいる部屋は6階の特別室だった。
高級ホテルなみの大きな部屋だ。1日1万5千円かかるのだが、あいにく今空いている部屋が
特別室しかなく、1日5千円と同じ値段で使わせてもらっていた。
親父は大きなエアーベッドで寝ていた。俺は最悪な状態も覚悟していたのだが、なんとか命は保っているようだった。
俺「親父、俺。ムー。帰ってきたよ」
親父「・・・ぉぅ。」
小さな返事。今の親父はその返事が精一杯のようだった。
75:
鼻には酸素を送られ、体には心拍を測るコードをつけられていた。
痛々しかった。親父の姿をあまり直視したくなかった。
でも今の親父はこういう状態なのだ。逃げてばっかりいてはいけないと親父のそばに寄った。
目もうつろな感じで、寝心地が悪そうだった。親父は心不全にもなっている。
心不全の人はたいてい眠れないらしい。体の落ち着く場所がないのだという。
眠れたら、少しは楽になるのだけれど、それも許されないのだ。
76:
部屋には、母、父の祖母、姉、妹、俺がいた。6人家族、以前はこの6人で暮らしていた。
祖母はよくしゃべる人だが、このときはさすがに静かだった。
しばらくすると、祖母と姉が帰ることなった。姉は明日仕事で、祖母はこの場いられないといった感じだった。
祖母が部屋を出るときに小声で「たのむね。ムー。」という声が今まで聞いたことがないような、切なく小さな声だった。
姉と祖母が出て行ったあと。
母「休学の手続きはできた?」
俺「うん。母ちゃんが書く書類もあるからあとで書いてね」
母「わかった」
母もいつもの元気がない。そりゃそうだ。大黒柱が今にも倒れそうなのだから。
77:
俺と母と妹と3人で親父の姿を見ていた。何食わぬ会話をはさみながら。
すると俺の携帯に一本の電話がかかる。知らない携帯からの電話だった。特別室は携帯はおkなのでそのままでることにした。
俺「もしもし?」
??「だれかわかるか?」
俺「ん?どちらさまで?」
??「おいちゃん。おいちゃんだ。あなたの父の弟の」
俺「あぁ!おいちゃんか!」
それは昔から付き合いがある、おいちゃんからの電話だった。
甥「いまから誰も周りにいないところに移動しなさい」
78:
俺「え?あ、はい」
どういうことかと思ったがそのまま従うことにした。
実はこのおいちゃん、俺はかなり苦手だった。嫌いというわけではない。実際できた人だし、いい人だとも思う。
親父とは正反対の性格をしていてよくしゃべるのだ。俺も親父と一緒でゆっくり考えて発言するタイプだ。
でもこのおいちゃんは休む暇もなくガンガンと自分の意見を言ってくる。そのペースについていけないのだ。
だから苦手だった。でも悪い人ではない。そんなおいちゃんからの電話だった。
甥「親父はどーだ?」
俺「うーん・・・。すごく悪い。」
甥「そうか・・・。おいちゃんもな、さっきお前のお母さんから聞いてびっくりしたんよ
 まさかこんなことになるなんてな・・・」
俺「うん。。。」
甥「 これからどーするか? リーダー 」
80:
俺「リーダーって…俺?」
甥「当たり前や!お前以外に誰がおる!」
俺「あぁ…はぁ……」
甥「はぁ…じゃねぇよ!お前がリーダーや!サッカーで言うとお前が中村俊介だ!」
甥は大のサッカー好きで、よく人生をサッカーに例えて説教する。まぁ、わかりやすいけど…
81:
甥「いまこのチームは大事な中心プレイヤーがケガで出場できんのや
その穴を埋めるために抜擢されたのがムーたい
キーパーが母ちゃんたい。姉ちゃんが少し頼りないけどガッツがあるセンターバック
妹が秘密兵器、いざというときに力を発揮するやつたい。ばぁちゃんが監督や。」
なんとなくそれっぽいのが逆に悔しい…w
甥「さぁ、このチームはお前次第や」
82:
甥はムーの方だよな。親父の弟なら甥じゃなくて、叔父じゃね?
おれも展開に期待して見てるからがんばれ
87:
>>82
間違い指摘ありがとwこの間違いは恥ずかしす。
みんなも見てくれてありがと。おかげでがんばれます。
86:
わかって言ってんだとは思うが甥はおいちゃんの略だろう
気になって時々来てはまとめ読みしてる。
朝の来ない夜はないとか一番暗い闇夜は、夜明けの少し前とか。
俺も結構八方塞がりで厳しい状況だが頑張ろうぜ。
87:
>>86
携帯で書き込むことに必死で素で間違えてました・・・w
引用元: ・最低最悪な俺の今の状況を聞いてくれ【後編】最低最悪な俺の今の状況を聞いてくれ
※12:24 公開予定
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