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お嬢様「私専用の奴隷が欲しいわ」
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お嬢様は暇を持て余していた
両親は多忙で会える時間も少なく
学校もお嬢様にとってはただ退屈な場所だった
お嬢様「……爺や、奴隷を買いに行きましょう」
爺や「奴隷…でございますか?」
お嬢様「私ももう13歳だし、そろそろ私専用の奴隷が欲しいの」
爺や「お嬢様」
お嬢様「なぁに?」
爺や「お嬢様に奴隷は必要ないかと」
お嬢様「どうして?」
爺や「この屋敷で働くものは皆お嬢様の僕でございます」
爺や「お嬢様の命令に従う事が我々の勤め……なので奴隷は不必要ではないかと」
お嬢様「退屈なのよ」
爺や「……」
お嬢様「メイドや執事達を調教するのは飽きたの」
爺や「お嬢様」
お嬢様「お説教ならいらないわ」
爺や「しかし……」
お嬢様「もう一度だけ言うわよ?……今から奴隷を買いに行きます」
爺や「……畏まりました」
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2: 以下、
爺やの運転する車でお嬢様は奴隷が売っているという場所へと向かう
車内では爺やが何か言いたげな顔でお嬢様を見ていた
お嬢様「爺や」
爺や「はい」
お嬢様「さっきからチラチラとバックミラーを見ているのには何か理由があるの?」
爺や「いえ…特に理由は……」
お嬢様「言いたい事があるなら言いなさい」
爺や「……退屈なさっているのなら…学校に行かれては如何かと……」
お嬢様「イヤよ」
爺や「お嬢様……」
お嬢様「勉強は爺やが教えてくれるから間に合ってます」
爺や「学校は勉学だけではなく……」
お嬢様「友達もいらないし思い出も必要ないわ」
爺や「……」
お嬢様「そんな事より運転に集中なさい」
爺や「……はい」
3: 以下、
お嬢様を乗せた車はある洋品店の前に停まった
お嬢様「……ここなの?」
爺や「左様でございます」
お嬢様「ここは私が服をオーダーしてるお店よ?」
爺や「表向きは洋品店ですが地下では奴隷を取り扱っております」
お嬢様「地下?」
爺や「非合法なのでその様な形でしか……」
お嬢様「なるほどね……」
爺や「それでは参りましょう」
お嬢様「分かりました」
そうしてお嬢様と爺やは店内へと入って行った
4: 以下、
2人が店内に入ると店主がにこやかな顔で近付いてきた
店主「これはお嬢様、ご無沙汰しております」
お嬢様「こんにちは」
お嬢様も可愛らしい笑顔で応える
店主「おぉ…相変わらずお美しいですな」
お嬢様「うふふっ、お上手ね?」
店主「それで……本日はどのようなご用件で?」
爺や「地下に用がある」
店主「……地下……でございますか?」
爺やの言葉に店主は一瞬だけお嬢様を見て怪訝そうな表情を浮かべる
爺や「構わん、お嬢様がお望みの事だ」
店主「……少々お待ち下さい」
そう言うと店主は臨時休業の札を出しシャッターを降ろすと扉に鍵を掛ける
そしてカウンターの後ろの壁を横にずらすとそこに地下へと通じる階段が現れた
お嬢様「あらあら、凄い仕掛けね?」
爺や「お嬢様、お足元にお気をつけ下さい」
お嬢様「分かったわ」
爺やを先頭にしてお嬢様は地下に進んで行った
5: 以下、
階段を降りるとそこには15メートル四方の部屋が広がっていた
室内には5人の奴隷が手枷と足枷をされ床に座っている
奴隷達はお嬢様を見るとざわめき始めた
奴隷A「女だ……女がいるぞ……」
奴隷B「へへへ……可愛い顔してるじゃねぇか」
店主「黙れ!!」
やや遅れて降りてきた店主が奴隷達を一喝する
店主は手にした鞭で床を叩くと奴隷達に怒鳴る様に言う
店主「いいかクズ共!!」
店主「今日はウチをご贔屓にしてくださってる方のご令嬢がいらしてる!!」
店主「高く買ってもらえるように愛想よくしておけ!!」
お嬢様「……アナタ意外と乱暴な言葉遣いなのね?」
店主「実は私はこっちが本業でして…いつもは意識して丁寧に話してるんです」
お嬢様「あら、そのわりにはアナタの仕立てはなかなかよ?」
店主「あー、アレは女房と娘にやらせてまして……」
お嬢様「あらあら、奥様達も大変ね?」
店主「へへっ、良くできた妻と娘です」
爺や「……今日は奴隷の数が少ないな」
店主「先週いらした方が奴隷達をまとめて買われまして、コイツらは昨日買い付けたばかりなんです」
爺や「お嬢様、如何なさいますか?」
お嬢様「そうねぇ……」
お嬢様は奴隷達を品定めするように見回すと1人の奴隷に目を留めた
お嬢様「そこのお前、こっちに来なさい」
8: 以下、
なんか見たことある気がする
10: 以下、
>>8
性処理奴隷でも〜ってヤツでしょ?
待ってても続きこないから設定変えて自分で書くわ
序盤が似てるのは許してね?
11: 以下、
呼ばれた男は素直にお嬢様へと歩み寄る
男「あの…何でしょうか?」
お嬢様「誰が喋っていいと言ったの?」
男「えっ?」
お嬢様「私が許可するまで口を開かないで」
男「……」
お嬢様「顔をしっかり見せなさい」
男(何だこの娘…小さいくせにやけに偉そうだな……)
お嬢様の身長は男の胸のあたりまでしかない
顔を見せる為に男は少し身を屈めた
お嬢様「……」
真剣な表情で男を見つめるお嬢様
男はその眼差しに耐えきれず目を逸らす
お嬢様「目を逸らさないで」
男(うっ……何か…逆らえない感じが……)
男はお嬢様に視線を戻す
するとお嬢様の顔がはっきりと目に映る
腰まで伸びた黒髪
つぶらな瞳に整った鼻筋
赤く小さな唇と透き通るような白い肌
まるで絵画から抜け出してきたような美少女だった
お嬢様「……ちょっと汚れてるけど顔のつくりは合格ね」
お嬢様「次は体を見せなさい」
男(えっ…体……?)
お嬢様「店主、この子の手枷と足枷を外して」
店主「はい」
店主は腰に提げた鍵で男の拘束を解く
お嬢様「さっさとその薄汚いボロ布を脱いで」
男「……」
男は戸惑いながら上着を脱ぐ
お嬢様「……下もよ?」
男「……」
爺や「お嬢様は裸になれと仰っているんだ、グズグズするな」
男(くっ……)
男はズボンに手をかけると躊躇いつつ下げていく
12: 以下、
全裸になった男は硬くなり始めたペニスを両手で隠す
男(ヤバい…1ヶ月くらい出してないから……)
お嬢様「気を付け」
男(今は…マズイだろ……)
お嬢様「やれやれ…頭の悪い子ね……」
お嬢様は店主から鞭を奪うと男の胸を打つ
男「うっ!?」
お嬢様「早くしなさい?」
男「……」
両手を体の横につけ男は直立する
お嬢様は男を観察するように一周しながら全身をくまなくチェックした
お嬢様「引き締まった良い体だわ」
お嬢様「それに……」
お嬢様の視線が男のペニスに移る
男のペニスは完全に勃起し先端からは透明な液が滲んでいた
お嬢様「そんなに大きくしちゃって……可愛いわね?」
男「うぅっ……」
お嬢様「もう服を着ていいわよ…………爺や」
爺や「はい」
お嬢様「この子を買います……店主の言い値で買ってあげて」
爺や「畏まりました」
店主「ありがとうございます、それでは手続きを行いますので奥の部屋へどうぞ」
お嬢様「爺や、お前に任せます」
爺や「お嬢様?」
お嬢様「私はこの子と話がしたいの」
爺や「お嬢様……それは承服しかねます」
13: 以下、
お嬢様「……どういうつもりで言っているの?」
爺や「お嬢様をこのような場所でお一人にする事など出来ません」
お嬢様「爺や……お前が私に仕えてから何年たったかしら?」
爺や「はい、お嬢様がお産まれになってすぐの頃からですので13年になります」
お嬢様「そうね…お前はいつも私を一番に考えてくれるし、私によくしてくれている……感謝してるわ」
爺や「身に余る光栄に存じます」
お嬢様「私もお前の事は特別に思っているの」
お嬢様「同じ事を2回言うのは嫌いだけどお前は特別よ?」
お嬢様「もう一度言います……手続きはお前に任せるわ」
爺や「……」
お嬢様「早くなさい」
爺や「それでは…せめてコレをお持ちください」
そう言って爺やは懐から小型のリボルバーを取り出す
お嬢様「あら?……それは私の護身用の……」
爺や「はい、万一に備えお持ちしました」
お嬢様「……お前は心配性ね?」
爺や「もし、お嬢様の身に何かあればこの老いぼれの命程度では贖う事など出来はしません」
お嬢様「……分かりました、お前がそこまで言うなら持っておきます」
爺やから拳銃を受け取るとお嬢様は慣れた手付きで動作確認をしていく
お嬢様が拳銃の確認をしている間に爺やは奴隷達に静かな声で告げる
爺や「いいかお前ら…お嬢様に指一本でも触れてみろ……」
爺や「全員生きたまま鼠の餌にしてやるからな……」
そう言って奴隷達を睨み付けると爺やは店主と供に奥の部屋へ入っていった
14: 以下、
爺やと店主が奥の部屋に入ったのを見るとお嬢様は男に向き直る
お嬢様が口を開こうとした時に部屋の隅から声がした
奴隷B「お嬢ちゃん、俺ともお喋りしてくれよ」
お嬢様「……」
声の主は下品な笑いを浮かべた奴隷だった
周りの奴隷達は驚いて制止する
奴隷A「おい、やめろよ!!」
奴隷C「鼠に喰われちまうだろ!!」
奴隷B「大丈夫だよ、触らなきゃいいんだろ?」
奴隷D「やめとけって」
奴隷B「うるせーな…………お嬢ちゃん、ちょっとこっちに来なよ」
お嬢様は男を伴い奴隷に近付く
お嬢様「私と話がしたいの?」
奴隷B「俺達が上流階級のお嬢様と話せる機会なんて滅多にないからな」
お嬢様「……今日は良い買い物が出来たから気分がいいの、特別にお前の話に付き合ってあげるわ」
奴隷B「それじゃ……今日はどんなパンツ穿いてるんですか?……へへへっ」
お嬢様「……私の下着が見たいの?」
奴隷B「そりゃもう、お嬢様がどんなパンツ穿いてるか気になって気になって」
奴隷はイヤラシイ顔で笑っている
お嬢様「そう……仕方ないわね……」
そう言ってお嬢様はドレスの裾を持ち上げる
膝下にあった裾が太ももの中程まで上がる
お嬢様「ほら、もっと近づかないと見えないわよ?」
妖艶な笑みを浮かべるお嬢様
奴隷は誘われるように四つん這いでお嬢様に近づいていった
15: 以下、
奴隷B(へへっ…このお嬢様は少し頭が弱いみたいだな……)
お嬢様はなおも裾をたくしあげる
そして太ももが露になろうとした時だった
奴隷B「ぐわっ!?」
お嬢様は奴隷の顎を蹴りつけた
床に倒れ込んだ奴隷の顔を踏みつけお嬢様は笑う
お嬢様「どう?下着は見えたかしら?」
奴隷B「うぅっ…ふざけんなよクソガキがぁ……」
お嬢様「へぇ……まだそんな口がきけるのね?」
お嬢様は拳銃を奴隷に突きつける
奴隷B「ちょっ…冗談だろ?」
お嬢様「お前達、コイツを正座させなさい」
奴隷A「えっ?」
お嬢様「早くしなさい」
他の奴隷達はお嬢様の迫力に気圧されその言葉に従う
奴隷B「おい、何すんだよ」
奴隷A「悪いな、鼠の餌にはなりたくねぇんだ」
奴隷C「だからやめろって言っただろ?」
奴隷D「死ぬなら1人で死んでくれ」
無理やり正座させられ押さえつけられた奴隷は身動きがとれなくなる
お嬢様は奴隷の額に銃口を押し当て撃鉄を起こす
奴隷B「待ってくれ!!」
お嬢様「……待ってくれ?…誰にモノを言ってるつもりなの?」
奴隷B「待ってください!!お願いします!!」
お嬢様「ふふっ……許して欲しいの?」
奴隷B「はい!!」
お嬢様「それならゲームをしましょう」
奴隷B「ゲーム…ですか……?」
お嬢様「そう、とっても楽しいゲームよ?」
20: 以下、
お嬢様は拳銃から弾を全て取り出し男に持たせる
そして1発だけ再装填すると奴隷に銃口を向けた
お嬢様「ロシアンルーレット……知ってるでしょ?」
奴隷B「や…やめ……」
奴隷の言葉が終わらない内に引き金が引かれる
しかし銃声はせず乾いた金属音が響いただけだった
お嬢様「……まぁ1発目で死んだら面白くないわね?」
お嬢様は男の手から2発目の弾を取り拳銃に込める
奴隷B「な…なんで弾を増やすんだ!!」
お嬢様「バカね……その方がスリルがあるでしょ?」
お嬢様「この銃には全部で5発入るの、4発入れて撃った後も生きていられたらお前の勝ちよ?」
奴隷B「た…頼む……許して下さい……」
お嬢様は無表情のままシリンダーを回し引き金を引く
またもや部屋の中には金属音だけが響いた
男から3発目の弾を受け取り装填するお嬢様
お嬢様「そろそろかしらね?」
奴隷B「ヒィッ!?」
奴隷の頭に狙いを定めお嬢様が3度目の引き金を引いた
しかし弾は発射されず撃鉄の降りる音だけがする
お嬢様は不満げな顔で拳銃を見る
お嬢様「変ね……壊れてないはずだけど……」
そのまま天井に銃口を向け引き金を引いた
すると鋭い銃声が響き天井に小さな穴が開く
お嬢様「なんだ、やっぱり壊れてなかったのね」
お嬢様「それじゃ続けましょ♪」
21: 以下、
お嬢様が4発目を装填しようとした時
銃声を聞きつけた爺やと店主が奥の部屋から飛び出してきた
爺や「お嬢様!!」
店主「お前ら何をしている!!」
爺やは血相を変えてお嬢様に駆け寄る
爺や「お嬢様ご無事ですか!?お怪我はございませんか!?」
お嬢様「大丈夫よ」
お嬢様の無事を確認すると爺やは奴隷達を睨み付ける
爺や「このクズ共が……本当に鼠の餌になりたいようだな……」
お嬢様「大丈夫だと言ったでしょ……そんな事より手続きは終わったの?」
爺や「それは……まだでございますが……」
お嬢様「なら早く終わらせてきなさい」
爺や「しかし……」
お嬢様「……」
爺や「……畏まりました」
爺や達は不承不承といった感じで奥の部屋に戻っていった
22: 以下、
お嬢様「……なんかシラけたわね……」
お嬢様「ねぇお前?」
奴隷B「はい……」
お嬢様「許してあげるから謝罪なさい」
奴隷B「……すいませんでした」
奴隷は正座のまま頭を下げる
お嬢様「それが謝罪する態度なの?」
奴隷B「えっ?」
お嬢様「謝罪する時は土下座でしょ?」
奴隷B「……」
お嬢様「そう……頭を吹き飛ばされたいのね?」
奴隷B「や…やります!!やらせて下さい!!」
お嬢様「早くしなさい」
奴隷は土下座してお嬢様に許しを請う
奴隷B「申し訳ありませんでした!!」
お嬢様「自分の立場が理解できた?」
奴隷B「うぅっ……」
お嬢様は奴隷の後頭部を踏みにじる
お嬢様「私がクソガキですって?」
お嬢様「お前はそのクソガキに土下座した上に頭を踏まれてるのよ?」
お嬢様「……身の程を知りなさい」
奴隷B「は…はい……申し訳ありませんでした……」
お嬢様「もういいわ、隅っこで大人しくしてなさい」
奴隷B「分かりました……」
お嬢様は男の方を向くと満面の笑みを見せる
お嬢様「やっとお前と話ができるわね?」
23: 以下、
お嬢様「とりあえずお前も正座しなさい」
男「はい」
お嬢様「素直な良い子ね…その調子よ?」
男「ありがとうございます」
男は逆らう事は得策ではないと考えていた
反抗すれば自分の頭が吹き飛ばされかねないと
そんな事を考えていた
お嬢様「お前にいくつか質問をするわ、迅に答えなさい」
男「分かりました」
お嬢様「お前の名前は?」
男「俺の名前は……」
男が名前を言おうとした瞬間、お嬢様は男の頬を叩く
男「っ!?」
お嬢様「いま何を言おうとしたの?」
男「あの……名前を……」
お嬢様「お前は本当にバカねぇ……」
お嬢様「お前は私にお金で買われたの……いわば私のペットなのよ?」
お嬢様「最初から名前がついたペットがいるの?」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「お前の名前は私が考えてあげるわ」
男「はい、ありがとうございます」
24: 以下、
お嬢様「年齢は?」
男「たぶん…25才です」
お嬢様「たぶん?」
男「誕生日が分からなくて…それで……」
お嬢様「そう……じゃあ今日を誕生日にしましょう」
男「……えっ?」
お嬢様が再度男の頬を叩く
男「うっ……」
お嬢様「私に同じ事を言わせるつもり?」
男「申し訳ありません……」
お嬢様「……マゾ犬ね」
男「マゾ……犬……?」
お嬢様「お前の名前よ」
男「……」
お嬢様「あら?不満なの?」
男「俺は…マゾでは……」
お嬢様「あらあら……じゃあコレは何なのかしらねぇ?」
笑いながらお嬢様は男の股間を踏みつける
男「うぁっ!?」
お嬢様「叩かれてこんなに大きくしてるじゃない」
男「ち…違っ……」
お嬢様「ふふふっ、何が違うの?」
男「しばらく…出してないから……」
お嬢様「しばらく射精してないと叩かれて勃起するの?……そんなの聞いたこと無いわ」
男「……」
お嬢様「まぁいいわ、お前の名前はマゾ犬よ……分かった?」
男「……」
お嬢様は沈黙する男の腹を蹴る
男「ぐっ!?」
お嬢様「お返事が聞こえないわ」
男「分かり…ました……」
先ほどより強い力で男の腹が蹴られる
男「ぐぅっ……」
お嬢様「違うでしょ?ワンちゃんのお返事があるでしょ?」
男「……ワン」
お嬢様「ふふっ…お利口さんね?」
そう言うとお嬢様は男の頭を優しく撫でた
25: 以下、
お嬢様が男に犬の挨拶を教えている時
手続きを終えた爺やと店主が奥の部屋から出てきた
爺や「お嬢様」
お嬢様「終わったの?」
爺や「はい、完了しました」
お嬢様「ご苦労様」
爺や「店主、後で使いの者に金を持たせる」
爺や「それまでにこの男を少しは身綺麗にしておいてくれ」
店主「分かりました」
お嬢様「ダメよ」
爺や「……ダメ…とは?」
お嬢様「この子は私のペットよ?……私が連れて帰ります」
爺や「お嬢様、まさかこの男を同乗させるおつもりですか?」
お嬢様「そのつもりだけど?」
爺や「いけません、この様な薄汚い男をお嬢様のお車に乗せるわけには……」
お嬢様「私がいいと言っているの」
爺や「……畏まりました」
爺や「店主、上でこの男に適当な服を選んでおいてくれ」
店主「服を…ですか?」
爺や「せめて服くらいは綺麗な物でないと座席が汚れてしまうではないか」
店主「分かりました」
こうして男は綺麗な服に着替えお嬢様が住むお屋敷へと連れて行かれる事になった
31: 以下、
お嬢様「さぁ、着いたわよ」
男の目の前にはお城のような豪邸があった
男(……)
男(……なんで金持ちは皆大きな家に住んでるんだ……?)
男はぼんやりとそんな事を考えていた
すると少し先を歩いていたお嬢様が振り返る
お嬢様「何をボサッとしているの?」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「ちゃんと主人についてきなさい」
男「はい」
32: 以下、
男は自分の飼い主である一回り年下の少女の後をついて歩く
しばらく廊下を進むと不意にお嬢様が呟いた
お嬢様「……まずはお風呂にいれないとね」
お嬢様「匂いもそうだけど髭と髪もなんとかしなくちゃ……」
そこに屋敷で働くメイドが通りかかる
メイド「お帰りなさいませお嬢様」
お嬢様「……いいところに来たわね」
メイド「いいところ…ですか?」
お嬢様「この子をお風呂に案内して」
メイド「あの……この方は……」
お嬢様「私のペットよ」
メイド「……畏まりました」
お嬢様「あぁ、お前達じゃなくて私が使っている方ね」
メイド「……よろしいのですか?」
お嬢様「……」
お嬢様は無言でメイドを見つめる
メイド「す…すぐに案内します」
お嬢様「頼んだわよ」
そう言い残しお嬢様は自室へと向かった
33: 以下、
男はメイドに案内されお嬢様専用のお風呂場に到着した
扉を開けると大きな脱衣場がありその奥にさらに大きな浴室が見える
メイド「こちらがお嬢様がお使いになっているバスルームでございます」
男(やっぱり風呂も大きいんだな……)
メイド「それでは私は失礼させていただきます」
男「あ…あの……」
メイド「はい」
男「俺はどうしたら……」
メイド「それは…私には……」
その時、扉が開かれ革の袋を片手にお嬢様が脱衣場に入ってきた
お嬢様「あら?まだ服を着てるの?」
男「あ……」
お嬢様「メイド、もういいわ…下がりなさい」
メイド「畏まりました」
メイドが出ていき脱衣場にはお嬢様と男の2人だけになる
お嬢様「早く服を脱ぎなさい」
男「分かりました……」
お嬢様に裸を見られるのは2度目
逆らっても無駄という事を理解している男は黙って服を脱ぐ
全裸になった男をお嬢様は満足そうな顔で見ていた
34: 以下、
お嬢様「後ろを向いて両手を背中に回しなさい」
男(……何するつもりだ?)
男は悪い予感がしつつもお嬢様の言葉通り後ろを向き両手を背中に回す
すると男の両手首に冷たい感触がし軽い金属音が鳴った
男「…………えっ?」
お嬢様「ふふふっ……手錠よ」
お嬢様は可愛らしい笑顔で男の顔を覗き込む
男「あの……」
お嬢様「これから2人きりでお風呂でしょ?」
お嬢様「まぁ大丈夫だとは思うけど…念のため……ね?」
男「……」
お嬢様「さぁ、先に入って待ってなさい」
男「……分かりました」
48: 以下、
浴室でお嬢様を待つ間、男は期待と不安を抱えていた
男(お風呂か……)
男(やっぱ裸で入ってくるのかな?)
男(俺の事ペットって言ってたし……)
男の頬が少し緩んだがすぐに不安げな表情になる
男(でもなぁ……あの革袋が気になる……)
男(手錠もされてるし……)
お嬢様「お待たせ」
お嬢様の声に思わず振り返る
そこには体にバスタオルを巻き革の袋を持ったお嬢様が立っていた
男「……」
お嬢様「あらあら、期待はずれって顔ね?」
男「いえ…そんな事は……」
お嬢様「ふふふっ……」
お嬢様は少し笑うと革の袋を床に投げ両手でバスタオルを掴む
お嬢様「……見たい?」
男「い…いや……その……」
お嬢様「正直に答えなさい」
男「…………はい」
お嬢様「あぁ…お前は本当に可愛いのね……」
そう言うと時間をかけバスタオルをほどいていく
ほどかれたバスタオルは手を離せば落ちてしまう状態になった
お嬢様「目を逸らしてはダメよ?」
男「……はい」
そしてお嬢様の手がゆっくり開かれた
49: 以下、
お嬢様の体を離れたバスタオルが床に落ちる
男はまばたきを忘れその様子を見ていた
男「あっ……」
お嬢様「……うふふっ…残念でした♪」
バスタオルの下は裸ではなくチューブトップタイプの水着だった
男の顔は嬉しそうでもあり残念そうでもある複雑な表情になる
お嬢様「なによ、変な顔して」
男「えっ…と……」
お嬢様「一応言っておくけど私の水着姿は貴重なのよ?」
男「……」
お嬢様の体はその言動に似つかわしくないほど華奢だった
胸もお尻も小さく手足も細い
まるで花開く前の蕾のような印象を男に与えた
お嬢様「……お気に召したようね?」
男「えっ?」
お嬢様は笑みを浮かべたまま男に近づく
そして男の目の前に立つといきなりペニスを握りしめた
男「うっ!?」
お嬢様「こんなに元気にしちゃって」
男「うぅっ……」
お嬢様「……悪い気分ではないけどね」
男「お嬢…様……?」
お嬢様「ふふっ……お楽しみは後にしてまずは綺麗にしましょう」
男「はい……」
お嬢様「それじゃ座って、私が洗ってあげるから」
男「お嬢様が…ですか?」
お嬢様「バカね……ペットを洗うのも主人の勤めよ?」
50: 以下、
お嬢様「最初は頭からね」
お嬢様は男の頭を洗い始める
お嬢様「……全然泡立たないわね」
男「……」
お嬢様「最後にお風呂入ったのは何日前なの?」
男「確か……2週間くらい前かと……」
お嬢様「やれやれ、薄汚いワンちゃんでちゅね?」
男「……ワン」
お嬢様「うふふっ♪」
お嬢様は楽しそうに男の頭を洗う
お嬢様「どう?気持ちいい?」
男「はい」
お嬢様「じゃあもっと気持ちよくなりましょうか?」
男「それは…どういう……」
お嬢様「頭は終わりよ、次は体を洗うから立ちなさい」
51: 以下、
お嬢様は両手にボディーソープをつけると男の後ろに回り込む
そして男の胸に手を当て洗い始めた
男「うっ……」
お嬢様「ふふふっ……敏感なのね?」
男(仕方ないだろ……)
お嬢様「ここはどうかしら?」
お嬢様の指が乳首に触れる
男「うぁっ!?」
お嬢様「ずいぶんと可愛い声を出すのね……」
男「あっ…あぁっ……」
お嬢様は執拗に男の乳首を責める
何度も乳輪をなぞり乳首を弾く
そして男の性感が高まると乳首を強く摘まんだ
男「あぁっ!!」
お嬢様「……あまり可愛く喘がないで…止まらなくなっちゃうわ……」
お嬢様は頬を上気させながら男の下半身に手を伸ばす
52: 以下、
お嬢様の手は腰や太もも、脚を撫で回すがペニスに触れる事はなかった
お嬢様「うん、綺麗になったわね……これで終わりよ」
男「えっ……」
お嬢様「どうしたの?」
男「あの……」
お嬢様「なぁに?まだ洗って欲しいところがあるの?」
薄笑いを浮かべたお嬢様が男に問いかける
男「……チ…チン……」
お嬢様「聞こえないわ」
男「俺の…チンポも……洗って下さい……」
お嬢様「んー、言い方が可愛くないわね」
お嬢様「……ボクのチンチン洗ってくだちゃいって言いなさい」
男「ボ…ボクの……チンチン……洗って…くだちゃい……」
お嬢様「あらあら、ずいぶんワガママなワンちゃんね?」
男「……」
お嬢様「仕方ないわね、私は優しいから洗ってあげるわ」
お嬢様は自分が巻いていたバスタオルを床に広げると男に指示する
お嬢様「ここに仰向けで寝なさい」
男「はい……」
56: 以下、
仰向けになった男をお嬢様は見下ろしていた
お嬢様「チンチンを洗ってかぁ……」
そう呟くと右足でペニスを踏みつける
男「あっ……」
お嬢様「ふふふっ……」
お嬢様は足をゆっくり動かし男の反応を楽しむ
男「うっ…あぁっ……」
お嬢様「気持ちいいの?」
男「は…い……」
お嬢様「そう……それは良かったわ」
お嬢様は足で器用にペニスを扱く
年下の少女にペニスを踏まれる屈辱と同時に男は確かな快感を覚えていた
男「お…お嬢様……」
お嬢様「ダメよ」
男の射精が近い事を感じ取ったお嬢様はそれを禁じる
お嬢様「私がいいと言うまで射精しちゃダメ」
男「そんな……うっ!?」
足の動きが早まり男の射精感はさらに高まる
男「あぁっ…くっ……」
男「はぁ…はぁ…も……もう…出る……」
お嬢様「まだダメ」
男「あっ…あぁっ……お嬢様……」
お嬢様「……」
男「うっ…イク……あっ…あっ……うぁっ!!」
1ヶ月ぶりの射精はすぐには終わらなかった
ペニスは何度も脈打ち男の腹に大量の精液を吐き出す
お嬢様「ダメだと言ったじゃないの……」
ペニスを踏みつける力が強くなる
男「あっ!!」
お嬢様「あら?まだ元気そうね?」
男「うぅっ……」
57: 以下、
お嬢様「とりあえず溜まったモノを全部出しましょうか?」
お嬢様は男の脚の間に座るとペニスを握る
男「お嬢様…イッたばかりです……」
お嬢様「だから?……こんなに苦しそうじゃない」
男のペニスは射精したばかりなのに硬さを失っていなかった
ペニスを握った手が上下し始める
男「うっ……あっ……」
男「イク…イク……あぁっ…あっ…うぅっ!!」
お嬢様の少女とは思えぬ巧みな指技で男は瞬く間に2度目の射精を迎えた
お嬢様「……早いわねぇ……ちょっと驚いたわ」
男「も…申し訳ありません……」
お嬢様「うふふっ、別にいいのよ」
お嬢様「2回も出せばスッキリしたでしょ?次は髭を剃ってあげるわ」
お嬢様は革の袋から剃刀を取り出すと男の腹に馬乗りになる
男「お嬢様!?そこは……」
お嬢様「なんだかお尻がヌルヌルするわね?……ボディーソープだけじゃないみたいだわ」
男「うぅっ……」
お嬢様「どうしてこんなにヌルヌルするのかしらね?……答えなさい」
男「俺の…精子が……」
お嬢様は男の腹の上で前後に腰を動かす
男の精液はお嬢様の水着にも染み込み始めていた
お嬢様「ふふっ……主人のお尻に精子をつけるなんていけないワンちゃんね?」
男「……ワンワン……」
58: 以下、
お嬢様「まったく…お前がいちいち可愛いから全然捗らないわ」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「すこし真面目にやらないと……目を閉じなさい」
男「はい」
男が目を閉じるとお嬢様は男の顔全体に泡をつける
お嬢様「ついでに顔の産毛も剃ってあげるわ……動いちゃダメよ?」
男は小さく頷く
手慣れた様子で男の顔を剃り終えるとお嬢様はシャワーで男の顔と体
そして自分の体についた泡と精液を洗い流す
お嬢様「……うん、思った通りだわ」
男「……?」
お嬢様「お前は私の好みの顔してるのよ」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「性格もわりと好きよ?」
お嬢様が男の胸に乗る
男「お嬢様?」
お嬢様は無言で男の首に剃刀の背を押し付ける
お嬢様「今……私が悪ふざけをしたらお前は大怪我をするかしらね?」
男「……」
お嬢様「いいえ……大怪我どころじゃないかも……」
男「あっ…あっ……」
男の首を剃刀で撫でながらお嬢様は目を細める
男の体は小さく震え顔は恐怖にひきつっていた
59: 以下、
お嬢様「いい顔だわ……」
お嬢様「私そういう怯えた表情が大好きなの……」
お嬢様は首筋から剃刀を離すと男に微笑みかける
お嬢様「さぁ、次は下の毛を剃りましょう」
男「えっ?」
お嬢様「……何か不満があるの?」
男「いえ…ありません……」
お嬢様「それじゃ始めるわよ」
男「……」
お嬢様は男の上で体勢を入れ替える
するとお嬢様は突然笑いだした
お嬢様「あははっ♪」
男「お嬢様……?」
お嬢様「……お前はどうしようもないマゾ犬ね?」
男「あの…何が……」
お嬢様「自分で見てみなさい」
お嬢様は立ち上がり男に自分のペニスを見るように言った
男(そ…そんな……)
男のペニスは勃起していた
2度の射精をしたと思えぬほど硬くそそり立ちビクビクと脈動している
お嬢様「命の危険を感じると勃起するらしいけど……」
お嬢様「お前はマゾ犬だから単に興奮しただけかもね?」
男「……」
お嬢様「どっちにしろこのままじゃ剃れないわね……」
お嬢様「……仕方ないからまた抜いてあげるわ♪」
60: 以下、
お嬢様「足で1回、手で1回……」
お嬢様「次はどこでシて欲しいの……?」
お嬢様は男の顔に自分の顔を寄せ尋ねる
男(うぅっ…近い……)
お嬢様「やっぱり口がいいのかしら…それとも……」
お嬢様は右手を水着の中に滑り込ませ誘うような表情で男を見つめる
お嬢様「私の中に…挿れたい……?」
男「お…お嬢様……」
お嬢様「……バカね、冗談に決まってるでしょ?」
男「……」
お嬢様「うつ伏せになってお尻を上げなさい」
男「お嬢様…それは……」
剃刀の背がペニスに触れる
男「ひっ!?」
お嬢様「聞こえなかったの?」
男「……」
男はうつ伏せになりお尻を高く上げた
今までにも奴隷として屈辱的な行為はされてきた
しかしこれほど屈辱的な格好をさせられた事はなかった
自分でも見た事のない部分を見せる行為は男に残された僅かなプライドを打ち砕いていた
お嬢様「女もそうだけど男もお尻が弱点よね……」
お嬢様「いや、どちらかと言うと男の方が弱いのかしらね?」
男「……」
お嬢様「まぁ…だからこそ責めがいがあるんだけどね……」
64: 以下、
男は後ろ手に手錠をかけられている為上体を床につけていた
バランスをとるために脚は大きく開かれお嬢様からはペニスはもちろんアヌスまでしっかりと見る事ができた
男(くっ……俺はなんて格好を……)
お嬢様「……いい眺めだわ」
男「……」
お嬢様「私ね…ここを虐めるのも好きなの」
お嬢様の指が男のアヌスに触れる
男「うっ……」
お嬢様「こっちを虐められた事はあるの?」
男「ありません……」
お嬢様「なら私が初めてなのね……嬉しいわ」
お嬢様はアヌスに顔を寄せ匂いを嗅ぐ
お嬢様「ふふふっ…少し臭うわね?」
男「も…申し訳……ありません……」
お嬢様「いいのよ、私が綺麗にしてあげるから」
お嬢様は男の尻にボディーソープを垂らすと尻全体を撫で回す
お嬢様「男にしてはお尻も可愛いわね?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「でももう少し柔らかい方が私の好みだわ」
男「……」
お嬢様の指がアヌス周辺を刺激し始める
円を描くように撫で、時おり中心を押すように解していった
65: 以下、
男「うっ…くぅっ……」
お嬢様「中も洗うわよ、力を抜きなさい」
男「お嬢様……中は…汚いです……」
お嬢様「だから洗うのよ」
男のアヌスを十分に解したお嬢様は左手で男の腰を支え右手の中指を侵入させていった
男「あっ…あぁっ……」
お嬢様「へぇ…わりと簡単に入ったわ」
男「お……お嬢…様……」
お嬢様「それじゃ…気持ちよくなりなさい」
そう言うと指を激しく動かした
ピストンさせるだけではなく上下左右と掻き回すように動かしていく
男「あぁっ…あっ…んっ……」
違和感を遥かに越える快感が男を襲う
次第にお嬢様の指はある一点を集中して刺激するようになっていた
お嬢様「どう?気持ちいいでしょ?」
お嬢様「ここは前立腺って言うのよ♪」
男「はぁ……はぁ……ぐぅ……」
男にとっては未知の快感だった
初めてアヌスを責められ前立腺も刺激される
男は何も考えられなくなりいつの間にか射精していた
66: 以下、
その後もお嬢様は男を責め続ける
男はさらに2回射精するまで人形の様に弄ばれた
男「……」
お嬢様「さすがに5回も搾り取られたらグッタリしてるわね?」
男「う…っ…あっ……」
お嬢様「今のうちに下を剃っちゃいましょう」
お嬢様は手早く男の陰毛を剃りあげる
お嬢様「…………まぁこんなものね……次は……」
浴室の壁に設置された受話器で何者かと話をするお嬢様
受話器を置くと男に近づき手錠を外す
お嬢様「……立てる?」
男「はい……」
お嬢様の手を借り何とか男は立ち上がる
そして脱衣場に連れていかれバスローブを着せられた
お嬢様「もうすぐ爺やがくるわ、その鬱陶しい髪を切ってもらいなさい」
男「分かりました……」
67: 以下、
しばらくすると脱衣場の扉が叩かれた
お嬢様「入りなさい」
爺や「失礼します」
お嬢様「爺や、この子の髪を切ってあげて……髪型はお前に任せます」
爺や「畏まりました」
お嬢様「私も着替えたら行くから先に行ってなさい」
男「分かりました」
爺や「……こっちだ、ついてこい」
男「はい……」
爺やに連れられて男は屋敷の中を歩く
2人の間に会話はなく重苦しい沈黙が続いた
男(この人…怖いんだよなぁ……)
男(いきなり撃ち殺されそうだ……)
男がそんな事を考えていると爺やが足を止めた
男「っ!?」
爺や「何を驚いている…中に入れ」
爺やは目的の部屋の扉を開け中に入るように促す
男(びっくりしたぁ……心を読まれたかと思ったぜ……)
部屋の中は十畳ほどの大きさでシンプルな内装だった
しかし入り口側の壁一面が鏡になっておりそれが男の目を引いた
男(何だコレ…鏡……?)
爺やは鏡の前に椅子を置き男に話かける
爺や「この部屋はお嬢様が髪を切る時に使われる部屋だ」
爺や「私としては不本意だが特別に貴様にも使わせてやる」
男「……」
爺や「さっさと座れ」
男「……はい」
68: 以下、
爺や「……」
男「……」
部屋には鋏の音しかしなかった
爺やは無表情で髪を切り男もまた無言で髪を切られていた
男(気まずいな……)
男(……何か話した方がいのかな?)
男(でもこの爺さん怖いしなぁ……)
爺や「……」
男「……あの」
爺や「なんだ?」
男「すいません…俺なんかのために……」
爺や「自惚れるな、貴様ごときのためではない」
男「えっ?」
爺や「お前はお嬢様の奴隷だ」
爺や「お嬢様のお側にいる者には相応しい格好と言うものがある」
爺や「これも全てお嬢様のためだ」
男「……」
その時扉が開かれお嬢様が部屋に入ってきた
お嬢様「終わった?」
爺や「もう少しでございます」
お嬢様は男に近づき鏡越しに話かける
お嬢様「爺やはいつも私の髪を切ってくれてるの、腕は確かよ♪」
そう言うとソファーに座り近くにあった雑誌を手に取る
お嬢様「終わったら呼びなさい」
爺や「畏まりました」
69: 以下、
お嬢様が雑誌を読み始めて10分ほど経った頃、爺やの手が止まった
爺や「お嬢様」
お嬢様「……終わった?」
爺や「はい」
お嬢様「ご苦労様」
お嬢様は男の前に立ち髪型をチェックする
お嬢様「さすがね、上手に切れてるわ」
爺や「畏れ入ります」
お嬢様「お前もますますハンサムになったわよ?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「爺や」
爺や「はい」
お嬢様「今日の夕食は部屋で取ります、料理長に伝えておいて」
爺や「畏まりました」
お嬢様「それとメイドに紅茶を用意させて……葉の種類は爺やに任せます」
爺や「はい、お任せ下さい」
お嬢様「マゾ犬」
男「……はい」
お嬢様「私の部屋に行くわよ、ついてきなさい」
男「分かりました……」
73: 以下、
お嬢様の部屋は実にお嬢様らしい豪華な部屋だった
天蓋付きの大きなベッド、優に10人は座れそうなテーブル、天井にはシャンデリア、床には高級そうな絨毯で敷かれていた
男(何だこの部屋……冗談みたいだな……)
お嬢様は椅子に座りテーブルに肘をつくと男を手招きで呼んだ
しかし男が傍にきてもお嬢様は無言で男を見つめるだけだった
男(何で無言なんだよ……)
お嬢様「何をしているの?」
男「あの…呼ばれたので……」
お嬢様が男の脛を蹴りつける
男「痛っ……」
お嬢様「いつまで主人を見下ろすつもりなの?正座しなさい」
男「あっ…申し訳ありません」
男がお嬢様の足元に正座するとお嬢様は満足そうに微笑む
そしてゆっくりと男の肩に脚を乗せた
74: 以下、
お嬢様はミニのワンピースを着ている為、男からはお嬢様の下着が見えそうになっていた
男(あっ…パンツ見えそう……)
お嬢様「ふふふっ……どこを見ているの?」
男「い…いえ……別に……」
お嬢様「見せてあげましょうか?」
男「!?」
お嬢様「見たいんでしょ?……見せてあげてもいいわよ?」
男「…………見たいです」
お嬢様「下着の色を当てなさい」
男「下着の色……ですか?」
お嬢様「そう、当たったら見せてあげるわ♪」
男(お嬢様は白いワンピースを着ている……)
男(白い服の時は白い下着をつけるって誰かが言ってたな……)
お嬢様「……まだ?」
男「…………白だと思います」
お嬢様「残念、ハズレだわ」
男「……」
お嬢様「正解は肌色よ?」
男「えっ?」
お嬢様「分からない?……穿いてないのよ……」
男(は…穿いて……ない……)
男の視線はワンピースの裾、お嬢様の脚の間に釘付けになる
お嬢様「うふふっ♪」
75: 以下、
男がお嬢様に翻弄されていた時
控え目に部屋の扉が叩かれた
お嬢様「……入りなさい」
メイド「失礼します、紅茶をお持ちしました」
お嬢様「ご苦労様」
メイドはティーセットをテーブルに置くとカップに紅茶を注ごうとした
お嬢様「自分でやるわ、下がりなさい」
メイドを手で制し退室を命じる
メイド「畏まりました」
一礼してメイドは部屋を後にする
お嬢様はカップに紅茶を注ぐと男にソーサーを持たせる
お嬢様「落としたりしたらキツイお仕置きをするわよ?」
男「……分かりました」
紅茶を一口飲むとお嬢様は男に笑いかける
お嬢様「……喉は渇いてる?」
男(そう言えば今日は何も飲み食いしてないな……)
お嬢様「どうなの?」
男「はい」
お嬢様「口を開けなさい」
男「……?」
男が口を開けるとお嬢様は脚をおろし顔を近づける
そしてにっこり微笑むと男の口内に唾を吐いた
男「んっ!?」
お嬢様「可哀想だから私の唾をあげる……飲みなさい」
男(お嬢様の……唾を……)
男は体を震わせながらお嬢様の唾を飲み込んだ
76: 以下、
お嬢様「どう?美味しい?」
男「はい……」
お嬢様は持っていたカップをソーサーに置くと自分が口をつけた側を男に向ける
お嬢様「残りはお前にあげるわ……私が口をつけたのはこの辺よ?」
そう言ってカップの縁を指でなぞる
お嬢様「そのまま飲んだら間接キスになってしまうわね?」
男「……」
お嬢様「飲みなさい」
男「……はい」
男はカップを回転させ反対側から一気に飲み干した
お嬢様「……お前は案外ウブなのね?」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「もしかして童貞なの?」
男「……」
お嬢様「今度は脛じゃなくて玉を蹴るわよ?」
男「……童貞…です……」
お嬢様「そう……楽しみが増えたわ」
お嬢様が男に手を伸ばそうとした時、また扉がノックされた
お嬢様「……入りなさい」
爺や「失礼します」
爺や「お嬢様、夕食の準備が整いました」
お嬢様「分かったわ、すぐに行きます」
男(……部屋で食べるんじゃないのか?)
お嬢様「それじゃ、行きましょう……餌の時間よ?」
79: 以下、
お嬢様に連れられ男はまた別の部屋にいた
今までの部屋よりは小さく、室内にはテーブルと椅子しかなかった
男(この家には何部屋あるんだよ……)
テーブルの上には男が見た事もない料理が並べられている
いずれの料理からも食欲をそそる匂いが漂い男の腹を刺激した
男(腹…減ったな……)
お嬢様が席につくと控えていた爺やが料理を取り分けようとする
お嬢様「爺や、今日はしなくていいわ」
爺や「お嬢様?」
お嬢様「給仕はしなくていいと言ったの」
爺や「しかし……」
お嬢様「下がりなさい」
爺や「……畏まりました」
爺やが退室するとお嬢様は食事を始める
まるで男など存在しないかのようにお嬢様は食事に集中していた
男「……」
食事を始めて10分ほど経った時、お嬢様が口を開く
お嬢様「お腹空いた?」
男「えっ?」
その言葉を聞いたお嬢様はフォークを手にし立ち上がる
そして無表情で男の前に立つと腹にフォークを突き立てた
男「うっ!!」
お嬢様「……よく覚えておきなさい」
お嬢様「私は同じ事を2回言うのは嫌いなの」
お嬢様「私といる時は常に私の声に集中しなさい」
お嬢様「次に聞き返した時はフォークじゃすまないわよ?」
男「分かり…ました……」
80: 以下、
お嬢様「……餌が欲しい?」
男「はい……」
お嬢様「ふふふっ…ちょっと待ってなさい」
お嬢様は席に戻ると肉を一切れフォークに刺す
お嬢様「欲しければ四つん這いでこっちに来なさい」
男は四つん這いでお嬢様の足元に近づき顔を見上げる
お嬢様は男を見下ろしながら自分の口に肉を運んだ
男「……」
数回咀嚼するとお嬢様は肉を手のひらに吐き出す
お嬢様「爺やに見られたら怒られるわね?」
そう言って笑い、男に手を差し出した
お嬢様「食べなさい」
男「……はい」
男はお嬢様の手のひらに顔を寄せ咀嚼された肉を口に入れる
他人の吐き出したモノだが不思議と抵抗は無かった
お嬢様「どうかしら?」
男「……美味しいです」
お嬢様「ほら、残ってるわよ……ちゃんと舐めなさい」
男「はい……」
お嬢様の手のひらに残った肉の欠片だけでなく指を一本ずつ丁寧に舐めあげる
ほとんど無意識だったが、そうする事が自然な事だと男は感じていた
お嬢様「上手に食べられたわね?」
男「……」
お嬢様「もっと欲しいの?」
男「……ワン」
お嬢様「うふふっ、お利口さんね?」
81: 以下、
お嬢様は肉を取り分けた皿を持ち立ち上がる
そして皿を傾け男の前に肉を落とした
お嬢様「……召し上がれ♪」
男(マジかよ……)
お嬢様「どうしたの?早く食べなさい」
男「……」
男が肉を拾い上げようと手を伸ばした瞬間
お嬢様が男の手を思い切り踏みつけた
男「うぁっ!?」
お嬢様「お前は手を使って餌を食べる犬を見た事があるの?」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「床に這いつくばって食べなさい」
男「うぅっ……」
男は手を踏みつけられたまま床に落ちた肉を口にした
肉を食べ終えると今度はサラダが落とされる
お嬢様「ちゃんと野菜も食べないとダメよ?」
男「……」
お嬢様「サラダの次はスープだからね?」
お嬢様「床は綺麗だから安心して舐めなさい」
こうして男は床を食器にして夕食を食べる事になった
82: 以下、
食事を終えた2人はお嬢様の自室に戻ってきた
お嬢様は椅子に座り男はその足元に正座している
お嬢様「さて、少しお話しましょうか?」
男「はい」
お嬢様「……1番気になるのは奴隷をやってる理由ね……お前どうして奴隷をやってるの?」
男「……子供の頃に売られたんです」
お嬢様「……」
男「確か…5才くらいで売られたらしいです」
お嬢様「売られたらしい?」
男「あんまり覚えてなくて……」
お嬢様「……続けて」
男「最初から奴隷だったわけじゃなくて、その時は子供が欲しい人の所に養子って形で売られました」
男「だけど8才くらいの時にその人達に子供が産まれて……また売られたんです」
男「今度は奴隷商人みたいな人に買われて……それからは奴隷として売られたり買われたりって感じで……」
お嬢様「なるほどね、だから正確な年齢も分からないのね?」
男「はい……」
お嬢様「……お前の誕生日は今日、年齢は25才よ」
男「……?」
お嬢様「お前は今日私のペットになったのよ?主人である私がそう決めたの…文句ある?」
男「……ありがとうございます」
83: 以下、
お嬢様「今まで奴隷としてどんな事をしてきたの?」
男「子供の頃は商人さんの所で掃除や料理をしてました」
男「大きくなってからは畑仕事や家畜の世話……後はストレス発散の道具ですね」
お嬢様「……」
男「殴られたり蹴られたり…ダーツの的にされた事もありました、それから……」
お嬢様「もういいわ」
男の言葉を遮りお嬢様は立ち上がる
そして男の頭を撫でながら微笑む
お嬢様「今日から私が可愛がってあげる……」
男「はい……」
お嬢様「ふふふっ、そろそろ寝ましょうか」
男「あの…俺は……」
お嬢様「ベッドの柱を抱えるようにしてみて」
男「……こうですか?」
男はベッドを支える柱を抱える
お嬢様「それで手を伸ばして」
男「はい」
男が両手を前に伸ばすとその手に手錠がかけられた
男「あっ……」
お嬢様「あれだけ出したから大丈夫だと思うけど…一応ね」
男「あの……」
お嬢様「今日はそのまま寝なさい」
男「はい……」
お嬢様「あぁ、寝顔くらいなら見てもいいわよ♪」
お嬢様「それじゃ、おやすみなさい」
男「……おやすみなさい」
90: 以下、
翌朝、男は顔を蹴られて起こされた
男「痛っ!?」
お嬢様「いつまで寝ているの?」
男「……おはようございます」
お嬢様「はい、おはよう」
お嬢様「不自然な体勢なのによく眠れたみたいね?」
男「いつもは石の床で寝てましたし…何より眠れる時に寝ておかないと……」
お嬢様「……奴隷って大変なのね」
男「……」
お嬢様「お腹空いてる?」
男「少し……」
お嬢様「私はもう食べたけど、お前の分は持ってきてあげたわ」
そう言うとお嬢様はテーブルに置かれたカゴからパンを取り出す
お嬢様「手錠されてたら食べられないでしょ?私が食べさせてあげる♪」
男「んぐっ!?」
お嬢様は男の口にパンを詰め込む
お嬢様「ほらほら、早く食べないと窒息するわよ?」
男「うっ…うぅっ……」
男が何とかパンを飲み込むとお嬢様は2つめのパンを手にして笑う
お嬢様「おかわりは沢山あるからね♪」
男「お嬢様…水を下さい……」
お嬢様「ふふふっ、いいわよ……」
91: 以下、
お嬢様「上を向いて口を開けて」
男「はい……」
素直に従う男を見てお嬢様は満面の笑みを浮かべる
お嬢様「うんうん、素直な子は大好きよ♪」
笑いながらティーポットを手にすると男の口に紅茶を注ぎ入れた
男(ちょっ!?)
お嬢様「溢しちゃダメだからね?」
男「んぐ…んぐ……」
男は溢さぬように懸命に飲もうとする
しかし飲み込む量よりも遥かに多い紅茶が注ぎ入れられていた
男「んっ……ゲホッ!!」
耐えきれなくなった男は下を向き咳き込む
それでもお嬢様は男に紅茶をかけ続けていた
そしてようやくポットが空になるとお嬢様が口を開いた
お嬢様「……溢すなと言ったでしょ?」
男「うぅっ……申し訳…ありません……」
男の着ていたバスローブはもちろん、絨毯やベッドまで紅茶が飛び散っていた
お嬢様「部屋を汚した罰を与えないとね……」
男(罰……?)
お嬢様「ふふふっ……地下に行くわよ」
男「……分かりました」
92: 以下、
男が案内された地下室は異様な部屋だった
室内には三角木馬や磔台があり、天井には何かを吊り下げる為のウィンチが設置されていた
また、壁には様々な種類の鞭やケイン、パドルなどが飾られていた
男「……」
お嬢様「驚いた?」
男「……はい」
お嬢様「ここは私のお気に入りの部屋なの」
男「……」
お嬢様「安心しなさい、いきなり磔台や木馬は使わないから」
男(……じゃあ他のモノは使うのか?)
お嬢様「とりあえず座りなさい」
男「はい」
男は床に腰を下ろす
するとそれを見たお嬢様が眉をひそめる
男(あっ…ヤバい……)
慌て正座に座り直すがお嬢様に髪を掴まれ無理やり上を向かされる
お嬢様「自分で気付いたのは偉いけど、次からはもっと注意なさい?」
男「はい…分かりました……」
お嬢様は髪を離すと男の前に椅子を置き座る
お嬢様「それじゃ、始めるわよ」
93: 以下、
お嬢様「罰と言ってもそれほどキツイものじゃないわ」
お嬢様「私の望む答えを言えればすぐに終わるわよ?」
男(……答え?)
お嬢様「今からお前の頬を叩きます、何を言えばいいかよく考えなさい」
男(何の事だ?…意味が分からないな……)
男がお嬢様の言葉の意味を考える前に頬が叩かれた
男「痛っ!?」
お嬢様「……」
お嬢様は男の顔を見つめ言葉を待っている
男(何だ?……何を言えばいいんだ?)
男が黙っていると今度は反対の頬が叩かれた
男「うっ!!」
お嬢様「……」
男「……申し訳ありませんでした」
お嬢様「違うわ」
また男の頬が叩かれる
答えが分からぬ男は何度も頬を叩かれ続けた
叩かれた回数が20回を越えたあたりでお嬢様が口を開く
お嬢様「……まだ分からないの?」
男「……はい」
お嬢様「仕方ないわね……」
お嬢様「ヒント…というかほとんど答えになるけれど……」
お嬢様は男の目を見つめ話かける
お嬢様「一度しか言わないからよく聞きなさい」
男「……」
お嬢様「これは躾よ?」
男「躾……?」
94: 以下、
お嬢様「私がお前にする事は、お前にとっては『してもらった事』になるの」
お嬢様「今のお前は私に躾をしてもらってるの」
お嬢様「分かったかしら?」
男(そういう事か……)
お嬢様が男の頬を叩く
男「っ…ありがとうございます」
お嬢様「ふふふっ……」
笑みを浮かべ反対の頬も叩く
男「ありがとうございます」
男はその後も数回叩かれその度にお礼を言わされた
そして、お嬢様の手と男の頬が赤くなり始めた頃にお嬢様の動きが止まる
お嬢様「……」
男(何だ……?)
お嬢様は陶酔したような顔で男の頭を抱きしめる
男「あっ……」
お嬢様「……」
男(あぁ……いい匂いがする……)
何も言わず頭を強く抱きしめ髪を撫でるお嬢様
男もまた言葉を発する事なくお嬢様に身を任せる
しばらくその状態が続いた後、お嬢様が呟いた
お嬢様「……私の可愛いワンちゃん」
男「……」
お嬢様「お前は私の可愛いワンちゃん……私だけの犬よ……」
男「……ワン」
お嬢様「ふふふっ、部屋に戻りましょう」
男「はい……」
男にとって初めての躾はこうして終了した
102: 以下、
お嬢様の部屋に戻ると室内は綺麗に清掃されていた
男が汚したシーツや絨毯も新しい物に代えられベッドメイキングも完璧に終了していた
男(……すげぇな…そんなに時間経ってないのに……)
感心していると男の背中に鋭い痛みが走った
男「うっ!?」
振り返ると乗馬鞭を手にしたお嬢様が笑っている
お嬢様「次は芸を覚えなさい」
男「……お手とかですか?」
お嬢様「そうよ、お前はペットなんだから芸くらいできないと困るわ」
男「……頑張ります」
お嬢様「いい心掛けね…まずは裸になりなさい」
男「はい」
男はバスローブを脱ぎ裸になる
お嬢様「……お座り」
男「ワン」
お嬢様「お手」
男「ワン」
お嬢様「……なかなか上手ね?」
男「ワンワン」
男は以前買われたところでも犬の真似をさせられた事があった
基本的な芸はその時に仕込まれていたが、次の命令は男の予想を越えていた
お嬢様「オナニー」
男(……えっ!?)
乗馬鞭が男の胸に振り下ろされる
男「くっ……」
お嬢様「早くしなさい…マゾ犬……」
103: 以下、
男は床に寝転ぶとぎこちなくペニスを扱き始める
男(……まさかオナニーさせられるとは……)
お嬢様「……」
男はペニスを扱き、お嬢様はそれを黙って見ている
しばらくその状態が続くと男は異様な興奮を覚え始めた
男(……おかしい…やけに気持ちいいぞ……)
男(……見られてる…から……?)
お嬢様「……」
次第に射精感が高まり男の手の動きが早くなる
その時、お嬢様から次の命令が下った
お嬢様「ストップ」
男「っ!?」
射精の一歩手前で男の動きが止まる
男「お…お嬢様?」
お嬢様「イキたい?」
男「……はい」
お嬢様「それならオネダリしてみなさい?」
男「お嬢様……イカせて下さい……」
お嬢様「バカね…ダメに決まってるでしょ?」
男「そんな……」
お嬢様「ご褒美ばかりじゃ躾にならないわ、しばらくは寸止めよ」
男「うぅっ……」
お嬢様「それじゃ続けるわよ……オナニー」
男「……」
男は射精してしまわぬようにゆっくりとペニスを扱き始めた
104: 以下、
お嬢様の寸止め調教が始まって2時間ほど経過した頃、部屋に設置された電話が鳴った
お嬢様「やれやれ…いい所だったのに……」
お嬢様は不満げな顔で受話器を取る
お嬢様「はい……分かったわ、すぐに行きます」
お嬢様「爺や、席は2つ用意しておいて」
お嬢様「……いいから用意しなさい……それじゃ」
受話器を置くとお嬢様は男に向き直る
お嬢様「残念だけど躾の時間は終わり……次はお勉強の時間よ」
男「……」
お嬢様「そう言えばお前は教育を受けたの?」
男「簡単な読み書きと計算しか……」
お嬢様「ならお前は座ってるだけでいいわ」
男「……どういう意味ですか?」
お嬢様「決まってるじゃない、私と一緒に勉強するのよ」
105: 以下、
男は新しい服を着せられ、お嬢様が読書と勉強をする為に使われる部屋にいた
室内には大小様々な本棚が置かれ、入口から見て右側の壁には黒板が設置されている
お嬢様は黒板の前に用意された席に座り、男はその隣の席に座らされていた
男(……なに言ってるか全然分かんないな……)
お嬢様は大学レベルの勉強をしており、まともな教育を受けていない男には理解できない内容だった
爺や「……何をキョロキョロしている」
男「……申し訳ありません」
爺や「お嬢様の邪魔になる……大人しくしていろ」
男「はい……」
お嬢様「暇なら絵でも描いてなさい」
そう言ってお嬢様は男に紙とペンを渡す
男(絵か……描いた事無いけど……)
男(…………お嬢様を描かせてもらおう)
お嬢様が勉強している間、男はお嬢様の横顔を描く事にした
106: 以下、
爺や「お嬢様、本日はここまででございます」
お嬢様「はい、ご苦労様」
爺や「それでは失礼します」
爺やが退室しようとした時にお嬢様が声をかける
お嬢様「爺や」
爺や「はい」
お嬢様「これからの勉強の時間はこの子と一緒に受けます」
爺や「……」
お嬢様「次からはこの子用に簡単な教材を用意しなさい」
爺や「……畏まりました」
お嬢様「マゾ犬」
男「はい」
お嬢様「部屋に戻るわよ、ついてきなさい」
男「分かりました」
116: 以下、
部屋に戻ったお嬢様は男の描いた絵を見ていた
お嬢様「驚いたわ…なかなか上手じゃない」
男「ありがとう…ございます……」
男は落ち着かない様子でなにやらソワソワしている
お嬢様「どうしたの?」
男「いや…その……」
お嬢様「はっきり言いなさい」
男「ト…トイレに……」
お嬢様「……そう言えば家に来てから行ってないわね」
男「はい……」
お嬢様「…………まぁいいでしょう」
男(早くしてくれ……)
お嬢様はおもむろに壁に向かうとその一部をスライドさせる
するとそこに小さな扉が現れた
男「……」
お嬢様「ここは私専用のトイレよ、特別にお前にも使わせてあげる」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「汚したら舐めて掃除させるからね」
男「分かりました……」
117: 以下、
男がトイレから出てくると室内にお嬢様の姿は無かった
男(アレ……?)
男(……どこに行ったんだ?)
念のためベッドの下も覗いてみたが、どこにもお嬢様の姿は見つからなかった
男(まいったな……どうすればいいんだ……)
男が途方に暮れていると不意に部屋の扉が開かれお嬢様が姿を現す
男「あっ……」
お嬢様「ごめんね、ちょっと必要なモノを取りに行ってたの」
そう言ってお嬢様は可愛らしい笑顔を見せる
男はそんなお嬢様を見て深い安堵を覚えていた
男「必要なモノとは何ですか?」
お嬢様「掃除で思い出したの、お前にはまだキレイにしてない部分があるでしょ?」
男「風呂には入りましたが……」
お嬢様「うふふっ……耳掃除するのよ」
118: 以下、
お嬢様はベッドに座ると男に服を脱ぐように命じる
言われるまま全裸になった男はお嬢様に膝枕をしてもらっていた
お嬢様「さて、始めましょうか」
男「あの……」
お嬢様「なぁに?」
男「……いいのですか?」
お嬢様「なにが?」
男「俺の耳を掃除するなんて……」
お嬢様「私は耳掃除をするのもされるのも好きなの」
男「……」
男はお嬢様に背中を向けているので表情は見えなかった
しかし声を聴く限りでは機嫌がいいように思えた
男(本当にいいのかな……)
男がそんな事を考えていると耳に何かが入ってくるのを感じた
男「んっ!?」
お嬢様「動かないで」
男「はい……」
お嬢様「…………うわっ……」
男「お嬢様?」
お嬢様「……あぁ、ごめんね?……思ったより汚かったから……」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「いいのよ、汚い方が掃除のしがいがあるわ」
119: 以下、
お嬢様は綿棒を取り替えながら男の耳を掃除していく
耳掃除を始めてから5分ほど経過した辺りでお嬢様の手が止まった
お嬢様「反対向いて」
男「はい」
男が横になったまま体勢を入れ換えるとお嬢様の股間が視界の正面に入った
男(あっ……)
反射的に目を逸らす男を見てお嬢様は小さく笑う
お嬢様「ふふっ……可愛いわね……」
男「……」
お嬢様は黙々と男の耳掃除を続けている
する事がない男は悪いと思いつつも時折お嬢様の股間に目を向けていた
男(そう言えば昨日は穿いてないって言ってたな……)
昨日と違いお嬢様は赤いワンピースを着ており丈も長めだった
男は見えないと分かっていても何度も見てしまう
男「……」
お嬢様「……穿いてるわよ?」
男「っ!?」
お嬢様「ちょっ……危ないじゃないの」
男「……なんで分かったんですか?」
お嬢様「ふふっ……いやらしい顔してたからよ♪」
男「……」
お嬢様「冗談よ、あれだけ見られたら誰だって分かるわ」
男「うぅっ……」
お嬢様「よしっ、綺麗になったわね……終わりよ」
男「ありがとうございます」
120: 以下、
男は膝枕をされたままお嬢様に話しかける
男「あの……」
お嬢様「ん?」
男「どうして耳掃除するのが好きなんですか?」
お嬢様「……どういう意味なの?」
男「いや……ちょっと意外と言うか……」
お嬢様「…………耳掃除って信頼関係が確認できるでしょ?」
男「……」
そう言うと新しい綿棒を取り男の耳に入れる
男「んっ……」
お嬢様「こうやって少し奥に入れるだけで……」
男「いっ!!」
お嬢様「凄く痛いでしょ?」
男「はい……」
お嬢様「そんな弱点を任せるなんて信頼関係がなくてはできないわ」
お嬢様は男の頭を下ろし立ち上がる
そして男の手を引いて起こすとベッドに座らせた
お嬢様「だから…するのもされるのも好きなの」
男の隣に座ったお嬢様はそのまま男の太ももに頭を乗せる
そして男の手に綿棒の入った入れ物を渡した
男「……」
お嬢様「痛くしたら1000倍にして返すからね?」
男「……分かりました」
121: 以下、
男は慣れぬ手つきで慎重にお嬢様の耳に綿棒を入れる
お嬢様の耳は小さく少し力を入れただけで傷ついてしまいそうだった
男(うぅっ……すげぇ緊張するな……)
お嬢様「うふふっ♪」
男「どうしました?」
お嬢様「そんなにソッとやられたらくすぐったいわ」
男「申し訳ありません……」
お嬢様「それと、私の首に当たっているモノも気になるわね?」
男「……」
男のペニスは既に勃起していて、お嬢様の首筋に触れていた
お嬢様「ほら、手が止まってるわよ」
男「……続けます」
お嬢様「はい、頑張りなさい」
122: 以下、
かなりの時間をかけて片側の耳掃除が終わった
男が終わった事を告げるとお嬢様はやや不機嫌そうな顔になる
お嬢様「……長いわよ」
男「申し訳ありません……」
お嬢様「まぁいいわ、反対側もやってちょうだい」
男「はい」
この時、男はお嬢様が体勢を入れ換えるとどうなるかを緊張のあまり忘れていた
男「あっ……」
お嬢様「……」
体勢を入れ換えたお嬢様の目の前に男のペニスがある
至近距離で見られてしまう事に男はようやく気がついた
お嬢様「どうしたの?」
男「いや…その…何て言うか……」
お嬢様「早くしなさい」
男「はい……」
男は耳掃除を始めたがお嬢様の視線が気になって集中できなかった
真剣な表情でペニスを見つめるお嬢様を見ると、ペニスが勝手に反応を始める
すると、お嬢様は楽しげな表情で何かの数を数え始めた
お嬢様「……1……2…3…………4……」
男(……何の数だ?)
123: 以下、
その後もお嬢様のカウントは続く
お嬢様「……7……8……9……」
男(もしかして……)
男「お嬢様」
お嬢様「なぁに?」
男「何を数えているんですか?」
お嬢様「コレが動いた回数よ」
そう言ってお嬢様は男のペニスを指でなぞる
男(うっ!?……やっぱりか……)
男は腰を引きそうになるがギリギリでこらえた
男「お嬢様……危ないです……」
お嬢様「ふふっ、ごめんなさい♪」
男「……」
お嬢様のカウントが50に達する頃、やっと耳掃除が終了した
男「……終わりました」
お嬢様「……」
男が声をかけてもお嬢様は無言でペニスを見つめ続けている
男「……」
お嬢様「……少し待ってなさい」
そう言うとお嬢様は立ち上がり机に向かって行った
127: 以下、
お嬢様は箱のような物を持って戻ってきた
男「それは……何ですか?」
お嬢様「私のお道具箱よ」
箱を開けながらお嬢様は答える
箱の中には鋏や定規、コンパスやホチキスなどが詰め込まれていた
お嬢様「お前のサイズを測ってあげる」
男「何のサイズを……」
お嬢様「コレに決まってるでしょ?」
お嬢様はにっこり笑いながらペニスを定規で叩く
男「……」
お嬢様「さぁ、脚を開きなさい」
男「……分かりました」
男はベッドの上で脚を開きペニスをさらけだした
128: 以下、
お嬢様は定規でペニスの長さを計測しようとする
お嬢様「長さは……14…15……ちょっと、そんなに動いたら測れないわ」
男「申し訳ありません……」
動いてはいけないと分かっていてもペニスが反応するのを止められなかった
お嬢様に長さを測られていると言うことが男をひどく興奮させていた
お嬢様「……仕方ないわね」
お嬢様は男を押し倒し上からペニスを無理やり押さえつける
男「うっ!?」
お嬢様「……長さはだいたい16センチね…太さは……約6センチ……」
お嬢様「思った通りだわ、平均よりも大きいわね」
男「……そうなんですか?」
お嬢様「ええ、今まで私が見た中でも大きい方よ?」
男「……」
お嬢様「……どうしたの?」
男「いや…そんなに見たのかと思って……」
お嬢様「……ウチで働いてる執事とメイドは全員調教したわよ?」
男(マジかよ……)
お嬢様「でも……」
お嬢様は男の顔を挟むように頬に手を当て微笑む
お嬢様「1番可愛いのはお前よ……」
129: 以下、
お嬢様「せっかくだからもっと可愛くしましょうか?」
男「……何をするんですか?」
お嬢様「少し待ってなさい」
男「はい……」
お嬢様は男に背を向けると道具箱の前にしゃがみ何かを探し始めた
お嬢様「えっと…………んっ、あったわ♪」
振り向いたお嬢様の手にはホチキスが握られている
男(あれは確か……ホチキスだっけ?)
お嬢様「コレが何か知ってる?」
男「確か…鉄の針で紙を留める……」
お嬢様「正解」
ふたたび男の上に跨がると男の耳たぶをホチキスで挟む
男「っ……」
お嬢様「最初はピアスにしようかと思ったんだけど……」
耳たぶからホチキスを離すと頬から首へ、そして胸から腹へと滑らせていく
やがてお嬢様の手はペニスの少し前で動きを止める
お嬢様「……こっちを可愛くしてあげるわ」
男(う…嘘だろ……)
130: 以下、
お嬢様はペニスに手を添えると根元から亀頭に向けて皮を伸ばしていく
そして無理やり亀頭にまで皮を被せると小さく笑った
お嬢様「ほら……こんなに可愛くなったわ……」
男「うぅっ……」
亀頭に被せた皮の先端にホチキスを当てるとお嬢様は男の顔を見る
お嬢様「このまま……パチン…ってね……」
男「ヒッ!?」
お嬢様「ふふふっ……怖いの?」
男「や…やめ……」
その時、薄笑いを浮かべていたお嬢様の顔から笑みが消えた
左手で男の首を締めると右手に持ったホチキスを唇に押し当てる
お嬢様「やめ……何?……私に命令するつもり?」
お嬢様「口から先に留められたいの?」
男の唇に押し当てられたホチキスが少し閉じる
男「ぐっ…」
首を左右に振り逆らう意思が無いことを男は示した
するとお嬢様は両手を男の顔の両脇につくと男を正面から見据える
お嬢様「それならお願いしなさい」
男「お…お願い……?」
お嬢様「ボクのチンチンを包茎にして下さい……そうお願いするのよ」
男「……ボクの…チンチンを……包茎にして下さい……」
お嬢様「うふふっ、お前は本当にわがままね?」
お嬢様「仕方ないから包茎にしてあげるわ♪」
131: 以下、
男のペニスはふたたび皮を伸ばされ亀頭まですっぽりと覆われていた
お嬢様「それじゃ、パチンといくわよ?」
男「お…お願いします……」
皮にホチキスの冷たい感触が伝わる
男はシーツを強く握りしめやがてくるであろう痛みに備えていた
お嬢様「ふふっ…怖がってるわりには元気なのね?」
男(元気?……まさか……)
恐怖を感じているにも関わらず男のペニスは力強く勃起していた
男(そんな……何で……)
お嬢様「3つ数えたら留めるからね?」
男「……」
お嬢様「1……2……3」
お嬢様のカウントが終わると同時にホチキスが閉じられた
男「んっ!!…………ん……?」
痛みは感じたものの思ったほどではなかった
男がおそるおそる視線をペニスに向けると悪戯っぽい笑顔をしたお嬢様と目が合った
お嬢様「うふふ、針なんか入ってないわよ」
お嬢様はホチキスを開き男に見せる
男「……」
お嬢様「やっぱりお前は可愛いわね……」
男の体に自分の体を重ね、お嬢様は目を閉じる
胸の辺りにあるお嬢様の顔を男は黙って眺めていた
137: 以下、
それから2週間程は変わった事は無かった
男はお嬢様に手や足で射精させられたり、逆に数日間射精を禁じられたりしていた
しかし、この日はお嬢様の様子がいつもと違っていた
お嬢様「……」
男「……お嬢様」
お嬢様「……なぁに?」
男「その…少し元気が無いように思えたので……」
お嬢様「今日はお前を調教する気分にならないの……困ったわね……」
男「……」
お嬢様「……車の運転できる?」
男「一応できますけど……」
お嬢様「それじゃ、お出かけでもしましょうか?」
男「あっ…それは……」
お嬢様「どうしたの?」
男「俺は免許が無いので外の道路は走れないと言われました」
お嬢様「……どういう事なの?」
男「前に買われたところで車の運転は教わりました」
男「だけど免許が無いので外の道路は走ってはいけないと……」
お嬢様「……何で免許が無いの?」
男「よく分からないんですが……俺は死んでいるらしいです」
お嬢様「……」
男「……」
お嬢様「……仕方ないわね……今日は自由にしてなさい」
男「……はい」
お嬢様「寝ててもいいし、本を読んでもいいわ」
お嬢様「ただし……絶対にこの部屋から出てはダメよ?」
男「分かりました」
138: 以下、
数時間後、お嬢様は爺やの部屋に居た
お嬢様「爺や」
爺や「はい」
お嬢様「あの子が自分は死んでいると言っていたわ」
爺や「……」
お嬢様「説明しなさい」
爺や「……おそらく書類上の話ではないかと」
お嬢様「書類上?」
爺や「あの男に限らず基本的に奴隷は死者として扱われます」
爺や「死亡届が出され世間的には死んでいる事になりますので、奴隷としての売買が可能になります」
お嬢様「それはおかしいわ」
爺や「……」
お嬢様「お父様の会社では元奴隷が働いているでしょ?」
爺や「はい、特に優秀な者にはそのような道も用意されております」
お嬢様「死んでいるなら就職なんてできないじゃない」
爺や「……それをお嬢様が知る必要はないかと」
お嬢様「答えなさい」
爺や「……戸籍の捏造でございます」
お嬢様「……」
爺や「世の中には戸籍の売買を仕事にしている者もおりますし、書類の偽造を仕事にしている者もおります」
爺や「そう言った輩を使い別人として生き返らせるのでございます」
お嬢様「……」
139: 以下、
お嬢様「それなら……」
爺や「それはなりません」
お嬢様「……」
爺や「確かに当家の力をもってすれば、あの男に戸籍を作るのは容易い事でございます」
爺や「しかしリスクはゼロではありません……当主である旦那様の許可無く行う事は不可能でございます」
お嬢様「次期当主である私が言ってるのよ?」
爺や「いくらお嬢様のお言葉でも、そのご命令には従えません」
お嬢様「それなら私の名前を出してお父様に許可を取りなさい」
爺や「……お嬢様」
お嬢様「なに?」
爺や「あの男は奴隷です…あまり情を移されるのも宜しくないかと」
お嬢様「あの子は私専用の奴隷よ、あの子をどうするかは全て私が決めます」
爺や「……」
お嬢様「お父様に許可を取って戸籍と免許を用意しなさい」
爺や「お嬢様……」
お嬢様「これが最後よ?……戸籍と免許を用意しなさい」
爺や「……畏まりました」
140: 以下、
お嬢様が自室に戻ってきた時、男はぼんやりと窓の外を見ていた
お嬢様「何を見ているの?」
男「あっ…お嬢様……」
お嬢様は男に近づくと一緒に窓の外を見る
お嬢様「……庭なんか見ても面白くないでしょ?」
男「……眠たくなかったし…本は字が読めなかったので……」
お嬢様「やれやれ……まるで幼稚園児ね?」
男「……」
お嬢様「ちょっとこっちに来なさい」
そう言うと本棚から適当に一冊取りベッドに座る
そして隣に座った男に本を渡す
お嬢様「分からない文字は教えてあげるから読んでみなさい」
男「はい」
こうして夕食までの時間を2人は寄り添いながら本を読んで過ごした
143: 以下、
翌日、男は朝から全裸にされ地下室に連れてこられていた
お嬢様は大きめのバッグを持っており、その中には色々な道具が入っているようだった
お嬢様「お前も私に慣れてきた頃でしょうから、今日から本格的な調教を開始します」
お嬢様「とりあえず乳首から開発していくわね?」
男「……お願いします」
お嬢様は手際よく男を磔台に拘束していく
手足が伸ばされた状態で、正面から見るとX字に男は拘束される
お嬢様「まずは洗濯バサミからいきましょ♪」
笑顔を浮かべお嬢様は男の胸を掴み乳首にバッグから取り出した洗濯バサミをつける
男「っ……」
お嬢様「痛い?」
男「はい……」
お嬢様「違うわ」
男(……違う?)
言葉の意味が分からぬまま、もう1つ洗濯バサミがつけられた
男「うぅっ……」
お嬢様「痛い?」
男「痛く…ないです……」
お嬢様「それも違うわ」
さらに洗濯バサミが追加される
お嬢様の問いかけに答えられないまま洗濯バサミの数だけが増えていく
左右の胸に10個ずつ洗濯バサミがつけられたところでお嬢様が男の頬に顔を寄せ呟く
お嬢様「よく考えて……私を満足させる答えを……」
男「……」
144: 以下、
お嬢様はペニスをゆっくり扱きながら男に囁きかける
お嬢様「こんなに大きくしてるんだもの……何か言う事があるでしょ?」
男「あっ…あぁっ……」
お嬢様「胸に洗濯バサミをつけられて……お前は何を感じたの?」
男「き…気持ちいいです……」
その答えを聞いたお嬢様は満足そうな顔をして男から離れる
そして壁から乗馬鞭を取ると男の真横に立った
お嬢様「もっと気持ちよくしてあげるわ」
男「もっと……ですか……?」
お嬢様「洗濯バサミってつける時に痛いわよね?」
お嬢様「でも本当は外す時が痛いの」
お嬢様が乗馬鞭を振り上げる
お嬢様「特に……こうやって♪」
乗馬鞭が振り下ろされ20個の洗濯バサミが弾き落とされた
男「うあぁぁぁぁ!!」
お嬢様「弾かれるのが1番痛いのよ?」
男「あっ…ぐぅっ……」
お嬢様「ところで1から10の中で好きな数字は何かしら?」
男「うぅっ……数…字?」
お嬢様「早く答えて」
男「……3です」
お嬢様「じゃあ30回繰り返すわね?」
男「そ…そんな……」
お嬢様「ふふふっ……沢山いい声で鳴きなさい……」
145: 以下、
男の胸が赤く染まり始めた頃、ようやく洗濯バサミ責めが終わる
お嬢様「よく頑張ったわね?」
男「ありがとう…ございます……」
お嬢様「喜んでもらえて私も嬉しいわ」
お嬢様の手が男のペニスに添えられる
男「うっ……」
男のペニスは亀頭部分は透明な液に塗れ射精する事を懇願しているようだった
また、亀頭だけではなくペニスの先端から糸を引き床にも垂れ小さな水溜まりを作り始めていた
お嬢様「こんなに濡らしちゃって……女の子みたいね?」
男「うぅっ……あぁっ!!」
お嬢様は右の手のひらで亀頭を擦ると濡れた手でペニス全体を扱きだす
男「んっ…お嬢…様……うぅっ……」
お嬢様「あらあら、イキそうなの?」
男「はい……」
お嬢様「ふふふっ…まだピュッピュされたら困るのよね♪」
お嬢様はバッグから小さなベルトのようなものを取り出すとペニスの根元につける
男「あぁっ!?……お願いします……イカせて下さい……」
お嬢様「……わがまま言う子にはお仕置きが必要ね」
146: 以下、
磔台から解放された男は部屋の中心近くで後ろ手に手錠をかけられていた
お嬢様は天井からウィンチを下げると手錠を引っかける
男「あの…何を……」
お嬢様「黙りなさい」
男「……」
手錠を引っかけたままウィンチが上昇する
それに伴い男の腕も上がっていく
男「うっ!?」
後ろ手に手錠をかけられているため、腕が上がるにつれ上体が下がっていく
そして上体が床と水平になった辺りでウィンチの上昇が止まった
お嬢様「どう?苦しい?」
男「大丈夫です……」
お嬢様「あら……生意気ね……」
お嬢様は壁からパドルを手に取ると男の真後ろに立った
お嬢様「脚を開きなさい」
男「はい……」
バランスを取るために脚は開かれていたが男はさらに脚を開いた
お嬢様「お仕置きの方法を選ばせてあげる」
男「……」
お嬢様は男の尻に手をあてる
お嬢様「こっちならパドルで50回……」
次に男の睾丸を指で弾く
男「うっ!?」
お嬢様「こっちならパドルで10回……どっちにする?」
147: 以下、
男(どうしよう……)
男(尻を叩かれるのもイヤだけど玉を叩かれるのもイヤだ……)
お嬢様「早く決めなさい」
男(まずい…急いで決めないと……)
お嬢様「やれやれ……」
お嬢様は男の背後にしゃがみこむと睾丸に手を伸ばす
そして右手で掴むと軽く握った
男「うぁっ!!」
お嬢様「……これって確か60kgくらいの力で潰れちゃうらしいわね……」
お嬢様「……私の握力は15kgだから思い切りやっても大丈夫かしら?」
睾丸を掴む手に力が込められる
男「あぁぁぁぁっ!!」
お嬢様「早くしなさい」
男「お…お尻にして下さい!!」
お嬢様「聞こえないわ♪」
男「ぐぅぅっ……お尻を叩いて下さい!!」
お嬢様「うふふっ、そんなに言うなら仕方ないわね」
立ち上がり男の尻にパドルを当てるとお嬢様は命令する
お嬢様「いい?自分で50回数えなさい」
お嬢様「遅れたり声が小さかったらやり直しよ?」
男「わ…分かりました……」
150: 以下、
やべええげつなさ過ぎて寒気がする
この1すげえな…
151: 以下、
乙
きっついなあ…
152: 以下、
乙
ホチキスで包茎にしようとするとか洗濯バサミを弾くとか……
1は絶対にドSだな
153: 以下、
>>1はお嬢様だった…?
155: 以下、
発想的にはドMのそれだと思うんですが
156: 以下、
ドSはドMの気持ちがわからないと成れない
逆もまたしかり
つまりお嬢様もドえ…
157: 以下、
お嬢様「それじゃ、いくわよ?」
男「はい……」
お嬢様「えいっ♪」
かけ声と共にパドルが男の尻に当たる
男「うっ!?……1……」
お嬢様「声が小さいわ、やり直し」
再度パドルが降り下ろされる
男「っ…1!!」
お嬢様「ふふっ……どんどんいくわよ♪」
男「くっ……2!!……3!!……」
室内にはパドルが尻を叩く音と男の声がだけが響いていた
158: 以下、
男「……24!!……25!!……」
お嬢様「はい、ちょっと休憩」
叩く回数が半分になった時にお嬢様が手を止めた
男(うぅっ……想像してたより痛い……)
お嬢様「後半は少し強く叩くからね?」
男「……分かりました」
お嬢様「うふふっ……頑張りなさい……」
今までよりも強い力でパドルが降り下ろされた
その衝撃の強さに男は一瞬声が出せなくなる
男「ぁ……ぐっ…………26……」
お嬢様「遅いし声が小さい、やり直し」
もう一度同じくらいの強さで男の尻が叩かれた
男「っ……26!!」
お嬢様「……」
お嬢様は項垂れている男の前に立つと髪を掴み無理やり前を向かせる
男「あっ……」
お嬢様「……何で26なの?」
男「……25の次は……」
お嬢様「私はやり直しと言ったでしょ?」
男「ま…まさか……」
お嬢様「1からやり直しよ」
男「……」
お嬢様「うふふっ…早く50回達成しないとお尻が3倍くらいになっちゃうわね?」
お嬢様は楽しそうに笑うとパドルを振り上げた
159: 以下、
男「……49!!……50!!」
お嬢様「はい、終了よ」
男(うぅっ…やっと終わった……)
その後も数回のやり直しを経て、合計回数が100を越えた頃にようやくお仕置きは終了した
お嬢様は手早く拘束を解くと男をうつ伏せに寝かせる
お嬢様「よく頑張ったわね?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「ふふふっ……ご褒美をあげるわ」
男「……」
お嬢様「頑張った子にはちゃんとご褒美をあげないとね♪」
お嬢様は男の腰を抱え上げ膝立ちの体勢にする
次にペニスの拘束具を外し優しく撫で上げる
男「あぁっ!?」
お嬢様「もう我慢しなくていいのよ?」
撫で上げる動きから扱く動きに変わる
射精寸前で締め上げられていたペニスからは瞬く間に精液が放出された
男「うっ……あっ……」
お嬢様「どう?気持ちよかった?」
男「……はい」
お嬢様「それじゃ、部屋に戻りましょ♪」
160: 以下、
部屋に戻ると男はベッドの上でうつ伏せになるよう命令された
男(……まだ何かされるのか?)
お嬢様「薬を塗るから動かないでね」
男「薬…ですか?」
お嬢様「当たり前でしょ、何もしなかったらしばらく動けなくなるわよ?」
そう言ってお嬢様は男の尻に薬を塗りつける
男「痛っ……」
お嬢様「男の子なんだから我慢しなさい」
男「はい……」
お嬢様「ふふっ、いい子ね……」
薬を塗り終えるとお嬢様は男の背中に跨がった
男「あの……」
お嬢様「腕と肩をマッサージしてあげる」
男「いや…お嬢様にそんな事は……」
お嬢様「いいのよ、私の為なんだから」
男(…………?)
お嬢様「あれだけ不自然な体勢をした後はマッサージしないとダメなの」
お嬢様「放っておいたら思わぬ怪我をするかもしれないでしょ?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「うふふっ……」
男(そう言えば……慣れるまでは縛られた翌日とかは辛かったな……)
男は様々な家に奴隷として買われ、縛られた経験もあった
しかし、奴隷の体の事を考える主人に出会ったのは初めてだった
男(お嬢様は…厳しいだけじゃ……な…い…………)
マッサージを受けながら男はいつしか眠りに落ちていった
170: 以下、
しばらく時間が経ち男がようやく目を覚ます
男「……んっ……」
お嬢様「目が覚めた?」
男(俺…寝てたのか……)
お嬢様「まったく……主人にマッサージしてもらってる最中に寝るなんていいご身分ね?」
男「申し訳ありません……」
お嬢様「まさか半日以上眠るなんて思わなかったわ」
男「えっ……」
お嬢様「もう夜の10時よ」
男「……」
お嬢様「お腹空いてる?」
男「少し……」
お嬢様「冷めてしまったけれど用意してあるわ」
お嬢様が床を指差す
そこには男が最近与えられた犬用の皿が3つ置いてあった
そしてその中にパンや肉、水などが入っている
お嬢様「起きたばかりでは食べられないでしょ?」
お嬢様「もう少ししたら食べなさい」
男「……はい」
171: 以下、
その後2時間ほど経過し、日付が変わろうとしていた
いつもならお嬢様は寝ている時間だが今日はまだ椅子に座り本を読んでいた
男「お嬢様」
お嬢様「なぁに?」
男「まだ寝ないのですか?」
お嬢様「眠たくないのよね……」
男「……」
お嬢様「……たぶん興奮してるんだと思うわ」
男「興奮……してる?」
読んでいた本を閉じお嬢様が立ち上がる
そして床に正座している男に近づく
お嬢様「お前が可愛いからいけないのよ?」
男「……」
お嬢様「お前が私をその気にさせるから……」
お嬢様は男の首に手をかける
男「うっ……」
お嬢様「お前の顔も声も好き……お前の体も性格も好き……」
首を絞める力が強くなる
男「ぐっ…うっ……」
お嬢様「お前の全てが好き……だから苦しめたくなるの……」
男「あっ……がっ……」
お嬢様は手を離すと男に微笑みかける
お嬢様「うふふっ♪……もう少し遊びましょうか?」
男「はい……」
お嬢様の言葉に男は恐怖を感じていたが、同時に期待も抱いていた
172: 以下、
お嬢様は男に服を着せないまま首輪をつける
お嬢様「……よく似合ってるわよ」
男「ありがとうございます」
全裸に首輪だけの姿は今まで味わった事の無い屈辱と興奮を男に与えていた
お嬢様は男を四つん這いにさせ首輪に繋がれたリードを引く
男「うっ!?」
お嬢様「静かにしなさい……今から庭に行くわよ」
男「こ…このまま……ですか?」
お嬢様「安心なさい、こんな時間に起きてる者はいないわ」
男「……」
お嬢様「ただし……大声を出したら誰かに気付かれるかもしれないわよ?」
男「分かりました……」
お嬢様「それじゃ、お散歩に行きましょ♪」
男「……ワン」
首輪だけを身につけた男はお嬢様に連れられ静かに屋敷から出ていった
173: 以下、
屋敷の外に出た2人は庭に向かって歩いていく
男(外か……久しぶりだな……)
男が買われてからおよそ2週間
屋敷の外に出るのは今日が初めてだった
男(こんな格好じゃなきゃ嬉しいのに……)
お嬢様はちゃんと服を着ているのに比べ自分は首輪のみ
さらに四つん這いで歩かされている事が男を一層惨めな気持ちにさせていた
お嬢様「……ついたわよ」
男「うぉ……」
男の目にはサッカーコートほどの広さの庭が映っていた
また、暗くてはっきりとは見えなかったが花壇には様々な種類の花が咲いているようだった
男(庭までデカイのか……)
お嬢様「お尻向けて」
男「……」
お嬢様「大丈夫よ、叩きはしないわ」
そう言ってお嬢様はスカートのポケットから棒のようなものを取り出す
お嬢様「コレを挿れるだけだから」
男は警戒しつつもお嬢様に尻を差し出す
お嬢様「自分で開きなさい」
男「くっ……」
男は自分で尻を掴みお嬢様が棒を挿れやすいように限界まで開く
お嬢様「ふふっ…可愛い格好ね?」
男「うぅっ…言わないでください……」
お嬢様「力を抜きなさい」
男「はい……」
お嬢様「……」
男「あっ…んっ……」
アヌスに棒状のものが侵入してくる感触に男は思わず声を漏らす
お嬢様「我慢しなさい……また興奮しちゃうじゃない……」
男「も…申し訳ありません……」
174: 以下、
アヌスに挿れられた棒は犬の尻尾のようにも見えた
お嬢様「あらあら、本物のワンちゃんみたいね?」
男「……ワン」
お嬢様「でもね、まだ完成じゃないの……」
アヌスに挿れられたままの棒をお嬢様が軽く叩く
男「んっ……」
お嬢様「コレはサイリウムって言ってね、こうすると……光るのよ♪」
お嬢様はサイリウムを発光させる
辺りを照らすほどではないが、男の尻を照らすには十分な明るさだった
男(うっ……これは……)
暗闇の中、自分の尻だけが照らされる事は男の羞恥心を掻き立てた
お嬢様「とりあえず一周しましょうか?」
男「ワンワン……」
175: 以下、
庭を一周する間、お嬢様はずっと笑顔を浮かべていた
お嬢様「うふふっ♪」
男「……」
お嬢様「ふふっ……あははっ♪」
男「あの……」
お嬢様「あぁ……ごめんね?…あまりにも無様な姿だから……ふふっ♪」
男「……」
お嬢様「あら…もう一周しちゃったのね……」
大きな庭をゆっくり時間をかけて2人は一周した
お嬢様「仕方ないからもう1つ芸をして終わりにしましょう」
男「何をすれば……」
お嬢様「……尻文字って知ってる?」
男「……分かりません」
お嬢様「お尻を振って文字を書くのよ、例えば……」
男の腰を掴むとお嬢様は空中に文字を書く
お嬢様「こうやって…『あ』……『い』……『う』……ってやるの」
男(マジかよ……)
お嬢様「とりあえず、マゾ犬って書きなさい」
男「分かりました……」
176: 以下、
男は四つん這いの体勢から膝を伸ばし、尻を高く上げ空中に文字を書く
お嬢様「うふふっ♪」
男(くっ……思ったより恥ずかしいな……)
サイリウムに照らされた尻が左右に揺れる様子はお嬢様をひどく楽しませた
お嬢様「うん、上手に書けたわね♪」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「ほら……おいで」
お嬢様が両手を広げ男を呼ぶ
そして近くに来た男を優しく抱きしめ頭を撫でる
お嬢様「いい子ね……」
男「……」
お嬢様「ご褒美をあげるわ……」
男の左肩にお嬢様の唇が触れる
唇が触れた場所に男が温もりを感じた次の瞬間、同じ場所に激痛が走った
男「うぁっ!!」
お嬢様「……」
お嬢様は男の肩に噛みついていた
男「っ……うっ……」
男は反射的にお嬢様の腕を掴んでいたがギリギリで突き飛ばす事を堪えた
そのまま10秒ほど噛みついていたお嬢様が口を離す
お嬢様「ふふっ……お前の力なら簡単に引き剥がせたはずね……」
男「……」
お嬢様「なぜ…そうしなかったの?」
男「お嬢様に怪我をさせるかと思って……」
お嬢様「見上げた忠誠心だわ……」
男「……」
お嬢様が男の胸に顔を寄せる
お嬢様「もう少し噛ませてくれる?」
男「……気の済むまで……」
お嬢様「うふふっ……」
男の胸を少し舐めると、お嬢様は再び男の肌に歯を立てた
177: 以下、
男の体が冷えてきた為2人はお嬢様の自室に戻って来ていた
お嬢様「そろそろ寝ましょうか?」
男「はい」
いつもの様に床に寝ようとした男にお嬢様が声をかける
お嬢様「そっちじゃないわ」
男「……では…どこで寝れば……」
お嬢様「こっちよ♪」
ベッドに入ったお嬢様が自分の横を手で叩く
男「いや…それは……」
お嬢様「私がいいと言っているの」
男「……分かりました」
男は少し警戒しながらお嬢様の横に寝そべる
するとお嬢様は男の腕を取り自分の首の下に敷いた
男(あっ……)
お嬢様「こっち向いて」
男「はい……」
ベッドの上でお嬢様と男は見つめ合っている
男「……」
お嬢様「……痛い?」
お嬢様は男の胸につけた噛み跡を指でなぞる
男「少し……」
お嬢様「私ね…噛み癖があるの……」
男「……」
お嬢様「マーキングみたいなものね……好きな人に噛みついて…自分の物って印をつけたくなるの……」
お嬢様「小さい頃はお父様やお母様、爺やにも噛みついて……よく叱られたわ……」
男(あの爺さんにも噛みついたのか……凄いな……)
お嬢様「最近は噛み癖が出なかったのに……」
男「……」
お嬢様「……もう寝ましょう」
男「本当にいいのですか?」
お嬢様「うふふっ♪お前に風邪ひかれたら困るわ」
男「……おやすみなさい」
お嬢様「んっ…おやすみ……」
181: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 21:31:36.09 ID:w2W2mD+SO
翌朝、男はお嬢様より先に目を覚ました
男(んっ…………アレ?)
男(そうだ…昨日は一緒に……)
隣で眠るお嬢様は正に深窓の令嬢と言った雰囲気で、あれだけ苛烈な嗜虐趣味を持っている様には見えなかった
男(黙っていれば可愛いのに……)
男は無意識でお嬢様の頬に手を当てた
お嬢様「んぅっ……」
嫌がる様に少し顔を動かした後、お嬢様が目を開けた
男(ヤバッ……)
お嬢様「……」
男「……おはようございます」
お嬢様「はい、おはよう」
お嬢様は男の手を取ると自分の人差し指と中指で男の小指を挟む
お嬢様「……チョキン♪」
男「……」
お嬢様「一回だけなら許してあげる」
お嬢様「次に許可なく私に触れたら本当に切断するからね?」
男「……分かりました」
182: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 21:32:48.30 ID:w2W2mD+SO
お嬢様「……まだ眠たいわね」
男「大丈夫ですか?」
お嬢様「うふふっ、大丈夫よ」
お嬢様はベッドから降りるとクローゼットに向かう
そして扉を開くと男を呼んだ
お嬢様「おいで」
男「はい」
お嬢様は隣に正座した男に問いかける
お嬢様「今日はどれがいいかしら?」
男「……」
クローゼットの中には様々な洋服が並んでいた
しかし何の知識も無い男にはほとんど違いが分からなかった
男(どれも同じに見えるな……)
お仕置き覚悟で適当に選ぼうとした時、ある洋服が男の目に留まった
男(アレは……何か…見たことあるような……)
食い入る様な男の視線に気づいたお嬢様がその洋服を手に取る
お嬢様「……コレがいいの?」
お嬢様が手にしたのはセーラー服だった
男「……どこかで見たような気が……」
お嬢様「コレは制服よ?お前は学校に行ってないじゃない」
男(あっ……思い出した……)
お嬢様「一体どこで見たの?」
男「あの…前に買われていたところで見ました」
お嬢様「……」
男「確か……そこにはお嬢様より少し年上の……」
お嬢様「余計な事は言わなくていいの」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「それじゃあ、着替えを手伝いなさい」
男「……俺がですか?」
お嬢様「他に誰がいるの?」
男「……」
183: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 21:34:13.35 ID:w2W2mD+SO
男はお嬢様の後ろに立ち、寝間着代わりに着ていたワンピースのファスナーに手をかけた
男(本当にいいのかな……)
お嬢様「……何をしているの?」
男「あの…見えてしまいますが……」
お嬢様「ふふっ…何が見えてしまうの?」
男「お嬢様の……し…下着が……」
お嬢様「お前なら見てもいいわよ?」
男「でも……」
お嬢様「もう分かったのよ」
男「何がですか?」
お嬢様「お前は身も心も私のモノだって事……」
男「……」
お嬢様「早くしなさい」
男「……分かりました」
指で摘まんだファスナーを一気に引き下ろすとお嬢様の背中が露になる
そしてお嬢様が腕を抜くとワンピースは重力に従い床に落ちた
男「……」
お嬢様は下着姿のまま男に向き直る
お嬢様「どうかしら?」
男「……綺麗です」
振り返ったお嬢様は白くシンプルな下着を身につけていた
陽の光に照らされたその姿は男に神秘的な印象を抱かせた
お嬢様「うふふっ……やっぱり嬉しいものね?」
男「嬉しい……?」
お嬢様「私だって女ですもの、好きな男に褒められたら嬉しいわよ♪」
そう言うとお嬢様は男に向かって可愛らしくウィンクする
男(うっ……やっぱ可愛いな……)
お嬢様「さぁ、早く着せてちょうだい」
男「わ……分かりました」
184: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 21:35:16.39 ID:w2W2mD+SO
男はセーラー服を手にするが困惑していた
男(コレ…どうすればいいんだ?)
お嬢様「……細かい所は自分でやるからお前は着せるだけでいいの」
男「……」
お嬢様「とりあえずやってみなさい」
男「分かりました……」
両手を上げたお嬢様にセーラー服の上着を着せようとした男だったが、ある一点に目を奪われ動きが止まる
男(……お嬢様って腋も綺麗なんだな……)
男は少しの間お嬢様の腋に見とれていた
するとその視線に気づいたお嬢様は両手を下げ男の股間を蹴り上げる
男「うぐぅっ!!」
股間を押さえ男は膝から崩れ落ちる
お嬢様は男を蹴り倒すと顔を踏みつけた
お嬢様「お前死にたいの?」
男「ぐ……ぁ…っ……」
お嬢様「いくらお前が相手でも腋を凝視されたら少しは恥ずかしいのよ?」
お嬢様「まったく……主人を辱しめるとはいい度胸だわ」
男「も…申し訳……ありません……」
お嬢様「ペナルティー1ね」
男(ペナルティー……?)
お嬢様「そんなに強く蹴ってないでしょ?早く立ちなさい」
男「はい……」
よろめきながら男は必死に立ち上がった
185: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/06(水) 21:36:25.72 ID:w2W2mD+SO
男は下腹部の痛みを堪えながら、何とかセーラー服の上着を着せる事ができた
お嬢様「次はスカートね」
男「はい……」
男が広げたスカートにお嬢様が足を通す
両足が通ったところで男はスカートを腰まで上げようとした
しかしまたもや男の動きが止まる
男(ウソだろ……)
男(パンツ……透けてる……)
お嬢様の下着はフロントの上部がレースになっており、そこから肌が透けて見えていた
男は吸い寄せられるようにお嬢様の下着に顔を寄せていく
お嬢様「やれやれ……」
男の頭を押さえお嬢様が呟く
お嬢様「ペナルティー2……お前も懲りない子ね?」
男「……も…申し訳ありません」
お嬢様は自分でスカートを引き上げる
お嬢様「着替えに何分かけるつもりなの?」
男「……」
お嬢様「まぁいいわ、朝食にしましょう」
そう言うと壁に取り付けられた受話器を取る
お嬢様「……朝食は部屋で取ります、用意しておいて」
お嬢様「遅れても構わないわ……私は先に行って待ってるから……」
お嬢様「ええ、頼んだわよ…それじゃ」
受話器を置くとお嬢様は男に笑顔を見せる
お嬢様「さぁ、行きましょう♪」
男「分かりました」
190: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:24:55.89 ID:4T05wW7SO
男は洋服を着せられ初日に連れてこられた食事用の部屋にいた
しばらくお嬢様と2人で待っていると爺やとメイド達が姿を表す
爺や「お嬢様、お待たせ…しました」
お嬢様の姿を見て、爺やは少しだけ動揺を見せた
お嬢様「これは珍しいものが見れたわね♪」
爺や「お嬢様」
お嬢様「いいじゃない、お前の驚いた顔を見るのは久しぶりだもの」
爺や「……」
お嬢様と爺やが話してる間にメイド達が朝食を並べ終え退室する
爺や「お嬢様、給仕は如何なさいますか?」
お嬢様「んっ、自分でやります」
爺や「畏まりました、それともう一つ」
お嬢様「なぁに?」
爺や「先日の件で旦那様が詳しい話を聞きたいと」
お嬢様「……何の事?」
爺やが一瞬だけ視線を男に移す
お嬢様「あぁ…あの事ね」
爺や「はい」
お嬢様「お前に任せます」
爺や「……宜しいのですか?」
お嬢様「爺やが虚偽の報告なんかするはず無いもの……信じてるわ」
爺や「……畏まりました」
お嬢様「よろしくね♪」
爺や「お任せ下さい、それでは早行って参ります」
爺やは一礼し部屋を後にした
191: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:26:11.73 ID:4T05wW7SO
専用の皿にパンやスープを入れてもらった男は床に這いつくばってそれらを口にする
お嬢様「美味しい?」
男「はい」
お嬢様「うふふっ♪」
男「……あの……」
お嬢様「なぁに?」
男「お嬢様は洋食が好きなんですか?」
お嬢様「……どうして?」
男「いつも食べているので……」
お嬢様「そうね……和食よりも洋食が好きだわ」
男「……」
お嬢様「お前は?」
男「俺は……食べる事ができれば幸せと言うか……」
お嬢様「……」
男「罰としてメシ抜きにされるのはよくありました」
お嬢様「……今まで食べたもので一番美味しかったのは?」
男「特には……」
お嬢様「何か一つくらいあるでしょ?」
男「…………あっ」
お嬢様「思い出した?」
男「子供の頃に商人さんに作ってもらったヤツが美味しかったです」
お嬢様「どんな料理なの?」
男「確か……イン…スタント…ラーメン……だったかな?」
お嬢様「何それ?聞いた事ないわ」
男「えっと…スープの中に麺が入ってて……何かの肉が乗ってました」
お嬢様「……よく分からないけど…美味しかったの?」
男「はい、凄く美味しかったです」
お嬢様「うん、分かったわ♪」
192: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:27:48.32 ID:4T05wW7SO
食事を終えた2人はお嬢様の自室に戻ってきた
お嬢様「さて、食べてすぐの調教は危ないから少しお話しましょう」
男「はい」
お嬢様「私に何か聞きたい事ある?」
男「……さっきの事なんですけど……」
お嬢様「なぁに?」
男「何で爺やさんは驚いてたんですか?」
お嬢様「私が制服を着てたからよ」
男「……?」
お嬢様「私が学校に行ったのは小学校は3日、中学校は入学式だけだもの」
男「……」
お嬢様「だから爺やは驚いていたのよ」
男「そうですか……」
お嬢様「他には?」
男「あの…昔から……こういう趣味だったんですか?」
お嬢様「……どういう趣味?」
男「その……叩いたりとか……」
お嬢様「あぁ……そうね、たぶん生まれつきだと思うわ」
男「……」
お嬢様「……もしかしたら私をサディストだと思ってる?」
男「……違うんですか?」
お嬢様「バカね……私ほど尽くす女もいないわよ?」
男(えぇ……)
お嬢様「その顔は何なの?」
男「……何でもないです」
お嬢様「あのね、ちゃんとお前を気持ちよくさせてるでしょ?」
お嬢様「私がサディストなら射精なんかさせないわよ?」
男「……」
お嬢様「……決めたわ」
男「何を……」
お嬢様「今日はペナルティーもあるから目一杯お仕置きしてあ・げ・る♪」
193: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:29:03.18 ID:4T05wW7SO
数時間後、男は前回と同じ様に磔台に拘束されていた
お嬢様の近くに前回と同じバッグが置かれていたが、今回は氷が入ってたバケツも用意されていた
お嬢様「あらあら、もう大きくしてるのね?」
男「申し訳ありません……」
お嬢様「それだと困るのよね♪」
お嬢様はバケツから氷を取りだし小さなビニール袋に入れる
そしてそれを男のペニスに当てた
男「うっ!?」
お嬢様「ちょっと我慢してね……」
氷で冷やされた事でペニスは次第に萎え始める
男(うぅっ…冷たい……)
お嬢様はペニスが萎えた事を確認すると、その根元に前回のベルト状の拘束具をつけた
男「んっ!?」
お嬢様「キツい?」
男「少しだけ……」
お嬢様「うふふっ、それでいいのよ?」
男「……」
お嬢様「それじゃ、始めましょ♪」
194: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:30:43.17 ID:4T05wW7SO
お嬢様はバッグからチークブラシを取りだすと男に近づく
お嬢様「これが何だか分かる?」
男「……分かりません」
お嬢様「うふふっ、これはチークブラシって言うの…こうやって……」
お嬢様は男の頬にブラシを当て小さく動かす
男「んっ……」
お嬢様「メイクに使うんだけど……今日はこっちに使うの♪」
頬から乳首にブラシが移される
男「あっ……あぁっ……」
お嬢様「あらあら、もう感じてるの?……いやらしい乳首なのね?」
男「も…申し訳ありません……」
お嬢様「大変なのはこれからよ?」
男「えっ……」
言葉の意味を考えるより早く男の股間に激痛が走る
男「うっ!?……あぁぁぁぁぁぁ!!」
萎えた状態でつけられていた為、勃起したペニスをベルトが強烈に締め付ける
男は磔台を壊さんばかりの勢いで暴れるが頑丈に作られた磔台はびくともしなかった
お嬢様「あははっ♪」
男「お嬢様!!助けてください!!」
お嬢様「ペナルティーだと言ったでしょ?」
男「ぐぅっ……あぁぁぁぁぁ!!」
男「お願いします!!外してください!!」
お嬢様「仕方ないわね……」
195: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:31:51.39 ID:4T05wW7SO
お嬢様は氷の入った袋を再度ペニスに当てる
男「うぁっ!!」
お嬢様「落ち着いて」
男「くっ…うぅっ……」
お嬢様「ゆっくりと深呼吸して」
男はお嬢様の言葉に従い痛みを堪えながら深呼吸する
氷で冷やされた事と深呼吸のおかげでペニスは萎え男は痛みから解放された
お嬢様「どう?結構痛いでしょ?」
男「はい……」
お嬢様「主人を辱しめた罪は重いのよ?」
男「申し訳ありませんでした……」
お嬢様「分かればいいのよ、じゃあもう少し体に痛みを刻みましょうか?」
男「そんな!!」
お嬢様「だって私はサディストだもの……ね?」
愛らしい笑顔を浮かべるお嬢様と対称的に男は恐怖に引きつった顔をしていた
196: 以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします 2016/01/15(金) 20:33:34.92 ID:4T05wW7SO
その後も男は同じ事を何度も繰り返しやらされた
時間にして20分程度だったが、男には何時間にも感じられた
お嬢様「そろそろ限界みたいね」
男「うぅっ……」
ペニスを締め付けられる痛みと暴れた事で男は体力の大半を奪われ項垂れている
お嬢様「……」
無言でペニスの拘束具を外すとお嬢様は男の髪を掴み前を向かせる
お嬢様「ペナルティーはもう1個あるわよ」
男「お嬢様……」
お嬢様「ダメよ、お前が可愛いからこそ厳しく躾る必要があるの」
男「……」
許しを乞うつもりだった男はその言葉で何も言えなくなった
お嬢様は男の頬に両手を当てると優しく微笑む
お嬢様「安心なさい…次はそこまで痛くはないわ……」
201: 以下、
お嬢様は男の拘束を解くと床に正座させる
お嬢様「今からお前には射撃の的になってもらうわ」
バッグから4種類の拳銃を取り出しお嬢様がそう告げる
男「しゃ……射撃……」
お嬢様「エアガンだけどね」
男(……そっか…そうだよな……)
お嬢様「……本物がいいの?」
男「エ…エアガンでお願いします」
お嬢様「うふふっ♪」
正座している男の前には4つのエアガンとプラスチック弾の入った箱が置かれている
お嬢様は男の前にしゃがむと手本を見せる様にエアガンに弾を込めていく
お嬢様「お前も弾を込めなさい」
男「……はい」
見よう見まねで男も弾を込める
5分ほどで全てのエアガンの準備が整った
するとお嬢様はバッグからゴーグルを取り出し男に渡す
お嬢様「念のためかけておきなさい」
男「分かりました」
202: 以下、
ゴーグルを装着した男を立たせるとお嬢様はバッグからマジックを取り出す
そして男の乳首を丸で囲むと10と書き込んだ
お嬢様「ここは10点ね」
男(……10点?)
次にペニスに50と書き睾丸には100と書き込まれる
お嬢様「チンチンは50点、玉は100点よ」
男(あぁ…的だから点数がついてるのか……)
お嬢様「それじゃ、ルールを説明するわね」
お嬢様「弾は全部で100発、点数次第でお前のご褒美が変化するわ」
男「俺の……?」
お嬢様「これはペナルティーであると同時にお前へのご褒美の決定を兼ねているの」
男「……?」
お嬢様「3千点以下ならご褒美は無し、3千点以上なら手でシてあげる」
お嬢様「5千点以上なら足、9千点以上なら口……」
お嬢様「1万点なら……」
男に近づくとお嬢様は上目遣いで顔を見上げる
お嬢様「私に挿れていいわよ……」
男「お…お嬢様!?」
お嬢様「とりあえず100点あげるわ♪」
その体勢のまま睾丸がエアガンで撃たれた
男「うっ!!」
予想外の衝撃に男は思わず股間を押さえ膝をつく
お嬢様「あぁ…言い忘れてたけどコレ特注なの」
お嬢様「かなり強力だから……まぁ、玉なら20発耐えられればいい方ね♪」
203: 以下、
お嬢様は座り込んだ男を悠然と見下ろし笑顔を浮かべる
お嬢様「さて、次はどこがいいの?」
男「うぅっ……」
お嬢様「高得点を狙うなら玉を選ぶ事をオススメするわ♪」
男「お…俺が選ぶんですか?」
お嬢様「そうよ、早くしなさい」
男「……玉でお願いします」
お嬢様「うふふっ……」
男はよろめきながら立ち上がった
しかし睾丸に弾が撃ち込まれると再び床に膝をつく
男「うぐぅ!!」
お嬢様「やれやれ……一発撃つ度にしゃがまれたらテンポ悪いじゃないの」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「磔台に行きなさい」
男「……分かりました」
男は股間の痛みを堪えながら磔台へと向かった
204: 以下、
お嬢様は男を磔台に拘束するとペニスをテープで下腹部に貼りつけた
お嬢様「いちいち聞くのも面倒だからお前がギブアップするまで玉を撃つわ」
男「……」
お嬢様「これ以上は無理だと思ったら言いなさい、狙いを変えてあげる」
男「はい……」
磔台から2メートルほど離れるとお嬢様はエアガンを構える
お嬢様「連射するから覚悟しなさい?」
男「お…お願いします」
お嬢様「うふふっ♪」
お嬢様は少しだけ微笑むと睾丸に向かって引き金を引いた
男「うっ!!…あっ…あっ……」
睾丸に痛みを感じた次の瞬間には新たな痛みに襲われる
男は連続して感じる痛みに対し、次第に声を出す事もできなくなっていった
205: 以下、
エアガン1丁分、25発のプラスチック弾が睾丸に撃ち込まれる
男は歯を食いしばり必死で痛みに耐えていた
お嬢様「……大したものね」
男「うぅっ……」
お嬢様「さすがはマゾ犬と言ったところかしら?」
男(くぅっ…マジで痛ぇ……)
お嬢様「どう?まだ耐えられる?」
男「……いや…無理だと……」
男の返事が終わらないうちにお嬢様が言葉を続ける
お嬢様「私を抱きたいなら100発耐える必要があるわよね?」
男「……」
お嬢様「どうするの?諦めるの?」
男「……続けて下さい」
お嬢様「そう…そんなに私が欲しいのね……嬉しいわ……」
そう呟いたお嬢様は次のエアガンを手にすると男に向かって構えた
216: 以下、
その後、男はさらに15発のプラスチック弾を睾丸に撃ち込まれた
男(うぅっ…ヤバい……吐きそう……)
お嬢様「……少し休憩にしましょう」
男の状態を察したお嬢様は手早く拘束を解き男を小さなベッドに寝かせる
お嬢様「吐きたいなら我慢しないで吐きなさい」
男「……大丈夫です」
お嬢様「……頑張りすぎよ?」
男「……」
笑顔を浮かべお嬢様は男に話しかける
お嬢様「よく聞きなさい……お前の体はお前のモノではないの」
男「えっ……」
お嬢様「お前の体は私のモノ……雑に扱われたら困るわ」
男「申し訳ありません……」
お嬢様「別に怒ってないわ…心配しているのよ」
男「……」
お嬢様「それにしても……」
全裸の男を眺めながらお嬢様が感心したように呟く
お嬢様「お前は本当にいい体をしているわね?」
男「その……力仕事が多かったので……」
お嬢様「たぶん爺やと同じくらい引き締まってるわね」
男「そうなんですか?」
お嬢様「……そう言えば何も話してなかったわね……」
217: 以下、
お嬢様「爺やは私のお祖父様と同じ年齢なの」
お嬢様「それで小さい時から仕えていたらしいわ」
お嬢様「今は執事長として働いているけど……」
お嬢様「その頃は秘書とか…ボディーガードみたいな感じだったらしいわ」
お嬢様「だから格闘技なんかも学んでたらしいの」
お嬢様「それで今でも体を鍛えてて、私も何回かトレーニングしてるのを見たことあるのよ」
男(へぇ…だからあんなに迫力があるのか……)
お嬢様「ついでに言うとお父様の教育係でもあったわ」
お嬢様「それで、お父様が当主になってからはお父様に仕えていたの」
お嬢様「……今は爺やの息子がお父様に仕えているけどね」
男「えぇっ!?」
お嬢様「なによ、どうしたの?」
男「……爺やさんは結婚してるんですか?」
お嬢様「当たり前じゃない、孫もいるわよ?」
男「でも……ここに住んでるんじゃ……」
お嬢様「……仕方ないわね、もう少し説明してあげるわ」
218: 以下、
お嬢様「そもそも、この屋敷は私のために建てられたの」
男「お嬢様のために……」
お嬢様「恥ずかしいからあまり言いたくないけど……」
お嬢様「……私が7才の時に癇癪を起こしたの」
お嬢様「お父様もお母様も全然遊んでくれない、もう家出する……ってね」
お嬢様「そうしたら、それを聞いたお祖父様がこの屋敷を建てたの」
お嬢様「……家出するならここにしなさいって」
お嬢様「それで私も意地を張って……お気に入りを引き連れてここに住む事にしたの」
お嬢様「だからお祖父様とお父様とお母様、それから爺やの家族はここから少し離れた所に住んでるわ」
男「……」
お嬢様「今になって考えるとバカみたいだけど……まぁ、この生活も気に入ってるわ♪」
男(やっぱ金持ちは変な事するんだな……)
お嬢様「ところで、少しは楽になったかしら?」
男「……はい」
お嬢様「じゃあ、そろそろ再開しましょうか?」
男「分かりました……」
219: 以下、
お嬢様「どれどれ……」
お嬢様は男を磔台に拘束すると睾丸に指を這わせる
男「うっ……」
睾丸に触れられる快感と共に鈍痛を感じ男は顔をしかめた
お嬢様「……ちょっと無理そうね」
男「……」
お嬢様「仕方ないから私を抱くのは諦めなさい」
男「お嬢様……」
少し残念そうな顔をしてお嬢様は男から距離を取る
お嬢様「これが最後のチャンスではないのだから安心しなさい」
お嬢様はそう言って男のペニスに向けてエアガンの引き金を引いた
220: 以下、
その後、時間をかけてペニスに20発のプラスチック弾が撃ち込まれた
男(うぅっ…やっぱり痛いな……)
お嬢様「……これで5000点…残りは40発ね……」
男「はい……」
お嬢様は男に近づくとペニスを優しく握る
男「あっ!?」
お嬢様「残りを全て玉で受ければ…私に口でシてもらえるわね?」
ペニスを握る手が離れ、裏スジが撫で上げられる
男「んっ!!」
お嬢様「最初はここを舐めて…次はこっち……」
お嬢様の指が裏スジから亀頭に移る
お嬢様「ここをクルクル舐め回して…こっちに舌を入れましょうか?」
亀頭を指で撫で回した後、鈴口が軽く押される
男「うっ…あっ……あぁっ……」
お嬢様「ふふっ…ここも気持ちいいのよね?」
粘り気のある液体を絡ませた指でカリ首が擦られる
男「あっ…お嬢様……」
お嬢様「それから唇でこうやって……」
親指と人差し指で輪を作るとお嬢様はペニスをゆっくりと扱く
お嬢様「最後はどうしたい?」
お嬢様「私に飲ませたい?それとも顔にかけたい?」
男(お…お嬢様に……)
お嬢様「さぁ…選びなさい」
お嬢様「もう少し頑張るか…諦めるのか」
男「…………頑張ります」
お嬢様「うふふっ……嬉しいわ♪」
221: 以下、
お嬢様「まぁ頑張ると言っても、そのままでは辛いでしょう?」
お嬢様「だからサービスしてあげるわ」
先ほどまでは2メートルほど離れていたが、お嬢様はそこから更に1メートルほど距離を取った
お嬢様「それじゃ、頑張りなさい♪」
男「……はい」
お嬢様はゆっくりと時間をかけて睾丸に弾を撃ち込んでいく
距離が離れた事に加え少しずつ狙いが変えられた事で男は残り1発になるまで耐える事ができた
お嬢様「……次が最後の1発ね?」
男(あと1回…あと1回で……)
お嬢様「……撃つわよ」
男「お願いします……」
長い時間をかけたペナルティーがようやく終わる
エアガンで撃たれる事は辛かったが、男はご褒美に心を踊らせていた
男(お嬢様に……口で……)
男がそう考えた次の瞬間、睾丸ではなく乳首に痛みを感じた
男「うっ!?」
お嬢様「……ふふっ…残念ね?……外れちゃったわ♪」
男「お嬢様……?」
お嬢様「お前へのご褒美は足に決定よ」
男「そ…そんな……」
お嬢様「なぁに?私の足では不満なのかしら?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「うふふっ、昼食の後でご褒美にしましょう♪」
230: 以下、
昼食を食べ終えた2人はお風呂場に来ていた
お嬢様「私は水着に着替えるから、お前は先に入ってなさい」
男「分かりました」
言われた事に従い男は先に浴室に入りお嬢様を待つ
数分間待っているとお嬢様が入ってきたがセーラー服のままだった
男「あの…着替えたのでは?」
お嬢様「うふふっ、お前がずいぶんと気に入ってるみたいだから……中は水着よ♪」
そう言うと自らスカートを捲りあげる
男「あっ!?」
お嬢様「…………男って生き物は本当にバカよね……」
お嬢様「水着だと言っているのに喜ぶのだから……」
少し呆れた様な顔でお嬢様は男を見つめる
男「……申し訳ありません」
お嬢様「まぁ…そう言う所が可愛いとも言えるけれどね……」
男「……」
お嬢様「ほら、洗ってあげるからこっちに来なさい」
男「お願いします……」
231: 以下、
男は浴室の床に寝転び全身にボディーソープを垂らされていた
お嬢様「それじゃ、洗うわよ?」
お嬢様は男の胸を踏みつける
男「うっ……」
お嬢様「特別サービスね……足で洗ってあげるわ♪」
胸に乗せた足をゆっくり動かしながらお嬢様は微笑む
足の指で乳首を刺激しながら洗っているので男の口から声が漏れ始めた
男「んっ…あっ……」
お嬢様「ふふっ、本当に乳首が弱いのね?」
男「うっ……申し訳…ありません……」
胸を洗い終えたお嬢様は足を男の首に移すと軽く踏む
男「ぐっ!?」
お嬢様「苦しい?」
徐々に踏みつける力が強くなる
男の苦しむ顔を見ながらお嬢様は満面の笑みを浮かべていた
男「ぁ……がっ……」
お嬢様「可愛い顔ね…とっても素敵よ……」
男「ぐぅっ……」
お嬢様「あぁ、顔も洗わないとね……」
泡塗れの足が男の頬に移される
そしてお嬢様は今までよりも強い力で男の頬を踏みにじった
232: 以下、
セーラー服姿の少女に顔を踏まれる
その異様なシチュエーションに男は屈辱と興奮を覚えていた
お嬢様「ほら、目と口を閉じなさい」
男「……」
言われるがままに男は目と口を閉じお嬢様に身を任せる
お嬢様は男の後頭部を床に押し付けるように顔を踏みつけながら洗っていく
男(くっ…うっ……)
お嬢様「次はお腹ね?」
顔から離された足がお腹に乗せられる
お嬢様「そうだわ、お腹に力を入れてみて」
男「……」
悪い予感がしたが男は黙って腹筋に力を入れる
お嬢様「いくわよ……それっ♪」
掛け声と共にお嬢様はお腹を強く踏みつけた
男「んっ……」
お嬢様「痛い?」
男「……」
男はほとんど痛みを感じなかったので首を横に振る
お嬢様「男の人って凄いのね…私の足の方が痛いわ……」
233: 以下、
お嬢様の足がお腹から下半身に向かう
そして爪先が亀頭に触れると男が声を上げた
男「うっ!?」
お嬢様「……敏感すぎるのも考えものね」
男「うぅっ……」
お嬢様は先に男の脚を洗うとペニスを軽く踏んだ
男「んっ!!」
お嬢様「あんまり声を出すと泡を食べてしまうわよ?」
男「……」
お嬢様「それじゃ、お待ちかねのご褒美よ♪」
お嬢様はペニスを軽く踏みながら扱き始める
男「んっ…んんっ……」
お嬢様「ふふふっ……声を我慢してるの?」
男「んぅ……ぅ……」
お嬢様「こっちは我慢しなくていいのよ?」
ペニスを扱く動きがくなる
お嬢様「ほら…出しちゃいなさい……」
お嬢様「マゾ犬のマゾ精子が出るところを見ててあげるわ……」
男「んっ…んっ……んんっ!!」
男は自分のお腹に大量の精液を放出した
するとお嬢様は尿道に残った精液を押し出すようにペニスを擦りあげる
男「うぅっ!!」
お嬢様「ちゃんと最後まで出さないとね……」
射精したばかりのペニスを擦られ、男は快楽の苦しみを味わわされた
236: 以下、
男は体についた泡を流されるとお嬢様に手を引かれ立ち上がる
お嬢様「……やっぱり服を着てると暑いわ」
そう言うとお嬢様はセーラー服を脱ぎ捨てた
男「……」
お嬢様「ふふっ…今日はビキニなんだけど……どうかしら?」
男「……綺麗です」
お嬢様「ありがとう♪」
男に背を向けたお嬢様は小さな椅子に座る
お嬢様「今度は私の体を洗いなさい」
男「えっ……」
お嬢様「ただし…水着に触れてはダメよ?」
男「……」
お嬢様「もしも触ったら……夕食は自分の指になってしまうかもね……」
男「わ…分かりました……気をつけます」
237: 以下、
お嬢様に手で洗うように命じられた男は両手にボディーソープをつけ泡立てる
そして背中から洗おうとして手を伸ばすがそこで動きが止まる
男「……お嬢様」
お嬢様「なぁに?」
男「背中を洗おうと思ったのですが……」
お嬢様「いいわよ」
男「……紐に触れてしまいます」
男の言葉を聞いたお嬢様は笑い声をあげる
お嬢様「あははっ♪」
男「お嬢様?」
お嬢様「うふふっ……お前は本当にバカね?」
男「……」
お嬢様「いえ…私の言い方も良くなかったわ」
お嬢様「……要するに胸やお尻に触るなって事よ」
男「……分かりました」
お嬢様「はい、頼んだわよ♪」
238: 以下、
両手に泡をつけた男はお嬢様の背中に恐る恐る手を当てた
お嬢様「んっ……」
男「……洗います」
お嬢様「いちいち言わなくてもいいのよ」
男「……分かりました」
男は両手で円を描くように背中を洗う
そのまましばらく洗っているとお嬢様が声をかける
お嬢様「もう少し強くしても大丈夫よ?」
男「……こうですか?」
お嬢様「そうよ、それと背中だけじゃなくて脚やお腹も洗ってちょうだい」
男「はい……」
お嬢様の正面に座り脚に手を伸ばす
細くしなやかな脚は少し力を入れただけで折れてしまいそうだった
男「……」
男(……こんなに細かったのか……)
お嬢様に何度か蹴られた事がある男にはその細さが信じられなかった
お嬢様「……ねぇ?」
男「はい」
お嬢様「丁寧に洗うのはいいのだけど、あまり時間をかけすぎるのは良くないわよ?」
男「も…申し訳ありません」
お嬢様「緊張するのも分かるけど…もっと効率的にやりなさい」
男「はい…頑張ります……」
239: 以下、
お嬢様の脚を洗い終えると今度は腕を洗う
腕は脚以上に細く、不安を感じた男は撫でるように洗い始めた
お嬢様「うふふっ♪」
男「……どうしたんですか?」
お嬢様「くすぐったいの♪」
男「申し訳ありません……力を入れたら折れてしまいそうで……」
お嬢様「だったら腕はもういいわ、次はお腹を洗ってちょうだい」
男「分かりました」
男はお嬢様のお腹に手を当てる
余分な脂肪も筋肉もほとんど感じられないお腹を触った男にある疑問が生じた
男(……ちゃんと内臓入ってんのかな?)
不思議そうな顔を見せる男にお嬢様が声をかける
お嬢様「どうしたの?」
男「いや……ちゃんと内臓入っているのかと思って……」
お嬢様は一瞬キョトンとした顔になったが、すぐに笑いだす
お嬢様「……あはははっ♪」
男「あっ…その……」
お嬢様「お前……うふふっ…ずいぶん面白い事を考えるのね?」
男「……」
お嬢様は男の首に抱きつき体を密着させる
男「お…お嬢様!?」
お嬢様「……お前といると本当に退屈しないわ」
男「……」
お嬢様「……お前と出会えた事に感謝しなくちゃね♪」
247: 以下、
体を洗い終えた2人は一緒に浴槽に入っていた
お嬢様は男の腰を跨いで向かい合うように座り、お互いに見つめあっている
お嬢様「……」
男「……」
やがてお嬢様は言葉を発することなく男の肩に頭を乗せ目を閉じる
男もまた何も話すことなくお嬢様にされるがままになっていた
5分ほどその状態が続いたが不意にお嬢様が立ち上がる
お嬢様「……喉が渇いたわ」
男「……」
お嬢様「少し待ってなさい」
そう言って一旦浴室から出ると、水の入ったペットボトルを持って戻ってきた
お嬢様「普段はペットボトルで飲まないんだけどね」
男「どうしてですか?」
お嬢様「……お行儀が悪いでしょ?」
水を飲みながらお嬢様が答える
お嬢様「お前も飲みたい?」
男「……はい」
お嬢様「うふふっ……じゃあコレを……」
まだ開けていないペットボトルを男に渡そうとしたお嬢様の手が止まった
男「……?」
お嬢様「やっぱりダメ」
男「……」
お嬢様「後で良いモノを飲ませてあげるわ♪」
248: 以下、
お嬢様「とは言え脱水症になられても困るわね……」
男「……」
お嬢様「……上を向いて口を開けなさい」
男「はい……」
お嬢様は水を少し含むと男の口に吐き出す
男「うっ!?」
お嬢様「今はそれで我慢しなさい」
男「はい……」
お嬢様「一応…口移しになるわね?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「ふふふっ……」
男の腰に再度跨がるとお嬢様は男を見上げ笑みを浮かべた
お嬢様「……」
男(まいったなぁ……)
お嬢様「ふふっ…困ったなって顔してるわね?」
男「ちょっと…反応に困ります」
お嬢様「もう少し困らせてみようかしら♪」
男「えっ……」
お嬢様「目を閉じなさい」
男「はい……」
男が目を閉じるとお嬢様は少し体を離した後、すぐに抱きついてきた
249: 以下、
男の胸に布ではない柔らかい感触が伝わる
男(コレって…まさか……)
お嬢様「目を開けなさい」
男「……」
目を開いた男の目の前にお嬢様の顔がある
少し視線を下に向けるとお嬢様の鎖骨の辺りに水着が見えた
男(やっぱり……)
お嬢様「見るのも触るのもダメだけど…肌で感じる位は許してあげるわ♪」
男「お嬢様……」
お嬢様「もっと大きかったらお前も嬉しいのかしらね?」
慎ましいながらも柔らかい胸の感触に男の鼓動がくなる
お嬢様「……緊張しているの?」
男「は…はい……」
お嬢様「そう……なら私達はお互いにドキドキしてるのね……」
お嬢様は男を抱き締める手に力を込め、一層強く体を密着させた
250: 以下、
男「お嬢様……」
お嬢様「なぁに?」
男「その……こう言う事は止めた方がいいかと思います」
お嬢様「どうして?」
男「もしも俺が……」
お嬢様「今…ここには私とお前の2人しかいない……」
お嬢様「そして私は力では絶対にお前に敵わないわ……」
お嬢様「つまり……お前がやろうと思えば私を玩具みたいに自由にできると言う事ね?」
男「……」
お嬢様「どうなの?…お前は私をそうしたいの?」
男「お嬢様にそんな事は……」
お嬢様「そうね、私もそう思うわ」
男「……」
お嬢様「コレは信頼の表れよ?」
男「信頼……?」
お嬢様「お前は私を傷付けないと信じているの」
男「それは嬉しいのですが……」
お嬢様「そもそも他の人にはこんな事しないわ」
男「……」
お嬢様「お前だけよ……お前は…私の……」
男「お嬢…様……」
お嬢様「……もう出ましょう、のぼせてしまうわ」
男「はい……」
251: 以下、
水着を直し浴槽から出るとお嬢様は脱衣場へと向かう
しかし数歩進んだところで足が止まった
お嬢様「……忘れてたわ」
男「何をですか?」
お嬢様「良いモノを飲ませると言ったでしょ?」
男「……はい」
お嬢様「そこに寝なさい」
男「分かりました」
男が浴室の床に寝るとお嬢様は顔を跨ぐ様にしゃがむ
お嬢様「何を飲むか分かるわね?」
男「はい…分かります……」
お嬢様「飲んだ事ある?」
男「……ありません」
お嬢様「そう……初めてなら飲めないはずだから無理しなくていいわ」
お嬢様「溢しても怒らないし罰も与えない……ただし絶対に口を閉じちゃダメよ?」
男「はい……」
お嬢様「……口を開けて目を閉じなさい」
男「……」
言われた通りに男は口を開け目を閉じる
それを確認したお嬢様は水着をずらし性器を露出させた
259: 以下、
※お嬢様の排泄描写があります
お嬢様「それじゃ…いくわよ……」
男「……」
男は口を開けたまま頷く
そしてお嬢様は小さく声を出すと男の顔に向けて放尿を始めた
お嬢様「んっ……」
男「っ!?」
お嬢様の尿が男の鼻にかかる
それを見たお嬢様は少し体を動かし男の口に入るように調整した
男(うぅっ……)
口に出された尿を飲み込もうとするが男はどうしても飲み込めなかった
自分の意思とは関係無く体が拒否している様に男は感じていた
お嬢様「無理はするなと言ったはずよ?」
男の口から尿が溢れ頬を濡らす
お嬢様は陶酔したような表情でその様子を眺めていた
260: 以下、
お嬢様は放尿を終えると男の額に性器を擦り付ける
お嬢様「ふふふっ……ちゃんと…んっ……拭かないとね……」
男は額に尿とは違う粘りのある液体を感じていた
男(お嬢様……もしかして……)
水着を直したお嬢様は立ち上がり男に問いかける
お嬢様「いつまでそうしているの?」
男「……」
お嬢様「飲めないなら吐き出しなさい」
男(……吐き出すなんて……)
意を決した男は口を閉じ口内の尿を無理やり飲み込む
しかし少し飲んだだけで激しくむせかえり残りを全て吐き出した
男「ゲホッ!!…ゴホッ……ゴホッ……」
お嬢様「やれやれ……だから無理するなと言ったのよ」
男「も…申し訳ありません……」
お嬢様「まぁ、飲もうとした事だけは評価してあげるわ」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「それにしても……ふふっ…困った子ね?」
男の勃起したペニスを見ながらお嬢様は少しだけ笑った
262: 以下、
お嬢様は男の脚の間に座るとペニスにローションを垂らす
お嬢様「とりあえずもう一回抜いてあげるけど……」
お嬢様「これが終わったらしばらく射精禁止よ?」
男「えっ……」
ペニスを両足で挟みお嬢様は言葉を続ける
お嬢様「お前のココはそれなりのダメージを負ってるから、本当は射精しない方がいいの」
お嬢様「最低でも3日は腫れるし歩くのも辛いはずよ」
男「……」
お嬢様「だから…………今は気持ちよくなりなさい♪」
そう言うとお嬢様は両足をゆっくり動かし始めた
263: 以下、
お嬢様の足の動きはゆっくりだったが挟んで扱くだけではなく、強く圧迫したり捻りを加えたりと様々な方法でペニスを刺激していた
男「あっ…あぁっ……んっ!?」
お嬢様「ふふふっ…こんなにゆっくりでも気持ちいいのね?」
男「はい……気持ちいい…っあ……」
お嬢様「じゃあ……こんなのは如何かしら?」
お嬢様は足を離すと男に体を重ねる
そして膝の裏でペニスを挟むと上下に擦り始めた
男「お…お嬢様……くっ……あっ……」
ペニスが太ももとふくらはぎの柔らかな感触に包まれる
男はまるで膣内に挿入している様な錯覚に陥っていた
お嬢様「……イキたい?」
男「はい…イキたいです……イカせて下さい……」
お嬢様「まだダメよ、もっと気持ちよくなって♪」
お嬢様は自分の脚からローションを掬い取ると男の乳首に指を伸ばした
264: 以下、
ローションのついた指で男の乳首が嬲られる
クルクルと撫で回されたり摘ままれたり、さらには爪を立てられたりしていた
男「あぁっ…うぅっ……んっ…はぁっ……」
お嬢様「……ダメ…私も興奮してきたわ……」
空いている乳首を口に含むとお嬢様は舌先で舐めだす
男は指とは違う粘膜がもたらす独特の快感に酔いしれていたが、いきなり激痛を感じた
男「あっ……うぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
お嬢様「……」
男が視線を向けた先には乳首に噛みついているお嬢様が見える
お嬢様は笑顔を浮かべながら顔を少し上げ男の乳首を引っ張っていた
男(くっ……また…噛みついて……)
お嬢様「……」
男「あぁっ!?」
乳首に噛みついたまま脚と指を動かし続ける
敏感な部分に異なる刺激を与えられた男は、自分でも気づかぬうちに涙を流していた
265: 以下、
男の涙に気づいたお嬢様は唇が触れる寸前まで男に顔を寄せる
お嬢様の頬は上気し息も荒く、明らかに性的に興奮していた
お嬢様「あぁ……泣いているのね……」
男「えっ……」
お嬢様に言われ初めて自分が泣いている事に気づく
お嬢様「痛かったのね?気持ちよかったのね?」
男「お嬢様……」
お嬢様「どうして…そんなに…………ん…ぅっ……」
男の首にしがみつきお嬢様は体を数回痙攣させる
ただならぬ様子のお嬢様に男は声をかけた
男「お嬢様?」
お嬢様「……」
男「お嬢様?大丈夫ですか?」
お嬢様「……大丈夫よ」
顔を上げたお嬢様はいつも通りの笑顔を浮かべていた
男(よかった……)
お嬢様「うふふっ…私の方が気持ちよくなってしまったわ……」
男「……」
お嬢様「安心なさい、お前もちゃんと気持ちよくしてあげる♪」
266: 以下、
ふらつきながら立ち上がったお嬢様は再度男の脚の間に座った
そしてペニスにローションを付け足すと両足で挟む
お嬢様「それじゃ……気持ちよくなりなさい」
先ほどと違い早いペースで足が動く
性感が高まっていた男はたちまち射精寸前まで追い込まれる
男「あっ…あっ……」
お嬢様「いいわよ、いつでも出しなさい」
男「うぅっ……お嬢様…お嬢様……」
お嬢様「ふふっ♪…なぁに?私はここに居るわよ?」
男「イキます……イキそうです……」
お嬢様「分かっているわ……」
男「お嬢様…うぁっ…お嬢…様……あっ…あっ……あぁっ!!」
お嬢様の巧みな足技により男は2度目の射精を迎える
男の精液は自分の下腹部以外にお嬢様の足にもかかっていた
男「はぁ…はぁ……」
お嬢様「起きなさい」
男「……はい」
よろめきながら立ち上がる男にお嬢様は無言で足を差し出した
267: 以下、
差し出された足を男は不思議そうな顔で見ていた
男「……」
お嬢様「何をしているの?」
男「いや…その……」
お嬢様「私の足についているでしょ?……舐めて綺麗にしなさい」
男「あっ……申し訳ありません……」
男は四つん這いになるとお嬢様の足に舌を伸ばす
男「んっ…ちゅっ……じゅる……」
精液のついた部分だけでなく指を1本ずつ口に含み丁寧に舐めあげる
片側を舐め終えると反対の足が差し出される
お嬢様「はい」
男「あむっ…んっ……」
こちらも同じように丁寧に心を込めて舐めあげる
お嬢様は優雅な笑みを浮かべながら男の奉仕姿を眺めていた
271: 以下、
愛を感じるのがいいよな
歪んでるかしらんけど
273: 以下、
お嬢様の歪み具合の描写が安定してて大好き
有り難う御座います
279: 以下、
その後2人はバスローブに着替えお嬢様の部屋に向かい歩いていた
部屋まで残り半分くらいと言うところでお嬢様が足を止める
お嬢様「やる事を思い出したわ」
男「やる事…ですか?」
お嬢様「お前は先に戻ってなさい」
男「分かりました」
お嬢様は踵を返すと今来た廊下を戻っていた
280: 以下、
廊下を戻ったお嬢様は厨房に姿を見せた
夕食の仕込みをしていた料理長がお嬢様に気づき声をかける
料理長「これはお嬢様、何か御用でしょうか?」
お嬢様「夕食のリクエストがあったのだけれど…遅かったかしら?」
料理長「いえいえ、お嬢様の望みならば何なりとお申し付けください」
お嬢様「インスタントラーメンを作りなさい」
料理長「イ……インスタント……でございますか?」
思いがけない言葉に料理長は激しく動揺する
お嬢様「作れないの?」
料理長「いえ…作るのは容易いのですが……」
お嬢様「……だったら何が問題なの?」
徐々にお嬢様の顔が険しくなっていく
料理長「その……とてもお嬢様にお出しできるようなものでは……」
お嬢様「……それ以上余計な事を囀るようなら……」
お嬢様「お前の舌を切り取ってソテーにしてしまうわよ?」
料理長「……畏まりました」
お嬢様「よろしくね♪」
281: 以下、
部屋に戻って来たお嬢様はひどく上機嫌な様子だった
男「何か良いことがあったんですか?」
お嬢様は笑顔を浮かべたまま椅子に座る
そして両手を広げ男を呼んだ
お嬢様「おいで♪」
男は四つん這いになりお嬢様の足元に伏せる
お嬢様「違うわよ」
お嬢様は男の上体を引き寄せる
戸惑いながらも男は膝を立てお嬢様に体を預けた
男(あぁ…やっぱりいい匂いだな……)
お嬢様「うふふっ…今日は珍しいモノが食べられるわよ?」
男「珍しいモノ……?」
お嬢様「そうよ……食事を楽しみだと思うのは久しぶりだわ」
男(よく分からないけど……機嫌が良さそうだからいいか……)
282: 以下、
夕食の時間になり2人は食事用の部屋に向かう
室内には既に食事の準備は整っていたが、椅子に座ったお嬢様は少し困った様な顔をしていた
お嬢様「……コレがそうなの?」
料理長「はい…左様でございます……」
お嬢様は男に目で問いかける
男「……卵とか野菜は入ってなかったけど…多分コレだと思います……」
お嬢様「そう……どうやって食べるの?」
男「箸で麺を掴んで…ズズッと……」
お嬢様「……お前は何を言っているの?」
男「だから…こう…ズズッと……」
男はジェスチャーで麺を啜る動作を見せる
お嬢様「……私に啜って食べろと言っているの?」
男「はい……」
今度は料理長が目で問いかけられる
料理長「そのような食べ方もございますが……レンゲを使っていただいた方が良いかと……」
お嬢様「……この大きなスプーンね」
お嬢様はレンゲに麺を乗せると慎重に口に運んだ
283: 以下、
麺を口にした途端にお嬢様は眉をひそめる
心配そうに見守っていた料理長は慌てナプキンを差し出した
お嬢様「……」
ナプキンに麺を吐き出すとお嬢様は料理長を見る
料理長「……出来る限り…お口に合うようにしたのですが……」
お嬢様「……お前の言う事を聞いておけば良かったわ……」
料理長「あの…いつも通りの食事も用意してございますので……」
お嬢様「ええ、お願いします」
料理長「畏まりました」
急ぎ足で料理長は部屋を出ていく
2人だけになるとお嬢様は男に視線を移した
お嬢様「……お前…美味しいと言わなかったかしら?」
男「……言いました」
お嬢様「これは責任を持って食べなさい」
そう言ってお嬢様は器を床に置いた
284: 以下、
男は器に顔を近づけてはすぐに離すと言う行動を繰り返していた
男(熱っ……どうやって食べたらいいんだ……?)
その様子を眺めていたお嬢様が口を開く
お嬢様「随分と面白い事をやっているのね?」
男「……熱くて食べられません……」
お嬢様「ふふふっ……」
椅子から下りると男の前にしゃがみ箸を手に取る
お嬢様「私が食べさせてあげるわ」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「はい、あーん……」
男「あ……」
お嬢様は男の口ではなく頬に麺をつける
男「熱っ!?」
お嬢様「あははっ♪」
男「うぅっ……」
その時、部屋の扉が開かれ料理長が姿を見せた
料理長「お嬢様、お待たせしました」
お嬢様「ノックをしなさい」
料理長「あっ…申し訳ありません……お嬢様をお待たせしてはと……」
お嬢様「まぁ、いいわ」
料理長は一礼するとメイドと共に料理を並べ始めた
お嬢様「マゾ犬」
男「はい」
お嬢様「今日は特別に手を使っていいわ、残さず食べなさい」
男「分かりました……」
285: 以下、
夕食を終え2人はお嬢様の部屋に戻ってきた
お嬢様はベッドに置かれていたパジャマと下着を手にすると男に渡す
お嬢様「今日はこれを着て寝なさい」
男「はい」
男が着替えている横でお嬢様は保冷剤をタオルで包む
お嬢様「あとはこれをパンツの中に入れておきなさい」
男「パ……パンツの中にですか?」
お嬢様「そうよ?何の為にブリーフを用意したと思ってるの?」
男「……分かりました」
着替え終わった男は股間に強烈な違和感を覚えていた
男(うぅっ…落ち着かないな……)
お嬢様「それと、今日からベッドで寝なさい」
男「いや…それは……」
お嬢様「……」
男「分かりました……」
298: 以下、
翌朝、男は股間に鈍痛を感じて目覚めた
男(んっ!?……いってぇ……)
男が思わずベッドの上で身動ぎするとお嬢様も目を覚ます
お嬢様「んぅっ……」
男「あっ……おはようございます」
お嬢様「……はい、おはよう」
起き上がったお嬢様は布団をはね除け男に馬乗りになる
男「うっ!?」
お嬢様「どう?……痛い?」
男「……何がですか?」
お嬢様「チンチンに決まってるでしょ」
男「……少し痛いです」
お嬢様「そう、じゃあこれから凄く痛くなるのね……」
男「えっ……」
お嬢様「大丈夫よ、薬もあげるし私がお世話してあげるから♪」
男「……ありがとうございます」
楽し気な表情のお嬢様とは対象的に男は不安そうな表情をしていた
299: 以下、
お嬢様「それじゃ、とりあえず見てみましょうか」
男「み…見るって……」
お嬢様は有無も言わさず男のズボンと下着を剥ぎ取った
男「うぅっ……」
お嬢様「……少し見づらいわね」
そう言うと男の脚を割り開く
お嬢様「自分で持ってなさい」
男「わ…分かりました……」
自ら膝の裏を持ちお嬢様に股間がよく見える態勢を取る
本来は隠すべき部分を自分の手でさらけ出す事は男の被虐心を強く刺激していた
男(あぁっ…お嬢様に見られてる……)
お嬢様「……」
無言のままお嬢様が睾丸を撫でる
男「んっ!!」
鈍い痛みと微かな快感を男は感じた
お嬢様「痛い?」
男「少し……」
お嬢様「……もういいわ、楽にしなさい」
男はゆっくりと脚を下ろし元の態勢に戻る
お嬢様「やっぱり腫れてるわね、今日はあまり動いちゃダメよ?」
男「……分かりました」
300: 以下、
お嬢様は室内の受話器を取ると何者かと話し始めた
お嬢様「……家具の配置を変えます、手の空いてる者は全員来なさい」
それだけ言うとお嬢様は受話器を置いた
そして10分もしない内に爺やが執事を数名従え部屋に入ってくる
爺や「お待たせしました」
お嬢様「とりあえずベッドをトイレの近くにして……後はお前に任せます」
爺や「畏まりました」
その後、爺やの指示によって室内の模様替えは瞬く間に完了した
爺や「お嬢様、如何でしょうか?」
お嬢様「ええ、問題ありません」
爺や「他に何かございますか?」
お嬢様「……今のところ無いわね……下がりなさい」
爺や「畏まりました」
爺やと執事達が退室するのを男はベッドの上で呆然と見ていた
301: 以下、
お嬢様「もう少ししたら朝食が運ばれてくるわ」
お嬢様「食べたら薬を飲みなさい」
男「分かりました……」
会話が終わるとお嬢様は椅子に座り本を読み始める
男はする事がないのでお嬢様をじっと見つめていた
お嬢様「……」
男「……」
お嬢様「……どうしたの?」
本から視線を外さないままお嬢様が問いかける
男「えっ……」
お嬢様「私は見せ物ではないわよ?」
男「あ……申し訳ありません……」
お嬢様「やれやれ……少し待ってなさい」
そう言うとお嬢様は部屋を出ていく
そして数分後、数冊の本を手にして戻ってきた
男「あの…それは……」
お嬢様「私が子供の頃に読んでいた絵本よ」
男「絵本……」
お嬢様「難しい字は使われていないからお前にも読めるはずよ」
男「……ありがとうございます」
男は一冊の絵本を手にするとページを捲り始める
お嬢様は少し笑顔を浮かべると自分も読書を再開した
302: 以下、
しばらくすると部屋の扉がノックされる
お嬢様「入りなさい」
爺や「失礼します」
扉が開かれると爺やがメイドを従え入ってきた
爺や「お嬢様、朝食をお持ちしました」
お嬢様「ご苦労様、後は自分でやります」
爺や「畏まりました」
朝食が乗せられたワゴンを置くと爺や達は退室する
お嬢様はワゴンをベッドの横につけると自分もベッドに座った
お嬢様「何から食べたい?」
男「いや…自分で……」
お嬢様「私が食べさせてあげるわ」
男「……では…パンをください……」
お嬢様「分かったわ」
パンを手にしたお嬢様は小さくちぎると男の口に運んだ
男「……」
お嬢様「どう?」
男「美味しいです」
お嬢様「そう、それは良かったわ」
お嬢様はもう一度パンをちぎると男の口に運ぶ
お嬢様「どんどん召し上がれ♪」
男「いただきます……」
309: 以下、
食事を終え薬を飲んだ男は次第に眠気に襲われていた
男(……眠くなってきた…薬のせいかな……)
お嬢様「眠たいなら寝なさい」
男「……分かりました」
眠気に耐えきれなくなった男はベッドに横たわるとすぐに寝息をたて始めた
お嬢様「……」
しばらく様子を窺っていたお嬢様は男が寝た事を確認するとベッドに上がる
お嬢様「……」
そして少しの間だけ男の顔を眺めると隣に横たわり目を閉じた
310: 以下、
数時間経ち男が目を覚ますと隣に寝ていたお嬢様に気づく
男(んっ…お嬢様も寝てたのか……)
男は腕を枕にしていたお嬢様を起こさないように慎重にベッドからぬけ出す
ベッドから降り床に足をつけた男は顔をしかめていた
男(痛い……結構腫れてるな……)
痛む股間を庇いつつ男はトイレに向かう
そしてトイレから戻ってくるとお嬢様がベッドの上で男を見つめていた
男「おはようございます」
お嬢様「……痛かった?」
男「歩くと痛いです」
お嬢様「そんな事は分かってるわよ」
男「……では…何が……?」
お嬢様「トイレに行ったのでしょう?……オシッコした時の事を聞いているの」
男「……特に痛みはありませんでした」
お嬢様「そう、それなら良かったわ」
そう言ってお嬢様は安心したような笑みを男に見せた
311: 以下、
お嬢様の命令で男はベッドに寝かされる
お嬢様「今から熱を測るわよ」
男「熱を…はかる?」
お嬢様「……やった事無いの?」
男「はい」
お嬢様「お前…風邪をひいた事はある?」
男「……分かりません」
思いがけない言葉にお嬢様は呆気にとられる
お嬢様「驚いたわ……そんな人間がいるのね……」
男「……」
お嬢様は男のズボンと下着を脱がすと両足を上げさせる
男「お嬢様……」
お嬢様「うふふっ……熱はお尻で測るのよ?」
男「そんな……」
お嬢様「ここに…こうやって……」
お嬢様が体温計で男のアヌスをつつく
男「んっ!?」
その反応を見て笑顔を浮かべたお嬢様は一気に体温計を押し込む
男「あぁっ!!」
お嬢様「しばらく動かないでね?」
男「わ…分かりました……」
312: 以下、
男は先ほどと同じように自分で脚を抱えていた
その姿をしばらく眺めていたお嬢様は、思い立ったようにベッドの横に鏡を置く
お嬢様「そのままでは退屈でしょう?」
男「いや…その……」
お嬢様「鏡を見なさい」
男は躊躇いがちに鏡に視線を移す
そこには脚を抱えアヌスから体温計を生やした自分の姿が写っていた
男(くっ…これは……恥ずかしい……)
お嬢様「可愛い格好ね?」
男「うぅっ……」
お嬢様「あらあら…褒めているのに黙ったままなのかしら?」
男「……ありがとうございます」
お嬢様「違うわ……こう言うのよ……」
男の耳に口を寄せお嬢様が何かを呟く
男「……」
お嬢様「さぁ、言ってみなさい」
男「お嬢様…マゾ犬の惨めな姿をご覧いただき……ありがとうございます……」
お嬢様「礼には及ばないわ…マゾ犬のマヌケな姿を見れて私も楽しいもの♪」
313: 以下、
昼食の時間になるとお嬢様の部屋にワゴンが運ばれてきた
そして朝食の時と同じようにワゴンを残し爺や達は部屋を出ていく
お嬢様「さて、食べましょうか」
パスタの乗せられた皿を手にするとお嬢様はベッドに上がり男の隣に座る
そしてフォークでパスタを巻き取ると男に差し出した
お嬢様「はい♪」
男「……」
拒否しても無駄な事を理解している男は大人しく口を開ける
お嬢様「あら……いい子になったのね?」
満足そうな笑みを浮かべたお嬢様が男の口にパスタを入れた
お嬢様「うふふっ…可愛いわね……」
男「……」
男の口からフォークを抜くとお嬢様は再度パスタを巻き付ける
しかし今度は男ではなく自分の口にパスタを運んだ
男「あっ!?」
お嬢様「……なぁに?どうしたの?」
男「いや…別に……」
お嬢様「ふふっ…おかしな子ね……」
318: 以下、
昼食が終わり男はまたベッドに横たわる
お嬢様は椅子に座り本を読んでいたが男は気になっていた事を尋ねた
男「あの……」
お嬢様「なぁに?」
男「俺はこのままでいいんですか?」
お嬢様「……どういう意味かしら?」
男「その…なんと言うか……今までと違いすぎる気が……」
お嬢様は読んでいた本を閉じるとベッドに上がる
お嬢様「……」
男「何もしてないのにご飯を貰えるし……奴隷として何かした方が……」
その言葉を聞いてお嬢様の表情が険しくなった
男(ヤバい…怒らせたか……?)
お嬢様「お前は私に指図するつもりなの?」
男「いえ…そんな事は……」
お嬢様「……」
男「……」
しばらく男を睨み付けていたお嬢様だったが急に笑顔を見せる
お嬢様「ねぇ…私がお前に求めているものが何だか分かる?」
男「……分かりません」
お嬢様は男に顔を近づけ静かに口を開いた
319: 以下、
お嬢様「お前達のように仕えるべき主を持つ者に必要なのは……」
男「……」
お嬢様「……忠誠と献身よ」
男「……?」
お嬢様「ふふっ…少し難しかったかしら?」
男「何となくは分かりますが……」
お嬢様「主に嘘を言わず、自分の頭で考え、主の為に惜しみなくその身を捧げる……」
お嬢様「……私はそう言うものを求めているの」
男「……」
お嬢様「暴力で屈服させ言う事を聞かせる…そんなものは道具を与えれば5才の子供でもできるわ」
お嬢様「私が求めているのはそうじゃない……」
お嬢様の両手が男の首にかかる
男「うっ……」
お嬢様「私が欲しいのは……」
表情を変える事なくお嬢様は両手に力をこめる
お嬢様の体重も加わり男の首はきつく絞められていた
男「あっ…がっ……」
次第に男の顔が赤くなり口の端からは唾液が垂れ始める
しかし男は一切抵抗する事なくお嬢様に首を絞められ続けていた
320: 以下、
男が気を失いかけた時、お嬢様の手が首から離れた
呼吸ができるようになった男は激しく咳き込む
男「ゲホッ!!…ゲホッ…ゴホッ!!」
お嬢様「……」
お嬢様は無表情のまま男を見つめる
そして男の呼吸が整うと口を開いた
お嬢様「……なぜ抵抗しなかったの?」
男「……分かりません…何となく抵抗してはいけない気がして……」
お嬢様「そう…頭では理解できなくても心と体では分かっているのね……」
男「……」
お嬢様「お前が抵抗できなかったのは……私がそれを望まなかったからよ」
男「お嬢様が……?」
お嬢様は男の頬に手を当て優しく撫でる
お嬢様「お前はちゃんと分かっているわ……それが私の求めているものよ……」
そう言ってお嬢様は微笑みを浮かべた
321: 以下、
お嬢様「さて……お前達に求められるものがあるなら、主である私にも求められるものがあるわ」
男「……」
お嬢様「……それは畏怖と慈愛よ」
男「いふ……?」
言葉の意味が分からない男をお嬢様は優しく見つめる
お嬢様「簡単に言えば恐怖と尊敬ね……片方だけなら主人としては不十分だと言えるわ」
男「……」
お嬢様「従者から恐れられ、同時に尊敬される……それが主に求められるもの」
お嬢様「そしてもう1つ……慈しみ愛してあげる事が大切なの」
男「愛……ですか……」
お嬢様「そうよ、ただ厳しくするだけではダメなの」
お嬢様「主に仕えたいと思わせるには愛してあげる事が必要なのよ」
男「……飴と鞭ですか?」
男の言葉にお嬢様は少し驚いた表情を見せる
お嬢様「……少し違うわね…私はお前達に鞭を振るった事は一度もないわ」
男「えっ……」
お嬢様「私のお気に入りは皆痛いのが好きなんだもの……さしずめ飴とケーキってところね♪」
唖然とする男に向けてお嬢様は満面の笑みでそう告げた
322: 以下、
その後も男は寝たり起きたりを繰り返し1日をベッドの上で過ごした
男(こんなに楽して…本当にいいのかな……)
お嬢様「……そろそろ寝ましょうか?」
男「はい」
お嬢様はベッドに上がると男を見つめる
男「あの…何を……」
お嬢様「……寝ましょうかと言ったのよ?」
男「あ……」
お嬢様の意図を察した男は腕を横に伸ばす
それを見たお嬢様は笑顔を浮かべ男の頭を撫でる
お嬢様「偉いわね♪」
男「ありがとうございます」
お嬢様「うふふっ……」
男の腕に頭を乗せたお嬢様が甘えたような表情を見せた
男「……」
お嬢様「……おやすみ」
男「おやすみなさい……」
324: 以下、
俺も奴隷になりた…やっぱ金玉射的は嫌だな…
325: 以下、
添い寝専用奴隷ならなりたいかも…
326: 以下、
玉撃ちを乗り越えた者だけが添い寝してもらえるんやで
乙
328: 以下、
それから数日の間は同じようにして男は過ごした
今では痛みもほとんど無くなり元の状態に近くなっている
お嬢様「……だいぶ良くなったみたいね?」
男「はい」
男はベッドに横たわり両脚を抱えていた
お嬢様「それじゃ、明日からまた始めましょうか」
男「はい……」
お嬢様「とりあえず今日は犬芸のおさらいをしましょう」
男「分かりました」
お嬢様は男に負担をかけないように数日間は犬の真似をさせていた
お嬢様「お手やお座りは簡単だから省きます」
お嬢様が床を指さすと男は犬がそうするように座る
お嬢様「ゴロン」
そう言ってお嬢様は指を右に向ける
男はお嬢様の指に合わせて仰向けに寝転ぶ
お嬢様「……」
今度は反対側を指さす
男は急いで起き上がり反対側に寝転んだ
329: 以下、
その動きを20回ほど繰り返すと違う命令が出される
お嬢様「お尻」
男「ワン」
男はうつ伏せになるとお尻上げお嬢様に向ける
お嬢様「開け」
男「ワン……」
両手で尻肉を掴むと男は躊躇いながらアヌスを晒けだした
お嬢様「閉じろ」
男はお嬢様の声に合わせて手を離す
お嬢様「開け」
再度尻肉を掴むと男は大きく開く
その後もお嬢様の気がすむまで男はアヌスを開いたり閉じたりしていた
お嬢様「こっちを向きなさい」
男がお嬢様の方を振り向くといつの間にかすぐそばに立っていた
お嬢様はしゃがんで男と視線を合わせると睨み付ける
お嬢様「……お尻を開く時に躊躇ったわね?」
男「……ワン」
お嬢様「仕方ないわね、もう一度分からせてあげるわ……」
330: 以下、
お嬢様「息を止めなさい」
男「……」
言われた通りに男は息を止めた
お嬢様「……」
お嬢様は何も言わずに男を見つめ続ける
そのまま1分ほど経過すると耐えきれなくなった男が口を開けた
男「……ぷはっ!!」
その瞬間お嬢様が男の頬を叩く
男「うっ!?」
お嬢様「息を止めなさい」
男は再び息を止める
今度は懸命に堪えたが2分ほどで限界を迎えた
男「……ぷはっ!!」
するとお嬢様はまた男の頬を叩く
お嬢様「何回言えば分かるの?……私は息をするなと言っているの」
男「……」
息を止め、限界を迎え、頬を叩かれる
男はこの一連の流れを頬が腫れるまで繰り返された
331: 以下、
男は両頬を赤く腫らし正座させられている
その男を見下ろしながらお嬢様が問いかけた
男「……」
お嬢様「分かったかしら?」
男「……」
お嬢様は無言の男の腹を蹴りつける
男「んっ!?」
お嬢様「分からないならそう答えなさい」
男「申し訳ありません……分からないです」
お嬢様「やれやれ……」
お嬢様は男の前にしゃがみ目を合わせる
お嬢様「もう一度教えてあげるけど……お前の全ては私のものよ」
お嬢様「お前は食事も睡眠も私に管理されているの」
お嬢様「それだけじゃないわ……排泄や射精、呼吸も私が管理しているの」
お嬢様「私が寝るなと言ったら何日でも起き続けなければいけないの」
お嬢様「私が息を止めろと言ったら何時間でも息を止めなければいけないの」
お嬢様「お前が私の命令に逆らったり躊躇う事は許さないわ」
お嬢様「……分かったかしら?」
男「……分かりました」
332: 以下、
お嬢様「それじゃ、続けましょう」
お嬢様は立ち上がると男から少し距離を取る
お嬢様「チンチン」
男は床に仰向けになると足首を手で掴み股間を晒けだす
お嬢様「グルグル」
今度は両手足を床につき体を浮かせる
そして股間を晒したまま腰を動かし円を描く
お嬢様「オシッコ」
男は四つん這いになり右足を高くあげる
お嬢様「うん、上手ね♪」
そう言うとテーブルに置かれた皿からチョコレートを一つ取った
お嬢様「おいで」
男は四つん這いのままお嬢様に近づく
お嬢様「ご褒美よ♪」
大きく開かれた男の口にチョコレートが放り込まれる
お嬢様「うふふっ…美味しい?」
男「ワンワン」
お嬢様は美味しそうにチョコレートを食べる男の頭を優しく撫で続ていた
336: 以下、
それから数ヶ月の間、男は時に厳しく時に優しくお嬢様に調教された
次第に男の体は責められる事に慣れはじめお嬢様の期待に応えられるようになっていた
お嬢様「さて、今日は何をしようかしらね?」
お嬢様が男の調教内容を考えていると部屋の電話が鳴る
少し不満そうな顔で受話器を取るとお嬢様は話を始めた
お嬢様「……今日だったかしら?」
お嬢様「ええ…分かりました……すぐに行きます」
お嬢様は受話器を置くと男に笑いかける
お嬢様「残念だわ、今日はテストの日ですって」
男「何のテストですか?」
お嬢様「爺やのお手製のテストよ」
男「……?」
お嬢様「とりあえず勉強部屋に行くわよ」
男「分かりました」
337: 以下、
勉強部屋では爺やが作ったテストが用意されていた
お嬢様は早々に問題を解き終え、今は採点が終わるのを待っている
お嬢様「……」
暇をもて余したお嬢様は何気なく隣に座った男を見るとある事に気づいた
お嬢様「マゾ犬」
男「はい」
お嬢様「いつの間にか3年生になってるのね?」
男「えっ……」
お嬢様「この間まで1年生だったじゃない」
お嬢様は男が使っている教材を指さす
男「あ……はい……」
お嬢様「勉強は楽しいのかしら?」
男「……よく分かりませんが…読めない字が読めるようになるのは嬉しいです」
男は笑顔でお嬢様に答える
するとお嬢様も男に笑顔を見せた
お嬢様「それは良い心がけね、頑張りなさい」
男「はい」
338: 以下、
男とお嬢様が会話をしていると採点を終えた爺やが声をかける
爺や「お嬢様」
お嬢様「なぁに?」
爺や「今回も全問正解でございます」
お嬢様「そう、まぁ当然ね」
爺や「それでは残りの時間はご自由にお過ごしください」
そう言って退室しようとする爺やをお嬢様が呼び止める
お嬢様「爺や」
爺や「はい」
お嬢様「もしかしてこの子は頭いいのかしら?」
お嬢様は男を見ながら爺やに問いかけた
少しの間考え込んだ爺やはゆっくりと口を開く
爺や「……お嬢様には遠く及びませんが……」
爺や「物覚えは悪くありませんし…頭の回転も良い方かと……」
お嬢様「……お前がそう言うならかなりのモノね?」
爺や「……正直に申しまして……見所はあると思います」
お嬢様「分かりました、これからも色々と教えてあげなさい」
爺や「……畏まりました」
339: 以下、
その日の夜、男は椅子になってお嬢様を背中に乗せていた
男は四つん這いの体勢から少し膝を伸ばし背中を水平に保っている
お嬢様「……あまりフラフラされると本が読みにくいわ」
男「も…申し訳ありません……」
いくら小柄なお嬢様でも体重は35キロを超えている
長時間お嬢様を背中に乗せた事で男の両手足は震え始めていた
男(くっ……ヤバい…力が抜ける……)
お嬢様「……動くなと言っているでしょ?」
男「うっ!?……申し訳ありません」
お嬢様は男に座り本を読んでいるが、少しでも姿勢が崩れると踵でお腹を蹴りつけていた
男(うぅっ……もう…ダメだ……)
男が限界を迎えようとしていた時、室内の電話が鳴った
お嬢様「あら…こんな時間に……」
少し驚いたような顔でお嬢様は受話器を取り話を始める
男は少しでも体力を回復させるために床に膝をつき呼吸を整えようとしていた
お嬢様「……マゾ犬」
男「はい……」
お嬢様「今から爺やの部屋に行ってくるわ」
男「今から……?」
お嬢様「大事な話があるんですって…お前は先に休んでいなさい」
男「……分かりました」
340: 以下、
数分後、お嬢様は爺やの部屋で椅子に座っていた
爺や「お呼び立てして申し訳ございません」
お嬢様「構わないわ、話ってなぁに?」
爺や「お約束の品でございます」
そう言って爺やは机に置かれていた封筒を差し出す
お嬢様「約束の品?」
爺や「あの男の戸籍と免許証でございます」
お嬢様「……」
お嬢様は封筒の中に入れられた書類と免許証を取りだし眺める
お嬢様「……良くできてるわね」
爺や「見分ける事は不可能に近いかと……」
お嬢様「あの子も喜ぶでしょう……爺や、ありがとう」
爺や「……お嬢様」
お嬢様「なぁに?」
爺や「……1つお願いがございます」
お嬢様「いいわ、言ってみなさい」
爺や「あの男を私に預けてもらいたいのです」
お嬢様「……どういう事なの?」
341: 以下、
爺や「お嬢様……ご存知の通り私も若くはありません」
お嬢様「……」
爺や「……先ほども申し上げた様にあの男には見所がございます」
お嬢様「……黙りなさい」
爺や「お嬢様も気に入られているようですし…私に変わって……」
お嬢様「黙れと言ったの」
爺や「お嬢様、私もいつまでもお嬢様のお側には……」
お嬢様「うるさい!!」
爺や「……」
珍しくお嬢様が声を荒らげる
お嬢様は険しい表情のまま爺やに近づくとその体にしがみついた
爺や「……」
お嬢様「……どうして?」
爺や「お嬢様……」
お嬢様「……どうしてそんな事言うの?」
爺や「……」
お嬢様「私…嫌よ……爺やが居なくなるなんて絶対に嫌……」
爺やを見上げるお嬢様の瞳には涙が浮かんでいる
爺や「お嬢様、ご安心ください」
お嬢様の頭に手を乗せた爺やは優しい笑顔で髪を撫でる
お嬢様「だって……」
爺や「……私には夢がございます」
お嬢様「夢……?」
342: 以下、
爺や「先代の大旦那様、現当主の旦那様……」
爺や「そしてお嬢様……私は3代に渡りお仕えして参りました」
お嬢様「……」
爺や「これほどの長きに渡りお仕えできた事は大変な栄誉でございます」
爺や「しかし…私はお嬢様のお子様にもお仕えしたいと考えております」
お嬢様「私の……子供……?」
爺や「はい、親子4代に渡りお仕えする……執事にとってこれ以上の誉れは無いかと」
お嬢様「……」
爺や「ですので後10年…いえ、15年は引退するつもりはございません」
そう言うと爺やは柔らかな笑みを浮かべる
お嬢様「……そうね、お前にはまだまだ働いてもらわないと困るわ」
お嬢様も笑顔で答える
爺や「畏まりました、より一層の奮起をお約束致します」
お嬢様「爺や」
爺や「はい」
お嬢様は爺やに向けて両手を広げる
お嬢様「抱っこして」
爺や「お嬢様……」
お嬢様「いいじゃない…今は子供に戻りたいの」
爺や「……仕方ありませんな」
爺やがお嬢様を抱えあげると、2人は笑顔で見つめあう
お嬢様「爺や」
爺や「何でございましょう」
お嬢様「……長生きしてね?」
爺や「はい…仰せのままに」
351: 以下、
翌日、起床した男はお嬢様に連れられ爺やの部屋へ向かった
室内に入ると爺やから執事の服を渡される
男「あの…これは……?」
お嬢様「今日からお前は私専用の奴隷兼執事よ」
男「執事…ですか?」
お嬢様はスカートのポケットから封筒を取り出し男に渡す
男「……?」
お嬢様「お前の戸籍と免許よ」
男「こせき……」
お嬢様「……要するにお前は生き返ったのよ」
男「……」
お嬢様「少ししゃがみなさい」
男は少し腰を曲げお嬢様と顔の高さを合わせる
お嬢様「よく聞きなさい……お前は私の所有物よ?」
お嬢様「お前の全ては私の物、残りの人生を私に捧げなさい」
男「……はい」
お嬢様「では、今日から1日の内数時間は爺やに指導してもらいます」
お嬢様「私の側に居るに相応しい立ち居振舞いを身につけなさい」
男「はい、分かりました」
352: 以下、
お嬢様が1人で自室に戻り数時間が経った頃、男がやや疲れた顔で戻ってきた
お嬢様「あら、お疲れみたいね?」
男「……少し疲れました」
お嬢様「今日は何をやったの?」
男「最初は言葉遣いから直すと言ってました」
お嬢様「そう、私はあまり堅苦しいのは好きじゃないけれど……知っておいて損はないわね」
男「……はい」
お嬢様「……」
お嬢様は男の顔をじっと見つめる
男「あ…その……」
お嬢様「……やっぱり私はお前の事が好きみたいね」
男「えっ……」
お嬢様「お前が近くにいない時間は寂しかったわ」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「別にいいわ、その代わり今から遊んでちょうだいね♪」
男「分かり……畏まりました」
お嬢様「2人の時は気にしなくていいわよ?」
男「……分かりました」
353: 以下、
数分後、2人は地下にあるトレーニングルームに立っていた
トレーニングルームには本格的な器具と大きなプールが併設されている
男(……地下室だけじゃなかったのか……)
お嬢様「ここは爺やと執事達がトレーニングする部屋よ」
お嬢様「まぁ、メイド達がプールを使ったりもするけどね」
男「……」
お嬢様「こっちよ、ついてきなさい」
お嬢様はトレーニングルームの奥にある扉を開ける
扉の先には一般的な体育館より一回り大きい空間が広がっていた
お嬢様「ここはレクリエーションとしてバレーやバスケとか球技に使われるの」
男「……」
お嬢様「着替えてくるからお前は裸になって待ってなさい」
男「……分かりました」
354: 以下、
お嬢様に言われた通り男は裸になる
しかし、いつになく広い空間で裸になる事に少しの不安を感じていた
男(お嬢様…早く来ないかな……)
男がそんな事を考えていると扉が開きお嬢様が姿を見せる
男「あっ……」
お嬢様はいつもの様に道具の入ったバッグを手に男の前に立つ
男「お嬢様……」
お嬢様「どう?……初めて着たのだけれど」
男「……」
男の前に立っているお嬢様は体操服を着ていた
半袖のシャツも初めて見たがそれ以上に男は下半身に目を奪われる
お嬢様「……これはブルマって言うのよ」
お嬢様「今はほとんど使われていないらしいけど…私は可愛いと思うわ」
男「……はい」
お嬢様「……気に入ったの?」
男「……可愛いと思います」
お嬢様「うふふっ…ありがとう♪」
355: 以下、
男は壁から10メートルほど離れた場所で四つん這いになる
お嬢様「お前も運動不足でしょうから、今日はテニスをするわよ」
男「あの……」
お嬢様「なぁに?」
男「やった事が無いんですが……」
お嬢様「うふふっ、大丈夫♪」
お嬢様はバッグの中からテニスボールを模した飾りのついた首輪を取り出すと男の首につける
お嬢様「お前はボールの役だから簡単よ?」
男「……」
お嬢様「お尻を上げなさい」
男「……はい」
四つん這いの姿勢から膝を伸ばし男は尻を高く上げた
お嬢様はバッグからパドルを取り出すと男の尻に当てる
お嬢様「前にやったから慣れてるわよね?」
男「……たぶん…大丈夫です……」
お嬢様「それじゃ、いくわよ?」
男「お願いします……」
359: 以下、
お嬢様はパドルを振り上げると打ち付けるように男の尻を叩く
男「うっ!?」
手加減無しで叩かれた痛みに男は思わず床に膝をついた
お嬢様「あらあら……叩かれたボールが飛ばないとは驚いたわ」
男は痛みを堪えながら壁に向かって四つ足で進む
そして壁に手をつくと折り返しお嬢様に尻を向けた
お嬢様「それっ♪」
男「ぐぅっ!!」
お嬢様は正確に同じ場所にパドルを打ち付ける
痛みの残る場所に再度の衝撃が加わった事で男は床に崩れ落ちた
お嬢様「やれやれ……」
床に倒れた男の脇腹をお嬢様は蹴りつける
男「うっ……」
お嬢様「早くしないともう一発いくわよ?」
男「くっ……」
痛む尻をかばいながら男は四つ足になり壁へと進んでいった
360: 以下、
男をボールに見立てた壁打ちは30回ほど続いた
何度も叩かれた男の尻は腫れ上がり所々に内出血を起こし始めている
男(いってぇ……何でだ…いつもより痛い……)
お嬢様は足元にいる男を抱きしめると頭を撫でた
お嬢様「……よく頑張ったわね」
男「お嬢様……」
お嬢様「……今日はいつもより痛く叩いたのよ」
男「……」
お嬢様「理由を知りたい?」
男「……知りたいです」
お嬢様「うふふっ…後で教えてあげるわ……」
男「……」
お嬢様「それじゃ、お尻を冷やしましょうか?」
男「……はい」
お嬢様「私は着替えてくるからプールで待ってなさい」
男「分かりました……」
361: 以下、
男は裸のままプールサイドでお嬢様を待っていた
ぼんやりと水面と眺めいると後ろから声がかかる
お嬢様「お待たせ」
その声で振り返った男はまたお嬢様の着ているものに目を奪われた
お嬢様「ふふっ…どうしたの?」
男「いや…その……」
お嬢様「これはスクール水着って言うの……似合ってるかしら?」
スクール水着姿のお嬢様は年相応の少女に見える
いつもの大人びた雰囲気と違い幼さを感じさせるお嬢様に男は動揺を隠しきれなかった
男「か……可愛いと…思います」
お嬢様「ありがとう♪」
男の言葉にお嬢様は満面の笑みで答えた
362: 以下、
お嬢様「お前は泳げるの?」
男「分かりません」
お嬢様「そう……まぁどっちでも同じ事だけどね」
男は後ろ手にされ手錠をかけられる
次に両足首にも手錠をされた
お嬢様「えいっ♪」
男「あっ!?」
拘束されたまま男はプールに突き落とされる
手足を動かす事のできない男は水中でもがき苦しんでいた
お嬢様「うふふっ……」
30秒ほど男の様子を観察するとお嬢様はプールに飛び込んだ
水中で男の体を抱えるとそのまま水面から顔を出す
お嬢様「ぷはっ!!」
男「ゲホッ!!」
お嬢様は男を抱えプールサイドに掴まる
そして激しく咳き込む男が呼吸を整えるまで支え続けていた
363: 以下、
お嬢様「どう?苦しかった?」
男「はい……」
お嬢様「……水は昔から拷問によく使われていたの」
男「えっ……」
お嬢様「致命的なダメージになりにくいし、バケツ1個あればできるから簡単なのよ」
男「……」
お嬢様は男を抱えプールの中央に向かう
お嬢様「まぁ……手軽にできる割には与える恐怖は大きいわね?」
男(何だ…何を言ってるんだ?)
お嬢様「息を止めておきなさい」
男「あの……」
その言葉が終わらない内にお嬢様は男を水中に引きずり込む
そして男の体を突き放すと水面に顔を出した
お嬢様「ぷはっ!!」
男は懸命に体を動かし何とか水面に顔を出す
しかし男が一息ついた瞬間、お嬢様によって水中に引きずり込まれた
364: 以下、
その後も何回か男は浮き沈みを繰り返していた
お嬢様はややぐったりした様子の男を抱えプールサイドに掴まる
お嬢様「……苦しそうね?」
男「……」
男は声も出せずにただ頷く
お嬢様「あらあら…お返事もできないのね……」
男「あっ…あぁっ!?」
お嬢様が手を離そうとすると男は必死に縋り付こうとする
お嬢様「うふふっ……」
手足をほとんど動かせない男はお嬢様に体を擦りつけるようにしていた
お嬢様「そうよ…それでいいのよ……」
男の体を抱え直すとお嬢様は笑顔を見せる
お嬢様「……そうやって私に媚びなさい」
男「……」
お嬢様「これからお前は私以外の人間と接する機会が増えるわ」
お嬢様「だけど私の許可なく勝手な事をしてはダメ」
お嬢様「私だけを見なさい……私だけに媚びなさい……いいわね?」
男「わ…分かり…ました……」
365: 以下、
お嬢様は男の手錠を外しプールサイドに上がる
そして水中にいる男の両肩に足を乗せ少しだけ笑った
お嬢様「……お前は私専用……」
男「はい……」
お嬢様「……私だけのモノよ……」
男「……」
お嬢様「うふふっ♪」
男「お嬢…様?」
お嬢様「その事をもう一度分からせる為に痛く叩いたりしたの」
男「……」
肩から足をどかすとお嬢様は水中に入り男に密着する
そして男の耳に唇を寄せると囁くように話かける
お嬢様「お前を生かすも殺すも私次第……」
男「お…お嬢様……」
お嬢様「もっとお前を好きにさせて……」
お嬢様「お前を…………殺したくなるくらいに……」
男「……」
お嬢様「……ふふっ、バカね…冗談よ♪」
男「……驚きました」
お嬢様「さぁ、ふやける前に出ましょう」
男「はい、分かりました」
こうして男に僅かな恐怖感を残し2人はプールを後にした
372: 以下、
翌日も男は朝から爺やの指導を受けていた
言葉遣いから始まり立ち方や歩き方まで厳しく教え込まれる
爺や「……今日はここまでだ」
男「あ…ありがとうございます」
爺や「後はお嬢様のお相手をして差し上げろ」
男「はい、分かりました」
男は爺やの部屋を後にするとお嬢様の部屋に向かう
精神的に疲労している男はぼんやりと廊下を歩いていた
男(……なんだか疲れるな)
今まで意識した事の無い立ち方や歩き方を指導される
それは男を疲弊させ注意力を奪うには十分な事だった
メイド「あっ!?」
男「おっと……」
廊下の角を曲がった所で男は洗濯物を抱えたメイドにぶつかりそうになる
男「大丈夫ですか?」
メイド「あ……はい、大丈夫です」
男「すいません、少しボーッとしてて……」
メイド「いえ、私も考え事してて……」
男「……あれ?」
メイド「どうしました?」
男は見覚えのある顔に少しの間見とれていた
373: 以下、
男(この人は…確か……)
メイド「……私に何かご用ですか?」
男「あ…いや……」
メイド「……」
男「えっと……俺が初めてここに来た時に会った人ですよね?」
メイド「はい、お嬢様のバスルームにご案内致しました」
男「やっぱり、見たことあると思ったんですよ」
メイド「まぁ…1度しか会っていないのに……」
男「人の顔はあんまり忘れないんです」
メイド「そうですか…記憶力がよろしいんですね?」
男「……どうなんでしょうか?」
メイド「……あの…少し宜しいでしょうか……?」
男「何ですか?」
メイド「……ちょっとお聞きしたい事があるのですが……」
男「あー…俺に分かる事なら……」
メイド「……お嬢様の事です」
374: 以下、
男「……」
メイド「……」
男「……あの」
メイド「……お嬢様の事を…どう思っていらっしゃいますか?」
男「どう思ってるか……と言われても……」
メイド「貴方がここに来てからのお嬢様は…何と言うか……落ち着いていらっしゃる感じがします」
男「……」
メイド「笑っているお姿を目にする事が多いですし……多分…貴方の事を気に入っていると思うんです」
男「そう…ですか……?」
メイド「はい…こんなに長い間お側に置かれたのは貴方が初めてです」
男「……」
メイド「だから……これからもお嬢様の事を……」
その時、廊下の角からお嬢様が姿を見せた
お嬢様「……ずいぶん楽しそうね?」
男「お…お嬢様……」
メイド「えっ……」
男とメイドが話しているのを見たお嬢様は表情を険しくする
お嬢様「なかなか帰ってこないから探しに来たのよ……」
お嬢様「……お前達はここで何をしているのかしら?」
口調こそ優しいものの、怒りの表情を浮かべるお嬢様に対し2人は声を出す事ができなかった
375: 以下、
お嬢様は何も言えずに立ち尽くす2人に近づく
そしてメイドの前に立つと俯くメイドの顎を指で持ち上げた
お嬢様「聞こえなかったのかしら?」
メイド「あ……あの……」
男「お嬢様……」
お嬢様「黙りなさい、お前には聞いていないわ」
メイドから視線を逸らさずにお嬢様は男を叱りつける
お嬢様「……」
メイド「さ…最近のお嬢様は……楽しそうなので……」
お嬢様「……」
メイド「……これからも…そうあって欲しいと思いまして……」
お嬢様「それで?」
メイド「……お嬢様のお相手を続けて下さるようにと……」
お嬢様「……おこがましいわね?」
メイド「も…申し訳ありません……」
お嬢様「私の近くに誰をいつまで置くかは私が決める事…お前が口を挟む余地は無いわ」
メイド「さ…差し出がましい事は承知していますが……それでも…私は……」
泣きそうな顔でメイドはお嬢様に訴える
お嬢様はメイドの唇に人差し指を当てると優しく微笑んだ
376: 以下、
お嬢様「……分かっているわ」
メイド「えっ……」
お嬢様「私の為を思っての行動なのでしょう?」
メイド「はい…私は……」
お嬢様「ならば特別に今回は見逃してあげるわ……早く仕事に戻りなさい」
メイド「……分かりました」
お嬢様に促されメイドはその場を立ち去る
メイドは男の横を通りすぎる時に申し訳なさそうな顔で会釈をした
お嬢様「さて……」
男「……」
お嬢様「あの子は不問に付したけれど……お前はどうしようかしらね?」
男「……」
お嬢様は男の正面に立つと鋭い目で睨み付ける
お嬢様「昨日言われた事をもう忘れてるとは思わなかったわ」
男「……申し訳ありません」
お嬢様「如何なる理由があっても勝手な行動を取ったお前には罰が必要ね……」
男「どのような罰でも……」
お嬢様「地下室に来なさい、男性としての最大級の屈辱を与えてあげるわ」
380: 以下、
男はお嬢様に連れられ地下室へとやってきた
地下室に入るとお嬢様は男を入り口に立たせる
お嬢様「そこで立ってなさい」
男「分かりました」
男を立たせたまま壁に掛けられた鞭とケインを手に取ると、お嬢様は部屋の中央に向かう
男(あっ……あの棒のヤツ痛いんだよなぁ……)
中央に立ったお嬢様は右手に鞭を持ち入り口とは反対の壁にケインを投げる
お嬢様「……拾いなさい」
男「はい……」
男が1歩踏み出すとお嬢様が鞭で床を叩いた
男「っ!?」
お嬢様「……お前は私の何だったかしら?」
男「せ…専用の奴隷です……」
お嬢様「そうね、私専用の奴隷で…私専用の執事で……」
お嬢様「私専用の可愛い可愛いワンちゃんよね?」
男「……」
無言で服を脱ぎ全裸になった男は四つん這いで壁際のケインに向かい進んで行った
381: 以下、
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