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【良スレ】式場で働いてたら片思いしてる女がきた話


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1:
聞くかい?
pickup
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2:
きかない
6:
おいおいおっさんが泣いて頼んでるんだぜ?
5:
スペック
8:
>>5
スペックはのちのち
朝までには終わるからゆっくり聞いてくれや
10:
俺今結婚式場で働いているんだ
まあ働くといってもちょっと違うくて
結婚式って式の様子とかをまとめたエンディングムービーが最後に流れるじゃん?俺それ作ってんのね
仕事内容っつうのは式中の撮影と、それの編集
もともと趣味の延長で大学生のころにバイトとして始めたんだけど、作ったものが実際に流れて
来た人が笑ったり、泣いたり、拍手してくれたりすんのがすげー気持ちよくってさ
そのままムービーを作る会社に雇われて、ずっとやってたんだ
かれこれはじめて10年以上はたつ
結婚式ってのはやっぱりいいもんで
幸せそうな新郎新婦をみるだけでまじでこっちまで幸せな気持ちになる
それを見てる人たちも祝福して、笑って、泣いて
皆いい顔してんだよ
ちなみに俺が一番好きなのは新婦のおやじさんが娘を送り出す時の顔
ぞくぞくするねwww
11:
そんなんが好きでずっとやってたんだ
俺はこの仕事が好きで、誇りをもってる
ただその仕事の性質上、土日が主だから友達と遊んだりすることもできない
そこがつらいっちゃあつらいんだけどね
だから案外俺の周りには未婚とか×がついてる人も多い
当然俺も未婚
そんでその日、いつものように結婚式場へ向かった
12:
式場はホテルの7階
そんでいつも俺が作業するのは非常階段と式場をつなげる物置のような10畳ぐらいの部屋
その一角に備え付けられた机とパイプイスに陣取って動画の取り込み、編集をするんだ
基本的にPCがあればそれでいいので場所に困ることはないけども、タバコが吸えないのが残念としか言いようがなかった
いろんな式場に赴いてやるんだけど現場ではプロデューサーみたいな人がいて、始めに打ち合わせを行う
その式場はよくいく場所で顔なじみも多く、プロデューサーも自分が駆け出しのころからお世話になっていた人だった
14:
俺「チっす」
プ「おおお疲れ〜今日もよろしく」
俺「うっす。どっすか今日は」
プ「今日はやりやすいほうだと思うよww」
俺「まじっすか!ラッキーwww」
エンディングムービーは新郎新婦が決めた曲にあわせて一つの作品をつくる
だいたい4〜5分。どう作るかは俺の自由
作りやすさの目安として
・曲のテンポ
・曲調が新郎新婦and会場の空気にあってる
・新郎新婦がいい顔をする
・出席者が多いorノリがいい
とかがあったりする。個人的意見なんだけどね
前あったすげーやりづらかった案件は、新郎新婦+親族(6人)で曲がゆずの「夏色」だったとき
曲結婚関係ないし少ないし盛り上がらないしできつかったねあれは
そんでその日の曲はドリカムの「未来予想図?」
出席者も多いしノリもよさげとのことだった
16:
俺「新婦かわいいっすかwww?」
プ「かわええよwwww多分俺すきなんじゃない?」
俺「まじっすかwwたまんね〜www」
プロデューサーは40間近の×1子持ちのいいおっさんで、よく飲みにつれていってもらったりしてる
なかなか偉いかたらしいのだが、気さくな人柄からみんなに慕われていて、ちょっとした軽口ぐらいなら許してくれる。そんないいおっさんだ
雑談をしてたら、開場の時間になった
プ「そんじゃ今日も幸せな家庭を築いていきますか〜」
俺「自分は逃げられたのにっすか?www」
プ「うっせえwwwww」
そんな、いつもと変わらない現場で、いつもと変わらない仕事だった
15:
>>1
なかなかターミネーターが出てこないんだが…
17:
>>15
おっさんはターミネーターに恋した覚えはありません
まあもったいつけるのもあれなんでここらで登場人物の紹介だ
俺♂
25
160?60k
中肉中背
ブサ
片思いの女♀
25
160・?
かわええむっちゃかわええ
プロデューサー
39
170・80
おなかのでっぱりがものすごいおっさん
あと加齢臭がしてきたおっさん
天♀
23
155・?
同1♀
25
165・?
同2♀
25
170・56
なんてことはない普通の人たちだ
18:
撮影用のカメラをもって会場に通じるドアをあけ通路を進むと、出席者の控室からにぎやかな声がする
これはいい絵がとれそうだな〜なんてにやにやしながら歩いていた
新郎新婦や親族たちの控室とチャペルで挟まれる広場にでると、スタッフの人たちが準備を終え待機していた
現場のちょっとピリピリした雰囲気が伝わってくる
俺「どもっす!よろしくお願いしゃす」
ス達「「お願いします〜」」
スタッフの中に、俺の一個したでほとんど同時期に働き始めた子がいるんだ。天真爛漫って感じの子で、結構かわいい。話もあい、しばしば飲みに行ったりすることもある。名前を天としようか
天「あ、俺さん!俺さん!今日の新婦さん俺さんと地元一緒みたいよ」
俺「え、まじで?○○?」
天「うん。さっき聞いた!盗み聞きだけどねww」
俺「盗み聞きすんなwww」
天「聞こえたんだもんしょうがないじゃんwwもしかして知り合いだったりするんじゃない?」
俺「え〜さすがにないっしょwww知り合いだったら飯おごってやるわwww」
天「まじで!?絶対ね!違ったら何もしないけどw」
俺「おいww」
実家の農家を継ぐのがいやで、俺は大学を口実に逃げるように地方から上京してそのままこっちで就職した
天も同じような口らしく、それがきっかけで話すようになったっけ
少し雑談しながら、カメラのチェックをして新郎新婦が写真撮影のために入ってくるのを待っていた
19:
そして時間
ス「新郎新婦さん入ってこられま〜す」
スタッフの一人の合図とともに、広場のドアが開く
ドアの向こうには通路が伸びていて、その突き当りの角からスタッフにエスコートされた二人が見えてくる
そこから撮影はスタート
今日はいいムービーできるかな〜なんて考えながらカメラを構えて大きめのディスプレイをのぞきこむ
思わずカメラを落としそうになった
ディスプレイに映りこんできた二人のうちの一人が
俺がずっと高校時代からずっと
片思いしてた女の子だったからだ
21:
なかなか読みやすくていいぞおっさん
24:
>>21
まじか?じゃあおっさんがんばっちゃう
俺「は?え?」
手が震えてカメラがぶれる。ディスプレイから目が離せなくなっていた
天「どう?知り合いだった?w」
そばにいた天が小声で話しかけてくる
二人がディスプレイの中で大きくなってくる
幸せそうな顔をうかべて
天「・・・?俺さん?」
天が怪訝そうな顔でのぞきこんでくる
俺「あ、ああ大丈夫大丈夫」
天「ちょっとどうしたの?カメラ震えてるよ・・・どうしt」
ス「天さーん!いきますよー!」
天「あ、はーい!ちょ、またあとで」
カメラのブレを止めようと必死だった
必死で脇をしめ、カメラを強く握りこみ、息を止めてなんとかブレをなくそうとしていた
この時の俺はどうしようもなく動揺していたんだ
後で動画を見返してもひどいもんwwww
25:
何年前の話?
27:
>>25
7、8年前の話になる。ふと今日思い出してね
彼女が広場に入ってきた
純白のドレスに身を包み、色鮮やかなブーケを大事そうにもって
当時から自慢気にしてた長い黒髪はてっぺんで形よくまとめられていて
全身ドレスなんじゃないかっていうほど、真っ白な肌はとても綺麗で
きつそうに見える釣り目も、薄い唇も、ほどよく施された化粧によりとても映えていて
彼女は間違いなく、間違えようもなく、彼女だった
ごめんここらへん完全に俺補正はいってるわwwwww
28:
好きな人のドレス姿なら補正入っちゃうわな
34:
彼女との出会いは高校のとき。最初のクラスで席が隣だったんだ
俺「うっす!始めまして!これからよろしくwww」
女「・・・よろしく」
暗い感じの子だった
愛想ねえなーwwwと思ってた
まあ実際愛想はないんだけど
クラスで、入学してすぐ受けさせられた実力テストがかえってきた
俺の結果はひどいもんでとても人様に見せられるもんじゃなかった
俺「やべー点数とったったwwwwww」
友「俺もーwwww」
そんな会話をしていると、彼女の名前が呼ばれた
先「この調子でがんばれよ!」
女「あ、はい」
厳しそうな先生で、そんなほめ言葉をかけたのは彼女のみ
興味本位で彼女の答案用紙を盗み見した
答案用紙には90点台ばかりで花丸までついていた
ちなみにその花丸は先生が書いたものらしかったきもかった
35:
俺「ちょwwwwなにその花丸wwwwwwwww」
女「・・・知らんし」
俺「え、なにすげーじゃんお前wwww」
女「・・・ありがと」
ちょっと照れてたのを覚えてる
長い前髪に隠れてハニカム彼女に興味をもった俺は、そこからちょくちょくはなしかけるようになった
36:
そうして、式は始まった
俺はひたすら顔が見えないようにカメラや柱で顔を隠しながらごまかしごまかし撮影を進めた
なんて声をかけていいかわからなかったんだ
挙式が終わり、リラックスしている出席者の人たちの様子を撮影しようと、出席者たちが披露宴前に通されるかなり大きめの広場でうろうろしてた
当然出席者達の中には高校時代の同級生も何人かいて、後ろから声が聞こえた
「ねーあれ俺じゃない?」「え、うそ?出席者の中に?」「違う違うほらあの人」「えー・・・違うくない?」「いや絶対そうだって!話しかけてみよう!ねー俺!」
きたかー・・・と思いつつ無視するわけにもいかないので振り返ると、同級生の1、2がいた
40:
俺「おー・・・どっかでみたことある顔だと思ったらwww何やってんのこんなとこでwwww」
同1「いやいやww結婚式中ですけどなにかwww」
同2「びっくりしたー、あんたこそそんなでっかいカメラもってこんなとこで何やってんの?」
俺「盗撮だよ盗撮ww」
同1「おいwww」
同1、2とは高校以来顔をあわせていなかった
ボーイッシュな1とお姉さん系の2はクラスでも目立つグループだけど、二人とも頼られるタイプでだれとでも仲が良かった。もちろん俺とも彼女とも
41:
俺「まあかくかくしかじかでね、こっちでこんなことやってんのよ」
同2「へ〜まさかこんなとこで会えるとはね」
俺「まったくだ・・・あー、今日あいつの結婚式なんね」
同2「・・・みりゃわかるでしょ」
同1「あれ、俺呼ばれてないのwwwww?」
俺「カメラもってるからね」
同1「ぷっwwwかわいそwwあんた仲良かったのにwww」
俺「あー、ねww」
同2「・・・ちょいちょい聞いてるよ」
俺「あー・・・まじっすかw」
42:
同2「うん。大丈夫?」
俺「まあ仕事だからねwww」
同1「え、なになに?ww」
同2「なんでもない。今日あの子とは?」
俺「・・・とはとは?」
同2「・・・あっそ。なんも変わってないねあんたw」
俺「お前もなw」
同1「なになに?なにがあったの?」
俺「こいつもなwwww」
同2「そうだねw」
同1「え、なになに?」
俺「そんじゃ、仕事にもどるわ」
同2「うん、あ、このあとどっかご飯でもいく?」
俺「あー、ごめんせっかくだけど会社にもどらなきゃいけん。また今度な」
同2「そっか。仕事がんばってね」
同1「よくわかんないけど、盗撮は犯罪だからね!www」
俺「新聞にのったらよろしくwwんじゃまたね」
そこで二人と別れ、編集をするため自分のPCがある部屋へと向かった
44:
彼女にはあまり友達と呼べるような人はいなかった
いや、いないわけではないのか。同1、2もいたし
ただなんというか、彼女はひとりでいることが多かったんだ
それは彼女が嫌われてるというわけじゃなくて、なんとなく一人でいることが当然な感じ
なんといったらいいんだろうな。いるよなそういうやつ?
別に仲が悪いわけではないんだけど、一人を好むような子
彼女はそういう子だった
45:
2年生の文化祭のとき、各クラスで出し物とか展示物つくるんだけど俺はその実行委員長みたいなのに選ばれたのね
めんどくさいなーwwwとかいいながらまんざらでもなく
俺のクラスは、学校近くの地形をデフォルメして模型にしよう!みたいになった
結果、なんだかよくわからない賞をもらったりした
展示が終わって最後の片づけをするときに、皆帰ったかなんかで、俺一人教室で作業してたのね
「やべーwww一人で片づけする俺かっこいいwwwwww」なんて思いながら
そうしたら、彼女がひょこっと教室をのぞいていた
俺「うおっびっくりしたw」
女「・・・一人で片づけ?」
俺「そそwwえらいっしょwww」
女「ばーかw・・・手伝う」
俺「は?いいよ別に、ほかのクラス回ってみたら?」
女「いい」
俺「いや、でm」
女「いいの」
俺「・・・はい」
そういって片づけを手伝ってくれた
すげーうれしかったなあ
いい匂いがするなーなんて思いながら、始終勃起してたけど
46:
俺「ありがとねw」
女「のどかわいた」
俺「おごらせていただきゃす!」
女「一番高いのね」
俺「」
俺「・・・文化祭楽しかった?」
女「んー・・・全然。しょぼいし」
俺「まあなww」
女「一緒に過ごす人もいないし」
俺「あー・・・同2とかは?」
女「同1とかいるし」
俺「一緒に回れば?」
女「団体行動嫌い」
俺「www」
47:
やばい気になるうううううううううう
48:
1年2年とクラスが一緒で、おれがよくちょっかいかけてたこともあって、彼女のことは何となくわかってきていた
成績優秀なこと、がんばりやなこと、極度の人見知りなこと、意外と腹黒いこと、前髪を伸ばしているのはコンプレックスな一重を隠すため、笑うとむっちゃかわいいってこと
そんで、俺は彼女が好きなんだってこと
くさい?加齢臭のにおいがするって?
49:
女「俺はどうしてたの?」
俺「俺?男友達とずっと図書室でマンガ読んでたよwww」
女「ばかww彼女はいないんだっけ?」
俺「募集中ですハイ」
女「マンガ読んでたら無理だねw」
俺「うっせえww」
普段彼女はあまり笑わないほうだったと思う
長い前髪にかくれてぶすっとした顔をいつもうかべていた気がする
それでも俺の前ではよく笑ってたとに思う。少なくとも俺だけはそう思っていたし、そう思うだけでよかった
50:
俺「お前こそ彼氏どした?」
女「いないしそんなもん」
俺「しってるwww」
女「しね」
俺「ごめんなさい!」
女「・・・彼女つくらないの?」
告白するならこの時だったのかもなあといまとなっては思う
今も昔も相変わらずのチキンなこともあるけど
51:
俺「え・・・」
女「・・・つくらないの?」
志望大学はお互い全く違う場所で、夢も全く違ってて、どうせ離れ離れになるだろうという理由で
俺「あーまあ欲しいけど相手いないしww・・・お前はどうなん?」
女「相手いないし」
俺「お前もかよwww」
女「でも欲しいよね」
俺「・・・そうだね」
女「うん・・・」
そんな言い訳をして、結局
俺「まぁ大学いったらできるだろ!!遊ぶとこいっぱいあるし出会いもいっぱいあるぞ〜絶対wwwww」
俺は思いを告げることをやめてしまった
女「・・・うん、そだねw大学でいい出会いしよう」
俺「絶対俺のほうが早く恋人見つけるからなwwww」
女「無理無理w数学で私に勝てない俺に負けるはずがない」
俺「関係なくね!?」
54:
このへたれがああああああああああああああ
56:
そもそも最初は同情だったのかもしれない
最初は「一人でかわいそうだから」という理由で話しかけてたりしてた
でも、頑張り屋で、負けず嫌いで、はずかしがりやで、実は結構腹黒い、そんな彼女のことがいつのまにか好きになっていた
高校を卒業すると、俺は関東に、彼女は中部の大学にそれぞれ進んだ
離れると諦めがつくだろwwwwと思ってたんだけどね
結論から言うと諦めはつかなかった
大学に入ってから、女の子と遊ぶ機会はあった
でも、なんというかつまらなかった
それはその子たちがつまらないわけじゃなかったと思う。それなりに楽しかったのだろうとも思う。
でも、彼女との楽しかった思い出が存在が、その子たちに重なってしまった
彼女とは大学時代に連絡をとってお互いの街を行き来してたりもしてたんだけど、
ごたごたあって疎遠になってしまった
その時彼女の連絡先もすべて消した
それ以来彼女の存在がぼんやりと宙ぶらりんに忘れられないまま、今にいたってしまった
57:
動画をカメラからPCに取り込む
その際、とりこんでる動画がずっとデスクトップに表示され続ける
お互いに見つめあい幸せそうな顔を浮かべキスをする彼女と身長の高い知性的な好青年が映っていた
俺とは正反対そうな人だった
だれが見てもお似合いのカップルだった
そう思ったら、泣けてきた
61:
プ「おい!俺!?大丈夫か!?」
俺「へ?」
涙と鼻水でぐじょぐじょになって、嗚咽をもらしながら、泣いていた
泣きながら、動画を編集していた
彼女を好きだった日々を思い出しながら
涙が止まらなかった
プ「どした!?なんかあったか!?」
俺「だいじょうぶでずだいじょうぶでずずびばぜん」
プ「おいおい、おま、ちょ後で話きくけど、それできんのか?」
俺「やりまずだいじょうぶです」
たまたま通りかかったプロデューサーさんが話しかけてくれた
「あとで聞く」って言葉が、仕事の話より先に出てきたことが少しうれしかった
63:
しばらくするとティッシュをひと箱もって天がきた
天「プロデューサーがもっていけって・・・どうしたの?」
俺「ありがどなんでもない大丈b」
天「大丈夫なわけないでしょ!」
俺「」
天「仕事中に泣くとか何考えてんの!?みんな心配してんだよ!」
俺「はい、ずみません・・・」
天「・・・なんかあったのね?」
俺「・・・うぅ」
天「もう!泣くのは後!とにかく今はそれをやる!わかった!?」
俺「は、はい!」
天「あとで話きくからね!そんとき泣くの!わかった!?」
俺「うん、ありがどw」
天「まったくもう!世話がやける兄ちゃんだよ!・・・がんばってね」
そういって天は出て行った
はじめて天が怒ったとこ見たな〜なんてぼんやり思った
64:
ムービーが出来上がり、レンダリングから書き出し、DVDへの焼きこみが終わると
何か言いたげなプロデューサーの手に押し込めるようにしてDVDを渡し、タバコを吸いに外へでた
とても上映されているところを見る気にはなれなかったからだ
『二人のためにつくった』映像を見ることも、それを見る彼女をみることはとてもできそうになかったから
65:
さーてそろそろ終わりやで
タバコが5、6本目、缶コーヒーが3本目に差し掛かったあたりでプロデューサーがタバコを吸いに外に出てきた
プ「終わったよ」
俺「・・・ご迷惑をおかけしてほんとすんませんした」
プ「心配させるなあほww」
俺「サーセン」
プ「・・・よかったよ、ムービー」
俺「あー、ほんとっすか」
プ「なんか最近の中で一番感情入ってたきがする」
俺「入りすぎて泣いちゃいましたけどねw」
プ「www」
66:
プ「・・・なんで泣いたんだ?話したくなかったらいいぞ」
俺「ああ、いやwじつは・・・かくかくしかじかで・・・」
プ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「ちょwwそんな笑わんといてくださいwwww」
プ「だってお前wwwwwwwwwwwwwww何そのドラマwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「いやっすよこんなバッドエンドなドラマ・・・」
プ「いいじゃんコメディドラマでwwwwwwwww」
俺「うっせえわ!!」
プ「あー笑った笑ったwwwなるほどなwwwよし、風俗行くかwwwww」
俺「・・・いいっす」
プ「まあ、なんだ、いいことあるよ若人」
俺「もう三十路に片足つっこんでますよ俺・・・」
プ「たぶんお前、この仕事向いてるよww」
俺「なんでっすか?」
プ「なんとなくなwwww」
俺「なんすかそれ・・・」
最後に俺の背中をパンっと叩いて、プロデューサーは中に戻っていった
プロデューサーは×1子持ちで、離婚するときに親権問題でいろいろあったらしい
この人も大変だったのかな〜なんて思いながら少しくたびれた背中を見送った
67:
荷物をまとめ、スタッフ方にお詫びとあいさつをして逃げるように帰ろうとしてると
天「お兄さん、時間あるかい?」
天につかまった
俺「・・・ありますがあなたはまだ仕事中でs」
天「21時に○○駅でなぐえっへっへ」
俺「僕会社にもどらないt」
天「知り合いを通り過ぎて片思い相手だったとはね〜こりゃたっぷりおごってもらわないと」
俺「」
天「それで感極まって泣いちゃうとかまだまだおこちゃまでちゅね〜wwwww」
俺「プロデューサあああああああああああああああああああああ」
天「・・・口止め料の受け付けは本日ぎれですがいかがいたします?」
俺「・・・あ、もしもし、会社ですか?はい、すいません。ちょっと親戚の不幸でこのまま帰りまsえええ!?」
俺「なんでそれをいやはい・・・すんません・・・笑わんとってください・・・はい失礼します」
俺「会社に伝わってる・・・死にたい・・・」
天「へへw」
68:
恥ずかしい話だけど、出来上がったものは今までで一番の出来だったと思うし素晴らしい作品ができたと思う
その作品は彼女という素晴らしい被写体がいたからだと思う
出来上がったDVDは納品用とテスト用の2枚焼くんだけど最後にテスト用はもらえることになっている。
そのDVDは今でも大切に本棚の中にしまってある
DVDのパッケージの中には彼女と好青年男性が映った写真が入っており、その後ろには「ムービーありがとうね。」と高校時代と変わっていない筆跡で書かれている
これまでに、自分の中でこの作品を超えるものはできていない
しかし今度は被写体側にたってこれ以上の作品を作ってみたいと思う
あと数か月後に、二人がお世話になったあの結婚式場で、最高の作品をつくってみたいと思う
幸いなことに、被写体には恵まれているのできっと素晴らしい作品ができるだろう
fin
69:
乙!読ませてもらったよ >>1はきっといい作品作るんだろうな
数ヵ月後に結婚するってことだよな?
71:
>>69
うんそうwwww
ちなみに今日プロポーズしてきておkもらったから記念カキコwwwww
75:
二人がお世話になったあの結婚式場ってことは、、、
プロデューサーと結婚するんですね。
はい、おめでとうございます。
天と結婚しますとか、そこらへんまで書いてよーww
77:
>>75
おいこらwwwwいやなんか恥ずかしいじゃんwwwwwwかっこいいっしょこの終わり方wwwwww
はい、天と結婚しますええ。幸せにします
79:
スペックはミスリードかー
同2だけ体重があったから予想したらとんだ恥かいたぜw
>>79
ああ体重かいたのは最近「太ったー」って話きいてねwwそんときにきいたから書いたwww
まあ深い意味はないんだすまんww
80:
もう何も言うことはない
プロデュ…天とお幸せに!!
82:
>>80
ありがとよwwwプロデューサーは今でも独身だwww
最近娘さんに悪い虫がよってくるのをはらうのに必死だよwww
81:
おめでとう>>1!
天との今日までをkwsk
84:
>>81
天との今日までか・・・
恥ずかしい話、実はこの出来事のあとすぐ天と付き合いだしたわけじゃないんだ
聞く?
88:
聞くに決まってんだろ!
とっとと書きやがれください
90:
>>88
わかったよwwじゃあまあぼちぼち書いていくか
途中でねたらごめんね。そん時はまた来る
93:
実をいうと俺は今年で34になる。
まあ10年ぐらいたってるわけだ
天と実際に付き合いだしたのは30のとき
この間になにがあったかというと、天による俺の心の修復作業だったwww
94:
んじゃあ書いてく
その日の夜、天に半ば強制的に飲みにつれて行かれた
天「俺さん今日は飲むよ!」
俺「なんでお前が飲むんだよ!」
天「俺さんの失恋記念に乾杯www」
俺「・・・うっせー」
天「あ、なに?落ち込んでる?」
俺「見てわからんのかお前は」
天「えへへwww」
俺「くそ・・・」
天「まあまあ、飲もうよ今日はwww」
俺「くっそおおお言われんでものんだるわ!!!」
そうやって二人で飲み始めた
95:
会話は鮮明には覚えていないのだけど、片思いしてた時のこと話していたのは覚えている
ほとんど自暴自棄気味に、なんともやりきれない思いを吐き出すように、俺はそれまでたまってきた思いを愚痴り続けた
天はときどきちゃちゃ入れながらも、話をずっと聞いてくれていた
それがうれしいというよりも、誰かに聞いてもらうだけでいいという自己満にひたってたんだと思う
そして、気がつくとベッドの上で朝になっていた
そして、隣には天が寝ていた
なぜか俺も彼女も裸で
103:
俺「は・・・え・・・?」
頭真っ白
俺大パニック
俺「やばいやばいやばいよこれはちょまってえ!?なんで!?え??」
天「ん・・・あ、俺さんおはよう//」
なんで顔赤らめてんのこの子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
そして おれ 逃亡
140:
俺は逃げた
ベッドの下にちらばる衣服をかき集めるとパンツだけははいて、半裸状態で外に飛び出した
天「ちょ、俺さんまって!!ねーちょっと!違うんだって!!」
後ろから天の声がする。いや気がした。だってパにくってたんだもんしょうがないじゃんね
外にでると階段の踊り場に飛び出た
上と下に伸びる階段の間から、ほかのアパートやコンビニなどが道路にそって並んでいるのが見えた
その場所に見覚えはもちろんない
わけもわからず階段を駆け下りる
俺「やばいやばいやばいやばいやばいやばいさむいさむいさむいさむい」
季節は言い忘れたが1月のことだ
その日は特に冷え込みがひどかったなあ〜
142:
慌ててマンションの影に隠れ服を着替える
今を思えば相当に怪しかったな
焦りと、はしったせいで、くっそ寒いのに汗まみれの半裸男が着替えてるんだもんね
気づかれたらガンジーでも即通報レベル
財布と携帯はなんとかあったので
とりあえずタクシーを捕まえ、家まで帰ることにした
タクシーのおじさんに話を聞く限り、ここは俺のアパートから電車で1時間ほどの距離にある市の外れらしかった
俺「なんであんなところに・・・しかも裸で・・・うわあ・・・なにやってんだ俺・・・」
家に帰ってベッドに突っ伏す
昨日の記憶が全くない
二人で飲んでたことは覚えてる
幸いその日は仕事は休みだったのでそのままベッドで寝ることにした
携帯はさっきからずっとなり続けている
きっと天だろう
でもどんな顔して逢えばいいのか・・・
もし過ちを起こしていたら・・・
俺の童貞がまさかこんなかたちで・・・
結局そのまま夜まで寝ていた
144:
あ、時間書くの忘れた>>142
マンションを飛び出たのは昼ごろ
そんでそのままねて夜みたいな
145:
童貞だったのか
それはパニクるわ
147:
>>145
童貞でした
170:
俺にとって天は妹のような存在だった
誰にでも人懐っこく、コロコロと笑う彼女はなんというか、かわいがりたい存在であり、「好き」という感情とはまた違ったものだと思っていた
俺には下に2人妹がいて、天にはお兄さんがいる
そういう意味ではとても気が合う、一緒にいて楽な存在ではあった
その天と一晩をともにしてしまった
それは俺を罪悪感で塗りつぶしてしまうには十分すぎる出来事だった
ちなみに天は優香を2、3発ぶん殴ったような顔
171:
着信10件メール5件・・・
メールの内容は
「俺さん今どこ?何してんの?」とか「違うから!何もなかったんだよ!電話にでてよ!」
どんな顔して出ろと・・・
結局それらを無視して、その日は一人でよくいくBARに飲みにいった
家でうだうだ考えるのはあまりにどうしようもなく辛すぎて、お酒の力でまた全部忘れたかったんだ
お酒の力ってすげーよほんと
176:
それから天と顔を合わせるのが気まずくなった
正確には俺が彼女を避けるようになった
それから2、3週間後に同じ式場で仕事をしたんだけどその日は天がいなかった
基本的にブライダルは土、日に集中するため、通常は休んではいけないのだが何故かその日はいなかった
177:
プ「おーう、お疲れえい」
俺「あ、お疲れーっす・・・今日天はいないんすか?」
プ「今日は休みだ。なんでも実家に帰ってるらしい」
俺「あーまじっすか」
プ「ん?なんだあいつに用事か?」
俺「いや、そういうわけじゃないっす」
プ「ふーん・・・そういやああいつ最近なんか元気なくてな」
俺「へ、へー」
プ「いっつもどこか上の空なんだ」
俺「へー・・・」
プ「・・・お前なんか知ってるか?」
俺「いや、なんもしらないっすけど・・・」
プ「ふーん」
俺「・・・」
気まずさMAX
それから、俺は会社に頼み込みその式場での仕事をはずしてもらうようになった
まあ要するに逃げたわけだ
天からも、罪悪感からも
逃げたんだ
179:
そして5年後
仕事は順調だった
俺の会社はブライダルの他にも、他社のイベントのPVや音楽系のムービーも引き受けていて、そっちの仕事を回してもらい始めた
仕事の幅も広がり、人脈も広がっていくのがとても楽しかったんだ
しかし天とはそれ以来一度も会うことはなかった
 
天との一件以来、女性に対して後ろめたいというか・・・罪悪感というか・・・
まあとりあえず女性と接することがなんとなく恐くなってしまったんだ
だから彼女と呼べるような人は一度もいなかった
180:
プって何かと思ったらプロデューサーか
182:
そろそろゲイに走ろうか悩みはじめたころ
一本の電話がかかってきた
プロデューサーからだ
プ「おーうwww」
俺「お疲れっす〜どうしたんすか急に?」
プ「なーに、ふとお前と久しぶりに飲みたくなったんだよwwどうだ今日?」
プロデューサーとは、あの式場に行かなくなってからもたまに連絡を取りあっていた
連絡といっても、近況を報告したり、仕事の紹介をしてもらったりもした
まあ思春期を迎える娘さんのことを相談されたりといった他愛のない話がほとんどだったけど
天の話もちょいちょい出てきたのだが、俺は無関心を決め込んでいた
久しぶりにプロデューサーと飲みに行けることが楽しみだったし、その日は特に予定もなかったのでokした
181:
5年後って、、、そもそも片思いの子が来たのは何年前?
188:
>>181
時系列をまとめようか
片思いしてた子の結婚式が8年前ぐらい(俺25)

その5年後(俺30)

現在俺34
俺「ちーっすww」
プ「おー!よく来たなおつかれww」
俺「なんすかなんすか急にwww」
プ「なんでもねーよwwwほら飲むぞwwww」
俺「おごりっすかwww?」
プ「30のおっさんにおごってもつまらんだろがwww」
俺「じゃあ娘さんをください」
プ「絶対やだコロスゾ」
そんな感じで二人で飲みはじめた
190:
幸せな結末が約束されているのがうれしいな。wktk
195:
少し高級めの、何か特別なことがあるときによく使ってた居酒屋でその日は飲んでた
時間がたつにつれ酒がまわり始める二人
おいしいお酒に、盛り上がる会話。それがなによりのつまみだった
そして、1時間近くたったころ
プ「あ、そうそう今日はもう一人くるからwwww」
俺「へ?もう一人?」
プ「うんそうそうwwww俺の知ってるやつwwwwww」
俺「」
急に嫌な予感がした
この心の底から楽しそうに、平静を装いつつも隠し切れなくて
ニタニタと笑っているときはたいてい何かをたくらんでいるときだったからだ
196:
ガラガラガラ
後ろから扉の開く音がする
プ「お、来たかなwww」
なにそのいやらしい流し目通報するぞ
プ「おお、きたきたこっち座れやwwww」
恐る恐る振り返る
天「お久しぶり。俺さん。」
天がハニカミながらこっちをみていた
200:
俺「お、おお、お久しぶりです」
天「もーなんで敬語なのww?」
俺「い、いやあべつに」
プ「wwww」
俺「なに笑ってんすか!!」
天「wwww」
俺「くそう・・・なんだこれ・・・」
プ「はー笑った笑ったwwwさーてそんじゃ俺帰るから」
俺「・・・は?」
プ「明日は娘の誕生日なんだよね〜」
俺「先月終わったじゃないっすか!?」
プ「・・・じゃあ入学式」
俺「今中2ですよねそれに今は1月です」
プ「まあそういうときもあるwwww」
俺「ありません・・・」
プ「ま、そういうことでwwwww」
俺「ああ〜ん!ちょっと!ねえ!」
マジで帰りやがった・・・
202:
俺「・・・」
天「・・・」
俺「あのー、」
天「はい?」
俺「なんで対面じゃなく隣に座ろうとしてるんですか」
天「俺さんの隣にいたいから」
俺「は!?」
天「やーい焦ってるぅwwww」
俺「あああああああせせせってねーし」
天「はいはいちゃんと座りますよっと」
俺「はあーもう・・・」
思わずタバコに手をかける
天「ちょっと、もうけむたい」
俺「うっせーほっとけ」
天「もー」
俺「ビールうめえ」
天「・・・人の初めて奪っといて」
俺「」
210:
5年間折れないほど強い、て事
>>210
お前うまいこというな
211:
>>210
そんなに1を思い続ける強い心を持っていながら、何で天はアプローチしてこなかったんだろ。
>>211
そこらへんもちょっとかいていこうか
212:
以来一度も天とは会ってなかったの?
214:
>>212
あってなかったね
連絡は何回か来てたんだけど、適当にかえしたりとかして冷たくはしてた
俺最低だよな・・・
215:
俺「な、なにを」
天「あの日の夜のことwww」
俺「・・・本当にごめん・・・あんなことになってしまって」
天「・・・あんなこと?」
俺「え、あ、うん。だって俺はお前を」
天「俺さんやっぱりあの時のこと覚えてないの?」
俺「へ?」
天「覚えてないの?」
俺「・・・二人で飲んでたことだけは覚えてる・・・」
天「やっぱり・・・もしかしてそれで今まで私を避けてた・・・?」
俺「・・・はい」
天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「」
216:
天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
俺「ちょ、なんでそんな笑ってらっしゃる!?」
天「だってアハハwwwwお腹痛いwwwww」
俺「俺、なんか変なこといったっけ・・・?」
天「あーもう俺さんおもしろすぎwww」
俺「えー」
天「まあそういうところがいいんだけどねwwwww」
俺「えー」
218:
俺「もうなんなの・・・お前はほんとに・・・」
天「じゃあそんな俺さんに答え合わせをしてあげましょう」
俺「答え合わせ?」
天「うん答え合わせ」
俺「それってどういう・・・」
天「あの晩私と俺さんは何かあったでしょーか?回答時間は3秒です」
俺「短っ!!・・・あった・・・んじゃないですか・・・?」
天「ぶっぶー正解は何もありませんでした」
俺「!?」
221:
俺「それって・・・どういう・・・」
天「問2。あの晩私の家に無理やり連れ込んだのはどちらでしょうか?」
俺「えー・・・俺?」
天「ぶっぶー正解は私でしたwww」
俺「えー」
天「もう俺さん全然だめじゃんwww」
俺「・・・えー」
ここからは天に聞いた話
222:
こんなに一途に好かれてみたかったな
223:
あの晩俺は結構飲んで、酔いつぶれたらしい
天はもともとお酒が強いほうなので、酔っ払っていながらも意識ははっきりしてたそうだ
酔いつぶれ、テーブルにつっぷしながら俺は泣き始めたらしい
「ずっと好きだったのに。でも俺じゃあ無理だった。寂しい。でも幸せになってほしい。つらい。俺がもっとかっこよければ」
そんなことをずっと繰り返しつぶやいていたそうだ恥ずかしい・・・
普段見る俺は、いつも笑っているような、明るい人だと思っていたから、そんな俺をみて少し動揺したそうだ
そして、私がなんとかしてあげたいと思ったらしい
先にいってしまうと、このころ天はとくに俺のことを「好き」というわけではなかったそうだ
「いい人だな〜」ぐらいに思っていたらしい
しかし、普段とは違う俺をみて「母性本能がくすぐられた」と申しております
その結果、酔いつぶれた俺をタクシーにのせ、家に連れて帰ったそうだ
なんという・・・
229:
俺をひきづりながらもなんとか家に入れ、ベッドに寝かすといきなりベッドにひきづりこまれ抱きついてきたそうだ
俺「□□・・・」
片思いしてた子の名前を呼びながら
天「・・・」
この時天は決心したそうだ。忘れさせてあげようと。嫌なことを全部忘れさせてあげようと
そっと天が顔を近づける
気が付けばキスが始まる
ついばむようなキスから、だんだんとディープなものへと
息が荒くなる
231:
そして、そっと顔が離れ俺はベッドに横たわる
天「俺さん・・・」
天は俺の上におおいかぶさり、俺の服のボタンをはずし始める
俺「□□・・・」
うわごとのように片思いしてた子の名前をよぶ俺
ここでハッ!と天は気づいたそうだ
「シャワーを浴びないと・・・くさい・・・」
234:
急いでシャワーを浴び、俺にもシャワーを浴びさせようとする天
天「俺さん俺さん、シャワー浴びて」
俺「んん、うん」
焦点があってなかったそうだ
とろーんとした目に、よたよたと千鳥足な俺を風呂場に向かわせる
その間に天は急いでベッドメイキングに、部屋の片づけ、ティッシュ箱の位置の確認をしてたらしい
そして、腰タオル一枚で戻ってきた俺をベッドに誘導し、そっと寝かしつける
天「私が彼女の変わりになるからね」
実際に言ったかは定かではないが、そういう気概ではあったそうだ
再び俺に覆いかぶさる天
天「俺さん・・・」
手を俺の顔にそえる
天「俺さん・・・」
クー・・・クー・・・
天「あれこれ寝てる・・?」
236:
天「・・・ということがあったわけですよwwwwww」
俺「」
天「んwww?どうしたの?www」
俺「キ、キスしてんじゃねえか・・・」
天「お前は女子か」
俺「うっせえ!!!」
天「wwww」
俺「はーもうなんだよ・・・そういうことかよーあーくそー」
天「これが答えでしたwww」
俺「はぁ・・・あれ、ちょっとまって」
天「ん?」
俺「もしかして、じゃあ俺・・・まだ・・・童貞・・・?」
天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
237:
ずっとDTがカッコいいんだよ!
240:
>>237
間違いない!そう思わないとやってられない!
天「彼女いなかったの?」
俺「・・・いなかった」
天「なんで?」
俺「なんでって・・・なんとなく・・・」
天「私のことが後ろめたかったとかwww?」
俺「そういうお前はどうなんだよ」
天「あ、話題変えた!」
俺「うるさい」
天「私はねーいなかったよ」
俺「え、ずっと?」
天「うんwww高校以来ずっとwww」
俺「へー・・・なんか意外」
天「そうかな?」
俺「うん。意外」
241:
1がショック受けてたから嘘を言っただけじゃないのか?
【悲報】HIV感染者の男が金をもらって少女100人超と性交した結果……
244:
>>241
わかんないけど、俺は天がいったことを信じるまで
243:
30歳超えてDTのままなら魔法使いになれるチャンスだったのにwww
246:
居酒屋を出て、駅までの人通りの少ない深夜の道を二人で並んで歩いてた
キンとはりつめるような寒さが、お酒と、天と久しぶりに会えたことで少し高揚し火照った体には気持ちよかった
天「・・・ずーっと俺さんに嫌われたと思ってた」
俺「・・・」
天「だからねー結構つらかったんだよ?この5年間」
俺「・・・」
天「俺さん仕事で顔出さなくなっちゃったし、前みたいに遊んでくれなくなったし」
俺「・・・ごめん」
天「へへww俺さん変わってないね」
俺「お前もなww」
天「さてここで題3問です!!」
俺「まだやってたんだそれ・・・」
すっと俺の前へと回り込み、顔を覗き込んでくる天
コロコロと笑いながら
248:
天さんイメージ画像
251:
俺「まーだなんか暴露話あるのかよ」
天「へへへwww今回は3択です!」
俺「おーそりゃまたありがたい」
天「私はなぜ彼氏を作らなかったのでしょーか!」
俺「はー?」
天「1、作れなかったから!」
天「2、好きな人がいなかったから!」
俺「はあ・・・」
天「3、好きな人はいたけど嫌われてると思ってたから」
俺「・・・」
天「はい、ぶっぶー時間切れです!」
俺「聞いてないんですけど・・・」
天「正解は3番です」
俺「・・・」
256:
さすがに俺もバカじゃない
こんなことを言われて気づかないほど、ギャルゲの主人公補正はかかっていない
それでも、俺はただ成り行きを天に任すしかなかった
チキンだからね
天「それでは最後の問題です!」
俺「・・・はい」
天「私が好きな人は誰でしょう?」
俺「・・・今回は3択じゃないの?」
天「ライフラインは終わりました」
俺「さいですか・・・」
天「・・・」
俺「・・・あー、うん、えーと」
天「・・・時間終了です。これで俺さんの全問不正解で罰が与えられます」
257:
俺「・・・罰とは?」
天「私のお願いを聞いてください」
俺「・・・はい」
天「ちなみに最後の問題の正解は、あなたです」
天「あの時からずっと、あなたのことが好きでした。私と付き合ってください」
258:
>>257
ktkr
妬みます
265:
>>258
ねたんでくれねたんでくれwwww俺はこの天にもにた広さのふところで受け入れてやろう
はい、ということでここから僕たちのお付き合いは始まったのであった・・・
266:
天使が見える、と
お薬多めに出しておきますね
>>266
おいよせ
275:
何か結婚に踏み切るきっかけになったエピソードとかないの?
276:
>>275
結婚を踏み切るエピソードか・・・
それを話すには同2の話と、プロデューサーの話をする必要がありそうだな
278:
天さんはよく何年も我慢してたな。
Pさんから1の情報を聞いてたのかな?で安心してたのかな?
あいつはまだDTだ、慌てることはない!
とか?
284:
>>278
天さんは我慢していたというよりも、俺に嫌われたってことがとりあえず辛かったらしいんだ
そんで、なんで辛いんだろう・・・なんであの時あんな行動に出たんだろうって考えた結果
「あー俺さんのこと好きなんだ」って感情になったらしい
それで、俺さんに会いたいんだけど、どうやってあったらいいかもわからないし。
まあなんだかんだ天もチキンだからな〜
それでプロデューサーに相談したら、「よし、俺が機会を作ってやろう」って話になったそうだ
289:
天さんは男性経験無かったの?
290:
>>289
らしい
高校の時に彼氏はいたらしいんだけど、ちょっとひどい別れ方をしたみたいで男の人がトラウマになっていたらしいそれで大学社会人と彼氏はいなかったんだってさ
308:
あ、やっぱプロポーズ実話に1票ww
片思いでツライ思いしただけに、しあわせな話聞きたいぜww
312:
まあそうだな〜同2の話をするために片思いの話をしたほうがいいかもしれんね
だから片思いの話してからプロポーズの話でもしようか
319:
片思いの話
せっかくなので片思いの子と同2の名前でも決めとくか
片思いは俺の第一印象が貞子だったから貞子でいいや
同2は第一印象が蒼井空だったから空でいいや
高校2年生の冬の時の話だ
空に呼び出された
空「ちょっと、俺」
俺「はいはいなんでしょう」
空「放課後図書室ね」
俺「え、なにそれ告白www?」
空「ちげーよあほ」
俺「ですよね」
俺「で、何?なんかあんの?」
空「ちょっとね」
320:
放課後
俺「姉さん用ってなに?」
空「姉さんってよぶな」
俺「えーだって姉さんっぽいじゃんwwww」
空「ちょっとうれしい」
俺「うれしいのかよ・・・」
空「まあ、たいした話でもないんだけどさ」
俺「俺と姉さんの仲じゃないか気兼ねなくはなしてくれ」
空「あんた貞子のこと好きでしょ?」
俺「」
321:
俺「いきなりどうしたの空?」
空「いや、なんとなく」
俺「なんとなくっておま」
空「好きなの?」
俺「え、えええ」
空「どうなの?」
俺「・・・」
空「好きなのね?」
俺「・・・一応・・・はい」
空「ふーん」
俺「」
空「そんじゃ、そんだけ」
俺「え、えええそんだけ!?」
空「え、うん。そんだけ」
俺「ちょ、誰にも言わんといてよ!!」
空「言わないよ。私が誰かにいうとでも?」
俺「・・・まあ空なら大丈夫だと思うけど」
空「告白は?」
俺「・・・してないっす」
空「ふーん」
俺「」
405:
始めに言っておくけど、ここからは蛇足の話
読みたい奴だけ読んでくれ
気持ち悪い文章続くからwwwwwwwまとめのやつらごめんwwwwwwwww
高校3年生の秋
貞子からメールが来た
貞「好きな人ができたよ」
本当に唐突すぎて訳が分からなかった
俺「え?どした急に 誰?誰?」
相手は、貞子が通っていた予備校の同じクラスのやつだそうだ
貞「一目ぼれした」
本当に訳がわからなかった
その晩俺は友達の家に言って泣きはらした
408:
高3になると、文系理系でクラスが分かれるため、文系の俺と理系の貞子はクラスが違ってたんだ
だから前に比べると話す機会も減っていた
受験の半年前のこと
勉強が手につかなくなった
もともと貞子に近づきたくて、勉強口実に教えてもらいにいってたりしたからね
どうしようもなくなって、同じ理系で、クラスも同じ、さらには二人と仲の良い空に相談することにした
以下メール
俺「空話がある。今時間大丈夫?」
空「何?告白?」
俺「あほか。貞子からなんか聞いた?」
空「何かって?」
俺「最近貞子なんか変わったことない?」
空「いや、特に・・・何?急に?」
俺「そうか・・・いやそれがさあ・・・貞子から好きな人ができたって聞いてさ・・・」
空「は?ちょっとまってて」
空から電話がかかってくる
409:
俺「もしもs」
空「それ誰から聞いたの?」
俺「え、本人から」
空「ふーん」
俺「そんで、空ならなんか知ってるかと思いまして・・・」
空「いやしらん。てか多分知ってるの俺だけじゃない?」
俺「え?なんで?」
空「そんなん知らんよ」
俺「えー」
空「あの子はそういうことを気安く誰かに話す子じゃないでしょ」
俺「あー・・・まあ・・・でも、なんで俺だけに?」
空「俺には知っといて欲しかったんじゃない?」
俺「なにそれ・・・」
410:
空「女心は複雑なんだよ」
俺「複雑すぎるだろ・・・なんで俺だけなんだよ・・・」
空「あんたが貞子にとってそういう相手だからでしょ」
俺「そういうとは?」
空「自分で考えろ」
俺「えー・・・自分で言ったくせに・・・」
空「女心は複雑なんだよ」
俺「はーもーよくわからん。・・・つれーよ」
空「この話ほかには?」
俺「他校にいった中学の友達とお前だけ」
空「そ、あんまぺらぺら話しちゃだめだよ」
俺「わかってるよ」
空「がんばんな」
俺「・・・はい」
そうやって電話は切れた
女心はいまだに本当によくわかんねーよ
411:
それから、何度か貞子から相談?的なメールがきた
あの子はどこ高校の子で、あの仕草がかわいくて、かっこいいのにディズニーグッズを集めてるだとか
どうやったら話せるだろう、なんて話しかけたらいい?だとか
そんな内容
嫌だといえばよかったんだけどね。俺はずっと相談にのってた。
ああすればいいんじゃないのだとか、こういうきっかけをつくれだとか
つらかったねとにかく
俺の心はずたぼろの雑巾のごとし
それでも、だましだまし受験勉強をなんとか続けてた
そして、卒業式
413:
受験を終え一息ついた俺たち受験生は、最後の学校行事を終えクラスでがやがやと記念撮影をしてた
俺は仲の良い友達とワイワイしながら、他クラスへ乗り込み初めて話すやつらと記念撮影をして周るという思いで作りにいそしんでいた
そして、貞子と空がいる教室へやってきた
俺「いえーい!記念撮影するぞー!」
空「ちょwwあんたら違うクラスでしょwwww」
俺「気にしない気にしないwwwww」
空「ま、せっかくだしねwww取ってあげるよ」
俺「何様wwww」
空「あ、貞子もとろうよ!こっちきてー!」
貞「あ、うんwちょっとまって」
俺「お、おい」
空「気にしない気にしない。」
414:
空「よっしゃとるよ!俺貞子並んで並んで!」
貞「うんw」
ちくしょーかわいいなーこいつー
空「おい、俺にやにやすんな!」
ピコっ
俺「してないよ!っておい!」
空「あ、間違えたwww」
貞「www」
俺「なにやってんすかもう姉さん・・・」
空「あ、てかなにこれなんか変」
俺「えー・・・ってこれ動画とってるしwwwwww」
空「え、うそ」
貞「もーwww」
その時の動画は唯一俺のデレデレした顔と貞子のハニカンだ顔がならんだ動画で、
二人して笑っている様子はとても懐かしい
大切な青春の思い出だ
415:
そして俺たちは大学生になった
ごめん今日はこれまで・・・
おやふみ
420:
やべえなんか眠れんわ
>>408
のメールは今でいうポケベルね一応
まーたこんなことかくと創作っていわれるんだろうなwwwwww
440:
追いついた!
青春だなぁ!確かに高校時代の想い出って甘酸っぱいよな! もう一度嫁と恋してみるか!(笑)
458:
あと>>1がDTを卒業した時の話も
459:
>>458
え、それ需要あるwww?
俺たちは別々の大学へと進んだ
大学に入ってから、貞子とは連絡をよくとっていた
といっても月に1回あればいいぐらいなもんだけど
大学生活はどうとか、新居はどうとか、サークルはなんにしたとかそんな話
憧れていた大学生活は新しいものばかりで、田舎にいたころとは比べ物にならないほどいろんなことを体験することができてとても楽しかった
そして、その年の夏休み
いつも通り貞子とメールしていたんだ
そうしたら
貞「彼氏ができたよ」
461:
平静を装う俺
貞「俺は?」
俺「いません・・・」
貞「私の勝ちだねw」
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
まじかあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
その日から1週間、俺はひきこもりと化した
464:
告白する勇気もない俺が、こんなことをいうのはあれなんだが
その時ばかりは、大事にしてたものが奪われた気持ちになった。本当にショックだった
部屋で一人ずっと泣いてた
すると、三郎が家を訪ねてきた
三「お〜い、俺〜先週のノートうつさせてくれ〜」
サークルで仲良くなった三郎は三浪なのに見た目的にも、性格的にも全く年上の感じがなかった
それでいて、独特の世界観をもつおもしろいやつだった
その時は、人に会うのもめんどうで居留守を使っていた
三「お〜い、いないのか〜?」
三「お〜い」
俺「・・・」
三「お〜い」
三「お〜い」
三「お〜い、お〜い、お〜い」
俺「しつこっ」
466:
あんまりにもうるさいのでしぶしぶ出ることにした
俺「・・・はい」
三「おお〜なんだいるんじゃん」
俺「寝てた」
三「起こしてごめんねwwwノート見せて。レポートがやばいんだよね〜」
俺「あ〜ちょっと待ってて」
三「お邪魔します〜」
俺「ちょ、あがんの!?」
三「え、だめ?お茶のみたいんだよ」
俺「はーもーわかったよ」
三「あれ、目赤いよ泣いてた?」
俺「え、別にそんなんじゃ」
三「お兄さんに話してみ」
三郎は普段は年を感じさせないのに、時々大人っぽい言動をする。
こういうときの三郎は不思議と頼ってしまいたくなるんだ
524:
三郎に片思いしている子がいること、あきらめがついていないということ、その子に彼氏ができたということを話した
三「う〜んなるほどな〜」
俺「まあそういうわけで泣きはらしていたわけです」
三「へたれだね〜wwwwww」
俺「ですよね」
三「お兄さんとして言わせてもらうとそれはね、後悔しないようにしろ」
三「若いんだからいくらでもやり直しはきく」
三はもともと医学部志望だった
しかし、ダメだったそうだ
がんばって朝から晩まで勉強し、親に頼んて予備校にまで行かせてもらって
それでもダメだった
そこで一つの結論に達したらしい
三「あ、俺理系むいてないんだな」
そうして三浪から文転
みごと合格せしめたらしい
時々みせる大人っぽい雰囲気はこういうところからきていたんだろうと思う
525:
それから半年後
俺は貞子に会いに行くことにした
話にきくと貞子が通う大学から電車で3,40分のとこに三郎の家はあるらしく、それを口実にさせてもらったんだ
俺「今度そっち出身の友達の家に泊まりに行くんだけど、よかったらその時会わない?」
貞「本当!?いいよ〜。案内してあげる」
俺ガッツポーズ
526:
告白をするつもりはなかったんだ本当に
ただ、貞子に会いたかった
大学に入ってからずっともやもやしていたものがあって
それが貞子に会えば、少しはすっきりするんじゃないかと思った
三「緊張してる?」
俺「うんかなり」
三「今日告白は?」
俺「んーいや向こう彼氏もちだしね」
三「でもそれだとこっちまでわざわざ来た意味ないじゃん」
俺「まあ・・・でも、たぶん気持ちの整理はつくよね」
三「たぶんね。一発かましてこいや!!」
俺「うん!いってきます!!」
そうして三郎に見送られて、俺は待ち合わせ場所へとむかった
529:
久しぶりに会う貞子は、全く変わってなく
貞「久しぶりだねw」
長い前髪にかくれるハニカンだ表情は相変わらずかわいかった
俺「大学はどう?」
貞「まあまあかな。俺は?」
俺「もうさいっこうwwずっと遊んでるよwww」
貞「屑だねw」
他愛いもない話をしながら二人で歩く
その日は一日中歩きまくって、貞子が住む街を見て回った
すごしやすそうないい街だった
俺の人生初デートを彼女と過ごせて本当に幸せだった
531:
ただまあ覚悟していたんだけどさ、やっぱり彼氏とののろけ話とかも聞かされるんだ
貞「この前プレゼントもらったんだけどさー、サイズが合わなくてww」
俺「うわーまじかーwwだめじゃんそれww」
貞「ちゃんとしてほしいよねそういうの」
俺「だなーwでもいい彼氏じゃんww」
貞「うんw」
俺「いいなー俺も彼女にプレゼントしたいわww」
貞「相手いないのにw?」
俺「うるさいです」
貞「まあどうしてもっていうならもらってあげるよ」
俺「貢ぎません」
貞「早く好きな人みつけないとねw」
俺「・・・うんw」
すげーつらかったなww
533:
その日は本当に楽しかった
時間はあっという間にすぎて、帰る時間になり彼女を家まで送っていた
俺「今日楽しかったわ。ありがとね」
貞「いえいえ。こちらこそおごっていただいてありがとうございましたw」
俺「まったくだww」
貞「今度はそっちに遊びにいってもいいかな?」
俺「おお、もちろん!よろこんで案内させていただきますw」
そうして次の約束をして、その日は別れた
534:
三「おおおかえり〜どうだった?」
俺「ただいま。うん、まあ楽しかったよwwwつぎ会う約束もしてきたwww」
三「おー!!やったなあ!!・・・ただ彼氏はまだいるんだろ?」
俺「あー、うんww」
三「それは忘れるなよ」
正直、彼氏がいるっていう事実に見て見ぬふりをしていたんだ
ただ貞子と一緒にいられることがうれしくて仕方がなかったんだと思う懐かしい
それから2度ほど貞子と遊ぶ機会があった
けどまあ長いので割愛
541:
3回目
成人式を終えた大学生活2度目の冬休み
三「お前また貞子ちゃんと遊ぶんだって?」
俺「うんそうなんだよ〜www」
三「うかれてんな〜ww」
俺「ぬははwwww」
三「でもそろそろけじめつけたほうがいいんでない?」
俺「けじめ?」
三「だって向こうは彼氏いるんだろ?」
俺「・・・まあ」
三「でもお前に会いにわざわざこっちきたり、お前も会いに行ったりしててさ」
三「第三者からみるとすげー変だよ」
俺「・・・うん」
三「お前も今のままでいいとは思わないでしょ?」
俺「正直・・・ね」
三「だから次はちゃんとけじめつけてきなよ」
俺「・・・わかった」
今度は貞子が住む街へ夜行バスで行ってつぎの日の朝高バスで帰ってくるという日帰り旅行
夜行バスの中では一睡もできなかった
そんで前と同じ時間に同じ待ち合わせ場所へ向かったんだ
543:
そこの観光場所は前回あらかた周っていたので今度はまったりと、食べ歩きやカフェに入っておしゃべりしたりしてたんだ
俺「これうめーwww」
貞「でしょw私のお気に入り。次はあれ食べに行こう」
俺「食うねー太るぞ?ww」
貞「誰かさんよりは太らないから大丈夫」
俺「太ってねえよ!中肉中背といえ!」
貞「はいはい」
そんな感じ
544:
俺「そういや最近彼氏とはどうなんww?」
精一杯の笑い顔を作ってそれとなくその話題をふってみた
貞「・・・あんまりうまくいってない」
俺「え、まじで」
貞「うん」
俺「なんでよ〜」
貞「さあ・・・わかんないw」
話に聞くと、最近冷たくされているらしかった
そもそも貞子がほかの男と二人っきりで遊ぶという話をしても「ふーん」で終わらすそうだ
俺「まじか〜俺なら足をしばってでも止めるけどな」
貞「www」
貞「まだ彼女つくんないの?」
俺「あ〜なかなかいい出会いなくてね〜」
貞「ふーん」
正直チャンスだと思ったんだ。でも、いざ告白のことを考えるとそれまで積み上げてきた関係が一気に壊れてしまうんじゃないかって思ってなかなか踏み出せなかった
へたれだからね・・・
547:
そんでやっぱりあっという間に時間は流れたんだ
気づけばすっかり暗くなっていた
そろそろ帰るか〜って貞子を家に送り届けていた
どうでもいいような話をしながら
貞子の家につく
貞「・・・それじゃあありがと。楽しかったよw」
俺「あー、あのさー・・・」
貞「ん?」
ハニカム貞子
人生で一、二を争うぐらい緊張したと思う
俺「ちょっともうけじめをつけようと思ってさ」
俺「大学に入っていろんな人に会ったけどやっぱりお前といる時が一番落ち着く」
貞「・・・」
俺「あー、ずっと。高校の時から」
そのときの貞子の顔は今でも鮮明に思い出せる
俺「お前のことが好きでした」
貞子はうつむいていた
長い前髪で隠れたその顔はもう笑っていなかった
そしてただ三言
「ありがとう」
「でも遅すぎだよバカ」
「じゃあね」
そういって貞子は自分の家に入っていってしまった
551:
まあそれから貞子との連絡はぱったりと途絶えてしまったわけだ
その日の晩はちかくの公園でタバコをすいながらぽけーっとして
次の日の朝の高バスで帰った
そんで、三郎とかほかに応援してくれた友達になぐさめてもらったな〜
549:
文化祭の時(?)のやりとり見て、貞子は
>>1に気があったよなぁ!って思った。
告白待ちだったのにな〜
553:
>>549
貞子が本当はどう思ってたかはわからん
ただ最後の「遅すぎだよ」ってって言葉は今でもはっきりと覚えてるよ
552:
そこで引ききってしまったところがまさに
へたれwwww
554:
>>552
うっせえわwwww
もうちょっとだけ貞子のエピソードあるんだまあそんなに長くならないからゆっくり聞いててくれ
556:
それから2年たち
大学卒業を控えた俺は、就職先も決まってたので暇を持て余していた
そこでふと2年ぶりに貞子に会ってみたくなったんだ
それは別に好きとかそういう感情があったわけではなくて、いやあったんだろうけど
ただ純粋に会ってみたかったんだ
そこで貞子にメールを送る。久しぶり!元気?みたいな内容だった気がする
「メールの宛先がみつかりません」
俺は貞子と連絡をとることすらできなくなっていたんだ
560:
まあこの時はショックっていうより、消失感のほうが多きかった
そのころ、暇つぶしと懐古もかねて高校時代の友人たちとあったり、電話したりしてたから、
それとなく貞子は今何してるんだろうという話もしてみたんだけど、誰も知らなかった
ただ一人いた。空だ
空「あーあの子いま留学してるよ」
俺「留学!?」
空「うん。1年ぐらいだったかな」
俺「そうか・・・」
空「・・・なんかあったの?」
俺「いや、久しぶりに連絡取ろうと思ったらできなくなっててさ」
空「消されたの?」
俺「たぶん・・・」
空「なんかしたの?」
俺「まあ・・・うん」
空「なんとなく察しはつくけどさ・・・それで消すような子じゃないと思うけど」
空「まあ、これを機にあきらめなさいな」
俺「あきらめはついてるんだけどねw」
空「ふーん」
まあそんなわけで、それ以来貞子と会うこともメールをすることも、電話をすることもできなくなってしまったんだ
564:
で、やっと天ちゃんとのハニカムハジメテからのプロポーズ実話が御披露目出来るわけだな
565:
>>564
まあそうなるわけだが・・・聞く?www長いよたぶんwww
571:
しかしこうして振り返ってみるとあれだね
俺へたれだねえwwwwwwwwwwwwwwwww
こんな俺を好きになってくれる人がいるんだからほんと世の中わからんわww
573:
こういう話を聞くと後悔はしたくないと思うわ
576:
>>573
ほんとに後悔しない道をえらべよ
しない後悔よりする後悔だ
626:
貞子の結婚式から数か月後
空に呼び出された。たまたまこっちにくる機会があったし、話たいこともあるとのことだったので、適当なファミレスでごはんを食べることにした
空「や」
俺「おお、久しぶり」
久しぶりに会う空は大人の魅力がまして、The姉御といった風貌になっていた
そこから少し世間話に話を咲かせていた
高校時代の友人の話だとか、みんな今どうしてるだとか
ちなみに空は結婚してた。結婚してからも、キャリアウーマンとしてバリバリ現役で働いているそうだった
俺「子供は?」
空「まだいないよ。まだ欲しくない」
俺「まだ働いていたいのかwww?」
空「うん。今仕事楽しいんだ」
俺「旦那は?」
空「私に逆らったらどうなるかしってるからね」
旦那が尻に敷かれてる姿が目に浮かぶ・・・
627:
俺「で、話って?」
空「・・・あのね、最近貞子とあってきたんだ」
俺「あー、まじか・・・元気にしてたか?」
空「うん。幸せそうだったよ」
俺「そっか。」
空「貞子ね、アメリカに移住するんだってさ」
貞子が結婚したのは外資系?のリーマンらしく、海外転勤が決まったそうだ
そして、かねてより交際を続けてた貞子にプロポーズしておkをもらい、貞子は一緒についていくことを決めたそうだ
詳しいことはわからないが、しばらく向こうで暮らすらしかった
628:
俺「そっか。幸せならよかったよ・・・」
空「・・・そんでね貞子から手紙もらってきたよ」
俺「え?俺に?」
空「うん。俺に会うか?ってきかれてね。たまたまこっちにくる用事もあったし。」
空「そしたら、なんかごそごそし始めてね。これを俺に渡してほしいってたのまれてさ。はい」
俺「・・・」
空「あ、中身は見てないよ」
「俺君へ」と丁寧にかかれた淡いピンクの便箋にの中には、一枚の手紙と、一枚の写真が入っていた
632:
めっちゃせつないな。
最初から読み直すと、式のときの1の気持ちとか分かって、さらに泣ける。
634:
手紙は何度か引っ越しをしたときに無くしてしまったんだけど、すりきれるほど何回も読み直したせいでだいたい覚えている
俺君へ
お久しぶりです。数年ぶりですね。お元気ですか?
だいぶ遅れてしまったのだけど、私の結婚式のときにエンディングムービーを作ってくれたのは俺君なんだよね。空から聞きました。
まさかあんなところで会うなんて・・・とてもびっくりしました。
ちゃんときづいてましたよ?あ、俺君だ・・・って。
誰よりも人の幸せを願うあなたにはぴったりな、とても素敵なお仕事だと思います。
素敵な作品をありがとう。連絡がおくれてしまってごめんなさい。
私は幸せになります。
また私の勝ちかな?
素敵な人はみつかりましたか?
俺君も幸せになってください。こころから祈っています。
俺君と過ごした日々忘れません
それでは、お元気で  貞子より
640:
空「その写真ね、貞子が大切にしてた写真なんだよ」
その写真には、カメラを構える俺の後ろ姿と、そこから覗き込むように幸せそうな二人が並んで映っていた
写真の裏には、貞子の字で「ありがとう」と書かれていたんだ
空「貞子ね、式が終わったあとすぐ私達のところにきて聞いたんだ、もしかしてあの人俺君?って」
空「そんで、もし会う機会があれば直接報告したいなって言ってたんだ」
空「私は幸せだよって」
空「だからさ、もう泣くな」
俺「・・・ばい」
641:
これが、最後の貞子のエピソード
642:
貞子エピおつかれさん
ま、おっさんの守るベキ人のことをしっかり語ってな
>>642
いや〜なかなかトラウマを自分でいじくるとはこういうことを言うのかねww
ちょっとつかれたよ
うん、天との話も皆が読んでくれている限りしっかりかいていこうか
643:
なんか切ないな…
たらればはたくさんあるけど、それがなければ今の自分はないんだよね…
644:
>>643
結局選択なんだよな〜ギャルゲみたいにセーブポイントもないし
でもこの選択肢じゃなかったら天ENDはなかったんだ。そう考えると不思議だよな人生ってwww
645:
こんなせつない状況から良く立ち直れたよな。
おれもなかなか忘れられない人いるんだよね。
それだけに天との話が気になる、楽しみにしてるので時間のあるときにでもよろしく!
720:
そういえばどっかで貞子のイメージがたべみかこちゃんって言ってたな
イメージあってるかもなwwwあれをもうちょっと腹黒く根暗にした感じwwww
曲は適当に好きな歌を聴きながら聞いててくれwwwww
723:
さて、じゃあ少しだけ書かせてください
式が終わった後の5年間の小話
728:
プロデューサーの話
プロデューサーから娘さんの誕生日にこないか?と呼ばれた
娘さんの誕生日は3月で、その年に中学校から高校へあがることになっていたので、そのお祝いもかねてとのことだった
プろデューさーは娘さんとの二人暮らしで、たまに家に呼んでもらったりしてたから娘さんともよく会っていた
人懐っこい子で、よく遊び相手にされていたな〜
俺「おじゃましまーす」
プ「おお〜いらっしゃいいらっしゃい」
娘「いらっしゃいお兄ちゃん!」
俺「お邪魔しますwお誕生日と入学おめでとう」
娘「ありがとうw」
娘さんが物心ついたころにプロデューサーは離婚したので、人懐っこいのは寂しさの裏返しなんじゃないかと思ってた
この業界は土日が主だから休みの日に遊んであげることもできないとよく愚痴をこぼされてたんだ
ちなみに土日は近くの親戚の家にあづけていたらしい
731:
プロデューサーの好きな日本酒で乾杯を始めた
そのときのプロデューサーは本当にうれしそうだった
娘「もー飲みすぎちゃだめだよお父さん」
プ「いいじゃないかこんな日ぐらい!」
娘「もー・・・」
いい親父さんなんだなと思った
離婚の原因は詳しくは聞いてないんだけど、今でいうネグレクトだったらしい
733:
プ「俺はこの仕事ができて幸せだよ」
プロデューサーの口癖だった
プ「誰かの幸せな姿をみてるとな、俺も幸せになるんだ」
片親で、しかも娘をずっと一人で育て続けることは大変だったはずなのに
そんなプロデューサーは俺にとっても兄貴のような存在で、誇れる先輩だった
その晩相当にうかれていたのか、プロデューサーはすぐに酔いつぶれてしまった
娘「もー、酔いつぶれるとめんどくさいんだから・・・」
俺「wwwww」
俺もその晩結構酔っていたんだろうと思う
ついつい聞いてしまったんだ
俺「お母さんがいなくてさびしくない?」
734:
俺「お母さんがいなくてさびしくない?」
娘「んー・・・あんまりお母さんのこと覚えてないから、お母さんっていうものがどういうものかわからないし」
俺「あ、ごめんね、変なこと聞いて・・・」
娘「ううん大丈夫w」
娘「友達がお母さんとお父さんといるところみるとちょっとうらやましいけど」
娘「それでも、私にはお父さんがいるからそれでいいんだ!それにお兄ちゃんもいるしねw」
俺「そっかwwまた妹ができてしまったかww」
娘「www」
娘「あ、でもね、前に一度だけ女の人が家に来たことがあったんだ」
俺「へー」
735:
娘「私が小学校低学年の時なんだけど。それでね、その人が帰った後にお父さんが私に聞いたんだよ」
俺「なんて?」
娘「お母さん欲しいか?って」
俺「・・・そっか。それでなんて答えたの?」
娘「うーん、わかんないってwww」
俺「www」
娘「そしたらね、お父さんがそっかわかんねーよな。そーだよながっはっはって笑ってさwww」
娘「それからその人はこなかったよ。多分私がほしいって言ってたら来てたんじゃないかな〜」
俺「そっかwいい親父さんだな」
娘「うんw自慢のお父さんだよ。酔っ払うとめんどくさいけどwww」
このとき俺はプロデューサーについていくことを誓った
738:
とまあちょっとしたプロデューサーの話
これが天へのプロポーズの話に直接関係はしないけど、俺が結婚について考える一つのきっかけになったエピソードだ
それと、敬意と感謝の意味をこめてちょっと話しておきたかったんだ
ごめん、明日も朝早くて今日はここまでノシ
894:
もうでないといけないから、もし続きを聞いてくれるっていう人がいるんだったら
1000行きそうだったらパーにでもスレたてしといてくれるとうれしい
そいじゃノシ
860:
感動したわ
99

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