俺がお坊さんだった頃の話書くwwwwwwwwback

俺がお坊さんだった頃の話書くwwwwwwww


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1:
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pickup
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2:
嘘です
4:
すまんガチだ
なんなら写真うpしようか?
16:
法衣姿のやつが見つからない
ちょっと探してくる
ちなみに真ん中が俺な
※画像ナシ
17:
イメージより元気そう
18:
>>17
写真用の顔
寺ん中はどろっどろだったぞ
19:
うん、ひっそりと書いていくわ
両親が五歳ぐらいの時離婚
俺はまだ保育所時代だから苗字が変わったーぐらいの意識だった
小学校に上がり女子のパンツを追いかけながら学校に行ってた
その頃に母が職場の人間に勧誘され入信
これがいけなかった
20:
ずるずるとはまっていった母は俺のお年玉まで寺に入れるようになった
家でも変な仏壇に毎日一時間以上拝む始末
もちろん俺も姉も隣りに座らされた
寺にも週何回も行った
子供の俺には正座が辛かったのを記憶している
21:
母のハマリ度はどんどん上がっていき俺の親友宅までいって勧誘するようになった
幸い学校ではいじめられはしなかったが家に友人を誘いづらくなった
そんなこんなで五年生
俺は母に将来の夢を語った
母の影響で九歳からギターを習っていたので子供ながらに
ミュージシャンになりたいと言ったんだ
23:
今思えばまさに夢なんだけど当時は真剣に考えていた
どっか心の隅で応援してほしかったのかもしれない
しかし母の言葉は期待を裏切った
「あんたは出家するの!ミュージシャンとか馬鹿じゃないん!!」
泣いた
25:
泣いたと同時に母へ対する恐怖が生まれた
俺を僧侶にする、と寺の人や姉に言う時の顔、あれは二度と忘れない
狂信的な笑顔ってまさにあの顔の事なんだと思う
24:
宗派は?
27:
>>24
日蓮正宗
反論はした
俺も姉やみんなと一緒に地元の中学へ行きたかったんだ
いや行くものだと思っていた
そのたびに母は発狂し、泣いて、あの笑顔
母が泣くのを見るのはきついし、もう半分あきらめた
俺は僧侶になるんだ・・・
夜中に布団の中で泣いた
28:
僧侶の日常を知りたい
29:
本山が静岡にあってそこでテストを受ける、そうだ
母が入信してから何度も何度も何度もそこに連れて行かれてたが
その時は新幹線に乗れるのが嬉しかった
今回は違う
もう二度とあの布団で寝ることはないし
親友と会うこともない
あの駄菓子屋にも行けないし、初恋の人も。
みんな俺を忘れるのかー・・・って駅に行くまで考えてた
涙は出なかったんだ
31:
うちの母親も幸福の科学やめたと思ったら日蓮正宗に入ってたでござる
これって新興宗教だよね?
32:
>>31
日蓮正宗自体は昔からある宗教だ
他の宗教よりはマシな宗教だと思う
その時だった
駅に父さんがいた
父さんがいたんだ
離婚してから年に何度か会っていたがこれが最後だと思うと
ぐっと泣きたくなった
父さんと母が何かもめてる間俺は自分の靴を見つめてた
新幹線がきて、ドアが開く
36:
一歩遅れて乗った俺はドアが閉まるまで父さんと手を握ってた
大きくて、あったかい父さんの手だった
こっそりくれた父さんの名刺は母に見せずカバンの中にしまった
母とはあまり話をしなかった
できれば顔もみたくない
何度か乗り換えて、ついに静岡にきてしまった
タクシーでどんどん山奥に入ってく
そして寺に着いた
37:
寺がくっそでかいから敷地内(というか山一帯)に子寺がたくさんあって
そんなかの一つで朝を待つ
後の同期となる奴らもいっしょに泊った
朝。
なんかビルっぽい建物で五教科と知能テストやった
昼から面接もした
部屋に入ると坊さん七人ぐらいがエヴァのゼーレばりに座ってた
俺真ん中の椅子で母がそのちょっと後ろな。
小学校楽しかった事、頑張った事、よく読む本、趣味・・・
色々訊かれたが最後の質問がきつかった
俺君、ホントに僧侶になりたい?
心臓がぎゅってなった
39:
なりたくないって言ったら変わってたかもね
>>39
言えない。あの状況絶対に言えない。
自分のかーちゃんだと思って想像してくれ
12歳の頃、かーちゃん泣かせたいか?
「いいえ」と言おうと思ったが声になったのは「はい」だった
母の安堵のため息が聞こえた気がした
そうして面接が終わり時はたち俺は出家した
母の意思で。
42:
その質問の時の坊さんの目が恐かったのは覚えてる
「っはい・・」
「ホントに?」
「・・・はい」
なんで二回訊いてきたのか分からんが
手のひらに汗が溜まって大変だった
41:
お坊さんってみんないい人なんじゃないのか・・・
48:
>>41
いると思うが、確立は政治家ぐらいだと思う
ビルっぽい部屋の中同期と初めて真剣に顔合わせした
俺含めて16人
訊けば半分が一般家庭で半分が寺の子だった
一般家庭の奴、俺と同じ顔してたな。
そしてついに丸坊主にする時がきた
ごめんこの時の写真もあったはずだか見当たらない
ちょっと探してきてもいい?
49:
悪霊とか虎とかと戦った?
>>49同期となら流血の争いをした
50:
学費とか高いの?
>>50後で書くが地元の中学や食費、全ての金は寺が払う
つまり母は完全にフリー状態
55:
ごめん何故かなかった
母が捨てたのかも
じょりりっと坊主になって笑えた
少し寒かったな
で部屋に戻って同期を待つんだがみんな坊主で帰ってくるから
そのたびになぜか拍手して笑いあった
あと書き忘れたが同期18人だった
高卒の人二人いたわそういえば
そうしてると一人の坊さんが部屋にきた
俺らの担当係、つまり担任みたいなもんだった
名前はHさんで、背が高くてかっこよかった
冗談抜きでトランスポーターのあの人にそっくりだった
映画見た時笑うぐらい似てた
んでその人が円になって座って手をつないで、と言う
57:
何事か、と俺らは座って18人が手を握り合う
Hさんも円に加わり19人となった
H「この先なにがあっても、俺たちは同期で、家族で、仲間だから。」
H「一人も欠けず、助け合って頑張ろうな」
みたいなことを言った。
冷静に聞けばくさいが現状を考えると12歳ながら心に響いた
後で分かるがこの人は担任役の坊さんでも
ダントツ1位でいい坊さんだった
そしてついに中学生寮に入ったんだ
ここからが地獄の修行時代の話
56:
お坊さんって儲かる?悪いけど・・
>>56いろいろ大変だけどでかい寺、でかい宗教の坊さんなら儲かる
なによりも半分ニートみたいなもんだしいい仕事だよ
60:
コの字型の中学生寮には中1から中3までが住んでる
俺が入った時は北棟が中3とさっき書いた高卒坊さんで
俺らは南棟の2回に入った
ちなみに3階が中2の連中の部屋
10部屋ぐらいあって二人一組で同部屋、8部屋におさまった
63:
んで同部屋の奴、ガチムチだった。
身長は変わんないけど腕とか脚とか胸囲と俺の二倍くらいあった
何にもしなくても筋肉つく生命体だったが、話すといい奴だった
寺支給の下着や部屋着、電気スタンドやコップに名前を書く
省略したが出家すると下の名前が変わるんだ
だから俺は本名ではなく新しい名前を書いた
65:
新しい名前ってどんな感じの名前なんだ?
69:
>>65二文字で俺らはみんな頭に 明 がついてもう一文字は本名からとる
その名前は別名道号ってやつでこの先ずっと寺ん中、
大人になると正式な名前に変わるものなんだ
で数ある本堂の一つで儀式があって俺は白衣を着た
白衣っつってもエロイのじゃなくて着物の真っ白版な。
そして夜が来る
74:
まぁ特になにもない蛙がうるさい夜だった
同期と夜中語り合った
小学校の修学旅行、これを想像してくれ
んで朝、何時かは忘れたが朝早くに一列に並んで寮を出発
1分ほど建物の中を歩いて例の儀式があった本堂に着く
いわゆる 勤 行 をこれから六年間朝夕ここですることになる
40分ほどで終わってメシ食ってHさんに寺ん中案内されて寮に帰る
コの字の縦の部分のでかい廊下でドッチボールをした
正直楽な生活だなぁと思って寝た
そうして三日が過ぎた
先輩が動き出す
77:
通称「お客様期間」
出家して三日間は先輩もなにもしない、怒らない期間
逆にいえば三日後は知らないよ^^って期間
朝4時30分に叩き起こされ勤行前の本堂の準備、
勤行後の食事の準備、その他諸々を中2先輩とする
でもな、怒り方、殴り方が酷いんだ
昨日までの先輩はどこにもいなかった
挨拶返事は響き渡るぐらい腹から出して会釈は45度。大人には90度。
手は指先まで伸ばして足はそろえて首は曲げず腰を曲げる。
もちろん完全な敬語で反抗は絶対に許されない
絶対に。
これが最低限の基本。ちょっと背中を曲げて挨拶なんかしたら吹っ飛ばされる
これを中学入学まで徹底的に叩き込まれた
78:
先輩怖そう
>>78その辺の自称ヤンキー君なんか相手にならないぐらい怖かった
79:
寺って厳しいんだな
84:
>>79どこも厳しいって思うようにしてる
飯なんてろくに食えなかった
学生先輩が高3までと大人とで食堂で一緒に食べるんだ
できるだけ早く食べないと後で人気のない階段下とかにつれてかれる
飯も肉なんてほとんどなかった。白菜が多かった気がする。
酷い時は何人か分足りないんだ。先輩がとるから。
でも言えない
大人には言えない
何チクッてんだよゴルァってなるし、そんな気力もなかった
88:
風呂も大浴場で中学生まとまって入るんだ
でもな、中学生だけってことは中3が王なんだ。神なんだ。
俺ら中1は隅で攻で頭と体洗って浴槽の隅に並んで入る
もちろん三角座りでじっとしてた
中3と気に入られてる中2先輩は真ん中で泳いでた
で、出るのが遅いとフルボッコ。一人でも怖いのに四、五人きた時は死ぬかと思った
イメージだけど相撲と芸能を一緒にした感じだと思う
警察もPTAも届かない世界だから陰湿なものだった
87:
煩悩だらけじゃねえか、温和な顔して説法しやがって
92:
夜はホントに泣いた
超ホームシックで、でも親はもう他人で次会う時は敬語で話さなきゃだめだし
もう帰れないし父さんにも・・・
って思いながら泣くんだが、朝五時前起床だから早く寝ないと起きれない
だから目を閉じて黙って寝ようとした
一日中吐いてる奴もいた
何人かはガリッガリになった
ガチムチが泣いてるのに気付いたときは驚いた
それから一ヶ月間、寮では夜にひっそりと泣き声が聞こえてた
そして入学日
学ランを着た
95:
先輩の先導で寺を出発
徒歩片道30分の通学路だった
後の話だがこの道は二年後に辛くて、嬉しくて、ドキドキする通学路となる
学校は地元の中学校。
地元の子を含めて180人ぐらいの学校だったと思う
まぁ入学式とかは省略して教室で
どうしよう隣りの子が可愛かった
98:
訊けばその子は広島出身というではないか!
しかも同じ市内だった
性格は天然。よく作った天然とかいうが、あれは本物だった
クラスの偽天然が痛かったから間違ってないと思う
笑顔が可愛くて、八重歯があった
そして下校
四時半から夕方の勤行があるんだが
それまでに食事の準備とか色々しなくちゃいけなくて
本気で走って帰った
背負うタイプのカバンでしかも置き勉すると先生マジ切れだから
すっごい重いカバン背負って走った
その姿を指差しながら笑う中3の先輩
許せなかった
99:
お坊さんって一休さんみたいにほのぼのしてるかと思ったのに
102:
こんなの俺の知ってるお坊さんじゃない
103:
ガチムチが一番に着いてた
俺もなんとか着いて息を整える暇もなく白衣を着る
白足袋は廊下を走る際こけやすいので懐に入れて走った
色々準備して勤行が終わりメシ食って寮に帰って部屋着で風呂に向かう
すぐにでて寮にもどる
そして丑寅の日が来た
これが大変だったんだ
106:
 丑 寅
勤行の夜中版で宗教でトップの人と2時から4時までお経唱えるんだ
成長期で夜中の2時前起床は地獄だった
提灯持つ手が震えてた
どう考えても眠いし起きれないし
で当然お経中に寝てしまうんだが
終わってトップが帰り際に注意してくれるんだ
それで終わればいいのに先輩は終わんない
帰り際にちょっとお前来いって言われて真っ暗な場所で可愛がりされた
大体30分ぐらい。
長いときもあるけど
そんな生活を続けてたら俺も体重が5キロぐらい落ちた
111:
学校では地元の奴が倖田來未がどうとか駅前がどうとか
モンハンがどうとかαゲル?のシャーペン買ったったwwwwwwwwwとか
そんなのかんけぇねえwwwとか男女男男女?がどうとか言ってった
俺らは小遣いも自由に使えないし駅なんてもってのほかだった
外に出られないんだから
ゲームもパソコンもケータイもマンガも何にもなかった
最初のころはエアコンもなかった
113:
そうしてたら家庭教師が寺にきた
寮の勉強場みたいなとこで数学と英語教えてくれるらしい
みんな少しでも寝たいのにしぶしぶ行ってた
たまに先生がおやつ持ってきてくれるんだ
なんかサツマイモを潰して固めたようなだった
もののけ姫がアシタカに食わせてた感じのイメージでいい
美味かった
そうして夏休みが来る
これは楽しい思い出になった
114:
>>113
それ芋羊羹じゃね?
115:
アシタカって芋羊羹食ったっけ?
アシタカっぽいのならいもきりかも
サツマイモ切って干したやつ
>>114-115多分それだ。見た目木の皮みたいだったから
116:
寺ってすげえな
高校とかのヤンキー気取りが可愛く見えてくる
119:
>>116おかげでその辺のヤンキー()まったく怖くない
地元の奴が先輩怖いとか言ってたが奴ら真の恐怖を知らない
それより亀ごめんな
思い出しながら書くから気長に待ってくれたら嬉しい
121:
>>119
んじゃ干し芋じゃね?
>>121そう!これだ!!
117:
夏休みな、海に行けるんだ
数少ない外に出られるチャンスだった
2学年一緒にバスで行くんだがこの時は先輩も少し優しかった
バスで映画見ながら海に向かってると思ったら嬉しかった
そして着いたら海の目の前の旅館にはいる
ほとんど貸しきり状態だった。
まさに修学旅行状態だからみんな興奮してて
障子を何枚かぶち抜いてめっちゃ怒られた
だからおとなしく海入って遊んだ
この時は先輩も一緒に遊んでくれたけど俺らはみんな笑顔が引きつってた
でな、夜は自由行動なんだ
今までためた小遣いも使用許可が出た
結構あったから仲いい奴と一緒にぶらぶらした
カラオケも行った。本屋行って久しぶりにマンガ読んだ。エロ本買ってた奴がいた。
でもみんな坊主でジャージかスウェットでサンダルって
よく考えたら黒歴史ばりに凄いと思う
しかしあまり金を使えなかった
なぜならバスで先輩に聞いたから
花火戦争の存在を。
126:
 花 火 戦 争
夜中に浜辺で行われる可愛がり。
ロケット花火と打ち上げ花火が重要な武器になる
防具禁止 ライター持参
文字通り二手に分かれて合図で花火を撃ちまくるんだ
この時は先輩に当たろうが先輩が倒れようが関係ない
手抜きは禁止でとにかく撃ちまくる
打ち上げ花火は横にして手に持って撃つ
ロケット花火は軍手長袖で持って撃つ(本数自由)
後は爆竹で流れを変えたりロケットを相手の背後の地面に刺し点火したり
人質をとったりなんでもOKだった
先輩がみんなものすごいでかい花火持ってた
頬を打ち上げがかすめた時は危険を感じた
127:
(大学は)いかんのか?
>>127そこはちょっと訳ありなんだ
130:
無事怪我もなく旅館にもどり誰かがかってきたトランプで遊んだ
エロ本も囲んで読んだ。
そういや書き忘れたがHさん黒のブーメランパンツだった
これがかっこいいとかガキには履けんとか言ってたな
朝。
バスに乗って旅館を出発。
帰りは買い物の許可が出た。
ヨーカドー的な(すまん名前忘れた)所でバスから降りて
でっかいショッピングモールを探索した
俺は確か黄色のラバランプを買ったと思う
バスにのりゲーム等を買ってないかHさんの荷物チェックがあり出発
ラバランプはぎりぎりセーフだった
帰りの映画はトトロだったかな。寝たけど
そして寺が見えてきて、みんなへこんだ
133:
またあの生活が始まる
ちなみに宿題は海までに終わらせないと行けないとのことだったので
みんな終わってたが別の問題が。
夏休みは毎日一時間、長くて二時間お経を唱えるんだ
これは最初ホントにきつかった
慣れると脚が全く痺れないんだが最初は立てなかった
今では一日中正座でも大丈夫
むしろあぐらがきつい
あっついのにエアコンもないので扇風機で我慢した
先輩もイライラしてるのか機嫌が悪かった
暑いのに呼び出され大声で気をつけの姿勢で返事しながら殴られてると
こっちまでイライラしてきた。
が、顔に出さない術を知ってるのでばれなかった
135:
そして始業式
体育館で蒸された後は授業して帰った
例の可愛い子は髪を切ってて天パがくるくるして可愛かった
秋の事はもうあんまり覚えてない
夏休みの記憶がでかいんだ、ホントに。
そして冬が来る。
静岡のしかも田舎の冬は寒すぎた
雑巾を絞る手が感覚なかった
丑寅なんて寝起きだし、まだ中1だから白衣しか着れないんだ
だから、とにかく、寒かった。
朝に敷地内のいろんな場所を掃除するんだが
温度計みたら−4℃だった
スウェット一枚で裸足で行ったから掃除どころじゃなかった
137:
たしかそんぐらい時だった
すごく仲良かった同期の一人Tと大喧嘩して、口をきかなくなった
殴り合いのケンカのほうがまだよかった
言葉でケンカってしない方がいいぞ。仲直りが難しい。
どうせケンカするんなら本気で殴って殴られろ
少ない人生でなんか悟った気がした
そしてたしかこの辺からいじめられた気がする
138:
まぁ男しかいないし親もいないからいじめなんて普通にあった
しかも狭い世界だといじめって循環するんだ
次はこいつ、次はこいつ・・・って感じで次は俺の順番だった
せめて地元の子に近づこう、外とつながっていようと
思って買った靴もどっかいった
ナイキ、高かったのにな
石って当たると痛いって知った
限界がきて何人か引きずりまわしたが、向こうは手をださなかった
今思えばリーダー役の東京出身の奴が指示してたのかも
しばらくしてそいつもボッコボコにしたが
まぁ何ヶ月かでみんなと自然に仲直りして普通に暮らしたが
Tだけはお互いのプライドが邪魔して話せなかったんだ
139:
寺育ちのTか…
140:
そうして冬が過ぎ、ついにあの時期がきた
そう、俺が出家したように今年も出家してくる奴が来たんだ
つまり俺先輩。
その頃ちょうど俺は中二病にかかり始める・・・
ちょっとコンビニ行ってきていい?
149:
ただいま
続き書くね
先輩になった俺はなんか夢見たいだった
同期もおんなじこと言ってた
今まで先輩に可愛がられすぎて自分がその立場になるなんて・・・
すまん正直興奮した
かつての中3寮が新しい中1寮になるんだが
廊下の窓からずっと中1寮眺めてた
そして中1入室。
あの お 客 様 期 間 が始まる・・・ククッ
150:
こうやって悪い習慣が受け継がれていくのね・・・
人の心の闇だな
>>151そんなもんだよなやっぱり三年って
152:
お坊さんマジ軍隊ワロエナイ
生きる意義を見いだせなくなって苦しむ人を助けたいとか
よりよく生きようとしても道標になるものがない人を導きたいとか
そういうので坊さんになりたいとか考えたこともあったが
これは恐ろしすぎる・・・ごめん俺弱い人間だった・・・
154:
>>152坊さんじゃなくてもそれはできるはずだ
まるで一年前の俺たちみたいだった
中庭でサッカーしだすし挨拶はしないしすれ違いざま当たっても
「あっwwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwwwwww」
て言うし無茶苦茶だった
俺が1個上の先輩にやったら三時間は倉庫で複数に可愛がられるレベル
風呂では先輩を差し置いて泳いで風呂桶投げてた
三日後が楽しみだ・・・とか思いながら見てた
中3の先輩にも
「容赦すんな本気でやれよ。甘やかすとお前らが怒られるし、グダグダになるぞ」
って言われた。
だからあの時あんなに厳しかったのか・・・先輩・・・・・
なんて事はおもわずうるせぇハゲしねこのニキビ野郎とか思ってた
158:
>なんて事はおもわずうるせぇハゲしねこのニキビ野郎とか思ってた
ワロタwwww
ハゲはお前もだろwwwwww
157:
君たちの代でその伝統を変えられなかったの?
>>157昔に比べたら徐々にゆるくなってるらしい
俺もめんどくさがりだから詰めるとこ以外ほとんど怒ってない
殴ったのも素手でしかやってない
160:
 お 客 様 期 間 終 了
講義室に呼び出された中1はなにも知らずへらへら座る
俺らの時は先輩いっぱい来たが俺らはそんなことはせず
リーダー(合格番号1番の奴)と愉快な仲間達数人で講義室に向かう
残念ながら俺は抽選に外れてしまった
ガチムチは出陣した
直後お前ら何座ってんだよって怒号が聞こえた
一時間後泣きながら寮に入った中1
講義室の机が何個かへこんでた
多分ガチムチ
うん、絶対ガチムチ。
167:
その後の中1は別人だった
上で言われてたがまさに軍隊の様だった
先輩絶対の姿はなんか凄かった
あんな中1はもう二度と普通の社会で見ることはないだろう
って先輩も思ってたのかな・・・・
しねハゲって思いながら飯食って風呂行った
そしたら中3のリーダーが中1全員を可愛がりはじめたので
すぐ風呂から出た
流れ弾ほど理不尽なものはない
168:
これでまだ未成年かよ……30くらいのおっさんが書いてるように見えるぜ……
170:
>>1がいた間病院送りとか死者とかはでなかったのか?自殺がいてもおかしくなさそうだが
175:
>>170
自殺者はでてない、はず。流石にそこまでは分かんなかった
首吊り未遂なら中1の時同期が1人やらかした
先輩にくっそ諭されて殴られてたが
死者は昔に中学生寮全焼で1人いたとかいなかったとか。
全部闇の中で大人は言おうとしなかったけど実際どうなんだろ
172:
そして俺担当の中1が決まる
合格番号が同じ後輩を責任もって育てる仕組みなんだ
つまり一年間そいつがミスすると先輩は俺だけを怒るんだ
そしたらしっかり育てるだろ?
俺は8番だったので中1の8番がきた
まぁぬくぬくと育った顔してた
でもそいつ結構できる奴だったからあんまり可愛がってない
それに後輩殴るの嫌いなんだ、俺。
っていいながら(うわ、おれめっちゃいい先輩じゃん)
とかエロ本あげたりして後輩達に大人気!とか想像してた
なにこれ書いてて恥ずかしいんだけど
181:
ぼーさんって幽霊とか見えんの
184:
>>181俺は見えんが見える奴はいた
まぁ最低限の事だけ教えてあとはほったらかしてた
だから先輩に怒られたけどあんま気にしてなかった
俺は殴られて痛かったし8番も一般家庭出身だから色々思うとこがあったんだ
で、将来8番は優しくいい坊さんになれる番号、とかになったら嬉しいし。
これはホント。
で、去年とほぼおんなじ春がきた
ちがうのは帰り道歩いて帰れた
これはすばらしい事だと実感した
と同時にくっそしねハゲとか思ってた
そして同期に彼女ができ始める・・・
186:
なんか地元の同級生はぱっとしないんだ
顔が甘えてるというかなよっとしてるというか・・・
まぁ普通の中2の顔だったんだが俺たちはみんな違った。と思う。
ナルシストとか抜きにして俺ら眼つきが鋭いんだ
ガチムチなんか先輩に可愛がられすぎて極道の顔してた
成長期だからか筋肉もレベルアップし始めてほんと怖かった
そんなことだからか、坊主集団が可愛い彼女作っていった
天然ちゃんはなぜかフリーだった
あとで分かったんだがガチムチがマークしてたらしい
結局奴は天然よりロリにいったが・・・・・ふぅ、まだまだ甘いな。
189:
ちなみに俺はフリーだった。というか天然が好きだったんだよ
告白もされたがデブスに用はなかった
しかし告白はしないままずるずる友達関係のままだった
例のケンカをしたTも彼女作った
相変わらず口はきいてないが、正直彼女可愛くなかった。
走って帰る中1を横目にカップルは下校してた
中3もその事に関してはあんまりつっこんでこなかった
というか中3は別の道で帰ったり、地元の友人宅へ遊びに行ってた
ばれたら 衣 っていう白衣の上に着る灰色の着物没収されるんだが
中3にもなると言い訳が上手いのかばれてなかった
190:
そうして二度目の夏休みがきた
昨年と同じように海に行ったんだがなぜかこのときの記憶があんまりない
曇りで雷がものすごい光ってたのは覚えてる
あ、あとマック(マクド)でビックマックひっくり返した
あとウンコももらしたわ
そんぐらいかなー
で帰ってきて去年と同じ行動
長い正座に耐えて夏休みが明けたんだ
ちなみにもうすぐ脱走事件が起こります
暗い話になるがもうちょっと待っててね
191:
なんだかんだ言っても楽しそうじゃん
ダウンタウン浜田が行ってた高校のほうがキツいぞ
193:
>>191楽しい時は修学旅行状態だから楽しいんだ
また始業式。
意味不明な事をダラッダラ言う校長が話し終わって
勉強して帰った
相変わらずカップルは一緒に帰っててなんかイライラしたから
中1を急かして全力疾走させた
秋。
なにもない
シコって暮らした
冬。
またいじめが始まった
ところで面会にきてた母の話省略したけど聞きたい人いる?
なければ進めるが
197:
話して
201:
すまん、では書きます
話は中1のころに戻るが
入って三ヶ月ぐらいしたら親族と面会できるんだ
もう他人だから敬語だけど最初会えた時はあの母でも嬉しかった
中1の頃って母と離れると、反抗期だろうがなんだろうが寂しいんだ
だから、ちょっと涙出そうだったがこらえた
成長したぞー的なアピールのつもりだった
きっと同期も嬉しかったはず。
ガチムチ寺内放送で面会呼び出しされると
「なに来てんだよぉ・・・」
とか言ってはにかみながら法衣着てたもん。
205:
でもそれも最初だけだった。
大体最初の一ヶ月ぐらいがホームシック期間で
そっからじわじわ治していくんだけど
俺は途中で気付いたんだ
捨てられたって。
母がなんと言い訳しようが俺は今でもそう思う
考えてみてくれ、成長期の男1人分の費用が浮くんだ
高校とか大学とか全部な。
で寺でいい顔できるじゃん。
ちなみに四歳年上の姉がいるんだが彼女は広島市内の大学行った
もちろん一人暮らしで。
俺が出家したらケータイ買ったらしい
姉との連絡手段とか言ってたが中一の俺の耳には入ってなかった
208:
それにこっちは毎日可愛がられてんのに何にこにこして会いに来てんだよ、とか
会いたかったとか言うんだったら何で俺はここにいるんだ、とか
ぐるぐる頭がまわって・・・
例えば飯の時に呼び出されると大変だった
時間を過ぎて食堂にいたら怒られるし
帰って来れても冷たい飯しかなかった
電子レンジは高校生からって暗黙の了解があったし
でも残せないし腹減ってるしで冷えた米食った
209:
母親半殺しにして鑑別から出て来たところとか言わないよな?
>>209
・・・まぁ、あとで書くよ
210:
同期の中にはこっそり金貰ってるやつもいた
大体が寺出身の奴等で親も修行時代があって内部事情をよく知ってるからか
諭吉が懐に入っていった
俺みたいに一般家庭出身はルールを忠実に守り何もなかった
それが正しい事なんだが、そんな風には思えなかった
なんであいつは・・・なんでおれが・・・・って思い
正直者が馬鹿を見るって事に気付いた
汚いけど、おかしいけど、これが現実って認めた
ちなみに父さんは無宗教なので寺に来れなかった
かばんに入れた名刺を手にとって、またもどした
212:
俺も認めたくないけど、それでも
寺の出の者は寺の中でうまくやる方法を知っていて実践するんだな
理想などなく商売として我が子を医大に行かせる医者のようだ
213:
>>212それにでかい寺の親は力があるからな。悪い意味で
父さんには一度だけ手紙を書いた
内容は、元気にしてますって書いた。
公衆電話で電話かけようかなぁとか考えたが
金がなかった
ちなみに誰にも言ってないが実はもう1枚書いてたんだ。
内容は、つらい。帰りたい。とか書いたんだが、
これ送ったら父さん心配するなー・・・とか思って
送らず部屋の棚にこっそり隠した
この手紙が脱走事件の原動力になります
214:
追いついた
>>1の母親って信者なんだろ?
子供出家させたらさせたでお布施払い続けなきゃならないんじゃないの?
>>214
多分そんなことはない。今までと同じくお布施は「気持ち」
これ、宗教の怖いとこな。
215:
信者じゃないと寺に来れないの?
>>215
本山には入れなかったはず。それなりに興味があって入信確定ならいいが
原則だめなはず。違うのかな。
216:
脱走事件ってお前が脱走するんかい!
217:
>>216
そう。俺。おもしろい流れになってきただろ?
219:
いじめの話に戻ろう。
と、その前に中1時点で書き忘れた大事な事が。
正月休暇ってのがあってその日は静岡の市内か
スキー場に行って遊ぶことができるんだ
俺は市内選択だった。
とにかく外に出たかったんだ
静岡市内は都会だった
でっかい建物見上げたりドンキとかいったりした
もう全てが新鮮で楽しかったんだ。
横断歩道渡ってコンビニ行くのでさえ興奮した
で、俺そこでエレキギター買ったんだ
こいつも脱走の原動力になる
222:
しかしエレキギター買ったら金がほとんどなくなった
昼前に買ったから夕方までくそ暇だった
んですることもないし同期を意味もなく連れまわしてた
当時の俺は最低の自己中だったと思う
今思えばそれがいじめの原因だったのかも
224:
バンド名は "The Bouz"?
226:
あぁ、またか・・・って思った
で、また靴がなくなった
シカトも経験した
しかし今の俺にはエレキギターがある!!!
もって帰る荷物の容量的にアンプは買えなかったが
それでも楽しかった。嬉しかった。
小学校の時バンドを組んでたんだが
その時ライブで弾いたFLOWのGoを弾いた
誰も聴いてくれなかったし何よりアンプもエフェクターもないから
つまんないものだったが、それでもよかった。
いじめなんて気にならなかった
それが例の東京くんをイライラさせたんだろうか、
奴らは最後の手段をとってきた
231:
最後の手段・・・まさか・・・まさかな・・・
234:
ある夜の事だった
同部屋の奴も布団にはいったしおれもそろそろ寝ようとしてた
布団準備して、ギター磨いてしまって、電気のスイッチ押そうとした
そのときだったんだ
ドアの下から一枚の紙が差し込まれた
次いで走り去る音
紙には簡単に、 死 ね って書いてあった
238:
それもいろんな色で、何回も書かれてた。
複数で書いたのだろうか、字体がばらばらだった。
見慣れた字体もあった
なんていうのかな、あの感覚は。
背筋がさむくなって吐き気がしてきて
でも涙は出ないんだ
限界だった
242:
5分ぐらい紙を見ながら思考が止まった
顔を上げるとギターがあった
昔母に言ったあの言葉が頭ん中で響いた
逃げよう。
決意は揺らがなかった。
245:
まずかばんに下着、上着、学校で使う地図帳、そしてこの紙を入れた
決意の証に。
冬の夜は寒いからジャージとスウェットを何枚も重ね着した
極稀に買い物に行ける時にこっそり貯め続けてきた金をポケットに入れる
総額6000円
食料として供養物のチロルチョコ3個をかばんの奥に入れた
248:
そのとき、送ることのない手紙を思い出した
それをひっぱり出して中を読む
あらためて決意した
父さん、もうすぐ帰るよ。
丁寧にかばんにしまった。
同部屋の奴は俺がごそごそしてたから起きてたはず
でも、なんにも言わなかった
いい意味で。
エナメルバックもだしてきてタンスの服全部入れた
靴はなかったので下駄箱に合ったプーマを借りた
これぐらいは許されてもいいはずだ。
249:
まず敷地内からでることが大変だった
全ての門には警備員がいる。
寮の周りは有刺鉄線が張られているので脱出不可能
というのは表向きの話。
偉大な先人達が脱走のために線の下に掘った穴を俺達は知っていた
ここは大人も知らない、伝統の抜け道なんだ。
外に出てとりあえず南向きに走る。
通学路以外知らないからどこにいるのかも分からなかった。
走って走って、走って逃げた。
だいぶ離れたところで立ち止まる。
このとき多分深夜12時ぐらい。
そして、空を見上げたんだ。
251:
綺麗だった
俺は目が悪く星なんてぼやけてたが、
綺麗だった。
あんなに自由な空は今までも、そしてこれからも絶対に見ることはない
寒くて息は白くなって足は痛いけど、俺ちょっと笑ってた。
252:
誰にでもドラマってあるもんだな
253:
そしてまた走り出す
中1の頃の可愛がりと下校ダッシュで鍛えた体で。
スニーカーだったからか足の裏が痛かったがとにかく走った
多分2時間ぐらい走ったんだが、流石に疲れてきた。
寝るとこ探そう。そう思って歩いていると
廃車が積まれてる場所があった
人気もないしここならばれない。
我ながら妙案だった
しかし車内にいるとばれそう、ていうか怒られそう。
何故かそう考えた俺は車体の下に潜った
255:
曹洞宗の小坊主が通りますよ
焼肉屋でガンガンビール飲んで来た
297:
続き書く
疲れて眠すぎた俺はすぐ寝た
朝。
薄暗い中はいずり出てきた俺はとりあえず陰で着替えた
んでチョコを食べる。残り二個。
これが朝ご飯。
そしたらうんこしたくなった。
さてどうしようか、悩んだ俺は助手席にしといた
用もすませ歩き出す
どこかは分からんが大通りを黙って歩いた
時々地図帳を広げるがまったく分からん。
そりゃそうだ、教科書の地図帳なんて範囲広すぎて役に立たなかった
とりあえず南に向かうことにした。
いつかは海に出るはず。そしたらなんとかなる気がした
悲しい事に俺が寝た場所は駅のすぐ近くだったらしいが
俺は全然気が付かなかった
てゆうか南にも進んでなく若干南東にそれはじめてた
299:
どんどんそれて気が付いたら山ん中の道をひたすら歩いてた
一応車が通るのでどっかに繋がってるはずだと思い
ただただ歩いた。
山を越えるとちっさい町があってそこを過ぎて
トンネルを抜けて川沿いを歩いて
大きい川にまでたどりつけた
遠くに海が見え、ちょっと嬉しかった
が。
302:
急に横に車が止まったんだ
開いたドアから出てきたのは、家庭教師の先生だった
イメージは、そうだな、女でマツコデラックスに似てる先生な。
やっと見つけた!って言われて
何があったかは訊かないけどとりあえず車に乗りなさい。
マツコが降りて俺の腕をつかんだ
303:
マツコ・・・
304:
これは帰ったら可愛がり祭りか
308:
ものすごい握力でつかまれた
と、ここで思い出す。
ゲームもテレビもマンガもなかったあの寺で
本だけが唯一の情報源だった。
そこで読んだ本、 護 身 術 。
どうもつかまれた腕を相手の指先のほうにむけてえぐるように力を入れると
簡単に抜けられるらしい
ぬけれた。
マツコも意外だったそうで出遅れた
持ってたエナメルバックを捨てて走った。
車でこれないよう川沿いから路地裏に降りて逃げまくった
323:
どうやらマツコはまいたようだ
しかし着替えを大幅に失ってしまった。
おまけに無駄な体力を使ってしまって腹がへった
チョコはカバンにいれといて正解だった。
食べた。残り二個。
それから警戒して路地裏を歩いた
気がついたら夕方になっていた
336:
トボトボ歩いてさびれた商店街に着いた
地図を広げても全然分かんない
とりあえず近くのペンキ屋に聞いてみた
静岡駅を聞いたんだがものすごい遠いらしい
変な目で見られるので近くの駅だけ聞いた
そしたらなんと
341:
マツコがいたんだ
駅にはいる時は気がつかなかった
どうやらトイレに潜んでいたみたいで気がついたら後ろにたってた
今みんな後ろにマツコが急に現れたと想像してくれ
342:
俺なら引きつった声で叫ぶね
345:
恐怖でしかないなwww
346:
あら蓮ちゃんこんにちは。
そういうマツコ
もう怖くて無言で走って逃げた
何故かマツコは追って来なくて楽に逃げれた
そこから30分ぐらい逃げただろうか
空腹と見知らぬ土地でさ迷うのはほんとに怖かった
とりあえず今日の寝床を探しはじめた
351:
なかなか見つからず歩きながらふとおもった
なぜマツコは追ってこない?
俺が逃げる際のあの勝ち誇った顔はなんだったんだ
その答えはすぐに出た
すれ違う黒のワゴン車
俺は見たんだ
ワゴンの窓越しにHがこっちを見てた
354:
何時の間にかホラーになってた
358:
見間違いかと思った
黒のワゴンは通りすぎて角を曲がった
しかしあのトランスポーター顔は絶対にH だ
とりあえず道を変えて路地裏に入った
もう走る体力も気力もなかった
しかしH は俺を逃がしてなかった
俺はまんまと罠にかかった
362:
影からH が飛び出してきた
完全に不意をつかれて動けなかった
マツコは所詮女だった
トランスポーターの力にはかなわなかった
引きずり回されて車に乗せられかけた
俺の抵抗は全然きいてなかった
諦めかけた時、パトカーの音が聞こえた
【画像】ムチムチJKの夏服に興奮するなって無理じゃね????
364:
どうやら引きずり回されてるのを見た近所の人が通報したらしい
パトカー三台に囲まれたときH は手を離した
余談だが通報内容は
「中学生がヤクザに殴られてる」
だって。
これは笑った
367:
パトカーに乗せられ優しい顔したおっちゃんが話を聞いてくれた
しかし経験上初対面笑顔の人は信用してないので話すことはなかった
かろうじて言えたのは寺で先輩がきつかっただけだった
まぁ結局何もなく警察は帰り俺は黒ワゴンに乗った
371:
寺の連係プレーが怖すぎる
宗教のこういうところがあまり好きじゃないんだよなぁ・・・
373:
H は何も聞いてこなかった
俺もずっと窓の外見てた
なんか悔しくて悔しくて
富士山見ながら静かに泣いた
こうして俺の脱走事件は終わる
が、ここからさらにきつくなるんだ
376:
寺に着いて俺は隔離された
皮肉にもそれは最初に円を組んだあの部屋だった
そして母と姉がきた
ビックリしたが、話を聞くとどうやら俺は一時帰宅するらしい
これはチャンスか
391:
家に帰ればなんとかなる、
そう思ってた
でな、帰る前に部屋に同期が来たんだ
みんななんか言ってたけどいじめに荷担したやつは要するに帰れっていってた
それで犯人は大体わかった
親は先に帰って俺は一人で帰ることになった
一人で新幹線に乗って帰った
乗り換えもちゃんとできた
そうして地元の駅に着いた
そこに母が待ってた
389:
おいついた
おれは臨済宗のお坊さんだ。今年四月に修行終わって実家(寺)に帰ってきたぞ
禅宗以外でも修行する宗派あったなんて知らなかったwww
ビックリしたけど修行内容はあまり変わらないんだな…
禅宗以外のお坊さん馬鹿にしててごめんね…
390:
>>389
坊さんの間ではこういうのが普通の事なのか
こんな事してれば普通の人より達観出来るようになる確率は高いのかもな
392:
>>390
本堂で二時間に及ぶ可愛がり
熱く焼けた火掻き棒を押し付けられる
熱湯に入らされる
他にもいっぱいあったよー
ただ、臨済宗は修行場所がいっぱいだから、全部がそうとは言えないかな…
>>1の修行よりはマシかもしれないけど、実家帰ってから皆に人間変わったって言われる
418:
現役自衛官だけど自衛隊よりお坊さんの方が軍隊ですやん
399:
俺の時代はかなり楽なほうだときいた
母の車に乗り家に帰る
懐かしい風景を見ると夢かと思った
家につくと姉がいた
不思議と母にも怒こられなかった
変な感じのする家だった
とりあえずすぐ寝たが
俺のベッドは俺のベッドで安心した
これは母が発狂する三日前の話
410:
する事のない俺は散歩しまくった
歩きながら少しずつ記憶を思い出していった
地元の中学にも行ったが同級生の姿を見た瞬間隠れた
なんか会っちゃいけない気がしたんだ
そしてついに本題にはいる
俺が寺に帰るかここに残るかだった
俺は同じ轍を踏まないように注意をしながら話したつもりだった
けど母は違った
416:
つまり母は完全に俺を寺に返すつもりだった
俺が何をいっても聞かない
話し合おうともしない
姉はずっと黙っていてなにもしない
ついに母がキレた
急に立ち上がり台所に向かう
手には包丁を持っていた
それを俺に向けて
帰らないのらあんたを殺して私も死ぬ
もうこの人はダメだと思った
417:
怖ええ
423:
親に包丁で刺されかけた人ならわかると思うが
実際あんまり怖くないんだ
ただ絶望する
よくかーちゃんの愛とか聞くけど
当てはまんない人もいる
少なくとも俺には伝わんなかった
冷静に避けて手をつかんだ
もう何も言えず、俺は黙ってた
しばらくして母が包丁を床に突き立てる
424:
姉は大学に行って好きなことをしていただろうに…なんで>>1ばかりこんな目にあわなきゃならんのだ
427:
お母さん、やばいな
宗教で何を学んでるんだろう
429:
オレ現役の僧侶だけどここまできつくないわ…
宗派が変わるとやっぱり厳しいな
って言うか中学生で本山に送るってのもどうかと思う
430:
>>429
普通はいつくらいから修行を始めるものなんです?
イジメとかないの?
437:
>>430
俺の宗派だと早い奴は高校生
遅い奴は高校卒業してから
得度自体はもっと早い段階かもしれないけどな
大学時代某密教系の大学で寮生活をしていたけど
そこでは上下関係厳しかった
>>1も言っているけど厳しくしないとグダグダになって統制取れなくなるんだよ
行の時は俺たちの何年か前の人たちがものすごい地獄を見て
宗派内で問題になったらしくて暴力は一切なかった
それでもやっぱり厳しい面はあったし今にして思えばそういう厳しさを経験して
自分が教える側に立った時にどうするのか
そこが重要なんだと思う
つか正宗は小僧でも白足袋履けるのか…
俺たち足袋は履かせてもらえなかったな
435:
決めろ!!!!!!!!!
母が怒鳴る
姉は泣いていた
脱走する前に感じたあの寒気が体を包んで何も考えれなかった
俺は無言で家を飛び出した
今度は服もチョコも手紙もなんにもなかった
靴もはかず上着も着ずT シャツで冬の夜中に家出した
空はあんまりきれいじゃなかった
444:
二度目の脱走はつらかった
なんで俺が家にいたらいけないの?
なんで俺裸足で歩いてんの?
寒い。寒かった。
足は勝手に父さんの家に向かう
こんな形で会いたくなかった
そんなことを考えていたからだろうか、
父さんの家についても呼び鈴はならせなかった
ただずっと玄関前に立ってた
結局父さんには会わず裏山に入っていった
真っ暗で何も見えないが怖くはなかった
ちなみにこの山、昔親友と走り回った山なんだ。
で山奥に入っていってある場所に着いた
昔の秘密基地だった場所に
447:
そこは小さな屋根があるような休憩場。
よく山のなかで地蔵がおいてある小屋みたいなとこな
そこでも俺は床に上がらず
床下に入り込んだ
やっぱり見つかったらいけない気がしたんだ
三角座りでじっと夜明けを待った
猫か狸か知らないが頭上の床を引っ掻いてた
仮にあれが幽霊でも勝てたと思う
むしろ仲良くなれると思う
指の感覚はなくなって眠気が襲ってきた
でも寝てもすぐ目が覚めてじっとしてた
まだ引っ掻く音がする
何度も繰り返して、やっと空が明るくなった
453:
怖すぎ
457:
体内時計で大体10時ぐらいにそこから這いずり出た
引っ掻き傷が半端なかった
で山を出て家に帰る
どこにも行くとこがないし
寒くて死にそうだった
家に帰ると母は仕事でいない
すぐ風呂に入った
指は一日中冷たかった気がした
もう心のなかで結果は分かってた
俺寺に帰んないとダメだ
471:
そして帰ることになった
また新幹線に乗った
母はまたにこにこしてた
帰って久しぶりに寮に入った
俺のギターは壊れてた
同期に久しぶりにあったら意外と普通だった
どうやら先輩が一枚かんでるらしかった
いじめは終わった
俺は中3になる
寮の神になった
みんな安心してくれ、汚い話はもうラストまで無い
485:
中3ってほんと楽しい
もうドッジボールしても怒られない
風呂もゆっくり入れた
春がきて始業式
校長が出てきて、終わって授業
いろんな道を歩いて帰った
Tとはまだけんかしてた
ガチムチはロリコンになっていた
そんなある日のこと
同期に訊かれた
Tと仲直りしたい??
489:
さりげなくガチムチがすごいことになってる
496:
できればなーって答えた
特に何も考えなかった
そして夏。
俺らは海に行く
これは人生で三本の指にはいる
思い出になった
過去障子をぶち抜いたせいで旅館は別のになってた
何部屋かに別れたんだが
俺、Tと同じ部屋だった
508:
なんか気まずかった
話しかけたいけど、一年以上話してないと難しいもんだな
ぶっちゃけるが初体験より緊張した
でな、飯の時間になってみんな食堂に行くんだ
何故か他のやつはすぐ出てって
部屋にはT と俺だけ。
T は窓際でシャボン玉飛ばしてた
きっと仲直りの言葉を待ってたんだろうと思う
ぐっと手を握って、言ったんだ
T 、飯食いにいこう
「行きますか!!」
俺のなかのちっさいプライドが大きい友情に戻った瞬間だった
509:
童貞じゃないとか解散
510:
そういう感じの仲は気持ちいいな、見てて爽やかだww
511:
非童貞だと!?
518:
素人童貞で勘弁してくれ
お前ら大好きなんだ
それから一緒に飯食った
いつもの飯より3000倍美味かった
T がエビフライをくれた時なんて嬉しすぎて返した
だって食べてほしいじゃん
その夜はカラオケに誘われた
TはおしゃれだからRIP SLYMEとか歌ってた
俺はアヴリル歌った
夜は今までの分を埋めるぐらい話したと思う
寺も捨てたもんじゃねぇなって思ったそんな夏。
520:
へぇ・・・・・・・
521:
Tと仲直りした俺は無敵だった
お互い笑いのつぼがぴったりなんだ
ほんと最高の同期だ。相変わらず彼女可愛くないが
そして、ついに。
俺に彼女ができる
522:
解散
525:
いやーいい話だったな
529:
よし寝ようwwww
533:
お前ら言ったはずだ
まだ汚い話があるから安心してくれ
俺は地元の女子に相談した
天然が可愛すぎて股間が痛い。
どうにかならないだろうか
女子は言った
告白しろ
無理です。
しかししないと何も始まらないので
とりあえず一緒に帰ることにした
538:
さて明日も早いし寝るかー
543:
いやあいい話だったなー
おやすみ
545:
だから勘弁してくれ
今の俺はお前らメシウマ状態だから
帰りながら思った
これ告白してふられたらもう話せないじゃん
でもオッケー出たら俺彼女持ち!?
どうする俺!?
その頃天然は雑草抜きながら歩いてた
そしてとうとう天然の家につく
じゃあ帰るねーって言われたとき
あのさ!!俺、全然かっこよくないしバカだけど!!
俺でよかったら付き合ってくらさいっ!!
噛んだ
546:
ちくしょう
なんだこの甘酸っぱい感じは
553:
しまった。
やってしまった。
なぜこのタイミングで噛んだ。
クソックソッこのハゲ!!
癖で何故か90度会釈してた俺はずっと後悔してた
これはふられる
もう走って帰ろうかと思った
うーん、…ウチでよかったら?
顔を上げた俺が見たのは
顔を赤くした天然だった
556:
破戒僧め
くたばれ
561:
大丈夫、小僧話はもうすぐ終わる
嬉しくて嬉しくて走って帰った
叫びながら走って
こけたけど痛くなかった
その後帰りはずっと一緒だった
手を握ってるだけで股間が痛い
なんかみんな怒りそうだからファーストキスの話は省略する
564:
彼女がらみの話は別にいいよ
565:
夏は終わり秋になる
やっぱりなんにもなかった
でも彼女はいたんだ
冬にはいるぐらい。
人生の分岐点がくる
569:
ある日Hに呼び出される
お前正直にいえな。
僧侶続けたいか?
急に汗が吹き出てきた
俺は10秒ぐらい黙ってた
そして決めた
いいえ
言った
570:
ハゲのくせに中三で彼女なんか作りやがって
>>1とおない歳で同時期に元友人から苛められてた俺とは大違いだな!
580:
お待ちかね、汚い話だ
そうだと思った
H は静かに言った
俺もその頃、消えたはずの気持ちがくすぶっていた
何より自分で自分の人生を決めたかった
もう誰のいいなりにもなりたくなかった
H 「じゃあ自分の言葉で自分の親に言いなさい」
電話を貸してくれた
母とのバトルが始まった
583:
亀ほんとごめん
もうすぐラストだ
これが最後の山場になる。
それよりそろそろパソコンが使えそうだ
585:
黒幕か・・・一度包丁持ちだしたからなぁ、どういう展開になるやら
592:
よし、これからパソコン起動する
理由は聞かないでほしい
その代わり書き込み早くします
594:
仏なんかいないんだな…
598:
最後に親友Tが出てきて「破ぁぁ!!」とかはやめてくれよ
606:
まずは俺の意見を言った
僧侶を辞めたい事
自分の人生は自分で決めたい事
俺はあなたのおもちゃでも体裁取りの道具でもない事
母はすでに発狂してた
電話の向こうで帰ってきたら殺すだとか聞こえた気がした
本当に話にならなかった
見かねたHが電話を変わる
俺はもう部屋に戻りなさい、と言われた。
あのどうしようもない感覚に襲われ
とりあえず廊下の掲示板殴っといた
610:
以後俺が電話する事はなかった
Hにもなにも言われなかった
その後Hが電話で母をなだめて説得してくれたそうだ
そう、帰れることになったのだ
正直なところ、嬉しさ8割寂しさ2割だった
せっかくTと仲直りできて彼女もできた
これからだったことがたくさんある
色々考えたが、結局、決めた
帰ろう。
612:
まず還俗願いを書いた
筆で書くんだが同期に何してんのと訊かれて返答に困った
とりあえず提出までは黙っといた
そして真のチート状態となる
寺の規則がすべて解除された
614:
簡単に言うと
何時起床でも不問
いつ飯食っても不問
ずっと部屋にいても不問
って感じ。
それでも同期はいつもの同期だった
もういじめはない。
615:
天然のこと書いても叩かない?
617:
天然が今の奥さんだったら許す
622:
書く。
ある日の夜中にこっそり、というか大胆に寺を抜け出した
目的地は天然の家。
あらかじめ連絡をしていた俺は窓に近づいて二回叩いた
彼女が顔を出す。
そして言った。
俺、広島帰るから、だから・・・。
623:
別れよう、とは言えなかった
天然は無言で窓から出てきて
「歩こう」
と言う
深夜に二人は散歩にでかけた
左手が暖かい。
625:
無言で歩いて歩いて、公園に着いた
ベンチに座り彼女が呟く
「もっとはやく言ってほしかった」
「ごめん・・・」
何言っていいかわかんないから黙ってた
まだ手は繋いでる
628:
でも俺くんが決めた事だから、しょうがないね。
天然は笑って言ってくれた
申し訳なさと不甲斐なさで心がいっぱいで、ごめん、しか言えなかった
それからゆっくり歩いて家に向かった
最後の散歩ももうすぐ終わる
629:
中3の頃とか普通彼女で頭いっぱいの頃だよな、それでも即決で帰るんだから相当つらかったんだろうな
632:
別れ際に、帰っても連絡して、と住所が書いてある紙をくれた
ポッケに入れたその紙は、いつかの名刺みたいだった
1人で帰りながらなんとなくこれからの人生考えてみた
ぼやけた未来像だったけど、自分の足で進んでる気がしてた
走りに走った通学路はどっか寂しかった
638:
本当にまずい話は端折って書きましたが彼女の話はここまでです
チート期間は一週間ぐらいだったと思う
そのラスト二日前、寮の中庭で同期全員で写真を撮った
高卒の坊さんも入って総勢18人。
笑って写真を撮った。
くっそこの写真なんでねぇんだよ
634:
狂信的な母親の居る家に戻る>>1が心配なんだが
645:
ついにきた。ついにきてしまったこの日が。
長い三年間に終止符を打つ日だ。
荷物は既に実家へ発送済みで俺は手ぶらで母との集合場所に行った
そこは受け付けみたいなとこで、つまり最後の門なんだ。
時間は昼過ぎで、顔の死んだ母が立ってた
653:
母親がもうむしろ哀れ
649:
俺はHに連れられその場所に行ったんだが、母の顔を見て
あーこの人だめだ・・・って実感した
三年ぶりに息子と生活する親の顔じゃなかったな、あれは。
Hが母となんか話してる間、俺は同期のこと考えてた
その時間同期はちょうど仕事があって来れなかったから
昨日の写真とる時のこと思い出してた。
思い出してたんだよ。そしたらさ・・・
657:
きてくれたんだ、同期が。
仕事中でこれないはずだし何より還俗者にあっていいわけないんだが
どういうわけかみんな来た
一人ひとりが一言ずつ思い出を話してくれた
Tに言われた時はあと少しで泣くとこだった
あのビルでみんなに言われた言葉なんて忘れてしまった
Hの計らいか、それとも同期の行動か。
多分どっちもだと思う。
659:
Hやっぱりいい人なんだな
664:
そして青いコップをもらった
プーさんの安いプラスチックのコップ。
そこにはぐるりと文字が書いてあった
負けんなよ、とか絶対幸せになれよ、大統領になれ!とか書いてあった
これは実物があるから後で写真うpする
666:
いい奴らじゃないか
671:
てかHが何て言って母をなだめたのかが気になる
672:
そうして門を出た俺は母について歩く。
振り返りはしなかった
うそごめん何回も振り返った
同期の姿が見えなくなるまで振り返った
商店街をぬけてバス停に着く
タクシーで来たあの時と同じ場所にバスは止まってた
母はといえば、見なくてもどんな顔してるかわかった
ゆっくりと離れてく寺を見つめてると思いでも遠くに行きそうだったから
前だけを向いていた
青いコップを握って。
673:
映画化決定
675:
これで坊さん話は終わりです。
みんなほんとありがとう。
保守してくれた人もありがとう。
あくまで個人の体験談として心の隅っこに置いといてください。
帰った家が修羅場になったのはまた別の話である
677:
修羅場も気になるな
ここまできたら全部聞きたい
693:
修羅場っていうか今も現在進行形で修羅場だ。
帰ってきた当初はなんども殴り合った。
母は骨も折った。
警察も来た。
そんな感じだ。
ちなみにもう三年間口をきいてない。
姉は大学4年生で家にいないから俺んちで会話は一切ないよ。
友人も俺の家は空気が恐いって言ってたな。
俺は何の縁か塗装屋やってる。
あと笑うなよ、中卒だ。
さぁ、どんどん質問してくれ!!!
694:
彼女とはどうなったの?
>>694
結局連絡は途切れた
695:
自分だけぬくぬくの姉に殺意がわくわ。
家は出る気無いの?
702:
>>695
できれば高認とって大学行きたい。笑うなよ。
708:
誰も中卒を笑わないよ。
そんな過酷な環境から脱してマジメに働いてて立派だよ。
父方がまともなのが救いだねw
696:
父ちゃんとは会ってるの?
>>696
父さんとはめっちゃ仲良い。
後で知ったがなんとか俺を取り戻そうと動いてたのは父さんとばあちゃんだった
697:
一旦家に戻ったときに姉が泣いてたのはなんでだと思う?
>>697
ただ単に母が発狂して怖かったからだと思う。
699:
進学したの?高校中退?
>>699
なかなかの高校行ったが一年で中退だ。
701:
友人は地元同級生?
707:
>>701
もちろん広島の友人だ。みんなで馬鹿やってる。
706:
電車に乗る>>1の手を握ってたお父さんの事思うと泣ける・゚・(ノД`)・゚・。
698:
コップうpよろ
719:
霊は見たことない。てか多分いない。
できれば父さんちに行きたいが、再婚してて二世帯住宅だから
いろいろ考えるとこがあって・・・
再婚相手とは仲良いよ。
俺の近況ってもあんまおもしろくないよ?
あと宗教は大嫌いだ。
コップ
751:
>>719で泣いた
720:
>>719
泣いた
724:
いろいろあったんだろうけど
友達っていいな。
728:
まて、思い出した。
 潜 入 計 画 
こんな話もあったが書こうか?
ちなみに帰ってからの後日談な
731:
是非!!!!!!!
740:
書きます。
帰ってからしばらくはちゃんと地元の寺に行ってた
そしたら年に何回かあるんだ、登山の日が。
俺も普通に行っていいから行く事になった。
そう、俺はまたあの門をくぐることになる
743:
俺んとこの塗装屋は日曜が定休日でしかも金、土と雨だったから全然疲れてない。
このまま昼までいけるよ
父さんのことはまたあとで書こう
745:
敷地内の小寺に俺ら一向は泊る事になった
昼間別の本堂でちらっと同期の姿見かけて
ふと、考えついた。
面会呼び出ししてやろう。
750:
受付でTの名前を言って呼び出してもらう
(用紙には友人と書いた)
きたきた、走ってきて俺の顔見てポカーンとしてた
とりあえず面会室に入りくだらない話して本題に移った
 潜 入 計 画 について。
752:
風のうわさできいたが天然は彼氏持ち。
あの恋はあれでよかった、と決め付けている。
つまりこうだ。
夜をまって俺が小寺の内線から寮に向けて電話する
が、もしHが偶然寮にいた時の事を考えて
普段絶対ならない内線がある建物で同期1人が待機。
俺が電話して外で落ち合い、こっそり寮に侵入する。
この計画を頭に叩きいれて面会を終える。
さぁ、夜が来た。
756:
電話を鳴らす
予定どうりワンコールで同期がでた
これから出発することを伝え、集合場所を確認し、受話器をおく
小寺の夜勤当番の人なんて所詮素人だ。
しかも半分寝ながらやってた。甘い、甘すぎる。
なんなく外に出た俺は集合場所に急いだ
757:
良は高卒の人。
ちなみに道号である。
そして無事に落ち合う。迎えに来たのはK。おにぎりみたいな顔だ
挨拶もさておき俺らは走った
夜中でも完全に人がいないわけじゃないから
できるだけ早く寮に着く必要があった
知ってる裏道は全部使った
第一ポイントに同期がもう一人いた。名前はU。ハリセンボンの太いほう。
759:
Uは建物に入るときの監視役だった
誰もいないのを確認し、手招きされた俺とKはそこに滑り込む
その入り口から入ると寮まで一直線に階段であがれるんだ
しかしどうしても踊り場で見つかる可能性がある。
そこにAがいた。特徴は特になし。頭脳は天才。
760:
なにしに潜入したんだ?
763:
>>760
ただ同期に会いに行きたかったんだ
Oが最後のルート確認をして寮の廊下まで案内する。
無音で走るAとUとKと俺。
なんとか寮までたどり着けた
761:
Aが先に階段をあがって踊り場ごとに確認し手招き。
完全に無音で階段をあがるUとKと俺。
なんとか上りきった俺らを迎えたのはO。
まさに奈良の大仏みたいな顔してる。たらこ。
764:
すげーな、スパイ坊主
765:
部屋に入るとガチムチがいたとTがいた。
あ、ちなみにこの時はもう高校生寮に入ってた
久しぶりにみるガチムチはもうガチムチじゃなかった。
ガヂムヂだった。
Tは相変わらずで何よりだ。
769:
どんどんみんなが集まってくる。
それはいいのだがみんなして部屋の前でHの声真似をするのはやめて欲しかった
本当に、焦る。みんなピクンッってなってた
で高校は結局どこどこ行くとかロリがどうとか喋ってた
なんか昔みたいで楽しかったな
774:
これ以上長居をするとばれるので
(なぜかは分からんがみんな三年間で培ったHセンサーが反応する)
来た時と同じく無音で帰った。
あの夜、新高校一年生がちょっぴり増えた。
まぁこんな感じの短い話なんだ。
書いてみると意外とつまんなくてビックリした。
さぁ、質問に答えようか!!!!!!!!!!
770:
今は実家暮しだよな。お母さん飯作ってくれるの?
>>770
弁当が多いかな。たまに作ってくれる。
というか母は夜はほぼ毎日寺に行くので飯は作り置き。
772:
1は文章書く才能あるね。
実体験でなくてもいいから何か書いて
みたらいいと思う。
流れぶったぎってすまん。
>>772
中二病全開の小説ならむかし65ページ程書いた
773:
坊さんって年収いくらぐらい?
アラサーでもなれる?
>>773
そういうのは宗派で違うから分からんが
俺がいってたとこは40ぐらいの白衣小僧いたよ
775:
姉とはどうなってるのか
778:
>>775
姉は今大学四年生。院に行くとか言ってた気がする
彼氏はしらん。
776:
寺時代の友人とは今でも交流ある?
>>776
ない。
多分もう二度と会う事ない。
そう考えたらさみしい。
777:
途中に書いてたオカンへの復讐についてkwsk
784:
>>777
それが例の骨折事件。
あとは悟ってくれ、頼む。
780:
ファーストキスを産業で
>>780

閉じた目
震える唇
781:
大学は何系に行きたいの?
786:
>>781
すまんまだぼやけてるがデザイン系だ。
というより少し前にその話でスレ立ててみんなに助言もらったな
782:
あえて神道系の大学とか
うん宗教嫌いだったね
789:
>>782
大嫌いだ。お経聞くといまだにフラッシュバックする
787:
一応全部読んでるけど既出だったらごめん
・両親の離婚した理由
・どうやって(どんな経緯で)小学生がライブをしたのか
差し障りなかったらこれが知りたい。特に後者
>>787
離婚理由は今でも不明。
父さんの浮気か、母の自己中か・・・・
ギター教室行ってたら一つ年下の子と知り合って
どうせなら歌いてぇ!!ってなって駅前にある
ライブハウスみたいなとこでやった
790:
高校はなんでやめたの?
791:
>>790
世界がまぶしすぎた。まぁ甘えです。
792:
破ァッッッ!!!!!
>>792
ぐぅぅぁぁああああああっっこれでいい?
※【寺生まれのTさんシリーズ】
793:
>>791
>世界がまぶしすぎた。まぁ甘えです。
なんかちょっと切なくなった
794:
>>793
人生って難しいよな。
そろそろお開きにしようか。
夜も明けてきた。
お前らみんなありがとう。
またなんか進展があったらスレ立てるから
そん時はよろしくお願いします。
あとは密教だか火かき棒だかなんだか知らないが語り合ってくれ
じゃあな、みんな!!
801:
寝ようとした矢先にこんな良スレを発見するとは…おかげで徹夜が確定だ!
806:
>>1乙だ
書き方も上手いしいい話だったんで引きこまれた
 あ り が と う 
809:
( ;∀;)イイハナシダッタナー
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