初めてのバイト先がとんでもない所だったback

初めてのバイト先がとんでもない所だった


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1:
昔話になるけど、淡々と書いていく。
良かったら聞けください。
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2:
最近バイト始めたから気になる
6:
まずはそのバイトを始めることになったきっかけから書いてく。
まずは母子家庭で育った俺。
母親は寄生相手をコロコロ変えるような人。
中学卒業後、高校進学するつもりが入試直前で母親が
「やっぱあんた高校行かすのやめたww」的なことを言い出す。
一般入試の時期だったし、そんな時期から就職できるわけもなく立派な中卒ニートの出来上がりです。
7:
せめて高校ぐらいいかないとな
8:
おー、反応があって嬉しいです。
ありがとうございます!
さて中卒ニートになった俺ですが、この家で生活費を収めずに生きていく術はない。
むしろこの家から出て行くことも考えてた。
必死で就職先を探すも中々なく、とりあえずバイトから始めることに。
バイトですら中々見つからないなか、
母親は「働かないなら出て行って」とのこと。
この程度のことを言われるのは慣れっこなので、また近所の店に電話をかけまわる。
10:
なかなか根性座った>>1だな
11:
もう何件かけたか分からないけど、個人でやってる割烹料理屋に電話。
電話に出たのは女の人だった。
相手「はい、◯◯←(店の名前)です!」
俺「お伺いしたいことがあるんですけど‥」
相手「はい?」
俺「バイトの募集とかされてませんよね?」
相手「うーん‥おとーさーん!!」
相手の声量に多少ビクつく。
電話越しから「なんじゃごらあ!」とか聞こえてくる。
若干電話をかけるところを間違えた予感。
相手「あ、もしもし?」
俺「はい」
相手「とりあえず明日の◯時に店来て!」
なんと。
13:
急展開に少し戸惑いつつ、履歴書を一応書いて次の日に備える。
母親にはこのことは黙っておくことに。
そもそも面接までこぎつけても落とされてきたので、今回も期待してなかったし。
さて、やってきた当日。
指定された時間の10分前に店に着き、店の中に入る。
俺「こんにちはー!」
へんじがない。
ただのry
俺「すんませーん!!」
「はいはーい!!」
声からするに昨日の電話に対応してくれた人っぽかった。
しばらくして出てきたのは小太りのおばさん、女将さんでした。
女将「お待たせお待たせww」
若干息切れ着味。
俺「今日はお時間をとって頂き、ありがとry」
女将「いや、暇だからww」
えらく食い気味に話してこられる人でした。
17:
女将「えっと、バイトだったっけwwなんでうちにしたの?」
俺「いや、たまたまタウンワークに載ってたので‥」
女将「素直かwwww」
俺「ごめんなさい」
だいたんに笑う女将さんに圧倒されっぱなしな俺。
もともと人と話すの得意じゃなかったから尚更。
女将「ぶっちゃけ1人くらいバイト雇ってもいいかなーとは思ってたんだよね!」
俺「ほんとですか?」
女将「うん!とりあえずお父さんと話してみて!」
俺「あ、はい」
女将「お父さーん!!!」
相変わらず声がでかい。
ビクつくとそれを見て、またゲラゲラ笑われた。
16:
>>1はいまいくつ?
18:
>>16
今、21ですねー。
もう5年も前の話になります。
「なんじゃ!!」
なにこの人、常に怒ってるの?
しばらくして出てきた強面な50代後半くらいの旦那さん。
女将「バイト、どーする?」
旦那「雇ったらいいじゃねえか。若いの欲しかったし」
女将「だってさww良かったね!」
俺「ありがとうございます!」
そんなこんなで雇ってもらえることが決まった。
今までの苦労が嘘のようだった。
旦那「とりあえずお前、俺のことは社長って呼べ」
俺「へ?」
旦那「いや、バイト雇ったらほら呼ばれてみたかったんだよねww」
女将「じゃあ私は婦人!ww」
意外に楽しい人たちなのかもしれない。
旦那さんのことは社長、女将さんは女将さんと呼ぶことにしました。
19:
聞いてる感じだと気さくで良い女将さんだな
23:
そのあと、給料どうするかってなって、とりあえず750円から始めようってなった。
地方もいいとこだったし、どこもそんなもんだったからなんの違和感もなく納得。
書いてきた履歴書を出そうとしたものの、住所と連絡先だけ書くだけでいいとのこと。
そんな話も一通り終えると、女将さんが店の中見ていきなさいとのことで案内してもらった。
厨房には職人さんが2人居られて、それぞれに作業していた。
女将さんが俺の紹介をしてくれて、俺も軽く挨拶するもガン無視。
なんとなくイメージ通りの職人さんでどこか安心した自分がいたww
店の中も一通り見せてもらって、その日は帰ることに。
次の日の朝から出勤を命じられますた。
25:
今なにやってんの?
>>25
今もこの店で働いとりますよう。
28:
帰ってから、母親にバイトが決まったことだけ告げた。
母「じゃ、来月から月2万はいれてね」
もうなにも言い返す気もなくて、答えずに自室へ。
帰り際にもらった仕事着を見て、少しにやにやしながら初めての社会体験を前に緊張していたと思う。
翌日、10時に出勤して厨房に入る。
俺「おはようございます!今日からよろしくお願いします!」
社長「うい!とりあえず洗い場にある洗い物な。しまう場所分らんかったら聞いてくれ」
俺「はい!」
もちろん職人さんA、Bともに無視。
少々気まずいながらも、家でひたすら水回りの仕事をやらされ続けた俺にとって洗い物など朝飯前。
まあ、実際は昼飯前なんですけどね。
洗い終わった後の片付ける場所に戸惑いながらも、社長に聞きながら洗い物を終える。
なにせ盛り付け皿の種類の多さに驚いた。
26:
なんかおもしろそう。
中学を出たてにしては結構挨拶とかちゃんとできたのですね。
>>26
バイト探しの一環で学んだんだと思う。
27:
社長
婦人
こんなイメージ
31:
>>27
割と似てるww
社長は髪を増やして、女将さんは太らせたらそっくりだww
34:
俺「社長、次はなにを…」
社長「んー、あと10分ちょい待っとれ」
俺「はあ…」
よく分らないまま、手持無沙汰で困っていた。
社長「1、パチ○コとかは?」
俺「するか、ってことですか?」
社長「当たり前やろ」
俺「するもなにも、まだ15ですよ」
社長「お堅いww今度連れてったる」
なんて話していると来店を知らせるチャイムが鳴りだす」
社長「ほーら来たwwまあ、焦るなよ」
どうやら昼のピークの訪れのようです。
35:
おばちゃんがいつ言い寄ってくるんだ
38:
実は一人娘がいて……みたいな展開まだ?
41:
ぶっちゃけ昼のピークのことはよく覚えてない。
とにかくAさんBさんに怒られたことは覚えている。
社長にも少し怒鳴られた。
昼のピークが終わり、食器の片付けも終わりぐったりしていると
一服しながら社長が近くに寄ってきた。
社長「こんなもんやろww」
俺「申し訳ないです…」
社長「気にすんなや!お前も吸うか?ww」
俺「吸いません」
社長「wwwwとりあえず5時まで休憩!帰ってもよし、好きにしろ」
そう言って社長は事務所のほうにはけていった。
帰ってもよかったんだけど、せめて食器の置いてある位置だけは覚えようと食器棚とにらめっこ。
45:
しばらくすると後ろに人の気配が。
「ふんっ」
なぜか鼻で笑われた。
誰かと後ろを振り返るとAさん。
この人は基本的に魚介、寿司を扱ってる人。
俺「なんですか?」
A「…」
そこで無視かい。
立ち去っていくAさん。
この人とは仲良くできそうにない。
Aさんに聞こえるように大きめのため息をつくと厨房のほうから
「あ、幸せが逃げた」
Bさんの声だった。
俺がいる食器棚や食材庫が置いてある場所を覗いているBさん。
俺「あ、ども」
B「ほら、あれだ、若いのがいるのが新鮮なんだよ」
ちょっといい人かもしれない。
47:
結構繁盛してるのか
48:
>>47
そうですね、地元密着型なんで割と地元のお客さんで繁盛してます。
51:
ちなみにBさんは、野菜や果物、焼き物を扱ってる人。
社長は揚げ物やAさんBさんの補助もするオールマイティな人。
女将さんは接客兼、お客さんのお話し相手。
B「まぁ、頑張れよ」
俺「あ、ありがとうございます!」
B「期待はしてないから」
さらにここでメンタルを鍛えられそうな予感がした。
そんなこんなでAさんに無視され、Bさんにいじられ、食器棚とにらめっこしつつ休憩時間を終えた。
4時前に戻ってきた社長はやたらとご機嫌だった。
社長「おい、聞けww」
俺「なんですか?」
社長「ジャグラーで3万勝ったww」
なんの話かさっぱり分からず。
俺「はい?」
社長「ああ、スロットww」
俺「はあ…」
社長「今日、早く仕事が終わったら、終わったあと行くぞ!」
だから俺、まだ15歳だってば…。
53:
また昼のピークの悪夢が続くのかと思えば、夜の来客数2人。
あんまりにも暇すぎてAさんは新聞を読みだし、Bさんは7時に帰る始末。
俺はと言えば社長に店のノウハウを教えてもらっていた。
社長「とりあえず嫁に合わせときゃ上手くいくから」
俺「そうなんですか?」
社長「むしろあいつに嫌われたら、やってけないと思え」
どんな職場だよ。
どうやら店で1番幅をきかせているのは女将さんだと判明。
結局片付けも9時前には終わり、その日はあがれることに。
なんだかんだで8時間の立ち仕事に足の疲労も結構なことに。
社長「じゃあ行くか!」
俺「だから俺は…」
社長「は?」
俺「お、お付き合いします…」
口答えすることもできず、社長の運転に揺られ近所のパチ屋へ。
背徳感とほんの少しのドキドキがあったように思う。
結局、社長が売ってるのを後ろで見ていただけなんですけどね。
なにせうるさい、頭が痛くなった。
ただそれだけだったパチ屋デビューでした。
54:
面白いね
55:
そんなこんなで初めてのバイトデビューも上手くいったように思えた。
次の日からも同じような感じで、要領を覚えるのに必死だった。
その週末、2階の大広間で予約が50人近く入ってるのに絶望を覚えながらも出勤。
社長の盛り付けを手伝っていたときだったかな。
社長「そういえば、お前の連絡先家の電話やろ」
俺「そうですけど…」
社長「携帯は?」
俺「持ってないです」
A「wwwww」
なぜお前がそこで笑う。
社長「珍しいww不便だし、月曜日契約しに行くで」
俺「え?」
社長「行くな?」
俺「は、はい…」
状況が理解できないし、かろうじて理解できているところでも申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
61:
忙しさでどうにかなりつつ、無事宴会も終わり片付けをしていた。
社長が帰り際に「じゃあ、明日10時に店の前でな!」だけ言って帰っていった。
洗い物を手伝ってくれていた女将さんがなんのこと?という風な顔をしていた。
女将「明日、なんかあるの?」
俺「いや、社長が携帯を契約してくれるとか…」
女将「なんやそのことかww」
俺「知ってたんですか?」
女将「なんかあんた家庭が複雑そうやし、あの人なりの優しさでしょww」
俺「なんか申し訳なくて…」
女将「携帯代は自分で払うんやでww」
なんだかなんとも言えない気持ちになって、ただお礼を言うことしかできなかった。
64:
面白くなってまいりました
65:
なんかほんとみんなありがとう!
翌日、店の前に行くと社長が車をスタンバイして待っててくれてた。
私服の社長はなんだか見なれなくて、少し違和感を覚えた。
なんかテレビ会社のプロデューサーみたいな格好だったと思うww
社長「うい!」
俺「おはようございます!」
社長「ほな行くか」
車で揺られること10分、某柔らか銀行に。
適当に機種を見繕ってもらって、あっさりと契約。
俺「なんかほんとに申し訳ないです…」
社長「なぜお礼が出ない」
俺「いや、あの」
社長「お・れ・い」
俺「ありがとうございます!」
こえーよ、社長。
昼飯も食ってくか、ってことで近所のファミレスへ。
適当に頼んで料理を待ってるときだった。
社長「俺、ガキいなくてさ」
社長が誰に言うこともなく、そうつぶやいた。
69:
養子縁組やな
72:
社長「いやー、俺の精子がないんやってww笑えるやろwwww」
なにも答えられずにいる俺をよそに、社長は淡々と話していく。
社長「いまさらどうにかなるって話ちゃうし、ええんやけどな。
 最近お前がバイトに来てからガキができたみたいでさww
 やばい、ちょっと重いかwwww」
俺「や、よく分らないですけど、悪い気はしないです」
社長「wwwwじゃあこれからお前は俺の店の奴隷だwwバイトじゃなくて奴隷なww」
そう言って社長はげらげら笑った。
飯をつつきながら、今度は俺が家の話をした。
母親がどうしようもない人間だということ。
家に居づらいということ。
社長はただうなずきながら、すべてを聞いてくれていた。
73:
奴隷wwww
75:
奴隷w社長面白いなw
82:
社長「よし、帰るぞ奴隷1号ww」
俺「その呼び方だけはどうにかならんですか」
終始ご機嫌な社長を傍目に、店を出て社長に家まで送りとどけてもらった。
こんなに楽しい1日は初めてで、ほっこりしたのも初めてで、家に帰ってからもにやにやしっぱなしだった。
そして手に入れた携帯の電話帳に入った最初の連絡先は社長だった。
社長、とだけある電話帳を見てぞっとしたのは言うまでもない。
また翌日から、またバイト漬けの日々。
基本的にうちは月曜日が定休日なんだけど、携帯を契約してもらった次の日出勤するやいなや、
A「奴隷…」
あんたが言うと怖いからやめてくれ。
社長「すまんww広めたwwww」
あんんたって人は…。
この日から職場で俺の呼び名が奴隷になったのは言うまでもない。
84:
バイトを始めてから1カ月たった。
基本的にうちは、25日締めの月末払いで、その日は待ちに待った給料日でした。
バイト自体にもだいぶ慣れていて、その日の仕事を片付けると、女将さんから呼ばれた。
女将「はい、これお給料!」
俺「あ、ありがとうございます!」
女将「また来月も頑張ってねww」
そう言われ渡された封筒をみると、表に大きく「奴隷様」と書いてあった。
すごく複雑な気持ちになった。
同時にAさん、Bさんともに給料をもらっていて、比べ物にならないほどの給料袋の分厚さだった。
社長「おー、給料か!」
俺「はい、ありがとうございます」
社長「飼いならすためや、これくらいの投資はしゃーないww」
奴隷というか、飼い犬状態じゃねーか。
社長「おーい、A、B!」
急にAさんとBさんを呼び出す社長。
AさんとBさんを見ると親指でグッドサインを出しておられる。
社長「よし、1000円出せ」
俺「は、はあ…」
社長「じゃあ表で待ってろww」
そう言って客席に座らされて、しばらく待たせる俺。
87:
客席で待たされること30分弱。
女将さんと他愛もない話をしていると、社長と職人さんたちが厨房から出てきた。
社長「ほら、1ヶ月記念日やww」
そう言って座っている机に並べられる懐石料理。
1ヶ月働いたんだから分かる、この店で1番高い懐石料理だった。
当然1000円なんかで食える代物じゃない。
俺「え?」
社長「なんも言わんと食うたらええww」
B「手抜きで作ったったさかいww」
A「はぁ、俺の給料…」
Aさん、あんたって人は…。
89:
俺「い、いただきます…!」
すごく食べづらかった。
社長さんが横でつついてくるからでもなく、Bさんが憎まれ口を言うからでもなく
Aさんが懐石の値段の内訳を言ってくるからでもなかった。
ただ美味しくて、心づかいがどうしようもなく嬉しくて、嗚咽が邪魔したから。
社長「人の作った料理で『うぇうぇ』言ってんちゃうぞww」
俺「ずびばでん…」
A「泣き顔、いつもに増してぶさいくやな…」
分かった、Aさんはささやき戦術の達人だ。
92:
ねえ、疲れちゃった、休憩していかない?
男が言っても誰得なセリフだな、これは。
ご、ごめんなさい、ちょっと疲れたので休憩しますorz
質問とかあれば答えますー!
96:
ごめんもう泣いた
>>96
俺も思い出しながらうるっときてるのは内緒だぜ。
95:
泊まりはなしよ!明日仕事だから!
98:
>>95
えー、俺は明日休みなんだよ。
お前も休めよ。
…なに言ってんだ俺。
105:
いいスレに出会えた
106:
結局終始鼻水だらだら、涙だらだらで家に帰ることに。
帰ってから給料袋の中身をみると、もちろん時給×時間分なんだけど驚くほど入っていて、手が震えたのを覚えてる。
俺「はい、これ」
母親「給料日やったんや」
母親は特にリアクションを示すわけもなく、ただ俺から2万円を受け取った。
それに対して俺も憤りを感じることもなく、自室に戻ってから一人暮らしの算段を始めた。
決めたこと5万円は貯金しようということ。
携帯代を差し引いても多少は自分に使えるお金も残ることに目途も立った。
上手くいけば半年もしないうちに一人暮らしが始められることに、早くも希望を感じていた。
100:
AさんとBさんは例えると誰になるんだ?
>>100
難しい…
Aさんはほんとに普通の人、Bさんは温水さんを強面にした感じかなー。
111:
給料日という大きなモチベーションを得た俺は一層仕事に精が出るようになった。
この頃には、少しずつ社長やAさんBさんに頼まれたことがこなせるようになっていき、そして頼まれることも増えてきた。
またそれが嬉しくて仕事に励むようになった。
そんなある日、昼の営業時間が終わって店で休憩してると社長さんと女将さんの怒号が事務所から聞こえてきた。
女将「あんたは頭固いねん!!」
社長「誰に口きいとんじゃ、おどれは!!」
どこのヤーさんですか、あなたたちは。
AさんもBさんも自宅に帰っていて、今職場にいるのは俺だけ。
社長「ごらぁ!奴隷!!」
これは飛び火してきそうな予感。
115:
俺「は、はひぃ!!」
てんぱりながら駆け足で事務所へ向かう。
女将「厨房を走らない!!」
ああ、出た対岸の火事が飛び火したやつだ。
社長「今はそんなん関係あらへんやないか!」
女将「はぁ?!」
社長「なんやこら!」
あ、あの俺を呼んだ意味はなんなんですかねぇ。
俺「あの、俺を呼んだ意味は…」
社長「口からこぼれただけじゃ、ひっこんどれ!」
口からこぼれたものが、どなり声になるんですね。
もうどうでもいいやってなって厨房に戻る。
相変わらず怒号が飛び交う中、会話を聞いているとなんとなく話の全貌が見えてきた。
116:
社長ww
121:
どうも女将さんは新しいバイトの子がほしいもよう。
お客さんのお世話を1人でするのはそろそろしんどくなってきたとのこと。
社長さんはお前は店の経営のことを考えてものを言ってくれと。
女将「あんたがパチ○コやめたら、新しい子の給料も払えるわ!」
社長「お前が無駄遣いやめたら考えたるわ!」
女将「それにあんたは1くんが来てから、楽しそうやんけ!」
社長「それのなにが悪いねん」
女将「わたしにもお気に入りの女の子がほしい!」
なんだ、ただの夫婦喧嘩じゃないか。
ここで社長さんが折れたのか、なにも言わずに厨房に入ってくる。
社長「もうあいつには何話してもあかんわ」
俺「ははははh…」
社長「俺が折れたらな、いつ離婚してもおかしいないわ」
そう思うならもっと手前で折れることはできないのだろうか。
124:
まぁ、夜の営業時間はとてつもなくぎくしゃくしていた。
AさんBさんは何食わぬ顔で通常運行、社長さんは俺に女将さんの悪口を聞こえるように言ってくる。
逆に女将さんはやたらと俺を呼びつけて仕事を押し付ける。
来客も少なかったはずなのに、ある意味1番疲れた日なのかもしれない。
営業時間が終わって、店じまいをしながら女将さんと話していた。
女将「なんか今日はごめんねww」
俺「いや、まぁだいぶ慣れました」
女将「あんたもなんか逞しくなったねww」
俺「そんな…」
女将「ほんまね、わたしが折れなあの人と離婚してまうやろうからねww」
お ま え も か。
夫婦そろって同じこと言ってんじゃ、世話ないわ。
俺「そ、そうですね、女将さんが折れてるから上手くいってるんですよ」
女将「でしょーwwさすが1くん、分かってるわーwwww」
いやぁ、俺ってばなんて策士。
女将「よし、バイトの募集かけてみよう!ww」
やっぱり折れてないやないかい!
127:
新しい女の子バイトwktk
128:
本気の喧嘩ができる同士は仲の良い同士
132:
女将www
133:
そんなこんながありつつ1週間後のある日、昼休憩をしていると来客を知らせるチャイムが。
割と営業時間外にもお客さんが来て、オードブルや夕食の注文してきたりするのでそれかと思い店の表まで出てみる。
俺「いらっしゃいませー」
おとなしそうで、若い女の子が立っていた。
女「あ、あの」
俺「はい…?」
若い子が来るような店でもないし、たぶん不信感全開で相手していたと思う。
女「今日は面接を受けにきました…」
俺「…あぁ! ちょっと待っててくださいね!」
事務所に戻って、女将さんに新しいバイトの子が来たことを伝える。
女将さんは嬉しそうな顔をして一目散に客席に向かっていった。
137:
いまも働いてるんじゃいごごちよかったのかな。
ゆっくり話をすすめていきましょうや。
142:
女の子の印象はとにかく、おとなしそうで普通の子だった。
おそらく高校生くらいで、なぜか少し羨ましくも感じた。
表からは女将さんの笑い声が聞こえてきて、相変わらずだなぁと思っていた。
事務所で寝転びながら一服している社長に
俺「社長、面接行かんでええんですか?」
社長「認めへんー」
俺「子供ですか」
社長「奴隷が社長になんちゅう口きいてんねん!」
なんでこんな気がたってんだよ。
俺「ほら」
社長「しゃあないなー、あー、めんどくさ」
散々悪態をつきながら社長は事務所を出ていった。
結局この人も折れてなかったのである。
することもなくて暇だなぁと雑誌を読んでいると、社長が早くも戻ってきた。
もしや落としたのか…?
社長「おい、奴隷」
俺「…はい?」
社長「いやぁ、若い女の子ええなあww」
最低だ、あんた。
149:
俺「へー」
社長「なんやそのケダモノを見るような目は」
俺「さぁ?」
社長「お前最近、態度でかなってないか?」
ちょっと怖くなってきたので厨房に逃げることにした。
しばらくすると女将さんが女の子を連れて厨房に入ってきた。
女将「あ、奴…じゃなくて、1くんww」
俺「あのねぇ…」
女の子「?」
いい加減、人権問題で訴えるぞ。
女将「明後日から働いてくれるKちゃんね!」
女の子「Kです!よろしくお願いします!」
Kちゃんは深く俺におじぎをして、顔をあげて俺に笑顔を見せた。
あ…若い女の子いい!
俺「は、はい!こちらこそ!!」
社長「いやぁ、下心怖いわー!ww」
しゃ、社長め…。
154:
俺と同じでKちゃんもその日は、それだけで帰っていった。
この日の夜の営業時間にAさんBさんにも、新しい子が入ってくることが伝わった。
B「また足手まといが増えるんか…」
もうほんとごめんなさい。
A「…女?」
なんでちょっと嬉しそうなんだよ。
そんなAさん、この日はやたらと絡んでくる。
A「おい」
俺「はい?」
A「新しい子、見たんか?」
俺「ええ、はい」
A「…女?」
なんで今度は照れくさそうなんだよ。
ちょっと意地悪してみたくなった。
俺「さぁ?男だったらいいですねww」
A「…ちっ」
そんな分かりやすく舌打ちします?
155:
>>87から泣きっぱなしだよう(;ω;)良い話だあ
>>155
よければ笑ってもやってください。
156:
>>1
この手の飲食店ってホール担当がめっちゃ楽に見えるんだがそうだった?by 元キッチン
>>156
暇なときはそう見えるけど、実際はそうじゃないぞ。
来る時は宴会で50〜60人の相手を今でこそ3人だけど、昔は女将さんと非常勤のおばあちゃんと2人でさばいてたんだぞ。
もう想像もできないくらいの忙しさだと思う。
157:
>>154
AとBって何歳くらいなの?
158:
>>157
Aさんは40代後半、Bさんは60代前半。
平均年齢高めな職場でした。
160:
翌々日、Kちゃん初出勤の日。
Kちゃんは学生ということで、夕方からの出勤だった。
K「おはようございます!」
事務所から颯爽と現れたKちゃん。
長い黒髪を後ろで束ねて、面接のときに見たときより凛として見えた。
社長「おう!今日から頼むなーww」
B「おはよー」
A「お、おはよ!」
A、あんただけは絶対に許さんぞ。
ちなみにこの日も俺が挨拶しても無視だったからね!
さっそく女将さんがひきつれて、仕事のノウハウを教えにかかった。
A「おい」
俺「はい?」
A「女やないか…ww」
あ、嬉しそう。
むしろにやけてんじゃねえか。
この日はなんだかとてもいい雰囲気で厨房が回っていた。
おそるべし若い女の子の力。
162:
仕事も終わり、店じまいをしていた。
これが人が1人増えるだけで、すさまじく早く終わる。
単純にKちゃんの要領がいいのもあったと思うけどね。
K「あ、あの!」
俺「はい?」
洗った食器を拭いているとKちゃんに勢いよく声をかけられた。
K「ど、どれい…!」
なぜか恥ずかしそうな顔をして、俺の名を呼ぶKちゃん。
正しくは名前でも何でもなく、ただの人権問題である。
俺「え?」
K「ご、ごめんなさい!!」
顔を真っ赤にしてどこかに行ってしまったKちゃん。
俺はなぜ彼女から奴隷呼ばわりされたのかも分からず、とりあえず店しまいを続けることに。
女将「こらぁ、奴隷!!」
客席のほうから聞こえる女将さんの怒号。
なんで俺が怒られてんだ。
164:
Kちゃんください(キリッ
168:
俺「はひぃ!」
急いで客席に向かう。
女将「あんたねえ、せっかくのKちゃんの努力を無駄にしたんやな!」
なんのことですか。
K「いや、ほんとに1さんは悪くry」
女将「黙っとって!」
あぁ、飛び火した。
奴隷呼ばわりされたけど、これには素直にKちゃんに同情した。
この職場に来たことを。
俺「あの、なにを怒ってry」
女将「わたしがKちゃんにあんたを奴隷呼ばわりすれば、打ち解けられるよって言ってあげたの!」
俺「は?」
女将「Kちゃんがあんたと打ち解けたいって言うから!」
な、なんちゅう切り込み方…。
俺「普通に話していたら打ち解けますから…」
女将「最初っからそう言うてよ!」
じゃあ聞いてくださいよ!
なんてやり取りを女将さんとしていると、横でKちゃんがくすくす笑っていた。
女将さんには理不尽な怒られ方をしたけど、Kちゃんが笑ってくれて少し嬉しかった。
174:
社長が女将さんと喧嘩する理由が少しわかったような気がした。
店も閉め、帰ろうと自転車に乗った。
ちなみに店から家まで自転車で10分くらいで、Kちゃんも自転車だった。
俺「じゃあお疲れさまでした」
K「お疲れさまでした!」
家に帰ろうとすると、後ろからKちゃんがついてくる。
なんぞ。
後ろを振り返る、Kちゃんと目が合う。
K「家の方向、一緒みたいです…ww」
俺「そ、そうなんですか」
一緒に帰りましょう、なんて言えるわけもなく俺が少し前を走っていた。
K「あ、あの!」
俺「はい?」
振り返るとKちゃんは自転車から降りていた。
K「せ、せっかくなんで一緒に帰りません?」
俺「そ、ソッスネ」
変な緊張のせいか裏声になったことを覚えてる。
177:
マジらしいな
179:
青春羨ましすぎる(´;ω;`)
180:
Kちゃんの歩幅は俺に比べると狭くて、合わせて歩くと少し窮屈に思えた。
K「面白い職場ですよねww」
俺「まぁ…」
K「1さんはもう長いんですか?」
俺「いや、俺もつい先月から」
K「えー、見えないなぁ!そう言えば、いくつなんですか?」
俺「15ですけど…」
K「わ、わかっ!」
Kちゃんは芸人もびっくりするくらい、びっくりしたリアクションをしてみせた。
ていうか、Kちゃんも高校生じゃないのか?
俺「Kちゃんは…?」
K「1回生、大学です!」
なんと3つも上だったもよう。
職場の近所に大学があって、どうやらそこの学生さんらしく、下宿しているらしい。
186:
K「じゃあここで!今日はお疲れさまでした」
俺「お疲れさまでした!」
そう言ってKちゃんと別れた場所は、2階建てのアパートの前で。
ほんとに大学生なんだなあと思うと、やけに遠い存在に感じた。
次の日からも相変わらずな感じで、ただKちゃんがメキメキ仕事を覚えていくのが印象的だった。
その週末、夜のピークも終わってKちゃんと社長が作ってくれたまかないを食べている時だった。
社長「おう、奴隷、K!」
俺「はい?」
社長「お前らこの後、暇か?」
俺,K「特には…」
社長「よしww仕事終わったら親睦会するで!」
なんだかよくわからないまま、社長に連れ出されることが決まったよう。
ちなみに基本的に社長の休日の過ごし方は、パチ屋に行くか釣りに行くかゴルフに行くか。
だから日曜の夜から連れ出されるのは珍しかった。
191:
完全に仕事が終わったのは11時前だった。
事務所で待っている社長に声をかけると、さっそく出かけるぞ、とのこと。
女将さんは行ってらっしゃい、と見送ってくれた。
俺「どこ行くんですか?」
社長「ん?奴隷部屋」
K「なにそれ怖い」
そうですか、Kちゃんからも奴隷認定されたもよう。
車に揺られて10分ちょい。
見えるのは見なれたカラオケ。
俺「え?」
社長「しゃww歌うぞー!ww」
K「よし!」
なぜかやる気満々な2人。
俺はと言えば、カラオケほど苦手なものはないという具合。
人前で歌うとか恥ずかしくてできねーよ。
受付にて、さも当たり前のように会員カードを出す社長。
社長「フリータイムで」
若いな、おい。
195:
部屋に入り、まず社長がしきる。
社長「まず掛けからな!ww」
まず、の意味がわからん。
社長「1人3曲、持ち歌を歌う。その曲の中で1番特典高かったやつが5000円、次が3000円、けつはなしなww」
K「ふっふっふっww」
もうこれは負けるな、と財布の中を確認した俺。
社長「最初から負けること考えて掛けごと出来るか、あほたれww」
結果?結果はというとですね、それはハイレベルな戦いでしたよ。
Kちゃん→ジュディマリのそばかす
社長→虎舞竜のロード
ともに90点オーバー。
俺→宇宙戦艦ヤマト。
忘れもしない96点にて1位。
俺の掛けごとの原点は、もしかしたらここなのかもしれない。
198:
96点すげー!
189:
いっそコテを奴隷に
207:
自分で奴隷って名乗るってどーよ。
どうかクソコテとののしらないでくださいいいい。
結局5000円を社長から巻き上げ、Kちゃんも3000円をもらってた。
なんだかんだで明け方まで歌い通して、俺はと言えば喉ガラガラ、社長とKちゃんはまだまだ元気。
店を出た後、朝飯食って帰るぞということで某牛丼チェーンへ。
たらふく食わせてもらって、それぞれ帰路へ。
社長「ほなお疲れー!楽しかったわww」
K「こちらこそありがとうございました!」
俺「おつかれさまでした!」
解散してKちゃんと帰ろうとしていた時だった。
社長「おい、奴隷の分際で変な気を起すなよww」
どーゆー意味や、それは。
K「きゃっ、こわいww」
あんたも便乗しないの。
220:
俺「じゃあ。おやすみなさい」
K「またね!おやすみ!」
Kちゃんを送り届けたあと、俺も帰宅した。
ベッドに倒れこむとそのまま眠りについた。
その後も社長とKちゃんとでカラオケに行くことは恒例行事に。
だいたい月1くらいで暇を合わせて行くことになってますww
少しはしょるけど、バイトを始めて半年がたった頃。
その日はえらく社長がしんどそうで、どうやら風邪っぽかった。
8時には店を閉めるから、片付けを頼むということだった。
社長「晩飯はお前が作れ」
俺「了解です」
社長「俺の包丁好きに使ってええからな。ほなあとは任せるわ」
俺「お大事に…」
そう言って社長は奥へはけていった。
AさんもBさんもそれに合わせて帰り支度を始めた。
ん?待てよ、包丁を好きに使っていいだと?
普段触らせてくれすらもしないのに、ほんとにいいのか?
223:
いつの間にか、奴隷とKちゃんの恋物語スレに
225:
少しくどいけど、職人さんにとって包丁とはとても大事なものなのです。
俺も何度か仕方なく触る機会があって、社長の包丁を触ったんだけど、割とガチで怒られました。
茫然とする俺に女将さんが声をかけてきた。
女将「どないしたん?」
俺「どないしましょ…」
女将「は?」
俺「晩飯、俺が作れって…」
女将「へー、珍しい。いや、そうでもないかww」
俺「へ?」
女将「とにかくKちゃんの分も頼んだでww」
それだけ言い残して女将さんは自分の仕事に戻っていった。
とりあえずある食材で野菜炒めを作ってみた俺。
包丁を握る手が震えて、隣で見てるKちゃんがハラハラしていたように思う。
227:
できた野菜炒めをおかずにKちゃんとご飯を食べていた。
K「うーん、やっぱり社長には勝てへんねww」
俺「当たり前でしょ…」
K「でも美味しいよ!」
よくよく考えれば、俺自身、自分以外にご飯を作ったのは初めてでそれを褒めてもらえてうれしかった。
俺「ありがとうございます!」
K「まだまだ修行が必要だね〜ww」
俺「精進します」
そういうとKちゃんはいつものように柔らかい笑顔を見せてくれた。
このころにはKちゃんとすっかり打ち解けれていたように思う。
女将さんも俺の作った野菜炒めをそこそこに褒めてくれて、見えない程度にガッツポーズをした。
232:
翌日、社長も食べたのか散々ダメだしされながらも、元気になった社長が心なしか嬉しそうだった。
社長「そういやお前あれや、事務所の机見てこい」
俺「え?」
社長「はよ」
なんのことかさっぱり分からず、事務所の机を見ると何枚かちらしが置いてあった。
よく見ると物件のちらしで、手頃な値段の物件には大きく丸がしてあった。
それを眺めていると後ろから社長が
社長「お前、一人暮らししたいんやろ?ここ、俺の知り合いも居るし、悪いようにはならんよ」
俺「いや、嬉しいんですけど、なんで…」
社長「奴隷の面倒見るのが社長の仕事やろww金がないんやったら知らんww保証人のサインはしたる!」
俺「お金のほうは、はい…」
社長「お前金使わんもんなあwwほな次の月曜物件見に行くか!一応母ちゃんに話しとけよ」
それだけ言うと社長はそそくさと仕事に戻っていった。
231:
てか俺もカラオケ苦手なんだけど(恥ずかしい&持ち歌がない(知らない))、
>>1はすぐになじめたのか?
歌に興味あんまり無くて、歌えない場合はどうすりゃいいんだろ
コミュニケーション放棄してるみたいで、少し勿体無いんだわ
239:
休憩がてらお風呂入ってきますね!
>>231
ぶっちゃけ今でも苦手だww
でも社長とKちゃんといるのは楽しいから行くって感じかな。
若い人だとコミュニケーションツールにはなるけど、それがすべてじゃないから無理する必要はないと思うけど
最初はほんとに親しい人と話しに行く感覚で行ってみるとかどう?
235:
保証人のサインはしたる!か。
244:
原則、保証人は身内以外駄目だろ
245:
>>244
親族か親しい人だったはず
248:
Kちゃんは誰似なの?
259:
ごめんなさい…荒れるだろうなと思いつつ、そのままで風呂あびてました。
保証人の件ですが、社長に詳しくは聞けてないんで予想ですけど、おそらくコネです。
不動産屋も特になにも言わなかったことを考えたら、割とそこまで厳しいものではないのかと…。
>>248
誰だろなぁ…もとかりや?さんに似てると思われます。
263:
その日、仕事を終えて家に帰ると母親をいるのを確認して話をつけに向かう。
俺「なぁ」
母親「なに?」
ただいま、お帰り、なんて会話うちには存在してませんでした。
俺「一人暮らしするわ」
母親「…あんたアホやろww」
しばらく考えたあと母親はそう言って嘲笑した。
俺「なにが?」
母親「普通に考えて、保証人は?うちはそんなんならへんでww」
俺「バイト先の社長さんがなってry」
そこまで言うと母親は急にファビョりだした。
母親「あんた調子に乗ってるやろ!」
俺「もうええわ」
母親「そうやって逃げるんか!」
もうラチがあかないと思い、リビングを出た。
どうせこの家とも母親とももう少しの付き合いだと思えば、特になにも感じなかった。
266:
母ちゃんかなり不安定だね…
まだ子供なのに達観してる奴隷が悲しいというか頼もしいというか
267:
ただ自室に戻ると、結局最後までこうなるのか、という思いがあふれてどうしようもない気持ちになってきた。
最後まで分かりあうことも、譲り合うこともなかったんだと。
次の日、出勤すると社長が真っ先に声をかけてきてくれた。
社長「話したんか?」
俺「まぁ…」
社長「そうか…まぁ、世の中どうにもならんこともあるわな」
俺「そうですね…」
なにも言わずとも社長は理解してくれたみたいでありがたかった。
社長「でもあれやぞ、15歳の一人暮らしは夢があってええぞおww」
やっぱり社長は社長だった。
271:
ほんとごみだな母親・・・よくがんばってるよ奴隷。
273:
その日のまかないを食べている時、Kちゃんに一人暮らしをすることになったのを報告。
K「まじか!今度お邪魔してしんぜようww」
俺「え」
K「嫌なのかよ」
俺「そうじゃなくて…」
無邪気に笑うKちゃんが可愛くて、社長の夢があるという言葉も理解できた気がした。
K「引越しの日、教えてよ!手伝いに行くからさ」
俺「はい、ありがとうございます」
なんて話をしながら一人暮らしに夢を膨らませていた。
280:
そしてその週の月曜日、俺は社長と物件巡りをしておりました。
あーでもない、こーでもないと社長が一人で言っているのに、若い社員の人は困っておられました。
確か4件目か5件目の物件だった。
割と店からも近くて、なお家賃もそこそこな物件に行きつき、そこに決めることに。
なによりテレビ、冷蔵庫、洗濯機がついていたのが魅力的だったww
そうなれば話もとんとん拍子に進んで入居も無理言って、来週にできるようにしてもらった。
敷金礼金も無事払えて、とりあえず店に戻ることになった。
社長「そーいやお前家具、家電は買うとして家から持っていくもんは?」
俺「いや、割とマジで服しかないです」
社長「うはwwしゃれっ気0やないかwwww」
俺「社長と違って浪費癖がないんです」
社長「奴隷の分際で…wwww」
そうなれば家具と家電も見に行くかってなって、いろんな店をはしごした。
取り置きしてもらったり、大きいものは来週に配達を頼んだりと忙しかったのを覚えてる。
288:
正直お金が足りなくて、社長に前借させてもらった。
俺「すんません、ちょっと足りないです…」
社長「だろうなww」
俺「いくつかキャンセルいれてきます」
社長「あほかお前はww出世払いでええよwwちなみにお前は奴隷のまま出世せんけどなww」
そう言って社長はいつものようにげらげら笑った。
絶対に奴隷からジョブチェンジしてやると決めた瞬間だった。
そんなこんなで家具家電もある程度買い終わり、店に帰る途中だった。
社長「そういやさー」
俺「はい?」
社長「俺も母子家庭やったんやぞ!」
そう社長が話し出した。
294:
俺「そうなんですか?」
社長「おー、気づけば親父とお袋は仲悪くて、気づけば離婚して母親に引き取られとったww」
案外、社長が俺にちょっかいを出してきたり、俺に理解を示したりしてくれるのは
こういうところにあるのかもしれないと思った。
社長「母親は普通やったんやけどさ、俺がどないしようもなくてさww
 高校やめて家飛び出して、ふらふらしとったら母親が倒れて、時間がないことも知って」
社長「だからいつまでもろくでなしでも居れんし、お前似たような感じで弟子入りして
 やっと独立できるくらいになった23のときに母親はお陀仏だww」
社長「もう後悔しかないよなwwでも母親もう裏切りたくないからどんだけ辛くても店を続けてこれた。
 だからなんや、お前も最後にもう一回くらい母ちゃんと話しとけ。
 後悔は引きずって生きていくもんやないからな」
そう社長は言うと、なぜか俺の頭をげんこつでたたいた。
俺「いてっ」
社長「こうやって本気でぶつかっていくねんでww
 あ、手は出したらあかんぞww」
なんとなく社長の言いたいことは分かった。
そして今まで自分自身も母親から逃げてきたんだと思い知らされた。
284:
このときもまだ時給750円なのか?
301:
>>284
書き忘れてたけど、半年たって800円にしてもらたよ!
307:
社長には感謝してもしきれないほどの感謝をしつつ家に帰った。
母親はまだ帰ってきてなくて、仕方なく晩飯を作って待つことに。
社長がまかないを作るのを見て覚えただけの料理だったけど、そこそこのものが食卓に並んだ。
母親と飯食うのなんて何年ぶりだろうと思いながらも、待っていると意外に普通に時間に帰ってきた。
俺「ちょっとええか?」
聞こえたのか聞こえてないのかスルーされた。
俺「無視すんなや」
母親「なに?」
俺「とりあえず飯作ってみたから食べてみて…」
母親「食べてきたからいらん」
俺「そっか…」
仕方ない仕方ない、と自分に言い聞かせつつもショックじゃなかったと言えば嘘になる。
俺「話あるんやけどさ…」
母親「一人暮らしの話ならしいひんからな」
俺「今日は折れへんから、逃げへんから」
母親「しつこいわ!」
このままいけば、おそらくいつものように終わってしまうだろう。
でもそれだけは避けたくてなんとかしたくて必死だった。
312:
俺「なにがそんな気にくわんの?」
母親「全部、あんたの全部。
 昔はわたしに好かれようと取り繕うのも、今もお金を入れていい気になってるのも全部!」
ああ、もうどうしようもならなんだと実感してしまった。
社長には申し訳ないけど、ある意味ここまで言われるとすっきりした。
俺「ならそれでええ。
 来週出ていく、そのときだけ行ってらっしゃいってだけ言ってくれん?」
母親「知らんわそんなもん」
最後の最後まで突っぱねられた。
そのあとは母親は大きな音を立てて家を出て行った。
俺は1人分には作りすぎた飯をかきこむようにして食べたよ。
もうどうしようもないくらいに不味かった。
気づいたのは飯って大勢で楽しく食うから美味いだってこと。
314:
泣けるなこれは・・・
317:
なぜか鼻水だらだら、嗚咽鳴りやまぬ状態で社長に電話をかけていた。
社長「おい、どうし…」
俺「ごべんなざい…!」
社長「なんや急にwwどないしたんや。
 待ったるから落ち着いてから話せ、な?」
しばらく鼻をかんだり、せき込んだりしてから電話を取り直す。
俺「ごめんなさい…」
社長「15にもなって情けないwwww」
俺「結局分かりあえんかったです。でもある意味すっきりしました」
社長「ほんまか…まぁ奴隷にしたら頑張ったんやないかww」
社長はそれだけ言うとあとは他愛もない話を1時間弱くらいしてくれた。
酒を飲んでいるのか、おんなじ話を行ったり来たりしてたけど、それがたまらなくうれしかった。
322:
翌日、社長のもとに行ってお礼を言うと社長は「なんのことやww」と素知らぬふり。
Aさんは俺の腫れたまぶたを見てほくそ笑む、Bさんは女に振られたんだと茶化してくる。
なんだか相変わらずだなあと思うと、ものすごくほっとした。
さて翌週、やってきました引越しの当日。
家を出る前にこれでもかってでかい声で「行ってきます!」って言ったった。
母親は家にはいなくて、もちろん返事なんてあるわけないんだけどね。
ボストンバック1つに入る荷物をまとめて店に向かう。
店に着くと社長と女将さん、AさんBさん、そしてKちゃんまでいた。
多くね?
俺「あの、これは…」
社長「みんな暇人やねんてwwww」
A「あーあ、競馬…」
B「腰痛いのに…」
K「学校サボったったww」
もうどうしようもない人たちだなっと思うと、にやにやが止まらなかった。
323:
>>322
皆が良い人すぎて泣いた
330:
俺と社長がカギを取りに行って、Aさん、Bさんは取り置きの家具を取りに行ってくれることに、
Kちゃんと女将さんは日用品の買い出しに行ってくれた。
こんだけの人数がいれば、本当に早くに引越しは終わってしまって、夕方頃にはすべて配置も終わって出来上がってしまった。
俺「本当に今日はありがとうございました!」
社長「いまさらwwよし今日は引越し祝いするぞww」
社長の一言でみんな疲れているはずなのに、店に戻ってオードブルやら懐石やらを作り始める。
もちろん俺も右に左に上に下にこき使われて、それは豪勢な夕飯が完成した。
またそれを家まで運び入れた頃には、もう夕飯時を少し過ぎた頃でした。
332:
家に戻ると、もうそれはどんちゃん騒ぎ。
一応お隣さんには挨拶に行って断りを入れておいた。
入居初日から通報とかシャレにならないからねww
風呂場でビールかけしたり、伊勢海老が宙に舞ってたり、もうそれはすごかった。
雰囲気というか勢いというか、飲まされたり吸わされたりしたのはここだけの話。
ある程度食い終わって、そろそろお開きかと思っていたころだった。
Kちゃん「明後日の誕生日会をしたいと思います!」
あ、そういえば明後日って俺の誕生日だったわ。
祝われることも少なかったしすっかり忘れてた。
AさんBさんはヨソウガイデスといった顔をしておられる。
女将さんが冷蔵庫からケーキを取りだしてきて、ラッピングもされてないことを見ると手作りだった。
みんなにバースディソング歌ってもらって、明後日したかったけど忙しいから今日にした、と言われて
もうどうしようもない気持ちになって、生まれて初めて幸せで泣いた。
333:
家族みたいでいいな
336:
何を吸った?タバコか?
345:
>>336
た、たばこです。
342:
誕生日会までしてもらって、AさんBさん、Kちゃんは明日が早いということで帰っていった。
女将さんも家の用事があるからということで一緒に帰路へ。
社長はまだちびちび飲みながら、色々と話していた。
社長「なあ、1」
珍しく名前で呼ばれて驚いた。
俺「はい?」
社長「お前、この仕事続けるつもりか?」
俺「できることなら」
社長「いや、そうやなくて、やりたいかやりたくないかや」
俺「やりがいも感じてますし、やりたいですね」
珍しく社長がまじなトーンで話していたので、若干緊張していた。
社長「弟子入りってわけやないけど、社員として働かんか?
もちろん最初は薄給やで?今と比べて3万上がったらええとこや」
俺「そんな‥俺でええんですか?」
社長「お前やから、や、あほたれww」
ここまで言うと社長はイタズラっぽく笑った。
350:
俺「奴隷ですけど、よろしくお願いします」
社長「自分で名乗るなww」
そのあともしばらく話して、社長も明日に備えて帰っていった。
後片付けに追われたのは言うまでもない。
もうね風呂場から漂うビールの匂いが1番手こずったww
翌日、出勤すると社長の調理場の隣の小さなスペースに綺麗なまな板と使いこなされた包丁が置いてあった。
俺「おはよーございます!」
社長「おう!これからあれが奴隷の調理場やww
まあ、誕生日プレゼントみたいなもんやww」
俺「あ、ありがとうございます!!」
社長「しばらくは使わさんけどなww」
それでも自分の持ち場が出来たことが嬉しくて
なんというか初めて自室をもらえた小学生と同じような気持ちだと思う。
352:
案外、マイ調理場を使う時は早くにやってきた。
むしろその日のうちにやってきた。
仕事が片付き、社長が賄いを作るタイミングの時。
社長「今日からお前が作れww見ててやるから!」
俺「は、はい!」
A「Kちゃん、大丈夫やろか‥」
おい、Aよ、それはどういう意味だ。
もう最初は包丁の使い方から教えてもらった。
やたらその日はキャベツのみじん切りが多かったww
回数を重ねるに連れて、だしの使い方、味付けの仕方、盛り付けのやり方。
揚げ物のコツ、生ものの扱い方、賄いを通して本当にいろんなことを教えてもらった。
日に日にKちゃんが賄いを見る顔が変わって、驚き感動しているのが目に見えるくらいに分かった。
355:
ほんとに、社長が良い人すぎて泣ける
357:
年末年始は忘年会、新年会で忙しくて、ほんとに目が回っていた。
毎日のように何十人単位でお客さんが来て、それを捌いてから賄い作りながら社長に技術的なことを教えてもらう。
そのせいで社長もKちゃんも女将さんも帰るのが12時を過ぎるのに、誰一人笑いながら付き合ってくれた。
ちなみに年末、31日まで仕出しに追われて仕事が終わったのは19時を回った頃だった。
Kちゃんもこの日まで地元に帰らず出勤していた。
仕事も片付き、店を出る頃には8時を回っていた。
社長「おう、奴隷、K!」
俺「はい?」
社長「お年玉や!これで美味いもん食べてこいやww」
そう言って社長から諭吉さんを受け取る。
ほんとにこの人は太っ腹すぎる、ほんとのお腹もそうだけど。
俺,K「ありがとうございます!」
社長にお礼を言いながら、良いお年を、とみんなで声を掛け合いながらKちゃんと帰路についた。
358:
男は学歴じゃない、精神力や生活力の強さだ
と奴隷を見て思った
365:
俺「どうしましょっか、これ」
K「うーん、使っちゃいますかww」
そう言ったkちゃんに釣れられ近所のイオンへ。
野菜や肉、お菓子やジュースをこれでもかというくらいに買い込んだKちゃん。
K「鍋しよう!しかもすき焼き!ww」
俺「年越し鍋てきな?」
K「なんか聞こえた気がしたけど空耳かな?」
ひ、ひどくないですか?
買い込んだ食材を二人で持ちながら、俺の家へ。
流れで俺の家になったけど、Kちゃんが家にくるのは引っ越しのとき以来。
K「さあ、なにが転がってるかなww」
そう言って俺が鍵を開けるやいなや、部屋に突撃していったKちゃん。
俺が遅れて部屋にはいると、
K「相変わらず殺風景ww」
むしろ引っ越しのときからなにも変わってない。
【画像】ムチムチJKの夏服に興奮するなって無理じゃね????
374:
ここまで読んだけどほんとにとんでもないどころか
すごくいいところだと思うんだが
375:
時間も時間だったんですき焼きのタレぶち込んで、薄めてそこに食材をぶち込む。
あとはこたつに入りながら、卵に絡めて食べれば死角はなかった。
こたつの中でちょいちょい当たるKちゃんの足にどきどきしてたww
K「年越しを1さんとするとは‥」
そりゃ不満しかないわな、分かります。
俺「彼氏の1人も作らんからですよ」
まあ、居たらいたでショックなんですけどね。
K「1さんに言われたくないww」
ごもっとも。
ていうか、完璧に脈なしじゃないか。
俺「俺は好きな人が居るからまだマシです」
K「わ、わたしもいるもん!」
俺「へー」
K「なにその嘘つきを見るような目は」
軽くにらみ合いになっていると、さっきから激しく足を蹴られる。
ちょいちょい爪が刺さって痛い。
俺「痛いんですけど」
K「好きな子、教えろ奴隷」
やばい、ちょっとご褒美かもしれない。
383:
俺「奴隷呼ばわりされて誰が言うか」
K「お、お願い‥?」
上目遣いを駆使してきたKちゃん。
なかなかの策士である。
俺「ビッチ」
K「は?!まだ処女だし!」
自爆してやんの。
別に処女厨でもないけど、なんとなく嬉しかったのは言うまでもない。
俺「そうですね、」
K「奴隷にいじめられる陵辱‥」
俺「ガチで凹んだ感じですか?」
K「どうでもいいから好きな人教えて!」
なんでこの人はこんなに必死なんだと思いながらも
もうどうにでもなれということで遠回しに言ってみることに。
俺「わざわざうちに奴隷2号として働きにきた人です。
Aさんに気に入られてやたら絡まれてる人です。
女将さんの秘蔵っ子です」
ここまで言ってKちゃんを見てみると、しばらく考えている素振りを見せる。
ここまで言って他に可能性を探る必要はあるのだろうか。
K「あっ!」
おう、だいぶ時間かかったな。
386:
(°_°)ドキドキ
389:
もうやめてくんない!?
にやけた顔面がスマホの明かりで暗闇に浮かび上がるんだけど!!?
頬が緩みっぱなしなんだけど!!?
398:
K「Bさんと見せかけて‥わ、わた、し?」
Bさんに見せかける意味あんのか。
俺「そうですよ!悪いですか?」
K「逆ギレ?意味分からん!」
俺「Kちゃんはどないやねん!」
K「絶対言わない!」
ここまで言って、急にあることが思い浮かんで笑えてきた。
Kちゃんも気づいたのか釣られるように笑い出した。
俺「まるで社長と女将さんやww」
K「間違いないww」
ひとしきり笑い終わったあとKちゃんが切り出した。
K「わたしは奴隷1号のこと好きだよww」
急にそんなこと言い出すものだから心臓が止まるかと思った。
テレビからは除夜の鐘が鳴っていて、俺の早くなる鼓動とは対比しているようだった。
408:
俺「え、あ、あの」
K「あー、お子ちゃまには刺激が強すぎたかな?ww」
俺「あ、Kちゃん嫌いやわ」
K「両想いが分かった途端、振られたパティーん?」
俺「付き合いましょうか」
K「職場恋愛とかやだぁww昼ドラみたいww」
やだぁ、とか言うKちゃんが楽しそうなのは言うまでもない。
またKちゃんがこざかしく足で俺の足を蹴ってくる。
K「やだ‥ぬめぬめ」
あ、忘れてた。
俺ってば緊張すれば手汗と足汗やばいんだよね。
俺「濡れやすいんです」
K「ケダモノ、くたばれww」
そう言ってKちゃんに小突かれながら年明けを迎えた。
413:
うらやま幸せになりやがれ
414:
気づけば二人ともコタツで寝てたみたいで、朝起きるとKちゃんが置き手紙を残して帰っていた。
K「あけおめ!とりあえず実家帰ってくるね。
また4日に店で会いましょう!好きだぞ、このヤロー!」
朝から超絶ニヤニヤタイムの始まりである。
しかしそれの終わりはあっけなく終わりを告げる。
8時過ぎになった携帯。
社長からだった。
俺「あけまry」
社長「10分で用意しろ!」
それだけ言われて切られた。
なぜあの人はこうも全てが唐突なのか。
416:
これは寝てる間にキスされたな
418:
コーヒー休憩入ります。
自分でも予想以上のハイペースで驚いとりやす。
レスしてくれてるおまいら、ありがとう!
419:
社長可愛いよ社長
>>419
それは泉谷しげるを可愛いと言ってるのと同義であるぞ?
420:
>>1奴隷さん、僕にKちゃんをください(。・ˇдˇ・。​)
426:
>>420
ノーレンタル、マイKチャン
431:
ほんとに10分足らずで着た社長。
相変わらずプロデューサースタイル。
こだわりでもあるのかな、この格好。
とりあえず連れていかれた場所は初詣で賑わう神社。
賑わうと言っても規模自体は小さいし、少し待つだけで参拝できた。
お賽銭を入れて、お願いを唱える。
社長「今日も勝てますように‥」
あんた声に出てるよ。
しかも一日単位じゃなくて一年単位でお願いしてください。
俺はといえばこの幸せが続くようにとかありきたりなお願いをしてた。
社長「よし、ほな次行くで!」
社長に連れられて次に向かったのは走り慣れた道。
そうパチ屋である。
この時点で9時前なのに、もう並んでる人が10数人。
心なしかみんなの顔が晴れ晴れとしているように見えた。
439:
結局開店の10時になる頃には並びも50人くらいになり、抽選の結果俺が3番、社長が21番という結果に。
社長「おー、神よ‥」
残念そうに空を見上げる社長。
あなた仏教ですよね?
俺はうち慣れたって言ったら怒られるんだろうけどエヴァのまごころへ。
社長はパチ○コの島へ。
俺も社長も順調に出玉を増やし続け、帰る頃には二人で20万オーバーの勝ち。
正月にも出るもんなんだと感心した。
二人でほくほくしながら帰る途中、上機嫌の社長。
社長「よし、飲み屋行くでww」
俺「居酒屋?キャバクラ?」
社長「ここでキャバクラやない意味が分からんww」
俺「あ、ごめんなさい」
ここでKちゃんの顔が浮かんだ俺はものすごく純情な子であろう。
441:
16で選択肢にキャバクラが出る子が果たして純情なのだろうか?
445:
社長「付き合い悪いのう、奴隷の分際で」
俺「いや、彼女が‥」
社長「そんなも‥え?お前に彼女?奴隷やぞ、お前」
さすがにそれは酷くないか。
俺「はい、つい昨日日付が変わる前に」
社長「お前クビや」
新年早々社長からクビを切られた俺。
社長「つまり、俺のお年玉を使ってナニしたんやろ?!」
俺「俺は社長と違ってそんな手は早くないです」
社長「誰がやりチンぞ、おんどりゃあ!」
俺「普通にKちゃんとお年玉で鍋して付き合うことになったんですってば」
社長「あれやろ、鍋だけに突っつきあったんやろ?」
もうだめだ、この人なにいっても無駄だ。
447:
>>445
>社長「あれやろ、鍋だけに突っつきあったんやろ?」
社長おもろいな
450:
俺「もうええです」
社長「おい、拗ねんなやwwちょっとからかっただけやないかww」
俺「そーですかー」
社長「おまwwただ嬉しい反面、息子と娘が付き合うみたいで変な感覚やわww」
そう言うと社長は照れ臭そうに笑った。
社長「しゃあないな、ほな普通に飯いこかww」
仕方なさそうに俺をちょっと良さげな飯屋に連れていってくれた社長。
終始Kちゃんとの話で盛り上がってました。
社長「俺も若い子と付き合いたいなあww」
俺「聞きましたよ、社長が◯店の◯ちゃんと歩いてるの見たって話」
カマかけたった。
社長「え、まじで?」
俺の方こそ、「え、まじで?」
454:
社長「まあ、喧嘩は多いにするべきやでww」
あんたら夫婦はやりすぎだけどな。
社長「ただ仕事中にそれを引きずったらあかん」
思いっきりあんたらが喧嘩したあとギクシャクするけども。
社長「あとは、そうやな。
身内に手ぇ出したんやから、最後までしっかり責任とれよ」
この言葉だけはすごくズシンときた。
俺「はい」
社長「近親相姦奴隷野郎めww」
もはやただの悪口でしかない。
そんなこんな話をしながら、がっつり食べてそれぞれ帰路についた。
457:
正月3が日は休みだったんだけど、ほんとに仕事がないとすることがないのに気づかされた。
部屋に片付けるほどのものもなく、1人でパチ屋に行こうとも思わない。
ふと母親のことが頭をよぎったけれどすぐに取っ払った。
気がつけば結局食材を買い込んで、いくつか料理を作っていた。
そんな3が日を過ごしながら、4日を迎え職場での新しい1年が始まった。
相変わらずなAさんBさんだったけど「今年もよろしく」の言葉がとても嬉しかった。
昼時にはちらほら地元のお客さんが来てくれたが、夜は暇で暇で。
女将さん曰く、夜が忙しくなるのは1週間たってからだという。
kちゃんも定時に出勤してきたものの、暇そうにしていて、社長から聞いたのか女将さんから突かれていた。
俺はKちゃんとのことを直接女将さんから突かれることはなかった。
が、この月末、俺の給料袋にはくっきりと「社内恋愛者」と書いてあった。
461:
社内恋愛いいな
464:
確かにタバコを吸う料理人はどうかと思う。
けど、なんていうのかな、結局はそれぞれなんじゃないのかな。
意識の高い人は、タバコなんてもってのほかだと思う。
俺から見た料理人の世界なんてすごく狭いし
すごく恵まれた環境でしか包丁握ってないから分からないけど
それでも社長が経営する店が成り立ってるんだからいいんじゃないかと。
客の需要に社長が正しい供給をしている。
だからまた需要がうまれる、それが地域に根付いてやってきてるわけだし。
そこにタバコ吸ってようが吸ってまいが、どっちでもいいんでない?
と、まあ論点が変わった気もしますが。
マジレスしてみたりしつつ、眠たくなるまでまた書いて行きますね!
468:
Kちゃんと付き合うことになったものの、1月いっぱいはほんとに忙しくてそれどころじゃなかった。
やっと客足が落ち着き出した頃には、今度はKちゃんのテストが始まろうかという時期。
それでも店でほぼ毎日顔を合わせて、冗談言い合ってる関係で満足していた。
ただ1人を除いて。
A「おかしい、こんなことは許されない‥」
後々知ったんだけど、Aさん妻子持ち。
だけれども時たま見せる冷たい目が割と本気なんじゃないかと思わせた。
実際に社長にも相談したりもした。
社長「あいつは根暗やから気にすんな!ww」
なんか違う気がするんだけどなあ‥。
467:
オチというか
どこまで書くかみたいなのはもう決まってるの?
470:
>>467
許されるなら今現在まで書きたいけど、多分途中で飽きられて流れるよww
それまでお付き合いいただければ嬉しゅうございます
471:
Aさん怖いな
479:
そんなこんなでKちゃんのテストも終わり、春休みへ。
店も落ち着きを見せ、暇な日暇な日忙しい日をループするように。
そんなある日、土曜日のことだった。
社長「明日から月曜まで連休なwwKと好きなとこ行ってこいww」
俺「ほんまですか!」
社長「ゴムいるなら言えよ〜ww」
完全になめられてる。
その日の夜、帰り道にKちゃんを遊びに誘う。
俺「この週末、どっか遠く行きません?」
K「駆け落ち?!ww」
俺「やっぱええです」
K「冗談だようww」
このあとちょちょいと話し合った結果、なぜかKちゃんの地元へ行くことに。
480:
Kちゃんの家族とご対面か
483:
突貫工事で決まった「K,s地元ツアー」←命名Kちゃん。
翌日の朝早くから電車で揺られること、はや3時間。
そこからバスを1時間待って、バスに揺られて30分強。
俺の地元が都会だとは言わない。
ただ割とドープな田舎に彼女は住んでおられた。
K「よし、ついた!こっからまた歩くよ〜ww」
俺「お、おう」
途中、Kちゃんの行ってた学校とか教えてもらいながら歩く、ただただ歩く。
K「よし、ついた!ww」
満足げに立ち止まったKちゃん。
目の前に立つのは一軒家。
ナニコレドウイウコト?
487:
俺「あ、あのこれは‥」
K「たっだいまー!!」
待たんかコラ。
家の奥からお帰りーとたくさんの声が聞こえる。
K「連れてきたよ!」
K母「あらまあww」
俺「ど、どうも、こんにちは!」
Kの母ちゃんであろう人に挨拶をしていると、小さい男の子が走り回る。
えらく年の離れた兄弟かと思えば、Kちゃんの姉の子供だそうです。
なんだか状況が飲み込めないまま、Kちゃんに言われるがままに家に上げてもらった。
489:
リビングに顔を出すと、まあ、それは賑やかだった。
K父、K母、K祖母、K姉、K姉旦那、K姉息子。
こういうの初めてだったからだいぶ戸惑ってたと思う。
K母「わざわざ遠いところありがとねえww」
K姉「思ったより普通だww」
K姉旦那「こら!」
K姉息子「ね〜、遊ぼうよ!!」
そして無言でリビングのソファに腕を組んで座っておられるK父。
いろいろとカオスすぎて吐き気を催してた。
それでもとりあえず昼飯時だったのもあり、みんなでご飯を食べることに。
飯食うのが狭いと感じるのって素敵なことなんだな。
492:
K父「食べる前に!」
K父の声にビクついた。
そりゃそうだ、だってまだちゃんとした挨拶だってしてない。
K父「お前は誰だ」
心の準備が出来てなかった俺としたらこのはどこだと聞きたい。
俺「Kさんとお付き合いさせていただいている1です。
この度は、仕事が休みということもあり、挨拶に伺わせていただきました」
K父「仕事?」
俺「ええ、現在板前の修行中です」
周りからはへー!と声が漏れる。
実情はといえばただの奴隷なんだZE☆
K父「若いのにしっかりしてんだなあ‥
俺が16の時なんてそんなしゃべれなかったよww
なめてかかってすまないねww」
急にK父の態度が軟化して、驚くほど肩の力が抜けるとともに緊張がとけた。
497:
そのあとは子供の遊び相手させられたり、まだ雪が積もっていてKちゃんと雪合戦したww
俺の地元はほとんど雪が降らなくて、降っても積もることなんてなかったから
リアルな積雪を見たことなかったから、正直バスを降りた頃から雪を触りたくて仕方なかったww
夕飯もご馳走になり、お風呂までいただいて
寝る場所はKちゃんの部屋に布団をしいてくれていた。
Kちゃんの部屋でなにするわけもなく二人でゴロゴロしていた。
K「今日は急にごめんねww」
俺「こういうのは前もって言って欲しいですね」
K「ご、ごめん‥」
俺「でも雪合戦できたんで許しますww」
K「子供かwwww」
そんな話をしながら寝ることに。
寝る前に隣の部屋からベットがきしむ音がしたのは気のせいだと思いたい。
K姉夫婦よ、頼むぜ‥。
498:
ね、眠い。
そろそろ限界でごわす。
こんなぐだぐだな話に付き合ってくれてありがとうごぜいやす!
また明日暇を見つけ次第書いていくよ。
それではみなさんおやすみなさいまし!
505:
成る程≫1はここでも俺たちを楽しませる奴隷と化すのだな。
536:
>>1
最高だ奴隷。
若くして苦労してるから、お前は幸せだな。
553:
俺もこんなアットホームなバイトがしたかったな…
583:
どうも、おはようございます奴隷です。
俺がどんだけ叩かれてもいいけども、それをフォローして荒れるのは辛い。
気に入らないことがあってもスルーできるのが大人なんだZE☆
ちなみに昨日は社長の体調が非常によろしくなく休みですた。
まだまだ俺に社長の代わりは務まりません。
火曜日の仕込みは火曜日の朝にしますよー!
と言っても、そんなに予約も入ってないんだけどね。
よし、ぼちぼち再開していきますね!
586:
わーい
待ってたよ〜
596:
そんなこんなでKちゃん宅、ご訪問は無事終えました。
次来る時は鍛えた腕で料理をふるまってくれ、というお父さんの言葉にプレッシャーを感じつつこの上ない喜びだった。
また地元に帰ってきてからは相変わらずの日々で。
4月には1年記念日とやらとしてもらったり、昇給があったりと社会人としてやっと歩みだせたような気がた。
確かその年の7月のことだったかな。
B「おい奴隷〜」
俺「はい?」
なにか作業の手伝いだろうかと思いBさんのもとへ。
B「今日もう帰ってええか?ww」
俺「まだ18時ですよ」
B「いや、なんかしんどくてな〜、歳かもしれんなあ」
確かに最近Bさんの元気がなくて、顔色が良くないことにはうすうす気づいていた。
でも体調の心配をすると年寄り扱いすんな!って怒られるもんだから基本はノータッチでいた。
そんなBさんが自ら体調が悪いと口にするんだから、よっぽどなんだろう。
B「社長、すまん今日しんどいし帰らせてもらうわ」
社長「はいよ。明日休んで病院行ってきぃや」
社長も気づいていたのだろうか。
Bさんは「すまんな」とだけ言い残して帰っていった。
597:
社長の体調不良は大丈夫なん?
603:
みんなありがとう。
お言葉に甘えてまったりいかせてもらうよ!
ついでにsage進行で行くことにしますた。
>>597
今朝、様子を見に行ったときにはもう大丈夫そうだったよ。
おそらく俺の風邪をもらったということで、しこたま文句を言われてきたよww
605:
翌日、もちろんBさんは休んでいて、Aさんが元気がなかったのをよく覚えている。
Bさんはよく怒鳴る人なんだけども、その人がいないだけで厨房がやけに静かなんだよね。
その日の夕方、店に電話があった。
社長が電話を取ったんだけども、口ぶりからしてお客さんではないことが分かった。
分かった、大事にな、とだけ言って電話を切った社長。
俺「Bさんですか?」
社長「おー、しばらく休むそうやわ」
俺「そんなに悪いんですかね?」
社長「まぁどないかなるやろww」
そう言って社長は笑うんだけれども、どこかいつもと違っているような気がした。
609:
鬱展開・・・なのか・・・
612:
うっ・・・Bさんはいいやつだった・・・
614:
結局1週間くらいBさんは休んでいた。
さすがに本格的に心配になっていたところに、Bさんが久しぶりに出勤してきた。
厨房に入ってきたBさんは私服でまずそれが驚きだった。
厨房に仕事着以外で入ってくるな、と怒る人だったからね。
それにやけにやつれて見えた。
俺「お久しぶりです!」
A「兄さん、大丈夫なん?」
B「すまんwwまたしばらく入院してくるわ!癌らしいわww」
俺「え?」
B「胃がんやってよ。まだそんなに進んでないらしいからちょろっと胃取るだけでええらしいわ」
A「そんな…」
なんで癌ってだけでこんなに絶望感があるんだろうね。
Bさんは明るく話していたのに、なぜかよくないことばかり考えていた。
社長「まぁ、ちょっと間の休養やと思って行ってこいやww」
B「ちょっとは心配しろやww」
しばらく社長とBさんが笑いながら話していたけど、到底なにか言えそうにもなくて。
ただ元気のない声で行ってくるわ〜と言ったBさんを見送った。
613:
人物が生き生きしてるからねたでもいいんだけど
仕入れは誰がしてるんだろう。卸の配達だけなのかな。
魚は結構市場まで買いに行く人が多いけれど。当然卸やですますひともいるけど。
規模的に月に150から300万ぐらいだと思うけど結構仕入れがあるはず。
女将がいくのかな。
まあこの時期は宴会でかきいれどき。しっかり儲けないと。
民宿みたいなところで宴会をうけるところってほんとにこんな感じ。
お運びさんも女将だけのところもあるし。
料亭みたいなところだとパートの仲居さんもうちょっとほしい。
>>613
仕入れは、うちの店にもう一つ鮮魚を扱ってる支店があるんだけどそこから仕入れてるよ。
もともとはそっちのほうが本店だったらしいけどね。
野菜系は卸の配達ですよー!
確かにかき入れ時!前にちょろっと書いたけど忙しい時は非常勤のおばあちゃんが居るからね。
なんやかんやで回ってますね!
615:
Bさんって50ぐらいの人だよな?
619:
>>615
んや、当時60前半だったよー。
620:
当時か
623:
社長「まぁ、お前らそんなにへこむなww
 客もいつも通り来る、Bさんの心配もええけどお前らの仕事量が増えるんやから自分らの心配しろよww
俺「はい…」
社長が言うとおり、少しお客さんが多めに入った日は、もうほんとてんてこ舞いだった。
何度も社長に強く怒られた。
実質、社長が自分の持ち場とBさんの持ち場を掛け持ちしていて、それの補助を俺がするような感じで
色々とへまもやらかしたし、以前と比べて上手く流れることがなくなった。
ほんとにそのことが申し訳なくて、この時期本当に精神的に参っていたと思う。
それを見とったのか仕事終わりに社長に呼び出された。
625:
社長「相当へこんどるなww」
俺「なにも出来なくて申し訳なくて…」
社長「あほかww」
社長は仕方なさそうに笑った。
社長「働き始めて1年そこそこのやつが、なんか出来るかなんて期待しとらんわww
 Bさんはもうこの仕事始めて50年弱やぞwwお前に代わりがつとまるかww
 俺と商売始める前は、旅客船のコックやっとったバリバリの料理人やぞww」
俺「そうですよね…」
社長「まぁ、ええ機会やないかww
 俺もお前に多少無茶言うてる、その中で色々と出来ること増やしていけな」
俺「ありがとうございます」
期待してない、ほんとにこの言葉に救われたと思う。
ふっきれたわけじゃないけど、割り切って仕事に努めることができるようになった。
確か毎週、月曜日はBさんのお見舞いに行っていた。
手術自体も問題なく終えたみたいで、術後治療を受けているBさんも以前より一回り小さくなったように思った。
627:
術後2週間で退院できるということで、意外にあっさりと終わったみたいで驚いた。
仕事にも9月から復帰することがきまり、また戻ってきたら散々怒られるんだろうけど嬉しかった。
確か入院していた最後の月曜日だったかな、みんなでお見舞いに行った。
俺「もうすぐ退院ですね!」
B「もう寝とるだけとかつまらんわww」
社長「俺もちょっと入院して休みたいww奴隷が足引っ張りまわるで大変やったわww」
B「相変わらず頼りにならんねんなww」
俺「ご、ごめんなさい…」
このころにはBさんもすっかり元気で、相変わらずの憎まれ口を叩いていた。
しばらくBさんと話していたらAさんに外に呼び出された。
席をはずすことを社長に伝えて外に出る。
A「ほらコーヒー」
俺「ありがとうございます、どないしたんですか?」
A「お前頑張れよ」
俺「え?」
A「兄さんも今まで通り仕事できんなると思う、そうなればお前が代わりをするんやで」
Aさんからこんなこと言われたの今までになくて驚いた。
普段は無視か嫌味を言うかだったのに。
俺「Aさん、気でも触れましたか?」
A「お前しばくぞ」
そう言ってAさんは本当に俺をしばいてきた。
俺「しばいてるやないですか!ww」
そのあと、Aさんからいろんな話を聞いた。
自分も昔はBさんにどえらく怒られ続けたこと。
今でもBさんにあこがれ続けていること。
今の俺に少しだけ期待をかけてくれていること。
629:
その日の帰り、いつものようにKちゃんと一緒に帰っていた。
K「最近1さんかっこいいよ」
俺「なにがですかww」
Kちゃんが急にそんなこというもんだから変にドキドキした。
K「私の中の料理人って社長とAさんBさんしか知らないけど、だんだん顔つきがそうなってきてるっていうかww」
俺「なんか俺、今日あたり事故で死ぬかもしれん」
K「え、やだ」
俺「Aさんにも初めて褒められたというか、期待された」
そういうとKちゃんは嬉しそうに目を細めて笑った。
K「ずっと前からだよww」
俺「え?」
K「Bさんが入院した頃かな、仕事中にぼそっと奴隷のこと頼むで、ってww」
俺「あのヤローww」
もうたまらなく嬉しくて、にやにやしながら帰った。
628:
胃癌で自覚症状あったら末期だろ・・・
633:
>>628
俺もBさんが入院した時に色々調べたけど、多くはそうみたいだね。
体調不良が分かってすぐに検査してもらって結果が出たみたいだから、そればっかりはBさんの運が良かったのかと。
その夏、お盆は仕出しで気が狂うほどに忙しかった。
Bさんが1日だけ戻ってきてくれて、やっぱりものすごく怒られた。
でもなんかそれが懐かしくて嬉しくて、にやついていたらまたさらに怒られた。
お盆が過ぎて落ち着いてからKちゃんの地元にまた行って家に泊めていただいたり
Kちゃんと海水浴に行ったり、社長と釣りに行って黒人になってみたり、ほんとに楽しんだように思う。
秋口に入ったときだったかな、仕事も終わって家でくつろいでいるとチャイムが鳴った。
635:
Kちゃんか社長かと思いながら、ドアを開ける。
俺「はいー?」
そこに立っていたのは母親だった。
なんでいまさら、って言うのがまず第一に思ったことだった。
家の場所は伝えてなかったけど、生活圏はものすごく近いから家の場所が知れるのは時間の問題と考えていた。
母親「これ」
俺「なんやねん」
母親から渡された茶封筒は少しのふくらみをもっていた。
母親「あんたにもろた給料」
俺「は?」
母親「結婚することになった。この街から出て行くから。じゃ」
俺「ちょっと待てや!」
母親はそれだけ言うと、呼び止める俺の声も無視して帰っていった。
中には12万円入っていた。
手切れ金だということを理解するのに時間はかからなかった。
理解した途端に、どうしようもなく涙があふれてきた。
637:
こんな母親でも>>1にとってはたった1人の母親だしなー
639:
結局そんなもんだったのかと、12万円程度の繋がりだったのかと思えばなんとも言えない気持ちになった。
特に思い出があったわけじゃないけど、色々と思い出されて辛くて仕方なかった。
昔から冷たく当たられているのは分かっていた。
それでもたまに見せてくれる笑顔が嬉しくて、褒めてくれるのが嬉しくて。
いい子を演じていたわけじゃないけど、少しくらいは認めてほしかった。
今はちゃんと社会人としてやっていけてること、知ってほしかった。
もうどうしようもなくて、外に出てワーワー泣きながら歩いていた。
今考えればよく通報されなかったと思うよww
なんでか気づけば駅前のほうまで歩いてきていた。
もうこのころには涙も出なくなっていて、ただフラフラしていた。
640:
私の親も恋愛体質で、ここまで酷くなかったというか殆ど一緒に住んでなかったから分からなかっただけかもだけど
何となく>>1の気持ち分かるわ・・・
「今新しい人の所に居るから連絡してこないで欲しい」って遠まわしに言われた時はショックだったな
641:
「おう、奴隷やないか!ww」
社長の声がしたと思って横を見ると、スナックのママに見送られる社長がいた。
そういえば行きつけのスナックだったかと思い、急いで鼻水をすすった。
俺「どうも」
社長「なんやお前も飲みに来たんか?ww」
俺「いや…」
社長「なんや釣れへんなー」
俺「すんません」
社長がつまらなさそうな顔をしていて、申し訳ない気持ちになって会釈だけしてその場を立ち去ろうとした。
社長「あ、ママー、もうちょっとだけ付き合ってくれへんか?」
ママ「ええ、いいですよwwジュース用意してきますね!」
社長「ってことで付き合え奴隷ww」
無理やり社長に引きずられスナックの中へ。
中に入るとカウンターでママがジュースをついでくれていた。
642:
ママ「はい、どうぞ!」
俺「ありがとうございます…」
社長「さっきから元気ないけどどないしてんなー」
社長が横からつついてくる。
ママが社長に制止を入れて、残念そうな顔をする社長。
俺「手切れ金もらいました。
 母親が結婚を機にこの街を出ていくらしいです」
社長「そういうことか…」
ママと社長はただ真剣に話を聞いてくれていた。
思ってることをすべて吐き終わったころ、社長が口を開いた。
社長「こいつなww俺の元カノやねんwwww」
そう言って社長はママに指をさした。
ママ「もう40年以上前の話やけどねww」
なんのことかさっぱりだった。
644:
社長「こいつと結婚しとけば子供が出来たかもしれんww
 まぁ、俺の精子はほぼないんやけどな、相性とかもあるしなwwww」
ママ「種なしがなにを偉そうにww」
社長「ただ今の女将さんと結婚してガキは出来んかったけど、今は奴隷という息子とKちゃんっていう娘が居る。
 60手前にしてこんな幸せ味わえると思わへんかったからお前には感謝しとんやで!」
ママ「なんでそれをわたしの前で言うんですかww」
社長「ただのお前を選ばんでよかったわっていう皮肉やwwww」
どこか今まで社長に息子と言われてもピンとこなかった。
でもなぜか今回は、本当にそう言ってくれているように思えてたまらなく嬉しかった。
俺「こんな元カノの店で飲んだくれる父親嫌ですけどね」
ママ「ごもっともww」
社長「お前ら…ww」
少し母親の存在自体を思い出にしていける、そんな気がした夜でした。
648:
9月に入ってからはBさんも復帰した。
それでも予約の入っている日以外は、お休みという体のことも考えたシフトに変わっていた。
Bさんの居る日は、ひたすらBさんの横について仕事を教えてもらう。
居ない日は社長に料理のノウハウを教えてもらった。
11月某日、Kちゃんから電話があった。
俺「もしもしー」
K「重大事実です」
俺「はい?」
K「生理がこないの…」
俺「え…」
血の気が引くとはきっとこういうことなんだろうと実感した。
K「どうしよう…」
俺「まじで?」
K「うっそぴょーんww」
真剣に考えて損した。
ものの数秒の間に、報告する人、これからのことを考えた俺がバカだった。
俺「切るで」
K「たんま!今年のクリスマス、社長と女将さんの結婚記念日!ソースは女将さん!」
俺「なんと」
K「意外に社長もロマンチストだよねww聖夜に結ばれるとかwwww」
俺「それでなにか計画しようと」
K「ご名答!また色々考え次第連絡するね!」
今まで社長からもらってばかりだったから、少しわくわくしてきた。
649:
Kちゃんかわええ
661:
ごめんなさいまし、用事ができたのでしばらく外します。
また夜には戻ってこれると思いますゆえ、、。
667:
こらヽ(`Д´)ノ 肝心なことが抜けとるぞ!
いつ童貞卒業したんじゃ
710:
ただいま帰りやした!
宅食作って届けに行ってきて、そこでおばあちゃんの話し相手してますた。
童貞とおさらばしたのは今書いている年の夏のことでした。
描写とかはごめんなさいいいい。
普通に普通の流れで普通に突っつき合いました。
じゃあまたまったりやっていきますね!
715:
>>1はイケメン
719:
2度目の年末。
忙しさにも少し慣れてテンパることも少なくなった。
忙しいのには間違いないんだけど、仕事終わりにはKちゃんと俺の家でサプライズの計画を練っていた。
だんだんと具体的になっていく計画に胸が高鳴っていた。
そしてやってきたクリスマス。
オードブルの注文がいくつかあっただけなので、それをこなして営業終了。
前もって女将さんと社長には時間をあけといてもらっていた。
準備が整うまでの間、社長はパチ○コへ。
女将さんはKちゃんと買い物へ。
俺は1人厨房へ。
いやー、1人の厨房ってほんと広いなあと思いながら包丁を握ってた。
724:
社長に教えてもらったこと、ひねり出しながら調理していく。
作ったのは社長が一番得意とする天ぷら。
女将さんも天ぷらが一番好きだって言ってたからね。
頃合いを見計らって社長と女将さんを呼び戻してもらう。
Kちゃんが作ってきてくれた飾り付けを事務所にもほどこした。
先に戻ってきたのは女将さんとKちゃんだった。
女将さんは部屋の様子を見て最初は驚いてたけど、時期に納得したみたいで嬉しそうにしてた。
社長もしばらくして帰ってきた。
K「社長さん、女将さん、結婚記念日おめでとうございます!」
社長「おー、なんやなんやww」
俺「社長、女将さん、良かったら食べてください!」
テーブルに並んだ天ぷらを見ると社長は嬉しそうに目を細めた。
社長「盛り付けがまだまだ粗いわ‥ww」
女将「あ、奴隷が社長泣かしたww」
社長「は?!泣いてないわ、ぼけ!」
女将「じゃあこっちに顔見せてみーやww」
社長「黙っとれくそアマ!」
どうしてこうなるのか。
725:
和食はクリスマス暇だもんね
727:
今北産業!
729:
>>727



730:
>>727



731:
女将「いや〜、美味しいよ1くん!」
とにかく女将さんはべた褒めしてくれて、すごく嬉しかった。
逆に社長はなにも言わずに食べていて、少し不安になる。
俺「やっぱまだまだですよね」
社長「おう。せやけど美味いでww」
俺「え?」
社長「今日は息子としてこうやってやってくれたんやろ?
息子の作った飯を美味く感じひん親なんか居らんやろww」
俺「ありがとうございます‥」
家族ってこんなんなのかな、なんて思いながら社長と女将さんのする思い出話を聞いていた。
社長「お前らもせっかくのクリスマスをww」
K「どうせ2人でいてもすることないですしww」
俺「うぐぐ‥」
社長「よし、じゃあこのあと4人でカラオケいくかww」
まあ、これはこれで悪くないんですけどね。
736:
少し慣れたカラオケ。
けったいなクリスマスイベントしようでと言い出した社長。
王様ゲームからのポッキーゲーム。
なんだ、ただの合コンか。
社長「お前の唇やらかいな、おいww」
俺「顔洗ってきます‥」
社長の唇は硬かった。
その後も俺とKちゃん、社長と女将さんとでデュエット対決をしてみたり。
Kちゃんとロードオブメジャーの親愛なるあなたへ、歌って2人を泣かせたったww
次の日も仕事だっていうのに、ゲラゲラ笑いながら朝まで歌ってたよ。
737:
この料亭食べに行きたいわwww
>>737
いつでもおいでください!
741:
へー3年前のクリスマスは店閉めたんだ へー
743:
バスターイム!
いやあ、この時期のお風呂は気持ち良くてたまりませんな。
>>741
普通にオードブルの仕出しはしましたよ!
前に誰かがレスしてたけど、ほんとに和食のクリスマスは暇なんだよね。
747:
最近はクリスマスに寿司だ鍋だ何でもありになってきてるけどね<スーパーなど
結局Bさんは元気になったんだっけ?
753:
>>747
今でも予約が入ったときには出勤してるよー。
昔ほどではないけどまだまだ怒られ続けてますww
770:
割とこのあと目立ったなにかがあったわけでもなく、普通の日常。
Kちゃんは3回生になって、就活が始まる〜と打ちひしがれていた。
俺もやっとBさんの仕事の少しをこなせるようになっていった。
秋になって、Kちゃんの就活が本格的になり出したと同時に
Kちゃんと些細なことで喧嘩することが増えた。
ほんとにしょうもないことなんだけども、ぶつかることが耐えなかった。
なかなかちゃんとした話し合いもできないまま時間だけが過ぎていく。
見るに耐えかねた女将さんから呼び出しをくらった。
女将「Kちゃんの話ちゃんと聞いてあげてる?」
俺「いや、なんか話せる機会がなくて‥」
女将「あんた、振られても知らんで!」
俺「そんな重い話じゃ‥」
女将「Kちゃん、地元で就職するかこっちで就職するか悩んでるんやで?」
言われるまで気づかなかった。
大学生にとっての就職がどれほど意味をもつものか。
そんな苦労も大してせずにこれた自分の甘さを同時に恥じたよ。
776:
仕事が終わって、Kちゃんに電話をかけると家にいるとのこと。
最近はKちゃんも学校関係で出勤日数も減っていてなかなか時間が合わなかったんだ。
Kちゃんの家に着くとKちゃんはなんとも言えない顔をして俺を家にあげた。
俺「なんか久しぶり‥」
K「そうだね、」
俺「あのさ、就職で悩んでるんやろ‥?」
K「まあね‥」
もう少しの会話ですらもギクシャクしちゃって気まずかった。
俺「俺はさ、こっちで就職してほしい」
K「わたしもそうしたいけど‥」
この後の言葉をKちゃんは濁した。
でもなんとなく言いたいことが分かった。
もし別れたら、といったニュアンスが感じとれた。
778:
うお…この流れは…
779:
分かれるのか?
783:
俺「今すぐに、とは言えない。
それでも俺が一人前になれたら、そのときは結婚したいと考えてる」
18のガキがなに言ってんだと思われるだろうけど、もうほんとにここまで考えていた。
K「男の人ってズルいよね‥ww」
Kちゃんはそう言って仕方なさそうに笑った。
K「夢の前じゃ現実がどうのこうの言えないよww
わたしは先に行ってるからちゃんと追っかけてきてね!」
俺「はい」
今までの気まずさが嘘のようにこの後は将来のことを話したよ。
とりあえずまた年明けにKちゃんの両親に話をしにいくことになった。
婚前交渉とかじゃないけどねww
789:
奴隷のくせして立派じゃないか
791:
年明け、電車に揺られバスに揺られ、Kちゃんの実家へ。
人一人の人生の決定を伝えにいくんだから、緊張しないわけがなかった。
K「ただいま、あけおめー!」
俺「あけましておめでとうございます!」
前みたく家族総出で出迎えてくれて、コタツの中でおせちをつついてた。
K「お父さんとお母さんに話があります!」
K父「ん?」
ついに始まるな、と思った途端自然と背筋が伸びた。
K「下宿先で就職先を探すことに決めました」
K母「そう」
K父「それはどういうことか分かってるね?」
K「1さんと話し合って決めたの」
Kちゃんがそう言うとみんなの視線が俺をに向いた。
俺「夢は一人前の料理人になることです。
その夢はKさんが居ないと叶うことはありません。
無理は承知ですがよろしくお願いします!」
K父「つまみがないんだよなあ、なんか作ってくれるか?」
何度も頷いたあと、K父はそう言った。
792:
展開がなんかドラマみてーだなw
とりあえず1もkもk父もかっこいい
795:
K母に聞くとあるものはなんでも使ってくれたらいいと言うことで
適当につまみになるものを何品か作った。
俺「簡単なものですけど‥」
机に並べた小料理をK父は嬉しそうに食べてくれた。
K父「もう立派な職人だねww
娘のこと、頼むよ?」
俺「は、はい!」
K父「旦那が料理をしてくれるなんて幸せだなKww」
お、お父さん、気が早いです。
何はともあれ18のガキを認めてくれたこと、人としても夢を追うことにしても。
ほんとに心の広いK父にただただ感謝でした。
797:
少しは修羅場入れてくれ、サービス精神が足りないぞ
799:
も、申し訳ないです。
明日、昼の予約が入ったみたいなので仕込みもあり朝早いのでそろそろ床につきます。
多分来れるのは夜になるだろうけど、その時までスレが残っていたらまたお付き合いください!
マイペースでやらせていただいて感謝感謝です。
ではではおやすみなさいまし。
800:
おやすみ
のんびり待ってる
804:
お疲れ
楽しみにしてるよ
明日もいい料理作ってな
811:
今までで四回泣いた
909:
奴隷の店に食べに行きたくなったよ!
999:
1000ならKは俺の嫁
100

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