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先生「あっ給食が余ってるからおかわりタイムにしようか」


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おかわりタイム
ほぼ全ての小学校に存在するであろうシステム
その単語は
小学生男子にとっての聖戦を意味する
誰一人動こうとする者はいない
静寂に包まれる
沈黙が支配する
誰が…
誰が先に動く…
皆が動けずにいる中
一人の少年が、動きだす
「はいっ先生!僕が食べます!」
「っ!?」
先に動いたのはメガネをかけた少年
武内だった
3: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:24:22.96 ID:EwQDA5mvo
してやったりという顔
馬鹿な…なんという事を
「はいどうぞー」
おかわりは先生がよそってくれるようだ
若干26歳美人(彼氏なし)の女教師にゆすってもらえるとあって
武内はどや顔をしている
それを僕たちは冷めた視線で見つめ返す
戦意を高翌揚させ勝気と共に自分の食器を見下ろす武内
その表情が驚愕に染まった
明らかにご飯の量が少ないのである
4: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:25:05.34 ID:EwQDA5mvo
それもそのはずだろう
教師は他の生徒の分までよそう必要がある
その為最初によそわれるおかわりの量もまた驚くほど減るのである
これって昼休みのOLのお弁当だっけ?
そう錯覚してしまうほど小学生男子にとってあまりに少ない量
教師の目前でのおかわり
それが僕たちにとってどれほどの意味を表すか
そんな事…この世の常識だろうが…っ!
貴重なおかわり権を消費してしまった武内
彼は意気消沈し席へと戻っていく
やつには哀れみすら湧いてくる
が、これもまた戦いだ
「うーん他にはいないかなぁ?」
いるわけないだろ
「じゃあ後でほしい子同士でおかわりしあってね」
その瞬間戦士どもは瞳を合わせる
皆見計らっているのだ
5: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:25:31.63 ID:EwQDA5mvo
最初によそうのはタブー
なぜならばまだ教師の干渉がある可能性が否めないからだ
人は皆給食の前に平等
生徒一人に対し平等に配られる権利
それこそがおかわり権なのである
その貴重なおかわり権をふいにしたくはない
皆そう思う
誰だってそう思う
だからこそ最初をゆずり
2、3番手を目指すべき
と、素人は考える
「!?」
「!?」
期せずして僕ともう一人の児童は飛び出す
6: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:27:01.48 ID:EwQDA5mvo
皆が固まっているこの一瞬
この忘却とも永遠とも取れる時間にこそ望みはある
誰も並んでいなかった限定販売も
誰かが並び始めたら途端に群衆は列を成す
別に要らないけど一応並んでおこうかな
みんなが並んでるから私も並ぼうかな
そんな日本人的すぎる思考回路が
最初の一歩を戸惑わせる
しかしこの一歩を踏み出さぬ者に成功はない
前人未踏の地への進行
踏みしめられぬ白銀の世界
女神は最初の一歩を踏み出した者にこそ微笑む
人類の歴史とは開拓の歴史なのだから
だがどうやら僕と同じ事を考えていたものがいたようだ
早食いの岡島
やはり奴が来たか
7: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:27:38.81 ID:EwQDA5mvo
岡島と僕は給食のカレーを目前にして
互いの存在を認識し凝固する
どうやって分け合うか?
どのように円満に解決するか?
否、どうやって出し抜くかだ
この場合の敵は岡島だけだ
奴をどうやってまいてやろうかと
秒数にしてたっぷり2秒思考した所で
「ちょっと待てよ」
「っ!?」
強烈な悪寒と共に
背後から強者の気配を感じた
馬鹿な…この気配は…っ!
「俺も混ぜちゃくれないかい?」
岡田
相撲部所属の岡田だった
8: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:28:08.25 ID:EwQDA5mvo
ちびっ子相撲クラブ所属
児童部門チャンピオン
若干9歳にして相撲界期待のホープ
奴を表す異名はたくさんあるが
これほど最適な異名もないだろう
暴食の岡田
数々の大食い大会を総なめにした
彼のあまりの食事量についた異名がこれである
強者が出るとあってみなカレーのおかわりを見合わせる
当たり前だ
眠りこける獅子を誰が起こしたいと思う
9: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:29:02.69 ID:EwQDA5mvo
一見して5人前はあるカレーの量
暴食がいては三人で分けるなど不可能だ…
「そういえばさ、長谷川君」
奴が僕の名を呼びながら
僕の肩をそっと叩く
「君は俺に契約があったよねぇ」
な、なんだと!?
奴は一体何を言ってるんだ!
「な、何を言って…」
「これ、忘れたとは言わせないよ」
そういって岡島はへたくそな手書き文書を見せる
「あ…あぁ…」
わたくし長谷川は掃除当番を代わってもらいました
文書の内容は確かにそう告げている
それは僕自身が作成した契約文書だった
11: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:35:00.90 ID:EwQDA5mvo
掃除当番の代替
それは小学生男子における絶対手形
神が民衆に下す宣告に等しい
いつぞや放課後に欲しいゲームソフトの発売があった為
彼に代わってもらった掃除当番だ
しかしこんな事をしても岡島にはメリットが…
「っ!?」
ま、まさか!
「貴様…!」
にやりと彼はほくそえむ
奴め、最初から狙ってやがった!
『水面に映る朧月』〈ダブルプレー〉
一人では出来ぬことも
二人いれば叶う
二人で一人を攻めることで
論理に正当性を持たせ多数決の原理を引き出す
おそらく二人で協力し他者の排除を行う事で
カレーを独占する事が狙いなのだろう
岡島と岡田による軍事協定
岡岡コンビの黄金プレイ
これぞまさしく双丘
おかわりにおける常套手段
僕としたことが…っ!
『こんなのイカサマだっ!!!』
ふと教室中に声が響く
ハッとしてみるとどうやら別のおかずでも揉めているようだ
12: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:36:33.04 ID:EwQDA5mvo
「これはいかさまだ!!」
ふと横を見る
二人の少年が言い争っている
一人は僕も知らない生徒
そしてもう一人は
市内小学校が生んだ魔境の食戦士
奇術師の笹中だった
「くくっさっき君は言ったじゃないか」
『右のかぼちゃの天ぷらがいいと』
「それは右の方が明らかに大きかったからだ!?」
「だが今は明らかに左の方が大きいねぇ」
「そ、それは…」
「君自身が言った事…発言を取り消すだなんて事しないよね?」
「そんな馬鹿な…なんで…」
クラス替えしたばかりの彼は
突如現れた理解不能な事態に困惑している
それもそのハズだろう
奴の技を見て恐れぬものなどいない
『神を欺く弓矢』〈トリックフェイク〉

右と左のおかずを選ばせた後
教師と生徒の一瞬の目を盗み入れ替える超高等テクニック
これをやられた物は自分から選んだという立場から
その事態を受け入れるしかないという
まさに悪魔的戦術
圧倒的な戦力の前に
彼はなすすべもなく崩れ落ちる
今日もまた一人狩人に騙される子羊が生まれた
14: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:37:14.66 ID:EwQDA5mvo
神は二物を与えん
だが努力を弛まぬ者に微笑む
そうだここは戦場だ
ならば僕も…
「岡島君!」
「なんだい?」
「今度君の掃除当番を代わらせてくれ!」
「……」
15: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:37:40.45 ID:EwQDA5mvo
「だめだ」
「頼む…三回分やってもいい…」
君もしつこい人だな
そういって彼は無情にも僕の願いをはねのける
最早僕の敗北は確定的だ
「ほ、ほんとうに駄目かい…?」
「だめに決まってるだろう」
奴のにやにやとした顔が目に映る
奴らは勝利を確信し余韻に浸っているようだ
それを見て僕は絶望しそして
心中でほくそ笑む
16: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:38:15.30 ID:EwQDA5mvo
馬鹿め
ひっかかったな
「しょうがない僕は諦めるよ」
くるりと僕は振り返る
背中に哀愁を漂わせ
顔には笑みを携えて
突如カレーに執着するのをやめたからか
奴らはいぶかしげな表情を浮かべる
だがもう遅い
「それじゃあ僕は余ってるプリンでも頂こうかなぁ」
「「「っ!?」」」
そうつぶやいた瞬間空気が止まった
何を言ってるんだこのアホはと
周囲の生徒たちはみな理解できないでいる
いや…ひとりだけ理解したようだ
塾通いの村中
やはり奴の偏差値はこの児童集団の中突っ切っているらしい
「………」
僕の発言を理解し一人青ざめる
17: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:38:58.13 ID:EwQDA5mvo
「お、おいどういう事だ村中!」
「あいつは一体何を言ってるんだ!」
「……したんだ」ボソッ
「何だと!?」
「や、奴は…聞き分けの良い児童を演じたんだ…」
自分のごみ掃除の契約を正当に収束させ
暴食をカレーという二線級な戦場へと追いやり
自分は一歩身を引く事でプリンへの参入権を手に入れ
あまつさえ約束の為その席を暴食に譲ることで
好少年を演じ教師の好感をも得る
一石にして四鳥を穿つ
まさに逆転さよならホームラン
そして戦士たちは
その真の恐ろしさを理解した
18: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:40:27.72 ID:EwQDA5mvo
元々プリンは一つだけ余っていた
しかしこれは手が出しにくい獲物だった
2人で争えば50%
4人で争えば25%
8人で争えば12,5%
実りは大きく勝ち目は薄い
ハイリスクハイリターン
まさにパンドラの箱
戦士たちは無茶な戦いはするが
無謀な戦いはしない
そんな彼らの心中を抜き打つかのような一撃
仮に今からじゃんけんに参入した所で
長谷川が教師からの好感も得ている以上は
絶対的不利は否めない
一人が参入すればさせるものかと皆突撃するだろう
必然勝率は下がってしまう
また、それを実行した所で得られる物は長谷川の独占の阻止
あまりに理不尽すぎる
『余っている』プリンを(代わりに)『頂きます』
余りものを処理してあげますよ、と
控えめに演出している所がまた憎らしい
この巧妙すぎるプレーに戦士どもは唯々驚愕した
あるものはまた恐怖した
不利な状況から奇蹟とも呼べる戦術
その雄姿からはかの軍師を彷彿とさせる
お、大食い界の孔明や…
誰かがぽつりとつぶやいた
つぶやきは食卓の閑散へと消えていった
19: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:40:58.95 ID:EwQDA5mvo
カレーはいつでも食べられる
しかしプリンは食べられない
事実このプリンをこの地区の生徒が食べるのは2ヶ月ぶりだったのだ
優秀な戦士ならば見落とすはずのない事実
なぜこんな単純な事に気が付けなかったと
目の前の欲に溺れ大局を見誤る痛恨のミス
目の前の果実を食してしまい
永遠の安寧を捨て去った
人が人であるが故の失敗
戦士たちは絶望し
彼らは楽園を捨てる
20: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:41:25.03 ID:EwQDA5mvo
皆が絶望の色に染まるなか
委員長の鈴木は考えていた
今夜の夕飯の献立を考えるよりも
好きなテレビの来週の内容を予想する時よりも
彼は脳を酷使し答えを求める
大脳皮質はぎゅるぎゅると音をたて
脳内シナプスは悲鳴を上げる
構わない
深く、広く、
唯々考える
この状況をひっくり返す一手を
21: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:42:45.84 ID:EwQDA5mvo
テレビゲーム漬けの脳細胞はコンマ数秒と共に答えを導きだそうとする
思考しろ
思慮しろ
思索しろ
皮肉にもこの時の彼の脳皮質は2時間目の算数テストの時よりも確かに輝いていた事だろう
そして彼は思いつく
全てを無下にする禁断のジョーカー
すっと己が手を挙げる
絶望に暮れ床に四肢を投げ出す戦士たちは
委員長の指先を見つめた
周囲の視線もまた彼に集う
そして彼は胸を挙げ声高に主張した
「長谷川君は今日で三日目だと思います」
その瞬間確実に時が止まった
教室中の、校舎内の
時が、止まる
「…は?」
奴は何を言って…
コンマ数秒後僕は奴の発言を理解する
理解、してしまう
22: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:44:10.94 ID:EwQDA5mvo
「鈴木君急になn「奴はおかわりをしている!!」
何をいまさらと
理解せぬものは困惑する
おかわりをすることは不自然な事じゃない
そう、不自然な事じゃない
「彼はおかわりを連続で三日もしているっ!!」
連続で三日もしていなければ
おかわりは基本一日に一度まで
食べていない者がいればそれを優先
小学生が守らねばならぬ絶対の掟
全ての人が尊守すべき不文律
三日間の連続おかわりは
この絶対の掟に反するのではないかと
必然的に不公正な印象を見る者に与える
普段は重要な仕事もしていないクラス委員
毒にも薬にもならないクラス委員
まさかここにきて最大の障害になるとは
僕は夢にも思っていなかった
23: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:45:37.27 ID:EwQDA5mvo
「おかわりは回数も量も皆に平等にあるべきだ!」
「それを彼はやぶったんだ!」
「連続で三日もだぞ!」
「どんだけ欲しがりなんだよ!大阪のおばちゃんか!」
「おかわりをしていない生徒だっている」
「ならば一人が過剰におかわりをしているこの現状!」
「許される行為だろうか、否!!」
「おかわりは公正を期すべきだ!」
彼の心からの叫びは
聞く者の心を動かした
他の奴だって三日位おかわりしてるだろ
そう突っ込んではいけない雰囲気
誤算だった
まさか彼にこんなカリスマがあったとは
醜いと嘲笑っていたアヒルの子は
誰よりも大きな翼を持っていた白鳥だったのだ
彼の演説に当てられ敗北者たちは光を取り戻す
折れかかっていた民衆に希望という名の光を与える
天を下し神へ届かんばかりのその一手は
まさに天を刺し穿つランス
ロンギヌスの異名がふさわしい
『蒼天を穿つ槍』〈チョットモノモウス〉
彼がこの時才覚したカリスマと共に
政界へと乗り出すのは後の話であり余談である
24: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:46:39.79 ID:EwQDA5mvo
ガラガラッ

「あら遠山君?」
「遅れてすみません先生…」
「聞いてるから大丈夫だよー」
遅れて教室へと入ってきた少年
彼の名は遠山君
どうやら今まで保健室へ行っていたらしい
遠山君は貧血なのだ
彼自身以前からよく保健室へ行っていたから自然な事であろう
「一応荷物を取りに来たんです」
「今日は早退しちゃうのかな?」
「体調によってはまた午後の授業にも参加します」
「あら…そういえばプリンが」
「それじゃあ一応頂いてもいいですか?」
「もともと遠山君のだものね、はいどうぞ」
生徒たちは皆ここでようやく気が付く
今まで争っていたプリンは遠山の分だったのかと
そして争っていた騒動の根源は
彼、遠山君の手へと渡った
こうして給食のおかわりタイムは終わりを告げた
その始まりからは想像もつかぬ平和的収束だった
26: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:47:09.56 ID:EwQDA5mvo
今日のプリンは流れたか
歴戦の勇士たちは戦の終わりを肌で感じる
ほっと胸をなでおろした
彼らは手を取り合い
互いの健闘を称えあう
戦が終わればまたいつもの日常に戻る
だって彼らは小学4年生なのだから
今日の給食タイムは穏やかに終わったと
知らずのうちに安息する戦士たちを誰が責められよう
だからこそ
誰一人気づけなかった
一人笑みを浮かべる野獣の姿を
27: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:48:09.57 ID:EwQDA5mvo
その空気に異変を感じたのは鈴木だった
どうしようもない違和感
今日って玄関の鍵ちゃんと閉めたっけ?
そんなどことなく不安にさせられる感覚
彼の違和感にあてられ周囲の者もまたざわつく
不安が不信を産み
不信は疑惑を呼び起こす
戦士たちは周囲を見渡し
そして
確信した
微笑んでいる遠山の姿と
にやりと口端を上げる長谷川の姿を見たとき
敗北を、確信してしまった
28: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:48:48.98 ID:EwQDA5mvo
ばかめ
協力をしていたのが自分たちだけだと思ったか?
遠山君は優しい生徒だ
妹持ちの4人家族
少し貧血ぎみだがごく普通の少年
頼まれたら断らない性格の優しい少年だ
だからこそ
僕は彼に布石を打った
遠山君には事前に話を通していたというだけだ
もしも今日保健室で休んだならば
プリンを僕にゆずってくれと
ただそれだけの話
ただそれだけの事
みたか童どもよ
これこそが戦略だ
見返りとして彼には好きなカードゲームのレアカードを渡しておいた
29: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:50:01.41 ID:EwQDA5mvo
仕組まれた戦
必然的な戦果
仮に僕があのまま勝っていた所で
僕はそのままプリンを頂くだけ
そう、それだけだ
初めから貴様らに勝利などなかったのだ
手の上でもがく昆虫が如く
蜘蛛の巣であがく蝶が如く
お前らは最初から僕達に遊ばれていたという事さ
全てを理解した強者達は
今度こそ堕ちた
二度と這い上がれぬ敗者の沼へ
彼らはうめき声をあげ
絶望に顔をゆがませる
敗者どもの青ざめた顔と
負け犬どもの悲鳴を背に
僕は悠々と歩きだす
そしてプリンにキスをして
そっとつぶやく
今宵の獲物もまたうまそうだ、と
30: ◆OKTh.H0hEJwD 2016/03/29(火) 12:50:36.72 ID:EwQDA5mvo
女子「……」
女子「男子ってほんと馬鹿」
【終わり】
33: 以下、

ベントーに通じる何かを感じる
39: 以下、

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