トド松「縁結びの精?」back

トド松「縁結びの精?」


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パワースポット
トド松「……」ジーッ
ワイワイキャッキャッ
イチャイチャチュッチュッ
クチュクチュレロレロドピュッ
ビッチ「んねぇ??うちのこと好きぃ??」シュッシュッ
ヤリチン「おっおっおぅふ…!アイラビューさ、ベイベー!」ドピュッ
ジジイ「婆さんや…ここがいいんかえ?」グチュグチュ
ババア「おぎゃっ!おぎゃっ!オギャアアアアアア!!!!」プシャー
トド松「……」イライラ
----------------------------------------------------------------------------
2: 以下、
トド松「せっかくパワースポットに来たのにつまんない!」プンスカ
トド松「なんでカップルばっかりなわけ!?なんでみんな堂々とヤってるわけ!?」ブツクサ
トド松「恋愛運上昇って言うから来たのに…もう恋愛しちゃってるヤツばっかじゃん!?」キョロキョロ
トド松「僕らみたいな童貞にパワー寄越せよ!余ったパワーまで食い散らかしてんじゃねーよ、クソアベック共が!」ムカムカ
売女「なにあれ?一人とかマジ、ヤバいんですけどぉ??」プゥークスクス
トド松「」ピクッ
DQN「キメェ?くせぇ?うぜぇ?死ねよ」プゥークスクス
トド松「………」
3: 以下、
トド松「…スイッチオン」ポチッ
チュドォォォォォン!!!
「おごぇぇぇあぁぁぁああうあうああああ!!!!」
「か、金づる……じゃなくてお客様が爆死したぁぁ!!」
「だ、誰だぁ!!客寄せの…じゃなくて縁結びの岩にダイナマイト仕掛けたヤツはぁぁ!?」
トド松「あ?スッキリ!」キュルンッ
4: 以下、
トド松「あー楽しかったー!」スタスタ
???「あの……」
トド松「ん?」クルッ
美少女「……」モジモジ
トド松「(か、可愛い…!今まで見た女の子の中でもダントツ…!?)」プルプル
美少女「す、すみません…!突然、話しかけたりして…?」ジッ
トド松「…ううん、気にしないで?」ニコッ
5: 以下、
トド松「どうしたの?」キラキラスマイル
美少女「い、今のって…あなた、ですよね?」モジモジ
トド松「今の?」キョトン
美少女「ば、爆発…」チラッ
トド松「」ギクッ
美少女「……」ジー
トド松「…なんのこと?ちょっと分からないや?」ニコニコ
美少女「実はわたし…縁結びの精なんです!」
トド松「うん……うん?」
美少女「ずっとあの岩に封印されてて…でもあなたのおかげで出てこられたんです!」
トド松「あ、あーそうなんだ。よかったねー?」
トド松「(あんまり深く関わっちゃダメなやつだ)」
6: 以下、
美少女「信じてもらえないとは思うんですけど…」
トド松「そ、そうだね?急に言われるとびっくりしちゃうかも?」ヒクヒク
美少女「そうですよね…。信じてもらえる訳ないですよね……」ズーン
トド松「(あ、傷つけちゃったかな…)」
美少女「死の……」ボソッ
トド松「え?」
美少女「さよなら…来世では信じてもらえますよーに……」トボトボ
トド松「ど、どこ行くの?」
美少女「あの空を行き渡って千の風になってきます……」
トド松「……」
美少女「わたしのお墓の前で泣かないでくださいね……」トボトボ
トド松「ねぇ、待って!ごめんごめん!うそうそ!信じるから!ね!」アセアセ
美少女「本当に!?」パァァ
トド松「(切り替え早いな…)」シラー
美少女「よかったぁ…」ホッ
トド松「(あ、弛んだ顔ちょー可愛い)」キュンッ
7: 以下、
トド松「で、その縁結びの妖精さんが僕になんの用?」
美少女「実は私……」モジモジ
トド松「?」
美少女「」カァァ
トド松「(ま、まさか!)」ハッ
美少女「」チラッチラッ
トド松「(こ、この遠慮がちな視線と火照った頬の感じ……)」
トド松「(この子、僕に一目惚れしたんじゃ…!?)」
トド松「(ちょっぴり電波強めではあるけど、それも気を惹かせる為の演技だったのか!)」
トド松「(ふ、ふーん、そういうことね…)」ニヘラッ
トド松「(最初はクッソムカつくデートスポットだと思ったけど、ちゃんとパワーあった!ありがとう、神様!)」グッ
8: 以下、
美少女「わ、私…私…!」カァァ
トド松「緊張しなくていいよ?ちゃんと待つから?」ニタニタ
美少女「ありがとうございます…!」モジモジ
トド松「(よくよく考えたら告白なんてされた事ないし緊張しちゃうなぁ…!もしかしたら今、顔面福笑いみたいになってるかも!)」ドキドキ
美少女「い、言い…ますね?」モジモジ
トド松「う、うん…!」
トド松「(あーどうしよ!ドキドキする?と、とにかくスマートに……だ、ダメだ!意識したら、もっとドキドキしてうわあああ)」ドキドキ
美少女「私……縁結びの精なのに一度もカップルを誕生させてないんです!!」
トド松「オッケー!付き合うよ!」キリッ
美少女「えっ」
トド松「えっ」
9: 以下、
美少女「付き合う?」
トド松「(あ、ヤバい。勘違いしちゃったパターンだ、これ)」
美少女「……」
トド松「ご、ごめん…その……今のはさ…?」アセアセ
美少女「嬉しい!!」パァァ
トド松「は!?」
美少女「付き合ってくれるんですか!?」
トド松「え、えっと…(あれ?もしかして結果オーライ?)」オロオロ
美少女「わ、私、自分からこういうの初めてだから…とっても緊張しますけど」モジモジ
トド松「はぅっ!!」ドキューン
美少女「よろしくお願いします!」ニコッ
トド松「は、はい喜んで!!」ピシッ
10: 以下、
街中
美少女「ここならよさそう!」キョロキョロ
トド松「(ウヘへ…ウヒ…こんなかわいい子とデートできるなんて幸せだよぉ…)」ニタニタ
美少女「あ、そういえばお名前聞かせてもらってもいいですか?」
トド松「もっちろん?僕はトド松!君は?」ヘラヘラ
美少女「私は……縁結びの精なので縁子とでもお呼びください?」
トド松「(あ、その設定は引きずるんだ…まぁいいや)」
11: 以下、
トド松「じゃあ縁子ちゃん、どこかお店に入ろっか」
縁子「お店?」
トド松「うん。お腹すいてるでしょ?この辺でおいしいパンケーキのお店知ってるんだ?」ニコッ
縁子「パンケーキ=胃もたれ‐シェア+口移し×スケベ♪ON THE BED※カップル誕生……いいですね!」キラキラ
トド松「あ、あはは?なんか面と向かって方程式出されると照れちゃうや?」デレッ
縁子「行きましょう!今すぐ!」
トド松「うん!そうしよっか!」
12: 以下、
お店
キャッキャッウフフ
トド松「すごい賑わってるね?」
縁子「」キョロキョロ
トド松「どうしたの?」
縁子「うーん…どれも出来上がってますね」
トド松「? あ、パンケーキのこと?作るところが見たかったの?」
縁子「」キョロキョロ
トド松「(作り方見て自分でもやってみたいのかな?ふふ!女の子らしいや?)」
縁子「あっ!」ピコンッ
トド松「ん?なんか気になるのあった?」チラッ
トド松「」ハッ
13: 以下、
店員「お客様、1名様ですか?」
カラ松「ふんっ…フリーだ。今のところは、な」キランッ
店員「1名様ですね。あちらのカウンター席へどうぞ」
カラ松「いや、俺はあの席を奪いに来た」ビシィッ
店員「? あぁ、あの席はカップルのお客様限定となっておりまして」
カラ松「チッチッチッ?」
店員「ハァ?」イラッ
カラ松「Fuu...運命の席がカラ松ガールを呼んでいる…そうだろ?」ビシィッ
店員「いい加減にしないと警察呼びますよ」
カラ松「1分1秒を争う椅子取りゲーム!はたして今日、俺の隣を奪うのは誰だろうな?」スタスタ
店員「あ!お客様!お待ちください!勝手に座られたら困ります!」アセアセ
14: 以下、
トド松「(な、なんであのクソナルシストがこんなオシャレな店に入ってくんの!?)」
カラ松「エクセレントな座り心地だ」ポスッ
トド松「(しかも一人でカップルシート!?どういうつもり?ねぇ、どういうつもりなの!?)」
縁子「な、なんてこと…あの人……」ポカーン
トド松「(あ、まずい!同じ顔のカラ松兄さんがあんなイタいことしてたら僕まで変に思われ…)」
縁子「すてき!!」ガタッ
トド松「えー!?」
15: 以下、
縁子「恋をしたいのに微塵も異性から相手されない感じ!圧倒的にチェリー感を匂わせる佇まい!なんてすてきなの?」ウットリ
トド松「(な、なにそれ趣味わるっ…!この子、どんだけイカれぽんちなの!?)」
縁子「トド松さん!私、決めました!」
トド松「決めたってなにを!?ダメだよ、早まったりしちゃ!あんなろくでなしより僕の方が断然……」アワアワ
縁子「あの人を応援します!」
トド松「絶対やめといた方が……ん?」
縁子「あんなにモテなそうなのに根拠のない自信に満ち溢れてるなんて…あれこそ私の探し求めた恋愛不適合者そのものだわ?」キラキラ
トド松「……?」
縁子「? どうされたんですか?」キョトン
トド松「えーと…応援ってどういうことかな…?」
縁子「あの人の恋を成就させるんですよ!」
トド松「???」チンプンカンプン
16: 以下、
かくかくしかじか
トド松「つまり縁子ちゃんは縁結びの精らしいことがしたくて街に来たの?」
縁子「は、はい?最初にお話しませんでしたっけ?」
トド松「僕と付き合うっていうのは?」
縁子「私のお仕事に付き合ってくださるんですよね!ありがとうございます!」ペコッ
トド松「(そんなバナナ……)」ガーン
17: 以下、
縁子「私、縁結びの精なんて呼ばれてますけど実際は何もしてないんです」
トド松「(やっぱり勘違いだった…)」ズーン
縁子「お参りにいらしてくださった方々は既にカップルであったり、外なのに激しくイチャイチャしたり…私なんかの助けを借りる必要がないですから」シュン
トド松「(また暗黒大魔界クソ闇地獄カーストの最底辺に逆戻りかぁ…きっついなぁ…)」ウジウジ
縁子「でも私だって恋愛成就の神様に選ばれて、この世に生まれてきたんです!」
縁子「なので…せめて一度だけでも恋を実らせたい。与えられた名に恥じないよう誰かを幸せにしてあげたいんです!」グッ
トド松「(どうでもいい。帰りたい)」
縁子「けどやっぱり一人だと不安だったので…トド松さんが手伝ってくれてすごく心強いです?」ニコッ
トド松「はぅっはぅっ!!」ドッキュン
縁子「?」クビカシゲ
トド松「(や、やっぱりもうちょっとだけ付き合ってあげようかな…)」ドキドキ
18: 以下、
縁子「しかしどうやって応援しましょう…」オロオロ
トド松「んー…あれはレベルが高すぎるから他のにしない?」
カラ松「ん?」ピクッ
トド松「あ、やばっ!気付かれた!」
カラ松「トッティじゃないか」スタスタ
トド松「あーもう来ると思った!やめてよね、こんなイタい奴と知り合いだと思われたくないから!」
縁子「お二人は知り合いなんですか?」
トド松「ぜんっぜん知らないからこんなの!もう出よ!?」
カラ松「ふっ!初めまして、お嬢さん。俺はそいつのブラザー・カラ松だ!」キランッ
トド松「なにそのブラザー・コーンみたいなニュアンス!?恥ずかしいからやめてってば!?」
カラ松「ウォンビーロン!」ニヤッ
トド松「うるっさいよ!被せなくていいから!?」
19: 以下、
縁子「ご兄弟なら最初からそうと言ってくれたらよかったのに!」
トド松「い、いや…さすがにこの場には不釣り合いすぎるっていうか?」ポリポリ
カラ松「確かにな…」
トド松「あ、自覚はしてたんだ」
カラ松「俺の存在が輝きすぎて他の客が浮いてしまったようだ」フフンッ
トド松「!?」ガクッ
縁子「あぁ…なんてすてきなのかしら」ウットリ
カラ松「おっと…あんまり見つめると始まっちまうぜ?恋の駆け引きが、な」
トド松「死んでよ。頼むから」
縁子「こんなに絶望的な殿方、きっと他にいないわ!私がなんとかしてみせる!」グッ
カラ松「んぅ?」
トド松「やめといた方がいいんじゃないかなー…」
20: 以下、
街中
縁子「では早、カラ松さんのお相手を探しましょう!」
カラ松「ふっ!はたして俺に相応しい女がそう易々と見つかるかどうか…?」
トド松「シコティッシュ以下のクズゴミに相応しい女の子なんているわけないでしょ?」
縁子「いーえ!きっと特殊な性癖を持った物好きな方がどこかにいらっしゃいますよ!」
カラ松「え……」
縁子「諦めずにがんばりましょうね!」パシッ
カラ松「あ、あぁ…(手を握られた…!)」デレッ
トド松「はいはい、じゃあ探そうね」グイッ
カラ松「ぐわぁっ!!ブラザー!髪、抜ける!ブチブチいってる!?」ブチブチ
21: 以下、
縁子「うーん…なかなかいませんねぇ」キョロキョロ
カラ松「あの辺りはどうだ?」
トド松「ムリムリ!OLがニートなんか相手にするわけないじゃん!」
カラ松「そうか…やはりニートという足枷が重くのし掛かるな」
トド松「兄さんのハンデはニートだけじゃないけどね」
縁子「ではトド松さんなら、どういう女性がカラ松さんに合うと思いますか?」
トド松「んー…あれ」ビッ
縁子「? どなたですか?」
カラ松「ごみ捨て場しかないが…」
トド松「あのカマドウマ、たぶんメスだよ。告ってみたら?」
カラ松「ぶ、ブラザー…あれは虫……」
縁子「なるほど!人間の相手が難しいなら種を越えて恋愛すればいいというアドバイスですね?さすがです!」
トド松「そうそう。それにカラ松とカマドウマってなんか響きも似てない?」
縁子「た…たしかに!これは運命の相手、間違いなしです!早く声をかけましょう!カマドウ松さん!」
カラ松「……も、もう少し考えさせてほしい」
22: 以下、
カラ松「できれば人間がいいんだが…」
トド松「もー!カラ松兄さんったらワガママなんだから?」プンプン
カラ松「す、すまない…」
トド松「人間だったら…年齢は60歳から上がよさそうだね。会話に飢えてる独居老人とか」キョロキョロ
縁子「だいぶ絞れましたね!では寂しげなお婆さんを中心に声をかけましょうか!」キョロキョロ
カラ松「それだと訪問介護のセールスになってしまうんじゃないか…?」
23: 以下、
縁子「うーん、うーん。どことなく哀愁を漂わせる背中が見当たりませんね!」キョロキョロ
トド松「そうだねー。腰曲がりで歯が溶けてて目が死んでるお婆さんってなかなかいないや?」
カラ松「このままではじり貧だな。やはり俺はいつも通り、適当な場所に立ってカラ松ガールが現れるのを待つことにしよう」スタスタ
トド松「あ、ちょっとどこ行くの、カラ松兄さん!?」
カラ松「風の吹くまま気の向くままに…俺を縛り付けることはアンチェインなのさ?」キランッ
トド松「もー…ホンット会話にならないんだから?困っちゃうよ……ね?」チラッ
縁子「はぁ……死の……」チキチキ
トド松「ちょっちょちょ!なにしてんの!?ねぇ、カッターを手首に押し当てて何する気!?」ガシッ
縁子「離してください!どうせ私なんて…私なんてぇ!?」ジタバタ
トド松「いやいやいや!平気だって!?まだまだワンチャンあるから!ね!?」ググッ
縁子「本当ですか!?」パァァ
トド松「う、うん!なんとかなる…うん、たぶん、きっと、奇跡的に」モゴモゴ
縁子「じゃあまだまだがんばります!!」グッ
トド松「(ふぅ……ちょろい子でよかった)」
24: 以下、
トド松「とりあえず根本的なとこから見直そうか」
縁子「と、言いますと?」
カラ松「?」
トド松「カラ松兄さん着替えて」
カラ松「なぜだ?」
トド松「そんなどこで買ったか分からないギラギラの革ジャンとかビーズ張っ付けたみたいなダサいGパン履かないで!普通の格好して?」
カラ松「ふんっ…なるほど?あまりのセンスにシャイなガールたちが緊張してしまうからか?」
トド松「うん。あまりのセンスに女の子が怖がっちゃうから。男から見ても怖いしね」
縁子「そうですかね?私はいいと思いますよ?」
トド松「え?どの辺?どの辺が?」
縁子「シャツにご自分のお顔がプリントされてるのなんてインパクト抜群ですしアピールになりそうです!」
カラ松「ハイセンス!」パチンッ
トド松「満点!みたいなノリで指鳴らさないで!むしろそこひっくるめてマイナスだから!?」
25: 以下、
服屋
トド松「うん。こんなもんかな?」
カラ松「こ、これはさすがに地味じゃないか?」
縁子「そんなことないです!とっても爽やかでお似合いですよ?」
トド松「ファッションなんて無理のないシンプルなコーディネートでいいんだよ。主張ばっかり強い服装なんて視界の暴力でしかないもん」
カラ松「だがもう少しエッセンスを加えて遊び心をプラスした方が……」
トド松「遊び心に弄ばれたセンス無し男がファッション語んな」
カラ松「え……」
トド松「じゃ、もっかいチャレンジしよっか。お会計はカラ松兄さんが出してね」
縁子「ファイトです!」グッ
カラ松「あ、あぁ」
26: 以下、
公園
縁子「あれから数時間、がんばって声かけたのに誰も立ち止まってくれませんでした…」ズーン
トド松「はぁ…まともな服装させても元の素材がね」
カラ松「やはり俺らしさが足りなかったんじゃ…」
トド松「それ足した分だけマイナスだから」
縁子「はぁ……」
トド松「あ……」チラッ
縁子「やっぱり私、向いてないんでしょうか…」ズーン
トド松「お、落ち込まないでよ?カラ松兄さんはともかく縁子ちゃんはすっごいナンパされてたじゃん?」
縁子「私じゃ意味ないんです…!カラ松さんの縁を結んであげないと…!」シクシク
カラ松「ふっ…俺の魅力が溢れすぎていたせいでガールたちのハートがヒートしたのかもな」キランッ
トド松「兄さんはもっと落ち込んでいいんだよ!?」
縁子「こ、こうなったら…あれしかありません!」
トド松「ん?」
27: 以下、
縁子「これだけはしたくなかったですけど…」ガサゴソ
カラ松「秘策があるんだな?」ニッ
トド松「なんかあるの?」
パラパパッパパー♪
縁子「縁結びパウダー!」キラキラ
カラ松「おぉ!」
縁子「なんと、この粉を水に溶かして注射器から血管に注入すると途端に異性がメロメロになっちゃうんです!」
トド松「粉と注射器の組み合わせってヤバくない!?アウトじゃない!?」
縁子「天界のルールではセーフです!」
カラ松「優れものだな…!」
トド松「感心しちゃダメ!下界では間違いなくアウトだから!!」
28: 以下、
縁子「キューピッドの矢みたいな物だと思ってもらえれば!」
トド松「そう聞くとメルヘンチックだけど注射器見ちゃうとリアリティーがさ…」
縁子「はい!カラ松さん!」スッ
カラ松「いいだろう…」パシッ
トド松「ホントに使う気なの?」
カラ松「あぁ、ガールのハートにチェックメイトだ!」パチンッ
トド松「(それでいいのか、カラ松兄さん…)」
29: 以下、
CLUB
カラ松「Hey girl!」
ギャル「ah huh?」
カラ松「This is drug!Do you doping!Love me KARAMATU GIRL!」
ギャル「NO!DANGEROUS DRUG!」
カラ松「OK!OK!Let's begin!」
ギャル「Hey!Police man!」
(pon!)
カラ松「What?」
警察官「Yah!Tambourine man?」
カラ松「No sir!」
警察官「You are crazy!Kill you!」
カラ松「Oh my god!」
30: 以下、
トド松「カラ松兄さん捕まっちゃったみたい?」
縁子「分かりました。死にます」カチャッ
トド松「早まらないで!!ピストルなんかどっから出したの!?」ガシッ
縁子「でも……私、このままだと縁結びの精を剥奪されてしまいます」
トド松「精霊に剥奪とかあるんだ…」
縁子「はい。資格みたいなものなんで」
トド松「あはは…メルヘンな設定の割りにシビアなんだね…」
縁子「今日中に縁を結べなかったら私……」ズーン
トド松「が、がんばろうね」
31: 以下、
松野家
縁子「ここがトド松さんのお家なんですか?」
トド松「うん。ここなら縁子ちゃんのお眼鏡にかなうダメ男がいるよ」
縁子「それは楽しみです!」
トド松「ちょっとアンダーグラウンド過ぎて気分、悪くするかもしれないけど我慢してね」
縁子「ふむふむ。確かにこの家から漂う障気は並々ならぬものがありますね…」
トド松「はい、ガスマスク」スッ
縁子「ご親切にどうも!」カパッ
32: 以下、
ガララッ
トド松「ただいまー」
おそ松「おかえり?」ボリボリ
おそ松「」ブーッ
おそ松「ゲフゥ?グェッ」
トド松「これうちのおそ松兄さん、どう?」
縁子「平日の昼間から部屋で雑魚寝し、ケツをボリボリ掻きながら盛大にオナラし、豪快にゲップ……」
おそ松「今日もすげーがんばったなー…」ゴロゴロ
縁子「なんにもしてないクセに謎の頑張った発言……眺めているだけで沸々と込み上げる苛立ち…!」
おそ松「ん?誰か来てんの?」ムクッ
縁子「あなたこそ私の探し求めていた逸材です!!」グワシッ
おそ松「あーどーも、松野おそ松っす」
33: 以下、
おそ松「おーいトッティ!このガスマスクガール、どこで拾ったの?企画モノのAVとか?」
トド松「やってないよ!女の子の前でみっともないからやめて!」
縁子「よろしくお願いします!」
おそ松「お?まかしとけ!汁男優やりゃいいんだろ?」
トド松「違うってば!なんで汁男優に前向きなの!?」
縁子「しるだんゆー?フランス語ですか?」クビカシゲ
トド松「縁子ちゃんは知らなくていーの!」
34: 以下、
おそ松「ほーほー縁結びのねぇ?」
トド松「兄さんだって、そろそろ彼女の一人や二人くらい欲しいでしょ?」キュルンッ
おそ松「そりゃそうだけど、なんで上からなの?お前もランク外だよね?」
縁子「安心してください!私、死ぬ気で応援しますから!」
おそ松「ははは!大げさだなぁ?いーよ、そんながんばんなくて?」
トド松「(この子の死ぬ気はシャレになんない…。僕がなんとかしないと)」
35: 以下、
トド松「いーい!おそ松兄さん?」
おそ松「ん?」
トド松「ここを逃したら一生、チェリーのまんまだからね!僕たちに残されたチャンスは今しかないんだよ!?」
おそ松「お、おう」
トド松「だから…ゼッッッッたいにふざけないで!?ちゃんとして!?」
おそ松「(な、なんだ急に…?)」アセアセ
トド松「分かった!?」
おそ松「は、はい」
36: 以下、
トド松「今日中に彼女を作る!!」
おそ松「?」
トド松「セイッ!!」
おそ松「はぁ?」
トド松「セイッつってんだろ復唱しろや!?」ブチィッ
おそ松「えぇー…?」
トド松「うるせぇさっさとしろ!!」
おそ松「なんなんだよ、もー…わかったよ、やればいいんだろ?」
37: 以下、
トド松「リッスン!!」
おそ松「……いえーす」
トド松「彼女!!作る!!セイッ!?」
おそ松「かのじょつくるー」ホジホジ
トド松「アァァアアアアアア!!!!」バチンバチンバチンバチン
おそ松「ブゲゲゲゲゲ!!!?」ビシバシガスッボコッ
トド松「鼻ほじるな!!マジメにやれよ!!こっちは命懸けなんだよ!!」フーッフーッ
おそ松「(なんなの?なんでぶちギレてんの…?)」ゲソッ
38: 以下、
おそ松「(末っ子ってなに考えてんかわかんねー…普通にこわいよ)」ガクブル
縁子「まぁまぁトド松さん!落ち着きましょう?」ポンポン
トド松「オゥフ!せ、背中ポンポンされちゃった…」ポッ
おそ松「はぁ…で、俺はどうすりゃいいの?」
縁子「よくぞ聞いてくれました!」ガサゴソ
パラパパッパパー☆
縁子「縁結びチョコ?♪」キラキラ
トド松「よかった、今回はまともっぽい」ホッ
おそ松「ふーん。で、それどーすりゃいいの?」
縁子「なんとなんとこのチョコを女の子に食べさせれば途端にオマタがムズムズしてイヤーンな気持ちになっちゃうのです!」
おそ松「最強じゃん!」
トド松「アウトじゃん!!」ガーン
39: 以下、
縁子「さっきは見た目がアレで失敗しましたがコレならギリOKですよね!」
トド松「だいぶアウトだよ!しかもそれってガラナチョコだよね!」
縁子「……縁結びチョコですけど」
トド松「詰まったよね、今?ガラナチョコなんでしょ?」
縁子「詰まってません。縁結びチョコです」
トド松「いや、絶対ガラナ……」
縁子「死の……」キュポンッ
トド松「待った待った!それなんの瓶!?なにが入ってんの!?」ガシッ
縁子「舐めてみます?」
トド松「舐めないよ!?」
おそ松「ペロッ…」
トド松「躊躇なく舐めた!カッケェ!?」
おそ松「これは媚薬!?」ハッ
トド松「媚薬だったのかよ!飲ませときゃよかった!」チッ
縁子「いいえ、ただの猛毒です」
おそ松「」バタッ
トド松「兄さぁぁぁぁん!!」
40: 以下、
縁子「…悲しい事件でしたね」ホロリ
トド松「だね」
バンッ!
チョロ松「犯人が言うセリフじゃないよね!?てか縁結びどこ行った!?」ババーン
縁子「キャッ!押し入れから誰か出てきました!」
トド松「あ、いたんだ」
チョロ松「……う、うん。まぁ」
トド松「最初から出てくればいいのに?」
チョロ松「い、いやぁ…うん」ポリポリ
トド松「どうかしたの?」
チョロ松「べ、べべべっつにぃー!?」
トド松「……?」
41: 以下、
トド松「おそ松兄さんも死んだし、ちょうどよかった。チェリ松兄さんも縁子ちゃんに協力してあげてよ?」
チョロ松「はぁ?チェリ松って誰?いい加減にしないと……」ビキビキ
縁子「あら?押し入れからイカっぽい臭いが…?」クンクン
トド松「うわっ…ほんとだ?ガスマスク越しに臭うとかどんだけ?」ドンビキ
チョロ松「ち、違うよ!僕は押し入れで求人誌を……」アセアセ
縁子「裸の女の人がM字開脚してますね」ペラッ
チョロ松「勝手に読まないでくれる!?」
トド松「どうせシコ松ってる時におそ松兄さんが来ちゃって慌てて押し入れに隠れたんじゃないの?」
チョロ松「」ギクッ
42: 以下、
チョロ松「なんで初対面の女の子の前でシコ松ってたのバラされなきゃいけないんだよぉ…」イジイジ
トド松「ツバ吐きかけていいよ?」
縁子「いいんですか?じゃあ失礼して……」
チョロ松「どういう流れ!?しかもなんで乗り気なの!?」
縁子「カァーぺっ!」プッ
チョロ松「うえっ…く、悔しいけど悪い気はしない!」ビチャッ
トド松「ぷっ!ウケる!」クスクス
チョロ松「お前、後で覚えてろよ…!?」ムカムカ
43: 以下、
縁子「じゃあ縁結びアイテム出しちゃいますね」ガサゴソ
チョロ松「もう!?先にいろいろ模索したりとかないの!?」
縁子「どうやら松野家の方に正攻法を求めるのは無理があるみたいなので、チャチャッと解決しちゃいましょう!」
チョロ松「いや、うん。返す言葉もないけどさ…」
パラパパッパパー☆
縁子「縁結びマップです!」キラキラ
トド松「今度こそいかがわしくないアイテムだろうね?」
縁子「はい!健全極まりないですよ!」
44: 以下、
縁子「これは都内に住むヤリマンの住所が分かっちゃう夢のマップなのです!」
チョロ松「バリバリいかがわしいじゃねーか!」
トド松「まぁ白い粉とかガラナチョコよりはマシかもね」
チョロ松「なにそのヤバいサークル主催のパーティーみたいな組み合わせ!?」
45: 以下、
縁子「そこに載ってる住所に片っ端から乗り込んできてください!」
トド松「ヤれたらラインで証拠写メあげてね?」
チョロ松「え?今すぐ?」
縁子「はい!」
チョロ松「いきなり行っても不審者扱いされるんじゃ……」
トド松「土下座すればイケるよ!」グッ
チョロ松「イケねーよ!!」
縁子「お願いします!既成事実だけでも!」ガバッ
チョロ松「僕に土下座されても困るよ!相手次第だから!?」
46: 以下、
チョロ松「そんなヤバそうなこと絶対にやんないからな!」
縁子「ふえぇ…そんなぁ」ウルウル
トド松「ガスマスク外して頼んでごらん?」
縁子「? はい」パカッ
キラキラ?♀
チョロ松「か、かわ…かわ……きゃわわわわ!!!んぅ?!?んぅ???!!!」ムクムク♂
縁子「お願いします?」キラキラ
チョロ松「チョロ松、イッキマース!!」ビュンッ
バリーン!
縁子「うまくいくといいですね!」
トド松「そうだね!」
47: 以下、
トド松「はい、はい、分かりました。うちの兄がすみません。後で迎えに行きます」デンワチュー
縁子「どうしたんですか?」
トド松「チョロ松兄さん、補導されちゃったってさ」
縁子「なななっ」ガーン
トド松「大丈夫!まだ二人残ってるから!」
縁子「そうなんですか?」パァァ
トド松「うん、そろそろ帰ってくる頃だよ」
48: 以下、
十四松「たっだいまー!」
一松「ただいま……」
縁子「おかえりなさいませ!」
一松「誰…?なんでガスマスクしてんの?」
十四松「鳥山明!?僕、ネコマジンの大ファンだよ!!」ピョンピョン
トド松「ネコマジン?」
十四松「ベジータが出てくるから好きッス!」
トド松「じゃあドラゴンボールでよくない!?」
縁子「あの…私、ドクタースランプ大好きです!」
トド松「あっ!僕もアラレちゃん好きだよ!」
十四松「ウンチョ作ろうよ!」
一松「……だから誰なんだよ」
49: 以下、
縁子「ではお二人に合わせたアイテムを出しますね」ガサゴソ
一松「おい、トッティ…」
トド松「まぁまぁ?」
パラパパッパパー☆
縁子「縁結びのバット?☆」キラキラ
十四松「バットだぁ!!野球しよ?!!」
トド松「わぁー!十四松兄さんにピッタリのアイテムだね!」パチパチ
一松「いや、これどう見ても釘バット…」
縁子「こまけぇこたぁいいんです」
一松「えー…」
50: 以下、
縁子「これで脅かせば、どんな女の子も思いのままです!」キャピッ
一松「は…?うちの弟になにやらせようと……」
トド松「あはは!もう不思議アイテムでもなんでもないや!踊ろっか、兄さん!」ルンルン
十四松「お?!不思議じゃないないばぁー!」ルンルン
一松「おい…お前、普段そんなキャラじゃないだろ」
トド松「感覚マヒしちゃってさ!もうどーでもよくなっちゃった?」キュルンッ
一松「なにがあったんだよ…」
51: 以下、
十四松「ホッホホーイ!いってきマッスルー!」ダダダッ
トド松「捕まらないようにねー?」フリフリ
縁子「頑張ってくださーい!」フリフリ
一松「おい…止めろよ。絶対捕まるぞ」
縁子「さて、一松さんには…」ガサゴソ
トド松「なにが出るかな??なにが出るかな??」
一松「聞けよ……」
52: 以下、
パラパパッパパー☆
縁子「縁結びルーレット?♪」キラキラ
一松「なんだ、それ…?」
トド松「やった!今までで一番それっぽい!」
縁子「使い方は簡単!このルーレットを回して出た目によって素敵な出会いが訪れるのです!」
トド松「へぇ?内容もまともじゃん。どれどれ?」
トド松「生き別れの母と再会、そのままズルズルとイケない関係に目覚め……一発目からハードすぎない?」
縁子「恋愛はドラマチックな方が燃えるのです!」
トド松「ドラマチックな近親相姦ってなに?そもそも母さんと生き別れてないんだけど?」
53: 以下、
一松「飲み会帰りに酔い潰れたOLを拾って駅のトイレでズンドコ三昧……」
トド松「21世紀からやってきた猫型ロボットと禁断の玩具遊び……」
一松「まともな目が一個もないだろ…」
トド松「パロディAV臭しかしないね」
縁子「これなんかどうですか!」
トド松「どれ?」
縁子「公園で運命の出会い、穢れを知らない無垢な幼 女を誘拐し……」
トド松「はいストップ!さすがに越えちゃいけない線があるから!」
一松「とっくに越えてるだろ…」
縁子「一松さんなら不自然じゃないと思ったんですが…」シュン
トド松「さすがにそれはかわいそうだよ」
一松「あぁはいはい…そうですね。どうせ俺なんて……」イジイジ
トド松「戻ってきて闇松兄さん!」
54: 以下、
縁子「いいから回しちゃってください」
トド松「急に扱い雑っ!?」
一松「は、はい…!」ハァハァ
トド松「なんで雑にされて喜んじゃうの!?」
縁子「早くしなさい雄豚がぁっ!!」ピシィッ
一松「ブヒィッ!!」パシンッ
トド松「うわぁ……」
55: 以下、
ピーポーパーポー
縁子「」ズーン
トド松「まさか婦警に強制逮捕されて監獄ドM調教されるコースを引き当てるなんて、さすがM松兄さん」
縁子「死……」ゴソッ
トド松「ななくていいから!!」ガシッ
縁子「だって、もう……」シクシク
トド松「ふふ!」クスッ
縁子「なぜ笑うんですか!?私は真剣なんですよ!?」
トド松「まだ僕がいるでしょ?」キュルンッ
縁子「へ?」
56: 以下、
縁子「と、トド松さん…!あなたが最後の希望です!どうか恋愛成就させてくださいまし!」ウルウル
トド松「えへへ!まかせてよ!」エヘンッ
縁子「なにか名案があるんですか!?」
トド松「うん!」コクッ
縁子「是非とも聞かせてください!」
トド松「僕が……」
縁子「トド松さんが…?」
トド松「縁子ちゃんとカップルになっちゃえばいいんだよ!」
縁子「ふえ?」ポカーン
57: 以下、
トド松「そうすれば僕は彼女ができるし縁子ちゃんの目標も達成できるしで良いこと尽くしでしょ?どう?」
縁子「……」
トド松「あれ?」
縁子「…ごめんなさい」
トド松「………ん?」
縁子「タイプ……じゃない、です」ツツー
トド松「!!!」ガーン
縁子「で、でもお気持ちは!そのっ…う、嬉しいかもしれません!」アセアセ
トド松「だ、だって…今までさんざん付き合ってあげたし…ちょ、ちょっとくらいは情が芽生えたり……」
縁子「あ、いえ、それは全然ないです!」
トド松「グハァッ!!」ゴボッ
縁子「あぁっ!!トド松さん!?」
トド松「」ピクピク
縁子「ど、どうしましょ……」アワアワ
58: 以下、
ガラッ
十四松「ただいまただいまただいまー!」ドタドタ
縁子「十四松…さん?」
十四松「彼女できたよー!」
縁子「えっ」バッ
十四松「入っていいよー!!」
ギャル「マジマジー!アゲー!ちゅりーす!」
縁子「あ、あなたは十四松さんの彼女なんですか!?」
ギャル「あーし?あげぽよーウケるー!パなくなくなーい?」
縁子「おぉ!言葉は通じませんが、つまり彼女なんですね!」
十四松「あのね!ギャルの彼氏をバットでボコボコにしたんだ!そしたら僕が好きになったんだってさ!」
ギャル「十四っちー!つーかヤバくない?付けま付けたいんですけどー?」
縁子「よかった……これで私、縁結びの精をやめなくて済みます」ホッ
十四松「あははははは!!なーんも知らないけどやったーやったー!!」ピョンピョン
59: 以下、
縁子「じゃあ私、帰ります。お疲れさまでした」ペコッ
十四松「ばいばーい!」
ギャル「おつかれちゃーん」
スゥゥゥゥゥ…………
60: 以下、
こうして縁子ちゃんは天界に帰っていった
あれからいろいろあって……
十四松兄さんはギャルの影響でちゃらんぽらんからチャラチャラになった
今では赤塚区最大の暴走族総長として暴れまわっている
クソ松、シコ松、M松は無期懲役の判決を言い渡され、生涯シャバに出ることはなかった
………まぁどうでもいい
おそ松兄さんはギリギリ死んでたのでデカパン博士に頼んで生き返らせてもらった
でも中途半端に蘇って動く腐乱死体みたいになっちゃったから、やっぱり樹海に捨ててきた
松野家は今日も平和だ
そして僕はというと…………
61: 以下、
パワースポット
トド松「」?チャリンッ
トド松「」パンパン
トド松「ご縁がありますように……」
トド松「……」
トド松「…あんなに協力したんだから、せめて恋愛運くらいはアップさせてよね」
パラパパッパパー☆
トド松「わっ!空からなんか降ってきた!?」ビクッ
トド松「…お守り?」ヒョイッ
トド松「」クスッ
トド松「ありがとう!僕、がんばるよー!」
トド松「よーし、お守りもらったし、いっぱい恋愛するぞー!」ルンルン
スゥゥゥゥゥ
『…就職成就のお守りなんですけど』
『ま、いっか』
おわり
62: 以下、

元スレ
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1466/14669/1466951781.html
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