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【ガルパン】黒森峰生徒A「...よかったね副隊長」


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1:
審判長「プラウダ高校の勝利!」
聞こえてきた決着の知らせに私達は悔しくて呻いた
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2:
黒森峰生徒A(以下生徒A)「負けたあああああ」
車長「あんま活躍なかったな私ら」
装填手「先輩達落ち込んでそう」
車長「なんで負けたんかなぁ」
私達の無線機は試合中の砲撃で機能しなくなっていたため、最後の状況がわからなかった。
3:
生徒A「さぁね。プラウダの方が今年は強かった、それだけでしょ」
装填手「Aはショックじゃないの?」
生徒A「ショックよ、けど努力した方が強く強いほうが報われる」
生徒A「戦車道ってそういうものでしょ」
車長「さっぱりというか薄情というか...」
生徒A「先輩方も悔しいでしょうけど、黒森峰の選手は進む姿は乱れなしで鋼の心を持ってるのよ。すぐ切り替えてるわよ」
車長「まぁ先輩たちならすぐ立ち直るか」
装填手「それより早く戻ろうよ」
4:
伊達に強豪校の一角にいるわけじゃない。先輩達は決して折れない。私達黒森峰はそういう風に鍛えられた、心配するのはむしろ失礼だ。悔しさを噛み締めそれでも既に前を見ているであろうチームを想像し、自分たちも気持ちを切り替えながら戦車の回収先へと向かった。
5:
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落ち着いているであろうと予想していたチームは騒然としていた。2人の一年生が号泣しているのをチームメイトが宥めている。3年生の一部も同じように泣いている。そんな中を審判団や運営の方が慌ただしく動いていた。状況がまったくわからない。すぐ近くに居た子を捕まえ話を聞き言葉が出ず、私はいたたまれない気持ちになった。
6:
車長「ど、どうしたんだって?」
装填手「何かあったの?」
不安そうな二人に三号が川に落ちたことと副隊長がそれを救助に向かい、その結果フラッグ車が倒されたことを伝えた。今運営が慌てているのはその事故処理などによるものだ。
7:
装填手「え...」
車長「...」
生徒A「負けた事に責任感じて助けられた子が泣き出して、3年生も釣られるように泣き出したんだって」
車長「そっか...三号乗ってたもう一人の子は?」
生徒A「意識がなくてすぐに搬送されたって」
装填手「救助に向かった副隊長は?」
生徒A「彼女はあそこでほら、隊長と話してる」
8:
離れた所で西住隊長が副隊長に何かを伝えてこちらへ戻ってきた。
まほ「直に表彰式だ。大会はまだ終わってない移動しろ」
西住隊長の指示に従い私達は気落ちしたまま会場に向かった。敗北によるものだけじゃない、副隊長は賞賛されるべき行動を取った。だけどその結果が敗北であり、勝利を最優先しなかったその行いは西住の流派では良しとされないのだ。仲間同士でもなんと言ったらいいのかわからない。これで終わってしまう3年生にも、助けられた1年生にも掛ける言葉が見つからない。先程の場所で雨に打たれ俯く副隊長に私たちは何も言えなかった。
9:
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大会が終わって3ヶ月が立ち秋から冬へ変わる頃、副隊長が戦車道に来なくなった。
装填手「副隊長今日も来てないね」
車長「大会からずっと思いつめてる様子だったからな」
車長「誰も責めてないのにな」
生徒A「自分で追い詰めちゃってそう、それに家元ご立腹だったそうだし何か言われたんじゃない」
車長「大会後の指導に来た家元すげぇ怖かったしな」
装填手「試合のこともだけど、西住流のこともプレッシャーになってたのかな」
10:
大会以降の副隊長は自ら指揮することをしなくなった。隊長からの指示を的確にこなし連携もとれている。副隊長として十分に働いている。だけど以前のようにその場に合わせた独特の作戦等をすることはなくなった。完璧な形で隊長からの作戦を遂行するように機械的に動くようになっていた。その姿が私は自分の意思で戦車道をやってるわけじゃないと言っているようで、見ていて悲しい姿だった。
11:
生徒A「副隊長の様子にはみんな気がついてたのに...」
車長「先輩の私らがもっと上手く立ち回ってたら違ったのか?てか同じ1年は何してたんだよ」
生徒A「一年生を責めるのはお門違いよ。私達も何もしなかったんだから」
装填手「何もできなかったね本当に」
12:
様子がおかしい事に気がついた彼女の同車両のチームメイトは声をかけていた。しかし大会以前私達チームメイトは西住流家元の娘であることから、触れ難い高尚な存在として隊長と副隊長に対して一歩引いて接していた。黒森峰にとっての西住流はそれだけ大きな存在だった。その距離感や大会での敗戦した雰囲気に呑まれ誰一人副隊長に、踏み込んで行けなかった。また救助に向かった彼女の行動に内心で賞賛していても、私たちは西住流の黒森峰。勝つことを尊ばねばならない流派としての在り方では、彼女を表立って褒められない。そんな考えが綯交ぜになり、誰ひとり大会について触れなかった。誰も彼女に労いの言葉も叱責の声もかけることができなかった。そんな状態が続いていたのだから、彼女が来なくなったのは当然かも知れない
13:
車長「でもきっと隊長がなんとかしてくれる」
装填手「すぐに戻ってくるよね」
装填手「せっかく赤星ちゃんも戻ったんだもの」
生徒A「そうね、無事な彼女見たら副隊長も自分の行動は正しかったって自信持てるわきっと」
大会で搬送された赤星は、命に別状もなくすぐに意識を取り戻していた。しかし事故から赤星の両親は戦車道を続けることに強く反対。学園艦にまで乗り込んで来てやめさせようとしたほどだったため、赤星は両親を説得できるまでは戦車道から一時的に離れていた。
14:
生徒A「それにあの逸見って子もだいぶ副隊長を気にしてるみたいだし、戻ってきてからは一年生全員もっと交友深められるんじゃない」
車長「私達も改めないとな、隊長にも副隊長にももっと踏み込もう」
装填手「副隊長が戻ってきたら、そこからまたちゃんとやり直せるよね」
15:
だけどそのまま年も明け年度が終わっても副隊長が戻ることはなかった。彼女が転校していったことを知ったのは、3年生が卒業し私達が進級しチームが一新された時だった。
16:
生徒A「戦車道の無いどこかの女子学園に転校したそうよ」
装填手「そっか...戦車道辞めちゃったんだね」
車長「戦車道から離れることでさ、副隊長も色んなプレッシャーから解放されたんじゃない?私らは残念だけどこれでよかったんだよ」
生徒A「そうね。でも反省して迎える準備してた1年、いやもう二年生か。彼女達は結構キツそうね」
生徒A「逸見は複雑そうな顔してたし、赤星は泣いてたわ」
車長「彼女らも黒森峰の選手、前に言ってたじゃん。進む姿は乱れなしで鋼の心なんでしょ?」
装填手「新入生達が入ったら彼女達も先輩になるんだから大丈夫になってもらわなきゃ」
車長「珍しく厳しいじゃんどうしたよ」
装填手「もう私達が一番先輩なんだからね、しっかりしなきゃ」
私達は自分達に言い聞かせるように声にだして、意識を切り替えた。後悔は残ったがいつまでも引きずってはいられないのだから。
17:
それからは新体制になったチームで新たに副隊長として逸見が就任した。彼女は西住流門下生でも実力者で隊長との連携も良く、徹底した西住流に準じる指示を行う厳格な指揮者だ。だけどそんな彼女を見てると、その場に合わせた奇抜な指示を出す逸見とは真逆の元副隊長を思い出し懐かしくなる。彼女は今は戦車道とはまったく違う道を進んでるんだろう、もう立ち直れているだろうか。願わくばあの試合に囚われていないことを元チームメイトとして祈る。
彼女が居たことが過去になり、新しくまとまったこのチームでの優勝を私達は確信していた。そうして予想通り黒森峰は順調に決勝まで進んだ。
18:
車長「決勝の相手は今日試合してるんだっけ?どことどこよ」
装填手「プラウダと大洗女子ってところみたい」
車長「大洗女子?聞いたことないな」
生徒A「次の決勝相手はおそらくプラウダでしょ、昨年のお返しをしてやろうじゃない」
車長「あの試合のせいでウチは色々ゴタゴタしたからな、叩き潰そう」
装填手「完全に八つ当たりだよね」
19:
私達は打倒プラウダと息巻いていたが、翌日のブリーフィングにてその予想は大きく外れていたことを知った。
20:
まほ「決勝の相手は大洗女子学園だ」
黒森峰選手一同「「!?」」
まほ「相手車両は―――」
試合を見に行った副隊長と隊長以外の選手は、当然プラウダ高校が勝つものと全員が思っていた。私達を敗ったそれだけの実力を持つ強敵と認識していたのだから。隊長から予想外の報告を受け驚く私達だったが、準決勝のプラウダ-大洗戦の動画を見て更に驚愕することになる。動画に映された決勝へ進んだ大洗女子の隊長、その人は嘗て色んな物を背負わされて重圧に押しつぶされた私達黒森峰の元副隊長西住みほだったのだから。
21:
まほ「―――相手は8両だけだが甘く見るな、車両数を覆して決勝まで来ている。全力でかかるぞ戦い圧倒する以上だ、解散」
隊長と副隊長が立ち去ってからの、会議室は一気に騒がしくなった。新入生の1年生達を除くメンバーが、各々で思うことがあったのだろう。私だってそうだ。なぜ戦車道をやめたはずの彼女が、他校で隊長をやっているのか。私達のチームではダメだったのか。マイナスな声も多く聞こえたが、当時助けられた三人赤星
達は喜び涙していた。皆思うところはあっても副隊長が戦車道を続けていたことに何処か安堵しているように見えた。私だけでなく他の面々も彼女が居なくなったことに、何もできなかった負い目を感じていたのかもしれない。私達はただ彼女が戦車道を続けていたことが嬉しかった。そんな私達の様子を何も知らない1年生達は怪訝そう見ていた。
22:
装填手「よかった副隊長戦車道続けてたんだね」
車長「元副隊長な」
生徒A「あの試合のことはもう振り切れたのかしら」
車長「心配したってしょうがない、明日戦えばわかるんだから」
装填手「試合が終わったら去年のことは誰も気にしてないって伝えてあげようね」
プラウダと戦うことをイメージしていた時よりも、ずっと明るい気持ちで私達は決勝へと気持ちを向けられた
23:
―――――――――――――――――――――
蝶野「大洗女子の勝利!」
聞こえてきた決着の知らせに私達は苦笑しつつお互い顔を見合わせた。
24:
生徒A「負けたああああ」
車長「見事に策にハマったな私ら」
装填手「でも楽しかったね、この試合」
車長「ああ面白かったよ」
生徒A「昨日は胸を貸すぐらいのつもりでいたんだけどな、先輩ヅラして心配してたんだけど恥ずかしいわ」
25:
仲間と笑い合い優勝旗を持つ元副隊長の姿は、黒森峰にいるころは見たことのないものだった。きっと彼女はもう立ち直ったのだろう。それどころか逞しくなったようにさえ見えた。そんな幸せそうな彼女と彼女のチームメイト達を見たからか、去年とは違い試合後の私達は穏やかな気持ちだった。
もちろん負けた事への悔しさもあるが、それ以上に楽しめる試合であり去年の苦い思い出と決別できた。暗い気持ちなわけがない。....しかしあのヘッツァーは許さない。
26:
車長「さて私達も帰ろう」
装填手「え、元副隊長に声かけないの?」
生徒A「彼女はもう大丈夫でしょ。ほらアレ見てみなさい」
27:
責任や負い目、色々な重圧に潰れてしまった私達が心配していた少女はもうそこにはいなかった。西住隊長と話す彼女からはもう不安を感じることはなかった。西住隊長も安心したような顔をしている。
そんな彼女に次は勝つと宣言する逸見副隊長を見て、私達の後輩にも心配も不安も必要なさそうだと安心する。
逸見の宣言に「はい!」と返して、笑顔で仲間の元へかける元副隊長。きっと去年の呪縛は完全に解けたのだろう、彼女はもう大丈夫。それを見て私の後悔も消え自然と言葉がこぼれた。
28:
生徒A「...よかったね副隊長」
29:
私達の大会はこれで終わった。残り半年で逸見達後輩に引き継ぎをし、受験勉強もしなくてはならない。忙しくなる今後のことを思うと私は楽しくなってきた。今日の試合で私はもっと戦車道が好きになったしやりたくなった。大学でもずっと戦車道を続けるのだ。私達の戦車道は終わらない。
30:
装填手「さぁかえろー」
車長「帰ったらどうする?」
装填手「お風呂入って」
生徒A「ご飯食べて」
車長「その後さ...」
生徒A車長装填手「「「戦車乗ろっか!」」」
END
32:
初SSだったので色々酷いですが、寛大な心で許してくだせぇ
エリカ以外の黒森峰の生徒の様子をイメージしてます。私はあの試合後もチームメイトはみほに対して、
悪い感情持ってなかったと思うんですよね。
色々拙いものですが、読んでくださった方々ありがとうございました
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