【壮絶人生】細々と過去の出来事を晒すback

【壮絶人生】細々と過去の出来事を晒す


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1:
暇なので、これまでの半生を振り返る、糞スレです。よろしく。
需要があろうがなかろうが、1000まではかくお。がんばるお。
あと、思いついたことをその都度かいてくから、色々あれだ。
まずはスペックから。
>>1
女 27
フリーター
スペックって何が必要だ。よくわからん。
ま、質問があったら答えよう。
よし。スタート。
pickup
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3:
【小学校偏】
家族構成



物心付いた頃から、両親は不仲だった。
小学校低学年の頃、母親が病気になった。躁鬱病だった。
小学生からしてみたら、なんのことやらさっぱりわからんから、あんまり意識はしてなかった。
でも、今から思うと言動がおかしかった。
5:
母は、父をものすごく嫌っていた。
結婚当初、父がした仕打ちが許せないんだ、と語っていた。
そんなこんなで、いつも攻撃する母と、黙ってそれを受け入れる父の姿をみていた。
子供は小さい頃、本能的に母親に依存することが多いと思う。
小さい生命を守るのは、母親の役割だし、本能でそれをわかってるんだと思う。
だから、私も本能に従い、母に逆らえば生きていけないと思っていた。
したがって、母に倣って父を攻撃していた。
ある日、いつもと同じように父を攻撃する母。
傍にいる私に、こんな命令を下した。
6:
私にカッターを差し出して、
「これでアイツを殺して来い」
私は、いくらなんでも殺せないだろ、と思ったので、
カッターを受け取ってしばし考えた。
人の体がどのくらいの力で切れるのかなんてわからなかったし、
どのくらいで致命傷になるのかもわからなかった。
だから、致命傷にならないように、でも血が出るようにしないと母親に怒られる。
とか、わけのわかんないことを思いながら、
洗い物をさせられている父親の、右のふくらはぎを切りつけた。
ちょっと力をこめて、上からスッと刃を入れたら、意外と簡単に血が出てきた。
7:
「こらっ」
洗い物をしている父は、それだけ言って、また作業に戻った。
どうしたらいいかわかんなかった。
ごめんなさい。って思ったし、これで母親から嫌われないで済むって思った。
別に、母親から褒められた記憶も無い。
あっても怖いが。
8:
いきなりスゴイ展開に… ゴクリ
俺も見てるから1000行くまで応援してるよ!頑張って(^―^)
>>8
お。ありがとう。
1000まで頑張るぜ。
9:
とにかくこの頃、家の中で一番怖いのは母親で、
母親から嫌われないようにすることだけを考えていた。
母親から忌み嫌われる父のようにはなりたくない、と思っていた。
そうやって一生懸命努力しても、
テストの点数が悪かったり、母親の思い通りにならないことをしてしまうと、
母親から捨てられるんじゃないか、と怖くて仕方なかった。
10:
ある日、いつものように怒られてしょんぼりしていたら、
新聞の切れ端に母親が走り書きをしているのを見つけた。
見つけたと言うか、これ見よがしに書いて見せてきたのだが。
”1は、どうして生まれてきたのだろう”
私にとっては、この言葉は、本当にショックで、いまだにあの文字が忘れられない。
私は生まれてはいけない存在だったんだ。
私が生まれなければ、お母さんはこんな苦労をしないで済んだんだ。
そう思って、苦しくて辛かった。
いなければいい子だったのか、って思った。
11:
こんなハイペースで1000まで行くのか?
でもまさに最初からクライマックスって感じだな
13:
>>11
私もなんか不安になってきた。
が、ここら辺は序章なんで、なんとかなるかと。
ならなかったら、あれだ、そんときはそんときだ。
12:
この辺りで、母親が父親にされた、といつも話していた仕打ちを公開。
若かりし頃父親は実は別の女性を愛していた。
ところが、その女性に振られて、仕方なく母親と結婚した。
結婚前には「こいつがダメでも他にまだいるから」と話していたこともあるそうだ。
結婚後も、帰宅は殆ど午前様。
べろべろに酔っ払って帰ってきては、元カノの名前を呼んだらしい。
そんなことでは結婚生活もうまくいかず、母親自身も酒に溺れ、アル中寸前にまでなった。
母親の会社の同僚で、素敵な男性がいたらしく、その同僚に相談を聞いてもらっていたんだそうだ。
そんな中、不幸の種1が出来てしまった。
なんだかんだでやることやってんのなwww
同僚は母親を不憫に思い、子供がいてもいいから俺と再婚してくれ。とまで言ってくれたそうで。
「あの時同僚さんと再婚してれば、お母さんはこんなに不幸じゃなかった」
とよく語っていた。
と、まあ。
これは全部母親がソース。
父親からはいまだにその頃の話は聞けていないので、100%父親が悪い、とは思っていない。
14:
さて、1の話に戻す。
過去の遺恨のせいで、両親の仲は最悪。
時には母親が包丁を振り回して殺す殺さないの大騒動を繰り広げたこともあった。
まあ、一方的に母親が振り回して、父親がそれを制していただけなんだが。
当然、家族の楽しい団欒タイムなんてものはない。
夕食が終われば、父親はさっさと自室に篭って出てきやしない。
いつまでもリビングにいたら、それこそ永遠罵倒され続けて、身も心も果てることがわかってるからだ。
ただ、たまに開くクリスマスパーティーや誕生日会には、
1を思ってか、ちゃんと参加してくれたのが嬉しかった。
パーティーっつても、家族3人のパーティーだ。
パーティーに呼べる程仲のいい友達なんていなかったしな。
しかも、最後まで母親がいてくれた記憶は無い。いつも途中放棄。
とは言え、一緒に歌を歌ったり、プレゼント交換をしたり、料理を作ってくれたり、
それなりに楽しい思いでも残っている。
15:
母親の病気が悪化し始めた頃、母親は仕事をやめた。
それをきっかけに、地方都市へ引っ越すことになった。
1が、小学校中学年の頃だった。
のんびりしていて、病気を癒すには良さそうな土地だった。
土地柄のおかげか、母親の病状は徐々に回復していった。
この頃はまだ薬に頼らないと辛かったみたいだが、
それでも母親の様子は目に見えて良くなっていった。
変な言動もなくなったし、没頭できる趣味も見つけていた。
外の人たちとも接することが出来るようになっていたし、1に対してもそこまで・・いや・・・。うん。
とにかく、日に日に元気な母親に戻る姿は、1としてはとても嬉しかった。
やっと、母親が帰ってきた気分だった。
16:
今にして思うと、この頃が一番幸せだったと思う。
学校から帰ってくると、手作りのおやつを作って待っててくれた。
一緒になってよく出かけていたし、とにかく優しかった。
まあ、父親との関係は相変わらず最悪なままだったが、
この頃には私も、母親の洗脳のお陰で父親を憎むようになっていたので、
二人で父親を排除して、楽しい世界を作っていた。
17:
父親と一緒にいるときは、あからさまに嫌がる態度を取り、会話なんてしたことがなかった。
唯一嫌だったのは、夕食のとき。
母親は必ずと言っていいほど、何かしらのネタで父親を罵倒し続けた。
最初はなんでもないんだ。
仕事の話とか、単なる世間話なんだ。
ところが、全くどこにスイッチがあるのかわからないが、
とにかくあるとき突然キレる。
で、そこからはお決まりのコースで、怒りの矛先は過去のことへと向かっていく。
18:
そうなると怒りは収まることを知らない。
ちょっとしたことで、私にも飛び火した。
一番良く怒られたのは、私の食が細いことだった。
当時ガリガリのチビだったので、普通の量が食べられない。
食べられない分を残そうとすると、怒りで我を忘れている母親は烈火のごとく怒りを倍増させた。
1「もうおなかいっぱいです・・うぇ」
母「いいからくえーー!」
おなかいっぱいで気持ち悪いのに、泣きながら料理を詰め込んでいた。
いまだに父親はこのことがトラウマになっているらしく、
食事をする前には必ず「無理するなよー。」と声を掛けてくる。
あの頃の1を、かわいそうで見ていられなかった、とよく言ってる。
ちょっと助けろよww、と思うが、勿論無理だったのは明白だ。
この頃印象に残っている出来事がある。
19:
毎日毎日罵倒され続けた父親は、遂に一度だけキレたのだ。
あの瞬間、人が殺される!と本気で思った。
勿論殺されるのは父親ね。
あーだこーだ罵倒する母親に、
「うるさい!お前こそどうなんだ!!」と声を上げた。
父親、その間も洗い物中。ついでに、明日の朝ごはんも作り中。
今まで一度だってはむかわなかった犬が自分に向かって牙むいてきたら、
そりゃ飼い主もびびるわな。
母親は「なんだぁ!?なんだぁ!?その口のきき方は!!」
と言ってみたものの、結構びびったらしく、その日は何事もなかったかのごとく風呂へ消えていった。
おまえがなんだ、そのくちのききかた。
と、思ったことは、今でも秘密。
20:
相変わらず家庭崩壊な日々が続いていた小学校高学年。
母親から常々口をすっぱくして言われていた、父親の転勤が決まった。
「オマエのカオなんて見たくない。どっかに転勤でもしろ!」
「まだ転勤は決まらないの?」
なーんて言われて、いつまでも家にいたいなんて父親も思わないだろうな。
つーか、よくココまで耐えたよ父親、とすら思った。
私も口では「ほんとだよね。早くいなくならないのかな。」なんて言っていたが、
母親と二人きりになるのが怖かった。
だって、それまで父親に向かっていた母親の怒りが、全て自分に向くじゃないか・・・。
21:
序章はココで終了です。
20か・・・。
大丈夫かこれ・・・。
次は【中学校偏】です。
ようやく本題の入り口だ。
よし、今日はこれで寝る。
また明日来るぜ。
24:
俺もちょっとだけ似た環境で育ったから欝になるw
おやすみ(^^)
25:
今日は暇なので、いや、今日も暇なので、書き進めてみる。
なんか、本編だけだと1000まで行かない気がしてきたので、
ところどころで小ネタを入れることにした。
取りあえず。
【中学校偏 〜ママンが・・・〜】
話は小学校高学年頃にさかのぼる。
この頃には、すっかり母親の病気もなりを潜め、薬がなくても生活できるようになっていた。
趣味に没頭し、1日の大半を趣味の時間に費やしていた。
趣味を通じてたくさんの友達も出来たみたいで、いつの間にか人気者にまでなっていた。
相変わらず家では鬼の形相になったりしたが、明るい母親が好きだった。
お陰で1も、勉強が良く出来る優等生みたいなポジションにいた。
この頃小学校で「尊敬する人は誰ですか」みたいな宿題が出たんだが、
「母親」とかいて提出した記憶がある。
26:
そんなさなか、
母親が、うるさいくらいに父親に向かって「転勤しろ、転勤しろ」と言っていた理由が、徐々にわかり始めた。
ある日の夜、一本の電話がかかってきた。
いつも1が率先して出ていた電話だったので、その日もいつもどおりその電話に出た。
1「はい、1です。」
電話「あ、すいません。ヤマダですけど、お母さんいますか。」
電話の相手は、どっかの方言が強い男だった。
母親の趣味仲間だろうと思って、別に気にすることもなく、母親に伝えた。
27:
この電話がきっかけだった。
それから幾度となく、夜の20時ごろ電話がかかってくるようになった。
母親は、今まで私に譲っていた電話番を、積極的に代わるようになった。
当時の1はノンキなもんで、「ラッキー電話に出なくてすむ〜♪」とか思ってた。
でも、のんきでいられたのは最初のうちだけだった。
そのうち、その電話がかかってくると、母親が豹変するようになった。
ほんとに、笑えるくらいの豹変振り。
プルルルル
母「はい、母です。」
・・・・・
母「ぁっ・・ぅん・・・・・そぉーか・・・うん・・・・そぉーだよね☆」
もうね、スイーツかと。
28:
もうね、どこのスイーツかと。
今まで一度だって聞いたことのない猫なで声で、ニャンニャン話してるわけだ。
し か も 親 父 目 の 前 。
毎回この電話には吐き気がした。
29:
にわかには信じられないことだったけど、どうやらままんは不倫をしてるらしい。
と、この頃悟った。
そりゃ、父親に早く転勤行けって追い出そうとするよな。
都合の悪い電話かかってきて、ニャンニャンしてりゃあさ。
なにしてんだ。って思ったけど、母親に洗脳されてたお陰で、
でも、母もツライ思いしたんだし、当然だよな。
とか、わけのわかんない正当化をしてた。
でも、勉強のことで怒られたりすると、不倫への怒りが湧いてきたりもした。
「出来損ない」「何をしてもだめだ」「父親そっくりだな」
と言われるたびに、
「そんなオマエは不倫していいのかよ!!」
って、心の中で叫んでた。
30:
ここで、小ネタたーいむ。
【死に掛けた話】
小学校当時、よく食べ物を上に放り投げて口でキャッチ!みたいなのが流行った。
誰しも1度はやったことがあると思う。
1も、好きでよくやっていた。
一番手ごろなのがシーズケースってお菓子。
今はもう販売してないと思うが。
1センチくらいの球体で、レモン味がするラムネみたいなお菓子だった。
ある日、いつもみたいにポーンと高く放り上げて、口でキャッチ!と思ったら、
スポッと気管の入り口?にはまり込んだ。
驚いて息を吸っても吐いても、ぴったりはまり込んで全然息が出来ない。
イエティみたいな声しか出てこないし。
あうあうして、傍にいた父親に筆談で危機を伝えた。
「いきができない」
31:
父「咳をして吐き出しな!・・・ゲホッってやるんだ!!」
って言ってるんだが、残念ながら咳が出来るほどの空気が肺に残っていなかった。
スポッてはまる前に、たまたま全部吐き出してたんだな。
でもう、なんか必死になって、パニクって全身しびれてきて、
やべー、これ、ここで死ぬな。
とか思ってたら、突然気管に詰まってたシーズケースが、突然取れた。
どこに行ったか不明だったけど、とにかく息が出来る。
安心して、いや、どこに行ったか不明って時点でちょっと不安は残るが、
息は出来るので取りあえず大丈夫だ、と思って、父親に無事を伝えた。
父「ちゃんと出てきたのか?詰まったやつは、ちゃんと吐き出したか?」
不安にさせないでくれよ父。
32:
とかなんとかやってるうちに、鼻の奥からちゃんとシーズケースが出てきた。
で、命拾いしたよ。やったね。
それ以降、シーズケースは砕いて食べることにした。
34:
おはよー
sage進行なの?
35:
>>34
あ、おはよ。
sage進行っすよ。1人2人見てくれたら、それで幸せなんだ。
でも、誰もいないとちょっとさびしいみたいなね。
さびしんぼうだぜ。
はぁ・・。この先を書かないといけないかとおもうと、欝だ。
36:
はじめは電話でのやり取りだけだったみたいだが、そのうち母親の行動はエスカレートしていった。
せっせと手紙を書いている背中をよく目にした。
内容なんて、怖くて読めなかった。
あて先が誰かなんて、簡単に想像が付く。
今まで手紙なんて書きもしなかったもんな。ヤマダだろ、どうせ。
それから、おやつに作ってくれるお菓子が段々手の込んだものになっていった。
決まって力作のお菓子を作るときは、私が家に帰る前には出かけていた。
小学校の頃なんて、フルーチェとかゼリーとかそういう混ぜる系?のお菓子が殆どだった。
それでも嬉しかったんだ。
でも、この頃に作ってたのはクッキーとかスウィートポテトとか、絶対レンジを使うような、手間のかかるお菓子だった。
38:
最初は、趣味でも家を空けてることが多かったから、
趣味なのか?と思ってた。
でも、違ってた。
決まって、スウィートポテトを作ってある日に、母親は家を空けた。
そーか、このスウィートポテトは不倫相手のヤマダに食わせるために作ってたのか。
と、ようやく気づいた。
そして何かい?私はそいつのおこぼれを食ってんのか?と。
今思い出すとはらわたが煮えくり返る。
が、真面目ちゃんで自分の感情も大して表に出せない可愛そうな1は、
結局何も言わずにスウィートポテトを食べて母親の帰りを待ってたんだ。
で、気づかない振りを続けた。
39:
そういえばこの頃、失楽園が流行ったな。
世の中じゃ、不倫ブームなんて呼ばれてな。
ドラマや映画にもなったもんな。
糞食らえ、だったが。
そして、勿論家の書棚にも失楽園がハードカバーで揃ってた。
普段ハードカバーの本なんて買わないのにな。母親。
40:
ちなみに、1はこの頃からスウィートポテトが嫌いになった。
当時は大好きだったが。
今でもどうしてもって時じゃないと、絶対食べない。
41:
ダメだ。間に小ネタ入れようとすると、かえって集中できない。
小ネタは最後にまとめよう。
で、本題。
中学校にあがってしばらくして、予定通り父親が単身赴任で家を出た。
もう、帰ってこないかもしれない。と、そのとき思った。
父親がいなくなってから、1はまるで父親の真似をするかのように、
自室に篭ることが多くなった。
中学生になったし自分の部屋で勉強に集中する、と言う言い訳で。
それでも、なんとなく平和な時間が流れていった。
42:
テストの成績が悪いと、母親は発狂した。
この頃はずっと、自分は必要の無い子供だった。って心のどこかで思ってた。
邪魔な子供で、自分がいなければ、母親はもっと幸せだったに違いない。
って思ってた。
母親が不倫に夢中にならないように、成績を上げないといけないんだ。とか。
元々勉強嫌いだったから、なんだかんだで、そこそこ頭いい感じなだけだったが。
小学校から勉強漬けの毎日だったから、正直もう、うんざりだったんだ。
テレビはNHKだけしか見ちゃいけない。
マンガもゲームも禁止。
当然、当時のトレンディーな話題には、一切ついていけなかった。
そんな若かりし頃の反動で、中学校時代は、
学校から帰って母親が不在だと、テレビ見放題遊び放題の生活をしていた。
43:
当然、トップクラスだった成績もジリジリ落ち始めた。
言われた勉強を、決められた時間までに終わってないと、
頭を殴られたり、髪の毛引っ張られたり、罵倒されたりした。
それでも、必死になって勉強なんてしなかった。
そのときだけやり過ごして、あとはいつもどおり遊ぶって感じ。
ある日、あまりに勉強しない1に遂にキレたのか、突然首を絞めてきた。
前後の流れは覚えてないが、
首を絞める母親の形相と首を締め付ける手の感触は今でも忘れない。
母親の手から逃れようと必死な1に追いすがって、ギュッと締め付けてきた。
まあ、自分の大切な子供なわけだし、本気で殺そうとはしなかったと思うが、
1には母親が娘の首を絞めた。と言う事実だけで十分だった。
1はますます萎縮して、母親の前でだけはいい子を演じた。
恐怖政治だった。
44:
中学校にあがっても、1には自立すると言う心が生まれなかった。
この頃に、もう少し自立心があれば、もうちょっとどうにかなったんじゃないかと思う。
何でもかんでも母親に頼りっぱなし。
全部母親が決めたとおりに行動していた。
それが、楽だった。
それから、単身赴任先の父親から時々手紙が届いていた。
「1、元気かな?送ったお土産は気に入ってくれたかな?」
「今日はハイキングに行ってきた。」
「山に登ったら、大きなウシガエルに出会ったよ。」
ほんとに、他愛も無いことだった。
でも、当時の1には、それはどうでもいいものだった。
返事も殆ど出さなかった。
この前、部屋の大掃除をしてたら、父親から貰った手紙の束が出てきた。
なんだ、こんなに愛されてたのか、1。
って思ったら、凄い泣けてきた。
46:
さて、一旦休憩入れるかな。
ここまでで【中学校偏 〜ママンが・・・〜】は終了。
次回【中学校偏 〜ヤマダが・・・〜】をお届けします。
親父が帰ってこない・・。
今日は親父の兄弟と飲み会らしい。
どっかで酔いつぶれてないよな・・・。
48:
頑張れ(^^)
49:
偏じゃなくて編じゃね?
とりあえず続けて
50:
と思ったら休憩か

51:
頑張れ。基本ROMってるけど。
52:
>>48-51
ありがとう。
なんだ、3人いたんじゃん。嬉しいよ。
編はあれだ、最初から・・な。うん。
さて再開しますか。
更なる鬱展開に向けて。ふるえてまて。
【中学校偏 〜ヤマダが・・・〜】
54:
母親の不倫にも、父親不在にも、そろそろ慣れてきた頃。
1は新たな展開を迎えた。
あ、そうだ。
この辺りで、もう一度登場人物を整理。ってか、1人追加。
1 中学生
母親 不倫中
父親 単身赴任中
ヤマダ 母親の不倫相手
55:
ある日、家に帰ってくると部屋の奥から母親と、のっそりしたおっさんが出てきた。
母「あ、1お帰り。この人ね、お母さんの友達のヤマダさん。」
1「・・・あ、そう。・・(こいつかーーー!!!)・・・どうも。」
母「これからしばらく、ここにいるから。」
1「ふーん。(てめぇ!ふざけんなよな!人の家庭壊しておきながらのこのk・・・)」
母「今日は取りあえず、近所の山本旅館に泊まってもらうから。」
1「・・わかったよ。」
56:
相変わらず、何も言えない1は、自室に逃げ込んだ。
その後母親は、取りあえずヤマダを山本旅館まで車で送って行ったらしい。
帰ってきた母親に、なんて聞いたら良いかわかんなかった。
だってさ、不倫相手だってわかってんだよ。
旦那がいないことをいいことに、家にあげてんだよ。
なんて言えばいいんだよ。
母「勝手に出てきちゃったんだよ。」
って、一言だけ覚えてる。
母親は、ヤマダがどういう奴で、母親とどういう関係で、
なんで人の家にいるのか、一切説明をしてくれなかった。
1は、ただ状況を受け入れるしか、なかった。
57:
次の日、1は普通に学校に行った。
けど。
しばらくいるってどういうことだよ。
いつ帰るんだよ。
母親と1の大事な家なんだよ。
なんで勝手に上がりこんでるんだよ。
今日は、もう会わなくていいよな。
なんて考えてたから、その日の授業は全然頭に入ってこなかった。
まさか、自分の母親が不倫相手家に引き込んだんだけど、どーする?
とか、そんな相談、重すぎて誰にもできないし。
58:
ついに侵入か...
59:
不安を抱えながら、家に帰った。
ヤマダが家にいないことを期待して。
1「ただいまー。」
母「おかえり。」
ヤマダ「どうも。」
ふ つ う に い た w
60:
いやいやいや。
きっとあれだ、不倫とはいえ、お互い恋人?同士なわけだし、
だから家にいるんだよな。
夜は山本旅館に帰るだろ。
とか思ってたんだけど。
か え ら な い w
61:
夕食の時間、呼ばれて行ってみると、
ヤマダは当然のごとく父親の座ってた椅子に座ってやがった。
なんだこいつ。
母親も何事も無い感じで、夕食を食べ始める。
なんだこれ。
ガキんちょながらに、こんなに自然に家にいたら、絶対居座られる。
って思った。
家を乗っ取られるんじゃないか、って不安になった。
そんなことガキんちょじゃなくてもわかることで。
その後、1の家は徐々に乗っ取られ始めた。
62:
1週間経っても、1ヶ月経っても、ヤマダは帰る気配がなかった。
相変わらず、母親からは一切説明は無い。
最初こそ、僕はお客さんです。的な態度だったヤマダも、徐々に態度がでかくなっていった。
1は、ますます自室に閉じこもるようになった。
学校は休まず行った。
だってさ、学校が一番安心していられる場所だったからな。
63:
高校に入った頃、一度だけヤマダが1に歩み寄ろうとした小さな小さな努力を覚えている。
1は、高校まで、最寄の駅から電車で通っていた。
家から駅まではチャリでないと行けない距離だったので、頑張ってチャリっていた。
ある日、いつものように最寄り駅に帰ってくると、母親とヤマダが改札口で待っていた。
1は、何かあったのかと思って、びっくりした。
1「なに?どうしたの?」
母「(ヤマダが)一緒に帰りたいんだって。」
1「別に、いいのに。」
1は、ちょっと嬉しかった。
1がこの家で生きていくには、今の状況を受け入れなきゃいけない。
母親が選んだ相手なら、もしかしてもう一度家族を作れるかもしれない。
そのためには、ヤマダとも仲良くならなきゃ・・。
と思っていた。
65:
でも、ヤマダは無口でオドオドしていたイメージだったので、
それまで殆ど口もきかなかった。
完全に、ただ同居している他人。として扱っていた。
だって、何も紹介されてないし。って思って。
その辺り、若かりし乙女の葛藤だった。
この日は、初めてヤマダと仲良くなれるチャンスかもしれないと思った。
でも、駅から家まで、結局一言も会話を交わさなかった。
64:
今来た。
最初>>1男だと思ってたのに女の子なのか
よし、見てる
66:
>>64
ありがとう。
女の子だよ。もうね、ピチピチの可愛い女の子だ。
親父が全然帰ってこない。
もう家についてもいい時間なんだが。
なにがあった。
ちょっと短いが【中学校偏 〜ヤマダが・・・〜】
はココで終了。
次回は【高校編 〜暗黒〜】
67:
ちょっと親父探してくる。
68:
行ってらっしゃい
>>1はかまってちゃんなのか?別に良いけど
70:
見てるよ!
親父さん探しに行くのはいいけど、気をつけてね。
73:
親父、無事捕獲してきた。
フラフラ歩いてたよ・・。
全く。飲みすぎなんだよ。
>>68-71
ありがと。
かまってちゃんなのか?よくわからん。
昔は一人が好きだったんだが、最近はよく甘えるな。
なんかもう眠いので、今日はこれで終わり。
また明日ー。
見ててくれたみんな、ありがとう。じゃ!
72:
今北
自分よりひでぇ人生のタメ初めて遭遇
78:
【高校編 〜暗黒〜】
高校選びは、母親の言いなりだった。
本当は、もう1ランク上の高校を受けたかったが、
「1は勉強なんてどうせしないんだから、受験なんてしない方がいい。
 推薦で行ける高校にしなさ。」と言われ、
その通り、推薦で行ける高校に行った。
頑張れば上の高校に行けてたと思う。
でも、頑張らなかった。
母親が言うんだから、そうなんだろう、って思った。
中学校卒業までの、数ヶ月間。
いつ、自分が進学する高校がクラスのみんなにバレるかと、気が気じゃなかった。
屈辱的だった。
79:
いやいやながら、行きたくもない高校に通い始めた。
いい思い出は、無いに等しい。
ヤマダが来て、3ヶ月くらい経っただろうか。
1は、ヤマダは帰る気が無いんだと知った。
どの辺りで母親に聞いたのか、あまり定かではないが、
ヤマダの素性が徐々に明らかになってきた。
ヤマダはやはり今1たちが住んでいる場所からは、結構離れた所に住んでいたそうだ。
母親と年代は一緒で、ちゃんと定職にも就いていた。
結構おかたい仕事だったらしい。
そして、案の定、ヤマダにも家庭があった。
ヤマダは、家庭も仕事も、全部放り出して母親のところにやってきたらしい。
80:
1「あの人、仕事はどうしてんの?」
母「辞めちゃったんだって。」
1「え、休んでるとかじゃないんだ。」
ヤマダは、本気だった・・・・・・・・・・
81:
と言うか、無我夢中で周りが何も見えていなかったんだと思う。
いい年した大人二人が、何やってんだか。
82:
初めの数ヶ月こそ、それなりに楽しそうにしていたが、やがて二人はケンカをするようになった。
いつも自室に閉じこもっていたので、詳細はよくわからないが、
夕食が終わってしばらくすると、母親の激昂する声が聞こえてきた。
ヤマダはおとなしくしていたようだったので、
父親の時と変わらないじゃん。と、思っていた。
84:
やがて、母親の怒り狂う声は、日を追うごとに激しさを増していった。
1は、怖くて怖くて、とてもじゃないけど様子を見に行くことは出来なかった。
ただ、部屋を出てすぐの階段に座って、じっと耳を傾けていた。
そんなある日、いつものように激昂した母親の声を遮るように、
突然「ガターーン!」と大きな物音がした。
何が起こったのか、と驚いた。
慌てて様子を見に行った。
そこで目にしたのは、母親に覆いかぶさったヤマダの姿だった。
母親は、ヤマダに押しつぶされて身動き一つ取れない状態になっていた。
86:
1「なに・・が、あったの?」
顔を上げたヤマダの目は、血走っていた。
1は恐怖を覚えた。
父親からは、一度も見せられたことの無い顔だった。
母「大丈夫だから。・・・早くどけよ!」
ヤマダ「・・・・・。」
母「1が心配してるんだよ。どけよ。」
母親の言葉に、ヤマダはようやくその体を動かした。
85:
>>1
なんだろう。同情とかのつもりぢゃないんだけどさ、あんま無理すんなよ?
適度に頑張ってな
87:
>>85
ありがとう。
優しいんだな。
もう、過去に対する気持ちは、清算出来てるよ。
まあ、それまでに6年くらいかかったが・・。
だから、ココに書けるんではないか。ははは。
88:
1は、どうしたら良いのか、わからなかった。
と言うか、目の前に広がっていた光景に、呆然となった。
なんかもう、ほんとにフリーズした。
胃の辺りがキュウってなって、一気に嫌な汗が滲み出して。
大変だった。
大事なお母さんが、なんだか知らないけどヤマダに酷い目に遭わされてる。
そう思った。
奪っただけでは飽き足らず、この男は痛めつけるのか。と。
この瞬間から、1はヤマダを「敵」として見るようになった。
89:
1回目のヤマダ事件は、これで収まった。
さすがに、娘にそんなところ見られたら
色々頭に血が上ってたものがスッと引いたんだと思う。
事態が収集したのを見届けて、1はまた自室へと逃げ込んだ。
ずっとドキドキして、手とか震えてたし、ってか、痺れてた。
怖かった。
お父さん・・・。助けて。って思った。
90:
なんか、手に変な汗かいてきた。
やっぱりあの頃のことを思い出すと、今もこうなるんだな。
今まで、女性に手を上げる男なんて存在を、一度も見たことがなかった。
何しろ、父親と母親の関係はあんなんだからな。
むしろ逆だったわけで。
だから、物凄い衝撃だった。
91:
日常的に暴力を振るう男の存在を知らなかった1は、
これはきっとたまたまやっちゃっただけで、今回だけなんだ。
と思うことにした。
父親は母親の攻撃にただ我慢するだけだったけど、
きっとヤマダはそれが耐えられなかったのかも。
とか。
とにかく、もう無い、と思っていた。
それに、1がいるんだし。
変なことしないだろう。
ってね。
93:
ところが、一度タガが外れてしまったものは、戻るはずもなく、
あの日以来、ヤマダは度々母親に暴力を振るっているようだった。
ようだった。
と言うのは、いつもその瞬間に居合わせていないためだった。
まずは母親の怒鳴り声が大きくなり、
やがて「ガターン!!」だの「ドターーン!!」だの大きい音がして、
心配して見に行くたびに、
ヤマダは母親を押しつぶしたり抱きついたりして、動きを封じ込めていた。
92:
過去は精算出来ても、記憶は消えない。辛いとこだ。
無理せずゆっくり書いてけ。
94:
>>92
ありがとう。
そうだよな。消えない。
今まで、過去を思い出しては塗りつぶして、って作業をずっと続けてた。
でも、それじゃいつまで経っても前に進めないんだ。
だから、あえて思い出して、その出来事をきちんと受け止めなきゃ行けないんだ。
って、どこかで読んだ。
時間が経過して、ここ1,2年、ようやくそれが出来るようになった。
これは今の環境が一番の原因なんだが。
で、それの総仕上げとして、ココに書いてみよう、って思ったんだ。
まだ1の過去の全貌は誰にも話したことが無い。
こんなことがあったんだ!って、誰でもいいから言ってやりたい。
そう言う気持ちで、このスレを立てました。
こんな自分勝手なスレでも、読んでくれる人がいてくれることが、ほんとに嬉しい。
ありがとう。
まだまだ鬱展開は続くよ♪
95:
それでも、何かしらの遠慮があるのか、
1が様子を見に行くと、ヤマダは母親に対しての行動をやめてくれた。
そうか。1が行けば、事は収まる。
1は学習した。
やがて、大きな物音がすると、即座に駆けつけるようになった。
ほーらほらほら、1が来たよー。
だからもう、そんなことはやめるんだ!
みたいな、ある種ヒーローみたいな気分で、いつも颯爽と現れて、二人をなだめる。
96:
でも。
殺しても殺しても湧いてくるゴキブリみたいに、ヤツには段々それでは効かなくなっていった。
1が姿を現しても、母親から離れようとしない。
なんで?どうしてそんなことするんだよ!!
って悔しくなって、1は勇気を振り絞って訴えた。
「もう辞めてよ!」
次の特効薬は、1の言葉だった。
97:
これがね、殴る蹴るとかだったら違ってたんだろうね。
なんか、ヤマダのは陰湿でしつこいんだよ。
常套手段は、その大きいからだを生かした圧迫。
酷いときなんて、おそらく母親の2倍はあるその体を全部母親の上に乗せて、ずーっと圧迫するんだよ。
母親苦しくて、顔真っ赤。
「やめてくれー。くるしぃーー。」
って言っても、我関せずで、乗っかってた。
やめてーー!!って、発狂しそうになった。
98:
一刻も早く、母親から離れて欲しくて、1は段々口を挟むようになっていった。
時には取り乱して、時にはあえてヤマダの味方をして。
必死でなだめすかした。
母親が「1がいてくれると、こいつもおとなしくなるんだ。」なんて言うから、
1は余計に調子に乗った。
今から思うと、高校生のガキにそんなこと言われても、逆にイラっとするだけだよね。
やがて再び、ヤマダの堪忍袋の尾が切れる時がやってきた。
100:
いつものように、どったんばったん始まったので、様子を見に行った。
というか、もはやレスキュー隊到着ですよ、くらいなさわやかさ。
相変わらず母親は圧迫されて苦しそう。
本当に、圧死するんじゃないか、っていつも思う。
長いときは1時間くらいずっと圧迫を続ける。
でも、その日は様子がいつもと違った。
何を言っても無反応。亀みたいに動かない。
イライラしてきた1は、つい声の調子を強めた。
1「もうやめなよ!!」
ヤマダ「うるさい!あっちいけ!!!」
ギロっとこちらを見た目は、鬼みたいだった。悪魔かもって思った。
1は、また固まった。
マジで怖かった。やばい・・殺される。って思った。
102:
1には、もう事態を収拾できる術はなくなっていた。
また、転がるように自室に逃げ込んでいった。
ごめん母親。って思ったけど、無理だった。
助けらんないよ、こんなの。
その日は深夜まで続いていたようだった。
後日、母親が1に言ってきた。
「1がいると、余計ダメみたいだよ。あんまり来なくていいから。」
どっちだよ母親。
104:
この一件があってから、1は滅多な物音がしない限り、駆けつけないことにした。
が、代わりに物音に異常に反応するようになった。
どんな物音でも聞き逃さないつもりでいた。
勉強中も、それまでラジオとか音楽を聞いていたが、無音状態にして、
いつでも把握できるようにしていた。
音が激しくなると階段で待機。
これややばそうだ、と思ったら駆けつけた。
別に、1が駆けつけたからって事態が収拾するわけではなかったが、
ちょっと水を差すくらいは出来たみたいだった。
ほぼ毎日、この攻防は繰り返された。
この頃は、多分勉強なんて身が入ってなかっただろうな。
106:
この頃は、多分勉強なんて身が入ってなかっただろうな。
って高校の頃の通知表をこの前見たら、
家庭内が盛り上がり始めた頃、成績も盛り上がってたww
そういや、部活も頑張ってたな。あの頃。
人と接しない部分では良かったんだがな・・・・。
107:
1の磨かれた耳は、段々能力を上げていった。
勉強時は当たり前で、寝ているときだって、物音に反応できるようになった。
物音が聞こえれば、一瞬で覚醒できたし、体中が戦闘態勢に入った。
足を忍ばせて階段から様子を伺い、今どんな状況で何が起こっているかも把握できるようになっていった。
特殊能力開花。
難点は、心臓に悪いことだ。
108:
今北
>>1 頑張れ!
>>108
ありがと!
109:
母親とヤマダと1の戦闘が激化する中、突然驚きの通告がされた。
確か、土曜日だった気がする。
か、テスト週間だったかな。
とにかく、明るい時間に家に帰ってきたら、母親がいた。
母「あのさぁ、お母さん、アイツと籍入れたから。」
1「はっ?」
寝耳に水だった。
意味がわからん。
あんなに暴力振るわれて、なんで籍入れんの?って思った。
ヤマダがいないときなんて、「もうやだ。」って言ってたりもしたよね。
なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?
111:
あれ?いや、待て待て。
お父さんとの籍はいつ抜いたの?
ってか、私の席は?
って所に行き着くまで、ちょっと時間がかかった。
1「なんで?」
母「アイツがさ、早く籍入れろ入れろ、ってうるさいから。」
いやいやいやいやwwwww
113:
1「え、父さんには言ったの?・・・私の籍は?」
母「前々から、籍抜きたいって言ってたんだよ。この前抜いたから。」
いやいやいやいやいやwwwwwwww
母「1の籍は、お父さんのところに入ったままだよ。
 学校入ってるんだし、1の籍は今のままの方がいいと思うよ。」
今なら何かしら言えるんだが。
ママンにいまだにおんぶに抱っこだった1は、結局何も言えずに受け入れるしかなかった。
今日から母親はヤマダか・・・。ふっ・・・・・・・・
115:
めでたく母親の姓が変わりましたので、家族構成変更!!
ヤマダ家 w不倫の末、見事にゴールイン♪
ヤマダ 暴力三昧
母親 もはや1にはいみふ
父親家 
父親 単身赴任中、いつの間にやら家を乗っ取られる
1 ヤマダ夫婦と同居中。死にたい。
116:
あああああああああああああああああああああああ。疲れた。
今日はここら辺で終わりにするかな・・・。
やっぱりこの辺りは、きつい。
以上!
今日の更新はココまででーす。
明日は、引き続き【高校編 〜暗黒〜】をお届けいたしまーす♪
見てくれたみんな、ありがとねーー!!
明日もよろしく。
119:
お、乙…
すげぇ修羅の家…
121:
すげぇな…
1乙
なんつー母親だよ…
父親が単身赴任の間も生活費は父親が入れてたんだろ?
なんたる仕打ち
128:
>>121
勿論だよ。
で、父親は会社が用意したすげー質素な寮で暮らしてた。
時々遊びに行ったけど、マジで質素でびっくりした。
独身寮かと思った。
部屋の一部がカビだらけで使えなかったりとかしてな。
かたや不倫相手とあったかい食卓囲んで楽しげに暮らしてんだぜ。
まあ、暴力の被害は受けてたが。
124:
乙!
物音に敏感になるって分かる
愚母の祖父母と同居してた時、同じ感じだった
直接見たことはなかったけど
ウチの場合は
愚母の方が暴力振るってた
罵声し合うのを毎日のように聞いてたから
精神的にも不安定になって
勉強なんて全く入らなかったな
抜毛症にもなったし…
127:
やあ!
みんな、ありがとう。
なんかいっぱい見てくれてる人いるんだな。嬉しいよ、1は。
>>124
おお。あの感覚な。
自分じゃ不安定になってるって、なかなか気づかないんだよな。
後から、あんときはヤバかった自分。って思ったりしてな。
脱毛症にまでなったのか・・。大変だったんだな・・・・。
さて!今日も頑張るかね。
今日は出かけてきたらこんな時間になっちまった。
ちょっと短いかもしれないけど、今日もよろしく。
ちょっと読み返してから、書いてくよ♪
129:
さて。はじまりはじまり。
籍も入れちゃって、晴れて夫婦となった母親とヤマダ。
相変わらず、ケンカが耐えなかった。
高校に入って、仲良くなった友達の家に泊まりに行き、帰ってきた日のこと。
1は、母親の顔のあざに驚いた。
前々から、押さえつけられたり圧迫されたことによる体のあざは見ていたけど、
さすがに顔のあざなんて見たことがなかったので、ほんとに後ずさりする勢いで驚いた。
130:
1「な・・なにがあったの・・・・。」
まさか顔にあざが残るような暴力までは振るわないと思っていた。
母「あいつに殴られたんだよ。
 (いつものようにケンカしてたら)いきなり外に無理やり引きずり出されて、
 近くの草原に殴り倒されたんだ。」
信じられなかった。
って言うか、頭で母親の言葉の意味を、ちゃんと処理出来なかった。
何度も殴り倒されたらしい。
出血の後もなく、あざも一箇所だったので、大事には至らなかったみたいだが、
自分の不在中にそれが起きた、と言うことが一番の不安になった。
131:
やっぱり、1が家にいることで、
ある程度は抑止力があったのだ、と言うことも改めて思い知った。
この一件以降、あまり人の家に泊まりに行ったことは無いと思う。
泊まりに行っても、家のことが気になって仕方がなかった。
132:
ただ、殴ると言う行為は、この1度だけだったみたいだ。
ヤマダも、自分の手が痛むようなことはあんまりしたくないのか、
母親のことを大事に想っていたのか。
あんなことが2度と起こらない、って思えるだけで安心した。
133:
この頃、更に不穏な動きがヤマダと母親を取り巻いていた。
ヤマダは元々自分が住んでいた場所に家族があった。
その人たちを、半ば投げ出すような形で、母親の所へやってきたわけだ。
おそらく、ヤマダの家族達にも、母親にしたように、
無理やり籍を抜かせたのだろう。
彼らは、ヤマダとの離婚に全く納得していなかった。
134:
ヤマダが母親の元にやってきた当初から、何かしらのアクションはあったのかもしれない。
もしかしすると、母親とのケンカの原因もその辺りにあったのかもしれない。
あ、ちなみに、ヤマダはこっちにきて何ヶ月か経った頃、無事就職していた。
お堅い真面目な仕事をしていただけに、こっちでも意外と簡単に就職先にありつけたようだ。
やがて、ヤマダとその元家族とのいさかいが1の目にも見えるようになってきた。
135:
手紙を送りつけてきたり、電話をかけてくるなんてのは当たり前。
むしろ、それで留まるのなら、おとなしい方だと思う。
ヤマダの元家族は、母親の関係者にヤマダとの不倫騒動を密告してまわったのだ。
実際、ヤマダと母親がどうやって親密になっていったのかは、
当事者の二人にしかわからない。
だが、ヤマダの元家族は、まるで母親がヤマダをたぶらかしたかのような言い方で、
吹聴して回った。
そして、惑わされている夫(ヤマダ)を説得して欲しい。と訴えたそうだ。
136:
母親は、それまで築いてきた信頼を一気に失った。
不倫なんて道徳的に許されない行為なわけで、
関係者からは白い目で見られ、一方的な悪者にされ、
仲良くしていた多くの友達をほぼ全て失った。
まあ、自業自得と言えば自業自得なんだけどね・・。
ヤマダがヤマダだけに、元家族も相当なDQNっぷりだと思う。
137:
元家族の攻撃は、何ヶ月にも及んだ。
母親自身とも何度か電話口で話したようで、
その度にヤマダの悪口を一生懸命吹き込んでいたようだ。
元家族、相当ヤマダのこと愛してたんだな。
1には、人間以下に見えていたが・・・。
138:
こんな泥沼試合を繰り広げているわけで、
ヤマダと母親のケンカは激しさを増していった。
やがて、母親はヤマダの圧迫攻撃から逃げる、と言う手段を講じるようになった。
段々耐えられなくなっていったんだろう。
何しろこの頃になると、ヤマダったら、包丁持ち出しちゃったりしてたからね。
よく「母親を殺して僕も死ぬ」とか言ってたそうだ。
まあ、そんな勇気なんて持ち合わせてないから、口からでまかせだったんだろうけど。
たまたまトイレに行ったら、ケンカ中の部屋から変な音がするなぁ、って思って、
様子を見に行ったんだよ。
139:
今日も来たぜ、>>1ファイト。
140:
そしたら、母親を押さえつけているヤマダの手には包丁が握られていて、
その包丁で何度も床をぶっさしてる音だったんだよ。
いやぁ、最初見たときはぶったまげた。
ヤマダ的には、結構刺激的で気に入ったのか、
それからしばらくお決まりのように包丁ぶっさし攻撃をかましてた。
っつーか、その床、人の家の床なんですけど。
141:
この、包丁ぶっさし攻撃で味をしめたようで、
ヤマダはこの後家の破壊工作を進めていくようになった。
この家は、父親と母親が夫婦だった頃に買った家で、
名義は母親のものだった。
ヤマダにしてみれば、ただで家を手に入れたようなもの。
ってか、おそらく人のものだし思いいれも無いし、どうにでもしていい、
って気持ちだったんだと思う。
142:
ここでようやく、逃げ回る母親が再び登場するんだが。
ヤマダの圧迫攻撃から逃れ、母親が家の様々なところに逃げると、
ヤツは家を攻撃するんだ。
母親は自分の持ち物だから、家を攻撃されるとヤマダの前に出て行かざるを得ない。
ドアをガタガタしたり蹴ったり殴ったり、
雨戸をガタガタ蹴ったり殴ったり、
家のありとあらゆる場所で大暴れした。
143:
それも、夜の21時ごろから近所が寝静まる23時頃までに及ぶ。
しまいには、母親の車に乗り込んで、夜中にクラクションを鳴らし続けたりもした。
もう、マジキチとしか思えなかった。
ってか、近所迷惑だし、恥ずかしいし、大事な財産壊されて悔しいし、恐怖だし、
で、なんかもう、どうにかなりそうだった。
この頃の大暴れで、1の部屋のドアは破壊された。
144:
母親も、多分同じ感情を抱いていたと思う。
まあ、それでも愛してたんだろうから、1とはまた違う感情だったんだろうが。
世の中には、だめ男ばっかり好きになる女ってのが存在するが、
まさか1の母親がその部類だったとは、本当にびっくりだったよ。
145:
そして遂に、大きな事件が起こった。
その日も、おそらくヤマダの元家族のことについて揉めていたんだと思う。
母親の話によると、
ヤマダの口から元家族に対して、
今現在行っている嫌がらせをやめるように説得して欲しい。
と頼むのだが、
ヤマダは「それはできない」と泣いてばかりで、行動しないのだそうだ。
結局、二股男によくある心理状態で、「どっちも大事」だったんだと思う。
147:
とにかく、かなり大きなケンカで、1も階段でスタンバイしていた。
なんとなく、いつもと違う、異様な空気も感じていた。
一度「ドターン!」と大きな音がした。
母親の声は尋常ではない興奮状態だった。
でも、これくらいの音ではまだ行かない方がいいかもしれない、と一瞬躊躇った。
次の瞬間、母親の叫び声が聞こえてきた。
「痛い!!痛い痛いーーーー!!!!」
今まで一度も聞いたことの無いような、叫び、というか、悲鳴だった。
148:
ヤマダ最低だな…。
自分は>>1はよく頑張ってると思う。最後まで見届けるぞ!
その場にいないから言えることだし無責任かもしれないけどヤマダを一発殴ってやりたい気分だ。
>>148
ありがとう。
嬉しいよ。
1は、殺してやりたいと思ったから、大丈夫だww
149:
1は、一瞬躊躇った自分を後悔しながら、階段を転げ下りた。
それに重なって、
ヤマダ「おーい!1−−!ちょっと来てーー!!」
ヤマダが1を呼ぶなんて、今まで一度もなかった。
おかしい。
無我夢中で、二人の下へ駆け込んだ。
150:
目に飛び込んできたのは、
仰向けに横たわる母親の姿と、電話機を握り締めるヤマダ。
それから、
母親のお腹からあふれ出した鮮血だった。
151:
1「うぇぇぁああああああ!!!!・・・わぁぁああ!!!!・・・・なにいぃぃぃ!!!!」
みたいな感じで叫んだと思う。
母親のお腹を見た瞬間、お腹がキュウッって締め付けられた。
体中が、カッと熱くなった。
1「なに!?なにがあったの!?」
パニックだったが、なんとか母親を助けなければ、と思った。
152:
1「き・・救急車!救急車呼ばなきゃ!!」
1は、いまだに電話を握り締めているヤマダに叫んだ。
母親は、黙ってはいるが、意識ははっきりしていた。
どうにかして確認したんだと思う。が、良く覚えてない。
ヤマダは、1が叫んでも動かなかった。
ようやく、ヤマダが握り締めている電話に気が付いた。
1「だれ?」
153:
答えないヤマダに、もう一度叫んだ。
1「だれ!?早く切ってよ!!」
ヤマダ「切れない。1、切って。」
何をわけのわからないことを言っているんだ、と思いながら、
まずは相手を確認して、今の状況を伝えようと思って、
ヤマダから受話器を受け取った。
155:
1「もしもし・・・。」
相手「亜kぁvまえヴぉあえrmgbじゃdfgj」(1がパニクっていて言葉が理解できない)
1「すいません。切ります。今・・」
相手「jまえりおgじゃえrkぃじゃgぼえvm」(相変わらず理解できない)
1「あの・・・」
相手「vまえろいgじゃえrgじゃおり」(だめ、無理。畳み掛けんな。わかんね。ブチッ)
1「もう切ります!今、人が死に掛けてるんですよ!!」
相手「そんなの、私には関係ない!!」(しね!!!)
156:
ゴクリ・・・ 支援
157:
なんだこのヤマダ
マジ死ね
158:
相手は、ヤマダの元家族だった。
母親は、おそらく目の前でヤマダの口から元家族を説得させようとしたのだと思う。
だがしかし、母親の願った通りにはならなかった。
なにしろ、母親が血まみれで倒れてるのに、それでも、
元家族と繋がっている電話を切れなかったんだから。
母親は、それに耐えられず、自ら包丁でお腹を刺した。
160:
やべー。なんか、身震いが止まらん。もちょっと・・。
こんな状態なのに、ヤマダは元家族を切ることも出来ず、
目の前で倒れている母親を助けることも出来ず、ただ呆然と突っ立っていた。
有無を言わさず受話器を叩きつけて静寂を取り戻した。
1は、すぐにでも救急車を呼んで、病院まで運ぼうと主張したが、
意識がはっきりしている母親を見て、ヤマダはとんちんかんな発言をした。
「病院連れてくの?大丈夫なんじゃない?」
あほ、しね、かす
159:
絶対に自慢できるぐらい幸せになれよー!!
>>159
幸せになりたい。
平凡でいいから、あったかい家庭を築きたい。今の夢だ。
162:
猛然と抗議をしたら、ヤマダも引き下がった。
病院に電話をさせて、救急車よりも早く行ける、車で母親を連れて行くことにした。
無事、救急受付?で治療をしてもらい、入院の手続きまで完了した。
大事には至らず、命にも別状はなかった。
ただ、母親の精神が完璧に参ってしまった。
ベッドに寝かされている間も、ずっと「死んでやる死んでやる」と呟き続けてた。
看護師に、鎮静剤を注射してもらって、眠りに落ちるまでずっと。
165:
母親をこんなに追い詰めたヤマダが本当に憎くて憎くて堪らなかった。
死ねばいいのに。って、本気で思った。
それに、母親を助けられなかった自分も悔しかった。
あの時、躊躇わないで、もう少し早く様子を見に行ってれば、こんなことにはならなかった。
あの一瞬が、今でも悔やまれる。
どうしたら母親を助けられるんだろう。ほんとに、わかんなかった。
母親の精神状態が心配だったので、
ヤマダにはしばらく来ないで欲しい、と、看護師に伝えた。
それから、父親も単身赴任先から呼び出してしまった。
頼れる大人が、他にいなかった。心細くて、死にそうだった。
父親にしたら、迷惑な話だったと思う。
でも、何も言わずに駆けつけてくれた。
いつも安全運転で、法廷度以上出したことの無い人が、
物凄い飛ばしてきてくれた。
166:
事故ったりすると、前後の記憶が飛ぶって言うけど、
事故じゃないけど、あんなに衝撃的なことだったのに、どうやって家まで帰ったかとか、
母親がいない間どうやって生活してたのかとか、ヤマダがどこにいたのかとか、
殆ど記憶に残ってない。
母親の入院は、それほど長くはなかったような気がする。
一人でいる時間が取れたことで、母親の精神状態もかなり落ち着いたみたいだった。
168:
父親は、母親の状態が安定してすぐ、仕事もあったので帰ってしまった。
傍にいて欲しい、と思ったが、無理だった。
「ヤマダさんがいるんだから、大丈夫だろ。
 お母さんも、お父さんにはあんまりいて欲しくないみたいだからな。」
また、一人ぼっちになってしまった。
この一件の直後、母親は「アイツとは絶対に別れる」と言っていた。
1も別れて欲しかった。一刻も早く、ヤマダに消えて欲しかった。
だから、いつもいつも、別れるように説得していた。
でも、母親の心の揺れは手に取るようにわかった。
口では別れるなんて言ってたけど、時間が経つにつれて、
別れたい、と言う気持ちが薄れていくのが手に取るようにわかった。
167:
なんか>>1の母もかわいそうだね。ヤマダは最低。こういう人間本当にいるのか…。
そして父はいい人だ…。
169:
>>167
ほんと、この頃に、もっと正常な大人が近くにいて、
母親を諭して欲しかった。
母親は、そう言う環境に恵まれない人だったんだ。昔から。
きっと、母親は、強烈に自分を必要とする存在が欲しかったんだと思う。
それは子供とは別で。当たり前だけど。
そう言う点で、父親との昔からの遺恨でもわかるように、父親では満足感を得られなかった。
でも、ヤマダは、異常だけど、強烈に母親の存在を欲している。
その、幸福感を感じてるんじゃないか、と思う。
だから、母親は、ヤマダを切れなかった。
そう思う。
170:
退院した母親は、結局ヤマダと別れるそぶりなど全く見せず、
元の生活に戻っていった。
この事件でヤマダも多少は正気になったようで、元家族とのいざこざを、
母親が戻ってくるまでに解決させていた。
というか、二人で話し合って、退院するまでに解決しなければ離婚。
と言うことになっていたらしい。
171:
もしかしてまだあるのか?
最初からかなりのペースだと思うが
173:
>>171
あるよ。( ̄ー ̄
172:
おわったーーーー。いやぁ、今日も疲れたす。
1つ目の山場を無事書き終えました。
明日には、高校編は書き終えるかな。
大学編はもっと鬱だよ♪
ということで、今日はそろそろ終わりにしまーす。
みんな、今日も付き合ってくれてありがとう!!
175:
もっと鬱とか…
すげぇ人生経験してるな
>>1乙
185:
やあ。
今日も頑張っていきたいと思います。
みんな、いつもありがとう。嬉しいよ。
高校編の続きか・・。
ちょっと番外編書くかな。
186:
この頃、高校で、人生2度目のイジメに遭っていた。
ちなみに1度目は小学校の頃だった。
一時的なイジメだったから、あんまり傷ついた思い出は無い。
今の共通の友達から聞いた話では、
「あの子がイジメをしてたなんて信じられない。すごいいい子だよ。」
だそうだ。
人生、どうやって性格が変わるかわからん。
2度目のイジメは、1度目よりはきつかった。
まあ、家のゴタゴタに比べればたいしたことはなかったけどな。
鼻で笑ってられるくらいだぜ。
理由は行動が気にいらない、ってことだったらしい。
グループ内で定期的に回ってくるイジメだった。
187:
周期は大体半年から1年くらい。
グループ内の子は、ほぼイジメを済ませていた。
1は、イジメのボスと仲が良かったこともあって、ずっと免れてたんだ。
他の子らがいじめられてる間、1は結局何も出来なかった。
1も立派な加害者だな。
自分に回ってくるのが怖くて、ボスに調子を合わせてた。
いじめられていないポジションにいる子達も、同じだった。
188:
いじめを済ませた子は、自分の鬱憤を晴らすためにいじめるって感じ。
悪循環だった。
女のいじめって、ほんとに陰湿で幼稚。
実際にされたことと言えば、まあシカトと聞こえよがしにされる悪口くらいなもんだったが。
ある日突然みんなが冷たくなって、シカトがはじまるんだよ。
今まで当然のようにしてた会話がなくなる。
声もかけてもらえない。
それまで楽しくてしょうがなかったバカ話も、孤独感を強烈に感じる拷問になるんだよ。
189:
それなのに、その場にいなきゃいけない。
悔しくて悔しくて、毎日手帳にのろいの言葉を書いてたわけだww
その後、ボスが改心したらしく、いじめ休戦の話し合いの場が持たれた。
ってか、いじめる相手がもういなくなったから、終わりにしようってことだったんだと思うが。
結局ボスだけは、そのグループでいじめられずに済んだしな。
卒業まで、いじめの無い期間が半年くらいあったが、もう上辺だけの仲良しグループ、
みたいな感じでほんとに気持ち悪かった。
シカトと悪口でこんなにキツいんだから、それ以上のいじめってどんだけキツいんだ、
っていつも思う。
今は、ケータイつかっていじめられたりするんだろ・・。大変だよな。
190:
いじめは良くないよ。ほんと。
何も出来ない傍観者も、加害者になるしな。
困ったもんだな。
ってことで、そろそろ本題に戻るかね。
192:
今日見てるよー
女のイジメは陰湿だよね。
自分も加害者・被害者の両方やった。
加害者の時は、本当に鬱憤ばらしに過ぎなかった気がする。
でも被害者になった途端、
一転して自分がストレス解消の道具と課すんだよね。
男は逆にあっさりしてんだろうなぁーっと思ったけど
男:女=9:1の大学行った時、醜い男の嫉妬を見たな。
194:
>>192
お。ありがとう。
男も酷い感じするよな。
命の危機にさらされるのは、どっちかって言うと男だよな。
それを考えると、恐ろしい。
191:
えーと。前回は、母親が退院したところまでか。
この時期の記憶が、ほんとに曖昧なんだ。
他に覚えていることと言えば、
テスト週間中、母親とヤマダが激しいケンカをしているのを聞きながら、
1に出来ることは勉強して成績を上げるだけだ。
って言い聞かせてめちゃくちゃ集中的に勉強したら、飛躍的に成績が上がって、
ちょっと嬉しかったことくらいだ。
やっぱりやれば成績はあがるのな。
あ、それから、当時スカパーが見れるようになってたんだが、
それのPPVでAVを見たのがばれて、物凄い怒られた記憶がある。
AVは面白かったwww
193:
そろそろ真面目にな。
ケンカの激しさが増していく日々で、母親は近所に合わせる顔がなくなっていった。
旦那の単身赴任をいいことに、どこからともなく男を引っ張り込んで一緒に住み始めた。
しかも、その男は、恥も外聞もなく騒音を撒き散らす。
全盛期には、3日に1回くらいの割合で、深夜に車のクラクションを鳴らし続けてたからな。
おまけに家はどんどん壊されていく。
父親と二人で買った家なわけで、
母親もさすがに父親に申し訳ない、と言う気持ちも強まっていったようだった。
195:
引越しをする、と言う話題が出るようになった。
「ヤマダも、いつまでも父親が建てた家なんかに住みたくないんだと思うよ。」
と、母親が言っていた。
母親から聞いたとき、
そう言う気持ちもあったのか。それは意外だ。
と思った。
196:
当時住んでいた家も、その家に決めるまでに相当な時間を費やして決めた。
大きな買い物をするんだから、当然だと思う。
だから、1も、まさかすぐに引越し先が決まるとは思っていなかった。
が、その日はあっという間にやってきた。
ちょうどタイミングよく好評発売中の住宅をヤマダが見つけてきたらしい。
交通の便が良く、良質な住宅として有名らしい会社が発売していたんだとか。
ヤマダは、母親に一切相談もせず、見つけたその日に契約まで済ませてきたんだそうだ。
やまだすげーー。
197:
そのフットワークの軽さが、簡単に家族も捨てて不倫に走らせたんだろうな、
って思った。
母親と二人でその家を見に行った。
意外と環境も良く、1はちょっとウキウキしたりもした。
198:
新しい環境にワクワクした。
恥と悔しさで塗りつぶされた家から出られる、と思うと
鬱屈した思いも晴れるような気分でさえあった。
でも、ワクワクした気持ちも、引越し当日までだった。
200:
やっぱり、ずっと慣れ親しんだ家を出る、と言うのは思った以上に悲しかった。
それだけじゃない。
短かったし少なかったけど、
父親と母親と3人で暮らした楽しい思い出も捨てなきゃいけないんだ、
と言うことに、このときようやく気が付いたからだった。
この家を引っ越していくと言うことは、まるで、
父親と縁を切るということになるんじゃないか、って気がして、辛かった。
実際はそんなことは全くなかったけど。
車に乗って、視界から段々遠ざかっていく自分の家を眺めながら、
泣きそうになるのを必死にこらえてた。
母親にそんな涙を見せたら、悪い気がした。
201:
新しい家に着いたら、悲しい気持ちなんかに浸ってる暇はなかった。
それに、なんだかんだで、ウキウキする。
1、新しモノ好き。
事前に下見をしたとき、自分はこの部屋をもらえるだろう、と踏んでいた部屋があった。
前に住んでいた部屋から比べたら格段に狭くなるが、入れないことはない広さだった。
もう一つあったが、そこは狭すぎて、物置にしかならないんじゃ、と思っていた。
202:
新しい家について、母親に改めて聞いた。
1「この(広い)部屋でいい?」
母「ごめん。1はこっち(狭い)の部屋だって。」
1「え、なんでー?お母さん達使うの?」
母「うん。アイツがこの(広い)部屋使うって言うから。」
まあ、今回はヤマダの持ち物だし、文句は言えないかなー、と思って諦めることにした。
仕方なく狭い方へ荷物を運び込む。
203:
元々、前の家にあった自分の荷物を全部持ってこれるスペースはなかった。
なので、厳選して必要なものだけ持ってきていた。
それでも、狭い。
布団を敷くスペースを考えて、簡易タイプの折りたたみテーブルと、
小さい棚を置いたら、歩けるスペースは殆ど残らなかった。
元々、新しい家は狭いんだし、住まわせてもらえると思えば、まあいいか。
と思った。
1は、意外と楽天家だよ。えへ。
204:
引越しが全て完了して、業者が帰っていった。
ヤマダが使うらしい、と言っていた広い部屋は、結局荷物置き場になった。
しかも、狭い部屋に置いても意外とイケそうだった。
母親とヤマダはもっと広い部屋を寝室に使った。
なんだろう。前途洋洋だ。
205:
とは言え、新しい環境で気分も一新し、毎日ワクワク暮らしていた。
と思う。
ただ、ケンカは相変わらず激しいままだった。
家が小さくなった分、二人の争う物音は、よりはっきり聞こえるようになった。
1は今までにもまして、物音に敏感になっていった。
そして、新しい家は、母親にとってあまり良い影響を与えなかった。
これまで、ヤマダにとって自分の持ち物ではない前の家は、いくら壊しても暴れても
痛くもかゆくもなかった。
でも、これからは自分のものだ。
暴れて、例えば包丁を床にでも突き刺せば、自分が嫌な思いをする。
ヤマダは、この家に引っ越して以降、一度も、自分の家を傷つける行為はしなかった。
206:
1は思った。
あれは、自分のものじゃないと言う冷静な判断のもと、
やっていた行為だったんだ。
壊してもいい、と思ってやっていたんだ。
また、憎しみが大きくなった。
そうやって、ヤマダの有り余る体力は母親へ向いた。
母親の動きを封じる圧迫攻撃は激しさを増していった。
207:
母親の体にあざが出来ていることが多くなった。
何があったのかなんて、怖くて聞けなかった。
なんとなく、圧迫だけじゃないのかな、って思っていた。
208:
圧迫攻撃ってなんかあれだな
ポケモンのカビゴンを彷彿とさせるな
210:
>>208
すまん。ポケモンを良く知らん。カビ???
一体どれくらい苦しいのか想像が付かなかった。
が、体重差のある彼氏が、よくふざけて乗ってくるんだが、ほんとに死ぬ。
あんなの、5分と耐えられんよ。
211:
>>210
「カビゴン」って言って常に寝てるポケモンなんだよ。
体重も重くて図体もデカい奴なんだ。
「のしかかり」っていう技も出来た筈。
212:
>>211
いつも寝てるとか、
カビゴン、ヤマダに似てるww
209:
新しい家に引っ越して、1は高校を卒業する歳になった。
勉強したい分野があって、その分野のある大学に進学したいと思っていた。
その時点で、行きたい大学の偏差値に、自分の偏差値は5くらい足りなかった。
でも、高校受験では頑張らなかったし、大学は受験しようと思っていた。
そのことを母親に告げた。
そしたら、やめなさい。と言われた。
「1はどうせ勉強しないんだから、推薦で行ける大学にしなさい。」
高校受験と同じことを言われた。
213:
今度は、ちょっとだけ食い下がった。
でも、勉強したい分野なんだよ。とか何とか。
結局1は、母親の探してきた、1の通ってる学校から推薦で確実に行ける大学を選んだ。
別に勉強したい分野なんてなかった。
ただ、指定校推薦がある学校だから、そこにした。
周りからは、推薦で行けるなんてすごいね。とか言われたけど、
ちゃんと受験して行きたい大学に行こうと努力してる君達のほうがすごいよ、
っていつも思ってた。
214:
母親に、また逆らえなかった。
と言うか、逆らうなんて言葉は、まだ1の辞書にはなかった。
指定校推薦で無事合格し、晴れて1は大学生になった。
215:
この頃、1は少しずつおかしくなり始めていった。
精神的な面では、段々腐っていった。
世の中の男は一切信用できない、と思い始めていた。
父親は父親で、なんか弱いしだめ親父、と言うイメージだった。
ヤマダも暴力男で自分勝手。
結婚したってどうせ離婚するに違いない。
って思って、恋愛だの結婚だのに希望を持たなくなっていった。
216:
そんな腐った1の心を唯一癒した男は、あるアーティストだった。
元々音楽に敏感な年頃だったし、1はそのアーティストにどんどんのめりこんでいった。
向こうで母親達がケンカを始めると、決まってそのアーティストの曲を流して、
心の平静を保とうと努力していた。
彼の声を聞いている間は、安らげた。
雑誌も買ったし、テレビは絶対チェックしたし、ラジオも聞けるものは全部聞いた。
コンサートがあれば、バイト代を全部つぎ込んで、行けるだけ行っていた。
熱狂的な追っかけだったと思う。
そうやって、非現実の世界に逃避することで、なんとかバランスを保っていた。
217:
そんな純粋なファンだったのに、ネットって言うのは怖いな。
ある日、ネットサーフィンをしていると、とあるファンサイトを見つけた。
そこでは、どうやら小説を書いているらしかった。
元々小説が大好きだった1は、なんの躊躇いもなくその小説を読んでしまった。
よまなきゃ良かった・・ほんと。
218:
夢小説か…?
220:
>>218
夢どころの話じゃないww
219:
それは、1の大好きなアーティストの男色小説だった。
それまで、一切興味なかったのに、
何故かそれを読んだとき、1は雷が落ちたような衝撃を受けた。
それからは、あれよあれよと言う間に腐った女子化してしまった。
ちなみに、今は全く腐に興味は無い。
過去の出来事と向き合えるようになりはじめてから、自然と腐への興味も薄れていった。
【画像】死刑執行待ちの死刑囚ランキングwwwww
221:
もう、ほんとに、救いようがなかった。
更に、精神的な面だけでなく、身体的にも異常が現れ始めた。
222:
母親たちのケンカが始まると動悸が激しくなって、嫌な汗がいっぱい染み出す。
状況が悪化してくると、様子を見に行く、と言うのは繰り返していたんだけど、
この頃ヤマダは1にも攻撃的な言葉を投げるようになっていた。
包丁を向けられて、脅されることもあった。
それに、ケンカを目の当たりにする機会も増えていった。
そうすると、手足がしびれて過呼吸に陥ったりもするようになった。
223:
それから、寝てる間に急に呼吸が出来なくなって飛び起きることも良くあった。
なんだったんだろう、メカニズムは良くわかんないけど、
飛び起きてからも喉が収縮してるみたいでしばらく呼吸できない。
無理やりセキをして、やっと気道が開く、みたいな感じだった。
あと、朝起きると何故か涙を流していた、なんてことも良くあった。
多分、寝ている間に感情の整理をしてたんだろうな。
224:
ちょっとやばいかな、とは思っていたけど、
1が過剰に反応しすぎてるだけなんだろうな、と思って全部スルーしていた。
225:
そんな日々が続く中で、1にとっては第2の山場の事件を迎える。
いまだに、この件はちょっときつい。
時々フラッシュバックするんだな、これだけは。
なので、簡単に書くよ。
ある日目が覚めると、ヤマダの絶叫が聞こえてきた。
途切れ途切れに、母親の「やめろー・・やめろー・・」と言う声も。
どちらも、これまで聞こえたことの無い種類だった。
226:
「僕、おかしくなるーー!おかしくなる!おかしくなる!!」
断続的に、と言うかリズミカルに聞こえる絶叫。
で、わかった。
わかった瞬間、全身から汗がふきだした。
また過呼吸になった。
向こうは気が付くはず無いんだけど、1が起きてることがばれないようにしなきゃ、
って思って、必死で息を潜めた。
布団の中で、ずっと固まってた。身動き一つしないで、耳を押さえながら、必死で目をつぶった。
断続的に聞こえてくる絶叫を耳にしながら、必死で
寝なきゃ、寝なきゃ!!って思ってた。
227:
殺したかった。この世から抹殺してやりたかった。
どうやれば殺せるんだろう。って、真剣に考えた。
完全犯罪の方法を考えてた。
何度も何度も、ヤマダの背中に包丁を突き立てる自分を想像してた。
後ろからそっと近づいて、不意打ちで刺せば殺せるんじゃないかって。
毎日思ってた。
228:
次の日、腰をかがめて、なんとなくその辺りが痛そうに歩く母親の姿を見て、
濃厚な疑いが、確信に繋がった。
この日以降、なんとなく母親とも距離を置くようになってしまった。
もう、母親は自分の母親じゃないって思った。
子供じゃなくて、男を取ったんだ。
っていう思いが強くなったのも、この頃だった。
形だけは一緒に暮らしてるけど、1のことなんてどうでもいいんじゃないか、って感じてた。
それまで口うるさく1の行動に干渉していた母親が、
泊りがけでどこかに出かけようが、大学をサボろうが、何も言わなくなった。
230:
追いついたらキモい展開
233:
>>230
すまん。
色々キモグロいよな・・・。
229:
そういえば、ケンカをやめて欲しくて、発狂したことがある。
と言うか、前の家で1が味わった悔しさを感じさせようと思って暴れた。
部屋の壁に椅子を何度も投げつけて破壊してやった。
ついでに、タンスにも穴を開けてしまった。
それから、わざと家のドアを空けて、大声で
「なんで包丁持ってるの!?危ないよ!怖いよ!」って叫んでやったこともある。
231:
家の中で、ヤマダと1はどんどん対立していった。
関係は最悪で。
口も利かなかった。
ヤマダが家に帰ってきたら、即効で部屋に逃げ込んだ。
すれ違うのも嫌だった。
同じ空気を吸うのも嫌だった。
毎日毎日殺してやりたいって思っていた。
236:
私のイメージの中でのヤマダが相当キモい
238:
>>236
行動とか言動は、ものすごいキモいよ。
顔は意外と普通だった。
今は、あの手の顔が大の苦手だ。
っつーか、見ると吐き気がする。
239:
今にして思えば、まあ夫婦なんだし、夜の営みなんて当たり前なのかもしれないが、
当時の1にはすごい衝撃だった。
彼氏なんて当時いなかったからな。経験したこと無いし。
しかも、暴力振るわれてる延長線上にある、半ば襲われているみたいなもんだと理解してたから、
鬼か悪魔かと思ってた。
父親と母親も不仲だったし、営みなんて、全く想像上のものでしかなかったんだ。
だからね、もう、この時点で気持ち悪いもの、って言うインプットが頭にされた。
240:
あ。
気が付けば、1、大学生じゃね?
【大学生編〜暗黒からの脱出〜】
が、始まっていました。あはは。
241:
自宅から通ってるのね
243:
>>241
そうそう。
入学当時、父親から一人暮らしを勧められたんだが、
当時は母親を支えてるのは自分だって意識が強かった。
自分がいないと、母親が殺されるかもしれない、って思ってたから。
だから、一人暮らしはしないで、結構遠かったが頑張って通ってた。
242:
で、ようやく1に希望の光が見えてくるわけだ。
もう、精神的にも身体的にもやばいらしい、と母親がようやく気が付いた。
事件もあったから、1を家においておくのは良くないって思ったのかもな。
母親が、父親と暮らすことを1に提案してきた。
いまさらな話だった。
1は、ずっと母親を支えてきたつもりだったし、
あの家を引っ越した時点で、父親とはなんとなく一緒になってはいけないような気になっていた。
244:
それに、なんとなく捨てられるのか、って思った。
やっぱりいらない子だったのか、って。
それから、1だけがこの家から出て行ったら、まるで逃げたみたいになりそうで、嫌だった。
母親を結局救えなくて、自分だけ楽な場所に逃げていくのか、と思うと、
母親に申し訳ない気持ちになった。
自分だけ楽な思いなんてしていいのかな、って。
だから、父親と暮らすことには、しぶしぶ賛同する、と言う形を取った。
正直、ほっとした自分がいた。
それが、本当に申し訳なかった。
245:
家を出て行く決心をした夜、母親とヤマダのいる前で、1は泣いた。
「それで、お母さんが幸せなら、わかった。私は出て行くよ。」
って泣いた。
母親は、何も言わなかった。
ただ、そこに座ってるだけだった。
なんだ、熱くなってるのは自分だけか。
早く出て行って欲しいんだ、って思って、泣いたことが恥ずかしくなった。
246:
父親は、結構いい歳になっていた。
それなのに、新しく家を建てた。
1との生活のために、頑張ってくれたんだと思う。
ローン支払うの、すごい苦労してた。
248:
新しい家で、
ようやく、1はヤマダの呪縛から開放されることになった。
でも、ヤマダの元に残る母親が本当に心配だった。
1と言う歯止めがなくなって、ヤマダが暴走するんじゃないか。
夜になると、シンとした家の中で、いつも母親のことを想ってた。
新しい家に引っ越しても、半年くらいは、
小さな音に敏感に反応してしまう癖は直らなかった。
ちょっとでも「ガタン」って音がすると、反射的に階段まで駆け出したことなんて、
2度3度じゃなかった。
それでも、少しずつ体の異常は元に戻っていった。
247:
1は本当に優しいね
お父さんも愛情深いね
すでにじーんとしたよ
私ばっかレスしてごめん
249:
>>247
ありがとう。
このキモい展開に付き合ってくれてるんだ。
レスは嬉しいよ、ほんと。
今は、父親が大好きだ。
小学校時代からずっと、父親に対して申し訳ないことを続けてきた、
って思ってるんだ。
だから、今、やっと少しずつ親孝行してるよ。
はい!今日はこれで終了です。長かったな、今日は。
金曜日だからな。がんばっちった。
そろそろ終盤だな。
ココに書こうかどうしようか迷ってるネタが一個あるんだよなー。
まあ、過疎ってるから大丈夫かな。
最後の爆弾だよ。
よし、やっぱり書くか。
これが無いと、今の1に繋がらん。
明日は【社会人編 〜1の恋〜】です。
多分明日で最後になると思うよ。
251:
今日も付き合ってくれたみんな、ありがとう。
1000まで行かないかなー・・・・。
意外といかないもんだな。
まあ、小ネタをちょいちょい書いていくか。
明日は、就職の面接に行ってくるよ。
じゃあね。
258:
お疲れさま
面接がうまくいきますように
260:
>>1の父本当にいい人だな…
就職活動か…頑張れ!
最初、構ってちゃんとか言って悪かった。ごめん。
今まで辛かった分これからいいことがたくさんあるといいね。というか、そうなるように願ってるよ!
261:
人生経験薄い俺が言うのもなんだけど
>>1の幸せを願ってる
274:
父を恨み、刺し
母の味方をしていた
しかし単身赴任して怒りが自分に向いた時は父に助けて
ヤマダ登場したら、母の味方となり母を助ける。
結果刺した父親のところへ戻るわけか。
酷い人生だなw
275:
>>274 仕方無いでしょう。子供はどうしても母親に依存するもの。
自分で善悪の判断は出来ない。何故なら子供だから。
父親が頼りないと思う。
どうして子供連れて離婚しなかったのか。
どうしてこんな母親の所に子供を置いていったのか。
276:
>>275
小さい頃だったしコロコロ変わるのも仕方ないですね。
281:
しかしここまで読んでしまった。
応援しないわけには行かないのだ。
282:
やあ。みんな。
なんだかすごい盛り上がってるな。
ありがとう。
こんな糞スレなのに、すごい嬉しかったよ。
出来れば今日中に終わらせたい。
昨日は、先走って書き方が荒くなっちゃったからな。
今回は丁寧に書いていくつもりだ。
・・・飽きなかったらな。
それと、
>>274
マジレスしようとしたら、結局なんかいいやつじゃんか。
子供の頃の1は、生きるのに必死だったんだ。
大目にみてやってくれww
あと親父、すいません。っていつも思ってるから、それで許してくれ。
283:
>>282
応援するよ。
面接どうでした?
288:
みんなありがとう。
面接かwww
めちゃくちゃ張り切って行ったら、肩透かし食らったくらい簡単な面接だった。
1次面接だったらしい。
結構好印象だったぜ。
ただな、経歴不足なんだな、1は。
結果は来週わかるらしい。
どうなってっかなーーー。
287:
さて今日は、父親と一緒に住み始めたところからだな。
まだ【大学生編 〜暗黒からの脱出〜】だよ。
父親と暮らし始めたからと言って、すぐにヤマダの呪縛から逃れられるわけでもなかった。
それと、
随分長いこと父親と暮らしてなかったし、
今更どんな顔をして接すればいいのかわかんなくて、気まずかった。
ちょうど思春期だったしな。
なんか、いつもぶっきらぼうに接してた記憶がある。
それでも、母親と一緒だったときみたいに、必要以上に辛い態度を取らなくて良くなった、
ってのが一番安心できた。
291:
では本題へ。
父親と一緒でも、母親のことはいつも気になっていた。
大学生だったから時間も結構あって、
よく平日の昼間に母親の様子を見に行ってた。
時々出来てるあざに胸を痛めたりした。
そんなんでも、人間なんて現金なもので、
静かな夜を過ごすうちに、あの地獄のような日々を過去のものとして捉えるようになっていった。
292:
ところが、ある日の夜、母親の家から1の携帯に電話がかかってきた。
突然の電話で、1は緊張した。
もしや、母親になにかあったのか?
1「もしもし、お母さん?どうしたの?」
母「あ、もしもし1?悪いんだけど、お母さんの家の近くまで迎えに来てくれない?」
母親の声は、怒鳴りすぎたのだろう、枯れていた。
母「もう、アイツと一緒にいるのが嫌なんだ。
 出て行くことにしたから、迎えに来て欲しいんだよ。」
1は、母親を守る任務がまだ続いていることを知った。
293:
嫌ではなかった。
母親だけをヤマダのところに残してきたことを後悔していたし、心配だった。
1は、とにかく助けたい一心で、家を飛び出した。
1のところに電話をかけてくるなんて、きっとよっぽどのことなんだろう、って思った。
もし、1に電話したことがばれたら、ヤマダは母親に対してどんな攻撃をするかわからない。
それに、圧迫攻撃に終わったら最後、母親は逃げ出せない。
とか色々考えて、免許取りたてだった1は、父親の車を飛ばして母親を迎えに行った。
294:
約束していた待ち合わせ場所にいたのは、母親だけではなかった。
あんなに急いだのに・・。
ヤマダがいるなんて。
これじゃ、逃げ出そうと計画してたのがバレちゃったじゃないか。
1はすごいドキドキしながら近づいた。
ヤマダから攻撃されるんじゃないか、ってほんとに怖かった。
でも、ヤマダは特に何も言わなかった。
ただ、母親の腕をしっかりつかんで、逃げ出さないようにしてた。
近づいて、車の窓を開けた1に母親が話しかけてきた。
母「ごめん。今日はいいや。かえるね。」
1「うん・・。わかった。」
それだけだった。
295:
優しいな( ;∀;)
296:
1は、怖くて怖くて、その場から逃げ出すので精一杯だった。
動悸が早くなってるし、手にも嫌な汗かいてるし。
で、バックミラー越しに見る母親を救えなかったことも悔しくなったり。
こうして、1と、母親とヤマダの関係はまだまだ続くことになった。
297:
ヤマダのいない昼間。
ケンカ中、ヤマダの圧迫攻撃を逃れた瞬間。
1がマックを頬張ってる瞬間。
母親からは、度々救出を懇願する電話がかかってくるようになった。
298:
その度に、1は毎回母親を救出に向かった。
うまくいくこともあった。
そんな時は家に泊めたこともある。
母親を助けたい一心で、父親の気持ちをまるで考えていなかった。
けれど、結局、母親はヤマダの元に自分から帰っていった。
「色々考えたんだけど、やっぱり今後の生活を考えると、今は別れられない。」
毎度、こんな感じの言い訳を繰り返していた。
1は、母親がヤマダに心から嫌気がさしているんだ、と信じて疑わなかった。
だから、なんでいつも戻っていくのか不思議でしょうがなかったんだ。
299:
父親も親身になって考えてくれたこともあるんだよ。
「そんなに大変なら、シェルターがあるはずだから、そこに行ってみるといいよ。」
ってさ。
あんなことをした母親の相談に乗ってるんだぜ。
どんだけいい人wwって思った。
300:
だけど、母親は何も行動を起こさなかった。
ただ、いつも一時的にヤマダから逃げて、ちょっとしたら戻っていく。
毎回母親の懇願は必死で、「今度こそ逃げたいんだ。」って1を頼る。
だから、その度に、1は母親を信じて何度も脱出工作を計画してあげた。
1は、完璧に振り回された。
それでも、ヤマダのあの恐ろしい暴走を見ることはなかったので、
1はそれなりに心の平穏は保つことが出来ていた。
301:
でも、遂に1の平穏を崩す日が来てしまった。
ある土曜日の昼下がり、1の家インターフォンが鳴った。
1の家のインターフォンは、当時ではなかなか先進的だった。
インターフォン越しに、相手が見えるって機能がついてたんだ。
ちょっとした自慢だったんだぜ。
で、1はそれで相手を覗いた。
そしたら、母親が立ってた。
どうしたんだろう?って思ってすぐに外にでた。
302:
母「ああ、1。ちょっと旅行に行ってきたんだ。これ、お土産だよ。」
にっこり笑ってお土産を手渡してくれる母親の向こう側には、
車の運転席に座るヤマダの姿があった。
い え ば れ た w w w w
お土産を持ってきてくれるのは嬉しいが、
ヤマダに1の家教えてどうするんだよ。って思った。
1は、母親に、新しい家を建てたとき、
ヤマダには、絶対教えないでね。
と念を押していたんだ。
この先どんなことがあるかわかんないし、もうヤマダとは関わりたくなかったし。
303:
結局その時は何も言えず、お土産だけ受け取って家に逃げ込んだ。
ヤマダに家ばれて、母親が次に逃げてきたらどうしよう。
って、漠然と不安に陥った。
その夜は、久しぶりに呼吸が出来ななって、飛び起きた。
304:
1の不安は、的中した。
いつものように母親をレスキューして家に戻ってきた。
今回は、ヤマダが風呂に入ってる瞬間を狙って脱走を実行した。
見事に母親を連れ出すことに成功したが、不安が残る。
1「あの人、家覚えてるよね?迎えに来るんじゃないの?」
母「大丈夫だよ。お父さんだっているんだし、これないよ。」
ほんとかな、なんて思いながらも、23時ごろまで何事もなく平和に時間が過ぎていった。
305:
そろそろ寝よう、と準備をしていた時、父親が部屋をノックした。
父「1ー。ヤマダさんが来てるよ。」
ヤマダは思った以上に記憶力が良かったし、遠慮とかなんかそう言うのが、全くなかった。
母「いいよ。ほっとけば。そのうち帰るよ。」
母親は、まるで他人事だった。
306:
困った父親は、結局ヤマダを家の玄関に引き入れてしまった。
多分、近所の目も気になったんだろうし、
寒い季節だったので、外でうずくまるヤマダをほうっておけなかったんだろうと思う。
なんかもう、ほんとに親父に申し訳ないな、これ。
さらに、あったかいお茶まで出して、ヤマダの話を聞いてやっていた。
307:
父ちゃん・・・
308:
何やってんだよ父親。って思った。
その前に、母親何やってんだよ。だったんだがな、ほんとは。
そうやって上がりこんでしまったヤマダにしてみれば、こっちのもの。
ヤマダは、母親が戻ってくるまで玄関を動かない。
といって、そこで大の字になって寝転んでしまった。
遂に観念した母親は、夜中の1時ごろ、ヤマダと共に帰っていった。
309:
ヤマダこえぇえ
310:
1もお父さんも人よすぎ
312:
また失敗か。って思ったが、それ以上に家にヤマダが上がりこんだことに対する
恐怖と嫌悪が酷かった。
ヤマダが寝転んだ玄関は消臭スプレーを吹きつけまくり、
ヤマダが使ったトイレも、これでもかってくらい除菌しまくった。
それでもトイレは、気持ち悪くてしばらく使えなかった。
家にトイレが2個あってほんとに良かった。
313:
トイレもしたのか
そういえば鮮血事件のときは警察動かなかったの?というか医者が通報しなかったの?
>>313
警察には通報しなかった。
痴話喧嘩だったしな。医者も何もしなかったのかな。
そういえば、1より先にヤマダと会話をしてたんだ。
あいつが変なことを言ったのかも。
最初、精神病棟に入れられたんだよ。
1が看護師に訴えて、一般病棟に急遽移してもらったんだ。
今から考えると、頭がおかしくなって自分で刺したとか言われたのかもな。
315:
1には申し訳ないが
ヤマダより母親がキチガイすぎる
>>315
母親はなー。
それを言われると辛いな。
ほんと、周りからみると相当なアレだと思う。
それでも母親だから、なんか切ないな・・。
318:
ふぅ。
突然親父が部屋にやってきた。
今度、旅行に行くんだ。
その相談をしていたよ。てへ。
さて、再開。
323:
1含め、家族みんながイネイブラーか・・・。
辛いな。
327:
>>323
共依存か。
どうかわからんが、母親は最近まで子離れが出来ない人だった。
1も、いい年まで自立出来なかったしな。
331:
では、今度こそ再開。
えーと、どこまで書いたかな。
ヤマダが家まで侵入しちゃったところまでか。
そんなこんなで、ヤマダは家に逃げてきた母親を連れ戻すため、
よく姿を現すようになった。
もうわかるよな。次に何するか。
クラクション攻撃に加え、家の外で母親の名前を絶叫する攻撃に出た。
ここでもそれかよ。って思って、またあの家みたいに恥で塗りつぶされるのかよ。
って思った。
335:
この頃、1は、自分を何とか普通の人間に戻したいって思うようになっていた。
世の中の男は誰一人信用できない。
結婚に夢も希望も無い。
周りの知り合いにも本音は一度も見せたことがなかったし、
絶対不可侵領域を作っていた。
と言うか、誰かに聞いて欲しかったんだと思う。
ようやく、外に発信できるまでに、自分が変わってきていた。
337:
大学に、学生専用のカウンセリング室?があった。
何度も思いとどまって、遂に、1はそのドアを叩いた。
339:
やっと一歩踏み出した!
良かった!!
325:
マジで息がつまりそうだよ。
あと、マジで1を抱いてやりてえ。てか、1に抱いてほしい。俺を。
16歳だけどwwww
333:
>>325
なんだお前らwww
そんなに抱いて欲しいのか。
それはなにか?
母親の遺伝子を受け継いだ1だとわかってのことか??
336:
可哀相とか、そんなんじゃねぇんだよ。
幸せにしてくれそうじゃん。
340:
>>336
1の彼氏は、今幸せだそうだ。
残念だったなwww
いかにもやさしそうなおばさんが出迎えてくれた。
大学の片隅で話を聞いてくれるようなカウンセラーじゃ、
何も変わらないかもしれない。
でも、もしかして、何か変わるかも。
って、わらにすがる思いで、1の気持ちをぶちまけた。
ぶちまけよう。全部話そうって思ったのに、
話始めて5分もしないで、喋れなくなった。
ずーーーーっと何年も堪えてきた気持ちが全部出てきたみたいで、
あぅあぅ言いながら泣き出しちゃって、自分でも止められなくなった。
341:
彼氏いたのか…
…幸せになれよ!
世界一綺麗な女になって、
世界一幸せになれ!
ならないと許さないからなw
>>341
1の初めての男だ。
いいやつだぜ。
342:
おばさんはだまってうなずいてるだけだった。
で、
「頑張ったんだね。1さんは、ずっとこれまで頑張ってきたのね。」
って言ってくれた。
初めて、1は救われた気がした。
何も出来ないし、逃げてばっかりだし、誰も救えてない。
ってずっと思ってきたから。
1は、このとき初めて、欲しかったものがわかった。
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