夕立「提督さん、ご用事はなぁに?」【艦これ】back

夕立「提督さん、ご用事はなぁに?」【艦これ】


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1:
過去作 ※続きではないです
村雨「スタンバイオーケーよ♪」【艦これ】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432297423/
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433079140
3:
夕立「白露型駆逐艦の四番艦、夕立です」
提督「俺がここの提督だ。よろしくな、夕立」
夕立「第三次ソロモン海戦では、けっこう頑張った――」
提督「ほう」
夕立「――っぽい?」
提督「……ぽい?」
夕立「ぽい」
提督「……そうか、頑張ったっぽいのか」
 (この娘、大丈夫か……?)
4:
パラレルみたいなもんです
5:
夕立「艦隊が戻って来たっぽい?」
提督「あぁ、戻って来たな。ご苦労様」
夕立「夕立、お腹空いたっぽい?」
提督「よし、まずは補給だ」
夕立「分かりましたー! ごっはん?、ごっはん?♪」
提督「……ぽい、か」
 (分かりにくい口癖だな)
6:
提督(夕立と過ごして、分かったことがある)
夕立「さぁ、素敵なパーティーしましょ!」ドドドド!
提督(彼女はフランス人形のような可愛さを持つ少女だ。サラサラの金髪に緑色の瞳。身体付きは駆逐艦らしからぬ発育の良さ)
夕立「まず何から撃とうかしら?」
提督(黙っていれば美少女。だが――)
夕立「これでどーお!?」ドガァン!
提督(夕立は脳筋で戦闘狂だ)
夕立「んー、もうちょっとやっちゃうっぽい?」
提督「いや、これ以上は弾の無駄だ。先へ進もう」
夕立「はーい!」
7:
夕立「ニューバージョンっぽい?」
提督「改だからな。おめでとう」
夕立「夕立ったら、ここまで結構頑張ったぽい?」
提督「ああ、頑張ったな。偉いぞ」
夕立「提督さん、褒めて褒めて?!」
提督「よしよし」ナデナデ
夕立「えへへ?」
提督(戦闘狂だが、俺や味方の前では無邪気な少女だ)
8:
夕立「何か、電文みたいのが来てるっぽい?」
提督「何だろうな?」ピラッ
 「……これは」
夕立「何ですか??」
提督「喜べ、夕立。もっと練度を上げれば、更なる改造が出来るそうだ」
夕立「え!? 本当?」
提督「一緒に頑張ろうな」
夕立「ぽい!」
提督(この口癖にもすっかり慣れて来た)
9:
◇由良
由良「長良型軽巡、四番艦の由良です」
夕立「由良ー♪」ギュッ
由良「あなた、夕立?」
夕立「うん! また一緒に戦えるっぽい!」
由良「ふふっ。今は夕立の方がレベルが高いから、私がお世話になる方だけどね」
提督「2人は確か、四水戦で一緒だったんだっけか」
由良「はい。私が那珂ちゃんの跡を継いで旗艦になって、その下に夕立達第二駆逐隊がいました」
夕立「村雨も五月雨もいるよ! 春雨はまだだけど……」
由良「そう。会うのが楽しみね」
提督(……お姉さんと、近所の子供の図か?)
10:
金剛「ヘーイ! 提督ゥー!」
赤城「提督、作戦はまだですか?」
川内「提督! 夜戦しよ、夜戦!」
曙「こっち見んな! このクソ提督!」
夕立「提督さん、お呼びっぽい?」
由良「提督さん?」
提督「あぁ、いや。何でもない」
 (夕立の呼び方、由良の真似なのか? 結構慕っているみたいだし……)
11:
◇改二
提督「さて、夕立もそろそろ改二に相応しい練度になったな」
夕立「ん?、いいじゃないですか?♪」
村雨「おめでと、夕立」
春雨「おめでとうございます! 姉さん!」
提督「それじゃ、明石、妖精さん達、後は」
明石「はい! お任せ下さい!」
夕立「行ってくるっぽい!」
提督「……さて、どんな風になるかな」
12:
村雨「あの子、武闘派だから……ムキムキになったりして」
夕立改二?『提督さん、もっとプロテインが欲しいっぽい!』ムキィッ!
提督「ないな」
村雨「ごめん、言った本人だけどないわ」
春雨「それですと……もっと髪が長くなって、綺麗なお嬢様風になるとか?」
夕立改二?『提督さん、御機嫌ようっぽいですわ♪』
提督「それなんて熊野?」
村雨「あの子に限ってそれはないわね」
春雨「……そうですね」
13:
夕立改二「」ゴゴゴゴゴゴゴ
提督「……ちょっと待ってろ」
提督「おい明石。あれ、本当に夕立か?」
明石「え? そうですけど」
提督「明らかにオーラ変わってるだろ。少しお嬢様風だった娘が何でバーサーカーみたいなオーラ出してるんだ」
明石「嫌ですね、夕立がバーサーカーなのは元からじゃないですかー」
提督「そうだけど、いやそうだけど」
夕立「提督さん」ゴゴゴゴゴゴゴ
提督「お、おう」
夕立「ご用事はなぁに?」キョトン
提督「……あ、これ夕立だわ」
明石「でしょう?」
14:
提督「マフラーに新調した制服。装備も一新か」
夕立「魚雷ぽいぽいぽーい! って出来るよ!」
提督「鎮守府内ではやめような。あとは……」
夕立「ぽい?」ピョコピョコ
提督「その耳……じゃなかった。髪か」
夕立「ぽい!」ピョコピョコピョコ!
提督(本当にただの髪か? 実は耳なんじゃないか?)
由良「夕立。改二おめでとう」
夕立「あ! 由良ー!」ギュッ!
提督(……ひょっとして、由良リスペクトか?)
15:
◇改修
提督「近代化改修も済ませたな」
夕立「提督さんの為なら、夕立どんどん強くなれるっぽい!」
提督「夕立……ありがとうな」ナデナデ
夕立「えへへー♪」
提督(正直、これ以上強くなれるのか? 火力が駆逐艦のそれじゃないんだが)
16:
◇放置
提督「」カキカキ
夕立「……提督さん、暇っぽい?」
提督「」カキカキ
夕立「……えーっと、放置っぽい? あたしじゃ不足っぽい?」
 (提督さんに放置される→相手をするのに不足→夕立、力不足っぽい!)
 「もっともっと鍛えなきゃ!」
提督「待て。何でそうなる」
17:
◇小破
白露「きゃあ、痛いって!」
時雨「やめてよ、痛いじゃないか」
村雨「ちょ、待っ!」
春雨「や、やめてぇ……!」
夕立「夕立、突撃するっぽい!」
提督「いや、落ち着け。お前の反応はおかしい」
夕立「ハンモックを張ってでも、戦うよ!」
提督「そうじゃねぇよ」
18:
◇大破
ズドォン!
由良「戦艦の砲撃が!?」
提督「夕立! 大丈夫か!?」
夕立「も、もうバカァ! これじゃ戦えないっぽい!」
提督「……本当に、夕立は武闘派だな」
由良「ってー!」ドガァン!
戦艦ル級「」
帰投後
夕立「ちょっと本格的に寝込むっぽい……」
提督「その前に聞かせてくれ」
夕立「ぽい?」
提督「どうしてそこまで戦いたいんだ? どうして強くなりたい?」
夕立「それは……よく分かんないっぽい。あまり深く考えてないから……」
 「けど、たった一つ言えるのは、提督さんや皆を守れるようになりたい……っぽい」
 「強くなって、敵を殲滅すれば……誰も死なせる必要がなくなるっぽい……」
提督「……そうか。行っていいぞ」
夕立「ぽい……」
19:
提督「……立ち聞きか?」
由良「ごめんなさい。けど、提督さんに伝えたいことがあって」
提督「何だ?」
由良「ソロモンの悪夢の前に、私を雷撃処分したの、夕立なの」
提督「……」
由良「ソロモン海戦の時の記憶も、私を沈めた時の記憶もあるから、あんなことを言ったんじゃないかって」
提督「そうか……アイツも、味方の死を体験してるんだな」
 「ただ狂犬じみてる面もあると思うが」
由良「それは否定出来ないかな」
提督「……俺はアイツが戦いたいって言うのなら、止めはしない。夕立を戦わせることが仕事だしな」
由良「うん」
提督「けど、沈める気も全くない。艦の舵切りもまた俺の仕事だから」
由良「……夕立のこと、お願いね? ね?」
20:
◇繋ぐもの
提督「夕立」
夕立「お呼びっぽい。何ですか?」
提督「その、だな」
夕立「提督さん、顔赤いっぽい? どうしたの?」
提督「いや、な。夕立も女だろう?」
夕立「うん」
提督「……恋愛について聞いてみようかと」
夕立「恋愛相談?」
提督「そうだ」
夕立「……提督さんが好きな人はどんな人?」
提督「そうだな。無邪気で人懐っこい、犬みたいな奴だ」
 「その癖戦闘狂で、暴れたら手が付けられない。戦うことも遊ぶことも、飯を食うことも大好きな奴」
夕立「……それって」
提督「お前だよ、夕立」
21:
提督「ケッコンカッコカリってあるのは知ってるな? これがその指輪だ」
夕立「えっ? えっ?///」
提督「左手を出せ」
夕立「う、うん……///」
提督「これはお前を繋ぐ首輪でもあり、お前を愛す証でもあるからな。勝手に戦闘を続行して傷付くことは絶対に許さん」
 「あと、これは艦娘の能力を更に引き出させるアイテムだ。つまり、お前の望み通りもっともっと強くなることが出来る」
 「俺と一緒に、強くなってくれるか?」
夕立「提督さんの好きな人が私って……え、やだ、どうしよう!?///」
提督「嫌なら、断ることも出来る。さ、どうする?」
夕立「ぽいぃ……ゆ、夕立も、提督さんのこと好きっ……です!」
 「ふ、不束者ですが、よろしくお願いします!」
提督「こちらこそ、夕立」ギュッ
22:
夕立は書き尽されたような感がありますが、やはり可愛い!
夕立が乙女チックな面を持っていることを知っているのは、果たして何人いるでしょうか
ただ、ぽいぽい言ってるだけのぽいぬではないのだよ!
ノーマルも好きだけど、やっぱり改二の禍々しい感じが好きです。中身とのギャップも大好きです
だから時報はよ! ケッコン後の母港ボイス更新もはよ!
24:
◇お嫁さん
夕立「ケッコンしたっぽいー!」キラキラ
時雨「おめでとう、夕立」
村雨「そこは「ぽい」いらないでしょ」
夕立「これで夕立、提督さんのお嫁さん!」
白露「なら、お嫁さんらしいことしないとだね!」
夕立「ぽい!」
時雨「……夕立、家事は出来るのかな?」
春雨「料理なら一通りは出来ますけど……」
村雨「中身が脳筋だから……不安よね」
25:
夕立「今日は、提督さんの為に夕飯を作ったっぽい!」
提督「おぉ……これ、夕立が?」
夕立「頑張って作ったっぽい! 食べてみて!」
提督「頂きます」モグモグ
 「……美味い」
夕立「本当!?」
提督「あぁ。けど、夕立が料理上手だったなんて意外だな」
夕立「提督さん、夕立も女の子だよ!」プンプン!
提督「はは、悪かったよ」ナデナデ
 (けど、所属が那珂や由良が率いた四水戦だしな。村雨や春雨、五月雨も家事は出来そうだし)
26:
夕立「それと、お洗濯も、掃除も頑張ったっぽい!」
提督(意外と女子力高かったっぽい)
夕立「あと、お嫁さんとしては……ちょっと待ってて!」ガチャ
提督「ん?」
夕立「あと、お嫁さんとして大切なのは何だっけ?」
村雨「だから、提督の夜のお世話を」
提督「おいそこ、聞こえてるぞ」
夕立「夜のお世話? 家事だけじゃダメっぽい?」
提督(性知識は低いっぽい)
27:
提督「全く、村雨め……」
夕立「提督さん……夕立、ちゃんとお嫁さん出来てるっぽい?」
提督「……別に家事が出来ても、出来なくても、夕立は俺が選んだ相手だ」
 「心配しなくても、俺の傍にいるだけで十分出来てるぞ」
夕立「……よかった?」
提督「……頭撫でさせろ」
夕立「うん! もっと撫でて?♪」
提督「うりゃうりゃ!」ワシャワシャ
夕立「きゃー♪」
村雨「あれじゃ、まるで愛玩犬ね」
時雨「けど、夕立が幸せならいいんじゃないかな」
30:
◇新春
夕立「お正月っぽーい!」
提督「あけましておめでとう、夕立」
夕立「あけおめっぽい! 提督さん!」
 「夕立も晴れ着を着るっぽい!」
提督「赤い晴れ着、よく似合ってるな」
夕立「えへへ?♪ 村雨に着させてもらったっぽい!」
提督「けど、動きにくくないか?」
夕立「……これで戦闘は……出来るっぽい!」ブンブン
提督「そんな高い服で戦闘しないから。あと部屋の中で魚雷ブン回すのはやめろ」
夕立「戦わないっぽい? 夜戦は? 姫初めは?」
提督「ちょっと待て、誰から教わった」
村雨「」ジー
提督「お前か」
31:
◇節分
夕立「節分っぽーい!」
提督「ほら、豆撒き用の豆だ。鎮守府内を回るのは大変だけど、頼むな」
夕立「分かったっぽい!」
夕立「この豆、全力で投げるっぽい!」
 「えい! えい! えーいっ!」ポイッ!
時雨「痛っ!?」
春雨「し、時雨姉さん!?」
夕立「あぁっ!?」
時雨「いたた……豆撒き、か」
夕立「だ、大丈夫!? 時雨!」
時雨「当たると、結構痛いね」
春雨「もう! 夕立姉さん、気を付けてください!」
夕立「ご、ごめんなさい……」シュン
32:
◇バレンタイン
夕立「間宮さん! お願い!」
間宮「どうしたの? あ、つまみ食いならダメですよ?」
夕立「そうじゃないっぽい?! ちょっと、厨房を借りたいの!」
間宮「あぁ、バレンタインのチョコ作り?」
夕立「そう!」
間宮「そういうことなら構わないけど、あまり長居はしないでね? 他にも使う子がいるだろうから」
夕立「はーい!」
33:
当日
提督「最近、夕立の様子がおかしい」
 「いつもなら戦闘は喜んでやるような奴なのに、ここ最近は出撃にあまり乗り気じゃないように見える」
 「しかも、秘書官なのに執務室にいない」
時雨「それで僕が呼ばれたんだね」
提督「何か、夕立の機嫌を損ねるようなことをしてしまったんだろうか……」
時雨「……提督、本当に心当たりないの?」
提督「ないから相談してるんだ。時雨は何か知ってるのか?」
時雨「どうだろうね。それより、はい。僕からのチョコ、一応あげるね?」
提督「チョコ? ……あぁ、今日はバレンタインか。ありがと――」
 「ああああああぁぁぁぁぁぁっ!! そういうことかっ!!」
時雨「提督、結構鈍いね」
34:
夕立「てーとくさーん!」バン!
提督「お、おお。夕立か。どどど、どうした(棒)」
時雨「提督、動揺しすぎ」
夕立「えっとね……///」
提督「お、おう」
夕立「えっと、このチョコレートあげるっぽい///」
提督「チョコか。そういや今日はバレンタインだもんな」
夕立「夕立、結構頑張って作ったっぽい///」
提督「て、手作りなのか! そうか!」
 (おっしゃぁぁぁぁぁぁ! 夕立の手作りチョコだぁぁぁぁぁぁ!)グッ
時雨「提督、分かりやすいね」ボソッ
提督「ありがとうな、夕立!」ワシャワシャ
夕立「きゃー♪ もっと撫でて?♪」
時雨「……僕は邪魔かな」
35:
◇ホワイトデー
提督「さて、ホワイトデーまであと少しです」
村雨「そうですねぇ」
提督「先月、俺は夕立から手作りのチョコを貰いました」
村雨「喜びのあまり、その日はすれ違った艦娘に悉く自慢して回ってましたね」
提督「なので、お返しは手作りのクッキーでも作ろうかと思っています」
村雨「いいんじゃないですか?」
提督「……お願いします。クッキーの作り方を教えてください」
村雨「……ふふっ、はいはーい。村雨、提督と妹の為に一肌脱いじゃおうかな♪」
提督「ありがとう!」
村雨「あと、私達へのお返しも期待しちゃうなー♪」
提督「……善処します」
36:
当日
提督「こ、この鎮守府内の艦娘全員分のクッキーを作ったぞ……」
 「仕事の合間合間だったから余計に疲れた……」
村雨「お疲れ様、提督。あと、お返しありがと!」
提督「ははは、これぐらい提督として当然……」
 「けど、夕立へのクッキーは特別上手く作れたからな!」
夕立「提督さん、お呼びっぽい?」ガチャ
提督「おお、夕立。丁度いいところに来たな。お前に渡したいものがある」
村雨「お邪魔虫は退室退室っと」
夕立「提督さん、この包みは? いい匂い……クッキーっぽい!」クンクン
提督「あ、あぁ。クッキーだぞ」
 (匂いで判別って、日に日に犬っぽくなってないか?)
夕立「もしかして、手作りっぽい!?」ピョコピョコ
提督「手作りだぞ。さて、質問。今日は何の日だ?」
夕立「えっと、3月14日……ホワイトデーっぽい!」
提督「正解。それは、そのお返しだ」
夕立「提督さん、ありがとう! 大好き!」ギュム!
提督「おう。俺も夕立が大好きだぞ!」ワシャワシャ
37:
◇梅雨
ザァァァァ……
提督「雨が多くなってきたな……」
由良「そうですね」
<ポーイ!
提督「ん?」
夕立「んぅぅ??っ! 気持ちいいっぽい!」バシャバシャ
提督「あれは夕立……いないと思ったら外で雨を浴びてたのか」
由良「白露型の娘って、名前の通り雨が好きな子が多いですからね」
提督「はぁ……あんなにビショ濡れで、風邪を引かなきゃいいんだけどな」
由良「夕立は元気いっぱいですから。それより……鳳翔さんに怒られそう」
提督「あー、制服がな」
38:
夕立「鳳翔さんに怒られたっぽい……」シュン
由良「ほら、濡れたらちゃんと拭かないと」
提督「まずは風呂だな」
夕立「由良、一緒に入ろ?」
由良「えっと……」
提督「気にしないで行って来い」
夕立「提督さんも一緒に!」
由良「え!?」
提督「いや、それはちょっと」
夕立「でも、いつも一緒に檜のお風呂に」
提督「わーわー!///」
由良「……私、邪魔かな?」
39:
◇ウチの嫁
提督(ウチの嫁はバーサーカーだ)
夕立「ソロモンの悪夢、見せてあげる!」ズドォン!
提督(巡洋艦すら凌駕する程の火力を誇り、時には戦艦や空母をあっさりと沈めてしまうこともある)
 (鋭く狙った相手に噛み付き破壊する様は、正に狂犬と言い換えてもいいぐらいの覇気を持っている)
 (まぁ、駆逐艦だから装甲(胸部除く)は薄いんだけどな)
40:
提督(ウチの嫁は人懐っこい犬だ)
夕立「提督さん、褒めて褒めて?♪」ピョコピョコ
提督「よしよし」ワシャワシャ
提督(喜べば耳のような髪はピョコピョコ動くし、頭を優しく撫でてやればそれだけで上機嫌)
 (暇さえあれば散歩に連れて行き、部屋の中でじゃれ合い、ご飯を食べて眠る)
 (外見だけでなく中身まで犬のようなので、周囲の艦娘達からもすっかり可愛がられている立場だ)
鬼怒「夕立。今日は一人でお散歩?」
夕立「うん! 入渠待ちっぽい!」
鬼怒「そっかぁ。あ、ジャーキー食べる?」
夕立「食べる!」
鬼怒「今度、また一緒に訓練しようね!」
夕立「ぽい!」
41:
提督「ウチの嫁は――」
夕立「提督さん、ただいま!」
提督「おう、お帰り。傷は?」
夕立「大したことなかったから、すぐ治ったっぽい!」
提督「それはよかった。大事な夕立の肌に傷が残ったままなのは嫌だからな」
夕立「……えっとね、提督さん。それで……」
提督「ん?」
夕立「お帰りの、キス。してほしいっぽい///」
提督「……よし、こっち来い」
夕立「ぽい!」パァァァ!
提督(――ウチの嫁は世界一可愛い)
4

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