提督「鎮守府にリザードンがやって来ただって!?」back

提督「鎮守府にリザードンがやって来ただって!?」


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提督「ああ、プリンツが出ない………もう150回以上E-3廻ってんのにどういうことだよったく!!」
提督「去年の秋のグラ子掘りも死ぬほど苦労したし、どうして海外艦はこんなにも出て来ないんだ………」イライライライラ
鹿島「提督さん、あまりイライラしてはダメですよ? はい、気分直しにコーヒーでもどうぞ」
提督「ありがとう鹿島。んっ」ゴクゴク
提督「ふぅ………すまんかったな。あまりにもプリンツが出ないもんだからつい………」
鹿島「いえ、いいんですよ。でも提督さん、こういうのは運なんですから。気長にやり続けるしかありません」
鹿島「大丈夫、S勝利自体は難なくこなせてるんです。その内出てくれますよ♪」
提督「でもな?………もうすぐイベント期間終わっちゃうしなぁ」
提督「この機を逃したら次プリンツでるのいつかわからんし………ああっ、そう考えたらまたムカムカと………!」イライライラッ
鹿島「て、提督さん………」
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2: 以下、
鹿島「どうしよう……また提督さんがイライラし始めちゃった………秘書艦として私はどうすれば………?」オロオロ
ヒュウウウウウウウウゥゥゥッ!!
鹿島「んっ? あれは………なに?」
ヒュウウウウウウウゥゥゥッッッ!!
鹿島「!? 空から何かがやって来くる!?」
3: 以下、
提督「どうした鹿島?」
鹿島「て、提督さん! 大変です!! 上空から何かが降って来ます!!」
提督「な、なんだって!?」
鹿島「もしや深海棲艦の艦載機……? 提督さん、伏せてください!!」
提督「うおっ!?」
チュドーン!!
提督「い、痛ててて………な、なんなんだ一体!?」
鹿島「提督さん、だいじょうぶですか!?」
鹿島「くっ! 一体何が降って来て―――」チラッ
リザ―ドン「グオオオオオォォォッッ!!!」
鹿島「えっ………なにこれ!? ドラゴン!?」
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リザ―ドン「グオオオオォォォッ!!!!」
鹿島「な、なんなのこれ!? 深海棲艦ではないの………?」
提督「あっ、リザ―ドンじゃないか!」
鹿島「えっ、提督さんご存じなんですか?」
提督「久しぶりじゃないか! どうしたんだ急に?」
リザ―ドン「グオーッ♪」スリスリ
提督「あははっ、こらこらじゃれるなって………ああ、俺も会えて嬉しいよ♪」ナデナデ
提督「でも急にどうしたんだリザ―ドン? お前は実家にいるはずなのに………」
リザ―ドン「グオッ! グオッ!」
提督「えっ、俺が全然実家に帰って来ないから直接会いに来たって? そうだったのかぁ?」
提督「いや?悪かったな。最近仕事が忙しくてさぁ?………ははははっ♪」
鹿島「こ、これは一体………?」
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鹿島「あの…提督さん? このドラゴンみたいな怪物は一体………?」
提督「ああ、悪い悪い紹介するよ。これは俺の相棒のポケモンであるリザ―ドンだ」
提督「リザ―ドン、こっちは俺の秘書艦の鹿島だ。挨拶して」
リザ―ドン「グオッ♪」ペコリ
鹿島「あっ、どうも初めまして………ってポケモン!? ポケモンってあのポケモンですか!?」
提督「ああ、そうだ。俺は提督になる前はポケモントレーナーでな」
提督「リザ―ドンはその時の相棒だ。共にロケット団を倒したり、四天王と激戦を繰り広げた最高のパートナーというわけさ!」
リザ―ドン「グオオオオォォォッッ!!!」
鹿島「そうだったのですか………」
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鹿島「それにしても、知りませんでした。提督さんがポケモントレーナーだったなんて」
提督「まぁな。俺も提督になる前は色々と転々してたものよ」
提督「ある時はメダロッターとしてロクショウと一緒にロボロボ団と戦ってたり」
提督「モンスターマスターとなってダイジュの国を救う旅をしていたり」
提督「ブリーダーとしてスエゾーと共に四大大会制覇を目指してたり」
提督「デジモンテイマーとしてデジモンワールドの危機を救ってたりなど―――」
提督「あの頃は色々と楽しかったなぁ?………」(遠い目)
鹿島「そ、そうなのですか………(一つもわかる職業がない………)」
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鹿島「それにしても、ポケモンのリザ―ドンか………初めて見ましたけど、凄くカッコイイですね♪」
提督「おおっ、そう思うか? よかったなリザ―ドン。カッコイイってさ」
リザ―ドン「グオッ♪」
鹿島「ポケモンか………アニメとかで凄く有名ですよね。今でも放映していますし………」
提督「なんだ鹿島、お前もしかしてポケモンやったことないのか?」
鹿島「はい。今発売してる最新作とかもやったことなくて………興味はあるんですけど」
提督「そうだったのか。ならちょうど赤のカートリッジがあるし、やってみるか?」
鹿島「よろしいのですか?」
提督「ああっ、ちょうど仕事も中断しようと思ってたしな。休憩ついでに一緒にポケモンでもやろうぜ」
鹿島「は、はい! ありがとうございます提督さん」
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提督「では、ソフトをゲームボーイに入れてっと」
鹿島「これがゲームボーイ………ニンテンドー3DSと比べるとボタンが少ないのですね」
鹿島「LRボタンがないし、カメラもないみたいですね」
提督(カメラとかが当然あるように話す辺り、世代の差を感じるな)
提督「よし、電源スタートだ。やってみろ鹿島」
鹿島「はい! 練習巡洋艦・鹿島、ポケモンの世界へと抜錨します!」
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オーキド『ようこそ、ポケモンの世界へ』
鹿島「これが噂のオーキド博士なんですね………あの、自分の孫の名前を忘れてることで有名な!」
提督「なんつー覚えられ方だ………」
オーキド『君の名前を教えてくれ』
鹿島「あっ、ここで自分の名前を入力するのですね」
鹿島「ええと、カシマっと………」ピッピッピッ
オーキド『おおっ、カシマというのじゃな』
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オーキド『ワシの孫の名前はなんじゃったかなぁ??』
鹿島「あっ、ライバルの名前も入力できるのですね」
鹿島「う?ん………どうしよう? 提督さんはどんな名前にしたのですか?」
提督「う?ん、俺は確か弟の名前を入れたっけな? なぁ、リザ―ドン」
リザ―ドン「グオーッ!」コクリ
鹿島「弟………兄弟ですか………なら私も」ピッピッ
オーキド『おおっ、そうじゃった。カトリじゃったな』
提督「ほほう、姉の名前にしたか」
鹿島「ウフフッ♪ 負けませんよ、香取姉」
14: 以下、
オーキド『さぁ、この三匹のポケモンから好きなの選ぶといい』
鹿島「オーキド博士からこんなこといわれましたけど」
提督「艦これでいうとこの、初期艦五人だな」
鹿島「ああ、吹雪ちゃん達と同じというわけですね」
提督「ただし、艦これでは選ばなかった四人も普通にドロップで入手できるけど、ポケモンはそうはいかん」
提督「選ばなかったポケモンは、通信交換でもしない限り手に入れることは出来ない。だからよく考えた方がいいぞ」
鹿島「そうなんですか………う?ん」
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鹿島「フシギダネにヒトカゲ、そしてゼニガメか………どれも可愛くて迷っちゃいますね」
鹿島「提督さんはどれを選んだんですか?」
提督「俺はもちろんヒトカゲさ。このリザ―ドンは最初に選んだヒトカゲが進化した奴だしな」
鹿島「えっ、ヒトカゲがリザ―ドンに進化するのですか?」
鹿島「だったら私もヒトカゲにします!」ピッ
オーキド『ほのおタイプのヒトカゲか! そいつは生きがいいぞ!』
提督「いいのか? それで」
鹿島「はい♪ 私も提督さんみたいにこのヒトカゲをカッコイイリザ―ドンに育ててみせます!」
提督「ほうほう、そうかそうか。頑張れよ、鹿島」
鹿島「はい♪」
提督「………まぁ、最初は苦労するだろうがな。なぁ、リザ―ドン」
リザ―ドン「グオッ」
鹿島「?」
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鹿島「あ――っ! 香取姉が相性で有利なゼニガメを選びました! ずるいですぅ??!!」
提督「シリーズ通してのあるあるだな」
鹿島「よし、オーキド博士からポケモン図鑑ももらいましたし、いよいよ冒険の始まりですね」
鹿島「あっ、ポッポっていうポケモンが出ました! 提督さん、ポッポですポッポ!」
提督「はいはい」
鹿島「ええと、捕まえるのは、ええと、行けっ! モンスターボール!!」
鹿島「やった! 捕まえましたよ提督さん! 初ゲットです♪」
提督「はははっ………なにもポッポごときでそんな喜ばなくても」
鹿島「ウフフッ♪ この子も大事に育てよっと」
提督「………」
17: 以下、
鹿島「ええと………トキワの森からニビシティに行くのですね………あっ、モンスターとエンカウントしちゃいました」
鹿島「ん? これは―――」
ピカチュウ『ビガチュー!』
鹿島「ああ――っ!! 提督さん、ピカチュウです!! あのピカチュウですよ!!」
提督「お、落ちつけって鹿島………」
鹿島「アニメで長年活躍してるピカチュウです!
鹿島「まさかこんな早く会えるなんて………嬉しいなぁ?………ウフフッ♪」
鹿島「可愛いなぁ?………黄色くてほっぺ赤くて、それでいて電気出すなんて………本当、ピカチュウ可愛いなぁ?///」
提督「………お前の方が可愛いんだよなぁ」ボソッ
鹿島「えっ、何か言いましたか?」
提督「い、いや。何も」
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鹿島「早ゲットしなきゃ! 行けっ、モンスターボール!!」
鹿島「やった! ゲットできましたよ提督さん! ピカチュウゲットです♪」
提督「はははっ、よかったな鹿島」
鹿島「はい! この子も大事に育てますね!」
鹿島「よーし! 次はどのポケモンを捕まえようかな??ウフフッ♪
提督「………」
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鹿島「よーし、ニビシティに着いたことですし、ジムリーダーのタケシに早挑戦です!」
鹿島「ジムリーダーは強敵みたいですけど、私のポケモン達も育っています。きっと負けません!」
鹿島「行けっ、ヒトカゲ!」
提督「………」
提督「楽しそうだな………鹿島のやつ」
リザ―ドン「グオッ」
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提督「昔を思い出すよ。俺もガキの頃はああやって夢中に楽しんでポケモンの世界を旅してたっけ」
提督「それが今じゃ、提督になってレア艦出なくてイライラしてばかりだ………」
リザ―ドン「グオオッ………」
提督「いや、提督になったばかりの頃も、あんな感じで楽しんでいたんだ」
提督「難しい海域をクリアした時は心底喜んだし。初めて戦艦を入手した時は凄くワクワクした」
提督「五航船欲しさにレシピ変えて建造回しまくったことや、3?2攻略のため駆逐艦の装備に四苦八苦してたりさ」
提督「そして初めてのイベント………ボスマスでドロップできる見たこともないレア艦の数々………あの時は凄く楽しかった」
鹿島「あぁ??、イシツブテにでんきショックが効かない!? 私のピカチュウがぁ??!!」
提督「いつ頃だろうか? あの鹿島のように楽しんで艦これをプレイしなくなったのは?」
提督「レア艦以外のコモン艦に魅力を感じなくなったのは………」
提督「イベントでの掘りと、減っていく資材とバケツにイラつき始めてしまったのは………」
22: 以下、
鹿島「イワークにダメージが通らない?!? しかも『がまん』が解かれた!? ああっ、ヒトカゲがぁ――ッ!!」
提督「ははっ、一々懐かしいリアクションをするな。鹿島のやつ………なぁ、リザ―ドン」
リザードン「グオオッ!!」
提督「俺も少し前までは、あんな感じで毎日ワクワクしながら提督をやっていたのにな………」
提督「―――もう一度なれるだろうか? あの鹿島のような気持ちに………」
提督「鹿島のように楽しんでいたあの頃に――なぁ、リザ―ドン」
リザ―ドン「グオオオオッ!!」
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吹雪「そんな貴方に朗報ですよ!司令官♪」
提督「うおっ、ビックリした!?」
24: 以下、
提督「ふ、吹雪か!?………どうしてここに!?」
吹雪「まぁまぁ、そんな細かいことはいいじゃないですか」
吹雪「そんなことよりも初心に帰りたいと聞きました! なのでそんな貴方にこの商品をお薦めします!」
吹雪「PSvita専用ソフト。『艦これ改』です♪」
提督「おおっ!」
リザ―ドン「!?」
25: 以下、
吹雪「これで新しく提督としてやり直してみませんか?」
提督「いやでも………俺もうブラウザ版やってるし、そんな今更………」
吹雪「ご安心ください。ゲームシステムはブラウザ版とは違い、戦略ゲームとなっています」
吹雪「戦闘形式もターン制、最初選べる初期艦の数も増大など、ブラウザ版とは異なる仕様がたくさんあります」
吹雪「なので歴戦を勝ち抜いたベテラン司令官だとしても、新鮮な気持ちで始められる事間違いなしです!」
提督「な、なるほど………」
26: 以下、
吹雪「更に! 艦これ改はVita専用のソフトです! つまり―――」
吹雪「携帯機なのでブラウザ版とは違い、いつでもどこでも気軽に私達と会えるということです!!」
提督「おおっ!!」
吹雪「更に更に! なんと艦これ改では、ブラウザ版ではまだ実装されたない、初のアメリカ艦、アイオワ型一番艦・アイオワが先行登場しています!」
提督「な、なんだって―――!?」
吹雪「これはもう買うしかありませんね!!」
27: 以下、
吹雪「さぁ、ブラウザ版に少し飽き飽きしているそこの司令官! VITAでもう一度最初から艦これをプレイしてみませんか?」
吹雪「プレイステーションvita専用ソフト『艦これ改』。角川で好評発売中です!」
吹雪「さぁ、お近くのゲームショップにGO! 携帯機でも、暁の水平線に勝利を刻みましょう♪」
提督「よっしゃあああッッ!!! 『艦これ改』であの時の自分を取り戻すぞぉぉぉぉッッッ!!!!」
ドドドドドドドド
リザ―ドン「………」
リザ―ドン「初代ポケモンVCの宣伝じゃないのかよ!?」
終わり
28: 以下、
正直すまなかった。
ポケモン20周年ということで書こうとしたのですが、いつの間にか艦これ改のステマになってしまいました。
本当に申し訳ない。
あっ、そうだ(唐突)
今日(ってか明日?)の0時からポケモンダイレクトが放送するらしいッスよ。
そこで新作の発表が行われるかもしれないので、昔トレーナーだった提督さんは視聴してみてはどうですか?
駄文すいませんでした。
34: 以下、
吹雪から緑の悪魔の匂いが…気のせいか
35: 以下、

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