八幡「なぁ雪ノ下って好きな奴とかいんのか?」back

八幡「なぁ雪ノ下って好きな奴とかいんのか?」


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雪乃「いきなり気持ちの悪い質問はやめてくれるかしら?デリカシーがないわね。」
八幡「別にデリカシーは関係ないと思うが。まぁいいや…俺みたいなどうでもいい赤の他人には教えてくれる訳ないよな。」
雪乃「何故、そんな質問をするのかしら?」
八幡「単なる興味本位だよ。雪ノ下みたいな完璧美少女でも恋とかすることとかあるのかなぁと思ってな。」
雪乃「比企谷くん、人に聞く前に自分から答えるのが道理だと思うのだけれど?」
八幡「そうだな…俺は好きな奴いるぜ。」
雪乃「あっさりと答えるのね。意外だわ。」
八幡「別に隠したって仕方がねぇだろう。いずれ分かることなんだし。」
雪乃「それはどういう意味かしら?」
八幡「まぁそれは後でいいだろう。俺は答えたぞ?次は雪ノ下の番だぞ?ちなみに嘘はなしな。」
雪乃「私もいるわよ…まだ曖昧だけれど、気になっている異性はいるわね。」
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2: 以下、
八幡「へぇ…さそがしその男はイケメンなんだろうなぁ…」
雪乃「イケメンかどうかは別として私から見れば十分かっこいいわね。」
八幡「そうか?単刀直入に聞くけど、そいつって俺の知ってる奴か?」
雪乃「寧ろ知らない訳がないわね。」
八幡「ひょっとして葉山か?」
雪乃「違うわ。私が葉山くんを苦手なのは貴方だって知っているはずよ?」
八幡「じゃあ、同じクラスの男子とかか?それなら俺が知ってるはずはないか。」
雪乃「比企谷くん、次は私が質問をする番よ?一方的に話を進めるのはやめてちょうだい。」
八幡「そうだな…じゃあ質問をしてくれ。」
雪乃「貴方の好きな人の特徴を教えなさい。」
八幡「天使」
雪乃「質問を続けるけれど…それは同性かしら?」
八幡「女の子だよ」
雪乃「じゃあもうひとつ貴方を同じ質問するわね。その人は私が知っている人かしら?」
3: 以下、
八幡「知らない理由がないと思うぜ。哲学的な意味で知らないって意味ならノーとも言えるが。」
雪乃「意味が分からない事を言うのね。」
八幡「じゃっ、次は俺の質問の番だぜ?」
雪乃「えぇ…いいわよ。」
八幡「その好きな奴の一番好きな部分はどこだ?」
雪乃「難しい質問をするのね。そうね…真っ直ぐな所かしら?他人と同じ道は歩かないけれどいつでも自分の道は真っ直ぐに歩いている…そんな所に惹かれたかもしれないわね。」
八幡「そうか…正直、顔よりは内面に惹かれたって感じか?」
雪乃「えぇ…そうね。正直、その人の内面を好きっていう女子は相当なもの好きだと思うわ。それに私は異性にそこまで外見を求めないわよ。」
八幡「つまり不細工って事か?もしかしてそれって材木座の事か?あいつラノベに対しては真っ直ぐだし不細工だし。」
雪乃「ついに頭がおかしくなったのかしら?」
八幡「だよな…違うよな。」
雪乃「えぇ…違うわ。じゃあ次は私の番ね。」
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雪乃「貴方とその好きな人とはどんな関係かしら?答えられる範囲でいいわよ。」
八幡「そうだな…相手がどう思ってるかは分からないが俺の中では近しい人って認識だな。」
雪乃「近しい人?」
八幡「あぁ…俺が今までボッチで友達とか友情を否定してきたのは知ってるだろう?でも俺はそいつと友達になりたいと何度も望んできた」
雪乃「よほどその人は魅力的なのね。」
八幡「まぁな…俺から見れば物凄く魅力的だよ。容姿も内面もな。」
雪乃「その人と友達になれるといいわね。」
八幡「まぁ今となっちゃ友達よりももっと大切なものになりたいと思っているけどな。」
雪乃「そう…でもそれはきっと無理ね。何せ貴方の様な男を彼女にしたい女子なんて相当な物好きしかいないわよ?」
八幡「んなの分かってるよ。それに俺とそいつじゃ釣り合わないのは分かってるし。」
雪乃「それは貴方の思い込みかもしれないわよ?本人に確かめてみるいいわ。」
八幡「そうだな。いずれ確かめられる時がくればいいな。」
八幡「んじゃ次は俺の番だぞ?」
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雪乃「いいわよ。」
八幡「雪ノ下の好きな奴って結構人気者か?モテたりするのか?」
雪乃「そうね…一般的なかっこ良さとか男らしさとはかけ離れているけれど、私が知る範囲で少なくとも3人以上は好意を寄せているはずよ。」
八幡「3人もか?まぁ雪ノ下が惚れるぐらいだからよほどいい男だとは思うが。」
雪乃「それはどうかしら?昔も言ったけれど私は一般の女子高生とはかけ離れた価値基準を持っているのよ。」
八幡「でもここ最近の雪ノ下はだいぶ女の子らしくなったと思うぞ?」
雪乃「私を口説くつもりかしら?」
八幡「そういう訳じゃねぇよ。ただ率直に思ったことを言ったまでだ。」
雪乃「ありがとう。可愛いって言葉は聴き慣れているけれど、そういう風に言われたのは始めてだわ。」
八幡「そうか。」
雪乃「次は私の番ね。」
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八幡「いいぞ。」
雪乃「その人とは同学年かしら?」
八幡「同じ2年だな。」
雪乃「クラスは同じなのかしら?」
八幡「クラスは違うな。」
雪乃「分かったわ。次は貴方が質問をしていいわよ?」
八幡「もういいのか?」
雪乃「えぇ。」
八幡「んじゃ俺も同じ質問をするわ。同じ学年か?」
雪乃「そうね。同じ学年だけれどはクラスは違うわ。」
八幡「そうか…じゃあ次質問していいぞ。」
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雪乃「その人はどういった性格かしら?」
八幡「それ聞くとバレちゃうだろう?」
雪乃「質問は質問よ。答えなさい。」
八幡「まぁ一言で言えば怖いかな?」
雪乃「随分と抽象的ね。その言葉だけで判断すると三浦さんかしら?」
八幡「確かに三浦は怖いが違うな。そこまで三浦とも関わりないしな。」
雪乃「分かったわ。次は貴方が質問をしてもいいわよ。」
八幡「じゃあ質問するぞ?そいつのイニシャルを教えてくれないか?」
雪乃「イニシャルは流石に…バレちゃうじゃない。」
八幡「雪ノ下がイニシャルを答えたら俺もイニシャルを答えるよ。」
雪乃「…Hよ」
八幡「そうか…俺はYだな。」
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雪乃「それは苗字と名前どっちかしら?」
八幡「それは答えられん。」
雪乃「貴方が答えたら私も答えるわよ?」
八幡「なら苗字と名前のイニシャルを両方言った方が早かったな。」
雪乃「いいから答えなさい。」
八幡「わかったよ…答えるよ。YYだよ。」
雪乃「私はHHだわ。」
八幡「葉山隼人か?」
雪乃「そういう貴方こそ由比ヶ浜結衣さんかしら?」
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八幡「違うとだけ言っておく。ほかに質問をしていいぞ?」
雪乃「じゃあ最後にひとつだけ質問するわ。その人に告白するならどういう風に告白をするのかしら?」
八幡「それ恥ずかしくない?」
雪乃「大丈夫よ。貴方がしたら私もするから。」
八幡「そうか…」
雪乃「えぇ」
八幡「じゃあ言うぞ?恥ずかしいから録音とかはやめてね?」
雪乃「しないわよ。」
八幡「雪ノ下雪乃さん、ずっと前から好きでした…俺と付き合ってください。」
雪乃「次は私の番ね。」
雪乃「比企谷八幡さん、貴方の事が好きです。私を貴方の彼女にしてください。」
八幡「よろしくお願いします。」
雪乃「こちらこそよろしくお願いします…」ポロポロ
八幡「何で泣いてるの?」
雪乃「ドラマみたいじゃないかしら?初恋が叶うなんて…」
八幡「初恋だったのか?」
雪乃「えぇ…そうよ。そして私の恋は初恋で終わる予定よ。」
おしまい
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終わろうと思ったけど少しだけ付き合ったあとの話を書きます。
ピンポーン
小町「お姉さん今日も来てくれたんですね!」
雪乃「八幡は起きているかしら?」
小町「まだ寝てます。雪乃さんが起こしてあげてくださいよ!将来の奥さんなんですし!」
雪乃「小町ちゃん、まだ話が早すぎるわよ?と言っても八幡の様な男の面倒を見れるのは私くらいしかいないと思うけれど」
小町「そうですね!小町は今から楽しみで仕方がないです!」
部屋
雪乃「八幡、起きなさい!学校の時間よ。」
八幡「あと5分だけ寝かせてくれ。」
雪乃「ダメよ?彼女に朝起こしてもらって恥ずかしくないのかしら?」
八幡「俺に恥じらいなんてものはないからな…」
雪乃「屁理屈が言えるくらい起きてるのね。さっさと布団から出なさい。」
八幡「わかったよ…出るよ。」
小町「お姉さん!朝ごはんを食べていってくださいよ!」
雪乃「図々しいかもしれないけれどそのつもりで来たわ。」
八幡「間違いなく図々しいわ。」
雪乃「あ、貴方と一緒に朝食をとりたいと思ってはいけないのかしら?//」
八幡「そ、そうか…いいぞ。」
小町「もう!朝からお暑いですなぁ!」
16: 以下、
雪乃「八幡、何か喋りなさい」ペラッ
八幡「無茶ぶりやめてくれない?」
雪乃「彼氏が彼女に話題を提供して楽しませるのは当たり前の行為だと思うだのけれど?」
八幡「俺にそういうの期待すんなっていつも言ってんだろう。」
雪乃「貴方には何も期待していないわ。」
八幡「よくそんな事彼氏に言えるな?お前って本当に俺の事好きなの?」
雪乃「好きだからこそつい言ってしまうのよ。貴方ってツンデレって言葉を知らないのかしら?」
八幡「寧ろ、お前がツンデレって言葉を知っているのに驚きだよ。」
雪乃「大好きよ…」
八幡「その俺もだからな?暴言吐いてる雪乃も好きだよ。」
雪乃「私も目が腐っている八幡が好きよ。」
結衣「ちょっと!私がいるの忘れてない!?二人だけでイチャイチャしないでよ!」
17: 以下、
陽乃「へぇ…二人とも付き合い始めたんだぁ。」
八幡「まぁ一応ご報告をしておこうかと思いまして…」
陽乃「で?両親にはいつ挨拶にくるのかなぁ?」
八幡「いかないとダメですかね?」
雪乃「まだ早いと思うのだけれど?」
陽乃「雪乃ちゃんに彼氏ができたって言ったらお母さんどんな顔するか見てみたいもん。」
八幡「完全に楽しもうとしてませんか?」
陽乃「そんなことないよ?それに前も言ったけどお母さんは私より怖いよ?」
八幡「俺みたいな男絶対に認めてもらえそうにないですね…」
陽乃「まぁ君とは色々と因縁もあるしね…」
八幡「その件は別に関係なくないですか?今更掘り返すつもりはないし、飛び出した俺が悪いんですし。」
陽乃「まっいいや!これからは私のことお姉ちゃんって呼んでね?それが恥ずかしいならお姉さんでもいいよ?」
八幡「今まで通り、雪ノ下さんで良くないですか?」
陽乃「だ?め」
雪乃「ちょっと姉さん私を差し置いて話を進めないでもらえるかしら?」
陽乃「進んだって言えば二人はもうそういう事とかしちゃったの?だめだぞ?避妊はしないと。」
雪乃「な!何馬鹿な事を言っているのかしら…私たちはまだ高校生よ?」
陽乃「キスはしたのかなぁ?」
八幡「いやそういう質問やめません。俺たちにもプライベートがあるんですから。」
陽乃「その様子だとキス以前に手も繋いでないなぁ?初々しくて可愛いい!」
雪乃「ば、馬鹿にしないでちょうだい!」
18: 以下、

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