ココア「ここが奉仕部かぁ」雪乃「一色さん…じゃない?」【俺ガイル×ごちうさ】back

ココア「ここが奉仕部かぁ」雪乃「一色さん…じゃない?」【俺ガイル×ごちうさ】


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1:
ガララッ、
いつも通りの放課後
比企谷八幡が奉仕部の部室で本を読んでいると見慣れた顔が音を立てて扉を開けた
ココア「あれ?八幡くんだー、なんでここにいるの?」
八幡「……なんでってここは奉仕部の部室だぞ」
ココア「へぇーここが奉仕部かぁ」
もっとも彼が見慣れているのはやって来た本人の顔ではないのだが
雪乃「いらっしゃい一色さん」
比企谷八幡とは机の反対側で静かに読書にふけっていた少女、雪ノ下雪乃が声をかける
だが残念、そこにいるのは雪ノ下雪乃が思っている人物ではない
ココア「一色…?私いろはちゃんじゃないよ?」
雪乃「え…?一色さん…じゃない?」
彼女の名前は"保登心愛(ほと ここあ)"
よく似た容姿と声ではあるが、奉仕部に入り浸る後輩、「一色いろは」とは紛れも無い別人なのである
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7:
雪乃「……貴方が噂の転校生…保登心愛さん…だったかしら?」
ココア「そうだよー、ココアって呼んでねっ!」
雪乃「よろしく保登さん」
ココア「ココアって呼んでって言ったのに!!」(ガーン!!
残念だったな保登、雪ノ下はこういう奴だ
10:
八幡「それで保登、奉仕部に何の用だ?」
ココア「本当はここじゃなくて教室に戻るつもりだったんだけど…折角来たんだしちょっと相談して行っていいかな?」
雪乃「ええ構わないわ」
ココア「といっても私の事じゃないんだけどね」
14:
ココア「甘兎庵ってお店知ってるかな?」
八幡「いや知らん」
雪乃「甘兎庵…ですって?」(ぴくっ
ココア「おぉっ、その反応を見ると雪乃ちゃんは知っているようですなぁ?」
一応先輩に対してやけにフランクに話す保登心愛
正直距離が近くて鬱陶しいとさえ思うがその馴れ馴れしさを少しはこの氷の女王に分けてやってくれないか
18:
雪乃「ええ知っているわ、有名な甘味処よね?」
ココア「そうそう!とぉーっても美味しい和菓子屋さんなの!」
雪乃「味もそうだけどメニューが素晴らしいわ
一見して難解なネーミングでありながらその実見事としか言えない想像力と文学的表現よってその甘味の本質を的確に捉えて……」
うん、雪ノ下がその甘兎庵とやらのファンである事はとりあえず解った
22:
ココア「その甘兎庵の子が私のお友達で宇治松千夜ちゃんっていうんだけどね?
最近新しいお菓子のアイディアが浮かばなくって困ってるみたいなの」
雪乃「それは…なんとかしてあげたいわね」
八幡「いつもと比べてやけに甘くないですかね雪ノ下さん、和菓子屋だけに?」
いろは「……せんぱぁい、それ面白くないですよぉ?」
八幡「うぉっ!?いつ来た一色!?」<ビクッ!
25:
いろは「たった今ですけど……結衣先輩も一緒ですよ」
結衣「やっはろーヒッキーにゆきのん!それとー…」
ココア「こんにちは〜♪」(にこにこ
結衣「えぇっ!?こっちにもいろはちゃん!?
なんで!?なんで!?二人いる!!」
八幡「期待通りのリアクションありがとう御座います」
36:
結衣「なぁーんだ噂のココアちゃんかー、あたしは由比ヶ浜結衣だよ!よろしくねっ!」
ココア「うん!よろしく結衣ちゃん!」
結衣「それにしても本当にいろはちゃんとそっくりだね!」
ココア「あはははは!もう言われ慣れちゃったよぉ♪」
37:
八幡「君達打ち解けるの早いね、なんなのその社交スキル?お互い程よい感じに頭が緩いから?」
結衣「むっ、ヒッキー失礼だし!」
ココア「えへへ…そうかなぁ?
そんなに褒められるとテレますなぁ♪」
いろは「褒められてないよー気付いてココアちゃーん?」
38:
雪乃「……話を戻しましょうか、それで…その宇治松さんの新作造りに協力すれば良いのかしら?」
ココア「手伝ってくれるの!?」
雪乃「ええ、お安い御用よ」
ココア「やったぁっ♪ありがとう雪乃ちゃん!千夜ちゃんも喜ぶよぉーっ!」(抱きっ!
雪乃「ちょ…ちょっと保登さん!?抱きつかれると困るのだけれど……///」
39:
ココア「あー…雪乃ちゃんひんやりしてて気持ち良ぃー…」(ぎゅーっ
結衣「あ、それ解る!ゆきのんって抱き心地良いんだよね!」
雪乃「えぇ…」
八幡「一色に由比ヶ浜が取り憑いたようにしか見えんな」
結衣「人の事お化けみたいに言うのやめろしヒッキー!!」
いろは「なんだか鏡を見てるみたいで私も恥ずかしいです…///」
40:
雪乃「…それじゃあ保登さん、明日の放課後早良いかしら?」
ココア「うん!千夜ちゃんにも伝えておくねっ!」
結衣「あたしも楽しみにしてるね!」
ココア「いろはちゃんも来てね!みんな一緒の方が楽しいし!」
いろは「絶対行くよココアちゃん、私も甘いの大好きだもん♪」
八幡(こいつ勝ち目なんか無いのに未だに保登相手に猫被りモードで行く気なのか)
41:
結衣「あ、ヒッキーも帰っちゃダメだよ?」
八幡「…俺は味見くらいしかしないぞ」
雪乃「構わないわ、それでも由比ヶ浜さんよりは役に立つから」
結衣「ゆきのんが酷い!!」(ガーン!!
42:
ココア「それじゃあまた明日ねーっ!」
雪乃「ええ、また明日」
結衣「ばいばいココアちゃん!」
ココア「はーいお邪魔しましたー♪」
ガラガラガラ…ピシャッ!
43:
雪乃「……想像していたのよりずっと快活な子ね」
八幡「由比ヶ浜を二人相手にしてるみたいで疲れるな」
結衣「なんか今日あたしの扱い酷くない!?」
いろは「いつもこんな感じじゃないですか?」
結衣「いろはちゃんまで!!」
八幡「いやすまん、終始保登のペースだったからつい息抜きに」
結衣「息抜きで人を弄り倒すなし!」
雪乃「ふふふ…っ」
44:
ガラガラガラ…
ココア「…………」
いろは「あれ?何か忘れ物でもしたのココアちゃん?」
ココア「…教室の場所解んなくて戻れないよぅ……」(しょぼーん…
いろは「えぇー…」
八幡(そういえばこいつ道に迷ってここに来たんだった)
45:
今回はここまでで
それではまた、
50:
>>47
思う所あって前スレは依頼出した後なんでもう書き込むわけにはいかないんですよ
それはそうとこないだ取材だと思ってMAXコーヒー飲んでみたけど予想以上の甘さでびっくりした
あれコーヒー飲料っていうかもう普通にカフェオレだよね
そんなわけで再開します
51:
※翌日の放課後
雪乃「というわけでは甘兎庵にやってきたわ」(わくわく…
八幡「目に見えてテンション高いですね雪ノ下さん」
千夜「奉仕部の人達ね〜、待ってたわぁ〜♪」
いろは「………」(ササッ
八幡「…一色、何故目を逸らして俺の後ろに隠れた」
いろは「いやー…あははは、いやぁーちょっと……」
八幡(そういえばこいつガチのゆるふわ系苦手だったわ、城廻先輩とか)
52:
ココア「よし、これで全員揃ったかな!」
いろは「全員?この前の二人は一緒じゃないの?」
ココア「チノちゃんとリゼちゃんの事?二人なら私がお休みもらった分お店で頑張ってくれてるよ」
結衣「他にも来てくれそうな子いたんだ」
ココア「うん!今度みんなに紹介するね!」
53:
いろは「私は彼女達とは同級生なので知ってますけど…先輩達は初対面ですよね?」
千夜「ええ、まずは自己紹介させてもらうわね
私が宇治松千夜よ、今日はよろしくね奉仕部の皆さんに一色さん」
雪乃「声をかけて貰えて光栄だわ」
結衣「うん!よろしくね千夜ちゃん!」
54:
雪乃「私は一応奉仕部の部長という事になっている雪ノ下雪乃よ、それでそこの目つきの悪い方が比企谷八幡、もう一人は由比ヶ浜結衣さん、全員あなた達の一つ上ね」
結衣「やっはろー!よろしく!」
八幡「………っす」
千夜「それじゃあ自己紹介も住んだ事だし早中に入りましょうか」
55:
厨房
雪乃「ここが甘兎庵の厨房……っ!」(キラキラキラ…
結衣「こんなゆきのんを見るのはランド以来だよ」
いろは「以外と解り易いですよね雪ノ下先輩」
雪乃「……こほん、それで宇治松さん、和菓子のアイディアに詰まっているとのお話だけれど…」
ココア「…そう言えば流れでお手伝いのお願いしちゃったけど何をどう手伝えばいいのかな?」
いろは「考えてなかったんだ…」
60:
千夜「実はね…大まかなイメージ自体はもうあるのよ」
結衣「えっ、そうなの?」
千夜「ええ…でも今ひとつパンチに欠けるというか…もう少し捻りを加えたいんだけどこれだってアイディアが出て来なくって…」
雪乃「……成る程事情は解ったわ
宇治松さん、そのお菓子の試作品は今出せるかしら?」
千夜「え?ええ、それは大丈夫だけど…どうするの?」
雪乃「まずはそれを試食してみましょう、その上でそれぞれが案を出し合った方が早いと思うわ」
ココア「わーい千夜ちゃんの和菓子だー♪」
結衣「わーい楽しみぃー♪」
八幡「…試食だからなそこのアホ二人」
66:
千夜「用意できたわよぉ〜?」
コトッ
いろは「これは……透明…というよりは白いかき氷?」
雪乃「いわゆる"スイ"というヤツね」
千夜「ただのスイじゃないのよ?お店で特別な手順を加えて精製した特性の蜜なの」
八幡「…っつーかなんでこの時季にかき氷?」
千夜「かき氷と言えば夏のイメージでしょう?だからあえて1年中食べたくなるような味を作れないかと思って……」
67:
ココア「まぁとりあえず食べてみようよ!話はそれからだよ!」(じゅるり
結衣「あたしはとっくに準備出来てるよ!!」(じゅるり
八幡「ただ食いたいだけだろ腹ぺこキッズ」
雪乃「けれど試食しないと始まらないのも事実ね、構わないかしら宇治松さん?」
千夜「はぁいどうぞ召し上がれー♪」
68:
雪乃「これは中々…素朴ながらも品のある味わい…」
いろは「甘すぎずさっぱりした爽やかな後味…」
ココア「んん〜っ!冷たい!」
結衣「あたしキーンと来た!!」
八幡「甘さ足りねぇな」
70:
雪乃「さて、参考にならなかった二人と味の解らないゲテモノ好きのゲテ谷くんの意見は置いておくとして」
八幡「さらっと人の味覚馬鹿にするの酷くないですかね?」
いろは「私はこれで充分だと思いますよ?」
千夜「でもこれじゃあただの氷菓子でしょう?これじゃあ夏にしか食べてる貰えないわ…それに何より……」
いろは「何より……?」
千夜「これだけじゃ素敵な名前が思いつかないの!!!」(カッッ!!!!
結衣「それが一番の理由なの!?」(ガーン!!
72:
八幡「………」(シャリシャリシャリ…
雪乃「けれどここから一捻り…中々の難題ね……」
八幡(……今度ここに小町連れてこよう)(シャリシャリシャリシャリ…
ココア「さっきから黙々と食べてるよね八幡くん?」
結衣「味に文句つけてた割に結構気に入ってるよねヒッキー?」
74:
雪乃「……宇治松さん、ここの厨房を私達に使わせてもらえないかしら?」
千夜「構わないけど…どうするの雪乃ちゃん?」
雪乃「この氷菓の味は既に完成されているわ、これを発展させるとなると…いきなり全員の意見を纏めて仕上げて行くのは難しいと思うの」
いろは「…つまりこれを元にそれぞれ自由に手を加えて、それを出し合ってから方向性を決めるんですね?」
雪乃「正解よ一色さん、話が早くて助かるわ」
76:
八幡「…結局いつも通りのワンマンプレーか、まぁ俺たちにはそのやり方の方があってるかもな」
ココア「でも大丈夫なの雪乃ちゃん?」
雪乃「ええ、これでもお菓子作りには自信がある方なのよ?」
八幡「心配要らんぞ保登、雪ノ下はぼっちのエリートだ大抵のことは一人でできる」
雪乃「ぼっちのプロに褒めてもらえて光栄だわヒキガエルくん?」
八幡「おいそれはやめろ」
77:
ココア「よぉーっし!そういう事なら私もがんばるよ!」
いろは「あ、私もお菓子作りとか結構出来ますよ?」
結衣「あ……えぇっと…クッキー!あたしクッキーとか焼ける!」
雪乃「嘘は良くないと思うわ由比ヶ浜さん」
八幡「そうだぞ由比ヶ浜、出来る奴に任せよう」
78:
結衣「二人とも酷い!!あたしの女子力だって日々成長してるんだからねっ!今日この場で二人に見せてあげる!!」
雪乃「由比ヶ浜さん…」
八幡「炭ヶ浜…」
結衣「炭ヶ浜言うなし!!!!」
ココア「結衣ちゃんって上のお名前炭ヶ浜さんだったの?」
結衣「ヒッキーの所為でココアちゃんが信じちゃったじゃん!!!」
79:
それじゃあ今回はここまでで
続きはまた
84:
お気遣いとアドバイスどうもです
けどまぁそんなに長くなる予定もないのでスレが足りなくなる事はないでしょうしこのまま行かせてもらいます
それじゃあ再開
85:
…なんやかんやあって。
雪乃「……色々作ってみたけど、どれもこれも宇治松さんのアレンジには及ばないわね」
いろは「流石はお菓子作りのプロ…素人の私達じゃどうやっても勝てないですね…」
雪乃「ええ…中でも酷いのが…」
結衣「うぅ……っ」(ずぅーん…
いろは「…結衣先輩…ですよね…」
86:
八幡「凄いぞ由比ヶ浜、氷菓子から炭を錬成するとかどんな錬金術だ
国家錬金術士になれるぜお前、黒炭の錬金術士とか」
結衣「炭ヶ浜の名は伊達じゃないね!ってやかましいわ!!!」(ビシィッ!!
いろは「結衣先輩……っ」(ほろり…
ココア「やっぱり炭ヶ浜さんなの!?」(がーん!!
91:
千夜「……でも由比ヶ浜さんのも悪くは無かったと思うの」
八幡「正気か宇治松?確かに氷を炭に化える技術には驚いたがお菓子作りには役に立たないと思うぞ?」
炭ヶ浜「…ごめんなさい……」(ずぅーん…
ココア「よしよーし、元気出して結衣ちゃーん?」(なでなで
千夜「かき氷が炭になっちゃったのは私達が思いもしないようなモノを入れたからだと思うのね?
1年中食べられる氷菓子を目指しているんだからあえて普通は入れないようなモノを足すのも間違っているわけではないと思うの」
八幡「その結果が炭でもか」
千夜「…炭はちょっと……」(ふいっ
結衣「うゎーん!!」
92:
八幡「うわマズっ、これは流石に不味いな」(ガリガリガリ
結衣「えぇっ!?ヒッキーなんであたしのヤツ食べてるの!?」
八幡「食べ物を粗末にするなって普段から小町にも言われてるしな、これは食い物かどうかも怪しいが」
結衣「これはあたしが責任持って食べるからヒッキーは気にしなくていいよ!!」
93:
八幡「流石の俺もこの場にいて何もしないのは気分悪い、試食くらいさせろ
結果的に全部食っちまう事はあるかもしれないけどな」
結衣「ヒッキー…!」(じぃーん…
いろは「むっ、……せんぱぁーい、こっちのも片しちゃってくれませんかぁー?」
八幡「おう任せとけー…ってうわちゃんと甘い!!っていうか美味い!!」(シャクシャクシャク!
結衣「ヒッキー!!」(ガーン!!
94:
八幡「……かき氷食い過ぎて腹痛い…」
雪乃「あれだけ食べればお腹も冷やすわよ」
八幡「おい食わせた張本人」
雪乃「でもいくら比企谷くんが奉仕部の備品といえどこれ以上の試食はお願いできそうにないわね…」
八幡「無視ですかそうですか、っつーかせめて人扱いしてくれませんかね?」
95:
千夜「それじゃあ今日はここまでにしましょうか」
結衣「へ?いいの千夜ちゃん?あたし達何もお手伝いできなかったけど…」
千夜「ええ、みんなで考えるのも楽しかったし…それに何もヒントが無かったわけじゃないわ」
いろは「ヒント…?」
96:
ココア「じゃあせっかくだしこれからみんなでお茶しようよ!」
結衣「あ、いいねソレ賛成!」
雪乃「別に構わないけれど…この時間からだとそう遠出はできないわね」
千夜「このままウチを使ってくれても構わないんだけど…」
結衣「甘いものはヒッキーがもう食べられそうにないもんね…」
八幡「ん、ああ俺は別にいいぞ?もう帰るから」
99:
いろは「駄目ですよ先輩?」(ガシッ
八幡「なんでだよ、俺の役目はもう終わっただろ」
ココア「みんな一緒の方が楽しいよぉ♪」(ぎゅーっ
八幡「!!保登まで……っ!」
結衣「あ!二人ともズルい!!」
八幡「…ズルい?」
結衣「あっ!あー、えっと…あはは……」
100:
雪乃「両手に花ね、比企谷くん?」
八幡「片方はウツボカズラだと思うんだが」
ココア「ウツボカズラ?」
いろは「せんぱぁい…それどっちの事ですかぁ?」
八幡「さてな、」
101:
ココア「あっ!そうだ私いいお店知ってるよ!」
いろは「ラビットハウスにでも行くの?」
ココア「ラビットハウスでもいいんだけど…せっかくだしもう一人みんなに紹介したい子がいるの!」
千夜「…わかったあそこの事ね!」
102:
▼フルール・ド・ラパン
シャロ「いらっしゃいませー♪」
千夜「やっほーシャロちゃーん♪」
シャロ「…なんだ千夜か、あんたお店は?」
千夜「今日はちょっとねぇ」
シャロ「…冷やかしにでもきたの?」
千夜「酷いわシャロちゃん!私はただシャロちゃんに会いたかっただけなのに……っ」(およよよっ
シャロ「わー!ごめんって私が悪かったから泣かないでよ千夜!」
千夜「はーいシャロちゃんが構ってくれるなら泣きませーん♪」
シャロ「本当に何しに来たのあんたは!?」
110:
千夜「そうそう、今日は学校のお友達を連れてきたのよー?」
シャロ「学校の友達?」
千夜「ええ、ここに」
いろは「こんにちわー」(にこにこ
シャロ「ココアじゃない!!確かに同じ学校だけど!!」
ココア「ところがどっこいもう一人!」(ひょこっ
シャロ「えぇっ!?ココアの後ろからココアが!?」
112:
ココア「いろはちゃんいろはちゃん、」(こそっ
いろは「うん?」
ココア「………」(ごにょごにょごにょ…
いろは「………」(ふんふん…
ココア&いろは「「反復横跳び!!!」」<シュバババババッ!
シャロ「何これ!?何これぇ!?」
千夜「…はっ!忍者ね!分身の術なのね!?」
八幡(一色も似てる事を楽しめる程度には余裕出てきたんだなぁ…)(しみじみ…
119:
ココア「……とまぁ冗談はこれくらいにして、」
いろは「ふぅ…ちょっと疲れちゃった」
シャロ「全然冗談じゃない!!一人残ってる!!」(ガーン!!
ココア「やだなぁシャロちゃんココアは私だよ?」
シャロ「だってここにもう一人いるじゃない!!ココアじゃなかったら誰なのよこれ!!」
いろは「初めまして、私は一色いろはって言います♪」
シャロ「ほら本人も一色いろはって…え?いっし、…えっ?誰?」
125:
ココア「いろはちゃんはね、私の妹なんだよっ!」
シャロ「え?でも苗字違……はっ!?もしかして複雑な家庭の事情なの!?そうとは知らずごめんなさい私ってば……っ!」
結衣「信じちゃったみたいだよココアちゃん」
雪乃「あなた達だとその冗談は深読みされてしまうわよ?」
ココア「いろはちゃんは私の妹なんだよぉ!!」<抱きっ!
いろは(どう考えても姉ではないかなぁ)(ダキツカレ
千夜「心配しないでシャロちゃん、ココアちゃんのいつものアレだから」
シャロ「え?本当に本当は姉妹じゃないの?こんなにそっくりなのに?」
132:
シャロ「それじゃあ連れて来た友達って言うのは…」
千夜「さっきのいろはちゃんと、こっちの三人よ」
結衣「やっはろー!シャロちゃんだっけ?あたし結衣!よろしくね!」
雪乃「…雪ノ下雪乃です」
八幡「………比企が(シャロ「ぴぃっっ!!??」<ビクッ!!!
133:
ココア「どうしたのシャロちゃん!?」
シャロ「あ…あぁ……っ!?目が…あのひと目が…ワイルドギースみたいな目を……っ!!」<ガクガクブルブル…
八幡「………なんかすまん」
結衣「…流石にヒッキーでも初対面でここまで引かれると凹むんだね…」
千夜「…まぁシャロちゃんのはトラウマもあるから……」
134:
八幡「…………」
シャロ「あの…えっと…ごめんなさい……」
八幡「いや…いい…いいんだ…」
シャロ「…………」
結衣(空気が重い…っ!!)
135:
結衣「…あ、あのねヒッキ(いろは「せんぱぁい?らしくないですよぉ?」(ぎゅっ
結衣「!!」
雪乃「!!」
八幡「うぉっ!急にひっつくな一色鬱陶しい!」
いろは「先輩ってばひっどぉーい!柄にもなく落ち込んでるみたいだから可愛い後輩が慰めてあげようと思ったのにぃーっ」
結衣「ぐぬぬ…いろはちゃんズルい…っ!」
雪乃「…………」
141:
いろは「それにぃ…"急に"ひっつくなって事は急じゃなければいいんですかぁ?」
八幡「いやそういう事じゃ…」
いろは「じゃあ別にいきなりでも良いですよねー?」(にこにこ
雪乃「…一色さん、比企谷くんも困っている事だしそれくらいにしておいたら?」
いろは「あれぇ?ヤキモチですかぁ雪ノ下せんぱぁい?」
雪乃「……何を言ってるのかしら?私はただ人の迷惑になるような事は慎むべきだと言っているのだけれど?」
いろは「ふーん…」
結衣「あ…あの…えっとぉー…」(オロオロ…
142:
いろは「解りました、そういう事にしておいてあげます♪」(ぱっ
雪乃「ええ、そうしてちょうだい」
八幡「…………」
千夜「ふふ…仲が良いわねぇ…」
シャロ「そんな感じには見えなかったけど!?」
148:
結衣「そ…そろそろ何か頼もうよ!あたし達お茶しに来たんだよね?ねっ!?」
雪乃「それもそうね、メニューをもらえるかしら?」
シャロ「あ、はいこれです…」(すっ
雪乃「へぇ…このお店はハーブティー専門なのね」
シャロ「はい、どれもこだわりのハーブを使用した逸品ですよ」
雪乃「私…紅茶はよく飲むのだけれどハーブにはあまり明るくなくてね、何かお勧めはないかしら?」
シャロ「えっとそれならーーー…」
154:
雪乃「桐間さん…だったかしら、ハーブにも詳しいし物腰も柔らかくて素敵な子ね」
結衣「ゆきのんともお話が合うみたいだしシャロちゃんってどこかのお嬢様なのかな!?」
雪乃「…そうね、私はあまり表には出ないから解らないけれど…姉さんなら知っているかもしれないわね」
結衣「綺麗な金髪にふわふわのカールも上品でいいよね!」
雪乃「私の髪はああいう風にはできないから少し羨ましいわ」
ココア「あ、違うんだよシャロちゃんはね…」
千夜「ココアちゃん、」
ココア「うん?どうしたの千夜ちゃん?」
千夜「面白そうだからもう少し黙ってましょ♪」(にこにこ
八幡(……何も聞かなかった事にしよう)
157:
雪乃「…さて、一服ついたしそろそろ解散で構わないかしら」
千夜「そうねぇこれ以上遅くなって親御さんを心配させちゃ悪いものね」
雪乃「今日はありがとう宇治松さん」
千夜「いいえー、私も助かったわぁ♪」
ココア「でも本当に良かったの?結局私達何もできなかったけど…」
千夜「そんな事ないわ、完成したらまた招待するからみんなで食べに来てね」
結衣「うん!楽しみにしてるね!」
160:
雪乃「桐間さんも今日はありがとう、今度ゆっくりお話ししましょう?」(にこっ
シャロ「!!(ドキッ)あ…私なんかでよければ是非!」
シャロ(ふわあぁ〜っ、オーラが…すっごい上品なオーラが…!
リゼ先輩とは全然違うけどお嬢様だわ……!!)
千夜「ふふ…、合わせて良かった、面白くなりそう♪」
ココア「どうしたの千夜ちゃん?」
千夜「ううん♪なんでもないのよ?」
161:
八幡「それじゃもう行くか、ごっそさん」(ガタッ
シャロ「ひ…っ!」<ビクッ!
八幡「…………」(じー…
シャロ「あぅ…ぁうぁ…っ」(たじっ…
八幡「…………」
シャロ「やっぱり無理いいぃぃーーーーーーーーーーーっっ!!」<ぴゅーん!
八幡「………大丈夫だ、慣れてる、慣れてるから」
ココア「よしよーし?私が慰めてあげよう!」(なでなで
162:
数日後
▼甘兎庵
千夜「みんないらっしゃーい、待ってたわぁ♪」
雪乃「聞いたわ宇治松さん、前回の和菓子が完成したんですって?」
千夜「ええ、あの後アイディアが溢れてきてね?もう少しだけココアちゃんにも手伝ってもらったの」
結衣「ココアちゃんだけで?」
ココア「えへへ…といっても私は調理自体は何も触ってないんだけどねっ」
千夜「ううん助かったわ、それじゃあ早完成品を持ってくるわね」
163:
千夜「さぁどうぞ召し上がれ♪」
コトッ
いろは「これ…以前のシンプルなかき氷と違っていろんなモノが入ってるね?」
千夜「決め手は他にあったけど…結衣ちゃんのモノがヒントになったの、
氷菓子の常識に囚われなくたっていいんだなって」
結衣「わ…私の失敗作なんかをそんな風に…っ!」(じぃーん…
164:
雪乃「1、2、3…大体8種類くらいかしら?」
千夜「ええ、これなら季節に合わせて入れるお菓子を変える事で、その季節独特の味が出せるでしょう?」
雪乃「成る程…考えたわね宇治松さん」
いろは「この全体にまぶされてる白い粉は?」
千夜「それが決め手なのよ?いいから食べてみて?」
雪乃「そういう事なら…いただきます」
結衣「いっただっきまーす!」
165:
いろは「すごい…それぞれのお菓子に違う風味があるのに一緒に食べても味が崩れない…」
雪乃「ただ乱雑に入れただけじゃこうはならないわね…これはいったいどういう事かしら?」
千夜「八幡くんが"甘さが足りない"と言ってたでしょう?それを聞いてピンと来たの、蜜の甘みだけに頼るんじゃなくていろんな甘味を足していく形でもいいんじゃないかって」
八幡「俺の?」
166:
いろは「でもそんなにしつこい甘さには感じませんよね?」
千夜「ええ、だから加えるお菓子の甘みを楽しんでもらえるように元々の蜜の甘みを控えめにしたの」
雪乃「でもそれだけではバラバラの味にしかならないのではないかしら?」
千夜「そこで決め手になるのがその粉なの
それは蜜の甘さを控えめにした分甘さを足す為の甘味の粉末でね、それを全体の上からまぶしてバラバラの味がケンカしないように纏めてあるのよ?」
結衣「い…いろはちゃん…言ってる事解る……?」
いろは「まぁ…半分くらいは……」
167:
雪乃「……恐れ入ったわ、一見役に立たなそうな意見や失敗を取り入れてこれだけのモノに仕上げるなんて……ますますこのお店が好きになってしまうじゃない」
千夜「それはどうも〜♪これからもご贔屓に〜♪」
雪乃「ええ、是非」(にこっ
168:
ココア「…それで私はいろはちゃん達の事を千夜ちゃんにお話ししただけだったけど…ホントにお役に立てたのかな?」(こそっ
千夜「ええ、ココアちゃんがみんなの事をお話ししてくれたからこそ、これを思いついたのよ?」
ココア「そうなんだ?」
千夜「お話を聞いて改めて思ったの…あの中の誰か一人が欠けたってあの関係は成り立たないわ
一見バラバラに見えるけど目には見えないかもしれないけど強い…本物の絆で結ばれてる、そんな感じ
正直ちょっと羨ましいわ」
ココア「千夜ちゃん…!千夜ちゃんには私たちがいるよぉ!」(ぎゅーっ!
千夜ちゃん「うふふ、ありがとうココアちゃん♪」
169:
八幡「……そういや宇治松、名前がどうのって言ってたけどこれの名前はもう決まってるのか?」
雪乃「あら比企谷くん、貴方はあまりこういうお店には来ないと思うのだけれど、気になるの?」
八幡「今度小町に紹介しようと思ってな」
結衣「また小町ちゃんの時だけそうやってアクティブになるんだからー…」
いろは「ま、先輩らしいですけどね」
170:
千夜「名前?ええもう決めてあるわ♪」
雪乃「へぇ…折角だし聞かせてもらえるかしら?」
千夜「ええ勿論♪」
171:
千夜「"八つのいろを結ぶ雪"…とっても素敵な名前でしょ♪」
172:
というわけでこんな感じのが読みたいから誰か書いて。
それじゃあそんなわけでここまでで
お付き合いどうもでした
17

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【画像あり】俺の彼女のスタイルが素晴らしいwwwww

【悲報】女の子の家に泊まって何もしなかった結果wwwwwww

ネトゲでかっこいい名前付けたいんだがオススメを教えてくれ

笑点次期司会者、春風亭昇太!w

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