ココア「シャロちゃんは煙草を吸いすぎだよー!」back

ココア「シャロちゃんは煙草を吸いすぎだよー!」


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1:
ラビットハウス…
ココア「シャロちゃんは煙草を吸いすぎだよー!」
リゼ「そう言えばそうだな。何とか禁煙の道に誘えないものだろうか。」
チノ「シャロさんの家の中も相当煙草臭いですよ。」
ココア「女の子が煙草なんてはしたない、私にいい考えがあるよ!」
ココリゼ「?」
3:
シャロ宅…
ココア「シャーローちゃん!!」
ココアがシャロ宅のドアに向かって声をかける。
シャロ「何よ、朝っぱらから。」ガチャ
そこには眠そうな目をしてくわえ煙草をしているシャロの姿が。
ココア「やっぱり私の予想通り煙草吸ってた!」
シャロ「うるさいわね、それで何の用?」
4:
ココア「そうそう、シャロちゃんはいつも何吸ってるの?」
シャロ「ハイライトよ、今日で二箱目かしら。」
ココア「まだ朝の10時なのに!?」
シャロ「ペースが早いのよ。」
ココア「そ、そうなんだ、シャロちゃんって煙草と一緒に何か飲んだりしないの?」
シャロ「そうね、やっぱり紅茶やハーブティーかしら。」
5:
ココア「チッチッチ、シャロちゃん分かってないよ?、煙草にあうのはコーヒーなんだよ!青山さんが言ってたもん!」
シャロ「火のついたものを口にくわえた状態でハイテンションになったら家が丸焦げになりそうだわ。」
ココア「大丈夫だよ、リゼちゃんがねノンカフェインのコーヒーを作ってくれたんだ!」
シャロ「リゼ先輩が私の為に…!」
ココア「そうだよ!試してみて?」
6:
シャロ「(リゼ先輩が作ってくれたなら…)分かったわよ。」
そう言ってシャロは新しい煙草を取り出し口にくわえ火を付けてひと吹かしするとココアからポットに入ったノンカフェインのコーヒーをカップに入れてもらい煙草と一緒に嗜んだ。
ココア「どう?」
シャロ「これなら酔う心配はなさそうね!こんなところで話すのもあれだわ。中へどいぞ!」
ココア「ありがと、でもシャロちゃんの家の中煙草臭くて私の可愛い服に臭いが付いちゃうからいいや!」ニコッ
シャロ「そ、そう(その笑顔は辞めて!)」
ココア「あ、そうそう。ポットは貸してあげるからまた今度返して。私はもう帰るね!」
シャロ「あらそう、じゃあね。」
7:
シャロ「それにしてもリゼ先輩が私の為にノンカフェインコーヒーを作ってくれるなんて…嬉しすぎる!」
シャロはポットに入ったコーヒーを煙草と一緒に物凄いスピードで消費していく…。
一方ココアは…
ココア「シャロちゃん喜んでくれて良かったな?。でも相変わらず煙草くさいし早く煙草辞めてくれないかな?。」
8:
ラビットハウス…
チノ「そう言えばリゼさんはシャロさんと同じ学校ですが学校の時お煙草はどうしているんでしょうか?」
リゼ「よく一限が終わるたびに屋上に行って吸ってるみたいだよ、お昼なんて教室に帰って来る頃には煙草の臭いがプンプン臭ってくるって後輩が言ってたよ。」
チノ「皆さん煙草の臭いに迷惑してるんですね。それと…言いにくいんですが…。」
リゼ「なんだ?」
チノ「シャロさんとキスとかする時は臭いは大丈夫なんですか///」
リゼ「あ、あぁ。最近する回数は減らしてるんだよ、シャロもシャロなりにガムを噛んだり歯を磨いたりしてるみたいだけどやっぱり少しきになるな。」
チノ「辛いですね…。」
9:
リゼ「先生も気付いてはいるようなんだが学校の名が傷付かないように注意はしないらしい。」
チノ「しかし注意して辞めさせたほうが傷つかないんじゃ…?」
リゼ「そこなんだよ。シャロが煙草吸ってることが地域に知れたら学校の品格が下がるだろ。それなら隠れて吸ってくれてたほうがまだマシなんだよ。」
チノ「なるほど…。」
カランカラン…
ココア「ただいま!シャロちゃんに渡してきたよ!」
10:
リゼ「本当か、反応はどうだった?」
ココア「とっても気に入ってくれてるみたいだよ!」
チノ「それなら良かったです、どうせシャロさんは煙草のお供は紅茶か何かでしょうしね。」
ココア「そうらしいよ、やっぱり煙草とコーヒーは仲良しだからね。」
チノ「うちは禁煙の店なのでシャロさんが来なくて助かります。」
11:
それから数日後…
シャロ「そろそろコーヒーが切れそうだけど今日は公園のベンチで煙草と紅茶を楽しもうっと!」
シャロはポットとティーカップ、そして煙草のハイライトとライターをもって公園に出かけた。
公園…
シャロ「フゥ?…。」
シャロ「休日の昼間は外で煙草を嗜むのもいいものね。」
チノ「シャロさん?」
シャロ「あら、チノちゃん!」
12:
シャロ「チノちゃんも横にどうぞ?」
シャロが左によりベンチにチノのスペースを空けてあげる。
チノ「いえ、母から貰ったこの服を煙草の臭いで汚すのは解せないので結構です。」
シャロ「あら、そう。」
チノ「それより何を飲んでるんですか?」
シャロ「これはコーヒーよ、リゼ先輩が私の為に作ってくれたみたいなのよ。」
チノ「それはいいのですが煙草とコーヒーを一緒に取り入れると胃ガンになるみたいですよ。」
シャロ「え?」
チノ「まあ1、2本の煙草とコーヒーなら大丈夫でしょうが、まさか大量に吸ったりしてませんよね?」
シャロ「>>13」
レスが2分無ければこちらで考えて続けます。
13:
嘘だッ!!!
14:
シャロ「嘘だッ!!」
チノ「!」ビクッ
シャロ「私知ってるよ、そうやってチノちゃんは嘘をついて私に煙草をやめさそうとしている。」
チノ「そんなことは…。」
シャロ「そんな子供騙しみたいな手に乗らないわよ。まだまだ甘いわねチノちゃん。」
チノ「私はもう知りませんよ。」
15:
その後シャロは気にせずコーヒーと煙草を嗜んでいたがチノの声が脳裏に浮かぶ。
シャロ「そ、そんなわけないわ。だってコーヒー飲んで煙草吸ってる人はみんな胃ガンで死ぬなんて限らないわ。私は大丈夫なはずよ…。」
しかし、この軽はずみな考えが後に思いもよらぬ展開を引き起こす…!
17:
シャロの学校 お昼休み
シャロ「今日でコーヒー無くなっちゃったな?、煙草もそろそろ買わなくちゃ。あ、あと五分だわ、教室に戻らないと。」スタスタ
教室…
生徒A「それでね、昨日すごい迫力だったのよ。島がドンパチしててさ?!」
生徒B「あ、私も見た!結局パイプ管が刺さって死ぬ映画でしょ?」
シャロ「あ、私もそれ見たことあるわよ。」
生徒A「やっぱり??あの映画人気だ…よね。」
シャロ「あら、どうしたの?」
生徒B「もう私達と関わらないでくれるかしら、ら。」
シャロ「ピャッ!」
18:
生徒A「前さは、煙草の臭いがするだけだから我慢してたよ、私の彼氏だって吸ってるからいいかなーって思ってた。」
シャロ「なら別に…!」
生徒B「でもさ、最近コーヒーの臭いと煙草の臭いがミックスされた臭いが口からしてて臭いんだよね?。」
生徒A「もうこれはガム噛んだ程度じゃ取れないよ?」
生徒B「こんな臭い臭いが私達の高貴な制服に付いては困るわ、次は体育だし着替えていこう。あ、シャロさんは後で遅れてから来てね。」
生徒A「臭いからね!」
シャロ「そ、そんな…。」
19:
学校帰りのシャロ…
シャロ「何だかいくら吸っても吸った気がしないわ…もう一本いこうかしら。」
リゼ「おい、シャロー!」
シャロ「あ、リゼ先輩!」
リゼ「一緒に帰るか?」
シャロ「よければ是非!」
シャロ「…」
リゼ「…」
シャロ「あの、リゼ先輩は私のこと好きですか?」
リゼ「なんだよ急に…。」
シャロ「いや、私みんなに嫌われてないか心配で。」
リゼ「私はシャロのこと好きだぞ!心配するな。」
シャロ「本当ですか!じゃ、じゃあいつものようにキスしてください。」
リゼ「(まずい、そうきたか!)いや、まだ夕方だからみんな見てるし…。」
シャロ「やっぱりリゼ先輩もわたしのこと…」
リゼ「………。あー、もう面倒くさい!」
シャロ「え?」
リゼ「いい加減自分が嫌われてることくらい自覚しろよ!私だって煙草くさいシャロなんか嫌いだしこの際言わせてもうが元々シャロのことなんか1%も好きだと思ったことない!」
シャロ「…。」
21:
リゼ「そもそも私は女になんか興味ない!いい加減付きまとうのもよろしてくれ!」
シャロ「そう…だったんですか。」
リゼ「じゃあそろそろ先に帰るよ。」
シャロ「さようなら。」ウルウル
23:
シャロ宅
シャロ「もう明日から学校行けないや、リゼ先輩には嫌われるし友達も居なくなったし…。」
シャロ「チノちゃんの言ってた通り胃ガンになって死ねればいいのにな…。」
シャロ「もう今日だけで3箱は吸ったけど全然ストレス取れないよ…。」
シャロ「煙草買いに行く気力もない…。」
24:
数日後のラビットハウス…
リゼ「少し強く言いすぎたかな…。」
チノ「シャロさんのことですか…。」
リゼ「あぁ、要するには煙草を吸う前のシャロとは友達としては好きだと言うことを伝えたかったんだがな…。」
チノ「少し遠まわしに言いすぎたかも知れませんね。」
ココア「シャロちゃん全然学校来ないんでしょ?お見舞いに行ったほうがいいかな?」
リゼ「出てくれるだろうか。」
ココア「私が行ってくるよ!」
25:
シャロ宅…
ココア「シャーローちゃん!!」
シャロ「はい…。」
返事はしたもののドアを開けてはくれない。
ココア「ここを開けてよ!」
シャロ「何の用よ。」
ココア「これ、私がパン作ったんだ!シャロちゃんの好きなメロンパン!良かったら食べてよ?」
シャロ「何も欲しくないわ…。」
ココア「でも何か食べないと良くないよ?あ、チノちゃんからも手紙預かったんだよ!」
シャロ「…。」
ココア「学校にも行ってないんだよね、リゼちゃんも心配して」
シャロ「ココアにリゼ先輩の何が分かるのよ!!」
ココア「!」ビクッ
シャロ「もう放っておいて。」
ココア「そっか、ごめんね。じゃあドアノブにかけておくから。」スタスタ
26:
その夜シャロ宅…
ガチャ
シャロがメロンパンと手紙が入った袋を取り込む。
シャロ「余計なお世話よ…。」ガサガサ
そう言いながらもシャロはメロンパンと手紙を袋から取り出し手紙を読むことにした。
ーシャロさんへー
お体は大丈夫でしょうか?あまりお煙草を吸うのは良くないですしちゃんとご飯も食べなくてはいけませんよ。
それとこの間は余計な注意喚起をしてすみませんでした。でも私達はシャロさんの事を思って言ってるんです。どうかそのことは忘れないでください。あとシャロさんが好きなメロンパン入れておきましたので食べて下さいね。
香風 智乃より
シャロ「どうせ、口だけでしょ…。」
27:
シャロ「もう何も欲しくない。」
シャロはそう言って手紙とメロンパンをゴミ箱に投げ捨てた。
シャロ「どうせ私が学校へ行けばまたハブかれるしリゼ先輩だって話すらしてくれないし…。」
シャロ「はぁ、考えるだけで疲れたわ…。もう寝よう。」
30:
次の日のシャロ宅…
ココア「居る?」コンコン
シャロ「またココア、何の用よ。」
ココア「あのね、今日はすっごく上手にティッピーの形にしたパンが焼けたんだ!それとね、チノちゃんがコマンドーっていうDVDをシャロちゃんにあげるって」
シャロ「だからもう余計なお世話よしてって」
ココア「分かってるよ!」
シャロ「え?」
ココア「余計なお世話なのは知ってる。でももう一度みんなで遊びたいの!リゼちゃんだって心配してくれてるんだよ!」
シャロ「嘘だッ!リゼ先輩は私のことなんて嫌いって…。」グスン
32:
ココア「リゼちゃんは煙草を吸ってない時のシャロちゃんが嫌いって言ってた?」
シャロ「でも元々好きじゃないって…。」
ココア「確かにリゼちゃんは女の子が好きな趣味はないと思う。でもリゼちゃんはシャロちゃんが煙草を吸ってなくて尚且つ友達として嫌いなんて一言も言ってないと思うな。」
シャロ「ハッ!」
ココア「チノちゃんの手紙、読んでくれた?何だかんだ言ってみんなシャロちゃんのこと気にかけてくれてるんだよ?」
シャロ「うぅ…ごめんなさい、ごめんココア…」グスン
ココア「だ、大丈夫だよ!なんで謝るの?」
シャロ「昨日ヤケクソになって手紙と捨てちゃったの…。」
ココア「手紙はまた拾えばいいしメロンパンは今日も持ってきたよ!」
シャロ「ココア…///」
ココア「じゃあね、元気な姿見せてね!」スタスタ
33:
シャロ「明日には学校いってもいいかな…。」
シャロ「相変わらずココアはパン作りが上手いのね、最近見てないけどティッピーそっくりだしメロンパンも美味しそう。チノちゃんから貰ったDVD見ながら食べよ!」
シャロはDVDを再生しながらパンを頬張った。
36:
シャロの学校…
シャロ「はぁ、勢いで来たものの足取りが重いわ…。」ガラガラ
生徒A「それでね、飛行機から飛び降りるシーンがカッコ良くて…あっ。」
生徒B「あっ。」
シャロ「ひ、久しぶり。おはよう…。」
生徒A「あら、御機嫌よう!」
生徒B「お久しぶりね、シャロさん。お体は大丈夫かしら?」
シャロ「えっ!?あ、うん、大丈夫よ!」
生徒A「それは良かったわ。」
生徒B「良かったわね、いい先輩に気に入られてて。」
シャロ「え?」
生徒B「リゼさんがね、わざわざ私達のこと探してシャロさんが帰ってきてからも仲良くしてあげてっていうものだから。」
シャロ「リゼ先輩がそんなことを…///」
生徒B「さ、そろそろ授業始まりますわよ。」
シャロ「そうね!」
37:
学校帰り…
シャロ「久しぶりの学校疲れたわ…。」
リゼ「だーれだ!」バシッ
リゼが後ろからシャロの目元を手で覆う。
シャロ「ピャッ!そ、その声はリゼ先輩!」
リゼ「流石シャロだな!」ニコッ
シャロ「あ、あの…私の友達にわざわざ声かけてくれててありがとうございます。」
リゼ「いいって気にするな、私はシャロの親友だぞ!」
シャロ「本当に嬉しいです。(やっぱり親友か)」
リゼ「シャロ、もう一度誰だか当てるゲームしないか?」
シャロ「何言ってるんですか、もうリゼ先輩しかいないじゃないですか。」
リゼ「いいからいいから!」バシッ
38:
またリゼがシャロの目元を手で覆う
リゼ「だーれだ!」
シャロ「全く…リゼ先輩に決まってるじゃないですか!」
リゼ「…」チュ
シャロ「んん!?」チュ
リゼ「はぁ…正解!」
シャロ「懐かしい…この感じ。」
リゼ「煙草臭い、もうあんまりしなくなったな!」
シャロ「そういえば、家から出てなくて吸ってなかった。」
リゼ「この調子で禁煙続けような!」
シャロ「はい!あの…私からもお返ししていいですか?///」
リゼ「ダメだ、7時から空手の稽古があるんだ、付き合えない!」
シャロ「今日は休んでください!」チュ
リゼ「流石シャロだな///」
シャロ「じゃあリゼ先輩、また明日!」
リゼ「あぁ!」
40:
シャロ「久しぶりにリゼ先輩とキスできちゃった…!」
シャロ「そうだわ、ラビットハウスによっていこうかしら。」
ラビットハウス…
カランカラン
チノ「いらっしゃいま…せ!」
シャロ「久しぶり、チノちゃん!手紙ありがとね!」
チノ「良くなってくれて良かったです。別に手紙はみんなを代表して書いただけですから。」
シャロ「ココアは?」
チノ「ココアさんならティッピーとお散歩に行ってます。ついさっきなのでまだかえらないかと。」
シャロ「そう、なら明日また来るわね!」
チノ「お待ちしております。」
カランカラン
41:
シャロ宅…
シャロ「やっぱりみんなで話すの楽しいわね!」
シャロ「夜ごはんの用意をと…」ズキ
シャロ「い、痛い!」
シャロが立ち上がろうとした瞬間お腹に激痛が走る。
シャロ「と、トイレに行かなくちゃ。」
しかしトイレに行っても治るような腹痛ではなく部屋でのたうち回っているうちにシャロは気を失った。
45:
次の日シャロの学校
生徒A&B「リゼさーん!」
リゼ「やあ、御機嫌よう。シャロとは上手くやっていけてるか?」
生徒A「それがシャロさん…」
生徒B「今日は学校へ来てないんです!」
リゼ「何!?」
生徒A「寝坊でしょうか?」
リゼ「いや、シャロは寝坊なんかするはずない。私はシャロの家に行ってみる!二人は申し訳ないが先生に私は早退すると伝えておいてくれ!」
生徒A&B「はい!」
47:
リゼは学校からシャロの家まで必死に走った
リゼ「(昨日あんなに元気だったのにどうしたっていうんだよ!)」
シャロ宅…
リゼ「シャロ!」コンコン
しかし返事はない
リゼ「入るからな!」ガチャ
そこにはトイレの手前で冷や汗をかいて倒れ込んでいるシャロの姿が…
リゼ「シャロ!しっかりしろ!シャロ!」
何度呼びかけても返事がない、リゼはスマホを取り出し119番にかけ3分ほどで救急車が到着しリゼも一緒に病院へ向かった。
51:
木組総合病院
医師「あの、ご家族の方で?」
リゼ「いえ、彼女の家族は訳あって今会えないんです。代わりに友達の私が。」
医師「そうですか、、申し訳ないんですがもう私達にも手の施しようがありません。」
リゼ「え?」
医師「胃ガンです。それも重度な。助かる見込みはもうありません。今夜目が覚めてももう無理でしょう。まだお若いのに…。」
リゼ「そんな…。」
待合室
リゼ「みんなのグループLINEに病院に来るように送っておこう。」
55:
夕方、木組総合病院にチノ、ココアそして和菓子を世界に伝える会の長期旅行中だった千夜が引き上げて駆けつけた。
シャロ「…」
チノ「私があんなコーヒー渡さなければ…。」
ココア「私がコーヒーを渡して胃ガンになるよって注意すれば煙草やめてくれるかな、なんて浅はかな考えをしたから。」
千夜「誰が悪い訳でもないわ。運命は誰にも変えられない。」
リゼ「もっと早く気づいてあげれてたら…。」
4人は外が暗くなるまでシャロの横で座って目がさめるのを待った。
56:
シャロ「んん…痛っ!」
千夜「シャロちゃん!」
チノ「シャロさん!」
ココア「シャロちゃん!」
リゼ「シャロ!」
シャロ「あれ私なんで…って千夜!あんた和菓子の旅行のやつは…?」
千夜「そんなのもういいわ…。」
シャロ「そんなのって…。」
病室に沈黙が続く
シャロ「なるほど、大体察したわ。」
リゼ「え…?」
シャロ「そもそも煙草の吸い過ぎだったのかもね。」
チノ「そんな…。」
ココア「…。」
57:
シャロ「はは、色々ありがとね。ココアも…ココア?」
ココア「…私のじゃダメかな!」
リゼ「え?」
ココア「私の胃をシャロちゃんに移植できないかな!」
千夜「ココアちゃん…。」
チノ「そんなことできる訳ありません。」
>>58 出来るor出来ない
63:
シャロの病室…
ガラガラ
医師「目は覚めましたかな…。」
ココア「あの、先生!私の胃をシャロちゃんに移植できないかな!?」
医師「申し訳ないがここまで転移してたらもう…。」
シャロ「いいのよ、全部私が悪いわ。」
ココア「シャロちゃん…。」
シャロ「ほら、だからみんな自分を責めないで!今度は私がみんなを勇気づける番だから!」
シャロの一言でチノ、ココア、リゼ、千夜がシャロに抱きつく。
シャロ「(私は幸せ、こんな友達に恵まれて…)」
シャロはそっと目を閉じた。
64:
チノ「シャロ…さん?イヤです!死んじゃダメです!」
ココア「シャロちゃーん!」
千夜「いやー!」
リゼ「そんな…」
医師「申し訳ない、少し見せてください。」
そう言って医師がシャロの瞼を広げライトを照らし脈を測った後時間を伝えた。
医師「11時45分、御臨終です。」スタスタ
みんな目の前の現実を受け入れられずただただシャロを見つめていた。
6

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