角谷杏「必修選択科目。デュエルモンスターズを選択してね」西住みほ「え……」back

角谷杏「必修選択科目。デュエルモンスターズを選択してね」西住みほ「え……」


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【デュエル・ウォーズ】
質量を持ったソリッドビジョンの登場により生まれたアクション・フィールドとアクション・カード。
その両方を駆使して戦う、多数対多数の戦い。
戦術・戦略性に富んだ予想できないデュエルは、人々は熱狂の渦へと巻き込んだ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1461653396
2: 以下、
■全国高等学校女子デュエルウォーズ決勝戦
■黒森峰高校vs.プラウダ高校
みほ「――っ」
カチューシャ「ふふん。黒森峰の副隊長はその程度かしら!」
西住みほ LP2500
カチューシャ LP5200
みほ(この子……強い。このままだと)
みほ「私のターン。ドロー」
みほ(だめ。このカードだと対抗できない)
みほ「私は一枚伏せてターンエンド」
みほはカードを伏せると走り出す
3: 以下、
カチューシャ「アクションカードを取りに行くつもり?」
カチューシャ「そうはさせなんだから!」
カチューシャ「幻子力空母エンタープラズニルで攻撃」
【幻子力空母エンタープラズニル】★9 ATK2900 DEF2500
みほ「トラップ発動」
【罠カード『くず鉄のかかし』】
みほ「モンスターの攻撃を無効にします」
カチューシャ「ORUが残ってれば――っ」
みほ「そしてアクションカード「撤退」を発動」
みほ「LPを1000削ることで、戦闘から離脱が可能!」
西住みほ LP2500 → LP1500
4: 以下、
みほ「ハァハァハァ。とりあえずは一安心かな」
みほ「お姉ちゃんか、逸見さんと合流しないと――。このままだと各個撃破されちゃう」
みほ「――え。あれは赤星さん」
崖のところでは赤星小梅のチームがプラウダ高校に囲まれてピンチに陥っていた。
そして雨で柔らかくなっていた為か、足下が崩れ、赤星小梅とチームメイトがそのまま落下。
その下に流れる川に飲まれてしまう
みほ「――あ。助けに行かないと!!」
5: 以下、
■数ヶ月後
■県立大洗女子学園学園艦
ジリリリリリリリリリ
みほ「――は!」
みほ「夢……。じゃないよね」
みほ「――着替えようっと」
机の上にはデッキを見る
みほ「……デュエルのない学校にせっかく転校した来たんだから、もう、使わないよね」
デッキを机の引き出しの奥へとしまった
6: 以下、
また後で来ますが、とりあえずここまでです
デッキは誰をどんなのにしようか悩み中。
キャラ多いんだよね――ガルパン
歴女チームの内一人は六武衆は確定してるけど、あとはほぼ未定。
みほはオリカードの「ボコ」を入れたぬいぐるみデッキにしようかとは思ってます……。
あのキャラにはあんなコンセプトのデッキが良いなどの意見は随時受け付けます
28: 以下、
■大洗女子学園 教室
みほ「……はぁ」
昼休み。
教室でひとりぼっちで残ることになっていた。
転校して数日。未だにきちんと喋れる友人はいなかった
??「へぃ彼女。一緒にお昼どう?」
みほ「ん?」キョロキョロ
みほ「ふわぁ!」
??「ほら沙織さん。西住さん、驚いていらっしゃるじゃないですか」
沙織「ああ、いきなりごめんね」
??「あの、あらためまして、よろしかったらお昼、一緒にどうですか?」
みほ「――! わ、私とですか!?」
??・沙織「」コクン
29: 以下、
■大洗女子学園 食堂
沙織「へへ、ナンパしちゃった」
?「私たち、一度西住さんとお話してみたかったんです」
みほ「ええ! そ、そうなんですか」
沙織「なんかいつもあわあわしてて面白いんだもん」
みほ「……おもしろい」ズゥゥゥン
沙織「うん」?「はい」
30: 以下、
沙織「あ、私はね」
みほ「武部沙織さん。6月22日生まれ」
沙織「え」
みほ「五十鈴華さん。12月26日生まれ」
華「はい」
沙織「へぇ誕生日まで覚えてくれてたんだ」
みほ「うん。名簿を見て、クラスの全員、いつ友達となっても大丈夫なように」
沙織「やっぱり西住さんって面白いよね」
沙織「そうだ。名前で呼んでいい?」
みほ「え」
華「みほって」
みほ「すごい! 友達みたい!」
31: 以下、
みほ「良かったぁ。友達ができて。私、一人で大洗女子に転校してきたから」
沙織「そっか。人生色々あるよね。泥沼の三角関係とか。告白される前にふられるとか。五股かけられるとか」
みほ「え、ええと」
華「じゃあ、ご家族に不幸が? 骨肉の争うとか。遺産相続とか」
みほ「そういうわけでも」
みほ(お姉ちゃんが持ってる西住流秘匿の三幻神のカードを欲しいって思ったことないし)
沙織「なんだ。じゃあ、親の転勤とか?」
みほ「――ん」
ワァァァァァァァアアア
沙織「なんだろ」
みほ「……」
32: 以下、
レポーター『流石、島田流! アメリカ代表チームを圧倒的な力でねじ伏せる!』
レボーター『残すは大将を倒すのみだ!』
島田愛里寿『ペンデュラム召喚。これで私はレベル3から8のモンスターが同時に召喚が可能』
愛里寿『エクシーズ召喚!』
愛里寿『シンクロ召喚!』
愛里寿『融合召喚!』
愛里寿『儀式召喚ッ』
レポーター『おお! 1ターンで5つの召喚を決めてきた!』
レポーター『――あ、アメリカ代表。サレンダー! サレンダーですっ』
レポーター『日米友好対戦は、日本の圧勝で幕を閉じたぁぁぁ!』
33: 以下、
沙織「うわぁ、凄いね。まだ13歳なんだよね。あの子」
華「ええ。色々な雑誌で取り上げられてます。正に時の人ですね」
みほ「……」
みほ(もう、私には関係ないことだよね。うん)
華「あ、冷める前にいただきましょう」
みほ「あ、う、うん。」
46: 以下、
■大洗女子学園 教室
みほは華と沙織と一緒に談笑を楽しんでいた。
だが、突如として見知らぬ少女三人が教室に入ってきた。
――会長?――なんで生徒会が?――
?「やあ、西住ちゃん」
みほ「え、は、はい?」
沙織「生徒会長。それに、副会長と広報の人」
?「少々話がある」
みほ「はいぃ?」
47: 以下、
■大洗女子学園 廊下
杏「必修選択科目なんだけどさぁ。デュエルモンスターズとってね」
杏「よろしく」
みほ「ええ!! この学校、デュエルモンスターズの授業はなかったはずじゃあ」
河嶋「今年から復活することになった」
みほ「あ、あの、私、この学校はデュエルモンスターズがないと思って、わざわざ転校してきたんですけど――」
杏「いやぁ、運命だねぇ」
みほ「あ、必修選択科目って自由に選べるんじゃあ」
杏「と・に・か・く、よろしく?」
48: 以下、
■大洗女子学園 保健室
それからというもの、みほは精彩に欠き、心配した沙織と華に保健室に連れて行かれる流れとなった。
沙織「いったい生徒会長に何を言われたのよ」
華「良かったら話してみた下さい」
みほ「……今年度から、デュエルモンスターズが、復活するって」
沙織「それとみほにどんな関係があるの?」
みほ「私に、デュエルモンスターズを選択するようにって――」
沙織「ええ。なんで!」
49: 以下、
みほ「ええと、それは」
沙織「何かの嫌がらせ?」
華「デュエルモンスターズを選択するように請われるなんて、もしかしてみほさん、数々の歴戦を潜り抜けてきた決闘者なんでしょうか?」
みほ「……」
みほ「私の家は、代々、デュエルモンスターズの師範の家系で」
沙織「へえ」
華「まあ」
50: 以下、
みほ「でも、あまり良い思い出がなくて――」
みほ「だから、私はデュエルモンスターズを避けてこの学校に来たわけで」
華「そうだったんですか」
沙織「そっか。なら、無理にやらなくていいじゃん」
みほ「え?」
華「生徒会に断りを入れるようでしたら、私たちも手伝いますから」
みほ「――ありがとう。沙織さん。華さん」
51: 以下、
■大洗女子学園学園艦 みほの自宅
みほ「……」
それから生徒会が体育館に全校生徒を集合させ、デュエルモンスターズを復活させると言う連絡があった。
更に色々な特典を付けて受講者を募る巧妙な手を打ってきた。
さらに気まずい点は、沙織と華が乗り気な点だ。
みほは机の引き出し奥にしまったデッキを取り出して、机の上に置いた。
このデッキには三幻神と対となる三柱の神が入っている。
みほ「……」
みほ?『ねぇ何を恐がってるの?』
52: 以下、
みほ「別に、恐がってなんて――」
みほ?『嘘ばっかり。私(邪神)を使うのが怖い? それとも自分の中に眠るデュエリストの本能?』
みほ「……」
みほ?『あの時みたいに、私たちを使って容赦なく敵を倒せば良い』
みほ?『敵も味方も畏怖されるように』
みほ?『自分に正直になればいい。私(あなた)の本能は、デュエルを求めてる』
みほ「そんなことないよ」
みほ?『自分を偽って、デュエルから逃げても、結局は逃げられない』
みほ「……もうデュエルはしない。そう、決めたから」
みほ?『――フ』
影はそんなみほを嘲笑しながら消えた。
みほ「……」
53: 以下、
■翌日
■大洗女子学園 生徒会室
みほは結局デュエルモンスターズは選択しなかった。
デュエルモンスターズを選択していた沙織と華も、みほに合わせる事を選んだ。
そんな二人に、みほは嬉しさと申し訳なさ。2つの感情が入り交じっていた。
が、それですんなりと終わるハズもなかった。
デュエルモンスターズを選択しなかった事が生徒会に露見。
昼休みに全校放送で、生徒会室まで呼び出しを受ける運びとなった
54: 以下、
河嶋「これはどういうことだ」
杏「なんで選択しないかなぁ」
小山「終了です。我が校は終了です」
沙織「勝手なことを言わないでよ!」
華「そうです。やりたくないと言ってるのに、無理にやらせる気ですか!?」
みほ「……」
沙織「みほはデュエルモンスターズをしないからっ」
華「西住さんのことは諦めて下さい」
55: 以下、
杏「……そんなにデュエルモンスターズしたくないんだ」
沙織「そういってるじゃん!」
華「無理矢理やらせても互いにとって良いことは何一つありませんっ」
杏「お友達二人は黙ってね? 私は西住ちゃんに訊いてるんだからさ」
プレッシャーを感じた二人は、口を閉じるしか方法はなかった。
杏「さてと、もう一度だけ訊くけど、デュエルモンスターズやらない?」
みほ「……・私は、もう、デュエルはしません」
56: 以下、
杏「――そっかぁ。なら、しかたないね」
河嶋「会長!」
小山「良いんですか!?」
杏「本人がやりたくないのにやらせてもねぇ。デュエルは精神面も大事なんだよ。無理矢理やらせても、我が校のプラスに働くとは思えない」
みほ「……」
杏「た・だ・し、西住ちゃん。1つだけ条件がある」
みほ「条件、ですか?」
杏「デュエルをして西住ちゃんが勝ったら、私たちは以後何も言わない。好きな必修選択科目をとって自由にしてくれて構わないよ」
みほ「負けたら……」
杏「デュエルモンスターズを選択しないにしても、何らかの形で関わって貰う。最善は選択してくれることだけど、そこは西住ちゃん次第だね」
57: 以下、
みほ「――分かりました」
みほ(これが最後のデュエルにするんだ。勝ったら、あのデッキは家に送り返して、もうデュエルモンスターズを完全に断ち切ろう)
杏「それじゃあ、明日はちょうど学校休みだから、昼過ぎにソリッドビジョンがある市民ホールに集合ってことでいい」
みほ「……はい」
みほ達は生徒会室を出た。
沙織「――良かったの?」
みほ「……うん。これが最後にするから、いいんだ」
華「そうですか……。では明日、応援にいきますね」
沙織「頑張ってね」
みほ「……2人ともありがとう」
58: 以下、
河嶋「……会長。良かったんですか?」
小山「西住さんと誰が対戦するんですか。もしかして会長自らが?」
杏「無理無理。相手は西住流だよ。私がやって勝てるわけ無いじゃん」
河嶋「では、誰を戦わせるんですか!」
小山「デュエルウォーズは個の力も大切ですが、指揮するリーダーの能力も大切なんですよ」
杏「分かってるって。相手が西住流なら、同等の相手をぶつかけるのが最良手さ」
河嶋・小山「「同等の、相手?」」
杏「ま、明日になれば分かるよ」
角谷杏は策士の笑みを浮かべてそれ以上は語らなかった。
59: 以下、
その日の夜。
みほは数年前のある日の出来事を夢を見た
その日は、島田流と西住流で数年に一度行われる東西交流の日であった。
場所は両家が毎回交替で行われており、今回は西住流の本家で行われた。
そこで知り合ったみほと愛里寿は、互いに共通の趣味が発覚して、基本的に人見知りする2人だったがすぐに仲良くなった
愛里寿『これが……みほが持つ神のカード』
みほ『お姉ちゃんが三幻神を持ってるから、バランスとか抑止を保つために持ってるだけ。まだ実際に使ったことないし』
愛里寿『見せてくれてありがとう』
みほ『ううん。ボコの事でこんなに盛り上がれたの愛里寿ちゃんが初めてだもん。カードを見せるぐらいどうってことないよ』
60: 以下、
愛里寿『――これ』
みほ『?』
愛里寿『西住流が神を持っているように、島田流はコレを持ってる』
愛里寿『みほが見せてくれたから、そのお礼――。島田流の人以外で、それもデュエル以外で見せるのはみほが初めて』
みほ『――愛里寿ちゃん。ありがとう』
みほは愛里寿から一枚のカードを見せて貰った
みほ『……凄い。これ、神に匹敵するカードだよ』
愛里寿『いつか。みほの持つ神と、私の持つそのカードで、デュエルをしよう』
みほ『うん。約束だね』
61: 以下、
■翌日。
■大洗女子学園学園艦 市民ホール
みほ(懐かしい夢だったな。……あの約束は、もう果たせそうにないや)
みほ(愛里寿ちゃん。怒るかな。やっぱり)
杏「お、西住ちゃん。思ってたより早いね」
みほ「あの、会長が対戦相手、なんですか?」
杏「違うよ。私が西住ちゃんと戦っても勝てるわけないよ」
沙織「なら、誰と戦わせるの」
杏「河嶋たちが迎えに行ってるからちょっと待ってねー」
62: 以下、
少しすると河嶋たちがある1人の少女を連れてきた
それを見たみほ、沙織、華は驚愕した
沙織「あ、あれって、島田愛里寿!」
華「昨日のテレビに出てましたよね。5つの召喚方で相手を戦意消失させた子ですね」
みほ「……愛里寿ちゃん」
みほから見て愛里寿の機嫌が非常に悪いの一目瞭然であった
愛里寿「――手加減はしないから覚悟して」
みほ「わ、私も、負ける気は、ないよ」
愛里寿「……」
63: 以下、
お互いに一定の距離を取る
愛里寿「戦いの殿堂に集いしデュエリストが」
みほ「――モンスター達と地を蹴り、宙を舞い」
愛里寿「フィールド内を駆け巡る」
みほ「……見よ、これぞ、デュエルの最終進化形」
愛里寿「アクション――」
みほ・愛里寿「「デュエル!」」
71: 以下、
※オリジナルカードが登場します。
みほ「先攻は私が貰うね」
みほ(愛里寿ちゃんの持つあのカードの召喚条件は、墓地にある光属性戦士族モンスターと闇属性悪魔族モンスターを除外して召喚できる)
みほ(そしてそのモンスターの効果は、デュエルが進むにつれて発動される後になるほど効果の危険度が上がってくる)
みほ(なんとしても、召喚条件の二体のモンスターを墓地に送るのは阻止しないと)
みほ「私は手札から永続魔法カード『ボコミュージアム』を発動」
みほ「このカードは、手札、デッキ、墓地に存在する「ファーニマル」と名の付く☆4以下のモンスターをボコにして、1ターンに2体まで、召喚条件を無視して召喚可能」
みほ「私はデッキから、『ファニマール・ドック』『ファニマール・ライオ』を特殊召喚」
沙織「あ、召喚されたぬてぐるみが包帯を巻いたり、眼帯をしたりした」
華「何か痛々しいですが……あれがボコなのでしょうか?」
みほ「『ボコミュージアム』で召喚されたモンスターは、攻撃力と守備力が0となり、特殊効果も無効となる」
みほ「ただしボコとなったことで、1ターンに1度、バトルでは破壊されなくなる」
○ファニマール・ドック[ボコ] ☆4 ATK0 DEF0
○ファニマール・ライオ[ボコ] ☆4 ATK0 DEF0
72: 以下、
みほ「私は、レベル4二体でエクシーズ召喚!」
みほ「No.101 S・H・Ark Knight(サイレント・オナーズ・アーク・ナイト)を召喚」
○No.101 S・H・Ark Knight ★4 ATK2100 DEF1000 ORU・2
みほ「更に私は手札から、『RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース-』を発動」
みほ「No.101 S・H・Ark Knightをランクアップ!」
みほ「CNo.101 S・H・Dark Knightを召喚!」
○CNo.101 S・H・Dark Knight ★5 ATK2800 DEF1500 ORU・3
みほ「私は一枚カードを伏せてターンエンド……」
西住みほ LP4000 手札2
みほ(これで愛里寿ちゃんが召喚条件のモンスターをペンデュラム召喚で特殊召喚しても、CNo.101 S・H・Dark Knightの効果で、墓地には送ることなく、ORUとすることができる)
みほ(でも、相手は愛里寿ちゃん。これでも完璧にアレを防げるとは謂いがたいけど)
73: 以下、
愛里寿(やっぱりみほも、Noシリーズを持ってたんだ……)
愛里寿「私のターン・ドロー」
愛里寿「……」
愛里寿「――みほ。昨日のアメリカ代表の人みたいに手加減はしてあげないから」
愛里寿「私はいま……もの凄く怒ってる」
みほ「あ、愛里寿、ちゃん?」
愛里寿「私は手札から『手札断殺』を発動」
愛里寿「お互いのプレイヤーは手札を2枚捨て、新しくカードを2枚ドローする」
74: 以下、
愛里寿「私は手札から『創造の代行者ヴィーナス』を除外して、手札から『マステー・ヒューペリオン』を特殊召喚」
○マスター・ヒューペリオン ☆8 ATK2700 DEF2100
愛里寿「更に『手札断殺』で、墓地に送った光属性戦士族『護封剣の剣士』と闇属性悪魔族『魔界発現世行きデスガイド』を除外」
愛里寿「神すらも倒し、縦横無尽に天地開闢をする支配者――」
愛里寿「『カオスエンド・ルーラー ?開闢と終焉の支配者?』を召喚!!」
○カオスエンド・ルーラー ?開闢と終焉の支配者? ☆10 ATK3500 DEF2000
みほ「――あ、あ、カオスエンド・ルーラーっ」
愛里寿「私は『カオスエンド・ルーラー ?開闢と終焉の支配者?』の効果を、ライフポイントを1000払うことで発動」
島田愛里寿 LP4000→3000 手札3
愛里寿「みほの手札、フィールド上、墓地に存在するカードを全て除外する」
愛里寿「更にこの効果で除外したカードの枚数×500ポイントのダメージを与える」
みほ「――っ」
75: 以下、
愛里寿「みほの手札は2枚。フィールド上に3枚、墓地に1枚」
愛里寿「全てを除外」
みほ「うっ……ぅぅ」
愛里寿「そして3000のダメージを受けてもらう」
みほ「う、あぁぁぁああああ」
西住みほ LP4000→1000 手札0
みほ「う、ぁ、――っ」
愛里寿「まだ終わらない。『カオスエンド・ルーラー ?開闢と終焉の支配者?』でダイレクトアタックっ!」
沙織「これが通ったら――」
華「西住さんの負けですっ」
76: 以下、
>>75はミスです
愛里寿「みほの手札は2枚。フィールド上に3枚、墓地に3枚」
愛里寿「全てを除外」
みほ「うっ……ぅぅ」
愛里寿「そして4000のダメージを受けてもらう」
みほ「う、あぁぁぁああああ」
西住みほ LP4000→0 手札0
みほ「う、ぁ、――っ」
77: 以下、
かなり短いですがとりあえずここまでとなります。
愛里寿はAVの沢渡さん宜しく特定のテーマをずっと使用することなく色々なテーマを使うという設定です。
この作品ではラスボスです。
ファニマール系をボコっぽいにしましたけど、ボコられグマのボコな以上、クマ以外はボコにならないかも
とりあえずデュエルって難しいなぁ。思っていたとおりに中々ならないorz
最終的にはマスター・ヒューペリオンの攻撃でみほは負ける予定だったんです
85: 以下、
華「西住さん!」
沙織「ねぇ大丈夫っ」
衝撃で吹き飛ばされたみほの元に、2人は駆け寄る
みほ「――う、うん。慣れてるから、大丈夫……」
愛里寿「……」
みほ「愛里寿ちゃん。強いね」
愛里寿「……違う。みほが、弱いだけ。戦術も、勝つって意思も。全てが弱い」
みほ「勝つって意思は、あった、よ」
愛里寿「ない」
86: 以下、
愛里寿「みほは、なんのためにデュエルをしているの」
みほ「なんの、ため?」
愛里寿「そう。西住流のため? 自分のため? みんなのため?」
みほ「……」
愛里寿の問いに、みほは答えられなかった。
デュエルモンスターズ。何のためにしているかと問われても、答えはみつからない。
みほ「わ、私はっ。わたし、は――」
愛里寿「断言してもいい。今のみほなら、『カオスエンド・ルーラー ?開闢と終焉の支配者?』を抜いても余裕で勝つことができる」
みほ「……」
愛里寿「私は、みほとはこんなつまらないデュエルはしたくなかった」
みほ「……ッ」
87: 以下、
言いたいことを言った愛里寿はみほから離れて、角谷杏の元へ行った
愛里寿「……みほを担いで例の件に当たるつもりなんだろうけど、やめたほうがいい」
愛里寿「昔のみほならまだしも、今のみほは謂わば伽藍堂。足を引っ張るだけ」
杏「んー、やってみいと分からないよ」
杏「西住ちゃんも、このままふて腐れて終わるような子じゃないと思うし」
愛里寿「――根拠は」
杏「女の勘」ハハハハ
愛里寿「……」
杏「冗談はおいておいて。島田ちゃんの言うとおりさ。今の西住ちゃんは何もないかも知れない」
杏「でも、さ。ここは学校。1人じゃ無理でも皆がいる。きっと西住ちゃんも、忘れた何かを見つけて、伽藍堂じゃなくなるよ」
愛里寿「――そう、なってくれれば、いいな」
ボコのストラップを握りしめて愛里寿は呟き、市民ホールを後にした。
88: 以下、
河嶋「――あ、あれが、島田流。島田愛里寿か」カタカタ
小山「桃ちゃん。足が震えてるよ」
河嶋「も、桃ちゃん。言うなぁ」
小山「――会長。これで良かったんですか」
杏「良かったか、悪かったかは、これからの私たちの仕事次第さ」
小山「無理はしないで下さいね」
杏「大丈夫大丈夫。それじゃあ、私たちは行こうか。後は、西住ちゃんの友達に任せよう」
小山「はい。会長」
89: 以下、
ここまでです
改めてみると『ボコミュージアム』ってアレですね。
こんな感じでエラッタ予定
永続魔法カード『ボコミュージアム』
?ライフポイントを500払うことで、手札、デッキに存在する「ファーニマル」および[ボコ]と名の付く☆4以下のモンスター召喚条件を無視して二体召喚可能。
??の効果で召喚された[ファ?ニマル]は[ボコ]として扱う。
??の効果での召喚は表側攻撃表示となり、モンスターのATKとDEFは0、元々の特殊効果も無効となる。ただし一ターンに一度モンスターとの戦闘では破壊されない効果が付与される
みほ未使用カード
『ボコ』 ☆4 ATK1000 DEF1500
?表側攻撃表示で召喚されている限りモンスターとの戦闘では破壊されない
『ミニ・ボコ』 ☆1 ATK0 DEF500
?除外または墓地に送られたターンに相手からダイレクトアタックを受けた際、ダイレクトアタックを無効とする
『ジャイアント・ボコ』 ★4 ATK2000 DEF1500
?☆4モンスター×2
?自分より攻撃力の高いモンスターへ攻撃するとき、X素材を1つ取り除くことで攻撃力を1000アップする。戦闘終了後、攻撃力は元に戻る
?表側攻撃表示でいる時に限り、1ターンに1度、モンスターとの戦闘では破壊されない
攻魔法『同名の絆』
?フィールド上に存在するモンスターと同名同レベル以下のモンスターを、手札またはデッキから一体特殊召喚できる
?特殊召喚されたターンは攻撃することはではない
90: 以下、
機種依存文字できちんと表示されなかったorz
永続魔法カード『ボコミュージアム』
(1)ライフポイントを500払うことで、手札、デッキに存在する「ファーニマル」および[ボコ]と名の付く☆4以下のモンスター召喚条件を無視して二体召喚可能。
(2)(1)の効果で召喚された[ファ?ニマル]は[ボコ]として扱う。
(3)(1)の効果での召喚は表側攻撃表示となり、モンスターのATKとDEFは0、特殊効果も無効となる。ただし一ターンに一度モンスターとの戦闘では破壊されない効果が付与される
みほ未使用カード
『ボコ』 ☆4 ATK500 DEF1500
(1)表側攻撃表示で召喚されている限りモンスターとの戦闘では破壊されない
『ミニ・ボコ』 ☆1 ATK0 DEF500
(1)除外されたターンに相手からダイレクトアタックを受けた際、ダイレクトアタックを無効とする
『ジャイアント・ボコ』 ★4 ATK2000 DEF1500
(1)☆4モンスター×2
(2)自分より攻撃力の高いモンスターへ攻撃するとき、X素材を1つ取り除くことで攻撃力を1000アップする。戦闘終了後、攻撃力は元に戻る
(3)表側攻撃表示でいる時に限り、1ターンに1度、モンスターとの戦闘では破壊されない
攻魔法『同名の絆』
(1)フィールド上に存在するモンスターと同名同レベル以下のモンスターを、手札またはデッキから一体特殊召喚できる
(2)特殊召喚されたターンは攻撃することはではない
91: 以下、
永続魔法カード『ボコミュージアム』
(1)ライフポイントを500払うことで、手札、デッキに存在する「ファーニマル」および[ボコ]と名の付く☆4以下のモンスター召喚条件を無視して最大二体まで召喚可能。
(2)(1)の効果で召喚された[ファ?ニマル]は[ボコ]として扱う。
(3)(1)の効果での召喚は表側攻撃表示となり、モンスターのATKとDEFは0、特殊効果も無効となる。ただし一ターンに一度モンスターとの戦闘では破壊されない効果が付与される
みほ未使用カード
『ボコ』 ☆4 ATK500 DEF1500
(1)表側攻撃表示で召喚されている限りモンスターとの戦闘では破壊されない
『ミニ・ボコ』 ☆1 ATK0 DEF500
(1)除外されたターンに相手からダイレクトアタックを受けた際、ダイレクトアタックを無効とする
『ジャイアント・ボコ』 ★4 ATK2000 DEF1500
(1)☆4モンスター×2
(2)自分より攻撃力の高いモンスターへ攻撃するとき、X素材を1つ取り除くことで攻撃力を1000アップする。戦闘終了後、攻撃力は元に戻る
(3)表側攻撃表示でいる時に限り、1ターンに1度、モンスターとの戦闘では破壊されない
攻魔法『同名の絆』
(1)フィールド上に存在するモンスターと同名同レベル以下のモンスターを、手札またはデッキから一体特殊召喚できる
(2)特殊召喚されたターンは攻撃することはではない
98: 以下、
■大洗女子学園学園艦 クレープ専門店
華「みほさん。大丈夫ですか」
沙織「無理することないよ? かなり吹き飛ばされてたし」
みほ「……大丈夫。前の学校の時は、毎日そんな感じだったから」
華「凄いですね――」
みほ「うん……」
みほ(――愛里寿ちゃんに、あんな顔させるなんて、私って本当にダメだな)
99: 以下、
沙織「ところで試合に負けちゃったけど、必修選択科目どうするの?」
みほ「――会長との約束だから、受講することにする」
華「よろしいのですか?」
みほ「……うん。愛里寿ちゃんが、言ってた。私には無くしたものがあるって」
みほ「もしかしたら、デュエルをする中で思い出せるかもしれないから」
みほ「――それに。沙織さん、華さん。ありがとう」
みほ「私のために一生懸命してくれて」
沙織「気にしなくて良いよ。友達なんだから当然じゃん」
華「そうですよ」
みほ「本当、ありがとう」
みほ達はクレープ屋で楽しい一時を過ごした。
100: 以下、
■その日の夜
■大洗女子学園学園艦 アパート(西住みほの住居)
みほ?『実際のところは、愛里寿ちゃんが言ったとおり、勝ちたいって意思がなかった』
みほ「そんなこと、ない。デュエルをするからには、ちゃんと勝ちたいって。それに相手は愛里寿ちゃんだったし」
みほ?『私は貴女だよ。自分では分からないだろうけど、心の底では、負けた事を言い訳にして、デュエルを続けたいって思ってた』
みほ?『愛里寿ちゃんは感づいていたよ。だから、言ったんだ。「つまらないデュエル」って』
みほ「――っ」
みほ?『火に油を注ぐようなデュエルをすれば、愛里寿ちゃんが起こるのも納得だね』
全身が黒いみほ嘲笑い、言いたいことを言って姿を消した。
101: 以下、
■翌日
■大洗女子学園学園 グラウンド
河嶋「思った以上に集まれませんでしたね」
小山「全部で18人。私たちを含めて21人です」
杏「まー、なんとかなるっしょ」
華「いよいよ始まりますわね」
みほ「う、うん」
沙織「更にモテモテになったらどうしよう」
みほ「ハハハ――」
??「……」
河嶋「よし。それではデュエルモンスターズの授業を始める」
102: 以下、
ここまでです。
次回はデュエル・ウォーズの模擬戦。
■デュエル・ウォーズ ルール(基本)
(1)基本的にはデュエルモンスターズと同じである
(2)初期LP8000
(3)試合時間は前半60分。後半60分。トータル120分
(4)フィールド内を駆け巡り出会えば強制的にデュエルを開始
(5)特定のアクションカードを取り離脱しない限り、勝敗がつくまで行う。※離脱したとしてもLPや使用したデッキ等は初期には戻らない。
(6)デュエルの途中に乱入することは可能。その際のペナルティーはない。ただし乱入したプレイヤーの順番は一番後ろへとなる。
(7)「殲滅戦(相手全員を倒す)」と「フラッグ戦(相手の総大将を倒す)」がある。
(8)フィールド内では毎回5分に一度だけ任意にドロー可能。1分以内にドローしない場合は、再び5分のカウント開始。
相手に見つからないようにフィールドを駆け巡り場を整える
or
相手に時間を与えず攻で勝負に出る
上記が基本となる戦術です
邪神イレイザーは戦う相手が2人の場合。
1人がモンスター2体伏せカード2枚
1人がモンスター2体伏せカード1枚
上記の場合、イレイザーの攻撃力は7000となります。
デュエル・ウォーズのような多数との戦いにおいては、イレイザーはかなり有用。
……原作ではキースとか社長にさんざんと酷いように言われましたが。
106: 以下、
河嶋「よし! 皆、分かれたな」
河嶋「それではそれぞれのチームに分かれて30分後に試合を開始する」
Aチーム
[西住みほ][武部沙織][五十鈴華][秋山優花里]
[澤梓][山郷あゆみ][丸山紗希][坂口桂利奈][宇都木優季][大野あや]
Bチーム
[角谷杏][小山柚子][河嶋桃]
[磯辺典子][近藤妙子][河西忍][佐々木あけび]
[カエサル][エルヴィン][左衛門佐][おりょう]
107: 以下、
みほ達と1年生チームは、一カ所に固まり、簡単な自己紹介を行った
そして多数決により西住みほが、Aチームの大将へと選ばれた。
みほ「えっと、未熟者ですが、宜しくお願いします」
優花里「こちらこそ!」
梓「頑張りましょう先輩っ」
沙織「そんな緊張しなくても、私たちもサポートするからリラックスリラックス」
みほ「みんなありがとう――」
108: 以下、
華「それでみほさん。作戦はどうします?」
みほ「今回は前半60分でできる限り戦いを避けて場を整え、後半で一気に畳み掛けようと思う」
あや「あの、一気に攻めないんですか?」
みほ「それも手だけど、感じからして角谷会長は、攻戦術を見越して何か策を打ってきそうな気がするんだ」
優季「例えばどんな策ですかー」
みほ「アクションカードを使って私たちを可能な限り分断させて、少数対多数に持って行くとか、かな」
みほ「それに攻と言っても、相手の位置が分からないから、どんなアクション・トラップを仕掛けられてるか――」
109: 以下、
あゆみ「あの、アクション・トラップって何ですか」
みほ「アクションカードの種類の1つだよ。そのカードを取ったプレイヤーは、フィールドの何処にでも仕掛けることが出来て、仕掛けられた所に来た相手プレイヤーに不利な効果を与えるんだ」
みほ「ダメージでLPを削ってきたり、手札を墓地に送らされたり、召喚しているモンスターが破壊されたりとか、色々だよ」
みほ「アクショントラップを駆使して、じわりじわりと削って、場が整った後半に攻めてくるって学校もあったね」
沙織「うわぁ陰湿だね」
その言葉と同時に、アメリカ風の学校に通うそばかすのある少女がくしゃみをしたとか。
110: 以下、
梓「ドローは5分に一回ってことですけど、それって1ターンに数えられるんですか?」
みほ「うん。数えられる。『光の護封剣』とか一定ターンを封じる系をされたら、デュエルから離脱して、そのターン数を逃げるってのも手だね」
みほ「今回は大丈夫だけど――去年戦ったアンツィオは、そのルールが有利に働いたっけ」
優花里「アンツィオってイタリア系っぽい学校ですよね」
みほ「うん。大将格の人も凄かったけど」
みほ(ノリと勢いを重視する学校で、まさか後半に突入と同時にズシンを召喚してくるなんて――)
みほ(攻撃力+1000に、神に匹敵或いは上回る効果耐性(自身以外の魔法・罠・効果モンスターの効果は受け付けない)だから、ほぼ無敵)
みほ(ただ攻撃力+1000だから、攻撃力が低く、守備力が高く、守備力で攻撃できるモンスターで辛うじて勝てたんだったな)
みほ(逸見さん……真っ向から行って勝てなかったから、だいぶ悔しがってたなぁ)
111: 以下、
沙織「あ、そろそろ時間だよ」
みほ「うん。私たちはこれから2つのチームに分かれて行動します」
みほ「えっと二年生チームと一年生チームに分かれて。一年生チームのリーダーは梓さん、お願いできるかな」
梓「は、はい。頑張りますっ」
みほ「デュエルするときには、できるだけ離脱系のアクションカードを誰かが1枚持っておくようにして下さい。そうすれば、不利でも一旦離脱して態勢を整えることが出来るから」
梓「分かりました」
みほ「それでは皆さん。気を付けて頑張りましょう」
112: 以下、
一旦ここまで。
また夜に来ます。
キャラのほとんどが使用デッキ決まってないけどどうしよう……
邪神は原作通りの種族にしようと思ってます
ドレット・ルートの存在意義は、素オベリスクを殴り倒せて、2000のダメージを与えられることだから(遠い目) 
尚、オベリスクは効果で攻撃力が無限になる模様。
……あれ改めてみると神の中ではイレイザーより不遇なことない?
Q このルールでエクゾディア初手で揃えた場合どうなりますか?
A.デュエルでの戦闘勝利のみ。終わった後は、エクゾディアは墓地に送られます
フィール上では5分/ターン制。
1回ドロー及びモンスターの召喚、リリース、シンクロ、エクシーズが可能。罠や魔法カードを伏せることも可能なので、大量召喚も可能です。
前半だけで12回ドロー+12ターン経過となります(強豪校同士だと40枚デッキが尽きて負けるってこともある設定です)
(アンツィオは10ターン(50分間)レベル1を維持し続けてズシンを召喚しました)
119: 以下、
河嶋「それでは会長。我々は、西住と戦うと言う算段で宜しいですね」
杏「うん。実際、西住ちゃんがどの程度かっての知っておきたいしね」
小山「でも、見つけるの大変ですよ?」
杏「バレー部に偵察に当たらせて、歴女達には1年生の方を牽制するようにお願いしてるから大丈夫大丈夫」
小山「先に西住さん達が、こちらに奇襲をかけてくる可能性は?」
杏「ないんじゃないかなー。西住ちゃんの性格的に、デッキの内容やどんな風に攻めてくるか分からない敵に、戦術的理論もなしに向かってきそうにないし」
杏(知波単はなぜか戦術・戦略関係なく突撃してデュエルするんだけどね。人のサガかな)
河嶋「なるほど」
杏「まっ、私たちも簡単に負ける気はないよ」
そう言いつつアクションカードを1枚拾い、手札に組み込んだ。
120: 以下、
――20分経過――
優花里「西住殿。一年生チームは巧く隠れて行動できるみたいですね」
みほ「うん」
みほ(――気になるのは会長達の動き。今回のフィールドはそんなに広くないのに、まだデュエルが始まってない)
みほ(会長達も前半は自分たちの場を整えることを優先したのかな)
みほ(――あの人、鵺的な人だから考えが読めないよ)
沙織「あ、一年生達から連絡があってデュエルを開始したみたいだよ!」
みほ「相手は分かりますか?」
沙織「四人で歴史っぽい服装って書いてるからあの人たちじゃないかな」
優花里「ああ、歴女の方々ですね」
121: 以下、
みほ「離脱系のアクションカードを持ってますか?」
沙織「……うん。1枚だけ拾ってるみたい」
みほ「分かりました。ピンチになったら使用して離脱するようにして下さい」
沙織「OK」
華「ついに始まりましたね」
みほ「うん。数では一年生が多いけど、デュエルモンスターズは多少の数の多さなんて目じゃないモンスターも多いから気を付けないと」
122: 以下、
――30分経過――
杏「やっほー、西住ちゃん」
みほ「会長!」
みほ(歴女の人たちがデュエルを始めたから、てっきり私たちはバレー部の人たちと戦うことになると思ってたけど――)
杏「さてと、デュエルを始めようか西住ちゃん」
みほ「――はい」
123: 以下、
角谷杏 LP8000 手札1枚 伏せ2
 ・[銀河眼の光子竜] ☆8 ATK3000 DEF2500
 ・[銀河眼の光波竜] ★8 ATK3000 DEF2500 ORU2
西住みほ LP8000 手札3 伏せ2
 ・[ジャイアント・ボコ] ★4 ATK2000 DEF1500 ORU2
 ・[デストーイ・マッド・キマイラ] ☆8 ATK2800 DEF2000
小山柚子 LP8000 手札6 伏せ3 裏側守備2
五十鈴華 LP8000 手札4 伏せ1
 ・[CX 激烈華戦艦タオヤメ]★4 ATK2400 DEF2000 ORU2
 ・[椿姫ティタニア] ☆8 ATK2800 DEF2600
河嶋桃 LP8000 手札5 伏せ2 裏側守備2
 ・[ゴヨウ・キング] ☆8 ATK2800 DEF2000
武部沙織 LP8000 手札3 伏せ2
 ・[ブラック・マジシャン] ☆8 ATK2500 DEF2600
 ・[カオスソルジャー ?開闢の使者?] ☆8 ATK3000 DEF2500
秋山優花里 LP8000 手札1 伏せ2
 ・XYZ? ドラゴン・キャノン ? ☆8 ATK2800 DEF2600
 ・ABC? ドラゴン・バスター ? ☆8 ATK3000 DEF2800
124: 以下、
ここまでです。
次回からデュエル。
前回のこともあるので、デュエルは開始から終了まで一気に書きあげてから投稿するように考えてます
そのため少し間が空きます。
デッキコンセプト
[角谷杏]銀河眼+リベリオン
[西住みほ]ボコ(ぬいぐるみ)
[小山柚子]杏と桃の両名サポートデッキ
[五十鈴華]華道=花。
[河嶋桃]権力(生徒会+参謀)
[武部沙織]イケメンデッキ
[秋山優花里]戦車(っぽい)デッキ。重火器系デッキ
手札、伏せカード、裏守備カードは一応計算した数ですが、多少ずれている可能性があります。
あと今回は暫定でもあるので、後々コンセプト変わる可能性が少しあるかも
ズシンはOCG仕様かTF仕様かで迷ってます・
TF仕様だとアバターが負ける
128: 以下、
杏「まずは私のターンからだね。このデュエル・ウォーズだと、先攻ドロー可能だから、ドローさせて貰うよ」
杏「――。そうだね」
杏「私はまず『銀河眼の光子竜』で『ジャイアント・ボコ』へ攻撃」
杏「この瞬間。『銀河眼の光子竜』の効果発動!」
杏「『ジャイアント・ボコ』を除外。そしてORUの数だけ攻撃力500アップする」
 ・[銀河眼の光子竜] ☆8 ATK3000 DEF2500 → [銀河眼の光子竜] ☆8 ATK4000 DEF2500
129: 以下、
杏「そして次に私は『銀河眼の光波竜』のORUを1つ使い効果発動」
杏「相手フィールドのモンスター1体のコントロールを得る」
杏「この効果でコントロールを得たモンスターは『銀河眼の光波竜』となるよ」
杏「私がコントロールを得るモンスターは、西住ちゃんの場にいる『デストーイ・マッド・キマイラ』」
みほ「……!」
杏「これで西住ちゃんの場にはモンスターがいなくなったね。私は、『銀河眼の光波竜』となった『デストーイ・マッド・キマイラ』でダイレクトアタック!」
みほ「『ダメージ・ダイエット』を発動します」
みほ「このターンに受けるダメージを半減します」
●西住みほ LP8000 手札3 伏せ2 → ●西住みほ LP6500 手札3 伏せ1
130: 以下、
杏「ま、そう簡単にはいかないかー。私はこれでターンエンド」
杏「この瞬間。除外されていた『ジャイアント・ボコ』と、コントロールを得ていた『デストーイ・マッド・キマイラ』は、再び西住ちゃんのフィールドに戻るよ」
角谷杏 LP8000 手札2枚 伏せ2
 ・[銀河眼の光子竜] ☆8 ATK4000 DEF2500
 ・[銀河眼の光波竜] ★8 ATK3000 DEF2500 ORU1
西住みほ LP6500 手札3 伏せ1
 ・[ジャイアント・ボコ] ★4 ATK2000 DEF1500 ORU0
 ・[デストーイ・マッド・キマイラ] ☆8 ATK2800 DEF2000
みほ(会長……思っていたよりやり手だな)
みほ「私のターン。ドロー」
131: 以下、
ドックン
みほ(な、なに――)
みほ?『このデュエルは私がする』
みほ(勝手なこと、は、しない――で)
みほ?『あの人達は私たちを自己利益のために利用してるんだ。邪神を利用すると言う事は、どういうことか、身をもって教えないとダメ』
みほ(――っっ――)
みほ?(安心して私と変わっていいよ。必ず勝つからね)
みほ「――ぁ」
優花里「西住殿。大丈夫ですか?」
みほ「問題、ないよ」
沙織(な、なんだか、感じが変わった……?)
華(邪悪なオーラを感じます。これが、本当にみほさん、なんでしょうか)
132: 以下、
みほ「私は手札からフィールド魔法『邪神縛りの塚』を発動」
みほ「フィールドの『邪神』と名の付くレベル10以上のモンスターの召喚は無効化されず、魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない」
みほ「更に手札からボコを召喚!」
○ボコ ☆4 ATK500 DEF1500
みほ「私は『ジャイアント・ボコ』『デストーイ・マッド・キマイラ』『ボコ』をリリースっ」
みほ「現れ出でよ。圧倒的な畏怖により全てを縛りし邪神が一柱! 『邪神ドレッド・ルート』」
○邪神ドレッド・ルート ☆10 ATK4000 DEF4000
杏「これが――邪神」
杏(流石に凄いプレッシャーだねぇ。……河嶋は大丈夫かな、これ)
みほ「『邪神ドレッド・ルート』の永続効果発動。このカード以外のモンスターの、攻撃力と守備力を半減する!」
133: 以下、
角谷杏 LP8000 手札1枚 伏せ2
 ・[銀河眼の光子竜] ☆8 ATK2000 DEF1250
 ・[銀河眼の光波竜] ★8 ATK1500 DEF1250 ORU1
小山柚子 LP8000 手札6 伏せ3 裏側守備2
五十鈴華 LP8000 手札4 伏せ1
 ・[CX 激烈華戦艦タオヤメ]★4 ATK1200 DEF1000 ORU2
 ・[椿姫ティタニア] ☆8 ATK1200 DEF1300
河嶋桃 LP8000 手札5 伏せ2 裏側守備2
 ・[ゴヨウ・キング] ☆8 ATK1400 DEF1000
武部沙織 LP8000 手札3 伏せ2
 ・[ブラック・マジシャン] ☆8 ATK1250 DEF1300
 ・[カオスソルジャー ?開闢の使者?] ☆8 ATK1500 DEF1250
秋山優花里 LP8000 手札1 伏せ2
 ・XYZ? ドラゴン・キャノン ? ☆8 ATK1400 DEF1300
 ・ABC? ドラゴン・バスター ? ☆8 ATK1500 DEF1400
134: 以下、
みほ「私は『邪神ドレッド・ルート』で『銀河眼の光子竜』を攻撃!」
杏「――『銀河眼の光子竜』の効果発動。戦闘をする際、相手モンスターを除外できる」
みほ「この瞬間。【邪神縛りの塚】の更なる効果発動」
みほ「フィールドの『邪神』と名の付くレベル10以上のモンスターが戦闘を行う際、効果モンスターの効果を無効化する」
みほ「これによって『邪神ドレッド・ルート』の攻撃は有効!」
杏「んー、それはどうかな?」
杏「トラップ発動! 『反射光子流(フォトン・ライジング・ストリーム)』」
杏「戦闘が終了するまでの間、攻撃力を攻撃モンスターの攻撃力分アップする」
杏「これで神と相打ちだよ」
○銀河眼の光子竜 ☆8 ATK4000 DEF1250
135: 以下、
みほ「――っ。トラップ発動! 【ハーフ・アンブレイク】」
みほ「フィールド上のモンスターを一体を選択して発動できる。このターン、選択されたモンスターは戦闘では破壊されず、戦闘ダメージを半分にする」
みほ「私が選択するモンスターは勿論『邪神ドレッド・ルート』」
みほ「そしてバトルは続行される」
みほ「同じ攻撃力のモンスターが戦闘する場合、双方が破壊されるけど、【ハーフ・アンブレイク】の効果により、破壊されるのは、『銀河眼の光子竜』のみ」
杏「――」
みほ「この瞬間に【邪神縛りの塚】の効果発動。『邪神ドレッド・ルート』が戦闘でモンスターを破壊したことで発動できる。相手に1000のダメージを与える」
杏「ぅ……」
みほ「私はこれでターンエンド」
角谷杏 LP7000 手札1枚 伏せ1
 ・[銀河眼の光波竜] ★8 ATK1500 DEF1250 ORU1
西住みほ LP6500 手札2 伏せ0
 ・邪神ドレッド・ルート ☆10 ATK4000 DEF4000
136: 以下、
ここまでです。
今回登場させたオリカ
邪神専用のサポートカード。
『神縛りの塚』の効果+『三幻神』の耐性となってます。
フィールド魔法【邪神縛りの塚】
(1)フィールドの『邪神』と名の付くレベル10以上のモンスターの召喚は無効化されず、召喚成功時には魔法・罠・効果モンスターの効果は発動できない
(2)フィールドの『邪神』と名の付くレベル10以上のモンスターは、効果の対象にならず、効果では破壊されない
(3)フィールドの『邪神』と名の付くレベル10以上のモンスターが戦闘を行う際、効果モンスターの効果を無効化する
(4)フィールドの『邪神』と名の付くレベル10以上のモンスターが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った際に発動できる。破壊されたモンスターのコントローラーは1000のダメージを受ける
正しい突撃→場を整えてから相手へ突撃
間違った突撃→場が整っていない状況で突撃
知波単の場合は後者です。
一人回ししている時の特殊勝利条件を満たしても意味がありません。
例)エクゾディアの場合。
『手札に全てが揃った時』のためデュエル中でなければ特殊勝利判定はなし。
万が一、揃ってからデュエルを行っても意味なし。
特殊勝利判定を有効にする場合、エクゾディアのパーツを4枚まで揃えて、残り1枚をデュエル中に引くしかありません。
5分に1回ドローは任意でありするしないはプレイヤーの自由となってます。
140: 以下、
小山「私のターン。ドロー」
小山(今の西住さんはいつもと感じが違い過ぎる気がする)
小山(それに何か嫌な感じ。このまま続けても、互いにメリットはない)
小山(会長……。私の独断で、撤退させて貰います)
小山「私は手札からアクションカード『閃光弾』を発動!」
辺り一面が目映い光に包まれる。
141: 以下、
沙織「――。あ、あれ、生徒会の人達が、いない」
優花里「どうやらデュエルから離脱系のアクションカードを使用したみたいですね」
沙織「ええ! それって逃げたってこと? 向こうの方が有利だったじゃん」
華「そうですね……。みほさんは、どう思いますか?」
みほ「――……」
沙織「みほ?」
優花里「西住殿?」
みほは返事には答えず、膝が折れ、地面に倒れた
142: 以下、
みほ「――だ、大丈夫、だから」
沙織「いやいや。大丈夫じゃないよ。顔が真っ青じゃん!」
華「そうですよ。とりあえず移動して休みましょう」
優花里「では、西住殿は私が背負います」
沙織「大丈夫?」
優花里「任せて下さい!」
143: 以下、
?移動中?
沙織「あ、なんか小屋があるよ。あそこで休むってのはどう?」
華「良いですね」
みほ「――待って。あれ、は、ソリッド、ビジョン…………」
優花里「つまり西住殿は、あれが罠の可能性があるといいたいのですね」
みほ「……」コクン
沙織「うーん、よし! 華と私とで様子を探ってくる。優花里とみほは、ここで待機でいい?」
華「構いません」
優花里「はい。お気を付けて!」
144: 以下、
コンコンコン
沙織「返事は無しっと。扉は空いてるかな」
ガチャ
沙織「よしっ。踏み込もう」
華「ええ」
小屋の中には特にトラップ等は仕掛けられていなかった。
沙織「――あれって」
145: 以下、
華「みほさん。優花里さん。中はとりあえず罠などはなかったです」
優花里「分かりました。もう少しですよ、西住殿」
みほ「――……」
小屋の中に入ると沙織が色々と小さな少女を起こそうとしていた
沙織「麻子ー。起きろぉぉぉ」
麻子「――眠いんだ。寝かせろ」
沙織「いやいや。授業中だからね! 単位不足なんでしょ! このままだと留年するよ」
麻子「――単位、売ってないか」
沙織「売ってないよ!」
146: 以下、
優花里「武部殿。お知り合いですか?」
沙織「う、うん。幼なじみの冷泉麻子。見ての通りサボリ魔。ただし天才肌で学年トップの成績だけどね」
麻子「サボリ魔は余計だ」
優花里「あ、西住殿を横にしたいのですが、良いでしょうか」
麻子「……いいぞ」
麻子は起き上がり、ベッドをみほへと譲った。
147: 以下、
優花里「それにしても都合良く良い感じの小屋がありましたね」
麻子「これは私のモノだ」
優花里「……え」
沙織「デュエルディスクに搭載されているソリッドビジョン効果で、小屋を出したんでしょう」
麻子「ああ。道ばたで寝ると色々と五月蠅いからな」
沙織「当たり前でしょう! 学園艦だから良いけど、女の子が外で寝るとか危険がいっぱいなんだからね」
麻子「……だから小屋で寝てるだろ」
沙織「外で寝ないって選択肢は!」
麻子「ない。保健室は病気以外で出禁されたからな」
148: 以下、
みほ「ん――。沙織、さん。一年生の方は、どうですか」
沙織「あ、えっと、電話してみるね」
プルルルル プルルルルルル
沙織「出ない。――たぶんデュエル中だと思う」
みほ「……」
麻子「――今は選択科目のデュエルモンスターズの授業なのか」
沙織「そうだけど。どうしたの麻子」
麻子「――ここに来るまでの間、バレー部と思われる4人とデュエルをする羽目になったんだ」
麻子「たぶんデュエルディスクを持ってたから勘違いをさせたんだろう」
麻子「……4対1だったが、LPを100残してなんとか勝てた」
149: 以下、
みほ「――つまり、後は、生徒会の三人と、歴女の四人、だけ」
みほ「沙織さん。デュエルディスクのGPS機能を、お願いします」
沙織「う、うん」
デュエルディスクを操作すると空中に辺り一面の地図が現れ、青い点滅する箇所があった
みほ「いくつ、点灯して、ますか?」
沙織「ここで4つと離れた場所で2つだよ」
みほ「――そう、ですか」
みほ「一年生チームは残り2人……」
デュエルディスクには味方の位置のみ表示できる機能が付いている。
そのため味方同士の合流などが素早く行う事が出来た。
(LPがあるデュエリストのみ表示され。LP0になると表示が消える)
150: 以下、
沙織「あれ? 黄色の点滅があるけど、これって――」
麻子「位置からして私だな」
みほ「途中の乱入者、扱いで、どちら所属か分からないため、黄色で、表示されるんです」
みほ「赤外線で同期すれば、味方、プレイヤーと認識されますが、ただ、今までと同じように、相手には位置情報は、表示されます」
優花里「フィールド内の侵入したペナルティみたいなものですね。とはいえ、位置が判明する事は、それを利用して罠も仕掛けられるので、単純なデメリットだけではありません」
みほ「――うん。麻子、さん。できたら私たちのチームに、加わって下さい。お願いします」
沙織「麻子、お願い!」
麻子「……今回だけだぞ」
151: 以下、
河嶋「会長。謎の乱入者が黄色から赤に変わりました。どうやら西住の方に付いたみたいです」
杏「へぇー。ま、デュエルモンスターズを取ってくれる生徒が増えるのは大歓迎だよ。数は力だからねぇ」
小山「これからどうしましょう」
杏「……バレー部が前半で行動不可になるのは予想外だったけど、今のところ歴女達が頑張ってるから五分五分かなと思ってたけど」
杏「乱入者が向こうに付いたとなると、四分六ぐらいでコッチが不利かもね」
杏「河嶋。相手チームの参謀だったら、どういう1手を打つ?」
河嶋「は。私なら一年生と歴女を当てたまま、乱入者と一緒に私たちを探しデュエルを行います」
河嶋「三対五。数の上で上回れば、戦術的に有利に働きますからね」
152: 以下、
杏「うん。河嶋の考えは正しい。デュエル中に見せて西住ちゃんなら、そう言う手も使ってくるだろうね」
小山「では、会長は西住さんは桃ちゃんが考えたような手は打ってこないと?」
杏「うん。西住ちゃんは、3人と2人にチームを分けて、2人を一年生の援護へ向かわして、3人は私たちとのデュエルに備える手を打ってくると思う」
杏「根拠はない、ただの直感。――西住ちゃんは優しい気がするからね」
杏「とりあえず1人の位置は分かってるんだ。私たちは後半戦で仕掛ける。それまでは自分フィールドを万全にしておこう」
小山「はい」
河嶋「分かりました」
杏(さて、西住ちゃんは私の思ったとおりに動くかな)
153: 以下、

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