渋谷凛「プロデューサーが踏まれて喜んでいる」back

渋谷凛「プロデューサーが踏まれて喜んでいる」


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1:
ありす「このへんですか?」モミモミ
P「ああ?、そこそこ。いいなあ、脚の筋肉がほぐれていく」
雪美「……本当に……踏んで、いい……?」
P「雪美くらいの体重の子が乗ってくれると、腰がちょうどいい具合に気持ちいいんだ」
雪美「わかった………」フミフミ
P「あぁ?……俺は幸せ者だな」
ありす「おおげさですね。Pさんは」モミモミ
P「そんなことはないよ」
P「ふう……」
凛「プロデューサーが小さい子に踏まれて喜んでいる……」
P「その引っかかる言い方はやめてくれ。俺が変態みたいだ」
凛「冗談だよ」
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2:
ありす「昨日、マッサージの効果的なやり方をネットで見たので、Pさんで試してみることにしたんです」
凛「雪美ちゃんは?」
雪美「日ごろの……お礼……」
凛「ふーん。偉いね」
P「なにも言わずともこういうことをやってくれるなんて、ありすも雪美もいい子だよ」
P「無償の善意というやつだな」
凛「私も肩揉んであげようか」
P「……小遣いは出ないぞ?」
凛「私の無償の善意は信じられないの?」ジトーー
P「女子高生だし、現金な感じでくるものかと」
凛「……高校時代、なにか嫌なことでもあったの?」
P「別になかったから憐みの視線を向けるのはやめてほしい」
凛「そう。ならいいけど」モミモミ
3:
P「うひゃん」
凛「変な声出さないでよ」
P「いきなり肩を揉まれたからびっくりしたんだ」
凛「あ、それはごめん」モミモミ
P「……おお。上手だな、凛」
凛「たまに、お父さんやお母さんの肩も揉んでるから。そこそこ慣れてるよ」
P「なるほど……ああ、もう少し右」
凛「ここ?」
P「あ、そこそこ」
ありす「む……私も、まだ本気を出していません」モミモミ
雪美「……ふみふみ」
4:
泉「おはようございます」ガチャリ
P「おお……気持ちいい……」ホワホワ
泉「プロデューサーが天にも昇りそうな表情をしてる……」
凛「よっぽど女の子のマッサージが気持ちいいみたいだね」
泉「凛さん」
凛「私もさっきまでやってたんだけど、肩もみはもう十分だって」
凛「下半身は腰以外ありすがやるらしいから、追い出されちゃった」
ありす「こんな感じですか」モミモミ
P「そうそう。もう少し強くてもいいくらい」
ありす「もう少し……んっ」
P「うん、それ……はあ、気持ちいいな」
泉「プロデューサーも幸せ者ね。ありすちゃんにそこまで一生懸命マッサージしてもらえるなんて」
凛「ありすはプロデューサーのこと、大好きだから」
ありす「そ、そんなんじゃありません!」グリッ
ありす「わ、私はただ、自分の知識が間違っていないか確かめたいだけで、あと日頃お世話になっていることへのお返しが混ざっていると言われればそれはその通りですけどでも」グリグリ
P「いててっ!?」
ありす「あ、ごめんなさいっ。力が入ってしまいました……」
泉「あんまりからかっちゃダメですよ。凛さん」
凛「わかってる」フフ
5:
雪美「………」フミフミ
凛「それにしても、ああやって腰を踏んでもらうのって痛くないのかな」
凛「私も小さい頃はお父さんの上に乗ってたらしいんだけど」
泉「意外と頑丈ですから、人間の身体って」
泉「特に、雪美ちゃんは軽いし……確か30キロくらいだったかな」
凛「私が乗ったらどうなんだろう」
泉「凛さんも軽いほうですし、多分大丈夫だとは思います。相手は成人男性だから」
泉「ただ、間違って背骨のほうまで行ってしまうと、ちょっと危ないかも」
凛「なるほど」
凛「そうすると、やっぱり小さい子に踏んでもらうほうがプロデューサーは幸せなんだね」
P「その言い方、俺がロリコンみたいに聞こえるんだが……」
6:
泉「ちなみに昔の定義だと、雪美ちゃんをそういう対象に捉える人はロリコンとは呼ばれなかったそうです」
凛「そうなの?」
泉「当時のロリコンは、12歳から15歳の少女を対象にしたものだったとか」
凛「それだと泉も入るんだ……」
凛「………」ジーー
泉「な、なんですか。じーっと見つめて」
凛「いや……この子を好きになってもロリコン扱いされるんだなあって」
泉「年齢的にはそこまでおかしくないと思うけど……」
凛「でも、体つきが……」
泉「そ、そんなに胸を見ないでください。恥ずかしいです」←推定Eカップ
凛「制服の胸元、そこまで開いてるのに恥ずかしがるんだ」
泉「うっ」
ありす「……大きい、ですよね」
雪美「大きい……」
泉「あ、ありすちゃん達まで……もう!」カアァ
凛「(普段冷静なぶん、泉が取り乱すとなんだかかわいいかも)」
7:
凛「ちなみに、12歳より下の子を対象にしたのって、昔はなんて言ってたの?」
泉「7歳から12歳までは、アリスコンプレックスだそうです」
ありす「!?」
8:
翌日
雪美「………」カキカキ
ありす「絵を描いているんですか?」
雪美「うん……ペロの絵……」
ありす「ペロの……確かに、なかなか面影があります」
ありす「雪美さんは絵が上手ですね」
雪美「ふふ……ありがとう」
雪美「………描く?」スッ
ありす「私を誘っているんですか?」
雪美「………」コクコク
ありす「そうですね。せっかくですし、私も何か描きましょう」
ありす「ついでに、もっと上手に絵を描く方法も教えてあげます」
雪美「……教えてくれるの……?」
ありす「当然です。私の方が年上ですから」フンス
雪美「……よろしく……お願いします」ペコリ
ありす「よろしくされました」
9:
その後
ありす「あ、あれ……おかしいですね。ネットで見た情報によると、こうすれば全体のバランスが崩れずにすむはずなのに」アセアセ
雪美「………?」
ありす「ちょ、ちょっと待ってください。今、もう一度やり直しますから」
泉「二人とも、絵を描いているの?」
ありす「あ、泉さん」
雪美「………描く?」
泉「私も? そうね……あんまりうまくないけど、それでもいいなら」
ありす「泉さんは、パソコンのソフトを使って描く方が上手そうですね」
泉「まあ、どちらかと言えばそうね。パソコンを使っても、そんなにきれいにできるわけじゃないけど」
雪美「パソコンで……お絵かき……できる?」
泉「ええ。よかったら、今度教えてあげようか」
雪美「………うん」
泉「ふふっ。それじゃあ、準備しておくね」
10:
雪美「はい……どうぞ……」
泉「ありがとう。クレヨンを使うのは久しぶりね」
泉「でも、たまにはこうして、自分の手を使って描くのも嫌いじゃないかも」
泉「自分の描きたいように、感覚をダイレクトに伝えられるから」
ありす「そうなんですか?」
泉「あくまで個人の感想よ。デジタルな手段の方が、あらゆる面でいいと思う人だってたくさんいるから」
泉「逆もまたしかり。そして、私みたいに一長一短あると思う人も数多くいる」
泉「だから、あれがいいとかこれがいいとか、あまり難しく考える必要はない……それを仕事にしない限りはね」
泉「遊びの範囲なら、自分の描きたいものを描きたいように描くのが一番。ね?」
ありす「描きたいように……」
11:
泉「そう。だからありすちゃんも、ネットで見た技術を絶対に使わなくちゃいけないってわけじゃない……と、思う」
泉「これ、昔私がさくらに同じようなことを言われたの」
ありす「さくらさんに?」
泉「うん。私、ちょっと頭の固いところがあるから」フフ
ありす「………」
ありす「つまり……私も頭が固いということですか」
泉「いいじゃない。私達、仲間ってことで」
ありす「……ふふ。仕方ないですね」
雪美「私も……もう一枚、描きたいもの……描く……」
ありす「私も描きたいものを描きたいように描きます。今は、そっちのほうがきれいに描けそうです」
泉「……頑張って、お姉ちゃん」
12:
30分後
ありす「できました」
雪美「私も……描けた……」
泉「どれどれ……あら、二人とも上手ね。よく特徴を捉えているわ」
泉「私も描けたけど、あなた達のほうが本物に似ていると思う」
雪美「………」ジーー
雪美「……ありすの絵のほうが……じょうず」
ありす「まあ、当然です」
泉「お姉ちゃんだもんね」
ありす「その通りです。私にかかれば、このくらい」フンス
P「ただいまー」ガチャリ
P「お、3人で固まって何してるんだ?」
泉「絵を描いていたの」
雪美「……見る?」
P「絵? ああ、見たいな。何を描いたんだ?」
ありす「え?」
泉「はい、3枚ともどうぞ」
ありす「あ、ちょっと」
13:
P「どれどれ……ほう」
P「これ、3枚とも俺の顔か? うまいじゃないか」
泉「正解」
雪美「私達が……一番描きたいもの……」
ありす「ゆ、雪美さん!」
P「特にこの絵は本当に俺そっくりだ」
雪美「それ……ありすの……」
泉「プロデューサーの特徴をよく捉えているでしょう? きっと、普段から本人をよく見ているから」
ありす「わーっ! わーっ!」
ありす「そ、そのくらい、毎日顔を合わせていれば普通に描けますっ!」プイッ
泉「照れなくてもいいのに」
ありす「照れていません!」
P「はははっ。なんにせよ、上手に描いてもらってうれしいよ。ありがとう」
雪美「どういたしまして……」
ありす「……べ、べつにあなたのために描いたわけじゃないですから」
泉「二人とも、偉い偉い」ナデナデ
ありす「だ、だから撫でるのは」
泉「たまには、ね?」
ありす「……もう。週に2回までですからね」
雪美「……くすぐったい……ふふ」
P「仲良しだな、三人とも」
14:
別の日
ありす「………」ピコピコ
雪美「………」ピコピコ
雪美「………あ」
ありす「私の勝ちですね」
雪美「……ありす……強い」
雪美「……手加減は……?」
ありす「私はゲームであっても手は抜きません」
雪美「………」ムー
ありす「勝ちたいと思うなら、雪美さん自身が強くなってください」
P「おーい、ありす。ちょっと話があるんだけど」
ありす「あ、はい」
ありす「では、今日の対戦はここまでにしましょう」
雪美「……うん」
15:
P「ちょっと隣の部屋に来てもらえるか」
ありす「わかりました」
ガチャ、バタン
雪美「……練習、しなきゃ……」
雪美「相手……」キョロキョロ
泉「………」カタカタ
雪美「………」トテトテトテ
泉「……雪美ちゃん? どうしたの」
雪美「これ……一緒に……」
泉「ゲーム? 私と遊んでくれるの?」
雪美「………」コクリ
泉「そう。なら、ちょっとやってみようかな」
雪美「………こっち」スタスタ
泉「? この部屋でしないの?」
雪美「秘密の特訓……だから……」トコトコ
泉「秘密……?」
16:
ガチャリ
ありす「あれ。雪美さんがいない……」
ありす「泉さんも、パソコンが置いてあるだけ……」
ありす「……珍しいな。泉さんがパソコン開きっぱなしでいなくなるなんて」
ありす「………」
ありす「………」
ありす「……中身が、気になる」
ありす「で、でも。勝手に人のパソコンを覗くのはよくない、よね……うん」
ありす「……でもでも。やっぱり」
凛「なにぶつぶつ言ってるの?」
ありす「わひゃあっ!?」ビクウッ
凛「うわ、びっくりした」
ありす「び、びっくりしたのはこっちです!! いつの間に」
凛「今、来たところだけど……そっちこそ、ひとりで何してたの?」
17:
ありす「わ、私はべつに、なにも……」チラッ
凛「(視線が動いた先……あ)」
凛「泉、パソコン置きっぱなしにしてるんだ」
ありす「そ、そうみたいですね」
凛「………」
凛「中身、気になるんだ?」
ありす「う」
凛「確かに、泉はパソコンを持ち歩いている時間結構多いし、なにやってるのか気になるよね」
凛「持っていない間はスリープモードにしているから、中を見ようと思っても見れないし」
凛「でも、勝手に見るのはプライバシーの侵害だよね」
ありす「……その通りです」
凛「うん。だね」
ありす「……ところで、凛さん」
凛「なに」
ありす「先ほどから、徐々にパソコンのほうへ近づいている気がするのですが」
凛「……それは、ありすも同じじゃない?」
ありす「………」
ありす「(おそらく、凛さんと私は同じことを考えている)」
ありす「(勝手に人のパソコンの画面を、中身を見ることがよくないことだとわかっていながら……知識欲に抗えない)」
ありす「(あの真面目な泉さんに、隠された一面とかがあったりしないだろうか……そんな想像が頭から離れない)」
ありす「(これが、人の心の弱い部分なのだろうか……)」
18:
ありす「……パソコンの正面まで、来てしまいましたね」
凛「うん」
ありす「……しかも、画面に『ヒミツ』と書かれたフォルダがあるんですけど」
凛「うん……すごく気になる」
ありす「でも、さすがに秘密のフォルダを勝手に見るのは……」
凛「ダメ、だよね……」
ありす「………」
凛「………」
ありす「凛さん、腕がマウスに伸びていませんか」
凛「ありすこそ、キーボードに手をかけようとしているみたいだけど」
ありす「………うっ」ピクピク
凛「………くっ」ピクピク
泉「なにしてるの?」
ありす「ひゃあっ!!」
凛「うわあっ!!」
泉「わ、びっくりした」
19:
泉「二人で並んで、変な雰囲気でしたけど」
凛「な、なんでもないよ。うん」
ありす「そうです。なんでも、本当になんでもありません」
泉「そう……ならいいですけど」
泉「あ、パソコンつけっぱなしだったんだ。うっかりしてたな……」カチカチ
ありす「!」
凛「(ひ、ヒミツフォルダを開いた!)」
ありす「(中身はいったい……)」
チャーチャラチャー♪
泉「これ、私が作ったフリーゲームです。『緋色の迷宮に隠された三つの宝玉を見つけるゲーム』略して『ヒミツ』です。タイトル画面の出来栄えはどうでしょう」
がたんっ!
泉「……どうしたの?」キョトン
ありす「な、なんでも」
凛「ないから……はあ」
泉「?」
雪美「……ゲームは、一日……一時間まで」←読書中
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