吹雪「ふぁ?……おはようございます司令官」提督「……だれ?」back

吹雪「ふぁ?……おはようございます司令官」提督「……だれ?」


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吹雪「あ、すいません。もう一回やり直しますね」
提督「え……?」
吹雪「吹雪型駆逐艦、1番艦!吹雪、失礼いたします!」ガチャ
提督「いや、そうじゃなくて」
吹雪「ふぇ?特型駆逐艦の方が良かったですか?」
提督「え?え……?あー、どなた?……?」
吹雪「吹雪です!」
提督「あー確かによく見れば吹雪だな。吹雪の面影がある。」
提督「昨日まで背丈がこんくらいのちんちくりんだったのにな……1晩でそんなに立派になって……子供の成長は早いなぁ……」
吹雪「何をおっしゃって……?」
吹雪「司令官、失礼ですが、背が縮みましたか?」
提督「おう。確かに俺は158cmのチビだがそれ以上は譲らないぞ」
吹雪「え?私が高くなった……?」
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2: 以下、
提督「鏡を見てみろ、おまえ何か大人になってるぞ」
吹雪「そんなわけ……えぇーー!?」
吹雪「すごい!私、大人になってる!!!」
吹雪「え!!何で!!」
提督「まぁこういう時は大抵明石のせいだと思うんだ」
提督「つか何で今まで気づかなかったんだ?」
吹雪「今日は寝坊して……鏡も見ずに身なりを整えてきたもので……」
提督「いや、それにしても普段とは違うことに気づかないもんなの?」
吹雪「あの……胸のフラットな感じは……変化が無いので……」
提督「ああ……服も北上とかと同じくらいの露出になってるもんな……」
吹雪「……ち、違う……私の胸はこれからだから……」
提督「と、とりあえず明石呼ぼうぜ……」
3: 以下、
明石「どもーおはようごさいまーす」
提督「君かぁーい?吹雪ちゃんを大人にしたのは?」
吹雪「どうなんですか!?」
明石「あれー?提督はまだしも、吹雪ちゃんもまだお知りでない?」
提督「お尻?」
吹雪「で、でないって別にどうでもいいじゃないですか!?」
提督「気にすんなよ。近頃はボンキュッキュッでもモテるらしいぞ?」
吹雪「ソースは!?」(・・・)
提督「キューティーハニー」
明石「あのー私からいいですか?」
4: 以下、
提督「まぁ、キュッキュッキュッ三連コンボだとどうだかは保証できないけどな」
吹雪「チッ……でも真ん中がボンじゃないんだからいいじゃないですか!」
提督「それも一理あるが……」
明石「あのー」
提督「でもやっぱりなぁ……」
明石「あーー実はそれ吹雪ちゃん改三、何ですよー」
提督「なにぃ!?」
吹雪「そんなバカな!?」
5: 以下、
明石(やっとしゃべれた)
明石「ケッコン済みで練度は最大、なおかつ、初期の状態で改にも改ニにもせずに、ある行動をすると、1、2をすっとばして、3になれるんですよ」
明石「改しかない艦娘も、飛んで3になれるらしいですよ」
提督「そういやお前も昨日までただの吹雪だったな……」
吹雪「アニメの主人公とは違うところを見せつけてやりたくて……」
提督「変なプライドだな」
明石「ところでその〔ある行動〕について考察したいんですけど」
失礼するわね?
提督「あっ、お前は……!」
吹雪「ま、まさか……!?」
明石「そんな!?嘘でしょ!?」
6: 以下、
「えっ……?ごめんなさい、出直すわ……だからもう一回……」
提督「許可する」
ドア<ガチャーーン!
「お?っほっほっほっほ!!失礼するわよ!!」
提督「テメェは……!?」
吹雪「えーっと……」
明石「だ、だれ……!?」
如月「そう!何を隠そう……私が……私たちが!」
吹雪明石如月「「「カンムスだ!!」」」
提督「会いたかったぞ?!少女!カンムス!!」
提督「これが!まさしく!愛!!」
如月「その歪み!この私が断ち切るわ!」
吹雪「私は避けてくれても構わないんですよ!!」ドヤッ
如月「いきなさい!少年!」
提督「っ……!協力、感謝する……!」
提督「敵が多い……!ここはトランザムで……!」
明石「ダメです提督!ここでトランザムを使ったら夜戦時に……!」
提督「了解……!トランザム!!!」
吹雪「っはっはっはっは。肉体はただの器にしかすぎない」
睦月「やーめーるーにゃしぃーーー!!!」
7: 以下、
睦月「もう!何がなんだか分からないじゃないですか!!」
睦月「如月ちゃんも……ってあれ?き、如月……ちゃん?」
提督「そうか……如月も改三になっていたか……」
如月「如月も?あら、吹雪ちゃんも突然大きくなったのね」
睦月「え、何で!?なんでみんな大きくなってるの!私だけ小さい?!」
睦月「司令官!どういうことなんですか!?睦月も大きくなりたいにゃしぃぃぃぃぃ」
明石「如月さん改三はだいぶ胸部装甲が……ずっしりになってるのね……」
提督「いいセンスだ!」
如月「それよりもこれはいったいどういう……?」
明石「私から説明しますよ。じつは、、かくかくしかじか」
如月「なるほど……ふにふにうまうまで、条件がそろった艦娘が、司令官と夜戦をすることで突然に身体が大きくなる改三状態になれるのね……!?」
明石「え……、そうなんですか……?」
8: 以下、
吹雪「なるほどー、じゃあ朝潮ちゃんと鹿島さんも大きくなってるんじゃないですか?」
如月「うふ、そうかもしれないわね。ここに呼んでみたら?」
明石「この場合は憲兵何ですかね……?」
提督「えっ、提督全く身に覚えがないんですけど……」
睦月「まぁ、これは、確かめるほかないですかにゃ?」
明石「たしかに。ちょっと抑えとくんで睦月ちゃん1発」
吹雪「あっ、私ローション持ってるんで事前準備はいらないですよ」
如月「ここに媚薬もあるから安心よ」
提督「うん?身に危険を感じるゾ」
睦月「睦月!いきまーーーっす!」
提督「ここは守りに徹する!!」
明石「させませんよ!!」
提督「あぁ……、あ、ああああぁぁぁーー!」
ー3時間後ー
睦月「ふぅ……如月ちゃんの見解は正しかったみたいね」
明石「す、すごい大人になりましたね……」
如月「ちょっと私と被ってないかしら?」
吹雪「はぁー、てっきり私達もエンジョイしちゃいましたね」
吹雪「司令官ー生きてますかー?」
提督「⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク」
睦月「入渠した方がいいんじゃないかしら?」
明石「じゃあみんなでいきますかね……」
9: 以下、
ー翌日ー
提督「と、いうことで……」
提督「ベッドの上から申し訳ないが、来てもらった」
提督「えーっと、そっちが……」
朝潮「はい。朝潮です。」
提督「んで、貴女が……」
鹿島「鹿島です・」
提督「そして左から……」
吹雪「吹雪です!」
如月「如月よ?」
睦月「睦月?!」
時雨「僕は時雨だよ」
提督「了解。改三メンバーは以上でいいか?」
加賀「ええ……間違いないわ……」
提督「し、時雨も改三か……」
提督「個人差はあるけど、さほどが大学生くらいだな……」
提督(鹿島だけもはや成熟した女性であることにはツッコミをいれんぞ)
加賀(鹿島さんね……この前まで鹿島呼ばわりしてたけど……)
提督「君達をここに集めたのは他でもない……」
12: 以下、
提督「単刀直入に聞こう。君たちはどうやって改三になった?」
吹雪「2日前に司令官に薬を盛って意識がない間n」
提督「あ、もういいです。次の方どうぞ」
如月「えーっと、左に同じd」
提督「ハイ、次ィ」
朝潮「私は……お、お恥ずかしながら……そ、その、司令n」
提督「次の方」
鹿島「うふ・私は心当たりがありますよねぇ?」
提督「な、なんのことだか?」
鹿島「あー提督さんの宝物の置き場所についてお話したいことがあるんですけど

提督「分かった。知ってるよ。そうやって脅して俺と関係を持ったよな。」
提督「時雨は……?」
時雨「僕は……提督と体の関係は持ってない……本当だよ」
時雨「強いてあげるなら……」
時雨「こ、この前のわんわんごっこかな……///」
13: 以下、
ハートははじかれるのかなぁ……?
・ ・ ・ ・・・・・・・・
15: 以下、
おもいきりはじかれた……
加賀「提督?わんわんごっこについて説明を求めます」
提督「決してヤラシイことは無い。MVPのご褒美に僕を犬みたいに扱ってくれと言ったのは時雨だ。」
提督「その間俺は、ボールを投げたりフリスビーを投げたり頭を撫でたりしただけだ。」
提督「執拗に体をこすり付けてたのは時雨だ。俺は執務の片手間に時雨に付き合っていただけだ」
時雨「///」
加賀「そう……」
加賀(にゃんにゃんごっこを所望したいわね。MVPとってこようかしら)
提督「ということで加賀。こいつら全員牢獄につっこんどけ」
加賀「いえ、あそこの海域で様子を見てからでいいのでは?」
加賀「少なくともここにいる艦娘は全員がここの鎮守府のエースなわけですし、戦力の低下も無視できません。大きくなった分むしろ強化されている部分もあるかもしれないですよ?」
提督「え?俺の貞操とかはもうどうでもいいの?提督どうでもいい子?」
加賀「あなた1人の犠牲で人類が救われるのなら充分安いわ……」
提督「Oh……story of my life……」
16: 以下、
加賀「っということで、鎧袖一触では無い海域に来たわけなのだけれども……」
加賀「改三組が何故か5つに増えてるスロットに46cmくらいの主砲の物凄い連射できる奴をガン積みした挙句、なんだかすごい電探によく分からないけれども、長方形で構成された主砲……みたいなので、あれだけ苦戦していた海域が恐ろしいくらいに簡単に突破できてもはや空母なんていらないんじゃないかしら……」
吹雪「何を言うんですか!加賀さんの制空権あってからです!」
如月「にしてもこの新しい装備の……レールガン?とミサイルポッド?」
時雨「……とこの、ガンダムの頭についてるバルカン?ってやつだね。」
朝潮「全く見たことのない武器でしたね」
睦月「深海棲艦がゴミみたいに裂けていって面白かったにゃしぃ!」
加賀(怖い……)
寝ます
23: 以下、
なんか「てっきり」とか「さほど」とか所々日本語の使い方おかしくね?
25: 以下、
>>23 気にしないで。ちゃっかりとかほとんど?とか気にしないで。
加賀「そういうことなので、この先の敵の本拠地へ突っ込んで荒らしてきます」
鹿島「らしいですよ??」
提督「了解。加賀は気が向いたら帰ってこい」
鹿島「ということです?」
加賀「ええ……今からでも帰りたいくらいだわ……それじゃあ」
提督「恐ろしいな……帰ったら物資がスッカラカンになったりしてな……」
鹿島「あ、ははは……でも、海域の制圧が完了するのでまぁ、よしとしましょうよ……」
提督「そうだな……」
提督「じゃあ俺は食堂行ってくるから。ちょっとそこの松葉杖取ってくれ」
鹿島「私が横から支えましょうか?」
提督「遠慮しとく。おまえ怖い。」
鹿島「ふふふ……いってらっしゃいませ」
提督「ふぅ……何をするのも一苦労だな……」
提督「うん?あれは……」
暁「こんにちは!司令官!」
電「なのです」
雷「松葉杖……?どうしたの?」
響「どうせ激しい運動のしすぎだろう?」
提督「おーっす。まぁ、運動会だったけどな。お前ら非番だろ?これから飯?」
雷「そうね。食堂にいくけれど。」
提督「おぅ。そうか。じゃあこれで」
響「え!?今のは一緒に行こうか?のノリじゃなかったのかい!?」
電「司令官……電はそういうの嫌いなのです」
暁「レディーをご飯に誘わないってどういうことなのよ!」
提督「わかった分かった。そうテンション上げなさんな。デザートまで付き合うからちょっと身体を支えてもらっても良いかね?」
雷「まかせて!いくわよ!司令官!」
提督「待って!誰もおぶれとは言ってないでしょ!」
提督「やめて!恥ずかしいからおろして!」
26: 以下、
提督「うぅ……おヨメにいけないよぉ」
響「安心してくれ。その時は私が婿になろう」
提督「えっ、婿になってくれるの?いやぁ……それはちょっとなぁ……」
響「そうかい。私としても、婿より嫁になりたいよ。」
提督「練度が限度になったらな」
電「さ、さらっととんでない話をしているのです……」
雷「私に任せてよ!提督のお世話も大丈夫よ!」
暁「私このレディープレートAにするわね!」
提督(で、でたー!お子様プレートだと暁が頑なに注文しないから、名前を変えただけのお子様プレートやーー!)
響「私はBにするよ」
雷「そうね、私はCにするわ」
電「ロールキャベツ定食!なのです。」
提督「俺は体力回復も兼ねてうな重にでもしようかね」
提督「鳳翔さーん。お願いしまーす」
27: 以下、
鳳翔「はーい。じゃあ少々お待ちくださいね」
暁「あ!そういえば司令官!艦娘に改三の改修ができるようになったって本当?」
提督「なんだ。もう知ってるのか?誰から聞いたの?」
雷「青葉さんが言いふらしてたわよ。だけど、その改修方法については秘密だと言っていたわね」
提督(これは青葉さんをとっ捕まえてふにふにするしかないですね)
響「それで?本当なのかい?」
提督「事実からいえば本当だな。ケッコン済みかつ練度が限度の艦娘何人かは既に改三だな。」
電「びっくりなのです。」
暁「ねぇねぇ!それでその改修方法って!?」
提督「そ、それはだな……」
提督「ど、DORYOKU!YUJOH!SYORI!かな?」
響「ハラショー」
雷「どこかで聞いた3句ね……教える気はないのね?」
提督「いや?本当だよ?ただ、改三メンバーよろしく、改や改ニになってない状態で改修することが条件らしいな」
電「改三の方達って具体的には誰なのです?」
提督「聞くな。どいつもこいつもほぼ不正で改三だ。戦犯者だぞ?」
31: 以下、
雷「せ、戦犯者!?な、なら……」
提督「そう……本来なら解体もんなんだが……」
暁「((((;゚Д゚))))」
提督「さすがに解体は後味が悪いだろ?それにめちゃくちゃ強いから手放せないというか……」
響「どれくらい?」
提督「そうだな……ゲーム的に表せば運以外の全てのステータスが999+……」
電「曲芸師より強い、なのです」
提督「運なんかに頼らなくても自分達の力で大抵はねじ伏せられるんだろうな……」
提督「怖いわぁー……」
雷「虚空を見つめ始めたわね……」
暁「いいなぁ。私も改三になって立派なレディーになりたいわ!」
提督「努力だな。とりあえず練度の限界を目指してみろ。それ以降は俺もちょっと考えてみるから」
暁「わたし頑張るわよ!」
提督(えーもしかして提督この実年齢は合法ロリとやんなきゃダメなの?嫌だなー罪悪感パネェだろーなー……)
響「ま、まあボーッとし始めたよ……大丈夫かい?」
32: 以下、
提督「どーもーごちそうさまー」
六駆「ごちそうさま!」
鳳翔「はぁーい。どうもー」
鳳翔「あ、提督、今日はいらっしゃいますか?」
提督「あぁ?あとでLINEするわ」
鳳翔「はーい」
暁「じゃあ私達はこれから遊びに行ってくるわね!」
提督「5時には帰ってこいよー」
みんな「はーい」
提督「じゃあ執務に戻りますかね……」
33: 以下、
鹿島「艦隊が鎮守府に帰りました……うふふ」
提督「ほいほい……」
加賀「失礼します」
提督「おう。お疲れさん。どうだい?」
加賀「損害ゼロ、敵艦隊の壊滅、当海域の制圧に成功しました。」
提督「スコアは?」
加賀「覚えてないです……とにかくゴミみたいに深海棲艦がなぎ払われていくので……敵ながら哀れに見えてきて……グスっ……ううぅ……」
提督「お、おう……なんかごめん……補給はどれくらい必要?」
加賀「こちらにまとめました……」グスっ
提督「え!?こんだけ!?」
提督「本当に駆逐艦の延長だな……」
加賀「アレを運用するのは人道的にどうかと思います」
提督「運用しない手がないからなぁ……今度からは彼女らだけで出撃させよう。今回の功労者は君にしとく。それと明日は出撃無しで書類仕事だけ手伝ってくれ。あと、間宮券」
加賀「はい。ありがとうございます……失礼しました」
提督「鹿島、お前装備とか改三になってからのスペック的なのはどうなってんの?」
鹿島「そうですね……もともと練習艦なので……新装備はこちらのスカウターくらいですかね」
提督「スカウター?もしかしてそれって?」
鹿島「敵の艦の数や、武装、艦の練度、排水量などの総合的なデータとして、戦闘力、あとはマルチロックオン機能とかありますね」
提督「すげぇな……もうやめるんだー!とか言いながらフルバーストできんの?」
鹿島「あちらより武装の数が多いのでかなりの弾幕が撒けますよ」
提督「ブライトさんも用無しになったか……」
加賀(あっ、せっかくMVPという事になったのに、にゃんにゃんごっこの申請忘れたわ……ショック……)
36: 以下、
そうして、鹿島をのぞく、吹雪、如月、睦月、時雨、朝潮、以下5名の改三の艦は、「いままでに無い最強の艦隊」08小隊……ではなく、「999 AC艦隊」として艦隊を結成。
ACとはAKAN・COREの略であり、彼女らが改三になったと共に装備していたレールガンや、ダメージを軽減する装甲などの調査が進み、いままでに見たことのない粒子からエネルギーを得てると判明。
それらの粒子には名称が無かったので、改三組の彼女らが命名した。
その結果、ミノフスキー粒子、GN粒子、コジマ粒子、などなんでもアリとなってしまった。
また、初期の改三組以外には改三になれる艦娘は出現せず、現存の艦に擬似的でも改三の力を使えないかと、それらの粒子には研究に研究が重ねられた。
結果、人類はこれらの研究に成功を重ね、改三ではない艦にも改三製の技術が現実的なモノとして採用された。
トランザムシステム、プライマルアーマー、などはその代表であり、適正ある艦にはフルバーストシステムや、KM-D(カンムスドライブ)なども採用され、深海棲艦との戦争は、いままでの劣勢がウソであったかのように、勝ち星を上げ続けた。
そして人類の救世主である、初期改三組艦隊「999 AC艦隊」は、出撃を繰り返し、より激しい敵戦地へと派遣され、自分達の提督とも会えない日々が続いた。
そんな彼女達の日々の癒しは、提督とのLINEだった。
彼女らは自分達の提督の為に、人類の勝ちを目指し、戦ってきた。
彼女らの活躍はすさまじく、人類はいよいよ、終戦へと繋がる深海棲艦との最後の戦いに持ち込んだ。
事件は、そんな時に起こったのだった……
38: 以下、
「999+AC艦隊」です
半角の+がはいりませんでした。
戦争の前線
ーシャドー・モセス島ー
吹雪「あ"ぁ"ー帰りてぇー提督に会いてぇー」
如月「吹雪さん……スカートが……だらしないわよ?」
時雨「僕もいい加減シレイニウムが足りなくなってきた……最近はこころなしかレールガンやPAの出力が落ちてきていて……」
睦月「わかる……最近は直撃しても深海棲艦の身体が残るにゃしぃ……」
朝潮「私もそう思います……改三になった直後の出撃が1番火力が出た気がしますね」
吹雪「睦月ちゃん……身体が残るってそんなスプラッタな表現はどうかと思うけど……」
朝潮「それより私は、最近は司令官からLINEの返事が帰って来なくて……」
睦月「鎮守府のみんなからも返信無いにゃしぃ……心配……」
時雨「みんなとも会いたいなぁ……やっぱりあっちも忙しいのかな?」
如月「私達も深海棲艦何て蚊を潰す程度に感じてきているけど、潰しても潰してもなかなか減らないわよねぇ。向こうにもそりゃー流れてるでしょうね」
朝潮「それでも司令官は、以前なら1日に1回は必ず返事をしてくれたじゃないですか!」
吹雪「……提督の身になにかあったのかも?」
如月「ちょっと!!不吉なこと言わないでちょうだい!」
吹雪「え?あ、ごめん……なさい……」
如月「あっ……そんなに怒鳴るつもりはなくて……ごめんなさい……」
睦月「うーん。睦月達は司令官に会わないとやってられないね……」
全員「はぁ……」
朝潮「もし……もし本当に提督の身になにか起こっていたとしたら……」
時雨「まだその話をするのかい?」
朝潮「仮定です……朝潮達は一刻も早く鎮守府に帰った方がいいのではないでしょうか?」
時雨「この前線をほっぽって鎮守府に帰るのかい?そんなことできないよ」
朝潮「何故です!時雨は司令官が心配ではないのですか!?」
時雨「そんな事は言ってないだろう!!僕達が帰ったらここはどうなるんだい!!僕達以外の艦娘だけだと戦力が足りないだろ!」
朝潮「もともと私達は司令官の艦隊です!艦は元の鎮守府に帰るべき……」
吹雪「ちょ、ちょっと落ち着いてよ……ね?」
時雨「みんなはいいよね!司令官とやったことあるんだろ!それも無理矢理ときた!無いのは僕だけだ!!本当はみんな司令官に性欲を解消してもらいたいだけなんじゃないのかい!!」
如月「失礼ね……そんなにここに残りたいなら1人で残ればどうかしら?」ブチギレ
如月「私は朝潮に賛成よ……もう帰りましょうよ。この子を置いて」
吹雪「え!?ちょっと如月ちゃん!」
睦月「睦月も……司令官に会いたい……」
吹雪「み、みんな!落ち着いてよ!仲間割れしてる時じゃないでしょ!」
時雨「君は!?」
吹雪「え?」
時雨「吹雪はどうなんだい?帰るの?別に帰ってもいいよ……僕1人でもどうとでもなる……君達みたいな性欲の塊はとっとと帰ればいいんだ……士気に悪い」
如月「そうさせてもらうわよ!」
吹雪「ちょっと、みんな!」
如月「帰るわよ!そんなの置いて!もう艦隊は解散よ!」
39: 以下、
兵士「失礼します!すみません!!99艦隊の皆さん!緊急事態発生です……」
兵士「えっ?どうしたんですか……?」
時雨「続けて」
兵士「あ、はい!」
兵士「深海棲艦が残存勢力のほとんどと思われる規模で大規模な捨て身の突撃を敢行してきました!!」
如月「なんですって!!具体的な数は!?」
兵士「わかりません!とにかくいっぱいです!!いままでに例をみないくらいの!!」
兵士「99艦隊の皆さんには早々に出撃してもらえますか!?」
兵士「既にA地点が突破されました!普通の艦娘だけでは数が足りません!」
兵士「お願いします……!B地点には僕の妻子が……!早く……」
吹雪「みんな!聞いた!?」
吹雪「確かに提督が心配だし、会いたいし、お話もしたい……」
吹雪「けれど、目の前に困った人がいて、みんな困っていて、私達には状況を打破できる力がある……!」
吹雪「この力だって、提督に貰った物……なら提督に喜んでもらうために使わないと……」
吹雪「私達がこのまま困った人を無視して提督に会いに行っても、多分提督は喜んでくれない!」
吹雪「胸を張って……提督に会えるように!」
吹雪「今は目の前の事をどうにかしないと!!」
如月「吹雪さん……」
睦月「そうだね……」
時雨「……うん」
朝潮「了解!」
吹雪「いい!?999+AC艦隊!出撃準備!」
全員「了解!!!!」
吹雪「旗艦!吹雪!」
吹雪「私がきっと、やっつけちゃうんだから!抜錨です!!」
時雨「僕達の戦いはこれからだね!」
ー終ー
44: 以下、
>>39 の途中から。吹雪ちゃん覚醒しないルート
兵士「b地点には僕の妻子が……お願いします!」
吹雪「みんな……とりあえず出ないと。敵前逃亡なんてもってのほかだよ……」
如月「しょうがないわね……来てしまったのなら」
睦月「パパッと終わらせれば一旦引くにゃー!その時にさっと司令官に会いに行こう!」
朝潮「そうですね……時雨、今は……」
時雨「……」
吹雪「みんな、出撃するよ……!」
シャドーモセス島付近海域
吹雪「すごい、こんな数……」
時雨「早く掃除しようよ」ジャーッ!!
吹雪「あ!待って!時雨!」
睦月「出力上げすぎにゃしぃぃぃぃぃ!!!」
朝潮「ただでさえ底が見えてきているのに……」
如月「……」
チュドーン!ドカーン!┣¨┣¨┣¨┣¨ド……
朝潮「数が多い……!さすがに……」
如月「他の艦隊は!?」
吹雪「あっちで頑張ってるよ!ここは私達で片付けないと!」
時雨「っ!!」
睦月「ちょっと!!時雨ちゃん!だから出力下げないと!!」
時雨「ダメだ!僕は向こうの艦隊の支援にいくよ!向こうの空母に制空をどうにかしてもらわないと!空がうっとおしくてかなわないよ!!」
吹雪「みんな後退しよう!とりあえず向こうで立ち往生の艦隊と合流!」
朝潮「了解!弾幕まきます!」
睦月「はぁぁっ!」バシュー!
如月「ミサイルもこれが最後ね……」ダダダダダダダ!!
吹雪「こちら99艦隊!聞こえますか!?」
45: 以下、
瑞鶴「みんな!99艦隊から緊急入電!こっちの艦隊と合流するって!」中破
翔鶴「そう……でも合流しても私達は役に立てそうにないわね……」中破
山城「そうね……あぁ……あとちょっと待ってくれれば呉の方に帰れたのに……不幸だわ」大破
扶桑「やめなさい山城……どちらにしろ相手にする運命よ……」小破
島風「おっそーい……弾がもう無いよ……」無傷
鈴谷「マジ最悪ぅ」小破
翔鶴「っ!3時の方向から敵影!」
扶桑「……どれくらい?」
翔鶴「3キロ……」
瑞鶴「6時からも……!」
扶桑「これくらいかしらね……」ドーン!
翔鶴「着弾……轟沈確認……」
瑞鶴「ダメ……艦載機のみんなも弾がないから攻撃できないわ……」
鈴谷「もう格闘戦かな……?鈴谷自信ないケド!やるしかないね」
瑞鶴「え?そんな!ダメ!やめて!ああっ!あああっー!」
山城「どうしたの!?」
瑞鶴「し、紫電改の妖精さんが特攻を……あ、妖精さんは生きてるわ」
吹雪「みなさーーーん!!大丈夫ですか!!」
瑞鶴「きた!99艦隊!」
山城「後ろの方に招かれざる客をたくさん引き連れてのご来場ね」
扶桑「不幸だわ……」
朝潮「瑞鶴さんと翔鶴さん!艦載機は!?」
瑞鶴「偵察には使えるけど……爆撃はもう無理ね……」
翔鶴「ごめんなさい。制空を期待してたんでしょ?」
睦月「敵の場所が分かるなら大丈夫にゃしぃ!」
時雨「もう纏めてフルバーストしかないね……」
如月「無事でよかったわ……山城、乳が……」
山城「不幸だわ……」
46: 以下、
鈴谷「お願いするよ!99のみんな!私達もう弾が無いから!」
吹雪「損害も激しいですね……すみません。敵の位置について詳しく」
瑞鶴「あっちとこっちとそっちとふにふに」
翔鶴「むこうとうまうま」
朝潮「了解……大体把握できました……」
如月「フルバーストも開けるのは2門のレールガンだけね」
吹雪「計10門……敵は地平線までワラワラ……」
時雨「目視できるぶんは排除できるかな……?」
睦月「やってみないと……!」
吹雪「タイミングを測ります!合図で開いて!」
翔鶴「30キロ圏内に入りました!」
瑞鶴「こっちも入ったわよ!!」
吹雪「3、、、2、、、1、、、ならば私は!君を討つ!」
如月(恥ずかしいから止めてって言ってるのに……)
時雨(吹雪もこだわるなぁ……)
99艦隊のレールガンによる照射により、あたり1面の海面が激しい閃光に照らされる……!
鈴谷「すごい……」
島風「本物は違うなぁ……」
アリの大軍かのように群がる深海棲艦が次から次へと消し飛び、地平線の先が見えてくる。
48: 以下、

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