みほ「…親愛度メーター?」優花里「はい!」back

みほ「…親愛度メーター?」優花里「はい!」


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優花里「ずっっーと欲しかったのですが、今回ようやく手に入ったんです!」
みほ「へぇ、よかったですね!……でもこれ、何をする機械なんですか?」
優花里「それはですね、まあ名前の通り、このレーダーアンテナを誰かに向けると、その人が自分の事をどれだけ好きなのか、というのが分かる、と言ったところです」
みほ「えっ、それすごくないですか?」
優花里「すごいんです!その為、まあお金も少しかかりましたが……」
みほ「ところで、優花里さんはもうこれ使ったの?」
優花里「はい、まあ、結果は…………ぬふっ」
みほ「ぬふ?」
優花里「なんでもありません。……とまあ、私はもう堪能したので、西住殿にお貸ししようかと」
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2: 以下、
みほ「え、いいんですか?」
優花里「えあ、もちろんです!」
みほ(…親愛度、かぁ……興味がないわけじゃないけど……)
みほ「…じゃあ、ちょっとだけ」
優花里「はいっ! それじゃ、細かい見方を説明しましょう」
優花里「ここの、メーターの所々に何か書いてますよね?」
みほ「どれどれ…あ、本当です。…『普通』『好き』『大好き』『親友』『姉妹』『親子』……」
優花里「ちなみに私は西住殿とは親友でしたよ!!!!」
みほ「ふふ、私もそう思ってます…ん?優花里さん、これは…」
みほ「…『やばい』『超ヤバイ』『ギガヤバス』……『愛』?」
みほ「なんか急にすごい雑になりましたね……」
優花里「ああ、それは開発者の遊びで、流石にに、そのあたりは良くても『やばい』までしか行かないみたいです」
優花里「たとえバグっても、『愛』までは到達しないとかなんとか」
みほ「へえ…」
3: 以下、
〜〜〜
みほ「……というわけで借りてきちゃいました」
みほ「沙織さんや華さん、まこさんに試してみたら『親友』でしたね……えへへ」
みほ「……ん?なんだろ、これ」
『本音音波』
『アンテナから発せられる音波に触れた相手は本音を話してしまう』
みほ「…そんなものが」
みほ「………」
みほ「ちょ、ちょっとこれも試してみたいかも…です」
〜〜〜
みほ「うーん…でもやっぱり……そうだ、この先歩いていって、出会って人達だけに試してみよう」
みほ「まずは…誰と会えるのかな…」
まほ「……みほ」
みほ「ふぁいっ!?」
4: 以下、
みほ「あ、なぁんだ、お姉ちゃんか…」
まほ「少し見かけたから話しかけてみたんだが…」
みほ「ううん、大丈夫」
まほ「そうか」
みほ(……)カチッ
ビビビビッ
『やばい』
みほ「え、ちょっ」
まほ「…?どうした、みほ」
みほ「い、いや、その……」
みほ(なんで?これってほとんど出ないって…)
5: 以下、
まほ「…どうした?」
みほ「う、ううん!なんでもない、なんでもないないの!」
まほ「? そうか…ああ、そうだ、みほ。みほが良ければでいいんだが…」
〜〜〜
みほ「お、お姉ちゃん!」
まほ「なんだ?」
みほ「い、いやいやいや……!なんで私を黒森峰に連れてきたの…!?」
まほ「言っただろう?」
まほ「遊……隊長会議だ」
みほ「いま遊ぶっていいかけたよね?」
6: 以下、
まほ「…まあいいじゃないか。たまには」
みほ「そうかもしれないけど…」
まほ「それじゃ、私は少し準備をしてくる…待っていてくれ」
みほ「あ、うん…」
〜〜
みほ「…お姉ちゃん、遅いなぁ、何してるんだろ…」
みほ「…ん?」
エリカ「…って、え?」
みほ「逸見さん、こんにちわ」
エリカ「い、いやなんでいるのよ!」
8: 以下、
みほ「いやぁ、私も何がなんだか…」
エリカ「…っ!まさか、敵中堂々と偵察ってわけ?ふん、いい度胸してるじゃない…っ!」
みほ「そ、そんなわけじゃありません!」
エリカ「じゃあなんだと言うのよ!」
みほ「え、え〜と、その…あ、遊びに来ました…っ!?」
エリカ「…は、はあ?」
みほ「……」
エリカ「な、なによそれ。馬鹿じゃないの?」
みほ「うう…」
みほ(…やっぱり、私嫌われてるのかな…)
みほ(…ちょっと試してみよ)ビビビビッ
ガタガタガタガタッ…
みほ(ん?)
9: 以下、
ガタガタガタガタ
みほ(な、なに?!)
『愛』
みほ()
エリカ「…なによ。さっきから何してるのよ」
みほ「い、いえ…」
みほ(…愛?)
みほ(バグっても愛にはならないって…)
みほ(…じゃあもしかして、私の事が嫌いすぎて測定できなくて、壊れちゃったの!?)
みほ「…あ!そうだ」
エリカ「あの、無視?無視しないでくれる?」
12: 以下、
みほ(本音音波…使ってみよう)
エリカ「ちょっと、さっきからなんで……!」
ビビビビッ
みほ「…あ、あの、逸見さん」
エリカ「はあ!?なによ!」
みほ「えと、その…あの、私の事、どう思います?」
エリカ「は?」
みほ「えーと、好きか嫌いかで言うと……」
エリカ「ふんっ、そんなの決まってるじゃない、あなたなんか大好きよ!」
みほ「!?」
エリカ「はっ…!!?」パシンッ
エリカ(え、な、なん…!!?)クチトジ
13: 以下、
エリカ(な、なんで私…!)
みほ「…い、逸見さん、いまのは…」
エリカ「ち、違う!間違え、間違えただけよ!」
エリカ「あなたの事なんかこれっぽっちも嫌いなんかじゃ…!?」
みほ「……」モジモジ
みほ「…逸見さん」
エリカ「名前で呼びなさいよ!…っ!!??」
エリカ(ほ、本当に、なんなの!?口が勝手に…!)
15: 以下、
みほ「…私が黒森峰から大洗に行った事、どう思いましたか?」
エリカ「そ、そんなの悲し…悲し……!」
エリカ「ぐ、ぐぐぐ……寂しく……!」
エリカ「……」
エリカ「………ショックだった」
みほ「……!」
エリカ「…あんたが……みほが……した事は正しかった。…それなのに……」
エリカ「わたしは…」
エリカ「ずっと……間違いだと言い続けた…」
エリカ「……」
16: 以下、
エリカ「……ごめんなさい」
みほ「そ、そんな、謝る事はなにもないです、逸見……」
みほ「…エリカさん」
エリカ「……ッ!」
エリカ「……ずっと、酷いこと言ってごめん…」
エリカ「…馬鹿にしてごめん……でもお願い、信じて…」
エリカ「ああでもしないと、耐えられなかったの……自分がみほの穴を埋めるために……みほよりも、上でいないとって……!」
みほ「…エリカさん」
エリカ「……約束したじゃない」
エリカ「…みほが隊長になった時」
エリカ「…私が副隊長」
エリカ「…そういう関係になってもいいわよって……」
みほ「…」
17: 以下、
エリカ「…もう遅いけど」
みほ「…エリカさん」
みほ「私は黒森峰には戻りません」
エリカ「…っ」
みほ「…だから、その代わり」
みほ「あの頃、言った事、覚えてますか?」
みほ「…友達になってくださいって」
エリカ「……!」
みほ「…エリカさん、私と……友達になってください!」
エリカ「え、あ…」
みほ「…隊長命令です!」
エリカ「……っ!」ブワッ
18: 以下、
エリカ「えぐっ……」ポロポロ
みほ「あ、エリカさん…!?」
エリカ「なんなのよあんたはぁ……!」
エリカ「勝手にどっか行くんじゃないわよ…!」
みほ「…ごめんなさい」
エリカ「……」ポフッ
みほ「……エリカさん?」
エリカ「……好き」
みほ「……はい」
みほ「私も、エリカさんのこと、好きです」
エリカ「……そう」
エリカ「…良かった」
エリカ「…あ、あの、みほ、良かったら今からどこかに遊……」
みほ「……なにをしている?」
エリカ「っ!」
20: 以下、
エリカ「た、隊長……」
まほ「…みほに用があるのは私だ。すまないが、ここは……」
エリカ「……い、嫌です」
まほ「なに……?」
みほ「エリカさん……」
エリカ「…今日は、みほは…私のものです!」
まほ「…」
みほ「…エリカさん」
エリカ「……これだけは譲れません」
23: 以下、

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