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穂乃果「ナンバーワンヤンキー?」


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教室前
穂乃果「今日は転校初日!!今日から私の輝かしい高校生活が!」
ドンガラガッシャーン!ザワザワ
穂乃果「わ、私の輝かしい高校生活が...」
ドカッ!!ガシャン!!パリーン!!
穂乃果「わ、私の...」
穂乃果「私の輝かしい高校生活があぁ??!!!」
2:
先生「高坂、入っていいぞ」
穂乃果「あ、はい」
ガラガラー
先生「静かにしろー、今日から音ノ木坂学院に入学する高坂穂乃果だ」
ザワザワ
穂乃果「こ、こ、こ、高坂穂乃果です!よろしくお願いしま」
ビュッ!ガシャン!
穂乃果「す...」
ドッ!ギャハハ
先生「だ、誰だ!野球ボール投げたのは!」
エー、ダレーコワーイ、クスクス
ことり「みんなやめなよぉ?、かわいそうだよぉ?」ニヤニヤ
穂乃果(うぅ、海未ちゃん助けて会いたいよぉ...)
3:
放課後
穂乃果(はぁ、これからどうすごせばいいんだろ...)
ダレカタスケテー
穂乃果(ん...?悲鳴?)
生徒A「大きな声出すんじゃねぇよ!!凛さんと真姫さんに見られたらどうしてくれんだよ!」
花陽「ひぃ!ご、ごめんなさい!」
生徒B「今日までに金用意しろっていったよね?なんでもってきてないの?」
花陽「そんな.....む、無理です...」
生徒A「はぁ?無理ですじゃねぇだろ?あんたのせいでこっちは真姫さんと凛さんにぼこられてんだよ」
花陽「そ、そんなぁ...」
4:
穂乃果「なにやってるのっ!」
生徒B「!?誰?見ない顔だけど」
生徒A「殴られたくなかったら早くお家に帰ったほうがいいよ?」
穂乃果「それカツアゲだよね?最低だよ!」
生徒A「はぁ?なんだこいつ?おい、やっちまおーよ」
花陽「あ、あのっ、私払いますから!」
生徒A「てめぇはだまってろよ!」
生徒B「オラッ!」ブンッ
パシッ!
生徒B「えっ?」
ドカッ!バシッ!ズカッ!
生徒B「うぅ...」
生徒A「...はぁ...はぁ......お、覚えてろ!」ビューン
生徒B「ただですむと思うなよ!」ビューン
穂乃果「べー、もう二度とみたくないよーっだ」
5:
花陽「...ありがとうございます...つ、強いんですね...」
穂乃果「んん?ああ、穂乃果の幼なじみが武道、教えてくれたんだよね。いつもめんどくさかったけど、こんなとこで役に立っちゃた」タハハ
花陽(びっくりしたけど、怖い人じゃないのかな...)
花陽「本当にありがとうございます......な、なにかお礼できることないですか?」
穂乃果「えっ!じゃあ穂乃果と友達になって!お願い!お願いぃ?」
花陽「...え?......そんなのでいいんですか?」
穂乃果「心細かったんだよぉ?」
6:
希(...)
希(...ふふっ、面白い子入ってきなぁ♪)
ハンバーガー店
花陽「ははぁ、なるほど...そうだったんですか...」
穂乃果「そうだよっ!そういえば、あの子なんでみんなから敬語使われてたなぁ...えーっと声がとっても可愛かったし...」
花陽「そ、それは2年ナンバーワンヤンキー、脳トロのことりですっ!」
穂乃果「の、脳トロのことり?」
花陽「そうです、自分の手は決して汚さず、逆らうものはおやつにされてしまうという極悪非道。そしてたった1日で今の地位まで成り上がったカリスマヤ
ンキー...」
穂乃果「......ナンバーワンヤンキー?」
花陽「学年でトップのものに与えられる地位で、その称号を持つものは音ノ木坂学院ナンバーワンヤンキーに挑戦できる権利を与えられるんで
す。そして、音ノ木坂学院ナンバーワンヤンキーとなったあかつきには、生徒会長としてこの学校のルールを思うがままに決められるんです!
!この学校に通うものの憧れです!!」
穂乃果「えぇ...」
花陽「凛ちゃ...星空凛とコンビで返り血で髪が赤く染まったと言われる1年ナンバーワンヤンキー、愛がないばんざーい西木野。一匹狼で根性者の3年ナンバーワン
ヤンキー、貧乳矢澤。何より冷徹で近づくことさえ許されない現生徒会長音ノ木坂学院ナンバーワンヤンキー、ありえない怪力の果て絢瀬絵里
...!この学校じゃ知らない人はいません!!」
穂乃果「」
7:
穂乃果「ま、まぁ落ち着いて花陽ちゃん」
花陽「はっ!す、すいません...」
穂乃果「花陽ちゃん、以外に詳しいんだね...」
花陽「...じ、じつは、わたしもそういう強い人、あ、憧れて...わたし、弱いし、自信もないから...」
穂乃果「そうなんだ...やっぱUTX学院にはいればよかったかなぁ...」
花陽「ゆ、ゆ、ゆ、UTX学院!?UTX学院に比べたら音ノ木坂学院なんて赤子同然ですっっ!踏み入れたら最後、五体満足では帰れない...まさ
に地獄そのものですっ!!」
穂乃果「」
穂乃果(海未ちゃんのいる故郷に帰りたいよぉ?!)
8:
穂乃果「じゃあ、花陽ちゃんまたねー!」
花陽「はい!今日は本当にありがとうございました!」
穂乃果(音ノ木坂がこんな学校だったなんて...)
穂乃果(はぁーー、これから穂乃果どうなっちゃうのーー?)
9:
1年教室
凛「かーよちん!」
花陽「あっ、凛...さん...」
凛「なんでさんなの!昔みたいに呼んでよ!」
花陽「そ、その、ほかの人に怒られちゃうから...」
凛「誰っ?凛が制裁するにゃ!」
真姫「凛、ご飯行くわよ」
凛「うん!かよちんもいい?」
真姫「...小泉花陽だっけ?それはあまりこの子のためにもならないと思うわ」
凛「でもっ」
花陽「わ、わたし先生に呼ばれてるんだった!もういくねっ!」タッタッタッ
凛「あっ...」
真姫「...」
10:
生徒A「あの、真姫さん凛さん、ちょっとお話が...」
真姫「!!どうしたのその怪我」
生徒B「昨日、2年のサイドテールでオレンジ色の髪のやつに突然襲われまして...」
凛「...ふーん、でもあんたたち前にかよちんいじめてたことあったよね?その罰でもあたったんじゃないの?」
真姫「凛、そのことはもうすんだでしょ?でもそんなやつみたことないわね」
生徒A「どうも転校生らしくて...」
真姫「わかったわ、任せなさい」
凛「真姫ちゃん!でもこいつらは...」
真姫「凛っ!もうあのときカツアゲのようなずるいこと絶対しないってことで話はおわったのよ、あとから蒸し返すのは卑怯よ」
凛「...」
真姫「...この件は私がどうにかするから凛はかかわらないでいいわよ」
凛「...うん」
生徒A・B(へっへっへ...)
11:
放課後
穂乃果(はぁー、学校がこんなに疲れるなんて...)ガチャ
穂乃果(下駄箱の中になんか入ってる......)ゴソゴソ
穂乃果「は、は、果たし状ーー!?」
穂乃果(...私の仲間を不意打ちで倒すなんていい度胸ね、明日の放課後屋上で待ってるわ 西木野真姫)
穂乃果(...不意打ち?そんなことした覚えなんてないし...まさか昨日のこと...?)
穂乃果(どうしよぉーー!)
12:
穂乃果(はぁー)トボトボ
ポツポツ、ザーッ
穂乃果(うわっ、雨だっ!)
穂乃果(あっ、あそこで雨宿りしよう!)タッタッタ
にこ(ふふふ、ついに手に入れたわ伝伝伝!あ?楽しみぃー!)
ポツポツ、ザーッ
にこ(はぁー!?こんなときに雨ぇ?)
にこ(あっ、いいところに雨がしのげるところが!)タッタッタ
13:
穂乃果「ふーっ、んっ?」
にこ「はーっ、んっ?」
穂乃果(うっ、音ノ木坂の生徒だ...怖い人かなぁ...あ、でもかわいい子だなぁ)
にこ(げっ、音ノ木坂の生徒...めんどくさいわね...)
穂乃果「あ、あはは、こんにちわ?...」
にこ「...なによ、ケンカしたいわけ?いまそーゆー気分じゃないんだけど」
穂乃果「い、いえいえっ、滅相もございませんっ!だだ雨宿りしたいだけですっ!」
にこ(ふーん、あんまり血の気の多いタイプじゃなさそうね...)
14:
穂乃果「...」
にこ「...」
穂乃果「な、なにかのお買い物帰りですか...?」
にこ「そーよ、悪い?私はね、早く帰ってこのDVDを楽しもーと思ってたのに突然雨に打たれてこんなアホ面と雨宿りさせらてんのよ、どう責任
とってくれるわけ?」
穂乃果「」イラッ
穂乃果「あのっ!えーっと...その」
にこ「...にこよ」
穂乃果「あ、ありがとう、じゃなくて!!なんでにこちゃんにいきなりそんなこといわれなくちゃいけないの!?かわいい顔してるからって
ゆるされないよっ!」
にこ「えっ!?かわいい?あ?っ、やっぱにこの魅力は隠しきれなのね?!やばぁ?い顔がにやけちゃうぅ?、でもそんな顔もス・テ・キ!
ニコッ!」
穂乃果「」
にこ「なによ」
穂乃果「あっ、いや、ははは...」
15:
にこ「...あんた名前は?」
穂乃果「穂乃果だよ」
にこ「そう、穂乃果、あなたもナンバーワンヤンキーとか目指してるわけ?」
穂乃果「いや?実は昨日ここに転向してきたばかりでして...」
にこ(どうりで見ない顔だと思ったわ...)
穂乃果「にこちゃんはそーゆーの目指してるの?」
にこ「いいえ、にこはね、スーパーアイドルになるっていう大きな夢があるのよ!そんなの目指してる暇なんてないわ!!ま、売られたけんか
は買うけどね」
穂乃果「へえぇー!すごい!すごいよ!にこちゃん!穂乃果応援するよっ!!」
にこ「ふふん、まああんたをこのにこにーの活動前特別ファン会員にしてあげるわ、感謝しなさい!」
穂乃果「あっ、雨やんできた!」
にこ「って、話聞きなさいよぉ!!」
穂乃果「じゃっ、穂乃果帰るねっ!バイバイ!!」タッタッタ
にこ「こらぁ!」
クルッ
穂乃果「にこちゃん、アイドル、ファイトだよっ!!」
にこ「...にごぉ」
タッタッタ
16:
穂乃果宅
Prrrrrピッ
穂乃果「あっ、海未ちゃーん?久しぶり?」
海未『ほ、穂乃果ぁ!電話するのが遅すぎです!どれだけ心配したと思ってるんですか!!』
穂乃果「ええええ!?海未ちゃんから電話してくればよかったのにー」
海未『いえ、私は穂乃果が自立してですね......』ウダウダ
穂乃果「いやぁ、それでねー...」
・・・・・・
海未『なるほど、そんな学校とは...』
穂乃果「やっぱ、決闘にはいったほうがいいかな?」
海未『そうですね...自分に非がないのなら話せばわかってもらえるはずです』
穂乃果「だよね!ちゃんと話してくる!!」
海未『ですが、気をつけてくださいね...危なくなったらすぐ逃げてくださいよ?』
雪穂「お姉ちゃーん!もう寝ないとお母さんが怒るよー」
穂乃果「あっ、ごめんもう切るね、おやすみっ!」
海未『えっ、はい、おやすみなさい』
25:
放課後
穂乃果(よしっ、屋上にいこう!)
花陽「穂乃果さーーん!!」
穂乃果「花陽ちゃん!どうしたの?」
花陽「クラスで真姫さんと穂乃果さんの決闘の話が盛り上がって...」
穂乃果「大丈夫!なにかの間違いだって話してくるから!」
花陽「だ、だめです!危険すぎます!」
穂乃果「でも穂乃果も不意打ちしたなんて思われたくないし...」
花陽「なら、私もいきます!」
穂乃果「えっ!?危ないよ!」
花陽「たぶん私のせいでもあるから...私も一緒にいかせてください!けんかにならないように私も
説明します!」
花陽(相手が西木野さんじゃ穂乃果さんが強くてもけんかじゃ勝てないし...)
穂乃果「ううぅ、ありがどー花陽ちゃん、よしっ、じゃあいこうっ!」
花陽「はいっ!」
26:
校外
凛「にゃんにゃんにゃーんにゃー♪」テクテク
希「やっ、久しぶりやね、凛ちゃん」
凛「げっ!でたにゃー、ぱいでか大王のぞまじん」
希「むっ、頭が高いぞ、まな板め」
凛「ははーっ」
希「うむ、くるしゅうない...じゃないんよ、凛ちゃんの友達にまじめそうな子、おるやろ?」
凛「...かよちん?かよちんがどうしたの?」
希「真姫ちゃんが決闘するって噂になってる、えーっと、あっ、そうそう高坂穂乃果ちゃんっていう子が助けてたんよ。凛ちゃんたちのお仲間たちから」
凛「!!!」
希「真姫ちゃんはあれでも筋の通った子やからね、なにか誤解があるじゃないかなぁと思って」
凛(まずいよ...真姫ちゃんをとめないと...)ダッ
27:
屋上
真姫「ちゃんときたのは褒めてあげるわ、穂乃果」
穂乃果「真姫ちゃん!ちがうの!穂乃果は不意打ちなんてしてないよ!なにかの間違いだよっ!」
花陽「そうなんです!!私がカツアゲされていたのを穂乃果さんが助けてくれたんです!」
真姫「...あなたは呼んでないんだけど?」
花陽「に、西木野さんは騙されてるんです!自分たちじゃ勝てないからきっと西木野さんを利用して...」
真姫「あなた、私の仲間が嘘ついてるっていうつもり?もうしないって約束してくれたのよ。どういうつもりか知らないけど凛の友達だからって
容赦しないわよ」ザッザッ
花陽「う、うぅ」
穂乃果「花陽ちゃん、下がって」
花陽(や、やばいよぉ、けんかになっちゃうよぉ...)
28:
穂乃果「ま、真姫ちゃん本当に...」
真姫「いくわよ」ブンッ
穂乃果(もうやるしかない!)パシッ、ドカッ
真姫「!へぇ、やるじゃない」
ドカッ
穂乃果(うっ、一発が重い!でも隙はあるっ!!)シュ!
真姫(この動き...武術!?素人の動きじゃない...!)
ドカッ
真姫「ぐッ......あなた、それなんの武術なの?」
穂乃果「園田流ラブアロー拳だよっ!」
花陽(だ、ださいなぁ...)
真姫「へぇ、面白いじゃない!」
ドカッ、バキッ、ズカッ
・・・・・・
29:
穂乃果「...はぁ...はぁ......」
真姫「...はぁ...はぁ......」
真姫(私のパンチを何回も受けてまだ立ってられるなんて...)
花陽(す、すごい...あの西木野さん相手に...)
真姫(......認めたくないけどもうはっきりわかったわ...でも...)
真姫「はああああ!!!」シュッ!
パシッ!
ドッ!
真姫「うっ...」ドサ
穂乃果「...はぁ...はぁ...勝った...?」
花陽(...す、すごすぎです!!1年ナンバーワンヤンキーを倒すなんて...)
花陽「大丈夫ですかっ、穂乃果さん!」
穂乃果「うえ?ん、痛いよぉ...!」
30:
ガチャ!
凛「真姫ちゃん!!」
花陽「凛ちゃん!?」
凛「かよちん!真姫ちゃんは?」
花陽「そ、そこに...」
凛(!!!真姫ちゃんが負けたの!?)
凛「真姫ちゃん、大丈夫!?」
真姫「...えぇ...なんとかね」
凛「そうだ!真姫ちゃん、やっぱりあいつらは...」
真姫「...いえ、言わなくていいわ...途中で気づくわよ...わざわざ不意打ちするほど弱くないし......でも、最後まで闘いたくなっちゃっ
て...」
凛「......ほんっと、真姫はばかだにゃー」バシバシ
真姫「いててて!!今はほんとに勘弁して!」
31:
ガチャ
生徒A「...あれ?もうおわりました?」
生徒B「あ...真姫さんが...」
凛「!!このっ」
穂乃果「あーーーっ、こないだの!!穂乃果が不意打ちしたとかいったの?許さないよっ!」
生徒A・B「ひっ...!」
凛「...」スタスタ
生徒A「り、凛さん...」
凛「やっぱりうそだったんだね...」
生徒B「い、いえ、その...!」
凛「......もう凛たちに、かよちんに二度と近づかないで」
生徒A・B「......は、はい」
穂乃果「...」
真姫「...」
真姫(利用された挙句、けんかにも負けたって言うのに、なんだか清々しいわね...なんでかしら...)
32:
屋上
穂乃果「また呼び出されたよぉー!!どうしよぉ?!!」
花陽「でも今度は決闘とかじゃないと思いますよ...?」
ガチャ
凛「あ、いるにゃー」
真姫「...」
花陽「凛ちゃんと西木野さん...!」
凛「穂乃果先輩!かよちんを助けていただきありがとうございました!」
穂乃果「えっ!?いえいえっ、どういたしましてっ!」
33:
凛「ほら、真姫ちゃんも!」
真姫「えっと...その...昨日は、ご、ごめんさい...」
穂乃果「えっ!こ、こちらこそ...」タハハ
真姫「それで...その...」
凛「せーのっ」
凛・真姫「私たちを仲間にしてください!!!」
穂乃果「ええええええええ!?」
花陽「ピャー」
34:
真姫「ま、負けたんだから、それが筋ってもんでしょ?」
穂乃果「やった!やったよ!花陽ちゃん!!友達一気に2人ふえたよ!!明るい高校生活が待ってるよっ!!」
真姫「べ、べ、べ、べつに友達とはいってないわよぉ!」」
凛「真姫ちゃんとかよちんも友達だからね?ほらっ」セナカオシー
真姫「えっ...え、よ、よろしく...は、花陽」
花陽「う、うん!真姫ちゃん!」
穂乃果「いいな、いいなぁー!穂乃果もぉー!」
花陽「で、でも、穂乃果さんは先輩だから...」
凛「じー」
真姫「じー」
穂乃果「うっ、...先輩禁止を許可するよっ!!」
凛「わーい、穂乃果ちゃん穂乃果ちゃん!!」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん!」
真姫「...ほ...ほ...ホノカ//」
凛「声が小さいにゃー?」
真姫「うるさい!!」バシッ
凛「あっ...重い...」ドサッ
46:
昼休み屋上
穂乃果「いやぁー、今日もパンがうまいっ!!」モグモグ
花陽「私のごはんもおいしいよぉ!!」モグモグ
穂乃果「みんなと食べるといつもよりおいしいよねぇ!やっぱ持つべきものは友達だよね!」
凛「もう1ヶ月は、同じこと言ってるにゃー」
穂乃果「だって嬉しいんだもん!」
真姫「...ねぇ、それよりそろそろ音ノ木坂ナンバーワンヤンキーに挑戦するために動き始めないの?」
穂乃果「...えっ?挑戦するの?」
凛「えええぇ?挑戦しないの!?みんな狙ってるんだよ!?穂乃果ちゃんこんなに強いのに!」
穂乃果「うーん、穂乃果そういうの興味ないし...こうやって楽しく過ごせればそれで十分だよ!」
真姫「...まぁ、穂乃果はそういうタイプじゃないわよね...ちょっと勿体無い気もするけど」
凛「...凛も楽しく過ごせればそれでいいにゃ!」
花陽「...そうだね!」
穂乃果「そうそう!そんなことさ、トランプ持ってきたんだ!食べ終わったらみんなでやろうよ!」
花陽「あっ、いいね!」
凛「よーし!負けないよー!」
・・・・・・
47:
穂乃果「真姫ちゃぁーん...もう昼休みとっくに終わっちゃたよ、戻ろうよぉ...」
真姫「だめよ!まだ私だけ勝ってないもの!勝つまで返さないわよ!」
花陽「先生に怒られちゃうよぉ...」
真姫「...これがこうで...こうして...」ブツブツ
凛「あっ、凛あがりにゃーー!」
花陽「花陽もあがりです!」
真姫「もう、なんなのよぉー!」
48:
穂乃果「結局放課後までやっちゃたよぉー」
花陽「うん...先生に怒られちゃった...でも楽しかったね!」
穂乃果「そうだね!それにしても真姫ちゃん弱すぎだよ!海未ちゃんみたい!」
真姫「しょ、しょうがないでしょ!初めてだったのよ!」
凛「海未ちゃんってだあれ?」
穂乃果「穂乃果の幼なじみなんだ!トランプは弱いけど、すっごく強いんだよ!海未ちゃんが穂乃果にラブアロー拳を教えてくれたの!いつかみんなにも紹介するね!」
真姫「ふーん、楽しみにしているわ」
花陽(穂乃果ちゃんに武術を教えるなんて、すっごい強いんだろなぁ......わたしも...)
穂乃果「あっ、穂乃果こっちだ!みんなじゃあねーーー!」
凛「ばいばーい」
真姫「次は大富豪やるわよ!わかった!?」
49:
穂乃果(今日のおやつはなにかな?♪)
ポツポツ、ザーッ
穂乃果(!また、ここで雨だ...また同じ所で雨宿りしよう...)タッタッタ
穂乃果「ふーっ、んっ?」
にこ「ふっー、んっ?」
穂乃果「あーーっ!またにこちゃん!!なんでぇ!?」
にこ「げぇー!こっちのセリフよ!!」
穂乃果「すごいよっ!運命だよ!うれしいね!」
にこ「うれしくないわよっ!」
穂乃果「あ、それアイドルのCD?なんでそんないっぱいもってるの?」
にこ「あぁ...アイドル研究部の部室に置く場所がないから持って帰ってたのよ...」
穂乃果「え?音ノ木坂にそんな部活なんてあったんだ!?」
にこ「まぁ、わたししかいないけど...」
50:
穂乃果「へぇ?」ジロジロ
にこ「なに?あんたアイドル興味あんの?」
穂乃果「えっ!?いやぁ、べつに...歌うのは好きだけど!」
にこ「そぉーねぇー....」ガサゴソ
にこ「これと...これと...これ!!貸してあげるわ!曲がいいやつだからきっと好きになるわよ!」
穂乃果「えっ、いいの?ありがとう!!」
にこ「返すのはいつでもいいから、ちゃんと聞いときなさいよ!」
穂乃果「うんっ、ありがとうっ!!」
にこ「あ、雨やんできたわね...」
穂乃果「じゃあねにこちゃん!アイドル、ファイトだよっ!!」
にこ「ニコッ!」
51:
穂乃果宅
穂乃果(にこちゃんから借りたCDきいてみよーっと!)
???????♪
穂乃果(へぇー...いい曲...元気になる曲だ...)
雪穂「あっ、おねぇーちゃん何聞いてるのー?」
穂乃果「うーんとね、アイドルの曲なんだ!友達から借りたの!」
雪穂「へーぇ...わたしにも聞かせてよ」
穂乃果「雪穂には穂乃果の歌を聞かせてあげようじゃないか!らららんら?ん、らららんら?ん♪」
雪穂(げっ、いうんじゃなかった...)
52:
教室
穂乃果(はぁーー、教室じゃ未だに友達いないしつまんないな...)
ことり「ほーのーかちゃん、おはよう♪」
穂乃果(うっ...極悪非道の脳トロのことりちゃんだ...でもそんなふうにみえないなぁ...)
穂乃果「お、おはよう、ことりちゃん」
ことり「すごいよね、穂乃果ちゃん!聞いてるよぉ?、1年ナンバーワンヤンキーのコンビを倒して、しかも手下にしちゃってるんだってね!」
穂乃果「ちがうよっ!ふたりは友達だよ!!」
ことり「...ふぅ?ん、変わってるね穂乃果ちゃん!そ、そ、そ、それでもしかして、ナンバーワンヤンキー目指しちゃったりしてるのかなぁ?」
穂乃果(......いや、慌てすぎじゃない?)
穂乃果「ほ、穂乃果はそういうの興味ないかなぁ...」
ことり「そ、そうだよね、そうだよね!よかったぁ?、私も穂乃果ちゃんみたいなかわいい子にワンダフルラッシュしたくなかったし♪」
穂乃果「は、はぁ」
穂乃果(ワンダフルラッシュってなんだろう...)
ことり親衛隊「ことりさーん、ちょっときてくださーい」
ことり「あ、うんっ!じゃあ穂乃果ちゃんまたね!」
53:
・・・・・・
穂乃果「ってことがあったんだ...」
花陽「...なるほど...穂乃果ちゃんに2年ナンバーワンヤンキーを奪われるのを警戒してるのかな...あ、パスです」
真姫「...そうね...穂乃果の噂もだいぶ広まってるようだし、警戒しだすのも無理ないわ..」
真姫(ふふん、最強の手札ね...神様もこの真姫ちゃんに微笑んでるみたいね)
花陽「いや、むしろ今まで手を出されなかったのがラッキーだったと考えるべきかな...」
花陽(うぅ...この手札じゃ絶対勝てないよぉ...)
穂乃果「そっかぁ、でも穂乃果にその気がないってわかったからもう安心だね!」
凛「甘いよ穂乃果ちゃん!あの脳トロのことりだよ?後で闇討ちとかしてくるかも!あ、革命だにゃ?」
真姫「」
真姫「あぁー!!なにしてくれんのよ凛!!」
凛「ははぁーん、これが大富豪ってやつだにゃー!」
真姫「ムキィー!!」
花陽(...やったぁ、これで勝てるよ♪)
穂乃果(ちゃんと話聞いてるのかな...)
54:
ガチャ
希「元気にしとるかね?君たち」
凛「あっ、また出やがったにゃ!」
真姫「希!?何しに来たのよ...」
穂乃果「え、どなた??」
希「おぉー、はじめましてやね、穂乃果ちゃん、花陽ちゃん!うち、3年の東條希!よろしくな!」
穂乃果「あっ、はじめまして!高坂穂乃果です!」
花陽「こ、小泉花陽です!」
花陽(見たことない人だ...)
希「お、トランプ!?うちトランプ好きなんよ!次まぜて!!」
花陽(凛ちゃんたちはどういう関係なんだろ...)
55:
・・・・・・・・・
穂乃果「えぇーー!!希先輩またあがり!?」
希「いえーいっ!やっぱうちはラッキーガールやー!」
真姫「うううううぅぅ....」
凛(真姫ちゃんがなきそう...)
花陽(真姫ちゃん...)
真姫「なんなの希!あんたほんとは何しに来たのよ!」
希「あっそうだそうだ、穂乃果ちゃんに聞きたいことがあってきたんやった」
穂乃果「わたしに?なんですか?」
希「......穂乃果ちゃん、音ノ木坂ナンバーワンヤンキー目指さないの?」
穂乃果「えっ!?あぁ...そういうのあんま興味なくて」
希「...もったいないで?音ノ木坂ナンバーワンヤンキーになれば」
穂乃果「穂乃果は友達とこうして過ごせればそれでいいんです!」
希(!!......)
希「そっかぁ、じゃあうちはもういくわ。真姫ちゃん、次うちが来るまでにもっと練習しとき?」
真姫「うるさいわよぉ!」
56:
穂乃果宅
穂乃果「でさ?、その日から毎日トランプしててさー」
海未『ふふっ、いい友達ができてよかったですね』
穂乃果「うんっ!真姫ちゃんは海未ちゃんくらいトランプが弱いんだ!」
海未『べ、べつにわたしは弱くありません!運が悪いだけです!』
穂乃果(運とか以前の問題じゃないかな...)
穂乃果「でねっ、今度みんなと一緒に海未ちゃんも遊ぼうよ!海未ちゃんも絶対仲良くなれるよ!」
海未『そうですね...でもそちらまで行くとなるとやはりそう簡単には...』
穂乃果「うーん...そっかぁ...じゃあ今度の夏休みとかかなっ?」
海未『はい、夏休みなら大丈夫だと思います』
穂乃果「うん!じゃあ夏休み遊ぼうね!」
海未『はい、楽しみにしてます』
穂乃果「じゃあ、また電話するね!おやすみ!」
海未『はい!おやすみなさい』
57:
翌日
凛「おっはよー、真姫ちゃん!」
花陽「おはよう!」
真姫「あぁ...おはよう...」
花陽「どうしたの真姫ちゃん!?くますごいよ!?」
真姫「あぁ、必勝法考えてたのよ...トランプのね」
凛(アホだにゃ)
花陽(かわいい)
58:
真姫「今日は勝つわよ!ババ抜きでも大富豪でもなんでも...」
バキッ
真姫「ぐっ...」
凛「!!...誰っ」
ドカッ
凛「うぅ...」
花陽「凛ちゃん!真姫ちゃん!」
花陽(...4人もいる...こ、この人達ことり親衛隊の...!)
真姫「う、後ろからなんて卑怯よ...」
ことり親衛隊「...卑怯?スポーツでもやってるつもり?」
凛「...かよちん、先学校いってて」
花陽「でもっ!!」
真姫「はやくっ!」
花陽「う、うん、ごめん!!」タッタッタッタ
真姫「...さぁ、さっさと片付けるわよ凛」
凛「...もちろん!」
ドカッ、バキッ、ズカッ
・・・・・・・・・
59:
学校教室
ガラガラッ!
花陽「穂乃果ちゃん!!」
穂乃果「あっ、おはよーー、花陽ちゃん、どうしたの?ねぇねぇ聞いてよ!昨日さぁー」
花陽「...はぁ...はぁ...た、大変です!凛ちゃんと真姫ちゃんが!!」
穂乃果「!!どこ?今すぐい」グイッ
ことり親衛隊「どこいくの?もうチャイムなっちゃうよ?」ニヤニヤ
穂乃果「...!花陽ちゃん!走って!!」
穂乃果(数が多すぎる...でも強行突破しかないっ!)
・・・・・・
60:
真姫「...あっ、あれ穂乃果と花陽じゃない?」
凛「...ほんとだ...おーーい!かよちーーん、穂乃果ちゃーーーん!」
穂乃果「あっ!凛ちゃん!真姫ちゃん!無事だった!?」
真姫「えぇ...結構やられたけどなんとかやっつけといたわよ」
穂乃果「目のとこどうしたの!?殴られたの!?」
真姫「え...こ、これは...」
真姫(そんなにわたしのくまってすごかったのかしら...)
凛「穂乃果ちゃんも怪我してるよ!!どうしたの!?」
穂乃果「うん...教室の子たちにつかまちゃって...逃げるのがやっとだったよ...」
花陽「...」
花陽(......わたしは怖くてなにもできなかった...)グッ
真姫「で、どうするの...?ここまでやられて黙ってるわけにはいかないわよ?」
穂乃果「...うん、ことりちゃんと話に行こう!!」
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今回ここまでです
次ははまだ未定です
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区別がつかない画像wwwwwwwwwwww

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