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穂乃果「ゾイドだよ!」
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―――放課後、アイドル研究部部室。
―――穂乃果とことりは
―――モーター音を唸らせながら歩く
―――1体の白い玩具に夢中になっていました。
ライガーゼロ「」ウィンウィンウィンウィン
ことり「あぁ?、かわいいね! ライガーゼロ」
穂乃果「ことりちゃん、それカッコいいの間違いなんじゃないの?」
3:
穂乃果「だって、『ストライクレーザークロー』だよ? 爪で敵を切り裂いちゃうんだよ?」
穂乃果「それに『チェンジングアーマーシステム』で、色んな武装に換装できるんだよ? イェーガーとかシュナイダーとか」
穂乃果「これをカッコいいといわず、なんというのさ! ことりちゃん」
ことり「でも歩く姿は白いネコそのものだもん。かわいい、って表現もおかしくないよ!」
穂乃果「むむむ……」
6:
ことり「まあ、でもことりが1番好きなのは、プテラスなんだけどね♪」
穂乃果「プテラスって、あの青い羽のついたゾイドだよね?」
ことり「そーそー! お顔も小顔だし、ゼンマイを巻いたら、羽をパタパタさせて、トコトコ歩いて可愛いもん」
ことり「それに『ボマーユニット』を装備したら、カッコ可愛くなっちゃうんだから」
穂乃果(カッコ可愛い、って表現はどうなんだろ……)
9:
ガラガラガラ
海未「遅れてすみません……、って。穂乃果とことりだけですか?」
穂乃果「うん、そうだよ?。まだ他のみんなは来てないよ」
海未「そうでしたか……。ところで、その机のそれは……ライガーゼロ、ですか?」
ことり「そーだよ?。ほのかちゃんが持ってきたんだ?」
海未「あぁ、穂乃果のあの紙袋の中身はそれだったんですね」
穂乃果「昨日、お部屋を片付けてたら見つけちゃってね、なんだか懐かしくなってもってきちゃった♪」
10:
ことり「うみちゃんも、一緒にゾイド見てたから知ってるでしょ?」
海未「えぇ、もちろん」
穂乃果「海未ちゃんの好きなゾイドってなんなの??」
海未「私の好きなゾイド、ですか……」
海未「ガンスナイパー、ですかね」
13:
ことり「ガンスナイパーって、あのしっぽが銃になっちゃうゾイドだっけ?」
海未「その通り」
海未「共和国軍の次期主力として開発されたゾイドですから、格闘性能はもちろん」
海未「その名の通り、尻尾が狙撃用ロングレンジライフルになることで、長距離狙撃も可能」
海未「オールラウンドな性能を有した、まさに新世代のゾイド」
海未「あれは……いいものです」ニヤリ
穂乃果「んじゃあ、武器てんこ盛りの『アノ』機体はどう思ってる?」
海未「ロマンはありますが、いささかやりすぎかと思いますね」
14:
ガラガラガラ
凛「こにゃにゃちわっ!」
花陽「こんにちわ」
穂乃果「お、凛ちゃん、花陽ちゃん!」
凛「ほわっ、ライガーゼロだにゃ!」
花陽「懐かしいね、凛ちゃん」
凛「どおしたの、これ?」
穂乃果「私が持ってきたんだよ! みんなに見せるために」
ことり「それで、今『好きなゾイドトーク』してたところなの♪」
海未「ライガーゼロがわかるということは、当然凛も花陽も、ゾイドのことを知っている、ということですね?」
凛「モチのロンだよ!」
花陽「私も、凛ちゃんと一緒に見てたから、少しだけだけど……」
15:
凛「凛はねぇ……。ヘルキャットもセイバータイガーも好きなんだけど……」
凛「やっぱりナンバーワンはライトニングサイクスかな? 黒いしいしカッコいいし、ね」
穂乃果(やっぱり凛ちゃんは猫系のゾイドが好きなんだね)
ことり(予想どおりというか)
海未(花陽は何が好きなのか、読めませんね)
18:
花陽「私は……うーん」
花陽「亀みたいなゾイド、確か……カノントータスだったかな」
穂乃果「あぁ、あの甲羅のところにキャノン背負ってるゾイドだね」
花陽「あれが可愛くて好きだったなぁ……って」
海未(見事に両極端なゾイドというか)
ことり(りんちゃんとはなよちゃんらしいというか)
19:
ガラガラガラ
真姫「ごめんなさい、少し先生に用事頼まれちゃって。にこちゃんももうすぐ来る、って」
凛「お、真姫ちゃんお疲れにゃーっ!」
真姫「……なにその机の白いの、猫の置物?」
ほのうみことりんぱな「!?」
真姫「な、なにそんなに驚いてるのよ……」
20:
穂乃果「え、真姫ちゃんもしかしてゾイド知らないの……?」
ことり「うそ、でしょ……」
海未「信じられません……」
凛「あんまりだにゃぁ……」
花陽「か、神様ぁ……たすけてぇ……」
真姫「なんでそこまでドン引きするのよ! イミワカンナイッ」
24:
真姫「その、『ぞいど』ってのは必ず知ってないといけない、必修項目かなにかなの!?」
穂乃果「そうじゃないけど……。ま、まあ知らない人がいてもおかしくはないけど……」
ことり「ここまでの流れが、みんな知ってる流れできていたから……」
海未「面食らった、というか。なんというか」
凛「あれは青春の1ページといっても過言ではないにゃ」
花陽「CGで描かれたゾイドたちの活躍に、どれだけ胸躍らされたか!」
真姫「仮にも女子高生が、何熱く語ってるのよ……」
25:
ガラガラガラ
にこ「颯爽登場! 銀河美少女にこちゃんにこ!」
凛「さっそく痛い登場の仕方だにゃ」
にこ「ぬわぁんですってぇぇぇぇ……」グリグリ
凛「頭グリグリはやめるにゃぁぁぁぁぁ……」
26:
穂乃果「あ、にこちゃん! にこちゃんは……ゾイド知ってる?」
にこ「ぞ、ぞいど……?」グリグリ
ヒィィィン、ヤメテニャァァァァ
穂乃果「そう、ゾイドだよ! ゾイド!」
にこ「……」パッタリ
アァ、ヤットカイホウサレタ……、イタカッタヨカヨチン
モウ、アンナコトイウカラ
穂乃果「ん? どうしたの?」
31:
にこ「……」
にこ『にこはぁ、そういう男の子のおもちゃとか、アニメとかは見たことも無いし興味も無いの☆』
にこ『にこはぁ、お人形さんで遊んだりとかぁ、お絵かきとかぁ、するのが大好きな女の子だったの♪』
にこ『にこっ☆』
ほのうみことまきりんぱな「う、うわぁ……」
33:
穂乃果「にこちゃん、そういうのは、もうやめようよ」
ことり「きっと将来、痛い目みちゃうと思う」
海未「今更、何を取り繕う必要があるのですか」
真姫「ほんと、気持ち悪い」
凛「痛すぎて痛覚無くなっちゃったのかにゃ?」
花陽「私は……にこちゃんがきちんと更生してくれると信じてるから!」
にこ「ちょっと待って、なんでこんなに辛辣なの、っていうか花陽の言葉が一番つらいんだけど」
37:
にこ「……もう、冗談にきまってんでしょ! あたしだって、ゾイドくらいちゃんと見てたわよ」
穂乃果(にこちゃん、少し涙目だ)
真姫(ちょっと言い過ぎたかしら)
ことり「そ、それで、にこちゃんは好きなゾイドとかあるのかな?」
にこ「ふっふっふっ、それはね……」
にこ「デススティンガーよ」
ほのうみことりんぱな「で、デススティンガー!?」
真姫「何よそれ?」
38:
にこ「あの、禍々しいフォルム」
にこ「巨大な爪」
にこ「ショッキングなカラーリング」
にこ「そして尻尾から荷電粒子砲」
にこ「まさしく‘最凶’といっても過言ではないゾイドよね」
にこ「あれが読者応募の企画から生まれたゾイドだなんて、信じられると思う?」
穂乃果「は、はぁ……」
ことり「にこちゃん、あんなゲテモノゾイドが好きだったなんて……」
にこ「ゲテモノ呼ばわりも、デススティンガーにはほめ言葉の一つみたいなもんよね」
真姫「だから、『ですすてぃんがー』ってなんなのよ!」
39:
にこ「真姫ちゃん、もしかして……ゾイド知らないの?」
真姫「えぇ、そうよ。見たことも、聞いたことも無かったわ」
にこ「ふぅーん、そうなんだ……」ジローッ
真姫「……な、なによ。私をじっと見つめて……」
にこ「真姫ちゃんって……」
真姫「……」ゴクリ
にこ「ジェノブレイカー、っぽいよね」
真姫「は?」
40:
穂乃果「ほほう、ジェノブレイカーときましたか」
海未「確かに、ピンと来るというか」
凛「真姫ちゃんにピッタシだと思うにゃ?!」
ことり「えぇ?、でも可愛くないよジェノブレイカー」
花陽「いえ、真姫ちゃんのイメージカラーである、『紅色』の映えるゾイドという意味で、ジェノブレイカーはいいと思います!」
真姫「あなたたち、なに勝手に納得して話進めてるのよ」
43:
にこ「とにかく、真姫ちゃん。ゾイドのことを知りたければ、その手のスマホで調べるといいわ」
にこ「そして、あなたはジェノブレイカーを画像検索したとき、きっとこういうわ……」
にこ「『なによこれ、カッコよすぎじゃない』ってね」
真姫「わかったわよ。……期待しないで調べてみるわ」
にこ「そこはワクワクしながら調べなさいよ!」
46:
ガラガラガラ
希「『身に纏うのは、勝つ為のの鎧』
希「『共和国軍、ライガーゼロ、誕生!』
希「『ゾイド、オーン!』……やん?」
穂乃果「希ちゃん!」
希「みんなでゾイドの話、しとったん?」
48:
花陽「な、なぜそれが……」
凛「もしかして、スピリチュアルな何かでわかったのかにゃ……」
希「ただ部室から会話まる聞こえやっただけやね」
希「んでんで、うちには好きなゾイドとか、聞かへんの?」
穂乃果「お、希ちゃんノリノリだね?」
希「あったりまえだのクラッカーよ?。こういう女子会トーク、めちゃワクワクするやん?」
凛「女子会っていうのは凛、あんまりよくわかってないんだけど、多分ゾイドの話なんてしないと思うにゃ」
花陽「ここが特別なだけだもんね」
49:
希「うちはね、おっきくて強いゾイドが、好きやねん」
穂乃果「大きくて……」
ことり「つよい……ゾイド?」
海未「もしかして、デスザウラー、ですか?」
希「ピンポーン、大正解やん、海未ちゃん」
51:
希「デスザウラー……通称‘死を呼ぶ恐竜’」
希「ゾイドの装甲を簡単に引き裂く巨大な電磁爪に、ゴジュラスをもなぎ倒す加重力テイル」
希「そしてなにより、お口の大口径荷電粒子砲が火を吹けば、たちまちに周りを焦土と化す、圧倒的火力」
希「シンプルかつ、恐怖を覚えさせるに十分なデザイン」
希「これぞ、ラスボス、って感じやん?」
凛「希ちゃんは、ウルトラザウルスとか、ゴルドスとかのイメージがあったにゃ」
花陽「マッドサンダーとか、ディバイソンも合いそうな……」
にこ「アイアンコングとかもね」
希「まぁ、一番好きなゾイド、ってだけで、基本どのゾイドも好きなんよ?」
希「ちなみにうちのワシワシは、デスザウラーの爪からヒントを得てるんやで」ニシシ
ほのうみことにこりんぱな「ひぃっ」
真姫「わかんないから、反応しづらいわ……」
52:
ガラガラガラ
絵里「ごめんなさいね、遅れちゃって」
希「お、絵里ち。以外と早かったやん」
絵里「ねぇ、みんなで、なんの話をしていたのかしら?」
絵里「すごく、楽しそうな話し声が聞こえていたけど」
56:
穂乃果「実はね、今ゾイドの話をしていたんだけど……」
海未「絵里は、ゾイドはご存知ですか?」
絵里「ごめんなさい、ちょっと……わからないわ」
絵里「そのゾイドっていうのは、なんなのかしら?」
ことり「えっと、恐竜とか動物とか、虫とかをモチーフにしたゾイド、っていうロボットが出てくるアニメのことで……」
絵里「ふむふむ……」
凛「CGで描かれるゾイドや戦闘シーンは、圧巻の一言にゃ!」
絵里「ほうほう……」
花陽「昔の作品ではあるんですけど、今でも根強い人気を誇るシリーズなんですよ?」
絵里「へぇ……」
絵里「もしかしたら、見たことあるかも知れないわね……」
59:
絵里「ちょっと待って、今思い出すから……」ムムム
絵里「そのゾイドって、ゴリラとか恐竜モチーフのロボット出てたわよね?」
穂乃果「うん! うん!」
絵里「二つの陣営に分かれて、戦ってなかったかしら?」
ことり「確かにそうだね!」
絵里「それで、そのゴリラと恐竜のロボが、ライバルみたいな関係で」
海未「(ゴジュラスとアイアンコングのことでしょうか?)まぁ、ライバルみたいといえばそうですが……」
絵里「言葉を喋って、掛け合いをしたり……」
凛「こ、言葉を喋る?(操縦してるパイロット同士の会話のことを話してるのかな……?)」
絵里「あっ、人型に変形もしてたわ!」
花陽「ピャァッ!(ひ、人型に変形!?)」
にこ(な?んか、雲行き怪しくなってきたわね……)
希「……絵里ち」
絵里「どうしたの、希」
希「それ、ゾイドちゃうな。『トランスフォーマー ビーストウォーズ』やな」
絵里「え? ち、違うの!?」
ほのうみことにこりんぱな「ハッ!? た、確かに」
真姫「もはや蚊帳の外だわ、これ」
63:
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