春香「殺人鬼…?」back

春香「殺人鬼…?」


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1:
P「ああ…。」
千早「先月の話ですよね?」
P「いや、昨日の夜、ここの近くで女性がまた被害に遭った。刃物で滅多刺しにされたらしい。」
春香「ひぇぇぇぇ… って…ここの近くって、事務所のですか!?」
小鳥「ええ。ニュースにもなってるんじゃないかしら」ピッ
テレビ「―先月の同様の事件と同一犯と思われ、警察は今後も犯人の捜索に尽力で―」
春香「!! こ、このコンビニ、通りを出てすぐそこじゃないですか!」
5:
千早「! 本当だわ…。」
P「そうなんだよ…お前達、くれぐれも気を付けてくれ。」
春香「はい…。」
千早「他人事では無いわね…。まだこの辺りに居るかもしれないし…」
春香「ちょ、怖いこと言わないで千早ちゃんっ」
小鳥「用心にこしたことは無いから、仕事場へは送迎と、タクシー必須ね。」
P「俺と律子も出来る限り車出すから。」
6:
春香「解りました…。」
千早「宜しくお願いします。」
P「ああ。んじゃそろそろ行くか。」ガチャ
小鳥「今日は二人でのお仕事だったわね。単独行動は成る丈避けてね。」
春香「はい。ずっと千早ちゃんにくっついてます!」
千早「もう、春香ったら。では、行ってきます。小鳥さんもお気をつけて。」
春香「あ、そうですよ!小鳥さんこそ!」
7:
小鳥「ふふっ。ありがとう。私は事務所から出ないようにするから大丈夫よ。プロデューサーさん、二人を宜しくお願いしますね。」
P「お任せ下さい。今日は来客の予定も無いし、竜宮は律子と戻るし、その他は直帰なんで、もう鍵かけちゃって下さい。」
小鳥「はい。」
P「では行ってきます」
春香「いってきまーす」
千早「行ってきます。」
小鳥「はい。 行ってらっしゃーい」フリフリ
パタン
ガチャン。
10:
◆仕事終わり
春香「ふー。無事終わったね」
千早「そうね。スタッフさん方も心配していたし、早く戻りましょ。」
春香「だね。プロデューサーさんに電話電話っと…。」プルルルル
P『春香。撮影終わったか。お疲れさん。』
春香「お疲れ様です!撮影は無事終わって千早ちゃんも一緒です。 プロデューサーさん、帰りはどうしましょう?」
P『悪い…。今ちょっと手が放せなくてな。律子は竜宮に着いちゃってるし社長は出張だし…』
P『申し訳無いんだがタクシーで戻ってきてくれるか? そこに着けて貰うから。』
11:
春香「はい!解りました。お仕事、頑張って下さいねっ。」
P『あぁ。ありがとな。本当悪い。んじゃ、二人とも気をつけてな。』
春香「はーい。プロデューサーさんも。ではまた後で! 失礼しまーす。」
…ピッ
千早「では待ちましょうか。」
春香「あ、聞こえてた?」
千早「ばっちり。」
15:
春香「プロデューサーさんの声、通るよねー」
千早「ええ。良い声をしているわよね。」
春香「うんうん。」
千早「落ち着いているし、高くも低くも無く滑舌も良い。アナウンサーなんかに向いているわ」
春香「むー 私とどっちが良い声?」
千早「もう、どう言う事よ」クスッ
18:
春香「私の声はどう?まーまーまー♪」
千早「音程。外れているわよ」
春香「千早ちゃぁん…」
千早「なんてね。春香の声は誰よりも魅力的よ。」
春香「千早ちゃぁん♪」ダキッ
千早「ゎぷっ 春香、タクシー来たから///」
春香「あ、ほんとだ」
19:
ガチャ
運転手「お待たせしました。どうぞー」
春香「はーいっ。よいしょっ。」
千早「お願いします。」
パタン
20:
◆30分後
春香「でねー、お母さんったら初回版と通常版と、保存用と視聴用で必ず4枚買ってるんだよ。買いすぎじゃない?」
千早「私と同じね」
春香「えぇっ!?千早ちゃんにはあげてるのに!私も千早ちゃんのCD全部買ってるけど!」
千早「春香に貰ったのを合わせたら5枚。私の勝ちね」
春香「何? その勝負。」アハハ
21:
千早「ふふっ。私の母親も、私の歌を聞いてくれているみたいだし、親ってそう言うものなのかもしれないわね。」
春香「うんうん!お手紙にも書いてあったよね。もう、涙が止まらなかったよ」
千早「あれは…。今後も千早を宜しくお願いします、だなんて…何を考えているんだか…。」
春香「千早ちゃん宛ての手紙に私にメッセージとは千種さん解ってらっしゃる」ウンウン
千早「本当、ごめんなさい。おかしな母親で。」
春香「そんなこと無いよ!素敵だよ!大好きだよ!親子共々大好きだよ!」
22:
千早「も、もう、春香ったら…///」
千早「今のご時世、それも親子で文通と言うのも妙な話だけどね…って、あら?」
春香「どうかした?」
千早「…?ここ、どこかしら?」
春香「あずささんのものまね?じゃなくて、ほんとだ。」
千早「いつの間にか郊外に…」
23:
春香「あれ? 運転手さん、765プロ向かってます?」
運転手「…」
春香「運転手さん?」
運転手「…」
千早「?」
春香「えっと…、大丈夫ですか?具合でも悪く…」スッ
春香「!!!」
24:
千早「…春香?」
春香「…」
運転手「…」
春香「…え、え…?」
千早「何?どうしたのよ」
千早「助手席に何か有るの?」スッ
千早「…!!」
25:
千早(大きな…ナイフ…っ)
千早「は…春香…」
春香「…あ、あの、そ、それ、は?」
運転手「…」
春香「ご、護身用…とk運転手「この辺でいいか」キィィッ!
春香「っ」グラッ
千早「春香…っ」ギュッ
26:
運転手「…」
千早「…」
春香「…え…えっと…あの…」オドオド
運転手「…」
運転手「さて、と。」スッ
27:
千早「!」
運転手「最後は…お前ら二人。それで充分だ…」パサッ
春香「…?…?」
運転手「…」クルッ
千早「………!!」サッ
運転手「俺の、社会への復讐に付き合え。天海春香、如月千早」ジャキン
28:
春香「ひっ…!!??」
千早「春香!逃げるわよ!!」ガチャッ
春香「あ、あ、あ、あああああ」
運転手「んじゃ。よく切れそうな方から。」ス…
千早「春香!!!」
春香「あ、あ、足…力が…っ…」ガクガクガクガク
29:
運転手「オラ!」ブン
千早「!!」グィ!
春香「きゃぁぁぁ!!!!」
ザクッ!!
千早(座席に…っ)
春香「ひ、…ひぃぃぃぃぃぃぃぃ」ガタガタガタガタ
30:
運転手「如月千早…やるじゃん…」グッ
運転手「あれ…何だこれ… 抜けねぇぞチクショー…」グッ グッ
千早「!! 春香!乗って!背中に!!!!」グイッ
春香「きゃっ」トサ
千早「しっかり捕まっていて!!」ダッ
春香「ち、千早ちゃんっ」
32:
運転手「あ、オイ待てコラァ!!!!!!!!!!!!」
タタタタ…

運転手「クソ!!!!!!クソ!!!!!!」グイグイ
33:
◆10分後
春香「千早ちゃん!千早ちゃん!!」
千早「ハァハァ、ハァ、ハァ…ッ」
春香「ち、千早ちゃん!ごめん!もう平気!だから…、降ろして!千早ちゃん!!」
千早「ハァ、ハァ、ハァ…」
千早「ハァ…ぐっ…っ」ガクッ
春香「っ」スタッ
34:
千早「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」ダラダラ
春香「千早ちゃん…ごめん…っ!!大丈夫…!?」
千早「あ…アイツはっ…!?ッゲホ…ゲホッ」
春香「き、来てないよ!この道、くねくねしてるし…っもう来ないと思う…っ!」
千早「ゲホッ…ハァ…ハァ…ハァ…」ダラダラ
春香「千早ちゃん…!大丈夫…!?」
千早「はぁ…はぁ…柄にも無い事っ…するものじゃ無いわね…真じゃあるまいしっ…」
35:
春香「ごめん千早ちゃん…っ 私が…私が…」
千早「はぁ…はぁ…けほっ」
千早「いえ…、足が竦んで当然よ…あんなもの…」
千早「私だって…今になって…体が震えているわ…はぁ。」
春香「千早ちゃん…っ」サスサス
春香「ごめん…っ ごめんっ…助けてくれて、ありがとう…っ」
36:
千早「私も、無我夢中で…。火事場の馬鹿力って奴かしら…」
千早「もう…大切な人を…二度と失いたくないから…。」ニコ
春香「…っ」ウル
春香「…千早ちゃん!」ダキッ
千早「ちょっと…汗が付くわよ」
春香「ごめんね…ごめんね…っ助けてくれて、ありがとう…っ」ポロポロ
37:
千早「春香…っ」ウルッ
春香「千早ちゃん…っ」
千早「…って…こう呑気にしていられないわ…早く警察に……っ。」
春香「あ、だ、だね…っ」グュグジュ
千早「ふふっ…。もう…。」ナデナデ
千早「・・・あ、携帯…」
春香「あ…私も…置いて来ちゃった…」
38:
千早「近くに家も無いし…ここに居たらアイツが…」
春香「ど、どうしよう…」
千早「仕方無い、走りましょう。あの住宅地まで」(足が…いえ…、全身、もう…、限界ね…)
春香「千早ちゃん、体、平気…?」
千早「ええ。伊達にレッスンで鍛えられていないから」(もし…何かあったら)
春香「本当に…?どこか痛かったら言ってね?」
千早「ええ。さ、早く行きましょう」(春香だけでも…)
39:
ザッ
運転手「どこに?」
千早「!!」バッ
春香「きゃあああああああ!!!!!!!」
40:
運転手「いいんだよどこにも行かなくて…。」
運転手「お前らは…ここで死ぬんだからよ…」ジャキ
春香「あ、あああああああ」ブルブル
運転手「んじゃ、さっきの続きで…お前から。」バッ
春香「あ・・・あ・・・」
千早「春香!!!!!」
運転手「一匹目。」ブンッ
41:
ザクッッ
春香「 」バタ…
ポタ
ポタ
ポタ
42:
運転手「…お前…」
千早「ハァー…ッ ハァー…ッ」
ポタ
ポタ
ポタ
43:
運転手(こいつ…両手で止めやがった…)
千早「ハァー…ッ ハァー…!」
運転手「…」
千早「春香には… 手を…出させない…!!」
44:
運転手「…」
運転手「…あっそ。ならお前から」グッ
運転手「………!!っ」グッ グッ
千早「…」
運転手(こいつ…! 串刺しのまま…掴んでやがって…動かねぇ…っ)
45:
運転手「…は、離せ…っ 腕落ちるぞコラ…ッ」グイッ グイッ
ビチャッ
ボタタタタ
千早「ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッッッ・・・・・・!!!」
運転手「離せ!!!離せ!!!!離しやがれ!!!!」ドゴッ ドゴッ! ドゴッ!
千早「か゛ぁっ…っ ぐっ…あぁ゛ッ…」
46:
千早「はる゛ッ …ッかっ… っ…」
運転手「あァ!!?」
千早「…春……香……は……」
千早「…私が…守る…っ」グググ
千早「命に…、代えても…。」ギロ
運転手「 」ゾクッ
47:
運転手「お…お前は…っお前は! 何なんだ…っ」
千早「私が私で…今を…生きているのは… 春香の…お陰…っ」グググッ
運転手「!!」
運転手(こ、こいつ…っ 俺の首にっ…)
千早「春香は…私が…ッ 私がぁぁぁ……!!」ググググ
運転手「ぐぉぉぉぉ…っっ 」グググッ…
48:
千早「ぐぁッ…!!」ズキッッ
千早「まも…る…ッッッ!!!!」グググググ
運転手「がっ・・・ッ ぐ…うぉェッ…ゴッ…」ズッ…
千早「う゛う゛う゛ウ゛……・・・ッッッッ」グググググ
運転手「が…っ オ゛ッ… ゴッ…ゲェェッ…!」
49:
千早「ア゛アアアアアアアアア!!!!!!!」グググググク
ズズズ…
運転手「あ゛ぁ゛ …ェ… ア゛…」
運転手(こ… 殺 され る…)
50:
 
真「手を離すんだ。 千早…。」
千早「…え…?」
52:
ヒュッ
運転手「こへ」ドサッ
真「はっ!!!」ズド!!
運転手「 」
千早「ハァ… ハァ…ッ っ゛?・・・…ハ、ァッ…ハァッ…」
53:
 
千早「…?…?……………ま」
千早「…まこ…と?」
真「千早っ!!…大丈夫…っっ!?」
千早「ま、真…な…の…?どうしっ ぐっ…ぁぁあああッ…っっッ」ガクッ
真「千早!!」バッ
千早「私はいいから… 春香を…お願い…っ 春香を…っっ」ボタボタ
54:
真「ち、千早…!! 解ったから!!止血を!!」
千早「春香を、春 香を…助けて…」
千早「…お… ねが…い…」バタッ…
真「千早ぁーー!!!!!!」
55:
◆三ヵ月後・病院・千早の病室
P「いやぁ、まさかあの殺人鬼がタクシーの運転手を装い春香と千早を襲い、
偶然犯行現場付近をランニング中に春香の悲鳴を聞いた真が助けに来て犯人は捕まり、
伊織んちとあみまみんちのタッグで千早の両手を傷跡残さず完治させ、
こうして退院の日を迎えられるとはなぁ」
春香「千早ちゃん、林檎剥けたよ。」
千早「ありがとう、春香。」
56:
春香「あーんして?」スッ
千早「あ、あーん///」パク
春香「美味しい?」
千早「お、美味しい…けど…///」
春香「どうかした?」
千早「春香?もう私、普通に両手使えるのよ?」
春香「いいじゃんいいじゃんっ。 今日で最後なんだからっ。」
5

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