花陽「届けたい、この想い」back

花陽「届けたい、この想い」


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ラブライブ、バレンタインSS
凛「かーよちん、おはよー」
花陽「あ、凛ちゃん。おはよう」
凛「ふっふっふー、ねえかよちん」
花陽「?、どうしたの凛ちゃん、朝からすっごく嬉しそうだけど?」
凛「へっへー、今日は何の日でしょーか?」
花陽「きょ、今日!?今日はその・・・、あ、そっかあ」
花陽「ご、ごめんね凛ちゃん、気付かなくって。はいこれ」
凛「わーい、ありがとうニャかよちん!」
2:
そう、今日は2月14日のバレンタイン
花陽は凛ちゃんにこうして毎年チョコを渡してる。
もちろん今年も忘れていたわけではない、こうやってちゃんと用意もしていた。
しかし気づくのが遅れたのはちょっとした理由があって・・・
花陽「今年のホワイトデーも楽しみにしてるよ、凛ちゃん」
凛「ふっふー、そのことなんだけどねかよちん」
花陽「ん?どうしたの?」
凛「じゃーん!今年は凛もかよちんにチョコ用意してきたニャー!」
3:
花陽「ええ!?そ、そうだったのぉ!?」
凛「うん!いつもバレンタインにかよちんからチョコをもらって、ホワイトデーにお返ししてたけど」
凛「やっぱり凛もかよちんにバレンタインの日にチョコを渡したかったし」
凛「それにほら、凛も・・・女の子だし・・・ね?」
凛「去年までなら凛じゃ無理って思ってたけど・・・」
凛「今年は・・・、今年なら渡せると思って!」
花陽「凛ちゃん・・・」
4:
花陽(やっぱり凛ちゃんはμ'sに入ってからすっごく変わった)
花陽(何ていうか、すごく可愛くなったというか)
花陽(女の子としての自分にすごく自信を持てるようになってると思う)
花陽「凛ちゃん、ありがとう!すごく嬉しいよ!」
凛「へへ・・・、ありがとう!かよちん!」
凛「あ、真姫ちゃんだニャ。おーい、真姫ちゃーん」
真姫「おはよう、凛。今日はまた随分と元気ね。花陽もおはよう。」
花陽「おはよう、真姫ちゃん」
5:
凛「へっへー、まーきちゃん」
真姫「ん?どうしたの凛?さっきからずっと嬉しそうだけど」
凛「はい、これ!真姫ちゃんにあげるニャー!」
真姫「え?これは・・・チョコ?どうしたの、凛が贈り物なんて珍しいわね」
凛「何言ってるの真姫ちゃん、今日はバレンタインだよ!」
真姫「え?バレンタイン?」
凛「ええー!?もしかして真姫ちゃんバレンタイン知らないの!?」
真姫「ちょっ!?ば、馬鹿にしないでよ!バレンタインくらい知ってるわよ!」
6:
真姫「ふ、ふーん、そっかそっか。今日はバレンタインだったわけね、バレンタイン・・・」
真姫「ってヴェェェェ!!???」
花陽「ど、どうしたの真姫ちゃん!?」
真姫「え、いや、だってほら、その・・・」
真姫(え?バレンタインってあれよね?女性が好きな男性にチョコを贈るっていう)
真姫(でも今凛は私にチョコをくれた、これってつまり・・・)
真姫(ヴェェェェェェ!!???)
花陽「あ、真姫ちゃん。これ私からも」
真姫「ヴェェェ!?は、花陽からも!?」
7:
真姫「で、でも悪いわよ花陽。今私凛からチョコを受けっとったわけだし・・・」
凛「なーに遠慮してるんだニャ真姫ちゃん。友チョコなんだからありがたくもらっておけばいいニャ」
真姫「・・・え?友チョコ?」
凛「そうだよー。かよちんは毎年仲のいい人みんなに配ってるニャー」
凛「凛は毎年もらうだけだったけど、今年は凛もチョコを渡したいと思って、かよちんにはさっき渡したニャー」
凛「それに真姫ちゃんも、凛にとって大事な友達の一人だからねー」
花陽「私にとっても真姫ちゃんは大事な友達だから」
凛「だから、遠慮なんかすることないんだよー」
8:
真姫「・・・あー、そうね。そういうことね、はいはい分かったわ」
真姫「友チョコ・・・、友チョコね」
凛「?、どうしたんだニャ真姫ちゃん?」
真姫「な、何でもないのよ何でも!そう、こっちの話!」
凛「?、まあそれならいいけど」
真姫「うーん、でも困ったわねえ・・・」
真姫「今日がバレンタインってこと全然頭になかったわあ」
真姫「私からは二人に何も用意できてないし・・・」
凛「あ、それなら大丈夫だよ真姫ちゃん。来月にはホワイトデーがあるしね」
9:
凛「凛は去年まではホワイトデーの時にかよちんにお返ししてたんだよ」
凛「だから今年は真姫ちゃんもホワイトデーのときに返してくれればいいニャー」
凛「ねー、かよちん?」
花陽「う、うん。そうだね」
凛「と、いうわけで真姫ちゃん、来月楽しみにしてるニャー」
真姫「ふふっ、ありがとう二人とも。じゃあ来月は今日二人がくれたチョコに負けないくらいとびっきりのお返しを用意するわ」
凛「わーい、楽しみだニャー」
花陽「あはは、やったね凛ちゃん」
10:
・・・・・・・・・・・・・・
花陽(今年のバレンタインは凛ちゃんからチョコをもらえたしすごく特別な日になった)
花陽(・・・でも、私は今日をそれ以上に特別な日にしたい)
花陽(毎年仲のいい人にはチョコを贈ってきた、小学校でも中学校でも)
花陽(高校に入ってもそれは変わらない、送る相手が何人か変わるだけだと思ってた)
花陽(でもそれは少し違っていて・・・)
花陽「・・・ことりちゃん」ボソッ
11:
・・・・・・・・・・・・・・
昼休み
凛「かーよちん、真姫ちゃん、部室でお昼食べようよー」
真姫「そうね。今日は雪も降ってて少し寒いし、いいんじゃない?」
花陽「そうだね、私もいいと思うよ」
凛「それじゃあ行っくニャー!」
12:
部室
ガチャ
穂乃果「おー、三人ともお疲れー」
凛「お疲れニャ穂乃果ちゃん。おー、凛たちだけじゃなくて2年生も全員揃ってるニャー」
海未「ええ、今日は寒かったのでここで昼食をとろうかと」
真姫「私たちと一緒ね」
花陽「あ、そうだ。2年生のみんなに渡すものがあって」
穂乃果「お、何々花陽ちゃん」
花陽「はい、穂乃果ちゃん。ハッピーバレンタイン」
穂乃果「おお!チョコだ!いやー、ありがとう花陽ちゃーん」
13:
花陽「ふふっ、どういたしまして。はい、海未ちゃんにも」
凛「しまったニャー。2年生の分忘れてたニャー・・・」
海未「別に変に気を使う必要はないですよ、凛。ありがとうございます花陽、お返しは必ず来月に渡しますので」
花陽「そ、そんなに気張らなくても大丈夫だよ海未ちゃん。えっとそれから、こ、ことりちゃんにも・・・」
ことり「ふふふ、ありがとう、かよちゃん」
花陽「い、いえ、そんな・・・」
花陽(ことりちゃんにはチョコ渡せたけど、これは2年生全員に渡す用のチョコ・・・)
花陽(本当に渡したいチョコは、もう一つ別に用意してあるけど・・・)
花陽(あうう・・・、やっぱり無理だよぉ・・・)
14:
ことり「実は、私からも一年生のみんなに渡すものがあります」
凛「え?それってもしかして・・・」
ことり「えへへ、凛ちゃん、真姫ちゃん、花陽ちゃん、私からのプレゼントだよ」
凛「わー、やったニャー!」
海未「ことりは私たちはもちろん、周囲の人には毎年くれるんですよ」
穂乃果「そうそう、雪穂とかお父さんにもくれるしねー」
真姫「へー、それじゃありがたくいただくわね、ことり」
ことり「うん、どうぞー」
15:
花陽「・・・・・」
ことり「?、どうしたのかよちゃん?」
花陽「い、いえ、なんでもない・・・です・・・」
花陽(ことりちゃんからチョコもらえたのはすごく嬉しい)
花陽(別に凛ちゃんたちと同じだからって不満があるわけじゃないのに・・・、ないと思いたいのに・・・)
花陽(なんでだろう、すっごくモヤモヤする)
16:
・・・・・・・・・・・・・・
放課後
花陽(はあ、結局渡せなかったなあ・・・)
花陽(今日は生徒会の仕事で残るとは話してたから、まだ学校にいるとは思うけど)
花陽(やっぱり、無理なのかなあ・・・)
スタスタ
花陽(ん?あれって・・・)
スタスタ
花陽(やっぱり、にこちゃんだよね?)
花陽(どうしたんだろこんな時期に?三年生がこんな時間に学校来るよう用事はないはずだけど・・・)
花陽(・・・付いていってみよう)
17:
スタスタスタ ピタッ
花陽(あ、止まった。ん?あそこにいるのって真姫ちゃん?)
にこ「悪いわね真姫、いきなり呼び出して」
真姫「別に大丈夫よ。それよりどうしたのにこちゃん、話したいことがあるって」
にこ「そう、そのことなんだけどね真姫・・・」
にこ「今日が何の日だったか、さすがにもう知ってるわよね?」
真姫「?、バレンタインデーでしょ?凛や花陽からチョコももらったわよ」
にこ「そう、今日はバレンタイン。だから私も真姫に渡したいものがあるの」スッ
にこ「受け取ってもらえる?」
18:
真姫「これって、チョコレート?そりゃ断る理由はないから受け取るけど」
真姫「でもどうしたのにこちゃん?話ってこれを渡すため?だったら別に今日じゃなくても・・・」
にこ「っ!今日じゃないとダメなの!!」
真姫「!?」
花陽(もしかして、あのチョコレート・・・)
にこ「・・・ごめん、急に怒鳴ったりして。でも聞いて真姫」
にこ「そのチョコレートはただのチョコレートじゃないの。友人や家族にあげるチョコとはまた別のチョコ」
にこ「その人のことだけを想い、その人のためだけに作った特別なチョコレート」
にこ「そう、本当に大好きな人のためだけに作ったチョコレート・・・」
19:
真姫「に、にこ・・・ちゃん?」
にこ「真姫、一度しか言わないからよく聞いて」
にこ「私はあなたのことが好き」
にこ「友人としてでもない、μ'sのメンバーとしてでもない」
にこ「一人の女性として、あなとのことを愛してる」
真姫「・・・・」
花陽(にこちゃん・・・)
にこ「ごめんね、いきなり呼び出したと思ったこんなこと言って」
20:
にこ「ずっと前から自分の中ではこの気持ちに気づいてた、でもラブライブのこともあったし・・・」
にこ「それに、今日じゃないとダメだと思ったから」
にこ「今日という特別な日だからこそ、本気で伝えらると思ったから!本気で受け取ってもらえると思ったから!」
花陽(・・・!)
にこ「私が伝えたかったことはそれが全部」
真姫「・・・にこちゃん」
にこ「・・・ごめん、私帰るわ」
ダッ
真姫「・・・!」
21:
ガッ
真姫「・・・どうして逃げようとするのにこちゃん?」
にこ「・・・・」
真姫「どうして私の返事を聞いてくれないの?」
にこ「だって・・・、恐くなっちゃったから・・・」
にこ「私の想いは全て吐き出した、そのことに悔いはないけど・・・」
にこ「でもやっぱり・・・、否定されるかもと考えると恐くなっちゃって・・・」
にこ「それで・・・、逃げ出したくなって・・・」
真姫「はぁ、まったく馬鹿ねにこちゃんは」
真姫「私がにこちゃんのこと嫌いになるわけないじゃない」
22:
にこ「・・・え?」
真姫「むしろにこちゃんのおかげでようやく自分の気持ちに確信が持てたわ、ありがとうにこちゃん」
真姫「私もにこちゃんと同じ気持ちよ、にこちゃんのことが好き」
真姫「もちろん、一人の可愛い女の子としてね」
にこ「・・・・」
真姫「・・・・」
花陽(・・・・)
にこ「・・・ぅ・・・うぅ・・・」
23:
にこ「ぅあ・・・グスッ・・うぁぁ・・・」
にこ「真姫ぃ・・・、グスッ・・・真姫ぃぃぃ!」ボロボロ
真姫「はいはい、安心するまでおもいっきり泣いていいわよ」
花陽(にこちゃん、真姫ちゃん・・・)
・・・・・・・・・・・・・・
生徒会室
穂乃果「あー、疲れたぁ。ようやく帰れるよー」
25:
海未「少し遅くなってしまいましたね、早く帰りましょう」
ことり「うん、そうだね。・・・ん?」
海未「どうしたのですことり?ん?あれはもしかして・・・花陽?」
花陽「・・・・」
海未「どうしたのですか花陽?こんな時間まで残っているなんて。もしかして私たちに何か用事が?」
花陽「あの、そのことなんだけどね、こ、ことりちゃん!」
ことり「は、はい!」
花陽「だ、大事な話があるので、き、聞いてもらえませんか!」
26:
海未「・・・なにやら込み入った話になりそうですね、穂乃果」
穂乃果「ん?何?」
海未「私たちは先に帰りましょう、ことりと花陽二人きりのほうが都合がいいでしょうから」
穂乃果「うーん、そうだね。そうしよっか」
海未「ではことり、私たちは先に帰りますので」
ことり「う、うん」
花陽(海未ちゃん、ありがとう)
27:
・・・・・・・・・・・・・・
ことり「それで話って何かなかよちゃん?」
花陽「あの・・・、えっと・・・」
ことり「?」
花陽(うぅ・・・、やっぱりいざ話すとなると緊張する・・・)
花陽(でも・・・、今日じゃないと、今日じゃなきゃ・・・!)
にこ『今日という特別な日だからこそ、本気で伝えらると思ったから!本気で受け取ってもらえると思ったから!』
花陽(・・・うん、そうだよねにこちゃん)
28:
ことり「かよちゃん・・・?」
花陽「こ、ことりちゃん!!」
ことり「は、はい!!」
花陽「あの・・・、こ、これを受け取ってください・・・」スッ
ことり「えーと、これってチョコレート?」
ことり「えっと、でもかよちゃんからは昼休みにもらったよね?」
花陽「あ、あれは違うんです!その、穂乃果ちゃんと海未ちゃんにあげるやつとことりちゃんのが違ってたら変なので・・・」
花陽「だ、だから怪しまれないように友チョコ用とそっちは分けて・・・」
29:
花陽「ああぁ・・・、もぅ・・・・」
花陽「こ、ことりちゃん!!」
ことり「はい!」
花陽「好きです!!!」
ことり「はい!・・・ん?」
花陽「ハァ・・・ハァ・・・、やっと・・・言えました・・・」
ことり「えっとかよちゃん?好きっていうのはその・・・」
30:
花陽「そ、そのままの意味です!」
花陽「ことりちゃんは可愛くて、すごく優しくて」
花陽「衣装や振り付けも考えて、私の憧れなんです!!」
花陽「一人の女性として、ことりちゃんのことが好きなんです!!」
ことり「・・・・」
花陽「ハァ・・・ハァ・・・」
花陽(い、言っちゃったよぉぉぉ・・・・)
花陽(ああ、にこちゃんが逃げ出したくなった気持ち分かるよ。すっごく恐いよ今)
31:
花陽「あの・・・、ことりちゃん?」
ことり「・・・ありがとうかよちゃん」
花陽「ふぇ?」
ことり「かよちゃんの気持ち、すっごくよく伝わったよ」
ことり「そっかあ、かよちゃんは私のことそんな風に思っててくれてたんだあ・・・」
ことり「・・・・」
花陽「・・・・」
花陽(うう・・・、逃げ出したい・・・)
32:
ことり「ねえ、かよちゃん」
花陽「は、はい!」
ことり「この返事なんだけどね」
花陽「は、はい・・・」
ことり「その・・・!キャアア!!」
花陽「ピャアアッ!ど、どうしたのことりちゃん!?」
ことり「か、かよちゃん・・・後ろ・・・」ブルブル
花陽「う、後ろ・・・」オソルオソル
シーン・・・・
33:

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