希「背水の陣」back

希「背水の陣」


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背水の陣
それは後にはもう一歩も引けぬ状況のこと
または、そのような状況まで自分を追い込むことで必死に物事に取り組むことらしいね
これはまさに夏休みの宿題を、最終日まで手をつけない小中学生を指す言葉みたいに思えた。
ウチは勉強がメチャメチャできるというわけではないけど、後に残すと痛い目見るから、ラスト1週間前くらいには終わらせるようにするんよ。
ふふん、偉いやろ?
2:
それはさておき、実際に追い込まれたからと言って、本気で取り組む人なんて殆どいないと思うんよ
「俺、本気出せば期末テスト上位確実だから」
そう言ってるくせに、本気を出したとこ見たことない人いっぱいおるんよね。
まぁ、結局のところウチが何言いたいかと言えば
自分を追い込んだのなら、それ相応の覚悟は必要やで
ってことなんよ
3:
何でこんな話をするのかと言うと…
部室
絵里「さて…あなた達には聴きたいことがあるの」ゴゴゴゴゴ
穂乃果・希・凛「………」
4:
絵里「私はたった今、トイレから帰ってきたばかり。部室を離れていたのは、そうね。時間にして2,3分もかかっていないんじゃないかしら…」ゴゴゴゴゴ
穂乃果・希・凛「………」
絵里「そしたら、この箱の包装紙が破かれ、中身がキレイサッパリ空になっていた…。さて、本題に入るけどね…
…亜里沙が私のために作ってくれたチョコを全て食い散らかしたのはどいつだ?」ピキピキ
5:
…血眼で思いっきり開眼してらっしゃる
絵里ちは、部室に戻ってから僅か3秒でこの事態に気づき、豹変した。
うわぁ、怖いなぁ。洒落にならんで、その顔。
…全く、絵里ちをここまで怒らせてしまったんや。
この犯人は、相当な覚悟せなあかんなぁ
7:
さて、絵里ちが頭に血が上ってるから、ウチが絵里ちのために冷静にこの事件を振り返ってみようか
絵里ちがトイレに行く前に部室に居たのは、
穂乃果ちゃん、ウチ、凛ちゃんの3人だけ
そして、絵里ちがトイレから戻ってくる間に部室に来たμ'sのメンバーは他には居なかった…
つまり、この事件が発生したとき、部室には
穂乃果ちゃん(犯人)、ウチ(犯人)、凛ちゃん(犯人)しか居なかったわけや!
…なかなかに難しい事件みたいや
9:
ウチら3人は肘を机につき、絵里ちがウチらの顔を見えないような絶妙な角度になるように、頭を抱えるがごとく顔に手を置き、瞬間、目配せをした
希(…絵里ちがここまで怒るのは想定しとらんかったなぁ)
穂乃果(ヤバいよー。アレ犯罪者の目だよー。どーーしよーーっ!!)
凛(何とかするしかないにゃ!3対1にゃ!上手く丸め込むしかないにゃ!!)
せやね、やるしかないんや!
10:
命懸けの謎解き
命懸けの裏切り
命懸けの騙し合い
命懸けの信頼
_____________命懸けの学級裁判 が始まる!
11:
絵里「あなた達、どうやらだんまりみたいだけど…3人ともグル ということでいいのかしら?」ゴゴゴゴゴ
Brake!!
希「それは違うやん!!」
12:
希「いやー、絵里ちー、何というかですねー、それは些か早計すぎると思うんよねー。うんうん。一旦落ち着いてみ?」
絵里「……へぇ。グルじゃないのなら誰だと言うのかしら?」ゴゴゴゴゴ
希「いやー、それが実はウチらにも分からんのよねー。」
穂乃果・凛「!?」
絵里「は?」ピキピキ
13:
希「いやー、何と言いますかー。絵里ちがトイレに向かったあと、ウチが教室に忘れ物したのに気づいてね?そのまま凛ちゃんと穂乃果ちゃんと3人で、喋りながら教室に向かったんすよー。それで、戻ってきたらこの有様みたいな?」
穂乃果「いやー、そうなんすよー。部室に戻ってきたら、あ・れ・ま・ビ・ッ・ク・リ!包装紙破れちゃって中身スッカラカーンだったもん。」
凛「うんうん。そうにゃ、そうにゃ。分かるにゃ?」
14:
希「そのときの穂乃果ちゃんの話が面白くてね?いやーマジ爆笑ものだったわー。」アハハ
凛「うんうん。そうにゃ、そうにゃ。分かるにゃ?」ニャハハ
絵里「……今の話、間違いや嘘はない と誓える?」ゴゴゴゴゴ
希「うん!賭けよう!ウチの魂を!」ヤァア?ン
穂乃果「いやー、ちょっと絵里ちゃ?ん。流石に酷くないすかー?みたいな。穂乃果達が嘘ついてると思ってる…みたいな?」
凛「そうにゃ、そうにゃ!分かるにゃ?!μ'sのメンバーは嘘を付かないにゃ?!!」
15:
絵里「……そう、分かったわ」スッ
prrrrrrrrrr
絵里「もしもし、悪いわねにこ。今時間大丈夫かしら?」
絵里「あぁ、よかったわ。ねぇ、にこ。とてもとても大切な話があるの。私は貴女を1人の人間として信頼してる。だからお願い、正直に答えてほしい…
…にこ、たしか今教室で補習のプリントやっているのよね?」
穂乃果・希・凛「!?」ビクッ
16:
絵里「ああ、そうよね、ごめんなさい…じゃあ、穂乃果・希・凛の3人がその教室に来たかしら?……うん、そう。分かったわ、ありがとう。用はそれだけよ。じゃ」ピッ
穂乃果・希・凛「…………」ダラダラダラダラ
絵里「…凄い汗ね。これで拭く?」スッ
そう言って3人に手渡されたのは、たわし
このアマ、たわしで汗拭けってどういう事だよ馬鹿なんか
18:
穂乃果「…あはは、に、にこちゃんは何て言ってたの?」
あかんで、穂乃果ちゃん
動揺してる姿見せたらクロと思われるやん
常に毅然とした態度で
アポォになったらお終いや
絵里「…それがね、どうしてか噛み合わないの。穂乃果たちが教室来たか訊ねたら『いえ、来てないわ』と言ってたの。…コレってどう言うことかしらね?」ニコリ
ははは、目が笑ってねぇやコ?イツぅ
22:
穂乃果「もしかして、にこちゃんが『胃液汚いわ』って言ったのを聞き間違えたんじゃない?」ハハハ
Brake!
絵里「…ふざけてんの?」ピキピキッ
穂乃果「いや、何でもないっす。うす。さーせん。」シュン
それは流石に無理あるで 穂乃果ちゃん!
24:
凛「絵里ちゃん!にこちゃんが嘘ついてるってことはないの!?」
Brake!
絵里「…あら、変ね。μ'sのメンバーは嘘を付かないにゃ って言ってたのは誰かしら?」ジトッ
凛「うんうん。あったにゃ?。そんなこともあったにゃー」トオイメ
あかん どんどん墓穴掘っとる
取り返しつかなくなる前に何とかフォローせな
26:
希「いや、絵里ち。ちょい待ち。」
希「ウチらの教室で、にこっちは前の方の席。それに対して、ウチの席は1番後ろ。だから、にこっちはウチらが来た事に気付かなかったんや」
Brake!
絵里「…あら、たしかあなた達3人喋りながら教室向かってたのよね?」
希「!?」ビクッ
27:
絵里「しかも、穂乃果の面白い話で爆笑だったと。…それで、にこが3人に気づかない…そんなことあるのかしら?」ヒュオオオオ
あかん、なんか冷気が漂ってるわー
絵里ちって雪女なんか?
28:
希「まったく?、にこっちってば補習のプリントに集中しすぎてたもんな?!ウチらに気づかんかったんやね!あはははは!!」
穂乃果「だよねー!にこちゃんの集中力は凄いからねー、本当尊敬ですわー。」
凛「そうにゃ、そうにゃ!分かるにゃ?!」ウンウン
Brake!
絵里「…あぁ、そのことだけどね。
にこは補習のプリントなんてやってないのよ」
穂乃果・希・凛「!?」
29:
絵里「正確には、教室でことりと花陽と衣装作りをやっていたのよ。…あれ、知らなかったの?教室行ったのよね?どうして?」ヒュオオオオ
凛「あばばばばばばばば」ガクガク
絵里「ねぇ、説明してくれるかしら。凛…」ゴゴゴゴゴ
凛「はにゃ、にゃあぁあ!?」ガクガク
絵里「…それはあなた達が亜里沙のチョコを食べていたからよね?」
30:
キィン
その瞬間かつてない空気が部室を支配した
重く、息苦しく、寒い
これがウチらの大好きな部室の中の空気だというの?
蛇に睨まれた蛙の気持ちを、目の前の金髪般若を通して実感することが出来た
31:
あかんわ
これ、確実に◯られる
Dead End を迎えることになる
…ごめんね2人とも。どうやら詰んだみたいや…
穂乃果「それは違うよっ!!」ドンッ
希・凛・絵里「!?」
32:
絵里「…違うって、何が違うのかしら?」ゴゴゴゴゴ
穂乃果「違うってのは、絵里ちゃんのチョコを食べたことだよ」
絵里「…だとしたら、にこがあなた達に気づかなかったというのは、どう説明するのかしら?」ゴゴゴゴゴ
希(…穂乃果ちゃん、ここから逆転する方法があるとでもいうの?)
穂乃果「そんなの当たり前だよ!だって穂乃果たち、教室なんか行ってないんだもん!」
希・凛「!?」
絵里「は、はぁ!?」
33:
絵里「どういうことよ!初めから嘘を吐いてたとでも言うの!?」バンッ
穂乃果「うん!そうだよ!」
穂乃果「さっきの凛ちゃんの言葉があったじゃん?『μ'sのメンバーは嘘を付かない』って。…でも、普通に考えれば、アレってどう考えても嘘だよね?」
凛「!?」
穂乃果「いや、だって人間だもの。生きてる上で、大小さまざまあるけれど、嘘を吐かずにここまでの人生過ごせてきた人なんている訳ないよね?実際、さっき絵里ちゃんも嘘ついてたくらいだし?」
絵里「……」
穂乃果「……だからね、にこちゃんの証言の確からしさだって失われるんだよ?」
絵里「!?」
34:
穂乃果「だって、そうでしょ?さっきの会話から、にこちゃんの証言の信ぴょう性は、凛ちゃんの『μ'sのメンバーが嘘を吐かない』から成り立ってたんだもの。それが崩壊した今、にこちゃんの証言が確かとは言えないんじゃない?」
絵里「だけどっ!にこは、正直に答えてと言ったときに『分かったわ』と返事してくれたわ!」
Brake!
穂乃果「…それは違うよぉ、絵里ちゃん」ネットリ
希(…あれ?穂乃果ちゃんの雰囲気が…?)
35:
穂乃果「その返事が信ぴょう性の保証だとでも言うの?そんなの…希望とは呼べないよ」ゴゴゴゴゴ
絵里「くっ…」
穂乃果「…でもね、実はその証言は正しかろうが間違っていようが、別にどうだって良いんだよねー」
絵里「!?」
穂乃果「だからぁ、さっきのにこちゃんの主張が本当であろうが、嘘だろうが関係ないの。仮ににこちゃんの証言が本当だったとして、それで証明できたことは、『私たちは教室に行ってはいない』ということだけ。」
穂乃果「だからそれは『私たちが絵里ちゃんのチョコを食べた』ということの証明とはならない」
絵里「ぐっ…」
36:
希(穂乃果ちゃん…とりあえずは回避したけど、こうなると話は…)
絵里「…じゃあ、一旦それを認めたとして。どうしてあなた達は嘘なんて吐いたの?」ゴゴゴゴゴ
希(そうくるわな。さて、穂乃果ちゃん、どう答えるつもりや?)
穂乃果「じゃあ、絵里ちゃん。人間ってどんな時に嘘をつくのかな?」スタスタ
絵里「?」
37:
穂乃果「悪意をもって人を騙すため…という人もいると思う。希望のために…自分を踏み台にするための嘘を吐く人もいると思う。」
穂乃果「でもね、大体の人の嘘は、やむなくつく嘘。優しい嘘…とでも言うのかな?それだと思うの」
絵里「………」
穂乃果「…はぁー。ちゃんとしたタイミングで渡したかったんだけどね。」ゴソゴソ
そう言いながら、穂乃果ちゃんは自分のバッグを漁る
38:
穂乃果「はい、絵里ちゃん。いつもありがとう!」ニコッ
希・凛・絵里「!?」
そう言って渡されたのは、綺麗に包装されたプレゼントだった
絵里「こ、これは…?」
39:
穂乃果「…私たちもね、絵里ちゃんのためにプレゼントというか、チョコとかね用意してたんだ。」
希「!!…いやー、そうなんよー。ほんとそうなんよー。」ウンウン
凛「そうにゃ!そうにゃ!分かるにゃ?!」ウンウン
穂乃果「絵里ちゃんだから、ちゃんと良い雰囲気の中でサプライズとして渡したかったの。でも、本当のこと喋っちゃうと、このサプライズのことも避けては通れなかった…」
穂乃果「だから、希ちゃんに辻褄合わせの嘘を咄嗟に吐いて貰ったの!」
希「…せやで??とは言え、堪忍な絵里ち。嘘を吐いてしまって」
凛「ほんとそうにゃ!悪かったにゃ?」
絵里「………」
40:
ポロポロ
その時絵里ちの目から涙が流れた
絵里「ほのか…のぞみ…りん…ごめんなさいね。てっきり…私、あなた達だと…」ポロポロ
凛「…ううん、大丈夫にゃ。凛こそ嘘ついてごめんね」ナデナデ
希「絵里ちは何も悪くないで。疑われてもしゃあない状況やったもんなぁ」ナデナデ
穂乃果「素晴らしいよ!希望と希望がぶつかり合って、さらに大きな希望となった!最高だったよぉ」ナデナデ
絵里「…ごめんね…ごめんねぇ…」ポロポロ
41:
穂乃果(…あっぶねぇー!!いやぁー海未ちゃん用のチョコまだ持っといて良かったー!!助かったぁー!!)
凛(穂乃果ちゃんマジ神にゃ!天才だにゃ!)
希(穂乃果ちゃんほんまありがとう!今度焼肉奢ったるでぇ!)
穂乃果(マジでぇ!?希ちゃんサイコー!!ありがとう!!)
絵里「ごめんね…最後に…1つ…聞いていい?」グスッグスッ
穂乃果「全然大丈夫だよー!何でもウェルカムだよー」ナデナデ
絵里「…さっき穂乃果のバッグから落ちたチョコって、亜里沙のよね?」
穂乃果・希・凛「!?」
42:
その一言に、3人がバッグの方を振り返る
確かにチョコの欠片らしきものがバッグのすぐ傍に落ちていた
……だけど、大丈夫や
絶好調の穂乃果ちゃんなら上手く言いくるめられる
穂乃果「…あ、あれは違うよっ!だって亜里沙ちゃんのはチョコケーキだったからあんなチョコじゃな…はっ!?」
希「ちょっ、おまっ」アセアセ
凛「ばっ、ばかっ」アセアセ
絵里「ミィツケタ」ニタァ
43:
絵里「穂乃果、どうして亜里沙のチョコがチョコケーキということを知っていたのかしら?」
穂乃果「はっ…はぁ…」ガクガク
絵里「やっぱりあなた達だったのね」
穂乃果・希・凛「あぁ…ああぁ…」ガクガクガクガク
絵里「嘘・御託を並べて、罪から逃れようとしていたのね……
覚悟はいいかしら?」ヒュオオオオ
穂乃果・希・凛「…ア、アポォ?」
44:

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