花陽「あきまして」海未「おめでとうござます」back

花陽「あきまして」海未「おめでとうござます」


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花陽「うぅ…だれかたすけてぇ…」
海未「花陽、動かないでください」
花陽「ご、ごめんなさい…」
海未「いえ、不安な気持ちはわかります。ですがどうか私を信じてください」ギュッ
花陽「う、うん」ムギュウ
海未「花陽、もう少し強めにお願いします」
花陽「ご、ごめんね海未ちゃん。花陽、こういう経験初めてで……」
海未「私もですよ。それにしても…」
花陽「やっぱり海未ちゃんも不安なの…?」
海未「いえ、花陽の体は柔らかいなと思いまして。あの真姫が良く抱き着いているだけありますね」ウンウン
花陽「ピァア!? な、なにいってるの海未ちゃん!?///」ムギューッ!
海未「冗談ですよって、ちょっ、強く抱き付き過ぎで…いたたたたた!?」
花陽「海未ちゃんのばかーっ!///」ムギューッ
海未「く、首が締まってます!少し緩めてください!だ、だれかたすけてーっ!」
海未(ああ、いったいぜんたいなんでこんなことに…)ガックリ
――――――――――――――――
――――――――
――――
2:
?部室?
凛「かよちんのばかっ!もう知らないからね!」プンスカ
花陽「凛ちゃんこそ!もういい加減愛想がついたからね!もう朝起こしに行かないから!」プンスカ
凛「別に凛はかよちんに朝起こしてくれなんて頼んでないしー!」
花陽「そ、それに凛ちゃんとお昼ご飯一緒に食べないからねっ!」
凛「別にいいもーん!真姫ちゃんと食べるからー!」
花陽「は、花陽だってにこちゃんと食べるもん!」
凛「だいたいかよちんとは食の好みが合わないし!凛はごはんよりラーメンの方が好きだし!もっと言えばかよちんよりラーメンの方が好きだもん!」
花陽「???っ」ウルウル
凛「あ、ご、ごめんかよち……」
花陽「凛ちゃんのばかぁああああああああああ!」タッタッタ
凛「か、かよちん待って!」
3:
ゴツン
にこ「いった??、ちょっと凛!ちゃんと前向いて歩きなさいよね!」
凛「痛いのはこっちだよ!にこちゃんの石頭!」
にこ「なんでにこが暴言吐かれなきゃいけないのよ」
凛「にこちゃんが空気を読めないのはいつものことだけど、今はいつもより駄目なときなの!」
にこ「えっ、にこってそんなに空気読めてないの…?」
凛「そんなの当たり前だにゃ!穂乃果ちゃんもあきれてたし!」
にこ「う、嘘でしょ… あの穂乃果にまで…」ガックリ
凛「そんなことよりもかよちんは…」
<リンチャンノバカー!
<リンチャンノアホー!
<リンチャンノ、エット、バカー!
凛「かっちーん。なんで謝ろうとしたのにそこまで言われなくちゃいけないのにゃ!」
にこ「もしかしてにこって裏ではめんどくさいKY女だと思われたの…」ガックリ
凛「もうあったまきたよ!かよちんなんてほんとに知らないんだからっ!」
4:
?部室?
海未「すみません遅れてしまって。みなさん集まってますか?」
穂乃果「遅いよ海未ちゃーん。もう練習終わっちゃったよー」
海未「もうですか!?」
希「ごめんね海未ちゃん。今日は集まりが悪いから自主練だけ先にやってたんよ」
海未「おや、誰かお休みなのですか?」
ことり「えーっと、花陽ちゃんと凛ちゃんと真姫ちゃんがお休みだよ」
絵里「真姫は風邪みたいね。問題は花陽と凛とついでに…」チラッ
にこ「にこっていったい…」ズーン
海未「く、暗いですね」
5:
穂乃果「どうやら花陽ちゃんと凛ちゃんが喧嘩しちゃったみたいなんだけど、にこちゃんも巻き込まれて…」
ことり「凛ちゃんに何か言われたみたいで落ち込んじゃってるの」
にこ「にこぉ…」
絵里「にこ、いい加減に機嫌直してよ」ナデナデ
希「元気出さないとワシワシするでー?」
にこ「にこは空気の読めない名ばかり部長のピエロなんだわ…」ズーン
海未「これは重症ですね」
穂乃果「にこちゃん元気だしてよ!ファイトだよ!」
にこ「うぅ… どうせ穂乃果も裏ではそう思ってるんでしょ…」シクシク
穂乃果「そ、そんなことないよ!ちょーっと、アレかなあって思うときはあるけど…」
にこ「やっぱり思ってるんじゃない!!」ウワーン
穂乃果「で、でも穂乃果はそんなにこちゃんがいいんだもん!むしろそのままでいてよ!」
にこ「穂乃果…」
穂乃果「例え空気が読めなくても、にこちゃんの熱いハートが最高だよ!」
ことり「それに空気読めないのは穂乃果ちゃんも負けてないもんね」
海未「そうですね」
穂乃果「がーん!?」
6:
絵里「さて、海未には悪いけどそろそろ解散にしましょうか。…にこも元気になったみたいだものね?」
にこ「う、うるさいわねえ」
希「せやね、それにしても凛ちゃんと花陽ちゃんは大丈夫なんかなあ」
ことり「あの二人が喧嘩なんて珍しいけど何があったのかなあ」
穂乃果「わかんないけど、二人とも帰っちゃったんでしょ?なら明日改めて話を聞いてみようよ」
海未「そうですね。私達が仲介に入ればこじれることもないでしょうし」
絵里「ええ、それに明日は花陽の誕生日だからきちんとお祝いできるようにしたいものね」
希「じゃあうちら3年生は真姫ちゃんのお見舞いに行くから、2年生はもし凛ちゃん達を見かけたらよろしくね」
にこ「幼馴染問題なら得意そうだし、期待してるわよ」
穂乃果「了解であります!」
ことり「真姫ちゃんのことよろしくね」
7:
穂乃果「うーん、二人とも大丈夫かなあ」
ことり「花陽ちゃんと凛ちゃんが喧嘩なんて珍しいけど、なにがあったのかなあ」
海未「そうですね、少し心配ですが…」
穂乃果「こういうのって当人同士で解決した方がいいのかなあ」ウムムム
海未「もう少し時間をおいてから個別に連絡を取って話を聞いてみるのはどうでしょうか」
ことり「そうだね。夜に電話してみよっか」
穂乃果「賛成ー!それじゃあ夜に穂乃果の部屋に集合ね!ついでにお泊りしようよ!」
海未「明日平日なんですけど…、まあ仕方ありませんか」
ことり「二人の仲直り大作戦も考えないとね!」
8:
?夜?
穂乃果「あれ、おかしいなあ。花陽ちゃんと連絡とれないよ」
海未「もう寝てしまったのでしょうか」
ことり「あ、凛ちゃんは出てくれたよ。もしも?し」
ことり「うんうん。なるほどなるほど…」
ことり「うん」
ことり「……ええ!?」
穂乃果「ど、どうしたのことりちゃん?」
海未「何かあったのですか?」
ことり「花陽ちゃんがまだ家に帰ってないんだって…」
海未「な、なんですって!?」
9:
凛「かよちん… どうしよう… 凛のせいだ…」
海未「落ち着いてください凛。まだなにかあったとは決まっていませんよ」
穂乃果「でも、もう夜の10時だよ。花陽ちゃんどこにいるんだろう…」
ことり「他のみんなのわからないって…」
海未「そうですか…。なら探しに行くしかありませんね」
凛「…かよちん。凛が絶対見つけてあげるからね」ダッ
穂乃果「凛ちゃん一人は危ないよ!ごめん、穂乃果は凛ちゃんと一緒に探しにいくね」
ことり「気を付けてね穂乃果ちゃん」
海未「ことりは他の皆さんと合流してください。別の事件に巻き込まれないよう、必ず二人一組で行動するように」
ことり「海未ちゃんはどうするの?」
海未「可能性は低いかもしれませんが、学校を見てきます」
ことり「わかったよ。学校には警備員さんがいるから気をつけてね」
海未「ご安心を、かくれんぼなら得意ですから」
ことり「花陽ちゃんを絶対みつけようね」
海未「ええ」
10:
?学校?
海未「…おそらくですが花陽はここにいるのではないでしょうか」
海未「暗いですね、部室は確か…、こっちですね」
?部室?
海未「やはり…、花陽の鞄が残っていました」
海未「というかなんで誰も気づかないんですか…」
海未「とにかく花陽はまだ学校にいるはずです」
海未「たしか凛の話だと体育館の方に走り去ったと言っていましたよね」
11:
?体育館?
海未「花陽ー!いるなら返事をしてください!」
海未「…電話にも出ませんね」
海未「他にいそうな場所は…」
?体育倉庫?
海未「なんでうちの体育倉庫ってこんなに厳重なのでしょう…?」
海未「ともあれ、ここならばもしかしたら…」
ガラガラ
海未「花陽、いますか?」
海未「奥に隠れているのでしょうか」オソルオソル
海未「…ビンゴですね」
花陽「…すやすや」
12:
海未「ほっ、泣き疲れて眠っていただけですか」
海未「みなさんに連絡をしておきましょう」プルルル
海未「もしもし、ことりですか?」
海未「花陽を発見しました。…ええ、ちゃんと無事ですよ」
海未「眠っているようなので一度私の家に連れて帰ります。花陽のご家族の方にもそう伝えてください。ええ、よろしくお願いします」
13:
海未「さてと…」
花陽「…ごはん。…凛ちゃん。…えへへ、幸せぇ」
海未「ふふ、まったく。どれだけ心配したと思ってるんですか」ツンツン
花陽「うにゅぅ…」ムニャムニャ
海未「起こすのも可哀そうですから、このままいったん連れ帰るとしましょうか…」オブリ
ガタッ
海未「!?」
ザッザッザ
海未「足音…、警備員でしょうか。隠れなければ!」
ギィー
バタン
ザッザッザ
海未「…どうやら行ったようですね」
花陽「むにゃむにゃ。あれ、ここって…?」
14:
海未「おや、起こしてしまいましたか」
花陽「ぴぁあ!? な、なんで海未ちゃんにおんぶされてるのぉ!?」
海未「しっ!静かに。とにかくいったん下ろしますから」
花陽「う、うん」
海未「かくかくしかじか。というわけで花陽を探しにきたのです」
花陽「こめこめうまうま。そうだったんだ…、ごめんね心配かけちゃって…」
海未「いえいえ、花陽が無事でなによりですから。いったん私の家に行きましょう。ご家族の方には連絡してありますから」
花陽「ごめんね。なにからなにまで」
海未「こんなところで長話もなんですからね。さっさと帰りま…」
花陽「…どうしたの? 早く帰ろうよぉ」
海未「…」ガチャガチャ
花陽「う、海未ちゃん?」
海未「…あ、開きません」
花陽「ぇええええええええええええええ!?」
15:
花陽「あ、開かないってなんでぇ!?」
海未「どうやら先ほど通った警備員が鍵をかけてしまったようですね」
花陽「そ、それじゃあ花陽たちもう…」
海未「…」ニヤリ
海未「安心してください。こんな扉くらい…、はあああああ…」
花陽「え、海未ちゃんなにするつもりなのぉ…?」
海未「なにって破壊するんですよ。さっ、扉から離れてください」
花陽「破壊しちゃうのぉ!?」
海未「園田流奥義は最強無敵ですから、この程度の扉であれば粉々に…」
花陽「だ、駄目だよぉ!? そんなことしたら弁償だよ!?」ハガイジメ
海未「む、確かにそうですね」
花陽「それにこんな時間に学校にいることがばれたら停学になっちゃうよ…」
海未「それはまずいですね…。ならば破壊は最終手段として他の脱出方法を考えましょうか」
花陽「なんか今日の海未ちゃんおかしいよぉ…」
16:
海未「まずは現状を確認しましょうか」
花陽「えっと、ここは体育倉庫だよね」
海未「扉は正面に一つ。その他に外に鉄格子が付いた窓が二つありますね」
花陽「外が校庭だから窓が割られないように鉄格子がついてるみたいだね」
海未「その他に目立った脱出口はありませんね」
花陽「…」
海未「…」
海未「やっぱり破壊するしか」
花陽「駄目だってぇえ!!」
17:
花陽「お、落ち着いてよ海未ちゃん。その方法で脱出できても部活動の謹慎になったらラブライブにでも出れなくなっちゃうよぉ」
海未「大丈夫です。私達がやったとばれなければ…」
花陽「と、とにかく他の方法を考えるのぉ!」
海未「ふふふ、いつになく強引ですね。花陽も成長したということでしょうか」
花陽「こんなときに褒められても嬉しくないよぉ!?」
海未「ですが、他の脱出方法なんてあるのでしょうか」
花陽「それはわかんないけど…」
海未「残念ながらここは倉庫ですから、通気口のようなものもありませんし…」
花陽「窓の鉄格子は外せないかなあ?」
海未「難しいですね。せめてドライバーでもあれば話は変わってきますけど、ここには体育でつかうものしかおいてありませんし」
花陽「だよねぇ…」シュン
18:
海未「花陽は何かドライバーのようなものは持っていないのですか?」
花陽「えっと…、こんなものしか」オニギリ
海未「…」
花陽「お、美味しいよ?」
海未「…」モグモグ
花陽「…」モグモグ
海未「残念ながら窓からの脱出も困難ですね」
花陽「それじゃあやっぱり扉を開けるしかないのかなあ」
海未「そうですね…、この扉は外にしか鍵がついてませんから、中からはとても開きそうにありませんけど」
花陽「じゃあ助けを呼ぶとか?」
海未「夜中の学校ですよ? 大声を出したら警備員に捕まりアウトですね」
花陽「これもダメなのぉ…」
19:
海未「はあ…」
花陽「寒いね…」
海未「そうですね。ここには暖房もありませんから、堪えます」
花陽「いったい今何時なのかな…」
海未「11時を回ったところですね。みなさんもう寝てるでしょうか」
花陽「海未ちゃんすごいね。ここには時計なんてないのに時間がわかるなんて。月の場所とかでわかるの?」
海未「さすがにそこまでの技能はありませんよ。ただこれを見ただけです」スマホ
花陽「なーんだ。ただのスマホかあ…。って、ええええええええええええええ!?」
海未「ちょっ、花陽!そんな大声を出してはいけません!」
花陽「あっ、ごめんね。って違うよぉ!? 」
海未「いったいどうしたのですか。もしかしてスマホを見るのが初めてなのですか?」
花陽「そんなわけないでしょぉ!? スマホがあるなら助けを呼べるって話だよぉ!」
海未「…おお! それは盲点でした!」
花陽「なんで気が付かなかったのぉ!?」
20:
海未「そう怒らないでくださいよ。私にだってそういうミスはあります」
海未(まあ実は最初からわかっていたのですが、困っている花陽が可愛らしくてついついいたずらをしたくなってしまったんですよね)
海未(いくらなんでも扉何て壊せませんし、花陽には悪い事をしてしまいましたね)フフフ
花陽「なんでもいいから早く助けを呼ぼうよぉ」
海未「わかりました。ことりに電話を…」
花陽「どうしたの?」
海未「お、おかしいですね。急に画面が暗く…」
花陽「ま、まさかとは思うけど、電池が切れたり…?」
海未「…」
花陽「…」
スマホ「」チーン
海未「ど、どどどどどどうしましょう!?」
花陽「こ、こんなときは…」
うみぱな「「ダレカタスケテーーーーーっ!!」」
26:
――――――
――――――――――――――
――――――――――――――――――
海未(思えば私が巻いたタネ、すみません花陽)
花陽「ねえ、海未ちゃん。花陽たちはいつまでこうしていればいいのかなあ」ムギュウ
海未「そうですね、脱出まででしょうか。幸い、マット等を使って防寒の対策ができましたから命の心配はないと思いますけど」ムギュウ
花陽「仕方ないこととはいえなんだか恥ずかしいね//」
海未「い、言わないでください。私だってこういうのは苦手なんですから//」
花陽「花陽も海未ちゃんも抱き着かれる側だもんね」
海未「まったく、穂乃果や凛はよくこんなことを平気でできますよね」
花陽「凛ちゃん…」
海未「あっ、すみません。気遣いが足りず…」
花陽「ううん、花陽がの方こそごめんね」
海未「……よければ話てくれませんか?凛といったいなにがあったのです?」
花陽「…うん」ギュッ
28: >>24 元ネタ氷菓です(もも)@\(^o^)/ 2016/01/18(月) 03:22:15.65 ID:ktj5RjKj.net
花陽「その、明日って花陽の誕生日でしょ?」
海未「そうですね、明日というか今日というか昨日というか」
花陽「それでね、凛ちゃんがプレゼントをくれるって言ってくれたんだけど…」
海未「凛らしい気遣いですね」
花陽「うん、だからね。なんでもいいよって言ったんだけど…」
花陽「今年はμ'sのみんながお祝いしてくれるって話だったでしょ?」
海未「ええ、明日部室でパーティーをする予定ですね」
花陽「だから、その、凛ちゃんが焦っちゃったみたいで」
海未「焦る、とは?」
花陽「みんな優しいから花陽の好きなものを選んでくれてるでしょ、だから凛ちゃんも張り切り過ぎちゃって」
花陽「自分がかよちんを一番喜ばせるから、欲しいものなんでも言ってよって」
海未「…それで、なんと答えたのですか?」
花陽「凛ちゃんからもらえるものならなんでもいいよって、そういったんだけど」
花陽「なぜか凛ちゃん怒っちゃって、それで喧嘩に…」
海未「なるほど」
29:
花陽「馬鹿だよね、凛ちゃんは花陽のためにいろいろ考えてくれてたのに…」
海未「一番馬鹿なのは調子に乗った私ですけどね…」ズーン
花陽「え?」
海未「い、いえ、ですが花陽の気持ちもわかりますよ。物の価値よりも大切なのは気持ちですから」
花陽「うん、ありがとう海未ちゃん」モギューット
海未「うわあ!? は、花陽!?//」
花陽「えへへ、もっとこうした方があったかいでしょ?」
海未(か、顔がちかいですっ//)
花陽「ごめんね海未ちゃん。巻き込んじゃって…」
海未「い、いえ。むしろ役得…、ではなくてですね!」ガバッ
海未「あきらめるのはまだ早いですよ」
花陽「え?」
30:
海未「こういうのはどうでしょうか。名付けて警備員誘導作戦!」
花陽「誘導?」
海未「いいですか?この部屋の窓には鉄格子がついていますが、窓は開きます」
花陽「でも、せいぜい手が出るくらいだよぉ」
海未「ええ、ですから窓の外にもの落とすのですよ」
花陽「あっ、それを警備員さんに拾ってもらうんだね!」
海未「ええ、これぞ完璧な作戦ですね」
花陽「…でも、それって花陽たちがここにいることばれちゃうんじゃあ?」
海未「警備員がここを開けるときは私達は隠れておき、来た瞬間に外から音を鳴らすのです」
海未「それなら警備員は鍵を開けたままここを離れる。そこを逃げ出すという算段です!」
花陽「おお!さすが海未ちゃん!」キラキラ
海未「ふふふ、もっと褒めてもいいんですよ?」ドヤァ
花陽「うん、すごいね!」ギュー
海未「あ、ありがとうございます//」テレテレ
海未(花陽が純粋過ぎてつらいです//)
31:
花陽「でも外で大きな音を出すってどうやるの?」
海未「え?」
花陽「…」
海未「…」
花陽「もしかして何も考えてないの?」
海未「い、いえ。今思いつき…、じゃなかったちゃんと考えてますとも!」
花陽(ホントに大丈夫なのかなぁ)
海未「いいですか?警備員がこの扉を開けたら、逆側の窓からこのボールを投げます」
花陽「これって、テニスボール?」
海未「幸い、となりは体育館ですから、体育館の扉に当てれば音が反響してここまで届くはずです」
花陽「それならいけそうかも…?」
32:
海未「というわけでまずは作戦の第一段階。物を落とします」
花陽「なにを落とすの?」
海未「スマホなど無くして困るものや、身元につながるものは避けなければなりません。適当なボールを大量に転がしておきましょう」
花陽「ざ、雑だよぉ」
海未「たぶんうまく行くでしょう。まあ見ててくださいよ」
花陽「…」ウトウト
海未「…」ウツラウツラ
花陽「…」パタリ
海未「…だ、駄目です。寝ては」ウツラウツラ
花陽「…」ムニャムニャ
海未「ま、まずいですね…。意識が…」
ザッザッザ
海未「むっ! ついに来ましたか」
海未「花陽、起きてください」
花陽「えへへ?、大好きー」ムチュー
海未「だ、駄目ですぅ// そ、そんな破廉恥はことは//」
33:
ガチャガチャ
海未「くっ、とにかく隠れながらボールを」
ガラガラ
海未「今です!」ブン
パリーン
「きゃあっ!?」
海未「気を取られているうちに…って、きゃあ?」
海未「あなたは…」
34:
「…ちん。おきてよ…ちん」
花陽「ううん…。もう食べられません…」
「いい加減に?起きるにゃー!!」プニプニーオ
花陽「ぴぃあ!?///」
凛「やっと起きたね。おはようかよちん」
花陽「あれ、凛ちゃん? ここって」キョロキョロ
凛「なにはともあれ、あきましておめでとうにゃ」
花陽「う、うん。あきましておめでとう」
凛「それじゃあさっそく帰るにゃー!」
花陽「ええ!? …あれ、海未ちゃんは?」
35:
?次の日?
部室
穂乃果「花陽ちゃん誕生日おめでとー!!」
にこ「いえ???いっ!!」
凛「ひゃっほーーーーっ!」
真姫「なんであなた達の方がはしゃいでるのよ」クルクル
絵里「いいじゃない、花陽の誕生日なんだもの」
希「それに花陽ちゃんの誕生日プレゼントを考え過ぎて知恵熱だしただれかさんは人の事言えないと思うんやけど?」
真姫「う、うるさいわねぇ//」
ことり「まあまあ、はい花陽ちゃん。ことり特性のマカロンだよ♪あーん!」
花陽「あむっ!、えへへ、みんなありがとぉ」ニッコリ
凛「あーっ!ことりちゃんが抜け駆けしてるにゃ!」
にこ「普通こういうときは部長からでしょうが!」
穂乃果「違うよリーダーからだよ!」
真姫「穂乃果はリーダーに興味なかったじゃない。ここは私でしょ普通」
絵里「いいえ、ここは年長者の私からでしょう」
希「エリチが年長者ってのはどうかなあ?むしろμ'sの母であるうちこそが真の…」
花陽「そ、そんなことで喧嘩しないでよぉ。…あれ、ところで海未ちゃんは?」
36:
海未「すみません遅れました!」
穂乃果「海未ちゃん遅いよー。何してたの?」
海未「ええ、まあ、生徒会の仕事といいますか」
ことり「とにかく海未ちゃんも座って座って」
絵里「それじゃあ始めましょうか」
にこ「せーっの」
「「「「「「「「花陽ちゃん誕生日おめでとーっ!」」」」」」」」
花陽「えへへ、ありがとう//」
37:
にこ「それよりも聞きなさいよ、校庭に現れたなぞのボールの話なんだけどさ」
穂乃果「ええ?、それより体育館の窓を割った音ノ木裏番長の話の方が…」
希「いやいや、それより真冬の夜に密室で抱き合う二人の女の子の幽霊の話なんやけど」
絵里「あ、あなた達。くだらない話はそれくらいにしなさい」ガクブル
希「今いいところやのにー。エリチも聞きたくない?何故か部屋の扉が開かなくなるらしいんやけど…」
絵里「あーあーあー!聞こえないわぁ!!そんなことより練習よ!」
凛「ええ??!?今日も練習するの!?」
絵里「あ、当たり前でしょ。ライブも近いんだから、決して怖いわけではないのよ。ライブが近いから仕方ないの」
にこ「絶対怖がってるじゃない」
絵里「いいからやるの!ほら早くっ!」
真姫「…悪いけど私は見学させてもらうわ。まだ本調子じゃないし」
凛「真姫ちゃんの裏切ものー!」ズルズル
穂乃果「なんで穂乃果たちだけ強制連行なの!?」ズルズル
絵里「いいから来なさい!」
希「まってよエリチー、その脱出方法が口づけって話で――」
絵里「うるさーい!とにかく校庭300周よ!」
にこ「そ、そんなの無理にこぉ!?」
38:
花陽「ね、ねえ海未ちゃん//」モジモジ
海未「おや、花陽。どうしたのですか?」
花陽「その、昨日の夜の事なんだけど…」
海未「…ああ、花陽は体育倉庫で寝ていたんでしたっけ。まったく気を付けないといけませんよ。たまたま凛が探しに来たから良かったものの、もしこなければどうなっていたか」
花陽「う、うん。それで、もしかして花陽、海未ちゃんにき、キスしちゃってたり?」ゴニョゴニョ
海未「…ですが不思議なんですよね。昨日のことは良く覚えていなくて」
花陽「…え?」
海未「作戦を思いついたところまでは覚えているのですが、そこから先が曖昧で…」
花陽「…あれってやっぱり夢だったのかなあ」
海未「ともあれ無事で何よりでした。そしてあきまして」
花陽「…うん、おめでとう♪」
39:

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うちの近所のラーメン屋のラーメンにいくら出せる?wwwwwwwww

ばあちゃんの「裁縫箱」に入ってる全ての物が、ばあちゃんと真逆のイメージの代物ばかりだったからかなり衝撃だった。

おそ松「そういえばカラ松だけデリバリーコントやってなくね?」

『スター・ウォーズ』や『マクロス』のメカを木で作る凄腕木工作家

鷺沢文香「海外の方、ですか……?」 ミザエル「真のドラゴン使いだ」

【衝撃】大人しいイケメンはモテないって言うけどさ・・・・・・

これの二期きたら就職するわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwってアニメ

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【朗報】ニセコイに次ぐジャンプの新連載ラブコメwwwwwwwww

うらやまー!有名企業の「独自ルール」がめっちゃ素敵な件

中国メディア 「ゼロ戦飛行は軍国復活」

犬と馬の追いかけっこ!!雪景色の中で馬と一緒に駆け回る犬がカワイイ!!

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