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絵里「希のイベント、終わったわね…」
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希「そうやねー」
にこ「絵里、あんたどうだったの？1位になるって意気込んでたじゃない」
希「え、そうなん？」
絵里「ええ、愛する希のために1位をとりたかったのよ…」
希「あ、愛する…//」ｶｱｯ
にこ「でもその調子じゃ、もしかして…」
絵里「そうよ、またっ…まただめだったのよっ！」
ﾌﾞｼﾓｯ
絵里「ほら見なさい！2位よ、2位！」
にこ「またあいつが1位なのね…"redstar"」
希「あー…スクフェス配信直後から全てのランキングで1位以外とったことないユーザーさんやね」
絵里「今回の希イベだけは負けたくなかったのよ…なのに、なのにっ…！」
にこ「うっわ…えげつないポイント数ね、ぶっちぎりじゃない」
希「えりちのポイント数も大概やけどな」
4:
ｶﾞﾁｬ
凛「あ、3年生の絵里ちゃんと希ちゃんと1年生のにこちゃんにゃー」
にこ「どぅわれが1年生よっ！つねるわよっ！」ﾑｷﾞｭｰ
凛「もうちゅねってるにゃー、いひゃいにゃー」
花陽「あ、はは…ところで絵里ちゃん達はなんの話してるの？」
絵里「さっきまでの希イベの話よ」
希「えりちが1位とりたかったらしいんやけど、"redstar"に1位とられてもうたんやって」
凛「あーっ！そいつ！」
花陽「ピャッ！？」
凛「凛がかよちんイベのときに負けたやつにゃー！」
6:
ｶﾞﾁｬ
海未「凛、何を騒いでいるのですか。廊下にも聞こえていますよ」
ことり「ふふ、たまにはにぎやかでもいいんじゃないかな？」
穂乃香「今日もパンがうまいっ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
花陽「今ね、"redstar"の話をしてたの」
ことり「あー…スクフェスの？」
海未「"redstar"…？」ﾋﾟｸｯ
穂乃香「2個目もうまいっ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
にこ「食べ過ぎよ、穂乃香」ﾋﾞｼｯ
穂乃香「痛いっ！」
10:
ｶﾞﾁｬ
真姫「作曲に手間取っちゃって遅くなったわ」
海未「"redstar"！私はあの人を許しません！」ｸﾜｯ!
ことり「ことりも絶対許さない！」ﾁﾞｭﾝ!
花陽「私も許せません！」ﾒｶﾞﾈｷﾗﾝ!
凛「凛も絶対許さないにゃー！」ｼｬｰｯ!
希「ウチも許さんで！」ﾔﾝ!
絵里「エリチカだって許さないわ！」ﾁｶｧ!
にこ「にこも許さないわよ！」ﾆｺﾞｫｯ!
穂乃香「3個目もうまいっ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
真姫「ヴェェ…なにこの雰囲気」
12:
真姫「いったいどうしたのよ…まったく、ﾒﾝﾄﾞｸｻｲ人たち」
海未「真姫はスクフェスを知っていますか…？」
真姫「スクフェス…？あぁ…私たちのゲームね、それがどうかしたの？」
ことり「それでね、月に2回くらいイベントをやってるんだけど…」
花陽「配信直後からそのイベントとか楽曲とかのランキングで毎回1位をとってる人がいるの…」
真姫「どうでもいいけど、いい加減その話し方やめてくれない？」
凛「その人の名前は"redstar"って言うにゃ…」
真姫「あ、その話し方やめないのね」
希「でな、みんなその人に被害を受けてるんや…」
真姫「はぁ、もういいわ。メンドクサイし、ツッコまないわ。で、被害ってなによ」
絵里「私は希、希は私、2年生組は2年生組…」
にこ「私は真姫ちゃん、凛は花陽、花陽は凛のイベントで1位になりたくてもなれないのよ…」
真姫「ﾅﾆｿﾚ、ややこしいわね。って、そんなの頑張ればいいだけじゃない」
穂乃果「4個目もうまいっ！」モグモグ
真姫「穂乃果、あなた食べ過ぎよ」
花陽「でもイベントは10日間という短い間、その短い期間でこれだけのポイント数をとるには24時間ゲームをやり続けなくてはいけないんですっ！」
希「それに24時間ゲームやらなアカンとなると、回復アイテムのラブカストーンをかなりの数買わなきゃいけないやん？お金がいくらあっても足りないんよ」
絵里「まぁ、真姫みたいなよっぽどのお金持ちなら話は別よ」
真姫「ヴェェ…なんでみんなしてこっち見るのよ！」
凛「真姫ちゃんなら可能にゃ…」
にこ「そうね、真姫。あんたなら可能ね…」
真姫「なによ、私はもうやってないわよ。最初のころはやってたけどアンインストールしちゃったわ、ほら見なさい！」ﾊﾞﾊﾞﾝ!
ことり「ほんとだ、穂乃果ちゃんの顔のアイコンがない…」
海未「まぁほぼ毎日ダンスや歌の練習をしていますし、24時間ゲームをやるほど暇ではないのはわかっていましたけれど…」
真姫「ﾃﾞｯｼｮｰ?真姫ちゃんはそんなことに時間を割いていられるほど暇じゃないの」
13:
希「それにしても化け物やね」
ことり「イベント開始すぐから終了までずーっと1位だもんね」
海未「今回の希イベントのときに何度か戦いましたが、毎回フルコンボでスコアも物凄い数字でした」
凛「噂では今まで配信された全てのカードを持ってるらしいにゃ！」
絵里「それに今までに配信された曲も全てクリアしているそうね」
花陽「とにかくスクフェスに関することなら右に出るものはいないんですっ！」
にこ「1ヶ月の課金金額も1千万を越えるって噂だし…本当何者なの、"redstar"…」
真姫「ふーん…」
穂乃果「5個目もうまいっ！」ﾓｸﾞﾓｸﾞ
穂乃果以外「いい加減にしなさい！(するにゃ！)」
穂乃果「うわあぁん、ごめんなさーい！」
14:
―真姫の家―
ｶﾞﾁｬ
真姫「ただいま…」
じいや「お帰りなさいませ、真姫お嬢様」
真姫「あら、じいや。今回も1位だったようね、みんなにご苦労様と言っておいて」
じいや「左様でございます」
真姫「彼らのお給料、今回もイベント中のみ時給1500円でいいわよね」
じいや「はい、真姫お嬢様の決められた金額で結構でございます」
真姫「わかったわ、彼らには次のイベントまで手を抜いていいと伝えて」
じいや「真姫お嬢様…」
真姫「どうしたの？じいや」
じいや「…真姫お嬢様はなぜそこまで1位にこだわるのです？」
真姫「聞きたい？」
じいや「お嬢様が気分を害されたのなら結構ですが…」
真姫「いいのよ、じいや」
じいや「では、なぜ…」
真姫「私はμ'sが世界で1番大好きなの、だから誰にも1位を渡したくない…」
じいや「はい」
真姫「でもね…こんなやり方、間違っているのはわかってるのよ。ゲームなのに毎月こんなにお金を使って、人を雇って、他の人にやらせて、給料を与えるなんて」
じいや「…はい」
真姫「きっとみんなが聞いたら軽蔑すると思うわ…実際に『毎回イベントで1位をとる"redstar"が許せない』って言っていたもの、私がこんなやり方してるなんて知ったらきっと…」
じいや「真姫お嬢様…」
真姫「でもね、今さらやめられないの。スクフェスが終わる日まで、"redstar"は1位でいるわ。じゃあ次のイベントもよろしくね、次は多分メドレーフェスなはずだから」
じいや「は、はい」
真姫「じゃ、作曲してくるわ。しばらく出て来ないからお夕食のときは部屋に電話して」
じいや「…かしこまりました」
15:
ｽﾀｽﾀ
真姫(ごめんなさい、みんな)
真姫 (でもそんな卑怯なことをしてしまうくらい本当にみんなが大好きなの)
真姫("redstar"は嫌いでも私は嫌いにならないで)
真姫「凛、花陽、穂乃香、海未、ことり、エリー、希、にこちゃん…みんな、世界で1番大好きよ」ﾎﾞｿｯ
16:
ｶﾞﾁｬ
穂乃香「真姫ちゃん、ありがとう！穂乃香も大好きだよーっ！」ﾓｯｷﾞｭｰ
真姫「ヴェェ！？ほ、穂乃香！？//」
海未「執事の一郎丸さんから全てお聞きしました」
ことり「『真姫お嬢様を助けてほしいい』って頼まれたの♪」
真姫「なんてことをしてくれるのよ、じいや…」
凛「ついでに真姫ちゃんの独り言も盗聴機で聞いてたにゃ！」
にこ「あんたがこーんなに私たちのこと大好きだったなんてねー」ﾆﾔﾆﾔ
花陽「嬉しいよっ、真姫ちゃん♪」
真姫「ヴェェ…//」
希「それにしても真姫ちゃんやったんやね、"redstar"」
絵里「まさか4人も人を雇ってたなんて…ビックリだわ」
真姫「ご、ごめんなさい…」
絵里「なんで謝るのよ」
真姫「ヴェェ？で、でも…」
希「確かに真姫ちゃんのやってることは間違っていると思うで」
真姫「なら、なんで…」
花陽「最初は軽蔑したよ…でも真姫ちゃんは素直になれないから、こういうやり方で私たちへの感謝や愛情を示してたんだって気づいたの」
にこ「どうせあんたのことだから『私がμ'sを世界で1番大好きだから、1位を渡したくないの』とか思ってたんでしょ？本当馬鹿ね」
凛「そんなことしなくても凛たちには十分伝わってるにゃー♪」ﾓｯｷﾞｭｰ
真姫「ヴェェ…り、凛まで…//」
ことり「ふふ、真姫ちゃんはことりたちのこと好き？」
真姫「…す、好き…//」ﾎﾞｿｯ
海未「よくできました、真姫」ﾆｺｯ
真姫「…あ、ありがと…//」ﾎﾞｿｯ
穂乃香「うんうん！じゃあみんなで練習しよう！」
穂乃香以外「おーっ！」
17:
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人間の脳って凄すぎワロタｗｗｗ
【画像あり】ワイの会社の看板、トチ狂いすぎでワロタｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
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