雪穂「お姉ちゃん!起きて!」 穂乃果「う〜ん ここはどこ?zzz」back

雪穂「お姉ちゃん!起きて!」 穂乃果「う〜ん ここはどこ?zzz」


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穂乃果「流されてるよ!?なんとかして雪穂!」
雪穂「そんなこと言われても…」
穂乃果「こうなったら…自力で泳いで行くしかないよ!」ドボン
雪穂「お、お姉ちゃん…無理だよ!」
穂乃果「大丈夫だよ!死ぬ気で泳げばなんとかなるよ!ほら雪穂も早く!」グイグイ
雪穂「いやだよ!やめてお姉ちゃん…やめてってば!」ポカポカ
雪穂「こ、こらっ…やめなさいって言ってるでしょ!」バシッ
穂乃果「いったぁーい!なにするの雪穂!」
雪穂「それはこっちのセリフだよ!いつまで寝ぼけてるのお姉ちゃん…とにかく一度出なよ」
穂乃果「え…?出るってどこに…」ガツッ
穂乃果「いたっ…おぉ!?たらいの舟がお風呂に進化した!」
雪穂「やっぱり寝ぼけてる…お姉ちゃんがお風呂で寝てるから起こしてあげたんだよ」
穂乃果「え?…私寝てた?」
雪穂「そうだよ。寝ぼけて私にしがみついてきて…そんなカッコで///」
穂乃果「アハハ…そっか。なんだ夢か…」
雪穂「とにかく早く出てよね。私だってお風呂入りたいんだから」
パタン
穂乃果「あ、待って雪穂。一緒に入ろうよ。雪穂ー!」
雪穂「やだよ。恥ずかしいし…」
穂乃果「雪穂!雪穂ったら!寝てる場合じゃないよ!」ペチペチ
雪穂(え?寝てる?…私が?)
穂乃果「ねえ雪穂!ここどこなの!?」
6:
雪穂「う、うそ…どうなってるの!?」
穂乃果「わかんないよ…でも周りに誰も人がいないの」
雪穂「うち…じゃないよね」
穂乃果「当たり前でしょ…うちのお風呂にしては広すぎるよ。水は冷たいし…」
雪穂「ちょっと待って…私たち、いつどうやってここへ来たの?」
穂乃果「わかんないってば。そんなことより今は帰る方法を考えないと…」
雪穂「でもどうやって来たかわからないと、どっちへ行けば帰れるかわからなくない?」
穂乃果「それはそうかもしれないけど…」
雪穂「海なんて何がいるかわかんないし、むやみに泳ぐのは危険すぎるよ。とりあえずここで朝になるのを待って…」
穂乃果「それからどうするの?」
雪穂「んー、誰か人がいないか探してみるとか…」
穂乃果「ねえ、雪穂…」
雪穂「なに?…なんかいい方法思いついた?」
穂乃果「…おなかすいた」
雪穂「えぇ…食べ物なんかないよ…」ゴソゴソ
雪穂「…あ」
穂乃果「それ、チョコじゃん…あんこ入りだけど」
雪穂「いる?」
穂乃果「いや、雪穂が食べなよ…」
雪穂「贅沢言ってる場合じゃないでしょ。何か食べないともたないよ?」
穂乃果「うん…でも、やっぱりいい。雪穂が食べて。おなかすいてるでしょ?」
雪穂「まあ…それなりに」
穂乃果「じゃあ食べて。私はまだ大丈夫!」
雪穂「…お姉ちゃん」
7:
雪穂「…」パク
穂乃果「私も何か持ってなかったかなぁ」ゴソゴソ
ギュ
穂乃果「…雪穂?」
チュッ
穂乃果「!?」
雪穂「エヘヘ…あげる」
穂乃果「…」モグモグ
穂乃果「…ゆ、雪穂!?」
雪穂「意外とおいしいでしょ?」
穂乃果「っていうか…口っ///」カァァ
雪穂「思ったより柔らかいね。お姉ちゃんの唇…///」
穂乃果「雪穂!」ギュ
雪穂「な、なに?」
穂乃果「絶対、無事に帰ろう…二人で」
雪穂「お姉ちゃん…うん」ギュー
穂乃果「…で」
雪穂「?」
穂乃果「じゃーん!」
雪穂「…あ、穂むらまんじゅう。…なんで持ってるの?」
穂乃果「なんかあった!…えへへ。雪穂にあげるよ」
雪穂「ありがと…半分こしよう」
穂乃果「え、いいよ。今チョコ食べたし私は…」
雪穂「いいから」
穂乃果「雪穂…じゃあ」
穂乃果「はい」
雪穂「ありがと」パク
ほのゆき「…」モグモグ
穂乃果「意外と悪くないね」
雪穂「そりゃそうだよ。お父さんが作ったんだから」
8:
ガサガサ
穂乃果「うーん…人影どころか建物ひとつ見当たらないなぁ」
雪穂「気をつけてよお姉ちゃん。何がいるかわかんないし」
穂乃果「え…何がいるの?」
雪穂「わかんないけど、毒ヘビとかスズメバチとか…もっと大きい動物とか」
穂乃果「そ、そっか…気をつけよう」ガクブル
雪穂「なるべく離れないで一緒に行こっか」
穂乃果「そうだね…」ギュ
雪穂「…ねえ、お姉ちゃん」
穂乃果「なに?」
雪穂「今…夜だよね?」
穂乃果「うん。太陽が出てないし空も暗いし、星とか見えるし」
雪穂「それにしては妙に明るくない?」
穂乃果「言われてみれば…お月さまの光かな?」
雪穂「こんなに明るいものかな…」
穂乃果「普段は家の灯りとかあるから気づかないんだよ。きっと」
雪穂「そっか…」
穂乃果「それより人が住んでるところを探さなくちゃ!」
雪穂「そうだね…最悪誰もいなかったら食べられる物とか水とかも探さないとね」
穂乃果「水ならいっぱいあるけど…」
雪穂「いや飲めないでしょ。海水なんて…」
穂乃果「あっ…あれ何!?」
雪穂「建物みたいだね…家かな?」
穂乃果「行ってみよう!」
雪穂(でも灯りがついてない。石でできてるみたいな原始的な建物に見える…)
9:
バシャッ
ほのゆき「!?」
雪穂「な、何…?」
穂乃果「後ろ…海のほうで音がしたよね?」
雪穂「うん。水の音だった…何だろ?」
穂乃果「誰かいるんだよ!きっと人だ!」ダッ
雪穂「待って!お姉ちゃん!」
穂乃果「雪穂も早くおいでよ!おーい!」
雪穂「待って!人とは限らない…っていうか人じゃないかも。今の音」
穂乃果「え…なんで?」
雪穂「だって夜だよ。普通こんな時間に海に入らないよ…」
穂乃果「あ…言われてみればそうかも」
雪穂「何か大きな生き物じゃないかな? イルカとかアザラシとか…サメとか」
穂乃果「サメ!?」
雪穂「その可能性もあるでしょ。今は海に近づかないほうがいいと思う…」
穂乃果「…そっか」シュン
雪穂「とにかく建物を見に行こうよ」
穂乃果「そうだね…」
ガサ パキッ ドサ
雪穂「ん…?」
穂乃果「どうしたの?」
雪穂「なんか近くに大きな物が落ちたような…」
穂乃果「え、私何も落としてないよ?」
雪穂「生き物かな? ウサギとか大きなカエルとか…」
穂乃果「それって食べられる!?」
雪穂「い、いや…料理できないと無理…最低でも火を通さないと危なくて食べられないよ」
10:
ピョーン ガサッ
雪穂「あっ、また…!」
穂乃果「何か飛んだ!?」
雪穂「お、お姉ちゃん…あれ!」
穂乃果「え?何?…どこ?」
雪穂「そこ…何かいる!」
穂乃果「んん…? それ、生き物?」
雪穂「そうだよ。何かよくわかんないけど…」
穂乃果「カエル?」
ピョーン
穂乃果「あ、また跳んだ!」
雪穂「カエルかな?かなり大きいけど…」
穂乃果「つかまえよう!」
雪穂「やめなって。あんなの食べられないから…それより早く行こ」
穂乃果「…そうだね」
雪穂「カエルくらいでよかったよ。とりあえず襲いかかってくるような生き物じゃないし」
穂乃果「着いたよ!大きいねー!」
雪穂「でも灯りもついてないし…人いるのかな?」
穂乃果「こんばんはー!」
雪穂「お、お姉ちゃん…」
穂乃果「返事がないね…勝手に入っちゃっていいのかな?」
雪穂「うーん…まあ今は仕方ないよね」
穂乃果「入口開けっぱなしだよ。不用心だなぁ…お邪魔しまーす」
雪穂「っていうかドア自体ついてないよね…いつの時代の建物なんだろ?」
穂乃果「中も全部石でできてるみたいだね」ペタペタ
雪穂「す、すみませーん。誰かいませんかー?」
穂乃果「わあ、声が響くね。おもしろーい♪ハラショー!」ラショー ショー…
雪穂「ちょ、ちょっと…遊んでる場合じゃないよお姉ちゃん」
11:
穂乃果「あ、向こうに灯りが見えるよ!」タタタ
雪穂「こ、こんばんはー。勝手にお邪魔して…」
穂乃果「あ、あれっ!?」
雪穂「あ…外に出ちゃった」
穂乃果「なにこれ!?…どこにも部屋とか階段とかなかったよね?」
雪穂「うん。ただトンネルみたいに通り抜けただけ…」
穂乃果「こんな大きい建物なのにおかしくない!?二階とか行けないじゃん!」
雪穂「何か道具を使って登るのかな…っていうか人が住む場所じゃないのかも」
穂乃果「そんなぁ…じゃあやっぱり誰もいないの?」
雪穂「建物なんだから人が作ったのは間違いないと思う…ただ、その人たちが今もいるかっていうと…」
穂乃果「どうしよう…もう何もアテがないよ」
雪穂「まあ、誰もいないんだからここで勝手に休むことはできるね」
穂乃果「そうだけど…ここにいたって帰れないよ!」
雪穂「落ち着いて。お姉ちゃん…二人で探そう。まだ隅々まで歩いたわけじゃないんだからさ」
穂乃果「うん…そうだね」ギュ
雪穂「とりあえず今日はもう休まない?」
穂乃果「雪穂、眠い?」
雪穂「そうでもないけど…お姉ちゃんは?」
穂乃果「まだ大丈夫」
雪穂「じゃあ…もうちょっと何か探してみよっか」
穂乃果「うん!」
12:
雪穂「待って、お姉ちゃん」ギュ
穂乃果「なに──」チュ
穂乃果「…雪穂///」
雪穂「私がいるから大丈夫だよ。二人で帰ろう」ギュー
穂乃果「も、もう…それ私に言わせてよ。私、雪穂のお姉ちゃんだよ?」
雪穂「そうだけど…お姉ちゃん頼りないんだもん」
穂乃果「えー!ひどいよ雪穂…」プクー
雪穂「ふふ…冗談だよ。ごめんねお姉ちゃん」
穂乃果「頑張ろう。雪穂と二人なら、きっと何だってできる…」
雪穂「うん。私も…大好きだよ。お姉ちゃん」
チュッ
穂乃果「じゃあ…行こっか」
雪穂「うん///」ギュ
穂乃果「どっちへ行ったらいいかなぁ?」
雪穂「んー。じゃあ今度は海沿いに歩いてみる?」
穂乃果「大丈夫かな…?」
雪穂「なんか大きな生き物はいるっぽいけど、海に入らなければ襲われたりしないと思うよ」
穂乃果「そうだね。よし、行ってみよう!」
雪穂「…でも、ホントにどこだかわかんないよね…私たちどうやって来たんだっけ?」
穂乃果「私も覚えてないや…気がついたらいたの。寝てる間に連れて来られたのかな?」
雪穂「誰に?」
穂乃果「わかんない…でも今は近くに誰もいないし、私たちだけ置いて帰ったのかも」
雪穂(家以外の場所で寝た覚えはないんだけどなぁ…)
16:

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