陽乃「比企谷君。クリスマスはお姉さんとデートしよ?」back

陽乃「比企谷君。クリスマスはお姉さんとデートしよ?」


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八幡「丁重にお断りします。クリスマスはイベントがあるので」
陽乃「君の言うイベントはオンラインゲームのイベントでしょ?」
八幡「それでもイベントはイベントです。」
陽乃「こ?んな美人なお姉さんとクリスマスを過ごせるチャンス何て滅多にないよ?」
八幡「そ?んな美人なお姉さんとデートするのは気が引けるのでいいです。俺よりも葉山あたりと行ったらどうです?」
陽乃「隼人じゃつまんないもん。リア充っぽい会話しかしないし。」
八幡「俺は会話すらまともにしませんよ?そんな男と行ってもつまらないだけですよ?」
陽乃「心配はいらないよ?私からデートに誘ったんだしそれに私の方が年上なんだからリートしてあげるから?」
八幡「でもクリスマスは小町と過ごすって決まってるんで申し訳ないですが…」
陽乃「小町ちゃんに電話で確認したらお兄ちゃんに言ってなかったですけど予定があるんです!って言ってたよ。」
八幡「小町がクリスマスに予定!?彼氏か!?恋人か!?」
陽乃「それどっちも同じ意味だと思うんだけど?」
八幡「でもクリスマスとかどこ行っても混んでるだけじゃないですか?それに妹さんと過ごしてはいかがですか?」
陽乃「雪乃ちゃんは毎年クリスマスはパンさんのイベントに行ってるからいないもん。」
----------------------------------------------------------------------------
3: 以下、
八幡「行かないとダメですか…?誘っていただけるのは素直に嬉しいんですが寒い中外に出るのはどうも面倒で…」
陽乃「行ってくれたら凄いご褒美あげちゃうかも?」
八幡「ご、ご褒美?」
(それってひょっとしてあんな事やこんなことですかね!?)
陽乃「それにお金の心配は要らないよ?お姉さんが全部出してあげるから。専業主夫になりたいんだから養われる練習にもなるよ?」
八幡「それってヒモじゃないですかね?」
陽乃「君がその気なら将来はお姉さんのヒモになってもいいんだよ?」
八幡「そういう事言われると勘違いしちゃうんで辞めて貰っていいですか?それに俺はヒモじゃなくて専業主夫を目指してます。」
陽乃「勘違いしてくれていいんだけどなぁ」
八幡「クリスマスデートするにしてもせめて家にしませんか?ほら家でパーティーとか」
陽乃「そ?んな事言って本当はお姉さんとHな事しようとしてるんじゃないの?」
八幡「そ、そんな事ありませんよ…」
陽乃「とにかく24日の夜は予定開けておいてね?嫌でもここにお迎えに来るからね!」
八幡「いやっ…俺はまだデートするとは…」
5: 以下、
八幡「てな感じで陽乃さんと半ば強引にデートする事になった。」
小町「お兄ちゃん良かったじゃん!クリスマスはずっと小町と過ごしてたお兄ちゃんがあんな美人さんとデートなんて!それに小町は新しいお姉ちゃんが出来そうで嬉しい!」
八幡「気が早ぇよ。それにあの人の事だから何か企んでいるに違いない。まだ信じられん。」
小町「何か裏があったとしてもいいじゃん!陽乃さんとはデートしたくても簡単にはデート出来ない程レベルの高い人なんだよ?」
八幡「それも気がかりなんだよなぁ…俺みたいな目の腐ってる奴と歩いているのを見られたら風評被害が凄いだろう?」
小町「そんな心配する暇があったら今からデートプラン考えなよ!小町、手伝ってあげようか?」
八幡「デートプランは陽乃さんが決めるって言ってたから心配いらない。」
小町「お兄ちゃん!?それだからお兄ちゃんはゴミィちゃんなんだよ?本音と建前って言葉を知らないの!?」
八幡「俺は本音と事実なんでな」
小町「はぁ…ここでお兄ちゃんが陽乃さんをリードして男らしさを見せれば陽乃さんはドキッとして落ちちゃうかもよ?」
八幡「あの人はそんなに簡単に人を好きにならないと思うぞ?それに俺の事をからかってるだけだろう。」
小町「小町は少なからずお兄ちゃんに対して好意はあると思うよ?恋愛かどうかは別にしても」
八幡「んなわけねぇだろう。単なる暇つぶしだよ。」
小町「まぁそれはどうせ25日は分かるしいっか。」
八幡「つーか。小町、お前クリスマスに予定あったのか?陽乃さんから聞いたが」
小町「うん!小町はクリスマス、友達とクリパをするのです!」
八幡「その友達って大志か?」
小町「違うよ。女の子の友達だよ?」
八幡「本当の本当に?」
小町「うん。お兄ちゃんしつこい男は嫌われるよ?」
6: 以下、
奉仕部
雪乃「今日で今学期の部活動は最後ね。冬休みの活動がある場合は携帯で連絡するわ。」
結衣「おっけー!」
八幡「つーか、俺お前の電話番号もLINEも知らないし…」
雪乃「仕方がないから交換してあげるわ。私の携帯にセクハラウイルスを導入するのはやはり嫌だけれど」
八幡「新しいウイルス誕生させるんじゃねぇよ。」
雪乃「これで完了ね。」
八幡「お前、今あの男で登録しなかった?」
雪乃「そんな事ないわよ。仮にそれが事実だったとしても人の携帯を覗くのはマナー違反よ?」
結衣「そうだ!今年のクリスマスは3人でクリスマスパーティーしようよ?」
雪乃「ごめんなさい…私は毎年クリスマスはイベントに参加する事になっているの…」
結衣「え?やろうよ?」ダキッ
雪乃「由比ヶ浜さん、抱きつかないで//」
結衣「やるって言うまで離さないもん」
雪乃「わ、分かったわ。クリスマスパーティーをしましょう。」
結衣「ヒッキーは私たちにクリスマスプレゼントを用意すること!分かった?」
八幡「お前それ図々し過ぎんぞ?それに俺はパーティーに参加する事は出来ない。」
結衣「何で?」
八幡「24日は予定があるんだ…悪いな。」
雪乃「どうせゲームでしょう?ゲームなら何時だって出来るのだから来なさい。」
八幡「ゲームじゃないんだが…」
雪乃「他に何の予定があるというのかしら?貴方みたいな人間に」
8: 以下、
八幡「まぁ…色々とな。」
雪乃「比企谷くん予定があるならば無理に参加しろとは言わないわ。でも参加しないとするなら明確な理由を教えるべきでしょう?」
結衣「そうだよ!相手に失礼でしょ!」
八幡「聞いて驚くなよ?」
雪乃「別に驚かないわ。貴方の事だから大した予定じゃないと思うから」
結衣「うん!どうせ小町と過ごすから無理って言うんでしょ?それぐらい分かるし!」
八幡「雪ノ下さんとデートする事になった…」
雪乃「はい?」
結衣「えっ!?」
八幡「お前ら驚いてるじゃねぇかよ。」
雪乃「比企谷くん…妄想は予定とは言わないのよ?」
結衣「そうだよ!陽乃さんがヒッキーとデートするわけないじゃん!妄想とかマジキモイ!」
八幡「そこまで言うなら直接確認してもらっても構わないぞ?」
雪乃「そうさせて貰うわ。」
プルルルプルル
陽乃「ひゃっはろー!雪乃ちゃんからお姉ちゃんに電話なんて珍しいね!どうしたのかな?」
雪乃「姉さん、目の腐っている男がクリスマスイブに姉さんとデートすると言っているのだけれど本当かしら?」
八幡「失礼すぎる聞き方だろう!」
陽乃「うん。本当だよ?それが何か?」
9: 以下、
雪乃「姉さん、こんな男とクリスマスに過ごしたら何されるか分かったもんじゃないわよ?辞めた方がいいわよ?」
陽乃「別に雪乃ちゃんには関係ないでしょ?それにお姉ちゃんから誘ったんだから何かされても文句言わないし?」
雪乃「私は本当にどうなってもしらないわよ?辞めるなら今のうちよ?」
陽乃「もしかして雪乃ちゃん、妬いてるの?ごめんね。雪乃ちゃんの比企谷くんとデートする約束しちゃって。」
雪乃「そっ!そんなな訳ないでしょう!もう好きにしてちょうだい!」
ツーツー
結衣「ほ、本当にデートするんだ…ちょっと驚いたかなぁなんて…」
雪乃「まぁいいわ。比企谷くんは部活動の交流よりも姉さんを選んだと言うわけだから。これからはそれなりの対応を取らないといけないわね。」
八幡「おい、それおかしくないか?別にクリスマスパーティーは学校行事じゃないだろう。断ったって問題ないだろう」
雪乃「じゃあ人間嫌いな貴方が何故姉さんとのデートは断らなかったのかしら?下心があるからよね?」
八幡「別にそういうんじゃねぇよ。つーか、お前らがそこまで怒る理由が理解出来ないんだが」
雪乃「べ、別に怒ってはないわ。比企谷くん、姉さんとデートした時に罰としてクリスマスプレゼントを買ってきなさい。」
結衣「買ってこなかったら承知しないからね!」
八幡「わ、わかったよ…お前らがそれで納得してくれるなら買ってくるよ」
19: 以下、
小町「お兄ちゃん!デートまであと3日だね!」
八幡「何でお前が乗り気になってんだよ…」
小町「お兄ちゃんはこれから小町と買い物に行くのです!」
八幡「いかねぇよ…寒いし。何で寒い中わざわざ外に行かないといけないんだよ?それに貴重な日曜日に」
小町「陽乃さんとデートする時の服を買うに決まってるでしょ?お兄ちゃん絶対に適当に服を選ぶでしょ?」
八幡「別にそこまで力入れる必要はないだろう。逆に力を入れたら勘違いさせちまうし」
小町「いいから!いいから!早く行くよ!それと小町にプレゼントも買って?」
八幡「お前の本当の目的はそれじゃないのか?」
小町「違うよ?小町はお兄ちゃんのタメを思って言ってるのです!」
八幡「勘弁してくれよ…今月はネトゲに課金しすぎて金がないんだよ。」
小町「レッツゴー!」
21: 以下、
小町「うん。いい感じですな?その格好なら陽乃さんと歩いても恥ずかしくない!でも目がダメだけどね。」
八幡「それは無理難題だろう…」
小町「さぁさぁ服も買ったことですし!お昼にしよう!」
八幡「もう帰りたい。」
小町「これはデートの練習でもあるんだよ?お兄ちゃん早く小町をエスコートして!」
八幡「んじゃっ、近くにあるサイゼにでも行くか?悪いが600円までな。」
小町「まぁお兄ちゃんに求めすぎるのは酷だからサイゼはいいとしても600円までっていうのは小町的にポイント超低いよ?」
八幡「心配すんな。当日のデート代は全部、陽乃さん持ちだからな。」
小町「えっ?まだ奢ってもらうつもりでいるの?」
八幡「俺は人様のご厚意は無下にしない主義なんでな!あっ今の八幡的に超ポイント高い!」
陽乃「あれれ?比企谷くんじゃん?こんな所で何してるのかな?」
八幡「げっ…今一番会いたくない人に会っちまった」
22: 以下、
陽乃「比企谷くんはやっぱり可愛いね。お姉さんとのデートの練習で妹ちゃんを付き合わせてるんだ?そこまで熱心だったとはちょっと見直しちゃった?」
小町「陽乃さんとのデートが決まってから、陽乃さんはどんな所に行ったら喜ぶかな?とかずっと聞いてきて大変だったんですよ」
八幡「おい…俺はそんなこと…」
小町「小町としては美人でしっかりものの陽乃さんみたいな人が兄を貰ってくれると非常に安心出来るんですけどねぇ」
八幡「お前、調子に乗りすぎだ。」
小町「お兄ちゃんだって昨日言ってたでしょ!俺と陽乃さんってお似合いか?とか小町に聞いてきたでしょ?」
陽乃「へぇ?そうなんだ?比企谷くんは今回のデートをそんな真剣に考えててくれたんだね?お姉さんも真剣に考えないとね♪」
八幡「いや違うんですよ…こいつが口からでまかせを言ってるだけで…」
小町「陽乃さん、こんな兄ですが末永く宜しくお願いしますね。」
陽乃「は?い。どうしよう。比企谷くんの大好きな妹ちゃんからお願いされちゃった?」
八幡「こいつの言う事間に受けなくていいですから。」
陽乃「じゃっ、比企谷くん、私はこれから少し用事があるからこの辺でね!3日後楽しみにしてるよ!」
八幡「楽しみにされても困るんですがね…」
23: 以下、
八幡(全く、小町の事が余計なことばっかり言ったせいで3日後が更に気まづくなったな…)
八幡(それにしても陽乃さんは何故俺とデートを?そこについては詳しくは考えてなかったがきっと何か企みがあるに違いない)
八幡(だとしたら警戒すべきだ…)
八幡「おっ電話だ誰からだ?…雪ノ下からか。」
八幡「もしもし?お前から電話なんて珍しいな。」
雪乃「比企谷くん、クリスマスプレゼントについての希望だけれど私はパンさんのクリスマスセットでいいわ。」
八幡「おい…それ今日たまたま見かけたけど6000円もするじゃねぇか…勘弁してくれ。」
結衣「もしもしヒッキー?私はクリスマスプレゼントはサブレの可愛いお洋服でいいよ!」
八幡「ったく俺はお前らの財布じゃねぇんだぞ?」
結衣「じゃっ頼んだからね!またね!」
雪乃「そういう事よ…何らかしらの理由をつけて逃げた場合は分かるわよね?」
八幡「わかったよ…どうせお年玉がすぐに貰えるから買ってやるよ。」
24: 以下、
とりあえず今の投下はここまでで 前置きが少し長くなりましたが次からは陽乃さんとのイチャイチャを投下出来ると思います。
63: 以下、
続きを投下していきます。
12月24日
八幡(あぁ…ついにこの日が来ちまった…)
陽乃「比企谷くん!ひゃっはろー!」
八幡(も、物凄いオシャレをしてる!か、可愛い…これじゃ魔王じゃなくて天使じゃないか…それとも堕天使か?)
陽乃「ごめんね!オシャレしてたら少し遅くなっちゃった!」
八幡「別に俺と出かけるんですからオシャレしなくていいんですよ?どうせ俺はダサいんですし」
陽乃「そうかな?君の今日の服装は悪いとは思わないけどなぁ?」
八幡「まぁ俺が選んだんじゃなくて小町が選んだんですからね…だからあいつがセンスあるって事になりますね。」
陽乃「流石私の妹だね♪」
八幡「いつから妹になったんですか?」
陽乃「3日前からだよ?」
八幡「言っておきますけど小町は俺たちをからかってるだけで他意はありませんからね?あんまり間に受けないでください。」
陽乃「相変わらず君は連れないなぁ でもそんな所も可愛いなぁ」
八幡「そ、そうですか…」
陽乃「じゃあいっこ?」ギュッ
八幡「べ、別にそんなにくっつかなくてもいいんじゃないですか?周りの視線が気になるし俺、勘違いしちゃいますし」
陽乃「勘違いさせるためにやってるんだもん」
64: 以下、
八幡「ど、どこに行くんですか?っていうか手を繋ぐ必要なんてないと思いますけど?俺たち別に付き合ってるないんですし…」
陽乃「私は別に付き合ってもいいけど?」
八幡「なっ…!」
陽乃「やっぱり君はそういう所はまだ子供なんだね…可愛すぎてお姉さん胸キュンしちゃう。」
八幡「ははは…それでどこに行くんですか?」
陽乃「まずは駅前のイルミネーションを見に行こっ!」
八幡「今日みたいな日は人がいっぱいいると思いますよ?無難に映画のレイトショーとかで良くないですか?寒いしそれなりにホワイトクリスマスですし」
陽乃「ホワイトクリスマスにイルミネーションの前で結ばれる二人ってなんか素敵でしょ?」
八幡「そんな月9みたいな展開を俺に求める時点で間違いですよ?」
陽乃「いいからいこっ?」
八幡「分かりましたよ…人ごみは苦手何で少しだけですからね?」
陽乃「やった?!」
八幡(完全にペースに呑まれてる…)
65: 以下、
駅前
陽乃「うわぁ凄い綺麗だね?私とどっちが綺麗?」
八幡「はいはい雪ノ下さんの方が綺麗ですよ」
陽乃「嘘でもありがとっ♪」
八幡「しかしカップルは何でイルミネーションなんて見たがるんですかね?省エネだとかエコと言われてる昨今と矛盾してますよ。」
陽乃「夜中理屈で全て片付けられるわけじゃないんだよ?例えば恋心とかね!」
八幡「そうですか…でもういいですか?」
陽乃「記念写真撮ろうよ!」
八幡「写真は苦手なんでお断りします。」
陽乃「撮ってくれないなら大声で泣いちゃおうかなぁ?君は一気に悪者だね」
八幡「分かりました…撮ります。撮らせて頂きます。」
陽乃「じゃっ何かポーズ撮ってね?」
八幡「小●生じゃないんですからそういうのよくないっすか?」
陽乃「えいっ」
八幡「ちょっと何で肩に手を寄せてるんですか?それも近い…!」
陽乃「はいチーズ」カシャッ
陽乃「いい写真撮れた?君は本当につまらなそうな顔してるけど。」
八幡「すいません。女性とツーショット撮るなんて俺の人生では無縁だったのでどう振る舞えばいいか分からなくて」
陽乃「君のLINEにも写真送っておくね?」
八幡「別にいいっすよ…写真とか見ないんで」
陽乃「送っちゃった!」
八幡(まっ、クリスマスの思い出の一枚ぐらいあってもいいか)
66: 以下、
八幡「次、どこ行くんですか?帰りますか?」
陽乃「まだデートして30分しか経ってないよ?」
八幡「21時には見たいテレビがあるんで…」
陽乃「それなら小町ちゃんが録画しておいたからゆっくりしてくださいね!ってLINE送ってきたよ?」
八幡(余計なことしやがって…)
陽乃「ディナーは19時に予約してあるからまだ時間あるね。」
八幡「ディナーって言われても俺金ないですよ?」
陽乃「大丈夫。先に支払っておいたから。」
八幡「こんな格好でディナーとか大丈夫なんですか?それに奢ってもらうのは悪いですし…」
陽乃「そんなこと気にしなくていいの。誘ったのは私なんだからね?」
八幡「はぁ…」
陽乃「で?次はどこに行く?」
八幡「とりあえず寒いんでゲーセンとかどうですか?」
陽乃「うんいいよ!じゃあ何か勝負しよう!」
八幡(ここでリア充はカラオケとか言っちゃうんだろうけど俺は敢えてゲーセンを選ぶ。)
67: 以下、
陽乃「太鼓の達人やろっ?」
八幡「雪ノ下さんってこういうゲームとかやるんですか?どっちかっていうとカジノとかやってるイメージあるんですけど」
陽乃「日本でカジノは禁止されてるでしょ?君は一体私にどんなイメージを持ってるのかな?」
八幡「うっわ!めっちゃ上手いじゃないですか…」
陽乃「こんなのコツを掴めば誰だって出来るよ?」
八幡「雪ノ下もこういうの得意なんですか?」
陽乃「関心しないな?デート中に他の女の話をするなんて」
八幡(やべぇ…何か怒ってるぞ。とりあえず謝っておくか)
八幡「何かすいません…」
陽乃「分かれば宜しい はい終わり」
八幡「すげぇ!店内1位のスコア取っちゃってるじゃないですか 本当何でも出来るんですね。」
陽乃「何でもは出来ないよ?例えば恋愛で妹に勝ったりするとかね。」
八幡「葉山のことですか?」
陽乃「さぁどうだろう?さて次はあのUFOキャッチャーでもやろっか?」
68: 以下、
八幡「どの景品が欲しいんですか?」
陽乃「君が取ってくれるならどれでもいいよ?」
八幡「じゃっ適当にあのパンさんでも…」
陽乃「パンさんじゃなくてあっちのが欲しいなぁ」
八幡「雪ノ下さんってミクとか知ってるんですか?」
陽乃「失礼だなぁ私は君より3歳年上なだけだよ?それぐらい知ってるよ。」
八幡「じゃあ取りますか…」
30分後
八幡「全然取れないですね…もう2000円も使いましたけど。同じ景品をオークションで落として後日送るんでそれでいいですか?」
陽乃「ダ?メ。取ってくれるまで帰らないもん」
八幡「無茶言わないでくださいよ…雪ノ下さんの方がこういうの上手そうじゃないですか?何で俺が…」
陽乃「本当は分かってるくせに君は本当に性格悪いなぁ」
八幡「分かりましたよ…取りますよ。」
69: 以下、
八幡「やっと取れましたね。そろそろディナーの時間ですね。ここから遠いんですか?」
陽乃「ディナーがいいかなぁって思ったけど、今日は君の行きたいところでいいよ?」
八幡「でも予約したんじゃ…」
陽乃「いいからいいから!さっどこでご飯にする?」
八幡「サイゼ…って言ったら笑いますよね?」
陽乃「別に笑わないよ?」
八幡「じゃあサイゼ行きますか…」
陽乃「うん!」
サイゼ
八幡「まぁ…ここの食事代は俺が持つんで常識の範囲内で好きなだけ頼んで貰っていいですよ。」
陽乃「確かサイゼリアって全部頼んでも2万円ぐらいなんだよね?」
八幡「それだけは勘弁してください…財布のライフが0になるんで」
陽乃「じゃあ私は君と同じのでいいよ?」
八幡「あまりにも庶民的過ぎますよ?いいんですよ?好きなの頼んで…」
陽乃「君と同じなのがいいのっ!」
八幡(今日の陽乃さんはやたらと積極的だな…俺の反応を見て楽しんでるのか?)
70: 以下、
陽乃「こういうお店も中々美味しいもんだね?」
八幡「あんまりこなそうですけどね…貴方は」
陽乃「まぁね…でもこれからはもっと来ることになると思うけどね♪」
八幡「どういう意味ですか?」
陽乃「それはもうそろそろ分かると思うよ?」
八幡「さいですか…」
陽乃「このあとららぽーとで買い物したいんだけどいい?君にもクリスマスプレゼントあげたいし!」
八幡「いいですよ…どうせ今からじゃテレビ間に合わないですしそれに俺も…いやっ何でもないです。」
八幡「ちょっと俺トイレ行ってきますね…」
陽乃「トイレ行くのに何で伝票持っていくのかなぁ?」
八幡「効率よく店を出るためですよ。」
陽乃「せめて割り勘にしない?」
八幡「サイゼを誘ったのは俺ですよ?だから俺が出しますよ。」
陽乃「わぁ?っ君もそんな臭いセリフ言うんだね。ドキッとしちゃった。」
八幡「よく言われますよ。俺の目を見ると別の意味でドキッとするって」
71: 以下、
ららぽ
八幡「じゃあ俺も色々と買うものがあるので1時間後にここで待ち合わせって事でいいですか?」
陽乃「デートなのにそれじゃつまんないでしょ?」
八幡「じゃあ俺、ちょっと買いたいものがあるのでそれを買い終えるまで適当に時間潰して貰っていいですか?そのあと一緒に見て回りませんか?」
陽乃「へぇ?もしかして誰かへのプレゼントを買うのかなぁ?」
八幡「まぁ…そうですね。」
陽乃「分かった。じゃあここで待ってるね♪」
八幡「すいませんね…」
10分後
八幡「如何にもリア充が来そうな店だなぁ…一人で来るの超恥ずかしいんですけど…」
店員「いらっしゃいませ。何かお探しでしょうか?」
八幡「女性へのプレゼントでおすすめの品とかありますか?出来れば1万円以内で…」
店員「かしこまりました。少々お待ちください。」
72: 以下、
八幡「9800円か…これで俺のライフは残り4000円だ…」
陽乃「比企谷く?ん遅いよ?比企谷くんじゃなければとっくに置いていってたよ?」
八幡「すいません…で、どこを見て回るんですか?」
陽乃「まずはディスティニーコーナーへレッツゴー!」
八幡「なるほど…」
ディスティニーコーナー
陽乃「こんなもんでいいかなぁ?君は何か欲しいものある?」
八幡「特にここではないですね…」
陽乃「意外だなぁ。買うと思ってたのに…それともさっきここに来たのかなぁ?」
八幡「どうでしょうね…さっ次の所行きましょうか?」
陽乃「もう回りたい所は特にないかなぁ…君を待っている間に実は私も色々回ったし」
八幡「そうだったんですか…」
陽乃「近くの公園に行かない?」
八幡「寒いだけじゃないですか?」
陽乃「どうせもうこんな機会なんてないんだからそのぐらい言う事聞いてくれてもいいんじゃない?」
八幡「別にそんな事ないですよ?」
73: 以下、
公園
八幡「こんな公園でもイルミネーションあるんですね。」
陽乃「そうだね♪でもそんなに人はいないね。」
八幡「まるで俺のために作られた公園みたいだ。」
陽乃「君はネガティブなのか前向きなのかよく分かんないね。」
八幡「で?こんな公園で何するんですか?」
陽乃「告白!って言ったら君はどうする?」
八幡「さぁどうでしょうね…」
陽乃「その前に君にこれあげる♪」
八幡「何ですか?それ…」
陽乃「まぁいいから開けてみて」
八幡「うわ!これ某ブランドメーカーの財布じゃないですか!こんなのどうしたんですか?」
陽乃「君のために買ったんだよ?私からのクリスマスプレゼントだよ…」
八幡「流石にこんな高価なもの受け取る訳にはいきませんよ…気が引けます。」
陽乃「クリスマスプレゼントを返す男は最低だよ?いいから受け取って。」
八幡「そ、そうですか…ありがとうございます。」
(俺みたいな男が陽乃さんにブランド品をプレゼントされるとは…)
八幡「俺からも…そのプレゼントがあるんですけど…でも大したものじゃないですけどね。どうぞ。」
陽乃「開けていいかな?」
八幡「いいですよ…」
(流石にこんな安い品は使わんだろう…)
74: 以下、
陽乃「ネックレス?これを私に…?」
八幡「いらなかったら捨ててもらって構わないですよ。ただそこのゴミ箱に捨てるのはやめてください。流石の俺も大ダメージですから。」
陽乃「捨てないよ…一生大事にするよ。」
八幡「大げさじゃないですか?雪ノ下さんはプレゼントなんて腐るほど貰ってるでしょ?それもこんな安物よりも高いものだって…」
陽乃「それでもこれが一番大事なわたしの宝物になったよ?」
八幡「相変わらずお上手ですね。」
陽乃「…本当は気づいてるんでしょ?」
八幡「何の事ですか?」
陽乃「私の気持ちの事だよ?」
八幡「まぁ…何となくですけど。俺の勘違いって事があるかもしれませんけど。」
陽乃「でも君がその気持ちに応えられないのは知ってるよ…だから私はクリスマスにこうして君とデートできただけで十分だよ?」
八幡「何か勘違いしてません?」
陽乃「もうハッキリ言うけど私は君の事が好き…ライクじゃなくてラブの意味合いでね。」
八幡「あ、ありがとうございます…」
陽乃「でも君には他に好きな人がいる?これも事実だよね?」
八幡「どうでしょうね…」
75: 以下、
陽乃「私は比企谷くんの事が本気で好きだよ?だから付き合ってください」
八幡「本気なんですよね?」
陽乃「君とは結婚したいとまで思ってるよ?子供は何人がいいかな?」
八幡「そこまで俺の事がす、好きなんですか…?」
陽乃「うん♪大好きだよ?これからもずっと。だから君の正直な気持ちを聞かせて?大丈夫だよ?振っても恨んだりしないから」
八幡「その前にひとつだけ言わせてもらってもいいですか?」
陽乃「うんいいよ!」
八幡「陽乃さん…メリークリスマス!」
おしまい
76: 以下、
初SSで駄作かと思いますがここまで見ていただきありがとうございました!
それではまたお会いしましょう!
78: 以下、
お疲れ様でした!
83: 以下、
乙でした
第二部も期待
元スレ
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インデックス「ご飯くれるとうれしいな」一方通行「あァ?」"一方禁書"凄まじいクオリティ
フレンダ「麦野は今、恋をしているんだね」通称"麦恋"、有名なSS
キャーリサ「家出してきたし」上条「帰って下さい」珍しい魔術側メイン、見るといーの!
垣根「初春飾利…かぁ…」新ジャンル定温物質ウヒョオオ!!
美琴「……レベル5になった時の話ねえ………どうだったかしら」御坂美琴のレベル5に至る努力の経緯
上条「食蜂って可愛いよな」御坂「え?」ストレートに上食。読めて良かった
一方通行「もっと面白い事してモリモリ盛り上がろォぜ」こんなキャラが強い作者は初めて見た
美琴「週末は アイツの部屋で しっぽりと」超かみことを見てみんなで悶えましょう
ミサカ「たまにはMNWを使って親孝行しようぜ」御坂美琴のDNAは究極に可愛くて凄い
番外個体「  」番外通行SSの原点かな?
佐天「対象のアナルを敏感にする能力か……」ス、スタイリッシュアクションだった!
麦野「どうにかして浜面と付き合いたい」レベル5で楽しくやっていく
ミサカ「俺らのこと見分けつく奴なんていんの?」蒼の伝道師によるドタバタラブコメディ
一方通行「あァ!? 意味分からねェことほざいてンじゃねェ!!」黄泉川ァアアアアアアアアアア!!
さやか「さやかちゃんイージーモード」オナ禁中のリビドーで書かれた傑作
まどかパパ「百合少女はいいものだ……」君の心は百合ントロピーを凌駕した!
澪「徘徊後ティータイム」静かな夜の雰囲気が癖になるよね
とある暗部の軽音少女(バンドガールズ)【禁書×けいおん!】舞台は禁書、主役は放課後ティータイム
ルカ子「きょ、凶真さん……白いおしっこが出たんです」岡部「」これは無理だろ(抗う事が)
岡部「フゥーハッハッハッハ!」 しんのすけ「わっはっはっはっは!」ゲェーッハッハッハッハ!
紅莉栖「とある助手の1日ヽ(*゚д゚)ノ 」全編AAで構成。か、可愛い……
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
遊星「またD-ホイールでオナニーしてしまった」……サティスファクション!!
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」パワーカードだけがデュエルじゃないさ
ヲタ「初音ミクを嫁にしてみた」ただでさえ天使のミクが感情という翼を
アカギ「ククク・・・残念、きあいパンチだ」小僧・・・!
クラウド「……臭かったんだ」ライトニングさんのことかああああ!!
ハーマイオニー「大理石で柔道はマジやばい」ビターンビターン!wwwww
僧侶「ひのきのぼう……?」話題作
勇者「旅の間の性欲処理ってどうしたらいいんだろ……」いつまでも 使える 読めるSS
肛門「あの子だけずるい・・・・・・・・・・」まさにVIPの天才って感じだった
男「男同士の語らいでもしようじゃないか」女「何故私とするのだ」壁ドンが木霊するSS
ゾンビ「おおおおお・・・お?あれ?アレ?人間いなくね?」読み返したくなるほどの良作
犬「やべえwwwwwwなにあいつwwww」ライオン「……」面白いしかっこいいし可愛いし!
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