葛城「こんな人が正規空母のリーダーなんて認めない!」赤城「」モグモグback

葛城「こんな人が正規空母のリーダーなんて認めない!」赤城「」モグモグ


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葛城「葛城、着任したわ。これからよろしくね」
提督「ああ、よろしく。君は……正規空母だね」
葛城「そう、立派な正規空母だかんね!」
提督「そうか、では正規空母の寮に案内……」
扉『』バタン
瑞鶴「提督ー!正規空母寮から下着盗んだでしょ!」ダダダダ
提督「うおっ!」
----------------------------------------------------------------------------
2: 以下、
瑞鶴「翔鶴姉が下着が足りないって言ってたわ!あんたが盗んだんでしょ!」ギリギリ
提督「わかったからまずはその構えた弓を下ろしなさい」
瑞鶴「嫌よ、きっと翔鶴姉の下着であんな事やこんな事をしてたんでしょ!許さないんだから!」
瑞鶴「覚悟しなさい!」
翔鶴「瑞鶴、私の下着あったわ。洗濯物を見落としてたみたい」ガチャ
瑞鶴「え……?」
翔鶴「え……」
提督「……」
瑞鶴「……」チラッ
提督「……」ムスッ
瑞鶴「……」ダラダラ
提督「瑞鶴?」
瑞鶴「……はい」
提督「もういいかい?」
瑞鶴「……はい」
3: 以下、
翔鶴「ごめんなさい提督、瑞鶴がまた勝手に」ペコペコ
翔鶴「ほら、瑞鶴も謝りなさい」
瑞鶴「ご、ごめんなさい」ペコッ
提督「全く、相変わらず瑞鶴は思い込みが激しいなぁ」
提督「思い込みとはいえ上官を襲ったんだ、それなりの罰は与えるぞ」
瑞鶴「えぇ!そんなぁ!」
翔鶴「こんな妹ですが私の大切な妹です。だからどうか解体だけは」
提督「はっはっは、そんな物騒な事はしないよ」
提督「ちょうどさっき新しい正規空母が着任したんだ」
4: 以下、
瑞鶴「え?」
提督「葛城、この二人は同じ正規空母の先輩だ。挨拶しなさい」
葛城「はい、私は正規空母葛城でしゅ!よ、よろしくお願いします!」
提督「(噛んだ)」
瑞鶴「(噛んだね)」
翔鶴「(噛んだわ)」
提督「そんなに緊張しなくても大丈夫だ」
葛城「そ、そう?」
瑞鶴「中々元気がありそうね」
翔鶴「昔の瑞鶴にそっくりだわ」
提督「言われてみればそうだな」
瑞鶴「そんなことないもん!」
提督「そこでだ、瑞鶴には罰も兼ねてこれから暫く葛城の指導をしてもらう」
瑞鶴「え……?もしかして私に後輩ができるの?」
提督「そうだ」
瑞鶴「うそ!?やったぁ!」ピョンピョン
翔鶴「こら瑞鶴、あんまりはしゃいじゃだめよ。もう先輩なんだから」
提督「そういうことだ、まずは葛城に鎮守府を案内してくれ」
瑞鶴「わかったわ!」
葛城「これからよろしくお願いします!瑞鶴先輩!」
瑞鶴「私に任せなさい!早連れてってあげるわ、行きましょ!」グイッ
葛城「はわわ!」
翔鶴「瑞鶴、あんまり無理矢理連れ回しちゃだめよー」
瑞鶴「わかったー!」ダダダダ
葛城「い、いです瑞鶴先輩ぃ!」ズルズル
提督「大丈夫だろうか」
翔鶴「た、多分」
6: 以下、
―正規空母寮―
瑞鶴「まずは正規空母の皆を紹介するわ。おじゃましまーす!」ガラガラ
飛龍「あ、瑞鶴ちゃんこんにちは、どうしたの?」
蒼龍「何かいいことでもあったみたいだね、いい顔してるもん」
葛城「(この二人も正規空母なのかな?)」
瑞鶴「あれ、赤城さんと加賀は?」
飛龍「稽古よ」
瑞鶴「なーんだ、折角纏めて紹介しようと思ったのに。でもあいつがいないのはラッキーかな」
7: 以下、
蒼龍「そういえばさっきから瑞鶴ちゃんの後ろにいる娘は誰?」
瑞鶴「ふっふっふ、なんと私の後輩です!」
飛龍「へー、新しく着任した正規空母かぁ」
蒼龍「これからよろしくね」
葛城「葛城と申します、精一杯頑張るのでこれからよろしくお願いします!」ビシッ
飛龍「ふふ、そんな畏まらなくてもいいよ」
蒼龍「新しい正規空母なんていつ振りだろ。懐かしいなぁ、昔の瑞鶴ちゃんそっくりだね」
瑞鶴「なんで皆同じ事言うの!?」
8: 以下、
葛城「あの、瑞鶴先輩。この方達は?」
瑞鶴「あ、まだ紹介してなかったね」
瑞鶴「このオレンジの着物を着て煎餅食べてる方が飛龍さん」
飛龍「よろしくー」
瑞鶴「青い着物を着てお茶飲んでるのが蒼龍さん」
蒼龍「よろしくね」
瑞鶴「二人そろって二航戦!しかも正規空母の中で一番早く改ニ実装されたんだよ!」
葛城「おおおお!」キラキラ
蒼龍「なんか照れるなぁ」
飛龍「何言ってんの、五航戦の二人ももう改ニでしょ」
瑞鶴「でもお二人に比べればまだまだですよ」
9: 以下、
葛城「瑞鶴先輩も改ニなんですか!?」
瑞鶴「ええ!私も翔鶴姉も改ニよ!」エッヘン
葛城「凄い、凄すぎます!」キラキラ
瑞鶴「更にif改装っていうのもあるのよ!」
葛城「ふわぁ」キラキラ
瑞鶴「はっはっは!」
加賀「最近のひよこはよく鳴くわね」
瑞鶴「げっ、加賀!?」
10: 以下、
ジャーンジャーンジャーン
12: 以下、
完全に小物キャラのそれだ
17: 以下、
飛龍「良いタイミングだね」
蒼龍「おかえりなさい」
加賀「ただいま」
加賀「改ニになったからといって自分の腕が上がったと勘違いしてるんじゃないかしら」
加賀「大事なのは貴方自身の腕よ、改ニになればいいってものではないわ」
瑞鶴「そ、そんなのわかってるし!」
飛龍「耳が痛いなぁ」
蒼龍「改ニになったからって慢心してはダメって気づかせてくれるね」
18: 以下、
葛城「瑞鶴先輩、この方は?」
加賀「瑞鶴……先輩?」ピク
瑞鶴「こいつは鎮守府の姑、加賀よ。新人いびりを得意としていて隙あらば人の粗を探しているわ」
葛城「ひいぃ!」
加賀「随分大層な紹介ね」ピキピキ
飛龍「始まったかー」
蒼龍「仲が良いねー」ズズズ
葛城「初めまして、葛城といいます!ついさっきこの鎮守府に着任しました!よろしくお願いします!」
加賀「よろしく。これから頑張りなさい」
20: 以下、
葛城「は、はいっ!」
瑞鶴「ちょっと何それ!?私が挨拶した時の第一声は『可愛げのないひよこね』だった癖に!」
加賀「そうだったかしら」
瑞鶴「ムキー!」
加賀「それにしても貴女が先輩なんてこの子も可愛そうね」
瑞鶴「どういう意味かしら?」ピキピキ
加賀「だってひよこを先輩と呼ばなくちゃいけないなんて、私なら耐えられないわ」
瑞鶴「ひよこの成長度なめないでよね、さっさとあんたなんか越えてトサカ引きちぎってあげるんだから」ゴゴゴゴ
加賀「それは楽しみね」ゴゴゴゴ
21: 以下、
葛城「はわわわ!喧嘩はいけませんよ!」オロオロ
飛龍「いいのよ、あれがあの二人なりのコミュニケーションだから」
蒼龍「本当は二人共仲良しなんだよ」
瑞鶴「そうと決まればさっそく稽古よ!葛城、行くわよ!」ガシッ
葛城「は、はい!」
瑞鶴「さっさとニワトリになるんだからあああああ」ダダダダ
22: 以下、
瑞鶴「あ、そうだ。加賀ぁ!」
加賀「食堂よ」
瑞鶴「わかった!ありがと!」ダダダダ
葛城「へ?どういう事?」
蒼龍「多分ね、赤城さんはどこ?って聞いたんだと思うよ」
飛龍「毎度思うけどなんでわかるんだろうね、加賀さん……」
瑞鶴「葛城、ついてきてー!」
葛城「わ、わかりましたー!」
加賀「葛城さん」
葛城「は、はい?」ピタッ
加賀「あの子はまだ未熟だけどあの子にしかない物も沢山あるわ。ちゃんとそこを見ておきなさい」
葛城「は、はいっ!」
瑞鶴「葛城ー、遅いー!」
葛城「今行きます!」ダダダダ
蒼龍「本人に言ってあげればいいのにね」
飛龍「素直じゃないねぇほんと」
31: 以下、
葛城「さっの加賀さんって人、凄かったですね。雰囲気とか威圧感とか色々」
瑞鶴「まあ一応正規空母のエースだしね」
葛城「そうなんですか!?改ニって凄いなぁ」
瑞鶴「いいえ、加賀は改ニじゃないわ」
葛城「へ?」
瑞鶴「改ニじゃないのに改ニに匹敵する強さでしかも搭載数は正規空母の中での一番なの。そこがあの人の凄い所よ」
葛城「そ、そんな……」
瑞鶴「純粋に実力で登りつめたのよ、あの人は。流石一航戦だけあるわ」
葛城「格好いい……」
瑞鶴「ま、あいつがエースの座に着いていられるのも今の内よ!私が直ぐに追い越してやるんだから!」
葛城「頑張ってください!」
瑞鶴「あんたも頑張るのよ」
葛城「はい!」
32: 以下、
瑞鶴「そろそろ着くわね。この鎮守府にいる最後の正規空母を紹介するわ」
葛城「はいっ!」
瑞鶴「加賀と同じ一航戦で正規空母のリーダーよ」
葛城「(正規空母のリーダー。きっと凄いんだろうなぁ)」ドキドキ
瑞鶴「すみませーん」ガラガラ
間宮「いらっしゃい」
瑞鶴「赤城さんは……っと」キョロキョロ
瑞鶴「あ、いたいた。おーい、赤城さーん」
葛城「!」
33: 以下、
葛城「なんですかあの巨大なカレーは!?」
瑞鶴「赤城さん専用カレーよ。あの人食べるのが好きだから」
葛城「は、はぁ」
瑞鶴「赤城さん、こんにちは!」
赤城「あふぁ、ふいはふはん。ほんひちは(あら、瑞鶴さん。こんにちは)」
瑞鶴「赤城さん、食べてからでいいよ」
葛城「(この人が……頬一杯にカレーを詰めてハムスターみたいになってるこの人が……正規空母のリーダー……)」
赤城「」モグモグ
赤城「」ゴクン
赤城「こんにちは、瑞鶴さん。どうしたのですか?」
瑞鶴「聞いてよ!私に後輩ができたんだ!」
赤城「それはめでたいですね!」
瑞鶴「葛城っていうの。ほら、挨拶して」
葛城「葛城です、これからよろしくお願いします!」
赤城「よろしくお願いしますね」ニッコリ
34: 以下、
赤城「折角なんで二人も何か食べていきませんか?」
瑞鶴「そうね。間宮さーん、あんみつ三つちょうだい。一つは赤城さん用で」
間宮「はーい」
葛城「あ、あの。ここってお金とかは……」
赤城「心配しなくても大丈夫ですよ。どれだけ食べても鎮守府の費用として扱われますから」モグモグ
葛城「そうなんだ」ホッ
瑞鶴「あ、でも前に提督さんがそろそろ赤城だけ食費取るかって言ってましたよ」
赤城「!?」モグモグ
瑞鶴「あくまで噂だけどね」
赤城「これは提督に直訴しなければいけませんね……」モグモグ
赤城「いや、いっそ取られる前に食べ尽くすのがベストでしょうか」モグモグ
瑞鶴「それは流石に不味いよ赤城さん……」
35: 以下、
葛城「(なんだろう……何も感じない)」
葛城「(加賀さんみたいな強者のオーラとか、他の人達みたいな大人の魅力とか、この人からは全然感じない)」
葛城「(ただ沢山食べてる女性にしか見えない。本当にこの人がリーダーなのかな……?)」
葛城「あ、あの!」
赤城「ん?どうしたんですか?」
葛城「赤城さんって正規空母のリーダーなんですか?」
赤城「んぐっ!」
瑞鶴「大丈夫!?赤城さん!はい水」
赤城「」ゴクゴク
赤城「あ、ありがとうございます」
赤城「いきなりどうしたんですか?」
葛城「い、いえ。瑞鶴先輩からそう聞いて」
瑞鶴「あはは」
赤城「私はそんな大層な役職にはついてないですよ。まあ一応提督から正規空母の皆さんを任せられてますが……形だけですよ?」
瑞鶴「そんなことないよ。赤城さんじゃなきゃだめなんだよ」
赤城「そうやって私をおだてても何もでませんよ」フフッ
瑞鶴「本当なのにぃ」
36: 以下、
葛城「(だめだ、やっぱり何も感じない。リーダーならそれなりの風格があると思うんだけど。いや、もしかしたら凄い実力を隠し持ってるのかもしれない!)」
葛城「赤城さん、これから稽古するんですけどよかったらご指導お願いします!」
赤城「へ?」
瑞鶴「何言ってんの!私がいるでしょ私が!」ギリギリ
葛城「あぐぐ、苦じい……首根っこ掴まないで……」ジタバタ
赤城「ふふ、熱心ですね。ですがすみません、この後提督に呼ばれているのでまたの別の機会に」
葛城「そうですか」
瑞鶴「それにさっき稽古終えたばっかでしょ。加賀が帰ってきてたし……ハッ!」
瑞鶴「そうだ!ニワトリになるんだった!」ガタッ
赤城「鶏!?親子丼ですか!?」
瑞鶴「そうじゃなくて」
37: 以下、
瑞鶴「じゃあ私達は稽古しに行くからこれで!行くわよ葛城」
葛城「え、もう行っちゃうんですか?」
瑞鶴「つべこべ言わず着いてくる!」ダダダダ
葛城「はいぃ!」ダダダダ
間宮「行っちゃいましたね」
赤城「ええ」
間宮「瑞鶴さん、相変わらず嵐の様な方ですね」
赤城「勢いがあっていいことじゃないですか」
間宮「それもそうね」
赤城「それより間宮さん、今日の晩御飯はなんですか?」
間宮「今カレー食べたばかりよね……」
39: 以下、
―弓道場―
瑞鶴「はああああ!」バシュ
ブロロロロロ
葛城「(す、凄い。一度にあんなに沢山の艦載機を飛ばせるなんて。私も頑張らないと)」
瑞鶴「どう?」
葛城「凄いです!かっこいいです!」
瑞鶴「あんたもいつかこの位できるようになるよ」
葛城「はい!頑張ります!」
瑞鶴「さ、お手本はこのくらいにしてまずは……」
葛城「見ててください瑞鶴先輩!」
瑞鶴「馬鹿!勝手に艦載機飛ばしちゃ!」
葛城「てやぁ!」
ヘロヘロ
葛城「なんでぇ!」
40: 以下、
瑞鶴「だから言ったでしょ。あんたはまだ妖精との同調が済んでないんだからできるわけないじゃない」
葛城「同調?」
瑞鶴「そう、同調。艦載機には妖精がいるのは知ってるでしょ?」
葛城「はい、聞いたことはあります」
瑞鶴「私達と妖精の同調がうまくいってないと艦載機の性能を引き出せないの」
葛城「へー」
瑞鶴「だからまずはそこから始めましょ。私も一緒にやるから」
葛城「はい!」
瑞鶴「じゃあまずは座禅を組んで」スッ
葛城「」スッ
41: 以下、
瑞鶴「心を落ち着けて」
葛城「はい」
瑞鶴「ゆっくりと深呼吸」スーハー
葛城「」スーハー
シーン
葛城「あの、こっからどうするんですか?」
瑞鶴「まずは精神を落ち着かせるの。そうすればその内変化があるはずよ」
葛城「は、はぁ」
葛城「(集中集中……)」スーハー
42: 以下、
瑞鶴「この訓練はね、誰もが一番初めにやる訓練なの」
瑞鶴「あの一航戦やニ航戦もここから始まったのよ。もちろん私もね」
葛城「(そうなんだ……皆が通る道なんだ……)」
葛城「(なんか、嬉しいな)」
瑞鶴「慣れないうちは目を瞑るといいわ」
葛城「はい」スゥ
葛城「(聞こえる……風に揺れてる葉っぱの音や鳥の鳴き声が……)」
葛城「(なんとなくわかる、これが集中してるってことなんだ……)」
カツラギ!
葛城「(誰?)」
メヲアケテ!
葛城「」パチ
葛城妖精「」ヤア
43: 以下、
葛城「ええ!?何このちっちゃいの!?」
瑞鶴「お、見えたみたいだね。それが妖精よ」
瑞鶴「何人見える?」
葛城「一人です」
瑞鶴「始めはそんなもんか。実はもっといるんだけど慣れてくればあっちから姿を見せてくれるわ」
葛城「そうなんですか……ん?」
葛城「よく見たら瑞鶴さんの周りに沢山の妖精が!」
瑞鶴「うん、これが私の妖精。どう?可愛いでしょ」
葛城「はい!とっても可愛いです!」
葛城妖精「」カツラギ
葛城「なに?」
葛城妖精「」ヨロシク!
葛城「こちらこそよろしくね!」ニコッ
44: 以下、
瑞鶴「じゃあ試しに飛ばしてみなよ、今度は上手くいくはずよ」
葛城「はい!」
葛城「」ギリギリ
葛城「いくよ」
葛城妖精「」ヨシキタ
葛城「はあ!」バシュ
ブロロロ
葛城「やった!飛んだぁ!」
瑞鶴「やったじゃない」
葛城「たった一機だけど嬉しいなぁ」
瑞鶴「私も初めて艦載機を飛ばせたときは嬉しかったなぁ」
瑞鶴「でも艦載機を飛ばすのは今日だけだよ。これから暫くは妖精と同調する訓練だからね」
葛城「はい!」
瑞鶴「一緒にニワトリになるわよー!」
葛城「おー!」
45: 以下、
後輩が出来て張り切る瑞鶴カワイイ
46: 以下、
瑞鶴「一緒に七面鳥になるわよー!」
47: 以下、
>>46
(アカン)
51: 以下、
一週間後
葛城「あーもう!そこよりこっちの方が絶対いいって!」
葛城妖精「」チガウ
瑞鶴「荒れてるね、大丈夫?」
葛城「あ、瑞鶴先輩」
瑞鶴「図上演習で妖精と意見が合ってないみたいね」
葛城「そうなんですよ!私はこのルートで行くほうがいいって言ってるのに妖精はこっちがいいって言うんですよ!」
葛城妖精「」コッチ!
瑞鶴「大変ね、私もそうだったわ」
翔鶴「あら、どうしたの」
52: 以下、
翔鶴「あら、どうしたの」
瑞鶴「あ、翔鶴姉。葛城が妖精と意見が合わないんだって」
翔鶴「あらぁ。初々しいわねぇ」ニコニコ
葛城「二人も妖精になんとか言ってくれませんか」
瑞鶴「あー、それは無理」
葛城「え?」
翔鶴「妖精さんはね、基本的に自分のパートナーの言うことしか聞かないの」
葛城「そうなの?」
瑞鶴「そ、だから私達が言っても無駄なの」
葛城「そうなんだ」
瑞鶴「でも妖精が認めた相手なら言うことを聞くわ、滅多にないけど」
葛城「認めた相手かぁ」
翔鶴「結構気まぐれなのよね」
翔鶴妖精「」ウンウン
53: 以下、
翔鶴「でも焦っちゃだめよ。ゆっくりとお互いを理解していかなきゃ。妖精さんだって考えがあるはずよ、まずはそれを聞くところから始めましょう」
葛城妖精「」ウンウン
葛城「そっか、そうだよね。妖精だって考えがあるんだよね」
葛城「何も聞かずに怒ってごめんね妖精さん」
葛城妖精「」イイヨ!
翔鶴「えらいわ、瑞鶴とは大違いね」
瑞鶴「ちょ!翔鶴姉!」
翔鶴「瑞鶴なんて始めは妖精と喧嘩ばかりしてて大変だったのよ」
瑞鶴「それは言わないでよ!」アセアセ
54: 以下、
翔鶴「酷すぎて妖精が家出した時もよくあったわ」
瑞鶴「ストップ!ストップ翔鶴姉!これ以上は言わないでえええええ!」
葛城「瑞鶴先輩……」
瑞鶴「そんな目で見るな!今は仲良くやってるんだしいいでしょ!」
瑞鶴妖精「」マダマダダケドナ!
瑞鶴「五月蝿い!」
翔鶴「妖精との付き合い方は人それぞれよ。自分に合った付き合い方をしてね」
葛城「はい!」
瑞鶴「そうだ、これから正規空母の合同練習があるんだけど見学にくる?」
葛城「行きます!」
瑞鶴「ならこっちよ」
葛城「はいっ!」ダダダダ
56: 以下、
赤城「今日は葛城さんが見学に来ていますがいつも緊張しないでいつも通りやりましょう」
加賀「見栄を張っては駄目よ瑞鶴」
瑞鶴「なんで私に振るのよ!」
飛龍「赤城さん今日は晩御飯の話はしないんですか?」
赤城「今日葛城さんがいるのでスイーツの話をしましょう」
蒼龍「それ何の違いがあるのかなぁ」
翔鶴「スイーツ……食べたいけど体重が……」
葛城「(なんか結構緩そうだなぁ)」
赤城「では始めましょう!」
一同「はいっ!」
57: 以下、
飛龍「はあ!」バシュ
蒼龍「てやぁ!」バシュ
葛城「(おお、凄い火力!的が粉々だ!)」
瑞鶴「せいっ!」バシュ
翔鶴「はいっ!」バシュ
葛城「(海面すれすれの低空飛行だ!艦載機の扱いが上手いなぁ)」
加賀「……」バシュ
葛城「!」
葛城「(嘘、皆よりもかなり多くの艦載機を飛ばすなんて!しかも全部的に当てた!)」
葛城「(これが一航戦なんだ……やっぱり他とは違うなぁ)」
58: 以下、
葛城「(そうだ!赤城さんは……あ、いたいた。一体どんな凄い事をするのかな)」
赤城「はあ!」バシュ
ブロロロロロ
葛城「……」
葛城「(普通だ……)」ポカーン
葛城「(出す艦載機だって多い訳じゃないし、火力だってそこまで高くない。操作が凄く上手い訳でもない……)」
葛城「(いやいや、きっとまだ何かあるはず!だってあの人は一航戦で正規空母のリーダーだもん、驚くような何かがあるはずよ!)」ブンブン
赤城「はっ!」バシュ
赤城「……」バシュ
赤城「……」バシュ
葛城「(まだ……何かが……)」
葛城「(何……かが……)」
59: 以下、
赤城「今日の練習はここまでにしましょうか」
葛城「(結局何もなかった……)」
葛城「(赤城さんってなんかリーダーっぽくないな、加賀さんの方がずっと合ってると思うけど……)」
飛龍「赤城さーん」
赤城「はい?」
飛龍「この子どうやって運用したらいいかな?」
飛龍妖精「」ヨ!アカギ!
赤城「この子はこうした方がいいと思いますよ」
飛龍「そっか、わかった!ありがとう赤城さん」
赤城「いえいえ」
瑞鶴「赤城さん、こいつと上手くいかないんだけど、どうすればいいかな?」
赤城「それならまずは一緒に食事でもしてはどうでしょう。いいスイーツのお店を紹介しますよ」
赤城「一緒に食事をすれば仲も良くなるはずです」
瑞鶴「わかった!ありがと!」
60: 以下、
加賀「赤城さん、弓の構え方なんだけどこっちの方が威力は上がるけど私は今の構えの方がしっくりくるの、どちらがいいかしら」
赤城「確かにその構えの方が威力は上がるけれど、私は今の構えの方が加賀さんらしくて良いと思いますよ」
加賀「そう、赤城さんが言うならそうね。この構えのままでいくわ。ありがとう」
葛城「(……なんで皆赤城さんの所に行くんだろ?)」
葛城「(目立った能力がある訳じゃないのに……)」
葛城「(うーん……わかんないや)」
61: 以下、
案外グループの精神的支柱ってそういう人が多いかもしれないな。尖った能力よりも安定感というか。
63: 以下、
赤城さんは何が起きても動じないタイプ
なんだと思う。
64: 以下、
でもアニメで豆腐メンタルだったよね
65: 以下、
アニメって何だよ
75: 以下、
一ヶ月後
葛城「はっ!」バシュ
ブロロロロロ
葛城「やった!」
瑞鶴「いい感じじゃない」
葛城「はい!」
瑞鶴「ここにきてもう一ヶ月か、早いもんだね」
葛城「お陰で始めは一人しか見えなかったけど今は三人見えるようになりました!」
瑞鶴「そっか、それはよかったね」
葛城「この鎮守府にも慣れたし正規空母の皆さんとも関わりが増えてきました」
瑞鶴「うん、いい事じゃん」
76: 以下、
葛城「でも……私一つだけどうしても気になることがあるんです」
瑞鶴「ん、何?」
葛城「どうして正規空母のリーダーが赤城さんなんですか?」
瑞鶴「不満なの?」
葛城「だって赤城さんっていっつも食堂にいるしふわふわしてるっていうか加賀さんみたいな風格とか全然感じないし」
葛城「それに練習を見てたけど能力だって飛龍さんの火力や加賀さんの搭載数といった目立った所なんてないし」
葛城「赤城さん以外にももっと相応しい人がいるじゃないですか!なんであの人なんですか!」
瑞鶴「相応しい人、か」
葛城「……」
瑞鶴「確かに赤城さんは改ニって訳でもないし加賀さんみたいに改ニじゃなくてもそれを埋めることができるだけの能力もないね」
瑞鶴「でもね、能力が高い人がリーダーに相応しいかって言うとそうじゃないんだ」
葛城「え?」
77: 以下、
瑞鶴「赤城さんは不思議な人でさ、あの人の言葉を聞くと何故か安心しちゃうんだ」
瑞鶴「戦場で敵に囲まれても先の見えない航路を進んで不安になっても、赤城さん言葉を聞くだけで、赤城さんが私達の前を走ってくれるだけで安心するんだ」
葛城「……」
瑞鶴「これって凄いことなんだよ、こればっかりは加賀さんでも飛龍さんでも蒼龍さんでも翔鶴姉でも私でもできない」
瑞鶴「だからリーダーはあの人じゃなきゃ駄目なんだ」
葛城「……私にはわかりません」
瑞鶴「大丈夫、いつかわかるよ」
瑞鶴「それに性能でリーダー決めるなら正規空母同士で喧嘩になっちゃいそうだしね」ニッ
瑞鶴「これを理解するには戦場に行かなきゃいけないんだけど……」
瑞鶴「ま、でもそろそろ頃合いかな」
葛城「?」
78: 以下、
瑞鶴「執務室に行きなさい。提督に葛城が成長したら執務室に来させるように言われてるの」
葛城「ええ!?」
瑞鶴「今のあなたなら大丈夫だから行ってきなさい」
葛城「でも……本当に大丈夫でしょうか?」オロオロ
瑞鶴「大丈夫って言ってるでしょ!うじうじしてたら私が引きずってでも連れてくわよ!」
葛城「ひいぃ!行きます!行きますから!」
瑞鶴「じゃあさっさと行く!」
葛城「はいぃ!」ダッ
79: 以下、
―執務室―
扉『』コンコン
葛城「失礼します」ガチャ
提督「やあ葛城、よく来たね。鎮守府には慣れたかい?」
葛城「はい、正規空母の人達は優しいし居心地いいです!」
提督「それはよかった。君がここに来たという事は瑞鶴が成長を認めたってことでいいのかな?」
葛城「はい!瑞鶴先輩にここに来いと言われました!」
提督「うん、じゃあそろそろ出撃してみようか」
葛城「本当ですか!?」
提督「ああ」
葛城「で、でも不安です。ちゃんとできるかなぁ」
提督「大丈夫、行くのは簡単な海域だ、それに君一人で行かせるわけじゃない。他の正規空母も付ける」
葛城「そっか、よかった」ホッ
80: 以下、
提督「早これから行かせようと思ったんだが……」
葛城「私は大丈夫です!」
提督「赤城が中破して今入渠しててな、回復まで待ってくれ」
葛城「(また……赤城さん……)」
葛城「なんで……」ボソッ
提督「ん?」
葛城「なんで赤城さんじゃなきゃ駄目なんですか?」
提督「どうした?」
葛城「赤城さん以外にも正規空母はいるじゃないですか!」
提督「新人が出撃する時は赤城がついて行くのが一番いいんだ」
葛城「嫌です!」
葛城「大体皆赤城さん赤城さんって、あの人のどこがそんなにいいんですか!」
葛城「なんで提督は赤城さんに正規空母を任せてるんですか!」
提督「それは……」
葛城「赤城さん以外でも私は大丈夫です!だからお願いです、出撃させてください!」
81: 以下、
提督「……そうか、そこまで言うならわかった。瑞鶴について行ってもらうか」
葛城「は、はいっ!」
葛城「(やった!瑞鶴先輩と一緒に出撃だ!)」
提督「それと」
葛城「はい?」
提督「赤城に正規空母を任せている理由はな、私があいつを一番信頼しているというのもある」
葛城「……」
提督「だがな、頼まれたんだ」
葛城「頼まれたって……誰に?」
提督「鎮守府にいる正規空母全員にだ」
葛城「!」
葛城「全員って、加賀さんや飛龍さん、蒼龍さん、翔鶴さんや瑞鶴さんに!?」
提督「そうだ」
葛城「そんな……」
提督「お前もいつかわかるさ」
葛城「……」
提督「では準備してきてくれ」
葛城「わかり……ました」
84: 以下、
瑞鶴「え!?なんで私が随伴艦なの!?」
提督「そうだ」
瑞鶴「普通赤城さんでしょ!あの人が一番適任よ!」
提督「そうなんだが赤城は今入渠しててな、代わりに葛城と一番付き合いが長いお前に頼むことにした」
瑞鶴「だからって……」
葛城「よろしくお願いします!瑞鶴先輩!」
瑞鶴「うう……」
提督「頼んだぞ、瑞鶴」
瑞鶴「わかったわよ!やってやるわ!行くわよ葛城!」ザザァ
葛城「はいっ!」ザザァ
85: 以下、
提督「……」
翔鶴「提督」
提督「どうした翔鶴?」
翔鶴「なんで瑞鶴に行かせたんですか?あの子にはまだ早いと思うんですが」
提督「ん?珍しく怒っているのか?」
翔鶴「怒ってなんていませんよ」プイッ
提督「やっぱり怒ってるじゃないか。ま、姉として妹が心配なのはわかる」
提督「だがな、あいつは何時までも後輩でいる訳じゃない」
提督「いつか正規空母を引っ張っていく存在になるだろう、だからこそこういう経験が必要なんだ」
提督「正規空母の未来の為に、な」
翔鶴「もう、そうやって瑞鶴ばかり褒めて私は褒めてくれないんですか?」
提督「今日の下着の色は良い色だ、私好みだよ」
翔鶴「へ!?」
翔鶴「ななな何言って……」カァァ
提督「嘘だ、下着の色なんて知らん」
翔鶴「……」
提督「……」
翔鶴「」ゲシッ
提督「痛っ!」
翔鶴「……馬鹿」スタスタ
86: 以下、
瑞鶴「大丈夫?」
葛城「ははははい!」ガチガチ
瑞鶴「ゆっくり行くから焦らなくてもいいわよ」
葛城「はひ!」
瑞鶴「(うーん、大丈夫かなぁ)」
瑞鶴「さ、まずは索敵よ。構えて」チャキ
葛城「」チャキ
瑞鶴「はっ!」バシュ
葛城「」ガチガチ
葛城「は、はい!」バシュ
葛城妖精「」アワワ!
葛城「ふぅ、なんとか発艦できた」
瑞鶴「やったじゃない」
葛城「は、はい……」
87: 以下、
瑞鶴妖精「」イタゾ
瑞鶴「敵艦隊発見よ!構えて!」
葛城「はひっ!」チャキ
瑞鶴「あそこを見て、あれが深海棲艦よ」
イ級「」スイー
葛城「あれが深海棲艦……変な形してる……」
瑞鶴「まだ敵はこっちに気づいてないみたいね、あれを狙うわよ」
瑞鶴「私は見てるから、やってみて」
葛城「は、はい!」
瑞鶴「練習通りにやれば大丈夫だから」
葛城「はい!」
葛城「(慎重に……慎重に……)」ガタガタ
葛城「(駄目、震えて上手く狙いが定まらない……)」ガタガタ
88: 以下、
瑞鶴「いつまで照準定めてるの!そんなことしてたら敵に見つかっちゃ……」
イ級「!」
瑞鶴「だから言ったでしょ!こうなったら迎撃よ。大丈夫、まだまだ遠いから時間はあるわ」
葛城「……くっ!」
葛城「(大丈夫……練習通りにやれば……)」ガタガタ
葛城妖精「」オチツケ!
葛城「大丈夫……大丈夫……」ブツブツ
イ級「」ザザァ
葛城「(集中……)」ガタガタ
イ級「」ザザァ
葛城「(あ、もうこんなに近づいて……)」ガタガタ
瑞鶴「どうしたの葛城!?」
葛城「(こ、怖い……!)」ガタガタ
89: 以下、
瑞鶴「後は発艦するだけでしょ!指を離しなさい!」
葛城「(駄目……指が動かない……!)」
瑞鶴「くっ!もう駄目!」バシュ
ブロロロロロ
イ級「!」撃沈
葛城「」ハァハァ
瑞鶴「」フゥ
葛城「ご、ごめんなさい」
瑞鶴「いいのよ、初めての出撃だもんね。しょうがないよ」
葛城「……」
瑞鶴「練習通りにやれば葛城ならできると思ったんだけど……」
葛城「ごめんなさい……」
瑞鶴「今日はもう帰ろっか、疲れたでしょ」
葛城「はい……」
瑞鶴「ゆっくり慣れていけばいいよ」
葛城「……」
93: 以下、
―執務室―
瑞鶴「という訳よ」
提督「そうか」
瑞鶴「やっぱり私じゃ駄目だったのかなぁ」ハァ
提督「瑞鶴はよくやってくれたよ。まだ経験が不足しているだけだ」
瑞鶴「そう考えると赤城さんはやっぱり凄いわ」
提督「ま、赤城だからな。それで葛城は入渠中か?」
瑞鶴「いえ、傷はつかなかったから入渠はしてないんだけど落ち込んじゃったみたい。今は自分の部屋にいるわ」
提督「そうか」
瑞鶴「少し休ませてあげて」
提督「わかってる、落ち着くまで待つさ」
94: 以下、
―葛城の部屋―
葛城「はぁ」
葛城「全然動けなかった」
葛城「練習とは全然違うんだね、深海棲艦ってあんなに怖かったんだ」
葛城「瑞鶴先輩にも迷惑掛けちゃったし、最悪だよ」グスッ
扉『』コンコン
葛城「誰?」
赤城『赤城です』
葛城「!」
赤城『出撃お疲れ様でした。報告は聞きました、そう気を落とさないでください』
葛城「……」
赤城『初めての出撃だったし無理もないですよ。そんな時は何か食べて気分を変えましょ!大福持ってきましたよ、入ってもいいですか?』
葛城「……」プルプル
赤城『葛城さん?』
葛城「五月蝿い!出てってよ!」
95: 以下、
赤城『……』
葛城「赤城さんに何がわかるの!いっつも食堂でご飯食べてへらへら笑ってるあんたなんかには私の気持ちなんてわかんないよ!」
赤城『葛城さん……』
葛城「私は貴女がリーダーなんて認めないんだから!大して強くもないし格好良くもないしなんで貴女がリーダーなのか私にはわからないもん!」
葛城「加賀さんや瑞鶴先輩の方がずっとリーダーに相応しいわ!」
赤城『!』
葛城「わかったらもうどっか行ってよ!」
赤城『……ごめんなさい、出過ぎた真似をしてしまいました。では私は行きますね、では』
葛城「……」グスッ
葛城「何やってんだろ私……」
葛城「落ち込んでるからって赤城さんにヤツあたりなんかして……」
葛城妖精「」ピョンピョン
葛城「ん、どうしたの?」
葛城「あ、艦載機のお手入れしてなかったね。ごめんね、すっかり忘れてた」
葛城「ん?」
葛城「あれ?いない!?」
葛城「え!?え!?そんな!」
葛城「索敵機の妖精がいない!」
葛城「一体どうして……」
葛城「……考えてもしょうがない、探さなきゃ!」ダッ
96: 以下、
―食堂―
赤城「」モグモグ
間宮「あら、今日はいつもより静かね」
赤城「そんなことないですよ!私は元気です」
間宮「無理しなくてもいいわよ。長い付き合いですもの、私にはわかるわ」
赤城「あはは、実はちょっとあって」
間宮「珍しいわね」
赤城「でも大丈夫です、間宮さんのあんみつのお陰で気分が回復しました!」
間宮「そう言ってもらえると嬉しいわ」
赤城「おかわりお願いします!」
間宮「はーい、ちょっと待っててね」
赤城「これを葛城さんと食べたかったですね……」
葛城「妖精さーん!どこー?」ダダダダ
赤城「ん?あれは葛城さんでしょうか。あんなに慌ててどうしたんでしょうか?」
葛城「妖精さーん!」ダダダダ
赤城「……」
間宮「はーい、おまたせ。特別にクッキーもおまけしちゃうわ」
シーン
間宮「あら?赤城さん?」キョロキョロ
97: 以下、
葛城「どこにもいない……」ハァハァ
葛城「どこいっちゃったの……」
葛城「あ……そういえば艦載機を飛ばした後あの子戻ってきたっけ……」
葛城「いや、戻ってきてない!まさかまだあの海域にいるのかも!」
葛城「でもどうしよう……私だけじゃ行けないし……」
葛城「急がなきゃ……あの子が……」
赤城「葛城さん」
葛城「!」
赤城「どうしたんですか?慌ててたみたいですが」
葛城「……」プルプル
葛城「赤城さぁん!」ポロポロ
赤城「すみません、泣かせるつもりはなかったんですが。私がまた何かしてしまったんですか?」オロオロ
葛城「違うの!」ポロポロ
葛城「妖精さんがいないの!出撃した時にいなくなっちゃった!」ポロポロ
赤城「!」
葛城「きっとまだあの海域にいるはずなの!」ポロポロ
葛城「沢山酷いこと言っちゃったけど……こんな事言えた義理じゃないけど……」ポロポロ
葛城「お願い赤城さん、助けて!」ポロポロ
ダキッ
葛城「!」
赤城「辛かったですね」
葛城「赤城さん……」グスッ
赤城「私でよければいくらでも力になりますよ。だからそんな顔しないでください」
葛城「でも……どうやって……」
赤城「探しに行きましょう、今すぐ!」キリッ
葛城「勝手に出撃するのは禁止されてるんじゃ……」
赤城「そんなの後で考えましょう!まずは妖精さんの救出が先です!」
赤城「さ、早く準備をしてきてください」
葛城「は、はいっ!」
110: 以下、
赤城「」ザザァ
葛城「」ザザァ
赤城「大丈夫ですか?」
葛城「は、はい」ガチガチ
赤城「(……)」
赤城「今日の晩御飯……なんでしょうね。葛城さんは何がいいですか?私はハンバーグがいいですねぇ」
葛城「今日の晩御飯!?え、えっと……シ、シチュー……かな?」
赤城「攻めますねぇ」
葛城「どこをどう攻めたんですか……」
赤城「飲み物はシチューでハンバーグをメインで行きましょう!」
葛城「シチューを飲み物にできる人は赤城さんだけだよ!?」
赤城「ふふ、どうですか、緊張は解れましたか?」
葛城「え?……あ」
葛城「(そういえば普通に走ってる……)」
111: 以下、
赤城「もっとのんびり観光する気分でいきましょう。見てください、海はこんなに広いんですから楽しまなきゃ損ですよ」
葛城「(ほんとだ、海って広い。昼間は気付かなかった……)」キョロキョロ
葛城「(あれ、よく見たら赤城さんの後ろ姿ってちょっと格好いいかも……)」
赤城「!」
赤城「どうやらお客さんが来たみたいですね」
イ級「」ザザァ
ホ級「」ザザァ
葛城「ひっ!」
赤城「私はホ級を狙います。葛城さんはイ級をお願いします!」チャキ
葛城「……」チャキ
葛城「(今度こそちゃんと狙わなきゃ……)」ガタガタ
葛城「(駄目……やっぱり狙いが定まらない……)」ガタガタ
葛城「(私には実践なんて早かったのかな……)」ガタガタ
112: 以下、
赤城「葛城さん」ポン
葛城「ひっ!」ビクッ
葛城「赤城……さん?」
赤城「貴女は一人じゃない。思い出してください、ずっと一緒にいてくれたパートナーの事を」
葛城「パートナー……」
葛城「妖精さん!」ハッ!
葛城妖精「」ヤットコエガトドイタカ
葛城「(そうだ、私は一人じゃなかったんだ。こんな心強いパートナーがいてくれたんだ……)」
葛城「妖精さん、行ける?」
葛城妖精「」ガッテン!
葛城「行くよ!はっ!」バシュ
赤城「はいっ!」バシュ
ブロロロロロ
イ級「!」撃沈
ホ級「!」撃沈
葛城「やったぁ!」
赤城「凄いですよ!」
122: 以下、
葛城「私でもできるんだ……」
赤城「そろそろ敵の大将が来ますよ」
葛城「え?」
ヲ級「」ザザァ
葛城「!……なにあれ!?人!?」
葛城「それになんて数の艦載機なの……」
ヲ「……」
赤城「!葛城さん、あの深海棲艦の手にあるのって」
葛城妖精「」ジタバタ!
葛城「妖精さん!」
123: 以下、
ヲ級「……」ズズズ
葛城「!」
葛城「(怖い……!さっきのイ級なんて比べ物にならないくらい。こんなのに勝てる訳ないよ……)」ガタガタ
赤城「この相手は少々危険です。葛城さんは私の後ろへ」
葛城「赤城さん……あれと戦うの?」
赤城「ええ」
葛城「無理だよ……勝てる訳ないよ……あんなの」
赤城「……」
葛城「あの艦載機の数、加賀さんよりもずっと多いし……」
葛城「あんなのと戦ったら赤城さん死んじゃうよ!」
赤城「大丈夫」
葛城「!」
赤城「私に任せてください」ニコッ
葛城「赤城さん……」
124: 以下、
葛城「(ああ……瑞鶴先輩が言ってたのはこういう事だったんだ……)」
葛城「(実力的にどうとかそんなこと関係なくて、この人なら……赤城さんならやってくれる気がする)」
葛城「(なんて安心するんだろう……赤城さんの言葉の一つ一つが私に希望をくれる、絶望的な状況でもなんとかな気がするんだ)」
葛城「(これが赤城さんなんだ……)」
赤城「妖精さん!」
赤城妖精「」ハイッ!
赤城「行きますよ!」
赤城妖精「」リョーカイ!
赤城「はあっ!」バシュ
ブロロロロロ
ヲ級「」ズズズ
ブロロロロロ
ドドドドドドド
赤城「まだまだ!」バシュ
葛城「す、凄い……あの化物を圧倒してる……」
ヲ級「」撃沈
葛城妖精「」カツラギ!
葛城「妖精さん!」ギュ
葛城「ごめんね、本当にごめんね!」ポロポロ
葛城妖精「」ショウガナイヤツダ
125: 以下、
赤城「さ、帰りましょうか」
葛城「はい!」
リ級「」ザザァ
葛城「また深海棲艦!?しかもかなり沢山!」
赤城「やはりこの時間帯は不味かったですね」ゴクリ
葛城「どうしよう!赤城さんも消耗してるしこの数は無理だよ!」
赤城「……」
葛城「このままじゃ全滅しちゃう……私が我侭言わばければ」ジワ
葛城「ごめんなさい赤城さん……」グスッ
126: 以下、
赤城「葛城さん」
葛城「はい?」
赤城「大丈夫」ニコッ
葛城「大丈夫って……」
赤城「聞こえませんか?この音が」
葛城「え?」
ブロロロロロ
葛城「あれは……艦載機!?それも凄い数!」
ズドドドド
リ級「!」
葛城「凄い、あんなに居た敵が全員いなくなっちゃった……」
瑞鶴「待たせたわね!」ニッ
葛城「瑞鶴先輩……」
127: 以下、
瑞鶴「私の艦載機の威力はどう?」
葛城「凄いです!」
加賀「」ゴスッ
瑞鶴「いたっ!何すんのよ!」
加賀「敵を沈めたのはほとんど私の艦載機じゃない」
瑞鶴「うるさい!私のだって結構沈めたし!」
飛龍「何もこんな所でおっぱじめなくても……」
蒼龍「でもこの方が私達らしいね」
葛城「皆さん!」
加賀「大丈夫、赤城さん」
赤城「ええ、きっと来てくれると信じてました」ニコッ
加賀「当たり前じゃない」フッ
飛龍「だって赤城さんが後先考えずに無茶するのっていつもの事じゃん」
蒼龍「そこがいいんだけどね」
128: 以下、
瑞鶴「さ、帰ろ。お腹空いちゃった」
赤城「ええ、帰りましょうか」
葛城「終わったん……ですか?」
赤城「ええ。ね、大丈夫だったでしょう?」
葛城「うん……」
葛城「(皆が赤城さんをリーダーにするのはこういう事だったんだ……)」
葛城「(安心したら……眠くなっちゃった……)」グラッ
赤城「おっと!大丈夫ですか?」
葛城「」グゥ
瑞鶴「寝てる……」
加賀「戦場で寝るなんてまるで瑞鶴ね」
瑞鶴「どういう意味よ!」
129: 以下、
赤城「今日は色々ありましたからね。疲れが一気に出たんでしょう」
赤城「私がおぶってあげましょうか」
加賀「……」ゴゴゴゴ
飛龍「加賀さん、葛城ちゃんをそんな殺気を込めた目で見ちゃ駄目だよ……」ハァ
蒼龍「加賀さんったら」ハァ
瑞鶴「あら、後輩に嫉妬なんて随分器が小さいのね加賀さん?」
加賀「……そう」
加賀「じゃあ瑞鶴は私におぶさってもらいたくないのね」
瑞鶴「はあ!?」
加賀「今ならしてあげようと思ったのだけれど……」
瑞鶴「そそそそんなの興味ないし!」
加賀「五秒だけ待ちます。ごー」
瑞鶴「ふん!そんな子供扱いしたって無駄よ!」
加賀「よーん」
瑞鶴「私はもう先輩なんだから!」
加賀「さーん」
瑞鶴「おんぶなんて……」
加賀「にーい」
瑞鶴「……」プルプル
加賀「いーち」
瑞鶴「やっぱり乗る!」ダキッ
飛龍「加賀さんの方が一枚上手だったね」
蒼龍「やっぱり瑞鶴ちゃんは先輩になっても瑞鶴ちゃんだね」
瑞鶴「加賀がどうしてもって言うから仕方なくだし!」
133: 以下、
加賀「さ、帰りましょうか」
赤城「あの、ところで翔鶴さんは?」
加賀「……殿を任せているわ」
赤城「……」
―執務室―
提督「翔鶴さん、急に私の手伝いがしたいだなんてどうしたんですか?」
翔鶴「い、いえ!大丈夫です!働きたい気分なんです!」
提督「そう?じゃあ加賀さんにこの書類を」
翔鶴「加賀さんは今食事中なので!」
提督「そっか、じゃあ今度は瑞鶴に」
翔鶴「瑞鶴も食事中です!」
提督「じゃあ二航戦」
翔鶴「皆食事中です!だから今は無理です!」
提督「……」
翔鶴「……」ダラダラ
提督「……正規空母の皆が食事中なのに翔鶴だけ仕事かい?」
翔鶴「はい!」
提督「今日の下着は何色だい?」
翔鶴「薄いピンクです!」
提督「(これは重症だな……)」
提督「(また赤城さんが何かしてるのかぁ)」ハァ
134: 以下、
一週間後
葛城「赤城さん、私今日敵二隻も沈めたよ!」
赤城「それは素晴らしいですね!」ギュルルル
葛城「赤城さん、大丈夫?」
赤城「え、ええ。なんとか。お腹が空いて目眩がしますが……」
葛城「ごめんなさい……」
赤城「いえいえ、私が勝手にやったことですから」
瑞鶴「おーい葛城、訓練するわよー!」
葛城「あ、はいっ!」
葛城「赤城さん、罰が終わったら一緒にあんみつ食べようね!」
赤城「ええ、楽しみにしてます!」
140: 以下、
―執務室―
提督「……電」
電「はいなのです」シュタ
提督「赤城さんはちゃんと罰を受けてるかい?」
電「はいなのです。ちゃんとおやつ抜きは守っているのです。ですが相当辛そうなのです」
提督「赤城さんらしいね。後2日頼んだよ」
電「はいなのです」スゥ
136: 以下、
葛城「はっ!」バシュ
瑞鶴「はっ!」バシュ
瑞鶴「ふぅ、葛城も結構いい感じになってきたね」
葛城「そうですか?ありがとうございます!」
瑞鶴「そういえばどうだった?赤城さんと出撃して」
葛城「赤城さんは凄い人でした。瑞鶴先輩が言ってたことの意味がやっと理解できました」
瑞鶴「それはよかった」
葛城「それで私、目標ができたんです!」
瑞鶴「なに?」
葛城「いつか第一艦隊になって赤城さんと一緒に出撃したいです。あの人の隣で戦いたいなって」
瑞鶴「大きくでたねぇ」
葛城「はい!」
瑞鶴「あーあ、私も赤城さんみたいなリーダーになりたいなぁ。でも私は向いてないし」
葛城「そんなことないですよ」
瑞鶴「気休めはいいって。さ、訓練再開しよ!」
葛城「はい!」
瑞鶴「てやあっ!」バシュ
葛城「はあ!」バシュ
葛城「(瑞鶴先輩はあんな事言ってたけど……あの日、深海棲艦の群れを沈めて登場した時……)」
葛城「(一瞬だけど、勘違いかもしれないけど……瑞鶴先輩から赤城さんと同じものを感じたんだけど……)」
葛城「(これは黙っておこう……)」
葛城「(私もこれから頑張らなきゃ。待っててくださいね、赤城さん!)」

138: 以下、
終わり。赤城さんはお姉さん可愛いという事が言いたかっただけのss
今日か明日には依頼出しときます
141: 以下、
乙乙
しかし食いしん坊の模様
144: 以下、
乙。いいじゃないか食いしん坊娘可愛いだろう
145: 以下、
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電子の海から

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