【艦これ】響「不死鳥の止まり木」back

【艦これ】響「不死鳥の止まり木」


続き・詳細・画像をみる

1:
登場人物:提督,響,暁,雷,電.
ぴったり30レスで終わるはず。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439795128
2:
――――――――――――――――――――――――――
提督「お、おい響……ちょっと酔い過ぎじゃないか? いくら飲めるって言っても駆逐艦なんだし、そろそろ止めた方が……」
響「……ひっく。いいんだ、私は明日はオフだから……ひっく」
提督「いや、俺の管理責任が問われるんだよ……普段から小っちゃい子にあまり飲ますなって、妙高さんとか香取さんとか煩いんだぜ?」
響「大丈夫。自分で勝手に飲んでるだけだから……ひっく」
提督「そういう問題じゃなくてな……まあ既に手遅れだしな……今日は好きなだけ飲め! 俺が許す!」
響「言われなくてもそうするさ……司令官、頂戴」
提督「あ、俺がお酌するのね……はいはい響様の仰せのままにしますよ……」
3:
響「ばーしぱす……ところで司令官、話は変わるんだけど」
提督「なんだ? 俺の贔屓のチームがたった1年でJ2に降格しそうでヤバい話か?」
響「違うよ……それは響の知ったことではないから」
提督「酷い! 響の薄情者!! お前もJ2に落としてやろうか!!?」
響「わけがわからないよ……ねえ、私の話を始めてもいいかな?」
提督「お、おう……余計な茶々を入れて済まなかったな」
4:
響「うん……実はね……」
提督「……おう」
響「しばらく前から……『ハラショー疲れ』で悩んでいたんだ」
提督「……はい? ちょっとよく分からないんだが……もう少し詳しく!」
響「鎮守府の誰と居ても、ハラショーと言わなければいけない気がしてね。気が滅入ってたんだ……」
提督「ほう……そうだったのか」
響「私だってハラショー以外に言いたいこと、たくさんあるんだけどね……」
5:
提督「そりゃそうだろうな」
響「でも、皆は私にそれを期待しているみたいでね……」
提督「なるほどね……あっ!」
響「どうしたの?」
提督「そういや、何時からかハラショーハラショー言う子が増えたよな? あれも関係あるのか?」
響「大ありだよ!」
提督「お、落ち着けって……」
響「あっ、すまない……その原因が、諸悪の根源が、あのくそったれのアニメ撮影なんだ……ひっく」
6:
提督「そ、そこまで言うか……」
響「事実だからね。事実を言っただけで、何か都合が悪い事があるかな? 響はどこか間違ってるかな?」
提督「だ、大丈夫だ、問題ない」
提督(響ちゃん怖い……相当おかんむりだぞこれは……)
響「ねえ、司令官はどう思ったかな?」
提督「どう思ったって……アニメ撮影か?」
響「うん。特に私に関してね……ひっく」
7:
提督「そうだなあ、うーん……響がアニメに出て、俺も嬉しかったよ。響も、第六駆逐隊のみんなも、天使だなぁ……って」
響「……うん、ありがとう」
提督「でも……響は、ハラショーしか喋ってなかったような気がするなぁ……」
響「……そうだね」
提督「俺以外の皆もそう思ってたのかな……」
響「うん。皆の印象に残ってしまったらしくてね……あれ以来、私がリアクションをとる瞬間、一斉に視線が集まってきて……」
提督「なるほどなぁ……ハラショーを期待してる視線か」
響「うん……Блин, надоело……うんざりだったよ」
8:
提督「響はそういうの嫌がりそうだもんなぁ」
響「私は余計な所で目立ちたくないよ。目立つなら戦果とか功績がいい」
提督「立派だな、えらいぞ。監督としても使いたくなるよ、ゴールやアシストに貪欲な子は」
響「えっと……監督じゃなくて提督じゃないのかな?」
提督「……そうだね、うん。私は貴女の提督ですよ」
響「? うん、私の司令官だよ」
提督(私の司令官……私だけの司令官……言われてみたい……)
9:
響「司令官? さっきからちょっと変だよ。さては酔ってるね?」
提督「俺が変なのは元からだし、へべれけのお前に言われたくは……っていうか、ちょっと待て……あれれ??」
響「どうかしたの?」
提督「いや、気のせいかもしれんが……響とこんなに仲良くなったのって、アニメ撮影の頃からじゃないか……?」
響「!……ふふ……そうかもしれないね……ふふ……」
提督「な、何故笑いをこらえているのでしょうか……?」
響「ふふっ……奇妙な偶然もあるものだね……」
提督「え、マジで笑ってる理由が分からん……どういうことなの……」
10:
響「ふふふ……はぁ……可笑しいね」
提督「失礼ですが、可笑しいのは響さんの方ではないでしょうか……」
響「……司令官も、同じだと思ってたんだよ」
提督「お、同じ? 何が?」
響「ハラショーかぶれの皆と同じ、その内の一人ってね……」
提督「……なるほど」
響「でも実際は違ったんだ……司令官は、私に何も求めなかったから」
11:
提督「……つまり、響が俺と一緒に居るようになった理由は」
響「うん」
提督「ハラショーと言うことを……強いられていないと感じたから? もしくは俺がハラショーと言わなかったから?」
響「……まぁ、そういうことだね」
提督「えぇ……」
響「でも、私にとっては大事だったんだ。ノイローゼになりそうだったし……」
提督「そりゃ深刻な問題だが……」
響「そうだよ。それに、司令官に安らぎを求めた、とも言えるよ」
12:
提督「そう言われると聞こえはいいけどな……」
響「何が不満なのかな?」
提督「いや、ちょっと浮かれてた俺が馬鹿みたいだっていう話さ……」
響「……どういうこと?」
提督「あのラヴリーエンジェル響ちゃんに好意を寄せられてるのかな……なんて恥ずかしい自惚れもあった訳だよ」
提督「実際は、たまたま都合が良い相手だっただけ……ってな」
提督「まぁあれだ……正式オファーだと勝手に思い込んでたけど、実は飛ばし、エアオファーだったみたいな……」
提督「サムライブルーのエアKになった気分だな、はは……」
13:
響「……いいんだよ」
提督「へ?」
響「キッカケなんて、何だっていいんだよ。些細な事だよ……あれからずっと、私は司令官と一緒だよね」
提督「ま、まぁ……そうだけど」
響「確かに最初は、空気を読むのに疲れて、逃げてきたかもしれないけど……」
響「今は……ハラショーとか抜きで、司令官と居たいと思うようになったよ」
提督「響……」
響「今の私にとって、司令官は……」
響「司令官は……」
14:
響「と……」
提督「と?……」ドキドキ
響「止まり木……かな」
提督「と、止まり木……??? 俺は止まり木? 鳥が羽根を休めるやつ? ってことは響ちゃんは鳥さん?」
響「そうだね……私は、籠の中の鳥さ」
提督「……以前と何か違うのか……?」
響「違うよ。全然違うよ。戦艦クラスと秋津洲くらい違うよ」
提督「そ、そうなんだ……そりゃえらい違いだな……」
15:
提督「ちなみに以前は……?」
響「以前の司令官は……さしずめ縁切寺の坊主って所かな」
提督「なんだその嬉しくない例えは……」
響「まぁ……緊急避難所みたいなものさ。私は切羽詰まってたんだよ」
提督「うーん……よく分からんが、響の為になったなら何でもいいや……」
響「……ふふ」
提督「ど、どうした?」
響「私達、次は何に変わるのかな……?」
16:
提督「何にって言われてもな……すぐに思いつかないな」
提督「そもそも響は……って寝てるし……」
提督(あれだけ飲んでりゃ無理もないか……)
提督(さっさと暁型の部屋に届けてくるか)
提督「しかし……止まり木ねえ」
提督(そんな名前のスナックだかバーが在った気がするが……そういう意味じゃないよな……?)
提督(まぁ違うとは言い切れないが……)
提督「……なんにせよ、坊主よりはマシか」
17:
――――――――――――――――――――――――――
暁「響! いつまで寝てるの! そろそろ起きなさいよ!」
響「ん……いまなんじ……?」
暁「もうお昼よ。ヒトフタマルマル。オフだからって寝過ぎだわっ」
響「きのうすこしのみすぎてね……」
雷「駄目じゃない! 節度を持って飲まないと!」
電「なのです。隼鷹さんみたいになっちゃいますよ?」
響「うん、きをつけるよ……」
暁「ほら、顔洗って、歯を磨いて、目を覚ましてきなさい」
響「うん、ありがとう……」
18:
響「……」パシャパシャゴシゴシ
響「ふぅ……気持ちいいな」
響(私が寝過ごすほど飲んだくれるとはね……焼きが回ったかな)ニュルン
響(司令官と何を喋ったか、あまり覚えてない……)シャコシャコ
『司令官は、私に何も求めなかったから』
響「……あれ?」
19:
『それに、司令官に安らぎを求めた、とも言えるよ』
『今は……ハラショーとか抜きで、司令官と居たいと思うようになったよ』
『今の私にとって、司令官は……』
『止まり木……かな』
『私は、籠の中の鳥さ』
『私達、次は何に変わるのかな……?』
20:
響「う、うわあああああああああああああ!!!!!!!!」ダッシュ
暁「ぴゃあっ!?」
雷「ど、何処行くのよ!?」
電「歯ブラシ咥えたまま行っちゃったのです……」
雷「せ、洗面所にGでも居たのかしら……?」
電「ふにゃああああ!?」
暁「それは無いわよ。響は虫とか平気だもの……」
暁(もしかして、昨日の何かを思い出した、とか……?)
21:
――――――――――――――――――――――――――
響(お酒の勢いに任せてなんてことを……)
響(穴があるなら入りたい……穴掘って埋まっていたい……)
響(どんな顔で司令官に会えばいいんだ……)
提督「おう、響! よく眠れたか?」
響「!?」ビクッ
提督「歯ブラシ咥えたままふらふらしてると危ないぞ?」
響「ん?!!!!」ダッシュ
提督「あ、あら……何で逃げたし……」
22:
――――――――――――――――――――――――――
暁「あっ居た! 司令官!」
提督「(響の次は暁か)……おう、おはよう」
暁「お、おはようございます……ちょっと聞きたいんだけど、いいかしら?」
提督「んー?」
暁「昨日……響と何かあった?」
提督「……いや、特別何もなかったぞ。一緒に酒飲んだだけだ」
暁「ホントに……?」
提督「嘘吐いてどうするんだよ……俺はシミュレーションが嫌いなんだ。くたばれダイブ野郎どもってもんよ」
23:
暁「え……えっちなこととか、してない……?」
提督「……はい???」
暁「だ、だからっ! 響が叫んで走り去るなんて、普通じゃないっていうか……え、えっちなことしたの、思い出して、とか……」
提督「あのなぁ……そんなこと考えるお前が一番えっちだ」
暁「ぴゃあっ!? え、えっちじゃないわよっ! 司令官のバカ!」
提督「バカって言うほうがえっちだ、エロつきめ」
暁「え、エロつきじゃないもん! エロ司令官!」
24:
提督「……はぁ。本当に何も無かったよ。ガーディアン紙の移籍情報並みに信じていいぞ」
暁「よ、よく分からないけど……信じるわ。司令官、嘘言ってるようには見えないから」
提督「ありがとな。まぁ昨日気付いたことと言えば……響がいつもよりお喋りだったかもな」
暁「へ?……でも、それでああなるとは思えないわね……」
提督「……別に恥ずかしい暴露話とかも無かったしなぁ」
提督(俺にとって嬉しいような悲しいような話くらいだよな)
提督(都合のいい男とか、坊主とか、止まり木とか……流石に関係ないだろ)
25:
暁「うーん……それじゃ、司令官は関係ないのかもね。ごめんね、色々言っちゃって……」
提督「いや、全く気にしなくていいぞ。むしろありがとう」
暁「な、なんでお礼を言われてるのかしら……?」
提督(暁の口からえっちとかエロとか聞けたからな!)
提督「……あ、もしかしたら、部屋に送るときにおんぶしたからかな?」
暁「そう……なの?」
提督「まー止むを得なかったとはいえ、身体に触れてしまった訳だし、悪かったかもな。ごめんって、響に伝えておいてくれ」
26:
――――――――――――――――――――――――――
暁「あっ響! やっと見つけた!」
響「……やあ暁。さっきは取り乱してすまない」
暁「ううん、大丈夫よ。それより、司令官から伝言預かってきたわ」
響「えっ!?」
暁「ど、どうしたの? そんなに驚いて」
響「え、いや……何でもないよ。それで、伝言って……」
暁「えっとね……響をおんぶした時、身体に触っちゃったから、ごめんなさいって」
27:
響「……それだけ?」
暁「ええ、それだけよ。どうして?」
響「……いや、無ければ無いでいいんだ。ありがとう、暁」
暁「う、うん。どういたしまして」
響「ねえ、暁はお昼、済ませたのかな?」
暁「まだよ。響が起きてから、一緒に行こうと思ってたから……」
響「それじゃ、司令官も誘って、皆で行こうか」
28:
――――――――――――――――――――――――――
提督「響、どうかしたか?」
響「……うん。美味しいね、このパスタ。天龍いちおしなだけあるね」
提督「ああ、アイツは意外とこういうの詳しいもんな。ホントうまいわ」
響(司令官は昨日私が言った事、理解してないみたいだ)
響(さっき取り乱したのは、取り越し苦労だった訳だね……)
響(まぁ……だから楽なんだけどね。変に気を遣わなくていいから)
提督「パスタと一緒にワイン飲みたくなってきたな……」
雷「ダメよ、昼間からお酒飲むなんて! 昨日も飲んだんでしょ?」
29:
響(……でも、お酒はしばらく止めておこうかな)
響(何から何まで喋ってしまいそうだし……)
響(今回は大丈夫だったけど、次回はそうとは限らないしね)
暁「響、手が止まってるけど、もうお腹一杯?」
響「……いや、そんなことないよ。まだ食べられるさ」
暁「そう? それならいいけど……」
響(それに……酔っ払っていたら、『止まり木』から落ちてしまいそうで)
響(『止まり木』の次に変わるまでは、お酒はお預けだね……)
30:
――――――――――――――――――――――――――
響「マルマルマルマル。司令官、そろそろ切り上げたら?」
提督「そうだな……後は明日に回すか」
響「今日もお疲れ様、司令官」
提督「いやいや。響も、こんな時間まで付き合ってくれて、ありがとな」
響「うん、どういたしまして」
提督「……明日、二人で飯でも行かないか? ロシアの郷土料理の店、見つけたんだ」
響「それはいいね。是非お供させてほしいな」
31:
提督(あの日以来、しばらく響とは飲んでいない)
提督(でも、相変わらず彼女と一緒に居る。それは変わらない)
提督(結局、響が暴走した理由は分からず仕舞いだったけど……)
提督(こうして以前と変わらず、楽しそうにしていれば、それだけで十分だ)
提督(それに……いつか響から誘われる日が来る気がしている)
提督(『止まり木』の俺は、ただ、止まってくれるのを待つだけだ)
32:
おしまい
3

続き・詳細・画像をみる


子供の頃、家は流行らない商店で貧乏だった。

【育児】自宅には呼ばないくせに理由つけて上がり込む娘の友達が親子揃ってむかつく

【閲覧注意】毒ガスで死んでいく映像が怖すぎる

【悲報】野々村竜太郎さん、病む

のりピー、いきなり、「楽しかったなっしー」

深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

上京しててもう実家に戻ろうかと思ってる奴いる?

うちのねこの画像あげてく

日本でAVデビューしたアメリカ人留学生・アメリアちゃん「日本の男性は肌がキレイでいいですね」

「クーリスマスが今年もやっーてくるー」← これの対処法

「うるさかったから頭にきた」 隣家の犬を金属バットで殴った42歳男現行犯逮捕

「アニメ業界衰退の原因は違法ダウンロード!日本は円盤販売をやめてデジタル配信の強化を!」海外アニオタが訴える

back 過去ログ 削除依頼&連絡先