梨花「ドラえもん?」back

梨花「ドラえもん?」


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1:
ドラ「僕は君を助けるために未来からやってきたんだ。」
神様「魔法使いのオプションは一人でいいのですよwwwあうあうwwww」
梨花「とりあえず収納棚から出てきてもらえるかしら…なのです。」
4:
ドラ「で、ここはどこ?」
梨花「ここはボクのお家なのです。お休みなのでゆっくりしようとしていました。」
神様「なにも知らずに来たのですかwwww」
ドラ「あらら、僕は『のび太』って人を探してこの時代に来たんだけど…。」
梨花「今、「君を助けるために」って。」
ドラ「いやぁ、どうやらタイムマシンの調子が悪かったみたいで。」
梨花「タイムマシン?」
5:
ドラ「君はのび太くんを知らないんだね?」
梨花「しりませんです。」
神様「会話がかみ合ってないのですよwwww」
ドラ「知らないなら仕方ないなぁ。とりあえずタイムマシンが直るまでしばらく居候してもいいかな?」
梨花「いきなりお家の棚にブラックホールをあけておいてふてぶてしいのですよ。自己紹介していきさつを説明してください。」
ドラ「僕は22世紀から来た猫型ロボット、ドラえもんです。」
梨花「ドラえもん…。」
神様「見た目が狸のくせに猫型wwww梨花と正反対なのですwwwwにぱー(笑)」
梨花「黙って羽入、この青丸なら雛見沢を救えるかもしれない。」
神様「うおっサーセンwwww」
里芋「騒がしいですわね…。」
6:
ドラ「未来からある男の子を助けにこの時代に来たつもりが、時空を移動する乗り物が故障したみたいで…。」
梨花「この村に来てしまったのですね。」
里芋「きゃっ!狸っ!?」
ドラ「僕はタヌキじゃない!猫型ロボットです!」
里芋「ひっ!たっ、狸がしゃべりましてございましてよ!」
梨花「落ち着いてください沙都子、これは猫さんなのです。にゃーにゃー。」
ドラ「22世紀から来た猫型ロボット、ドラえもんです。」
里芋「ドラえもん?今考えたような名前ですわねぇ。」
羽入「22世紀の狸はネーミングセンスの欠片もないのですよwwwwあうあうwwww」
梨花「とりあえずしばらくは家にいることになりそうです。いいですね沙都子?」
里芋「私は別に構いませんけど…。」
ドラ「お世話になります。あと、僕のことはできるだけ人には黙っていてください。」
里芋「何故ですの?」
ドラ「あまり僕の存在が知れると少しやっかいだから…。」
里芋「わかりましたわ。」
7:
梨花「じゃあお昼も近いですし、簡単なご飯を振る舞いますです。」
里芋「少しだけ賑やかになりましてよー!」
ドラ「優しい人たちで良かった。あと浮かんでる君はあんまり調子に乗らないこと。」
神様「あうww明らかにこっち見てるのですwwwこっちみんなwwww」
ドラ「ふふふ。」
10:
ドラ「ごちそうさまでした。」
梨花「おそまつさまなのです。ドラえもんはこれからどうするのですか?」
里芋「私たちはお出かけいたしますけど…。」
ドラ「僕はここにいるよ。うかつに見られるとまずいし、タイムマシンも修理しなきゃならないし。」
神様「存在が知られたくないと言ってもwwwwボケ老人とKOOLと無垢ガキしかいない割に情報網ばかり張られているこの村では身を潜めるなんて無理ですよwwww」
ドラ「流石にそこまで情報は早く伝わらないよ。」
梨花「ッ!?ドラえもん、聞こえるのですか!?」
神様「聞こえてやがるのですwwww」
里芋「?」
12:
梨花「ドラえもんがいれば、もしかしたら今回は…。」
神様「ちなみに部活メンバーがこちらに向かっていますですwwあうあうwww」
ドラ「部活メンバー?」
梨花「ボクたちの仲良しグループのことです。」
里芋「今日は興宮で待ち合わせのはず…ドラえもんさん、見られたらまずいのではないですの!?」
ドラ「じゃあ、2階に隠れてるよ。」
ピンポーン
梨花「いらっしゃいませなのです。今日はどうしてこっちに来たのですか?」
K1「集合時間を間違えて伝えちまってな、迎えに来たんだ。」
レナ「だよ?☆」
里芋「あら、魅音さんはいらっしゃいませんの?」
K1「ああ、あいつは…」
ブロロロロロ…
14:
レナ「魅ぃちゃんはヘリで来てわざわざ2階から侵入するんだって。」
里芋「なっ!」
梨花「相変わらず空気読めてるのかいないのかわからないのです。」
神様「みおん自重ww何より行動が意味不明なのですwwww」
・3「ちょっ、嘘っ、たぬっ!」
ドラ「僕はタヌキじゃ…しまった!」
K1「ん?2階に誰かいるのか?」
梨花「ま…まぁみんななら話でもって大丈夫、よね…?」
神様「知らんがなwwww」
17:
ドラ「僕はドラえもん、22世紀から来た猫型ロボットです。」
レナ「よろしくね!」
・3「よろしく。」
K1「よろしく!ドラえもんって言ったか?」
ドラ「うん。」
K1「好きな属性は?好きなシチュは?」
ドラ「ツインテール(短)。入浴シーンを覗く快感。」
K1「魅音。」
・3「ん?」
K1「明日こいつ学校に連れてくぞ。」
・3「いいユォー…?」
24:
梨花「じゃあボクたちは行ってきますです。」
神様「かきむしる喉もなければロボットだから放っておいても安心なのですwwww」
K1「また後程じっくり、な。」
ドラ「おk」
27:
ドラ「さてと。タイムマシンの動かない理由がわからないなぁ。異常は見当たらないけど。タイムふろしきもだめか…。何らかの原因でこのあたりの時空が乱れているんだろうか。むやみやたらと時空移動をしない限りそんなことは…。」
神様「あうあうwwwそれは不思議だーwwww」
33:
ドラ「君は…ええと、そう言えば自己紹介はしたけどそっちからはまだだったね。君の名前は?」
神様「ドラえもんはイエスに名前を聞きますかwww釈迦に名前を聞きますかwwwwまだ意味がわかりませんかwwwwそれこそがあなたの罪なのですwwww」
ドラ「神様って呼べばいいのかな?」
神様「羽入って名前がありますですよwwww」
ドラ「じゃあ羽入ちゃん、この村について詳しく説明してくれないかな。」
神様「余裕しゃくしゃくの上に『ちゃん』付けで返されると焦りまくりんぐwwwwwww人口2000人くらいだけどほぼ全滅する予定のちんけな村なのですwwww」
39:
ドラ「全滅する予定?」
神様「はいなのですwwwメーテルが滅菌しちゃうのですwwww梨花には教えてやんねーwwww」
ドラ「まさに外道」
神様「…そうでもないのです。」
ドラ「?」
神様「このまま敵に立ち向かっても返り討ちが関の山なのです。今梨花にそれを教えれば、無限ループで大変になりますです。でも…」
ドラ「でも?」
神様「強ければ、力があれば、立ち向かえるはずなのです。そのためにも、僕はまだ梨花には教えてあげないのです。梨花たちはまだ、強くない。」
ドラ「そっか。129馬力が来たけど…」
神様「役に立たないのですwwwwガス散布りんぐwwww」
40:
ドラ「ガス?」
神様「火山性と偽って毒ガスがバラバラ撒かれるのですwwwwうはwwww言っちまったwwww」
ドラ「なんで止めないんだい?」
神様「軽く見積もってあと数十回時間巻き戻せるから大丈夫なのですよwwww」
ドラ「神様、タイムマシン直ったら通報しときます。」
神様「うっえwwwwぅぇwwww」
44:
神様「とりあえず人はいないからそのあたり茂み歩いて空気に慣れてきなさいですwwww」
ドラ「でも…。」
神様「沙都子の巣wwww」
ドラ「今なんて?」
神様「そこには沙都子が残した色んなものがたくさんありますですwwww空気というか沙都子に慣れるのですよwwww」
ドラ「フヒヒ、ありがとう羽入ちゃん!」
神様「いってらっしゃいwwwプギャーwwww」
50:
一方、圭一たちは…
K1「この人形、魅音にやるよ。」
・3「いらん。」
K1「即答かよ…。」
梨花「これは回避なのかしら…。」
レナ「じゃあレナが貰うね☆」
K1「ああ。」
・3「あのさ、おぢさん今からバイトだからその人形よこせじゃあヌェー。」
K1「なんなんだあいつは…。」
レナ「鉈手入れしとこー…。」
里芋「さ、ささ、帰りますわよ!」
K1「んじゃ、ドラえもんって奴に会いに行くか!」
52:
里芋「ただいまですわー。」
梨花「あら?羽入、ドラえもんは?」
神様「グロッキーwwww」
K1「わわ、ドラえもんがボロボロになって倒れてるぞ!」
レナ「はう?、傷ついたドラちゃんかぁいいよぉ?。」
K1「言ってる場合か!ドラ!ドラ!大丈夫か!?」
ドラ「う、う?ん。」
レナ「良かった、大丈夫みたいだね。」
里芋「何があったんですの!?」
ドラ「沙都子ローd…あの茂みを歩いていたらいきなり後ろ頭を強打されて、あとは何がなんだか…。」
里芋「それは私がトラップを仕掛けた!ドラえもんさん、下手をしたら死んでましたのよ!」
K1「それを平気で仕掛けた沙都子にも責任があるんじゃないか?」
神様「あうあうwwww」
54:
ドラ「で、お話し?」
K1「ああ、お前のこと知っておきたいしな。」
レナ「とりあえずさっきはこちらから名乗らなかったよね。私は竜宮レナ。仲良くしてね!」
K1「俺は前原圭一。改めてよろしくな。」
里芋「私は北条沙都子。よろしくお願い致しますわ。」
梨花「ボクは古手梨花。仲良くしましょうなのですよ。にぱー☆」
ドラ「ふふ、少しの間かもしれないけどよろしくね。」
55:
K1「未来から来たんだよな?」
ドラ「うん、信じてもらえるかどうかわからないけどね。」
レナ「私がずっと疑問に思ってたのは、なんでこの時代に来たのかなってことなんだけど…。」
ドラ「実はここに来るのは予定外のことだったんだ。」
K1「予定外?」
梨花「ドラえもんは、同じ時代の違うところに行こうとして失敗しちゃったらしいのです。」
レナ「なるほど。でも、なんですぐにその場所に向かわなかったの?」
ドラ「何らか…わかったんだけど…の力が働いて、タイムマシンが使えないんだ。だからしばらくこの村にいることになったんだよ。」
K1「ま、何にせよ新しい仲間だ。歓迎会といかないか?」
里芋「いいですわね!やりましょう!」
ドラ「ふふ。ありがとう。ちなみに机さえあればご馳走が出せるよ。」
K1「本当か?うっはぁ!」
;3;
神様「あうwwwwあうあうwwww」
58:
?翌日?
梨花「魅音、ドラえもんはどうしましたか?」
・3「先生に部活の備品だって言ったら割とすんなり。なんかポケットからレトルトカレーが出てきて「この機会は我が校に必要だわ!」って。」
K1「おいおい、ドラえもんはモノ扱いかよ。」
・3「んーまぁ機械だしヌェー。…禁句か。」
レナ「22世紀の科学力って凄いんだね。ドラちゃんみたいなかぁいいロボットを作れるんだもん。」
K1「こりゃ、レナお持ち帰りの数が増えるな。」
里芋「レナさん、ドラえもんさんは玩具じゃないんですからね。」
レナ「ぶーぶー。」
梨花(結局いつもと変わらないんだろうか…。ふとしたきっかけでこの平穏が壊れてしまうのだろうか…。)
神様「あうあうwwww」
59:
ドラ「部活?そう言えば誰かがみんなを部活メンバーって呼んでたね。どんな活動を?」
・3「わがぶはだな、ふくざつかするしゃかいにうんぬん」
ドラ「つまりみんなでゲームをして遊ぶわけだね。」
・3「そゆこと!手始めに…ジジ抜きをしようか。」
一同「くっくっくっ…」
62:
ドラ「あがり!」
梨花「え?」
K1「え?」
・3「え?」
レナ「え?」
里芋「え?」
神様「ドラえもんwwwwポケットまさぐってはほくそ笑んでやがるのですwwww」
梨花「成程、昨日みたいな便利な道具が使える訳ね。でもこれが必要なのは部活じゃなくて…。」
神様「梨花…僕は…。」
梨花「羽入、ドラえもんさえいれば惨劇が回避できるかもしれないわよ!」
神様「梨花…。」
67:
レナ「あ、ドラちゃんなんかいじってる!」
K1「まさかズルしてたってんじゃあ…。」
神様「バレたのですwwwwざまぁwwww」
ドラ「ズルじゃない!ちょっと…その…。」
・3「まぁ我が部は『勝つためなら何をしてもよし』としているが…見つかったからにはやめてもらうユォー!」
ドラ(携帯ではちゅねミクたんの画像を見てててきとーに勝負してたなんて言えないッ!)
70:
?その夜?
梨花「ドラえもん、話があるのです。ちょっとこちらに来てください。」
ドラ「ん?うん。」
梨花「これから話すことはいたって真面目な話です。いいですか。」
ドラ「うん。」
梨花「そうは見えないかもしれませんが…実はこの世界は危機に瀕しています。」
ドラ「羽入ちゃんから話は聞いたよ。」
梨花「本当ですか?」
ドラ「ああ、色々とね。もうすぐ沢山の命が奪われるとか。にわかには信じがたい話だったけど、そのときの羽入ちゃんの顔が至極真面目でね。」
梨花「たくさん?あ、確かにそう言う世界もありましたが…。」
ドラ(そう言えば梨花ちゃんが知らないことも話してくれたんだっけ。)
梨花「それで、ドラえもんに助けてほしいのです。ドラえもんの便利な道具があれば、かなり簡単にこの惨劇の連鎖を食い止められると思うのです。」
ドラ「…それはできないよ。」
75:
梨花「な、何故ですか!時をわたり、何も無いところからご馳走を出せるような力があるのに、それは無理なのですか!?」
ドラ「羽入ちゃんが、言ってたからね。『まだ強くない』って。僕は強くなりそうな人間を弱い人間にしたくはないし、それに…」
梨花「それに何よ!」
ドラ「君たちにだって時をわたる力はある。ちょっと選べないだけでね。それに昨日、何でもない食材からお昼ご飯を作り出していたじゃないか。僕は魔法が使えるわけじゃない。ただ少し進んでいるだけ。」
梨花「でも…でもっ!」
ドラ「君の言う『惨劇の連鎖』を直接くい止めはしない。でも、君たちが強くなるような努力はするつもりでいるよ。」
梨花「わかりました…。ごめんなさい、急に呼び出して。」
里芋「梨花ー!ドラえもんさーん!」
ドラ「ほら、ご飯みたいだよ。」
80:
神様「ドラえもんwwww」
ドラ「なんだい?」
神様「ちゃんとわかってくれてたみたいで感激なのですwwwwただのロリコンたぬきじゃなかったのですwwww」
ドラ「そりゃ、ね。あの時の羽入ちゃん涙ぐんでたし。顔赤かったし。説得力はあったよ。」
神様「言うなwwww顔からキムチwww」
ドラ「これと同じようなセリフ、違う男の子に用意してたんだけどね。」
神様「アッーwwww」
里芋「ロボ梨花ー!ご飯冷めますわよー!」
神様「ロwボw梨w花wwww」
96:
?3日目?
レナ「もうすぐ綿流しかぁ。」
ドラ「綿流し?」
レナ「雛見沢で毎年行われるお祭りだよ。屋台が出たりして賑やかなんだよ?。」
・3「そっか、もうそんな時期かぁ。」
ドラ「お祭りかぁ。未来のお祭りだとえっちぃマンガ本やらゲームが売ってるやつくらいしか知らないなぁ。」
神様「コwwミwwwケwwww」
K1「あはは、いやぁ楽しみだなぁ。」
梨花「そうですね…。」
里芋「梨花?心なしか元気がないような気が…。」
梨花「あ、ほら、奉納演舞の練習で疲れているのですよ!」
里芋「無理は禁物ですわよ?」
神様「綿流しwwww雛見沢の愚民どもが我が祟りに恐怖し布団の綿流しwwwwしょべぇwwww」
101:
梨花「じゃあボクはお祭りの練習があるので部活をお休みしますです。」
・3「あー、そうなるかぁ、1人欠けるとノって来ないし今日はお流れにする?」
レナ「そうだねー。」
里芋「ですわねぇ。」
梨花「みんな、すみませんです。」
ドラ「じゃあ僕は見に行こうかな。練習。」
里芋「それなら私も!」
K1「じゃあ俺も!」
梨花「みぃ、こうなっちゃうのでご遠慮ご遠慮ですよ。」
ドラ「そっか。」
里芋「じゃあドラえもんさんは私と帰りましょう。」
105:
?帰り道?
ドラ「沙都子ちゃんは今の生活をどう思う?」
里芋「いきなりどうしたんですの?」
ドラ「幸せ?」
里芋「それは、皆さんが仲良くしてくださいますし、何より皆さんといるのが楽しいですから。」
ドラ「今を大切にしたい。そう思ってる?」
里芋「ええ。ドラえもんさんみたいな新しい方に会うのも好きですから、本当の意味で今が大切なのかはわからないですけど。でもなぜ?」
ドラ「確認、かな。」
里芋「確認?」
ドラ「沙都子ちゃんが今をどう思ってるのか知っておきたかった。いきなり現れてこんなこと訊くのも変なんだけどね。」
里芋「ドラえもんさん、なんかよくわからないですわよ。」
ドラ「あはは、ごめんね僕もよくわからなくなってきちゃったよ。」
110:
?4日目?
神様「梨花wwww梨花wwww大変なのですwwww」
梨花「どうしたの、こんな朝早くに。」
神様「シュークリームがドラえもんに食われたのですwwwあげく不味いとか言って和菓子を要求しやがったですwwww」
梨花「あーそう。ふぁ?あ…。」
神様「あーそうじゃないのです一大事なのです吊し首です火あぶりですwwww」
梨花「どちらにせよ死ななさそうね…。」
神様「マイドリームをどうしてくれるのですかwwwこうなったら祟るのですwwww」
114:
?その日の午後?
K1「なんか虚ろな目をした梨花ちゃんにドラえもんに洋菓子の美味さを叩き込めと言われた!ここにとある店のティケットがあるっ!」
ドラ「エンジェル…モート…デザートフェスタ…?」
K1「なんかもう店のふいんき(←なぜか変換できない)でご飯一杯いけそうなくらいの美女のすくつ(←なぜか変換できない)らしいっ!」
ドラ「らしいって圭一くんは行ったことないの?」
K1「ぐっ、実はない。まぁ今日は店自体より洋菓子だ!たんまり食わせてやるからな!」
120:
ドラ「ふぅ、さてどれを注文しようか。」
圭一「まずは無難に苺ショート!あとはモンブランだな!」
ドラ「むしろ店員さんを注文したい。」
圭一「それは流石にまずいだろ…ドラえもん的に考えて…。」
ドラ「うぐ。まぁあまり見られ…ん?あれって魅音ちゃんじゃない?」
K1「あ、本当だ。魅音!みお?ん!」
ε・「ん?もしかして圭ちゃんですか?」
K1「おぅおぅ、「今日バイトだからー」ってこんな破廉恥な店で働いてたのかぁ?うひひひひ」
ドラ(よく見たら別人だなんて言えない。)
125:
ε・「ちがっ、私は魅音の双子の妹で」
K1「あっはっはぁ、照れるでない。友人のそういう趣味は大歓迎だ!」
ε・「だから、ちがっ、ほら、私こういうものです!」
ドラ「名刺渡すにせよ、なぜ僕なんですか!」
ε・「圭ちゃんよりは信頼できそうな青丸ですし。」
で、次の瞬間僕は名刺を音読。
ドラ「そのざき しね」
死にたかった。
134:
ドラ(向こうの席のおばあさんがなんか物凄く睨んでいる。もう攻魔法ダホマとか使いそうな勢い。)
K1「ドラえもん、頼む。やめてくれ。消される。」
ε・「あはは、無理やり訓読みされて困ったことはありましたけど死ね?」
ドラ「やめてください。スタンガンはやめてください。うたおんさんごめんなさい。」
K1「ドラえもん。お前もうしゃべるな。頼む。消されるから。」
ドラ(やっぱり洋菓子はよくないな…和菓子に生きよう。あ、電流が
142:
神様「あうあうwwwざまぁwwwシュークリームの恨みは虐殺の悪魔を殺戮の天使に変えるのですwwww」
梨花「だからって人を洗脳しないでください。性的な意味で。」
神様「あうあうあうあうwwwwwwきっとスタンガンを食らってショートしているのですwwwショートケーキ食う前にショートwww我ながらうまいwwww」
梨花「シュークリームなら買ってあげたのに…。」
神様「あうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうあうwwwwwwww気持ちの問題なのですwwww自己満足なのですwwwwオモシレwwww」
梨花「キムチ。」
神様「お休みなさいなのです、梨花♪」
152:
?5日目・入江診療所?
ミミミミ「じゃあ沙都子ちゃん、こっちでいつものテストしましょうね。」
里芋「ええ。」
梨花「…先生、沙都子は…。」
ロリ江「安定しています。2人のおかげで完璧な治療薬が作れる日も近いかもしれません。」
梨花「そうですか。早くできるといいのです。」
ロリ江「ええ、それまでは私も頑張っていきます。沙都子ちゃんのメイド服姿…むふふふ。」
梨花(この人は飛来するか薬作るしか脳がないのか…?)
159:
?帰り道?
里芋「もう肩の凝るテストとお注射はうんざりですわ。」
梨花「まぁ、おかげで今の生活ができているのですから…。」
ドラ(とりあえず燃料にはなったよ、2人のあの姿は。フヒヒ。ナースさんに分解されかけはしたけど。)
里芋「まったく…あ、あの人は。」
162:
時報「やぁ、梨花ちゃんに沙都子ちゃん。…と何か。」
梨花「富竹!久しぶりなのです。」
里芋「お久しぶりでございますわ。」
ドラ「はじめま」
時報「2人とも入江先生のところからの帰りかい?」
ドラ「…無視ッスか。」
時報「ああ、びっくりした。喋れるんだ。」
ドラ「…(それだけスか)。」
梨花「はいなのです。富竹も入江のところに行くのですか?」
時報「ちょっと用事がね。」
神様「時報時報wwwwwwww」
167:
里芋「さては鷹野さんと…うふふ。」
時報「…『うふふ』は深読みしなくていいんだよね?」
里芋「んー?深読みってなんですのー?」
時報「あはは、参ったなぁ。じゃあまたね!」
梨花「はいなのです。」
神様「まぁ時報はもうすぐ時報なのですwwwあうあうwwww」
里芋「さて、今日はお夕飯どうしましょうかしら。」
梨花「鶏さんと大根さんがあったはずなのです。」
神様「和食wwwwあうあうwwww」
ドラ(梨花ちゃんは今までずっとこの神様に耐えてきたのか…?)
175:
?その日の夜?
神様「あうあうwwwドラえもんwwww」
ドラ「どうしたんだい?」
神様「シュークリームをたらふく食べたいのですwwwwシュークリームwwww」
ドラ「いや、それは梨花ちゃんがたらふく食べたくないと無理だよ?」
神様「たらふくあれば次元など超越してやるのですwwww立体化wwww嘘です無理ですwwwwちなみ富竹は時報なのですwwww」
ドラ「まぁシュークリームならおごってもいいよ。はい。」
神様「なんなのですかこれはwwww小泉純一郎って誰ですかwwww100000札ってナメているのですかwwww」
ドラ「あ、そうか使えないか…。じゃあこの合成鉱山の素を…。」
183:
?6日目?
神様「シュークリームを大量生産したはいいですけど梨花が食べてくれないのですwwwそりゃ朝っぱらから土壁に埋まったシュークリームを食べたくない気持ちは分かりますがwwww」
ドラ「とりあえず村救いたいなら気を引き締めろってことだと思うよ。」
神様「道具だしておいてそれですかwww多分近い将来ネタにされて叩かれますですよwwww」
ドラ「だが断る。」
神様「うはwwwそういえば今日は学校に行かないのですかwwww」
ドラ「タイムマシン使えないかなーってね。」
神様「使えませんwwwwオヤシロバリヤー(笑)」
ドラ「やっぱり意図的に使えなくしてたんだね。薄々感づいてたけど。」
神様「人類を超越した存在だからいいのです←結論wwwwwwww」
192:
ドラ「君は僕を時の流れの中で見つけ、ここに縛り付けた。そういうことだね?」
神様「はいなのですwwwやっちまいましたwwww」
ドラ「羽入ちゃんのみんなを救いたい気持ちは本当。ってことは僕が必要だったんだよね?」
神様「あわよくば利用して手足になってもらおうと考えたのですwwww」
ドラ「ふうん。で、僕はいまその手足になってるの?」
神様「とりあえず今のドラえもんの階級は『シュークリーム製造機』なのですwwwwなってないワロタwwww」
195:
ドラ「じゃあなんで僕はここにいるの?」
神様「…。」
ドラ「羽入ちゃん?」
神様「な、なんとなくですよwwwポンコツもいつか役に立つかもしれないのですwwww」
ドラ「なんとなく、ねぇ。」
神様「…。」
196:
神様「確かにイタズラしましたし嘲笑もしましたしスタンガンも差し向けましたけどそういうネチネチした言葉回しやめてくださいです…。」
ドラ「え?あ、僕はただ存在理由が訊きたかっただけで…。」
神様「嘘はよくないのですwドラえもんの顔ちょっと楽しそうだったのですww」
200:
ドラ(まずい…絶対今分岐イベントだ…フラグの気配ビンビン…。選択肢間違えたら間違いなく死ぬ…。)
神様「ドラえもんw返事がないのですよww」
ドラ(うわぁ選択肢がない、やばいかける言葉が思いつかないってロボットとしては致命的じゃないか。)
神様「ドラえもん?」
ドラ(これじゃあ放置プレイじゃないかなんて卑猥なんだ。そうじゃなくてあああ あ あ あ
204:
ドラ「羽入ちゃん、今、一つだけ確認しておきたいんだけど。」
神様「なんですかww」
ドラ「どんな意味でもいい。僕は必要?」
神様「…まぁそう言われればそれを認めるのにやぶさかではないのですw」
ドラ「うん、じゃあいいんだ。ありがとう。じゃあ僕はそのあたりを見て回ってくるよ。」
神様「あ…。」
ドラ「ん?」
神様「あうあうwwwwwwwwいってらさいwwww」
209:
?そのころ、学校では?
レナ「今日はドラちゃん来てないんだね。」
・3「最強のライバルだったのになぁ。」
K1「仕方ないだろ、あいつも大変なんだよ。ショートしたりとか。」
レナ「あ、すっかり忘れてたけど、明日って綿流し…。」
・3「いやうっかりおぢさんとしたことが!今年はろっきょーばくとうができそうだヌェー!」
レナ「ドラちゃん来れるといいけど…。」
215:
?田圃道?
ドラ「そういえば明日は綿流しってお祭りだったな。みんなと楽しくやれるかな。僕が行って迷惑じゃなければ…んっ、車っ!?」
避けようと思ったが、もう遅かった。
車は僕に直撃。
跳ね上がっていくのが、よくわかった。
車が。
220:
ドラ「うわぁ、早く中の人を助けなきゃ!…無事みたいだね。引っ張り出そう。ぬけだし…てっぺい☆っ!」
意外と簡単に救出。
こちらの不注意なのになんだか申し訳ない。
出てきたのがサングラスをかけた『いかにも』な人だったときは戻そうかと思った。
224:
ドラ「大丈夫ですか?」
葛西「え、ええ。どうにか。いや、何があったんでしょうか。走っていたら急に…。まぁいいです。ご恩はいつかお返しいたします。」
ドラ「あっ、ちょっ、悪いのは僕…。行っちゃった。」
230:
?同時刻・梨花の家?
梨花「ただいまなのです。」
里芋「ただいまでございますわー。」
神様「あう?あ?うあ?wwww」
梨花「あら、どうしたの鼻であうあう言って。」
神様「あうあうwwwあうあうが嘲笑意外に使えるって初めて知ったのですwwwwww」
梨花「?」
236:
?同日・深夜?
神様「明日は綿流しなのですwww」
梨花「ええ。」
神様「今回は時報のアイデンティティを奪ってやろうと思っているのですがどうですかwwww」
梨花「富竹を助けるってこと?」
神様「そうなのですwww時報に密着してれば死ぬのを止められるのですwww時報を慣らせない時報ざまぁwwww」
梨花「言わんとすることはわかったわ。ドラえもんにも協力してもらいましょう。」
神様「流石梨花wwww」
梨花「何が?」
神様「なんでもないのですよwwwwまた明日wwww」
240:
?7日目・古手神社?
神様「今日は何の日wwwふっふーwwww」
梨花「少しテンションを下げなさい。一応あなたが主役なのよ。」
神様「僕なんかいないも同然なのですwww布団にクワ振り下ろす梨花が真のwww主役wwwwwwwあうあうwwwww」
梨花「私、死んでなかったら殺してるわよ。あんた。」
神様「はいはいこわいですねwwwwwwwうっはうぇwwwwwwww」
梨花「キムチ。」
神様「頑張るのですよ、梨花!」
242:
?少し前?
レナ「あ、ドラちゃん来たよ!」
K1「おう、心配したんだぞ。」
ドラ「ごめんごめん。昨日はちょっとタイムマシンをみてて。」
・3「今日は屋台で勝負だからヌェー!覚悟しヌァー!」
梨花「ちゃんと来てくれてよかったのです。」
里芋「ちょっとだけ心配しましてよ。」
ドラ「ふふふ、なんか魅音ちゃんだけやけにテンション高いね。」
・3「はうっ!」
レナ「あはは。で、どこを回る?」
・3「そりゃもうたこ焼き綿菓子鯛焼き…いろいろさ!勝負は負けないからヌェー!」
284:
・3「次はあの射的で勝負だユォー!」
レナ「よ、よかった。レナはもう食べ物はこりごり…。」
K1「俺もだ。やっぱりこういう競争が必要なんだよな、うん。」
ドラ「確かに今までのは勝負というか意地の張り合いだったもんね。」
・3「ルールは簡単。射的ですごいのを落としたら勝ち。誰からやる?」
里芋「じゃあ私からやらせていただきますわ。善は急げ、ですの。」
・3「あ、おぅおぅ、ふわぁ、キャラメルとかの狙いやすいやつ持って行っちゃったよ。」
ドラ「無難な選択だよね。自分以下が1人でもいれば負けにはならないんだから。」
レナ「じゃあ次は私がやる。かぁいいくまさん、お持ち帰りぃ?!」
・3「当たり、当たり、当たり…。駄目だったみたいだヌェー。」
285:
K1「よし、じゃあ俺がうまい汁を吸わせていただきます。」
・3「お、圭ちゃんも熊狙いか。…あ、外した。あ、当たった。…くっくっく。」
K1「ちっくしょ、あと一歩だってのに!」
・3「じゃあ次はおぢさんがやるヌェー。」
ドラ「キャラメルの箱を1つだけ落としてあとは熊狙い…。最下位だけは免れてかつ1位を狙ってくるとは。」
神様「解説乙wwwwwwww」
梨花「では次はボクなのです。」
ドラ「キャラメルとチョコレートが1箱ずつか。なかなか。」
神様「解説乙wwwwwっぅぇwwww」
ドラ「じゃあ最後は僕。熊、狙ってみようかな。」
ドラ「この手じゃ引き金が引けない…。」
287:
時報「ん?あぁ、みんな。」
ミミミミ「こんにちはぁ。」
K1「あ、富竹さんに鷹野さん!来てたんですか。」
ミミミミ「ジロウさんがどうしても来たいって言って、ね?ジロウさん?」
時報「あ、あははは、参ったなぁ。ところで君たちは何を…射的かい?腕が鳴るねえ。僕にもやらせてよ。」
神様「お前の腕は今日は自分の喉に使いまくりですからこんなところで使ったらいかんのですwwwww偉い人にはそれがわからんのですwwwwwwww」
K1「すげぇ、3発とも熊のおでこにクリティカル…落としやがったよ。」
時報「でも、みんなが今までちまちま動かしてくれていたおかげだよ。ずいぶんとやりやすかったよ。ほら、レナちゃん、あげるよ。」
レナ「はう、いいんですか!?」
時報「みんなで力をあわせてとったものだろう?最初に狙ったのはレナちゃんだしね。」
ミミミミ「あらぁ、ジロウさん。いい所があるじゃないの。」
時報「ふふ。」
K1「ところでなんでレナが最初に狙ったこと知っ…」
時報「じゃあまたね。」
神様「時報自重wwwwwwww」
289:
?綿流し祭・奉納演舞?
神様「あうあうwww時報の監視にはドラえもんをつかせましたのですwwww何かあったら助けてくれるそうなのですwwwwあうあうwwwwwww」
神様「今回の世界はうまく行くかもしれませんwwwwあうあうwwwwっうぇwwww」
梨花(静かにしててください。お願いだから。)
神様「あうあうあーwwww」
291:
ドラ(あれは…祭具殿?)
時報「開いたよ。」
ミミミミ「ついに入れるのねぇ。」
ドラ(合法的な侵入じゃなさそうだな。)
時報「あまり時間もないから急いで見るんだよ。」
ミミミミ「はぁい。」
ドラ(入っていってしまった…。覗いてみるか。)
神様「あうあうwwwwはいはい違うのです違うのですwwwwどたばた(笑)」
ドラ(鷹野さんたちの声はよく聞こえないのになんで羽入ちゃんの声はあんなに通るんだよ…。)
295:
ドラ(でも、殺される気配なんて…。ん、自らの喉をかきむしって死ぬんだっけ。首に鉄枷でもはめてやればいいのに。)
神様「鷹野は嫌いなのですwwww嫌いなのですwwww台本通りぅぇwwww」
ドラ(とりあえず神様。黙ってください。)
297:
ドラ(あ、タイムテレビを使えばどう死ぬかわかるじゃないか!よし、ちょっと見てみよう。)
ザザ…
??「あらそう、残念…。」
ザザ…
富竹「うぉおおうっでぃうぉおお!」
ザザ…
ドラ「…よくわからないなぁ。タイムテレビにも不調が…?」
神様「物語を面白くするのですwwwあうあうwwww」
ドラ「…。」
神様「前も言いましたがww梨花たちは自分で運命を切り開かなければいけないのですwww」
ドラ「富竹の死因はそんなに重要なんだ?」
神様「重要だけど教えてやるのですwwww死因はL5なのですwwはい意味がわかってないwww残念でしたwwwwwwww」
ドラ「レベルファイブ?何かの病気の進行具合とか?」
神様「あうあうwwwそうなのですwwwwバレたのですwwwwっぅえwwww」
299:
ドラ「いやだって普通自分の喉はかきむしらないし。」
神様「病気も普通じゃないのですよwwww竜ちゃんが都合よく作った症候群(笑)なのですよwwww愚民どもは100年以上それで踊り狂ってましたですwwwwあうあうwwwwwww」
ドラ「それが発症すると喉をかきむしって死ぬんだね。」
神様「間違っちゃいないけどもっと怖wwwwいwwwwこwwwwとwwwwがwwwwww」
ドラ「怖いこと?」
神様「KOOLになってあじゃぱーなのですあうあうあーwwww」
ドラ(お願いです。普通に会話してください。)
303:
神様「あうあうwwwwとりあえず症候群のことはわかったですねwwwwwwww」
ドラ(わざとか?この質問はわざとなのか?)
神様「わかるわけねぇwwwwwwノリツッコミwwwっうえwwww」
ドラ「ちゃんと教えてくれないかな?」
神様「発症すると頭に蛆がわいて思考回路がトゲトゲになっちゃいやがるのですwwwあうあうwwwwあと過度の妄想癖がでますですよwwwwwwww>300が聞こえないwwwwwwww」
ドラ「危険だね。」
神様「ここ最近の世界では時報しか見てないのですwwww圭一時代は泥沼でしたあうあうwwww」
317:
ドラ「とりあえず先回りして入江診療所に行こうと思うんだけど。」
神様「時報はホテルに泊まっていますですよwwww」
ドラ「いや、さっきタイムテレビで見た一部が診療所にそっくりだったから、ね。あとは勘。」
神様「イヤに勘のいいロボットなのですwwww」
ドラ「勘、か。ロボットにはもったいない機能だね。」
神様「そんなことないのですwww勘を頼りに失敗するドラえもんであうあうできるのですよwwwwwww」
ドラ(結局無駄じゃないか?)
神様「あうあうwwww」
320:
?同日某時刻・入江診療所?
ドラ「ここがさっき見えた部屋だな。ん?あからさまに怪しげな注射器が…。」
神様「あうあうwwww割っちまえなのですwwwwwwww」
ドラ「H173…か。『アレな薬。天国へといざないます。』?…ビタミン剤とすり替えておこう。」
神様「入江は薬厨ですかあうあうwwww」
ドラ「お遊びはいいとして、さてどうしよう。」
神様「『自分で思考したまえ。君の頭は飾りかね。』wwwwwwww」
ドラ「あ、ごめん羽入ちゃんには訊いてない。」
神様「うっはwwwwヴァージンハート崩壊wwwwwwww」
322:
ドラ「とりあえず表に出て富竹さんを待つか。って、いたよ。」
時報「ドラえもんくん?どうしたんだい?」
ドラ「梨花ちゃんが「富竹さんが危ない」って言うからとりあえず診療所に立ち寄ったんですけど、開いてなくて。」
神様「訳:フープ使って入りましたサーセンwwwwwwww」
時報「あはは、確かに梨花ちゃんがそんなこと言ってたね。」
ミミミミ「私がついてる限りジロウさんは死なないわよ。ふふ。」
ドラ(確かに仲よさそうだし、鷹野さんは時報…富竹さんより強そうだし。今日は大丈夫かな。)
神様「あうあうwwww茶番茶番あうあうあーwwwwwwwwwwww」
324:
ドラ「では僕はこれで。」
神様「あうあうwwwwもっとキレ者だと思ってなかったので大して失望もしていませんのですwwwwwwww」
ドラ「?」
神様「あうあうwwww」
ドラ「とりあえずうち…梨花ちゃんの家に戻ろうか。もうみんな帰っちゃってるだろうし。」
神様「『うち』で問題ないのですよw無理やり家族認定してやったのですww」
ドラ「…ありがとう。」
神様「…はぁ。もうだめですね、僕も。時報は死ぬし…。」
ドラ「羽入ちゃん?」
神様「はっ。な、なんでもないのですよ!」
ドラ「いつもの余裕が消えてるけども。」
326:
?同日・入江診療所?
メーテル「只今より、滅菌作戦を開始します!」
オコノミ「富竹二尉はどうしますんね。」
メーテル「山の中に捨てておきなさい。目を覚ませば症候群の末期症状で勝手に死ぬわ。」
オコノミ「了解ですんね。」
負狗「では鷹野三佐、ご指示を。」
メーテル「そうね、とりあえず…」
328:
富竹「…うーん。ここは…。」
見れば、暗い夜道。
何故僕はこんなところに?
先刻の記憶が徐々に蘇ってくる。
『終末作戦』?
バカげているとまで言ったな。
雛見沢症候群滅菌作戦。
ただの大量虐殺じゃないか。
そう言うと、処分したはずの注射を打たれ、薬をかがされ…。
富竹「あれが本物なら、なぜ僕は生きているんだ?今頃L5に陥っていてもおかしくないはず。」
むしろ健康的になったのは気のせいなんだろうか。
332:
?8日目?
梨花「今日はあのニュースを聞かなければいいけど。」
神様「あうあうあうあうwwww無理なのですwwww」
梨花「ドラえもんはうまくやってくれなかったの?」
神様「惜しかったですwwww」
梨花「本人はうまくやった顔してたけど…。」
神様「みんな知らない僕知ってるwwwwwマンマミーヤwwwwwwww」
圭一「なぁ、いま興宮から来た警察の人と話してたんだが…。」
・3「どうしたヌォー?」
K1「診療所の鷹野さんが失踪したそうだ…。」
里芋「そ、それ本当ですの!?」
K1「昨日の夜から行方不明らしい…。」
神様「あうあうwwwwなんかいつもと情報が違うのですwwwwwwww」
梨花「富竹の死は日常茶飯事と認識されたのかしら?」
339:
?授業?
先生「…で、古代インダス文明のカレーがジェネレーションギャップを乗り越え日本に渡来したのですが…」
・3「圭ちゃん圭ちゃん。」
K1「ん?」
・3「さっきの話だけど。」
K1「ああ、俺が聞いたのはあれだけだよ。」
・3「あの鷹野さんが突然失踪なんて、やっぱりオカルト研究とかしてんじゃないかなーって。」
K1「確かに大の大人なんだしちょっといなくなったくらいで警察は騒がないよな。入江先生とか誰か親しい人が一緒に死んでたりすれば怖いことになるが。」
レナ「ねぇねぇ、もしかして鷹野さんをよく知ってる人が通報したんじゃない?今の話にあったように鷹野さんは大人なんだし、そう考えるのが自然だよ。」
K1「なるほど…。」
神様「バーローwwwwwwww」
先生「そこ!カレーの話を聞きなさい!」
ドラ(『静かにしなさい』だろ…常考)
343:
?同日同時刻・入江診療所?
富竹「入江所長。」
ロリ江「なんですか?私はこれからさとk…プライベート・レッs…タイムなんですが」
富竹「少しお話があります。」
入江「…?いつになく真剣ですね。そういえば今日鷹野さんが見えないのですが。」
富竹「そのことなんですが…。」
346:
富竹「…これが、昨日あったことです。」
入江「なんという…。」
富竹「どうやら山狗部隊も三佐の指揮下のようです。番犬部隊を呼び、抑圧するのが最善手かと思われますが…。ん?」
大石「こ?んにちは?。興宮署の大石と申します」
入江「署…警察署の方ですか?」
大石「いえですね、鷹野三四さんが失踪された、とそこの富竹さんから聞きましてね。事情聴取を、と。」
入江「かまいませんよ。こちらへ。富竹さん、それについては後程。」
富竹「はい。」
347:
?同日・某所?
メーテル「ジロウさん…富竹が死んでいないですって!」
オコノミ「そのようですんね。」
メーテル「まずいことになったわ。もし終末作戦が明るみに出たら大変なことになってしまう…。富竹の動向は!」
負狗「はっ!只今入江先生とお話をされているとのことです。」
負狗「警察の無線を拾ったところ、『鷹野三四が失踪した』との通報のみです。」
メーテル「まだ明るみには出ていないのね。今すぐ診療所に部隊を送りなさい!」
負狗「はっ!」
メーテル「ふふふ。大仕事にはこういうドキドキも必要よね。」
450:
?学校の帰り道?
レナ「っ!?」
K1「どうしたレナ?」
レナ「何か音が聞こえない…?パンパンって連続的に。」
・3「本当だ!聞こえるユォー!」
K1「沙都子のトラップに誰かひっかかったかぁ?」
レナ「それならいいけど…。入江先生の診療所の方な気がするの。」
・3「あっちに沙都子のトラップは殆どないユォー。」
K1「なんか怪しい匂いがしてきたな…。」
454:
?一方の帰り道?
里芋「梨花、聞こえましたわね?」
梨花「はいなのです。」
ドラ「僕の乏しい人生経験からして、あれは銃声だね。間違いなく。」
里芋「銃声っ!?」
梨花「ナイフやバットや水鉄砲は経験があるけど本物の銃が響くのを聞くのは初めてね。」
ドラ「どうする?向かってみる?」
里芋「嫌な予感がいたしますけど…。そうだ、ドラえもんさん、何か武器とまでは行かずとも護身になるようなものはなくて?」
ドラ「空気砲、なんてどうかな。」
梨花「魅音が来たら渡してあげなさいなのです。他には?」
ドラ「あと使えそうなのはこけおどし手投げ弾。破壊力は全くないけど爆音で牽制できるよ。これとこの石ころ帽子を使えば覗きにくらいなら行けるはずだよ。」
梨花「たのもしいのです!では少し行ってみましょうなのです。」
神様「僕空気wwwあうあうwwww」
457:
?入江診療所前?
入江「考え直してください!なぜ…こんなことをっ!」
富竹「君たちは僕らの味方じゃなかったのかい!」
負狗「それ以上に三佐の味方ですので。今までは牽制射撃でしたが、おとなしく我々の言うことに従っていただけないのなら…。」
入江「くっ…、万事休す、ですか…。」
負狗「では富竹二尉はあちらへ。鷹野三佐から話があるそうです。入江二佐はこちらで話を。」
K1「待て!何をして…ッ!」
負狗「ん?これはこれは。」
K1「銃…本物かよ、それ…。」
負狗「なんならあなたで」
460:
神様「どかーんwwwwあうあうざまぁwwwwwwww」
負狗「ぐおっ!なんだこの音はっ!」
梨花「圭一!入江!今すぐその場から離れるのです!」
K1「なんだか知らんがそうするッ!」
入江「助太刀感謝します!」
富竹「助かったよ!」
梨花「い、今富竹がいましたのです!」
里芋「いて何が悪いんですの!私たちも逃げますわよ!」
462:
?同日・トラップ山?
里芋「ここなら安全ですの。あの程度の数なら野兎より簡単に狩れますわよ。」
入江「助かりました。噂をすればなんとやらと言いますが本当に山狗が来てしまうとは。」
梨花「山狗?」
富竹「それを説明すると長くなるよ。…大丈夫ですよね、入江所長。『東京』のこと…。」
入江「メガホンがあれば私が村中に叫んで知らせてるくらいです。かまいませんよ。」
富竹「まず僕たちがとある組織に所属してるところから話さないといけないんだけどね…」
簡潔にまとめるとこうだ。
富竹たちが所属している『東京』という組織があり、その活動の一端で雛見沢症候群についての研究を行っているらしい。
そして、その『東京』の直営部隊の一つが山狗らしいのだ。
富竹「…わかったかい?」
里芋「症候群とかよくわかりませんけど、富竹さんの仲間が何故このようなことを?」
富竹「…鷹野…さんだよ。」
464:
梨花「鷹野?鷹野は失踪したって…」
入江「富竹さんが東京の事情を外部に漏らさないよう配慮してくださったんです。しかしそのせいで先ほど大石さん…がっ!?」
富竹「あっ!」
里芋「どうしたんですの!?」
神様「クラウド置いてけぼりwwwwwあうあうんっふっふwwwwwww」
470:
?入江診療所?
大石「んっふっふ、助かりました。」
ドラ「いえいえ。」
レナ「レナ達もいきなり飛び出しちゃったからびっくり。隠れられてよかったよ。でもドラちゃんすごいね!壁紙でお家をつくるなんて。」
・3「やるヌェー。」
ドラ「僕がすごいんじゃないんだけどね。」
大石「しかし、どうしましょう。見つかりにくい場所だとは言えそれなりの大きさの入り口、いつ見つかるともわかりませんよ。」
ドラ「正直に言ってここから先は考えてません。相手が飽きるまで引きこもるしか…。」
・3「多分あいつら、飽きる前に爆破するだろうヌェー。あっはっは。」
大石「笑っている場合では…」
・3「まぁ、見てなよ。」
レナ「ドラちゃん、こんなときにどうにかなる道具はないのかな、かな?」
ドラ「どうやら空間転移系の道具は使えないみたいなんだよ。この道具が使えただけでもびっくり。となるともう迎え撃つしか…。」
大石「ッ!?今までと違う銃声が!」
・3「来た、ヌェー。」
476:
ε・「お姉!無事ですか!返事を!」
・3「そっちは大丈夫!?」
葛西「うちの鉄砲玉を数人連れて来ました。外の敵は食い止めていますから皆さんは裏から逃げてください。」
ドラ「お言葉に甘えるよ。ってあなたは…。」
葛西「仁義ですよ。」
ドラ「ありがとう!」
神様「葛西は何も悪くないですけどねwwwwwww」
ドラ「うぐ…。」
478:
?おまけ・ある日の1コマ?
・3「圭ちゃんから人形奪った。」
ε・「あはは、お姉は強引ですね。純愛にはまだまだ遠いです。」
・3「むっかー!詩音だって詩音だって!」
ε・( 優 越 感 )
480:
?入江診療所・裏口?
レナ「これからどうするの?」
大石「表のドンパチを耳にする限りはこの山に登るのが逃げ道ですがね。」
ドラ「死にたくないならお勧めしません。」
・3「そこには沙都子のトラップが仕掛けられててかなり危険だからヌェー。」
大石「困りましたねぇ。」
ドラ「イチかバチか…空を飛んでみます?沙都子ちゃんたちが見えればそこに着陸して…。」
一同「…。」
ドラ(なんだこの白く冷めきった視線の数々は…。)
485:
・3「なにこれ?」
ドラ「これを頭に乗せると飛べるんだよ。」
大石「そいつはすごいですね、試してみましょう。」
ドラ(棒読みは痛い。)
レナ「こうでいいのかな?あ、軽く吸い付いたよ。」
・3「おお。本物じゃ?ん?」
ドラ「じゃあいくよ、せーの、」
ドラ「あ、そういえば充電…。」
一同「…。」
ドラ(うううぅぅ…)
510:
ドラ「人生やりなおし機とか見つかりましたけど…。」
大石「さぁて、これからどうしましょうかね。」
レナ「何にせよ決断は早い方がいいよ。感づかれると危ない。」
・3「死を覚悟して山に入るかヌェー?」
ドラ「うぐぅ…たいやき…。あ!」
レナ「どうしたの?」
ドラ「そういえばこの近くに一つだけ抜け穴がある!」
・3「今度はハッタリじゃないよヌェー?」
ドラ「梨花ちゃんが毎晩掘らされ…掘ってたせいでいろんなところに通じたとかなんとか。地下なら安全でしょ?」
レナ「なんで梨花ちゃんが抜け穴なんかを?」
ドラ「…多分僕のせい。」
512:
?トラップ山?
神様「ドラえもんたちがこっちに向かって来てますですwwwwww魅音やレナ、大石もいますですwwwwwwww」
梨花(ドラえもんは私たちと別行動だったけど…うまくやったみたいね。)
梨花「みんな!魅ぃが来るそうなのです!ドラえもんやレナ、大石も一緒なのです!」
一同「おお!」
梨花「でも、どうやって?沙都子のトラップをかいくぐってきたの?」
神様「あうあうwwww毎晩梨花を操って作っていたシュークリーム鉱山が役に立ったのですwwwwwwww」
梨花「あぁ、そう…。」
520:
・3「…もうシュークリームは見たくないユォ…。」
梨花「あ、魅ぃ!」
K1「レナにドラえもんも。あんたは確か…大石さんだな!」
大石「んっふっふ、早くもなんかアレです。熊ちゃんは大丈夫でしょうかねぇ。」
入江「皆さん、すみません。巻き込んでしまって…。」
K1「はは、俺たちから突っ込んでいったんですよ。気にしないでください。」
梨花「そういう圭一も危うく撃たれるところだったのですよ?」
K1「へへ。あの時はありがとな。」
ドラ(僕の存在価値が『爆弾もどき渡したシュークリーム製造機』くらいまでしか上がっていない気がする。)
神様「あうあうwwwwざまぁwwwwwww」
525:
富竹「これからどうすべきだろうか。」
K1「とりあえず俺は富竹さんが鷹野さん…いや、鷹野から聞いた『終末作戦』の情報が聞きたい。」
富竹「わかった。さっき話した雛見沢症候群には『女王感染者』という人物が存在する。そして僕たちは女王感染者が死んで48時間以内に症候群の感染者が末期の症状が出るという仮定のもと、緊急マニュアルが手渡されている。
 女王感染者が不慮の事故で死亡した場合、村人を全て抹消するという内容の、だ。なぜだかわからないけど彼女はそれを利用して村を全滅させるつもりらしい。」
梨花「でもボクは『不慮の事故』になんてあっていないのです。」
富竹「つまりね、鷹野さんは…。単刀直入に言うよ。梨花ちゃん、君を殺そうとしているんだ。」
529:
梨花「ボクを?」
富竹「彼女の目的が『古手梨花の抹消』なのか『雛見沢の抹消』なのか、『雛見沢症候群の抹消』なのかはわからないけど、どれにせよ君は命を狙われているんだ。」
里芋「信じられませんわ。鷹野さんは変わり者だけど、いい方だとばかり…。」
入江「私も驚きでした。にわかには信じられなかったです。」
レナ「で、どうするのかな?地の果てまで逃げても水の際に追い込んできそうな人たちだよ?」
富竹「番犬部隊を呼びたいんだけれど、この山の中じゃね…。」
入江「あえて発煙筒を焚いて沙都子ちゃんのトラップにはめるとか。」
梨花「『山の中のどこか』と『山の中のあそこ』じゃ雲泥の差なのです。」
・3「弱ったヌェー。」
533:
神様「良い雰囲気ですwwww今回はいけるかもですwwwwww」
ドラ「今回は、か。一体何回繰り返してきたんだい?」
神様「百年から昔は考えないようにしてますですwwwwwwww」
ドラ「そっか。しかしまぁ、みんな目がキラキラしてるね。」
神様「緊急事態に目を輝かせるとか不謹慎なのですよwwwあうあうwwwていうか包囲されてたら48時間作戦出来ないwwww」
ドラ「48時間作戦?」
神様「うっはwwwネタバレ自重wwwwあうあうwwwwwww」
ドラ「よくわからないなぁ。」
神様「誰も気づきませんが梨花が48時間以上前に死んだという誤情報を流せば向こうは大混乱wwwwwwざまぁwwwwwwww」
ドラ「でもそれを伝える人間は…あ。大石さんって刑事さんだったよね?」
神様「はいなのですよwwww」
ドラ「いいこと思いついた。」
神様「『お前俺のシュークリームの中で溺れろ』wwww」
655:
ドラ「みんな、いいこと思いついたんだけど。48時間以上前に梨花ちゃんが死んだというデマを流せば向こうを錯乱できるんじゃないかな?」
入江「それは名案です!」
梨花「なるほど。相手の予定を逆手にとるのですね。」
・3「問題なのは誰がそのデマを流すか、だよヌェー。おぢさんたちはここから抜け出せないし。」
ドラ「…チッ。あ、ちょっと考えるから待ってて。」
神様「携帯電話の圏外確認して舌打ちするななのですwwwちなみに大都会でも圏外ですよwwwwwww」
ドラ「…石ころ帽子。これをつければその辺の石ころみたいに気にされなくなります。大石さん、そちらでどうにか梨花ちゃんが死んだ…死んでいたことにしてもらえませんか?」
大石「そちら…?ああ、警察ですか。…ふうむ。わかりました。善処します。上手くいけば、またその洞窟から戻って報告します。」
レナ「あ、大石さんが消えた?」
ドラ「道具の効果だよ。消えるというかなんというか。」
大石「んっふっふ、これなら行けますね。では、どうにかこの先生きのこってください。」
神様「先生、きのこるwwwwww懐かしwwwwwwwっぅぇwwwwwwww」
660:
里芋「あとはこの先を考えなければいけませんわ。」
梨花「この先?」
ドラ「これが成功しても一時的なかく乱にしかならないからね。」
・3「いつかはばれてしまうからヌェー。鷹野をどうするかだユォー。」
K1「手っ取り早いのは警察にかくまってもらうとか、だな。」
富竹「いや、恐らく警察も危険だ。彼女の話を聞く限り警察内部にもスパイのような人間が紛れていると推測できるね。それに今はこの山から出られない。」
K1「じゃあ、どうすれば…。」
梨花「やはり、大元の鷹野を叩かないと意味がないのです。しばらく立てこもるのが得策ではないのですか?」
レナ「そういえば梨花ちゃん、山狗に姿は見られてないの?」
梨花「隠れて爆弾を投げましたから多分大丈夫なのです。声もあの爆音の中では…。」
入江「それならば私たちが囮になる手もあるのでは?その間に逃げれば…。」
K1「でもそれじゃ入江先生が!」
ドラ(どうしよう…人数分の石ころ帽子…。)
663:
・3「とりあえずドラえもんの石ころ帽子で下山はどうにかなりそうだヌェー。」
里芋「大石さんとの集合場所をここにしたのは間違いでしたわね…。待っていれば大丈夫でしょうけど。」
ドラ「人数分あるって言えばよかったね。ごめん。」
K1「うかつに帽子を外してなければいいけどな。」
668:
?興宮署・帰り道?
大石「んっふっふ。いいじゃないですか。燃えてきますね。雛見沢中の人間を助ける大事に私が荷担しているんです。」
山の包囲網は解かれていた。
正確には北条沙都子の悪戯な趣味によって無理やり解かされていたようだが。
お陰で車を使用できた。
大石「ねえ?熊ちゃん?」
くま「ええ、そうですね。まさかこんなに早く大事件がおこるとは。」
大石「あー、まだおきてません。お給料を無駄にして『可能性』に首を突っ込んでみただけ。端から見れば、馬鹿なことですよ?」
くま「行方不明の、鷹野三四。その彼女が企みをしている。どうして信じたんですか?」
大石「心に余裕ができたからですよ。」
くま「?」
672:
大石「昨日ね、園崎本家に行ってみたんですよ。未だに祟りは偶然だなんて意地を張るってるなと、そう思って帰りましたよ。で、今日。『雛見沢症候群』なんて病気の話を聞いたんですよ。悟りましたね。意地を張っていたのは私なんだと。
 園崎家が黒幕だと、そう思って疑わなかった私を捨ててみるとね、余裕ができたんです」
くま「ちょ、ちょっと待ってください!なんでそんなにあっさりと…。」
大石「おやっさんにね、花を手向けてきたんですけどね。少しありまし…あ、あの山です。」
くま「…。わかりました。自分はどうすれば?」
大石「少し待っていてください。」
715:
?トラップ山?
神様「大石が死んだのですwwwwwwwwあうあうwwwwwwwwwwww」
梨花「なっ!?本当にっ!?」
神様「僕は嘘をついたことがないのですよwwwwww今以外wwwwwwあうあうwwwwwwww」
大石「皆さぁん!OKです。古手さんはついさっき死亡したことになりました!」
K1「てことはあと丸2日耐えるのか。」
大石「あと、朗報です。北条さんのトラップによって相手の舞台は全滅しています。」
富竹「本当かい?救援を呼ばれないうちに山を出たほうがいいね。」
ドラ「石ころ帽子ありますけど…。」
富竹「焼き討ちされたら元も子もないだろう?」
728:
ドラ「石ころ帽子を団体で使用するときの注意点だけど、お互いの姿が見えなくなる。万一に備えて集合場所は決めた方がいいよ。」
・3「うちに来ない?集合場所として最適、隠れ場所としても最適だユォ。」
梨花「いいですね。魅ぃの家ならほぼ確実に48時間程度耐えられるのです!」
入江「やれやれ。お泊まり会で風邪…。付きっきりで看病の私。萌。」
K1「先生?」
入江「隠れみのにならせていただきます。」
ドラ「隠れみの?」
732:
入江「そういう設定で私が梨花ちゃんの家に行かせていただきます。」
K1「待ってくれ!矛盾が生じちまうんじゃねえか?」
入江「一時的なかく乱。十分です。」
レナ「それにリスクが高すぎるよ!入江先生も狙われてたんでしょ?」
入江「いざとなれば煩悩解放です。」
神様「なんでそんなに誰もいないうちに来たがるのですかwwwwwwww物盗りですか火事場泥棒ですかwwwwwwww」
738:
入江「それに、私は狙われていないかもしれない。」
レナ「どういうこと?」
富竹「殺したはずの僕を迎えにきてくれた方々だったからね。僕はある種の裏切り者なんだ。」
・3「でも、賭けてまですることかヌァー?」
入江「私は富竹さんといるのを目撃されています。その私が富竹さんを殺したとしたら?」
レナ「手柄と信頼を…かく乱して、あわよくばスパイをするってことですか?」
入江「内部情報があればかなり動きやすくなります。」
富竹「僕を殺すのかい?参ったなぁ。」
入江「屍は差し出せませんが、ね。」
740:
あ、脱字…
二番目の富竹の発言、「もともとは」が抜けてました
760:
?園崎家?
・3「いざとなれば逃げ道はあるから、羽を伸ばして構わないよ。」
ドラ(そういえばバードキャップがあったな…まぁいいや)
レナ「48時間か。作戦を考えるのには十分な時間だね。」
ドラ「あ、もう作戦は必要ないかもしれないよ。」
富竹「どういうこと?」
ドラ「入江さんには悪いけど、スパイの必要もなかったかもしれない。」
大石「随分強気ですねぇ。」
ドラ「相手のもうひとつの穴に気づいたんだ。」
K1「もうひとつの穴?」
ドラ「雛見沢症候群を抹消するために行われる作戦なんだから、雛見沢症候群自体が無ければ発令されないんだよね?」
富竹「まぁ、そうなるね。」
ドラ「『お医者さんカバン』っていう道具があるんだ。」
764:
ドラ「これを使えば病気に対する薬を処方してくれる。」
富竹「確実なのかい?」
ドラ「絶対、です。」
レナ「それさえあれば万事解決ってこと?」
大石「なんだか拍子抜けしちゃいますね。」
ドラ「じゃあ、みんな感染自体はしてるはずだから…圭一くん。」
K1「おう。」
カタカタカタカタカタ…ピー
ドラ「あれ?」
神様「あうあうwwwwwwテンション上がって『強さ』を否定する道具出すんじゃないですwwwww粛正削除wwwwあうあうwwww」
ドラ(すまなかったけど恥かかせないでください…。)
767:
?おまけ・ある日の1コマ?
時報「鷹野さん。」
ミミミミ「なぁに?」
時報「今回は100回くらい繰り返した馴染みのセリフ以外のセリフが言えるみたいだよ。」
ミミミミ「言っていいのかしら。私に。あと物語的に。」
772:
?田圃道?
入江「はぁっ、はぁっ…た、助かりました。」
温泉「いえいえ。当然のことをしたまでです。」
入江「しかし、なぜタイミングよく梨花ちゃんの家に?」
温泉「…なつかしくなって寄ってみただけです。とりあえずあなたの言う『園崎家』に向かおうと思いますが…。」
入江「はい。十分警戒して行動しましょう。」
777:
?園崎家?
神様「あうあうセンサー反応wwwwロリコンが2人近づいているのですwwwwwwww」
梨花「2人?入江の固有結界がシャドウでも生み出したのかしら?」
神様「温泉wwwwwwww悔しいのうwwwwwww悔しいのうwwwwwww」
梨花「温泉?」
神様「へたれwww撤鋼弾wwww給料wwwwwwww別世界見た僕自重wwwwwwww」
梨花「うぅ…最近の羽入とまともに会話できてないのは気のせいなのだろうか…。」
783:
梨花「あ…赤坂!赤坂なのですか!?」
温泉「梨花ちゃん…本当にたまたまよっただけだから期待してもいいよフヒヒ。」
富竹(同朋か…。)
入江「皆さんすみません。読まれていたようで…。」
K1「それより、つけられてはいませんか?」
入江「それは大丈夫です。かなりの回り道をしてきました。」
ドラ「じゃあ、ここにいてください。いま、次の手を考えていたところです。」
大石「んっふっふ。名案と言えるものは出ていませんがね。」
神様「あうあうwwww頭悪うげっふんwwwwっぅぇwwwwwwww」
788:
ドラ「羽入ちゃん、何か考えあるの?」
神様「何かも何もぐらついたところを叩くのは基本なのですwwwww刑事と元軍人が何故思いつかないのですかwwwwたかだか数十人とメーテルの何を恐れているのですかwwwwwwww」
ドラ「それでも数人で立ち向かえない数じゃ…富竹さん、番犬部隊は?」
富竹「あ。すっかり忘れてたよ。魅音ちゃん、電話はあるかい?」
・3「ありますユォ。自由に使ってください。」
レナ「この場所と梨花ちゃんの嘘の情報、いつまでもつかな?」
温泉「僕たちに向こうの状態はわからないからね。なんとも言えない。」
富竹「…『この場所』だけどね、もうもたないかもしれないよ。」
ドラ「なぜです?」
富竹「電話が通じないんだ。」
790:
里芋「それが何故ここがもたない理由になるんですの?」
富竹「このタイミングで電話が通じなくなる…配電用のケーブルが切られた可能性が極めて高いからね。」
K1「なっ!じゃあこの家も危ないってのかよ!」
富竹「恐らく。魅音ちゃん、この家の方々に伝えて脱出の準備をした方がいいよ。」
・3「…盛り上がっているとこ悪いんだけどさ。節電のために電源コードが抜いてあるのは知ってるよヌェ?」
富竹「…魅音ちゃん、電話はあるかい?」
・3「ありますユォ。自由に使ってください。」
神様「あうあうwwww空気の読めるみおんwwwwww珍種wwwwwwwwww」
794:
レナ「あれ?魅ぃちゃん、そんなことしてたっけ?」
・3「エコロジーを考えていたら、エコノミーになったんだユォ。」
富竹「電話繋がらないんだけど…。」
・3「みんな、逃げるユォ。」
800:
?地下・拷問部屋?
レナ「ぶ、物騒な部屋だね?。」
・3「この奥に井戸があって、はしごを降りると通路になってるんだユォー。」
K1「よし、急ぐぞ!」
神様「ここはwwwwごめんなさい1000連発大会の会場ではないですかwwwwあれは人食う井戸じゃないですかwwwww僕不謹慎杉自重wwwwwぅっぇぅぇwwwwwwww」
大石「外から声が聞こえますよ!急いでください!」
温泉「園崎の人たちを助けるためにわざわざ飛び出したりしたらこうなることは目に見えてたけどね。」
梨花「撃たれなかったのが奇跡なのです。」
K1「くそっ!この人数じゃ間に合わねぇぞ!」
富竹「じゃあ僕が食い止めるよ。みんなは行って!」
神様「あうあうwwww確保じゃ済まないですよwwwwww」
大石「じゃあ、私もやらせてもらいますかねぇ。」
梨花「富竹!大石!大丈夫なのですか!?」
大石「大丈夫。後で必ず合流します。」
里芋「任せましたわよ!」
805:
?地下通路?
梨花「大石と富竹は大丈夫なのでしょうか?」
ドラ「きっと大丈夫だよ。ほら、なんだかんだで刑事とフリーのカメラマンなんだし。」
梨花「後半部分が激しく心配なのです…。」
K1「魅音、あてはあるのか?」
・3「ないユォ。どこに抜け出るかなんて知らないからヌェー。ただ、クモの巣みたいに道が張り巡らせているとかは聞いたけど…。」
K1「おいおい、抜け出してみたら鷹野の足の下、とかだけは勘弁してくれよ。」
赤坂「…あながち無さそうでもないね。」
里芋「…。」
K1「いやいやいや!冗談だから!」
神様「みおんwwwww突っ込み入れなさいなのですwwwwwwwだからみおんwなのですwwwwwwww」
807:
梨花「分かれ道なのです。」
入江「どうしますか?迷ったら左と言いますが。」
K1「左が出口、右がブラジルって書いてあるな。」
赤坂「巧妙なTRICKの予感がするね。」
神様「よろしくねwwwwwwww」
梨花「僕は右がいいと思いますです。浪漫なのです。」
K1「いや、でもなぁ。ブラジル…。」
・3「おぢさんは左だヌェ。無難に行こうユォ。」
K1「よし、右だな。」
梨花「れっつ、ごーなのです。」
・3「酷いよ…圭ちゃん…。」
815:
?ブラジル?
赤坂「うん、どうやら安全のようだよ。」
梨花「ブラジルなのです!海外旅行なのです!」
ドラ「…明らかに雛見沢の空気だね。日本の木の雑木林だし。」
梨花「…ドラえもん。夢を壊さないで欲しいのです。久しぶりに無垢に騒いだ自分が恥ずかしいのです。」
神様「あうあうwwwwざまぁwwwwwwww」
入江「しかし、どうしますか?今後身を潜める場所がなくなってしまいました。」
梨花「このあたりでは駄目ですか?」
ドラ「もし2人が敗れた場合、このあたりでは危険だと思うよ。」
入江「そういえば梨花ちゃん、見られては…?」
梨花「石ころ帽子を使っていたので大丈夫です。…あ。」
ドラ「そうか!これがあったね!」
K1「園崎家に向かう時といい、その道具には助けられるなぁ。」
ドラ(…電池…。)
818:
K1「なぁ、なんでドラえもんの道具って肝心なときに電池が切れるよ。」
ドラ「…長編の仕様です…。」
レナ「よくわからないよ…。…えと、とりあえずここは危険になったね。離れようよ。」
入江「闇雲に動くのも危険では?」
里芋「現在位置がわかればよいのですけれど。ドラえもんさん、そういった道具はありませんこと?」
ドラ「未知との遭遇機とかありましたけど…。」
K1「あ、あそこに道があるぞ!」
ドラ「んぐぅ。」
820:
?山道?
ε・「葛西、ありがとう。疲れた後にあーいうお店もいいですね。」
葛西「いやぁ。お望みとあらばワンランク上の…」
ε・「わ、ワンランクも上げたら私恥ずかしさで死んじゃいますよぉ!」
葛西「ふふ…ん?あれは入江先生では?」
ε・「あ、本当ですね。入江せんせー!」
入江「詩音さん!た、助かりましたよ?。」
ε・「?」
823:
K1「苦しい…。」
ε・「我慢してください。この車4人乗りなんですから。」
・3「詩音が悠々と助手席に座ってるの見ると殴りたくなるユォ。」
ε・「ふっふっふ。」
里芋「をっほっほ!」
梨花「なんでさりげなく沙都子が座っていたたたっ!押さないでください!」
詩音「私ってほら、過保護なタイプですから。ごく一部に。それに車の上にしがみついてる赤坂さんよりはましでしょ?」
ドラ「いないと思ったら…いでででっ!」
詩音「沙都子につらい思いをさせる訳にはいきませんからね♪」
里芋「詩音さん…?」
神様「トランクに詰め込まれた入江は忘れ去られているのですwwwwwwwあうあうwwwwwwwww」
832:
?同時刻・某所?
メーテル「小此木、何?連絡って。」
オコノミ「入江二佐の確保に向かった班との連絡がとれなくなりました。」
メーテル「ふうん。困ったことになったわね。どこで?」
オコノミ「園崎の屋敷の前から連絡が入って以降ですんね。」
メーテル「仕方ない、もう放っておいていいわ。古手梨花の生死は?」
オコノミ「確認できていません。」
メーテル「困ったわね…。うかつに作戦を決行すれば責任が…くそっ!何故ここまで来てこんなにも不具合が!」
オコノミ「落ち着いてください。何をそんなに…。」
メーテル「わからないの!?梨花の死を確認しなきゃ作戦は決行できないし、仮に死んでいなかったら目的は果たせない上に私はただの大量殺人者になるのよ!?」
オコノミ(『ただの』…か。)
843:
?雛見沢・外れ?
梨花「雛見沢に戻ることはできましたが…ドラえもん、時間はわかりますですか?」
ドラ「えーと、午後…8時…46分。さっきの大石さんの報告から約4時間だね。」
里芋「もうそんなに経っていたんですの?」
梨花「でも、あと44時間は長いのです。」
K1「それを耐えるのにこの場所は危険か?」
ε・「野外、特に見通しのいい場所は危険かと。園崎本家に…」
・3「あ、それは無理だユォ。今あのあたりはかなり危険な状態。」
レナ「勢いで雛見沢に来ちゃったけど、興宮あたりじゃだめなのかな?」
ε・「人通りが多いっていうのは危険だと思います。梨花ちゃまを見られるのはまずいのでしょう?」
K1「なら、うちか?」
梨花「圭一の家ですか。ではしばらくかくまってもらうのです。」
K1「あんまりぞろぞろしてると怪しまれるから、梨花ちゃん以外の見られていい人たちは別の場所にいてくれ。」
ε・「ところでさっきから車のトランクがうるさいんですけど…。」
848:
?前原家?
K1「今は親もいないし、好きに振る舞ってくれて構わ…」
入江「うふふふ。梨花ちゃんと2人っきり(+α)ですねぇ。」
梨花「(+α)にされる圭一って…。」
入江「お 邪 魔 虫 ですよ♪」
圭一「誰の家だと思ってるんだ誰の!」
入江「はっ。すいません、つい調子に乗ってしまいました。じゃあ、βくらいに昇格ときますねっ。」
K1(なんなんだこのテンション…。)
神様「あうあうwwww圭一も使える能力じゃないですかwwwwwwww」
梨花「圭一、寝るときは個室を貸してくださいね。」
K1「うーん。生憎使える部屋は2つしかないんだ。俺も入江先生とは寝たくない。なんとなく。」
入江「ぐはっ。…いえいえ、万一に備えて私は起きています。一応大人ですからね。」
K1「本当ですか?助かります。」
梨花「圭一。カギつきの部屋でお願いしますのです。」
神様「警戒しすぎなのですwwwwwwwいや、そうでもないですかwwwwwwwww」
854:
入江「さあて、梨花ちゃんの部屋への侵入経路は窓か。いや、別にカギくらい愛があれば…ふふふふ…。ん?山狗…こちらに向かっている!?梨花ちゃん!前原さん!起きてください!」
K1「どうしました!?」
梨花「敵襲ですか!?」
入江「山狗がこちらに向かっています。逃げましょう!」
K1「くそっ、何故わかったっ!?」
入江「恐らく急に電気がついたのを察されましたね…シチュエーションがあだになりましたか…!」
神様「脳内シナリオ整えてるんじゃないですwwwwwwwwあうあうwwwwwwwwwwww」
856:
?田圃道?
K1「電気がついたくらいで怪しまれるのか…包囲網は村中に張られているのか?」
入江「恐らく。くっ、前にも山狗が見えます!」
K1「おいおい!逃げ場がねぇじゃねえか!勝てるのか!?」
梨花「勝てる勝てないより僕が見られることの方がよほど危険なのです!」
入江「あ…。懐中電灯が…。なんか連絡してますよ!」
梨花「ここまで頑張ったのに…。」
負狗「確保します。」
梨花「…終わり、ね…。」
857:
圭一「聞けボケナスどもぉお!まだわからんのか!お前たちが求める興奮と萌えは違う!そもそもなんだ?興奮してるのかと聞けば何故そっちなんだ?なっとらんなっとらん!ゆとり教育の弊害…」
入江「言えませんかッ!私を捕らえるなどと戯言をぬかした報い…いや、私の従順なメイドとなる機会を与え賜っているのですよ?いいですか?古来…」
梨花「とりあえず助かったのかしら…。」
876:
?雛見沢分校・倉庫裏?
ドラ「梨花ちゃんたちに渡した無線機から連絡。48時間作戦は中止だそうだよ。」
レナ「中止?何があったの?」
ドラ「どうやら山狗に見つかってしまったらしい。」
里芋「そ、それはまずいんじゃないですの?梨花たちは無事でして?」
ドラ「圭一くんと入江さんの機転でその場はどうにかなったらしいよ。」
ε・「でも新しく、多人数が来たら危険どころじゃすまないのでは…。」
葛西「助けに向かいますか?」
里芋「そうですわね。希望は薄いですけど、立ち向かうんですの!」
ドラ「じゃあみんな!…ってあれ、赤坂さんは?」
レナ「あれ?いないね?赤坂さ?ん?」
884:
?田圃道?
入江「くっ!どうしますか前原さん!もうMPがありません!敵の軍勢は増す一方!」
K1「エーテル!エーテル!(AA略)」
梨花「2人とも落ち着いてください!」
負狗「古手梨花、確保します。」
??「ちょっと待て!」
負狗「何だっ!?」
その人物は前原家屋上からぐわんぐわんそれはもう美麗に飛び降り…聞く。
??「給料いくら?」
負狗「え?時給で…「聞いてないっ!」ふべらっ!
理不尽にもその人物は手加減を初弾からやめるッ!
負狗「ひでぶっ!」
その威力はまさに
 鉄 平 弾
892:
梨花「あ、赤坂っ!色々違いますが、助けにきてくれたのですね!」
赤坂「ああ。梨花ちゃんのためならどこまでも。すごいね僕。…ん?」
13「俺が山狗の…雲雀13だぁッ!」
赤坂「えい。」
13「くわば!」
赤坂「…とりあえず梨花ちゃん、みんながこっちに向かって来てるはずだ!それまで時間を稼ぐ!」
梨花「はいなのです!お願いしますのです!」
神様「ktkrwwwwwwww」
895:
赤坂「くっ、やはり1人では厳しいか…ッ!」
入江「気をつけてください!やつらの中の数人は銃を所持しています!」
赤坂「了解!大丈夫だ!1人撃てやしない奴の顔も見えるし、大した部隊じゃないよ!」
K1「虚勢はよしてください!」
梨花「圭一!もしここで赤坂が戦うのをやめれば敵に余裕ができてしまうのです!」
赤坂「その通り。大丈夫、ただの時間稼ぎだ。牽制…おっと、危ない。」
K1「でも!さっきから徐々に押されてるじゃないか!」
入江「前原さん、ここは黙って見ていましょう。前原さんが出ていきたくなる気持ちはわかる。しかし、今出ればただの足手まといですよ!」
K1「くっ…。」
赤坂「あ、しまっ…」
負狗「不覚だったな!」
梨花「赤坂!?」
898:
赤坂「ここまでかっ…?」
負狗「ククク…ぐおっ!」
里芋「そういう無駄なタメ、ただの隙作りですわよ!」
梨花「沙都子!」
ドラ「ショックガン。思い出して良かったよ。」
負狗「光線銃だと?ふざけたものを…ふにゃッ!」
・3「ここからが、」
ε・「本番ですよ!」
ドラ「ドリームガン。麻酔銃だよ。僕はモノホンのマシンガン持ってきたけど??」
葛西「ふふ。」
梨花「みんな!」
圭一「くっそぉ!タイミングのいい奴らだぜ!」
903:
梨花「みんな来てくれたのですね!」
赤坂「やっと腰がおろせるよ…。」
負狗「…くっ!ひるむな!行くぞ!ぎゃっ!」
里芋「私たち、さんざん逃げ惑ってましたけど…あらあら、噂に違わぬ強さですこと!」
ドラ「対鼠用携帯式機関銃!弾が欲しけりゃくれてあげるよ!」
山狗「お、おいっ、まずいぞ!」
負狗「た…待避っ!」
狛狗「ひいいっ!」
メーテル「待ちなさい!」
904:
負狗「三佐!?」
K1「お、黒幕のお出ましか。」
メーテル「連絡が遅いから来てみれば…なんなのこの様はッ!」
負狗「し、しかし相手は機関銃を…。」
メーテル「どうせ役立たずだと思ってね、残った部隊に対戦車砲を用意させたわよ!もういい!これでそこのガキどもを吹き飛ばしてあげるわ!」
・3「ま、まさかATMを用意してたなんて…。」
ドラ「なに?銀行?」
908:
K1「おい、あんな大砲撃たれたら確実に死ぬぞ!」
メーテル「わかりやすいでしょう?さて、そちらが古手梨花と入江京介を差し出すと言うならほんの少し寿命を延ばしてあげられるけど…ないんでしょう?その気。」
大石「おんやぁ?鷹野さん、あの大砲は背負い投げられた人間でも撃てるんですかい?」
メーテル「な…ッ!」
レナ「大石さん!無事だったんですね!」
大石「なんとかね。さあ鷹野三四。現行犯逮捕ですよ。余罪はたっぷり追求させ…ぐうっ!」
負狗「三佐!お逃げください!三佐!」
メーテル「そうさせてもらうわ。」
K1「待て、鷹野…ッ!」
メーテル「待つものですか!まだ諦めない、まだ終わらない!」
梨花「鷹野…。」
912:
?数分後?
里芋「全滅…ですわよね?」
梨花「はいなのです。」
赤坂「大石さん、大丈夫ですか?」
大石「撃たれはしましたが…脚です、なんとか大丈夫…。」
レナ「鷹野はどうなったの?」
梨花「わかりません。でも、もうほとんど無力だと思いますです。」
K1「山ができるほど敵の死体作ったしな。」
・3「圭ちゃん、気絶したり眠ってるだけ…。」
梨花「あとは…ケジメ、ね。」
916:
?古手神社?
鷹野「くそっ、くそっ、くそっ!何故よ!何故私がこんな目に!私が何をしたのよぉ…ッ!」
神様「知りたいですか?」
鷹野「誰ッ!?」
神様「雛見沢の神、オヤシロ様。」
鷹野「オヤシロ様…?あはははは…ッ…私もとうとうおかしくなったみたいね…それとも…おかしいのは貴女かしら…?」
神様「知りたいですか?あなたの罪が。」
鷹野「ええ知りたいわ!是非知りたい!ここまで頑張ってきた私に対するこの屈辱と、同等の罪が私にもあると言うのならッ!」
神様「仲間の声に耳を傾けなかったこと。仲間を信頼しなかったこと。それがあなたの罪。」
鷹野「仲間?仲間って何?信じてどうするの?貴女に私の何がわかるの?あっはっは!幻覚が見えるなら慰めてくれるようなのが良かったわ!」
神様「仲間を信じることは…」
鷹野「もういい!もうたくさん!消えなさい。私は諦めない。貴女の言葉に耳は傾けない。」
神様「…わかりました。百聞は一見に如かずと言います。私は消えましょう。」
919:
鷹野「一見?私にこれ以上の地獄を見せてくれるのは何処の誰…?」
梨花「鷹野。」
鷹野「梨花?ああ、さっきの『オヤシロ様』は、貴女。」
梨花「あれは本物のオヤシロ様。私とは違う。むしろ一緒にされたくないわね。」
鷹野「何しに来たッ!もう十分でしょう?どこまで私を踏みにじれば気が済むのッ!」
梨花「やれやれ。取り巻きがいなくなっただけでやけに弱気ね。この世界であなたの計画を知った時は殺してやろうかと思うくらい憎かったけど、今じゃ哀れみすら覚えるわね。」
鷹野「うるさいッ!それ以上言うなッ!」
―パァン
梨花「わかる?当たらない。私の、私たちの勝ち。」
鷹野「ああそう!私に敗北を刻みに来たの!だったら残念、私は死んだって負けないわ!」
梨花「違う。救いに来たの。」
鷹野「救い?はっ!勝者の余裕かしら?私を救いの手を求めたりしない!自らの手で這い上がるの!」
梨花「鷹野…。」
922:
梨花「鷹野、あなたは強い。1人で何人分もの強さを持ってる。」
鷹野「なぁに?慰め?私に勝ったと思って、それで優越感に浸るために来たような小娘が、ほざくなぁ!」
―パァン
梨花「…あなたの方が力が強かったのに、あなたが負けた理由がわかる?それはあなたにね、信頼できる仲間がいなかったから。」
鷹野「仲間?仲間ねぇ。私をよく知りもしないで仲間仲間って言うなッ!」
梨花「鷹野。何かをやり遂げようとする意志が強すぎるせいで、大切な人間を死に追いやったりしていない?」
鷹野「何のことよ!私が今殺したいのは、貴女1人…」
梨花「大切な人間の話に耳を傾けない。そして、凶行に及ぶ。私はその例を一回だけ見てたけど、あなたは哀れな舞を毎回繰り返していたのね。」
鷹野「ごちゃごちゃと訳のわからない事を、言うなぁッ!」
928:
―パァン
鷹野「くそっ、何故当たらない…当たらない…!」
梨花「だからね、このゲームはあなたの負け。」
鷹野「う…く…くそぉっ…。」
梨花「あら、くだらないおしゃべりをしていたらなんだか沢山来たみたいね。」
番犬「総員、構え!」
富竹「待て、撃つな!」
番犬「し、しかし…。」
富竹「彼女を見ろ!傷だらけじゃないか!雛見沢症候群の末期の発症が伺える。直ちに機関に拘束すべきだと考えるがね。」
番犬「は…はっ。」
富竹「ほら、鷹野さん…。」
鷹野「ジロウ、さん…?」
富竹「行こう?ゲームは終わったんだ。君の悪夢だって、きっとそう。」
鷹野「あ…あ…」
930:
ドラ「ねえ、羽入ちゃん。結局、悪いのは誰だったんだろうね。」
神様「知らんがなwwwwwもうみんな悪くないで良いですよwwwwwwあうあうwwwwwwwwww」
ドラ「そうかもしれないね。」
神様「罪で溢れまくりんぐの雛見沢にこのくらいはちっぽけな罪なのですよwwwwww罪も憎まず人も憎まずwwwwww」
ドラ「みんな…良かったね。」
神様「ドラえもんwww」
ドラ「ん?」
神様「もっと自分に素直になった方がいいのですwwwwwwいちいち話し方が他人流儀でムカつくのですwwwwwwwwwwww」
ドラ「そうかもしれないね。素直に…か。」
935:
ドラ「羽入ちゃん、思うんだけどさ。」
神様「なんですかwwwwww」
ドラ「僕って必要だったのかな?」
神様「そりゃそうですwwwwww」
ドラ「大して役に立ってないし。」
神様「後からわかったんですけど富竹を助けたのはドラえもんだったのですwwwwwwwwwwww」
ドラ「へえ。知らなかったな。」
神様「それに僕にも必要だったのですwwww言っちまったwwwwwwwっぅぇwwwwwww」
ドラ「そっか。シュークリーム沢山作ったもんね。」
神様「あぅあぅ…。」
946:
鷹野三四は夜陰に乗じて入江機関へと送られた。
噂では、園崎家で深夜に会合が開かれたそうだ。
村の老人は魅音ちゃんの結婚祝いだと笑った。
翌日連行されていく大量の人間を見て、老人たちは大名行列だと笑った。
山が荒れていたのでオヤシロ様だと老人は少しだけ震えた。
翌日からも、雛見沢では変わらぬ日々が続く。
そう思われたが…。
951:
?梨花の家?
梨花「やはり、行ってしまうのですか?」
里芋「できることならずっといて欲しかったですわ。」
ドラ「でも、タイムマシンが生き返ったからには…僕も仕事なんだよ。あまり引き止めないでね。つらくなるし、のび太くんに失礼だよ。」
梨花「そうね。よく考えたら二度と会えない訳じゃない。同じ世界の同じ国だもの。また会えるわよ。」
里芋「待ってますわよ!」
ドラ「ありがとう。でも、あとは君たちだけなんだ。」
梨花「?」
ドラ「『忘れろ草』。ここで使う最後の道具。覚えてると、つらくなる。」
梨花「ドラえもん!?」
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