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モバP「柑奈のカバンから謎の白い粉が出てきた」


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・モバマスのラブ&ピースアイドル、有浦柑奈さんのSSです
・一部キャラクターがゲーム内の設定にそぐわない部分があります、あらかじめご了承ください
・なお、作中に登場する謎の白い粉は、すべてホットケーキミックスです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436704890
2: 以下、
凛「おはようございま――……あれ?」
幸子「ひどいです、横暴です! いくらボクが可愛くて寛容だからってぇ!」
P「我慢しなさい、すぐ終わるから!」
幸子「く、くくっ、屈辱です! ジンケンシンガイですよ!」
P「難しい言葉知ってるなぁ、幸子は……。お、これは……?」
幸子「うわぁぁぁぁん! 見ないでぇぇぇぇ!」
P「あああ、悪かった悪かった」
凛「何……あれ……」
3: 以下、
ちひろ「あら、おはようございます、凛ちゃん」
凛「おはよう、ちひろさん。……それより、あれ、何?」
ちひろ「ああ、実は……」
P「……はい、幸子終わりー。ほら、レッスン遅れるぞ。はよ行って来い」
幸子「うぅぅ???!」ダッ
凛「あっ、幸子……」
幸子「凛さん……! 気を付けてくださいね! 今日は――……」
P「幸子ー、急げー!」
幸子「Pさんなんて嫌いです????!」ダダッ
凛「行っちゃった……」
4: 以下、
P「やれやれ、後で機嫌直してもらわないとな……、……凛、おはよう」
凛「おはよう。……で、プロデューサー。幸子に何してたの」ジトッ
P「持ち物検査」
凛「は?」
P「抜き! 打ち! 持ち物検査???!」
凛「うわぁ……」
P「はい、じゃあ渋谷凛さん、カバン寄越して」
凛「はぁ? 私も!?」
P「当然」
凛「嫌」
P「まあ、嫌だろうけど……」
5: 以下、
ちひろ「ごめんねぇ、凛ちゃん。カバン、寄越してね?」
凛「ちひろさんまで!?」
ちひろ「トップの指示で、すべてのアイドルの持ち物チェックをするように、っていう通達なの……」
凛「なんでそんな」
P「これはオフレコなんだけどな……、実は、他の事務所で、タレントの薬物所持が見つかって」
凛「うわ……、本当にあるんだ、そういうの」
P「まだマスコミもかぎつけてないらしいけど。今のうちから、火種は摘んでおこうっていう、事務所の方針だ」
凛「でも、うちの事務所は関係ないんでしょ?」
P「だからこそ、しょうもないもらい火で火事起こさないようにしたい、ってところだな」
6: 以下、
凛「だからって、カバンのチェックなんて……」
ちひろ「この機会に、アイドルたちの風紀の引き締めを図る、という意図もあるんです」
凛「風紀って……、学校みたい」
ちひろ「学校なら、内内で揉み消せますけど……、アイドルは常に、スキャンダルと隣り合わせですからね」
P「ドラッグに限らず、煙草、コンドーム、その他スキャンダルのタネになりそうな、怪しいものは、すべてチェックさせてもらう」
凛「セクハラ……」ジトッ
P「うーるさい! ほら、カバン出して」
凛「もうちょっと、アイドルを信用してくれてもいいと思うんだけど……」
P「ムグ……」
7: 以下、
ちひろ「まあまあ、凛ちゃん。プロデューサーさんも、好きこのんでやっているわけではないですし」
凛「それは、そうかもしれないけど……」
ちひろ「今回は、プロデューサーさんのことを信用してあげてくれませんか?」
P「……うちのアイドルたちに限って、おかしなことはないって分かってる。でも、こういうのは、なあなあにせず、キッチリやることに意味があるんだ」
凛「はぁ……、分かったよ」
P「凛」
凛「はい、カバン」ヒョイ
P「あ、でも渡すのはちひろさんなのね……」
8: 以下、
ちひろ「ありがとうございます、凛ちゃん」
凛「どうせ、変な物なんて、入ってないけど。今日はウォークマンと、メイクと、手帳と――……」ハッ
凛(し、しまった――……)
凛(手帳には、プロデューサーとの2ショット写真が挟んで――……!)
P「はーい、御開帳ー」
凛「あっ、あぁっ、まっ……待たれよ我が友!」
P「どうしたー、いつの間に熊本弁なんてマスターしたんだー凛ー」
凛「ちょっ! やっ! やっぱり駄目! 駄目だから!」
P「おいおい、いまさら何を言ってるんだぁ? カバンはもう、こんなに大きく口を開けて待ってるんだぜぇ?」
ちひろ「セクハラくさいですよ、Pさん」
凛「ちひろさん! せめてちひろさん一人にチェックしてもら――……」
ちひろ「……いいんですかぁぁ?????」ニコォォォ
凛「邪なオーラがー……! 駄目ぇー! 悪魔的黄緑事務員無用????????」
P「どうしたー、いつの間に中国語なんてマスターしたんだー凛ー」
ちひろ「よぉし、どんどん調べていくぞぉう(大泉風)」
凛「ああー!! ああーーーー!!!!」



9: 以下、



晴「渋谷選手の身体を張ったディフェンスで、ついにゴールラインは割らせなかったらしいぜ」
みちる「ふぅん。あ、カレーパン食べたい。今すぐ」



10: 以下、



P「はーい、凛終わりー」
凛「……」ハァハァ
P「だ、大丈夫か?」
凛「平気……。それより、何もなかったよね……?」
P「あ、ああ。問題なしだ。やっぱり凛は、しっかりしてるな」
凛「うん……、何もなかったならいいの……、何もなかったなら……」ハァハァ
ちひろ「あらあら」ニコニコ
凛(ちひろさんの笑顔が怖い……)
11: 以下、
P「さて、まだ済んでないアイドルは……、あとは、柑奈だけか」
凛「柑奈さん? でもそこにあるカバン、柑奈さんのでしょ?」
ちひろ「柑奈ちゃん、今日は来てすぐにレッスンだったから……」
P「説明する前に、荷物おいてレッスン行っちゃったんだ」
凛「そうなんだ」
P「……やっちゃうか」
凛「えっ」
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P「どうせ遅かれ早かれ、柑奈の分も調べないといけないんだ。今のうちにさっさと片付けるか……」
凛「ちょっと……、本人に無断なんて、ひどくない?」
ちひろ「そうですよ、プロデューサーさん、せめて説明くらいはしてあげないと」
P「まあ、でも、柑奈なら、何となく許してくれそう。な気がする」
凛「分からなくもないけど……」



13: 以下、



P『柑奈、聞いてくれ』
柑奈『はい! Pさん!』
P『ラブ&ピースなアイドルの柑奈……、だったら、そのバッグに入っているのは?』
柑奈『ありったけのラブ!』
P『そう、そして、それをチェックするのは、プロダクションのピースを守るため……、ということは?』
柑奈『ら、ラブ&ピース……!』
P『持ち物検査は?』
柑奈『ラブ&ピース!!』
P『持ち物検査はラブ&ピース!!』
柑奈『持ち物検査はラブ&ピース!!』



14: 以下、



P「……いける気がする」
ちひろ「いける気がします」
凛(いける気がしてしまった……)
P「というわけで、はいドーン!」ドーン
ちひろ「もう……、プロデューサーさんから、柑奈ちゃんに説明してくださいね」
P「分かってますよ、ちひろさん。……ほら、凛、あんまり見たら駄目だぞ、人のカバン」
凛「分かってるよ……。私、向こう行ってるから」スタスタ
P「さぁて、柑奈の私物はー、っと……」
凛「……」
15: 以下、
ちひろ「結構いろいろ、入ってますねぇ」ガサリ
P「大事なものを、肌身離さず持ち歩いてるんでしょうね。ラブを大切にする子ですから」
凛「…………」ピク
ちひろ「あら、これは……」
P「キャンドルですね。クリスマスの時のヤツかな?」
ちひろ「ああ、事務所のみんなに、お菓子をプレゼントしてたときの」
P「みんなとクリスマスを祝えたのが、嬉しかったみたいですね。俺のプレゼントだけじゃなくて、こんなキャンドルも大切に持ち歩いて……」
ちひろ「えっ、プロデューサーさん、プレゼントあげていたんですか?」
凛「…………」ピクピク
16: 以下、
P「ええ、まぁ……、ちょっとしたものですけど」
ちひろ「へぇぇ……」
凛「………………」ピクピクピク
ちひろ「それと……、これは……えぇっ!? ナイフ!? ちょっと、プロデューサーさん!」
P「ああ――……、前の公演で使った、小道具ですね。金属製ですけど、偽物ですよ、紙も切れません」チョンチョン
ちひろ「ああ、海賊役をやったときの」
P「あの舞台、本当に嬉しかったらしくて、無理いってもらって来たんですよ」
ちひろ「プロデューサーさんが?」
P「はい、俺が」
凛「……………………」ピクピクピクピク
17: 以下、
ちひろ「普段の柑奈ちゃんの、ほのぼのした雰囲気とは、真逆の役でしたけど……、好評でしたね」
P「本人も喜んでましたよ、役になりきると楽しい、って」
ちひろ「プロデューサー冥利につきますねぇ」
P「あはは、いやまったく」
凛「……ちょっと、プロデューサー」
P「お、どうした、凛?」
凛「さっきから柑奈さんトークで盛り上がってばっかりで、持ち物検査、進んでないように見えるんだけど?」
P「あー……、そうだったかな?」
18: 以下、
凛「……さっさと片付けるんじゃなかったの? それを柑奈柑奈って……、いいけどさ、別に」
P「……? どうした凛?」
凛「なんでもないっ! ほら、早くやっちゃいなよ! これと! これと!」ガサゴソ
P「お、おい凛! そんなお前、勝手に……」
凛「ほら、このポーチの中も――……」ジーッ パカッ
パサッ
パサッパサッ
凛「……」
P「……」
ちひろ「……」
19: 以下、
凛「……」
P「……」
ちひろ「……」
ガサゴソ
パサッ
凛「……」
P「……」
ちひろ「……あ、あの」
P「……ホットケーキミックス」
凛「……えっ」
20: 以下、
P「ホットケーキミックスだな、これは」
ちひろ「……あっ、ああ! なるほど! 確かにこれは、ホットケーキミックスですねぇ!」
凛「そ、そうだね! これはもう、あらゆる角度から見ても、ホットケーキミックスだね!」
P「四袋もホットケーキミックスを持ち歩くなんて、四個……このイヤしんぼめッ!!」
ちひろ「美味しいから大丈夫ですよ! あっ、もしかしたら、事務所の皆さんに、ごちそうするつもりだったのかも!」
凛「そう、きっとそう! このホットケーキミックスの、ビニールを破いてね!」
P「それでこの、ナイフの上にちょこっと載せて!」
ちひろ「それからこのキャンドルに火をつけて軽く炙っ
P「駄目だぁー!!!!」
凛「駄目だぁー!!!!」
ちひろ「駄目だぁー!!!!」
21: 以下、
P「……」ハァハァ
ちひろ「……」ハァハァ
凛「……そういえば」
P「凛?」
凛「私、柑奈さんに聞かれたことがあって……」
ちひろ「な、何をですか?」



22: 以下、



柑奈『凛ちゃんって、お花屋さんの娘さんなんだよね!』
凛『そうだけど……、柑奈さん、花とか好きなの?』
柑奈『うん! お花って、きれいで匂いもよくて……、最高にハッピーだよね!』
凛『あ、う、うん』
柑奈『だからね、自分でも育ててみようと思っていて……、上手なお花の育て方、凛ちゃんに教えてほしいんだ!』
凛『育て方? うん、もちろんいいけど……、育てたい花は、もう決まってるの?』
柑奈『うぅ?ん、まだ悩んでるんだけど……、あっ、花だけじゃなくて、草もいいかも! ハーブみたいな!』
ハーブみたいな――……
ハーブミタイナ――……



23: 以下、
P「草!」
凛「クサ!」
P「ハーブ!」
ちひろ「ハーブ!」
P「ナゾノクサ!!!」
凛「クサイハナ!!!!!」
P「ラフレシアー!!!!!!」
凛「ど、どうしよう……、私ばっちり教えちゃった」
ちひろ「教えちゃったんですか!?」
凛「そ、それはもう、懇切丁寧に……、メモまで書いて……」
24: 以下、
P「あ??、やっちまったなぁ?????」
凛「で、でも! まだそうと、決まったわけじゃ……」
ちひろ「……そういえば、私も……」
P「ちひろさんまで!?」
ちひろ「柑奈ちゃん、最近は都会風のオシャレしてくることが、多いじゃないですか」
P「ああ、長崎にいたころは、ヒッピースタイルの服が多かったですけど……」
凛「最近は、いろんなオシャレを勉強してるみたいだね」
ちひろ「でも、この間……、久々にオーガニックなファッションで事務所に来て……」



25: 以下、



ちひろ『あら、柑奈ちゃん、今日はいつもと雰囲気違いますね?』
柑奈『ちひろさん、おはようございます! えへ、今日は久しぶりに、ヒッピーファッションでまとめてきました♪』
ちひろ『最近のファッションも素敵でしたけど、今日のも似合ってますね!』
柑奈『えへへ、ありがとうございます! やっぱり、このスタイルの方が、ラブ&ピースって感じで落ち着きますね!』
ちひろ『その帽子も、可愛いですよ』
柑奈『嬉しいなぁ! これ、麻で作った帽子なんですよ! 麻って、手触りが好きで……』
ちひろ『へぇ?そうなんですか!』
柑奈『はい! 私、麻って大好き!』
麻って大好き――……
アサッテダイスキ――……



26: 以下、
P「麻!」
ちひろ「アサ!」
P「大きなアサ!」
凛「大きなアサ!」
P「新しいアサが来た!!!!」
ちひろ「希望のアサだ!!!!!」
P「駄目だ……、そんな希望は駄目だよぉ……」
ちひろ「ど、どうしましょう……、あの時私が気づいていれば」オロオロ
凛「ち、ちひろさん、落ち着いて」
27: 以下、
P「そ、そういえば、お、俺も……」
ちひろ「プロデューサーさんも!?」
P「あれは、柑奈のグラビア撮影の時……、俺は彼女の水着の食い込みを、穴が開くように見つめていたのだが……」
凛「何してんだあんた」



28: 以下、



P『んーっふっふ、イヤー、ずばらじいでずねー』
柑奈『絶対に伝わらない古畑任三郎のモノマネはやめてください! あとどこ見てるんですかぁ!』
P『いやぁ、柑奈に水着の仕事持ってきて正解だったよ。いい感じだよ』
柑奈『あ、ありがとうございます! でも私、そんなにスタイルよくないから……』
P『何を言う! お前ほど水着の似合うアイドルは、なかなかいないぞ!』
柑奈『そうでしょうか……』
P『もちろんだとも! んっふっふ、しかし柑奈の水着姿はカード化されでいまぜんー。残念でずー』
柑奈『か、カード?』
P『サイゲさんよろしくお願いします。ほら、もうちょっとよく見せてごらんよ』ニジリニジリ
柑奈『きゃっ、やだ、もう! Pさんったら……』
29: 以下、
撮影AD『あ、そこケーブル危ないッスよー』
P『えっ』
グイッ
バターン
P『ぐえぇっ!』バッタリ
柑奈『Pさん!! 大丈夫!?』
P『だ、大丈夫、大丈夫……』
柑奈『よかった!』ホッ
P『いてて……、こりゃ、柑奈に意地悪したバチが当たったかな』
柑奈『まったくです! ……うふふ、いいクスリですよ!』クスクス
いいクスリですよ――……
イイクスリデスヨ――……



30: 以下、
凛「それは違う」
ちひろ「それは違う」
P「うん、これは違うな!!!!!」
凛「……」ジトー
P「う……っ」
ちひろ「プロデューサーさん……、いえ、今は柑奈ちゃんのことです」
凛「そ、そうだね」
P「そうだ、それに、彼女の名前……」
凛「カンナ?」
P「大麻の別称も……」
ちひろ「カンナビス……!」
31: 以下、
凛「……」
P「……」
ちひろ「……」
凛「……それも、関係ないのでは?」
ちひろ「はい」
P「育ってきた環境の話だよ。聞く限りでは、柑奈のヒッピー趣味は、お爺さんの影響のようだからな」
ちひろ「た、確かに、もしお爺さんが、筋金入りのヒッピーだったら……」
凛「……どういうこと?」
P「昔のヒッピー文化っていうのは、マリファナ……大麻と縁が深かったんだよ」
凛「そ、そうなの?」
32: 以下、
ちひろ「もちろん、皆が皆、そうだったというわけではないですが……、そういう文化だった、と言われています」
凛「へぇ……」
ちひろ「だから、ラブ&ピースを歌って心もハッピー」
P「戦争反対で世界もハッピー」
ちひろ「素敵なクサで頭もハッ
P「駄目だぁー!!!!」
凛「駄目だぁー!!!!」
ちひろ「駄目だぁー!!!!」
33: 以下、
凛「……」ハァハァ
P「……」ハァハァ
ちひろ「……」ハァハァ
凛「……柑奈さんは」
P「……」
凛「柑奈はそんな人じゃないよ……」
P「分かってる。柑奈のラブ&ピースは、つまらない薬物に頼らないといけないような、チャチなものじゃない」
ちひろ「プロデューサーさん……」
P「でも、もし、柑奈が何か、悩んでいたとしたら……」
凛「……」
P「生まれ育った長崎から、ひとり離れて東京に出てきて……、孤独なまま、誰にも悩みを打ち明けられずにいたら……」
ちひろ「……」
P「そんなときに、いけない薬を勧められて……」



34: 以下、



柑奈『……もう、疲れちゃったな、私……』
柑奈『……』
柑奈『これを使えば……、また前みたいに、ラブ&ピースな私でいられるのかな……?』
柑奈『……いいよね、きっとお爺ちゃんも、昔は……』
柑奈『最高にハッピーな気持ちになれば、きっとまた、ラブ&ピースを歌えるから……』
柑奈『だったら、そのためなら……』



35: 以下、
春の木漏れ日の中で
君の優しさに
埋もれていた僕は
弱虫だったんだよね
36: 以下、
凛「ま、まさか!」
ちひろ「もし、そうだとしたら……」
P「助けなきゃ! 柑奈を!」
ちひろ「プロデューサーさん……!」ジーン
凛「……ま、やるときはやるって、思ってたけど」
ガチャ
柑奈「お疲れ様でーす! レッスン終わりましたー!」
P「……!」ダッ
ちひろ「逃げんな」ガシッ
凛「逃げんな」ガシッ
37: 以下、
柑奈「Pさんとちひろさん、さっきぶりです♪」
P「う、うん、そうだな」
ちひろ「お、お、お疲れ様です、柑奈ちゃん……」
柑奈「凛ちゃんも、おはよう! 今日もばっちり決まってるね!」
凛「キマってないから! 私別にキメてないから!」
P「凛……お前やっぱり……」
凛「やっぱりとか言うな!」
柑奈「いや……私服のコーディネートのことだったんだけど……、どうかした?」
凛「そそそそうだよね! う、うん、分かってる分かってる!」
P「そ、そうそう! 大丈夫だって、大丈夫。ねえ、ちひろさん」
ちひろ「も、もももちろんですよ! 全然大丈夫です!」
38: 以下、
柑奈「どうしたんですか? 三人とも様子がおかしいですよっ!」
ちひろ「そ、そうですか?」
P「む、むしろ柑奈の様子が普通なんじゃないか? 今日はまだ……」
凛「……しぶやりんチョップ!」ゴッ
P「ぐほっ!」
柑奈「今日は、まだ……?」
P「なんでもない、なんでも……、それより……」
柑奈「はい?」
P「柑奈、これを見てくれ……」
柑奈「はい……? ってあぁっ!? 私のカバンの中身!?」
P「そうだ。悪いが、検めさせてもらった」
39: 以下、
柑奈「わっ、わわ、どうしてですか?!?」
P「ラブ&ピース検査だ」
柑奈「ら、ラブ&ピース検査……、そっか、そうだったんですね……」
凛(……やっぱりちょっと、ハッピーな気分になってるんじゃないの? 受け答えが……)ヒソヒソ
ちひろ(いえ、まだそうと決まったわけでは……)ヒソヒソ
柑奈(うわ????、ラブ&ピースのためとはいえ、Pさんにカバンの中見られちゃったよぉ???)
柑奈(これじゃ恥ずかし&ピースだよ????!)
柑奈(しかもこんな日に限って、ホットケーキミックスを四袋も持ち歩いちゃってるし……)
柑奈(これじゃあホットケーキキチでキャラが立っちゃうよ?????!)
40: 以下、
柑奈「ほ、ホットケーキダブルピース……」ブイッ
P「……?」
凛「ヒソヒソ」
ちひろ「ヒソヒソ」
P「……コホン、それで、柑奈……すまないが」
柑奈「は、はい?」
P「これは、どういうことなのか、ちゃんと説明してくれないか?」
柑奈「せ、説明……っ!?」
42: 以下、
柑奈(どういうことだろ……、説明しろって言われても……)
柑奈(Pさん、ちょっと怖い顔してるし、「なんのことですか?」なんて、聞きづらい……)
柑奈(でも、机に広げられてるのは、普通の私物と……、あとはホットケーキミックスだけだし……)
柑奈「え、え?っと」
柑奈(……あっ! もしかして、あのナイフ……!)
柑奈(Pさん、公演のときのものだって、忘れてて……、それで勘違いしてるのかも!)
柑奈「違いますよ、Pさん! それは単なる役のもので……」
P「ヤク!?」
凛「ヤク!!?」
ちひろ「ヤクのモノ!?!?」
柑奈「え、は、はい」
43: 以下、
P「か、柑奈……! いつからだ! これはいつ……!」
柑奈「いつって……、ほら、オーシャンクルーズ公演のときですよ。あのときは、みんな素敵な役をもらったって、とっても喜んで……」
P「み、みんな!?」
柑奈「はい! みんな、自分たちの役に夢中になって、フラフラになるまでやりきったんですから!」
P「み、みんなヤクに夢中でフラフラに??????!!!!?」
ちひろ「[自由の海姫]大槻唯??????(SR)!!!!?」
凛「[ドランカーパイレーツ]柊志乃??????(SR)!!!!?」
ちひろ「[シーパイレーツ]衛藤美紗希??????(R)!!!!?」
P「み、みんなぁぁ……」ガクッ
柑奈「またあんな、最高にハッピーなヤクがほしいなぁ……」
44: 以下、
P「駄目だぁー!!!!」ガバッ
凛「駄目だぁー!!!!」ガバッ
ちひろ「駄目だぁー!!!!」ガバッ
柑奈「きゃあ! ど、どうしたんですか、皆さん!? 急に抱き付いてきて!!」
P「柑奈ぁー! すまなかった、俺が頼りないばっかりにー! もう辛い思いはさせないぞー!」ギュゥー
凛「柑奈さん! 私たち仲間だから! どんなときでも、独りじゃないからぁー!」ギュゥー
ちひろ「私が、私たちがついてますからー! もう悲しい日々は終わりですからぁー!」ギュゥー
柑奈「ちょ……皆さん、苦しいですよぉ……!」アワアワ
柑奈(……でも、こうして皆さんに抱き付かれて)
柑奈(誰かの体温を、身近に感じていると……)
45: 以下、
P「柑奈ぁ……」
凛「柑奈さん……」
ちひろ「柑奈ちゃん……」
柑奈「皆さん……」
柑奈(こうしてると、すごく、穏やかな気持ちになってきて……)
柑奈(心がふわふわして……)
柑奈「……私、今すごくハッピーな気持ちです♪」
P「駄目ぇー!!!!」
凛「駄目ぇー!!!!」
ちひろ「駄目ぇー!!!!」
柑奈「えっ!? えぇ????!?!?」
47: 以下、



晴「その後……、まあロスタイムだな」
みちる「カレーパンって、カレー入ってなかったらもっと美味しいと思わない?」



48: 以下、
幸子「……」
P「幸子ー、ほら、いつまでもムクれてないで、こっち来て柑奈のホットケーキ食べようぜー」
幸子「……」プイッ
凛「これ、すごく美味しいよ、幸子」
ちひろ「本当に、市販のホットケーキミックスとは、思えないくらいです!」
幸子「…………」ジュル
P「持ち物検査の件は、謝るからさ、機嫌直してくれよー」
幸子「……むぅ」
柑奈「幸子ちゃん」
幸子「柑奈さん……」
49: 以下、
柑奈「相手を許してあげること、そこからピースが生まれるんだよ」
幸子「……」
柑奈「そしてピースが深まれば……それはラブ! ラブ&ピースなんだよ!」
幸子「……ラブ&ピース」
柑奈「幸子ちゃんには、怒った顔より、ハッピーな笑顔の方が似合うと思うな♪」
幸子「柑奈さん……、はぁ……仕方ありませんね」
P「お」
柑奈「よかった♪」
50: 以下、
幸子「柑奈のラブ&ピースに免じて、今回だけは許してあげますからね! Pさん!」
P「うんうん、ごめんな」ナデナデ
幸子「フフーン、可愛い上に優しいボクに感謝するんですよ!」
P「うんうん。柑奈ー、幸子にもホットケーキ一枚ー」
柑奈「もう出来上がりましたよ、はい、召し上がれ♪」
幸子「わぁ……! い、いただきます!」キラキラ
P「しかし、本当にうまいな、これ」モグモグ
凛「だね」ムグ
柑奈「実は、隠し味が入ってるんですよ!」
51: 以下、
P「……隠し味は、柑奈のラブとピースって言うんだろ?」
柑奈「もちろん! ……でもそれだけじゃなくて、もう一味、入れてるんですよ」
ちひろ「へぇ、いったい何が、入ってるんですか?」モグモグ
柑奈「はい! それは……」
柑奈「自家製ハーブです!!」
P「駄目ぇー!!!!」
凛「駄目ぇー!!!!」
ちひろ「駄目ぇー!!!!」
幸子「?」モグ
52: 以下、
おわり
有浦柑奈さん可愛い
53: 以下、
おつー
面白かった
58: 以下、
忘れていました
当SSは、ラーメンズの「お引越し」というコントから一部設定、アイデア等を得ています
わざわざ言うほどのことでもありませんが、一応
あと柑奈さんの水着SRがほしい
ほしいなぁ
以上、よろしくご確認の程お願いいたします
64: 以下、

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