古泉「うまるーん」back

古泉「うまるーん」


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1:
キョン「暇だな」
古泉「暇ですねぇ」
キョン「なんで今日はお前しかいないんだ?」
古泉「皆さん、用事があるんじゃないでしょう か」
キョン「そうかぁ…」
キョン「…」
キョン「…なぁ古泉」
2:
キョン「お前は彼女を作らないのか?」
古泉「はい?」
キョン「彼女だよ。俺たちは健全な男子高校生だぞ?」
古泉「そ、そうですね」
キョン「言いたかないが、お前は女子にもそれなりに人気があるだろう?それなりに、だが」
古泉「それなり、ではないと思いますよ?」
4:
キョン「…」
古泉「冗談です。そんなに睨まないで下さい」
キョン「…まぁいい。で、彼女は作らないのか?」
古泉「そうですね。作らないわけじゃないんですよ」
キョン「だよな。お前なら…」
古泉「作れないんです」
キョン「えっ」
古泉「僕は機関の人間であり、神人を倒すという大きな使命がありますから」
キョン「そ、そうだったな。すまん」
古泉「いえ、いいんです」
5:
キョン「じゃあ、機関に所属している人間はみんな恋愛とかはしてないわけか?」
古泉「もちろんです。皆さん、そんな余裕なんてないんでしょうね」
キョン「そうか…」
古泉「そう言うあなたはどうなんですか?」
キョン「え?」
古泉「彼女との距離は縮めなくてよろしいんですか?」
キョン「か、彼女って誰だ!?」
古泉「わかっていらっしゃるでしょう?ふふ」
キョン「さ、さぁな。さっぱりわからん」
古泉「ふふ」
9:
キョン「さて、することもないし、そろそろ帰るとするか」
古泉「そうですね。あ、鍵は僕に任せて先に帰っていただいても結構ですよ」
キョン「そうか?じゃあ任せた」
古泉「えぇ。また明日」
バタン!
古泉「ふぅ」
古泉「まさか彼女を作らないかどうか聞かれるなんて…」
古泉「口が裂けても『興味がないから作らない』とは言えませんね」
古泉「えっと、i-podは…と」
古泉「今日はかくしん的めたまるふぉ?ぜ!っでも聴きながら帰りましょう。」
11:
古泉「いつも食う!寝る!遊ぶの三連コンボ?♪」
古泉「…おっと、うっかり声に出して歌ってしまいました」
古泉「正に名曲。再生回数が12万回とは、困ったものです」
古泉「邦楽にもこれくらい頑張って欲しいものですねぇ」
古泉「彼女…。嫁にシルフィンがいるから必要ないですよ。ふふ」
古泉「そうだ、今日は新しいアニメを買って帰りますか」
12:
翌日
ガチャ
古泉「遅くなりました。掃除当番がありまして」
みくる「あ、すぐにお茶を煎れますね」
古泉「ありがとうございます」
ハルヒ「あ?、もう。ぜんぜんホームページにアクセスがないわ」
キョン「そうか」
ハルヒ「あんたももっと憤りを感じなさいよ!SOS団の1員なのよ!?」
キョン「俺ならこんなサイトにアクセスしたいと思わんしな」
ハルヒ「はぁ!?」
キョン「冗談だよ、冗談」
古泉「いつも通りですね」
14:
ハルヒ「だいたい、なんでみんな不思議なことにもっと興味を示さないのよ!?」
キョン「そんなもん、人それぞれだろう」
ハルヒ「いいえ!それにしてもこれは酷すぎるわ!」
キョン「みんな、他に興味ものがあるんだろうな」
ハルヒ「そうよ、それだわ。みんな他のどうでもいいことに興味を抱いてるのよ!」
キョン「なんだ、わかってるんじゃないか。だが、人の興味をどうでもいいことと片付けるのはどうかと思うぞ」
ハルヒ「だってどうでもいいことなんだもの!あたしはテレビを見ててそれを確信したわ!」
15:
キョン「テレビ?」
ハルヒ「そう、前にふと付けたテレビで音楽番組がやってたのよ」
ハルヒ「特に見たい番組もないからチャンネルをそのままにして見てたの」
キョン「ほう」
ハルヒ「週の音楽ランキングがあったんだけど…あたしは愕然としたわ」
キョン「なんでだ?」
ハルヒ「アニソンよ!ランキングの上位をアニソンが占めてたの!おかしいでしょ!?」
古泉(ピクッ…)
16:
キョン「アニソンねぇ」
ハルヒ「みんなそれを見て『萌え?』とかやってんのよ!?バッカみたい!」
キョン(朝比奈さんは萌え要因でSOS団に入れたんじゃなかったのか?)
ハルヒ「このままのペースで行ったら日本の音楽業界がアニソンに覆い尽くされる日は近いわ!」
ハルヒ「そう、やがて日本の音楽業界の終焉を迎えるのよ!」
古泉(わかってない…。涼宮さんはまるでわかってない!)
17:
キョン「そんなに目くじらを立てることか?」
ハルヒ「何よ!?まさかあんたもアニソンを買ってるわけ!?」
キョン「買うか、そんなもの」
古泉(ピクッ、ピクッ!)
キョン「だがな、人は自分がいいと思った物を買うんだ。そういった意味じゃ今回はアニソンの方がいいと思う人間がたくさんいたというだけだろう」
ハルヒ「アニソンのどこがいいのよ!」
古泉(ピクッ!ピクピクッ!!)
古泉(堪えろ、堪えろ古泉一樹!)
19:
ハルヒ「アニソン聴いてる暇があったら不思議の1つでも探せばいいのよ!」
キョン(不思議を探す暇があったら音楽を聴いてたいがな)
ハルヒ「あぁ、もう!腐ってるわ!」
ハルヒ「大体深夜アニメってなによ!?もっとためになるものを放送すればいいのに!」
ハルヒ「そう、音楽業界の前にテレビ業界が腐って行ったのよ!」
ハルヒ「多すぎる!わかってない奴が多すぎるわ!」
古泉「わかってないのはお前らだろうが!!」
ハルヒ「!?」
20:
ハルヒ「あ…そ、そうよね!」
キョン「…」
みくる「私、びっくりしちゃいました?」
古泉「で、ですよね。すいません」
古泉(な…何をしてるんだ僕は)
長門「…」ペラッ
ハルヒ「えと…なんだっけ。そうそう、アニメね!」
ハルヒ「ちょっと前も『干物妹!うまるちゃん』なんてやってたけど、
どこがいいのか全くわからなかったわ!」
古泉「うまるちゃん最高だろうが!!!」
23:
ハルヒ「…」
キョン「…」
みくる「…」
長門「…」
古泉「…」
古泉「…っていうシーンがあるんですよ。今回の劇」
キョン「いや、無理があるだろう。それは」
25:
ハルヒ「…古泉くん、もしかしてうまるちゃん見てた?」
古泉「…」
ハルヒ「ご、ごめん。身近に見てる人がいるなんて思わなかったからつい…」
古泉「見てません」
キョン(こ、こいつは…!)
古泉「あんなアニメ、見てませんよ」ニコッ
キョン(握り拳に爪が食い込んで血が出てるぞ古泉…!)
26:
ハルヒ「…」
みくる「…」
キョン「…」
長門「…」
古泉「…」
ハルヒ「あ、きょ、今日はもう遅いから解散にしましょう!また明日部室でね!」
長門「まだ4時」
みくる「あ、は?い!帰りますね!」
古泉「あ、鍵は…鍵は僕が閉めますんで!」
27:
古泉「…」
古泉「…はぁ」
古泉「やってしまった」
古泉「感情を抑えきれないとは、僕もまだまだですね」
古泉「僕がアニメ大好きで、抱き枕とか持ってて、アニメのブルーレイ見るためにプロジェクターまで買ったなんてこと涼宮さんたちにばれたら…」
古泉「…もうボロは出しません。帰ってGF(仮) でもやりますか…」
キョン「…古泉」
古泉「!」
28:
古泉「き、聞いてらしたんですか。僕の独り言…」
キョン「…やっぱりアニメ大好きだったんだな、お前」
古泉「…」
キョン「そ、そんな顔をするな!」
古泉「軽蔑しましたよね」
キョン「そ、そんなことはないぞ!俺もドラゴンボールとか見てたしな。はは…」
古泉「…」
29:
古泉「困っちゃいましたね?。どれをお貸ししましょう」
キョン「…」
古泉「喰霊は初心者には向いてないですかね。それなら…」
キョン「…」
古泉「これです!クラナド!是非見てください!」
キョン「…面白いのか?」
古泉「クラナドは人生です」
30:
キョン家
キョン「結局全巻持って帰らされた…」
キョン「まぁ、話を合わせる為に少しくらい見とくか」
キョン妹「キョン君なにしてるの?」
キョン「あっちいってなさい!」
キョン妹「キョン君のケチ?」
キョン「ふぅ」
キョン「さて、見てみるか」
31:
翌日
キョン「よう、古泉」
古泉「おはいようございます。珍しいですね、部活でもないのに話しかけるなんて」
キョン「あぁ」
古泉「そういえばお貸ししたアニメはいかがでしたか?」
キョン「見終わった。他の奴を貸してくれ」
古泉「え、一晩でですか?」
キョン「そうだ。別の奴を」
古泉「あ、はい!」
32:
部室
みくる「お茶どうぞ?」
ハルヒ「ありがと。今日も可愛いわみくるちゃん!…あれ、キョンが来ないわね」
古泉「用事があるので早く帰られましたよ」
ハルヒ「あ…。そ、そう」
古泉(ふふ、彼もはまっているみたいですね)
古泉(さて、ひぐらしの次は何を貸しましょうか)
古泉(コードギアスなんて彼にピッタリかもしれません。ふふふ
33:

Prrrrr!
古泉「…こんな時間に誰でしょう」
ガチャ
キョン『古泉、俺だ』
古泉「どうも、どうしました?」
キョン『ひぐらし面白いな』
古泉「そうですか!喜んでいただけて何よりです」
キョン『今からお前の家に行くから、ひぐらしの解を貸してくれ!』
古泉「え、もう2時ですよ?さすがに明日の方が…」
キョン『30分で行く!それじゃあな!』
ガチャ
古泉「…」
34:
数日後
古泉「いやはや、まさかここまで彼がアニメにはまってしまうとは」
古泉「大変喜ばしいことです」
古泉「勢いに任せて、彼にもGF(仮) を進めてみましょうか」
キョン「古泉」
古泉「ああ、お待ちしておりました」
キョン「約束のものは」
古泉「ええ、うまるちゃんのブルーレイディスクです。おもしろいですよ」
キョン「これがうまるちゃんか…」
35:
古泉「ついに彼もうまるちゃんの世界に足を踏み入れましたか」
古泉「ふふ、そこははまるとなかなか抜け出せないですよ?」
ハルヒ「古泉くん」
古泉「おや、涼宮さん。どうかしましたか?」
ハルヒ「キョンのこと、なにか知らない?」
古泉「というと?」
ハルヒ「最近キョンの様子がおかしいのよ。毎日目にクマを作って登校してくるし、ろくに部活も参加しないで帰っちゃうし…」
古泉「確かに、疲れた感じがしましたねぇ」
ハルヒ「あ?もう!これ以上部活をサボるようなら死刑だから!古泉くんもキョンに会ったらそう伝えといて!」
古泉「かしこまりました」
古泉(…さて、次は何を貸しましょうか)
37:
翌日
古泉「どうも」
キョン「ん、まだお前しか来てないのか」
古泉「そのようですね」
キョン「ハルヒめ。『来なきゃ死刑』とか言っときながらお前が遅れてどうするんだ」
古泉「ふふ。そういえばうまるちゃんはどうでした?」
キョン「うまるちゃんか。あれは素晴らしかったよ」
古泉「そうでしょう。貴方ならわかっていただけると思いましたよ」
古泉「貴方はどのキャラが一番良いと思いました?」
キョン「俺か?俺はきりえちゃんかなぁ」
古泉(…やっぱりそういう系のキャラが好きなんですね)
38:
キョン「キャラもいいが、曲が最高じゃないか!」
古泉「でしょう!」
キョン「なぁ、あの曲はどっかで売ってたりするのか?」
古泉「ちゃんとCDショップに売っていますよ」
キョン「マジか!よし、今から買ってくる!」
古泉「えっ、部活は…」
キョン「どうでもいい!ハルヒには適当に言っておいてくれ!じゃあな!」
バタン!
古泉「…困ったものです」
40:
翌日
古泉「どうも…って大丈夫ですか?その頬…」
キョン「あぁ、今日こそ部活に来いとハルヒにひっぱ叩かれた」
古泉「大変ですね。あ、そういえばきんモザの曲はどうでした?」
キョン「おう、買った!昨日からリピートしまくりだ!そういえば、キャラソンなんてのもあるんだな」
古泉「そうです!あれも素晴らしい出来ですよ」
キョン「見くびるなよ。もう全部買ったさ」
古泉「おぉ、全キャラ5人分買っていただけましたか!」
キョン「もちろん!全キャラ5枚ずつしっかり買ったぜ!」
古泉「5枚…ず…つ?」
41:
放課後
ハルヒ「キョンが帰ったぁ!?」
みくる「はい、駆け足で出て行くのを見ました」
ハルヒ「あのバカ!電話で呼びつけてやるわ!!」
古泉(困ったものです)
長門「…」ペラッ
ハルヒ「もしもし!ちょっとあんた今何処にいるのよ!?」
ハルヒ「ケーキ屋さん!?どうでもいいからさっさと部室に来なさい!30秒以内!!」
ピッ
ハルヒ「まったく!あいつは!何を考えてるのかしら!」
42:
ガチャ
キョン「…」
ハルヒ「あ、来たわね!何考えてるの!あんた最近サボり過ぎよ!百刑に値するわ!」
キョン「…」
ハルヒ「最近のあんたはたるんでるのよ!SOS団としての自覚はあるの!?」
キョン「…」
古泉「あの、何をしてらしたんですか?」
キョン「誕生日の…」
キョン「きりえちゃんの3月の誕生日ケーキの予約に行ってたんだ…」
古泉「…」
古泉(彼は…廃人になろうとしている…)
44:
ハルヒ「ちょっと聞いてるのキョン!?」
キョン「…」
ハルヒ「ケーキ屋さんにいってたなら、あたしたちへのお詫びの品くらい買ってきたんでしょうね!?」
キョン「うるさい!!」
ハルヒ「!」
古泉「!」
ハルヒ「な、何よ!?」
46:
キョン「さっきからやかましいんだよお前は!ガミガミガミガミと!!お前のような奴よりきりえちゃんの方が100倍可愛いんだよ!!」
ハルヒ「!」
ハルヒ「き、きりえちゃんて誰よ!?」
キョン「そんなことも知らんのかお前は!」
みくる「あの、二人とも…」
携帯『いつも食う、寝る、遊ぶの三連コンボ??♪』
古泉(僕の携帯が!閉鎖空間が発生しましたね!)
古泉(このままではまずい!世界が終わってしまう!)
47:
キョン「お前は可愛い可愛いなんて言われてるけどな。2次元の世界の!きりえちゃんには!沙都子には!絶対に勝てないんだよ!」
ハルヒ「な、何言ってるの!?」
古泉(これは僕の責任です。…僕が解決しなければ!)
キョン「もういい!俺は帰るぞ!」
古泉「待ってください!」
キョン「何だ!?」
48:
古泉(…完全な禁じ手ですが、仕方ありません!)
古泉「貴方は勘違いしてます。涼宮さんをよく見てください」
古泉「…彼女も2次元です」
キョン「…」
ハルヒ「…」
古泉「…」
キョン「oh…」
49:
キョン「そうか…」
ハルヒ「…」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「な、何よ」
キョン「お前も、なかなかいいぞ」
ハルヒ「は…はぁ!?」
キョン「気づけなかった…お前の放つ素晴らしさに」
ハルヒ「な、なな、何言ってるのよ!?」
キョン「いいよな、superdriverとか。最高だよな!な!」
5

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