杏・智絵里・かな子「私達のビックバンは!」ウルトラマンゼロ「止められないぜ!」back

杏・智絵里・かな子「私達のビックバンは!」ウルトラマンゼロ「止められないぜ!」


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1:
前作 神崎蘭子「光に呑まれよ!」 ウルトラマンゼロ「闇を切り裂く光だ!」 の続編です
一応のあらすじ
ババルウ星人バリアンを追ってアイマス次元の地球に訪れたウルトラマンゼロ。
前回の襲撃で頭を打って気絶した蘭子とも融合し、蘭子と共に活動をするゼロ。
シャプレー星人とピット星人を倒したゼロと蘭子だったが、シャプレー星人の口から『あのお方』なる存在を知る。
アイドルのエネルギーを利用し、強大な存在を復活させようとしているバリアンと戦う為、ゼロはアイドル達と共に戦う!
後、蘭子はウルティメイト蘭子となって、別の宇宙に行ってご満悦になった。
2:
島村卯月「やっぱり、ゼロさんと融合していると落ち着きますね?」
神崎蘭子「我が友よ、今宵は我がもとに訪れる約束」
渋谷凛「ゼロ、今は卯月と蘭子の身体を行ったり来たりしてるんだ」
ウルトラマンゼロ「ああ。二人が身体を使っていいというもんでな」
卯月「島村卯月、ゼロさんと一心同体ですから♪」
蘭子「我が友の為、この身体を貸すのは当然の事。我らも一心同体なり」
ゼロ「やれやれ、モテる男は辛いぜ」
凛「はいはい、ご苦労様。その理論でいくと、卯月と蘭子も一心同体だね」
卯月「けど、私も蘭子ちゃんの言葉が分かるようになってきましたよ?」
凛「あ、見事に一心同体だ」
蘭子「卯月ちゃんとは、我が友も交え、闇を高める為に、共に扉の向こう側へと赴く」
凛「じゃあ、早訳して」
卯月「三人で遊んだり、一緒に走ったりしただけですよ」
 ガチャ
カエル?「おはようございます」
卯月・蘭子「ひっ!」
卯月(ゼロ)「っ!? ウルトラ卯月キッ……」
カエル?「っ!?」
本田未央「ま、待って! これ、プロデューサーだから!」
3:
ゼロ「へぇ、キャンディアイランドは、初テレビまで決まったのか」
蘭子「それはよきこと」
卯月「おめでとうございます!」
凛「それで、何て番組なの?」
智絵里「頭脳でDON! ブレインズキャッスルです」
未央「アイドルがアピールタイムを賭けて対決する番組だよ!」
かな子「テレビに出るのは初めてで不安で……」
杏「杏も不安だよ……しばらく働かなくてもいいと思ってたのに……限界だよー」
ゼロ「杏は相変わらずぶれないな」
武内P「それで、みなさんの緊張をほぐそうと、これを着てみたのですが」
ゼロ「なるほどな。悪いな、勘違いしちまって」
武内P「誤解が解けて、よかったです。ウルトラ卯月キックをまた受けるのは嫌ですからね」
未央「私もウルトラ卯月パンチを思い出したら、お腹が痛くなってきたよ……」
多田李衣菜「ゼロと融合するだけで普通の人の何十倍の身体能力になるんだもんね……」
前川みく「卯月ちゃんに見せてもらったけど、一階からビルの屋上まで飛べてたにゃ……」
ゼロ「あの時は手加減してるから大丈夫だ」
杏「つまり、さっきの蹴りが成立してたらプロデューサーヤバかったね」
4:
智絵里「テレビは頑張りたいんですけど、うぅ、大勢の前だと緊張しちゃって……」
ゼロ「智絵里……。あまり、気を張り過ぎるな」
智絵里「は、はい。わかってるんですけど……」 シュン
卯月(智恵理ちゃん、緊張してるんですね)
ゼロ(こればっかりは本人の問題だからな。俺達にできることは少ない)
蘭子「光の戦士よ。大いなる戦を前に、乙女達も心休める必要がある」
卯月「っ! それ、いいですね! ゼロさん、いいですか?」
ゼロ「なるほど。キャンディアイランドのデビュー祝いと、初テレビも兼ねて行くとするか」
未央「どこに連れてってくれるの?」
ゼロ「それは、着いてからのお楽しみだ。レッスンが終わったら、連れてってやる」
・・・
・・・・・・
 カコーン
凛「……温泉?」
未央「温泉……!」
武内P「温泉、ですね」
李衣菜「ここ、何県? むしろ、地球? 噂のエスメラルダ?」
ゼロ「地球の和歌山県だぞ」
みく「それはそれで意外なのにゃ……」
5:
蘭子「我らが己の力の限界を超える為、暁を浴びている時、辿り着いた秘境なり」
ゼロ「ちなみに、普段はやらないが俺が分身して卯月と蘭子に合体した」
卯月「楽しかったですね?。ここ、美人の湯があるんですよ!」
みく「ウルトラマン、凄すぎにゃ」
赤城みりあ「ゼロさん、連れてきてありがと?!」
かな子「温泉! 温泉まんじゅう、食べたいです!」
ゼロ「かな子もぶれないな」
武内P「後で購入しましょう」
かな子「やったぁ!」
凛「私達としては嬉しいけど、ウルトラマンの能力をそんな風に使っちゃっていいの?」
ゼロ「卯月や蘭子には世話になってるし、俺は二人のファンだからな。これくらいはいいさ」
杏「ゼロのお父さんは絶対にしてくれなさそうだけどね」
ゼロ「親父は頭が硬いからからな。それにすぐ怒るし! 俺くらいが丁度いいんだよ」
未央「へぇ?。セブンってウルトラ兄弟の中じゃ特に優しいイメージ合ったけど、すぐ怒るんだ」
杏「レオに厳しくしてたのは、理由があるしね」
武内P(双葉さん、さり気なく詳しいですね)
6:
 光の国
セブン「む……!」
ゾフィー「どうした? まさか、ゼロの身に何か?」
ウルトラマン「ゼロは武器商人ナックル星人バンデロの顧客リストにあった、ババルウ星人バリアンを追ってくれていたな」
ゾフィー「ジャックの追跡を逃れたバリアンの実力は分かるが、ゼロが危機に陥るとは考えづらいが……まさか」
マン「ベリアルか!?」
セブン「この感じ、ゼロが俺の悪口を言ったな」
マン「さ、仕事に戻ろうか」
ゾフィー「そうだな」
マン「ウルトラマン誘拐事件の主犯、エタルガーの調査がまだだからな」
ゾフィー「メビウスやマックスが敗北した相手だ。倒されたとはいえ、奴の正体を暴いておかねば」
※ナックル星人 バンデロ 登場作品・ウルトラマンエックス
 ブラックキングを従えたかなりの実力派で、エックスを窮地に追い詰める。次元移動できる装置を持つ。
 ゼロ登場のせいか、テレビシリーズの中では随分と凝ったアクションで、>>1も楽しかった。エックスは主役の座を奪われかかった。
※エタルガー 登場作品・ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!
 超時空魔神の異名を持つ、黄金の鎧を纏う戦士。二つ名に相応しいチート能力と恐るべき防御力を持ち、実力はウルティメイトゼロとほぼ互角。
 コスモスのネイバスター光線、ギンガのギンガファイヤーボール、ビクトリーの最強技シェパードンセイバーフラッシュを受けても、無傷だった。
 ただし、前世は黄色いウサギ。趣味は従者ごっこ。
7:
 地球
城ケ崎美嘉「ていうか、アタシも一緒で良かったの?」
城ケ崎莉嘉「だって、お姉ちゃんと一緒が良いんだもん!」
千川ちひろ「私もご一緒してよかったんでしょうか……?」
ゼロ「美嘉は莉嘉の姉貴だし、ちひろにはピット星人のせいで怖い思いをさせたからな。気にするな」
ちひろ「むしろ、その宇宙人を変身した途端一方的に倒したあなたに驚きましたよ……」
卯月「ゼロさんは光の国、最強のウルトラマンですから!」
蘭子「伝説の武具に認められし、勇者なり!」
ゼロ「全く、卯月も蘭子も、人を煽てるのが上手いな」
未央「ゼロだけだよ? こんなに、アイドルにチヤホヤされるウルトラマンなんて」
ゼロ「ふっ、そうだな。俺と同じで若いけど、大きくなりそうな奴ばっかりだな!」
未央「あたぼうよ! カラオケとダンスはまだ勝てないけど、リベンジタイムはまだ続くからね!」
ゼロ「挑戦は、いつでも受けるぜ!」
美嘉「なんか、いいね。ゼロみたいな性格のウルトラマン」
ちひろ「ふふ、ウルトラマン像が良い意味で、崩れていきますね」
莉嘉「ゼロくんは友達だからね!」
8:
ゼロ「しかし、プロジェクトメンバー全員となると多いな。武内、俺も実体化するから、男二人でのんびり入ろうぜ」
武内P「ご一緒致します」
アナスタシア「ゼロ、またお風呂、一緒に入る約束です」
ゼロ「え? いや、卯月や蘭子は平気かもしれないが、今回はみんなもいるからな」
アーニャ「みんなは、ゼロと一緒はイヤ、ですか?」
未央「私はまぁ、別に一緒でも。助けてもらったし」
凛「なんだかんだで助けられてるし……。いつの間にか、宇宙旅行も連れてってもらってるし」
美嘉「私も仕事柄、タオルさえつけられれば」
諸星きらり「ゼロちゃんと入るの、ダメな人いる??」
 シーン
李衣菜「男の人と言えば男の人だけど、ウルトラマンだし」
みく「普段は蘭子ちゃんか卯月ちゃんの中にいるから、特に気にならないニャ」
ゼロ「そ、そうか? 武内、悪いが、また今度ということで……」
武内P「ええ、またの機会に。……皆さんの護衛、お願いしますね」 ボソ
ゼロ「ああ、わかってる。前みたいに襲撃があるとも限らないからな」 ヒソヒソ
ちひろ(さすがに私は抵抗あるんですけど、言える雰囲気じゃないですね)
11:
 女風呂
卯月「ん?、気持ちいですね?」 チャプン
蘭子「命の泉……」
未央「二人の恍惚とした顔が似通ってる」
凛「割と一心同体になってるね」
ゼロ(肝心の智絵里は)
智絵里「はぁぁぁ……気持ちいです」
かな子「お風呂上りには牛乳と、温泉まんじゅうだね」
杏「気持ち良すぎて、溶けちゃいそう……」 グニャー
ゼロ(リラックスしてくれてるみたいだな)
卯月(良かったですね)
未央「そう言えば、さっきゼロは自分で実体化するって言ったけど、実体化するとどうなるの? 人間の男の人になるの?」
ゼロ「俺が人間だったらという姿もイメージできるし、共に戦ったランやタイガの姿を借りる事もできる」
未央「融合した事のある人は姿を借りれるってこと?」
ゼロ「いや、イメージさえあれば大体いけるぜ」 ブゥン
卯月「うひゃ」 ピト
凛「卯月が変身しないで、光がそのまま……」
未央(ゼロ)「こんな風にな」
未央「わっ! すごい、私がもう一人!」
12:
ちひろ「そういえば……ウルトラセブンは、人間と融合しているんじゃなくて、勇敢な人間の姿を借りたと言う話を聞いたことがありますね」
杏「うん、メビウスもそうだね」
智絵里「すごいですね?」
未央(ゼロ)「イメージさえあれば……」→杏に似た美女「こんなこともできるぜ」
かな子「もしかして、杏ちゃん?」
未央「すごい! 応用がきくんだ!」
杏「パラレルワールドになら、そんな杏もいるかもしれないね?」
杏に似た美女→みりあに似た美女「他にもこんな風に」
みりあ「今度は私だ! アルバムにある、昔のママみたい」
みりあに似た美女→きらりに似た小柄な少女「ある程度は自由自在だ」
莉嘉「ちっちゃいきらりちゃんだ! こっちも可愛い?」
きらり「きらりも?、小さい時があったんだにぃ」
未央「へぇ?、すごいね?。ウルトラマンが能力をフル活用すれば、こんなこともできるんだ」
アーニャ(ゼロ)「ま、普段は使わない能力だからな」
アーニャ「今度は私に」
美波「現地の人に化ける必要がなければ、確かに使わないですね」
13:
アーニャ(ゼロ)「ん?、自分で温泉に入るのは気持ちいいな。俺もマイティベースに風呂でも作るかな」
美波「流暢に日本語をしゃべるアーニャちゃん。違和感が凄い」
凛「ゼロが化けてるから、アーニャの普段の顔つきともちょっと違うし。アーニャなのに、別人みたい」
アーニャ「ダー。見た目は私でも、私じゃないですね」
未央「プロジェクトメンバーなんかは、応用もできてたし余裕でいけちゃう?」
アーニャ(ゼロ)「ああ。事務所で見たことのある相手なら、姿を借りるだけなら問題ないが」
未央「じゃあさ?……ごにょごにょごにょ」
アーニャ(ゼロ)「なるほどな。まったく、未央は悪戯が好きだな。……やっちゃう?」 ニヤ
未央「やっちゃいますか?」 ニヤァ
美嘉「何をする気よ」
アーニャ(ゼロ)→凛(ゼロ)「ほい」
凛「私に?」
凛(ゼロ)「……渋谷凛、頑張りますっ!(卯月風)」
卯月「あ、私ですね!」
未央「おぉ、さすがしまむーの中にいただけあって、上手いね! しぶりんとは思えない、良い笑顔!」
美嘉「ぶっ! ぷ、く、す、凄く似てる……」
凛「ちょ、ちょっと……」 カァァァ
14:
凛(ゼロ)「にょわ?。みんな、はっぴはっぴ、だにぃ☆」 キラン
きらり「今度はきらりだよ!」
みりあ「凄い! 上手?!」
未央「きらりんはさすがに、ちょっと真似してる感じがあるけど、それがまた面白さを引き出してるね!」
凛「や、止めてよ! なんでそういうことするの!?」 カァァァ
凛(ゼロ)「神に背きし罰か。パンドラに残る最後のエルビス……」 キリッ
蘭子「おぉ! 我が旋律の呪文か!」
美嘉「ぶふっ! り、凛が蘭子ちゃんみたいなことを真面目に言って……。お腹痛い……!」
凛「未央、知ってる? 悪いことしたら、お仕置きが必要なんだよ」 ググ
未央「ちょ、落ち着いて……!? ギ、ギブ! しぶりん! く、くるしぃ……」
卯月「ゼロさんも遊び過ぎですよ」
凛(ゼロ)「悪い悪い! やってみたら意外と面白くてな」
卯月「全くも?。あ、次は?ごにょごにょ」
凛(ゼロ)「卯月も俺で遊ぶ気満々じゃないか……。あまり使わない能力だから、たまにはいいか」
凛(ゼロ)→李衣菜(ゼロ)「ほい」
李衣菜「え? 私!?」
15:
李衣菜(ゼロ)「紅茶を飲みながらクラシックを聴く、午後の静かな一時は良いですわ」
李衣菜「クラシック!?」
みく「ぶふふ!! りーなちゃんがクラシック!!」
李衣菜(ゼロ)「ロック、ですか? すみませんが、激しい音楽はあまり……」
凛「お嬢様的な笑顔でやんわり断って……ぷっ! くふ……」 プルプル
卯月「エメラナ姫風にしてもらいました!」
美波「な、なるほどね。くく、エメラナ姫は確かに、ふふ……」 プルプル
未央「これは、美嘉ねぇや莉嘉ちゃんでも面白そうだね」 ププ
李衣菜「な、なんなんだよ!? 酷くない!?」
李衣菜(ゼロ)「他にも、ギターやベースに物凄く詳しい李衣菜も考えたが、やるか?」
みく「ぶふっ!!! ろ、ロックに詳しいりーなちゃんって……く、ぷふ……」
李衣菜「い、言ったな!? じゃあ、ゼロ! 次はごにょごにょ」
李衣菜(ゼロ)「わかった」→みく(ゼロ)「ほい」
みく「にゃ!? みくに……」
みく(ゼロ)「……みくは自分の曲げないワン!」
みく「にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?????」
莉嘉「犬キャラのみくちゃんとか!」
凛「ふ、ふひ!? ぷ、くくく……」 プルプル
美嘉「じ、自分曲げまくり!! ひ、ひぃ! お腹痛い!! おしっこ洩れる!!」 バシャバシャ
16:
みく「違うにゃ! みくはワンちゃんも可愛いとは思うけど、ネコちゃんが一番なのにゃ!」
みく(ゼロ)「違うわん! みくはワンちゃん大好きわん! ワンワンワン!」
みく「うにゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ゼロにゃんーーーーー!!!」
美波「も、もうだめぇ! あははははは!!」
美嘉「もうやめてぇ! あはははは!!」
みく「超えちゃいけないライン考えるにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
智絵里「みくちゃんが!」
かな子「切れた!?」
みく(ゼロ)「おっと、調子に乗り過ぎたか。悪い悪い。そろそろ、止めるか」
みく「待つにゃ。次は……こうして、こうするにゃ!」
みく(ゼロ)「まだやらせんのかよ……」→美波(ゼロ)「よっこいせ」
美波「え? 私?」
凛「やってあげるんだ」
未央「私から言っといてなんだけど、ウルトラマンがこれでいいのだろうか……」
ちひろ「どちらかといえば、ダメだと思いますけど……」
きらり「けど、とっても楽しいに☆ みんな、いっぱい笑えて、ハッピハッピだよ!」
みく「くくく、その通りにゃ! やってくれるんだから、いいのにゃ!」
みく「美波ちゃんはさっきから、優等生ぶってるのに人のこと笑い過ぎにゃ! さぁ、ゼロにゃん! お返しするにゃ!!」
19:
凛「美波が……! アーニャを口説いて……!!」 プルプルプル
未央「しぶりん笑い過ぎでしょ。人に言ってたくせに」
凛「だ、だって……」
卯月「まぁ、耐えろと言う方が難しいでしょね」 クスクス
かな子「ま、まぁ、耐える方が難しいですよね」 プルプル
杏「ていうか、そろそろ終わりにしない? あんまり騒がしいと怒られちゃうしさ」
ちひろ「この入れ替わりネタ(?)だけでスレが一つ作れちゃいますからね」
美波(ゼロ)「後はドSの美波とかも考えたんだが。ムチとか持って」
美波「私はムチなんて持ちません!」
ちひろ「えっ?」
ゼロ(さて、肝心の三人は……)
かな子「ゼロさんってなんでもできるんですね?」
杏「さすが、手を組んだだけで破壊光線を出せる種族だね」
智絵里「り、凛ちゃん達には悪いけど、面白かったですね」
未央「ちゃんと、リラックスできたみたいだね」 ヒソヒソ
美波(ゼロ)「ああ、よかったぜ」 ヒソヒソ
凛「一応、ちゃんと目的があったんだ。未央は許さないけど」 ヒソヒソ
未央「しぶりんだって笑いまくってたでしょ!?」
みりあ「ゼロさん! 何かお話してよ! 宇宙のお話」
美波(ゼロ)「お、しょうがねぇな! じゃあ、アナザースペース(地球のない別宇宙)の話をしてやるか!」
美波「私の姿でその口調はやめてください!」
20:
 男風呂
武内P(随分にぎやかですね。……ゼロさんのお話、聞きたかった)
客1「女風呂は随分と喧しいな?」
客2「そうですね。静かに入るのがマナーですが……」
武内P「すみません……」
客1「あぁ? なんだ、兄ちゃんの連れか」
客2「大丈夫ですよ。静かに入るのもマナーですが、ああして楽しそうに入るのもいいですからね」
武内P「ありがとうございます」
客1「けど、何か気のせいじゃなきゃ、同じ女の子の声での言い合いが聞こえてきてたような」
武内(ゼロさんが本田さん当たりに頼まれて、ふざけているのでしょうか?)
客1「ま、いっか! いや?、俺達も楽しくやろうぜ! ようし、俺の驕りだ! 後で上手い牛乳奢ってやるぜ!」
武内「は、はぁ」
客2「あなたはまた、楽観的な。我々も、一応の任務で来たのを忘れたんですか?」
客1「いいじゃねぇかよ。同じ星にいるんだから、すぐに会えんだろ?」
客2「やれやれですね」
18:
美波(ゼロ)「アーニャちゃん、私のものになりなさい」 クイ
アーニャ「へ、み、みな……いえ、ゼロ? 顔、近いです……」
美波「ちょ、ちょっと! え、え、な、なんで」 カァァァ
智絵里「ふ、二人の距離が近いです><」
ちひろ「これ、ファンの人が見たら発狂しそうですね……。嬉しくて」
莉嘉「お姉ちゃん、何で目と耳を塞ぐの?!?」
美嘉「あんたには早い」
みりあ「きらりちゃんまで、どうしたの?」
きらり「みりあちゃんには?、ちょっとよくないかな?って」
美波(ゼロ)「イヤなの?」
アーニャ「イヤ、というわけではなくて、ですね。ゼロ、ふざけすぎです……」
美波(ゼロ)「前川隊長、目標はしぶといようだ」
前川隊長「ちっ、仕方がないにゃ。ゼロにゃん、必殺の台詞にゃ!」
美波(ゼロ)「了解だ。……アーニャちゃん、私と一緒に銀河の星々を見て回りましょう」
アーニャ「ドキンッ! 星を!」
かな子「アーニャちゃんに、効果は抜群!」
杏「リアルに弱点ついてる感じだね?」
美波(ゼロ)「ふふ、じゃあ、私のものということで」
アーニャ「え、え、け、けど、今、私は、アイドルで……。きゅ、急に、そ、そんなこと言われても……///」
卯月・蘭子「むぅ?」
美波「や、止めてください! 私はそんなこと言いません! ナンパなんかしません!」
21:
 女風呂
アーニャ「こっちは星空が、綺麗です」
美波「そうね。宇宙に連れて行ってもらった時も綺麗だったけど、地球から星を眺める方が、綺麗かも?」
卯月「夢みたいに綺麗で、泣けちゃうな。ですね」
アーニャ「それなら、ゼロの連れて行ってもらった宇宙は、手を伸ばしたら触れられそう、です」
凛「綺麗だったよね。空に撒いてこぼれた幸せ……かな」
未央「生命の輝き、だったね?」
卯月(ゼロ)「こうして、俺は皆と一緒にベリアルの奴をぶっ飛ばしてやったわけだ!!」 ←卯月の姿を借りた。
みりあ「すご?い!!」
莉嘉「その宇宙の人達が全員で戦ったんだね!」
美嘉「スケール大きすぎ。宇宙艦隊と戦うって」
ちひろ「まぁ、宇宙人なら宇宙艦隊くらい持ってても……」
卯月(ゼロ)「その後も俺は強敵達を打ち破り、この地球に来たってわけさ!」
莉嘉「ゼロくん、やっぱり普通のウルトラマンより強いんだね!」
卯月(ゼロ)「まぁな。だが、だからと言って他のウルトラマンが弱い訳じゃないさ。親父なんか、俺の攻撃を簡単にいなすんだよな」
きらり「歴戦の戦士、なんだね?。きらりもセブンは、苗字が同じだから大好きだよ☆」
卯月(ゼロ)「はは、きらりもモロボシだからな。じゃあ、俺の妹みたいなもんだな!」
きらり「ゼロちゃんならきらりよりもと?っても! 大きいから?、立派なお兄ちゃんだにぃ☆」
22:
智絵里「……」
かな子「智恵理ちゃん、どうしたの?」
智絵里「……どうしたら、ゼロさんみたいに、強くなれるのかなって。私ってすぐ緊張して、不安になっちゃって……」
杏「智絵里ちゃん……」
智絵里「せっかく、ゼロさんが気を使って連れてきてくれたのに……。あ、明日の収録も、失敗したら……ど、どうしようって……」
卯月(ゼロ)「確かに俺は、力の面では強いかもしれない。だが、それは強さの一つでしかない」
智絵里「えっ……」
卯月(ゼロ)「さっきも言ったろ? 力じゃ上回ってるはずの親父から一本取るのも凄い、大変なんだ」
ちひろ「経験からくる予想。言ってみれば、達人、時間と共に得た強さですね」
卯月(ゼロ)「ああ。それに前にも話した通り、強さだけを信じていたかつての俺は、傲慢だった。その結果、呆気なくウルトラ兄弟に拘束された」
ちひろ「え、そうすると、ゼロさんは……その、犯罪歴が?」
卯月(ゼロ)「情けない話だが、そうなるな」
ちひろ「本当に、色々なウルトラマンが……いるんですね……」
美嘉(あたしも前に聞いたけど、改めて聞くとやっぱりビックリするなぁ……)
卯月(ゼロ)「レオとの修行で心の存在に気づいた俺だが、まだまだ未熟者だ。ベリアルの策略で仲間を手にかけた時、俺の心は死のうとしていた」
莉嘉「えっ! と、友達を……?」
みりあ「ひどい……」
卯月(ゼロ)「運よく、仲間は蘇生することができたけどな」
みりあ・莉嘉「よかった?!」
智絵里「そんな、そんな辛いことがあったら……! それに、ゼロさんは強いからそこから這い上がれて……」
ゼロ「……俺は仲間を手にかけた事実を受け入れられず、仲間の下から去ろうともした」
智絵里「ゼロさんが? それってつまり、逃げようと……」
かな子「そんなことがあれば……仕方がないですよ」
卯月(ゼロ)「そしたら、仲間のグレンファイヤーに怒鳴られちまったよ」
智絵里「え?」
23:
グレンファイヤー『分かってんだろゼロ! 俺たちみんな、お前を信じてるってことを! 
   俺たちは分かってんだ。お前も俺たちを信じてるってな…!』
卯月(ゼロ)「全く、恥ずかしくて暑苦しい奴だぜ」
卯月・蘭子(あ、凄く嬉しそう。ゼロさんのこういうとこ、可愛いなぁ)
卯月(ゼロ)「だから、俺はもう迷わない。たとえ、どんな運命が待ち構えていたとしても、仲間たちを信じて前に進む。
  俺は、俺達ウルティメイトフォースゼロは、もっと強くならなきゃいけないんだ」
智絵里「ゼロさんが、これ以上、強く……?」
卯月(ゼロ)「強さに制限はない。そして、強さに種類はない。
  卯月が身を挺して未央と凛を庇ったことも、未央が自分の過ちを認め、前に進もうとする決意も、素晴らしい強さだ」
卯月「えへへ……///」
未央「ちょ、ちょっと、そういう恥ずかしい台詞は……///」
凛(ゼロは、そうやって私達を見守ってくれる。それも、強さだよね)
24:
卯月(ゼロ)「蘭子もちょっと失敗しちゃったが、武内を庇おうとした。それに、自分の信じる道を貫き通そうとすることも、強さだ」
蘭子「し、失敗したのは禁忌で……///」
卯月(ゼロ)「アーニャが蘭子の為に手伝ってくれたことも、美波がアーニャを心配する想いも、強さなんだ。
  みんな、持っているはずだ。色々な形の強さを」
智絵里「色々な……強さ……」
卯月(ゼロ)「そうだ。だが、宇宙には心なき力を強さだと勘違いし、誰かを支配しようとする。愚かな奴がいる。
  そんな邪悪な侵略者からみんなを守るのが、俺の使命だ」
かな子「心なき力……」
卯月(ゼロ)「だから」 ギュ
智絵里「あ……(抱き締められると、凄く安心する……)」
卯月(ゼロ)「智絵里は自分のペースでゆっくり、自分の強さを見つければいいさ」
杏「杏達でフォローできるところはもちろんするからさ」
かな子「一緒に頑張ろうね!」
智絵里「は、はいっ!」
25:
智絵里「ゼロさん、今度は私も……あの、連れて行ってもらっていいですか? 宇宙に」
卯月(ゼロ)「ああ、テレビの収録が終わったらな! エメラナも喜ぶぜ!」
卯月「エメラナ姫、綺麗ですよ?!」
かな子「わぁ、楽しみですね」
美波「人によっては胃薬がいるけどね(遠い眼」
美嘉「美波ちゃん、どうしちゃったの?」
凛「美嘉も一緒に行けば、わかるよ」
未央「ていうか、しまむーがさっきからイケメン過ぎて困る」
かな子「パッションとクール、二つの属性持ちですね」
卯月「自分でもちょっと違和感はありますけどね」
26:
アーニャ「……ちょっと、フラフラします」
卯月(ゼロ)「もうそんなに入ってたのか? 俺が家まで送るが、遅すぎても家族が心配するからな。そろそろ出るか」
ちひろ「ふふ、名残惜しくなっちゃいますね」
卯月(ゼロ)「俺がいる間は、いつでも連れてきてやるさ」
智絵里「はいっ! ……」 フラ
杏「智絵里ちゃん、大丈夫?」
智絵里「ちょ、ちょっとのぼせちゃって……。私、先に出ますね。明日は……私の強さで……!」 バシャ
かな子「智絵里ちゃん、私も出るよ。フラフラして危なそうだし」
智絵里「そ、そうですか?」 クル、ツル
かな子・杏「あ」
智絵里「え?」 
 ……ゴン!
智絵里「はきゅ?」 パタ
卯月・卯月(ゼロ)「うそ?ん」
27:
・・・
・・・・・・
智絵里(ゼロ)「こうなるわけか……」
卯月「こうなりましたね……」
未央「ちえりん……普通に滑って転んで頭を打つのはダメでしょ……」
凛「宇宙人の襲撃すらないのに……」
蘭子「悲しき運命」
ちひろ「そ、それより、智恵理ちゃんの容体は?」
智絵里(ゼロ)「蘭子より大きいたんこぶができただけだ」
美嘉「ま、まぁ、不幸中の幸いね」
智絵里(ゼロ)「キャンディアイランドの収録、明日だろ? ヤバいぜ」
かな子「智絵里ちゃんが起きてくれることを祈るしかないですね……」
智絵里(ゼロ)「武内に相談した方が良さそうだな」
杏「智絵里ちゃんの見た目と声でゼロは、ヤバいくらいの違和感だね?」
ちひろ「プロデューサーさんなら先に出て準備をしていそうなものですけど」 キョロキョロ
「ぷはぁっ! うめぇ!!」
智絵里(ゼロ)「ん? この声は」
28:
武内P「すみません。私の分まで頂いてしまって」
客1「な?に、気にすんな! 代金はミラちゃんが払うからよ!」
客2「私持ちだったんですか!?」
卯月「あれ? あの人達は……」
美嘉「筋肉逞しい若い兄ちゃんって感じの人と」
莉嘉「漫画に出てきそうな貴族的なイケメンさん?」
蘭子「光の戦士よ。もしや、彼らは」
智絵里(ゼロ)「ああ、あいつらの気配だ。おい、グレンファイヤー! ミラーナイト!」
グレンファイヤー「あぁん? お、卯月達じゃねーか! よっす!」
ミラーナイト「探す手間が省けましたね。というか、そちらの女性が……ゼロですか」
杏「ゼロの仲間なんだ」
智絵里(ゼロ)「お前ら、いつの間に人間に化けれるように」
グレン「いやよ?。面白そうだから?」
ミラー「私は元々、エスメラルダ人とのハーフですからね。人間の姿くらい、ありますよ」
※グレンファイヤー
 別宇宙、アナザースペースで出会ったゼロの仲間。燃える炎の戦士で、炎を操る。円谷作品ファイヤーマンのリメイクキャラだが、面影はまるでなし。
 ゼロの一番の理解者で、よく二人で組手や漫才をしている。
※ミラーナイト
 別宇宙、惑星エスメラルダを守る鏡の騎士。鏡を作り出す能力を持ち、それを応用したバリア、反射攻撃、変幻自在の戦いを得意とする。
 光を反射するものならなんでもテレポートできる。グレンとは凸凹コンビ。過去作品ミラーマンのリメイクキャラ。特技は体育座りとジョジョ立ち。
※グレンファイヤーとミラーナイトの人間設定は、このスレ独自のものです。
29:
グレン「ていうかお前、また別の女の子の中にいるのかよ? やらし?。卯月、蘭子、浮気してるぜコイツ!」
卯月「そうなんです。ゼロさんに傷物にされたのに……!」
蘭子「光の戦士、その力は留まることを知らず、乙女は闇へとのまれてゆく……」
智絵里(ゼロ)「二人とも何言ってんだよ!?」
卯月・蘭子「冗談です」 テヘヘ ペロ
ミラー「ふふ、ゼロは彼女達と友好的な関係を築けているようですね」
智絵里(ゼロ)「おっと、知らない奴もいるな。こいつらは俺の仲間の」
グレン「炎の戦士、グレンファイヤーだ! よろしくな!」
ミラー「鏡の騎士、ミラーナイトと申します。お嬢さん方、よろしくお願いします」
『よろしくお願いしま?す』
智絵里(ゼロ)「本当はまだいるんだが、ジャンボットとジャンナインはどうした?」
ミラー「ジャンナインはピグモンと一緒に来たがっていたのですが、今回はジャンボットを止める為に残ってもらいました」
智絵里(ゼロ)「ジャンボットの奴、どうかしたのか?」
グレン「焼き鳥の奴は……。あ?、蘭子! お前、姫さんに一緒にアイドルやろうとか誘わなかったか?」
蘭子「うむ。宝石の姫はその旋律も美しく、魔王降臨に相応しい舞も」
卯月「誘ったんですね」
美波「いつの間に……」
ミラー「実は姫様が『闇に飲まれよ!』と練習をしていまして」
凛「ぶっ!! エメラナ姫が……?」
ミラー「ええ、蘭子さんにお誘いをうけたことがよっぽど嬉しかったらしく、黒いドレスも新調しまして」
未央「らんらんのユニット相手、まさかの姫様」
グレン「それを知った焼き鳥の奴が」
ジャンボット『姫様を見世物にするだと? 闇の力だと? 万死に値する!!!』
30:
蘭子「ひっ」
ミラー「私も闇の力と言うのには違和感がありますが、平和な宇宙の娯楽ですからね。彼ほど抵抗はないのですが……」
グレン「焼き鳥の奴はどっかの別の時空に居そうなMS族風にブチ切れちまってな?」
智絵里(ゼロ)「そうか。どこか別の時空にいそうな俺達の声に似た感じのMS族風にブチ切れたなら仕方がないな」
ミラー「今のあなたの声は違いますけどね」
グレン「ナインの坊主に焼き鳥を押さえてもらってる内に」
ミラー「ミラーハレーションで私達だけ飛んできたんですよ」
智絵里(ゼロ)「ミラーナイトのネットワークも大分広がったからな。イージス程じゃないが、割と早く地球まで来れるな」
ミラー「次元移動には怪獣墓場のグレイブゲートを経由しなきゃいけませんからね」
武内P「ところで、ゼロさん、まさかとは思うのですが……」
智絵里(ゼロ)「ああ、智恵理が頭打って気絶したんで仕方がなくこうしてる……」
武内P「そうですか……」
智絵里(ゼロ)「収録、伸ばせるか?」
武内P「ムリ、ですね」
智絵里(ゼロ)「……俺がやるのか?」
武内P「できれば、代役を……」
智絵里(ゼロ)「マジか」 ガク
31:
グレン「ゼロちゃん、がんば?」
ミラー「我々もサポートしますよ。……応援くらいは」
智絵里(ゼロ)「智絵里、起きろ!! マジで!! いいのか!? 俺がトイレ行っちまうぞ!!」
美嘉「その起こし方はどうなのよ……」
智絵里(ゼロ)「最近、女の子の生活にも慣れてきたからな……」
卯月「寝坊してもゼロさんが準備してくれるんですよ!」
未央「しまむー、暫くゼロと合体禁止ね?」
卯月「えぇ!?」
凛「ゼロに朝の準備をしてもらうとか、ダメでしょ」
蘭子(私も仕事が忙しかった時に何回かお願いしたことは黙っておこっと)
智絵里(ゼロ)「頼む、智絵里……起きてくれ……」 ガクリ
智絵里「むにゃむにゃ」
ちひろ(ちえりちゃん+ゼロさんだと、ホントに違和感しかないですね)
武内P(緒方さんの姿だと、ゼロさんの口調は今まで以上に違和感が強いですね)
32:
 翌日 スタジオ控室 
かな子「智絵里ちゃん、起きませんね……」
杏「ま?、ゼロが頑張るしかないね。ついでに分身して、杏の分もよろしく?」
智絵里(ゼロ)「そうだな。ちょっと、お前には修業が必要だな」 ググ
杏「ゼロ、落ち着こうよ。智絵里ちゃんの姿で、似合わない。首がしまってて、苦しい……ぐぐ」
卯月「ゼロさん、落ち着きましょう。ね? 一応、収録前ですから。収録後ならいいですから」
杏「卯月ちゃん!?」
凛「それより、智絵里の家は大丈夫だったの?」
智絵里(ゼロ)「ああ。何とか誤魔化せたと思うぞ」
未央「ゼロって結構、演技上手いよね」
智絵里(ゼロ)「智絵里が起きないとはいえ、今回は俺が勝手にタンスとかを開けたからな……申し訳ないぜ」
かな子「それはしょうがないですって……」
グレン「ゼロちゃんが女の子の生活とか、ぶふっ!」
智絵里(ゼロ)「テメー、後で覚えとけよ」
ミラー「ゼロ、くれぐれも、智絵里さんの行動から逸脱しないようにお願いしますね」
智絵里(ゼロ)「わかってるっつーの!」
未央「ちえりんの見た目でゼロの口調は、ホントに似合わない……」
凛「既に逸脱してるね……」
卯月「じゃあ、私達は客席にいますね」
33:
智絵里(ゼロ)「しかし、クイズ番組か……。地球の知識には、自信がないな」
かな子「ゼロさんは宇宙人ですからね。私もあんまり……」
杏「なるようになるよ?」
かな子「うぅ、もうすぐ本番……ちょっと、お手洗いに」
智絵里(ゼロ)「ああ、わかった」 バタン
杏「……ん?、二人か?。なら、聞いちゃうね。ゼロはさ?、『あのお方』って誰だと思う?」
智絵里(ゼロ)「っ! 聞いていたのか」
杏「まあね?。ゼロってば、真面目だよね?。蘭子ちゃんにもお願いして黙ってもらって、自分で抱え込んじゃってさ」
智絵里(ゼロ)「他に聞いていたのは」
杏「私だけじゃん? ちひろさんは、ゼロに驚いて聞いてなかったっぽいし」
智絵里(ゼロ)「そうか。悪いが、みんなには」
杏「言わないよ。エンペラ星人あたりが蘇るって言われたら、不安になるだろうしね」
智絵里(ゼロ)「エンペラ星人を知ってるのか?」
杏「杏は暇人だからね。再放送のウルトラセブンを見てから、ウルトラマンは詳しくなっちゃったよ」
智絵里(ゼロ)「そうだったのか」
杏「グレンファイヤーとミラーナイトが来たのも、ゼロがババルウ星人バリアンの足跡でも、追うように頼んでたんでしょ?」
智絵里(ゼロ)「お前、有能だな……」
杏「ちょっと考えればわかるじゃん。それで、何かわかったの?」
※暗黒宇宙大皇帝エンペラ星人 登場作品・ウルトラマンタロウ、ウルトラマンメビウス
 ウルトラマンとは逆に、闇の力で進化した存在。星人を名乗っているが、同族は彼以外死に絶えたため存在しない。多くの凶悪な宇宙人を配下に持つ。
 メビウスによって倒されたが、彼の存在が後のウルトラマンベリアルに影響を与えてしまっている。
35:
智絵里(ゼロ)「いや、残念ながら何もわからないことがわかった」
杏「そっか……。ん?、ゼロはどう思う? 普通に考えるならエンペラ星人だと思うけど」
智絵里(ゼロ)「俺もその可能性が高いと思う。だが、スパークドールズを持っている以上、その限りではないからな」
杏「あの人形だよねぇ。ま、なるようにしかならないってことだね」
智絵里(ゼロ)「……あの時、俺が仕留めていれば」
杏「そういうの、なし。卯月ちゃんや蘭子ちゃんはゼロに出会えたこと、喜んでると思うよ。勿論、杏もね」
智絵里(ゼロ)「そうか……、そうだな! 俺も、みんなに会えて、嬉しいぜ」
杏「そうそう。どんな敵が来ても、ゼロがぶっ飛ばせばいいじゃん? 例え、エンペラ星人が蘇ってもさ」
智絵里(ゼロ)「……そうだな! 皆の平和は、俺が必ず守るぜ」
杏「うん、期待してるよ。なんかあったら言ってよね。人間なんて微々たるもんだけど、杏にできることは手伝うからさ」
智絵里(ゼロ)「ありがとう。それにしても、杏が俺達に詳しいなんて意外だな」
杏「ウルトラマンってお節介な種族だから、印象的だよ。全然関係ない星の為に、命を削って戦うなんてさ」
智絵里(ゼロ)「……そうだな。ここの地球から見れば、俺達は都合のいい種族だな」
杏「だけど、凄く格好よかったよ。ボロボロに傷ついても地球の為に戦うセブンの姿が、杏には凄く衝撃的だったよ」
智絵里(ゼロ)「……ありがとよ」
36:
杏「この星では、ゼロ達は創作だからさ、影響を受ける人は多くはないよ。杏も、宇宙は広いと思い知ったよ」
智絵里(ゼロ)「俺でさえ行った事のない未知なる星が、世界がまだまだあるからな。宇宙の平和を守るのは、骨が折れるぜ」
杏「……だからさ、杏はゼロを見てると申し訳なくなるよ。
 ゼロみたいな戦士が居るのに、人間は自分の利益の為に、相手を攻め入って。例えそれが、同じ種族でも」
智絵里(ゼロ)「親父は、それでも人間を信じていた。……それに、俺は宇宙から見たぜ? 
  この地球は、輝いていた。杏達の、アイドルの輝きだ」
杏「杏達は駆け出しだけどね。セブンには杏からってことで、謝っといてよ。人間が馬鹿でごめんなさいって」
智絵里(ゼロ)「杏みたいなやつが一人でもいれば、親父は人間全ての為に戦うさ。勿論、俺もな」
杏「ホント、お人好しな種族だよね?。……じゃあさ、卯月ちゃんや蘭子ちゃんが人間にひどい目にあわされたら? 
 それでも、人間の為に戦ってくれるの?」
37:
智絵里(ゼロ)「随分と意地悪な質問だな」
杏「ごめん。けど、訊いてみたくてさ。ゼロが、ウルトラマンが、大きな力を持つ存在が、人間をどう思うか」
智絵里(ゼロ)「……そうか」
杏「……ごめん。やっぱりこれ、なしで」
智絵里(ゼロ)「俺はゼロ、ウルトラマンゼロ!」
杏「え?」
智絵里(ゼロ)「宇宙のワルは、全部ブッ倒す!!」
智絵里(ゼロ)「卯月も蘭子も、杏達がピンチなら俺が助ける! 人間の悪党も、ちょいと痛めてから人間の警察に引き渡してやる」
智絵里(ゼロ)「親父もそうさ。『現在』の宇宙警備法に反しない程度に、人道的に動くさ」
杏「……っ! そっか、そうだよね。杏の知るセブンは、ゼロからすれば何百年も、何千年も前の話しなんだね」
智絵里(ゼロ)「そういうことだ。過ちを犯し、それから目を背けずに、認めなければいけない。俺にできたんだから、親父ができないわけないだろ」
杏「そうだね。それにしても、智絵里ちゃんの見た目で、ゼロの口調はホントに合わないね?」
智絵里(ゼロ)「安心しろ。もう、俺がやる必要はないからな」
杏「それって」
ゼロ「それで、二人ともいつから聞いてたんだ?」
38:
 ガチャ
かな子「ごめんなさい! 杏ちゃんがウルトラセブンに詳しいと言う所から……」
智絵里「ご、ごめんなさい! 真面目なお話をしているみたいだったので……」
杏「智絵里ちゃんも起きたんだ。よかったよ、せっかくの初テレビだからね。ゼロの代役じゃ、しまらないでしょ」
ゼロ「悪いが、今の話しは内緒でな? 近い内に、みんなに必ず話す」
かな子・智絵里「はい!」
ゼロ「智絵里、悪いな。身体、勝手に使っちまったぜ」
智絵里「だ、大丈夫です。恥ずかしいけど、私が転んだのが悪いですし……。ほ、本番間近なんですよね?」
かな子「智絵里ちゃん、大丈夫?」
智絵里「こ、怖いです。不安になります。け、けど、立ち向かって……みます」
ゼロ「……わかった。智絵里の立ち向かう強さ、観覧席から見届けさせてもらうぜ」ブゥン
智絵里「ひゃっ」 ピト、ドゥゥゥン、シャキン、シャキン
ゼロ「よいしょっと」
杏「誰かに化けていくの?」
ゼロ「ああ、蘭子の姿でも借りるとするか」
39:
 ガチャ
輿水幸子「おはようございまーす!!」
ゼロ「あ」
かな子・智絵里「輿水幸子さん!?」
幸子「え? ……う、ウルトラマン? そ、そういえば、前にウルトラマンを目撃したって誰かが」
ゼロ「……み?た?な?」
幸子「ひっ!?!?!?」
杏「何で脅すの」
ゼロ「いや、何となく。ま、内緒で頼むぜ」
幸子「っ!!」 コクコク!
ゼロ→蘭子(ゼロ)「では、我はこれより、運命の地より汝らの為の祈りを捧げよう」 スタスタスタ バタン
幸子「っ!?!?!?」
杏「ゼロ、蘭子ちゃんの演技上手いね?」
小早川紗枝「何してはるんですか?」
姫川友紀「ライバルに宣戦布告?」
幸子「……神崎蘭子さん、本当に人間じゃなかったなんて」
紗枝・友紀「はい?」
かな子(あ、勘違いしてる)
40:
川島瑞樹・十時愛梨「筋肉でドン、マッスルキャッスル」
蘭子(ゼロ)「……クイズじゃなかったっけ?」
卯月「私もそう聞いてましたけど……」
未央「番組、変更されちゃったみたい……」
凛「普通ならプロデューサーが伝えそうだけど……プロデューサーも知らなかったっぽいね」
ミラー「思えば、我々は地球に来るのが初めてですからね」
グレン「地球の娯楽テレビか。すげぇ楽しみだな!」
かな子「智絵里ちゃん、ゼロさん達、いるよ」 ヒソヒソ
杏「ちなみに、あのマッチョと貴族はゼロの仲間の宇宙人だよ。ウルトラマンじゃないみたい」 ヒソヒソ
智絵里「ゼロさん……、卯月ちゃん、未央ちゃん、凛ちゃん、私、頑張ります……」
幸子(ひっ! さ、さっきのウルトラマンが……。蘭子さんが見てます!)
友紀(幸子ちゃん、どうしちゃったのかな?)
紗枝(なんだか、客席を見て怯えているような……)
41:
瑞樹・愛梨「風船早割り対決!!」
ミラー「地球人的には、これが面白いのですか?」
凛「え? ま、真面目にそう言われるとわからないけど」
瑞樹・愛梨「マシュマロキャッチ対決!」
グレン「俺様が焼いてやった方が美味しいんじゃないのか? あれ」
卯月「焼きマシュマロですか?。食べてみたいですね!」
蘭子(ゼロ)「いや、多分、そういう対決じゃないと思うが」
瑞樹・愛梨「私服ファッションショー」
蘭子(ゼロ)「止めさせろ。今すぐに」
未央「まぁまぁ! 番組的には美味しいし……」
蘭子(ゼロ)「蘭子に化けた俺の方がいいファッションセンスしてるぜ」
凛「蘭子のじゃなくて、自分のファッションセンスで勝負しなよ」
前の観客(後ろの子のファッションと口調が合ってなさすぎ)
42:
愛梨「負けちゃうと、豪華罰ゲームが待ってまーす」
瑞樹「バンジージャンプよ」
卯月「智絵里ちゃん、大丈夫でしょうか?」
蘭子(ゼロ)「智絵里……」 キィィィン
 舞台裏
智絵里「ば、バンジーは怖いからイヤですけど……が、頑張ります」
武内P「……っ! はい、その意気です」
杏「じゃあ、杏は逆転を希望しま?す」
かな子「そうですね! 逆転すれば、しなくてすみますね!」
蘭子(ゼロ)「ふっ。大丈夫なようだ」
卯月「よかったです! 智絵里ちゃん、頑張って!」
43:
瑞樹・愛梨「最後の対決はー……滑り台クイズー!」
蘭子(ゼロ)「クイズあんのかよ!」
ミラー「クイズなのに、あの滑り台の意味は……?」
グレン「楽しそうじゃん?」
凛「意味を求められても……」
・・・
・・・・・・

かな子「徳川家光!」
杏「秒111.474m!!」
智絵里「こ、答えは……シロツメクサです!」
瑞樹「キャンディアイランドの逆転勝利!」
蘭子(ゼロ)「智絵里……頑張ったな」
卯月「シロツメクサって」
凛「うん。クローバーのことだね」
未央「ちえりんにはピッタリの問題だったね!」
44:
瑞樹「結果発表ー」
愛梨「同点、ですね。罰ゲームも仲良く」
瑞樹「一緒ってことで」
???「罰ゲームは、私が与えて上げましょう!」
蘭子(ゼロ)「むっ!!」
グレン「敵か!」
ミラー「二人とも、油断しないで」
ガッツ星人「ふふふ、地球のアイドル、獲物が沢山! これでお金がっぽり!」
瑞樹「宇宙人!? またぁ?」
幸子「ひぃぃぃ!?? う、宇宙人!!」
紗枝「まぁ……オウムですなぁ」
友紀「宇宙人! あの頭じゃ、ボール投げるのに邪魔に……!」
未央「確か、セブンに出てた敵! メビウスの映画にもいたよね?」
蘭子(ゼロ)「ガッツ星人! 奴め、何を企んでやがる!」
ミラーナイト「ゼロ、ここは我々が!」
グレンファイヤー「おうよ! 任せときな!」
※分身宇宙人ガッツ星人
 ウルトラセブンが敗北したこともある敵。薄暗い場所での不気味な戦闘は、>>1のトラウマ。ガッツ星人さん可愛い。
45:
ガッツ「あなた達にはプラスエネルギーを大量に出すために、いっぱい働いてもらいますよ! 時給900円で」
瑞樹「給料出るの!? ていうか私達、一応売れてるアイドルなんだけど!?」
ガッツ「あ、ごめんなさい。安いですか? 地球の平均時給は出したつもりだったんですけど」
愛梨「お給料は正直、安くてもいいんですけど、ファンの方がいない所で働くのはちょっと……」
ミラーナイト(擬態解除)「そうはいきません!」
グレンファイヤー(擬態解除)「嬢ちゃん達を狙うとは、ふてぇ野郎だ!」
瑞樹「また別の宇宙人? 少し、ウルトラマンに似た感じ……」
ガッツ「あなた達は……知っていますよ! ウルトラマンゼロの仲間、ファイヤーマンとミラーマン!」
グレン・ミラー「違います」
ガッツ「あ、ごめんなさい。やり直した方がいいですか?」
グレン「あ、大丈夫。次は気を付けてね?」
46:
グレンファイヤー「で、だ! ゼロが出るまでもねぇ!!」
ミラーナイト「ええ。せっかくですから、我々が退治して差し上げましょう」
ガッツ「ふふふ、バカめ! 私には最強の、そう。あのウルトラマンベリアルさえ恐れた秘密兵器があるのだ?!」
幸子「今の優しいやり取りは一体……。というか、あの鳥宇宙人、女の人ですか?」
紗枝「何かを取り出して……カプセル?」
友紀「野球ですか!?」
幸子「どう考えても違いますよね!?」
蘭子(ゼロ)「ベリアルすら恐れた秘密兵器だと? 一体、何を」
ガッツ「いでよ、ヤメタランス!!」 ボン
ヤメタランス「フヒー」
瑞樹「変な怪獣」←知らない人
愛梨「なんだか、可愛いですね」←知らない人
武内P「あの怪獣はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」←知ってる人
蘭子(ゼロ)「やべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」←知ってるウルトラマン
48:
凛「蘭子の声でそんな大声で……て、ゼロが慌てるような怪獣なの?」
卯月「プロデューサーさんも慌ててますけど、とてもそうは見えないですけど……」
未央「どんな能力があるんだっけな……。調べよっと」
ガッツ「さぁ、やってしまいなさい! ヤメタランス!」
グレンファイヤー「はっ! そんなゆるキャラみたいな奴で」
ミラーナイト「何ができると言うんですか?」
蘭子(ゼロ)「二人とも、逃げろぉぉぉぉぉ!!!」
武内P「お二人とも、その怪獣から離れてください!!」
ヤメタランス「ヒヒー」 モワァ
グレン・ミラー「……戦うの、や?めた!」
卯月「えっ!?」
グレンファイヤー「今時熱血とか流行らないしな?」
ミラーナイト「姫様の我儘も、たまに疲れるんですよね?」
49:
紗枝「ふわぁぁぁ……収録、やめますえ」
友紀「野球、や?めた! どうせ、金を持ってる球団が勝つんだし」
幸子「友紀さんがそんなこと……を……可愛いボクは、怠けていても、可愛いです……」 パタ
愛梨「服脱ぐの、止?めた。もう、収録とか、どうでもいいですね?」 ゴロン
瑞樹「結婚を考えるの、や?めた! 瑞樹はどうせ、独り身で楽しくやりますよ?」 ゴロゴロ
武内P「しまっ……アイドルプロデュース、や?めた! 本田さんは敬語使ってくれないし。渋谷さんはずっと私を警戒してるし」
卯月「み、みなさんが! 怠け者に!?」
未央「え、えぇぇぇ!? プロデューサー、敬語を使って欲しかったの!?」
凛「け、警戒してないよ! 私の性格なんだからしょうがないでしょ!? ていうか、黒いそばかすみたいなの、周りに広まって……」
蘭子(ゼロ)「ゼロディフェンサー!」
未央「……アイドルや?めた! 一度辞めるのも、二度辞めるのも、同じだよね?」 グテー
凛「……アイドルや?めた。よくよく考えたら、家を継いで花屋やってる方が楽だし」 グテン
蘭子(ゼロ)「と、咄嗟過ぎて自分の分しかバリアが出せなかった……」
卯月「島村卯月、頑張るのを……」
蘭子(ゼロ)「卯月! お前まで!」
50:
卯月「やめません! やめたら、私のアイデンティティーが……! う、ぐぎぎぎぎ……。し、島村卯月、頑張りますぅ……!」
蘭子(ゼロ)「お前凄いな!?」
ガッツ「あの光のバリア、あれがウルトラマンゼロですか。噂に名高いゼロが、ゴスロリ少女……? その隣の子は……すごっ! ヤメちゃんに抗ってる!?」
かな子「お菓子を食べるのや……めれません……! ぐぎぎぎ」
ガッツ「あなたも凄いですね!? 普通は耐えられませんよ!?」
蘭子(ゼロ)「こ、このままじゃ……。どうする? ウルティメイトゼロなら耐えられるか……?」
杏「……杏は、怠けるのを怠ける!」
ガッツ「しまった! この子は、怠け者! 怠け者は怠ける事を怠け、働き者になってしまう!」
杏「杏のカラータイマーはエネルギー満タンだぜ! 杏に仕事を寄越せ! 仕事の邪魔するのはお前か!? こいつめ、こいつめ!」 ポカポカ
ガッツ「ちょ、ちょっと、やめてくださいよ」
智絵里「……私は、おどおどするのを怠けます! お仕事、頑張ります! 強くなります! 邪魔するのは、あなたですか!?」
ガッツ「あなたもですか!? 地球のアイドルって凄いですね!?」
智絵里「この! この! こいつめ!」 ポカポカ
杏「てい! とりゃ! デュワ!」 ポカポカ
かな子「おかしぃぃぃ!! こうなれば、鶏肉でもいいです!!」 ガブガブ
ガッツ「や、やめてくださいよ! 痛い! 噛まないで! 痛いってば!」
51:
蘭子(ゼロ)「あいつらが頑張ってるのに、俺がやらないわけにはいかないな……! 卯月、合体するぜ! バリア解除!」 キュイーン
卯月「は、はいぃぃぃ! う、卯月は、頑張り、ます……! な、怠けません……!」 
ゼロ「ぐ、な、怠け光線のせいで少しきついが……!」
卯月「ゼロさんと一体化したから、さっきよりは耐えられます……!」
ガッツ「ひっ! う、ウルトラマンゼロなんかと戦えるわけないです! 無力化したアイドルだけでも、回収しないと……」
キャンディアイランド「こいつめ! こいつめ!」 ポカポカガブガブ
ガッツ「だから、やめてってば!! そ、そうだ!」
ガッツ星人→ガッツ星人さん「人間の女の子に、変身!」
ガッツさん「ほら! 同じ人間の姿なら、攻撃し辛い……」
キャンディアイランド「こいつめ! こいつめ!」 ポカポカガブガブ
ガッツさん「何なのこの子達!? やめてよ!」
52:
ゼロ「いくぜ、卯月!」
卯月「島村卯月! ゼロさんと一心同体で、頑張ります!」 ブゥン
ガッツ「あわわわ!! そうだ、ヤメちゃん! 怠け光線を凝縮、特濃怠け光線です!」
ヤメタランス「ヒヒヒー」 ビー
卯月「はうぅぅ……も、もう頑張れません……」
ゼロ「こ、これはあひゃぁ?……俺も耐えられ……」
ガッツさん「や、やったぁ! ウルトラマンゼロを倒した!」
ゼロ「ぐ、うぉぉぉ!! お、俺が、この俺が、あんな間抜けな姿を晒せるかぁぁぁ!!!」
グレンファイヤー「ゴローン」
ミラーナイト「グテーン」
武内P「ゴロローン」
瑞樹「結婚なんかしなくていいも?ん」
ガッツさん「ひぃぃぃ!? なんで耐えられるんですか!?」
54:
ゼロ「だ、だが、既にウルトラゼロアイの状態で、俺ももはや動く気力が……卯月! 最後の力で、ウルトラゼロアイを、俺を投げてくれ!」
卯月「し、島村卯月……最後の力で……頑張りますぅ?。後は怠けてま?す。ゴロゴロ」 ポーイ
ガッツ「最後の力でホントに投げた! あなた凄すぎでしょ!? て、そ、そんなことより、早くあれを拾わないと!」
ゼロ「杏、智絵里、かな子! 誰か、俺に変身してくれ……! 怠け光線が凄まじくて、一人じゃキツイ!」
かな子「お菓子の為に! キャッチ!」
ガッツ「させません!! もう一度、特濃怠け光線!」
ヤメタランス「キキ?」 ビー
かな子「あ、ふひゃぁ?……。私、お菓子食べるのや?めた?……」 ポロ
ゼロ「かな子ぉぉぉぉぉ!!!」
ガッツさん「いや、そんな、殺したわけじゃないんですし……」
智絵里「かな子ちゃんの仇は私がとります! とぅ!」 キャッチ
ガッツさん「だから、死んでないって! あなた達、仲間でしょ!?」
ゼロ「ナイスだ! 智絵里!」
ガッツ「あ?、もう!! 特濃怠け光線!」
ヤメタランス「フヒヒ」 ビ?
智絵里「はにゃ?ん……。私、怠けます?……」 パタ……
ゼロ「智絵里ぃぃぃぃぃ!!!」
55:
智絵里「け、けど、ゼロさんに……私の強さを……。後はゴロゴロしてます?」 カシャーン
ガッツさん「最後の力でゼロアイを床に滑らして!? 地球のアイドルってなんなの!? もう!!」
ゼロ「智絵里! お前の強さ、見届けたぜ!」
杏「杏にはその怠け光線は効かないぜ!!」 キャッチ
ガッツさん「いや、あなたは一番効いてるの!」
ゼロ「よくやってくれた! う、ぐおぉ。お、俺も一人じゃ怠け光線に耐えられねぇ! 早く、変身を」
ウルトラゼロアイ「ぐにゃ?」
卯月「ゼロさんのゼロアイまで怠けてますぅ?……」
杏「杏のウルトラマンデビュー、とくと見な! デュワ!!」 ブゥゥゥン、シャキン、シャキン
ウルトラマンゼロ「シュワッ!!」
ガッツさん「し、しまった!!」
ゼロ「おっしゃぁぁぁ!! 杏のお陰で、怠け光線は効かないぜ!!」
杏「人間と融合すると、レゾリューム光線が効かないみたいにね!」
※レゾリューム光線 エンペラ星人の放つ、必殺光線。光を分解する力を持ち、ウルトラマン達にとって即死光線である。物理的な威力も高い。
ガッツさん「ひぃぃぃ!? ぼ、暴力反対! 女の子! 女の子には優しく! 私のお兄ちゃんも優しかった!」
ゼロ「アイドル誘拐しようとしといて、何言ってやがんだぁぁぁ!!!」
ガッツさん「ひぃぃぃぃぃぃぃ!!!???」
56:
・・・
・・・・・・
ペンペンペンペンペンペンペンペンペンペンペンペン!!
ガッツさん「も、もう勘弁してください……。お尻痛いよぉ……ごめんなさぁい……」 ポロポロ
杏「悪は、成敗! ウルトラマンによる、高お尻ぺんぺんはきつかろう!」
ゼロ「暴力は使わなかったことに免じて、許してやる」
ヤメタランス「ヒヒー」
ゼロ「倒さないでくれて、ありがとう? ガッツ星人さんは大事な友達? お前ら、暴力は使わなかったからな。お仕置きは別だが、俺も最低限それは守るさ」
ガッツさん「うぅ、すみませんでした! 私、成人したんですけど、就職が決まらなくて……優しいお兄ちゃんに甘えて、ニート生活してたんですけど……」
杏「ニートはダメだぞ! 杏だって、一応は働いてるんだからな!」
ゼロ(お前が言うなと言うべきなのか? けど、働いてるのは事実だからな……)
ガッツさん「すみません……。最近、出稼ぎに出てたお兄ちゃんが、亡くなったと同僚だったメトロン星人から連絡がありまして」
ゼロ「そうだったのか……。事故か?」
ガッツさん「いえ、どうも悪いお仕事をしてたらしくて、敵対勢力に倒されたみたいです……」
杏「そっか……。悪い仕事してても、お兄ちゃんだもんね」
ガッツさん「はい。悲しいけど、それはボルストお兄ちゃんが悪いですから……。だから、私も働こうと思ってお友達のヤメちゃんとこっちに来たところを」
ゼロ「バリアンに誘われたわけか」
ガッツさん「はい。プラスエネルギーを回収するだけでいいと言われたのでバイト募集を出したんですけど、誰も来なくて……」
ゼロ「出してたのか」
ガッツさん「少々無理矢理ですが連れて行って、働いてもらって、お給料渡して、プラスエネルギーを回収しようと思いまして」
杏「時給900円でアイドルは来ないでしょ。さぁ、情報プリーズ!」
ガッツさん「は、はい! 私の知ってることは、バリアンの仲間にシャプレー星人と、私と同じく雇われたピット星人がいるくらいですね」
杏「杏達の知ってる情報だけじゃん! 他に何かないの!?」
57:
ガッツさん「そ、そう言われましても……。確か、バリアンはスパークドールズを三つ持ってました。一つはケロニアと、もう一つは円盤生物ロベルガー」
ゼロ「ロベルガーだと? 強力な怪獣だ。この地球で暴れられたら厄介だな」
杏「ケロニアはなけなしの戦力から、時間稼ぎに使ったって感じだね。意外と少ないんだね」
ガッツさん「スパークドールズ自体、貴重なものですからね。三つめはよく見えなかったですけど……私が知ってるものではなかったです。
  バリアンもプラスエネルギー収集が目的みたいですから、あんまり強硬手段に出ないとは思います」
ゼロ「奴は何を復活させようとしているんだ?」
ガッツさん「私にもちょっと……。シャプレー星人は知っていたみたいですけど」
杏「結局、わからなかったね」
ゼロ「仕方ないさ。何が来ても」
杏「ワルは全部ぶっ倒す! だね」
ゼロ「そういうことだ。お前は、これからどうする? 帰るなら、送ってやるが」
ガッツさん「本当ですか? じゃあ、太陽系を出た所まで……。ついでに、仕事でもあれば」
ゼロ「仕事探しだと……いっそ、地球で身分を隠して暮らした方が早いかもしれないが、俺がそれを勧めるのもちょっとアレだが……」
杏「光の国で仕事ないの?」
ゼロ「ウルトラマン以外でも働いてる奴はいるが。ガッツ星人は俺の親父を始め、何人か被害にあってるからな。友好的な奴がいるのは、わかっちゃいるが」
ガッツさん「私もウルトラマンに囲まれて仕事とか、ストレスで死んでしまいます。う?ん、地球に安住しちゃうのも手なのかな……」
58:
杏「あ、そうだ。ねぇねぇ、ちょっとお願いがあるんだけど、いいかな?」
ガッツさん「私にですか? 見逃してもらいましたし、大抵のことは協力しますけど……。
  あ、バリアンとの接触は勘弁してください。契約違約金払えとか言われても、払えないんで」」
杏「払えないんだ……。じゃなくて! 見た目は女の子だけどさ、人間より強いよね?」
ガッツさん「そうですね。痛いものは痛いですけど銃で撃たれても平気でしょうし、この地球上の兵器、核みたいな原始的なものならバリアで防げますね」
ゼロ「どうするんだ?」
杏「杏はこう見えても、平和を願う人間だからね?。例えそれが、他の国でもさ。そうすれば、こっちの平和にも繋がるしね」
ゼロ「なるほどな。……銀河連邦に加盟していない星の現地人同士の争いは関与すべきではないが」
杏「人道的に、だね?」
ゼロ「そういうことだ。多くの命が助かるなら、それに越したことは無いさ。いつか、この地球からも争いが無くなることを待ってるぜ」
杏「任せてよ! 杏達の歌で、止めてやるぜ!」
ゼロ(そういや、まだヤメタランスの影響を受けたままだったか)
ガッツさん「ああ、そういうことでしたか。それくらいなら、ヤメちゃんとそういうバイトしてたから大丈夫ですよ?」
ゼロ「むしろ、それで食っていけばいいんじゃないのか?」
ガッツさん「っ!! この時、私に電流が走る!」
ゼロ「自分で言うのか……」
杏「まぁ、戦いを『止めるだけ』なら最適の能力だよね」
杏「その後、ガッツ星人さんが『平和の聖女』と呼ばれるようになるのは、また別のお話」
59:
 
 後日 346プロ
テレビ『ご覧ください! あれだけ激しいテロ活動を行っていた組織が、全くの無抵抗です』
テレビ『一体、何が起きたのでしょうか? 証言によると、天使と聖獣が現れたなどと、錯乱した証言もあります』
ゼロ「いや?、この間は参ったな」
蘭子「語り継がれる物語を静聴するだけで、我が身に恐ろしさが宿る……」
卯月「あまり頑張れなくて、すみません……」
ゼロ「卯月が頑張ってくれなきゃ、俺もどうなっていたかわからないぜ。ありがとな、卯月」
卯月「えへへへ?♪」
武内P「今まできた敵の中で、最も恐ろしい相手でしたね……」
未央「あ、プロデューサー……さん! おはようございます!」 ペコ
凛「お、おはよう……。その、あの、ジュース、飲む?」
武内P「……私は、ヤメタランスの影響で何を言ったのですか?」
卯月「知らない方がいいと思いますよ……」
武内P「そうですか……」 ガクリ
ゼロ「収録中に現れたが、ヤメタランスのお陰で、みんながほとんど覚えてないからな」
卯月「カメラのデータは、ガッツ星人さんが登場したところから、ゼロさんが消去しましたからね」
グレンファイヤー(人間体)「まさか、あんなおっそろしい敵がいるとはな……」 ショボーン
ミラーナイト(人間体)「あんな無様な姿をさらすとは……。申し訳ないです」 ショボーン
ゼロ「気にするな。あいつはマジでヤバいからな。宇宙警備隊のマジでヤバい怪獣トップ3に君臨してるからな」
凛「君臨してるんだ。いや、わかるけど」
武内P「本人に悪気がない所がまた、対処に難しいですね」
60:
 ガチャ
智絵里「お、おはようございます。ゼロさん……あの、この間はありがとうございました」
ゼロ「礼を言うのは俺の方だ! 智絵里達がいなければ、ヤバかった」
かな子「そんなことないですよ! これ、この間の御礼に! ゼロさんの為にケーキを作ってきたんです!」
ゼロ「おぉ、マジか! かな子のお菓子は、美味いからな!」
蘭子「さっそくいただこうぞ!(ゼロさんと融合する順番で良かった!)」
かな子「あ、もちろん、みんなの分もありますよ? ゼロさんだけ、少し多いですけど」
卯月「やったぁ!」
ゼロ「じゃあ、さっそく! いただきます! うん、美味いぜ!」 モグモグ
蘭子「美味なり」 モグモグ
グレンファイヤー「地球の食い物、滅茶苦茶うめぇな!」
ミラーナイト「ええ、とてもおいしいですね。今度、エメラナ姫にもお持ちしましょう」
かな子「ふふ、よかったです」
ゼロ「かな子は食べないのか?」
かな子「みんなが美味しそうに食べてるのを見てるだけで、お腹いっぱいですから!」
蘭子(ゼロ)「身体、借りるぜ。ほら、あ?ん」
かな子「えっ! あ、あ?ん///」 モグモグ
ゼロ「どうだ?」
かな子「自分で作ったものですけど、美味しいです!」
ゼロ「かな子の食べる姿は本当に美味しそうで、幸せそうだ。見てるこっちまで、幸せになれる」
かな子「あ、ありがとうございます///」
61:
智絵里「あ、あの、ゼロさん! も、もう少ししたら、バンジージャンプの撮影なんですけど……い、一緒に来てもらえますか?」
ゼロ「ああ、勿論だ」
智絵里「はい♪」
杏「杏はもう、この間一生分働いたから動きたくないよ……」
ゼロ「そういえば、ガッツ星人さんからヤメタランスのエキスを使った香水を貰ってな。これを杏にかければ」
杏「うぇっ!? そ、それはやめてよぉ?!」
ゼロ「それは、杏次第だな」
凛「働き者の杏……見てみたかったな」
未央「杏ちゃんが変身したんだよね? どうだった?」
杏「パワーが溢れてくるのは、よくわかったよ。まぁ、どうしてもって言うなら、杏もやるけどさ……」
ゼロ「杏、ありがとう。お前のお陰で、本当に助かった」
杏「別に、いいって。杏は、セブンのファンだからさ。その息子のゼロに協力するのは、当たり前じゃん」
卯月「っ! そ、そうだったんですか」
ゼロ「本当に、ありがとな」
杏「だ、だから、別にいいってば……」
きらり(珍しい?。杏ちゃんが照れてるにぃ)
62:
武内P「では、そろそろ現場に向かいましょう」
智絵里「は、はい!」
かな子「怖いけど、頑張ろうね!」
杏「めんどうだけど、やらなきゃダメか?……」
智絵里「ぜ、ゼロさん……私の強い所、いっぱい、見せれるように頑張りますから……。よ、弱い所も見捨てないで、好きになってくださいね」
かな子「大丈夫! 美味しいお菓子があれば、みんなが幸せになれるから!」
杏「ま、なるようになるよ」
ゼロ「始まったキャンディアイランドの物語、見守らせてもらうぜ」
おしまい
6

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