彡(゚) (゚) 「ワイと原住民で会社を作ったで」back

彡(゚) (゚) 「ワイと原住民で会社を作ったで」


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1:
彡(゚) (゚) 「…まあ、会社といっても食品販売やけどな」
2:
(´・ω・`) 「社員は2人だけ?」
彡(゚) (゚) 「いや、まだいるで」
ガチャ
(☆…●)
( ・`ω・´)
(●゚◇゚●)
(●▲●)
(*^○^*)
('ω`)
3:
彡(`) (´) 「何で社長よりも遅いんや!」
彡(`) (´) 「便所掃除させるで!」
(´・ω・`) 「まあまあそんなに怒らないでよ今日から始まるんだし…」
4:
彡(゚) (゚) 「まずは食品開発やで」
彡(゚) (゚) 「畜ペン、できるか?」
(●゚◇゚●) 「うん」
彡(゚) (゚) 「調理師免許を持っているのはワイと原住民とお前だけやからな頼んだで」
(●゚◇゚●) 「わかった」
彡(゚) (゚) 「あと、金の事は気にせんでええで
ある程度失敗しても潰れないよう、資金はホモビで稼いだからな」
10:
334分後
(●゚◇゚●) 「できたよ」
彡(^) (^) 「おっ!うまそうやな!…から揚げ弁当かな?」ぱくっ
(●゚◇゚●) 「うん、靭帯弁当だよ」
彡() () 「オヴェッ!」
彡(´) (`) 「ポジ、すまんがこいつがゲテモノ弁当作らないか見張ってくれ…」
(*^○^*) 「わかったんだ!」
16:
114分後
(*^○^*) 「できたんだ!」
(●゚◇゚●) 「できたよ」
彡(゚) (゚) 「今度はまともやろなぁ、えーと」
彡(゚) (゚) 「のり弁、幕内弁当、から揚げ弁当、とんかつ弁当、生姜焼き弁当…と」
彡(゚) (゚) 「やけに高カロリーなものばかりやな…」
彡(゚) (゚) 「…まあ、ええわ味はそこそこイケるし、明日はこれらを作って移動販売するで」
彡(゚) (゚) 「移動販売は真弓でええやろ」
(*^○^*) 「弁当を置いてくれないか交渉するんだ!」
彡(゚) (゚) 「おっ!ポジやってくれるのか!?頼んだで!」
17:
(*^○^*) 「交渉した結果、道の駅に置いてもらうことになったんだ!」
彡(^) (゚) 「サンキューポッジ!」
彡(゚) (゚) 「よっしゃ!明日から頑張るで!」
( ・`ω・´) 「今日は帰ってからゴルフをするz
彡(゚) (゚) 「あっ、いい忘れてたけど明日はみんな早朝に来るんやで」
( ・`ω・´) 「…やっぱり寝よう」
18:
翌日早朝
彡(゚) (゚) 「おはようやで!今日も頑張るで!」
彡(゚) (゚) 「できた弁当を真弓は周辺を移動販売、ポジは道の駅に持っていくんやで!」
彡(゚) (゚) 「…売れるとええな」
19:
現段階での役割分担
彡(゚) (゚)  社長兼食品開発製造責任者
(´・ω・`)  副社長兼食品開発製造担当
(☆…●)  営業
( ・`ω・´)  営業(ルート販売)
(●゚◇゚●)  食品開発製造担当
(●▲●)  総務
(*^○^*)  営業
('ω`) 総務
23:
夕方
彡(゚) (゚) 「どれくらい売れたんやろか?」わくわく
ブルルルン キッ
彡(゚) (゚) 「おっ!ポジと真弓が帰ってきたで!」
(*´○`*) 「あんまり売れなかったんだ…」
彡(^) (^) 「最初はそんなもんやで!気にせんでええんやで!」
( ・`ω・´) 「ゴルフ仲間に買ってもらったけど残ったぞ」
彡(^) (^) 「売れただけでも良しと考えるんやで!」
彡(^) (^) 「余った弁当の半分はワイが持ち帰る」
(´・ω・`)  「じゃあ、僕も残りを持ち帰るよ」
(●▲●) 「さすがにそれじゃあ、気まずいので僕たちも…」
(´・ω・`)  「じゃあ、僕と社長以外は1人1つでいいよ」
30:
その後、1か月間諦めずに販売したものの売り上げが伸びることなく
資金も底を尽きかけていた
彡(´) (`) 「給料も払えんし、売れないし本当にすまん…」
(*´○`*) 「来月から道の駅にもおけなくなるんだ…」
( ・`ω・´) 「私こそすまんな」
(´・ω・`)  「きうり弁当という産廃を作ってごめん…」
彡(´) (`) 「ええんやで…ええんやで…」
彡(´) (`) 「…しゃーない、またホモビ男優として復帰するで」
彡(´) (`) 「原ちゃん会社を頼んだで」
('ω`)「ちょっと待って!」
33:
彡(´) (`) 「どうしたんや?シュウヘイ」
('ω`)「…実をいうと知り合いに研究員がいる」
('ω`)「その人に食品開発の協力を依頼したいんだが…」
彡(´) (`) 「でも、人を雇う金すらないで?」
('ω`)「その人は研究できる場所さえ与えればお金なんかいらないって言ってるし大丈夫だ」
彡(´) (`) 「…わかった」
36:
24分後
('ω`)「連れてきた」
福谷「初めまして、福谷です」
彡(´) (`) (やけに早いな)
彡(´) (`) 「福谷さん、よろしくお願いします
粗茶すら出せないほど貧乏な会社ですが…」
福谷「いえいえ、研究できるだけでもありがたい」
福谷「…確か、食品開発と」
彡(´) (`) 「はいそうです」
福谷「弁当を試食してもいいですか?」
彡(´) (`) 「待ってください、それは売れのこりですので
福谷さん用に新たに作りますんで、はい」
福谷「いえいえ、ここにあるので十分です。」
福谷「では、さっそく…」ぱくっ
38:
福谷(うーん味は悪くない、むしろ良いほうだ)
福谷(でも、『また食べたい!』と思うほどではない)
福谷「やきうさん、率直に意見を述べていいですか?」
彡(´) (`) 「はい、おねがいします」
福谷「あまり個性がないですね、味も弁当の種類も」
彡(´) (`) 「はあ、そうですか…」
福谷「それと…地元のものを使用していますか?」
彡(´) (`) 「いえ…」
福谷「ならば地産地消を目指してもう一回見直す必要がありますね」
彡(´) (`) 「わかりました…」
41:
(´・ω・`) 「でも、資金が…」
(☆…●) 「そろそろ私の出番だな」
(☆…●) 「資金ならある程度私が用意します」
45:
(☆…●) 「いまから用意しますのでちょっと待ってください」
彡(´) (`) 「平のお前にできるわけないやろ」
(☆…●) 「よっこいしょ」ドン!
彡(´) (`) 「なんやこのジュラルミンケースは」
(☆…●) 「はい」ガチャ
彡() () 「ファッ!?万札がたくさんあるやんけ!」
(´・ω・`) 「どうしたのこのお金!?まさか…」
(☆…●) 「安心してください、盗んでいませんから」
彡;(゚) (゚) 「さ、さんきゅー」
47:
食品工場(厨房)
(●゚◇゚●) 「できたよ!」
(´・ω・`) 「よし!つぎはこっち」
彡(゚) (゚) 「よし!ワイも手伝うで!」
(´・ω・`) 「そっちをお願いします!」
彡(゚) (゚) 「わかったで!…ってあちちちち!」
(●゚◇゚●) 「だいじょうぶ?」
彡(゚) (゚) 「大丈夫や!気にせんでええ!」
('ω`)「これはどう?」
福谷「えーとこれは…ウーンいまいち」
('ω`)「これは?」
福谷「味はいいけど、弁当にしたら汁が漏れやすいなあ」
('ω`)「じゃあこれは?」
福谷「うん!おいしい!これはいい!」
49:
街頭販売
( ・`ω・´) 「安くてうまい弁当だぞ?」
住民A「あら、お弁当があるわ」
住民B「やめた方がいいわよ、くさってるかもしれないし」
住民C「そうよ、ほらあの人胡散臭そうだし…」
( ;`ω;´) 「うう…」
子供「おべんとーくださーい」
( ・`ω・´) 「ん?」
( ・`ω・´) 「どれがいいんだ?」
子供「ハンバーグべんとー」
( ・`ω・´) 「334円だぞ」
子供「あっ…えっとお…」
( ・`ω・´) 「どうしたんだ?」
子供「やっぱりいいです!」
( ・`ω・´) 「ちょっとまて!」腕をツカミー
( ・`ω・´) 「財布の中にいくらあるんだ?」
子供「…300円」
( ・`ω・´) 「そうか…ならば34円はまけとくよ」
子供「えっ…でも…」
( ・`ω・´) 「気にするな、はい」
子供「ありがとう!おじさん!」
50:
地元メディア
担当者「…で、この弁当を紹介してほしいと」
(☆…●) 「ハイ、そうです」
担当者「うーん、個性があればまだしも…これだと…」
(☆…●) 「一生懸命皆さんが作ったんです!」
担当者「気持ちが伝わらないなぁ?」
(☆…●) 「では、これはほんのお気持ち…」ジュラルミンケース
担当者「確かに、お金をくれるのはうれしいけど…
わざわざ今紹介している商品を取り下げるほどではないんだよ
さあ、帰った!帰った!」
(☆…●) 「そうですか…では」
(☆…●) 「おっと、渡し損ねていたのがありました
これは私の祖父の名刺です、どうぞ」
担当者「ああん?じじいの名刺だと?えーと…え?えええええええええ!?」
(☆…●) 「それでは失礼します」ガチャ
担当者「ちょっと待った!CMくらいなら流していいですよ!」
(☆…●) 「CMかぁ…やはりご縁がなかったということで失礼します」
担当者「わかった!わかった!バラエティ番組内で紹介しますから!」
(☆…●) 「じゃあ、CMも半年ぐらい流してくださいね」
担当者「わっ…わかりました…」
(☆…●) 「頼みますよ」ニヤリ
53:
道の駅にて
(*^○^*) 「2週間、いや1週間でもいいから置かせてほしいんだ!」
担当者「外部の業者の商品とはいえ、売れ残っているのがあると迷惑なんでね」
担当者「すまないが他を当たってくれ」
地元大手スーパーにて
(*^○^*) 「お願いなんだ!うちの弁当を置いてほしいんだ!」
担当者「知名度低いし、この手の弁当はうちでも作ってるんでね」
(*^○^*) 「1種類でいいんだ!地元の食材を使ってるから安心安全なんだ!」
担当者「いや、うちだって地元の使ってるし、
いっちゃ失礼だがお宅のよりいい素材を使ってるんでね」
(*^○^*) 「でも…」
担当者「これ以上しつこいと出入り禁止にするどころか、
他のスーパーさんにも通達してあんたのところを潰すよ?」
(*´○`*) 「…わかったんだ」
55:
56:
ポッジ…
60:
(*´○`*) 「どこへ行っても拒否されるんだ…」
(*´○`*) 「みんな頑張っているのに僕だけ怠けているんだ…」
(*´○`*) 「明日辞表を出そうかな」
(*´○`*) 「ん?こんなところに小さなお店があるんだ」
(*´○`*) 「…入ってみるんだ」
61:
(*´○`*) 「おじゃまするんだ」ガラガラ
???「いらっしゃい」
(*´○`*) 「ここはお店なんですか?」
???「そうよ、まあ個人商店みたいなものだけどね」
???「ところで、その手に持っているのは何かしら?」
(*´○`*) 「これは…わが社が作っているお弁当の残りなんだ…」
???「ちょっとたべていいかしら?」
(*´○`*) 「でも、これ作ってから時間がたっていますけど…」
???「だいじょうぶよ、わたしは世界一強いし(ニッコリ」パクッ
???「うん!おいしいわね!
…もし、よかったら明日から私のお店にいくつかおいてくれないかしら?」
(*´○`*)
(*・○・*)
(*^○^*) 「置いていいんだ!ありがとうなんだ!」
???「いえいえ…あら?その口調もしかしてDeNAの…」
(*^○^*) 「そうなんだ!ぼくのおじいちゃんがDeNAの…」
???「やっぱりね!じつは私、砂田選手のファンなの!」
(*^○^*) 「そうなんだ!ありがとなんだ!」
(*^○^*) 「また明日くるんだ!バイバイなんだ!」
???「あっ、まって!」
(*^○^*) 「?」
???「はい、弁当代」
(*^○^*) 「えっ、余りものですし…」
???「余りものでも商品は商品。受け取って」
(*^○^*) 「…わかったんだ!それじゃ!」
(*^○^*) 「えーと、このお店の名前は…『SAORI』かぁ…」
69:
数か月後
彡(゚) (゚) 「一時ひやひやしていたけどなんとか持ち直したで」
(●゚◇゚●) 「よかったよかった」
(´・ω・`) 「産廃だったきうり弁当がなぜか女性に人気だよ!」
(☆…●) (ローカルとはいえ、さすがメディアだな…)
( ・`ω・´) 「あの子供のおかげで噂が広まって、住宅地に行ったら爆売れだぞ」
('ω`)「こすべて教授のおかげで…」
福谷「いやいや、私は協力しただけだよ」
(*^○^*) 「今では地元のスーパーが『ぜひおいてください』『すみませんでした』
と僕に頭を下げてくるんだ!」
(●▲●) 「…」ポツーン
(●▲●) (僕だけ事務仕事をしている中、みんな必死に働いている…)
(●▲●) (社長や副社長は不眠不休なのにいつも笑顔…)
(●▲●) (僕にできることは…)
(●▲●) (そうだ!あの人に聞いてみよう!)
(●▲●) (…でも、話を聞いてくれるだろうか?)
(●▲●) (しかたない、一か八かだ)
(●▲●) 「社長、ちょっと外出しますね」
彡(゚) (゚) 「おっ、気を付けるんやで!」
71:
男気学院高校
(●▲●) 「久々の母校だ…」
事務員「どちら様でしょうか?」
(●▲●) 「あのお…私ここのOBでして…」
事務員「ご用件は?」
(●▲●) 「えっと…り、理事長に…」
事務員「…少々お待ちください」
73:
事務員「…お待たせしました。
本来ならアポが必要なのですが、今回は特別に許可していただいたそうです」
(●▲●) 「すっ…すみません」
事務員「では、案内しますね」
78:
理事長室前
事務員「ここです」
(●▲●) 「ありがとうございます…」
事務員「入室の挨拶を覚えていますか?」
(●▲●) 「えっ…ああ、あれですね覚えています」
事務員「たとえ卒業生とはいえ、在籍したことのある人間は皆
入室の挨拶をしないといけませんので、それでは…」
(●▲●) (久々だから緊張するなぁ…)
(●▲●) (よし!)
(●▲●) 「押忍!!男気学院高校!!○○期卒業生!!ネガシマ!!」
(●▲●) 「理事長先生にご相談があります!!入室の許可をオナシャス!!押忍!!」
理事長(ドアの向こう) 「…気合が足りないが、まあいい入れ」
(●▲●) 「押忍!!失礼します!!」ガチャ
81:
黒田理事長「やっぱりおまえか…なんや?」
(●▲●) 「はい、今働いているんですがアイディアが欲しくて…」
黒田理事長「アイディア?アイディアぐらい気合で何とかしろ!
…と言いたいがまあいい、聞いてやる」
(●▲●) 「今食品会社に勤めておりまして、そこで生徒さんの昼食時や学食について
なにか要望がないかと…」
黒田理事長「そういうことか、だったら食堂のおばちゃんに聞いた方がええな」
(●▲●) 「ありがとうございます!早聞いてみます!」
黒田理事長「俺の方から連絡しておくからあとは好きにせえ」
(●▲●) 「ありがとうございます!失礼しました!押忍!」ガチャ
黒田理事長「あいつも立派に成長したな…」
黒田理事長「昔は『男気』の科目以外1番か2番で、いつも『男気』の科目で赤点をとって
補習を受けていたのにな…」
84:
社内
彡(゚) (゚) 「弁当の売れ行きは好調やけど…弁当だけやと儲からンゴ」
(●゚◇゚●) 「靭帯弁当…」
彡(`) (´) 「却下やで!」
( ・`ω・´) 「街頭販売だと疲れるから、店舗販売か飲食店をした方がいいぞ」
彡(゚) (゚) 「後々それもやりたいンゴねぇ…」
(●▲●) 「ハンバーグやオムライスなど一食分のメニューをパックに入れて売るのはどうかな?」
彡(゚) (゚) 「おっ!ネガシマ!それええな!」
(☆…●) 「機械を導入したいのなら任せろ」
彡(゚) (゚) 「わかったで、それじゃあ、一般家庭用と業務用とで製造するで?」
85:
彡(゚) (゚) 「新たに設備を作ったのはええけど…人員が足りなさすぎるンゴねぇ…」
(●▲●) 「パック工場は任せろ」
彡(゚) (゚) 「うーん、とりあえずパートを雇うで」
( ・`ω・´) 「住宅街に住む奥様方から聞いたのだが、
近いうちに合説があるらしい。うちも参加してみてはどうかね?」
彡(゚) (゚) 「せやな!準備するで!」
88:
現段階での役割分担
彡(゚) (゚)  社長兼食品開発製造責任者兼合説担当
(´・ω・`)  副社長兼食品開発製造担当
(☆…●)  営業兼企画・宣伝
( ・`ω・´)  営業(街頭販売)
(●゚◇゚●)  食品開発製造担当
(●▲●)  工場長(パック詰め部門)
(*^○^*)  ルート営業
('ω`) 総務
福谷  食品研究研究員
パート(10人)
90:
彡(゚) (゚) 「合説担当はワイでええか?」
(´・ω・`) 「いいよ、社長が言ったほうが学生さんにとって一番いいでしょ」
彡(゚) (゚) 「合説の用紙はこれやな、よっしゃ!書くで!」
彡(゚) (゚) 「こんなかんじでええやろ」
91:
(´・ω・`) 「ええ…」 
( ・`ω・´) 「私の方が字がきれいだぞ」
('ω`) 「…こちらの方で作っておきますので、内容を教えていただければ結構です」
彡(゚) (゚) 「ほな、よろしくたのむで」
101:
('ω`) 「…ざっと作ったのですが、どうでしょう」
彡(゚) (゚) 「立派やんけ!ありがとうやで!」
112:
合同企業説明会 当日
彡(゚) (゚) 「うわ、緊張するわ」
彡(゚) (゚) 「みんなワイより高そうなスーツを着て居るンゴねえ…」
彡(´) (`) 「自信無くすンゴ…」
115:
彡(゚) (゚) 「えーと、ワイのブースはここやな」
117:
受付前(求職者)
彡(゚) (゚) 「緊張するンゴねえ…」
受付開始(求職者)
彡(゚) (゚) 「どんな学生が来るんやろか?
Fランでも素行が良ければええんやけどなぁ…」
120:
説明会開始
彡(゚) (゚) 「おっ!学生や若者が会場の中をうろついてるで!」
彡(゚) (゚) 「みんなに協力してもらってパンフレットを刷ったし、
採用する側であるワイが緊張しなくていいように練習したし、大丈夫やろ」
122:
30分経過
彡(゚) (゚) 「学生さんはまだ奥のブースに来ていないンゴねえ…
ワイの近辺のブースには学生さんが誰も来てていないわ」キョロキョロ
彡(゚) (゚) 「…まあ、いきなり大勢の学生さんがきても困るしな」
123:
説明会開始から1時間経過
彡(゚) (゚) 「おっ!近辺のブースにはボチボチ来ているンゴ!」
彡(゚) (゚) 「そろそろ来るかな?」
125:
説明会開始から2時間経過
彡(゚) (゚) 「…誰も来ないンゴ」
彡(゚) (゚) 「おっ!斜め向かいのブースはもう一人の担当者がビラ配りをしているンゴ!」
彡(´) (`) 「ワイはそれができないのが悔しいンゴねぇ…」
彡(゚) (゚) 「で、こっちのブースの担当者は…スマホをいじっとるな
やる気あるんかいなこの会社」
129:
説明会開始から3時間経過
彡;(゚) (゚) 「アカン、あと1時間ンゴ!」
彡(>) (<) 「周りのブースに求職者が1人以上いるのに誰もいないから恥ずかしいンゴ!」
彡(´) (`) 「うろつこうか、でもその間に学生さんが来たら…」
彡(´) (`) 「ここはしぶとく待つンゴ…」
学生A「ねえ、ここ結構待遇良くない?」
学生B「やきう食品ってところ?」
学生C「聞いたことないわね」
彡(゚) (゚) 「おっ!ワイの会社について話しとる!」
彡(゚) (゚) 「頼む!きてクレメンス!」
学生A「ほら、福利厚生も充実しているし、待遇も結構よくない?」
学生B「え?でも、事務職じゃないじゃん!総合職とかいろいろさせられてだるいし?」
学生C「もしかしてそれってあそこじゃね?」
彡(゚) (゚) 「おっ!ワイの方を見てくれた!ここは一応頭を下げるで!」ぺこり
132:
学生B「担当者イケメンじゃないし無理イ?」
学生A「担当者は担当者でしょ、べつにいいじゃん」
学生C「でも、担当者が魚類のムツゴロウ似とかやばくね?カメラで撮ろうwww」
学生A「C!それはやり過ぎよ!」
学生C「Aは堅いんだよ!いいじゃん!」パシャ
学生B「そうよ、Aは真面目すぎ!私も撮ろっと」パシャ
彡(´) (`) 「…」
137:
説明会開始から3時間半経過
彡(´) (`) 「礼儀正しくて、ある程度常識があれば中卒でも誰でもいいです、はい」
若者A「B氏!あそこのブースは空いてござるよ!」
若者B「おっ!福利厚生が充実していて年間休日数もなかなかいいでござる!
早行くでござる!」
彡(゚) (゚) 「おっ!ワイの会社についてまた話しとる!」
彡(゚) (゚) 「頼む!きてクレメンス!」
若者C「A氏!B氏!待ったでござる!」
140:
若者A「C氏!なぜでござるか?」
若者B「かなりいい待遇でござるよ?」
若者C「だからこそ危ないでござるよ!業種や事業内容を見るでござる!」
若者A「おっ!飲食関連でござる!ブラックでござる!」
若者B「さすがC氏!鋭いですな!」
若者C「求人を出すときはこうやっておいしい情報を出しておいて
後で条件を改悪するのが飲食業界の常とう手段でござるよ!」
若者A・B「なるほど?」
彡(`) (´) (そんなわけないやろ!そんなことしたらますます売り上げが落ちるわ!)
若者C「ほら!あっちの『株式会社アクトーク・ギョウシャー』に行くでござるよ!」
彡(´) (`) (おいおい、あの会社かなりの悪徳業者としてかなり有名やぞ?ええんか?)
144:
説明会終了まで残り10分
彡(´) (`) 「ああ、学生や若者の半分が帰ったな」
彡(´) (`) 「結局誰も来んのか…」
154:
説明会終了
彡(´) (`) 「…誰も来んかったな」
彡(´) (`) 「…みんなにはなんて伝えたらええんや」
彡(´) (`) 「撤収作業でもするか…ん?」
彡(゚) (゚) 「あそこのブース、まだ学生さんがおるで?どこの会社やろ?
近くにいる人に聞いてみたろ!」
彡(゚) (゚) 「今日はお疲れ様でした!」
A社担当者「やきうさんですか!初めての合説、お疲れ様でした!」
彡(゚) (゚) 「あの、お聞きしたいことがあるんですけど」
A社担当者「なんでしょうか?」
彡(゚) (゚) 「あそこにブースの会社って…」
A社担当者「ああ、あそこは『マッマフーズ』さんですね」
彡() () 「ファッ!?そうなんですか…」
A社担当者「まあ、あそこの会社はかなりの大手で、この合説の目玉ですので
いつも1時間ぐらいオーバーしても黙認されているんですよ」
彡(゚) (゚) 「そうなんや…」
163:
数日後
彡(゚) (゚) 「とりあえず、ハロワの方に随時募集の求人を出しておくで」
彡(゚) (゚) 「たまたま合説に来れなかった人もおるやろ」
彡(´) (`) 「でもハロワに行くのはニートだった時以来やから怖いンゴ…」
彡(´) (`) 「シュウヘイ、付いて来てクレメンス…」
('ω`) 「大丈夫かなこの社長(はい、わかりました) 」
166:
3週間後
配達員「書留でーす」
彡(゚) (゚) 「ほいな」
サラサラサラ
配達員「ありがとうございましたー」
彡(゚) (゚) 「どーもー」
彡(゚) (゚) 「えーと、『履歴書在中』か…って、え?」
彡(゚) (゚)
彡(;) (;) 「きゅ、求職者が現れたで!!」
175:
さらに1週間後
彡(゚) (゚) 「みんなに集まってもらったのは、求職者が15名もおることや!」
(´・ω・`) 「今いる社員よりも多いね」
彡(゚) (゚) 「そこでやが…どないしよう」
(☆…●) 「面接官とか試験官とか決める必要があるな」
( ・`ω・´) 「面接官は社長と副社長と…」
福谷「私がやりましょうか?」
('ω`) 「いいのかい?」
福谷「社長と副社長と平社員の三者が評価することでより正確なデータが取れると思います」
彡(゚) (゚) 「試験官はうるさくない奴がええな」
(*^○^*) ( ・`ω・´)
彡(゚) (゚) 「お前らは一番騒がしいから論外や」
(*;○;*) ( ;`ω;´)
彡(゚) (゚) 「泣いても無駄やで」
彡(゚) (゚) 「ここは、シュウヘイとネガシマが適任やろ」
彡(゚) (゚) 「たのんだで」
(●▲●) 「わかった」
('ω`) 「わかった」
179:
(●゚◇゚●) 「しけんのないようは?」
彡(゚) (゚) 「筆記試験は一般常識やで!それと面接や」
彡(゚) (゚) 「せっかくやし、できるだけ落としたくないから
筆記と面接は同じ日にしようと思うんやが…ええか?」
(´・ω・`) 「良いと思うけど?」
( ・`ω・´) 「…ところで、筆記試験の問題は誰が作るんだ?」
彡(゚) (゚) 「あっ…」
(☆…●) 「そんなことがあろうかと思って作っておいたぞ」サンプルチラー
彡(゚) (゚) 「おお!サンキューGジャス!」
182:
試験当日
彡(゚) (゚) 「結局、書類を出してから辞退した人や前日・当日になって辞退した人を除いて
8人になったな」
(´・ω・`) 「良い人が来るといいね」
受付
(*^○^*) 「受け付けはこっちなんだ!」
( ・`ω・´) 「私の所でもいいぞ」
彡(゚) (゚) 「やっぱあいつらは接客が向いてるな」
183:
ちなみに座席表
不正行為しないように席を離したで
189:
(●▲●) 「みなさん、いいですね」
(●▲●) 「はじめっ!」
xcq キョロキョロ
xcq「ふひひ」カンニングペーパーチラー
ガシッ!
('ω`) 「きみ、いい度胸だねちょっとこっちにきたまえ…」
mTL「へっへっへ」 カンニングペーパーチラー
ガシッ!
('ω`) 「きみもいい度胸だね、ちょっとこっちにきたまえ…」
193:
面接試験
彡(゚) (゚) 「入って、どうぞ」
hJI「オナシャス!」
彡(゚) (゚) 「まずは軽い自己紹介を」
hJI「ちょりーす!hJIでーす!」
彡(´) (`) 「いや、そう言う意味じゃなくてやな…」
彡(゚) (゚) 「次の方」
6tA「はいっ!迫真大学空手部主将!6tAです!」
彡(゚) (゚) 「げ、元気があってよろしい」
(´・ω・`) 「希望する部署とかあるかな?」
6tA「はい!この筋力を生かして肉体労働や営業などをしたいです!!」
(´・ω・`) (おっ!この子良いかも)
福谷「では、話は変わるけど趣味とかあるかな?」
6tA「はい!空手です!空手というのは?
(以後1時間にわたって空手の魅力について語る) 」
203:
数時間後
彡(゚) (゚) 「これで最後やな」
彡(゚) (゚) 「次の方」
(o'ω'n) 「おんちゃんだおん!」
(´・ω・`) 「…」無言で減点
福谷(ん?こいつは…)
彡(゚) (゚) 「おんさんですね」
(o'ω'n) 「いいや!おんちゃんだおん!」
彡(゚) (゚) 「おんちゃんが名前ですか、失礼しました」
彡(゚) (゚) 「えーと、志望動機とかあるかな?」
(o'ω'n) 「ないおん!」
(´・ω・`) 「…」無言でさらに減点
彡(゚) (゚) 「えーと、趣味は…」
(o'ω'n) 「う〇こ漏らしだおん!」
(´・ω・`) 「…」無言でさらに減点
彡(゚) (゚) 「…」さりげなく加点
215:
彡(゚) (゚) 「あの…真面目に答えていただかないとこちらとしては…」
(o'ω'n) 「真面目に答えているおん!」
彡(゚) (゚) 「そうですか、では出身校や学生時代で頑張ったことについてお聞かせください」
(o'ω'n) 「わかったおん!」
(o'ω'n) 「学生時代はオックスフォード大学に通っていて
生物学の修士号を取得したおん!」
(o'ω'n) 「いくつもの論文を書き上げ、
学会で発表したり学会誌に寄稿したりしたおん!」
(o'ω'n) 「Web of Scienceに僕の論文が掲載されているおん!」
(´・ω・`) 「…」減点をすべて取り消す
彡() () 「い、意味が分からん」
福谷「なるほど、やっぱりか…」
彡(゚) (゚) 「どういうことや?」
福谷「トムソンロイターってご存知ですか?」
彡(゚) (゚) 「わからん」
福谷「まあ、毎年ノーベル賞の候補者を予想して高確率で当てるところが提供している
学術データベースですよ」
(´・ω・`) 「CiNiiみたいなものか」
福谷「それよりもさらにすごいところと考えていいでしょう」
福谷「…つまり、彼女は学生の時からベテランの研究者とほぼ同格の論文を書いて
発表するほどの才能を持っていたということです」
福谷「証拠に、ほらWeb of Scienceで検索すると彼女の論文がたくさんあるでしょ?」パソコンチラー
彡() () 「ほげっ…」
福谷「しかもよくよく見ると…結構引用されていますね」
(´・ω・`) 「この年でこんなに引用されるとは…」
福谷「ふむ…同じ研究者として非常に興味深い」
223:
翌年4月
彡(゚) (゚) 「結局、内定を出して入社したのは4人か」
(凸)
(90∃0)
(/^ω^) /
(o'ω'n)
彡(゚) (゚) 「正直、まだたくさんほしかったンゴねえ…」
241:
彡(゚) (゚) 「よし、人事異動やで」
彡(゚) (゚) 「規模拡大したから大幅に変わるで」
彡(゚) (゚)  社長
(´・ω・`)  副社長
(☆…●)  冷凍食品部門責任者
( ・`ω・´)  企画広報部長
(凸)  企画広報担当
(●゚◇゚●)  総菜部門責任者
(●▲●)  缶詰瓶詰レトルト部門責任者
(*^○^*)  営業部長
(/^ω^) / 営業担当
('ω`) 総務部長
(90∃0)  総務担当
福谷  食品開発研究部門責任者
(o'ω'n)  食品開発研究研究員
パート 20人
派遣 10人
244:
( ・`ω・´) 「飲食店の店長の話はどうなったんだ?」
彡(´) (`) 「すまん、白紙撤回や」
( ・`ω・´)
( ;`ω;´)
(☆…●) 「ふーむ、冷凍食品か…」
彡(゚) (゚) 「みんな未経験やからな、一番まともなGジャスがええやろと思ってな」
(☆…●) 「任せておけ」
(*^○^*) 「部下ができたんだ!」
彡(゚) (゚) 「あんまりこき使うんやないで」
(●゚◇゚●) 「ぼくたちはかわってないね」
(●▲●) 「確かに」
彡(゚) (゚) 「適任やと思ったんやで」
('ω`) 「やっと部下ができた…」
彡(´) (`) 「いつもいつもあれよこれよと大変やったからな…すまんかったわ」
福谷「研究員が増えたことでますます研究しやすくなった」
彡(゚) (゚) 「必要あれば設備投資もするで!」
福谷「…ところで、社長と副社長は何もしないのですか?」
彡(゚) (゚) 「…」
福谷「…もしかして図星ですか?」
彡(`) (´) 「ず、図星ちゃうで!お偉いさんとの打ち合わせなどをするんやで!」
247:
数か月後
彡(´) (`) 「…」
(´・ω・`) 「社長、大丈夫?」
彡(´) (`) 「うう…」
(´・ω・`) 「ねえ(90∃0) 君、社長に何かのみものを」
(90∃0) 「は、はい!ただ今!」
('ω`) 「…無理しすぎましたね」
(´・ω・`) 「パートや派遣の人に苦労させたくないからと言って
社長自ら各部門の工場の手伝いや新人教育を行って体調を崩すのはだめだよ」
('ω`) 「あの…最後に休んだのはいつですか?」
彡(´) (`) 「…今の新入社員が入社する前や」
('ω`) (アカン)
(´・ω・`) 「今日の予定は僕が代理として参加するから休んでいいよ」
彡(´) (`) 「…すまんな」
249:
(´・ω・`) (このままだと社長が死ぬかもしれない…)
(´・ω・`) 「シュウヘイ君、新たに人員確保できそう?」
('ω`) 「30?40人くらいは雇えますね、今の段階では」
(´・ω・`) 「それじゃあ、中途採用の求人出す?」
('ω`) 「そうした方がいいと思います。」
(´・ω・`) 「じゃあ、また随時募集の求人を出してくれる?」
('ω`) 「わかりました」
250:
1か月後
彡(゚) (゚) 「随時募集にもかかわらず、90人も応募してくるとは…」
(´・ω・`) 「しかもひと月でだからね」
彡(´) (`) 「期待に損ねないよう一生懸命頑張らなk」
(´・ω・`) 「社長は休んでいいから。じゃないと他の従業員も休みにくくなるよ!」
彡(゚) (゚) 「えーと、前回とほとんど変わっておらんけど
この『警備職』ってなんや?」
(´・ω・`) 「一応念のために、警備員を雇ったほうがいいと思って」
彡(゚) (゚) 「まだええやろ、うちには。だいたい「警備職も募集です?」って書いたら
みんな敬遠するで」
(´・ω・`) 「そうかなぁ」
252:
中途採用試験
試験官 ('ω`) (90∃0) (●▲●) (☆…●)
面接官 彡(゚) (゚) (´・ω・`) (*^○^*) (●゚◇゚●) 福谷
問題作成者 ( ・`ω・´) (凸)
260:
彡(゚) (゚) 「今回は試験官も面接官も多いな」
('ω`) 「迫真大学の大きい教室を借りましたので、隅々まで見渡せるようにしました」
彡(゚) (゚) 「これだけ多ければ、面接も慎重にせなアカンな
…ってポジハメも面接官か」
彡(´) (`) 「思想信条に触れるようなことを聞かないよう指導する必要があるンゴねぇ…」
彡(゚) (゚) 「問題作成者は真弓と新人君か…まあ、大丈夫やろ」
267:
1次試験
受験者102人
('ω`) 「えー不正行為をした人物は退場してもらいます」
('ω`) 「それでは…はじめ!」
(90∃0) (試験官って緊張するなぁ) キョロキョロ
(●▲●) (眠たい)
(☆…●) (誰か知っている奴がいないかな) キョロキョロ
271:
(90∃0) (みんな僕より先輩だなぁ…) キョロキョロ
(●▲●) (のど乾いた)
(☆…●) (ん?あそこにいるのは確か…あれ?あっちにも…) キョロキョロ
('ω`) 「はい!やめっ!」
('ω`) 「筆記用具を置いて後ろから前へ回してください」
272:
1次試験合格者
102名中81名
おんJ民の状況
rd1 合格
LTP  合格
PuM  不合格
I4g  受験票忘れのため受験できず
Eia  不合格
6B8 合格
ctu 不合格(名前の書き忘れ)
13a 不合格
vQR 合格
Ww3 レモン汁によって履歴書が滲んで読めないため受験資格なし
283:
2次試験
81名中77名受験
彡(゚) (゚) 「77名も見るんかいな…」
(´・ω・`) 「応募者がたくさんいるってのはいいことだよ」
(*^○^*) 「初めての面接官なんだ!」
(●゚◇゚●) 「きんちょうするなあ」
福谷「研究者が欲しいですね」
彡(゚) (゚) 「今回は集団面接やから見極めも大変やで」
コンコン
彡(゚) (゚) 「入ってええで」
rd1「失礼いたします!」
ガチャ
彡(゚) (゚) 「うをっ!」
285:
(●゚◇゚●) 「き、きもの?」
福谷「…というより紋付袴だな」
(*^○^*) 「袴もかっこいいんだ!」
(´・ω・`) 「まあ、確かに正装だね」
rd1「なぜ、驚いているのですか?」
彡(゚) (゚) 「は、はかま姿で面接を受けた方は初めてでして…」
rd1「そうですか…では失礼承知の上、逆質問いたします」
彡(゚) (゚) 「なんでしょう?」
rd1「なぜ、あなた方は日本人であるのに着物を着ないのですか!?
スーツなどという西欧主義的な恰好で恥ずかしくないんですか!?」
289:
彡(゚) (゚) 「へ?え?」
(´・ω・`) 「そ、そりゃスーツが主流だからね」
rd1「主流だから着ると
…はあ、近代以降の日本人はこれだから外交や政治でも過ちをしてきたんです」
福谷「あっ…(察し) 」
rd1「大体、そこのあなたもなぜ白衣を着ているんだすか?」
福谷「えっ、私ですか?研究者だからです」
rd1「研究者だから白衣を着ると…なぜ割烹着ではいけないんですか?」
(´・ω・`) (うわ、めんどくさいのが来た)
293:
(*^○^*) 「似合えば何でもいいんだ!」
彡(゚) (゚) (´・ω・`) (●゚◇゚●) 福谷「!?」
rd1「ほう…似合えば何でもいいと?」
(*^○^*) 「そうなんだ!…でも、時と場合を考慮する必要もあるんだ!」
(*^○^*) 「国際化が進んだ現代では諸外国との交流が盛んなんだ!
ということは相手を思いやる必要もあるんだ!」
(*^○^*) 「君がやっているのは…
『私は入社しても会社の方針に逆らいます』とアピールしているのと一緒なんだ!」
rd1「うっ…」
彡(゚) (゚) 「せや、ポジの言う通りや」
(●゚◇゚●) 「しゃかいじんになったら、いやでもあわせないといけないことがたくさんあるんだよ?」
(´・ω・`) 「そうそう、それに履歴書をよくよくみたら君…
やけに空白期間が長いのだけれども、なんかあったのかい?」
rd1「うっ…くそっ!」
rd1「やきう食品の幹部は在日!」ガチャ
彡(゚) (゚) 「あっ…出て行った」
294:
いろいろ拗らせてますな…
302:
数時間後
彡(゚) (゚) 「最初の奴以外まともやな」
(´・ω・`) 「あまりにも強烈過ぎて多少ちゃらくてもまともに見えるよ」
コンコン
(´・ω・`) 「あっどーぞー」
???「失礼します」
ガチャ
???「失礼します」
???「失礼します」
一般人A「失礼します」
一般人B「失礼します」
彡(゚) (゚) (´・ω・`) (*^○^*) (●゚◇゚●) 福谷「!?」
一般人A
一般人B
310:
彡(゚) (゚) (なんちゅうメンツや…)
(´・ω・`) (後の2人は運がなかったな)
(*^○^*) (おじいちゃんの球団に欲しいんだ!)
(●゚◇゚●) (靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯靭帯)
福谷(あっ…どうしよう…)
小笠原「座っていいか?」
彡(゚) (゚) 「あっ!はい!」
321:
彡(゚) (゚) 「きっ、きびょ、希望する部署とかは?」
小笠原「どこでもいいぞ」
和田「どこでもいいよ」
木佐貫「どこでもいけますよ」
(*^○^*) 「ち、小っちゃい会社だけど…」
小笠原「大丈夫だぞ」
和田「大丈夫」
木佐貫「大丈夫です」
(´・ω・`) 「どっちが面接官かわかんないなぁ…」
324:
2次試験結果
77名中47名合格
小笠原・和田・木佐貫を含めた40名が入社することとなった
おんJ内合格者
vQRのみ
ただし、rd1は営業職として期限付きで採用することとなった
335:
数か月後
彡(゚) (゚) 「よしよし、順調やな!」
('ω`) 「顔色がよくなりましたね!よかったです」
(´・ω・`) 「…で、例の袴君はどう?」
(*^○^*) 「中々骨のあるやつなんだ!」
(*^○^*) 「最初はすぐいじけていたけど、今では立派な社会人なんだ!」
('ω`) 「思想も中立に近づいて営業成績もそこそこいいですし…どうします?」
(´・ω・`) 「まあ…思想さえなければいいんじゃない?」
彡(゚) (゚) 「ほな、本採用ということで」
rd1は非正規から正社員へとなった
339:
彡(゚) (゚) 「…そろそろあの時期が来たな」
彡(´) (`) 「2年連続ゼロはいややで」
('ω`) 「ならば、今回はビラ配り担当と面接担当と分けておきましょう」
('ω`) 「書類はこちらの方で書いておきますので」
彡(´) (`) 「すまんな」
341:
合説会場
彡(゚) (゚) 「今回は一人じゃないしいけるやろ!」
参加メンバー
面接担当 彡(゚) (゚) 福谷
ビラ配り担当 (*^○^*) ( ・`ω・´) 小笠原
346:
彡(゚) (゚) 「今度は少し前やな」
348:
彡(゚) (゚) 「みんな集合!」
彡(゚) (゚) 福谷(*^○^*) ( ・`ω・´) 小笠原
彡(゚) (゚) 「ポジらは面談開始とともにビラを配るんやで!」
(*^○^*) 「わかったんだ!」
( ・`ω・´) 「まかせておけ」
小笠原「わかったぞ」
彡(゚) (゚) 「ワイらはトイレに行くのを我慢してしぶとく待っておくで!」
彡(゚) (゚) 「解散!」
係員「それでは、今から面談が始まりますので、
企業さんはそれぞれのブースの戻ってください!!」
354:
ワー ワー ワー
(*^○^*) 「よろしくなんだ!」
女子学生A「キャー!かわいい!」
女子学生B「どこの会社かな?」
( ・`ω・´) 「来てくれ」
男子学生A(なんJ民) 「おっ!真弓やんけ!」
男子学生B(おんJ民) 「ついて行ったろ!」
小笠原「来てほしいぞ!」
???「誰かと思ったら小笠原やないか」
???「俺もきてええか?」
357:
彡(゚) (゚) 「えーと、ポジハメが一番多き連れて来とるな」
彡(゚) (゚) 「次に小笠原」
彡(゚) (゚) 「真弓は…なんJ民かおんJ民らしき若者に
『謝れ!謝れ!』と脅されとるな…」
福谷「はい、とりあえずパンフね」
361:
福谷「何か質問は?」
学生A「本日は貴重なお話を?」
彡(゚) (゚) 「それ省いてええで、後ろで待っとる学生さんもおるし」
学生B「デデ・ドン大学大学院2年の?」
彡(゚) (゚) 「それも省いてええで、時間ないしな」
365:
彡(゚) (゚) 「はい、後ろで待ってる学生さん前に詰めるんやで?」
彡(゚) (゚) 「あっ、パンフがなくなりそうやな
電話して追加を持ってこさせるわ」ピポパ
???「俺も参加してええか?」
彡(゚) (゚) 「ええ、結構やで!…ってファッ!?」
福谷「あ…」
立浪「警備職でも何でも雇ってくれや」
370:
彡(゚) (゚) 「…うちはヤクザなどをやとっていませn
パァンッ!
彡() () 「ファッ!?合説会場に銃を持ってきとるんかいな!」
立浪「俺は真面目にきいとるんや」ギロリ
彡() () 「あっ…えっとお…警備職の方なら空きが結構ありますぅ…」
立浪「ならそう言えや」
他学生「」びくびく
立浪「あっ、すまんな(ニッコリ」目が笑ってない
他学生「」失禁
380:
マッマフーズのブース
担当者A「おかしいなあ…なんで今年は学生さんが少ないんだ?」
ぶー ぶー 
担当者A「あっ、ビラ配り班から連絡だ!…もしもし?」
ビラ配り「課長、学生さんが来ない理由がわかりました」
担当者A「なんだね?」
ビラ配り「最近できたやきう食品がビラ配りをしていて、
かなりの学生さんを連れて行ってます…」
ビラ配り「なんせビラを配っているのが…」
担当者A「そうか…わかった」ピッ
384:
担当者A「チッ…クソッ!!」ドン!
担当者B「ど、どうしたんですか?課長?」
担当者A「ああ?訳わからん弱小にとられているということが分かったんだよ!
しかも厄介なことについこの間まで野球選手だった奴にビラ配りさせているとかないとか!」」
担当者B「まあ、そういうこともありますって」
担当者A「おまえな!!2年目だから言えるんだよ!!」
担当者A「このパンフを一枚でも余らせたらどうなってるかわかってんのか!?ああ!?」
担当者B「い、いえ…」
担当者A「…じゃあ、教えておくよ、その前に『シベリア』って知ってるか?」
担当者B「はい!ロシア東部の…」
担当者A「違う、そっちじゃない
わが社における通称『シベリア』だよ」
担当者B「さあ?わかりませんが?」
担当者A「簡単に言えば…追い出し部屋さ
…いや、追い出し部屋よりもひどいかもしれない」
担当者A「なんせ、追い出し部屋に連れて行かれた社員だけでなく
社員の2親等以内の親族までも追い込まれるとのうわさがあるほどだ…」
担当者A「その証拠に、社員の子供が誘拐されたり妹が暴漢に襲われたりしたという
ことがあってな…」
担当者B「」びくびく
担当者A「…まあ、2・3年目の若手社員にはそのようなことはないから気にするな」
担当者B「ほっ…」
担当者A「問題は俺みたいな中堅管理職よ…」
392:
合説終了後
彡(^) (^) 「よっしゃ!今回は大漁や!」
彡(^) (゚) 「回らない寿司の出前を取るで!」
(☆…●) 「おいおい、来るかどうかもわからないのに…」
(´・ω・`) 「かっぱ巻きを1人前ね」
彡(^) (^) 「ポジ!お前らも何か頼めや!」
( ・`ω・´) 「それじゃあ、お言葉に甘えて…」
彡(`) (´) 「おまえは今日ほとんど何もしとらんやろ!」
(☆…●) 「…シュウヘイ、良いのか?」
('ω`) 「たまにはいいでしょ、社長も元気になったし」
396:
その後、立浪は正式に警備員になった
彡(゚) (゚) 「銃を持つのはええけど、乱射はやめてクレメンス」
立浪「なんや?まるで俺が乱射魔みたいな言い方やな」
彡(`) (´) 「会場で発射したせいでこっちは出禁になりかけたんやで!」
立浪「ああ、あれはすまんかったな」
彡(゚) (゚) 「ってあれ?この間のと違う銃やな」
立浪「いくつかもっとるからな、これはSIGのP290や」
彡(゚) (゚) 「よくわからんけどよろしく頼むで!」
402:
数日後の夜
立浪「よお、おつかれやな」
警備員A「あっ、お疲れ様です」
立浪「怪しい奴はおらんかったか?」
警備員B「はい、立浪さんぐらいでs」
カチャ(警備員Bの額に銃口)
警備員B「…今日はSIGのP229ですか」
立浪「ええやろ?」
立浪「まあ、今回はみのがしてやる。交代の時間だし帰れ」
立浪「…って今夜は一人かいな
明かりはLEDの懐中電灯くらいしかねえな」
403:
立浪「とりあえず、研究室付近を回るとするか」
ガサガサ
立浪「!?」スチャ
猫「にゃーお」
立浪「…あまりにもべた過ぎるやろ」
405:
30分後
立浪「…眠い」
ふっ
立浪「…トイレに行くか
えーと鍵はーこれか」ガチャ 
ふっ
立浪「えーと、トイレは…こっちか!」トイレのドアを開けーる
立浪「うんこしよ」ドアを閉じーる
408:
かちゃ…
??? キョロキョロ
???(本当に大に入ったのか?)
???(出てきたときにこれで…)
ガチャ!
???「!?」
立浪「やっぱりでかい鼠がおったな」
410:
???「チッ…クソッ!!」
立浪「逃さんで」パァンッ!
???「うぐっ」
立浪「安心しろ、足を撃っただけやから死にはせん」
立浪「抵抗しなけりゃ荒いことはせんわ」ニッコリ
???「ふっ…愚かめ!」
411:
立浪「なんやて?」
???「想定済みなんだよ!」
立浪「どういうことや?」
???「俺を捕まえても、俺の部下が今頃研究室の極秘資料を持ち出しているだろう」
立浪「なんだと!?」
???「…実はアンタが今夜一人だったのを事前に知っていたのさ!」
立浪「!?」
???「俺を誘き寄せるところまではよかったんだけどねぇ
そのあとすぐに部下が社内に侵入したとは予測できなかっただろう」
???「入社して早々大失態ですなぁ立浪さん」
413:
はたして、立浪と会社の運命は!?
明日の夕方以降書く
431:
やきう食品のロゴマークできたで
432:
>>431
サンキューやで!
433:
立浪「…なんや、そんなことか」
???「…へ?」
立浪「そんなことがあろうと思って
研究室には誰かがすでに隠れているんやで」
???「うっ…で、でも、今日来ている俺の部下は一人じゃないぜ?」
立浪「やっぱり複数か…まあ、
各部屋に1人以上社員かパートのおばちゃんを配備しているから安心やな」
???「パートを置いたって?
はっはっは!わが社の精鋭には勝てるまい!」
立浪「…はぁ?(ため息) 」
立浪「…おまえ、パートのおばちゃんたちを女だからってなめとるやろ?」
???「え?」
立浪「いいか、おばちゃんはな、ああ見えて強いぞ?」
立浪「おそらく、今頃ボコボコにされとるやろなぁ…お前の部下」
436:
一方そのころ
研究室では
???「よし!ここだな…」かちゃり
???「書類は…この辺かな?」
彡(●) (●)
438:
社長室では
???「ここだな…」かちゃ
パチッ(証明オン)
???「!?」
和田「ドラゴンフラッシュ!」
???「うわあああ!まぶしいいいいいっ!」
パートのおばちゃんA「きゃー!ドロボー!!」
パートのおばちゃんB「捕まえるわよ!!」
???「しまった!にげなきゃ…」
パートのおばちゃんC(重量級) 「この泥棒めっ!」
バシィーンッ!!(痛烈なビンタ)
???「」気絶
パートのおばちゃんD「今がチャンスよ!」
パートのおばちゃん(10名) 「おるるるるるるるああああああああ!!!」
443:
数分後
彡(゚) (゚) 「…で、こいつらが泥棒と」
(´・ω・`) 「うちにも泥棒が入るとは…」
('ω`) 「やっぱり警備職を設けて正解だったな」
(☆…●) 「さすがだな」
(*^○^*) 「おばちゃんたちも協力してくれてありがとうなんだ!」
(●▲●) (ねむい…)
福谷(こいつらどこかで見たことあるような…)
福谷「彼らの覆面をとってもいいですか?」
彡(゚) (゚) 「ええで」
450:
ガバッ!
福谷「…やっぱりか、マッマの関係者だな」
担当者A「よくわかったな」 担当者B「課長!どうしましょう…」
(*^○^*) 「あっ!この人ビラ配りの人なんだ!」
ビラ配り「ばれたか…」
立浪「お前らこっちが本職何やろ?表向きは窓際のフリして」
452:
立浪「まあ、どうせこのまま帰っても『シベリア』行きやろ」
担当者A「どうしてお前それを!」
立浪「今は言えんわ」
立浪「…それよりどうやって処分しようか悩むわ」
(●゚◇゚●)  じーっ
(*^○^*) 「畜ペンが欲しそうなんだ!」
立浪「そうか、だったら食ってええで」
担当者A「えっ」
担当者B「えっ」
ビラ配り「えっ」
(●゚◇゚●) 「わかった」
(●^◇^●)
455:
1か月後
彡(´) (`) 「rd1とvQRがヘッドハンティングされたンゴ…」
(´・ω・`) 「オトウット食品とアッニ冷凍だってね」
(☆…●) 「どっちもマッマフーズの子会社だな」
(*´○`*) 「せっかく育成したのに…悲しいんだ…」
(凸) 「僕も誘われましたよ、断りましたけど」
(90∃0) 「僕もアッネフーズに…」
(/^ω^) /「ぼくはイモウット水産に誘われたよ!」
(●▲●) 「みごとに若手ばっかり…」
小笠原「俺らは誘われてないぞ」
和田「なぜだろうな」
( ・`ω・´) 「元プロを略奪したらさすがにバッシングされるからな
バッシングされないぎりぎりな範囲で行ったんだろう」
彡(´) (`) 「とはいえ、入社して教育しては略奪されたらたまったもんじゃないで」
木佐貫「あの…迷ってそうな社員が相談しやすいよう相談係や相談室を作るのはどうかと」
(´・ω・`) 「それいいね!」
('ω`) 「検討しておこう」
470:
それから5年後、やきう食品はマッマの妨害を退け大企業に成長した
主なメンバー
彡(゚) (゚)  会長
(´・ω・`)  社長
(☆…●)  Gジャス食品社長(子会社・調理冷凍部門)
( ・`ω・´)  副社長
(凸)  企画広報部長
和田 企画広報課長
(●゚◇゚●)  やきう弁当社長(子会社・総菜部門)
(●▲●)  ネガシマ食品社長(子会社・缶詰瓶詰レトルト部門)
(*^○^*)  専務
(/^ω^) / 営業部長
小笠原 営業課長
('ω`) 監査役
(90∃0)  総務部長
木佐貫  総務課長
福谷  やきう食品開発研究所所長
(o'ω'n)  食品開発研究主任
立浪  警備部長
474:
彡(゚) (゚) 「ワイの会社は大きくなったな」
彡(゚) (゚) 「これら以外にも、やきう水産といった子会社や孫会社もある」
彡(゚) (゚) 「社員1919人、非正規9800人にもなった」
彡(^) (^) 「これなら大丈夫やろ!」
482:
ネガシマ食品 西日暮里工場
工場長「よし!今日は終わり!後片付けをしろよ!」
従業員A「よっしゃ!明日は休みだ!」
従業員B「ぬわあああんつかれたもおおん!」
従業員C「はよ寝よ」
484:

???「これが今日作った奴やな」
???「このレトルト製品に注射器で薬品を…」
警備員「そこにいるのは誰だ!」
???「わ、わいやで」
警備員「なんだ、ノリか。忘れ物でもしたのか?」
???「ええ…まあ…」
警備員「外で待っておくから早くしろよ」
???「危なかったわ…」
???「これもあのお方からの命令や」
???「成功すれば…プロ復帰も夢やないで!」
488:
数日後
ネガシマ食品 本社
(●▲●) 「な…なぜだ…」
社員A「申し訳ございません、今調査をしておりますので…」
社員B「今調べております…」
社員C「他の商品な大丈夫です」
(●▲●) 「中小企業時代からの教えを守ってきたのに…」
(●▲●) 「商品に異物が混入したなんて…」
秘書「社長!マスコミが本社に殺到しているとの情報が…」
(●▲●) 「お、追っ払うんだ!」
489:
(´・ω・`) 「どうしよう!親会社にも苦情の電話が殺到しているよ!」
( ・`ω・´) 「会長に連絡するぞ!」
(*´○`*) 「よりによって新体制になって半年が経とうとするときに起きたんだ…」
492:
彡(゚) (゚) 「真弓から電話を貰ったけどどうやら『ホモニナール』という薬が混入していたらしい」
彡(゚) (゚) 「現段階で810人もの男性がホモになったらしいな」
彡(゚) (゚) 「ワイが会長もやめて会社に一切手を付けなければマスコミは批判しなくなる
しかし、マッマは次々と妨害してくるはずや」
彡(゚) (゚) 「原ちゃんか真弓をクビにしてもまた同じ手法で妨害してきて
倒産に追い込むやろし」
彡(゚) (゚) 「子会社を閉鎖すればワイらは平気でも子会社の社員たちがひどい目に遭う
場合によっては派遣切りもせなアカンくなる…」
彡(´) (`) 「どうすればええんや…」
彡(´) (`) 「…とりあえず変装して街中を歩くンゴ」
496:
彡(´) (`)  テクテクテク
彡(´) (`) 「ん?探偵事務所?」
498:
彡(´) (`) 「…いかに儲かってなさそうやな」
彡(´) (`) 「まあええわ、当たって砕けるしかないんや…」
ガチャ
彡(´) (`) 「どーもー」
( ‘j’ ) 「ZZZ」
507:
彡(´) (`) 「あのー」
( ‘j’ ) 「ZZZ」
彡() () 「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!
(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!!)」
( ‘j’ ) 「ZZZ」
彡(癶) (癶) 「やきうお嬢様ですわよ!」
( ‘j’ ) 「ZZZ」
彡(´) (`) 「何で起きんのや…」
511:
彡(´) (`) 「ん?なんか書いてあるで
『基本、土曜日しか仕事をしないので急用でない方は土曜日に来てください』と」
彡(´) (`) 「えーと、まだ続きがあるで
『どうしても相談したい方は書置きをしてください』か」
彡(´) (`) (なんやこの探偵…)
彡(´) (`) 「まあ、ないよりましやな。書置きしたろ」
515:
土曜日 午前2時ごろ
ぷるるるるるる!ぷるるるるるる!
彡(-) (-) 「だれやこんな時間に…」がちゃ
( ‘j’ ) 「依頼を承ったど!頑張るど!」
彡(-) (-) 「ああ、探偵さんかいな」
( ‘j’ ) 「確認したいことがいくつかあるけど、聞いていいど?」
彡(-) (-) 「…細かいことは朝になったら教えるで、朝の10時ごろワイの家に来てくれ
地図も一緒に入れておいたからそれを参考にな
とりあえず今は寝かせてクレメンス」
( ‘j’ ) 「わかったど!」ガチャ
彡(-) (-) (夜中なのにやけにテンション高い探偵やな)
541:
午前10時ごろ
彡(´) (`) 「そろそろ来る時間や…」
ブスン ブスン ボオン!
彡(´) (`) 「…なんやこのボロ車みたいな音は」外をチラー
( ‘j’ ) 「ついたど」
彡() () 「ファッ!?探偵さんだったんですか…」
544:
( ‘j’ ) 「…で、薬品が混入していた食品はあるど?」
彡(´) (`) 「ええ…ここに一応10個ほど」
( ‘j’ ) 「持ち帰って調べさせてもらうど」
( ‘j’ ) 「ほかにも、いろいろ聞いて良いど?」
彡(´) (`) 「はぁ」
( ‘j’ ) 「以前泥棒が入ってきたらしいがその時の対応はどうだったど?」
彡(´) (`) 「中小企業の時やったからみんなで対応したで
そのときは捕まえたり追っ払ったりしたで」
( ‘j’ ) 「万全だったど?」
彡(´) (`) 「ワイも含め、交代で見張っていたで」
彡(^) (^) 「あのころは楽しかったで!」
( ‘j’ ) 「なるほど…」
550:
( ‘j’ ) 「気のゆるみが原因ど!」
彡(゚) (゚) 「えっ!?そりゃないやろ!今では独自に警備員も雇っているのに!」
( ‘j’ ) 「だったら聞くど!」
( ‘j’ ) 「新入社員がどのような人物か把握しているど?」
彡(゚) (゚) 「勿論やで」
( ‘j’ ) 「じゃあ、非正規も把握しているど?」
彡(´) (`) 「そっ…それは各工場や子会社が…」
( ‘j’ ) 「警備体制や勤務状況を確認するために定期的に視察したり
指導したりしていたど?」
彡(´) (`) 「たっ…たまに…」
( ‘j’ ) 「まさかだと思うが、終業時間以降でも従業員なら
だれでも入れる状況でないど?」
彡(´) (`) 「細かいことはワイも知らん」
( ‘j’ ) 「そんな態度だからいけないど!」ドン!
彡() () 「ひえっ…」
( ‘j’ ) 「小さかったころは社長自身も現場にいるからいいど」
( ‘j’ ) 「しかし、次第に規模が拡大することで
『現場に行かなくても何とかなる』と思い込み、適当になるど」
( ‘j’ ) 「これは新興勢力である企業に多くみられるど」
553:
( ‘j’ ) 「…おそらくこういう風になるとマッマも思っていたど」
彡(´) (`) 「どういうことや…」
( ‘j’ ) 「マッマも最初は本気で潰そうと考えていた
しかし、意外としぶとく、団結力が強くなかなか切り崩せなかったど」
( ‘j’ ) 「だから急遽方針を変え、今度はある程度大きくして
油断しているときに狙おうとしたと思うど」
彡(´) (`) 「…それにまんまと引っかかったわけやな」
( ‘j’ ) 「そうだど」
彡(´) (`)
彡(;) (;) 「ワイは…なんてことを…」
554:
( ‘j’ ) 「もう過ぎたことだど、悔やんでも仕方ないど」
彡(;) (;) 「ワイは…どうすればええんや」
( ‘j’ ) 「それくらい自分で考えるんだど」
彡(´) (`) 「…」
( ‘j’ ) 「今日のところは…これで…」
555:
翌日
彡(´) (`) 「ワイは最低最悪の経営者や」
彡(´) (`) 「大手飲食チェーンのナベキの会長よりクズや」
彡(´) (`) 「…原ちゃん、会社を頼むで」
彡(;) (;) 「一晩寝ずに考えた結果、これが最善策なんや!」
彡(;) (;) 「さらばやで!!!」腹に刀を当てる
( ‘j’ ) 「やめるど!!!!!!」
557:
彡() () 「ファッ!?探偵さん…今日はお休みじゃ…」
( ‘j’ ) 「死ぬんでないど!」
彡(´) (`) 「…」
( ‘j’ ) 「とりあえずお話したいど!」
彡(´) (`) 「…うん」
( ‘j’ ) 「家の中に入るど」
560:
彡(´) (`) 「…」
( ‘j’ ) 「会長が死んだらみんな悲しんで士気力が低下しバラバラになって
会社が傾くど!」
彡(´) (`) 「でも…ワイが…責任を取らなくては…」
( ‘j’ ) 「責任を取るのは生きてこそど!」
( ‘j’ ) 「仮に会長が死んだら、今度は社長がすべてを取り仕切ることになるど!」
( ‘j’ ) 「社長も苦しんで自殺してしまうど!」
( ‘j’ ) 「…そんなことはマッマ以外誰も得しないど」
彡(´) (`) 「…わかったで」
彡(´) (`) 「ほなら、これを預かってくれ」刀を渡す
( ‘j’ ) 「ど?」
彡(´) (`) 「また死にたくなるかもしれんしな…」
562:
30分後
( ‘j’ ) 「謝る方法がわからないのならかつての部下に聞けばいいど」
彡(´) (`) 「でも…部下たちは…今…」
( ‘j’ ) 「会長の顔を見せるだけで、勇気づけられるど」
( ‘j’ ) 「ついでに子会社や工場にも訪問すればいいど」
彡(´) (`) 「でも…マスコミが…」
( ‘j’ ) 「堂々とすればいいど!しつこかったら無視すればいいど!」
彡(´) (`) 「ほな…わかったで」
563:
本社
彡(´) (`) 「ど、どうも…」
社員A「おい!会長が来たぞ!みんな!」
社員B「会長!お元気でしたか?」
社員C「会長!どうぞこちらへ…」
会長! 会長! 会長! 会長!…
彡(;) (;) (ワイは…信頼されてるんやな…)
彡(´) (`) 「みんな!本当にすまん!」土下座
社員D「会長!(土下座なんて) やめてくださいよ!」
社員E「会長がいてこそです!」
彡(;) (;) 「ああっ…」
565:
優しい世界
566:
専務室
彡(´) (`) 「このたびは…すまんな、ポジ」
(*´○`*) 「いいんだ、僕は専務としての仕事をしたんだ」
彡(´) (`) 「人に対しての謝罪の方法を教えてクレメンス…
営業していたお前ならわかると思ったんだが」
(*´○`*) 「あのときは…とりあえず土下座して周ったんだ」
(*´○`*) 「どこへ行っても怒鳴られ、叩かれ、中には弁当を投げ返されたことも…」
彡(´) (`) 「すまんな」
(*´○`*) 「いいんだ」
(*^○^*) 「でも、沙保里さんが弁当を置いてくれると言った時はうれしかったんだ!」
彡(゚) (゚) 「へ?沙保里って全国に展開しつつある大型小売店の…
『SAORI』の社長!?」
(*^○^*) 「そうなんだ!…あの時は個人商店だったけど」
彡() () 「ほげっ…お前目の付け所がええな」
彡(´) (`) 「…まあ、ありがとうやで
とりあえず取引先を中心に土下座して周るで」
569:
572:
SAORI 本社ビル
秘書(砂田) 「社長、来客が」
沙保里「良いわよ、通して」
秘書(砂田) 「わかりました」
がちゃ
彡(´) (`)
沙保里「あら!やきうさん」
彡(´) (`) 「ごめんなさい」土下座
沙保里「いいのよ謝らないで
それより、だいぶやられたみたいね」
彡(´) (`) 「…消費者の気持ちを考えたら軽いです」
沙保里「もし、再開できたらまた商品を置かせてくれるかしら?」
彡(゚) (゚)
彡(;) (;) 「ありがとうございます!」土下座
沙保里「お礼を言いたいのはこっちよ
あなたの商品のおかげで売り上げが伸びて、大企業の社長になれたのだから」
580:
数日後 やきう邸
( ‘j’ ) 「この間借りた商品を調べたら
混入していたのはホモニナールではなかったど!」
彡(゚) (゚) 「えっ!どういうことや!」
( ‘j’ ) 「ホモニナールと同じ効果のある別物だど!」
彡(゚) (゚) 「で、何なんやそれ?」
( ‘j’ ) 「ホモリンの唾液ど!」
彡() () 「ファッ!?何やそれ…」
( ‘j’ ) 「ホモニナールの製造によくつかわれるのは
ガッフェの汗と大谷のヨダレど!」
( ‘j’ ) 「この2つは入手しやすい反面、効果がすぐ無くなる」
( ‘j’ ) 「しかし、ホモリンの唾液は効果が継続しやすいがかなり高価ど!」
彡(゚) (゚) 「いくらや?」
( ‘j’ ) 「一滴で893810931円ど!」
彡() () 「高すぎィ!」
584:
( ‘j’ ) 「こんなもの購入できるのは…マッマくらいど!」
彡(´) (`) 「でも、解毒する方法が…」
( ‘j’ ) 「あるど!」
彡(^) (^) 「本当か!?」
( ‘j’ ) 「男気溢れる黒田の汗を水で希釈したものを飲ませればいいど!」
彡(゚) (゚) 「黒田か…あっ!」
彡(^) (^) 「ネガシマに言えばええな!」
( ‘j’ ) 「たぶん無理ど!」
彡(゚) (゚) 「えっ、なんでや?」
( ‘j’ ) 「ネガシマは男気学院高校出身ど!
しかし、優等生ではなかったど!」
彡(゚) (゚) 「えっ!?あいつが!」
( ‘j’ ) 「…厳密に言えば、『男気』の科目で毎回赤点だったらしいど、
他は学年で1番か2番だったらしいど」
彡() () 「男気ってなんなんや…」
586:
(●▲●) 「はぁ…」
(●▲●) 「よりによってこんな時に…」
(●▲●) 「前はよかったけど今回は…」
学長室
黒田学長(前理事長) 「…で、何の用や?」ギロリ
(●▲●) 「えっ…えっとお…」
黒田学長「不祥事起こしたところの商品はとらんで!」
黒田学長「さあ、帰った帰った!」
(●▲●) 「いや、その…学長の汗が欲しくて…」
黒田学長「…お前、そんな趣味があったんかいな?」
(●▲●) 「いえ、今回の事件で解毒するには学長の汗がいいと聞いて…」
黒田学長「…そうか、わかった」
黒田学長「その代わり、今後一切お前のところのを買わんで!」
587:
(●▲●) 「!?」
黒田学長「もちろん、親会社のもや
さあ、どの方法がいいか選べ」
(●▲●) 「うっ…」
(●▲●) 「わかりました!僕を好きなようにしてください!!
その代わり、商品の購入も汗の譲渡もお願いします!!」
黒田学長「ほう、なんでや?」
(●▲●) 「汗が無くては患者が苦しみ
商品が無くては社員が苦しむ
そうなるのならば僕一人が犠牲になった方がいいからです!!!!」
黒田学長「…」
(●▲●) 「学長?」
589:
黒田学長「成長したな、ネガシマ」
黒田学長「これぞ、男気の神髄や」
黒田学長「他人のために自己犠牲をするその心構え、立派や!!」
黒田学長「わかった、ワイの汗もやるし、再販したら商品も買おう」
610:
その後、患者810人全員の解毒に成功し賠償金も支払った
やきう会長自ら土下座して周ったためか、信頼はすぐに回復
やきう会長が中小企業の時のような徹底した指導を行った結果
売り上げは事件前とほぼ同じになった
彡(゚) (゚) 「問題は解決したが…実行犯の特定を…」
( ‘j’ ) 「もうわかっているど!」
彡(゚) (゚) 「えっ!そうなんか!?」
( ‘j’ ) 「薬物が混入していた商品のほとんどに某野球選手のサインが
さりげなく書いていたど!」
彡() () 「ええ…」
611:
彡(゚) (゚) 「でも、マッマとのつながりは…ないんやろ?」
( ‘j’ ) 「あるど!これを見るど!」パソコンチラー
彡(゚) (゚) 「えっ?どこや?…あっ」
( ‘j’ ) 「ほかにもあるど!」
彡(゚) (゚) 「…ほんまや、でもこれだけだと証拠としては薄くないやろか?」
( ‘j’ ) 「大丈夫ど!立浪さんがうまくいっていれば…」
彡(゚) (゚) 「えっ、何で立浪なんや?」
( ‘j’ ) 「そのうちわかるど!」
彡(゚) (゚) 「…しかし、何でこんなに有能なのに警察やめたんや?」
( ‘j’ ) 「…今は言えないど」
617:
マッマフーズ 本社
J( ‘ー`) し?「…で、なんなのよ、人の会社に来て何するつもり?」
彡(゚) (゚) 「マッマ!堪忍せえ!」
J( ‘ー`) し?「はあ?何の事かしら?」
彡(`) (´) 「とぼけるな!」
621:
J( ‘ー`) し?「…あのさ、変なことすると困るんだけど
舎人を呼ぶわよ?」
彡(゚) (゚) 「ほー、呼びたけりゃ呼べばええやんけ
下手なことをして捕まるのはマッマやで?」
彡(゚) (゚) 「…まあ、警察が来なくても
自社のしかも自分の部屋に死体を転がせたいんならどうぞ」
J( ‘ー`) し?「くっ…」
J( ‘ー`) し?「…で、質問ってなによ」
彡(゚) (゚) 「これに薬物を混入させろと命令したんやろ?」やきう食品の商品
J( ‘ー`) し?「違うわよ」
彡(゚) (゚) 「嘘つけ、証拠はあるんやで?なぁ?」
( ‘j’ ) 「…」コクリ(無言で頷く)
J( ‘ー`) し?「証拠って何よ!」
彡(゚) (゚) 「そんなもん、自分自身に聞いたらええやん(ハナホジー」
J( ‘ー`) し?「ど、どうせないんでしょ?」
彡(゚) (゚) 「ないという証拠もないやんけ」
J( ‘ー`) し? ブチッ!!(マッマがキレた音)
J( ‘ー`) し?「さっきからなによ!変なことばかり言って!」
J( ‘ー`) し?「それにホモリンの唾液を入れろと指示していないわよ!」
623:
あっ・・(察し)
627:
彡(゚) (゚)  ニヤリ
( ‘j’ )  ニヤリ
彡(゚) (゚) 「ふーん、そうか」
彡(゚) (゚) 「ワイは『薬物』としか言ってないのに
何でマッマは『ホモリンの唾液』とわかったんや?」
J( ‘ー`) し?「!?」
J( ‘ー`) し?「ぐ…ぐうぜんでしょ?」
( ‘j’ ) (よしよし…焦っているど)
彡(゚) (゚) (マッマは煽りに弱いからなあ?
うまく誘導させたで)
629:
彡(゚) (゚) 「せやな、偶然かもしれんなぁ」
彡(゚) (゚) 「ほかにもあるで?ほれ、これをみてみ」薬物混入の商品
J( ‘ー`) し?「ん?なによ…何かサインがあるけど?」
彡(゚) (゚) 「これ、とある選手のサインなんや
分からんか?」
J( ‘ー`) し?「知らないわよ」
彡(゚) (゚) 「これな」
彡(゚) (゚) 「中村紀洋のサインなんやで?」
J( ‘ー`) し?「!?」
630:
J( ‘ー`) し?「でも、そいつあんたのところのバイトでしょ!?」
彡(゚) (゚) 「ああ、確かにワイのところに『も』いるで」
J( ‘ー`) し?「どういう意味よ」
彡(゚) (゚) 「マッマの会社のホームページを見たらわかるで」
J( ‘ー`) し?「はあ?」
彡(゚) (゚) 「いいからパソコン開いて見てみいや」
J( ‘ー`) し?「…何もないわよ?」
彡(゚) (゚) 「違う、そこじゃない。過去のお知らせを見るんやで」
彡(゚) (゚) 「20××年○月の合説のページやで」
J( ‘ー`) し?「あったわよ?これがどうしたの?」
彡(゚) (゚) 「気づかんか?写真の左側にビラ配りしているおっさんの存在が!!」
J( ‘ー`) し?「ん?…!?」
彡(゚) (゚) 「気づいたか?ノリさんがアンタの社員として働いているのを!」
彡(゚) (゚) 「しかもコレな、ワイのところに来る前やで?」
彡(゚) (゚) 「ツイッターにも合説に参加していた学生さんが『ノリさんがいた!』といって
写真をあげているで?」
彡(゚) (゚) 「ホームページに載せる際、社長自ら確認していれば、ばれんかったのになあ…」
J( ‘ー`) し「?や、辞めてあんたのところに来たかもしれないじゃん!」
彡(゚) (゚) 「それもあるけど…わざわざ新たな職場で事件を起こそうと思うか?普通?」
彡(゚) (゚) 「しかも、マッマみたいに金持ちでないノリさんがわざわざクッソ高い薬品を買おうとするか?」
J( ‘ー`) し「どっちにしろ、証拠として薄いわよ」
彡(゚) (゚) 「確かにな」
彡(゚) (゚) 「でも、指示するときの音声があったとしたら?」
J( ‘ー`) し?「!?」
634:
彡(゚) (゚) 「とりあえず聞いてみようやないか」ポチッ
立浪「おい、前川
俺に対する評価で『怖かった』って言ったらしいな、どういうことや?」
前川「いえ…あの…」
立浪「ん?なんか理由があるんなら言うてみ?」
前川「す、すみませんでした!!」
立浪「素直に謝るのはええ事や」
立浪「ただ、あやまって許されると思ったら大間違いや!」カチャ
パァン! パァン! パァン!
立浪「…おい、宮本録音したか?」
ピッ
彡() ()
J( ー) し?
( j )
彡(´) (`) 「…すまん、間違えた」
635:
(アカン)
639:
彡(´) (`) 「こっちのレコーダーやで」カチッ
ノリ「マッマさん、なんや?」
J( ‘ー`) し「ええ、アンタの働きぶりが立派だから新たに仕事を与えようと思ってね」
ノリ「はあ…」
J( ‘ー`) し「ぶっちゃけいうと、やきうのアルバイトとして数か月働いてほしいの」
ノリ「は?なんでや?」
J( ‘ー`) し「やきうの商品の薬物を混入させてほしいのよ」
ノリ「何で今すぐじゃないんや?」
J( ‘ー`) し「すぐにやると怪しまれやすい
そこである程度信頼関係が構築された時に狙うのよ!」
ノリ「なるほど…」
J( ‘ー`) し「これを使って頂戴ね」
ノリ「えっ!?これってクッソ高い奴やん!いいんですか!?」
J( ‘ー`) し「それだけ信頼しているのよ」
ノリ「…で、報酬は?」
J( ‘ー`) し「そうね…ノリ、現役復帰したい?」
ノリ「勿論や!野球あってこそのワイや!」
J( ‘ー`) し「なら報酬はそれでいいわ」
ノリ「ほんまかいな!マッマさん!!」
J( ‘ー`) し「ええ、もちろんよ
私を誰だと思っているのかしら?」
ノリ「この任務…必ずやったるで!」
コンコン
J( ‘ー`) し「チッ…タイミング悪いわね
それじゃあ、よろしくね」
ノリ「ほな」ガチャ
ノリ「何や宮本さんかいな。どうしたんや?」
宮本「いえ、ちょっと…」
ピッ
J( ‘ー`) し?「…」
彡(゚) (゚) 「どうや?ばっちりとれてるやろ?」
642:
J( ‘ー`) し?「…」ガクガクガク
彡(゚) (゚) (だいぶきいとるな…あと一押しや)
彡(゚) (゚) 「これな、ワイのところの警備員の立浪がな、舎人の宮本に
頼んだらしいで」
J( ‘ー`) し?「たっ…立浪ってPL組の元幹部の!?」
彡(゚) (゚) 「ようしっとるな、せやで」
J( ‘ー`) し?「あ、あんたのバックにPL組がいるなんて…」
J( ‘ー`) し?「…」うなだれる
649:
( ‘j’ ) 「なあ、マッマよ
この顔に見覚えはないど?」帽子をとりー
J( ‘ー`) し?「そ、その顔…まさか!」
( ‘j’ ) 「…かつて父はマッマフーズのとある工場の工場長だったど」
( ‘j’ ) 「ある日、マッマフーズが不正をしているのを知った父は
告発しようと思い、準備していたど」
( ‘j’ ) 「…しかし、父の行動を察知したのか、父の工場を何者かが放火し炎上」
( ‘j’ ) 「なぜか父はバッシングされ、告発することなく辞めさせられた…」
( ‘j’ ) 「その数日後、父は自殺したど」
彡() () 「ひえっ…マッマ、畜生やんけ…」
( ‘j’ ) 「その後、俺は警察になりマッマを追い込もうとしたが、
当時の上層部はマッマとつながっており、すべての事件をもみ消していたど」
( ‘j’ ) 「それが嫌で…警察を辞めたど」
( ‘j’ ) 「マッマよ!今度こそ逃がさないど!」
653:
J( ‘ー`) し?「…ふっ、甘いわね」
J( ‘ー`) し?「あの時より味方は少なくなったけど
警察はの一部は今でも私の味方よ?勿論マスコミも」
J( ‘ー`) し?「地上に警察がいようが関係ないわ
私が逃げたとしても黙認してくれるでしょ」
???「ああ、それはお前が『大企業の社長』であるからだ!」
J( ‘ー`) し?「だっ…だれよ!」
ガチャ
(☆…●) 「待たせたな」
656:
彡(´) (`) 「ワイが言うのもあれなんやが…子会社の仕事は?」
???「それなら、心配ないよ!」
ガチャ
(´・ω・`) 「(子会社の) 新社長として木佐貫が就任したよ!」
彡(´) (`) 「ええ…(困惑)
せめてワイの相談してほしかったンゴ…」
彡(゚) (゚) 「まてよ…てことはGジャスは無職?」
(´・ω・`) 「いや、違うよ?」
彡(゚) (゚) 「まさか…降格?」
(´・ω・`) 「いや、違うよ」
(´・ω・`) 「マッマフーズを買収し、新社長に就任することになったんだよ!」
663:
彡(゚) (゚) 「は?」
J( ‘ー`) し?「は?」
( ‘j’ ) 「ど?」
(☆…●) 「つまり…私がこの会社の主だ!」
J( ‘ー`) し?「そ…そんなこと認めないわよ!」
J( ‘ー`) し?「や、役員会議は行なったの!?彼らが認めないと…」
(☆…●) 「改革案を提示したら全会一致でマッマの解任が決まったぞ?
ついでに私の就任もな!」
J( ‘ー`) し?「か…株主総会は?」
(☆…●) 「株主も全員納得したぞ
…というより4割ほどの株を私が持っているからな」
J( ‘ー`) し?「え?え?」
(☆…●) 「まあ、あまりにも急すぎて頭が混乱するのも無理はない
だがお前、自分の会社の状況もわからんのか?」
J( ‘ー`) し?「みんな私にひれ伏して…尊敬していて崇め奉っているはず…」
(☆…●) 「…何ともおめでたい奴だ、よく今まで会社を運営できていたな」
669:
(☆…●) 「脳内お花畑な元社長さんに現実というものを見せる」
(☆…●) 「小笠原!パソコン!」
小笠原「持ってきたぞ」
(☆…●) 「見てみ?この見事な右肩下がりを
普通こんな状態になったらどんなバカ社長でもなんかしようとするぞ?」
小笠原「参考としてわが社(やきう食品) の株価だぞ」ニヤリ
J( ‘ー`) し?「…」
(☆…●) 「…まあ、百聞は一見にしかずというし、実際に見て回るぞ!」
J( ‘ー`) し?「へ?どこを?」
(☆…●) 「支所や営業所、工場などをだよ!」
小笠原「俺が運転するぞ」
671:
マッマフーズ 新宿2丁目営業所
(☆…●) 「ここはかつて第2本社と言われるほど営業実績が良くて
下手な会社の本社より立派だったらしいな」
(☆…●) 「それが今ではこの有様、田舎の企業の方がよっぽどイキイキしているし
花を植えたり飾りをつけたりしてきれいにしているぞ」
(☆…●) 「ほら、今玄関から若手社員らしき女性が出てきたぞ?
…あれを見てなんとも思わないか?」
J( ‘ー`) し?「元気ないし覇気がない、最近の若者そのものだわ」
675:
(☆…●)  ブチッ
バシーン!!
J( ‘ー`) し?「痛いわね!何すんのよ!」
(☆…●) 「あほか!このアマ!」
(☆…●) 「よく見てみろ!あんな華奢な女の子があっちこっち走り回っているんだぞ!
しかも錆びついたぼろチャリで!」
(☆…●) 「体育会系ならまだしも、どう見ても文化系な社員がああやって駆り出されるのはなぜかわからないのか!!」
J( ‘ー`) し?「わ、わからないわよ」
(☆…●) 「人を雇う金がないからだ!」
(☆…●) 「普通な、大企業ならばああいう子は受付だ」
(☆…●) 「車や原付ならまだしも、こんな糞暑い中チャリだぞ?かわいそうに…」
682:
マッマフーズ 上野駅13番線ホーム男子トイレ前工場
(☆…●) 「ここも少し前まではかなり大規模な工場だった」
(☆…●) 「それが今では見てみろ…ガラガラじゃないか」
J( ‘ー`) し?「あれ?何でみんないないのよ!!」
(☆…●) 「低賃金な上に衛生面もあまりよくない、閉鎖されてないのが奇跡だ」
(☆…●) 「ほら、あそこにいる子高校卒業して上京して働いているらしいが見てみろ」
(☆…●) 「年頃なのにおしゃれすらできなくて身も心もボロボロで…」
(☆…●) 「まるで女工哀史じゃないか」
687:
(☆…●) 「もし、やり直す気があるのならパートから始めろ」
(☆…●) 「会社の草創期を思い出せ!」
J( ‘ー`) し?「…」
J( ‘ー`) し?「パートなんて嫌よ、だいたいあんたどこの成金?」
695:
(☆…●) 「ナリ…キン…だと…」
(☆…●) 「誰が成金やあああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああ!!!!!!」
J( ‘ー`) し?「!?」ビクッ!
(☆…●) 「いいか!俺はな『大正義巨人軍』を運営する家系だぞ!!」
(☆…●) 「俺の祖父は大正義巨人軍のオーナーやぞ!!」
(☆…●) 「貴様みたいな一代で富を手に入れ
格も品位もない奴が言うなや!!あ!?」ギロリ
J( ‘ー`) し?「」失禁
彡(´) (`) 「Gジャス、おちつけ」
( ‘j’ ) 「と、とりあえずみ、水を飲むど!落ち着くんだど!」
701:
その後、マッマは逮捕された
Gジャス体制のマッマフーズはやきう食品の傘下になることで経営破たんを回避した
かつて不正をしていた役員やマッマに協力していた官僚や議員・警察なども
すべて一掃された
やきうはやきうグループの会長として君臨し
善意ある経営方針で国民から愛されたのであった
おわり
719:
主なメンバーのその後
彡(゚) (゚)  永代会長(死後、会長職は空席)
(´・ω・`)  会長代理(事実上の会長)
(☆…●)  マッマフーズ会長(傘下)
( ・`ω・´)  社長
(凸)  やきう水産社長(子会社・水産業専門)
和田 WADA食肉社長(子会社・食肉部門)
(●゚◇゚●)  やきう弁当会長長(子会社・総菜部門)
(●▲●)  ネガシマ食品会長(子会社・缶詰瓶詰レトルト部門)
(*^○^*)  副社長
(/^ω^) / 専務
小笠原 マッマフーズ社長(傘下)
('ω`) やきう軍(プロ野球) GM
(90∃0)  やきう畜産社長(子会社・飼育牧畜部門)
木佐貫  Gジャス食品会長(子会社・調理冷凍部門)
福谷  やきう食品博物館館長
(o'ω'n)  やきう食品開発研究所所長
立浪  やきう食品警備隊司令官
宮本  やきう食品警備隊副司令官
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