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私の故郷はウサミン星です


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私の故郷はウサミン星です
ウサミン星は資源も豊富で一時期はいろんな星を回ることが出来る銀河鉄道なんてものまで作っていたそうです
けど、広い宇宙にはもっと力の強い星がある訳で、そんな星のひとつに力をつけ始めた危険な星として目をつけられてしまって、攻撃をされてしまいました
私が生まれる少し前のことです
2:
幸いにもその星の人たちは文明だけを破壊して帰って行きました
生き残った人たち頑張って頑張ってウサミン星は元の平和な星に近づいていきました
しかし私の17歳の誕生日
ウサミン星の隣にある元々はウサミン星より少し力の弱い星、その星の住民がウサミン星の資源を目当てに攻め込んで来たのです
3:
小さなワープ装置をなんとか直し終わっていた程度のウサミン星の力では抵抗も出来ず滅ぼされてしまいました
そのときウサミン星の長はある賭けに出ます
完成していた212個のワープ装置に若い順に212人、どこか遠くの212の星に送ることにしたのです
ワープ装置に乗る前の長、そしてお母さんの言葉は絶対に忘れません
4:
「ウサミン星はいつでも君たちの胸の中にあるのだから、何も恐れることはない」
「大丈夫、銀河鉄道で一時間よ、完成したらすぐに会いに行くわ」
5:
そして私は地球という惑星にやってきました
見ず知らずの土地で食べるもの、寝る場所もなくて困り果てているところを助けてくれたのがメイド喫茶の支配人さんでした
そしてその支配人さんに私は地球での暮らし方を教わりました
その中で私はアイドルという存在を知りました
6:
もし他のウサミン星人が地球に来た時、もしそんな時が来た時テレビにたくさんでる人気のアイドルになっていれば私のことをすぐに見つけてもらえる、そう思ってアイドルを目指すことに決めました
もちろん心の奥底にはそんなこと起きないことなんてわかっていました
アイドルになるためにオーディションもたくさん受けました
たくさん受けたということはもちろんたくさん落ちたということです
スカウト待ちで一週間無駄にしたこともありました
そしてなんとか地下アイドルなんて呼ばれているアイドルになることができました
8:
「ウサミンとこ安部菜々!永遠の17歳です!」
私の時間は17歳で止まっている気がします
だから永遠の17歳なんです
そしてそんな生活にも慣れてきていたある日のこと
9:
「すいません、少しお時間よろしいでしょうか?私こういうものなんですけど」
私の時間を進めてくれる、そんな出会いの気がしました
10:
おしまい
12:
おまけ?
菜々「ていう夢を見たんですけど」
モバP「よかったですね、設定が強化されますよ」
菜々「せ、設定とか言わないでください!ナナはウサミン星人です!」
モバP「そうですか」
菜々「はい!夢と希望を両耳にひっさげ!今日もはりきっていきますよ!」
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