美希「利きおにぎり大会?」back

美希「利きおにぎり大会?」


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1:
?都内某所?
響「プロデューサー、すっごい高いビルだぞこれ!」
P「ああ、なんでも36階建てらしいぞ。パーティーは25階で行われるけれど」
貴音「私たちの曲の売上を祝して、このような豪華なところで祝宴を開いていただけるとは、真有りがたきことです」
P「高木社長も凄いな、いきなり電話があったかと思うと『君たちのためにパーティを用意したからぜひ来てくれたまえ』だもの」
美希「おにぎりいーっぱい用意してくれてたら嬉しいの!」
P「ああ、今日は仕事は忘れてたっぷり楽しんでくれ!……体重には気をつけろよ!」
2:
高木「おお、よく来てくれたね皆」
P「高木社長!わざわざ部屋の前でお待ちいただいていたなんて」
高木「なに、今日の主役はアイドルたちだからね。ホストの私が出迎えるのは当然だろう」
貴音「この扉の向こうに山のような食事があるのですね……!」
美希「おっにっぎり!おっにっぎり!」
響「プロデューサー待ちきれないぞ!もう入っていい?」
高木「ああ、ではパーティーのスタートとしよう!」
ガチャッ
3:
貴音「いただきま……」
美希「おにぎ……」
響「パーティーだぞパーテ……」
P「……?どうしたんだみんな、中に入るなり静かになって……って……」
P「……社長、本当にここですか?」
貴音「食べ物がありません」
美希「人もいないの」
響「机も長いのが一個だけだし、後ろに布がかかった変な看板があるだけだぞ」
高木「あーそのー、それはだねぇ……」
黒井「そこから先は私が説明しよう」
4:
P「黒井社長!?」
黒井「ウィ。ようこそ三流アイドルとそのプロデューサー。今日はパーティーを楽しんでくれたまえ」
響「楽しめったってここ何にもないぞ!」
美希「ミキ、椅子でも寝れるけど流石に今はそういう気分じゃないの」
貴音「これのどこが祝宴だというのですか」
黒井「チッチッチッ、まったくこれだから最近の若いやつらはせっかちで困る。それに私は本当に君たちを祝うために来たのだよ」
P「祝う……?」
5:
黒井「うむ、最近の君たちの活躍は、まあ三流にしてはよくやっている。そろそろ二流にしてやってもいいだろう。だからこそ、一流の私が一流のなんたるかを見せつけ、貴様らの二流っぷりを自覚させようとだな」
響「帰ろうかプロデューサー」
美希「話長いの」
貴音「プロデューサー、近くによい定食屋が」
黒井「ええい話を聞け!段取りが狂ったが看板を見せてやる!おい、布を取れ!」
バサッ
『765プロ利きおにぎり大会』
P「利きおにぎり大会?」
美希「おにぎり!?」キラキラ
7:
黒井「パーティーはパーティーで高木がちゃんと隣の部屋に用意してあるが、まだ準備中だ。これは余興と捉えたまえ」
響「利きおにぎり……おにぎりの具を見ないで食べて当てるのかな?」
貴音「随分面妖な余興ですね……」
黒井「そして余興とはいえ成功を狙ってもらわなければ面白くない。よって成功した暁には、うちが責任を持って東京ドームを押さえてやろう」
P「ふ、太っ腹だ!うちの資金力では小さなホールが精々だと思ってたのに……!」
美希「おにぎりを食べられてコンサートも出来るなんてすごいの!」
響「プロデューサー、自分やるぞ!燃えてきたさー!」
貴音「黒井殿、今まであなたのことを些か誤解していたようです」
8:
黒井「……だが、まあ、しかし?やはりリターンを得るにはリスクを伴うのが世の常だと、そうは思わんかね?」
高木「な、なんだか嫌な予感がするねぇ」
P「ということはまさか、出来なかったら……」
黒井「ウィ、そこの三人のユニットは『即解散』だ」
響美希貴音「ええーーー!!」
9:
響「プロデューサー、やめたほうがいいぞこれ!」
貴音「流石に解散となると……余興ではなかったのですか!」
美希「残念だけど、ミキまだやめたくないから」
黒井「そうか、では残念ながらこの話はなかったことに……と言いたいところだが、そうもいかん」
黒井「実はお前らの中に裏切り者がいてだな、この誓約書にすでに印鑑が押されているのだ」ピラッ
――――――――――――――――――――――――――――
誓約書
今回の「利きおにぎり大会」において不成功に終わった場合
本日をもってプロジェクトフェアリーを解散することを誓います。
――――――――――――――――――――――――――――
10:
貴音「まさか、そんな……」
響「うがー!誰だこんなのに勝手に判子押したのは!」
P「ちょっと誓約書貸してください!サインを書いてるのは……」
――――――――――――――――――――――――――――
高木順二朗  印
――――――――――――――――――――――――――――
高木「う、うむ……」
P「ちょっと!どういうことですか!」
美希「ちょっとあり得ないって思うな」
貴音「高木殿……」
P「がっかりですよ社長!だがしかし、こうして判子まで押されてたらもう引き返せないな!よしみんな、気持ち切り替えて成功させよう!」
響「頑張るぞ!……あれ?ちょっと透けて見えるけど、誰かもう一人サインしてるぞ?ちょっと見せてプロデューサー!もう一人の裏切り者も見つけなきゃ!」バッ
P「あっ、響、ちょ」
11:
――――――――――――――――――――――――――――
高木順二朗  印
プロデューサー  印
――――――――――――――――――――――――――――
貴音「…………」
美希「…………」
P「…………」
響「……裏切り者……」
P「ち、違うんダニ!これは賭けなんダニ!」
P「考えても見ろ、成功すれば765の力じゃ到底できないような大きな舞台でライブが出来るんだぞ!」
P「やる前から失敗することなんて考えちゃダメだ!成功すればいいんだよ!」
美希「じゃあなんで自分がサインしたの隠そうとしたの?」
P「…………」
響「…………」
貴音「…………」 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
14:
美希「ま、こうなったらもうやるしかないの」
響「やれやれ、ダメな大人ばかりで苦労するぞ」
貴音「それにプロデューサーのいうことも一理あります。成功すれば夢の舞台です」
黒井「ウィ、では話がまとまったところで貴様らもサインをするのだ」
黒井「準備はよいか?それでは始めよう、765プロ利きおにぎり大会を!」
利きおにぎり大会 ルール
・10種類の具の入ったおにぎりを一つずつ食べ、連続で中身を当てる。10連続正解で達成となる。
・失敗した場合は連続正解数はリセットされ、順序がシャッフルされる。ただし9番目と10番目の具だけは固定されている。
・制限時間は1時間である。
・中身の具の種類は明らかにされていないが、ゲームの途中で具が変わることはない。
・三人のうち誰が何回連続で挑戦しても良いし、おにぎりとおにぎりの間は交代してよいが、食べたら解答するまで交代は出来ない。
・おにぎりのサイズは一口サイズである。途中までかじって中身を見るなどは反則となる。
15:
黒井「というわけでここに問題のおにぎりを並べてある」
P「全て同じサイズで同じ外見……これは目では全く判別できないな」
美希「小さいから中身の具も少ない……これはかなり味覚を試されるの」
響「自分料理もするから少しは自信あるぞ!」
貴音「ではまず私から挑戦させていただきます。一発で合格してこのような茶番を終わらせましょう」
響「頼もしいぞ貴音!」
16:
?チャレンジ 1回目?
・1個目
貴音「では、いただきます!」パクリ
貴音「…………」モグモグ
貴音「……」ゴクン
貴音「美味でした。ではおかわりを」
響「違うだろ!」
貴音「はて?」
美希「はぁ……お約束なの」
黒井「一回の挑戦では一個ずつだぞ。おかわりは無しだ」
貴音「そんな……!」
P「いいから答えろ貴音!制限時間があるんだぞ!」
17:
貴音「はい、では…………」
貴音「ええと…………」
貴音「…………昆布?」
ブブー
シャッフルします
黒井「ふはは、一回目からこれでは先が思いやられるな!」
P「絶対ゲーム忘れて、ただ食ってたなあれ」
美希「貴音は戦力外通告なの」
響「二人で頑張るぞ美希」
18:
?チャレンジ 2回目?
・1個目
美希「じゃあ次はミキがいくの!」
響「頼りにしてるぞ美希!」
P「おにぎりといえば美希だもんな!」
美希「いただきます!」パクリ
美希「…………」モグモグ
美希「……」ゴクン
美希「おかわり!」
響「だよね」
P「薄々勘付いてた」
20:
美希「ウソウソ、冗談なの!」
P「信じられないな」
響「前例があるだけにね」
貴音「響、プロデューサー、そんなことを言ってはいけません」←前例
貴音「いついかなる時も互いを信じあおうと、あの時そう誓ったではありませんか」←前例
貴音「まさに!解散のかかった今ここで!お互いを信じずにどうするというのです!」←前例
響「いやぁ本当にねぇ」
P「積み上げるのは大変だけど一瞬で崩れるもんだなよなぁ」
美希「貴音は天然が出ちゃうとポンコツなの……あ、さっきの答え、梅でしょ?」
ピンポーン
21:
 
ナレーション「思わぬアクシデントに見舞われた初回だったが、その後は美希と響の二人で順調にクリアしていく」
ナレーション「マイナーな食材に何度か阻まれつつも、残り時間ギリギリの12回目のチャレンジで8個正解まで辿り着いた」
ナレーション「だが、彼女たちを次に襲うのは、満腹であった……!」
22:
美希「そ、そろそろミキもお腹いっぱいなの……」
響「小さいとはいえ二人で結構な数食べて来たからな……」
?今までの具?
ツナマヨ

昆布
明太子

牛肉
いくら
煮卵
P「頑張れ二人とも、上手くいけばあと2個でゴールだ」
響「でもなんだか具のイジワル度合いが高まってる気がするぞ」
美希「そうと知らずに食べる煮卵は結構難所だったの。まず煮卵ってイメージがすぐ出ないの」
23:
黒井「さあ、残り時間はもうあまりないぞ、早く次のチャレンジャーを選びたまえ」
美希「じゃあミキが……」
響「美希はもう限界のはずでしょ?だから自分が行くぞ」
美希「響だってさっきのおにぎりで飲み込むのに二十秒かかってたの知ってるの」
響「でも……」
美希「だけど……」
貴音「あ、あの……」
24:
貴音「あの、私なら、その、最初の一個以外食べてないので、お腹的には大丈夫というか……」
貴音「いえ、もちろんお腹が空いたから食べたいというわけではなく、正直に言えばそれも少しはありますが、そうではなく」
貴音「……私、反省しております。皆が真面目にやっている中、自分一人だけ欲望のままに行動したことを」
貴音「許してもらわなくとも構いません。ただ、今行動しなければ私はそれこそただの馬鹿者です」
貴音「お願いします、響、美希、プロデューサー。どうか、もう一度だけ機会を!」
高木(私は入ってないのかねぇ)
25:
響「まったく、言い出すのが遅いぞ貴音。もう少しで二人そろってマーライオンになるところだったぞ」
貴音「響……!」
美希「やるからにはちゃんと当てて欲しいの!グルメキャラは伊達じゃないってところ見せてほしいな!」
貴音「美希……!」
P「貴音、プレッシャーをかけたくはないがもう二人は限界だ。何とかここはしっかり当ててくれ」
貴音「プロデューサー……!はい、お任せください!」
27:
?チャレンジ 12回目?
・9個目
貴音「では……いただきます!」パクリ
貴音「!?」
貴音(こ、これは……!?まさか、単品ではない!?)
貴音(最低でも3つの味が混ざり……絶妙な不協和音を奏でております!)
貴音(ですが、これを解析しなければ、それが私の役目であるがゆえに!)
貴音「………………」
P「どうしたんだ貴音、食べてからずっと無言で……」
美希「今、貴音は己の味覚と会話してるの」
響「騒いじゃダメだぞ、集中力を乱しちゃいけない」
P「あ、はい」
28:
貴音「おれんじ……」
P「オレンジ?」
美希「みかんおにぎり?」
響「美味しいのかそれ……?」
貴音「いえ、味を解析しようとすると、なぜかオレンジ色が脳内を邪魔するのです」
P「味で色が思い出されるってどういうことだ」
美希「オレンジ……?まさか!」
黒井「ウィ、気づいたかね」
美希「黒井社長、ひどいの……!」
29:
貴音(この味は……これ、あの味は……これ……)
黒井「酷いとは心外だな三流アイドル。難しいかもしれないが不正などしておらんぞ?」
P「ど、どういうことだ」
響「まさか、黒井社長オリジナルの凄いブレンドとか」
美希「ううん、知名度は低いだろうけどそういうことじゃないの。でもある意味それよりもっと酷い……だって……」
貴音(これと、これと、これ……こんな具が本当にあるのでしょうか……?しかし、今は自分の味覚を信じて……!)
貴音「……答えます」
美希「だって、二つの意味でこんなコアなネタ、ほとんどわかるわけないの!!」
貴音「……チーズ、しそ、ひじき!」
ピンポーン
31:
貴音「やりました!」
P「よくやった貴音!でもチーズしそひじきってなんだ」
響「信じてたぞ貴音!でもチーズしそひじきってなんだ」
美希「あっあっ、この野郎スーツの下にあのTシャツ着てやがるの!」
黒井「ふふん羨ましいか、どうせ貴様はLVだろう?」
美希「ぜっっっってー許さねえの!こうなったら何としてもクリアして961プロが傾くぐらい豪華なドームライブ開いてやるの!」
P「美希はどうしたんだ?」
響「さあ……?」
高木(私も現地だったなんて言えない)
32:
黒井「さて、私と戯れてる暇はあるのかね?もう残り時間はほとんどないぞ」
P「この残り時間じゃ最初からやり直すのはもう無理に近い……最後は誰だ?貴音か?」
貴音「いえ、私が挑戦してもよいのですが……ここはやはり、美希に行ってもらいましょう」
美希「ミキが……?」
貴音「やはり、トリを任せられるのは美希、あなたです」
響「美味しいところは任せてやるさー、フェアリーをドームへ連れてってよね!」
美希「響、貴音……うん、わかったの!」
33:
?チャレンジ 12回目?
・10個目
美希「じゃあ、最後のおにぎり……いただきますなの!」パクリ
美希「ブフゥー!」
P「ああ!美希が噴き出した!」
響「なんだ!毒か!?」
美希「毒じゃない……けど、これ、予想外……」
貴音「美希!あと三十秒です!答えを!」
美希「い……」
P「い?」
美希「いちごババロア……」
ピンポーン
35:
?三ヶ月後?
美希「ドームライブ凄かったの!」
貴音「ええ、数万人のファンの皆様に囲まれて歌うとはこれほどまでに素晴らしきことがそうありましょうか……!」
響「疲れたけど気持ちいい疲れだぞ!あー、でもお腹空いた……」
P「お疲れみんな!早だが打ち上げパーティいくぞ打ち上げパーティ!社長がホテルを押さえてくれてるって電話があった!食べ放題だぞ!」
美希「やったの!」
貴音「すぐ向かいましょう!」
響「準備できたぞ!」
37:
響「しかし打ち上げパーティといえば……」
貴音「ええ、三ヶ月前を思い出しますね」
美希「あれのおかげで今日のライブが出来たんだから、少しは黒井社長にも感謝していいかも、って感じ」
響「でも、もうやりたくないぞ」
貴音「全くです」
P「ついたぞー」
美希「……あれ、ここ前と同じホテル?」
39:
黒井「ウィ」
高木「うむ……」
響「うん、本当は自分薄々勘付いてた」
美希「あーあ、必死に気付かないようにしてたのに」
貴音「食べ放題……」
黒井「出来なかったら即解散」
P「当然捺印済みダニ」
美希「こうなったらやってやるの!」
貴音「ええ、むしろこの好機を生かしてしまいましょう!」
響「次もデカいライブ用意しとくといいぞ黒井社長!」
40:
この後、プロジェクトフェアリーは
あと何回か利き○○大会をやったり
突然現れたジュピターとミニゲームでエンディングテーマの持ち時間を争ったり
武道館ライブを巡ってガソリンスゴロク対決やったり
新曲のマスターテープを巡ってまたガソリンスゴロク対決やったり
100万人署名集めたり
紅白出たり
それはもう色々することになるのだが
それはまた別のお話
4

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