穂乃果「穂乃果の本能かwwww」back

穂乃果「穂乃果の本能かwwww」


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1:
静まりかえった体育館の中、高坂穂乃果の足音だけが響いていた。
 しくしくと泣き声のような軋みを立てる床板は、只でさえ重苦しい雰囲気の一同を更なる緊張へと落とす。
 講壇に立った穂乃果は、最初困ったような顔をしていた。何事か言おうとしては辞め、言おうとしては辞めを繰り返し、くは、と金魚のような口から吐息が漏れるとその表情は徐々に情けないものへと変化していった。
 困ったようなそれが、怯えたような呆けたような、気圧されたような顔へと変化していくのを気付かなかった人間はいないだろう。
 無論、それは海未やことりも例外ではなく。最初こそ表情が見えず怪訝そうにしていた二人だったが、ひょいと穂乃果を覗くや否や中止を明言しかちこちになった穂乃果を幕の裏へと連れ去った。
 穂乃果の目は、深い困惑に満ちていた。結局のところ彼女は気付かなかったのだ、この時自身に起きた奇怪な衝動に。他人に見られることを是とするスクールアイドル、それをやっていたからこそ気付けなかったのだ。
 視線恐怖症。他者の視線を怖がる、その本能に。
3:
世の中には時たま、矛盾した事柄が発生する。
 ロリババア、自殺しない自殺志願者、ロボット人間……単なる言葉の綾であったり、虚偽の交えられたそれは実のところ矛盾にはならない。
 しかし、視線恐怖症のスクールアイドル。これをどう紐解けば、果たして矛盾は解放されるのだろうか。完全に相容れないこの二つの事象が、何の違和感も有することなくこうして存在しているのは些か妙な話である。
 三流SFならばこれだけで世界が滅ぶのだが、現実はそうもいかない。矛盾は矛盾のまま矛盾として処理され、世界に整合性はつけられる。
「何でかな、急に身体が固まっちゃって」
「緊張していたのですよ、きっと。最近忙しかったから、疲れが出たのかもしれませんね」
 保健室のベッド──安っぽいそれに寝かされる穂乃果に、海未は優しくそう答える。
 ことりも似たような決まり事をむにゃむにゃ言い、側の椅子に座るのみである。
 この時点で誰も、穂乃果の視線恐怖症には気付かなかった。当の本人すら気付かなかったのだ、それも無理からぬことである。
4:
そして三日後、再度新生徒会長からの挨拶が始まる。
 またぞろ固まるのではなかろうか、との嘲りの視線で見る学院の人間を前にして、穂乃果は難なく挨拶をこなした。
 驚くことに、穂乃果が視線恐怖症の片鱗を見せた三日後には、その症状は綺麗に完治していたのだ。
 これはひとえに、高坂穂乃果という少女が物考える人ではなかったことが原因である。
 恐怖症とは本能的な思い込みによって、精神が身体に変調を来すものである。
 ではその本能がなかったことになれば、どうなるだろうか。
 穂乃果は三日前の失敗以降、今度こそは挨拶してやるぞの意気で今日までを過ごしてきた。
 今度は完璧に挨拶をするという、自信がそこにはあったのだ。
 つまるところ、自信で自身を押し潰したわけだ。お後がよろしいようで。
 完


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