【工口 グ口 胸糞注意】勇者「魔物とセ○クスした」back

【工口 グ口 胸糞注意】勇者「魔物とセ○クスした」


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エロ、グロあり
胸糞あり
お気を付け下さい
2: 以下、
「うん、旅の道中でのことだよ」
「いやいや、比喩とかでもない。正真正銘、出くわした魔物とセックス…というより強姦だけど」
「倒して殺すのは簡単だけどさ、殺すだけじゃつまらないだろ?」
「特に最初は仲間なんていなかったから、ムラムラしても相手が居ない」
「奴隷でも買えば発散できたんだろうけどな。最初だから金も無いし信用も無かったし」
「ほら、奴隷を買うのって色々信用問題とかあるだろ? 根無し草だと、どうにもね」
「だから適当に倒した魔物で発散することにしたんだよ」
「え? メス型? そういうのもいたけどさ、そういうのって基本的に中盤からじゃん」
「最初はあれだよ。スライムとか、動物型とか」
「比喩じゃない」
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・【R-18】兄「女装してたら弟に告白された」【胸糞注意】
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3: 以下、
「知ってるだろ、緑色だったり青だったりする、ぶよぶよの柔らかいやつ」
「まあ子供でも頑張れば倒せるからな。その辺の棒で勝てるのがありがたかった」
「金も落とすだろ。子供の小遣いにもならないけど金は金だし」
「まあ俺もはじめは道に出るゴミにしか思ってなかったんだけどさ」
「その頃は……動物型のコボルトいるだろ。凶暴な犬。うん、冒険者の最初の敵」
「あれで死ぬ奴も多いから油断はできない。特に最初は装備なんてろくなもんじゃなかったし」
「修行のために倒し続けてさ。一番初めは疲れてチンコ立つどころじゃなかったけど」
「段々倒し慣れてくると、あんまり疲れずに戦闘の緊張と興奮だけ残ってね」
「もうビンビン」
「でも金が無くて女も買えない。スラム街のゴミ女でも捕まえればいいけど、さすがに病気が怖い」
「チンコ腐ったらヤだし」
4: 以下、
「初めは家でシコシコしてたんだけどな、いい加減飽きるというか、虚しくなってきて」
「そんなとき、いつもの狩りから帰る途中にスライムが目に入ったんだ」
「いや、最初はね。ああスライムがいるなあ、ってだけだったんだけど」
「どうも誰かに追い払われたのか、ゼリーみたいな身体に傷があるんだよ。ナイフでぶっ刺した感じの」
「それがウネウネしながら粘液だしててさ。グッチュグッチュ音出してるわけ」
「その音がなあ……女のアソコの、アレな音に聞こえてさ」
「いやいや。引くのは分かる。でもひたすらムラムラしてる時ってそういうの関係ないんだよな」
「もう一回考えたら止まらない。気付いたらスライムを掴んで草むらに入ってた」
「大きさも丁度良くてさ。両手で持てる程度で、そこそこの重量感があった」
「まあ多分嫌がってたんだろうな。手の中で蠢いてたんだけど、それが余計にエロかった」
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「もう鼻息も荒かったね。チンコビンビンで、ひたすら服が邪魔だった」
「どうにかズボンと下着を下ろしたらもうびっくり」
「今までシコってたのが木の棒なら、その時のは聖剣レベルの切っ先が天を仰いでたよ」
「今思えば木刀レベルかな」
「いてもたってもいられず、ぐちゅぐちゅの切れ目を下にして、緑色の割れ目にチンコを添えたのな」
「そしたらトローッと愛液が出てくる。チンコに絡みついてくる」
「亀頭で割れ目を擦ってやったらさ、ぬち、ぬち、って割れ目がちょっと広がるの」
「チンコの先を包もうとしてくれるっていうのか。離れると名残惜しそうに」
「ちゅぱ、って音を立ててヒクヒクしてる」
「でも手の中ではひたすら動いて逃げようとしてるんだよ」
「可愛いよな」
6: 以下、
「当然我慢なんてできないから、一気に割れ目に突っ込んだ」
「死ぬかと思ったね」
「亀頭が沈んだかと思ったら、一気に割れ目の一番奥まで入っていく」
「割れ目自体はそこまでキツくないけど、密着して包み込んでくれてる」
「しかも全体から粘液が出てるからしっかりすべるし、前後に動かしても痛くない」
「腰を引いたら、じゅぶぶっ、って音を出しながら絞り出そうとするし」
「突き入れたら今度はキュッと締め付ける」
「止まらなかったよ。声は出てないと思うけど、頭ん中は真っ白だった」
「サルモドキ共みたいに腰振ってあっという間に昇天だ」
8: 以下、
「我に帰ったら凄かった。スライムは動き続けていつまでも刺激してくるから射精が止まらない」
「あっという間に割れ目の中は精液まみれて、というか溢れて腰までベットベトだよ」
「いままで出したことが無いレベルでベトベトだった。臭いし、最悪だったな」
「それによく見ると可愛いどころか気持ち悪い。ウネウネしてるし、緑色だし」
「ムカついて思いっきり遠くに投げたけど、途中で俺の精液が舞い散ってるのは滑稽だったな」
「まあでも気持ち良かった。女のアソコよりは気持ちよくなかったけど」
「それ以来、獣狩りの後にはスライムを使うのが日課になったよ」
「切り方と体勢に気を付ければ汚れたりしないから」
「おすすめの切り方は……いらない、聞きたくない? そりゃそうか」
9: 以下、
「スライムにいい加減飽きた頃には、住んでた町の周りなんてもう問題じゃなかった」
「コボルトも軽く殺せたから隣の町に行くには十分だったよ」
「それまで使ってたボロナイフと木の棒を捨てて剣を新調した時は嬉しかったなあ……」
「ああ、とにかく家のいらないものは処分して、旅支度をして旅立ったんだ」
「見送り? ないない、家族や知り合いとは前の日に挨拶したし、恋人もいなかったし」
「多分みんなすぐ帰ってくるって思ってたんだろうな。そういう奴、絶対いるだろ?」
「まあ俺もその頃は旅行気分だったから、せいぜい一か月くらいで帰ると思ってた」
「それが魔族討伐ってんだから世界は分からないよなあ」
10: 以下、
「次の町までは徒歩で2日の距離でさ。夜営ってのは初めてだったから正直ワクワクしたね」
「馬鹿だった」
「朝起きたら荷物が無かったよ。慌てて探したけどある訳がないよな」
「まあ街道沿いで盗賊もいなかったから、今思えば授業料としちゃ全然安いもんだったけど」
「とにかく有り金も剣も全部盗まれて途方に暮れたよ」
「さすがに今帰ったら恥の上塗りというか、情けなさすぎる」
「ひとまず目的の隣の町に行くことにしたんだ」
「辺鄙な場所だから関所も通行税もないから、行くにはタダだからね」
12: 以下、
「隣町は結構栄えてて、よそ者でも安い仕事くらいならあったんだ」
「まして俺は隣の町の住人だから、一応知り合いがいないでもなかったし」
「その人に土下座して仕事を紹介して貰ったよ。そこそこ鍛えてたから、少しだけ危険な仕事もした」
「って言ってもまだ本職の冒険者みたいな迷宮探索とか凶悪な魔物退治じゃないよ」
「畑を襲うコボルト退治が多かったな。危ないから町人は避けるし、冒険者は賃金が安いから受けない」
「その点俺にとってはありがたかったね」
「刃こぼれしててほとんど金属の棒きれだったけど、一応剣も貰えたから」
13: 以下、
「仕事は夜の間の警備だったし畑もそんなに大きくなかったから基本的に一人仕事でさ」
「コボルトの群れ? ないない、干ばつとかで食い物が無いとかなら別だけど、基本的に人間の町の近くには来ないんだよ」
「来るのははぐれた奴や、はみだし者だけだから、物の数じゃない」
「それで一人で警備してると段々ムラムラしてくるんだ」
「……いいんだよ、若いんだから」
「でも持ち場を離れてスライムを探すわけにもいかない。仕事放棄なんてしたら、すぐに悪評が広まるだろ」
「そしたら家に戻っても後ろ指さされるだけし、それだけはできない」
「じゃあどうする?」
「女は連れ込めないからね。金も無いし」
「コボルトがいたよ」
15: 以下、
ゲームだとコボルトって犬と人間との合いの子って感じだし、雌なら十分イケるね
16: 以下、
「コボルトにも穴はあるんだよな」
「思いついたら一直線だ。あれほどコボルトに襲って来て欲しいなんて思ったのは後にも先にもあの時くらかな」
「もうヤる気に満ち溢れてたら、雇い主から褒められたのにはさすがに苦笑したけど」
「ヤる気違いだった。つまらないか、ごめん」
「で、その日から三日くらいは来なかったからひたすら悶々としてた」
「射精はコボルトでって決めてたから自慰もしなかったな。いやあ、あの時は阿呆だった」
「そしてついに待ちに待ったコボルトが来たんだよ」
「しかもメスが一匹。これはもう天神の祝福かと思ったね」
「コボルトが飛び掛かってきたところを剣で受け止めて、こう、慎重に頭をぶっ叩いた」
「さすがに死体は犯せなかったよ……その時は」
「なんでもない。気絶させたコボルトを物陰に連れてって、脚を掴んで股開かせたらさ」
「感動したなあ。一応穴があるんだよ、交尾するから当然なんだけど」
「よしよしチンコはしっかり入りそうな穴だな、って品定めして、早チンコを取り出したね」
「良い具合にビンビンだよ。溜めすぎてチンコの先から我慢汁出てた」
「え? 病気? いや全然大丈夫」
「コボルトを使おうと思った日には薬屋で薬草とスライムの粘液の混ぜ汁買ってたから」
「あれ使うと病気にならないんだ。理屈? 知らないよ」
17: 以下、
「しかも何がいいかって、塗り込むとベトベトして愛液代わりになるんだ」
もう一心不乱に指に絡めて塗り込んでね。キツくて毛深いコボルトのアソコに突っ込んでジュッポジュッポと」
「途中で気を取り戻したらさすがに暴れてたな。背中をぶっ叩いて四肢を半分削いだら大人しくなったけど」
「服従したってことだよ。所詮牙が生えた犬みたいなもんだし、強い相手には逆らわないんだろ」
「指を二本、三本に増やして指を挿入して。しばらくやってると完全に大人しくなった」
「気持ち良かったのか知らないけどね。さすがに動物が快感を感じてるかなんて分からん、言葉を話す魔物なら別だけど」
「そろそろ頃合いだろってとこでチンコを添えたんだけど、これが面白い」
「亀頭の先に体毛が触れてくすぐったいったらない。ぶち込んだら今度は腰回りがくすぐったい」
「きゃいん、って声はなかなか可愛かった。動物を飼う理由も分かるよ。違う? そりゃそうだ」
19: 以下、
「スライムと違ったのは、温かかったことと締め付けがあったことかな」
「チンコに纏わりつくような熱さで、腰までジンジン快感が来る感じ」
「それをギュウッと締め付けてくる力強さはスライムの比じゃない」
「そりゃそうだよな。スライムは交尾なんてしないけど、コボルトは交尾じゃないと増えないんだから」
「ぐ、っと押し込むと亀頭の先に違和感があった」
「あれは多分胎だったんだろうなあ。人の女と同じ」
「そう考えると面白くて嬉しくて、本格的にコボルトの腹を掴んで前後に動かしてやったよ」
「だんだん消毒液だけじゃなくて獣臭い汁が混じってきて、締め付けもどんどん強くなってきた」
「オスの汁を欲しがってる感じかな……本能で子を孕むための感じ」
「バチンバチン腰をぶつけると、ぐちゃぐちゃの液が地面に落ちていく」
「もう泣き声は、くぅーん、みたいな声だったかな。文字通りメス犬だった」
20: 以下、
「暗がりでコボルトを犯してる。字にすると気が狂ってるけど、気持ち良かった」
「なにせ畑の傍だから多少見つかる可能性もある。人に見つかるおそれもあるけど、それだけに昂ぶってくる」
「胎を突き潰す勢いでチンコを突き立てて、孕ませるつもりで射精してやった」
「孕む訳ないだろう」
「湿った鼻先をぷるぷるさせて、精液をきっちり飲み込んでくんだよ」
「ずるっと引き抜くと臭い臭い。酷い悪臭だったね。水浴びじゃ取れないだろってくらいだった」
「焦ったよ。さすがに怪しまれたらどうするか。異常性癖だ、知られたらまずい」
「自覚はあるさ」
22: 以下、
「その時、ぶちまけてやったコボルトがのっそり立ち上がった」
「何かと思ったら俺の方を向いてさ、もう殺気剥き出し。牙剥いて『グアアアアッ!』ってなもんで」
「あと一瞬剣を掴むのが遅かったら死んでたな」
「咄嗟に剣を向けたとこにコボルトが飛び掛かってきて、ギリギリのとこだった」
「なまくらでも切っ先は切れる。頭から突っ込んできたから上手い具合に真っ二つだ!」
「あれは剣神の奇跡だと思う。剣神が聞いたら殺されそうだけど」
「とにかく面白いくらい綺麗に切れた。けど飛び掛かってきたわけだから、臓物も血液も俺に向かって飛んでくる」
「さすがに避けられなくて頭から被ったよ。もう酷いもんだった。混ぜ汁の残りを飲まなかったら病気になってたかもしれん」
「ただそれはそれで良かったよ。獣臭さを誤魔化すにはうってつけだったからね」
「実際翌朝雇い主が来たら、仰天して水場とお湯を貸してくれた」
「いい仕事だったね」
23: 以下、
「しばらく仕事を続けてそこそこ金も溜まって、ようやく装備と道具も整えてさ」
「次に目指したのは近くにある都市だよ。あそこに行けば冒険者になれるって聞いてたから」
「行ったこと? 無かったよ。なにせ歩いたら早くても5日はかかる」
「元の町からだと1週間。さすがに遠いし、わざわざ行かなくても生活はできてたからね」
「それに都市が近いと治安も悪くなる。護衛でも居ないと危ないんだ」
「俺? 今言ったけど一人旅は危ないから、都市に行く人たちにくっ付いてったよ」
「気のいい人達でさ、なんでも奴隷商らしくて都市まで売りに行くんだって言ってたな」
「馬車の中は子供と女が多かった。ただどれもみすぼらしかったから大して高くなかったみたいだ」
「護衛もそこそこ強い人がいて、少し鍛えて貰ったよ」
「しかも剣の砥ぎ方まで教えてくれた。良い人だったなあ」
25: 以下、
「その強い人には商人も一目置いててね。色々便宜も図ってた」
「特に夜なんかは凄かったなあ。商品の奴隷の、そこそこ若い……14くらいか、それくらいの女を提供して」
「好きにしていい、っていうもんだから、強い人もニンマリ笑って受け取ってたよ」
「その子? やせ細ってたから胸もなにもないよ。ただ穴はあるし、怯えた目が可愛いとか言ってたかな」
「最初の晩には草陰でヤったみたいで、悲鳴と泣き声が響いてたかな」
「さすがにうるさくて文句を言いに行ったら『すまん』って苦笑してたよ」
「女の子? 助けて、とか言ってたけど、それがどうかしたかい?」
「自分の奴隷ならともかく、助ける義理もない。ただまあ、あの巨根で抉られるのは痛々しかったけど」
「体格差もかなりあったからね。細い脚首なんて、少し力を入れたら折れそうなくらいだった」
「圧し掛かれば壊れるだろう、そんな人がチンコ突っ込んで腰振ってんだから、そりゃ痛いだろうね」
26: 以下、
「段々強い人もノってきて、勢いよく腰を動かし始めたんだ」
「もう悲鳴がね。『きゃああ!』だったのが『ぐ、ぎゃっ!』みたいに変わったよ」
「目玉が飛び出るんじゃないかってくらい目を剥いて、口をパクパクさせながら手を伸ばしてきたけど」
「俺にできることは特に無い」
「強い人はもう、凄まじい勢いで腰を振りながら圧し掛かるんだ」
「多分使い捨てにするつもりだったんだろう。容赦なく足を引っ張って、思いっきりぶち込んでた」
「射精する時には力加減を間違えたみたいで、『ぎゃあああっ!』って悲鳴」
「足首を潰すとこだったって後で苦笑してたよ」
27: 以下、
「一通り出したら満足して水浴びしに行って、俺は後片付けを頼まれた」
「色々教えて貰ったからね、もちろん引き受けたよ。なんなら使っていいって言ってくれたし」
「ぐずぐず泣いてる子を背負って川の下流まで行って、股を洗ってやった。なにせ足が痛かったみたいだから」
「その時身の上を聞いたよ。家族で盗みを働いたんだってさ」
「生きるためには仕方なかった、もともと中等市民で下層暮らしなんてしたくなかった。って」
「そうだよ。そりゃ同情されるわけない。奴隷仲間からも避けられたり、奴隷商もタダ譲るわけだ」
「特別綺麗なわけでもない、内側に馬鹿みたいな反抗心を持ってる犯罪奴隷じゃ、売りにくいだろうね」
「そういうのを痛めつけるのが好きなのもいるけど」
28: 以下、
「一通り出したら満足して水浴びしに行って、俺は後片付けを頼まれた」
「色々教えて貰ったからね、もちろん引き受けたよ。なんなら使っていいって言ってくれたし」
「ぐずぐず泣いてる子を背負って川の下流まで行って、股を洗ってやった。なにせ足が痛かったみたいだから」
「その時身の上を聞いたよ。家族で盗みを働いたんだってさ」
「生きるためには仕方なかった、もともと中等市民で下層暮らしなんてしたくなかった。って」
「そうだよ。そりゃ同情されるわけない。奴隷仲間からも避けられたり、奴隷商もタダ譲るわけだ」
「特別綺麗なわけでもない、内側に馬鹿みたいな反抗心を持ってる犯罪奴隷じゃ、売りにくいだろうね」
「そういうのを痛めつけるのが好きなのもいるけど」
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「俺は適当に流してたんだけど、どうも勘違いしたらしい」
「股間を洗ってると甘い声で鳴き出して『私を助けて』なんてほざいてくる」
「その代りって感じで俺の手を引き寄せてさ、股に触らせてくるんだ」
「久しぶりに触った女のアソコ」
「我慢は出来なかったね。まあ好きにしていいって言われたから大丈夫だろう」
「指を入れたり、肉豆を摘まんだりしてやると嬉しそうに喘ぐわけだ」
「『こんなに優しくしてくれるなんて……』って泣きながらキスしようとしたからさ」
「持ってた手拭いを濡らして、きったない顔と髪を洗い流してやった」
「そしたらまあまあ見れる顔になったよ。顔を近づけるのに問題ないくらいには」
「面倒くさかったのはまた勘違いしたのか、むちゃくちゃに感激してキスしてきたことだな」
30: 以下、
「足を開かせたらそりゃもう素直に開いた」
「とろん、って目で俺を見ながら誘ってくるもんだから、チンコを宛がって」
「腰を掴んでゆっくり挿れてやると、背筋を反らして嬌声を上げてる」
「やっぱヤるなら人間だな。そう思ったよ。男のチンコは女に入れるのが正道だ」
「俺も楽しみたかったからゆっくり、じっくりチンコでアソコを抉ってやった」
「甘い声と一緒にアソコがキュウキュウ締まるんだけど、これがコボルトとは全然違う」
「チンコに合った形の穴っていうのかね。体温から何から、最高の快感だよ」
「ただ難があるとすれば、強い人のチンコでかなり拡がってたことかな」
「正直ちょっと緩かった」
31: 以下、
「単純に快感が欲しい俺と、勝手に愛情を求めてる奴隷じゃ感じ方が違う」
「アソコの奥をコツコツ突いてやるだけで、身体をヒクヒク震わせて愛液を噴き出してる」
「まあイったらその分締まるから俺としては別にいいんだけど」
「キスを求めてくるからしてやると、涙を浮かべながら舌を絡めてくる」
「適当に舌先で撫でてやるとまた積極的に腰を動かして、射精を促してくるんだよ」
「愛情でもなんでもないんだけどね。気持ちいいから別にいいか、って中に出してやったよ」
「その時の声が一番うるさかったな……一際強くイったみたいで、しばらくぐったりしてた」
32: 以下、
「また汚れちゃったから綺麗にしてやってたら、喋る喋る」
「勝手に愛を囁いて勝手に盛り上がってくもんだから辟易したよ」
「何を言ったかって? 在り来たりな言葉ばっかりだったな。しかも意味も無く詩人の言葉を流用するから分かりにくいときた」
「あれなら下層民のたどたどしい言葉の方がいい」
「まだ足が痛むみたいで、歩かせたら全然歩けない。朝になったら困るから背負ったらまた騒ぐ」
「もう黙って強い人の所まで運んでいったよ」
「強い人は本当に良い人で、都市までの間、自分が使ってなかったらいつでも俺が使っていいって言ってくれた」
「去り際に奴隷が良く分からない目で俺を見てたのが印象的だったかな」
33: 以下、
「夜が深くなって奴隷と見張り以外で集まってたとこで、その日の話をしたよ」
「ああ、もちろん。愛を囁かれたこととかも全部ね」
「そしたらもう皆大笑いだ。俺も含めて、あの馬鹿奴隷が滑稽でしかたなかった」
「しかも強い人の所に戻ったあと『私にはあの人が居て必ず助けてくれる。お前を殺して助け出してくれる!』って言い放ったらしい」
「もう大爆笑だね。曲がりなりにも持ち主相手にそんな事を言って、なにがしたいやら」
34: 以下、
「その子はどうしてるかって? 都市に着く前に死んだよ」
「4日目だったかな、強い人から借り出して、野営地の傍の川でセックスしてたんだ」
「いつも通りキスしながら、しっかり愛撫してね。俺は愛を囁いたりしてないけど」
「射精が終わって抱きしめてると、茂みからなんと、赤熊が出てきたんだ」
「どうも縄張りから出て来たらしい。うん、そうだよ。凶暴な赤熊だ」
「俺達を見るや襲いかかって来た。急いで剣を取ったけど、コボルトの時と違って確実に間に合わない」
「ここまでか、って目を瞑ったら、横から衝撃が来てね」
「そう。奴隷が、俺を突き飛ばしたんだ」
「俺を餌に逃げるのかと思って目を開けた瞬間、違うって分かった」
35: 以下、
「……その通りだよ。俺を助けるために突き飛ばして、勝手に死んだ。遺言も残さず一瞬で」
「目を開けた俺が見たのは肉塊だった。熊の剛腕で上と下が千切れて、残ったのは下半身だった」
「実を言うとその時の記憶はあんまりない。気付いたら俺も傷だらけで、赤熊は死んでた」
「俺の剣で殺したらしい。助けに来てくれた強い人が言うには、無表情で熊を真っ二つにしてたと」
「……その後は、奴隷の残った身体を埋めてやったよ」
「名前は知らなかった。何も持ってなかったから遺品もない」
「その子は幸せだった、か……君の言うとおりかもしれないね」
36: 以下、
「……酒を飲む気分でもないね。今日はもうお開きにしよう」
「気が向いたらまた話すよ。君はまだこの宿に居るんだろ?」
「じゃあこれで。ああ、今日の事はどっちでもいいよ。広めても良いし、君の中で留めても良い」
「ただまあ……広めても君が嘘つき呼ばわりされるだけだろうね」
「おやすみ。君に女神の安らぎがあることを祈ってるよ」
37: 以下、
「……酒を飲む気分でもないね。今日はもうお開きにしよう」
「気が向いたらまた話すよ。君はまだこの宿に居るんだろ?」
「じゃあこれで。ああ、今日の事はどっちでもいいよ。広めても良いし、君の中で留めても良い」
「ただまあ……広めても君が嘘つき呼ばわりされるだけだろうね」
「おやすみ。君に女神の安らぎがあることを祈ってるよ」
42: 以下、
チンコに来るわ
続きはよ
43: 以下、
これは最高にいいな
46: 以下、
これはいい作品
是非とも続けてくれ
51: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/26(金) 21:16:42.91 ID:BunYKnr40
1
勇者コルネギス卿は辺境の町ファスにて生まれた。少年の頃より自らを鍛える彼の姿を、当時の町の人は「まるで自ら英雄になることを知っているようだった」と語ったという。
後に天神の加護を受ける彼であるから、自らに降りかかる使命を知っていたのだろう。
未練を捨てるように手持ちの物を破棄し、誰にも悟られぬよう生家を旅立ったのである。
この頃のコルネギス卿を語ろうというのであれば、アルエレナとの悲恋を抜きにはできない。
52: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/26(金) 21:20:58.76 ID:BunYKnr40
中層の民として生まれたアルエレナは詩を嗜み、知に富み、礼節を知っていた。
またその美貌は実際に彼女を見た詩人ですら言葉を紡ぐことができず、ただ黙って顔を伏せたという。
彼女は美しく聡明だったが親の愚行により立場を奴隷に落とされ、悲嘆に暮れる日々を送っていた。
そして今まさに売られようという時、まだ若い男であったコルネギスと出会ったのである。
53: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/26(金) 21:22:34.14 ID:BunYKnr40
二人は出会った瞬間から激しい恋の炎に身を委ねた。それも当然であろう。
だが二人の愛は悲劇によって切り裂かれる。その逸話はもはや語るまでも無いほど知られているはずだ。
演劇、歌、物語。数えきれないほど語り継がれ、赤熊が恋人の縁切りの象徴とされた理由でもある。
そしてアルエレナの没した土地には今、立派な墓標があり静謐を保っている。
残念ながら当時コルネギスが作ったという墓標は今は残されていないが、歴史を辿る意味でも、観光としても良い場所である。
――コルネギス英雄伝、一巻より――
55: 以下、
物は言い様だな・・・
57: 以下、
グリム童話みたいに残酷な話をなるべく美化させるのは当たり前の事だしねぇ……
59: 以下、
話としても面白いし股間にも効く
60: 以下、
もの凄く美化されてワロタ
69: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 19:08:59.91 ID:1X/05gI00
「や、また会ったね」
「この間の続き? 物好きだね、君も妙な性癖でもあるのかな」
「まあいいさ。俺も時間はあるし……どこまで話したかな」
「そうそう、都市に着いたところだった」
71: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 19:16:48.43 ID:1X/05gI00
「都市といってもほとんど辺境だから、はっきり言って王都周辺の町と変わらないよ」
「けど辺鄙な場所から出てきた俺から見れば、立派な都市だった。もう嬉しくて嬉しくてね」
「強い人と奴隷商、一緒に来た人たちに礼を言って冒険者の集まりに向かったんだ」
「いや凄かったよ。見た事も無い武器や防具を纏った人があんなに居るなんて思ってなかった」
「俺ときたら皮の鎧も無くて、剣も安物だったから場違いも甚だしい」
「相当右往左往してたんだろうね。近くにいた戦士が声を掛けてくれたよ」
「どうも初めての奴は同じような動きをするみたいで、丁寧に教えてくれてね」
「いや、本当に丁寧というか親切だったよ。なにせ『一緒に行ってみるか』って誘ってくれるくらいだから」
「どう見ても素人の年下の男を、魔物退治に誘うかい? ありえないだろう」
74: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 19:28:15.29 ID:1X/05gI00
「聞いてみると新人の育成が趣味のようなものらしくてね」
「筋骨隆々の身体を揺らして豪快に笑うけど、どこか愛嬌もあって親しみやすい」
「肩を叩かれただけで衝撃があって、鍛え方からして違った。俺は自分で狩りしてただけだから仕方ないんだが」
「連れて行かれたのは宿屋で、部屋の中には3人の人がいた」
「魔法使い、神官、剣士。ありきたりだけどバランスのいい構成だった。みんないい人達でね」
「仕方ないなあ、なんて苦笑しながら俺を迎え入れてくれたよ」
「魔法使いと神官は女性で、結構美人だったのが印象的でね。魔法使いは影のある美女、神官は清楚な感じで」
「ロマンス? 無理だね」
「その4人、二組の恋人だったから。入る隙間なんて全くなかったし、入る気も無かったよ」
77: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 19:41:32.87 ID:1X/05gI00
「あれは本当に運が良かった」
「後から聞いた話じゃ、まず冒険に出るには何年か街で働いたり荷物持ちに従事したりするらしい」
「その点、都市に来た次の日から剣を教えて貰った俺は凄まじく幸運だったね」
「剣士の人は王都で修業した人らしくてね。ザルツブルド。そう、あの将軍の家だ」
「剣士からは剣の振り方、戦士には身体の鍛え方。魔法使いと神官は魔物や迷宮のこと」
「色々と教えて貰いながら都市の周りの魔物を狩ったり、迷宮に入ったりして過ごしたよ」
「有意義だった。有意義だったけど、一つだけ困ったことがあったんだ」
「何がって、決まってるだろ?」
「夜だよ」
79: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 19:49:05.79 ID:1X/05gI00
「恋人が二組いて、俺は一人だからね。夜営の時も見張りの二人は警戒しながらイチャついてるし、見張りじゃない方はヤってるし」
「俺はといえば素振りをしたり持ち物を確認したりすぐけど、どうしても悶々とするわけだ」
「シコシコすればいいと思うだろ? 最初はそうしたよ」
「……段々虚しくなってきてね。欲は溜まるのに発散する気にならなくなっちゃったんだ」
「そんな時、木陰から出てくる剣士と神官を見てふと気付いたんだ」
「俺、前にコボルトやスライムとヤってたなって」
「じゃあまたヤればいいじゃん、って」
80: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 20:08:45.35 ID:1X/05gI00
「半年もした頃には都市周辺なら、俺だけでも倒せるようになってたからな」
「小遣い稼ぎがてら品定めに適当に狩りまわってたよ」
「ちなみにその頃付けられたあだ名が『掃除人』」
「はは、そうそう。都市に暮らす下層民が安全に暮らすための善行だ、って聞いた時は本当に驚いたよ」
「そんな善良な人が居るんだなあ、って感激してたらどうも俺の事らしいし」
「まあともかく、適当に見て周ってたらそこそこ良いのを見つけてね」
「双頭狐って居るんだけど知ってるかな」
81: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 20:34:15.28 ID:1X/05gI00
「文字通り首が2つある狐でね。大体人と同じくらいの大きさで、森の中に住んでるんだ」
「これがコボルトよりも大人しいから基本的に都市の傍までは来ない」
「珍しいってわけでもないけどね、毛並みはそこそこ綺麗で可愛いんだ」
「森に入って2時間くらいしたらすぐに見つかった。また運よくメス一匹なんだ」
「なんだろう。これが天運ってやつかな」
「うん……天運呼ばわりしたら天神に怒られるか」
「とにかくゆっくり近づいたよ。逃げられたりしたら困るからね」
「さすがに俺も敵対しない相手を痛めつけるつもりは無いから、剣は抜かないさ」
82: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 20:44:32.84 ID:1X/05gI00
「まずは手を伸ばしてみたわけだ。賢い魔物と聞いてたから、敵意がなければあるいは、と思ったから」

「その予想通り、狐も警戒してたけどゆっくり撫でてるうちに落ち着いてきてね」
「しまいには片方の頭が俺の匂いを嗅いで、鼻先を擦りつけてきた」
「いやもう、この成功は本当に嬉しかった。思わず首を抱きしめるくらいには」
「もう片方の頭? 俺の身体をガジガジ噛んでたよ」
「単なる甘噛みだったから気にしなかったけどね。どうやら両方とも俺を気に入ってくれたらしい」
「段々首から身体を撫でていって、お腹を撫でまわすうちに少しずつ身体を寄せてくる」
「本当に賢い魔物だよ」
83: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 20:55:45.53 ID:1X/05gI00
「俺の匂いから、発情してるって分かったのかな」
「指でアソコを弄ってやるといい感じで濡れてる。話が早くて助かった」
「魔物だろうとそのための穴だからな。加えてコボルトと違って湿り気もあんまり獣臭くないから遥かに気が楽でね」
「もっとも狐に人間みたいな体勢は取れないから、こっちに尻を向けるよう言ったんだけど」
「そしたら何故か頭が喧嘩を始めてね」
「どうも、片方が俺に甘えて離れないから身体を回せないらしいんだ」
「俺を噛んでた方は素直に回りたいみたいで、イライラしてる感じだったよ」
「可愛いもんだ」
85: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 21:02:49.92 ID:1X/05gI00
「俺としては発散したいだけだから、別にアソコに突っ込む必要はない」
「それで、閃いたんだよ。別に離れなくても気持ちよくなれればいいわけだ」
「善は急げっていうだろ? 服を脱ぎ散らかして、俺はそのまま横になったよ」
「狐は目を白黒させてた。まあそうだろうね」
「さっさと狐の身体の下で横になって、頭を狐のアソコの下に突っ込んだ。仰向けでね」
「また呆れた顔をして……ああ、舐め合いの格好だよ」
88: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 21:13:50.53 ID:1X/05gI00
「何も言わなくても本能で悟るっていうのかな」
「狐がゆっくり身体を伏せたと思ったら、目の前にはアソコが置いてある」
「身体を抱きしめてやってね、口ごと顔を埋めて、頑張って舌を伸ばしてみたんだ」
「いや。これが意外と獣臭くないから意外だったよ」
「さすがに甘いとかそういうことはない。でも舐めとっても嫌じゃない程度なんだ」
「これなら薬草の混ぜ汁も飲まないでいいかと思ったけどそれはそれで別問題だろうな」
89: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 21:23:15.88 ID:1X/05gI00
「また毛だらけなんだけど、舌で撫でると素直に倒れてくれるくらい柔らかい」
「足元の方からは二頭の高い声が聞こえたよ。感じてる、って思えるような声だったな」
「ますます気合いが入ってね。舌を入れて激しく責めてみた」
「『きゅいぃ』って鳴き声がまあ、森の中でやたらと良く響いて、他の魔物が来なくて本当に良かったよ」
「なにせ俺も狐も行為に没頭してたからね」
「ん? ああ、狐も頑張ってくれてたんだよ。なにせ頭が二つあるだろ?」
「二つの舌がチンコを左右から舐めまわしてくるんだ。そりゃもう、根元から先端まで」
「競い合うみたいに舐めまくるから腰までベットベトだ」
90: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 21:30:08.90 ID:1X/05gI00
「負けじと俺も舌突っ込んだり指で責めたりするけど、獣の舌使いにはさすがに勝てん」
「かなり早かったね。多分三分ももたなかったかな」
「出る、って叫んだら甘えてくる方が咥えたみたいで、やたらネットリする口の中にぶちまけた」
「やたら喜んで飲み込んだよ。そしたらその後どうなったと思う?」
「……正解。もう片方が怒ってそっちの口に射精するように舐めまくられた」
「その後のことも聞きたいかい? 今度は量で争う二匹の話」
「分かった分かった。俺もあんまり話したくないから……」
「……ま、そんな感じで金玉から尻穴まで下半身全部舐められたんだ」
「上半身は獣液でベトベト。全裸になって良かったよ、身体を拭くだけで済んだからね」
91: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 21:39:14.52 ID:1X/05gI00
「ともかくお互い満足したわけだ。時々二匹の所に行ってはヤって、それ以外は金稼ぎと修行の毎日」
「大体二か月くらいか……これ美味いな。前から名物だったけど今の方が断然美味い」
「王都側にある迷宮は知ってるかな。そうそう、その大迷宮。まあ有名だからね」
「一緒に連れて行ってもらえることになったんだよ。死んでも自己責任だけど、それは当たり前だ」
「もう嬉しくて、娼館に使うはずだった金で装備を新調したもんだ」
「まさか! 安物じゃないとはいえ、そんなに良いもんじゃないさ」
「は? いやいや。その頃は聖剣なんて持ってない」
「というより俺は聖剣なんて持った事ないよ」
92: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 21:53:56.27 ID:1X/05gI00
「ええと何だっけ…ああ迷宮の事なんだけど」
「なにせ王都は遠いから、都市から2週間かかったかな」
「まあ道中は大したこともないね。二組の喘ぎ声を何回も聞いたりしたけど、大したことじゃない」
「迷宮に着いた後は凄かったよ。これまで4人の事はあんまり話してなかったけどさ」
「もう凄いの何の。剣士は一振りで3匹殺すし、魔法使いは下級呪文が中級レベル」
「戦士も全然傷つかないし、神官の杖の一振りで傷も全快だ」
「俺? 荷物持ち」
93: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:01:44.92 ID:1X/05gI00
「いや、さっきから凄いとしか言ってないけど、本当にすごいんだよ」
「俺が何をする間もなく道が切り開かれていくからね。手を出す暇も隙もありゃしない」
「事前に1日の平均度は5階層って聞いてたけど、嘘だろって思ったから」
「いや、本当だけど、その時は嘘だと思ったんだ。なにせ初日で15階層だよ」
「10階層の大物も剣士の一振りでお仕舞い」
「露骨な大部屋が無かったら、あれが大物だとすら気づかなかったと思う」
「それで『今日は調子が悪かったね。ブランクかな』って笑いあってるんだから」
「もう釣られて笑うしかない」
95: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:09:43.80 ID:1X/05gI00
「そういえばあの迷宮、何階層まであるか知ってるかい?」
「はは、実は違うんだよ…一般的にはそう、100階層だけどね」
「100階層の大物をうまく倒せると、更に下に行く扉が出てくるんだ」
「言いふらしてもいいよ。でも条件の達成が無茶苦茶難しいから、多分行ける連中はみんな知ってることだけど」
「それで更に下層はね。実はこれ、天魔の陵墓に繋がってるんだよ」
「言葉も出ないだろ? あの場所の凶悪極まりない魔物が、迷宮の下をウヨウヨしてるなんて」
「俺も一人で行ったら一生縁の無い場所だったかもしれん」
「それが狩場らしいんだから、本当に強い連中ってのは怖いよ」
96: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:19:40.77 ID:1X/05gI00
「でね。そこに何があったと思う?」
「なるほど…いやこれが、財宝でも強い武具でも無い…いや、それは迷宮の道中にあるから間違いじゃないんだけど」
「とにかく一番の収穫っていうのが、ベッドなんだ」
「いや? ベッドだよ。でも普通のベッドじゃなくて『女神の寝屋』って名前らしい」
「そこで寝ると体力回復、精力増強、腹は減らず魔物は近寄らず汚れもすぐに消えてしまう優れもの」
「何のために4人が来たかって、つまりそういうことだよ」
「4人の耐久大乱交の始まりだ」
「俺は追い出されたけどね。謝られながら、魔物避けと食糧と武器、寝袋を渡されて放り出されたよ」
「世のなか辛いね」
97: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:33:04.99 ID:1X/05gI00
「せいぜい一晩。やっぱり君もそう思うだろ?」
「2日過ぎた時、俺は1週間を覚悟したね。あの人達尋常な体力じゃなかったから」
「けど一人ではとてもじゃないけど帰れない。となるとすることは一つだ」
「何かって、そりゃ修行だよ」
「幸いやたらと強い不死の魔物がうようよしてたからね。魔物避けで釣り出して、一匹ずつ渡された剣士の洗礼剣でザクリ」
「さすがあのレベルの剣士だと洗礼の強さも尋常じゃない。陵墓の魔物ですら一撃だ」
「で、話は変わるんだけど、例のベッドの部屋から四六時中嬌声が漏れてくるんだよ」
「そのせいでこっちもムラムラしてね……どうしたと思う?」
「自慰ね。確かにそうすればいいんだけどさ」
「その時思いついたんだよ。不死者……動く死体なんだけど」
「可愛い女の子の死体が居てね」
「引く気持ちは分かるから、とりあえず聞いてくれ」
99: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:36:49.52 ID:1X/05gI00
「……そうだよ。その通り。死体である以上腐っていく」
「その子も多分に漏れず腐り始めててね。片足は腐ってるし、手はもげてた。顔も2割くらい溶けてたな」
「あと腹も真っ黒でね。押すと黒い汁がアソコから垂れるから、胎ごと腐ってたんだろう」
「あ、肉はもう止めにしようか。酒だけにしよう」
「その死体をうまく釣って、魔物避けで囲んで簡易結界作って準備万端だ」
「手足は根元を折った。動いたらこっちが死ぬから、仕方ない」
「寝かせて足を広げると、これが酷い臭いでね。見た目も真っ黒だし」
「じゃあなんでするかって?」
「そこに魔物の女の子がいたからさ」
100: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:44:33.75 ID:1X/05gI00
「あの時ほど入念に混ざり汁を塗り込んだことは無い」
「虚ろな腐りかけの目を天井に向けたまま、端正な顔は氷みたいでね。腐ってない部分は可愛かったよ」
「胸はそこそこ…触ったら千切れそうだったから触ってないよ」
「で、とにかくシようかと思ってアソコに指を当てて広げてみたわけだ」
「ねちっ、ってね。真っ黒な粘液が糸を引いて、凄まじい腐臭が溢れてくる」
「死体共の闊歩する空間で鼻を慣らしておいてそれだから、普通の場所で嗅いだら鼻がもげただろうなあ」
「要らないならその肉、俺が食べておくよ。ありがとう。悪いね」
101: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:51:29.53 ID:1X/05gI00
「チンコの先をあてがったらなんというか…生温いような、気色の悪い感覚で」
「川底に溜まった腐植物があるだろ? あれにチンコを突っ込んでる感じが近いかもしれない」
「したことない? そりゃそうだろうね。したことがあったらとんだ変態だ」
「勇気を出して腰を突き出したら、それはもう入る入る。にゅるんって勢いでスムーズに入ったよ」
「けどね、これがまた、緩い緩い!」
「初めは良かったんだけど、どうも腐った肉は簡単に形が戻らないみたいでね」
「突けば突く程緩んでいく。そのうち膣はガバガバに広がって、胎から出る黒い汁が溢れ出してきた」
「死体は全く無反応。もともと大して意思もなくうろついて生者を襲うだけだから当然か」
「というか、チンコが真っ黒な腐液でコーティングされてて凄まじく気持ち悪かったよ」
「ちなみに突くとその勢いで肺が押されるのか、あっ…て感じの声だけは漏れてたな」
102: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 22:58:39.54 ID:1X/05gI00
「どうしようかと思ったよ。もう膣なんか拳より大きく広がってるんだから」
「諦めろ? いや全く同感。でもその時はなぜか意地になっちゃってさ」
「チンコが勃ってたのは奇跡だな、あれ」
「もう野となれ山となれって感じで腰を掴んで、胎の中に突っ込もうと思ったんだ」
「うん、普通の人間なら胎の入り口は閉じてて入らないけど、そこは死体」
「突けば抉じ開けられるから、無理矢理亀頭を捻じ込んでやったよ」
「いや、もう」
「黒い汁の溜まり袋だ。突き入れた瞬間、ヘソあたりの薄い皮を破って胎が飛び出て来て」
「辺り一面臭い臭い……とにかく早く終わらせたくて、内臓を掻き回す勢いで腰を振ってさ」
103: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 23:06:38.43 ID:1X/05gI00
「無我夢中だったから、アソコの肉は潰れて俺の腰にへばりついてるし」
「射精したら腹の穴から精液が漏れて、抜いたらチンコには腐った内臓が絡んでる」
「あれはつい笑っちゃったな」
「何より出し終わった後、我に帰ったらこれまでで一番後悔したね。後片付けが地獄だった」
「身体は腐臭が取れないし、死体は燃やし尽くすまでずっと俺の方を見て来るし」
「まあ何事も経験は大事だけどさ」
「それから? 4人が大乱交から戻って来るまで素直に死体共を切り殺してた」
「戻ってきた二組の恋人の構成が変わってたのは面白かった。なんでも穴と棒の具合が良かったらしい」
「もう4人で結婚しろよって話だ」
104: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 23:12:37.40 ID:1X/05gI00
「お、気分悪そうだね。さっきの肉が腐ってたかい?」
「はは、ごめんごめん。今日はこれくらいにしておくよ」
「それじゃあまた……俺? 腹が減ったからステーキでも食べてから帰ろうかな」
「君に女神の安らぎがあらんことを」
106: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 23:24:29.77 ID:1X/05gI00
え、僕の先祖? 参ったな、あんまり言いふらす話でもないんだけど。
えと、レグナス・フォン・ザルツブルド……そうだよ、若きコルネギス様を導いた騎士だ。
その頃はまだザルツブルドの家に入って無かったらしいんだけど、あのパーティ、『獅子の聖牙』は結成してたみたいだ。
うん、コルネギス様が来て結成されたんじゃなくて、既にあったパーティにコルネギス様が加入したらしい。
僕も世間ではそっちの認識だって知ってちょっと驚いたな。
ええ? いや、僕もそんな詳しいわけじゃ……一応、家に伝わるご先祖の日記に記述はあるけど。
なんでも最初はあんまり剣も上手くない。一生かければそこそこになるとは思うけど、って結構辛辣に書かれてた。
い、いや! そう言われても僕には分からないよ! その時の印象だろうし……
とにかく最初はそんな風だったんだけど、彼が双頭狐を従えた、ってくだりから段々評価が変わってるんだ。
そうそう! 凄いよね。それと相当狐って今は聖獣みたいな扱いだけど当時は魔物だったらしい……っていうのは有名か。
107: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 23:25:17.62 ID:1X/05gI00
獅子の聖牙関連ならやっぱり迷宮? まあね、その辺りの記述もあったよ。
あー……ごめん、ご期待に沿えないんだけど、当時の戦いぶりについては全然書いてないんだ。
元々、4人だった獅子の聖牙だけでも最下層まで潜れてたみたいで、書くまでも無かったんだろうね。
ただその後。4人が何か神聖な儀式を1週間続けていたらしいんだけど、そこであった事が書かれてた。
いや…なんの儀式かは分からない。なんでも最後には精根尽き果てるくらい大変な儀式だったらしいんだけどね。
4人が儀式を終えて、1人待っていたコルネギス様の所へ戻ると、儀式の部屋を、聖剣を携えて入り口を守護する姿があったんだって。
『詳しく書く事は叶わない。けれど、彼の行いは男として真に称賛されるべき行いだった』
そんな記述があるんだから、きっとコルネギス様はその頃には才能を開花していたんだと思う。
108: ◆.s5ziYqd8k 2015/06/29(月) 23:27:35.19 ID:1X/05gI00
王都でコルネギス様と別れた後の日記にも、度々その時の事を回想してるんだ。
どれも詳しい内容は無いんだけど……コルネギス様の勇気と度胸、雄々しさに打ち震えるような記述なんだよね。
『獅子の聖牙』の高位試験に『陵墓』の中で強烈な媚薬を飲むっていうのがあるだろ? これも有名な話だね。
衝動を抑えながら敵を倒し、1週間の試練を乗り越える。ただ……今と昔では、少し違うらしいんだ。
何が違うかは分からない。ただ、当時はその試練を乗り越えた人は一人もいないらしい。
だからこそご先祖はコルネギス様に畏怖の感情を抱いていたんだと思う。僕もコルネギス様を尊敬してるよ。
じゃあ僕はこれで。また何かあったら呼んでよ。ここではお互い身分なんか気にしない。だろ?
――いつの日か、友人達との会話にて。ウィリアム・フォン・ザルツブルド――
109: 以下、
みられていたのか・・・
そりゃそんなことしたら畏怖されもするわ・・・
113: 以下、
濃密過ぎて夢に出そうなんだがwww
115: 以下、
神聖な儀式ワロタww
116: 以下、
こんな話聞かせてくれるんだから、余ほど仲が良いに違いない
117: 以下、
>『詳しく書く事は叶わない。けれど、彼の行いは男として真に称賛されるべき行いだった』
何の才能の事なのかばれてねーか?
119: 以下、
精根尽き果てるくらい大変wwwwww
147: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 21:00:22.34 ID:nsG+ShFx0
「おはよう。朝から会うとは思ってなかったな」
「まあ飲みなよ、ここのコーヒーは泥みたいに不味くて目覚ましに丁度いいから」
「なんだ紅茶派か……あの紅茶狂いほどじゃないだろうけど」
「ああ、凄かった。あの頃一生分の紅茶を飲んだ気がする……」
「え? 昨日の続きかい。別にいいけど、食べ終わってからにしようか」
「公園あたりでゆっくり話そう。あそこの屋台はなかなか良い物が揃ってるからね」
148: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 21:13:50.24 ID:nsG+ShFx0
「ビーストミートのサンドはどこで食べても美味しいからありがたい。炭酸水と食べるとまた格別でね」
「で、どこまで言ったっけか」
「迷宮で4人が出てきたところ? ああそうだった、思い出したよ」
「と言ってもその後は大したこともなくて、敵を蹴散らしながら迷宮を脱出したくらいかな」
「久しぶりの太陽とか、気持ちいい空気とか色々感動できたけど、一番はあれだ」
「神官がご褒美にレロチューとフェラしてくれたことかな。テクニックやばかったね」
「神官の名前? 君も絶対知ってるよ」
「今は聖女様だからね」
149: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 21:23:02.75 ID:nsG+ShFx0
「王都に着いた後は4人とは一旦離れたよ。しばらくしてからまた一緒に仕事したけど」
「その間はまあ、都市の時と大して変わんないな。王都近辺の魔物退治とか、商人の護衛とか」
「さすがに王都は金払いも良いからね、たまに娼館に行ったり、路上の女を買って連れ込んだり」
「その頃には混ざり汁も楽に買えたから、多少汚い女でもイケるイケる」
「ゾンビに比べたら誰でも清潔だよ」
「……そういえばあの頃、10歳くらいの妙な子供を一晩買ったっけ」
「いや、可愛いんだけどなんていうか印象的な子供だった。数日飲まず食わずで死にかけてたのに、何にも言わないんだ」
「言う気力も無いとかそういうのじゃなくてね。じっと俺を見て、何か窺ってるんだよ」
「正直気味が悪かったけど、一度買った手前放り出すのも癪だろ?」
「いや、なんか負けた気になるし」
155: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 21:36:55.78 ID:nsG+ShFx0
「丁度ビーストミートサンドと炭酸水が売ってたから、食わせてやったら不思議そうに見てる」
「ぼけっと見てるのがアホっぽくてね、つい悪戯心がむくむくと」
「サンドの代わりにチンコを口に入れてみたらさ」
「お、ちょっと笑った? いいよ、ギャグみたいなもんだ」
「その子、目を白黒させて咥えたままだよ。不思議そうにチンコと俺の目を交互に見るだけ」
「面倒くさいの買っちまったな、って思ったね。頭が弱い捨て子ってとこか」
156: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 21:45:13.60 ID:nsG+ShFx0
「仕方ないから舌で舐めろって言ったら凄まじく単純運動。母親のおっぱい吸う乳児の方がまだ上手だろうな」
「もう面倒だから頭掴んでこう、ガツガツと」
「早めに終わらせようとしたけど、これまた不思議というか、全然苦しそうにしない」
「これまた不思議そうに俺を見上げるだけでさ、じゅぶじゅぶ口から唾液落ちてるのにね」
「喉は小さかったから締め付けはソコソコ良かった」
「出した分も言ったら全部飲みほしたし、その辺は合格点かな」
157: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 21:55:30.27 ID:nsG+ShFx0
「で、その後も正直引いた。ていうか君、さんざん俺に引いてるけど何で話聞いてんのかな」
「まあいいさ。食べてなかったサンド、また口に入れてやったら全然咀嚼しないんだよ」
「噛めって言ってようやく噛んで、飲み込めって言ったらようやく飲み込んだよ」
「よくあの年まで生きてきたもんだ。誰かが世話でもしてたのかね」
「次の朝に元居た場所に置いて、昼に通ったらもう居なかった」
「それ以来見てないけど……どうなってるかは分かんないな」
「一応買った代金持たせてね。『これからは稼いで飯食えよ』ってなもんだ」
「我ながら優しかったと思うよ」
159: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 22:00:48.92 ID:nsG+ShFx0
「うん、やっぱビーストミートが一番だ」
「ちょっとゴミ捨ててくるから待っててくれるかい。ついでに飲み物でも買ってくるよ」
「君は何がいい? 花蜜の滴か。最近流行ってるやつだね」
「じゃあ、ちょっと待ってて」
160: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 22:16:08.50 ID:nsG+ShFx0
『生体ゴーレムについて』
作成難度:特級(現代技術では困難である)
属性:水属性、土属性、闇属性、聖属性。
道具:スレイプニルの心臓、妖精の血液、緋炎結晶。(その他諸々必要ながら詳細不明)
概要:
古代アトレイズ文明の魔術技術の粋を集めたゴーレム。現在の物と異なり、4属性から魔術師気を構成するようだが反発する属性の融合の謎は未だ解明されていない。
使用される道具も現在では収集難度が極めて高く、加えて判明している道具の身では成立しようがない。
また構造の面では、生きた人を基にした違法実験においてすら、その精度には到らなかった。
研究所と思われる古代施設が王都近郊に発見されて久しいが、それ以外の研究施設は未だ見つかっていない。
文献の中では限られた数が作成されたという。しかし実際に確認されたのは一体のみである。
163: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 22:31:52.71 ID:nsG+ShFx0
『生体ゴーレムについて』
作成難度:特級(現代技術では困難である)
属性:水属性、土属性、闇属性、聖属性。
道具:スレイプニルの心臓、妖精の血液、緋炎結晶。(その他諸々必要ながら詳細不明)
概要:
古代アトレイズ文明の魔術技術の粋を集めたゴーレム。現在の物と異なり、4属性から魔術師気を構成するようだが反発する属性の融合の謎は未だ解明されていない。
使用される道具も現在では収集難度が極めて高く、加えて判明している道具の身では成立しようがない。
また構造の面では、生きた人を基にした違法実験においてすら、その精度には到らなかった。
研究所と思われる古代施設が王都近郊に発見されて久しいが、それ以外の研究施設は未だ見つかっていない。
文献の中では限られた数が作成されたという。しかし実際に確認されたのは一体のみである。
165: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 22:32:42.64 ID:nsG+ShFx0
その一体は現在、王都グレイスティアの記念公園にて確認することができる。
王都では知らぬ者はいないが、毎日同じベンチでビーストミートサンドと炭酸水を買い求める姿は人の子供とほとんど変わらない。
美味そうに頬張るその姿から生体ゴーレムは食事も可能と分かる。なお排泄する姿は確認されず、体内で完全に消化しているものと思われる。
人体ゴーレムは主を決定すると、主の移譲が行われない限り、例え何があろうと主を変えることはない。また主の決定の方法も判明していない。
そのゴーレムの主は確認されておらず、恐らく主の移譲を行なわないまま死亡したのだろう。
また主の命令に反する行いに対しては、一切の慈悲もなく制裁を加えるため、間違っても手を出すべきではない。
167: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/01(水) 22:37:12.11 ID:nsG+ShFx0
ゴーレム作成技術の発展という観点からは極めて口惜しいことではあるが、彼女を研究対象とすることは困難である。
観察分析のみにとどめ、我々は我々のゴーレムの発展に注力すべきだろう。
蛇足ではあるが、その生体ゴーレムは愛らしい少女の姿をしており、王都の民衆からは文字通り世代を超えて可愛がられるマスコットのようなものだ。
もし恋人と共に彼女のいる公園に訪れるのであれば、心ばかりのコインを二人で渡すといい。
陳腐な都市伝説ではあるが、コインを渡した際に祈りを受けた二人は生涯を強い絆で結ばれるという。
根拠も何も無い話とはいえ、王都の土産話にはもってこいだろう。
――魔法学校初等教書、ゴーレムの章――
187: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 13:26:54.79 ID:upVyVmH70
「お待たせ。これ? 炭酸水だけど」
「好きだからね。味が無いせいかかえって飽きも来ないのがいいんだよ」
「ふー……気持ちいいな……これくらいの天気が一番だ」
「……王都に着いてからは何か月かそうやって暮らしてたけど、そんな時にアレがあったんだ」
「北方領域からの魔獣大侵攻。魔王が率いてたって噂になってなかった?」
「知ってるだろうけど、王都は北方に近いからさ。冒険者から市井の戦える人間まで、最低限を残して駆り出された」
「俺もちょこちょこ仕事してたからね。まだ冒険者には登録してなかったけど、当然行かされたよ」
「ま、前線は騎士と冒険者だったけどさ」
188: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 13:43:04.88 ID:upVyVmH70
「一番近い基地までは各自で行って、そこで防衛軍に編成される手順だった」
「早く行けば早いほど手当も厚かったから、結構人は居たな」
「あの時の事は色々本にもなってるだろ? 第一線の冒険者や有名な騎士も勢揃いだったし」
「あの四人? 居たよ。剣士が騎士になってたのは驚いたけど、それ以上に驚いたのは」
「剣士と神官、戦士と魔法使いの組み合わせに戻ってたことかな。ホント仲良いよあの4人」
「まあ、神官と公然にくっつくなら騎士にならないとダメだしね」
「そういえば……聖女様扱いが始まったの、大侵攻の後だったっけ。懐かしいね」
189: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 14:05:01.37 ID:upVyVmH70
「4人は攻前線に行かされたけど、俺みたいなのは防衛軍でもほとんど後詰めだ」
「最終防衛線だよ。いや、名前はいいけどそこまで魔獣が来たらもうほぼ終わりだから」
「実際には基地内の安全を守るための、警備隊みたいな扱いさ」
「なにせ冒険者もピンキリだし。志願兵も普通のゴロツキみたいなのが結構居るんだよ」
「俺は色々仕事して知ってくれてる人もいてさ。そこそこ信頼できそう、ってトコで基地内警備に回された」
「隊長? まさか、上司になるのは当然正規の軍人だ」
「俺は下っ端。気が楽だから俺としてもありがたかった」
193: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 14:27:36.84 ID:upVyVmH70
「正直甘く見てたね。問題がやたらと多いんだ」
「ゴロツキはもちろん全体的にピリピリしてるから揉める揉める」
「ああいう場所じゃ、暴力での上下関係が許される。非常時だしね」
「強いのは大概前線行きだから、基地内じゃ俺でもトップクラス。楽しいよホント」
「そこまで無茶苦茶じゃなければ上司も黙認。それどころか弱い奴からは感謝される始末だ」
「キリカ猿山のボス猿気分。ハーレムが無いのが残念だったけど」
「そんな中で問題が起きた」
「基地に3匹魔獣が入ってきた」
196: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 14:47:44.66 ID:upVyVmH70
「最前線を抜かれたわけじゃないよ。それは公式説明通り。ホントにいきなり現れてね」
「だからこそ、魔王が送り込んだとかの噂が流れたりしたんだけどさ」
「魔獣自体は角付き狼だから、普通の獣に毛が生えた程度だけど」
「なにせ後詰めはだいたい俺程度がトップレベルのザコばっかり。あっという間に蹂躙だ」
「ありがたかったのは震えて固まってる補助要員じゃなく、逃げ回る雑魚に狙いを定めてくれたことかな」
「ゴロツキどもが食い殺され終わる前に、ある程度の退避ができたからね」
「後は掃除。上司がねじ伏せてる間に俺が急所を狙っておしまいだ」
197: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 15:09:56.88 ID:upVyVmH70
「え、俺1人で魔獣退治?」
「無理無理。そんときは3体1になったらさすがに負けそうだし」
「見物人も居なかったから後付けでそういう話になったんじゃない?」
「手柄が欲しい連中は前線に行ってるし、ビビリの上司殿は退避連中と一緒に逃げたから手柄の横取りもできなかったから」
「ただ、戦局が進んでくるとその時に役に立ったってことで戦場行きになったのは面倒だった」
「そりゃ使える駒は使いたいだろうけど」
「紙巻煙草吸っていい? ありがと」
198: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 15:30:17.76 ID:upVyVmH70
「ふー……防衛戦中盤だったかな。前線が一番激しい頃だった」
「前線から少し下がった大本営の外周、その更に外の警備。たまにはぐれた魔獣が来る程度でね」
「人もそこそこ居るから危険ってわけでもないよ。それにその頃に会った奴もいたし」
「一番の親友? あー、まあ……そういうことにしておこうか」
「いやいや。それをバラしたらつまらないし、今はそういうことで。一応間違ってないからね」
「正直言って強かったよ。大剣を無造作に振り回しながら味方には絶対当てないんだから」
「でも気持ちのいい奴でね。少し粗暴だけど人を褒めたり仲良くなるのが上手だった」
「いつの間にか警備隊の中心みたいになってたな」
200: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 16:03:30.46 ID:upVyVmH70
「背格好も年齢も近い感じだったから、飯一緒に食べたりしてね」
「あれは長い休憩を貰った時か。ソイツが面白いもん見つけた、ってニヤニヤ笑っててさ」
「一緒に見に行ったら何が居たって」
「死ぬほど驚いたね。魔族の女だよ」
「魔族なんて見た事無かったから、またアホみたいな顔してたと思う」
「で、更に何が驚いたかって」
「その魔族が傷だらけのアザだらけ。手足は三本潰されてさ。喉もやられてたのかな、唸り声も掠れてた」
201: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 16:23:51.06 ID:upVyVmH70
「それでソイツ……分かりにくいな。友達というか、バカでいいか」
「バカがニヤつきながら魔族の頭を踏むと、悲鳴を上げて命乞いなんてしてる」
「見た目は伝え話とそう変わんなくて、青色の肌に銀の髪。目は底の無い真っ黒な瞳」
「顔のつくりは良かったな。体は人間と同じ作りに見えたよ。中身は分からないけどさ」
「あ、血は黒かった。血の赤黒さじゃなくて、汚泥みたいな黒」
「命乞いの時の涙は普通だったかな。魔族も泣くんだなあ、ってしみじみ思ったね」
202: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 16:44:53.97 ID:upVyVmH70
「なんでも魔獣の後方で控えてたらしい。300メートル後ろに」
「嘘くさいよなあ。俺も嘘だろって思ったけど、魔族を倒して捕まえたのは確かだし」
「まあいいか、ってなもんだ」
「で、命乞いに対してバカは笑いながら『俺らに自慰を見せてみろ。おら』って顔面を踏みにじってる」
「嘘じゃないんだよね……そういう奴なんだよ、ホント。外面はいいんだあのバカ」
「可哀想に。魔族は『ごべんなざいぃ!』って泣きながら潰れてない手でアソコ弄り出して」
「でもそれでそう簡単に濡れるかって話でさ」
「バカの罵倒と蹴り、魔族の悲鳴と懇願の繰り返しだよ」
203: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 17:06:08.93 ID:upVyVmH70
「魔族って言えば高いプライドってイメージ。俺もあったし、実際プライドあったんだろうね」
「それもバカに言われるがままに『汚い魔族マンコに人間様の大事な精子をお恵み下さい』」
「眼球に石を当てられて、震えながら言わされて。もうプライドズタズタだっただろうに」
「バカは大笑いして魔族の誇りは無いのかって罵倒するし」
「笑えって言われれば、魔族は引き攣り笑顔で指を2本立ててる。泣きながらだけど」
「勃起? するよ」
「助ける? なんでさ」
205: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 17:14:58.78 ID:upVyVmH70
「足掴むと悲鳴が上がって困ったけど、そこはまたバカが魔族の口に足突っ込んでね」
「くぐもった苦しそうな悲鳴。足を開いてもあんまり濡れてないのは当然か」
「そこでバカが『さっさと濡らせ』って強く言ったら、また驚きだ」
「いきなり愛液が溢れ出してもうヌレヌレ。前戯なんて要らない」
「バカも目で促してくるし、そのままぶち込んでみた」
「最初は抵抗あったよ。締めて入れさせまいとするから少し滑ったけど」
「手で位置を調整すれば大丈夫。バカがいるから、魔族は最終的に拒否できないからね」
「もう一回ゆっくり挿入したらしっかり入ったよ」
206: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 17:19:54.43 ID:upVyVmH70
「感触は人間と変わんない。体温もあるから慣れた感覚だ」
「ただ、娼婦とかと違ったのが処女だったことだね」
「ぎゅう、っと締め付けて、甲高い悲鳴がして。顔の方を見たらアザだらけの顔に涙がぼろぼろと」
「やめてくれって言いたかったんだろうけど、バカはニヤニヤしながらそれを見てる」
「足に力を入れ始めたから魔族の顎が外れそうになってね」
「『処女が無くなるのと、顎が無くなるの。どっちがいい?』」
「しばらく泣きべそかいた後、締め付ける力が弱くなった」
207: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 17:32:13.39 ID:upVyVmH70
「そうなったら後は捻じ込むだけだろ?」
「ぶぢっ、って色々貫きながら腰を進めて、一気に奥を突いたよ」
「バカの足が口からどかされても、俺を振り払う気力も無かったんだろうね」
「無事な腕で目元を覆いながら、悲鳴をかみ殺してる」
「顔を見せろ、ってバカに言われて腕をどかせば死んだような目でさ」
「虚ろに俺を見てブツブツ呟いてるんだ」
「後で聞いたら処女を捧げるって魔族には結構大事らしい」
「それを人間に捧げるなんて言語道断、魔族の面汚し。迫害決定の愚かしい行為だって」
「悲しいよな」
208: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 17:44:09.95 ID:upVyVmH70
「膣中に射精する頃には涙と鼻水で顔はぐしゃぐしゃ」
「何で中でって? バカが魔族に中で出すようおねだりさせたからだよ」
「俺も目で促されたし。気が知れてるとはいえ、自分より強い奴に逆らって殴られても嫌だろ?」
「膣中出し自体は俺自身嫌なことでもないからね」
「ひとしきり終わると、バカも満足そうに『ご苦労さん、んじゃ行くぞ』って魔族の足を引っ張ってく」
「あのバカは性根腐ってるよ。俺が言えた義理でもないけどさ」
209: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 18:02:10.50 ID:upVyVmH70
「何が何だか分からない、って混乱してる魔族をそのまま司令部まで連れてってね」
「初めての魔族を見て騒然とするお偉方の前でバカが喋る喋る」
「魔獣を操っているのは魔族、これを捕えたのはここにいる男です。だとさ」
「恭しく一礼したついでに魔族に耳打ちしたのを俺は聞き漏らさなかった」
「ここで死ぬのと、永遠に迫害されるの、どっちがいい?」
「悪魔だよな」
210: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 18:14:46.49 ID:upVyVmH70
「魔族も顔は真っ青でぶるぶる震えて。それでも最後には覚悟を決めた様にうな垂れてた」
「バカも魔族の危険性を真剣に、かつ大げさに言うもんだから、尋問はせず即刻打ち首すべし」
「そんな空気が流れてね」
「俺も逆らう必要ないし、その場で首を刎ねてやったよ」
「そしたら体も首も塵になって消えた。明らかに人間じゃない証拠だ」
「その日は一晩中緊急会議。この辺りで俺が持ち上げられるようになった気がする」
「言い換えれば面倒くさくなった頃だよ。ホント」
214: 以下、

魔族に行く前に、もっと色々挑戦しても良かったのよ?
昆虫とか植物とか
220: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:00:05.15 ID:upVyVmH70
「会議の結果、他に魔族がいて後ろから操ってる可能性が出てきてね」
「次の日には嫌な予想通り。魔族を捕えるほどの腕前ってことで最前線送り」
「バカは阿呆みたいに笑ってたから、無理矢理引っ張って連れてったよ」
「というか盾代わりかな。殺しても死なない感じだし、魔獣の餌にも丁度いいかと」
「バカもバカで魔獣を千切っては投げ千切っては投げ。ストレス発散らしい」
「俺かい? 何もした記憶が無いかな……」
「剣なんて一回も振るってない」
「それがどういうわけか、魔獣の血を刀身に残さないほど凄まじい剣筋だと」
「そんな馬鹿馬鹿しい話が広まるのを止められなかった」
221: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:14:16.55 ID:upVyVmH70
「そんな日が何週間か続いたんだ。魔獣もそろそろ打ち止めかって頃に掃討作戦が始まった」
「知ってるって? じゃああの作戦、単に各個が好きに攻めろ、って通達だったのは知ってるかい?」
「ははは。そうなんだよ」
「俺もバカを連れてね。植物型魔獣の所まで突っ込んでったんだ」
「穴倉というか、洞窟の中に木の根っこがうじゃうじゃと」
「襲ってきた木の根は全部バカが斬り飛ばしてたけど、俺1人だったら間違いなく死んでたな」
222: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:24:54.94 ID:upVyVmH70
「どんどん奥まで行って、2時間くらいかな」
「一番奥に着くと親玉登場だ。アルラウネ? まさか、ウッディリアだよ」
「あんまり知られてないからね。姿はまんま女性型なんだけど、アルラウネと違って完全に木でね」
「木偶人形って言った方がいいな。人のカタチをした木だよ」
「それでも知性はあるらしくて顔の部分をグルンって俺らに向けて威嚇してくる」
「いや、鳴き声というか……ぎちぎち、って感じの音かな……」
「強さとしては魔物の中でもそこそこ高位でね。一級の騎士でも討伐は犠牲が出たりするんだけど」
「10秒かからなかったな」
223: 以下、
バカ強すぎだろ
225: 以下、
バカ強すぎワロタァ
226: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:35:20.09 ID:upVyVmH70
「それとも10秒近くもったことを讃えるべきか」
「バカがウッディリアの核を潰そうとした時、股の部分に穴が見えてね」
「ちょっと待てと」
「あん? って俺にガンつけるから、蹴り飛ばしてやった」
「さすがに死ぬ寸前だから俺が触っても反撃は無し。安心して股ぐらに入り込んでさ」
「股に空いてる木のウロに手を突っ込んでみた」
227: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:44:00.19 ID:upVyVmH70
「締め上げるだけの力も無い。指先の感じもやっぱり木の肌、ざらざらしてる」
「さすがにそれにチンコ突っ込んだら痛いからセックスは諦めた」
「その辺からバカが目を輝かせて俺を見てきたよ。『ヤベエパネエ頭おかしいゼお前』」
「そこから大人しくなったから別にいいんだけどさ」
「しばらくウロの中を撫で回してると、だんだん蜜が溢れ出して」
「舐めてみるとこれが結構甘い。さっき君が飲んでた花蜜の滴と同じくらいかな」
「ごめんごめん。例えるとホントそれくらいなんだって」
228: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:52:21.06 ID:upVyVmH70
「蜜がだいぶ多くなったから直接顔を付けてみると、案外サラサラしてる」
「啜って飲んだらこれが案外クセになるんだよ」
「少し残しておこうと思ってね。手持ちのビンに溜めておこうかと」
「でも蜜にしては飲めるくらいに薄味なわけで」
「なるべく多く持って行こうとしたら、煮詰めるしかないだろ?」
「じゃあたくさん出させないとダメなわけだ」
229: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:57:33.04 ID:upVyVmH70
「手でウロを刺激するだけじゃ大した量が出ないんだ」
「どうしようかと思ったんだけど、ここでバカが良い事言った」
「なんでも核を刺激するといいんじゃないか、ってさ」
「バカに核を切り出させて握り込むと、これが出てくる出てくる」
「なんか気持ち悪いぐらい震えだしてたけど」
「煮詰め方? 魔法で土器をつくらせて火も起こさせたから楽だったよ。誰が? バカが」
「まあでもさすがに死にかけだったからね。1時間近く蜜を吐き出させたら急に動かなくなって」
「辺り一面の木の根が一斉に枯れたのは見ものだったよ」
「蜜は十分足りたから全然いいんだけどね」
230: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 20:58:23.89 ID:upVyVmH70
「そっからはバカが質問攻め。コボルトとヤったこととか教えてやったよ」
「何が面白いのかやたら感心した感じでね」
「帰る間もずっと楽しげなんだから、あのバカの事はホント分からなかったな」
「一応植物型のトップを片付けたってことで褒賞は貰ったよ」
「ただあのバカ、また俺がメインで戦ったとか言うからさ」
「まー、俺の評価がうなぎ上り」
「ついには騎士叙勲の話まで出てくる始末」
232: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 21:01:28.70 ID:upVyVmH70
「……もう昼か。ちょっと昼飯食べてくるよ」
「君も行くかい?」
「え、ホントに……分かった分かった、奢るから」
「じゃあ安いものでいいね。ったく、もう根っからの庶民だね君は」
「手でも握るかい? 冗談だよ」
236: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 21:03:24.07 ID:upVyVmH70
『王立中等学校定期テスト、歴史』
Q:以下の用語を用いて「カラム平野の戦い」の概要を述べよ。
「魔族、ギルドヴォルグ、魔王、カスパー、北方領域」
回答1
A:北方領域から魔獣の群れが侵入した際、王国の戦力を結集しその討伐戦が行われた。
侵入が確認された水神の月の5日から天神の月11日までを地名からカラム平野の戦いと定めた。
最終的に魔獣の群れは総数2万を超え、現在でも類を見ない大侵攻である。
また魔獣の背後に魔王がいたとされる。その根拠は、コルネギスが討伐した魔族の存在である。
魔族はコルネギスだけでなく、聖騎士カスパーも発見し討伐。しかし騎士20人が死傷する被害だったという。
コルネギスは戦いの中で親友ギルドヴォルグと出会い、前述の魔族だけでなく、高位魔獣ウッディリアを討伐。
その成果もあり、コルネギスとギルドヴォルグは騎士に叙勲された。
237: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/03(金) 21:04:08.07 ID:upVyVmH70
回答2
北方領域の魔獣が王国に入ってきて、何か月か掛けてカスパー達が倒した。
ギルドヴォルグが魔族を倒した。また背後には魔王がいたとされる。
回答3
わかりません
回答4
魔王がギルドヴォルグで北方領域の魔族はカスパーだった。
回答5
(落書きが紙面を埋め尽くしている。どうやら自作の脱衣用魔方陣のようだ)
(担任の美人教師の魔力に反応するよう作成されている)
255: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 08:35:33.31 ID:R8be2QBg0
「ここが安くてそこそこ美味いんだ。どれがいい?」
「じゃあビーストミートシチュー、ショウ魚の煮付け、ミズナサラダ……」
「花蜜の滴聖水割り……やめとくか」
「そこからの話? 飯が来るまでの間に適当に話そうか」
257: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 08:52:22.57 ID:R8be2QBg0
「騎士叙勲の後は祝勝会。王都自体には大して被害が無いから、死傷者への補償以外は使い放題」
「あと報奨金くらいだからね。王城は優雅に立食会、下々は飲めや食えやの大騒ぎ」
「あのバカは上手い事抜け出して馬鹿騒ぎなのに、俺は王城でお堅いパーティーでさ」
「飯は美味いけど面倒くさいったらない」
「行儀も作法も知らないから隅っこで静かに飲み食いするくらい」
「ま、ぽっと出の俺より例の4人が目立ってくれたぶん、気は楽だったけど」
259: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 09:13:40.82 ID:R8be2QBg0
「教会から司教が来ててね。騎士はその場で準聖騎士認定、神官は聖女に近い扱い」
「戦士と魔法使いもそれぞれ王と教会から勲章貰ってたよ」
「あとはよく分からないな。誰かが魔族討伐のなんとかって話になってた気がするけど、俺は途中で帰ったし」
「用意されてた部屋もあったんだけど、どうにも身の丈に合わない感じでさ」
「もともと寝泊まりしてた宿に行ったら、これがまた」
「バカが美少女ばっか5人、素っ裸にして侍らしてんだよ」
「なんでも王立学院の子を引っ掛けてきたんだと」
「成績上位の使えそうな奴らだって。なんだそりゃ」
261: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 09:29:06.18 ID:R8be2QBg0
「血筋の良い子やら魔力がやたら高いらしい子やら。らしい? 俺、魔力探知とかできないもん」
「ただ1人だけ違う感じの子もいてね」
「こう、背は小さいわりに発育はいいし顔も文句ないんだけど」
「陶酔しきった他の子と違って、物凄い嫌な感じの目をしてるんだ」
「いや。睨んでるわけじゃない。ただ粘つく視線ってああいうのを言うんだなって」
「蛇みたいな……絡みついてそのまま相手を殺しそうなくらいの」
「ああいうのは怖いね、ホント」
262: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 09:51:12.66 ID:R8be2QBg0
「『どれとヤりたい? 欲しけりゃやるぜ』ってニヤつくのが結構ウザい」
「鬱陶しいから蹴り飛ばしてやると、蛇みたいな子が思いっきり睨みつけてきた」
「バカが笑うのがあと一瞬遅かったら、俺は間違いなく死んでたね」
「爆笑しながら立ち上がるバカ」
「一緒に勃起してるバカ息子」
「それに群がる美少女達」
「呆れてものも言えない」
263: 以下、
バカ何者だよ
264: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 10:12:46.39 ID:R8be2QBg0
「美少女のエロ声を伴奏に今後について話したよ」
「正直騎士叙勲なんて名誉だけだし、義務が多くて面倒くさい」
「一応嬉しくないことは無かったけどね。大出世だからさ」
「基本的に無いよ? 騎士に従事したこともない庶民が騎士叙勲って」
「だから俺の功績とかいうのを疑問に思う人もそこそこいてね」
「実際俺じゃないし、反論もできない」
「居辛いから他国に行こうかと。土地も無い騎士なら遠慮も要らないし」
「そう話したら『んじゃ俺ここで何人から孕ませっから。またなー』だと」
「あの国、将来は血縁だらけだろうね」
265: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 10:32:14.32 ID:R8be2QBg0
「じゃあな、って別れる直前に、バカが何か思いついたらしい」
「蛇っぽい子に耳打ちすると、その子が俺の所まで来てね」
「急に抱きついてきた。蛇っぽい目は変わらないけど嫌な感じは少なくなったかな」
「『おにーちゃんっ!』だって」
「……そんな目で見ないでくれる? 俺も自分でやってて気持ち悪かったんだから」
「俺の旅についてくって言うんだ」
「なんとなく胸を掴んでみたけど拒否も無いし、まあ別にいいや」
「なんとなく分かってたけど、俺って流されやすいみたいだ」
266: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 10:47:41.83 ID:R8be2QBg0
「また世間知らずの子でね。次の日から街中をあっちでふらふらこっちへふらふら」
「当たり前のことも全然知らない。スカートは短いのに下着を穿いてない」
「それは別にいいんだけど」
「ふわふわした金髪をボサボサのままにしててさ」
「ブラッシングしてやったらやけに気持ちよさそうに目を細めたり」
「いや、可愛いというより……眼光が鋭くなる感じなんだけどね」
267: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 10:54:56.44 ID:R8be2QBg0
「旅の支度を終えて、じゃあ明日出発するかーってとこで、気付いたらあの子がいない」
「探すかどうか迷ったけど、一応バカからの預かりものだし一応ね」
「大通りにはいない。もしかしてと思って人通りの少ない路地裏を見たら」
「ガラの悪いヤツらにレイプされてたよ」
「これがまた、典型的な馬鹿っぽい奴らでさ。ゲラゲラ笑いながらチンコ突っ込んでる」
「ぐったりしたその子を前から後ろから、ズッコンバッコン」
「ちょうど馬鹿どもがイったらしくてさ。チンコ思いっきり押し込んで奇声上げてる」
「買ってやった服はもう、引き裂かれてボロ屑同然」
「あれはもったいなかった。報奨金はあったけど、安いもんじゃないのに」
268: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 10:55:57.84 ID:R8be2QBg0
一旦離席します。
272: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 11:49:29.61 ID:R8be2QBg0
「咳き込むその子の口に、また次のチンコが突っ込まれる」
「ケツ穴、アソコ、両手と髪の毛。全部精液だらけで何人相手にさせられたのやら」
「助けるっていう考えは……無かったな。面倒だし、終わってからでいいか、って」
「しばらく紙タバコ吸いながら見てたら、ようやく終わったらしい」
「よっこらせっと腰上げようとしてやめた」
「あの子が心底楽しそうに笑いだしたからね」
273: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 12:09:00.22 ID:R8be2QBg0
「まー怖い怖い。あれが瘴気だったんだね。あの時は全然知らなかった」
「遠目に見てた俺がそうなんだから、ガラの悪い奴らは相当だっただろうに」
「ギンギンだった奴らのチンコも萎びちゃて可哀想にね」
「ゆっくり立ち上がったあの子が、そりゃもう嬉しそうに舌なめずり」
「垂れてきた精液を掬ってそのまましゃぶって。あからさまに発情してる」
「真っ赤になって蕩けた顔。大きな胸をふるふる震わせて言うんだよ」
「『あはぁ……次は、私の番だね……』」
「わかった。もうやらないよ。我ながら気持ち悪いのは分かってるから」
274: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 12:22:40.55 ID:R8be2QBg0
「精液滴る足元から真っ黒い影が伸びて、馬鹿共に絡みついていく」
「悲鳴が上がるたびにあの子も身体を震わせてね」
「あれ、悲鳴聞いてイってたな」
「人間の身体ってあんな破壊音がするんだな、ってくらいバキボキいってるんだよ」
「少ししたらあの子が歩き出して近くの男のチンコを掴んだ」
「ブチッとね」
「さすがにあれには俺も同情したよ……」
276: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 12:43:27.70 ID:R8be2QBg0
「それを美味しそうに咀嚼して飲み込んでるんだから反応に困る」
「他の男共も自分の運命を悟ったんだろうね」
「泣きながら命乞いするけど無駄だってことは子供でもわかる」
「全員のチンコをもぎ終わったら、今度は指」
「耳、太もも。順番に少しずつ食べていってた。コース料理みたいな扱いかな」
「それにしちゃ食材の質が悪い気がするけど」
278: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 12:53:19.84 ID:R8be2QBg0
「まだ男共は生きてたけど、飽きたのか面倒くさくなったのか」
「いきなり冷めた顔になってね。いやあ、冷酷ってああいう表情なんだなあ」
「虫けらを見る以上にどうでもよさそうな目だった」
「指を鳴らしただけで、男共が一か所に集められて、そのまま影で凝縮されて」
「最終的に手のひら大の肉塊にまで縮まってた」
「あのピンク色のボールはそこそこ綺麗だった。中身は汚いけど」
279: 以下、
バカはどこで拾って来たんだ、こんな危険物
281: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 13:02:13.65 ID:R8be2QBg0
「そこで俺に気付いた……っていうか、もともと気付いてたんだろうけどさ」
「にこにこしながら駆け寄ってきて抱きつこうとするんだよ」
「うん、精液と返り血だらけの身体で。さすがに臭いし汚れすぎてる」
「頬っぺたを膨らませて怒るから、いいから汚れを落とせと」
「無理無理。服も汚れるし」
「近くの井戸に行こうって言ったら何したと思う?」
「こっちの方が早いよぉ、って指パッチン」
「次の瞬間にはどこかの、やたらと綺麗な泉の中。魔法って凄い」
285: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 13:14:18.27 ID:R8be2QBg0
「後で気づいたんだけどさ、あそこって実は教会の聖泉だったんだよ」
「どおりで聖精霊が飛び回ってるわけだ」
「ん? その子? ピリピリして気持ちいぃよぉ、って笑ってた」
「ま、そういう水場だから俺にとっちゃ綺麗にもなるし回復もできる」
「一口飲めば大怪我も治るような水だから当然なんだけど」
「しばらくゆっくりしてたら、あの子が突然呆けた声を出してね」
「何かと思った次の瞬間だよ」
「小さい身体が弾けて2メートルくらいの化物になった」
286: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 13:23:12.87 ID:R8be2QBg0
「キメラっていう魔物いるだろ? 色んな魔獣が、闇紫結晶で融合した魔物」
「知ってるよね、君なら」
「後で蛇ベースだったって知って納得。だから蛇みたいな印象受けたのかってさ」
「見た目……そうだな、頭の右半分と尻尾は蛇。顔の左半分は髑髏、身体は龍と大熊の合いのこみたいな感じ」
「鳴き声がまた気持ち悪いんだ。怖気が走って頭が痛くなるような声」
「聖泉の中に入ってなかったら、さすがに錯乱してたかも」
「身体は小さいけどパワーは最強レベルだって。頼もしいね」
「驚いたかといえば驚いたけど……あ、でもあれはびっくりした」
「一応性器っぽい器官があったんだよ。龍なのに、熊が混じってたからかな」
292: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 13:34:21.03 ID:R8be2QBg0
「手を伸ばしてみると確かに性器なんだ。デカいからチンコじゃ塞げないけど」
「こう……拭き掃除みたいにビラッとした部分を撫でてやるとね。気持ちよさそうな気持ち悪い咆哮が聞こえる」
「首を伸ばして、まじまじと俺を覗き込んできて」
「ぎぎぎ、って笑ったような鳴き声が響くと、また光り出した」
「あっというまに俺の手の中で抱きしめられるサイズに」
「え? キメラのままだよ」
294: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 13:41:46.57 ID:R8be2QBg0
「キメラ形態だから声は変わらない気持ち悪さ。でも言葉で話すようになってね」
「抱けるものなら抱いてみろ、っていうから泉の中で抱きかかえて、尻尾の先から付け根まで撫でてみた」
「身体は……例えようがないな。爬虫類のようで、それでいて動物っぽい……」
「その時は深く考えず撫でまわしてたからね」
「指先に感じる柔らかい感触。サイズはちょうどいい人間サイズになってた」
「ゆっくり指を沈めると、じゅぷ、って粘ついた感触がしたんだ」
「もう勃起モンだ」
295: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 13:48:25.94 ID:R8be2QBg0
「心底驚いたような目……なんとなくそんな気がしただけだけど」
「挿れていいか、って聞いたら長い首をぶんぶん縦に振って、甘えるように首を巻きつけてくる」
「可愛いよ。よくよく見れば髑髏もそれはそれで愛嬌あるね」
「身体が無茶苦茶重いから、軽く叩いてアソコをチンコの上まで誘導して」
「ゆっくりね、って言ったら素直に身体が降りてくる」
「熱は無くて、ひんやりしてる感じかな。快感っていうより落ち着くような気持ちよさ」
「ガツガツ打ち付けるんじゃなくて、長く楽しめるゆっくりした動きでね」
「背中のあたりを撫でながら、纏わりつくアソコの肉に亀頭を擦りつけたり」
「奥をコツコツつつくとね。キュッと小さく締まって包んでくれる」
「射精をねだる感じでもないな……ホントに甘えてる感じ」
296: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:00:36.30 ID:R8be2QBg0
「結構長い時間、そんな風にじゃれ合ってたかな」
「じわーっと射精感が上がってくるんだ。勢いはなくて、じわじわね」
「出していいか聞いたら、大きな舌が顔を舐めつけてくる」
「髑髏の方で頬ずりされるとちょっと痛い」
「良いみたいだからさ、そのまま中に流し込んでみた」
「亀頭の先から精液がとろとろ垂れ流れていく感じ」
「キメラはイってないみたいだけど、満足はできたみたいでさ」
「女の子の姿に戻って抱きついてきた」
「だらしない笑顔だったよ」
298: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:07:34.20 ID:R8be2QBg0
「その後はひたすらキスをねだってくるから、キスしながら一時間くらい水浴びして」
「適当なとこで身を整えて、取ってた空き部屋に転移。ついでに服も買いに行ったっけ」
「ベッドは二つあったのに、一緒に寝るってうるさいんだよ」
「裸ですり寄ってくるのは嫌いじゃないけどね。なにせ少し暑い時期だったから」
「溜まったらヤっていい? 思わず聞いたけど、聞くまでも無かったっぽい」
「勢いよく何回も首を縦に振って満面の笑顔」
「今思い返してもなかなか濃い一日だったなあ」
299: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:12:42.28 ID:R8be2QBg0
「お、来た来た。それじゃあ食べようか」
「ミズナサラダには何かける?」
「シチューは……いいね、柔らかく煮込んであって美味そうだ」
「いい店だろ?」
「ああ、次はそっちを頼むといいよ」
「君もそろそろ受け入れてくれたみたいだし、また一緒に来るだろうから」
301: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:19:20.06 ID:R8be2QBg0
「えっへへぇ〜♪ おにぃちゃ〜ん、だぁい好き!」
暗闇の中でも輝くような金髪の少女。だらしなく歪んだ顔と甘い声は、世の男を籠絡しかねないほど琴線を刺激する。
だが、この場に常人など一人もいない。そもそも人間が居ないのだから、魅力があろうと何ら関係なかったのだが。
「リアネアの奴、あんな人間に惚れてんのか?」
「さあ……とりあえず懐いてはいるようですね。まあ、あの姿の彼女に怯えない人間なんて初めての経験でしょうから」
「…………」
キメラの少女――リアネアを見つめるのは三つの影。いずれもが居るだけで人を死に至らしめるような瘴気を垂れ流している。
それどころか、魔族すら下級程度では息もできないほど濃密な瘴気の渦。
その中で平然としていることが、彼らが底知れないほど深い闇であることを。最上位魔族であることを示していた。
302: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:20:19.17 ID:R8be2QBg0
「まあいいじゃないですか。あの方の命令ですし、リアネアが彼を気に入るぶんには問題ないでしょう」
「あー……そーだな。殺すわけにもいかねーしな」
それよりですよ、困ったように呟く男はそれまでの親しみやすい笑みを消し、陰鬱な気配を全身から立ち上らせていく。
対している男はそれに何も言うことはない。彼からすれば、感情の急変化などいつものことだ。
にじり寄る腐蝕の影を手で払い、愚痴を聞いては落ち着かせる。見た目は粗暴、根は優しく協調性も抜群。彼がいなければ他の3人で殺し合いになるだろうことは間違いなかった。
「先ほど次女殿下の動向を上奏したのですが……構わん、と一言おっしゃるだけでして」
「そりゃそうだろ。気にしてたら今頃人間なんかに手ェ出してねーよ」
「ええまあ……ですが長女殿下、いえ、御息女様についても気にならない様子で」
「魔族としての色々を捨てて逃げたんだから、もうどうでもいいんだろ? いちいち細かいんだよテメーは」
303: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:22:06.45 ID:R8be2QBg0
「あ! そろそろ朝だ! 私おにいちゃんの所に帰るねぇ」
「おや、もうそんな時間ですか。精神世界に長くいるとあまり気にならなくなってしまうのが難点ですね」
「面倒くせェ……リアネア、お前はあの方の命令通り人間と一緒に居ろ」
「はぁ〜い! じゃあばいばぁい! おにいちゃんにおはようのキスしよぉっと♪」
弾む心を隠すことなくリアネアは闇の中へ消えていく。
それを咎めようとする者はいない。たかが人間、百年と生きない相手に惚れたところで大した問題ではないのだから。
「フォスト、お前は今まで通り自分で動け。その方がいいだろ」
「そうですね……では私もこれで。何かあればお呼びください」
ズルリと溶けていく男は敬語を絶やすことなく、最後にはトプン、と水音を立てて消えていく。
残るは粗暴な見た目の男と、黒髪を足元まで伸ばした寡黙な美女だった。
304: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:22:43.25 ID:R8be2QBg0
「イローネ、お前はまだ聖教の掌握途中だったな?」
「………………大司教が、まだ。司教たちには、抱かれた」
蚊の鳴くような呟きだというのに、それだけで心に情欲と愛情が湧き上がるのを感じて男はため息を吐く。
オスを魅了する種族の中でも至上稀に見る強い力の持ち主だ。よくあの方はイローネを目の前にして平然としているものだ、と思わざるを得ない。
これで彼女の顔を見て、声を聞いてしまえば男ですら口説きたくなってしまう。まして人間では、一生彼女の奴隷となるだろう。
「あー、なら引き続き掌握を続けろ」
「………………他の男も、食べていい?」
「好きにしろよ。あの方の命令に反しない範囲でな」
「当たり前…………じゃあ、また……」
ぽつりと言葉を零すと、空気に溶ける様に姿が薄くなり、やがてなにもかもが消えていく。
305: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 14:23:26.79 ID:R8be2QBg0
最後に残ったのは男一人のみ。面倒くさげに頭を掻くと、闇の中に独り言を垂れ流していく。
「ったく、ギルド様も遊びすぎだっつの。しゃーねえ、俺も準備するか……」
男の目が向くのは、リアネアが消えた暗闇だ。
気まぐれな主はあの人間をいたく気に入ったらしく、リアネアに守護と監視を命じた。
それは自分たち四人に命じたのと同じこと。
「直接的なとこはリアネアに任せるとして、俺はどうすっかね」
見据えた先には闇が広がっている。だが、男の目に映るのは闇ではなく、十人余りの魔族の姿。
おそらく人間が凌辱して処刑した魔族の仲間だろう。リアネアが居る以上危険ではないだろうが、万一もありえる。
「ま、危険の芽は摘んどくに限るわな……面倒くせェ」
心底だるそうな声を残し、男は暗い光を手の平から広げていく。
その姿が消えた後。闇だけが静かにその場を覆っていた。
321: 以下、
恐ろしすぎわろた
322: 以下、
>>321
自分で書いたのか
凄えな
その調子で他のもよろしく
326: 以下、
>>321
確かにこれとsexできるのは勇者だわ
327: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/05(日) 16:21:47.11 ID:R8be2QBg0
>>321 ありがとうございます、絵にして頂けると自分でも一層イメージしやすく、とても嬉しいです。
常々感想、ド指摘、コメントをありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
328: 以下、
お前ら何言ってんだ。腐乱屍体とやるのとある程度意思疎通ができてやる気満々な化け物ならこっちのがマシだろ
330: 以下、
人は勇気ある者を、勇者と呼ぶ
340: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 20:26:14.77 ID:svy6Ah850
「ふー……美味かったかい? デザートもあるけどどうかな」
「遠慮はしなくていいよ。俺も甘い物、結構好きだからさ」
「お、氷菓子か……君もこれが良さそうだね」
「すみません、氷菓子を2つ。味は花蜜でいい? ん。花蜜2つで」
「しかし人も増えて来たな。氷菓子来るまで時間ありそうだし、また話そうか」
341: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 20:36:10.97 ID:svy6Ah850
「旅といっても国を出るなんて初めてだったからさ」
「お供のキメラっ子は俺が行きたいところに着いていく、って言うし」
「俺としても希望は無かったから、とりあえず商隊に着いていこうと思ってね」
「歩くのも面倒だから。それに迷ったりしないだろ?」
「ここは騎士の叙勲が役に立った。大きな商隊が喜んで俺達を乗せてくれたよ」
「どうやら聖都に行くらしい。聖教の聖地、君は行ったことあるかい?」
「無いか。ま、俺も自分から行こうとは思ってなかったし、あの時行かなかったら今も行ってないだろうなあ」
342: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 20:46:16.85 ID:svy6Ah850
「全部で3週間くらいかかったと思う。関所に1週間、そこから聖都まで2週間」
「商隊が大きかったからね。小規模で足がければもっと短い時間で行けたんだろうけど」
「護衛は……あんまりだった気がする。大きい街道を沿って行ったから賊も……」
「あ、いや。一回出たんだった。関所を越えて1週間したくらいの時に」
「強くはないけど数は多くて、わらわら群がってくるのが鬱陶しくてね」
「とはいえキメラの力を使わせると後が面倒だし」
「そうなると段々押し込まれそうなところも出てくるんだ」
「丁度最後尾だった……うん、最後尾の馬車が取られそうになった時だ」
343: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 20:58:58.82 ID:svy6Ah850
「救援に向かったんだけどあと一歩間に合わない」
「そんな瞬間にやたら大きい光がね。ああそうだ、あの時あの女に会ったんだった」
「えーと……かいつまんで言うと、転移術で緊急派遣された聖騎士が突然現れたんだよ」
「どうも教会に搬入する大事な物資を積んでたみたいで、緊急通信の道具を持ってたらしい」
「いや、結構なコストだと思う。それくらい大事な荷物だったんだろうね」
「転移術だって相当高度な魔法だからね。俺はキメラが無造作に使ってたから、アレだったけど」
「同行してた護衛の魔法使いが、無茶苦茶興奮して教えてくれたんだよ」
344: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 21:13:05.61 ID:svy6Ah850
「女騎士? 長い赤髪でね。体はローブみたいな服に覆われてたからイマイチ分からなかった」
「聖都まで1週間くらいだし、彼女も一緒に行ってくれることになったっけ」
「うん? 強かったよ。俺より強かった」
「むちゃくちゃ格の高い洗礼剣を持ってたから。一振りで5人くらい引き裂いてたよ」
「あれはもう聖剣の数歩前くらいにはなってたんじゃないかな」
「ん、美人だった。怜悧な目つきで、ちょっとキツめの美人」
「でも態度は丁寧で礼儀正しいから、結構男連中からは声掛けられてたみたいだ」
346: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 21:27:26.94 ID:svy6Ah850
「成功した男は居なかったんじゃないかな。信徒はともかく、教会関係者は身持ちが固いって言うし」
「俺もその時は話してなかったから」
「最初に話したのは確か、聖都についてしばらくしてからだよ」
「それまでは聖都の観光したり、仕事を受けて魔獣を退治したり」
「宿で女の子形態とヤったり、聖泉に転移してキメラ形態とヤったり」
「だんだん涼しくなって来て、ベッドでしゃぶってもらってる時だったかな」
「部屋の扉がいきなりノックされてさ。思わずしゃぶってる頭を抑えちゃったんだよ」
「布団の中に潜ってたからね。膝を立てたらバレないかなって」
347: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 21:40:23.07 ID:svy6Ah850
「頼みの内容は、またこれが笑えるというかなんというか」
「『実は、秘されている聖泉に魔族が侵入した可能性があります。貴方は魔族を打ち倒したと聞きますが一緒に来ては貰えないでしょうか』」
「要約するとそんなとこだね」
「それって俺達なんですよ、なんて言ったらさすがにマズイのは分かるからさ」
「キメラも笑ってるし……布団の中に居るのに何で分かったのかって?」
「チンコへの刺激が舐める舌から笑う時の息に変わったからだよ」
「頭押さえて喉に出してやったら、軽くムセたけどしっかり飲み込んでたな」
「やっぱりキメラって違う」
348: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 21:53:55.32 ID:svy6Ah850
「モゾモゾ動いてるけど女騎士はソッポ向いてるから気付いてないみたいてさ」
「謝礼がどうこう言ってたけど、それより暇だから行こうかなって思ってね」
「案外とんとん拍子で話って進むもんだ。少し話して、じゃあ3日後と」
「もう掛布団から金髪が飛び出てたんだけど、結局気付かないまま出ていったよ」
「あれは本当に身持ち固そう……というか子供みたいにウブだった」
「明らかに俺より年上なんだけどね。ああいうのも新鮮だ」
349: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 22:07:47.88 ID:svy6Ah850
「まあ3日なんであっという間だよ。キメラは留守番してもらって俺1人で行くことにしてね」
「今まではキメラの転移でしか行ってなかったけど、普通に行くには聖堂から転移陣を使うらしい」
「これが手続きが長いんだ。手続きというか、身を清めるのがさ」
「聖水で身体を洗ってから薄いローブで聖堂の地下へ。それだけなのに何時間かかるやら」
「キメラを連れて来なくて良かった。これだけ準備が長いとブーたれるだろうし」
「ちなみに剣も預けて、聖泉で使うための未使用の洗礼剣を渡されたよ」
「贅沢なもんだ」
350: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 22:19:58.37 ID:svy6Ah850
「女騎士が先に待ってたけど、これがまた真っ赤でね……いや、髪の毛もだけどさ。何よりも顔が真っ赤」
「そりゃ男の半裸見て赤くなる人が、男の前で透けそうなローブなんて恥ずかしいよ」
「なんであんなに薄いんだろう? 未だに理由が分からない」
「うん、俺を誘った時点で分かってたと思うんだけどね。案外抜けてるのかな」
「ちなみに俺のチンコもわりと透けて見えてた。俺はそんな気にしてなかったけどね」
「『では行きましょう。万一もありますから、気を抜かないよう』って言うけどさ」
「露骨に明後日の方向を見ながら上擦った声で言われても困る」
351: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 22:29:54.12 ID:svy6Ah850
「とはいえさすが聖騎士。いざ聖泉についたら真剣そのものだ」
「『いかがです? 何か、魔族に繋がる手がかりはあるでしょうか』」
「ああそうだね、そっちの岩陰に落ちてる毛、動物じゃなくてキメラの毛ですよって」
「そんなこと言えるわけがない」
「目を凝らして四つん這いで探すもんだから、形の良いお尻がくっきりと」
「思わず手を出したくなるけどさ。それをやったら切り殺されかねない」
「俺も一緒に探すフリ」
352: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 22:42:09.53 ID:svy6Ah850
「しばらくしても大した手がかりもなくて、一旦お開きにしようかってことになってね」
「せっかくだから聖泉に入ったわけだけど、そこで女騎士から驚くことを聞いたよ」
「なんでも、聖泉に入るとその身に聖精霊の加護を得るらしい」
「それを得るとどんな利点があるかって聞いたらさ。聖属性の魔法適性が身に付くんだって」
「『定期的に何回か入らないといけないから貴方には関係ありませんけどね』って悪戯っぽく笑うけど」
「よっぽど教会に貢献するか実績がないとそうそう入れないらしい」
「3日に一回くらい入ってる俺達ってホント罰当たり」
「そういえばキメラが聖精霊とじゃれついてるの見た事あったんだよな」
353: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 22:53:24.84 ID:svy6Ah850
「ふわっと聞いてみたけど、聖精霊とかの精霊って普通は見えないものらしいね」
「よっぽど気を許した相手にしか懐かないんだってさ」
「凄いことを知った気がする」
「『その聖精霊の棲む泉に、穢れた魔物が寄るなど許されません』」
「すごい悔しそうに言ってるんだけどね」
「聞いてもいないのに色々話してくれる、俺としては結構嫌いじゃないタイプ」
354: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:03:17.23 ID:svy6Ah850
「なんでも聖教の最高位巫女にイローネって人が居るらしくてさ」
「その人は品行方正清純高貴、たおやかな美人で老若男女誰もの憧れだとか」
「絹みたいな黒髪と儚げな目元が、女騎士にとっては一番のポイントらしい」
「女騎士に言わせると聖女と言っても過言じゃないって」
「その巫女さんが、この聖泉に魔物が来ているかも、って漏らしたんだってさ」
「憂いを帯びた巫女さんの物言いを聞いて、それなら自分が調べてきますって勢い付いたと」
「憧れって凄いね。行動力の源だ」
357: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:15:51.04 ID:svy6Ah850
「ひとしきり聞き終わったらそろそろ帰ろうかってなるわけで」
「でも女騎士がなかなか立たない。まあ、薄いローブが濡れてるからね」
「完全に透けてるし。ジッと見なくても余裕でポッチが丸見えだ」
「俺の方もチンコにぴったり貼り付いてる。女騎士は無茶苦茶ソワソワしてた」
「いつまでもそうしてても仕方ないし、ここは先に帰るしかないかな」
「腰を上げると女騎士の目の前に晒されるわけで」
「ガン見されながら帰ったよ。若干勃起してたから、ちょっと気まずい雰囲気だったかも」
359: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:23:00.76 ID:svy6Ah850
「結局聖泉の話はそれで終わり。もともと確かな根拠も無いしそんなとこだろ」
「いや、実際魔物が来てるんだけどさ」
「お礼と手間を取らせたお詫びってことで新しい洗礼剣を貰ったから、個人的には全然プラスだよ」
「それからちょくちょく女騎士とは会うことになったかな」
「最終的に魔族退治に一緒に行くくらいだし……しばらく後の話だけどね」
「ちなみに次の日にはまたキメラと一緒に入りに行ったよ」
「なんでか知らないけど、誰とも鉢合わせしないんだよなあ」
360: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:33:59.96 ID:svy6Ah850
「お、きたきた」
「氷菓子食べてるとなんか頭が痛くなってくるんだよね」
「これも結構不思議なんだけど、君はどう?」
「へえ、君でも感じるのか……面白いな」
「甘いものはいいね。身体に染み渡るっていうか」
「……違う味にしたほうが良かったか。それなら二種類味が楽しめただろうに」
「次はそうしようか」
362: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:36:06.53 ID:svy6Ah850
私は子供の頃、教会の前に捨てられていたらしい。
今から20年ほど前には、そういったことはさほど珍しくも無かったと聞きます。
そのまま協会の運営する孤児院で育った私は、順当に修道女として聖教を支えることになりました。
10歳を過ぎた頃でしょうか。いつも通り聖堂を掃除していた私に、あの方が話しかけてくれたのです。
『初めまして。わたくし、イローナと申します。綺麗に掃除していただき本当にありがとうございます』
光が指すような暖かな微笑み。その瞬間から私はすっかり、イローナ様に心酔してしまいました。
その美貌と雰囲気はさることながら、祈る仕草はまるで伝承にある聖霊巫女のようでした。
あっという間に彼女は一信徒から巫女へと、異例の出世をしましたが、それを不思議に思う者もいません。
それほどまでに、彼女は聖教の巫女として誰からも認められていたのです。
364: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:37:03.68 ID:svy6Ah850
私はといえば、なんとか彼女の力になりたかった。
巫女となればそうそう修道女程度が会えるものでもありません。となると、取れる道は二つに一つ。
巫女の従者となるか、聖騎士として巫女の守護を務めるか。幸い私には剣の才能があったらしく、瞬く間に聖騎士への道を進むことができました。
それからは騎士としての任務に励みつつ、イローネ様の御心を汲むことに全力を注いできました。
だからこそ殿方とのお付き合いは、その、無かったのですが……後悔はありません。
それだけに聖泉の件で先走った際には、コルネギス殿にはご迷惑をおかけしてしまいました。
確証もなく動くなど愚かな事。全ては自業自得ですから、身体を見られたことは良いのです。
ただ、苦笑するイローネ様に優しく窘められたことが申し訳ないのです。
365: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:39:56.97 ID:svy6Ah850
今後は一層身を引き締め、精神の修練に励むことにしましょう。
それと、コルネギス殿には改めてお詫びに伺うことにします。
けれどあんな姿を見られて、今更どんな服装で行ったものでしょうか?
いわゆる恋をしたことの無い私ですから、この頬の熱が恋なのか羞恥なのかすら分かりません。
お忙しいイローネ様にこのようなことを相談するわけにもいきません。
今日も夜遅くまで司教様との話し合いをされていたようです。お休みになる前に、お茶をお持ちすることにしましょう。
さて、服装はまた後として。お茶は何にしましょうか? ふふ、イローネ様にお会いするだけで心が躍るのも、嬉しい物ですね。
367: ◆.s5ziYqd8k 2015/07/06(月) 23:46:16.52 ID:svy6Ah850
『――あ、イローネ? 今からおにいちゃんと水風呂入りに行くねぇ』
『そう…………ちょっと、待って…………あと少しで、出るから』
『えー、早くしてよぉ! おにいちゃんと水風呂でえっちしたいんだからぁ!』
『………………うるさいから、騒がないで……』
『それよりぃ、私達が入ってるの、誰かに言ったのぉ? 変なのが来たんだけどぉ』
『…………ああ、懐いてくる子に』
『ぶー! そのせいでおにいちゃんが一日取られちゃったんだよぉ! 殺そうかと思っちゃった!』
『最近よく毛が落ちてるから…………ただの、リアネアへの嫌がらせ…………別にその子、殺してもいいけど?』
『殺してもつまんないもん! それに、おにいちゃんの知り合いだもん。おにいちゃんが悲しんだらやだぁ!』
『そう…………もういいわ……上がったから、使ってちょうだい……』
『あはっ、ありがとぉ! よーし、おにいちゃんとたっくさんエッチするぞー!』
『だから…………うるさい…………』
370: 以下、

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