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穂乃果「絵里ちゃんってちょっと抜けてるところあるよね」


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1:
絵里「えっ」
穂乃果「海未ちゃんとことりちゃんもそう思わない?」
絵里「なに言ってるの、穂乃果に言われたくないわよ」
ことり&海未「……」
海未「そ、そうです! 絵里は穂乃果と違ってしっかりしてますよ」
ことり「そ、そうそう、絵里ちゃんはしっとりしてる!」
絵里「(なにこの微妙な沈黙は……それにしっとり?)」
穂乃果「絵里ちゃんしっかりしてるとは思うけど、そんな中でちょっと抜けてるところあると思うんだ」
絵里「自分のことを完璧だと思ってるつもりはないけど、普通のはずよ」
絵里「海未とことりもそう思うわよね?」
2:
ことり&海未「……」
海未「は、はい!」
ことり「う、うん!」
絵里「(なんで一々間があるのよ)」
穂乃果「そうかなあ……」
絵里「(抜けている穂乃果にこう言われるってことは、客観的に見て私って相当抜けているんじゃないかしら)」
絵里「ってことがあったのよ」
亜里沙「お姉ちゃん、そんな風に思われてるんだ」
4:
絵里「私も今日初めて知って相当ショックだったわ。
よりにもよって穂乃果に言われるとはね……」
亜里沙「なんで穂乃果さんに言われると――あっ(察し)」
亜里沙「(お姉ちゃんは穂乃果さんが好きだから、好きな人に抜けていると思われたくないんだ!)」
絵里「はぁ(穂乃果に思われているってことは他の皆にも思われているってことよね……)」
亜里沙「(ため息ついてる! 完全に恋してる人のため息だ!)」
絵里「はぁ(しっかり者のお姉さんキャラだと思ってたのって私だけなのかしら)」
亜里沙「(折角相談してくれたんだから、なんとかしてあげなくちゃ!)」
亜里沙「お姉ちゃん!」
絵里「なに?」
亜里沙「亜里沙がお姉ちゃんの名誉を取り戻してあげる!」
7:
絵里「どういうこと?」
亜里沙「穂乃果さんのお姉ちゃんを見る目が変わるように作戦を考えるの!」
絵里「そんなことしなくていいわよ」
亜里沙「駄目だよ! お姉ちゃん今のままで良いの?」
絵里「良くはないけど、私の行動の結果だと思うから、どうしようもないわ」
亜里沙「大丈夫、亜里沙がとっておきの作戦を考えるから」
絵里「……(なんか楽しそうだから任せてみようかしら)」
亜里沙「じゃあ、お姉ちゃんは穂乃果さんを家に誘ってきてね」
9:
絵里「ちょっと待って、穂乃果を家に誘うってどうすればいいの?」
亜里沙「普通に誘えばいいんじゃない?」
絵里「いや、無理よ。
いきなり私が家に誘うなんて不自然じゃない」
亜里沙「じゃあ、亜里沙が音ノ木のことを聞くために呼ぶってことでどうかな?」
絵里「いや、駄目よ。
こっちが聞くのに穂乃果に来てもらうのはおかしいじゃない」
亜里沙「じゃあ、私が誘うよ」
絵里「どうやって?」
亜里沙「>>11」
11:
雪穂と間違える
15:
亜里沙「雪穂を呼ぼうとしたら間違えたってことにするの」
絵里「ごめんなさい、ちょっと意味が分からないんだけど」
亜里沙「まず、亜里沙が穂乃果さんを誘って、そこで穂乃果さんがうちに来たところで亜里沙が雪穂を呼ぶつもりだったって言うの。
でも、家に来ちゃったから穂乃果さんはお姉ちゃんが相手するってことで」
亜里沙「ハラショーなアイデア!」
絵里「亜里沙の頭の方がハラショーよ」
亜里沙「だめ?」
絵里「駄目じゃないと思える理由を教えて欲しいわ。
穂乃果は怒らないかもしれないけど失礼でしょ」
亜里沙「うーん、じゃあどうしよう……」
絵里「>>17とかどうかしら?」
17:
生徒会の仕事が上手くいってるか聞く
21:
絵里「生徒会の仕事がうまくいってるかどうか聞くっていうのはどうかしら?」
亜里沙「そんなの学校で海未さんとかがいるところで聞いた方がいいんじゃないの?」
絵里「雪穂ちゃんと間違えるとか言ってた割に正論言うわね。
でも、同じ生徒会長としての悩みがあるだろうし、二人きりでもおかしくないはずよ」
亜里沙「分かったわ、段取りは亜里沙が考えるから、誘うのはお姉ちゃんよろしくね」
学校にて
絵里「穂乃果」
穂乃果「あ、絵里ちゃん、休み時間にどうしたの?」
絵里「あの、生徒会の仕事どう?」
穂乃果「うーん、慣れないことだらけで大変だけど、頑張ってるよ」
絵里「なにか悩みあるんじゃない?」
穂乃果「うーん、まああるにはあるけど……」
22:
絵里「例えば?」
穂乃果「例えば……予算k」
絵里「あー、もう休み時間終わりそう!」
穂乃果「え?」
絵里「その話は今度しましょう。
あ、そうだ、週末家にこない? そこでゆっくり話しましょ?」
穂乃果「え? え?」
絵里「週末空いてる?」
穂乃果「あいてるけど……」
絵里「決まり! 私は教室戻るからまたね!」
穂乃果「なんだったんだろう……」
23:

絵里「(穂乃果を誘うことはできたけど、亜里沙が考える作戦が不安になってきたわ)」
絵里「亜里沙が考えた作戦を私に教えてくれない?」
亜里沙「心配しなくても大丈夫」
絵里「どんな作戦か知らないけど、一回練習した方が上手くいくんじゃない?」
亜里沙「たしかに、そうかも。
じゃあ、穂乃果さんを呼んできて練習しよう」
絵里「ちょっと待って、それはおかしくないかしら?
穂乃果に作戦が筒抜けになるじゃない」
亜里沙「たしかに、そうかも」
絵里「そうかも、じゃなくてそうなの!
練習じゃなくて本番になっちゃうじゃない!」
24:
亜里沙「じゃあ、準備するから外でちょっと待ってて」
数分後
亜里沙「準備できたよ、まず玄関から入ることこ」
絵里「分かったわ」
亜里沙「亜里沙が穂乃果さんの役ね」
絵里「何も段取りを知らないんだけど、どうすればいいの?」
亜里沙「とりあえず、入るところから」
ガチャ
亜里沙「おじゃまします」
絵里「いらっしゃい」
絵里「って、なにこれ……なんで玄関に>>26があるの?」
26:
百合の迷路
30:
絵里「って、なにこれ……なんで玄関に硝子の花園の歌詞があるの?
百合の迷路のとこだけ蛍光ペンで強調されてるし」
亜里沙「百合の迷路に迷い込んだんだよって知らせたかったのよ」
絵里「ちょっとまじめにやってもらえる?」
亜里沙「ごめんなさい」
絵里「せめてもっとなんか置くものあるでしょ」
亜里沙「分かった、ちょっと待ってて」
数分後
ガチャ
亜里沙「おじゃまします」
絵里「いらっしゃい」
絵里「って、なにこれ……なんで玄関に>>32があるの?」
32:
賞状
37:
絵里「って、なにこれ……なんで玄関に賞状があるの?」
亜里沙「あ、本当だ! お姉ちゃ……じゃなくて絵里ちゃんすごい!」
絵里「そういう小芝居はいいの! なんで昔バレエでとった賞状が飾ってあるの?」
亜里沙「賞状を見たらお姉ちゃんのこと見直すかもしれないでしょ?」
絵里「普通日本では賞状を玄関に飾ったりしないの」
亜里沙「ロシアでもしないよ?」
絵里「しないで! ロシアでも日本でもしないんだからしないでよ!
すごい大会で優勝したならともかく、そんな大きくない大会で入賞したものなんて飾っても中途半端な自慢みたいで恥ずかしいだけよ」
38:
亜里沙「この大会のときのお姉ちゃん格好良かったけどなあ」
絵里「ただ方向性は悪くないわ。
でも玄関に飾るなら、ささやかなものにして」
亜里沙「はーい……」
絵里「じゃあ続けるわよ」
亜里沙「ええと、ちょっと待ってね。
次は……>>40」
40:
このウオッカをイッキ飲みしてもらいます
43:
亜里沙「次は……このウォッカを一気飲みしてもらいます」
絵里「それと私が名誉を取り戻すことにどんな繋がりがあるの?」
亜里沙「ウォッカを一気飲みすると吐いちゃうでしょ?」
絵里「まあ高校生が飲んだらそうなるでしょうね」
亜里沙「そしたら、お姉ちゃんが『穂乃果ったら、こんな汚しちゃって仕方ないわね』って言って掃除してあげるの。
そしたら、お姉ちゃんのことをしっかりしてるなあって見直すはずよ」
絵里「仕方ないわねって、完全に私が加害者じゃない!
それに、その穂乃果はここであったことを記憶してられる状態なの?」
44:
亜里沙「お姉ちゃん文句しか言わないね」
絵里「亜里沙がもう少しまともなこと言えば、文句は言わないわ」
亜里沙「じゃあじゃあ……お姉ちゃんがウォッカを持ってきて、それを穂乃果さんがこぼすっていうのは? 飲まなければいいんでしょ?」
絵里「こぼすならウォッカにこだわる必要あるかしら?
それにこぼす意味あるの?」
亜里沙「これは穂乃果さんが飲み物をこぼすことでお姉ちゃんが相対的にしっかり見える作戦なの」
絵里「詳しく説明してもらえる?」
亜里沙「まず穂乃果さんが飲み物こぼすでしょ、そうしたらお姉ちゃんが『あらあら、穂乃果ったら仕方ないわね』って言いながら拭いてあげるの。
そうすれば、穂乃果さんはお姉ちゃんがしっかりしてる人だって思うはずよ」
45:
絵里「意図は分かったけど、穂乃果が飲み物をこぼすとは限らないわよ?」
亜里沙「そこはコップに油を塗って、滑りやすくすればいいのよ」
絵里「もし、穂乃果が濡れたらどうするの?
穂乃果が濡れなかったとしてもカーペットが汚れるわ」
亜里沙「穂乃果さんが濡れるのは問題ないわ」
絵里「なんで?」
亜里沙「>>47」
47:
そのまま脱がしてレズセックスに持っていける
52:
亜里沙「そのまま脱がしてレズセックスにもっていけるからよ」
絵里「ロシアって、そんな変な国だったかしら……」
亜里沙「でも、結局はお姉ちゃんだってしたいんでしょ?」
絵里「したいけど……///って違う!
当初の目的はどうしたの? ウォッカ一気飲みさせるわレイプするわって犯罪者じゃない!」
亜里沙「また文句……じゃあ、洗濯でもしてあげればいいんじゃない?
そうしたら、しっかりしてるって思うかもよ」
絵里「始めからそっち言えばいいわよね?
しかも、なんでちょっと適当なの? これ、亜里沙が言い出したのよ?
それにカーペットはどうするの?」
亜里沙「そこは……なんとか考えとくわ」
絵里「なんかもう不安しかないわ……。
それで次は?」
亜里沙「次は……>>54」
54:
舞いを踊ってお姉ちゃんの運動神経をアピールするの!
56:
亜里沙「舞いを踊ってお姉ちゃんの運動神経をアピールするの!」
絵里「ここで?」
亜里沙「そう」
絵里「急に踊り出すのはおかしくないかしら」
亜里沙「急に踊らなければいいのよ」
絵里「生徒会の仕事について話すために家に呼んだのに、自然な流れで私が踊る展開になることってあるかしら?」
亜里沙「亜里沙がお姉ちゃん役になるからシミュレーションしてみよ」
57:
絵里「分かったわ。
あ、すごい広い居間だねー!」
亜里沙「そうでしょ、ここは広いから舞だって踊れるのよ。
ちょっと踊ってみるわね」
絵里「急すぎない? 踊れるのよから踊ってみるまでにもうワンクッション欲しいわ」
亜里沙「じゃあ、ここは広いから舞だって踊れるのよ。
今日は良い天気だから、ちょっと踊ってみるわねでどう?」
絵里「更に違和感が増したわね、順接で繋げるのがおこがましいレベルね」
亜里沙「はい、とりあえず踊りました。
それで最後に……お姉ちゃんの部屋に行って>>59」
59:
アルバム
65:
亜里沙「お姉ちゃんの部屋に行って、アルバムを見る」
絵里「アルバムを?」
亜里沙「そうそう! お姉ちゃんの昔の写真を厳選して、特製アルバムを作るの」
絵里「正直私を見直すことに繋がるとは思えないけど、今までのよりはだいぶましね」
亜里沙「とりあえず、アルバムを持ってきて」
絵里「はい」
亜里沙「えーと、まずこのバレエしている写真! 良い笑顔!」
絵里「こんな小さい時の写真を見られるの? 恥ずかしいわ……」
亜里沙「この写真はバレエで入賞した時の写真ね、なんで悲しそうな顔してるの?」
絵里「最優秀賞が欲しかったからよ、練習も辛いと思うようになってきて、入賞しかできないんじゃ続ける意味あるのかしらって迷ってる時期だったのよ」
66:
亜里沙「なるほど、これもいれよ」
絵里「勘弁してよ……」
亜里沙「これ最近のやつよね? μ’sの衣装着てる!
すごい良い笑顔!」
絵里「そうね、やっぱり私は踊るのが好きって再認識したわ。
勿論μ’sのメンバーが好きっていうこともあるけどね」
亜里沙「これ見たらお姉ちゃんのこともっと好きになるよ!」
絵里「いや、別に好きにさせたいわけじゃ――」
亜里沙「うん、まあこんなところね」
67:
絵里「これで穂乃果を呼ぶの……?」
亜里沙「勿論!」
絵里「私が言ったところは絶対なおしてね、絶対よ?」
亜里沙「分かってるって」
72:
穂乃果「絵里ちゃんの家初めてだから楽しみだなー」
絵里「そんな大した家じゃないわよ」
絵里「(穂乃果が家に来る日になったけど、亜里沙はなにをするつもりか結局教えてくれなかった)」
穂乃果「ここが絵里ちゃんの家?」
絵里「そうよ」
穂乃果「一応和菓子持ってきたんだけど、お母さんいる?」
絵里「今日は私以外いないわ」
穂乃果「いつもお世話になってるって挨拶したかったんだけどなー」
絵里「あとでお母様に伝えておくわ、とりあえず入って」
穂乃果「おじゃましまーす!」
ガチャ
絵里「(鬼が出るか蛇が出るか……)」
73:
穂乃果「うわー、すごい良い雰囲気だねー、家は和風だからこういうの憧れちゃう!
ってあれ? あの紙なんだろう」
絵里「(なんで私の小学生時代のテストが飾ってあるのおおおおおおおおおおおお)」
穂乃果「100点のテスト? なになに……絢瀬絵里って、絵里ちゃんのだ!」
絵里「あー、これはその……(ささやかにしろとは言ったけど、方向性が違いすぎるわ)」
穂乃果「もしかして、絵里ちゃんあんまり100点とったことないんだ!
私も全然とれなかったから、100点のテストは今でもとってあるよ!」
絵里「違う! 違うの!」
穂乃果「えー、じゃあなんで玄関に100点のテストが飾ってあるの?」
74:
絵里「これは、これは……そう! 雨の日に靴の中まで濡れちゃった時に、丸めて靴の中に詰めるためにあるの!」クシャクシャ
穂乃果「ちょ、ちょっと絵里ちゃん! 100点のテストそんなにしちゃ駄目だよ!」
絵里「あんまりにも100点のテストが多いから有効活用しないと。
決して飾ってるわけじゃあないわ」クシャクシャ
穂乃果「ああ、テストが……」
絵里「テストはいいから、入って」
穂乃果「うわー、居間広ーい!」
絵里「飲み物持ってくるから、ちょっと待ってて。
ジュースとウォッカと紅茶があるけど、なにがいい?」
穂乃果「ジュース!」
79:
絵里「えっと、あった! 亜里沙が用意したのはこのコップね。
油が塗ってあるみたいだし、出来るだけ触れないようにお盆を使って」
穂乃果「お土産のおまんじゅうあけちゃった! 一緒に食べよう!」
絵里「あら、お菓子なら用意してたからいいのに。
はい、飲み物――あっ」ツルッ ビシャ
絵里「(なんでここまできて手渡ししちゃうのおおおおおおおおおおおおおおお)」
穂乃果「だ、大丈夫? 絵里ちゃんびちゃびちゃになっちゃったけど。
それにカーペットも! 早く拭かないと、って……」
81:
穂乃果「あれ? カーペットの上に何か引いてある……吸水シート?」
絵里「え、吸水シート?(亜里沙が用意したのかしら)」
穂乃果「なんで吸水シートが?
うーん……あっ! 分かった!」
絵里「(まずい! 予め準備していたのがばれちゃう!)」
穂乃果「絵里ちゃんよく飲み物こぼすんでしょ?」
絵里「は?」
穂乃果「だから吸水シートが引いてあるんだー」
絵里「ち、違うわ!」
82:
穂乃果「でも、現にこぼしたわけだし、吸水シートが引いてあるって事はそういうことでしょ?」
絵里「こ、これは……そう! ペットがおしっこするから、汚れないように」
穂乃果「え、ペット? この前、みんなでペットの話をした時にペット飼ってないって言ってなかった?」
絵里「あ、えっと、ペットっていうと語弊があったかしらね……」
穂乃果「じゃあ、なに?」
絵里「う……えっと、その……あ、亜里沙よ!」
穂乃果「亜里沙ちゃんが?!?!?!?!?!?」
絵里「そう、亜里沙がたまにここでおしっこしちゃうから!(ごめんなさい亜里沙……)」
穂乃果「う、うん、まあ穂乃果も小学生になっておもらししたことあるし、ある……のかな?」
96:
絵里「とりあえず、私着替えてくるわね。
服を洗濯しないといけないし」
穂乃果「絵里ちゃんって家事とか自分でやってるの?」
絵里「え? まあ、多少はね? 掃除洗濯くらいは自分でやるわ」
穂乃果「すごいすごーい! 穂乃果はいつもお母さんにやってもらってるのにー」
絵里「(意外に高評価!)」
絵里「じゃあ、ちょっと着替えてくるから待っててね」
洗面所
絵里「あれ、もう着替えが置いてある……亜里沙が穂乃果に着せるために用意したのかしら」ゴソゴソ
ガラガラ
穂乃果「きちゃった!」
絵里「ちょっと穂乃果! 待っててって言ったじゃない!」
97:
穂乃果「洗面所も見てみたかったんだ! あ、この洗濯機すごい! CMでやってるドラム式でしょ!」
絵里「そうね、最近買い換えたばかりだから」
穂乃果「……」
絵里「……」
穂乃果「服洗濯しないの? ドラム式の見てみたい!」
絵里「しょうがないわね、ちょっと待ってて」ポイ
穂乃果「わくわく」
絵里「あっ」
穂乃果「どうしたの?」
絵里「(私、洗濯なんてしたことなかった……)」
101:
絵里「あー、冷静に考えて、この服だけ洗濯するのは水道代が勿体ないわ!」
穂乃果「でもオレンジジュースの染みを放置するのはまずいんじゃないの?」
絵里「て、手洗いしたほうがいいのよ、こういうのは!」
穂乃果「そうだねー、この服だけ洗うのに何リットルも使うのは勿体ないもんね」
絵里「あっ」
絵里「(手洗いなんてしたことない……)」
絵里「とりあえず、洗面器に水を溜めて……」チラッ
穂乃果「うんうん!」
絵里「その次は、石けん、石けん……これでいいかしら」チラッ
穂乃果「ハンドソープ?!?!?!?」
絵里「とみせかけて、これでまず手を洗って……」チラッ
穂乃果「なんだ、ハンドソープで服を洗うのかと思っちゃったー」
絵里「ふふ、そんなわけないでしょ、ちゃんと洗剤を使うわよ」ゴシゴシ
102:
数分後
絵里「あとは干せば終わりね、ごめんなさい、余計な時間使わせちゃって」
穂乃果「絵里ちゃんが家事しているところ見られて楽しかったから平気だよ!
絵里ちゃん良いお嫁さんになりそうだね!」
絵里「もう穂乃果ったら! 何いってんのよ///」
穂乃果「えへへ」
絵里「(どうなることかと思ったけど、なんだかんだで上手くいってるわ)」
絵里「(次は確か舞を踊る……だったわね)」
穂乃果「そういえば、今日は生徒会の話をしにきたんだっけ」
絵里「そうね、何か悩んでることない?」
103:
穂乃果「いっぱいあるよ。
予算はどれくらいが適性なのかとか、色々な要望への対応とか、手探りで大変なことばっかり。
でもね、海未ちゃんとことりちゃんが一緒だから、がんばれるんだ!
まだまだ、生徒会長として不甲斐ないと思うけど、もう少し私達だけでやってみたい。
本当にどうしようもないってなったときは絵里ちゃんを頼らせて?」
絵里「穂乃果……。
そうね、私がなにか言うよりも自分で経験した方がいいことかもしれないわ」
穂乃果「だから、今日はそういうの抜きで遊ぼ!」
絵里「ふふ、そうしましょうか」
穂乃果「それにしても、居間広いねー。
家もこのくらい広かったらダンスの練習できるのになー」
絵里「!!!!!!!!!!」
104:
絵里「ダンス! そう、ダンス!」
穂乃果「え、絵里ちゃん、急にどうしたの? すごい食いつき方だけど」
絵里「ダンスできるのよ、ここでは!
いつもここで練習してるんだけど、見たい?」
穂乃果「えっと……」
絵里「特別にバレエの動きを見せてあげる!」
穂乃果「あ、見たい! 絵里ちゃんのバレエは海未ちゃんがすごいっていってたから見たかったんだ!」
絵里「いくわよ!」クルクルクル ドン
絵里「痛っ!!!!!!!!!!」
穂乃果「あっ」
105:
絵里「テーブルに足の小指が……痛い……」
穂乃果「……」
絵里「うぅ……痛い……(ここで泣くわけにはいかないわ、涙は堪えないと)」グスッ
穂乃果「……」キュン
穂乃果「絵里ちゃん、大丈夫?
穂乃果がさすってあげるね」ナデナデ
絵里「ほ、穂乃果ぁ……」
穂乃果「絵里ちゃん……ほら、痛くない痛くない」ナデナデ
絵里「って、痛くないわ!
いうほど痛くなかったからもう大丈夫よ、穂乃果!」
穂乃果「そ、そう?」
絵里「ええ!(終わった、完全に終わったわ。 運動神経を見せつけるどころか、ポンコツ鑑賞会じゃない……)」
111:
絵里「もうどうにでもなーれ(ちょっと私の部屋に行かない?)」
穂乃果「え?」
絵里「間違えたわ、私の部屋に行かない?」
穂乃果「行きたい! 絵里ちゃんの部屋見たかったんだ!」
絵里「ここが私の部屋よ」ガチャ
穂乃果「え?」
絵里「は?」
穂乃果「なんかすごい汚れてるけど……服がそこら中に……」
絵里「ど、どういうことなの……(そうだ、亜里沙から何か連絡が来てるかも)」ゴソゴソ
携帯『お姉ちゃんへ 穂乃果さんに似合う服を探していたら片付ける暇がなくなりました 亜里沙
PS.アルバムは机の上に置いておきました』
絵里「……」
112:
穂乃果「絵里ちゃん、掃除洗濯は自分でするって――」
絵里「亜里沙ー、亜里沙いないのー?」
穂乃果「絵里ちゃん?」
絵里「ここ亜里沙の部屋なのよ、穂乃果に挨拶させようと思って」
穂乃果「絵里ちゃんの部屋じゃなかったの?」
絵里「いや、私の部屋は隣、ここは亜里沙の部屋よ」
穂乃果「というか、絵里ちゃん以外いないって言ってなかったっけ?」
絵里「もしかしたら、でてくるかもしれなかったから一応呼んでみただけよ。
さあ、私の部屋にいきましょ」バタン
絵里「ここが私の部屋よ!」ガチャ
穂乃果「あ、片付いてる」
113:
絵里「当然じゃない」
穂乃果「なんかぬいぐるみとか多いんだー、意外だなー」
絵里「ま、まあ、乙女の嗜みよね!」
穂乃果「あれ? あそこにかかってるのって亜里沙ちゃんの制服?」
絵里「いや、私のよ? たまに部屋着として活用してるの」
穂乃果「ちょっと小さくない?」
絵里「あ、そうだ! アルバムでも見ない?」
穂乃果「アルバム? 見たい見たい!」
絵里「(机に置いてあるって言ってたわね……これかしら)」
穂乃果「わー、楽しみだなー! ってあれ? 数1の教科書?」
絵里「ちょーっと、穂乃果は先アルバム見てて良いわよ!(こんなもの見られたら私が数1の復習してるみたいじゃない、片付けないと……)」
115:
穂乃果「じゃあ、先見てるねー」ペラ
穂乃果「あれ?(穂乃果の写真?)」
穂乃果「この写真どうしたの?」
絵里「それはね、自分で説明するのは恥ずかしいけど、私が初めて好きなモノに出会えた時の写真なの(うわ、雪穂ちゃんとの交換日記まで置いてある!)」
穂乃果「え? この写真が?」
絵里「良い笑顔でしょ?」
穂乃果「うぅ……///」
穂乃果「と、とりあえず次のページ見てみよう……」ペラ
116:
穂乃果「ん?(今度は穂乃果と海未ちゃんの写真だ……)」
穂乃果「この写真は?」
絵里「それはね、自分の気持ちがどこに向いてるのかちょっと迷ってた時期の写真なの」
穂乃果「(どういうことなの……穂乃果と海未ちゃんのどっちが好きか迷ってたって事?)」ペラ
穂乃果「これは?(穂乃果と絵里ちゃんのツーショット写真だ……)」
絵里「やっぱり私の好きなモノは変わってなかったって、穂乃果に教えられた写真よ」
穂乃果「……///」
穂乃果「(これってもしかして告白されてるのかな……)」
117:
絵里「ふう、ようやく片付いた。
じゃあ、アルバム見ましょうか」
穂乃果「……」パタン
絵里「どうしたの?」
穂乃果「ほ、穂乃果もう帰るね!」
絵里「え? え?」
穂乃果「おじゃましました!」パタパタ
絵里「……」ポカーン
絵里「終わった……」
絵里「見直すどころか、更に抜けてるって思われたわ……」
122:
部室
穂乃果「この前絵里ちゃんの家行ったんだ!」
ことり「いいなぁ?、どうだった?」
穂乃果「すごく雰囲気良かったよ!」
海未「絵里の家ですから、きちんとしてたんでしょうね」
穂乃果「それが、そうでもなくて、絵里ちゃんみたいな家だったよ!」
真姫「絵里みたいってどういうことよ」
穂乃果「しっかりしてるんだけど、なんかちょっと抜けてる感じ!」
絵里「……」
穂乃果「でもね」
穂乃果「穂乃果はそんな絵里ちゃんが大好きだよ!」ニコ
絵里「ってことがあったのよ」
亜里沙「ハラショー! 作戦成功ね!」
絵里「大失敗よ!!!」
12

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