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絵里「さすがにこね」ｷﾞｭ にこ「」
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5:
パターン1
にこ「??ってわけよ」
絵里「あぁ、なるほど！さすがにこね！」ｷﾞｭｰ
にこ「そうでしょうそうでしょう…って何いきなり抱きしめてるのよ！」ｶﾞﾊﾞｯ
絵里「あぁっ、もう…、凄いと思った娘をハグして何が悪いのよ。それに穂乃果だってよく抱きついてるじゃない」
にこ「うぐっ…（穂乃果はともかく、絵里は胸が大きいからコンプレックスが…）」
にこ「と、とにかく！むやみやたらに抱きつくの禁止！」
絵里「えぇっ！？じゃあハグ以外でどうやってにこ分を補給すればいいの！？」
にこ「何よにこ分って…」
絵里「ハグがだめとなると…、キス、かしら」
にこ「はぁ？って、絵里？な、何で近付いて…」
絵里「にこ…」
にこ「ちょ、ちょっと、待っ…、んんっ」
絵里「ん…」ﾁｭｰ
26:
パターン2
にこ「…」ｶｷｶｷ
絵里「…」ｷﾞｭｰ
にこ「…、ねぇ、この問題ってこの解き方で合ってる？」
絵里「ええ合ってるわ、さすがにこね」ｷﾞｭｰ
にこ「そう、よかった。…ところで何でにこは絵里に抱きしめられながら勉強してるのかしら」
絵里「何でって、にこが数学を教えて欲しいって言ったからじゃない」ｷﾞｭｰ
にこ「いや、だから何で抱きしめてるのかってことよ！」
絵里「？ にこは数学を教えて欲しい、私はにこを抱きしめたい。そしたらこうするしかないじゃない」ｷﾞｭｰ
にこ「そうじゃっ…、はぁ…、まぁいいわ」ｶｷｶｷ
絵里「ふふっ」ｷﾞｭｰ
33:
希「でなー…」
絵里「ふふっ…」ｷﾞｭｰ
にこ「いや、それはないでしょう…」
穂乃果「あれ、にこちゃん達だ！」
にこ「あら？どうしたの？」
穂乃果「今からことりちゃん家に行くんだけど…、何で絵里ちゃんはにこちゃんのこと抱きしめてるの？」
絵里「抱きしめたいからよ」ｷﾞｭｰ
穂乃果「？」
希「えりちはにこっちのことが好きやもんな?」
絵里「ちょ、ちょっと希！？好きとか、恥ずかしいじゃない！」ｷﾞｭｰ
にこ（この抱きしめてる状況は恥ずかしくないのかしら…）
さすがにこね、から抱きしめるパターンが思いつかなくて
ただえりちがにこっちのこと抱きしめてるだけになってしまった…
ネタきれたから誰か
36:
ｶﾞﾁｬｯ
海未「す、すみません！遅れました！」
ことり「ごめんね?？」
にこ「やっと来たわね、じゃあ早だけどミーティング始めるわよ」
海未「…あの」
にこ「なに？」
海未「なんでにこは絵里に抱きかかえられて座っているのですか？」
にこ「ああ、知らない。ダメって言っても聞かないから好きにさせてるわ」
絵里「私のことは気にしないで。進行は邪魔しないし、ミーティングにもちゃんと参加するから」ｷﾞｭｰ
海未「はぁ」ﾁﾗｯ
まきりんぱな「…」
にこ「それじゃ、今回は神社でやる夏祭りのステージについて――」
38:
――
にこ「――これで大体は決まったわね、じゃあ着替えて練習に行きましょうか」
絵里「あら、予想してた時間よりも早く終わったわね、さすがにこね」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞｷﾞｭｰ
にこ「当たり前でしょ！あと撫でんじゃないわよ！」ﾊﾞｼｯ
絵里「あぁっ、もう、いいじゃないちょっとぐらい」ｷﾞｭｰ
にこ「はいはい」
絵里「ふふっ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞｷﾞｭｰ
まきりんぱなことほのうみ「…」
50:
テレビ「ｷｼｬｰ!!」
絵里「ヒぅっ！」ｷﾞｭｰ
にこ「！」ﾋﾞｸｯ
絵里「うぅ…、な、なか、なかなかの、怖さ、ね…」ｷﾞｭｰ
にこ「…はぁ、怖いならなんでホラー映画なんて見るのよ…」
絵里「だって希の占いで…」ｷﾞｭｰ
――
希『もっとにこっちと仲良くなりたい？』
絵里『ええ、何か方法がないかしら』
希『もう十分仲いいと思うけどなぁ、まぁタロットに聞いてみよか』
――
絵里「それで、仲良くなりたい子と2人きりでホラー映画を見るのがいいって言われて…」ｷﾞｭｰ
にこ「な、仲良くなりたいとか…、よく、恥ずかしいセリフが言えるわね///」
絵里「え？もっとにこと仲良くなりたいって、そんなに恥ずかしいセリフかしら…？」ｷﾞｭｰ
にこ「ぅぅ…、も、もういいわよ…///」
52:
テレビ「ﾃﾞﾃﾞﾝｯ」
絵里「ヒッ！ ね、ねぇ、にこは…怖くない、の…？」ｷﾞｭｰ
にこ「そりゃにこだって怖いわよ。でも、後ろでにこより怖がってる子がいるから怖がってられないわ」
絵里「そう…、さすがにこ、強いのね…」ｷﾞｭｰ
にこ「強くなんてないわ、ただの強がりよ」
絵里「いえ、強いわ、にこ…、ヒヤッ！」ｷﾞｭｰ
にこ「ふふっ、にこで怖いのを和らげるなら存分に抱きつきなさい」
絵里「うん…」
59:
絵里「希、にこ。ご飯食べましょ？」
にこ「ええ」
希「うち、今からパン買って来るわ」
絵里「じゃあ待ってるわね」
希「いや、うち待たんと、先食べててええよ？」
にこ「そう？ じゃあゆっくり食べてましょ」
絵里「そうね」
希「じゃあ行ってくるな?」
60:
ｶﾞﾗｯ
希「おまた…せ…」
にこ「はい絵里、あーん」
絵里「あーん…、ん！美味しいこの唐揚げ！」
にこ「昨日の残りだけどね、ありがと」
絵里「じゃあ次は私のね、あーん…」
にこ「あーんっ、ん、この春巻きも美味しい！」
希（購買から帰ったら、えりちがにこっちを膝に乗せて向かい合ってお弁当食べ合いっこさせてた…）
絵里「ほんと！？ よかった…、初めてなのよね、春巻き作るの」
にこ「初めてでこの味って…、あら？お帰り、希、食べましょ？」
希「あ、あぁ、うん…」
61:
希「で、なんでにこっちはえりちの膝に座って食べさせ合ってるん？」
にこ「絵里がにこのお弁当美味しそうって言ったから」
絵里「本当に美味しそうだったんだもの。それで、にこのお弁当もらってばかりもなんだからって、私のお弁当と交換してるのよ」
絵里「それに、あーんってのはロマンだよ！って亜里沙が言うものだから、ついでに体験してるのよ」
にこ「それで、最初は隣り合って食べさせ合ってたんだけど、なんかしっくりこなくて、最終的にここに落ち着いたわ」
希「そ、そか…」
にこ「はい絵里、あーん」
絵里「あーん、んん！この卵焼きも美味しい！さすがにこね！」
にこ「フフン！卵焼きは自信あるのよ！」
絵里「はいにこ、あーん」
にこ「あーん、んん♪ 絵里の卵焼きも美味しいじゃない！さすが絵里ね♪」
絵里「ふふっ」
にこ「ははっ」
希「…、パンおいし」
67:
絵里「…」ﾃｸﾃｸ
絵里「あっ、にｋ
穂乃果「にっこちゃ?ん！」ﾀﾞｷｯ
にこ「穂乃果？」ｸﾙｯ
にこ「…って！ いきなり抱きつかないでよ！」
穂乃果「い?じゃ?ん、たまにはさー♪」ｷﾞｭｰ
にこ「はーなーしーなーさーいーよー！」
穂乃果「…穂乃果が抱きつくと迷惑？」
にこ「え？」
68:
穂乃果「絵里ちゃんがいっつもにこちゃんを抱きしめてるし、穂乃果も抱きしめたいなーって思ってたんだけど、迷惑って言ったら離れるよ」
にこ「…はぁ、しょうがないわね。迷惑じゃないから抱きしめるだけなら好きなだけ抱きしめてなさい」
穂乃果「わーい♪」ｷﾞｭｰ
にこ「ふふっ、今日の穂乃果は甘えん坊ね」
絵里「…」
69:
?♪
穂乃果「ん、メール？ あ、海未ちゃんからだ」
にこ「なんて？」
穂乃果「うーんと、生徒会室に来て欲しいって、名残惜しいなぁ…」
にこ「はいはい、仕事なんでしょ？ ほら、行った行った」
穂乃果「んー…、じゃあ、またね？」
にこ「うん、またあとで部活で、行ってらっしゃい、穂乃果」
穂乃果「行ってきまーす！」ﾀｯﾀｯﾀｯ
70:
にこ「ふぅ…、さて部室に行かなきゃ」
絵里「…にこ」
にこ「？ あら、絵里、奇遇ね。一緒に行きまっ…」
絵里「にこっ！」ﾀﾞｷｯ
にこ「え、絵里？ どうしたの？ いきなり」
絵里「ごめんね、でも、もうちょっとこのままでいさせて…」ｷﾞｭｰ
にこ「…。ええ、いいわよ。今日の絵里も甘えん坊ね」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ
絵里「…」ｷﾞｭｰ!
96:
―合宿！
海未「ここは――」
絵里「なるほどね、それと――」
にこ「えーりーっちゃーん！」
絵里「きゃっ！？ に、にこ！？ いきなり背中に飛びついてこないでよ！」
にこ「ごめんニコ?♪」ｷﾞｭｰ
絵里「というか、なんでにこにーモードなのよ」
にこ「暇だからニコ♪ それで何話してるニコ？」ｷﾞｭｰ
絵里「暇だからって…、今日の練習の振り返りと明日以降の練習の打ち合わせよ」
97:
にこ「あー…、じゃあ邪魔しちゃ悪いわね、戻るわ」ｽｯ
絵里「あっ」
にこ「ん？」
絵里「…にこが良ければ、そのまま後ろから抱きしめてて欲しいのだけど」
にこ「えー？ もしかしてにこにーに魅了されちゃったニコ?？ にこはいいニコ?♪」ｷﾞｭｰ
絵里「ふふっ、ありがとね。やっぱりにこに抱きしめられてると安心するわ、さすがにこね」
絵里「じゃあ、再開しましょうか、海未」
海未「えっ！？ え、ああ…、そうですね（忘れられてなかった…）」
104:
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
亜里沙「はーい、あ！ にこおねーさん！」
にこ「こんにちは、亜里沙ちゃん。絵里はいる？」
亜里沙「お姉ちゃんなら『お菓子切らしてたからすぐに買ってくるわ！』って言って出かけました！」
にこ「そうなの？ じゃあ、帰ってきそうな時間になったらまた来るわね」
亜里沙「いえいえ、上がって待っててください！」
にこ「え、いいの？ じゃあ上がらせてもらうわね」
亜里沙「あ、そうだ！ にこお姉さんにお願いがあったんでした！」
にこ「？」
105:
絵里「ただいまー、亜里沙ー、にこは来たかし、ら…？」ｶﾞﾁｬ
亜里沙「ふうむ、なるほど」ｷﾞｭｰ
にこ「…」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
絵里「え、な、なんで亜里沙とにこが抱き合ってるの…？」
亜里沙「あ、おかえり！お姉ちゃん！」ｷﾞｭｰ
にこ「ん、おかえり、絵里」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
絵里「た、ただいま…、じゃなくて！ なんで…」
亜里沙「だってーお姉ちゃんがにこおねーさんの抱き心地がいいって言うから、亜里沙も抱きしめてみたいなーって」ｷﾞｭｰ
にこ「絵里…、そんなこと言ってたの…？」
絵里「うっ…」
106:
亜里沙「お姉ちゃん！ にこおねーさんの抱き心地、ハラッセオ！」ｷﾞｭｰ
絵里「うー…、あ、亜里沙？ もう、いいでしょ？ お姉ちゃんと交代…」
亜里沙「えー、やだー」ｷﾞｭｰ
絵里「うぅ…」
にこ「絵里？」
絵里「じゃ、じゃあ私は2人に抱きつくわ！」ｶﾞｼｯ
亜里沙「きゃっ」
にこ「わっと…」
絵里「最初からこうすれば良かったのよっ！」ｷﾞｭｰ
亜里沙「たーのしーなー♪」ｷﾞｭｰ
にこ「ふふっ、妹が一気に2人増えた気分ね♪」ｷﾞｭｰ
111:
ｶﾞﾁｬ
花陽「ご、ごめんね！？ 日直で遅れちゃって…！ ってあれ…？」
海未「来ましたか、これで全員揃いましたね」
花陽「え？ まだ絵里ちゃんとにこちゃんが…」
海未「今日は絵里とにこは呼んでません、なぜなら今日の議題は絵里とにこについてだからです」
花陽「へ？」
海未「では始めます。…ほら花陽、そんなところで突っ立ってないで」
花陽「あ、うん…」
112:
海未「今日皆さんに集まってもらったのは他でもありません、にこと絵里の行いが度を過ぎているということです」
穂乃果「行いって？」
海未「え゛、えと、そのぅ…、抱き、合ったり、とか…、お昼ごはんを食べさせあったり…、とか、き、き、きす…とか…！」
ことり「ふぇっ！？ き、キスまでしてたんだ…」
海未「あまつさえ！ にこが絵里の家に泊まりに行った時、抱き合って、ど、ど、同衾したという話です！！ は、破廉恥です！」
真姫「…ただ一緒の布団に寝たというだけで、同衾という言葉が出てくる海未の脳のほうが破廉恥だと思うのだけど」
海未「真姫！？」
凛「でも抱き合って一緒の布団で寝るぐらいだったら、凛もかよちんと…」
花陽「り、凛ちゃん！？」
凛「むぐっ！？ むーっ！」
113:
真姫「そもそも、なんで絵里とにこちゃんが一緒に寝たこと知ってるのよ」
海未「…先週末に穂乃果の家で遊んでいた時に、亜里沙が雪穂に嬉々として話すのを聞いてしまいまして…」
凛「盗み聞き？」
海未「ぬ、盗み聞きなんて、私はそんな…！」
希「はいはい、それで海未ちゃんはウチに相談に来たんよ」
希「ウチも最初は微笑ましく見てたんやけどね？ でも最近見てると、えりちがにこっちに依存してるんやないかって心配になってな」
海未「それで一度絵里とにこを離すべきではないかと」
114:
真姫「離すって…、μ'sの活動に支障があるんじゃないかしら」
海未「会話まで禁止するつもりはありません。絵里とにこがほぼ毎日行っていて、周りに悪影響を及ぼしかねない『ハグ』を禁止しようかと」
穂乃果「は、ハグの禁止は辛いよ…」
希「と言うても1週間だけな?」
海未「さて、皆さんに反対意見がないなら絵里とにこに言いに行きますがいかがでしょう」
ことり「ちょっとかわいそうだけど…、1週間なら…」
海未「…。反対意見がなさそうなので可決されたと判断します」
希「じゃあ明日、うちから2人に言うとくな」
115:
希「なぁ、えりち、にこっち」
絵里「何？ 希」ｷﾞｭｰ
希「今日から1週間ハグ禁止なー」
絵里「」ｷﾞｭｰ
にこ「？ にこはいいけど、どうして？」
希「かくかくしかじかでな?」
にこ「なるほど。いい機会だから絵里、にこ離れしないとね。…絵里？」
絵里「」ｷﾞｭｰ
希「あかん、フリーズしとる…」
124:
放課後
絵里「…」ｽﾞｰﾝ
花陽「あの…、すごい落ち込みようなんだけど…」
希「3日ぐらいなら耐えるかと思ったんやけどなぁ」
海未「…ちょっと予想以上でした。まさか1日もたないとは…」
穂乃果「ねぇにこちゃん、どうにかならないかな？」
にこ「…。はぁ、仕方ないわね、じゃあ絵里と話してくるわ」
125:
にこ「――」
絵里「―！」
にこ「――」
絵里「！」
絵里「―！」
凛「何話してるのかにゃー」
真姫「さぁ、あ、来たわよ」
絵里「さぁ、みんな！ 練習始めましょ！」
7人「」
127:
絵里「じゃあ、先に屋上に行ってるわねっ！」
凛「わ、ま、待って！ ほらかよちんも真姫ちゃんも行こっ？」
花陽「わわっ、う、うんっ」
真姫「ちょ、ちょっと引っ張らないで！」
穂乃果「じゃあ穂乃果たちも行こっか」
海未「そうですね」
ことり「うんっ」
希「…。にこっち、えりちに何て言ったん？」
にこ「んー？ 別に大したことは言ってないわよ。ただ、『そんな様子じゃ1週間後も抱きつかせてあげないわよ』『絵里の頑張ってる姿見たら1週間待たずに解禁されるかもね』ってね」
希「き、厳しいなぁ…」
にこ「厳しいって…、絵里は強い子よ？ このぐらいなんでもないわ。それじゃ私達も行きましょ？」
希「あ、うん。せやな」
130:
?4日後?
にこ「…」ﾎﾞｰ
先生「―となって、…矢澤？」
にこ「…」ﾎﾞｰ
先生「おい矢澤！ 聞いてるのか！」
にこ「は、はい！？ あ、すみません…、聞いてませんでした…」
先生「大丈夫か？ 受験控えてるんだからちゃんと聞いとけよー」
にこ「はい…」
131:
海未「それじゃあ、まずはAメロをみんなで合わせて踊ってみます」
?♪
にこ「…」ｸﾙｯ
にこ「あっ」ｸﾞﾗｯ
絵里「に、にこっ！？」
にこ「痛た…、ご、ごめん…」
ことり「にこちゃん大丈夫？」
にこ「大丈夫よ、それじゃもう1回ね」
希「いや、ダメや。授業中ボーっとして先生に注意されたって聞いたよ？ 調子悪いんとちゃうか？」
にこ「別に体調悪いってわけじゃないんだけどね。でも今日は休ませてもらうわ」
海未「その方がいいですね。希、送って行ってもらえますか？」
にこ「いや、1人で帰れるわよ」
絵里「ダメよ1人で帰っちゃ。希、お願い」
希「うん、わかった。じゃあ行こか」
にこ「うん…」
132:
穂乃果「にこちゃん大丈夫かなぁ」
真姫「希がついてるから大丈夫よ」
海未「じゃあダンスを合わせるのはやめて個別練習にしますか」
凛「了解！ 穂乃果ちゃん組も？」
穂乃果「うんっ、ダンスの練習しよっか」
凛「さんせ?い！」
真姫「私は音楽室に行くけど、誰か一緒に来る？」
ことり「じゃあ私も行くよ?」
真姫「じゃあ行きましょ、ことり」
133:
花陽「（あれ…？ 今残ってるのって…）あ、じゃあ私は凛ちゃんたちと…」ｶﾞｼｯ
海未「花陽、一緒に組みませんか？」ﾆｺﾆｺ
花陽「へ？ う、海未ちゃん…？」
海未「この前、ダンスに不安があるって言ってましたよね？」ﾆｺﾆｺ
花陽「う、うん。だから凛ちゃんたちと…」
海未「凛と穂乃果は感覚派ですから、説明するのには向きません」
絵里「そうね。私達と組んだほうがいいわよ」
花陽「は、はいぃ…」
凛「あ、かよちんがしごかれてる…」
134:
7日目
にこ「はぁ…」ﾎﾞｰ
凛「にこちゃんが黄昏れてるにゃー…」
穂乃果「1日目の絵里ちゃんみたいだね」
海未「…希。相談があるんですが」
希「…にこっちのことやろ？ じゃあ生徒会室に行こか」
絵里（あぁ…、黄昏れてるにこを抱きしめたい…！）
135:
trrrrr
絵里「？ もしもし、希？ 生徒会室に？ わかったわ」
pi
絵里「生徒会室に行ってくるから」
穂乃果「うん。いってらっしゃーい」
136:
trrrrr
にこ「…」ﾎﾞｰ
trrrrr
にこ「…」ﾎﾞｰ
ことり「にこちゃん、ケータイ鳴ってるよ？」
にこ「ん、ああ私のだったのね。もしもし、あぁ希。え？ 今から？ わかった行くわ」
pi
にこ「ちょっと生徒会室行ってくるわ」
ことり「あ、うん。1人で大丈夫？」
にこ「そのぐらい大丈夫よ」
ことり「そう？ 行ってらっしゃい」
にこ「ん」 ?
137:
ｺﾝｺﾝ
ｶﾞﾁｬ
にこ「希ー？ あら？ 絵里だけ」
絵里「っ、にこっ！」ﾀﾞｷｯ
にこ「え、えり…？ なん、で…、まだ、いちにち…」
絵里「さっき希に『1日早いけど解禁』って言われたのよ…！ ずっと…にこのことを抱きしめてなくて不安だった…！」ｷﾞｭｰ
にこ「う、うわぁぁぁん…、あったかい…あったかいよぉ…、に、にこも不安だった…」ｷﾞｭｰ
絵里「にこぉ…」ｷﾞｭｰ
にこ「えりぃ…」ｷﾞｭｰ
138:
希「まさか、にこっちの方がえりちに依存してたとはなぁ」
海未「…そうですね。予想外でした」
希「にこっちも自覚してなかったみたいやけどなぁ」
海未「絵里は1週間でも大丈夫なそうでしたね」
希「えりちにはにこっちが掲げた目標があったからなぁ」
海未「目標って、あの『1週間の状態如何によって延長するかも』『問題なしと判断されれば解禁が早まるかも』っていう…」
希「…にこっちは言わなかったけど、それだけやないと思うで？ それだけじゃ目標というには弱すぎるからな?」
海未「…でもにこには」
希「にこっちには頑張れる目標がなかったから、ねぇ」
139:
希「さて、とや。泣いてる2人が落ち着いたら謝らないといかんなぁ」
海未「はい。風紀のためとはいえ非道いことをしてしまいました…」
希「まぁでも、頻度は減らさせないとなぁ」
海未「大丈夫でしょうか？」
希「大丈夫やと思うよ？ 2人やって子どもやないんやし、にこっちも今回でえりちに依存してるって自覚したやろし」
海未「じゃあ、2人に謝ってからそう話しますか」
希「うん。でも、落ち着くまで時間かかりそうやなぁ…」
海未「ですね。みんなに待ってもらってますけど、今日は練習休みにしますか」
140:
絵里「せっかくにこをハグしてもよくなったのに、回数減らされるなんて…」
にこ「まぁまぁ、ずっと禁止されなくてよかったじゃない」
絵里「うん、そうなんだけど、ね…」
にこ「それに」
絵里「？」
にこ「にこは絵里と一緒に手をつないで歩くだけでも幸せよ？」
絵里「ふふっ、そうね。私も幸せよ」
にこ「絵里とこうしてるだけで安心できるなんて、さすが絵里ね」ｷﾞｭ
絵里「私もよ。さすがにこね」ｷﾞｭ
おわりん
141:
おつだにゃ?
14
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