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P(さて、どこにタッチするべきか……)


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 事務所
P(ふぅ。思ったより、打ち合わせが長引いたな)
P(でも、おかげで次の仕事のイメージは膨らんだぞ!)
P(よし! それじゃあこれから企画書をまとめて――)
??「あの……すみません。そろそろ、離してもらえませんか?」
??「よいではありませんか。もう少し、このまま……」
P(ん? 応接室の方から、誰かの話声が聞こえるぞ?)
??「私、お手洗いに行きたいんですけど……」
??「ああ……。この心地よさは、まさしく天国の感触……」
P(何だろう? とにかく、行ってみるとするか)
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2: 以下、
 ガチャ
P「ただいまー……って」
千早「あ……プロデューサー」
貴音「おや、プロデューサー。お疲れ様です」
P「あのさ……貴音」
貴音「はい、何でしょう?」
P「貴音はどうして、千早を羽交い締めにしてるんだ?」
貴音「ええ。これは――」
P「はっ!? もしかして、プロレスごっこ!? 二人にそんな趣味が――」
千早「ち、違います!」
P「違うのか? じゃあこの体勢は、一体全体何なんだ?」
貴音「千早の、演技の予行練習ですよ」
3: 以下、
P「演技の練習?」
千早「次の主演ドラマに、恋人の死に直面して錯乱する場面があるんです」
P「ふむ……。そりゃ、なかなか難しそうなシーンだな」
貴音「パニックになって狂乱する千早は、側にいた友人に取り押さえられるのですが」
千早「今ひとつ、状況のイメージがつかめなかったんです。それで……」
P「なるほどね。貴音に頼んで、練習に付き合ってもらってたってわけか」
千早「はい。でも……」
P「でも?」
千早「練習が終わっても、四条さんが離してくれなくて」
貴音「申し訳ありません。ですが、プロデューサー」
P「おう?」
貴音「千早の体はとても抱き心地が良いので、離したくないのです」
P「ああなるほどね。わかるわかる」
千早「プ、プロデューサー!?」
4: 以下、
千早「べ、別に……」
P「適度に弾力がありそうだしさ。密着したら、いかにもリラックスできそうだ!」
千早「そ、そんなことは……ないと思いますけど」
貴音「さすが、お目が高いですね。と、いうわけで」クルン
P「ん?」
千早「え?」
P(何だ? 貴音が千早ごと、俺のほうに向き直ったぞ?)
貴音「私一人で独占するのは、少々もったいないと思っておりました。そこで」
P「まさか、俺にも触らせてくれるのか!?」
千早「え、ええっ!?」
P「本当にいいのか、貴音?」
貴音「ええ、お裾分けです。どうぞ、思う存分愛でてください」
P「おお……! ありがとう! ありがとう貴音!」
千早「ちょ、ちょっと!?」
5: 以下、
千早「四条さん!? プロデューサーも、何を言ってるんですか!?」ジタバタ
貴音「ふふ。どんなに暴れても、千早の力では逃げられませんよ?」
千早「だ、だって、こんなの! プロデューサー!」ジタバタ
P「まぁせっかくの機会だし、軽く触らせてもらおうかな」
千早「ま、待ってください! こ、心の準備が! 心の準備を!」ジタバタ
P(うーん……軽い冗談のつもりなんだけどなぁ)
P(千早、予想以上に取り乱してるぞ)
P(これはあまり変な場所を触ると、今後に多大な影響が出そうだな)
P(さて、どこにタッチするべきか……)
P(よし、決めたぞ! 俺が触るのは、ここだ!)
タッチしてください
>>7
7: 以下、
お腹 肋骨とお腹の柔らかさの差を堪能したい
10: 以下、
P「たあっ!」モミュ
千早「きゃ、きゃあっ!?」
貴音「あ」
P「ふむ……思っていたとおりだ」モミュモミュ
千早「あ、あ、ああっ!」
P「これは素晴らしい感触だ……!」モミュモミュ
千早「あは、あははははっ!」
P「勇気を出して、一歩を踏み出してよかった!」モミュモミュ
千早「い、いやっ! やめてくださいっ!」
P「感動ものだ! 千早の肋骨だ!」モミュモミュ
千早「く、くすぐったい! くすぐったいぃ!」
P「そして、次はお腹だ!」モミュモミュ
千早「ちょ、そこダメっ! きゃはははははっ!」
11: 以下、
P「すごいよ……何という、まろやかさ……」モミュモミュ
千早「プロデュゥサーっはははは!」
P「実際に触ってみろよ! この柔らかさだぞ!」モミュモミュ
千早「あっ!? プロデューサーだめっ!」
P「適度な弾力! 手に吸い付くような、きめ細かくて柔らかな弾力」モミュモミュ
千早「わ、私、お手洗いに! あはははははっ! ひいっ!」
P「ああ、まるで天国にいるようだ……」モミュモミュ
千早「ちょ、力が抜けて! やはっはははは!」
P「もう、俺感激! プロデューサー感激!」
千早「が、我慢が、やはっ! やはははははっ!?」
12: 以下、
P「こんな気持ち良い感触、他にあるか!?」モミュモミュ
千早「く、くすぐったい! 本当に、本当にダメェ!」
P「いや、ない!」モミュモミュ
千早「い、いやっ! も、もれちゃうあはははは!」
P「さあ、正直に言おう! みんなだって、触りたいだろ!?」モミュモミュ
千早「ダメぇ! プロデューサー!」
P「ちーちゃんの身体に、触りたいんだろ!」モミュモミュ
千早「やめてぇ! 本当にやめてあっははははは!」
P「俺は触れるんだよ! なぜなら、同じ次元に存在してるからな!」モミュモミュ
千早「ひーっ! ひーっ! ひひひひひひ、やめてえ!」
P「ああ……俺は幸せ者だ!」モミュモミュ
千早「もれるぅ! やだぁーっははははは!」
13: 以下、
P「千早の肋骨とお腹、マジ最高だああああああああああ!」モミュモミュ
千早「もれちゃうううううう!」シャアアアアアア
P「うえっへっへっへっへっへっ! へーっへっへっへっへ!」モミュモミュ
千早「あ……ああ」シャアアアアアアア
P「うぇへへへ……はっ!?」モミュモミュ
千早「…………」シャアアアアアアア
P「あ……」
貴音「しまった……。止めるべきが、思わず見とれてしまいました……」
14: 以下、
P(ま、まずい! そういえば、お手洗いに行きたいって言ってたっけか!?)
千早「プロデューサー……!」ゴゴゴゴゴ
P「うわっ、すまない! 心からすまない! 謹んですまない!」
千早「やめてって、言ったじゃないですか……!」ゴゴゴゴゴ
P「ち、違うんだ! 俺だけのせいじゃない!」
P「これは、みんなの総意なんだ! 他次元の俺達が、俺に干渉を!」
千早「そんな意味の分からない言い訳を……!」
P「俺はただ、操られただけなんだ! だから! だから!」
千早「プロデューサーの……」
P「ま、待ってくれ千早! 俺の話を――」
千早「プロデューサーの……馬鹿ぁぁぁぁぁ!」ドゴォォォォ
P「ぐおおああああっ!?」キーン
15: 以下、
千早「あっ……!」
貴音「おお……」
P「の、のおおおおおお……」
貴音「千早の爪先が、プロデューサーの股間にめり込みましたね……」
P「あ、あああああ……」
千早「し、しまった! プロデューサーごめんなさい! 大丈夫ですか!?」
P「ダ、ダメみたい……はううぅあ、あうあうあう……はうっ」ガクッ
千早「プ、プロデューサー!? プロデューサーーーッ!?」
貴音「……まこと、見事な蹴りでしたよ……千早」ハラハラ
千早「し、四条さん! 感動してないで、早く私を離してぇ!」ジタバタ
16: 以下、
P(10分後、目を覚ました俺は)
P(千早に土下座して謝り、どうにか許しを得ることができた)
P(海よりも深い千早の慈愛の心に、感謝しなければ……)
P(うーん、少しばかり調子に乗り過ぎてしまったな……)
P(反省して、次のタッチに繋げていくとしよう!)
バッドコミュニケーション……
おしまい
17: 以下、
以上になります。
ありがとうございました。
21: 以下、
人生にやり直しは効かない
良い教訓になったね
22: 以下、
土下座したときには拭き取られてたんですかね・・・?
23: 以下、

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