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凛「凛をペットにしてほしいの!」 前編


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1:
花陽「……え……それでうちに来たの?」
凛「うん!」
花陽「凛ちゃん、それはムリかな…………」
凛「なんで!?」
花陽「なんでって……そもそも、どうしてペットになりたいの?」
凛「かよちんと、いつでも一緒がいいニャ!」
花陽「今でも十分一緒にいると思うよ?泊まったりだってするし……」
凛「もっともっと、一緒がいい」
花陽「凛ちゃん……やっぱり変だよ……」
凛「変じゃないよ?」
3:
凛「ほら、ちゃんと尻尾と耳もあるニャ!」
花陽「あ、あのね、そういうことじゃなくて……」
凛「大丈夫、噛んだりしないよ?」
花陽「凛ちゃん…………今、テスト期間だよ……」
凛「ペットは勉強しなくてもいいの」
花陽「赤点とったら、部活動停止なんだよ?」
凛「に、ニャーニャー!」
花陽「ごまかさないで」
5:
凛「まあ見てて!あまりのペットぶりに、かよちんも納得すると思うよ」
花陽「ええっ…………」
凛「ねえ、撫でてみて!」
花陽「う、うん…………」ナデナデ
凛「ごろニャーン?」
花陽「………………」
凛「どう?どう!?」
花陽「……部活休みなぶん、ちゃんと勉強しよう?」
6:
凛「ま、まってかよちん!もう一度凛にチャンスをください」
花陽「え、いいけど…………」
凛「ニャー?」ペロペロ
花陽「や……く、くすぐったいよ凛ちゃん!」
凛「…………」ペロペロ
花陽「ほっぺた舐めないでよぉ…………」
凛「……とこのように、愛らしく舐めるニャ」
花陽「…………勉強しよ?この机で一緒に。ね?」
凛「なんでそうなるの…………」
7:
凛「り、凛は賢いペットだよ!かよちんの指示ちゃんと聞くよ!?」
花陽「テスト勉強を……」
凛「ペットができる範囲のことだけニャ……」
花陽「なんでも言うこと聞く?」
凛「うん!」
花陽「そっか……じゃあついてきて」
凛「わかったニャ、ご主人様?」
8:
花陽「さて、ここが玄関だよ。いいね?凛ちゃん」
凛「凛、知ってるよ」
花陽「指示を出すね。ええと――――」
花陽「凛ちゃん、ここから出て自分のうちに帰ろう?」
凛「うん!」
花陽「バイバイ凛ちゃん」
凛「じゃあねかよちん!」バタン
花陽「………………」カチャンカチャン
凛「あー!違う、違うのかよちん!閉めないで!」ドンドン
9:
凛「昨日はかよちんに、見事にしてやられた……」
凛「でもあのあとかよちんは、凛を再び家にあげてくれて――」
凛「一緒に勉強会をしてくれたニャ!」
凛「やっぱりかよちんって、とーっても優しいの!」
凛「かよちんにペットとして、撫でまわされたいニャ?」
凛「かよちん?かよちん?」
10:
花陽「………………」
凛「小泉凛にしてほしいニャ」
花陽「凛ちゃん……またなんだね……」
凛「かーよちん♪」
花陽「そろそろ私も怒るよ?」
凛「うん。しっかりしつけて?」
花陽「………………」
凛「ニャー♪」スリスリ
花陽「お願いだから、目を覚ましてよぉ…………」
12:
凛「ほら、ちゃんとペットらしく四足歩行で――」シュバッ
凛「こんなふうに、俊敏に動くよ!」
花陽「だからなんなのかなぁ…………」
凛「ここぞというときに、飼い主を守ることもできるニャ!」
花陽「そ、そうなんだ……」
凛「こんな凛が、今ならタダ!」
花陽「たとえお金がもらえても、飼わないよ……」
凛「なんで…………なにが足りないの?」
花陽「え、ええとね……常識かなぁ…………」
13:
凛「フー………………」
花陽「え、突然どうしたの……?」
凛「………………」ギュ
花陽「いっ……痛いよ凛ちゃん!おなかつままないで!」
凛「こういう時に、しつけが必要になるニャ」
花陽「…………え?」
凛「さあかよちん!凛をしつけて!」
花陽「あ、えっと…………だ、ダメだよーおなかつまんじゃ……」
凛「ニャー…………」シュン
凛「完璧なしつけだよ!さすがかよちんニャ!」
花陽「ええっ…………」
14:
凛「かよちん、何かしてほしいことある?」
花陽「勉強……かな」
凛「それ以外で」
花陽「じゃあ……あの勉強机の上から、数学の教科書持ってきてくれるかな?」
凛「まかせて!」
凛「――――よっと……」
凛「……はい、かよちん」
花陽「ありがとう、凛ちゃん」
凛「……このようになにかいいことをしたら、頭を撫でてほしいニャ」
花陽「え……あ、うん…………」ナデナデ
凛「かよちーん?」
花陽「………………」
15:
花陽「ね、ねえ凛ちゃん。もう一つお願いがあるんだけど」
凛「どんとこいニャ!」
花陽「あのね、外の郵便受けから新聞を取ってきてほしいの」
凛「新聞?」
花陽「うん。イヌとかはね、とってきてくれるんだって」
花陽「凛ちゃんもできるよね?」
凛「まかせてよ!行ってくるね」
花陽「うん」
16:
凛「郵便受けは、門の近くの――これかな?」
凛「あ、あった!」
凛「よし、新聞も取ったしかよちんの部屋に――――」ガチャガチャ
凛「玄関が締まってるニャ……」
凛「…………かよちん!あーけーてー!」ドンドン
17:
凛「昨日も締め出されたニャ……」
凛「でもまたもや、凛を再び家にあげてくれて――」
凛「一緒に勉強会をしてくれたニャ!」
凛「やっぱりかよちんって、とってもとーっても優しいの!」
凛「かよちんにペットとして、しつけられたい?」
凛「かよちん?かよちん?」
18:
花陽「…………それで、また来たんだね」
凛「うん。凛をペットとして迎え入れよう?」
花陽「だからね……それはムリなの」
凛「なんで?なんで!?」
花陽「ヒトをペットにはできないよね?」
凛「それなら、凛はヒトをやめるニャ」
花陽「え、ええぇ………………」
凛「ねえ……いいでしょ?かよちん!」
花陽「なにが凛ちゃんをここまでさせるの……」
19:
凛「今日はペットらしく、首輪も持ってきたの」
花陽「そ、そうなんだぁ……」
凛「凛に着けて!」
花陽「ええと……着けなくてもいんじゃないかな?」
凛「ダメだよ!もし迷子になったときは、首輪が頼りになるんだよ!?」
凛「ほら、見てこの首輪。ちゃんと、迷子のときのために、連絡先が書いてあるの」
『名前:リン 飼い主:かよちん?』
花陽「………………
21:
凛「さらにね……このリードをつければカンペキだよ?」
花陽「………………」
凛「これで、おさんぽもばっちり!」
花陽「あ、あのね…………凛ちゃんは、ネコなの?イヌなの?」
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凛「………………」
花陽「………………」
凛「…………ニャー」
花陽「ネコなの?ネコだね!?」
23:
凛「さあかよちん、おさんぽに連れってて!」
花陽「え……まさかこのリード、着けたまま外行くの?」
凛「もちろん」
花陽「………………」
凛「……いやなら、かよちんの家の庭だけでもいいよ」
花陽「に、庭も……うーん…………」
凛「大丈夫。凛が制服着たまま、四つんばいで歩くから――」
凛「かよちんは、リードもってるだけでいいニャ」
花陽「それ、ヘタしたら私の方がやばい人扱いだよ?」
24:
凛「行っくニャー!」
花陽「待って!」
凛「どうしたのかよちん」
花陽「ネコは……おさんぽしないよね?」
凛「………………」
花陽「………………」
凛「…………凛はイヌニャ」
花陽「……ニャ?」
凛「イヌワン」
花陽「…………もうちょっと、設定をしっかりと練ろう?」
26:
凛「――意外と四本足で歩くのって難しいね……」
花陽「やらなくていいんだよ……?」
凛「凛、ペットとして妥協はしないつもりなの」
花陽「そこは妥協してほしいな……」
凛「がんばるよ、かよちん!」
花陽「………………」
27:
花陽「…………あ、ごめん凛ちゃん。湯を沸かしたままだったよ……」
花陽「火を消しに行ってくるね」
凛「うん、早く戻ってきてね!」
花陽「…………」スタスタ
花陽「………………」バタン
凛「かよちん、戻ってこないニャ…………」
凛「――まさか…………」ガチャガチャ
凛「かよちんヒドイ!ペット虐待だよ!」ドンドン
28:
凛「かよちんってばひどいニャ……」
凛「でもやっぱり、凛を再び家にあげてくれて――」
凛「一緒に勉強会をしてくれたニャ!」
凛「やっぱりかよちんって、とってもとってもとーっても優しいの!」
凛「かよちんと一緒に、もっとおさんぽしたいニャ?」
凛「かよちん?かよちん?」
29:
花陽「………………凛ちゃん」
凛「ニャー!」
花陽「土曜の朝から来て、なんの用事かなぁ…………?」
凛「決まってるよ。そろそろ正式にペットにしてほしくって」
花陽「ホントに怒るよ…………」
凛「凛、怒り顔のかよちんも好きニャ?」
花陽「………………」
凛「かよちん?かよちーん?」ペロペロ
花陽「やめ……やめて…………」
30:
花陽「凛ちゃん、ちょっと早いけどお昼ご飯食べよ?」
凛「うん!ありがとね、かよちん」
花陽「お母さんたち、今日はいないの。だから私がおにぎり作るね」
凛「凛はおとなしく待ってる」
花陽「うん」
凛「……やっぱり、かよちんがおにぎり作ってるところを見てるニャ」
花陽「…………う、うん」
31:
花陽「………………」ニギニギ
凛(かよちんかよちんかよちん?)ジー
花陽「………………」
凛(かよちんかよちんかよちん?)ジー
花陽「あ、あの凛ちゃん?」
凛「なあに?あ、手伝うことある?」
花陽「いや……その……見られてるとやりにくいなあって……」
凛「でも……ペットだもん……」
花陽「…………うん?全く意味わかんないよ?」
32:
花陽「いただきます」
凛「いただきます!」ガツガツ
花陽「り、凛ちゃん!ちゃんと手を使って食べてよぉ……」
凛「…………ん」ゴクン
凛「ペットは手を使わず食事するニャ」
花陽「なんで妙に律儀なの?」
凛「それだけ本気なの!だから…………ペットにしてほしいな……」
花陽「凛ちゃん…………」
花陽「でもダメ」
凛「なんで!?なんでよ!?おかしいよ!?」
46:
花陽「それなら……とことんこだわってほしいなぁ……」
凛「とことん?」
花陽「うん。例えば、しゃべらないとか…………」
凛「わかったニャ!これからしゃべらないようにするね!」
花陽「え……ホントにしゃべらないの?」
凛「もちろんだよ。言いたいことは体を使って表現するね」
花陽「体を使って……?」
凛「…………ニャー?」ペロペロ
花陽「ひゃっ!それはやめてよぉ…………」
4

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