妹「お兄ちゃん…女さんと付き合ってるのかぁ…」 2back

妹「お兄ちゃん…女さんと付き合ってるのかぁ…」 2


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1:
妹「確かに女さんは美人で優しくてお兄ちゃんと仲もいいけど…」
妹「私の方がお兄ちゃんのこといっぱい知ってるもん」
妹「…………」
妹「お兄ちゃんと付き合いたいなぁ…」
妹「一緒にお出かけして…手繋いで…き…キスしたり…」
妹「…………お兄ちゃん」
兄「ただいまー」
2:
妹「お、おかえりー」
兄「ん?どした?そんなに慌てて」
妹「なんでもないよー…遅かったね」
兄「ん、ちょっと友達と遊んでた」
妹「ふーん」
妹(女さんと一緒にいたのかなぁ)
兄「夕飯できてる?」
妹「うん!」
5:
兄「しかし最初はどうなることかと思ったよ」モグモグ
妹「何が?」モグモグ
兄「父さんと母さんが仕事の関係で海外に住むって話聞いたとき」
妹「そだね」
兄「さすがに嫌だったから猛反対したらお前一人で残れって言われて…」
妹「お兄ちゃん自炊も洗濯も出来ないもんねー」
兄「あぁ、だから妹も一緒に残ってくれて助かるよ」
妹「えへへ」
兄「ごちそうさま。さて、風呂にお湯入れてくるわ」
妹「はーい」
8:
兄「妹ー」
妹「なにー?」
兄「部屋で勉強してるから風呂のお湯止めるの頼むわ」
妹「はーい」
妹「お兄ちゃん努力家だなぁ…運動は苦手みたいだけどその分勉強頑張ってるし…」
妹「そうだ!何かお菓子持っていってあげよ!」
妹「んー…ココアとー…何かないかなー?あっ!クッキーあった!お兄ちゃん喜ぶかなーえへへ」
9:
妹「?♪」
妹「お兄ちゃ」
兄『あはは…うん…うん…そうだな!』
妹(誰かと電話中かな?)
兄『あぁ…そんじゃもう夜も遅いしまた明日な……え…?いや…それは恥ずかしいって…』
妹(お兄ちゃん…楽しそうに話してるなぁ)
兄『いや……ん……好きだよ』
妹(!?)
兄『またな』
妹(…女さん…だったのかな?)
兄「ふぅ…さって勉強するか」
妹「あっ…お兄ちゃん入るよー」
10:
兄「ん?何だ?」
妹「お菓子持ってきたの」
兄「おぉ、ありがとな」
妹「いえいえー」
兄「風呂は大丈夫?」
妹「あ!」
兄「………」
妹「た、大変!止めてくる!お兄ちゃん勉強頑張ってね!」
兄「はいよ」
11:
妹「ふぅ…危なかったぁ」
妹「……お兄ちゃんやっぱり女さんが好きなんだなぁ…」
妹「でも私だってお兄ちゃん好きだもん…」
妹「……………」
妹「お兄ちゃんが浮気すれば…女さんと別れるかなぁ…?」
妹「…そうだよ。お兄ちゃんが浮気しちゃえばいいんだ」
妹「浮気すれば女さんは怒るもんね。そうだ、そうすればよかったんだー」
妹「明日…友達に相談してみよう」
12:
兄「んー…疲れた…風呂入るか」
兄「妹?何やってんだ?風呂場で座り込んで」
妹「え、あ…な、なんでもないの!」
兄「お前最近変だけど何かあったのか?」
妹「んー…別にー」
兄「そうか。悩みがあれば相談にのるぞ」
妹「ありがとー!…お兄ちゃんお風呂入るの?」
兄「うん」
妹「背中流してあげようか?」
兄「いや、いいよ。ありがとな」ニコッ
妹「う…うん」
妹(やっぱりお兄ちゃんカッコイイ…)
14:
妹「お兄ちゃん浮気するかなぁ?多分一途だしなぁ…」
妹「一途…私を好きになってくれればなぁ…」
妹「とりあえずいろいろやってみなくちゃ!」
兄「ふぅ…いいお湯だった。妹、入っていいぞ」
妹「はーい」
17:
兄「……」カリカリ
コンコン
兄「ん…?」
妹「お兄ちゃーん…」
兄「どした?」
妹「一緒に寝よー…」
兄「ははは、いいよ。おいで、もう勉強も終わるし」
妹「わーい!」
20:
妹「…スー…スー…」
妹「ん…朝かぁ…」
妹「あれ?お兄ちゃん?」
兄「おぉ妹起きたか、おはよう」ニコッ
妹「おはよっ」ニコッ
兄「朝めし出来たから早くこい」
妹「はーい」
兄「ん、よろしい」
22:
妹「ん、うまくできてるね」モグモグ
兄「これくらいなら俺でも出来るからな」モグモグ
妹「美味しいね」モグモグ
兄「早く準備しないと遅刻するぞ」
妹「あっホントだ!ごちそうさま!」タタタタ
兄「次からはもっと早く起きろよー」
妹「やばいよー」
23:
兄「もう俺は出るぞ」
妹「あー!待ってよお兄ちゃん!」
兄「ほら、早くしろよ」
妹「よっし!それじゃ行こうー」
兄「はいはい」
妹「これなら歩いても間に合うね」トコトコ
兄「でももう少し早く起きれるようにな」トコトコ
妹「うん!」
28:
妹「学校ついたね!」
兄「しっかり勉強やれよ」
妹「うん!じゃあねお兄ちゃん!」
兄「はいはい」
妹「おはよー!」
妹友「おはよっ妹ちゃん」
妹「あ!妹友ちゃん!」
妹友「ん?何だい?」
妹「ちょっと相談したいことあるんだけど…いいかな?」
妹友「ん。何でも聞くよ」
29:
妹「お兄ちゃんがねー同級生の女さんって人と付き合ってるんだー」
妹友「へー、妹ちゃんのお兄さんカッコイイからね」
妹「うん!世界一カッコイイんだよーえへへ」
妹友「あはは、妹ちゃんも世界一可愛いよ」
妹「ありがとー!ってそうじゃなくて」
妹友「ん?」
妹「お兄ちゃんね、女さんに騙されてるの…」
妹友「騙されてる?」
30:
妹「うん…」
妹友「何故騙されてるってわかるの?」
妹「だって!お兄ちゃんと女さんじゃ釣り合わないもん!きっと女さんがお兄ちゃんを誘惑して…」
妹友「それで?」
妹「え?」
妹友「妹ちゃんはどうしたいの?」
妹「それは………別れてほしいなぁって…」
妹友「んー…それはちょっとお兄さんが可哀相じゃない?」
妹「でも…騙されてるのに気付かないお兄ちゃんも…可哀相だよ…」
妹友「まいったなぁ…」
31:
妹友「もう少し様子見てみたら?」
妹「……え?でも…でも…手遅れになっちゃったら…」
妹友「本当に騙されてるのなら、お兄さんだって気付くはずだよ。凄く頭いいんだから」
妹「………うん」
妹友「いざというときは僕も協力してあげるからさ、元気だして」
妹「うん…妹友ちゃん…ありがとー」
妹友「それじゃもうすぐ授業だから席に戻るね」
妹「話聞いてくれてありがとー」
妹友「いつでも聞くからね!」
33:
妹「思わず嘘ついちゃった…」
妹「お兄ちゃんと女さん…お似合いだもんなぁ…」
妹「…だから…悔しいの…」
妹「お兄ちゃんを本当に好きなのは…私なのに…」
妹「お兄ちゃんの隣りで笑っていいのも…私だけ」
妹「お兄ちゃんが笑顔を見せていいのも…私だけ!」
妹「私…お兄ちゃんのことがこんなにも好きなんだなぁ…えへへ」
36:
タタタタ
妹「お兄ちゃん!一緒に帰ろー!」
兄「うわっ!妹か…教室までこなくても…」
妹「はーやーくー!帰ろ♪」グイグイ
兄「わかったわかった」スタスタ
女「あ、あの…兄君?」
兄「ん?」
女「え、あ…その…今日…一緒に帰る…約束…」
兄「あ!そうだったな。ごめんな妹。今日は女さんと一緒に帰る約束してたんだよ」
妹「…………」
兄「だから、今日は悪いけど一緒には帰れない」
妹「……わかった」
兄「いい子だ」
妹「それじゃお兄ちゃん先帰ってるねー」
兄「おぅ、気をつけろよ」
女「あ、ばいばい妹ちゃん」
妹「………」タタタタ
40:
妹「はぁ…」トボトボ
妹友「やっ!どうしたの妹ちゃん、そんなに落ち込んで」
妹「お兄ちゃんと一緒に帰れなかった…」
妹友「何か生徒会の用事?」
妹「違う…女さんと帰る約束してたんだって…」
妹友「ありゃー…それは残念だったね」
妹「お兄ちゃん……うぅ」
妹友「あわわっ!泣かないで妹ちゃん!えーとえーと…そうだ妹ちゃん!」
妹「うっ…ぐすっ……?」
妹友「今日お兄さんと女さんを別れさせたいって言ってたよね?」
妹「うん…」
妹友「あれって何か作戦みたいなのあるの?」
妹「……ある」
妹友「へー!聞かせてほしいな」ニコッ
41:
妹「妹友ちゃんにね…」
妹友「うんうん」
妹「お兄ちゃんを誘惑してほしいの」
妹友「え?」
妹「そうすればお兄ちゃんは浮気で女さんに嫌われるはずだよ」
妹友「でもそれじゃ僕がお兄さんと付き合うことにならない?うまくいったとしてさ」
妹「そこで妹友ちゃんにお兄ちゃんをフッてもらうの!完璧でしょ?」
妹友「そううまくいくかなぁ…」
妹「まずはやってみなくちゃ!」
49:
妹友(妹ちゃん…何だか変…)
妹「それじゃ、さっそくお兄ちゃんに告白してみよう!さぁさぁ!」
妹友「えぇ!?今から!?」
妹「今から!まだ教室にいると思うし♪」
妹友「あ、明日でもいいんじゃないかなぁ?ほら、僕の心の準備とか…」
妹「だめだよ!早くしないとお兄ちゃんが可哀相だもん!ほらほらぁ!」グイグイ
妹友「わわっ!ちょ、ちょっと…!!」
50:
妹「えーい!」ドンッ
妹友「わっ!!」
兄「ん?」
女「あ…」
妹友「あ…はははは」モジモジ
妹(ほら!早く告白して!)ヒソヒソ
妹友(女さんもいるんだよ?)ヒソヒソ
妹(うーん…)
妹友(ねぇ…やっぱりやめ…)
兄「えっと…何か用かな?」ニコッ
298:
それじゃ>>50から分岐
妹友「!?」
妹(後は遠くで見てるから頑張ってね!それじゃ!)
妹友(え!あの…ちょっと!)
女「あ…話しにくいようだったら…私…出ていこうか?」
兄「うーん…何かそんな雰囲気だし…女さん、少しそうしたほうがいいみたいだね」
妹友(うっわぁー…やっぱりお兄さんカッコイイなぁ…近くで見るとますます…ってそうじゃなくて!告白…するの?)
兄「さて、何の用かな?」
妹友「あ!ぼ、僕は妹友って言います!」
兄「そっか…それで妹友ちゃん、何か話したいことがあるのかな?」
妹友「あ…あの…僕…ずっと前から…お兄さんのことが好きで……付き合って下さい!」
304:
兄「へ?」
妹友「ぼ、僕…お兄さんを見てると…ドキドキして…」
兄「あー…ごめんね…今付き合ってる人がいるんだ」
妹友(だよね!やっぱりダメだよ妹ちゃん!)
妹(妹友ちゃん頑張って!)
妹友(うーん…妹ちゃんの為だからなぁ…仕方ない!)
兄「えっと…」
妹友「あ、あの!よかったら…僕の家でもう少し話だけでも…」
兄「うーん…」
兄(傷つけちゃ可哀相だし…話くらいなら…)
兄「いいよ。ちょっと待っててね」
妹友「は、はい!校門で待ってます!」
妹友「」タタタタ
妹友「妹ちゃん!お兄さん僕の家に呼んだよ!」
妹「ホント!?わーい!!それじゃ、お兄ちゃんを誘惑してね!」
妹友「え…どうすればいいのかな?」
妹「んー…キスとか?」
妹友「え!?」
妹「手段は妹ちゃんに任せるよ!」
妹友「え…ちょっと…」
妹「頑張ってね妹友ちゃん!」
妹友「……うん」
306:
兄「それにしても…なんで俺…僕のことを好きになったの?」
妹友「あ…えっと…それは…妹ちゃんと一緒にいたとき…一目惚れです…」
兄「あぁ!妹と友達なのか」
妹友「は、はい!」
妹友「着きました!ここです」
兄「へー…それじゃ…おじゃましまーす」
妹友「僕の部屋で待ってて下さい。廊下の突き当たり左の部屋です」
兄「あぁ…うん」
妹友「お菓子とジュースあったかなぁ?」
309:
妹友「し、失礼しまーす…」
兄「あぁ、悪いね。それで話っていうのは…」
妹友「あ…はい。その…よかったら…今の彼女さんとは別れてくれませんか?ホントに僕…お兄さんが好きなんです」
兄「気持ちは嬉しいけど…そんな…」
妹友「…!!」
ちゅっ
兄「んむっ!」
妹友「お願いします…本気です…」
兄「ん…はぁ……いきなり何を!」
妹友「別れて下さい…」
兄「む、無理だよ!そんな…」
妹友(うぅ…手強い…)
313:
兄「も、もう帰るよ」
妹友「あっ!待って!」ドンッ
兄「うわっ…!」ゴンッ
妹友「あ、あれ?お兄さん?…気絶しちゃった…」
妹友『妹ちゃんーどうしよう…』
妹『お兄ちゃん気絶してるの?都合いいじゃん!既成事実つくっちゃえ!』
妹友『えぇ!い、嫌だよ!そんな…』
妹『お兄ちゃんが女さんと別れたらー…妹友ちゃんにはご褒美にキスしてあげるー!』
妹友『え!ホント!?』
妹『うん!』
妹友『ぼ、僕…頑張るよ!』
妹『よろしくね!』
妹友「よ、よーし…」
324:
妹友「お兄さーん…僕と付き合ってください」ズッ ズッ ズッ
兄「くぅ!んん…」ビクビクッ
妹友「んー…出そうなんですか?」
兄「あ…あぁ!」ビクンッ
妹友「お兄さん早いですね…でも大丈夫ですよ、僕は気にしませんので」
兄「や…やめ…くぁぁぁ!」
妹友「ほら…イッて下さい」
兄「うあぁぁぁぁ!!」ビクビクッ
ドクンッドクンッドクンッ
ビュルルルルルルルル
320:
妹友「わ…お兄さんのここ…凄いなぁ」
妹友「さ、触ってみよう…」フニフニ
妹友「硬くなってきたなぁ…」
妹友「ん…」ピチャ
妹友「ふ…んん…はぁ…」ジュルジュル
兄「う……」
妹友「あ、やばい!お兄さん起きちゃう!もう入るかなぁ?全然濡れてないけど…」
妹友「ん……大き…い…んん!」ズリュリュリュ
妹友「ん…はぁ…入ったぁ…」
兄「くっ……う…な、何だ!?」
妹友「あーお兄さん…起きましたか」
兄「な、何して…うう!」ビクッ
338:
それじゃもうここからはやりたいようにやる
妹友「はぁ…はぁ…中に…出しちゃいましたね」
兄「う…くぅ…」ビュルビュル
妹友「ここまでやって今更ふるなんてなしですよ?」
兄「……はい」
妹友(妹ちゃん!やったよ!)
妹友「それじゃあ、明日すぐに彼女さんとは別れてください」
兄「わかった…」
343:
妹友「それじゃ、また明日!」
兄「あぁ……じゃあな…」フラフラ
妹友『妹ちゃん!僕やったよ!お兄さん明日別れるって!』
妹『ホント!やったね!お兄ちゃんはまだいるの?』
妹友『いや…もう帰ったけど…』
妹『そっか!それじゃあまた明日!』
妹友「さて、お風呂入ろうかな!」
345:
女「……え?」
兄「ごめん…他に好きな人ができたんだ」
女「な、なんで…?ねぇ!兄君!そんなんじゃ納得できないよ!」
兄「ごめんね…それじゃ…」
女「ま、待って…ねぇ…」
妹「」ニヤニヤ
妹「やったよ妹友ちゃん!」
妹友「ははは。後はお兄さんをふればいいんでしょ?」
妹「もう少ししてからね。今ふったらまた女さんとくっつく可能性もあるし」
妹友「わかったよ…女さんには悪い事したなぁ」
妹「いいの!あんな女!」
346:
妹「ただいまーってあれ?誰か立ってる…」
女「あ…妹さん?」
妹「…………何ですか?」
女「兄君は帰ってきてるかなぁ」
妹「まだ帰ってきてないみたいですよ」
女「そっか……待たせてもらってもいいかな?」
妹「私もすぐに出掛けなくちゃいけないので…帰って下さい」
女「………わかったわ」
350:
妹「あははははは!!いい気味!!私のお兄ちゃんを奪うからだよ!!」
妹「あはははは…さて、向こうはどうしてるかな?」
妹『……』
妹友『あ、妹ちゃん?』
妹『やっほー、お兄ちゃんはどうしてる?』
妹友『んー?一緒にお話ししてたけど…』
妹『そう……!!』
妹(女さんが…家の前に立ってる…)
妹(まだ邪魔するの?フラれたんだよ?諦めればいいのに!!)
妹(あぁ!!邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔ッ!!)
妹友『妹ちゃん…?』
妹『あぁ、妹友ちゃん…悪いけど今日お兄ちゃん泊めてあげて』
妹友『えぇ!?』
妹『じゃあね…』
ガチャ
妹「女さん♪そんなとこに立っていないで入りませんか?」
女「え…あ…それじゃ…お邪魔します…」
妹「はーい………」
ガチャ…
352:
「や、やめて!」
ザクッ
「なんで邪魔するの?ねぇ?」
ジュブッ
「い、痛い!!」
ゴリゴリッ
「あぁぁぁぁぁぁ……!!」
ザクッ
ザクッ
ザクッ
妹「……これでもう…大丈夫…」
359:
次の日
兄「ただいま…」
妹「おかえりお兄ちゃん!…どうしたの?」
兄「女にちゃんと謝りたかったんだけどさ…今日学校休んでて…」
妹「なんだそんなことか!夕飯出来てるから早く食べよ♪」
兄「はぁ……」
兄「今日ってなんか特別な日だったっけ?」
妹「ん?なんでー?」
兄「いや…こんなに肉料理ばかりだからさ…」
妹「ふふ…特別だよ♪お兄ちゃんの大好きなお肉だからね!たくさん食べてー」
兄「あぁ…いただきます…」モグモグ
兄「ん…柔らかくて美味しいな」モグモグ
妹「えへへ♪」
363:
兄「ん…」ガリッ
兄「なんだ?骨か?」モゴモゴ
妹「……!?あはは、まだ残ってたね!お兄ちゃんここに出しといて」
兄「ん…」
妹「」サッ
妹(爪全部とったと思ったんだけどなぁ)
兄「ふぅ…お腹いっぱいだ」
妹「え?まだまだあるよ?」
兄「また明日食べるよ」
妹「う…うん」
兄「さて…風呂入ろうかな…」
妹「後片付けしておくねー」
371:
妹「」 ジャー キュッキュッ
?♪?♪
妹「んー?」
妹「女さんの携帯…?着信…お兄ちゃん!?」
兄「んー…女さん出てくれないなぁ…」
妹「あ…お兄ちゃん…」
兄「もう一度かけてみるか」
妹「や、やめっ…」
?♪?♪
兄「えっ…?」
妹「………」
兄「なんで女さんの携帯がここに…?」
374:
兄「妹…?女さん…来たのか?」
妹「……うん」
兄「…え!?いつ頃!?」
妹「……昨日」
兄「……は?」
妹「昨日…来た」
兄「帰ったのは…いつだ?」
妹「……帰ってないよ」
兄「…!?い、今いるのか!?どこに!!」
妹「……そこ」
兄「は?」キョロキョロ
兄「…いないぞ?」
妹「いるよ、そこに」
兄「………え?」
妹「お兄ちゃん大好きだもんね。あんなにたくさん食べてたもん」
兄「まさか…あの肉は…ははは…」
妹「私もお兄ちゃんが大好きなんだ…だから…いいよね?」
375:
【臠(きりみ)】
生肉を細かく刻んで食う刺し身。さすがに、血抜きや洗いぐらいはしないと血液の催吐性にやられると思いますが、
晋の文公のために、従臣の介子推が股の肉を裂いてこれを救ったというものがあります。
この股の肉というのは万病に効くという迷信もあり、親のため主君のために自分の肉を裂いた、という例は数多いようです。
【脯(ほじし)】
先の臠を干して乾燥させたもの。いわゆる干物。 食べ切れなかったときは脯となります。
干物なので保存が効きますので、籠城戦など、糧食の不足する際にあらかじめ作って他の肉と混ぜておくこともあったとされます。
【羹(あつもの)】
煮こんだもの。いわゆる肉鍋。高祖(劉邦)の配下が何人か煮殺されていますが、
せっかく煮込んだものを無下に捨てるような人種ではありませんので、まあ食べたのでしょう。
実際、高祖と項王(項羽)との問答の際、「お前の親父を煮殺すぞ」
と脅された高祖は、「お前とは以前義兄弟だから、俺の親父はお前の親父だ。
煮るなら後で俺にも一杯分けてくれ」と言い返しています。
この台詞は、煮たら食うものだ、という前提がなくては出て来ません。
実際「羹(肉スープ)」は、漢時代?三国時代では客に出す最高のお持て成しとされていたといわれます。
(何の肉かという問題がありますが・・。)
【醢(ししびしお)】。
刻んで干して麹や荒塩と混ぜ、酒で付け込んで保存しておき、
何カ月か置いておくといい味に仕上がる。いわゆる塩辛。
孔子の高弟・子路が衛で憤死を遂げた後、殺害者たちの手によって醢にされています。
それを伝え聞いた孔子は、家に備蓄されていた醢を全て捨てさせたといいます。
史書にいう最古の食人は、紂王が九公を醢にした、という記述です。
さらにこの後、脯と羹も行っている点は、さすがは紂王です。
これらの食人で、最も唾棄すべきものは単純性食人ですが、
中国には数々の恐ろしい逸話が残ります。
以上、中国古代での食人方法について
377:
兄「や…やめろよ…く、来るな…」
妹「お兄ちゃんが好きだから…」
妹「お兄ちゃんとずっと一緒にいたいから…」
妹「大丈夫…残さず食べてあげるから…」
兄「あぁぁ…あぁぁぁぁぁぁぁああああ!!」
妹「お兄ちゃん…大好き♪」
ザクッ

378:
>>377
おつでした。
379:
正直、完でほっとしている。
391:
あれ、完結したと思ったら別√が出来上がってしかも食われてる
39

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