男「…zzz」イケメン「ふふふ」back

男「…zzz」イケメン「ふふふ」


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1:
男「…zzz」
イケメン「ねぇ?」
男「…zzz」
イケメン「起きないな?」
男「…zzz」
イケメン「(…昼休み時間ずっと寝てるなぁ?いつも)」
イケメン「(いつご飯食べてるんだろ)」
イケメン「(ま、いっか)」
イケメン「男君?」
6:
男「…ん?」
男「あれ、お前…イケメン?」
イケメン「そうだよ」
男「何の用?」
イケメン「いや、僕ね君みたいな人に興味あって」
男「………俺にそんな趣味はない」
イケメン「僕だってないよ…」
男「じゃあ、なんだよ」
イケメン「君っていつも一人だよね」
男「だから、なんだってんだよ」
イケメン「だからさ、僕と友達にならない?」
男「…」
8:
男「…別にいいけど」
イケメン「いいの?」
男「お前から、言ってきたんだろ…」
イケメン「(やったね)」
男「(変な奴…)」
男「(こいつ、友達多いしなんで俺なんかにかまうんだろ)」
イケメン「どうしたの?」
男「別に」
男「それで、何?」
イケメン「何が?」
男「俺と友達になってなにしたいの?」
9:
イケメン「別に、何したいってわけでもないけど」
イケメン「強いて言うなら…そうだなゲームセンターにでもいかない?」
男「…放課後?」
イケメン「そうだね」
男「(放課後にどこかに遊びに行くなんて久しぶりだな)」
イケメン「男君って、モテる?」
男「はぁ?なんで」
イケメン「だって、クールだし…」
男「…別にモテないよ」
10:
男「それに、モテるっていったらイケメンのほうがモテるだろ」
イケメン「そんなことないよ?」
男「嘘つくなよ…」
イケメン「いや、本当だよ?」
イケメン「だって、僕がモテるなんて考えたこともないよ…」
男「(嫌味か?いや本当に自覚ないのかも…)」
イケメン「どうしたの?」
男「別にさっさと放課後になってほしいね」
イケメン「そうだね」
男「…」
13:
放課後
男「…こんなところにゲーセンできてたのか…」
イケメン「あれ、知らなかったの?」
男「ああ、学校終わったらすぐに家帰ってるし…」
イケメン「そっか、とりあえず中に入ろうよ」
男「あ、そうだな」
男「お、スト?じゃん」
イケメン「あれ、スト?好きなの?」
男「おお、これすごく好きでさめちゃくちゃうまいぜ?」
イケメン「いいね、じゃあ僕とやろうか」
男「容赦しないぜ」
男「おお、久しぶりだけど結構覚えてるもんだな」
イケメン「(わぁ?本当にうまいな?)」
男「(ぐっ、イケメンの奴結構強い…)」
14:
イケメンWIN
男「…うそ!?」
イケメン「あ、勝っちゃった」
男「も、もう一回!」
イケメン「うん…」
イケメンWIN
イケメン「また、勝っちゃった…」
男「お前、何でそんなに強いんだ…俺も結構強いと思ってたのに…」
イケメン「いや、僕いろんな大会に出て優勝してるし」
男「…おまえもしかして、結構好きなの?」
イケメン「うん」
男「俺程度が勝てるわけないか…」
男「(まあ、イケメンになにか勝てる部分なんてあるわけないか…)」
15:
イケメン「さてと、次はなにしようか」
男「そうだな…あれとか」
イケメン「クレーンゲームだ、よしいいね」
男「…」
イケメン「あ、これいいね」
男「?」
男「(うさぎ?彼女にでもあげるのかな?)」
イケメン「僕の隣に!」
男「(お前のか!?)」
イケメン「よし、見事とれた!」
男「おお、すごいなイケメン」
イケメン「でしょっ」
男「すごいなぁ?」
イケメン「じゃあ、次は…っと」
16:
イケメン「あ、あれは!」
男「…?」
イケメン「あれ、クリアしよう」
男「へっ、あのゾンビの奴か?」
イケメン「うん、あれね、結構好きなんだよね」
男「…じゃあ、やるか」
チャリンッ
男「…」バンバン
イケメン「…」バンバン
18:
男「…」バンバン
イケメン「…」バンバン
男「(こいつ、どんなことでも割とそつなくこなせるよな)」
イケメン「どうしたんの?」バンバン
男「…あ、死んだ」
イケメン「あ、僕もやられちゃった…」
男「そろそろ、時間だ」
イケメン「そうだね、じゃあバイバイ?」
男「おう」
イケメン「フンフン?♪」
イケメン母「あら、今日は機嫌いいわね」
イケメン「そう??」
イケメン母「良すぎてちょっと、気持ち悪いわ」
イケメン「それはひどいね…」
男「…ただいま?」
19:
男母「お帰り?」
男母「今日は遅かったね」
男「うん、寄り道してた」
男母「あら、珍しいわね」
男「…うん」
男母「だから、ちょっと機嫌いいのね」
男「え?顔に出てる?」
男母「何年あんたの母親やってると思ってんの?」
男「はぁ?そっか」
男「ま、いいや」
次の日
男「…zzz」
22:
イケメン「起きろー!男ー!」
男「うおっ!」
イケメン「よお」
男「なんだ、イケメンか」
イケメン「そうだ」
男「どうしたんだ」
イケメン「弁当一緒に食べよう!」
イケ友「ええ、こいつと食べるのかよ」
イケメン「こいつとかいうなって俺の友達だし」
イケ友「けっ」
イケ友「ま、いいけどよ」
23:
男「ま、一緒に食べるなら早く食べようぜ」
イケ友「…」
イケメン「どうした、イケ友」
イケ友「なあ、なんでイケメンこいつなんかと友達になったんだ?」
イケ友「こいついっつも無口で何考えてるかわからないし」
イケメン「え、そりゃおもしろいからでしょ」
イケ友「こいつがおもしろいのかよ」
男「(俺は面白くないとおもうけど)」
イケ友「なにがおもしろいんだよ」
イケメン「いや、なにがって言われても困るけど」
イケ友「ま、お前が仲良くても俺は仲良くないけどな」
イケメン「そういうなって」
24:
男「…」モグモグ
イケ友「こいつはこいつで何も喋らないしよ」
男「…」モグモグ
イケ友「お前に言ってるんだぜ?」
男「別にいいだろ」
イケ友「…」イラッ
イケ友「てめえ?」
イケメン「落ち着けって…」
イケ友「こいつの態度が腹立つ…」
男「お前、短気だなカルシウム取ったほうがいいんじゃない?」
イケ友「なんだと?」
男「…」
イケメン「もう、ケンカするなって」
26:
イケメン「ごめんね男君」
イケメン「僕の友達が君に変に当たって」
イケ友「俺が悪いのか…」
イケメン「誰が見たってそうだろ…」
イケ友「俺はあやまらん」
イケメン「はぁ?」
男「別にいいよ、イケメンがあやまらなくて」
イケメン「ごめんね」
男「別にいいって」
イケメン「ほら、イケ友も謝れって」
イケ友「あやまらん!」
イケメン「変に意地になりやがって」
男「別にいいよ」
男「そろそろ、昼休みも終わるし」
27:
イケメン「そうだね」
放課後
イケメン「お?い男く?ん」
男「ん?どうしたイケメン」
イケメン「いっしょに帰ろうと思って」
男「そうか、じゃあ一緒に」
イケ友「…」
男「ま、そうだよな」
イケメン「なんで、こんなに雰囲気が悪いんだ…」
男「イケ友が悪いんじゃない?」
イケ友「なんだとっ!」
イケメン「ま、男君が正しいよイケ友」
イケ友「…はぁ?悪かったよ」
イケ友「男…」
28:
男「…どうした急に」
イケ友「お前、なんでそんなに暗いのにイケメンと仲良くなれたんだよ」
男「…別にイケメンのほうから話しかけてきたから…」
イケ友「それが、気にいらねぇ」
男「なんでだ、ホモか?」
イケ友「違うっつの」
イケ友「ただ、お前みたいな暗い奴がイケメンみたいな奴と仲良くなれたのが腹立つ」
男「…なんでだよ」
29:
男「やっぱりホモ…」
イケ友「違うっつってんだろ」
男「じゃあ、なんでだよ」
イケ友「俺が、イケメンと仲良くなるのにどれだけ苦労したと思ってんだ」
男「…知らないよ」
イケ友「…ま、そうだよな」
イケ友「ま、悪かったよ」
イケ友「これからは、俺も友達でいいから」
男「おお、そうか」
イケメン「仲良くなったね」
男「…ま、ただのすれ違いだったみたいだし」
30:
男「…あ、俺コッチだから」
イケメン「じゃあねー」
イケ友「じゃあなー」
男「バイバイ?」
男「ふ?」
男「ただのすれ違いか」
次の日
男「…zzz」
イケ友「こいつは学校に寝に来てるのか?」
イケメン「こういうところがおもしろいよね」
イケ友「ん?まあ、そうかも」
32:
男「ん?何?」
イケメン「また、寝てたの?」
男「そうだね。学校って俺にとっては寝る場所…zzz」
イケ友「もうすこし頑張ってくれよ…」
男「ん?イケ友よ?」
イケ友「どうした?」
男「女ちゃんが呼んでる…」
イケ友「へっ?」
女「…」
イケ友「女…どうした」
女「いや、私はイケ友じゃなくて、イケメンに用があるの!」
33:
イケメン「どうしたの?」
女「…あの男君と最近仲いいよね?」
イケメン「うん」
女「…」
イケメン「(なんだろう、もしかして男君に告白をしたいのかな)」
女「いいや、やっぱり」
イケ友「女の奴どうしたんだ?」
男「…zzz」
イケメン「男君は男君でまだ寝てるし…」
34:
男「…はっ!」
イケメン「どうしたの、男君…」
男「俺は眠い!」
イケ友「だろうな」
男「だから、保健室行く」
イケ友「サボる気か!」
男「大丈夫」
イケメン「じゃあ、僕も」
イケメン「行こうか男君」
男「そうだな」
イケ友「…俺も?」
男「来るんだイケメンイケ友」
36:
男「zzz」
イケメン「こうやってサボるのはじめてかも…」
イケ友「そうだな」
イケメン「それにしても、よく寝るね…男君は」
イケ友「なんでだろうな」
イケメン「さぁ?」
男「zzz」
放課後
男「…今日はすごく寝心地が良かった」
イケメン「だろうね…」
男「明日は土曜…寝るしかねぇ」
イケメン「そうだね」
男「じゃあな?イケメン、イケ友」
イケメン「じゃあねー」
イケ友「じゃあなー」
37:
イケ友「それにしても、あいつ常に寝るってくらい寝てるな」
イケメン「ま、あれが男君の個性なのかな?」
イケ友「…まあ、そうか」
イケメン「じゃあねーイケ友」
イケ友「ああ、じゃあなー」
男「…眠い」
男「公園だ」
男「寝よ」zzz
土曜
イケ友「…」
イケメン「…」
男「zzz」
イケメン「ねぇ?男君?」
男「…?なんでイケメンがここに?」
イケメン「あの、もしかして僕たちと別れたあとここで寝てたの?」
38:
男「うん、寝てた」
男「つーか、なんで私服なんだ一回帰って戻ってきたのか?」
イケメン「あのね、今日は土曜日だよ?」
男「ああ、公園で寝てたのか…」
イケメン「とりあえず、家に帰りなよ」
男「そうだな…」
イケメン「はぁ?男君大丈夫かな」
イケ友「ちょっと、あいつがすごいやつだと思った自分がいる」
39:
男「ただいま?」
男母「どうしたの!?昨日帰ってこなかったけど…」
男「ああ、公園で寝てた…」
男母「あんた、本当にマイペースね」
男「それが、行き過ぎてこうなってるけど」
男母「まあ、いいわとりあえず着替えな」
男「…」
男「…」zzz
男母「ねるな!」バシッ
男「…っ?」
男「眠い…」
男「イケメ?ン」
41:
ピンポーン
男母「あら、だれかしら」
男母「は?い」
イケメン「あの、男君の友達なんですけど」
男母「あら、友達?」
イケメン「はい」
男母「どうぞ、どうぞあがって?」
イケメン「男君呼んだ?」
男「おお?いいタイミングだイケメン、俺の服を脱がせて」
イケメン「いいよ?」
イケ友「あ、僕も友達です」
男母「あら、行儀がいいのね?」
42:
イケメン「よし、着替えさせてた!」
イケ友「少しは自分でもがんばれよ」
男「ありがと?」
男「あ、俺の部屋にこいよ」
イケメン「おお、いいの?」
男「別にだめじゃないだろ」
イケ友「…」ワクワク
男「あ、もちろんイケ友も」
イケ友「おお、しょうがないな?」
男「(いつから、イケ友はツンデレになったんだろ)」
イケメン「(ここが男君の部屋か…)」
男「とりあえず、何する?」
イケメン「男はなにしたいの?」
男「俺?俺は寝たい」
イケ友「起きろ?友達が来てるのに寝る奴があるか?」
45:
男「zzz」
イケ友「寝てる…」
男「明日?明日がいい?」
イケメン「なにがだろう…」
男「明日?」
イケ友「寝言が…本当に寝てるの…か?」
男「う?ん」
男「目が覚めた…」
イケメン「じゃあ、何しようか?」
イケ友「そうだな」
男「ゲーム…格ゲー」
イケ友「おお、いいぜ」
イケ友「俺結構強いんだぜ」
50:
イケ友「やろうぜ、男」
男「いいよ」
男WIN
イケ友「……なんだと」
イケ友「お前に一回も勝てなかった…」
イケ友「じゃあ、つぎはイケメンだ」
イケメン「いいよ?」
イケメンWIN
イケ友「………つぎはノーダメージだと!?」
イケメン「イケ友、弱すぎ」ハッハッハ
イケ友「なんだと!?」
男「…なんか楽しいな…こういうの」
イケメン「…まあ、イケ友はもともとこういうやつだからさ」
イケ友「うるせえ」
イケメン「僕らも楽しいよ」
51:
イケ友「まったくだぜ」
男「俺は…こういうのあんまりやったことないから」
イケ友「…ま、いいんじゃね?」
イケ友「すこしずつでもみんなと仲良くなっていこうぜ男」
イケメン「まったく、君らはどんどん仲良くなって僕の存在を忘れてしまうんじゃないか?」
男「そんなことないって」ハハッ
イケ友「どんまい!」
イケメン「次はテトリスやろうよ」
イケ友「いいな」
イケ友「俺はこっちのほうが得意なんだ…」
イケメン「おお、本当にうまいな」
男「本当だ」
イケ友「ハハハハ」
52:
男「はぁ?」
男「眠くなってきた…」
イケメン「頑張れ男!今、イケ友が頑張ってるんだから!」
イケ友「…」ピコピコ
男「………」zzz
イケメン「ああ?負けてしまった…」
イケメン「まあ、僕も寝ようかな…」zzz
イケ友「…」ピコピコ
イケ友「…」ピコピコ
53:
イケ友「あ、すまん集中してた…?」
イケ友「こいつら…」
男「ん?ああ、ごめん寝てた…」
イケ友「いや、別にいいんだけど…」
イケ友「はっ!」ピーン
イケ友「いいこと考えた」
男「?」
イケ友「こいつの顔に落書きしようぜ」
男「え、いいのかなぁ?」
イケ友「いいんだって」
54:
イケメン「あ、結構寝てたな」
イケメン「ん?どうしたの二人とも」
イケ友「…ブブッ」
男「…フフッ」
イケメン「?」
イケメン「んっ?」
イケメン「おい、てめーらぁ」
イケ友「切れた。イケメンが切れた!」
イケメン「はぁぁぁぁ!?」
男「コエエエエ」
イケメン「ゴラァアア」ゴゴゴゴ
男「はぁ?怖かった」
イケ友「あそこまで、切れたイケメンはじめてみた…」
55:
イケメン「面白半分でこんなことしちゃだめだよ」
イケメン「まったく」
男「…あ、ソロソロ帰ったほうがいいんじゃないか?」
イケメン「そうだね」
イケ友「じゃあな」
男「…楽しかったな」
日曜を飛ばして月曜
男「おはよう?イケメンイケ友」
イケメン「ああ、おはよう」
イケ友「おはよう?」
男「…ん?あれは女さん?」
女「あの、男…君」
女「なんで、イケメンと仲いいの?」
男「…別にあいつから来たから」
女「あのさ、イケメンって女なんだよ?」
57:
男「…うそだよね?」
女「本当よ」
男「…ウソオオオオオオオ!!?」
女「イケ友、言ってなかったの?」
男「聞いてない…」
男「どういうこと?」
男「イケメン」
イケメン「…あのね、男僕は君と友達として接してから告白しようと思ってたんだ」
男「…まじか」
イケメン「うん、だから言っていい?」
男「…」ゴクッ
イケメン「男君のことが好きです…付き合ってください」
男「…うん」
男「じゃあ、付き合おうか…」
イケ友「やっぱりか、俺もイケメンのことすきだったんだけどなぁ?」
59:
男「…ごめんねイケ友くん」
イケ友「…謝るな」
イケ友「別にずっといっしょにいて告白する勇気もなかった俺が悪いんだから」
イケメン「…僕もっと女の子らしくするためにスカート履いてこよ」
男「そうだね」
イケメン「…僕が女だってことに驚いた?」
男「まあ。びっくりしたけど」
男「それより、僕のことが好きってことにおどろいたかな」
イケメン「フフッ」
イケメン「最初は友達からって思ったから」
イケメン「ほら、ここの学校私服OKだからさ」
男「俺は、おまえのことまじで男だとおもってたよ」
イケメン「フフッ」
6

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虚構新聞が「ウィキペディア書籍化」記事について謝罪 「記事が現実化してしまいました」

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