【艦これ】提督「なんだって!?北上のパンツが盗まれた!?」back

【艦これ】提督「なんだって!?北上のパンツが盗まれた!?」


続き・詳細・画像をみる


提督「――は!?北上のパンツが盗まれただって!?」
北上「うん……。昨日街で買ってさー、今日の朝履こうと思ったら無くなってた……」
電「でも北上さん、いつの間にパンツなんて買ったのです?昨日北上さんは出撃だったのです」
北上「知らなくても無理ないよー。1人でパンツ買うなんて私にしちゃ恥ずかしいからさー。出撃から帰った後にこっそり買って、私の棚に隠しておいたんだ……」
金剛「しかし誰にも知られず、買って隠したものを見つけ出すとは大した犯人デスネー。バーット、そんな行いは許せまセーン!」
大井「ええ全く!北上さんが大事にしまっておいた黒の勝負パンツを盗むなんて!愚の骨頂ですわ!」
響「でも一体誰が……検討も付かないね」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428384793
2: 以下、
長門「しかし参ったな……悪いが北上。私たちにはさっぱりだ」
摩耶「でもよ、アイツならなんとかなるんじゃねぇの?」
吹雪「私もそう思います!」
陸奥「あいつって……まさか!」
大鳳「確かに彼女なら、この謎も解けるかもしれない」
摩耶「あぁ!どんな戦果を挙げたか微妙の名探偵!」
摩耶「夕立だぜ!」
夕立「んっ?夕立呼ばれたっぽいー?」
3: 以下、

8: 以下、
夕立「――なるほどー。大体の状況は掴めたっぽい。だけどまだ何も分からないっぽいー」
長門「おい、これ本当に大丈夫なのか?」
提督「ま、まあ。みんなが名探偵というからそれなりに推理力はあるんだろうな…」
夕立「みんな、何か心当たりというか、手がかりになりそうなことはないっぽいー?この謎を解くにはみんなの力が必要っぽいー」
長門「そういうことなら、1つ引っかかってることがある」
羽黒「えっ!な、何が引っかかってるって言うんです?」
長門「お前らは見逃してるかも知れないが……大井の股間回りをよく見てみるんだ。白いスカートにうっすらと黒色の下着が見えないか?」
陸奥「??、何が言いたいの長門。はっきり言ってくれない?」
長門「あぁ……。おい、大井。その黒い下着、北上が新しく買ったパンツじゃないのか?」
一同「な、なんだってーーーー!?」
10: 以下、
吹雪「い、言われてみればそんな気がします!」
摩耶「まったく気にしてなかったが……!」
陸奥「うふふ、流石ね長門!伊達にビッグセブンと呼ばれる実力も持ったり持たなかったりしていないわ!」
長門「て、照れるからよせやい、陸奥」
響「待って……まずは大井さんの言い分を聞くべきだと思う」
電「そうなのです!」
北上「ね、ねえ大井っちー。大井っちが私の新しいパンツを盗んだの?」
大井「はははっははい?ちgたちがいtがちがいますよ?このわkるいdkるりきたgmいさnぜんぜなぜあんぜんぜんちがいまさぐあますよ?」
北上「えっ、ち?違うのかな……」
12: 以下、
北上「ち……違うらしいよ、長門さん」
長門「だ、騙されるな!口でならなんとでも言える!」
提督「そうだ。現に証拠はあるんだ。もう大井が犯人で間違いない」
天龍「オレもそう思うが……一応夕立の意見も聞いてみようぜ」
龍田「そおねぇ……。ねえ夕立。貴方はどう思うぅ?」
夕立「夕立は……」
夕立「大井さんが黒いパンツを履いてただけで、犯人だと決め付けるのは早計だと思うっぽいー。だって、その黒いパンツは大井さんが持ってたパンツかも知れないし、いくら北上さんの買ったパンツが黒色だったとしても、それだけで決めるのはダメっぽいと思うっぽい」
長門「!、た、確かに……。流石だな、名探偵ゆうだち!」
13: 以下、
長門「悪かったな、大井。証拠もないのに疑ってしまった」
大井「えっ?いいえっ?べつにっ?きにしてないですよっ?」
霧島「しかし参りましたね……これでまた振り出しです。犯人は一体誰なんでしょう……」
金剛「イヤ……待ってくだサーイ。そう言えば思い出したのデース。これはかなりの手がかりになると思いマース」
吹雪「えっ!?何、何を思い出したんですか!?」
金剛「一番最初の会話で……大井は言ってマシター。『北上さんが大事にしまっておいた黒の勝負パンツを盗むなんて』って。どうデース、大井?」
比叡「おっ、お姉様……?比叡には判りません!いったい何が言いたいのですか!?」
金剛「最初の段階では、パンツの色を知ってたのは北上しかいませんデシター。なのに、なんで大井が色や納めている場所まで知ってのデス!?」
金剛「これは、大井がパンツを盗んだ犯人ってことの証明じゃないのデース!?」
一同「な、なんだってーーーーーー!?」
14: 以下、
雷「た、確かに……どうして大井さんが北上さんの買ったパンツの色まで知ってるの……?」
榛名「す、すごいですお姉様!そんなことに気付くなんて……!」
霧島「やっぱり誰に聞いてもお姉様はバーニングラブとしか答えざるをえませんね!」
金剛「ふふ、よしてくだサーイ。提督が見てマース」
長門「さあ、答えてもらうぞ大井。どうしてお前は北上のパンツの色までも知っていたんだ?」
北上「ど、どうなの大井っち!?やっぱ大井っちが私のパンツを盗んだの!?」
大井「ちがあおうがgtぎおあごあちがいますよわちあたいあwwたあしわたしじゃないです」
北上「ま、また違うって言ってるけど……」
15: 以下、
本人が違うって言ってるぞ
信じてやるのが仲間ってもんじゃないか?
16: 以下、
北上「ね、ねえ金剛さん。違うらしいよ?」
金剛「はッ……騙されるんじゃないデース北上。口でならなんとでも言えマース!」
長門「その通りだ!あの発言が何よりの証拠だ!」
吹雪「ね、ねえ夕立ちゃん。夕立ちゃんはどう思う?」
夕立「夕立は……その発言だけで決め付けるのは早計だと思うっぽいー」
提督「えっ」
夕立「だって、なんとなく大井さんが北上さんのパンツの色を想像しただけかも知れないし、大井さんがパンツという単語を聞いただけで色を感じられるタイプの人間という可能性だってあるっぽいー」
金剛「!い、言われてみればそうなのデース……。流石デスネー、名探偵ゆうだち!」
19: 以下、
金剛「ご……ごめんなさい大井。疑ってしまいマシター…」
大井「いえっ?べつにぜんぜんっ?」
響「だけど……これでまた振り出し」
大鳳「……いや。私も1つ、思い出したことがある」
提督「!、一体何を思い出したってんだ!」
大鳳「今日の昼間……大井が昼寝しながら寝言を言ってたんです。 『ムニャムニャ……北上さんが新しく買った黒いウサギさんのパンツ……とっても履き心地がいいわ……これを北上さんが履くと思うと、ムフフフフ』 ……ってね」
長門「……?言いたいことがよく分からんな。どういうことだ?」
大鳳「寝言で言ってたパンツの柄の種類が北上が買ったのと同じなら、それは大井が犯人ってことになるんじゃないの?」
一同「な、なんだってーーーーーーー!?」
21: 以下、
長門「た、確かに……!どうなんだ北上!」
赤城「貴方が買ったのは、ウサギさんの柄が入った黒いパンツなの!?」
北上「う、うん……その通りだよ!私が買ったのはウサギさんの柄が入った黒いパンツだよ!」
陸奥「しかし、流石大鳳ね!私は思ってた。貴方はアニメ第一期の終盤でとても生き生きしてたって!」
大鳳「ふふ……今までずっと出番なかったですからね」
北上「ど!どうなの大井っち!?やっぱり大井っちが私のパンツを盗んだの!?」
大井「なふぁjふぁfないふぁんふぁなにいってるたおたおうららうえんですかちがいgたおあますよ」
北上「こ、これも違うの……?」
22: 以下、
北上「ま、また違うらしいよー?」
大鳳「諦めて大井さん……言い逃れしても無駄ですよ」
長門「その通りだ。証拠は揃ってる」
睦月「ま、待って。一応夕立ちゃんの意見を聞いてみようよ!」
加賀「ええ、そうね……。どう?夕立。貴方はどう思う?」
夕立「夕立は……寝言だけで決め付けるのは早計だと思うっぽいー。だって、たまたま大井さんが北上さんのウサギ柄が入ったパンツを履く夢を見ただけかも知れないし、 逆に北上さんが大井さんの寝言を無意識に予知してそれが深層心理に影響して、無意識にそのパンツを選んでしまった可能性だってあるわけだしー?」
大鳳「!……た、確かにそうかもね。流石は名探偵ゆうだち!」
24: 以下、
大鳳「すみませんでした、大井さん。変に疑ってしまい……」
大井「いいですよっ?きにしてませんよっ?」
翔鶴「でも……これでまた振り出しですね……」
時雨「……イイヤ。僕も1つ、思い出したよ」
加賀「!、何を思い出したの……?」
時雨「実は、自作指紋採取キットで指紋を採取してみたんだ。そしたら……北上さんの個室のドアノブと、北上さんがパンツを隠してたと言う戸棚から出てきたよ。大井さんの指紋が」
瑞鶴「……?どういうこと?何が言いたいのよ」
時雨「本来なら個室であるそんなところに大井さんの指紋が付くはずのがない……。つまり、これは大井さんが北上さんのパンツを盗んだ犯人である証拠じゃないのかな?」
一同「な、なんだってーーーーーーーーー!?」
25: 以下、
長門「確かに……寮の北上の個室に、他の奴の指紋が付くはずがないな」
吹雪「こ、これはもう決定的なんじゃ……」
天龍「流石だぜ時雨!やっぱり自分のことをオレとか僕とか言う奴は一味違うと思ってたぜ!パンパカパーンとかいう巨乳とは違うよな!」
愛宕「んー?天龍ちゃんは何を言ってるのかなー?」
大井「うふふ……パンパカさんと天龍さんの絡みはいつ見ても百合の血が騒ぐわぁ」
北上「大井っち!そんなこと言ってる場合なの!?ここまで来たら言い逃れできないよ!?大井っちが私のパンツを盗んだ犯人なんでしょ!?」
大井「ちがおgヴたがかおがごたいゴアちがいますわたいさふぃあしとぁわたしちががいgttgたいます」
北上「えっ、ち、違うの……?」
26: 以下、
北上「どうやらまた違うみたいだけど……」
長門「いいや!今度こそ決定的だ!」
時雨「駄目だよどう考えても……言い逃れなんて出来やしないよ」
赤城「まぁ、一応夕立さんの意見を聞いてみましょう」
陸奥「夕立……あなたはどう思う?」
夕立「夕立は……指紋だけで決め付けるのは早計だと思うっぽいー。だって、大井さんが知らない間に北上さんの部屋に入って戸棚を開ける用事があったのかも知れないし、真犯人が大井さんの手を切り取って指紋を偽装した可能性だってあるっぽいー?」
時雨「!、た、確かに……ミステリーではよくある手だね(手だけに)。流石、名探偵ゆうだち!」
28: 以下、
時雨「ごめん、大井さん……。指紋ごときで貴方を疑ったりして」
長門「だがこれでまた振り出しだな……」
阿武隈「……待ってくださいぃ。私は1つ思い出したんですぅ?」
長門「!、お前もか!何を思い出したというのだ!?」
阿武隈「昨日の夜……北上さんの部屋に侵入してたんですけど、例の戸棚からパンツを取り出して履いていた人物が居ましたぁ。私はそれを天井に張り付いて見ていたんですけど……それは大井さんでしたぁ……」
金剛「……?どういうことデース?もっとわかりやすく言ってくれなきゃわからないのデース!」
阿武隈「つまり、大井さんが北上さんの部屋に侵入して、北上さんのパンツを盗んだってことじゃないのかなぁ?」
一同「な、なんだってーーーーーーーー!?」
29: 以下、
摩耶「マジでそいつは大井だったのか?距離が遠くて見間違えたってことはねぇのか?」
阿武隈「北上さんのベッドは戸棚のすぐ横にありますぅ。あんな至近距離で見間違えるはずはないですぅ」
天龍「オイオイ……これはもう確定じゃねえのか?」
吹雪「流石阿武隈さんですね!伊達にボイスで北上さんを毛嫌いしていることだけありますね!」
阿武隈「や、やめてください照れますぅ?。北上さんの部屋に罠を仕掛けたことがバレ……、ていうか北上さんそんなに私を睨まないでくだ
タンソウホウッテ・・・ナニゲニワビサビヨネエ/
ドガーーン
ギャアアアーー!/
北上「ふう」
北上「で、ど、どうなの大井っち!やっぱり大井っちが盗んだの!?」
大井「わりエウィてあいてわぃちああwwちきたギアgつぎたじgじゃちあおいがおぎあお」
北上「えぇ……?どれだけ違うの……」
30: 以下、
北上「オイ……違うんだってよ」 グイッ
阿武隈「だ、騙されちゃ駄目です…。もう言い逃れのしようはないです……がはっ!」
長門「阿武隈が血を吐いているがそこは置いておこう。だが彼女の言うことはもっともだ!もう言い逃れはできんぞ大井!」
時雨「ま、まぁでも一応、夕立の意見を聞いてみよう」
睦月「どう?夕立ちゃん。大井さんが犯人だと思う?」
夕立「夕立は……姿を見ただけで決め付けるのは早計だと思うっぽいー。だって、もしかしたら大井さんの性欲が生み出した生霊かも知れないし、真犯人が大井さんの皮を剥ぎ取って被っていただけの可能性もあるっぽいー」
加賀「!……言われてみればそうかも知れない。流石、名探偵ゆうだちね」
31: 以下、
北上「大井っち……ごめんね。また大井っちを疑っちゃった」
大井「いえっ?べつにっ?」
天龍「しかし参った……こりゃもう手詰まりじゃねぇのか?」
蒼龍「う、うん。それに、犯人がどうやって北上さんのパンツのことを知ったのかも分からないし……」
龍驤「……もしかしたら、分かるかもしれへんで……!」
長門「うおっ!?急に喋るなよびっくりしたなあ!」
龍驤「あれは昨日、いつものようにうちが胸を揉んでいる時やった……。その時に見たんや!ある2人が下着店からの帰り道を歩いているのを……!そう、その2人こそが……北」
陸奥「北上と大井ね!?」
龍驤「えっ、あぁ、うん」
32: 以下、
長門「……だが、それがどうしたと言うんだ?」
龍驤「その時に大井は北上がパンツを買ったことを知ったんやあれへんかな。ということは大井は、北上以外にパンツのことを知っている唯一の人物ということになるで。つまり……大井が北上のパンツを盗んだ犯人や!!」
天龍「イヤ……そりゃちょっと違うんじゃねぇのか」
妙高「そんなことで大井さんを疑うなんて……」
足柄「空母の風上にもおけない艦娘ね!貴方は!」
北上「大井っち!大井っちからも何か言ってやりなよ!」
大井「全く何を考えてるんですかこの胸なし空母は!最低です!幻滅です!バーカ!アホー!地獄に落ちてしまえ!」
龍驤「…………」
加賀「胸揉んで大きくしてないで何か言ったら?」
龍驤「な、なんやすまん。うちが悪かったわ大井……」
34: 以下、
陸奥「……でも、どうしよう。もう何も手がかりはない?」
摩耶「最初からこの場にいて、あと何も言ってねぇのは……提督と電とかか」
赤城「電さん、何か思い出したことはない?」
電「え、えーっと……。あっ、そうだ!1つ思い出したのです!」
長門「む、なんだ。言ってくれ」
電「えっと、昨日のことなのです……。その世界では、深海棲物なんか居ないのです。みんなで平和な原っぱに行って、花畑で遊ぶのです。それで、鳥や動物たちが寄ってきて、艦娘のみんなと動物たちと一緒に遊んで……。ふふっ、そこで雷ったら、私が作ってあげた花の冠を小鳥に持っていかれたからって凄く怒るのです。でも私が新しいのを作ってあげたら、凄く喜んでくれて、私も嬉しくなったのです」
電「……っていう夢を見たのを今思い出したのです」
35: 以下、
長門「あぁ……すごく良い夢だ」
北上「やめてよ……泣いちゃうじゃん……」
天龍「まったく、おめえには敵わねえな……」
雷「さすが第六駆逐隊の女神ね!いつでもお嫁に出せるわ!」
大井(神……)
阿武隈(女神……)
提督(結婚しよ)
摩耶「待ってろよ電……私が必ずその夢を現実にしてやるからな!」
龍驤「うちも協力するで!電の夢はみんなの夢や!」
電「あ、龍驤さんはいいです」
龍驤「なんやねんなうちのこの扱いは!!?」
36: 以下、
長門「だが残念ながら、犯人への手がかりにはなりそうにないな」
天龍「オイ、提督。お前は何か思い出したりはしねぇのかよ」
提督「オレか?うーん、そうだな……。強いて言えば昨日の夜のうちに『北上さんに手出したら[ピーーー]。[ピーーー]クソ提督。O・I』と書いてたメモ紙があったぐらいだが、それは今関係ないだろ?」
加賀「確かに関係ないわね」
赤城「それはそれで謎のような気もしますが、今はどうでも良いですね」
大井「その通り。今は北上さんを秘書官にして毎日仲良さそうに喋っているクソ提督のことなどどうでも良いわ。北上さんのパンツを盗んだ犯人を捜すのが最優先よね」
吹雪「だけどもう何も出そうにないですよ。今度こそ本当に手詰まりじゃないですか……?」
夕立「……仕方ないっぽいー。奥の手を出すっぽいー」
37: 以下、
吹雪「お、奥の手……ですか!?」
天龍「なんだよそりゃ……!」
夕立「これ。夕立が作った機械……ビデオカメラとでも呼ぶべきっぽい。これさえあれば、動画はもちろん写真も撮れるし編集も出来るっぽいし、ファイル形式、コーデックの変換まで出来る優れものっぽいー」
長門「そんなもんがあるなら最初からそいつを出せよ!」
陸奥「長門、落ち着いて!貴方らしくもない!奥の手は最後まで出さないから奥の手なのよ!」
長門「!、そ、そうか。そうだな、悪い夕立。熱くなってしまった」
38: 以下、
加賀「つまり、それを昨日の夜のうちに仕掛けておいたってことでいいのかしら?」
夕立「その通りっぽい。こんなこともあろうかと思ってたっぽい」
提督「それもぽいのか…」
睦月「で、でも、ということは、その機械に映ってるものを見れば犯人が分かるってことかな!?」
時雨「流石だね。犯人を見つけ出すのにこれ以上の方法はないよ」
夕立「でも、夕立なんかの案が本当に……これが最善策なのか不安っぽい……」
吹雪「これで行くしかないよ夕立ちゃん!もう手がかりもないし……これ以上の案は出ないよ!」
加賀「大丈夫……自信を持って。夕立には改二を導く力がある。私も赤城さんも以前はその力に命を救われた」
赤城「えっ」
夕立「そんなこと……?あったっぽい……?」
加賀「自覚がないだけ……また後で話しましょう」
夕立「っぽい」
39: 以下、
夕立「じゃあ、見るっぽい……再生っぽい!」
摩耶「……!お、北上の部屋だ……」
時雨「ばっちり戸棚を映してるね」
長門「!、誰か来たぞ!……なっ!?」
天龍「う、嘘だろオイ……!」
加賀「っ……まさか、そんな……!」
電「この人が、犯人だと言うのです……!?」
提督(……!)
赤城「こ、の人は……!」
北上「……大井っち……!」
41: 以下、
大井「……ふふ」
北上「う、嘘でしょ……大井っちが犯人だったの!?」
大井「はい……その通りです。私が北上さんのパンツを盗みました……」
吹雪「で、でもどうして、そんなこと……」
大井「だって……美味しそうだったんです。だから、つい……ふふ、我慢できなくて」
天龍「こいつ……イカれてやがる……!」
長門「ど、どんな理由があったとしても、人の新品のパンツを勝手に盗むことなんか許されることじゃない!」
赤城「しかもまだ未使用ですよ!?未使用のパンツで感じられるなんて変態どころじゃない……貴方はそれを分かっているの!?」
42: 以下、
大井「わかってますよ!そんなことッ!!」
俯いたまま突然大声で怒鳴った大井。
その迫力にみな一瞬怯み、静寂が訪れる。
……数瞬後、大井がぽつりと呟いた。
大井「……仕方、なかったんです……」
俯いたまま肩を震わせ、
そして声の震えを抑えながら……言葉を紡ぐ。
大井「私だって本当は、使用済の北上さんのパンツが欲しかった!!でも、でも……北上さんの使用しているパンツ=私の相棒も同じ!!だから、だからせめて、新しいパンツならと思って……。そして、これからこのパンツは北上さんに愛される、そう思ったら……止められなかったんです……!」
北上「っ……」
そこで、大井は勢いよく顔を上げた。
その表情は……狂気とも怒りとも悲しみとも言えない……。
様々な感情の入り混じった、この上なく複雑な表情だった。
43: 以下、
大井「これから北上さんと新婚夫婦のように過ごしていくパンツを盗むことは悪いことですか!?ただ黙ってその姿を見ている方がよっぽど悪いことじゃないんですか!? もしただ傍観するだけの方が正しいというのなら……私は悪で居た方がずっと良い!!」
陸奥「……大井……!」
大井「どうですかみなさん!これが悪者の姿です!みなさんの憎むべき、悪の姿です!ふふ……あはは、あははははは!どうしたんですか!怒ってくださいよ!怒鳴ってくださいよ!ずっと犯人を捜してたんですよね!?私を捜してたんですよね!?ホラホラ!目の前に居ますよ!憎むべき敵が!悪が!目の前に!あはははははは!あははははははは!!あは、あははは!あははは!あはははは!」
……大井は、わかっていたのだ。
人の新品のパンツを盗むという行為がどれほど罪深いものか、わかっていた。
しかし、それを分かっていながら……大井には、ただ北上に愛されていくパンツを見ていくことができなかった。
自分の罪深さを知りながら、パンツを救い自分自身が北上と寄り添って歩けるように……自らが悪に染まることを決意したのだ。
もう……誰1人として、大井に対して怒っても、憎んでも居なかった。
45: 以下、
大井「うぁああ……うぁあああん!うわぁあああぁああああん!」
……慟哭。
いつの間にか表面を薄く覆っていた笑い声は完全に取り払われ、本来の姿を曝け出していた。
大井は、ずっと堪えていたのだ。
罪悪感に苛まれながらも、悪で居続けなければならない苦しみに耐え続け……。
それが今、弾けたのだ。
この苦しみは誰にも理解できないものだった。
だが……理解ができないからと言って、何もできないわけではない。
この苦しみから、罪悪感から大井を解放してやれる唯一の方法、それは……
北上「あー、その、大井っち?良いよ別に……そんな泣くくらいなら」
大井「え……?」
北上「イヤ、うん……。でもまぁ、あれだねえ。なんていうか……まず謝ってほしいかな……」
大井「あ……はい。すみませんでした」
46: 以下、
北上「じゃあ……まあ新しいやつ買ってね?同じやつ。それでチャラにするからさあ。あとまぁ……確かに大井っちの言う通り、これから私と歩いていく大事なパンツだもんね……次は気を付けて保管するね……」
大井「ゆ、許してくれるんですか?私のこと……」
北上「まぁ別に……履いてたパンツじゃないし。そんな怒ることでもないし……」
大井「き、北神様……!」
北上「な、何言ってんだよおー。今までどおりでいいったら」
長門「よく分からんが、まあこれで一件落着だな」
提督「あー、大井。もう北上のパンツ勝手に盗んじゃ駄目だぞ?」
大井「はい!もちろんです!」
47: 以下、
夕立「でも良かったっぽいー、無事解決できたっぽいねー」
天龍「まったくだぜ。これも名探偵ゆうだちのおかげだな」
吹雪「流石は改二一番のりの夕立様だね!」
睦月「夕立ちゃん!ありがとう!」
摩耶「流石名探偵ゆうだちだぜ!」
響「やはり夕立さんを呼んで正解だった!」
大井「ありがとうございます!私も救われました!」
加賀「夕立さん……では、話してあげます。貴方が私と赤城さんの命を救ったという話を」
夕立「え……」
48: 以下、

加賀「――ということがあったの」
夕立「し、知らなかったっぽい!そんなことがあったっぽい?」
赤城(そんなことあったっけ……)
天龍「おめえがそこまで凄い奴だったなんて……。ほんと凄い……マジすごい、半端じゃない。パネェ」
電「はわわわわ……こんな凄い人と同期だったなんて……」
摩耶「一生自慢できるなマジで……」
提督「サインくれ」
49: 以下、
長門「なんと……今の話を聞いたらもう呼び捨てじゃ呼べないな」
陸奥「ゆ……夕立さん……!」
金剛「提督じゃなくて夕立さんにこの身を捧げることにするネー!」
榛名「唯一神……!」
島風(おうっ……!)
大和「……これじゃ超弩級戦艦も引退ね」
夕立「や、大和さん!?」
大和「夕立さん……貴方が今日から最強の艦娘よ。秘書官も貴方に任せるわ」
夕立「えっ!?いやそんな……」
50: 以下、
武蔵「待て大和。それは駄目だ……夕立には作戦指揮やなんやらを全てやってもらう」
夕立「さ、最近実物が発見された武蔵さん!?」
ヲ級「深海棲物とかもうどうでも良い。これからはユウダチのために戦う。ぽいぽい教を発足する」
夕立「めっちゃ強いヲ級さん!?」
52: 以下、
離島棲鬼「イイヤ、ユウダチには離島のダイヒョウとして英雄となってもらう」
夕立「と、当時最強の敵と謳われていた離島のすげえ敵!?」
花田「イイヤ、彼には艦これアニメの脚本を書いてもらう。私のアイデアではダメですわ」
夕立「か、艦隊これくしょんアニメで脚本をつとめた花田●輝さん!?」
井上「艦これアニメも角川もツイッターも貴方に任せます」
夕立「か、角川の代表取締役でありアニメ終了後にツイートした内容でめっちゃ叩かれてた井上●一郎さん!?」
吹雪「あらあら夕立ちゃん!一気に有名人だね!」
睦月「アニメ主人公3人として羨ましいよ!!」
53: 以下、
大和「夕立さんは渡しませんよ」
武蔵「そうだ。夕立さんには艦隊の指揮をとってもらう。運命に贖うのだ」
ヲ級「そうはいキマセン。ユウダチは深海棲物がいただく」
離島棲鬼「イイヤ、ユウダチには離島の英雄だ」
花田「ちょっとアニメ監督呼んで脚本変えてもらいます」
井上「ぽいぽい教ばんざい!」
大井「唯一神夕立!」
ぽーーいぽいっ! ぽーいぽいっ!
夕立「……えへへっ、なんだかこそばゆいっぽい」
 おしまい
54: 以下、
ご愛読ありがとうございました。
んー、まあ、なんていうの
こんなこともあるよね
62: 以下、
最後まで笑いっぱなしだった

68: 以下、

続き・詳細・画像をみる


金持ちと貧乏人の違いwwwwwwwwwwww

噴火猛々しい。チリ、カルブコ火山の噴火の様子を高画質4Kで

義兄嫁が義実家の悪口をいいながらも義実家のお金をあてにしてるのにモヤモヤする。義実家を舐めすぎ

「大人になったらまず趣味をなくそう」 謎の仕事論にネット震撼 「一体なんのために仕事しているんだ」

【話題】ソフトバンク 副社長に165億円の報酬 日本企業史上最高額

今朝の満員電車に揺られてたら、途中の駅でお婆さんが乗ってきた。

宝生舞さんは見つかったが…“不明”な芸能人はこんなにいる

彼氏に体重0.1トンであることがバレた私氏、無事に破局

【画像】前田敦子さん白石麻衣に公開処刑されるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

【北海道】メロンを万引きし、追ってきた警備員を車で127メートル引きずり逃走した女 強盗殺人未遂罪で起訴

『スパロボ』新作スマホアプリをセガが開発中!「きっと何かクロスオーバーが起きている」

【動画】モータルコンバットとかいう回が増すたびにグロさが倍増する格闘ゲームwwwww

back 過去ログ 削除依頼&連絡先