にこ「マッチいりませんか…マッチ買ってください…」まき「全部いただこうかしら」back

にこ「マッチいりませんか…マッチ買ってください…」まき「全部いただこうかしら」


続き・詳細・画像をみる

1:
にこ「あ…ありがとうございます…1箱50円が50箱あるから、ええと…」
まき「250000円ね。はいお金」
にこ「すごい…こんな大金はじめて!」
まき「ねえ、明日はもっとたくさん用意しておいてくれる?」
にこ「はい!またきてくださいねっ!」
まき「ふふっ…」
18:
にこ「マッチいりませんか…マッチ買ってください…」
まき「こんばんわ」
にこ「あ…昨日の全部かってくれた人…あ、あの昨日私計算間違えちゃって…昨日のお金お返しします」
まき「え?間違ってなんかなかったわよ?」
にこ「いえ…すごく多く払ってくれて…」
まき「あなた…私が計算間違いしてるっていうの?」
にこ「そんなつもりは…」
まき「今日も全部いただこうかしら、あるだけたのむわ」
にこ「えーと100箱あるから、ええと…」
まき「はい500000円」
にこ「うう…」
まき「また明日も来るわね」
にこ「ありがとうございました…」
まき「ふふっ…」
30:
にこ「マッチいりませんか…マッチ買ってください…」
まき「こんばんわ」
にこ「あ…こんばんわマッチ全部ですよね…」
まき「いいえ、今日はマッチはいらないわ」
にこ「え?」
まき「マッチはいらないっていってるの」
にこ「そ…そうですか…すいません」
まき「マッチはいいからあなたの頭に着けているリボンがほしいんだけど?」
にこ「え?この赤いリボンですか…?」
まき「ええそれよ、可愛いわね、それ売ってくれない?お金なら出すわよ?」
にこ「えーと…これは売り物じゃないので…ごめんなさい」
まき「へえ…売ってくれないのね、つまんないの」
にこ「…」
まき「またくるわね、さよなら」
にこ「あっ…行っちゃった…なんなのよあの人…」
38:
にこ「マッチいりませんか…マッチ買ってください…」
まき「こんばんわ、マッチ売りさん」
にこ「またあなた…」
まき「いつも思っていたんだけどその服かわいいわよね、今日はそれを買いたいわ」
にこ「マッチ以外は売れないです…ごめんなさい」
まき「お金ならあるのよ?」
にこ「そういう問題じゃないです…」
まき「じゃああなたのその可愛い靴は?」
にこ「だから…売れないです…」
まき「えーとじゃあ…何なら売ってくれるの?」
にこ「だからマッチ以外は売れないですって」
まき「ちゃんとお金は払うのよ?」
にこ「そ…そういうのやめてください…」
まき「え…」
にこ「何でもかんでもお金で買おうとするのやめてっていってるの」
まき「…」
にこ「マッチ買わないなら帰ってください…あと今までのお金はお返しします」
まき「つまんないの…帰ろうかしら…(こんなのいらないわ…)」
にこ「(あ…言い過ぎちゃったかな…)」
まき「さよなら」
にこ「はい…」
41:
にこ「マッチいりませんか…マッチ買ってください…」

にこ「マッチ買ってください…」

にこ「やっぱりも買ってくれないわね…」
にこ「どうしよう…このままじゃ帰れない…」
にこ「にこぉ…」

43:
にこ「寒い…」
にこ「ちゃんと売らないと帰れないし…ううう…」

にこ「寒い…このままだと…本当に死んじゃう…」
にこ「1箱だけ…開けて火に当たって寒さを…」
にこ「暖かい…って!なによこれ、周りが一気にパーティ会場になったわ…美味しそうなケーキに料理にすごい…それにたくさんの人がいて人の温かみを感じる…」
にこ「…あれ?おかしいわね一気に寒くなって、ごちそうが消えたし周りの人もいない…?」
にこ「このマッチのおかげ?試しにもう一箱つけてみようかしら…」
にこ「もう一箱だけ…」

にこ「もう一箱…」

にこ「あれ?気づいたらあと一箱だけしかない…?」
50:
にこ「とっても幸せな気持ちになれるわねこのマッチ…最後の一箱…使っちゃおうかな…」
にこ「この最後の一箱を使ったら私は…」
にこ「どうなっちゃうの…?」
にこ「あれは…きれいな流れ星…珍しいわね」
にこ「そういえば流れ星って…だれかの命が消えようとしている象徴なんだっけ…」
にこ「消えたくないな…」
にこ「うん…いいよね…」
にこ「最後の一箱のマッチつけちゃおっか…えい…!」

にこ「あれ?あなたは…?」
まき「こんばんわ、マッチ売りさん」
58:
にこ「こんばんわ…」
まき「どうかしたの?」
にこ「いえ、でもごめんなさい…今日はマッチもうないんです…」
まき「そう、それは残念」
にこ「えーとこの間はごめんなさい、いろいろ言って…」
まき「気にしてないわ」
にこ「そうですか…よかったです」
まき「ええ」
にこ「あの…名前聞いてもいいですか?」
まき「西木野真姫よ、まきでいいわ」
にこ「わたしは矢澤にこっています、にこでいいです」
まき「にこちゃんね」
にこ「はい、まきさん…」
まき「気持ち悪いからさんとかやめて、たぶん私より年上でしょ」
にこ「じゃあまきちゃん…」
まき「ええ、それでいいわ…」
まき「ところでなんだけど、どうして、にこちゃんはそんなにも強くマッチを握りしめているのかしら?」
61:
にこ「あ…だめ…わたし…消えちゃう…」
まき「え?」
にこ「まきちゃんも消えちゃう…」
まき「…」
にこ「みんな消えちゃうの…!早くつけないと…」
まき「あと2本しかないけど?大丈夫なの?」
にこ「どうすれば…時間が…」
まき「そういえばね…」
にこ「え?」
まき「わたし今日ほしいものがあってにこちゃんのところに来たんだったわ」
にこ「えーと…マッチは売り切れで…」
まき「マッチなんていらないわ」
にこ「それじゃあ…」
まき「わたしはにこちゃんがほしいの」
65:
にこ「だから、お金で買おうなんてやめてよ…」
まき「いえ、もうそんなことしないわ」
にこ「え…?」
まき「わたしはにこちゃんのことが好き、初めてマッチを売ってたときからずっと好きだったの」
にこ「そんなこと言われても…わたしのもの買おうとしたり…」
まき「お金なんてもう使わない、にこちゃんの気持ちは絶対に自分の力で手に入れてみせるわ、だから返事をきかせ…」
にこ「でも…だめえ…最後のマッチが消えちゃう…全部消えちゃう…」
まき「大丈夫…」
にこ「消えちゃうのよ、全部幻覚だってわかってるのだから」
にこ「だからやめて…」
まき「大丈夫よにこちゃん…私は絶対に消えないから…」ギュッ
にこ「まきちゃん…」ギュッ
まき「ええ」
にこ「ずっと一緒だよ…絶対に離れないでね…」ギュッ
76:
まき「ねえあなた?」
まき「きいてるの?」
まき「ねえってば?」
まき「大丈夫なの?」
にこ「え…」
まき「道端で倒れてるあなたよ?」
にこ「え…と…」
まき「あなたマッチを握りしめて倒れていたのよ?」
にこ「まきちゃん?」
まき「どうして、私の名前知ってるのかしら?」
にこ「えーと…あ…なんでもないです…」
まき「まったくもーにこちゃんってば…」
85:
にこ「え…どうして…私の名前…」
まき「…」
にこ「あ…まきちゃんってさー…」
まき「なによ?」
にこ「にこのこと大好きだったんだよねー、私のことほしいって!」
まき「し…知らないわよ!何よそれ」
にこ「それでギュッーって」
まき「先に泣きながら抱きついてきたのにこちゃんじゃない!」
にこ「あーやっぱり覚えてたー」
まき「し…知らないわよ!」
にこ「ずっと一緒だよまきちゃん」ニコニコ
まき「当たり前でしょ、って何のことか全然わかんないけど!」フンッ
fin.
88:
はじまったばーかーりー

89:
にこまきやっぱり最高

9

続き・詳細・画像をみる


「オバケが怖い」と夜中トイレに行けない子供の為の張り紙が本末転倒な件www

【画像】最強にエロくて気持ちいい寝バックとかいう体位www

俺が3日間並んだ買った8000円のTシャツ(現在ヤフオクで4万)

ビジネスマナー屋「謎理論提唱して儲けるンゴ!」wwwwwwwwwww

【噴飯w】韓国人は鼻では呼吸しないことが判明www

【悲報】メトロイドの新作開発中止の署名が始まる

パンケーキを自宅で作って食べると死に至ることもある「パンケーキ・シンドローム」

病院で急患の為に診察が遅れてた。待合室にいた夫婦の旦那さんが「もういつになるんだよ〜!」「ここの病院やめよう」とうるさくて…

気付かないうちに他者の「逆鱗に触れるとこうなる」という実例

UQ、WiMAX 2+向けに「直近3日間3Gバイト」の速度制限を開始 制限時は上下1Mbps程度に

【悲報】ブス「ぱるるみたいな美人になるにはどうすればいい?」 ぱるる「整形してください」

『暗殺教室』暗殺教室の何が面白いのか本気で教えてくれ!

back 過去ログ 削除依頼&連絡先