提督「長門が轟沈してしまった・・・」back

提督「長門が轟沈してしまった・・・」


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1:
提督「あいたた・・・長く座っていると腰が痛くなるな」
長門「私はどうも肩が凝るな・・・」
提督「まぁ、つけているものが大きければなぁ・・・」ジー
長門「なっ!? この痴れ者が!///」
提督「悪かったって! でも女性として喜ぶことでもあるんだぞ?」
長門「まったく貴方は・・・少しも変わらないな」
提督「俺だもの」
長門「私は長い間、ここにいるから理解はしているが」
長門「新しい仲間が来たら幻滅してしまうぞ?」
提督「島風にジト目で睨まれたい」
長門「わかる」
提督「ん?」
長門「なんでもない」
3:
長門「そう言えば提督はどうして私を呼んだんだ?」
提督「いや、ちょっと暇つぶしにね?」
長門「はぁ・・・仕事をしてくれ」
提督「はい」
長門「それに秘書艦の陸奥もいないではないか」
提督「陸奥は今トイレに行っているんだ」
長門「それにしては長くないか?」
提督「長門・・・お前が陸奥の姉なら、察してやってくれ」
長門「・・・なるほど」
提督「あぁ、俺もそうだから陸奥の気持ちはわかるよ」
長門「確かに辛いな、排泄行為に恐怖を感じてしまう」
提督「長門、お前もか」
長門「うぬ・・・」
4:
提督「(長いこと秘書艦として働いてくれている陸奥)」
提督「(陸奥の行動パターンは大体把握している)」
提督「(艦娘も人間と同じようにトイレに行く)」
提督「(陸奥がやたら貧乏揺すりをした後にトイレに行った場合)」
提督「(必ず長く時間がかかるのだ)」
提督「(つまりはそういうことだが・・・今回はそれを利用させてもらった)」
提督「(今でないと言えないような気がしたからな・・・)」
提督「・・・な、なぁ長門」
長門「ん? どうした?」
5:
提督「そ、その・・・今日は良い天気だな!」
長門「提督、正気か? 外は大雨だぞ?」
ザァーーーーーーーーー・・・・・・
提督「・・・・・・」
提督「・・・い、いや! あはははは、そうだったな!」
長門「・・・?」
提督「(くっ・・・! どうして言えないんだ!)」
提督「(ゆ、勇気を振り絞るんだ! よ、よし・・・!)」
6:
提督「な、長門!」
提督「そ、そのだな! その、えーと・・・!」
長門「?」
提督「と、唐突で申し訳ないが! 秘書k」
ウーーーーーーーーーー!!
提督「!?」
長門「警報!? 深海棲艦か!」
大淀『提督! MS諸島沖に深海棲艦の反応有です!」
提督「な、何!? (こ、こんなときに・・・!)」
7:
提督「仕方がない、今すぐ編成を組んで出撃させなければ・・・!」
長門「私が行こう」
提督「行ってくれるか? 悪天候での撃ち合いは非常に危険だから、十分に注意してくれ!」
長門「任せてくれ」
提督「慢心するんじゃないぞ!」
長門「あぁ!」
陸奥「ひ、人が用を足しているときに・・・!」ガチャ
長門「陸奥! 何をしているんだ! さっさと行くぞ!」
陸奥「わかっているわよ!」
提督「よし、陸奥! 編成はこのメンバーで頼む!」スッ
陸奥「わかったわ! 私はみんなを集めてくるから、姉さんは準備していて!」ダッ
長門「わかった!」
8:
長門「・・・提督」
提督「? なんだ?」
長門「どうやら私に何か言いたそうだったようだが・・・」
提督「あ、いやそれは気にしないでくれ!」
長門「・・・今回の出撃が終わったら」
長門「また話してくれないか?」
提督「!」
提督「・・・あぁ、そうだな!」
長門「約束だぞ?」
提督「わかっている、約束だ」
長門「」ニコ
9:
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
提督「・・・・・・」
陸奥「・・・・・・」
提督「・・・そう・・・か」
提督「・・・・・・」
陸奥「ゴメン・・・なさい・・・・・・!」グスッ
提督「いや・・・良いんだ・・・」
提督「お前が悪いわけじゃないんだ・・・」
提督「悪いのは全部俺だ・・・」
陸奥「そ、そんな・・・!」
提督「お前は・・・頑張ってくれた」
陸奥「・・・・・・」
提督「・・・もう、下がって良いぞ」
提督「後はゆっくり休んでくれ・・・」
陸奥「・・・えぇ」
陸奥「」トボトボ
扉『』バタン
提督「・・・・・・」
提督「・・・・・・・・・」
ザァーーーーーーー・・・・・・
10:
提督「・・・・・・」
提督『長門! 命令だぞ! 撤退しろ!』
長門『私は大丈夫だ! もう少しで・・・! もう少しなんだ!』
陸奥『姉さん危ない!!』
ズガァァーーーーーーン!!
長門『ぐ・・・ぁ・・・・・・』
陸奥『いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!!』
提督『どうしたんだ!? 何があった!?』
提督「・・・・・・」
11:
提督「(長門・・・結局、お前に話せなかったな・・・)」
提督「(実はな、長門・・・俺、あのとき)」
提督「(お前に告白しようとしていたんだよ・・・)」
提督「(陸奥は秘書艦として長いが)」
提督「(ケッコンはしていなかった・・・俺は長門、お前が好きだったんだ・・・)」
提督「(ケッコンも考えていた)」
提督「(いきなり秘書艦を変えるのも陸奥に悪いと思って、いつまでも引き摺っていたんだ)」
提督「(陸奥には悪いことをした・・・でも、お前を見た瞬間)」
提督「(これほど美しい女性はいないと思ってしまったんだ・・・)」
提督「(俺はいつでもお前のことを見ていた・・・)」
提督「(だが、中々俺の思っていることをお前に言い出せずにいた)」
提督「(はは・・・優柔不断で最低なことをした結果がこれか・・・)」
提督「(すまない・・・長門・・・許してくれ・・・)」
提督「(好きだった・・・愛していた・・・)」
提督「(長門は・・・もういない・・・)」
提督「(いないんだ・・・・・・)」
提督「・・・・・・」
提督「・・・死ぬべきは」
提督「俺の方だったな・・・」
提督「長門・・・・・・」
提督「・・・・・・」
12:
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
提督『・・・・・・』
提督『・・・?』
提督『(? ここは・・・?)』
提督『ここはどこだ・・・』
提督『どこかの部屋のようだが・・・?』
提督『(見覚えがあるな・・・どこだ?)』
提督『それに・・・俺は何をして・・・?』
提督『・・・あ』
提督『(そうだ・・・長門が轟沈してしまって・・・)』
提督『(散々泣いた挙句、そのまま疲れて眠ってしまったんだ・・・)』
提督『(情けない・・・)』
長門『提督』
提督『!?』
15:
提督『な、長門・・・?』
長門『なんだ? 提督』
提督『本当に長門なのか・・・?』
長門『私以外に誰がいると言うんだ?』
提督『な、長門は轟沈してしまったはずでは・・・』
長門『ふむ・・・そうだな』
長門『私は確かに轟沈してしまった』
長門『だか・・・何故かここにいる』
提督『ど、どうして・・・』
長門『どうしてだろうな・・・ここは夢の世界なのかもしれない』
提督『夢・・・?』
16:
長門『あぁ・・・気がついたら、私もここにいた』
長門『状況が整理できなくてな・・・しばらく何も考えずにいた』
提督『そうか・・・』
長門『しかしまぁ・・・こうしてまた貴方に会えるとはな』
長門『何かの運命なのかもしれないな』
提督『長門・・・』
長門『ところで提督』
長門『丁度良い機会だ、あのとき私に何か話があったのだろう?』
長門『話してくれないか?』
提督『・・・あぁ、わかった』
17:
長門『・・・・・・そうか、そうだったのか』
提督『長門・・・本当にすまない・・・!』
提督『俺は最低の人間だ・・・! こんな俺に長門を愛する資格など無いんだ・・・!』
提督『許してくれ・・・許してくれ・・・!』
長門『・・・・・・』
長門『』ギュッ
提督『長門・・・?』
長門『そうやって自分を責めるな』
長門『貴方は何も悪いことなどしていない・・・』
長門『寧ろ、命令を無視した私の自業自得だ』
長門「悪いのは私だ・・・すまない』
提督『な、長門・・・』
18:
長門『私も・・・』
提督『?』
長門『私も・・・ずっと貴方が好きだった』
提督『!』
長門『だが、てっきり貴方が好きなのは、妹である陸奥だと思っていた』
長門『秘書艦として長いのに、動きが見られないのは不思議に思っていたが・・・』
提督『な、長門も・・・?』
長門『あぁ・・・今となっては遅いかもしれないが』
長門『しっかりと私の思いを貴方に伝えよう』
長門『提督、私は貴方を愛している』
長門『生きているうちに・・・このことを伝えたかったな・・・』
提督『長門・・・! 俺も愛している!』
提督『守ってやれなくてすまない・・・! 無力な自分が憎い・・・!』
提督『許してくれ・・・長門・・・!』ポロポロ
長門『ふふ・・・大の男が泣くな』ナデナデ
提督『長門・・・長門・・・!』ポロポロ
19:
提督「!」ハッ
提督「」ガバ
提督「・・・・・・」
提督「」キョロキョロ
提督「長門・・・?」
提督「・・・・・・」
提督「夢・・・か・・・」
提督「・・・・・・」
20:
『執務室』
陸奥「提督・・・おはよう・・・」
提督「陸奥・・・」
提督「もう大丈夫なのか?」
陸奥「えぇ・・・」
陸奥「私は秘書艦、休んでいられないわ」
陸奥「さ、仕事を始めましょう?」
提督「あ、あぁ・・・」
21:
提督「」カキカキ
陸奥「」カキカキ
提督「・・・・・・」
提督「」チラ
陸奥「」カキカキ
提督「(陸奥・・・目元が赤く腫れている)」
提督「(平静を装っていても、明らかに元気がない)」
提督「(当たり前だ・・・俺の所為で・・・)」
提督「(だからと言って、謝り続けてもかえって陸奥を傷つけてしまう)」
提督「(すまない陸奥・・・お前にとって、かけがえのない存在・・・)」
提督「(姉の長門を沈めてしまって・・・)」
提督「(・・・・・・)」
22:
提督「(・・・だが)」
提督「(あれは本当に夢だったのだろうか・・・?)」
提督「(今でも鮮明に覚えている)」
提督「(長門との会話、感触・・・今でもしっかりと覚えている)」
提督「(そして長門の温もりと匂い・・・)」
提督「」クンクン
提督「(・・・残っている)」
提督「(長門は夢の世界だと言っていたが・・・)」
提督「(長門は・・・確かにいた・・・存在していたんだ)」
提督「(あれは一体・・・?)」
提督「(・・・・・・)」
提督「(もう一度、会いたい・・・・・・)」
23:
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
提督『・・・・・・』
提督『ん・・・』
提督『!』
提督『こ、ここは・・・』
長門『ん? 提督ではないか』
提督『長門!』
長門『また会ったな、提督』
提督『よ、良かった! もう会えないかと・・・!』
長門『大丈夫だ、ここに来れば私は必ずいる』
25:
提督『そ、そうだ! この前は渡せなかったが』
提督『あ、あった! こ、これを』スッ
長門『?』
提督『遅くなってしまってすまない・・・』パカ
長門『!』
提督『はは・・・まさか夢の中で持っているなんてな』
提督『この指輪・・・受け取ってくれるか?』
長門『・・・あぁ、勿論だ』
提督『サイズは・・・よし、合っている』スッ
長門『ありがとう、嬉しい・・・』
長門『愛しているぞ、提督』
長門『貴方に会うことができて、本当に良かった』
長門『』チュ
提督『ん・・・』
長門『私が生きているうちに、もっと貴方と時間を共にし』
長門『貴方を感じて、そして愛したかった・・・』
提督『長門・・・』
長門『だが・・・こうして私は存在している』
長門『今からでも遅くはないんじゃないか?』
提督『あぁ・・・!』
長門『では・・・これからたくさん私と思い出を作っていこう』
長門『提督・・・よろしくな?』
提督『あぁ! よろしくな、長門!』
長門『ふふ・・・』
28:
提督「(それから俺は、夢の中で長門と一緒に過ごし続けた)」
提督『はは、やっぱり長門の作るカレーは甘口なんだな』
長門『むっ! 良いじゃないか、私は辛いものが苦手なんだ』
提督『甘口でも美味しいよ、長門の想いがこもったものは』
長門『ま、まったく・・・///』
提督「(眠れば、また長門に会える)」
提督「(俺は、夜になるのが待ち遠しくて仕方がなくなっていた)」
29:
『執務室』
提督「」カキカキ
陸奥「」カキカキ
提督「・・・・・・」
提督「(このことは・・・陸奥には伝える必要性は無いな)」
提督「(自分だけが長門に会える・・・)」
提督「(そして、長門に会えることを楽しみにしている自分がいる)」
提督「(陸奥に対して悪いというか・・・複雑な気持ちだが)」
提督「(それでも今、こうして仕事をしていても)」
提督「(早く夜にならないかと胸が高鳴る)」
提督「(長門・・・今日はどんなことをお話しようか?)」
提督「(楽しみだなぁ・・・楽しみだなぁ・・・)」
30:
提督『・・・そうそう! あのときお前が比叡カレーを食べたんだったな!」
長門『まったく! 死ぬかと思ったぞ!』
提督『あははははは!』
提督『ん?』チラ
扉『』
提督『あれ? この部屋に扉なんてあったのか』
長門『あ、あぁ・・・』
提督『なぁ、あっちには何があるんだ?』スッ
長門『開けるな!!!!』
提督『!?』ビク
31:
長門『あ・・・いや・・・その・・・』
長門『すまない・・・大声を出してしまって・・・』
提督『い、いや、良いんだ』
提督『な、何か理由でもあるのか?』
長門『・・・・・・』
長門『・・・いや、わからない』
提督『え?』
長門『私にもよくわからないのだが・・・その扉の向こうには』
長門『行ってはいけない・・・もしくは、私自身が出られないような・・・』
長門『そんな気がするんだ』
提督『そ、そうか・・・』
長門『提督、本当にすまないがその扉だけは開けないでくれ』
長門『頼む・・・・・・』
提督『・・・・・・』
提督『・・・わかった』
提督『ま、この部屋の中でも十分だよ』
提督『何より、長門に会えさえすれば、俺はそれで良いんだ』
長門『提督・・・ありがとう』
32:
提督「(なんて幸せなんだ・・・)」
提督「(やはり長門は強く、美しく、そして優しい艦娘だった)」
提督「(全てが愛おしい・・・もう、俺の頭の中には)」
提督「(長門のことでいっぱいだ)」
提督「(長門・・・長門・・・・・・)」
提督『あぁ・・・まるで夢のようだ』
提督『お前とこんなことができるなんて・・・』
提督『おっと、これは夢だったな』サワッ
長門『んっ・・・そ、そうだ・・・なっ///』ビク
提督『長門・・・感じてくれているのか?』スリスリ
長門『い、いやらしい聞き方をするな・・・あっ!///』ビクン
提督『そうか・・・長門はここが弱いのか』クリッ
長門『ふあぁぁっ!?///』ビクン
提督『ふふ・・・可愛いよ、長門』クチュクチュ
長門『て、提督・・・もう・・・!///』ゾワゾワ
提督『あぁ・・・良いぞ、イッてくれ』グチュグチュ
長門『あ・・・あぁっ!?///』ビクンビクン
提督『長門・・・愛しているぞ・・・』チュ
長門『ん・・・///』
33:
提督「(長門とは、夢の中とは言えセックスをした)」
提督「(避妊もせずに、互いに愛し合って、欲望のままに)」
提督「(あれほど幸福な時間はなかった)」
提督「(人生で、初めて体験する最高の幸福だった)」
提督「(だが・・・)」
提督「(最近、長門の様子がおかしいのだ)」
提督「(妊娠による感情の変化? いや、違う・・・)」
提督「(どうしたのだろうか・・・?)」
36:
長門『』ボー
提督『ん? 長門、どうしたんだ?』
長門『』ボー
提督『おい? 長門?』
長門『』ハッ
長門『す、すまない・・・考え事をしていただけだ』
提督『大丈夫か?』
長門『あぁ』
長門『私は大丈夫だ』
長門『本当に』
提督『そうか・・・』
37:
長門『・・・・・・』
長門『・・・提督』
提督『ん? どうしたんだ?』
長門『 あ の ・ ・ ・ 私 ・ ・ ・ 私 な ・ ・ ・ 』
長門『 私 は ・ ・ ・ 私 は な ・ ・ ・ ! 』
長門『 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 』
長門『 ・ ・ ・ ・ ・ ・ い や 』
長門『 な ん で も な い ・ ・ ・ 』
提督『(? 突然変なことを言い出してどうしたのだろうか?)」
38:
提督「(長門・・・本当にどうしたんだ?)」
提督「(心配だ・・・)」
提督「(今度こそ俺が長門を守ってやらなくては・・・!)」
提督「(何か原因があるはずだ)」
提督「(それから俺は、今までよりももっと長門を強く思い続けた)」
提督「(長門をもっと感じることで、より一層長門に会いたいという感情は増した)」
提督「(だが・・・・・・)」
提督「 ( お か し く な っ た の は ) 」
提督「 ( 長 門 だ け で は な か っ た ) 」
39:
『執務室』
陸奥「提督、おはよう・・・・・・」
陸奥「!?」
陸奥「ど、どうしたのその顔!?」
提督「え・・・? 顔・・・?」
陸奥「凄いクマ・・・昨夜(ゆうべ)、寝なかったの・・・?」
提督「はは・・・何を言っているんだ・・・」
提督「俺はいつもグッスリ眠っているぞ・・・」
陸奥「で、でもそんなにやつれて・・・!」
陸奥「それに・・・凄い痩せていっているような・・・!」
提督「そんなことはない・・・」
提督「俺は大丈夫だ・・・何も問題はない・・・」
陸奥「で、でも・・・!」
提督「安心してくれ・・・・・・」
陸奥「・・・・・・」
提督「(長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門長門)」
40:
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
提督『はははは! 長門はいつ見ても綺麗だな!』
長門『・・・・・・』
提督『まるでお人形さんみたいだ! あはははは!』
長門『・・・・・・』
長門『なぁ』
長門『提督』
提督『ん? なんだ?』
長門『貴方は』
長門『本当に』
長門『私を』
長門『愛しているのか?』
提督『え? な、何を言い出すんだ』
41:
提督『愛しているに決まっているじゃないか!』
提督『もう・・・お前を絶対に離さない!』
提督『俺にはもう、お前しかいないんだよ・・・!』
提督『ずっと一緒にいてくれ!』ギュッ
長門『・・・・・・』
長門『・・・ふふ・・・そうか』
長門『そんなに私のことを愛しているのか・・・』
長門『嬉しいなぁ・・・嬉しいなぁ・・・・・・』
長門『へへ・・・へへへへへへへ・・・・・・』
提督『な・・・長門・・・・・・?』
42:
長門『・・・提督』
長門『ここを出ようか』
提督『え? でも部屋の外には行けないはずでは・・・』
長門『気が変わった、いや』
長門『私が何か勘違いしていたようだ』
長門『別に出られないことはない』
長門『寧ろ、部屋を出ることで今までよりももっと』
長門『提督と私の絆が深まるんだ』
長門『こんな狭い空間で一緒にいるよりも』
長門『広く、素晴らしいものが私達を待っている』
長門『提督は・・・私と一緒に来てくれないか?』
提督『バ、バカな! 一緒に行くに決まっているだろ!』
提督『俺はどこまでもお前と一緒にいる!』
長門『・・・・・・』
長門『そうか・・・・・・』ニヤ
長門『では』
長門『一緒に外に出よう』
提督『あぁ!』
長門『外に出て、今までよりももっと互いを感じ、そして愛し合おう』
提督『当たり前だ!』
長門『あぁ・・・』スッ
ガチャ  ギイィーーー・・・・・・
ナガト『フフ・・・・・・』
4

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