雪歩「甘くて、甘い、雪解けの水」 Part3【完】back

雪歩「甘くて、甘い、雪解けの水」 Part3【完】


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3:
P「ふむ、流石は雪歩。俺の食べたいものを注文してくれるとは…」
雪歩「そうなんですか?私、自分が食べたい物を頼んだだけなんですけど…」
P「へぇ、ファミレスの時のイメージで雪歩とは食べ物の好みが真逆なのかと思ってたよ」
雪歩「でもプロデューサーの頼んだものも、私が頼んだものも、どっちもおいしいって思いましたよ?」
P「なるほど、確かに…」
雪歩「あ、あの…それより…」
P「ん?」
雪歩「ここ個室で、誰にも見られないですから…」
P「ほうほう」
雪歩「えと、その…」
P「うんうん」
165:
雪歩「プロデューサー、分かってて言ってますよね?」
P「いやー、全くわからないなー」
雪歩「うぅ……あの…一口、もらえませんか?」
P「良く言えました。じゃあ、あーん」
雪歩「あ、あーん…」ハムッ
P「うまいか?」
雪歩「…はい、とっても」
P「じゃあ俺にもお返し」
雪歩「あ、はい…あーん」
P「あーん…」パクッ
168:
P「うまいな。俺と雪歩が二人で選んだだけのことはある」
雪歩「二人?」
P「俺が店を選んで雪歩がメニューを選んだ。だから二人、な?」
雪歩「あっ……そうですね!」
P「それにしても雪歩、人にあーんってする時まで、口開けなくてもいいんじゃないかと思うんだけど」
雪歩「へっ?開いてました…?」
P「うん、ばっちり」
雪歩「きゅ、急に恥ずかしくなってきましたぁ…」
P「個室とはいえ真昼間から食べさせ合いっこしといて何言ってんだ」
雪歩「うぅ…そういうこと言わないでください…改めて聞くともっと恥ずかしく…」
171:
P「ごちそうさまでした」
雪歩「ごちそうさまでした」
P「どうだった?」
雪歩「とってもおいしかったです!」
P「そう言ってもらえると連れて来た甲斐があるよ」
雪歩「ありがとうございました」
P「別にいいって」
雪歩「あの、この後ってなにか予定とかありますか…?」
P「いや、特にはないな」
雪歩「だ、だったら…私に少し、付き合ってもらえませんか…?」
P「もちろん」
173:
P「で、どこに向かうんだ?」
雪歩「えと、美術館に…今茶器の展示をやってるって聞いて…」
P「なるほど」
雪歩「あの、興味なかったですか…?」
P「んー、そうでもないさ」
雪歩「ならよかったです…」
P「んじゃ行くか?」
雪歩「あ、その前に…今日ってご褒美なんですよね?」
P「ん?まあそうだな」
雪歩「なら手を、繋いでもらえませんか?」
182:
P「流石に危なくないか?ばれたら週刊誌もんだぞ…」
雪歩「そんなこと言ったら今こうしてることが既に問題です…!」
P「まあそれは確かにそうだけど…」
雪歩「だから、その…お願いします」
P「うーん…雪歩に頼まれちゃうと弱いなぁ」
雪歩「ありがとうございます…!」
P「そんじゃ今度こそ、行こうか」ギュッ
雪歩「あ、あの…」ギュッ
雪歩「こっちの方がいいです」
P「…これって恋人繋ぎってやつだっけ?」
雪歩「は、はい…」
184:
P「流石に危なくないか?ばれたら週刊誌もんだぞ…」
雪歩「そんなこと言ったら今こうしてることが既に問題です…!」
P「まあそれは確かにそうだけど…」
雪歩「だから、その…お願いします」
P「うーん…雪歩に頼まれちゃうと弱いなぁ」
雪歩「ありがとうございます…!」
P「そんじゃ今度こそ、行こうか」ギュッ
雪歩「あ、あの…」ギュッ
雪歩「こっちの方がいいです」
P「…これって恋人繋ぎってやつだっけ?」
雪歩「は、はい…」
185:
P「指が絡まってるから力抜いててもほどけないんだな」
雪歩「それにこうして握れば」ギュッ
雪歩「すぐ近くにいられます」
P「なるほど、世の恋人たちってのは中々考えてるんだなぁ」
雪歩「みんながみんな考えてこうしてるわけじゃないと思いますけど…」
P「じゃあ最初に考えたやつがすごいってことで」
雪歩「誰なんですか?」
P「さあ、わからん」
雪歩「別に誰でもいいですけどね」クスッ
P「なんだ、千早の真似か?」
188:
P「着いたな」
雪歩「はい。ポスターを見るだけでワクワクしてきます」
「ご来場ありがとうございます」
P「じゃあ俺が…」ゴソゴソ
雪歩「あ、私割引券持ってますから…」
「ありがとうございます。ごゆっくりどうぞ」
P「…あのくらい払ってもよかったのに」
雪歩「お昼ごちそうしてもらいましたし、ここに来たのは私の我儘ですから」
P「我儘じゃないさ。俺は雪歩と一緒に来たいと思ったから来たんだしな」
雪歩「…ありがとうございます」
191:
雪歩「わぁ…これ、すごく素敵な茶器…」
P「確かに、すごく素敵だ」
雪歩「やっぱりこういうのって自然と職人の技が合わさってできるんですよね…なんだか感動ですぅ」
P「そんなことないはずなのになんだか輝いているように見えるよ」
雪歩「はい、お茶碗のヒビだとか形だとか…今の物のように決して綺麗なものばかりではないですけど」
雪歩「そこに人の想いや生活が詰まっているんだと思うとなんだか考えさせられちゃいます」
P「うん、やっぱり生き生きしてる雪歩はいい」
雪歩「へっ?」
P「茶器を見て興奮してる雪歩は水を得た魚みたいだ」
P「今度こういう博物館の取材収録でもとってくるかな…」
193:
雪歩「な、なんで私なんですか…っ!」
P「だって俺、ぶっちゃけると茶器にはあんまり興味ないし」
雪歩「やっぱり私が無理を…」
P「茶器には興味ないが茶器に興味がある雪歩には興味がある」
雪歩「うぅ…なんだかごまかされてる気がします…」
P「そんなことないさ。今日はいつもと違ってリフレッシュできてるからな」
雪歩「いつも…プロデューサーはお休みの日何をしてるんですか?」
P「だらけてるか仕事してるかのどっちかだな」
雪歩「それは確かにリフレッシュできそうにないです…」
P「趣味と言えることがないからなぁ…割と真面目に仕事が趣味かもしれん」
195:
雪歩「それは…よくないですよ。時々発散しないと、倒れちゃいますよ?」
P「分かってはいるんだが…」
雪歩「あの、今日はリフレッシュできたんですよね?」
P「まあな。雪歩といるとなんか落ち着くし」
雪歩「じゃあまた時々…こうやって一緒に過ごしませんか?」
P「雪歩と?」
雪歩「プロデューサーがよければですけど…」
P「時々?」
雪歩「…プロデューサーがよければもっとでも」
P「ん、ありがと」ポンポン
198:
P「まあいつもだとさすがに迷惑だろうしな。気が向いたら声かけるよ」
雪歩「はい…!これも約束、ですよ?」
P「ん、約束だ」
P「っと、もう展示は終わりか」
雪歩「みたいですね」
P「どうする、帰るか?ちょっと微妙な時間だが…」
雪歩「あの…」
P「さてさて、今度は何が来るんだ?」
雪歩「プロデューサーのお家に、行ってもいいですか?」
P「え?」
205:
雪歩「プロデューサーのお家に、行きたいんです」
P「誰が?」
雪歩「私が」
P「どこに?」
雪歩「プロデューサーのお家に行きたいんです」
P「えーっと…さすがにそれはまずいんじゃないかなーと思うんだけど」
雪歩「ダメですか?」
P「ダメって言うかやっぱり世間体とかそういうのが…」
雪歩「プロデューサー」
P「…」
雪歩「お願いします」
209:
P「いくら俺が雪歩のお願いに弱いからってこれは…」
雪歩「ここがプロデューサーのお家ですか…思ったより片付いてますね」
P「まあいつもは寝に帰ってきてるだけだからな」
雪歩「あっ、私達のDVDとか写真集…ちゃんととっておいてくれてるんですね」
P「当たり前だろ?」
雪歩「あれ、でもなんで私のが真ん中に…他の皆は50音順なのに…」
P「えっ、あーそれはだな…そう、最近見たんだ!それでちゃんと戻すのが面倒になって…」
雪歩「なるほど…ちょっと残念かもです」
P「残念って?」
雪歩「なんとなく、私が皆の中でトクベツだったらいいなって…」
雪歩「おかしいですね、私なんかが…」
212:
P「あー…誰が一番、とかは角が立ちそうだから言えないけどさ」
P「俺は雪歩が他の皆より劣るだなんて、思ってないよ」
雪歩「プロデューサー…」
P「それに家まで来ちゃったのはさすがに雪歩が初めてだし、そういう意味では特別だよ」
雪歩「そう、ですか…嬉しいです」
雪歩「…あの、隣に座ってもいいですか?」
P「なんだ今更そのくらいのこと…」
雪歩「ありがとうございます」トテトテ…ポスッ
P「それで、俺の家に来たはいいが…なにをするんだ?」
雪歩「別に何も。私はただ、プロデューサーと一緒にいたいと思っただけですから…」コテン
215:
P「あ、頭…」
雪歩「重いですか?」
P「いや、そんなことはないけど…」
雪歩「けど?」
P「こんなに近くて男性恐怖症は大丈夫なのかと思ってな」
雪歩「前にも言った気がしますけど、プロデューサーだから大丈夫ですよ」
P「俺だから…か」
P「信頼されてるんだな」
雪歩「はい、信頼しています」
P「ありがとな」
217:
P「なんかこうしてると俺の部屋じゃないみたいだ」
雪歩「え?」
P「ゆったりと時間が流れててさ…」
P「さっきも言った通り帰ったらすぐ寝ちゃうし。朝は朝でばたばたしてるからな」
雪歩「朝、弱いんですか?」
P「実はちょっとだけな」
雪歩「初めて知ったかもです」
P「そりゃばれないようにしてるからな」
P「寝ぐせチェックの時間がなければあと5分は長く寝てられる」
雪歩「そんなに気にしなくてもいいと思いますけど」
P「いやいや、営業もするんだし気にしなきゃまずいだろ」
219:
雪歩「プロデューサー」
P「…」
雪歩「…プロデューサー?」
P「…zzz」
雪歩「寝ちゃったんですか?」
P「zzz」
雪歩「寝てるんですよね…?」
P「zzz」
雪歩「プロデューサー、私、プロデューサーのことが好きです」
P「zzz」
222:
雪歩「こんなタイミングで言うなんて…私ずるいですよね」
雪歩「だけど、ちゃんと気持ちを伝えるのは、もっと後にします」
P「…」
雪歩「いつか、トップアイドルになれたときに…」
雪歩「今までの感謝の言葉と一緒に、伝えますから…」
P「…」
雪歩「その時にはきっと、聞いてくださいね?」
P「…zzz」
雪歩「…今はまだ、このぬくもりだけで十分です」
224:
P「んぁ…あぁ、すまん。寝てたみたいだ」
雪歩「気にしないでください。お疲れみたいでしたし」
P「でもちょっと寝たおかげでかなり元気になったよ。雪歩のおかげだな」
雪歩「そんな…でもお役に立てたのなら、嬉しいです」
P「ありがとな」
P「…よし、また明日から仕事がんばるぞー!」
雪歩「プロデューサー、頑張ってくださいね」
P「他人事みたいに言ってるが、雪歩もだぞ?」
雪歩「も、もちろんですぅ…!」
P「ってもうこんな時間じゃないか。家まで送るよ」
雪歩「あっ、ありがとうございます」
226:
P「今日はありがとな」
雪歩「いえ、お礼を言うのは私の方です。お昼ごちそうになっちゃって家にまで押し掛けて…」
P「ま、最近頑張ってたご褒美ってことで。それに俺も久々に休日を満喫できたし」
雪歩「ならよかったです」
P「あ、そうだ。家に来たことは内緒にしてくれよ?怒られたりいじられたりするのはごめんだ」
雪歩「一つだけ条件が…」
P「条件?」
雪歩「また、お家に行ってもいいですか?」
P「んー…まあ雪歩ならいいか」
229:
雪歩「じゃあこれも、約束です」スッ
P「お、この約束は指切りするのか」スッ
雪歩「はい」キュッ
二人「「ゆーびきーりげんまん うそついたら はりせんぼん のーます」」
二人「「ゆーびきった」」
P「…指切りもしたし、この約束は絶対に守らないとな」
雪歩「よろしくお願いしますね」ニコッ
雪歩「…それじゃあ、おやすみなさい」
P「おやすみ、雪歩。また明日」
雪歩「はい、また明日です」
終わり
232:

かわいいゆきぽでした
23

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